JPH0899552A - 四輪駆動車 - Google Patents
四輪駆動車Info
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- JPH0899552A JPH0899552A JP23766194A JP23766194A JPH0899552A JP H0899552 A JPH0899552 A JP H0899552A JP 23766194 A JP23766194 A JP 23766194A JP 23766194 A JP23766194 A JP 23766194A JP H0899552 A JPH0899552 A JP H0899552A
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- Japan
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- pressure
- driven
- drive
- axle
- wheel drive
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】車両発進時に良好な初期食いつき感とトルクコ
ントロール性とを得ることができる四輪駆動車を提供す
る。 【構成】エンジン1の駆動力を変速機2及び差動装置3
を介して前輪5及びピストンポンプ6の回転軸6aに伝
達する。ポンプ6の吐出口6c及び吸込口6bは、高圧
配管8H及び低圧配管8Lを介して斜板型可変容量ポン
プモータ10に内蔵された前後進切換用切換弁9のポー
トP及びTに接続され油圧伝動装置が構成され、ピスト
ンポンプ6の吐出側及び吸入側間に差圧発生用オリフィ
スORとリリーフ弁13Aとを直列に介挿すると共に、
これら直列回路と並列にリリーフ弁13Aのクラッキン
グ圧より高いクラッキング圧のリリーフ弁13Bを介挿
し、後輪側への伝達トルクを前後輪回転数差が小さい時
にその増加に応じて急峻に増加させ、回転数差が大きく
なるとその増加に応じて緩やかに増加させる。
ントロール性とを得ることができる四輪駆動車を提供す
る。 【構成】エンジン1の駆動力を変速機2及び差動装置3
を介して前輪5及びピストンポンプ6の回転軸6aに伝
達する。ポンプ6の吐出口6c及び吸込口6bは、高圧
配管8H及び低圧配管8Lを介して斜板型可変容量ポン
プモータ10に内蔵された前後進切換用切換弁9のポー
トP及びTに接続され油圧伝動装置が構成され、ピスト
ンポンプ6の吐出側及び吸入側間に差圧発生用オリフィ
スORとリリーフ弁13Aとを直列に介挿すると共に、
これら直列回路と並列にリリーフ弁13Aのクラッキン
グ圧より高いクラッキング圧のリリーフ弁13Bを介挿
し、後輪側への伝達トルクを前後輪回転数差が小さい時
にその増加に応じて急峻に増加させ、回転数差が大きく
なるとその増加に応じて緩やかに増加させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主原動機の回転駆動力
を前輪及び後輪に伝達するようにした四輪駆動車に係
り、特に駆動力の伝達を流体圧伝動機構で行うようにし
た四輪駆動車に関する。
を前輪及び後輪に伝達するようにした四輪駆動車に係
り、特に駆動力の伝達を流体圧伝動機構で行うようにし
た四輪駆動車に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の四輪駆動車にあっては、パート
タイム式のように手動で二輪駆動と四輪駆動との機械的
な連結を切換える四輪駆動車の場合、その切換え操作が
面倒である他、タイトコーナーブレーキング現象などの
不具合を生じ乗用車には不向きである。これに対してフ
ルタイム式四輪駆動車はタイトコーナーブレーキング現
象は解消できるが、センタデフに差動制限装置が必要と
なり装置が複雑になる。また、パートタイム式及びフル
タイム式にかかわらず現在の乗用車に用いられている駆
動方式ではプロペラシャフトを有することから、これが
前輪駆動車に対する重量の増加、車室内スペースへの悪
影響、燃費の悪化、騒音や振動の悪化をもたらし、後輪
駆動車の場合でも重量増、燃費の悪化を免れない。
タイム式のように手動で二輪駆動と四輪駆動との機械的
な連結を切換える四輪駆動車の場合、その切換え操作が
面倒である他、タイトコーナーブレーキング現象などの
不具合を生じ乗用車には不向きである。これに対してフ
ルタイム式四輪駆動車はタイトコーナーブレーキング現
象は解消できるが、センタデフに差動制限装置が必要と
なり装置が複雑になる。また、パートタイム式及びフル
タイム式にかかわらず現在の乗用車に用いられている駆
動方式ではプロペラシャフトを有することから、これが
前輪駆動車に対する重量の増加、車室内スペースへの悪
影響、燃費の悪化、騒音や振動の悪化をもたらし、後輪
駆動車の場合でも重量増、燃費の悪化を免れない。
【0003】そこで、従来、構成部材の重量軽減を図る
目的で、例えば特開昭63−176734号公報に記載
されているように、エンジンで駆動される駆動輪に連動
する油圧ポンプと、この油圧ポンプに油圧管路を介して
連通された従動軸に連動する油圧モータと、油圧ポンプ
の吐出圧が設定圧以上となったときに油圧管路の圧油を
低圧油圧源にリリーフするリリーフ弁と、これと並列に
介挿された油圧管路圧が設定圧以下に低下したときに油
圧源から圧油を供給する逆止弁とを備えることにより、
プロペラシャフトを省略して、軽量化と車室スペースの
増加との双方を図るようにした四輪駆動車が提案されて
いる。
目的で、例えば特開昭63−176734号公報に記載
されているように、エンジンで駆動される駆動輪に連動
する油圧ポンプと、この油圧ポンプに油圧管路を介して
連通された従動軸に連動する油圧モータと、油圧ポンプ
の吐出圧が設定圧以上となったときに油圧管路の圧油を
低圧油圧源にリリーフするリリーフ弁と、これと並列に
介挿された油圧管路圧が設定圧以下に低下したときに油
圧源から圧油を供給する逆止弁とを備えることにより、
プロペラシャフトを省略して、軽量化と車室スペースの
増加との双方を図るようにした四輪駆動車が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の四輪駆動車にあっては、プロペラシャフトを省略す
ることにより、軽量化と車室スペースの確保との双方を
図ることができるが、より一層軽量化及び燃費の向上を
図るためには、駆動軸側から従動軸側へ伝達する伝達ト
ルクを制限して、従動側での軽量化を推進する必要があ
り、この伝達トルクを制限するには、リリーフ弁のリリ
ーフ圧を低下させることが考えられる。このように、リ
リーフ弁のリリーフ圧を低下させると、前後輪の回転数
差によって油圧管路圧がリリーフ圧に達するまでは、従
動輪側への伝達トルクが比較的急峻に立ち上がるが、リ
リーフ圧に達した後はさらに大きな前後輪の回転数差を
生じても従動輪側への伝達トルクは増大せず、図15に
示すように、車両の発進において、駆動輪側の空転が小
さいときの初期食いつき感を得ようとすると、運転者の
トルクコントロール性が悪化し、これを解消するため
に、システム内のリーク流量を増やすことによって従動
輪側への伝達トルクの立ち上がりカーブを緩やかにする
と逆に初期食いつき感が不足し、何れの場合も運転者に
違和感やコントロール性不足を感じさせることになると
いう未解決の課題がある。
来の四輪駆動車にあっては、プロペラシャフトを省略す
ることにより、軽量化と車室スペースの確保との双方を
図ることができるが、より一層軽量化及び燃費の向上を
図るためには、駆動軸側から従動軸側へ伝達する伝達ト
ルクを制限して、従動側での軽量化を推進する必要があ
り、この伝達トルクを制限するには、リリーフ弁のリリ
ーフ圧を低下させることが考えられる。このように、リ
リーフ弁のリリーフ圧を低下させると、前後輪の回転数
差によって油圧管路圧がリリーフ圧に達するまでは、従
動輪側への伝達トルクが比較的急峻に立ち上がるが、リ
リーフ圧に達した後はさらに大きな前後輪の回転数差を
生じても従動輪側への伝達トルクは増大せず、図15に
示すように、車両の発進において、駆動輪側の空転が小
さいときの初期食いつき感を得ようとすると、運転者の
トルクコントロール性が悪化し、これを解消するため
に、システム内のリーク流量を増やすことによって従動
輪側への伝達トルクの立ち上がりカーブを緩やかにする
と逆に初期食いつき感が不足し、何れの場合も運転者に
違和感やコントロール性不足を感じさせることになると
いう未解決の課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、所定の圧力規制値
に達した後も前後回転数差の増加に応じて圧力規制値を
上昇させて、運転者に違和感やコントロール性不足を感
じさせることがない四輪駆動車を提供することを目的と
している。
課題に着目してなされたものであり、所定の圧力規制値
に達した後も前後回転数差の増加に応じて圧力規制値を
上昇させて、運転者に違和感やコントロール性不足を感
じさせることがない四輪駆動車を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る四輪駆動車は、主原動機により駆動
される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して駆動される駆
動側流体圧駆動手段と、従動車軸に連動して駆動される
従動側流体圧駆動手段と、前記駆動側流体圧駆動手段及
び従動側流体圧駆動手段における互いの吐出口と吸込口
とを連通する一対の流路とを備えた四輪駆動車におい
て、前記一対の流路間を連通する第1のバイパス流路に
介挿された第1の圧力規制手段と、該第1の圧力規制手
段と直列に配設された通過流量に応じた差圧を発生する
抵抗部材と、前記第1のバイパス流路と並列に配設され
た第2のバイパス流路に介挿された前記第1の圧力規制
手段より高い圧力規制値を有する第2の圧力規制手段と
を備えたことを特徴としている。
に、請求項1に係る四輪駆動車は、主原動機により駆動
される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して駆動される駆
動側流体圧駆動手段と、従動車軸に連動して駆動される
従動側流体圧駆動手段と、前記駆動側流体圧駆動手段及
び従動側流体圧駆動手段における互いの吐出口と吸込口
とを連通する一対の流路とを備えた四輪駆動車におい
て、前記一対の流路間を連通する第1のバイパス流路に
介挿された第1の圧力規制手段と、該第1の圧力規制手
段と直列に配設された通過流量に応じた差圧を発生する
抵抗部材と、前記第1のバイパス流路と並列に配設され
た第2のバイパス流路に介挿された前記第1の圧力規制
手段より高い圧力規制値を有する第2の圧力規制手段と
を備えたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に係る四輪駆動車は、請求
項1における前記抵抗部材がラインフィルタで構成され
ていることを特徴としている。さらに、請求項3に係る
四輪駆動車は、請求項1におけるる前記第1の圧力規制
手段及び第2の圧力規制手段が、リリーフ弁で構成され
ていることを特徴としている。
項1における前記抵抗部材がラインフィルタで構成され
ていることを特徴としている。さらに、請求項3に係る
四輪駆動車は、請求項1におけるる前記第1の圧力規制
手段及び第2の圧力規制手段が、リリーフ弁で構成され
ていることを特徴としている。
【0008】さらにまた、請求項4に係る四輪駆動車
は、図1の基本構成図に示すように、主原動機により駆
動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して駆動される
駆動側流体圧駆動手段と、従動車軸に連動して駆動され
る従動側流体圧駆動手段と、前記駆動側流体圧駆動手段
及び従動側流体圧駆動手段における互いの吐出口と吸込
口とを連通する一対の流路とを備えた四輪駆動車におい
て、前記一対の流路間を連通するバイパス流路に介挿さ
れた可変圧力規制手段と、該可変圧力規制手段の上流側
の圧力を検出する圧力検出手段と、前記駆動車軸及び従
動車軸の回転数を検出する回転数検出手段と、前記圧力
検出手段の圧力検出値が設定値以上となったときに前記
回転数検出手段の回転数検出値に基づいて前記可変圧力
規制手段の圧力規制値を変更する規制値変更手段とを備
えたことを特徴としている。
は、図1の基本構成図に示すように、主原動機により駆
動される駆動車軸と、該駆動車軸に連動して駆動される
駆動側流体圧駆動手段と、従動車軸に連動して駆動され
る従動側流体圧駆動手段と、前記駆動側流体圧駆動手段
及び従動側流体圧駆動手段における互いの吐出口と吸込
口とを連通する一対の流路とを備えた四輪駆動車におい
て、前記一対の流路間を連通するバイパス流路に介挿さ
れた可変圧力規制手段と、該可変圧力規制手段の上流側
の圧力を検出する圧力検出手段と、前記駆動車軸及び従
動車軸の回転数を検出する回転数検出手段と、前記圧力
検出手段の圧力検出値が設定値以上となったときに前記
回転数検出手段の回転数検出値に基づいて前記可変圧力
規制手段の圧力規制値を変更する規制値変更手段とを備
えたことを特徴としている。
【0009】なおさらに、請求項5に係る四輪駆動車
は、請求項4における前記規制値変更手段が、可変圧力
規制手段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数
差の増加に比例して上昇させるように変更することを特
徴としている。また、請求項6に係る四輪駆動車は、請
求項4における前記規制値変更手段が、可変圧力規制手
段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増
加量とこれに対応する圧力規制値の上昇量との比が回転
数差の増加量の増加と共に徐々に減少するように変更す
ることを特徴としている。
は、請求項4における前記規制値変更手段が、可変圧力
規制手段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数
差の増加に比例して上昇させるように変更することを特
徴としている。また、請求項6に係る四輪駆動車は、請
求項4における前記規制値変更手段が、可変圧力規制手
段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増
加量とこれに対応する圧力規制値の上昇量との比が回転
数差の増加量の増加と共に徐々に減少するように変更す
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に係る四輪駆動車においては、主原動
機により駆動される駆動車軸の回転によって駆動側流体
圧駆動手段から回転速度に応じた流量の作動流体が吐出
され、これが一方の流路を通じて従動車軸の回転によっ
て駆動される従動側流体圧駆動手段の吸込側に供給さ
れ、この従動側流体圧駆動手段から吐出される作動流体
が他方の流路を通じて駆動側流体圧駆動手段に戻され
る。このとき、駆動車軸及び従動車軸の回転数差が小さ
いときには、伝達トルクは殆どなく二輪駆動状態を維持
するが、回転数差が大きくなるに従って、伝達トルクが
大きくなって四輪駆動状態に移行する。このとき、回転
数差の増加によって高圧側となる流路内の圧力が第1の
圧力規制手段の圧力規制値に達すると、この第1の圧力
規制手段が開放状態となって、その圧力が低圧側の流路
に逃がされる。この状態となると抵抗部材に通過流量に
応じた差圧が発生し、この差圧分だけ高圧側流路内の圧
力が増加することになり、この分従動軸側への伝達トル
クが増加し、高圧側の連通流路内の圧力が第2の圧力規
制手段の圧力規制値に達すると、この第2の圧力規制手
段が開放状態となって、高圧側の連通流路の圧力上昇が
停止され、従動軸側への伝達トルクの増加が停止され
る。
機により駆動される駆動車軸の回転によって駆動側流体
圧駆動手段から回転速度に応じた流量の作動流体が吐出
され、これが一方の流路を通じて従動車軸の回転によっ
て駆動される従動側流体圧駆動手段の吸込側に供給さ
れ、この従動側流体圧駆動手段から吐出される作動流体
が他方の流路を通じて駆動側流体圧駆動手段に戻され
る。このとき、駆動車軸及び従動車軸の回転数差が小さ
いときには、伝達トルクは殆どなく二輪駆動状態を維持
するが、回転数差が大きくなるに従って、伝達トルクが
大きくなって四輪駆動状態に移行する。このとき、回転
数差の増加によって高圧側となる流路内の圧力が第1の
圧力規制手段の圧力規制値に達すると、この第1の圧力
規制手段が開放状態となって、その圧力が低圧側の流路
に逃がされる。この状態となると抵抗部材に通過流量に
応じた差圧が発生し、この差圧分だけ高圧側流路内の圧
力が増加することになり、この分従動軸側への伝達トル
クが増加し、高圧側の連通流路内の圧力が第2の圧力規
制手段の圧力規制値に達すると、この第2の圧力規制手
段が開放状態となって、高圧側の連通流路の圧力上昇が
停止され、従動軸側への伝達トルクの増加が停止され
る。
【0011】請求項2に係る四輪駆動車においては、上
記請求項1の作用に加えて、抵抗部材をラインフィルタ
で構成することにより、システム内にフィルタを設ける
必要がないと共に、別途オリフィスを増設する場合に比
較してコストの低下を図れる。請求項3に係る四輪駆動
車においては、上記請求項1の作用に加えて、第1及び
第2の圧力規制手段がリリーフ弁で構成されていること
により、その設定圧を任意に設定することができ、違和
感の発生やコントロール性不足を容易に調整することが
できる。
記請求項1の作用に加えて、抵抗部材をラインフィルタ
で構成することにより、システム内にフィルタを設ける
必要がないと共に、別途オリフィスを増設する場合に比
較してコストの低下を図れる。請求項3に係る四輪駆動
車においては、上記請求項1の作用に加えて、第1及び
第2の圧力規制手段がリリーフ弁で構成されていること
により、その設定圧を任意に設定することができ、違和
感の発生やコントロール性不足を容易に調整することが
できる。
【0012】請求項4に係る四輪駆動車においては、駆
動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧駆動手段を連通す
る一対の流路間を連通するバイパス流路に可変圧力規制
手段が介挿されており、この可変圧力規制手段の圧力規
制値を規制値変更手段でその上流側の圧力が設定圧以上
となったときに、回転数検出手段の回転数検出値に基づ
いて前記可変圧力規制手段の圧力規制値を変更して、従
動側への伝達トルクを増加させる。
動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧駆動手段を連通す
る一対の流路間を連通するバイパス流路に可変圧力規制
手段が介挿されており、この可変圧力規制手段の圧力規
制値を規制値変更手段でその上流側の圧力が設定圧以上
となったときに、回転数検出手段の回転数検出値に基づ
いて前記可変圧力規制手段の圧力規制値を変更して、従
動側への伝達トルクを増加させる。
【0013】請求項5に係る四輪駆動車においては、規
制値変更手段が駆動軸及び従動軸の回転数差の増加に比
例して圧力規制値を増加させることにより、従動側への
伝達トルクを増加させる。請求項6に係る四輪駆動車に
おいては、規制値変更手段が可変圧力規制手段の圧力規
制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増加量とこれ
に対応する圧力規制値の上昇量との比が回転数差の増加
量の増加と共に徐々に減少するように変更されることに
より、従動側への伝達トルクの変化を滑らかに行う。
制値変更手段が駆動軸及び従動軸の回転数差の増加に比
例して圧力規制値を増加させることにより、従動側への
伝達トルクを増加させる。請求項6に係る四輪駆動車に
おいては、規制値変更手段が可変圧力規制手段の圧力規
制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増加量とこれ
に対応する圧力規制値の上昇量との比が回転数差の増加
量の増加と共に徐々に減少するように変更されることに
より、従動側への伝達トルクの変化を滑らかに行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明を前輪駆動車をベースとした四輪駆
動車に適用した場合の第1実施例を示す概略構成図であ
って、図中、1は主原動機としてのエンジンであって、
このエンジン1の回転駆動力が変速機2を介して前輪側
差動装置3に入力され、この差動装置3の出力側に駆動
車軸としての前車軸4を介して前輪5が連結されてい
る。
する。図2は本発明を前輪駆動車をベースとした四輪駆
動車に適用した場合の第1実施例を示す概略構成図であ
って、図中、1は主原動機としてのエンジンであって、
このエンジン1の回転駆動力が変速機2を介して前輪側
差動装置3に入力され、この差動装置3の出力側に駆動
車軸としての前車軸4を介して前輪5が連結されてい
る。
【0015】前輪側差動装置3は、デファレンシャギヤ
ケース3aに形成されたリングギヤ3bが変速機2の出
力側に連結されたギヤ2aに噛合されて回転駆動され、
このディファレンシャルギヤケース3a内に形成された
一対のピニオンシャフト3cにピニオン3dが取付けら
れ、これらピニオン3dに一対のサイドギヤ3eが噛合
し、これらサイドギヤ3eに前車軸4が連結されてい
る。
ケース3aに形成されたリングギヤ3bが変速機2の出
力側に連結されたギヤ2aに噛合されて回転駆動され、
このディファレンシャルギヤケース3a内に形成された
一対のピニオンシャフト3cにピニオン3dが取付けら
れ、これらピニオン3dに一対のサイドギヤ3eが噛合
し、これらサイドギヤ3eに前車軸4が連結されてい
る。
【0016】また、ディファレンシャルギヤケース3a
にリングギヤ3bと並列に形成されたリングギヤ3fが
これに噛合するギヤ3gを介して流体圧ポンプとしての
吸入絞り型ピストンポンプ6の回転軸6aに連結されて
いる。この吸入絞り型ピストンポンプ6は、その吸込口
6bがリザーバタンク7内に配設されたストレーナ7a
に連結されていると共に、低圧流路としての低圧配管8
Lを通じて2位置4ポートの電磁方向切換弁9のタンク
ポートTに接続され、吐出口6cが高圧流路としての高
圧配管8Hを通じて前後進切換用の電磁方向切換弁9の
ポンプポートPに接続されている。
にリングギヤ3bと並列に形成されたリングギヤ3fが
これに噛合するギヤ3gを介して流体圧ポンプとしての
吸入絞り型ピストンポンプ6の回転軸6aに連結されて
いる。この吸入絞り型ピストンポンプ6は、その吸込口
6bがリザーバタンク7内に配設されたストレーナ7a
に連結されていると共に、低圧流路としての低圧配管8
Lを通じて2位置4ポートの電磁方向切換弁9のタンク
ポートTに接続され、吐出口6cが高圧流路としての高
圧配管8Hを通じて前後進切換用の電磁方向切換弁9の
ポンプポートPに接続されている。
【0017】ここで、吸入絞り型ピストンポンプ6は、
回転軸6aの回転方向によって吸入口と吐出口とが入れ
替わることがなく、その吐出流量は、図3で特性曲線L
1 で示すように、前車軸4の回転数が“0”から後述す
る最大伝達トルクが減少し始める後車軸18の回転数N
R1より高い所定値NF1に達するまでの間では、回転数の
増加に比例して比較的大きな増加率で増加し、所定値N
F1以上では回転数の増加に比例して比較的小さな増加率
で増加し、高速走行状態となって四輪駆動状態を必要と
しない前車軸4の回転数NF2で最大吐出流量Q1MAXで飽
和するように設定されている。
回転軸6aの回転方向によって吸入口と吐出口とが入れ
替わることがなく、その吐出流量は、図3で特性曲線L
1 で示すように、前車軸4の回転数が“0”から後述す
る最大伝達トルクが減少し始める後車軸18の回転数N
R1より高い所定値NF1に達するまでの間では、回転数の
増加に比例して比較的大きな増加率で増加し、所定値N
F1以上では回転数の増加に比例して比較的小さな増加率
で増加し、高速走行状態となって四輪駆動状態を必要と
しない前車軸4の回転数NF2で最大吐出流量Q1MAXで飽
和するように設定されている。
【0018】前後進切換用の電磁方向切換弁9は、ソレ
ノイド9aが非通電状態であるノーマル位置でポンプポ
ートPを出力ポートAに、タンクポートTを出力ポート
Bに夫々連通し、ソレノイド9aが通電状態であるオフ
セット位置でポンプポートPを出力ポートBに、タンク
ポートTを出力ポートAに夫々連通し、出力ポートA及
びBが流体圧ポンプモータとしての斜板型可変容量ポン
プモータ10の吸入・吐出口10a及び10bに接続さ
れており、ノーマル位置で高圧配管8Hの高圧油を可変
容量ポンプモータ10の吸入・吐出口10aに、低圧配
管8Lを吸入・吐出口10bに連通させて回転軸10c
を前進走行時の回転方向例えば左側面からみて時計方向
に回転駆動し、逆にオフセット位置で高圧配管8Hの高
圧油を可変容量ポンプモータ10の吸入・吐出口10b
に、低圧配管8Lを吸入・吐出口10aに連通させて回
転軸10cを前進走行時の回転方向例えば左側面からみ
て反時計方向に回転駆動する。
ノイド9aが非通電状態であるノーマル位置でポンプポ
ートPを出力ポートAに、タンクポートTを出力ポート
Bに夫々連通し、ソレノイド9aが通電状態であるオフ
セット位置でポンプポートPを出力ポートBに、タンク
ポートTを出力ポートAに夫々連通し、出力ポートA及
びBが流体圧ポンプモータとしての斜板型可変容量ポン
プモータ10の吸入・吐出口10a及び10bに接続さ
れており、ノーマル位置で高圧配管8Hの高圧油を可変
容量ポンプモータ10の吸入・吐出口10aに、低圧配
管8Lを吸入・吐出口10bに連通させて回転軸10c
を前進走行時の回転方向例えば左側面からみて時計方向
に回転駆動し、逆にオフセット位置で高圧配管8Hの高
圧油を可変容量ポンプモータ10の吸入・吐出口10b
に、低圧配管8Lを吸入・吐出口10aに連通させて回
転軸10cを前進走行時の回転方向例えば左側面からみ
て反時計方向に回転駆動する。
【0019】なお、電磁方向切換弁9は、斜板型可変容
量ポンプモータ10に内蔵され、出力ポートA及びBが
配管を介することなくポンプモータ10の吸入・吐出口
10a及び10bに連結されている。また、電磁方向切
換弁9のソレノイド9aへの通電、ソレノイド9aが図
示しないがシフトレバーで後進を選択したときに、オン
状態となるシフト位置検出スイッチ9bを介して直流電
源9cに接続されることにより、前進走行時には非通電
状態に、後進走行時には通電状態に夫々制御される。
量ポンプモータ10に内蔵され、出力ポートA及びBが
配管を介することなくポンプモータ10の吸入・吐出口
10a及び10bに連結されている。また、電磁方向切
換弁9のソレノイド9aへの通電、ソレノイド9aが図
示しないがシフトレバーで後進を選択したときに、オン
状態となるシフト位置検出スイッチ9bを介して直流電
源9cに接続されることにより、前進走行時には非通電
状態に、後進走行時には通電状態に夫々制御される。
【0020】この可変容量ポンプモータ10の流量は、
電磁方向切換弁9のタンクポートT近傍の低圧配管8L
に介挿された差圧検出用オリフィス11の両端に発生す
る差圧で油圧シリンダ12aを含んで構成される可変制
御機構としての斜板可変機構12を制御することによ
り、図3で特性曲線L2 で示すように、後車軸回転数が
最大伝達トルクが減少し始める第1の回転数NR1に達す
るまでの間では回転数の増加に比例して駆動側のピスト
ンポンプ6の増加率より高い増加率で増加して回転数N
R1に達したときに、ピストンポンプ6の最大吐出流量Q
1MAXより低い吐出流量Q21となり、その後回転数の増加
に伴って前述したピストンポンプ6の回転数NF1〜NF2
間の増加率と略等しい比較的低い増加率で増加するよう
に設定されている。
電磁方向切換弁9のタンクポートT近傍の低圧配管8L
に介挿された差圧検出用オリフィス11の両端に発生す
る差圧で油圧シリンダ12aを含んで構成される可変制
御機構としての斜板可変機構12を制御することによ
り、図3で特性曲線L2 で示すように、後車軸回転数が
最大伝達トルクが減少し始める第1の回転数NR1に達す
るまでの間では回転数の増加に比例して駆動側のピスト
ンポンプ6の増加率より高い増加率で増加して回転数N
R1に達したときに、ピストンポンプ6の最大吐出流量Q
1MAXより低い吐出流量Q21となり、その後回転数の増加
に伴って前述したピストンポンプ6の回転数NF1〜NF2
間の増加率と略等しい比較的低い増加率で増加するよう
に設定されている。
【0021】ここで、可変容量ポンプモータ10の吐出
流量とピストンポンプ6の吐出流量とは、図3に示すよ
うに、同一車軸回転数に対して可変容量ポンプモータ1
0の吐出流量がピストンポンプ6の吐出流量より多くな
るように固有吐出流量、回転軸に連結されたギヤのギヤ
比が設定され、回転数が“0”から所定値NF2に達する
までの可変容量ポンプモータ10及びピストンポンプ6
の吐出流量差が数%程度に設定することが伝達トルクを
良好に発生させる意味で好ましく、両者の流量差が大き
すぎるとそれだけ伝達トルクを発生しずらくなる。
流量とピストンポンプ6の吐出流量とは、図3に示すよ
うに、同一車軸回転数に対して可変容量ポンプモータ1
0の吐出流量がピストンポンプ6の吐出流量より多くな
るように固有吐出流量、回転軸に連結されたギヤのギヤ
比が設定され、回転数が“0”から所定値NF2に達する
までの可変容量ポンプモータ10及びピストンポンプ6
の吐出流量差が数%程度に設定することが伝達トルクを
良好に発生させる意味で好ましく、両者の流量差が大き
すぎるとそれだけ伝達トルクを発生しずらくなる。
【0022】また、吸入絞り型ピストンポンプ6の吸込
口6b及び吐出口6c間にトルク制限手段としてのピス
トンポンプ6の吐出圧の第1の規制値PH1を定めるクラ
ッキング圧に設定された第1の圧力規制手段としてのリ
リーフ弁13Aとその上流側即ち高圧配管8H側に介挿
された抵抗部材としての差圧発生用オリフィスORとの
直列回路が介挿され、この直列回路と並列に前記第1の
規制値PH1より高い第2の規制値PH2を定めるクラッキ
ング圧に設定された第2の圧力規制手段としてのリリー
フ弁13Bが接続されていると共に、油圧ポンプ6及び
電磁方向切換弁9間における高圧配管8H及び低圧配管
8L間を連通する連通配管14Aに低圧配管8L側から
高圧配管8H側への流体流れを許容する逆止弁15が介
挿されていると共に、連通配管14Aと並列に配設され
た連通配管14Bに逆止弁15と並列関係に固定オリフ
ィス16が接続されている。
口6b及び吐出口6c間にトルク制限手段としてのピス
トンポンプ6の吐出圧の第1の規制値PH1を定めるクラ
ッキング圧に設定された第1の圧力規制手段としてのリ
リーフ弁13Aとその上流側即ち高圧配管8H側に介挿
された抵抗部材としての差圧発生用オリフィスORとの
直列回路が介挿され、この直列回路と並列に前記第1の
規制値PH1より高い第2の規制値PH2を定めるクラッキ
ング圧に設定された第2の圧力規制手段としてのリリー
フ弁13Bが接続されていると共に、油圧ポンプ6及び
電磁方向切換弁9間における高圧配管8H及び低圧配管
8L間を連通する連通配管14Aに低圧配管8L側から
高圧配管8H側への流体流れを許容する逆止弁15が介
挿されていると共に、連通配管14Aと並列に配設され
た連通配管14Bに逆止弁15と並列関係に固定オリフ
ィス16が接続されている。
【0023】一方、斜板型可変容量ポンプモータ10の
回転軸10cにギヤ10dが取付けられ、このギヤ10
dに後輪側差動装置17のディファレンシャルギヤケー
ス17aに形成されたリングギヤ17bが噛合されてい
る。この後輪側差動装置17は、前述した前輪側差動装
置3と略同様の構成を有し、ディファレンシャルギヤケ
ース17a内に形成された一対のピニオンシャフト17
cにピニオン17dが取付けられ、これらピニオン17
dに一対のサイドギヤ17eが噛合し、これらサイドギ
ヤ17eに後車軸18が連結され、この後車軸18に後
輪19が連結されている。
回転軸10cにギヤ10dが取付けられ、このギヤ10
dに後輪側差動装置17のディファレンシャルギヤケー
ス17aに形成されたリングギヤ17bが噛合されてい
る。この後輪側差動装置17は、前述した前輪側差動装
置3と略同様の構成を有し、ディファレンシャルギヤケ
ース17a内に形成された一対のピニオンシャフト17
cにピニオン17dが取付けられ、これらピニオン17
dに一対のサイドギヤ17eが噛合し、これらサイドギ
ヤ17eに後車軸18が連結され、この後車軸18に後
輪19が連結されている。
【0024】次に、上記実施例の動作を説明する。今、
車両が乾燥路面等の高摩擦係数路で停車して、エンジン
1がアイドリング状態にある制動状態で、前進走行を開
始する場合には、シフトレバーを前進走行側に切換える
ことにより、発進可能状態とすることができるが、この
とき後進走行側のシフト位置検出スイッチ9bはオフ状
態を維持するため、前後進切換用電磁方向切換弁9のソ
レノイド9aは非通電状態を維持して、切換位置が図2
に示すノーマル位置を継続する。この状態で、ブレーキ
ペダルを解放してアクセルペダルを踏込むことにより、
エンジン1の回転力が変速機2を介して前輪側差動装置
3に伝達され、この前輪側作動装置3で前輪5を前進方
向に回転駆動することにより、前進を開始する。
車両が乾燥路面等の高摩擦係数路で停車して、エンジン
1がアイドリング状態にある制動状態で、前進走行を開
始する場合には、シフトレバーを前進走行側に切換える
ことにより、発進可能状態とすることができるが、この
とき後進走行側のシフト位置検出スイッチ9bはオフ状
態を維持するため、前後進切換用電磁方向切換弁9のソ
レノイド9aは非通電状態を維持して、切換位置が図2
に示すノーマル位置を継続する。この状態で、ブレーキ
ペダルを解放してアクセルペダルを踏込むことにより、
エンジン1の回転力が変速機2を介して前輪側差動装置
3に伝達され、この前輪側作動装置3で前輪5を前進方
向に回転駆動することにより、前進を開始する。
【0025】このとき、吸入絞り型ピストンポンプ6の
回転軸6aが左側面からみて時計方向に回転駆動される
ことにより、このピストンポンプ6から回転速度に応じ
た吐出流量の作動油が吐出され、これが高圧配管8Hを
介し、前後進切換用電磁方向切換弁9を介して斜板型可
変容量ポンプモータ10の吸入・吐出口10aに供給さ
れるが、車両の発進により後輪19も前輪5と同方向に
同一回転速度で回転駆動されるので、後輪側差動装置1
7を介して斜板型可変容量ポンプモータ10の回転軸1
0cが左側面からみて時計方向に回転し、これによって
吸入・吐出口10aから作動油が吸入され、吸入・吐出
口10bから作動油が吐出される。
回転軸6aが左側面からみて時計方向に回転駆動される
ことにより、このピストンポンプ6から回転速度に応じ
た吐出流量の作動油が吐出され、これが高圧配管8Hを
介し、前後進切換用電磁方向切換弁9を介して斜板型可
変容量ポンプモータ10の吸入・吐出口10aに供給さ
れるが、車両の発進により後輪19も前輪5と同方向に
同一回転速度で回転駆動されるので、後輪側差動装置1
7を介して斜板型可変容量ポンプモータ10の回転軸1
0cが左側面からみて時計方向に回転し、これによって
吸入・吐出口10aから作動油が吸入され、吸入・吐出
口10bから作動油が吐出される。
【0026】ここで、吸入絞り型ピストンポンプ6と斜
板型可変容量ポンプモータ10の吐出流量は、図3に示
すように、同一回転数では、可変容量ポンプモータ10
の吐出流量が常にピストンポンプ6に比較して多くなる
ように設定されているので、ピストンポンプ6から吐出
された高圧作動油は可変容量ポンプモータ10により吸
い込まれてしまうため、高圧配管8Hの圧力は上がらな
い。即ち、可変容量ポンプモータ10は油圧モータとし
て作用せず後輪19に駆動力が伝達されることはなく、
前輪駆動車と同様な状態で前進走行する。このとき、可
変容量ポンプモータ10の吸入流量は、ピストンポンプ
6の吐出流量を上回ることになるため、不足分は低圧配
管8L、連通配管14A、逆止弁15を介して補給され
る。
板型可変容量ポンプモータ10の吐出流量は、図3に示
すように、同一回転数では、可変容量ポンプモータ10
の吐出流量が常にピストンポンプ6に比較して多くなる
ように設定されているので、ピストンポンプ6から吐出
された高圧作動油は可変容量ポンプモータ10により吸
い込まれてしまうため、高圧配管8Hの圧力は上がらな
い。即ち、可変容量ポンプモータ10は油圧モータとし
て作用せず後輪19に駆動力が伝達されることはなく、
前輪駆動車と同様な状態で前進走行する。このとき、可
変容量ポンプモータ10の吸入流量は、ピストンポンプ
6の吐出流量を上回ることになるため、不足分は低圧配
管8L、連通配管14A、逆止弁15を介して補給され
る。
【0027】このピストンポンプ6及び可変容量ポンプ
モータ10の吐出流量差は、タイヤの摩耗による径変化
などにより生じる前後車軸4,18の回転数差を許容す
ることにもなり、異径タイヤで生じる回転数差程度では
駆動力は伝達されず、前輪駆動車状態が維持され、燃費
を悪化させることを抑制することができる。次に、凍結
路、降雪路等の低摩擦係数路で発進する場合には、前述
したように、先ず前輪5が回転駆動されるが、低摩擦係
数路であるため、前輪5がスリップして、前輪5及び後
輪19との間に前輪5が高回転数となる回転数差ND が
生じ、吸入絞り型ピストンポンプ6の吐出流量が斜板型
可変容量ポンプモータ10の吐出流量を上回ることにな
ると、可変容量ポンプモータ10の抵抗が負荷となり高
圧配管8Hの作動油圧が上昇することになるため、可変
容量ポンプモータ10が油圧モータとして作動すること
なって、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差
動装置17を介して後輪19に伝達される。
モータ10の吐出流量差は、タイヤの摩耗による径変化
などにより生じる前後車軸4,18の回転数差を許容す
ることにもなり、異径タイヤで生じる回転数差程度では
駆動力は伝達されず、前輪駆動車状態が維持され、燃費
を悪化させることを抑制することができる。次に、凍結
路、降雪路等の低摩擦係数路で発進する場合には、前述
したように、先ず前輪5が回転駆動されるが、低摩擦係
数路であるため、前輪5がスリップして、前輪5及び後
輪19との間に前輪5が高回転数となる回転数差ND が
生じ、吸入絞り型ピストンポンプ6の吐出流量が斜板型
可変容量ポンプモータ10の吐出流量を上回ることにな
ると、可変容量ポンプモータ10の抵抗が負荷となり高
圧配管8Hの作動油圧が上昇することになるため、可変
容量ポンプモータ10が油圧モータとして作動すること
なって、高圧配管8Hの圧力に応じた駆動力が後輪側差
動装置17を介して後輪19に伝達される。
【0028】すなわち、後輪19側に伝達されるトルク
は、図4に示すように、前後輪にある回転数差ND が生
じて初めて発生し、回転数差ND の増大と共に高圧側配
管8H内の圧力がリリーフ弁13Aの第1の規制値PH1
に達するまでの間急増して第1の規定トルクTMAX1に達
する。この規定トルクTMAX1に達すると、高圧側配管8
H内の圧力がリリーフ弁13Aの第1の規制値PH1に達
することになり、このリリーフ弁13Aが開くことによ
り、高圧側配管8Hの作動油が差圧発生用オリフィスO
R及びリリーフ弁13Aを通じて低圧側配管8Lに逃げ
ることになる。このように、高圧側配管8Hの作動油が
差圧発生用オリフィスORを通過する状態となると、こ
のオリフィスORで差圧が発生し、この差圧分だけ高圧
側配管8H内の圧力が上昇することになり、伝達トルク
は図4に示すように、第1の規制トルクTMAX1を越えて
緩やかに上昇するようになり、高圧側配管8H内の圧力
がリリーフ弁13Bの第2の規制値PH2に達すると、こ
のリリーフ弁13Aが開くことにより、高圧側配管8H
の作動油かリリーフ弁13Bを通じて低圧側配管8Lに
逃げることになり、後輪側への伝達トルクは第1の規定
トルクTMAX1より高い第2の規定トルクTMAX2で規制さ
れ、以後回転数差ND の増加にかかわらず第2の規定ト
ルクTMAX2で規制される。
は、図4に示すように、前後輪にある回転数差ND が生
じて初めて発生し、回転数差ND の増大と共に高圧側配
管8H内の圧力がリリーフ弁13Aの第1の規制値PH1
に達するまでの間急増して第1の規定トルクTMAX1に達
する。この規定トルクTMAX1に達すると、高圧側配管8
H内の圧力がリリーフ弁13Aの第1の規制値PH1に達
することになり、このリリーフ弁13Aが開くことによ
り、高圧側配管8Hの作動油が差圧発生用オリフィスO
R及びリリーフ弁13Aを通じて低圧側配管8Lに逃げ
ることになる。このように、高圧側配管8Hの作動油が
差圧発生用オリフィスORを通過する状態となると、こ
のオリフィスORで差圧が発生し、この差圧分だけ高圧
側配管8H内の圧力が上昇することになり、伝達トルク
は図4に示すように、第1の規制トルクTMAX1を越えて
緩やかに上昇するようになり、高圧側配管8H内の圧力
がリリーフ弁13Bの第2の規制値PH2に達すると、こ
のリリーフ弁13Aが開くことにより、高圧側配管8H
の作動油かリリーフ弁13Bを通じて低圧側配管8Lに
逃げることになり、後輪側への伝達トルクは第1の規定
トルクTMAX1より高い第2の規定トルクTMAX2で規制さ
れ、以後回転数差ND の増加にかかわらず第2の規定ト
ルクTMAX2で規制される。
【0029】このトルク制限作用により、後輪側差動装
置17、ドライブシャフトなどの構成部材の強度を従来
の四輪駆動車に比べて下げることが可能となり、重量、
燃費、コストの低減を図ることができると共に、リリー
フ弁13Aが開状態となるときの規制トルクTMAX1に達
するまでの伝達トルクの増加率は急峻であるため、車両
発進時の初期食いつき感を良好に維持することができ、
しかもその後の回転数差ND の増加による伝達トルクの
増加率は緩やかとなるため、良好なトルクコントロール
性を発揮することができ、運転者に違和感やコントロー
ル性不足を感じさせることを解消することができる。
置17、ドライブシャフトなどの構成部材の強度を従来
の四輪駆動車に比べて下げることが可能となり、重量、
燃費、コストの低減を図ることができると共に、リリー
フ弁13Aが開状態となるときの規制トルクTMAX1に達
するまでの伝達トルクの増加率は急峻であるため、車両
発進時の初期食いつき感を良好に維持することができ、
しかもその後の回転数差ND の増加による伝達トルクの
増加率は緩やかとなるため、良好なトルクコントロール
性を発揮することができ、運転者に違和感やコントロー
ル性不足を感じさせることを解消することができる。
【0030】また、後輪19側に伝達されるトルクは、
図4に示すように、低速時ほど少ない回転数差で駆動力
を発生し易い特性を有し、これは図3に示すように、吸
入絞り型ピストンポンプ6と斜板型可変容量ポンプモー
タ10の吐出流量特性の固有域における流量が、車輪速
がVR1に達するまでの間で車輪速が高いほどその流量差
が大きくなることにより起因している。
図4に示すように、低速時ほど少ない回転数差で駆動力
を発生し易い特性を有し、これは図3に示すように、吸
入絞り型ピストンポンプ6と斜板型可変容量ポンプモー
タ10の吐出流量特性の固有域における流量が、車輪速
がVR1に達するまでの間で車輪速が高いほどその流量差
が大きくなることにより起因している。
【0031】一方、図3に示すように、斜板型可変容量
ポンプモータ10の容量は、後輪車輪速VR がVR1即ち
後輪回転数が第1の回転数NR1に達した後には徐々に減
少し、このため、最大伝達トルクも図3で特性曲線L3
で示すように、車輪速が増加するにしたがって減少する
ことになり、後輪車輪速VR が所定値VR2即ち後輪車軸
回転数NR が第2の回転数NR2に達すると、可変容量ポ
ンプモータ10の吐出流量がピストンポンプ6の最大流
量Q1MAXを越えることになって、伝達トルクを発生でき
なくなり、最大伝達トルクが零となる。
ポンプモータ10の容量は、後輪車輪速VR がVR1即ち
後輪回転数が第1の回転数NR1に達した後には徐々に減
少し、このため、最大伝達トルクも図3で特性曲線L3
で示すように、車輪速が増加するにしたがって減少する
ことになり、後輪車輪速VR が所定値VR2即ち後輪車軸
回転数NR が第2の回転数NR2に達すると、可変容量ポ
ンプモータ10の吐出流量がピストンポンプ6の最大流
量Q1MAXを越えることになって、伝達トルクを発生でき
なくなり、最大伝達トルクが零となる。
【0032】このように、ピストンポンプ6及び可変容
量ポンプモータ10の流量特性を図3の特性曲線L1 及
びL2 のように設定することにより、最大伝達トルクが
車輪速VR1即ち第1の回転数NR1を越えたときに徐々に
低下することになり、従来例のように最大伝達トルクが
急激に低下することを確実に防止することができ、四輪
駆動状態から急激に二輪駆動状態に変化することを抑制
して、運転者に違和感を生じさせることを確実に防止す
ることができる。
量ポンプモータ10の流量特性を図3の特性曲線L1 及
びL2 のように設定することにより、最大伝達トルクが
車輪速VR1即ち第1の回転数NR1を越えたときに徐々に
低下することになり、従来例のように最大伝達トルクが
急激に低下することを確実に防止することができ、四輪
駆動状態から急激に二輪駆動状態に変化することを抑制
して、運転者に違和感を生じさせることを確実に防止す
ることができる。
【0033】さらに、図4におけるトルクの立ち上がり
は、高圧配管8H及び低圧配管8Lを連通する連通配管
14Bに介挿された固定オリフィス16により高圧配管
8Hから低圧配管8Lへの漏れ量を管理し、圧力の立ち
上がりを変えることで特性を任意に設定可能である。そ
して、オリフィスが有する作動油の粘性変化に伴う温度
特性により高温時に比べて低温時は漏れ量が減り駆動力
が発生し易い特性になるため、四輪駆動車としての機能
を要求される機会の多い冬期に四輪駆動になり易くなる
という利点がある。
は、高圧配管8H及び低圧配管8Lを連通する連通配管
14Bに介挿された固定オリフィス16により高圧配管
8Hから低圧配管8Lへの漏れ量を管理し、圧力の立ち
上がりを変えることで特性を任意に設定可能である。そ
して、オリフィスが有する作動油の粘性変化に伴う温度
特性により高温時に比べて低温時は漏れ量が減り駆動力
が発生し易い特性になるため、四輪駆動車としての機能
を要求される機会の多い冬期に四輪駆動になり易くなる
という利点がある。
【0034】次に、車両を後進させる場合には、シフト
レバーを後進位置に切換えることにより、シフト位置検
出スイッチ9bがオン状態となるため、前後進切換用電
磁方向切換弁9のソレノイド9aが通電状態となり、切
換位置がノーマル位置からオフセット位置に切換えら
れ、これによって高圧配管8Hの作動油を斜板型可変容
量ポンプモータ10の吸入・吐出口10bに供給し、吸
入・吐出口10aから吐出される作動油を低圧配管8L
側に戻すことにより、可変容量ポンプモータ10の回転
軸10cを前進走行時とは逆転させて、後輪19を逆回
転させる。このため、後進時においても、駆動力の伝達
については前進時と全く同様であり、前輪5がスリップ
して前後車軸4,18にある回転数差が生じた時のみ高
圧配管8Hに圧力が発生し、駆動力が後輪19に伝達さ
れると共に、前後車軸4,18の回転数差が小さい場合
における斜板型可変容量ポンプモータ10の吸入量不足
分は低圧配管8L、連通配管14A及び逆止弁15を介
して補給される。
レバーを後進位置に切換えることにより、シフト位置検
出スイッチ9bがオン状態となるため、前後進切換用電
磁方向切換弁9のソレノイド9aが通電状態となり、切
換位置がノーマル位置からオフセット位置に切換えら
れ、これによって高圧配管8Hの作動油を斜板型可変容
量ポンプモータ10の吸入・吐出口10bに供給し、吸
入・吐出口10aから吐出される作動油を低圧配管8L
側に戻すことにより、可変容量ポンプモータ10の回転
軸10cを前進走行時とは逆転させて、後輪19を逆回
転させる。このため、後進時においても、駆動力の伝達
については前進時と全く同様であり、前輪5がスリップ
して前後車軸4,18にある回転数差が生じた時のみ高
圧配管8Hに圧力が発生し、駆動力が後輪19に伝達さ
れると共に、前後車軸4,18の回転数差が小さい場合
における斜板型可変容量ポンプモータ10の吸入量不足
分は低圧配管8L、連通配管14A及び逆止弁15を介
して補給される。
【0035】このとき、前輪側の吸入絞り型ピストンポ
ンプ6は、前述したように、回転方向が逆転してもポン
プの吸入口と吐出口とが入れ替わることはないと共に、
前後進切換用電磁方向切換弁9が可変容量ポンプモータ
10に内蔵されているため、高価な高耐圧配管は高圧配
管8Hに使用するだけで済むと共に、リリーフ弁13、
逆止弁15、オリフィス16なども一方向の流れのみに
対応できるように設ければよいので、他の方式のポンプ
を用いた場合に比べて油路構成を極めて簡略化すること
ができる。
ンプ6は、前述したように、回転方向が逆転してもポン
プの吸入口と吐出口とが入れ替わることはないと共に、
前後進切換用電磁方向切換弁9が可変容量ポンプモータ
10に内蔵されているため、高価な高耐圧配管は高圧配
管8Hに使用するだけで済むと共に、リリーフ弁13、
逆止弁15、オリフィス16なども一方向の流れのみに
対応できるように設ければよいので、他の方式のポンプ
を用いた場合に比べて油路構成を極めて簡略化すること
ができる。
【0036】また、前輪駆動車ベースのアンチスキッド
制御装置装着車においては、制動時に前輪の回転数は後
輪の回転数より小さくなるため、油圧伝達機構による駆
動力は発生されず、アンチスキッド制御装置との干渉を
小さくすることができる利点がある。なお、上記第1実
施例においては、オリフィスORをリリーフ弁13Aの
上流側即ち高圧側配管8H側に設けた場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、リリーフ弁1
3Aの下流側にオリフィスORを設けることもでき、こ
の場合には、オリフィスORの上流側ではオリフィス自
信によって生じた差圧分しか作用しないため、オリフィ
ス装着部の耐圧強度を格段に低減することが可能となる
利点がある。
制御装置装着車においては、制動時に前輪の回転数は後
輪の回転数より小さくなるため、油圧伝達機構による駆
動力は発生されず、アンチスキッド制御装置との干渉を
小さくすることができる利点がある。なお、上記第1実
施例においては、オリフィスORをリリーフ弁13Aの
上流側即ち高圧側配管8H側に設けた場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、リリーフ弁1
3Aの下流側にオリフィスORを設けることもでき、こ
の場合には、オリフィスORの上流側ではオリフィス自
信によって生じた差圧分しか作用しないため、オリフィ
ス装着部の耐圧強度を格段に低減することが可能となる
利点がある。
【0037】また、上記第1実施例においては、抵抗部
材としてオリフィスORを適用した場合について説明し
たが、図5に示すように、抵抗部材としてラインフィル
タLFを使用するようにすれば、他の油圧回路中にライ
ンフィルタを設ける必要がなくなると共に、新たなオリ
フィスを増設する場合のコスト増も防止することができ
る利点がある。
材としてオリフィスORを適用した場合について説明し
たが、図5に示すように、抵抗部材としてラインフィル
タLFを使用するようにすれば、他の油圧回路中にライ
ンフィルタを設ける必要がなくなると共に、新たなオリ
フィスを増設する場合のコスト増も防止することができ
る利点がある。
【0038】さらに、上記第1実施例においては、駆動
側流体圧駆動手段としての吸入絞り型ピストンポンプ6
の流量特性を図3の特性曲線L1 で示すように、2段折
れ線状に設定した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、図3で一点鎖線図示の特性線L21
に示すように、回転数が“0”から所定値NF2までの間
で回転数の増加に応じて増加する特性とすることもで
き、要は図3の斜線を施した範囲内で任意の流量特性を
設定することができる。この場合、ピストンポンプ6と
可変容量ポンプモータ10の吐出流量差が大きすぎると
伝達トルクを生じづらくすることになるため、現実的に
は特性線L21より特性曲線L2 側の範囲内で設定するこ
とが好ましい。
側流体圧駆動手段としての吸入絞り型ピストンポンプ6
の流量特性を図3の特性曲線L1 で示すように、2段折
れ線状に設定した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、図3で一点鎖線図示の特性線L21
に示すように、回転数が“0”から所定値NF2までの間
で回転数の増加に応じて増加する特性とすることもで
き、要は図3の斜線を施した範囲内で任意の流量特性を
設定することができる。この場合、ピストンポンプ6と
可変容量ポンプモータ10の吐出流量差が大きすぎると
伝達トルクを生じづらくすることになるため、現実的に
は特性線L21より特性曲線L2 側の範囲内で設定するこ
とが好ましい。
【0039】また、上記第1実施例においては、差圧検
出用オリフィス11の前後の差圧を斜板可変機構12に
供給する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、低圧配管8L側に差圧検出用オリフィス1
1を介挿した場合には、差圧検出用オリフィス11の出
側の圧力は大気圧となるので、可変容量ポンプ10内の
ドレーン圧と同一であるため、図6に示すように、差圧
検出用オリフィス11の高圧側即ち電磁方向切換弁9の
タンクポートT側の圧力のみを斜板可変機構12の油圧
シリンダ12aのヘッドカバー側油圧室12bに導入す
るようにしてもよい。
出用オリフィス11の前後の差圧を斜板可変機構12に
供給する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、低圧配管8L側に差圧検出用オリフィス1
1を介挿した場合には、差圧検出用オリフィス11の出
側の圧力は大気圧となるので、可変容量ポンプ10内の
ドレーン圧と同一であるため、図6に示すように、差圧
検出用オリフィス11の高圧側即ち電磁方向切換弁9の
タンクポートT側の圧力のみを斜板可変機構12の油圧
シリンダ12aのヘッドカバー側油圧室12bに導入す
るようにしてもよい。
【0040】さらに、後輪側差動装置17を設けた場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
図7に示すように、後輪差動装置17を省略し、これに
代えて左右後輪19L,19Rの左右車軸18L,18
Rに個別に斜板型可変容量ポンプモータ10L及び10
Rを設けるように構成してもよく、この場合には、旋回
時などで左右輪で異なる負荷となるときに、各可変容量
ポンプモータ10L,10Rで自然にその差に応じた吐
出流量差を生じることから差動装置と同等の差動機能を
発揮することができる。
について説明したが、これに限定されるものではなく、
図7に示すように、後輪差動装置17を省略し、これに
代えて左右後輪19L,19Rの左右車軸18L,18
Rに個別に斜板型可変容量ポンプモータ10L及び10
Rを設けるように構成してもよく、この場合には、旋回
時などで左右輪で異なる負荷となるときに、各可変容量
ポンプモータ10L,10Rで自然にその差に応じた吐
出流量差を生じることから差動装置と同等の差動機能を
発揮することができる。
【0041】さらにまた、流体圧ポンプとして回転軸6
aの回転方向にかかわらず吸入口6bと吐出口6cとが
変化しない吸入絞り型ピストンポンプ6を適用した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
図8に示すように、回転軸30aがギヤ3gに連結され
た油圧ポンプ30の吸込口30b及び吐出口30cに夫
々ポンプポートP及びタンクポートTを接続し、出力ポ
ートA及びBを高圧配管8H及び8Lに接続した前後進
切換用電磁方向切換弁9と同様の前後進切換用電磁方向
切換弁31を設けるようにすれば、前後進で吐出方向が
切り換わるギヤポンプやベーンポンプ等の他の油圧ポン
プを適用することができ、この場合の油圧ポンプは前述
した図2に示す固定容量式や、図8に示すように低圧配
管8Lに介挿された差圧発生用オリフィス32の前後差
圧が入力される油圧シリンダ33aを含む可変機構33
を備えた可変容量式の何れであってもよい。
aの回転方向にかかわらず吸入口6bと吐出口6cとが
変化しない吸入絞り型ピストンポンプ6を適用した場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
図8に示すように、回転軸30aがギヤ3gに連結され
た油圧ポンプ30の吸込口30b及び吐出口30cに夫
々ポンプポートP及びタンクポートTを接続し、出力ポ
ートA及びBを高圧配管8H及び8Lに接続した前後進
切換用電磁方向切換弁9と同様の前後進切換用電磁方向
切換弁31を設けるようにすれば、前後進で吐出方向が
切り換わるギヤポンプやベーンポンプ等の他の油圧ポン
プを適用することができ、この場合の油圧ポンプは前述
した図2に示す固定容量式や、図8に示すように低圧配
管8Lに介挿された差圧発生用オリフィス32の前後差
圧が入力される油圧シリンダ33aを含む可変機構33
を備えた可変容量式の何れであってもよい。
【0042】また、上記第1実施例においては、駆動側
流体圧駆動手段と従動側流体圧駆動手段とを高圧流路8
H及び低圧流路8Lで連通する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、2方向流れの可変
容量ポンプ6及び可変容量ポンプモータ10を適用する
と共に、前後進切換用電磁方向切換弁9及び31を省略
して、高圧流路と低圧流路とを切り分けない場合でも本
発明を適用し得、この場合には、図9に示すように、リ
リーフ弁13A及び差圧発生用オリフィスORの直列回
路と、リリーフ弁13Bとの並列回路の入力側を高圧作
動油の流入を許容する逆止弁21a及び21bを介して
夫々高圧側配管8H及び低圧側配管8Lに接続し、同様
に出力側を高圧作動油の流出を許容する逆止弁21c及
び21dを介して夫々高圧側配管8H及び低圧側配管8
Lに接続して、作動油をリリーフ弁13A,13Bを介
して高圧側から低圧側へ通過させ、且つ可変容量ポンプ
モータ10の吸入量不足を補う逆止弁15に代えて前後
進で切換作動される内部に方向の異なる逆止弁を形成し
た電磁切換弁22を設けるようにすればよい。
流体圧駆動手段と従動側流体圧駆動手段とを高圧流路8
H及び低圧流路8Lで連通する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、2方向流れの可変
容量ポンプ6及び可変容量ポンプモータ10を適用する
と共に、前後進切換用電磁方向切換弁9及び31を省略
して、高圧流路と低圧流路とを切り分けない場合でも本
発明を適用し得、この場合には、図9に示すように、リ
リーフ弁13A及び差圧発生用オリフィスORの直列回
路と、リリーフ弁13Bとの並列回路の入力側を高圧作
動油の流入を許容する逆止弁21a及び21bを介して
夫々高圧側配管8H及び低圧側配管8Lに接続し、同様
に出力側を高圧作動油の流出を許容する逆止弁21c及
び21dを介して夫々高圧側配管8H及び低圧側配管8
Lに接続して、作動油をリリーフ弁13A,13Bを介
して高圧側から低圧側へ通過させ、且つ可変容量ポンプ
モータ10の吸入量不足を補う逆止弁15に代えて前後
進で切換作動される内部に方向の異なる逆止弁を形成し
た電磁切換弁22を設けるようにすればよい。
【0043】次に、本発明の第2実施例を図10及び図
11を伴って説明する。この第2実施例は、上記第1実
施例のように、リリーフ弁を並列に設ける場合に代えて
クラッキング圧を変更可能な比例電磁式リリーフ弁を適
用して回路構成を簡略化したものである。すなわち、第
2実施例は、図10に示すように、第1実施例における
リリーフ弁13A,13B及び差圧発生用オリフィスO
Rが省略され、これらに代えて、吸入絞り型ピストンポ
ンプ6の吐出側及び吸入側間に比例電磁式リリーフ弁4
1が介挿されていると共に、この比例電磁式リリーフ弁
41の上流側に圧力センサ42が配設され、さらに前輪
5及び後輪19に夫々それらの回転数に応じたパルス信
号を出力する回転数センサ43及び44が配設され、圧
力センサ42、回転数センサ43,44の検出値がコン
トローラ45に入力され、このコントローラ45で比例
電磁式リリーフ弁41のソレノイド41aに供給する励
磁電流iS を制御するように構成されていることを除い
ては、図2と同様の構成を有し、図2との対応部分には
同一符号を付しその詳細説明はこれを省略する。
11を伴って説明する。この第2実施例は、上記第1実
施例のように、リリーフ弁を並列に設ける場合に代えて
クラッキング圧を変更可能な比例電磁式リリーフ弁を適
用して回路構成を簡略化したものである。すなわち、第
2実施例は、図10に示すように、第1実施例における
リリーフ弁13A,13B及び差圧発生用オリフィスO
Rが省略され、これらに代えて、吸入絞り型ピストンポ
ンプ6の吐出側及び吸入側間に比例電磁式リリーフ弁4
1が介挿されていると共に、この比例電磁式リリーフ弁
41の上流側に圧力センサ42が配設され、さらに前輪
5及び後輪19に夫々それらの回転数に応じたパルス信
号を出力する回転数センサ43及び44が配設され、圧
力センサ42、回転数センサ43,44の検出値がコン
トローラ45に入力され、このコントローラ45で比例
電磁式リリーフ弁41のソレノイド41aに供給する励
磁電流iS を制御するように構成されていることを除い
ては、図2と同様の構成を有し、図2との対応部分には
同一符号を付しその詳細説明はこれを省略する。
【0044】ここで、コントローラ45は、例えばマイ
クロコンピュータ及びソレノイド駆動回路を含んで構成
され、マイクロコンピュータで図11に示す制御処理を
実行することにより、比例電磁式リリーフ弁41のクラ
ッキング圧を制御するように構成されている。図11の
制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイ
マ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で圧力
センサ42の圧力検出値PD を読込み、次いでステップ
S2に移行して、圧力検出値PD が前述した第1の規制
値PH1以上であるか否かを判定し、PD <PH1であると
きには、ステップS3に移行して、比例電磁式リリーフ
弁41のクラッキング圧PC を第1の規制値PH1に設定
し、このクラッキング圧PC を所定の記憶領域に更新記
憶し、次いでステップS4に移行して、後述する圧力検
出値PD が第1の規制値PH1に達したことを表す制御フ
ラグFを“0”にクリアし、次いでステップS5に移行
して所定領域に記憶されているクラッキング圧PC に対
応する励磁電流iS を出力する指令値をソレノイド駆動
回路に出力して、このソレノイド駆動回路から励磁電流
iS を比例電磁式リリーフ弁41のソレノイド41aに
出力してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプ
ログラムに復帰する。
クロコンピュータ及びソレノイド駆動回路を含んで構成
され、マイクロコンピュータで図11に示す制御処理を
実行することにより、比例電磁式リリーフ弁41のクラ
ッキング圧を制御するように構成されている。図11の
制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイ
マ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で圧力
センサ42の圧力検出値PD を読込み、次いでステップ
S2に移行して、圧力検出値PD が前述した第1の規制
値PH1以上であるか否かを判定し、PD <PH1であると
きには、ステップS3に移行して、比例電磁式リリーフ
弁41のクラッキング圧PC を第1の規制値PH1に設定
し、このクラッキング圧PC を所定の記憶領域に更新記
憶し、次いでステップS4に移行して、後述する圧力検
出値PD が第1の規制値PH1に達したことを表す制御フ
ラグFを“0”にクリアし、次いでステップS5に移行
して所定領域に記憶されているクラッキング圧PC に対
応する励磁電流iS を出力する指令値をソレノイド駆動
回路に出力して、このソレノイド駆動回路から励磁電流
iS を比例電磁式リリーフ弁41のソレノイド41aに
出力してからタイマ割込処理を終了して所定のメインプ
ログラムに復帰する。
【0045】一方、ステップS2の判定結果が、PD ≧
PH1であるときには、ステップS6に移行して、回転数
センサ43、44の回転数検出値NF 及びNR を読込
み、次いでステップS7に移行して、前後輪の回転数差
ND (=NF −NR )を算出し、次いでステップS8に
移行して、圧力検出値PD が第1の規制値PH1に達した
時点であるか否かを表す制御フラグFが“1”にセット
されているか否かを判定し、制御フラグFが“1”にセ
ットされているときにはそのままステップS11に移行
し、制御フラグFが“0”にリセットされているときに
は、圧力検出値P D が第1の規制値PH1に達した時点で
あると判断してステップS9に移行し、そのときの回転
数差ND を回転数差初期値NDSとして所定の記憶領域に
更新記憶し、次いでステップS10に移行して制御フラ
グFを“1”にセットしてからステップS11に移行す
る。
PH1であるときには、ステップS6に移行して、回転数
センサ43、44の回転数検出値NF 及びNR を読込
み、次いでステップS7に移行して、前後輪の回転数差
ND (=NF −NR )を算出し、次いでステップS8に
移行して、圧力検出値PD が第1の規制値PH1に達した
時点であるか否かを表す制御フラグFが“1”にセット
されているか否かを判定し、制御フラグFが“1”にセ
ットされているときにはそのままステップS11に移行
し、制御フラグFが“0”にリセットされているときに
は、圧力検出値P D が第1の規制値PH1に達した時点で
あると判断してステップS9に移行し、そのときの回転
数差ND を回転数差初期値NDSとして所定の記憶領域に
更新記憶し、次いでステップS10に移行して制御フラ
グFを“1”にセットしてからステップS11に移行す
る。
【0046】ステップS11では、現在の回転数差ND
から回転数差初期値NDSを減算して回転数差増加量ΔN
D を算出し、次いでステップS12に移行して、回転数
差増加量ΔND をもとに図12に示す回転数差増加量Δ
ND とクラッキング圧増加量ΔPC との関係を表す制御
マップを参照してクラッキング圧増加量ΔPC を算出
し、次いでステップS13に移行して第1の規制値PH1
にクラッキング圧増加量ΔPC を加算した値をクラッキ
ング圧PC として所定の記憶領域に更新記憶してから前
記ステップS5に移行する。
から回転数差初期値NDSを減算して回転数差増加量ΔN
D を算出し、次いでステップS12に移行して、回転数
差増加量ΔND をもとに図12に示す回転数差増加量Δ
ND とクラッキング圧増加量ΔPC との関係を表す制御
マップを参照してクラッキング圧増加量ΔPC を算出
し、次いでステップS13に移行して第1の規制値PH1
にクラッキング圧増加量ΔPC を加算した値をクラッキ
ング圧PC として所定の記憶領域に更新記憶してから前
記ステップS5に移行する。
【0047】ここで、図12の制御マップは、回転数差
増加量ΔND が零のときにはクラッキング圧増加量ΔP
C も零となり、これから回転数差増加量ΔND が増加す
る比例してクラッキング圧増加量ΔND も増加し、クラ
ッキング圧増加量ΔPC が第1の規制値PH1及び第2の
規制値PH2の差値で表される最大増加量ΔPMAX に達す
ると、以後回転数差増加量ΔND の増加にかかわらず一
定値となるように設定されている。
増加量ΔND が零のときにはクラッキング圧増加量ΔP
C も零となり、これから回転数差増加量ΔND が増加す
る比例してクラッキング圧増加量ΔND も増加し、クラ
ッキング圧増加量ΔPC が第1の規制値PH1及び第2の
規制値PH2の差値で表される最大増加量ΔPMAX に達す
ると、以後回転数差増加量ΔND の増加にかかわらず一
定値となるように設定されている。
【0048】なお、図11の処理において、ステップS
2,S6〜S13の処理が規制値変更手段に対応してい
る。この第2実施例によると、比例電磁式リリーフ弁4
1の上流側の圧力検出値P D が第1の規制値PH1に達す
るまでの間は、図11の制御処理が実行されたときに、
ステップS1,S2を経てステップS3に移行すること
により、比例電磁式リリーフ弁41のクラッキング圧P
C が第1の規制値PH1に設定されていることにより、後
輪側への伝達トルクは図13に示すように、前後回転数
差ND の増加に応じて急峻に立ち上がることになるが、
圧力検出値PD が第1の規制値PH1以上となると、図1
1の制御処理が実行されたときに、ステップS2からス
テップS6に移行し、ステップS6,S7で前後車軸回
転数差ND を算出し、制御フラグFが“0”にリセット
されているので、ステップS9に移行して、算出した回
転数差ND を回転数差初期値NDSとして設定し、次いで
制御フラグFを“1”にセットしてからステップS11
に移行する。このとき、回転数差ND と回転数差初期値
NDSとが等しいので、回転数差増加量ΔND は零とな
り、ステップS12で零のクラッキング圧増加量ΔPC
が算出されるため、ステップS13で算出されるクラッ
キング圧PC は第1の規制値PH1と等しい値となる。
2,S6〜S13の処理が規制値変更手段に対応してい
る。この第2実施例によると、比例電磁式リリーフ弁4
1の上流側の圧力検出値P D が第1の規制値PH1に達す
るまでの間は、図11の制御処理が実行されたときに、
ステップS1,S2を経てステップS3に移行すること
により、比例電磁式リリーフ弁41のクラッキング圧P
C が第1の規制値PH1に設定されていることにより、後
輪側への伝達トルクは図13に示すように、前後回転数
差ND の増加に応じて急峻に立ち上がることになるが、
圧力検出値PD が第1の規制値PH1以上となると、図1
1の制御処理が実行されたときに、ステップS2からス
テップS6に移行し、ステップS6,S7で前後車軸回
転数差ND を算出し、制御フラグFが“0”にリセット
されているので、ステップS9に移行して、算出した回
転数差ND を回転数差初期値NDSとして設定し、次いで
制御フラグFを“1”にセットしてからステップS11
に移行する。このとき、回転数差ND と回転数差初期値
NDSとが等しいので、回転数差増加量ΔND は零とな
り、ステップS12で零のクラッキング圧増加量ΔPC
が算出されるため、ステップS13で算出されるクラッ
キング圧PC は第1の規制値PH1と等しい値となる。
【0049】この圧力検出値PD が第1の規制値PH1以
上となった状態を継続して、回転数差ND が増加する
と、これに応じてステップS11で算出される回転数差
増加量ΔND が増加することになり、これに比例して、
ステップS12で算出されるクラッキング圧増加量ΔP
C も増加するので、ステップS13で算出されるクラッ
キング圧PC も増加するため、後輪側への伝達トルクは
図13で実線図示の特性曲線LT1で示すように、前後輪
回転数差ND の増加に比例して増加し、最大伝達トルク
TMAX2に達した時点でクラッキング圧PC が第2の規制
値PH2に達することにより、それ以上回転数差ND が増
加しても後輪への伝達トルクは最大伝達トルクTMAX2に
保持され、結局前述した第1実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
上となった状態を継続して、回転数差ND が増加する
と、これに応じてステップS11で算出される回転数差
増加量ΔND が増加することになり、これに比例して、
ステップS12で算出されるクラッキング圧増加量ΔP
C も増加するので、ステップS13で算出されるクラッ
キング圧PC も増加するため、後輪側への伝達トルクは
図13で実線図示の特性曲線LT1で示すように、前後輪
回転数差ND の増加に比例して増加し、最大伝達トルク
TMAX2に達した時点でクラッキング圧PC が第2の規制
値PH2に達することにより、それ以上回転数差ND が増
加しても後輪への伝達トルクは最大伝達トルクTMAX2に
保持され、結局前述した第1実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
【0050】なお、上記第2実施例においては、圧力検
出値PD が第1の規制値PH1に達した後のクラッキング
圧増加量ΔPC を回転数差増加量ΔND の増加量に比例
して増加させる場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、制御マップを図14に示すように、
回転数差増加量ΔND の増加に応じてその傾き(ΔP C
/ΔND )が徐々に小さくなる放物線状の特性曲線LP
として設定することにより、後輪側への伝達トルクを図
13で破線図示の特性曲線LT2で示すように、回転数差
ND の増加に応じて滑らかに変化させることができ、ト
ルクコントロール性を運転者違和感を感じることなく良
好に変化させることができる利点がある。
出値PD が第1の規制値PH1に達した後のクラッキング
圧増加量ΔPC を回転数差増加量ΔND の増加量に比例
して増加させる場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、制御マップを図14に示すように、
回転数差増加量ΔND の増加に応じてその傾き(ΔP C
/ΔND )が徐々に小さくなる放物線状の特性曲線LP
として設定することにより、後輪側への伝達トルクを図
13で破線図示の特性曲線LT2で示すように、回転数差
ND の増加に応じて滑らかに変化させることができ、ト
ルクコントロール性を運転者違和感を感じることなく良
好に変化させることができる利点がある。
【0051】また、上記第2実施例においても、上記第
1実施例と同様に図7〜図9の変形例を適用することが
できる。さらに、上記第1及び第2実施例においては、
前後進切換用電磁方向切換弁9をポンプモータ10に内
蔵させた場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、ポンプモータ10の外側に別設するように
してもよい。
1実施例と同様に図7〜図9の変形例を適用することが
できる。さらに、上記第1及び第2実施例においては、
前後進切換用電磁方向切換弁9をポンプモータ10に内
蔵させた場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、ポンプモータ10の外側に別設するように
してもよい。
【0052】さらに、上記第1及び第2実施例において
は、前輪駆動車をベースとした実施例について説明した
が、これに限らず後輪駆動車をベースとした場合にも、
ポンプ6を後輪側に、ポンプモータ10を前輪側に配置
することで、上記実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。
は、前輪駆動車をベースとした実施例について説明した
が、これに限らず後輪駆動車をベースとした場合にも、
ポンプ6を後輪側に、ポンプモータ10を前輪側に配置
することで、上記実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る四
輪駆動車によれば、主原動機により駆動される駆動車軸
と、該駆動車軸に連動して駆動される駆動側流体圧駆動
手段と、従動車軸に連動して駆動される従動側流体圧駆
動手段と、前記駆動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧
駆動手段における互いの吐出口と吸込口とを連通する一
対の流路とを備えた四輪駆動車において、前記一対の流
路間を連通する第1のバイパス流路に介挿された第1の
圧力規制手段と、該第1の圧力規制手段と直列に配設さ
れた通過流量に応じた差圧を発生する抵抗部材と、前記
第1のバイパス流路と並列に配設された第2のバイパス
流路に介挿された前記第1の圧力規制手段より高い圧力
規制値を有する第2の圧力規制手段とを備えた構成とし
たので、従動軸側への伝達トルク特性を第1の圧力規制
値に達するまでは駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増
加に対して急峻に増加させて車両発進時の初期食いつき
感を良好に維持しながら、第1の圧力規制値を越えて第
2の圧力規制値までの間は駆動車軸及び従動車軸の回転
数差の増加に対して緩やかに増加させることによりトル
クコントロール性を向上させることができるという効果
が得られる。
輪駆動車によれば、主原動機により駆動される駆動車軸
と、該駆動車軸に連動して駆動される駆動側流体圧駆動
手段と、従動車軸に連動して駆動される従動側流体圧駆
動手段と、前記駆動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧
駆動手段における互いの吐出口と吸込口とを連通する一
対の流路とを備えた四輪駆動車において、前記一対の流
路間を連通する第1のバイパス流路に介挿された第1の
圧力規制手段と、該第1の圧力規制手段と直列に配設さ
れた通過流量に応じた差圧を発生する抵抗部材と、前記
第1のバイパス流路と並列に配設された第2のバイパス
流路に介挿された前記第1の圧力規制手段より高い圧力
規制値を有する第2の圧力規制手段とを備えた構成とし
たので、従動軸側への伝達トルク特性を第1の圧力規制
値に達するまでは駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増
加に対して急峻に増加させて車両発進時の初期食いつき
感を良好に維持しながら、第1の圧力規制値を越えて第
2の圧力規制値までの間は駆動車軸及び従動車軸の回転
数差の増加に対して緩やかに増加させることによりトル
クコントロール性を向上させることができるという効果
が得られる。
【0054】また、請求項2に係る四輪駆動車によれ
ば、請求項1の発明において、抵抗部材をラインフィル
タで構成しているので、油圧回路中に別途ラインフィル
タを設ける必要がないと共に、新たにオリフィスを増設
する必要がなくこの分コストを低減させることができる
という効果が得られる。さらに、請求項3に係る四輪駆
動車によれば、前記第1の圧力規制手段及び第2の圧力
規制手段は、リリーフ弁で構成されているので、第1の
規制値及び第2の規制値を任意に設定することができ、
トルクコントロール性の調整を容易に行うことができる
という効果が得られる。
ば、請求項1の発明において、抵抗部材をラインフィル
タで構成しているので、油圧回路中に別途ラインフィル
タを設ける必要がないと共に、新たにオリフィスを増設
する必要がなくこの分コストを低減させることができる
という効果が得られる。さらに、請求項3に係る四輪駆
動車によれば、前記第1の圧力規制手段及び第2の圧力
規制手段は、リリーフ弁で構成されているので、第1の
規制値及び第2の規制値を任意に設定することができ、
トルクコントロール性の調整を容易に行うことができる
という効果が得られる。
【0055】さらにまた、請求項4に係る四輪駆動車に
よれば、駆動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧駆動手
段を連通する一対の流路間のバイパス流路に介挿された
可変圧力規制手段と、該可変圧力規制手段の上流側の圧
力を検出する圧力検出手段と、前記駆動車軸及び従動車
軸の回転数を検出する回転数検出手段と、前記圧力検出
手段の圧力検出値が設定値以上となったときに前記回転
数検出手段の回転数検出値に基づいて前記可変圧力規制
手段の圧力規制値を変更する規制値変更手段とを備えた
構成としたので、一つの可変圧力規制手段を設けるだけ
で、従動軸側への伝達トルクの特性を請求項1と同様に
変化させることができ、回路構成を簡易化することがで
きるという効果が得られる。
よれば、駆動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧駆動手
段を連通する一対の流路間のバイパス流路に介挿された
可変圧力規制手段と、該可変圧力規制手段の上流側の圧
力を検出する圧力検出手段と、前記駆動車軸及び従動車
軸の回転数を検出する回転数検出手段と、前記圧力検出
手段の圧力検出値が設定値以上となったときに前記回転
数検出手段の回転数検出値に基づいて前記可変圧力規制
手段の圧力規制値を変更する規制値変更手段とを備えた
構成としたので、一つの可変圧力規制手段を設けるだけ
で、従動軸側への伝達トルクの特性を請求項1と同様に
変化させることができ、回路構成を簡易化することがで
きるという効果が得られる。
【0056】なおさらに、請求項5に係る四輪駆動車に
よれば、請求項4の効果に加えて、規制値変更手段が、
可変圧力規制手段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸
の回転数差の増加に比例して上昇させるように変更する
ように構成されているので、後輪側への伝達トルクを回
転数差の増加に応じて緩やかに変化させることができる
という効果が得られる。
よれば、請求項4の効果に加えて、規制値変更手段が、
可変圧力規制手段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸
の回転数差の増加に比例して上昇させるように変更する
ように構成されているので、後輪側への伝達トルクを回
転数差の増加に応じて緩やかに変化させることができる
という効果が得られる。
【0057】また、請求項6に係る四輪駆動車によれ
ば、請求項4の効果に加えて、規制値変更手段が、可変
圧力規制手段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回
転数差の増加量とこれに対応する圧力規制値の上昇量と
の比が回転数差の増加量の増加と共に徐々に減少するよ
うに変更するように構成されているので、第1の規制値
に達するまでの伝達トルクの変化と第2の規制値に達す
るまでの伝達トルクの変化とを滑らかに連続させてトル
クコントロール性を良好に発揮することができるという
効果が得られる。
ば、請求項4の効果に加えて、規制値変更手段が、可変
圧力規制手段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回
転数差の増加量とこれに対応する圧力規制値の上昇量と
の比が回転数差の増加量の増加と共に徐々に減少するよ
うに変更するように構成されているので、第1の規制値
に達するまでの伝達トルクの変化と第2の規制値に達す
るまでの伝達トルクの変化とを滑らかに連続させてトル
クコントロール性を良好に発揮することができるという
効果が得られる。
【図1】本発明の基本構成を示す基本構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
【図3】第1実施例に適用した吸入絞り型ピストンポン
プ及び斜板型可変容量ポンプモータの吐出流量特性及び
最大伝達トルク特性を示す特性線図である。
プ及び斜板型可変容量ポンプモータの吐出流量特性及び
最大伝達トルク特性を示す特性線図である。
【図4】第1実施例の前後車軸回転数差と伝達トルクと
の関係を示す特性線図である。
の関係を示す特性線図である。
【図5】抵抗部材としてラインフィルタを適用した場合
の実施例を示す概略構成図である。
の実施例を示す概略構成図である。
【図6】可変容量ポンプモータの他の実施例を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図7】差動装置を省略した場合の実施例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図8】流体圧ポンプとして回転方向によって吐出口が
変更される流体圧ポンプを適用した場合の実施例を示す
概略構成図である。
変更される流体圧ポンプを適用した場合の実施例を示す
概略構成図である。
【図9】配管を高圧側と低圧側とに切りわけない場合の
実施例を示す概略構成図である。
実施例を示す概略構成図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す概略構成図であ
る。
る。
【図11】第2実施例のコントローラでの制御処理手順
の一例を示すフローチャートである。
の一例を示すフローチャートである。
【図12】制御マップの一例を示す特性線図である。
【図13】第2実施例の動作の説明に供する前後輪回転
数差と伝達トルクとの関係を表す特性線図である。
数差と伝達トルクとの関係を表す特性線図である。
【図14】制御マップの他の例を示す特性線図である。
【図15】従来例の動作の説明に供する前後輪回転数差
と伝達トルクとの関係を表す特性線図である。
と伝達トルクとの関係を表す特性線図である。
1 エンジン 2 変速機 3 前輪側差動装置 4 前車軸 5 前輪 6 吸込絞り型ピストンポンプ 8H 高圧配管 8L 低圧配管 9 前後進切換用電磁方向切換弁 10 斜板型可変容量ポンプモータ 13A,13B リリーフ弁 OR 差圧発生用オリフィス(抵抗部材) LF ラインフィルタ(抵抗部材) 17 後輪側差動装置 18 後輪車軸 19 後輪 10L,10R 斜板型可変容量ポンプモータ 31 前後進切換用電磁方向切換弁 41 比例電磁式リリーフ弁 42 圧力センサ 43,44 回転数センサ 45 コントローラ
Claims (6)
- 【請求項1】 主原動機により駆動される駆動車軸と、
該駆動車軸に連動して駆動される駆動側流体圧駆動手段
と、従動車軸に連動して駆動される従動側流体圧駆動手
段と、前記駆動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧駆動
手段における互いの吐出口と吸込口とを連通する一対の
流路とを備えた四輪駆動車において、前記一対の流路間
を連通する第1のバイパス流路に介挿された第1の圧力
規制手段と、該第1の圧力規制手段と直列に配設された
通過流量に応じた差圧を発生する抵抗部材と、前記第1
のバイパス流路と並列に配設された第2のバイパス流路
に介挿された前記第1の圧力規制手段より高い圧力規制
値を有する第2の圧力規制手段とを備えたことを特徴と
する四輪駆動車。 - 【請求項2】 前記抵抗部材はラインフィルタで構成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の四輪駆動車。 - 【請求項3】 前記第1の圧力規制手段及び第2の圧力
規制手段は、リリーフ弁で構成されていることを特徴と
する請求項1又は2記載の四輪駆動車。 - 【請求項4】 主原動機により駆動される駆動車軸と、
該駆動車軸に連動して駆動される駆動側流体圧駆動手段
と、従動車軸に連動して駆動される従動側流体圧駆動手
段と、前記駆動側流体圧駆動手段及び従動側流体圧駆動
手段における互いの吐出口と吸込口とを連通する一対の
流路とを備えた四輪駆動車において、前記一対の流路間
を連通するバイパス流路に介挿された可変圧力規制手段
と、該可変圧力規制手段の上流側の圧力を検出する圧力
検出手段と、前記駆動車軸及び従動車軸の回転数を検出
する回転数検出手段と、前記圧力検出手段の圧力検出値
が設定値以上となったときに前記回転数検出手段の回転
数検出値に基づいて前記可変圧力規制手段の圧力規制値
を変更する規制値変更手段とを備えたことを特徴とする
四輪駆動車。 - 【請求項5】 前記規制値変更手段は、可変圧力規制手
段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増
加に比例して上昇させるように変更することを特徴とす
る請求項2記載の四輪駆動車。 - 【請求項6】 前記規制値変更手段は、可変圧力規制手
段の圧力規制値を駆動車軸及び従動車軸の回転数差の増
加量とこれに対応する圧力規制値の上昇量との比が回転
数差の増加量の増加と共に徐々に減少するように変更す
ることを特徴とする請求項2記載の四輪駆動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23766194A JPH0899552A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 四輪駆動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23766194A JPH0899552A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 四輪駆動車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0899552A true JPH0899552A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17018639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23766194A Pending JPH0899552A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 四輪駆動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0899552A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114542549A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-05-27 | 北京华德液压工业集团有限责任公司 | 一种高精度压力调节回路 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23766194A patent/JPH0899552A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114542549A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-05-27 | 北京华德液压工业集团有限责任公司 | 一种高精度压力调节回路 |
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