JPH097864A - ロータリートランス - Google Patents
ロータリートランスInfo
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- JPH097864A JPH097864A JP7148592A JP14859295A JPH097864A JP H097864 A JPH097864 A JP H097864A JP 7148592 A JP7148592 A JP 7148592A JP 14859295 A JP14859295 A JP 14859295A JP H097864 A JPH097864 A JP H097864A
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- grooves
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 チャンネル信号の混ざり合いを防止して、信
号伝送時の信頼性を飛躍的に向上させることができるロ
ータリートランスを提供する。 【構成】 同軸上の内外に近接して対向配置される円筒
状の一対の磁性コア1,11の各対向面に、チャンネル
数に応じて設けられた巻線溝3にコイル2が配設される
と共に、該コイル2の端末を導出させる引き出し溝5
a,5bが設けられたロータリートランスにおいて、一
方の磁性コア1の引き出し溝5aが軸Oの軸芯方向に対
して斜めに形成され、他方の磁性コア11の引き出し溝
5bが軸Oの軸芯方向に沿って形成されている。
号伝送時の信頼性を飛躍的に向上させることができるロ
ータリートランスを提供する。 【構成】 同軸上の内外に近接して対向配置される円筒
状の一対の磁性コア1,11の各対向面に、チャンネル
数に応じて設けられた巻線溝3にコイル2が配設される
と共に、該コイル2の端末を導出させる引き出し溝5
a,5bが設けられたロータリートランスにおいて、一
方の磁性コア1の引き出し溝5aが軸Oの軸芯方向に対
して斜めに形成され、他方の磁性コア11の引き出し溝
5bが軸Oの軸芯方向に沿って形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
やディジタルオーディオテープレコーダ等の回転磁気ヘ
ッド装置に使用されるロータリートランスに関する。
やディジタルオーディオテープレコーダ等の回転磁気ヘ
ッド装置に使用されるロータリートランスに関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリートランスは、例えばビデオテ
ープレコーダやディジタルオーディオテープレコーダ等
の回転磁気ヘッド装置において回転側に設けた回転磁気
ヘッドにて得られる信号を固定側回路に伝送するための
接続手段として広く用いられている。
ープレコーダやディジタルオーディオテープレコーダ等
の回転磁気ヘッド装置において回転側に設けた回転磁気
ヘッドにて得られる信号を固定側回路に伝送するための
接続手段として広く用いられている。
【0003】この種のロータリートランスとしては、円
盤状の一対の磁性コアが対向配置してなる、いわゆる平
型のロータリートランスと、円筒状の一対の磁性コアが
同軸上の内外に対向配置してなる、いわゆる縦型のロー
タリートランスがある。いずれも、一対の磁性コアを有
し、これら磁性コアの対向面にチャンネル数に応じて設
けられた巻線溝にコイルが配設されている点で共通す
る。
盤状の一対の磁性コアが対向配置してなる、いわゆる平
型のロータリートランスと、円筒状の一対の磁性コアが
同軸上の内外に対向配置してなる、いわゆる縦型のロー
タリートランスがある。いずれも、一対の磁性コアを有
し、これら磁性コアの対向面にチャンネル数に応じて設
けられた巻線溝にコイルが配設されている点で共通す
る。
【0004】このようなロータリートランスは、一対の
磁性コアのコイル間の電磁結合によって、一方の磁性コ
アに接続された例えば磁気ヘッド装置と他方の磁性コア
に接続された例えば再生回路とを接続させ、ビデオ信号
やディジタルオーディオ信号等を伝送するようになって
いる。
磁性コアのコイル間の電磁結合によって、一方の磁性コ
アに接続された例えば磁気ヘッド装置と他方の磁性コア
に接続された例えば再生回路とを接続させ、ビデオ信号
やディジタルオーディオ信号等を伝送するようになって
いる。
【0005】ところで、上記ロータリートランスにおい
ては、上記巻線溝に配設されたコイルの端末を導出させ
る引き出し溝が形成されている。
ては、上記巻線溝に配設されたコイルの端末を導出させ
る引き出し溝が形成されている。
【0006】巻線溝は、例えば予め円環状とされたコイ
ル或いは単に線材よりなるコイルを配設させるためのも
ので、一対の磁性コアの対向面に断面略コ字状の溝とし
て円環状に形成されている。この巻線溝は、軸の方向に
沿って所定間隔で要求されるチャンネル数と同数設けら
れる。
ル或いは単に線材よりなるコイルを配設させるためのも
ので、一対の磁性コアの対向面に断面略コ字状の溝とし
て円環状に形成されている。この巻線溝は、軸の方向に
沿って所定間隔で要求されるチャンネル数と同数設けら
れる。
【0007】引き出し溝は、一方の磁性コアの引き出し
溝と他方の磁性コアの引き出し溝が長手方向に一致する
ように形成されている。
溝と他方の磁性コアの引き出し溝が長手方向に一致する
ように形成されている。
【0008】すなわち、縦型のロータリートランスにお
いては、図9に示すように、引き出し溝105a,10
5bは、一対の磁性コア101,111の巻線溝103
と直交するように、巻線溝103の一部より該巻線溝1
03の底部よりも深い縦溝として磁性コア101の上方
端部からドラムへの取付け側の下方端部にまで亘って、
チャンネル数に応じて設けられている。そして、このよ
うな引き出し溝105a,105bは、一方の磁性コア
101の引き出し溝105aと他方の磁性コア111の
引き出し溝105bとが、長手方向において完全に一致
するように形成されている(図9中、符号Y1−Y1で
示すように、長手方向に一致する。)。
いては、図9に示すように、引き出し溝105a,10
5bは、一対の磁性コア101,111の巻線溝103
と直交するように、巻線溝103の一部より該巻線溝1
03の底部よりも深い縦溝として磁性コア101の上方
端部からドラムへの取付け側の下方端部にまで亘って、
チャンネル数に応じて設けられている。そして、このよ
うな引き出し溝105a,105bは、一方の磁性コア
101の引き出し溝105aと他方の磁性コア111の
引き出し溝105bとが、長手方向において完全に一致
するように形成されている(図9中、符号Y1−Y1で
示すように、長手方向に一致する。)。
【0009】一方、平型のロータリートランスにおいて
は、図10及び図11に示すように、引き出し溝125
a,125bは、一対の磁性コア121,131の巻線
溝103と略々直交するように、軸を中心に放射状に設
けられている。そして、このような引き出し溝125
a,125bは、一方の磁性コア121の引き出し溝1
25aと他方の磁性コア131の引き出し溝125b
が、長手方向において完全に一致するように形成されて
いる(図11中、符号Y2−Y2,Y3−Y3で示すよ
うに、長手方向に一致する。)。
は、図10及び図11に示すように、引き出し溝125
a,125bは、一対の磁性コア121,131の巻線
溝103と略々直交するように、軸を中心に放射状に設
けられている。そして、このような引き出し溝125
a,125bは、一方の磁性コア121の引き出し溝1
25aと他方の磁性コア131の引き出し溝125b
が、長手方向において完全に一致するように形成されて
いる(図11中、符号Y2−Y2,Y3−Y3で示すよ
うに、長手方向に一致する。)。
【0010】特に、この平型のロータリートランスにお
いては、上記巻線溝103や、引き出し溝125a,1
25b等が形成された同じものから、一方の磁性コア1
21に使用するか、或いは、他の磁性コア131として
使用されるかにすぎない場合が多い。このような場合に
は、各引き出し溝125a,125bは、その対称性か
ら、完全に一致することとなる。
いては、上記巻線溝103や、引き出し溝125a,1
25b等が形成された同じものから、一方の磁性コア1
21に使用するか、或いは、他の磁性コア131として
使用されるかにすぎない場合が多い。このような場合に
は、各引き出し溝125a,125bは、その対称性か
ら、完全に一致することとなる。
【0011】このようにして、各ロータリートランス
は、各巻線溝103により、上記引き出し溝105a,
105b,125a,125bを通して導出させて、各
複数のコイルの端末を装置側に接続することができる。
は、各巻線溝103により、上記引き出し溝105a,
105b,125a,125bを通して導出させて、各
複数のコイルの端末を装置側に接続することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のいずれの型のロ
ータリートランスにおいては、一対の磁性コア間で電気
的信号の授受を行うものであるから、一方の磁性コア1
01,121の巻線溝103と他方の磁性コア111,
131の巻線溝103とでは、各コイル102が各々対
応するように形成されている必要がある。したがって、
各対応する巻線溝103が平行度や軸に対する中心度等
において厳密な設計が行われて製造される必要性が高
い。
ータリートランスにおいては、一対の磁性コア間で電気
的信号の授受を行うものであるから、一方の磁性コア1
01,121の巻線溝103と他方の磁性コア111,
131の巻線溝103とでは、各コイル102が各々対
応するように形成されている必要がある。したがって、
各対応する巻線溝103が平行度や軸に対する中心度等
において厳密な設計が行われて製造される必要性が高
い。
【0013】しかしながら、引き出し溝105a,10
5b(125a,125b)については、一方の磁性コ
ア101,121の引き出し溝105a,125aと他
方の磁性コア111,131の引き出し溝105b,1
25bが長手方向に重なり合うように形成されている
と、図9及び図11に示すように、ロータリートランス
が回転動作することにより、対応する各引き出し溝10
5a,105b(或いは、引き出し溝125a,125
b)が重なり合う瞬間が生じる。このときの重なり合う
長さは長いものであるから、これらの引き出し溝105
a,105b間においても信号のやりとりが行われてし
まい、あるチャンネルの信号が他のチャンネルの信号に
混ざり合うという事態が生じていた。
5b(125a,125b)については、一方の磁性コ
ア101,121の引き出し溝105a,125aと他
方の磁性コア111,131の引き出し溝105b,1
25bが長手方向に重なり合うように形成されている
と、図9及び図11に示すように、ロータリートランス
が回転動作することにより、対応する各引き出し溝10
5a,105b(或いは、引き出し溝125a,125
b)が重なり合う瞬間が生じる。このときの重なり合う
長さは長いものであるから、これらの引き出し溝105
a,105b間においても信号のやりとりが行われてし
まい、あるチャンネルの信号が他のチャンネルの信号に
混ざり合うという事態が生じていた。
【0014】このため、例えば、縦型のロータリートラ
ンスのうちの1チャンネルの磁性コアを積層させて多チ
ャンネルとした、いわゆる積層型(「ドーナツ型」、或
いは、「分割型」と言われることもある。)において
は、図12に示すように、磁性コア111の外周側面か
ら内周側面に貫く貫通孔として引き出し溝115を形成
することが考えられる。
ンスのうちの1チャンネルの磁性コアを積層させて多チ
ャンネルとした、いわゆる積層型(「ドーナツ型」、或
いは、「分割型」と言われることもある。)において
は、図12に示すように、磁性コア111の外周側面か
ら内周側面に貫く貫通孔として引き出し溝115を形成
することが考えられる。
【0015】しかしながら、そもそも、磁性コア111
の分割型は、1チャンネル毎に組み立てて、さらに必要
数のチャンネルを重ねるものであるから、製造の工程数
が多くなり、組立て時間が多くなる。
の分割型は、1チャンネル毎に組み立てて、さらに必要
数のチャンネルを重ねるものであるから、製造の工程数
が多くなり、組立て時間が多くなる。
【0016】次に、このような貫通孔の引き出し溝11
5とすると、貫通孔を形成するための加工が必要となり
製造工程が高価になる。また、コイルの端末を貫通孔を
通してから、巻線溝103に配設する必要があり、組立
に要する時間がかかり、組立ての際のコストも高くなる
等種々の問題点を有していた。
5とすると、貫通孔を形成するための加工が必要となり
製造工程が高価になる。また、コイルの端末を貫通孔を
通してから、巻線溝103に配設する必要があり、組立
に要する時間がかかり、組立ての際のコストも高くなる
等種々の問題点を有していた。
【0017】そこで、本発明は、チャンネル信号の混ざ
り合いを防止して、信号伝送時の信頼性を飛躍的に向上
させることができるロータリートランスを提供すること
を目的とするものである。
り合いを防止して、信号伝送時の信頼性を飛躍的に向上
させることができるロータリートランスを提供すること
を目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の目
的を達成するために鋭意研究した結果、いわゆる縦型の
ロータリートランスにおいても、いわゆる平型のロータ
リートランスにおいても、引き出し溝が対応する磁性コ
アに沿って長く形成された溝であり、引き出し溝の長手
方向が重なり合うことによるチャンネルの信号が混ざり
合う度合いは、引き出し溝が重なり合っていないときに
対して、約6〜18dB(3〜8倍相当)にもなること
を実験により見い出した。
的を達成するために鋭意研究した結果、いわゆる縦型の
ロータリートランスにおいても、いわゆる平型のロータ
リートランスにおいても、引き出し溝が対応する磁性コ
アに沿って長く形成された溝であり、引き出し溝の長手
方向が重なり合うことによるチャンネルの信号が混ざり
合う度合いは、引き出し溝が重なり合っていないときに
対して、約6〜18dB(3〜8倍相当)にもなること
を実験により見い出した。
【0019】そして、このチャンネルの信号が混ざり合
う度合いは、引き出し溝に重なり合うように配設される
コイルの長さが長い程大きくなることも実験により見い
出した。
う度合いは、引き出し溝に重なり合うように配設される
コイルの長さが長い程大きくなることも実験により見い
出した。
【0020】そこで、本発明にかかるロータリートラン
スは、同軸上の内外に近接して対向配置される円筒状の
一対の磁性コアの各対向面に、チャンネル数に応じて設
けられた巻線溝にコイルが配設されると共に、該コイル
の端末を導出させる引き出し溝が設けられたロータリー
トランスにおいて、一方の磁性コアの引き出し溝と他方
の磁性コアの引き出し溝の形成方向が異なることを特徴
とする。
スは、同軸上の内外に近接して対向配置される円筒状の
一対の磁性コアの各対向面に、チャンネル数に応じて設
けられた巻線溝にコイルが配設されると共に、該コイル
の端末を導出させる引き出し溝が設けられたロータリー
トランスにおいて、一方の磁性コアの引き出し溝と他方
の磁性コアの引き出し溝の形成方向が異なることを特徴
とする。
【0021】また、一方の磁性コアの引き出し溝が軸の
軸芯方向に沿って形成され、他方の磁性コアの引き出し
溝が軸の軸芯方向に対して斜めに形成されていることを
特徴とする。
軸芯方向に沿って形成され、他方の磁性コアの引き出し
溝が軸の軸芯方向に対して斜めに形成されていることを
特徴とする。
【0022】また、同軸上の上下に近接して対向配置さ
れる円盤状の一対の磁性コアの対向面に、チャンネル数
に応じて設けられた巻線溝にコイルが配設されると共
に、コイルの端末を導出させる引き出し溝が設けられた
ロータリートランスにおいて、一方の磁性コアの引き出
し溝と他方の磁性コアの引き出し溝の形成方向が異なる
ことを特徴とする。
れる円盤状の一対の磁性コアの対向面に、チャンネル数
に応じて設けられた巻線溝にコイルが配設されると共
に、コイルの端末を導出させる引き出し溝が設けられた
ロータリートランスにおいて、一方の磁性コアの引き出
し溝と他方の磁性コアの引き出し溝の形成方向が異なる
ことを特徴とする。
【0023】また、一方の磁性コアの引き出し溝が軸の
軸芯方向を通って内周側より外周側に亘って形成され、
他方の磁性コアの引き出し溝が軸の軸芯方向を通らずに
内周側より外周側に亘って形成されていることを特徴と
する。
軸芯方向を通って内周側より外周側に亘って形成され、
他方の磁性コアの引き出し溝が軸の軸芯方向を通らずに
内周側より外周側に亘って形成されていることを特徴と
する。
【0024】
【作用】本発明にかかるロータリートランスにおいて
は、一方の磁性コアの引き出し溝と他方の磁性コアの引
き出し溝の形成方向が異なるために、ロータリートラン
スの回転動作によって、一方の引き出し溝と他方の引き
出し溝が長手方向において重なり合うことがない。
は、一方の磁性コアの引き出し溝と他方の磁性コアの引
き出し溝の形成方向が異なるために、ロータリートラン
スの回転動作によって、一方の引き出し溝と他方の引き
出し溝が長手方向において重なり合うことがない。
【0025】したがって、引き出し溝間に配設されたコ
イル間の電磁結合によって、誤った信号の授受が行われ
るようなことがない。
イル間の電磁結合によって、誤った信号の授受が行われ
るようなことがない。
【0026】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0027】実施例1 この実施例のロータリートランスは、一対の磁性コアを
同軸上の内外に近接して対向配置した、いわゆる縦型の
ロータリートランスとされている。
同軸上の内外に近接して対向配置した、いわゆる縦型の
ロータリートランスとされている。
【0028】一対の磁性コアは、いずれもフェライト等
の磁性粉末をバインダーに混練しプレスにより固め、こ
れを焼成後研摩することにより形成されている。そし
て、一対の磁性コアは、軸を中心として直径の異なる円
筒体としてそれぞれ形成されている。
の磁性粉末をバインダーに混練しプレスにより固め、こ
れを焼成後研摩することにより形成されている。そし
て、一対の磁性コアは、軸を中心として直径の異なる円
筒体としてそれぞれ形成されている。
【0029】一対の磁性コア1,11は、図1に示すよ
うに、同軸上の内側に配される磁性コア1と外側に配さ
れる磁性コア11とからなり、これらの対向面にはコイ
ル2を配設する巻線溝3、ショートリング7を配設する
ショートリング溝4、コイル2の端末を導出させる引き
出し溝5a,5bが設けられている。
うに、同軸上の内側に配される磁性コア1と外側に配さ
れる磁性コア11とからなり、これらの対向面にはコイ
ル2を配設する巻線溝3、ショートリング7を配設する
ショートリング溝4、コイル2の端末を導出させる引き
出し溝5a,5bが設けられている。
【0030】巻線溝3は、例えば、予め円環状とされた
コイル2或いは単に線材よりなるコイル2を配設させる
ためのもので、断面略コ字状の溝として円環状に等間隔
をもって形成されている。この巻線溝3は、要求される
チャンネル数に応じたコイル2が所定の等間隔を置いて
設けられている。本実施例は、10チャンネルのもので
ある。なお、図面上にすべてのチャンネルを表すことが
困難であることから、図面上では、4チャンネルのもの
で説明している。
コイル2或いは単に線材よりなるコイル2を配設させる
ためのもので、断面略コ字状の溝として円環状に等間隔
をもって形成されている。この巻線溝3は、要求される
チャンネル数に応じたコイル2が所定の等間隔を置いて
設けられている。本実施例は、10チャンネルのもので
ある。なお、図面上にすべてのチャンネルを表すことが
困難であることから、図面上では、4チャンネルのもの
で説明している。
【0031】そして、これら巻線溝3には、断面略円環
状をなすコイル2が所定数巻き回されている。かかるコ
イル2は、巻線溝3に対して接着剤等によって固定さ
れ、該巻線溝3から脱落しないようになされている。
状をなすコイル2が所定数巻き回されている。かかるコ
イル2は、巻線溝3に対して接着剤等によって固定さ
れ、該巻線溝3から脱落しないようになされている。
【0032】一方、ショートリング溝4は、巻線溝3に
それぞれ配設されるコイル2間の相互干渉, ノイズの発
生, インダクタンス変化等を防止する絶縁性の線材等よ
りなるショートリング7を配設するためのもので、巻線
溝3間にそれぞれ設けられている。このショートリング
溝4も、先の巻線溝3と同様、断面略コ字状の溝として
円環状に形成されている。
それぞれ配設されるコイル2間の相互干渉, ノイズの発
生, インダクタンス変化等を防止する絶縁性の線材等よ
りなるショートリング7を配設するためのもので、巻線
溝3間にそれぞれ設けられている。このショートリング
溝4も、先の巻線溝3と同様、断面略コ字状の溝として
円環状に形成されている。
【0033】そして、一対の磁性コア1,11に引き出
し溝5a,5bが設けられている。この引き出し溝5
a,5bは、各巻線溝3に配設されたコイル2の端末を
ドラム側へ導出させるためのものである。
し溝5a,5bが設けられている。この引き出し溝5
a,5bは、各巻線溝3に配設されたコイル2の端末を
ドラム側へ導出させるためのものである。
【0034】本実施例にかかる引き出し溝5a,5b
は、特に、内側の磁性コア1の引き出し溝5aのみが軸
Oの軸芯方向に対して斜めに設けられ、他方の外側の磁
性コア11の引き出し溝5bは、軸Oの軸芯方向に沿っ
て形成されている。
は、特に、内側の磁性コア1の引き出し溝5aのみが軸
Oの軸芯方向に対して斜めに設けられ、他方の外側の磁
性コア11の引き出し溝5bは、軸Oの軸芯方向に沿っ
て形成されている。
【0035】このように、本発明は、対応する引き出し
溝5a,5bが内側の磁性コア1の引き出し溝5aと他
方の磁性コア11の引き出し溝5bの位置がずれて形成
されているところに特徴がある。
溝5a,5bが内側の磁性コア1の引き出し溝5aと他
方の磁性コア11の引き出し溝5bの位置がずれて形成
されているところに特徴がある。
【0036】ただし、すべての引き出し溝5a,5bが
互いに完全にずらされて、すなわち、交叉されることな
く形成することは困難である。
互いに完全にずらされて、すなわち、交叉されることな
く形成することは困難である。
【0037】そこで、例えば、図2(a)に示すよう
に、一方の磁性コア11の引き出し溝5bが軸Oの軸芯
方向に沿って形成され、他方の磁性コア1の引き出し溝
5aが軸Oの軸芯方向に対して斜めに形成されていると
良い。すなわち、一方側を垂直方向に設けるのではな
く、垂直方向から「ある程度の角度」を持たせて設ける
こととする。この際の「ある程度の角度」とは、引き出
し溝5a,5bの幅を符号S1とすると、上方の端部と
下方の端部において引き出し溝5a,5bの幅S1の分
がずれるような角度を最小限度の角度として、それ以上
(図2中符号「S1+α」で示す。)角度S2のことを
いう(S1≦S2)。
に、一方の磁性コア11の引き出し溝5bが軸Oの軸芯
方向に沿って形成され、他方の磁性コア1の引き出し溝
5aが軸Oの軸芯方向に対して斜めに形成されていると
良い。すなわち、一方側を垂直方向に設けるのではな
く、垂直方向から「ある程度の角度」を持たせて設ける
こととする。この際の「ある程度の角度」とは、引き出
し溝5a,5bの幅を符号S1とすると、上方の端部と
下方の端部において引き出し溝5a,5bの幅S1の分
がずれるような角度を最小限度の角度として、それ以上
(図2中符号「S1+α」で示す。)角度S2のことを
いう(S1≦S2)。
【0038】他方、この角度の上限としては、できるだ
け大きいことが理想的であるが、後述する金型8による
製造等における製造コストを考慮することによって、自
ずとその限界が定まる。すなわち、製造コストが許す限
り、できるだけ大きな角度を持たせるのが良い。
け大きいことが理想的であるが、後述する金型8による
製造等における製造コストを考慮することによって、自
ずとその限界が定まる。すなわち、製造コストが許す限
り、できるだけ大きな角度を持たせるのが良い。
【0039】このような位置をずらした構成例として
は、図2(b)に示すように、上記例の他とは、逆に、
内側の磁性コア1の引き出し溝5aは軸Oの軸芯方向に
沿って設けられているが、他方の外側の磁性コア11の
引き出し溝5bは、軸Oの軸芯方向に対して斜めに形成
されているものでも良い。さらに、図2(c)に示すよ
うに、内側の磁性コア1の引き出し溝5aも、他方の外
側の磁性コア11の引き出し溝5bも軸Oの軸芯方向に
対して斜めに形成され、中央で交叉されて形成されてい
るものであっても良い。なお、図2(c)中の符号S
も、S1と同じ間隔である(S=S1)。
は、図2(b)に示すように、上記例の他とは、逆に、
内側の磁性コア1の引き出し溝5aは軸Oの軸芯方向に
沿って設けられているが、他方の外側の磁性コア11の
引き出し溝5bは、軸Oの軸芯方向に対して斜めに形成
されているものでも良い。さらに、図2(c)に示すよ
うに、内側の磁性コア1の引き出し溝5aも、他方の外
側の磁性コア11の引き出し溝5bも軸Oの軸芯方向に
対して斜めに形成され、中央で交叉されて形成されてい
るものであっても良い。なお、図2(c)中の符号S
も、S1と同じ間隔である(S=S1)。
【0040】本実施例は、上記構成よりなるものである
から、ロータリートランスの回転動作によって、一方の
磁性コア1の引き出し溝5aと他方の磁性コア11の引
き出し溝5bの長手方向が完全に一致することがなくな
る。したがって、各引き出し溝5a,5bの長手方向の
重なりが最小限度に抑制されるため、チャンネル間の信
号が混ざり合う事態を防止することができる。
から、ロータリートランスの回転動作によって、一方の
磁性コア1の引き出し溝5aと他方の磁性コア11の引
き出し溝5bの長手方向が完全に一致することがなくな
る。したがって、各引き出し溝5a,5bの長手方向の
重なりが最小限度に抑制されるため、チャンネル間の信
号が混ざり合う事態を防止することができる。
【0041】ところで、ロータリートランスにおいて、
各引き出し溝5a,5bの長手方向が重な合う長さと信
号の混ざり合う比率を図8に示す。この図8は、いわゆ
る縦型のロータリートランスにおいて、10チャンネル
のもので実験した結果である。
各引き出し溝5a,5bの長手方向が重な合う長さと信
号の混ざり合う比率を図8に示す。この図8は、いわゆ
る縦型のロータリートランスにおいて、10チャンネル
のもので実験した結果である。
【0042】この図8から明らかなように、引き出し溝
の長手方向が重なり合うことによるチャンネルの信号が
混ざり合う度合いは、引き出し溝5a,5bが重なって
いないときに対して、約6〜18dB(3〜8倍相当)
にもなる。また、この悪影響の度合いは、引き出してい
る引き出し溝5a,5bに配設されるコイル2の長さが
長い程大きくなっていることがわかる。
の長手方向が重なり合うことによるチャンネルの信号が
混ざり合う度合いは、引き出し溝5a,5bが重なって
いないときに対して、約6〜18dB(3〜8倍相当)
にもなる。また、この悪影響の度合いは、引き出してい
る引き出し溝5a,5bに配設されるコイル2の長さが
長い程大きくなっていることがわかる。
【0043】これに対し、本実施例においては、引き出
し溝5a,5bの長手方向に重なり合う瞬間がなくな
る。これを詳細に見ると、重なり合う瞬間が生じるとし
ても、各引き出し溝5a,5bの略々幅(図2中符号S
で示す。)の分だけ交叉する。したがって、チャンネル
間の信号が混ざり合う事態が可能な限り抑制されること
となる。すなわち、引き出し溝5a,5bが長手方向に
重なり合う瞬間がなくなるということは、長い距離に亘
って信号線が重なり合うという、最悪の瞬間がなくなる
ことを意味する。
し溝5a,5bの長手方向に重なり合う瞬間がなくな
る。これを詳細に見ると、重なり合う瞬間が生じるとし
ても、各引き出し溝5a,5bの略々幅(図2中符号S
で示す。)の分だけ交叉する。したがって、チャンネル
間の信号が混ざり合う事態が可能な限り抑制されること
となる。すなわち、引き出し溝5a,5bが長手方向に
重なり合う瞬間がなくなるということは、長い距離に亘
って信号線が重なり合うという、最悪の瞬間がなくなる
ことを意味する。
【0044】この結果、チャンネル間の信号が混ざり合
うようなことがなくなるために、上記図8に相当する実
験を行ったとすれば、可能な限り「0dB」に近づくこ
とが期待できる。よって、ロータリートランスの信号伝
送時の信頼性が飛躍的に向上することとなる。
うようなことがなくなるために、上記図8に相当する実
験を行ったとすれば、可能な限り「0dB」に近づくこ
とが期待できる。よって、ロータリートランスの信号伝
送時の信頼性が飛躍的に向上することとなる。
【0045】ここで、上記実施例では、同じ引き出し溝
5a,5bに1チャンネル分のリード線が配設されるも
ので説明した。
5a,5bに1チャンネル分のリード線が配設されるも
ので説明した。
【0046】しかし、本発明は、2チャンネル分以上の
リード線が配設されるものであっても良い。これを、上
記実施例のロータリートランスを回転磁気ヘッド装置に
適用した例で説明すると、図3に示すように、回転ドラ
ム6に配される磁気ヘッド装置の配設位置によっては、
同じ引き出し溝5a,5bに1チャンネル分のリード線
が配設されるようにすることが可能である。
リード線が配設されるものであっても良い。これを、上
記実施例のロータリートランスを回転磁気ヘッド装置に
適用した例で説明すると、図3に示すように、回転ドラ
ム6に配される磁気ヘッド装置の配設位置によっては、
同じ引き出し溝5a,5bに1チャンネル分のリード線
が配設されるようにすることが可能である。
【0047】すなわち、磁気ヘッド装置のチャンネルA
と磁気ヘッドのチャンネルCとは、180°対向した位
置にある。この例では、磁気テープTがちょうど回転ド
ラム6に180°巻かれるとすると、同時に磁気テープ
Tに接触することはないために(θ1,θ2=180
°)、同時に信号の授受は行われない。したがって、時
間軸方向に信号がずれているために、クロストークの影
響を受けるようなことがなく、2チャンネル分以上のリ
ード線を同じ引き出し溝5a,5bに配設することがで
きる。
と磁気ヘッドのチャンネルCとは、180°対向した位
置にある。この例では、磁気テープTがちょうど回転ド
ラム6に180°巻かれるとすると、同時に磁気テープ
Tに接触することはないために(θ1,θ2=180
°)、同時に信号の授受は行われない。したがって、時
間軸方向に信号がずれているために、クロストークの影
響を受けるようなことがなく、2チャンネル分以上のリ
ード線を同じ引き出し溝5a,5bに配設することがで
きる。
【0048】一方、図3において、180°未満の位置
に配される磁気ヘッド装置のチャンネルAと磁気ヘッド
装置のチャンネルDとは、同時に磁気テープTに接触す
る時間帯がある。したがって、2チャンネル分以上のリ
ード線が配設することはできない。このような場合には
(その他、磁気ヘッド装置のチャンネルAと磁気ヘッド
装置のチャンネルBの配設のような場合も含む。)、ク
ロストークを考慮すると、本実施例のように角度を持た
せて引き出し溝5a,5bを配設することが良い。
に配される磁気ヘッド装置のチャンネルAと磁気ヘッド
装置のチャンネルDとは、同時に磁気テープTに接触す
る時間帯がある。したがって、2チャンネル分以上のリ
ード線が配設することはできない。このような場合には
(その他、磁気ヘッド装置のチャンネルAと磁気ヘッド
装置のチャンネルBの配設のような場合も含む。)、ク
ロストークを考慮すると、本実施例のように角度を持た
せて引き出し溝5a,5bを配設することが良い。
【0049】次に、上記引き出し溝5a,5bが形成さ
れた磁性コア1,11の製造方法においても、引き出し
溝5a,5bを長手方向に完全に一致するように形成す
る必要がなくなる。
れた磁性コア1,11の製造方法においても、引き出し
溝5a,5bを長手方向に完全に一致するように形成す
る必要がなくなる。
【0050】ロータリートランスを作製するためには、
一般に、フェライト等の磁性粉末を金型を用いてプレス
加工し、円筒状の磁性コア1,11となし、次いでこれ
を高温で焼成後、巻線溝3等を研削することにより形成
される。
一般に、フェライト等の磁性粉末を金型を用いてプレス
加工し、円筒状の磁性コア1,11となし、次いでこれ
を高温で焼成後、巻線溝3等を研削することにより形成
される。
【0051】したがって、図4に示すように、本実施例
の引き出し溝5a,5bが設けられた磁性コア1,11
も、上記金型8により定められた形状に容易に作製する
ことができる。すなわち、金型8にある程度の角度を持
たせて凹凸を設けるだけで、本実施例にかかる磁性コア
1,11が形成されることとなる。また、コイル2の端
末の引き出しも、引き出し溝5a,5bがある程度の角
度を持たせて形成されているだけであるから、導出させ
る工程も基本的変更はない。
の引き出し溝5a,5bが設けられた磁性コア1,11
も、上記金型8により定められた形状に容易に作製する
ことができる。すなわち、金型8にある程度の角度を持
たせて凹凸を設けるだけで、本実施例にかかる磁性コア
1,11が形成されることとなる。また、コイル2の端
末の引き出しも、引き出し溝5a,5bがある程度の角
度を持たせて形成されているだけであるから、導出させ
る工程も基本的変更はない。
【0052】そして、本実施例においては、引き出し溝
5a,5bがある程度の角度をもって形成されているた
めに、図4中矢印で示す方向に、金型8を回転させなが
ら引く抜くようにすると、容易に引く抜くことができ
る。
5a,5bがある程度の角度をもって形成されているた
めに、図4中矢印で示す方向に、金型8を回転させなが
ら引く抜くようにすると、容易に引く抜くことができ
る。
【0053】なお、焼成時の熱伝導の差等によってコア
が歪んだり、変形したりすることがある。また、これら
巻線溝3や引き出し溝5a,5b等は、焼成による変形
量が大きく、その研削代も相当量必要である場合もあ
る。したがって、このような場合には、焼成後、巻線溝
3や引き出し溝5a,5bを研削するようにしても良い
ことは勿論である。
が歪んだり、変形したりすることがある。また、これら
巻線溝3や引き出し溝5a,5b等は、焼成による変形
量が大きく、その研削代も相当量必要である場合もあ
る。したがって、このような場合には、焼成後、巻線溝
3や引き出し溝5a,5bを研削するようにしても良い
ことは勿論である。
【0054】次いで、上述のように作製された磁性コア
1,11は、内側に設けられる磁性コア1が例えば回転
側の上ドラムに位置規制して取付けられ、外側に設けら
れる磁性コア11が固定側の下ドラムに位置規制されて
取付けられる。
1,11は、内側に設けられる磁性コア1が例えば回転
側の上ドラムに位置規制して取付けられ、外側に設けら
れる磁性コア11が固定側の下ドラムに位置規制されて
取付けられる。
【0055】この結果、これら一対の外側・内側磁性コ
ア1,11が回転側及び固定側にそれぞれ微小間隙をも
って対向配置され、固定側に取付けられる外側磁性コア
1と回転側に取付けられる内側磁性コア11の各コイル
2間の電磁結合によって、ビデオ信号やディジタルオー
ディオ信号等を伝送する。
ア1,11が回転側及び固定側にそれぞれ微小間隙をも
って対向配置され、固定側に取付けられる外側磁性コア
1と回転側に取付けられる内側磁性コア11の各コイル
2間の電磁結合によって、ビデオ信号やディジタルオー
ディオ信号等を伝送する。
【0056】実施例2 この実施例のロータリートランスは、平板状をなす一対
の磁性コアを同軸上の上下に近接して対向配置した、い
わゆる平型のロータリートランスとされている。
の磁性コアを同軸上の上下に近接して対向配置した、い
わゆる平型のロータリートランスとされている。
【0057】上記磁性コア21,31は、図5乃至図7
に示すように、例えばフェライト等の磁性コア材料によ
って略々円盤状に形成され、各対向面に要求されるチャ
ンネル数に応じたコイルの数と同数の円環状の巻線溝2
3を有している。これらの巻線溝23は断面コ字状の溝
として同心円状に形成されている。そして、銅線等を略
円環状に形成してなるコイルを嵌合配設させるようにな
っている。
に示すように、例えばフェライト等の磁性コア材料によ
って略々円盤状に形成され、各対向面に要求されるチャ
ンネル数に応じたコイルの数と同数の円環状の巻線溝2
3を有している。これらの巻線溝23は断面コ字状の溝
として同心円状に形成されている。そして、銅線等を略
円環状に形成してなるコイルを嵌合配設させるようにな
っている。
【0058】なお、小径コアで大きなインダクタンスを
とるために、各巻線溝23内に配されるコイルを積層さ
せるようにしたものでも良い。また、具体的に図示しな
いが、各巻線溝23の間には、ショートリングを配設す
るショートリング溝が設けられている。
とるために、各巻線溝23内に配されるコイルを積層さ
せるようにしたものでも良い。また、具体的に図示しな
いが、各巻線溝23の間には、ショートリングを配設す
るショートリング溝が設けられている。
【0059】そして、本実施例は、いわゆる平型のロー
タリートランスであることから、巻線溝23に配設され
たコイルの端末をドラム側へ導出させるための引き出し
溝25a,25bは、一対の磁性コア21,31の対向
面において、軸Oの軸芯方向を中心にして放射状に設け
られている。
タリートランスであることから、巻線溝23に配設され
たコイルの端末をドラム側へ導出させるための引き出し
溝25a,25bは、一対の磁性コア21,31の対向
面において、軸Oの軸芯方向を中心にして放射状に設け
られている。
【0060】しかし、本実施例の引き出し溝25a,2
5bは、一方の磁性コア21の引き出し溝25aと他方
の磁性コア31の引き出し溝25bの位置がずらして形
成されている。これは、引き出し溝25a,25b間に
おいても信号のやりとりが行われてしまうことがないよ
うにするためである。
5bは、一方の磁性コア21の引き出し溝25aと他方
の磁性コア31の引き出し溝25bの位置がずらして形
成されている。これは、引き出し溝25a,25b間に
おいても信号のやりとりが行われてしまうことがないよ
うにするためである。
【0061】ただし、この平型のロータリートランスに
おいても、すべての各引き出し溝25a,25bが互い
に完全にずらして形成することは困難であることから、
図5及び図6に示すように、一方の磁性コア21の引き
出し溝25aが軸の軸芯方向を通って内周側より外周側
に亘って形成され、他方の磁性コア31の引き出し溝2
5bの軸の軸芯方向を通らずに内周側より外周側に亘っ
て形成されていると良い。
おいても、すべての各引き出し溝25a,25bが互い
に完全にずらして形成することは困難であることから、
図5及び図6に示すように、一方の磁性コア21の引き
出し溝25aが軸の軸芯方向を通って内周側より外周側
に亘って形成され、他方の磁性コア31の引き出し溝2
5bの軸の軸芯方向を通らずに内周側より外周側に亘っ
て形成されていると良い。
【0062】すなわち、実施例1と同じように「ある程
度の角度」を持たせて設けることとする。
度の角度」を持たせて設けることとする。
【0063】しかし、平型のロータリートランスにおい
ては、縦型の場合とは異なり、製造コストに変わりはな
いために、どのような角度でも効果を得ることができ
る。なお、図5、図6中の角度θは、約30度となるよ
うに形成されている。
ては、縦型の場合とは異なり、製造コストに変わりはな
いために、どのような角度でも効果を得ることができ
る。なお、図5、図6中の角度θは、約30度となるよ
うに形成されている。
【0064】本実施例は、上記構成よりなるものである
から、ロータリートランスの回転動作によって引き出し
溝25a,25bが長手方向で一致することが完全にな
くなる。したがって、チャンネル間の信号が混ざり合う
ようなことがなく、信号伝送時の信頼性が向上する。
から、ロータリートランスの回転動作によって引き出し
溝25a,25bが長手方向で一致することが完全にな
くなる。したがって、チャンネル間の信号が混ざり合う
ようなことがなく、信号伝送時の信頼性が向上する。
【0065】他方、いわゆる平型のロータリートランス
の製造方法においても、引き出し溝25a,25bが長
手方向に一致するように形成する必要がなくなる。
の製造方法においても、引き出し溝25a,25bが長
手方向に一致するように形成する必要がなくなる。
【0066】この平型のロータリートランスの作製にお
いて、従来のように、同じ磁性コア21,31を上下に
分けて使用されると、引き出し溝25a,25bが長手
方向に一致するようになる。したがって、本実施例にか
かるロータリートランスを作製するためには、巻線溝2
3を形成した後は、引き出し溝25a,25bを、その
形成方向が異ならしめるか、金型(図示は省略する。)
を一方の磁性コア21と他方の磁性コア31とで異なら
せる必要がある。なお、その他の製造方法等は、実施例
1の場合と同様である。
いて、従来のように、同じ磁性コア21,31を上下に
分けて使用されると、引き出し溝25a,25bが長手
方向に一致するようになる。したがって、本実施例にか
かるロータリートランスを作製するためには、巻線溝2
3を形成した後は、引き出し溝25a,25bを、その
形成方向が異ならしめるか、金型(図示は省略する。)
を一方の磁性コア21と他方の磁性コア31とで異なら
せる必要がある。なお、その他の製造方法等は、実施例
1の場合と同様である。
【0067】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明にかかるロータリートランスにおいては、一方の磁性
コアの引き出し溝と他方の磁性コアの引き出し溝の形成
方向が異なっているので、一対の磁性コアの回転動作に
よって、一方の引き出し溝と他方の引き出し溝が重なり
合うことがない。したがって、チャンネル間の信号が混
ざり合うようなことがなくなり、ロータリートランスの
信号伝送時の信頼性が向上する。
明にかかるロータリートランスにおいては、一方の磁性
コアの引き出し溝と他方の磁性コアの引き出し溝の形成
方向が異なっているので、一対の磁性コアの回転動作に
よって、一方の引き出し溝と他方の引き出し溝が重なり
合うことがない。したがって、チャンネル間の信号が混
ざり合うようなことがなくなり、ロータリートランスの
信号伝送時の信頼性が向上する。
【図1】本発明を適用した第1の実施例にかかる縦型の
ロータリートランスを構成する一方の磁性コアを示す斜
視図である。
ロータリートランスを構成する一方の磁性コアを示す斜
視図である。
【図2】上記引き出し溝の他の例を示す模式的に示す図
である。
である。
【図3】上記実施例のロータリートランスを回転磁気ヘ
ッド装置に適用した例を示す平面図である。
ッド装置に適用した例を示す平面図である。
【図4】上記実施例の製造工程を示すもので、金型から
引き出し溝が形成された磁性コアを引き出す状態を示す
斜視図である。
引き出し溝が形成された磁性コアを引き出す状態を示す
斜視図である。
【図5】本発明を適用した第2の実施例にかかる平型の
ロータリートランスを構成する一方の磁性コアを示す平
面図である。
ロータリートランスを構成する一方の磁性コアを示す平
面図である。
【図6】上記第2の実施例にかかるロータリートランス
を構成する他方の磁性コアを示す平面図である。
を構成する他方の磁性コアを示す平面図である。
【図7】上記引き出し溝の他の例を示す図である。
【図8】上記引き出し溝の長手方向が重なり合う長さと
信号の混ざり合う比率を示す図である。
信号の混ざり合う比率を示す図である。
【図9】従来の縦型のロータリートランスを示す斜視図
である。
である。
【図10】従来の平型のロータリートランスを示す平面
図である。
図である。
【図11】上記従来の平型のロータリートランスの引き
出し溝が重なり合う状態を示す斜視図である。
出し溝が重なり合う状態を示す斜視図である。
【図12】従来の積層型のロータリートランスの一方の
磁性コアを示す斜視図である。
磁性コアを示す斜視図である。
1,11,21,31 磁性コア 2 コイル 3,23 巻線溝 5a,5b,25a,25b 引き出し溝 O 軸
Claims (4)
- 【請求項1】 同軸上の内外に近接して対向配置される
円筒状の一対の磁性コアの各対向面に、チャンネル数に
応じて設けられた巻線溝にコイルが配設されると共に、
該コイルの端末を導出させる引き出し溝が設けられたロ
ータリートランスにおいて、 一方の磁性コアの引き出し溝と他方の磁性コアの引き出
し溝の形成方向が異なることを特徴とするロータリート
ランス。 - 【請求項2】 一方の磁性コアの引き出し溝が軸の軸芯
方向に沿って形成され、他方の磁性コアの引き出し溝が
軸の軸芯方向に対して斜めに形成されていることを特徴
とする請求項1記載のロータリートランス。 - 【請求項3】 同軸上の上下に近接して対向配置される
円盤状の一対の磁性コアの対向面に、チャンネル数に応
じて設けられた巻線溝にコイルが配設されると共に、コ
イルの端末を導出させる引き出し溝が設けられたロータ
リートランスにおいて、 一方の磁性コアの引き出し溝と他方の磁性コアの引き出
し溝の形成方向が異なることを特徴とするロータリート
ランス。 - 【請求項4】 一方の磁性コアの引き出し溝が軸の軸芯
方向を通って内周側より外周側に亘って形成され、他方
の磁性コアの引き出し溝が軸の軸芯方向を通らずに内周
側より外周側に亘って形成されていることを特徴とする
請求項3記載のロータリートランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7148592A JPH097864A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ロータリートランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7148592A JPH097864A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ロータリートランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH097864A true JPH097864A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15456207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7148592A Withdrawn JPH097864A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | ロータリートランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH097864A (ja) |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7148592A patent/JPH097864A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |