JPH0990634A - レジスト組成物およびそれを用いたパタン形成方法 - Google Patents

レジスト組成物およびそれを用いたパタン形成方法

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JPH0990634A
JPH0990634A JP7241298A JP24129895A JPH0990634A JP H0990634 A JPH0990634 A JP H0990634A JP 7241298 A JP7241298 A JP 7241298A JP 24129895 A JP24129895 A JP 24129895A JP H0990634 A JPH0990634 A JP H0990634A
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acid
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JP7241298A
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Toshio Sakamizu
登志夫 逆水
Tadashi Arai
唯 新井
Hidenori Yamaguchi
秀範 山口
Masaichi Uchino
正市 内野
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Hitachi Ltd
Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】基板面から垂直に切り立った良好な断面形状を
与える高感度,高解像度のポジ型レジスト組成物を提供
する。 【構成】(a)アルカリ可溶性樹脂及び活性化学線によ
り酸を生じる化合物及び(b)ポリヒドロキシ化合物の
水酸基を酸分解性(例:テトラヒドロピラニル基)で置
換した化合物を含有するポジ型化学増幅系レジスト組成
物であって、成分(a)の水酸化テトラメチルアンモニ
ウムの2.38 重量%水溶液に対する溶解速度が10〜
200nm/秒であって、成分(a)100重量部に対
して成分(b)を5重量部配合した場合の水酸化テトラ
メチルアンモニウムの2.38 重量%水溶液に対する溶
解速度の(a)の溶解速度に対する比率(R5)を0.3
以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線,遠紫外線,X
線等の電磁波、および電子線,イオン線等の粒子線を含
む放射線のパタン状照射によりパタン潜像形成部に酸を
生成せしめ、この酸を触媒とする反応によって、照射部
と未照射部のアルカリ水溶液に対する溶解性を変化さ
せ、アルカリ水溶液を現像液とする工程によりパタンを
現出させるレジスト組成物およびそれを用いたパタン形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路については高集積化に伴
う微細化が進み、解像力の優れたレジストが要望されて
いる。従来、集積回路の形成には、紫外線を露光光源に
用いた縮小投影露光装置が利用されてきた。さらに解像
力を高めるために、紫外線よりも波長の短い248nm
の遠紫外線を用いたエキシマレーザ露光,X線や電子ビ
ームによる露光を用いたパタン形成方法が研究されてい
る。このような微細加工が可能な露光方式でも、LSI
量産の面からウエハ処理のスループットが問題となる。
スループットを向上させる方法は、装置の改良もさるこ
とながら、用いるレジストの高感度化が重要である。そ
こでこれらの露光装置に対して高感度,高解像度を示す
レジストが求められている。
【0003】高感度を達成するためのパタン形成材料と
して、例えば、米国特許3779778 号,特公平2−27660号
公報,特開平2−25850号公報に記載の組成物が知られて
いる。これらの組成物は、酸触媒下で反応性の高い媒体
と紫外線,電子線等、放射線の照射で酸を発生する酸前
駆体を含んでいる。この種のレジストは、これらの放射
線の照射によりパタン潜像形成部に酸を発生せしめ、こ
の酸を触媒とする反応によって、照射部と未照射部の現
像液に対する溶解性を変化させ、現像工程によりパタン
を得ることができるため、化学増幅系レジストと呼ばれ
る。
【0004】この方法に用いる反応性の高い媒体とし
て、例えば、酸触媒により脱保護(分離)する保護基
(アセタール基,t-ブトキシカルボニル基等)を含む化
合物又は重合体が知られている。酸前駆体には、各種ジ
アゾニウム塩,各種ハロゲン化合物,ジアリールヨード
ニウム塩,トリアリールスルホニウム塩等のオニウム
塩,フェノール性水酸基を複数含む化合物とアルキルス
ルホン酸とのエステル等が通常用いられている。これら
の反応性の高い媒体及び酸前駆体は、適当な溶剤に溶解
した溶液として用いられる。例えば、グリコールエーテ
ル類,エチレングリコールアルキルエーテル類,芳香族
炭化水素類,脂肪酸エステル類,ケトン類等がレジスト
溶剤に挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のレジスト材料で
は、高解像度のパタンを形状よく得るために必要となる
照射部と未照射部とのアルカリ現像液に対する溶解速度
の差が十分ではなかった。この原因として、パタン形成
時の露光量において、酸触媒により脱保護する保護基の
分離が完全でないこと、あるいは脱保護反応の副反応に
よりアルカリ難溶性の化合物を生じることで、露光部の
溶解速度がアルカリ可溶性樹脂単体の溶解速度よりも低
下することが知られている。従って、特に単層レジスト
プロセスで必要となるアスペクト比(高さ/幅)の高い
パタンを形成する場合、露光部の現像が完了する前に、
未照射部の溶解が進行して、パタン形状,パタン寸法制
御等の低下を生じるという問題がある。また、未露光部
の溶解を抑制するために、酸分解性基を含む化合物又は
重合体を多く添加すると、感度が大きく低下するという
問題を生じる。さらに、アルカリ可溶性樹脂と酸分解性
基を含む高分子成分とを混合したレジスト組成物は、不
均質な2層に分離したり、あるいはミクロ層分離により
レジスト表面に難溶化層が形成され、パタン形状が悪化
するという重大な問題点を抱え、従来の上記レジスト材
料ではLSI(大規模集積回路)の微細化に対応できな
いのが実状である。
【0006】本発明の目的は、紫外線,遠紫外線,X
線,電子線等の活性化学線のパタン状照射により酸を発
生させ、この酸を触媒とする反応によって、媒体のアル
カリ水溶液に対する溶解性を増加させ、工業的に有利な
アルカリ水溶液を現像液とする工程により高感度かつ高
解像度のポジ型パタンを現出させるレジスト材料を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ある特定
の構造を有する酸分解性基を含む化合物をアルカリ可溶
性樹脂に混合すると、少量の配合量でアルカリ水溶液に
対する溶解阻害作用が非常に大きくなることから、上記
課題を解決できることを見出し本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、(a)アルカリ可溶
性樹脂及び(b)活性化学線により酸を生じる化合物及
び(c)下記化学式1で表されるポリヒドロキシ化合物
の水酸基を酸分解性で置換した化合物を含有するポジ型
化学増幅系レジスト組成物であって、上記成分(a)の
水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38 重量%水溶
液に対する溶解速度が10〜200nm/秒であって、
上記成分(a)100重量部に対して上記成分(c)を
5重量部配合した場合の水酸化テトラメチルアンモニウ
ムの2.38 重量%水溶液に対する溶解速度の上記の
(a)の溶解速度に対する比率(R5)を0.3以下とし
たレジスト組成物およびこの組成を用いたパタン形成方
法により達成される。
【0009】本発明において、上記成分(c)に望まし
い化合物は、化学式1の水酸基の一部または全部をテト
ラヒドロピラニル基,t- ブトキシカルボニル基,エト
キシエチル基等の酸分解性基で保護した化合物が挙げら
れる。
【0010】
【化2】
【0011】化学式1中において、X1 は、水素原子,
炭素数1〜10のアルキル基,炭素数3〜10のシクロ
アルキル基,炭素数1〜8のアルコキシ基,炭素数1〜
7のアシル基,炭素数6〜14のアリール基,炭素数6
〜10のアリールオキシ基,炭素数2〜10のアルコキ
シカルボニル基,炭素数7〜19のアルキルアリール
基,芳香環に置換基を有するアルキルアリール基であ
る。置換基は、ハロゲン原子,ヒドロキシル基,アルコ
キシ基,シクロアルキル基,フェノール基,多価フェノ
ール基が挙げられる。X1 が化学式1の中に複数存在す
る場合には相互に同一の置換基でも異なっていてもよ
い。X2 ,X3 、及びX4 は、相互に同一であっても異
なっていてもよく、炭素数1〜6のアルキル基,炭素数
3〜10のシクロアルキル基,炭素数6〜14のアリー
ル基,炭素数6〜10のアリールオキシ基,炭素数1〜
7のアシル基,炭素数6〜14のアリール基,炭素数6
〜10のアリールオキシ基,炭素数2〜10のアルコキ
シカルボニル基,炭素数7〜19のアルキルアリール
基,芳香環に置換基を有するアルキルアリール基であ
る。置換基は、ハロゲン原子,ヒドロキシル基,アルコ
キシ基,シクロアルキル基,フェノール基,多価フェノ
ール基が挙げられる。式中におけるaは、1〜3の整
数、bは、0〜3の整数であり、しかもa+b≦5を満
たす。
【0012】化2で表わされる化合物の具体例は、化学
式3,4で示される化合物を挙げることができるが、こ
れらに限定されるものではない。これらの化合物は単
独、あるいは2種類以上の組合せで用いることができ
る。
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】また、酸分解性基を含む化合物(c)は、
上記成分(a)100重量部に対して5重量部配合し、
その塗膜を水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38
重量%アルカリ水溶液に入れて塗膜が溶解する時間を測
定し、この時間と塗布膜厚から溶解速度(nm/秒)を
求める。上記のようにして求めた化合物(c)の溶解速
度のアルカリ可溶性樹脂(a)の溶解速度に対する比率
(R5)が、0.3以下であることが望ましい。R5が0.
3よりも大きいと、アルカリ可溶性樹脂のアルカリ溶解
性を阻止する能力が低下するため、未露光部の膜減りが
大きくなり本発明の効果が得られない。
【0016】上記成分(c)に用いられるポリヒドロキシ
化合物の分子量については、GPC(示差屈折率検出使
用)により求めたポリスチレン換算重量平均分子量(M
w)が800〜1500の範囲にあることが望ましい。
この分子量の範囲の化合物はアルカリ可溶性樹脂との相
溶性が良いので、現像後のレジストパタン上にスカム,
ピンホールを与えることがなく、高解像度のレジストパ
タンが得られる。また、分子量がこの範囲よりも小さい
ポリヒドロキシ化合物を用いると、R5が0.3よりも大
きくなり本発明の効果が得られない。一方、分子量がこ
の範囲よりも大きいポリヒドロキシ化合物を用いると、
アルカリ可溶性樹脂とのミクロ相分離が起こり、従っ
て、パタン形状の悪化さらには解像力の低下につながり
好ましくない。
【0017】上記成分(c)の添加量は、アルカリ可溶
性樹脂の全量100重量部に対して5〜40重量部であ
ることが望ましい。添加量が5〜40重量部であると、
十分なレジスト残膜率を有し、高いγ値、すなわち、高
解像度を与える。しかし、成分(c)の添加量が、40
重量部を越えると感度及び溶剤への溶解性が低下し、ま
た、5重量部未満では、非露光部の膜減りが大きくな
り、本発明の効果が得られない。
【0018】上記成分(a)に用いられるアルカリ可溶
性樹脂は、基板に塗布し、これを水酸化テトラメチルア
ンモニウムの2.38 重量%アルカリ水溶液に入れて塗
膜が完全に溶解する時間を測定し、1秒当たりに溶解さ
れる膜厚(nm/秒)を求めて、その溶解速度が10〜
200nm/秒であるものが好ましい。例えば、フェノ
ール性水酸基を1個以上有するフェノール類にアルデヒ
ド類を用いて重縮合させたノボラック樹脂が挙げられ
る。すなわち、フェノール、o-クレゾール、m-クレゾ
ール、p-クレゾール、2,3-キシレノール、2,4-
キシレノール、2,5-キシレノール、3,4-キシレノ
ール、3,5-キシレノール、2,3,5-トリメチルフ
ェノールなどのフェノール性水酸基を1個以上有するフ
ェノール類,レゾルシノール,カテコールなどのフェノ
ール性水酸基を2個有するフェノール類,フロログルシ
ン,ピロガロール,ヒドロキシヒドロキノン等のフェノ
ール性水酸基を3個有するフェノール類が挙げられる。
これらのフェノール類は、それぞれ1種単独で又は2種
以上を用いることができる。アルカリ可溶性樹脂の溶解
速度が10nm/秒未満であると、未露光部の膜減りが
大きくなり、200nm/秒よりも大きいと活性化学線
に対して十分な感度が得られず、本発明の効果が得られ
ない。
【0019】上記成分(b)に用いられる活性化学線照
射により酸を生じる化合物は、例えば、各種ジアゾニウ
ム塩,ジアリールヨードニウム塩,トリアリールスルホ
ニウム塩,トリアルキルスルホニウム塩,アルキルアリ
ールスルホニウム塩等のオニウム塩,各種ハロゲン化合
物,フェノール性水酸基を複数含む化合物とアルキルス
ルホン酸とのエステル等が挙げられる。
【0020】活性化学線照射により酸を生じる化合物の
添加量は、アルカリ可溶性樹脂100重量部に対して2〜
20重量部であることが好ましい。添加量が2〜20重
量部であると、活性化学線に対して十分な感度が得られ
る。活性化学線により酸を生ずる化合物の添加量が、2
0重量部より多いと、レジスト材料として使用する溶剤
に溶解させることが難しく、析出物を与えるため好まし
くない。また、添加量が2重量部より少ないと十分な感
度が得られず本発明の効果が得られない。
【0021】本発明のレジスト組成物には、例えば、ス
トリエーション(塗布ムラ)を防いだり、現像性を良く
したりするための界面活性剤,レジスト溶液の保存安定
剤等を配合することができる。
【0022】
【作用】ポリヒドロキシ化合物の水酸基を酸分解性で置
換した化合物は、活性化学線照射によって生じた酸によ
り酸分解性基が除かれ、水酸基を生成する。従って、酸
分解性基を含む化合物をアルカリ可溶性樹脂と混合すれ
ば、これをレジスト組成物に用いたときに、その照射部
では、発生した酸を触媒とする反応によって、ポリヒド
ロキシ化合物の酸分解性基が除かれ、水酸基が再生し、
アルカリ水溶液に対する溶解性が増加する反応を起こ
す。一方、未露光部では、酸分解性基を含む化合物がア
ルカリ可溶性樹脂のアルカリ溶解性を阻止するために、
アルカリ現像液に難溶となる。この場合、酸分解性基を
含む化合物のアルカリ可溶性樹脂に対する配合量は少量
で良いために、高感度でポリヒドロキシ化合物の酸分解
性基の分離が可能となる。本発明のようなレジスト組成
物は、高感度で高解像度のポジ型パタンを得ることがで
きる。
【0023】
【実施例】次に、この発明の具体的な実施例及び比較例
について説明する。尚、これらの実施例は、本発明の範
囲内の好適な特定の条件の下における単なる例示にすぎ
ず、本発明がこれらの実施例にのみ限定されるものでは
ない。
【0024】(合成例1)酸分解性基を含む化合物
(c)の合成例 酢酸エチル100ml中に化学式1で表わされる化合物
の具体例として化学式2で示される化合物(Mw:99
2,Mw/Mn:1.02):10g,3,4-ジヒドロ
-2H-ピラン:20gを溶解する。これに12Nの塩酸
0.2ml を滴下し、25℃で12時間反応させた。反
応混合液を分液ロートに移し、2NのNaOH水溶液1
0mlを加えて洗浄し、中性になるまで水洗する。反応
溶液を減圧下濃縮し、ヘキサン中に固体を析出させる。
濾過後、真空乾燥して白色の固体を得た。この生成物
は、赤外吸収スペクトル及びNMRスペクトル分析より
ポリヒドロキシ化合物化学式2の水酸基の55%をテト
ラヒドロピラニル基で置換していることを確認した。
【0025】(合成例2)上述の合成例1のポリヒドロ
キシ化合物化学式2の代わりに化学式3(Mw:113
9,Mw/Mn:1.01)を用いて同様の結果を得
た。
【0026】(実施例1〜3,比較例1〜2)表1はア
ルカリ可溶性樹脂と酸分解性基を含むポリヒドロキシ化
合物の塗膜のR5 を示す。
【0027】
【表1】
【0028】クレゾールノボラック樹脂と酸分解性基を
含むポリヒドロキシ化合物の種類を変えて、ノボラック
樹脂100重量部に対して酸分解性基を含むポリヒドロ
キシ化合物を5重量部の割合で酢酸メチルセロソルブに
溶解して、固形分濃度20重量%の溶液を調合した。シ
リコンウエハ上に上記組成のレジスト液を滴下し、回転
塗布してレジスト膜を得た。このウエハを100℃で5
分間熱処理した後、水酸化テトラメチルアンモニウムの
2.38 重量%水溶液に入れ、その塗膜が完全に溶解す
る時間を測定し、1秒当たりに溶解される膜厚(nm/
秒)を求め、これを溶解速度とした。この値からノボラ
ック樹脂の溶解速度に対する比率R5 を求めた。この表
1から明らかなように、実施例1〜3でテトラヒドロピ
ラニル基あるいはt- ブトキシカルボニル基を酸分解性
基に用いたポリヒドロキシ化合物は、R5が0.3以下で
あり、十分なアルカリ溶解阻害効果を持つことがわかっ
た。これに対して、比較例1〜2において、酸分解性基
を含むビスフェノールA(分子量:228)、1,1,
1-トリス(4-ヒドロキシフェニル)エタン(分子量:
306)は、R5が0.3より大きく、ノボラック樹脂の
溶解性を阻止する能力が低いことがわかった。
【0029】(実施例4)m,p-クレゾールノボラッ
ク樹脂(Mw:9300,溶解速度:22nm/秒):
84重量部,テトラヒドロピラニル基を持つポリヒドロ
キシ化合物(化学式2、テトラヒドロピラニル基の導入
率55%):16重量部,活性化学線照射により酸を生
じる化合物として、トリメチルスルホニウムトリフルオ
ロメタンスルホネート:5重量部を酢酸メチルセロソル
ブに溶解して、固形分濃度約20重量%の溶液を調合し
た。シリコンウエハ上に上述のレジスト液を滴下し、回
転塗布後120℃,2分間熱処理して、1μmの厚さの
レジスト膜を得た。この基板に電子線描画装置(電子線
の加速電圧は30kV)を用い、照射量を段階的に変化
させて電子線照射後、100℃,2分間熱処理してレジ
ストの潜像部分の酸触媒反応を促進した。上述の熱処理
後、水酸化テトラメチルアンモニウム2.38重量%を
含む水溶液を現像液に用いて潜像を形成したレジストを
60秒間現像した。感度及び残膜率を求めたところ、感
度(レジストの膜厚が0となる最小照射量)は、2.5μ
C/cm2 で、残膜率は、98%であった(図1)。
【0030】本発明のレジスト溶液を塗布した基板に電
子線描画装置(電子線の加速電圧は、50kV)を用い
て、5.0μC/cm2 の照射量で0.3μmのパタンをレ
ジストに描画した後、100℃,2分間熱処理してレジ
ストの潜像部分の酸触媒反応を促進した。上述の熱処理
後、水酸化テトラメチルアンモニウム2.38 重量%を
含む水溶液を現像液に用いて潜像を形成したレジストを
120秒間現像し、レジストパタンを得た。得られたパ
タンを走査型電子線顕微鏡で観察したところ、基板面か
ら垂直に切り立った良好なパタンを形成することができ
た。このパタンは、設計寸法通りの0.3μm の線幅で
あった。
【0031】(実施例5)実施例4において、m,p-
クレゾールノボラック樹脂(Mw:9300,溶解速
度:22nm/秒)の代わりにm,p-クレゾールノボ
ラック樹脂(Mw:9100,溶解速度:27.6nm/秒)
を用いた以外は、実施例4の方法に従って行った。その
結果、上記レジストは、1.4μC/cm2の感度を示し、
断面形状が良好な0.3μm のパタンを得た。
【0032】(実施例6)実施例4において、テトラヒ
ドロピラニル基を持つポリヒドロキシ化合物(化学式
2)の代わりにテトラヒドロピラニル基を持つポリヒド
ロキシ化合物(化学式3)を用いた以外は、実施例4の
方法に従って行った。その結果、上記レジストは、3.
0μC/cm2の感度を示し、断面形状が良好な0.3μm
のパタンを得た。
【0033】(比較例3)m,p-クレゾールノボラッ
ク樹脂(Mw:11000,溶解速度:16nm/秒):
100重量部,t-ブトキシカルボニル基を酸分解性基
に持つビスフェノールA:46重量部,活性化学線照射
により酸を生じる化合物として、ピロガロールとメタン
スルホン酸の三置換体エステル:5重量部を酢酸メチル
セロソルブに溶解して、固形分濃度約20重量%のレジ
スト溶液を調合した。以下実施例4と同様の方法で行っ
た。その結果、上記レジストは、図1に示すように9.
0μC/cm2 の低感度でかつ低いγ値を与えた。上記レ
ジスト溶液を塗布した基板に電子線描画装置(電子線の
加速電圧は、50kV)を用いて、0.3μm のパタン
をレジストに描画した結果、0.3μm のパタンを解像
できないことがわかった。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、遠紫外線,電子線,X
線,その他の活性放射線に対して、高感度で高解像度
な、アルカリ水溶液現像可能なポジ型レジスト組成物を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子線照射量に対かる現像後の相対的な膜厚を
示すグラフ。
【符号の説明】
1…本発明の実施例、2…比較例。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 秀範 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 内野 正市 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)アルカリ可溶性樹脂及び(b)活性
    化学線照射により酸を生じる化合物及び(c)化学式1
    で表されるポリヒドロキシ化合物の水酸基を酸分解性基
    で置換した化合物を含有することを特徴とするポジ型化
    学増幅系レジスト組成物。 【化1】 (但し、X1 は、水素原子,炭素数1〜10のアルキル
    基,炭素数3〜10のシクロアルキル基,炭素数1〜8
    のアルコキシ基,炭素数1〜7のアシル基,炭素数6〜
    14のアリール基,炭素数6〜10のアリールオキシ
    基,炭素数2〜10のアルコキシカルボニル基,炭素数
    7〜19のアルキルアリール基,芳香環に置換基を有す
    るアルキルアリール基である。置換基は、ハロゲン原
    子,ヒドロキシル基,アルコキシ基,シクロアルキル
    基,フェノール基,多価フェノール基が挙げられる。X
    1 が化学式1の中に複数存在する場合には相互に同一の
    置換基でも異なっていてもよい。X2 ,X3 およびX4
    は、相互に同一であっても異なっていてもよく、炭素数
    1〜6のアルキル基,炭素数3〜10のシクロアルキル
    基,炭素数6〜14のアリール基,炭素数6〜10のア
    リールオキシ基,炭素数1〜7のアシル基,炭素数6〜
    14のアリール基,炭素数6〜10のアリールオキシ
    基,炭素数2〜10のアルコキシカルボニル基,炭素数
    7〜19のアルキルアリール基,芳香環に置換基を有す
    るアルキルアリール基である。置換基は、ハロゲン原
    子,ヒドロキシル基,アルコキシ基,シクロアルキル
    基,フェノール基,多価フェノール基が挙げられる。式
    中におけるaは、1〜3の整数,bは、0〜3の整数で
    あり、しかもa+b≦5を満たす)
  2. 【請求項2】請求項1に記載のレジスト組成物であっ
    て、成分(a)の水酸化テトラメチルアンモニウムの
    2.38 重量%水溶液に対する溶解速度が10〜200
    nm/秒であって、成分(a)100重量部に対して成
    分(c)を5重量部配合した組成物の塗膜の水酸化テト
    ラメチルアンモニウムの2.38 重量%水溶液に対する
    溶解速度の(a)の溶解速度に対する比率(以下、R5
    とする)を0.3以下とした請求項1に記載のレジスト
    組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のレジスト組成物
    であって、成分(c)がアルカリ可溶性樹脂の全量10
    0重量部に対して5〜40重量部配合したレジスト組成
    物。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のレジスト組成物の塗膜
    に、活性化学線を用いて所望のパタン潜像を形成する工
    程,酸を触媒とする反応を促進する工程及びアルカリ水
    溶液を現像液とする現像によりパタンを形成する工程を
    有するパタン形成方法。
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