JPH10103393A - ディスクブレーキ用パッドクリップ - Google Patents

ディスクブレーキ用パッドクリップ

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JPH10103393A
JPH10103393A JP8274121A JP27412196A JPH10103393A JP H10103393 A JPH10103393 A JP H10103393A JP 8274121 A JP8274121 A JP 8274121A JP 27412196 A JP27412196 A JP 27412196A JP H10103393 A JPH10103393 A JP H10103393A
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spring
pad
rotor
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久 森
Nariya Otaka
成也 尾高
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    • F16D65/0973Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces
    • F16D65/0974Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces acting on or in the vicinity of the pad rim in a direction substantially transverse to the brake disc axis
    • F16D65/0977Springs made from sheet metal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラトル音の発生を抑制する。 【解決手段】 パッドクリップ40は、サポート14の
ガイド凸部16に係合するコ字状部46を有している。
コ字状部46の一側には、第2のばね部64を介して第
1のばね部74が連接している。第1のばね部74は、
湾曲部76を有し、先端当接部82が摩擦パッド20を
ロータ半径方向外方に付勢している。第2のばね部64
は、ロータの周方向に膨出湾曲して凸形をしており、膨
出頂部70が摩擦パッド20に当接し、ばね上端部66
とばね下端部68とがサポート14に当接し、摩擦パッ
ド20をロータの周方向に付勢している。そして、摩擦
パッド20が矢印84のように移動して第2のばね部6
4を押し潰すと、当接部82が上方に移動しようとし、
摩擦パッド20に作用するロータ半径方向外方への付勢
力が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の制動をなす
ディスクブレーキに用いられるパッドクリップに係り、
特にロータの軸方向に移動可能な摩擦パッドをサポート
に対して摺動抵抗が軽減するように保持するパッドクリ
ップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキは、ロータを挟圧する
一対の摩擦パッドをロータ軸方向に移動可能にサポート
に装着し、キャリパと液圧シリンダ装置とによって各摩
擦パッドをロータ軸方向に移動させてロータに圧接し、
摩擦パッドがロータとともに回転しようとする際に、パ
ッドの側縁部をサポートによって支承することにより、
制動力を発揮させるようにしている。そして、摩擦パッ
ドをサポートに保持させつつロータ面に接するように移
動させるため、サポートの支承部(アンカ部)と摩擦パ
ッドとの間に、パッドクリップを装着してパッドの摺動
抵抗の低減を図っている(例えば、実公平2−1835
3号公報)。図8は、従来のこのようなパッドクリップ
の一例を示したものである。
【0003】このパッドクリップ10は、ロータ12の
インナ側部位およびアウタ側部位のそれぞれにおいて、
サポート14の対向面に形成したガイド凸部16に嵌合
する側面視コ字状部18を有している。ガイド凸部16
は、摩擦パッド20をロータ軸方向に摺動案内するもの
で、摩擦パッド20の側端面に形成した凹部22に挿入
されるようになっており、この凹部22の壁面とガイド
凸部16との間にパッドクリップ10のコ字状部18が
配置される。そして、コ字状部18は、ガイド凸部16
の先端面に接する底辺部24と、この底辺部24の上下
端で屈曲された上下の対向片26、28からなってい
る。
【0004】上側(ロータ外周側)の対向片26は、底
辺部24に連接した基端側が摩擦パッド20の凹部22
の壁面に接しており、また先端側がガイド凸部16の上
面に当接するように底辺部24に対して鋭角に曲げてあ
って、下側(ロータ内周側)の対向片28と協働してガ
イド凸部16を挟持することによってサポート14に装
着されるとともに、凹部22を介して摩擦パッド20を
弾性支持している。また、上側対向片26は、ガイド凸
部16に当接している先端側がさらにロータ外周側に折
り曲げられた連結片30となっており、この連結片30
の先端部に、インナ側とアウタ側とを繋ぐブリッジ部が
形成してある。
【0005】一方、下側対向片28の先端側には、摩擦
パッド20のパッドアンカ部31の対向位置に形成され
たサポート14のアンカ部32に沿って下方に折曲して
形成したトルク受部34が連接している。そして、トル
ク受部34の下端は、湾曲させた先端部をやや上方に向
けて摩擦パッド20側に曲げた板ばね部36が一体に設
けられ、この板ばね部36の先端部が摩擦パッド20の
下面に当接し、摩擦パッド20を弾性支持している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように構成してあ
る従来のパッドクリップ10は、トルク受部34がサポ
ート14のアンカ部32に密着しており、摩擦パッド2
0のパッドアンカ部31の先端面とパッドクリップ10
のトルク受部34との間に間隙dが形成される。このた
め、車両の制動開始時などにキャリパに振動が加わって
摩擦パッド20が矢印38のように移動した際に、パッ
ドアンカ部31の先端面がパッドクリップ10のトルク
受部34を叩き、それがサポート14に伝達されてラト
ル音を発生させる。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、ラトル音の発生を抑制すること
ができるディスクブレーキ用パッドクリップを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るディスクブレーキ用パッドクリップ
は、ロータに対向して配置した摩擦パッドと、この摩擦
パッドからの制動力を支承するサポートとを有するディ
スクブレーキに用いられ、前記摩擦パッドのロータ周方
向端部と前記サポートのアンカ部との間に装着して摩擦
パッドを支持するパッドクリップにおいて、前記摩擦パ
ッドと前記サポートとの対向部のいずれか一方に設けた
凸部と係合するコ字状部と、前記摩擦パッドをロータ半
径方向外方に付勢する第1のばね部と、この第1のばね
部と前記コ字状部とを連接する連接部に設けられ、前記
摩擦パッドをロータ周方向に付勢する第2のばね部とを
有する構成となっている。摩擦パッドをロータの周方向
に付勢する第2のばね部は、ロータの周方向に凸状に形
成することができる。
【0009】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、摩擦パッドを
ロータ半径方向外方に付勢する第1のばね部と摩擦パッ
ドをロータの周方向に付勢する第2のばね部とを形成し
たことにより、パッドクリップを摩擦パッドとサポート
との間に配置すると、第2のばね部が実質的に摩擦パッ
ドとパッドクリップとの間の間隙を小さくするため、キ
ャリパが振動するなどして摩擦パッドがロータの周方向
に移動したとしても、摩擦パッドがパッドクリップを叩
くような衝撃を生ずることがなく、ラトル音を抑制する
ことができる。特に、第2のばね部をロータ周方向に凸
状に形成して摩擦パッドとサポートとの両者に接触させ
ると、摩擦パッドと第2のばね部との間、および第2の
ばね部とサポートとの間に間隙が存在しないため、ラト
ル音の抑制をより効果的に行うことができる。しかも、
摩擦パッドがロータ周方向に移動して凸形の第2のばね
部を押圧すると、第2のばね部が弾性変形して潰れるの
に従って第1のばね部による摩擦パッドをロータ半径方
向外方に付勢する力が増大し、摩擦パッドの端部をコ字
状部を介してサポートに強く押圧するようになり、第2
のばね部の弾性変形によるばね作用と第1のばね部のロ
ータ半径方向外方への付勢力との相乗効果によってラト
ル音の抑制効果をより高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るディスクブレーキ用
パッドクリップの好ましい実施の形態を、添付図面に従
って詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の第1実施の形態に係るパッ
ドクリップの装着状態を示す模式図であり、図2はその
平面図と正面図、図3はその底面図、図4は図2(2)
のA−A線に沿う断面図、図5は図4のB部拡大図であ
る。これらの図において、パッドクリップ40は、1枚
の金属板を折曲してロータのインナ側部位とアウタ側部
位とを対称形に形成してあって、図2に示したように、
ロータの外周部を跨いでインナ側部位とアウタ側部位と
を連結するブリッジ部42を有する門形をなしている。
そして、ブリッジ部42の両側下部には、インナ側とア
ウタ側との連結部44が一体に設けてあって、この連結
部44の下部に、サポート14の摩擦パッド20との対
向部に形成したガイド凸部16を挿入して係合させる側
面視コ字状部46が設けてある。
【0012】コ字状部46は、図4に詳細を示したよう
に、サポート14のガイド凸部16の先端面と対面する
底板片48と、この底板片48の上下端部を折曲延在さ
せた対向部である対向片50、52からなっていて、ロ
ータ外周側となる上側対向片50の先端部54が連結部
44に連接している。そして、上側対向片50は、先端
部54側がやや下側対向片52側となるように曲げられ
ていて、基端部56側がガイド凸部16に接触しないよ
うになっていて、その外面がガイド凸部16を挿入する
摩擦パッド20の凹部22の壁面に当接し、先端部54
の内面側がガイド凸部16の上面に当接するようになっ
ていて、この先端部54と下側対向片52とによってガ
イド凸部16を挟持することによってサポート14に保
持されるとともに、基端部56が凹部22を介して摩擦
パッド20を弾性支持するようになっている。また、各
コ字状部46には、底板片48のロータとの対面側にガ
イド凸部16の基端側に向けた挟持爪58が一体に形成
してあり、上下の対向片50、52の反ロータ側にガイ
ド凸部16の側部に位置する挟持爪60、62が一体に
形成してあって、これらの挟持爪58、60、62によ
ってサポート14のガイド凸部16を挟持し、サポート
14に対する位置ずれが防止されている。
【0013】コ字状部46の下方には、第2のばね部6
4が設けてあって、この第2のばね部64の上端部66
が下側対向片52の先端部に連接している。さらに、第
2のばね部64は、摩擦パッド20とサポート14との
ロータ周方向対面部である摩擦パッド20のパッドアン
カ部31とサポート14のアンカ部32との間に配置さ
れるようになっており、図4に示したように、ロータ周
方向となる摩擦パッド20側に湾曲膨出させて凸形に形
成してある。そして、第2のばね部64は、パッドクリ
ップ40がサポート14と摩擦パッド20との間に配置
されたときに、ばね上端部66とばね下端部68とがサ
ポート14のアンカ部32に当接するとともに、膨出頂
部70が摩擦パッド20のパッドアンカ部31の端面に
当接するようになっている。また、第2のばね部64
は、上下端部66、68がサポート14に当接し、膨出
頂部70が摩擦パッド20に当接した状態において、膨
出頂部70のサポート側面とサポート14との間のロー
タ周方向に間隙δが形成されるようになっており、その
ばね力によってサポート14と摩擦パッド20とに相互
に離間する方向の力を与え、摩擦パッド20をロータの
周方向に付勢している。さらに、第2のばね部64の反
ロータ側の側部には、サポート14の両側を挟持するた
めの爪部72が一体に設けてある(図2参照)。
【0014】パッドクリップ40は、ロータ半径方向一
側となる下端部に摩擦パッド20の下端部を弾性支持し
てロータの半径方向外方に付勢する第1のばね部74を
有している。この第1のばね部74は、連接部である第
2のばね部64を介してコ字状部46に連接されてお
り、第2のばね部64のロータ半径方向中心側であるば
ね下端部68に連接している。そして、第1のばね部7
4は、ばね下端部68に連接している湾曲部76を有し
ていて、この湾曲部76の先端側が摩擦パッド側の斜め
下方に向かうように湾曲し、その先端部に直線部78が
設けられている。また、直線部78の先端側には、斜め
上方に折曲された折り返し部80が一体に形成してあ
る。さらに、折り返し部80は、先端部が再びやや下方
に向けて折曲してあって、この折曲部の上面が摩擦パッ
ド20の下面に当接して摩擦パッド20を支持する当接
部82となっている。この当接部82は、図2(1)に
明示してあるように、第1のばね部74の他の部分より
やや幅広く形成してあり、側端が反ロータ側に突出して
いて、摩擦パッド20のサポート14への装着の際の案
内となるとともに、湾曲部76のばね力によって摩擦パ
ッド20をロータ半径方向外方(図1の上方)に付勢し
ている。なお、図2(2)の左側下部に2点鎖線で示し
た部分は、第1のばね部74の展開図である。
【0015】このように構成した実施の形態に係るパッ
ドクリップ40は、図1に装着状態を模式的に示したよ
うに、サポート14と摩擦パッド20との間に配置され
ると、第2のばね部64の上下端部66、86がサポー
ト14のアンカ部32に当接し、第2のばね部64の膨
出頂部70が摩擦パッド20のパッドアンカ部31の端
面に当接する。そして、第2のばね部64は、サポート
14のアンカ部32に当接している上下端部66、68
と、膨出頂部70のサポート14側面との間のロータ周
方向に間隙δが形成され、サポート14と摩擦パッド2
0とに相互に離間する方向にばね力を作用させている。
従って、キャリパに振動が加わって摩擦パッド20が図
1の矢印84のように移動したとしても、摩擦パッド2
0が第2のばね部64を叩いて衝撃音を発生させるよう
なことがなく、ラトル音を抑制することができる。しか
も、第2のばね部64は、上下端部66、68がサポー
ト14に当接するようになっているため、大きなばね力
を発生させることができ、ラトル音を確実に抑制するこ
とができる。
【0016】そして、制動開始時などに摩擦パッド20
が図1の右方向に移動してパッドアンカ部31が第2の
ばね部64を押圧すると、第2のばね部64が潰れるよ
うに弾性変形する。このため、第1のばね部74は、湾
曲部76が第2のばね部64の下端部68を中心に図1
の時計方向に回動しようとし、当接部82に摩擦パッド
20を押し上げる力が付与されて摩擦パッド20をロー
タ半径方向外方への付勢する力が増大し、パッドアンカ
部31の上面をコ字状部46の下側対向片52に強く押
圧する。従って、この第1のばね部74の付勢力の増大
と第2のばね部64の弾性変形によるばね力との相乗効
果によって摩擦パッド20の振動を規制、吸収するた
め、ラトル音の抑制効果を高めることができる。
【0017】一方、制動時にさらに摩擦パッド20が図
1の右方向に移動すると、摩擦パッド20の第2のばね
部64は、摩擦パッド20のパッドアンカ部31とサポ
ート14のアンカ部32とに挟圧されて潰れ、アンカ部
32に密着してパッドアンカ部31からの制動トルクを
サポート14に伝達する。しかも、非制動時における摩
擦パッド20のパッドアンカ部31の端面とサポート1
4のアンカ部32との間隔を従来と同様に形成すること
ができ、摩擦パッド20のロータ軸方向への移動に支障
を生ずることがなく、確実な制動動作を行わせることが
できる。
【0018】なお、前記実施の形態においては、第2の
ばね部64が摩擦パッド20とサポート14とに相互に
離間する方向の力を与えている場合について説明した
が、第2のばね部64が摩擦パッド20とサポート14
との両者に軽く接触している場合や、いずれか一方に接
触し、他方との間にわずかな間隙を有している場合であ
っても、ラトル音の抑制効果を得ることができる。
【0019】図6は、第2実施の形態に係るパッドクリ
ップの装着状態を示した模式図である。この実施の形態
に係るパッドクリップ86は、サポート14に対向して
いる摩擦パッド20の側端面にアンカ突起88を形成
し、サポート14にアンカ突起88を挿入する凹溝部9
0が設けてあるディスクブレーキ用である。そして、第
2実施の形態に係るパッドクリップ86は、第2のばね
部64がアンカ突起88の端面とこれに対面した凹溝部
90のアンカ面92との間に位置するように形成され
る。また、パッドクリップ86のコ字状部46は、サポ
ート14の凹溝部90上部の凸部94と係合してこの凸
部を挟持するようになっている。このように形成した第
2実施の形態に係るパッドクリップ86も第1実施の形
態に係るパッドクリップ40と同様の効果を得ることが
できる。
【0020】図7は、第3実施の形態に係るパッドクリ
ップの装着状態を示した模式図である。この実施の形態
に係るパッドクリップ100は、コ字状部46が摩擦パ
ッド20の側端面に突出形成したアンカ凸部88と係合
するようになっている。そして、コ字状部46は、底板
片48の外面がサポート14の凹溝部90の底面である
アンカ面92に密接しており、下側対向片52の基端部
が凹溝部90の内壁に当接し、下側対向片52の先端部
が凹溝部90に接触しないようにやや上向きに曲げら
れ、摩擦パッド20のアンカ突起88の下面に当接し、
アンカ突起88を弾性支持している。また、下側対向片
52の先端側下部には、摩擦パッド20側に膨出湾曲さ
せた第2のばね部102がコ字状部46と一体に設けて
ある。
【0021】第2のばね部102は、膨出頂部104が
摩擦パッド20の側端面に当接し、ばね上端部106と
ばね下端部108とが摩擦パッド20の側端面と対面す
る対向面110に当接している。そして、第2のばね部
102は、膨出頂部104のサポート14側の面と対向
面110との間に間隙δが形成されようになっている。
また、第2のばね部102が配置された部分の摩擦パッ
ド20とサポート14との間の非制動時における間隙Δ
が、摩擦パッド20のアンカ突起88の端面とサポート
14の凹溝部90のアンカ面92との距離Lより大きく
してあって、制動時にアンカ突起88からの制動トルク
をパッドクリップ100を介してサポート14に確実に
伝達できるようにしてある。さらに、第2のばね部10
2の下部には、先端当接部82が摩擦パッド20の下面
と当接して摩擦パッド20をロータの半径方向外方に付
勢する第1のばね部74が連接してある。この実施の形
態においては、第2のばね部102が摩擦パッド20に
よって押し潰されると、第1のばね部74の当接部82
とコ字状部46の下側対向片52の先端部との摩擦パッ
ド20を押し上げる力が増大し、摩擦パッド20をロー
タ半径方向外方に付勢する力が大きくなる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、摩擦パッドをロータ半径方向外方に付勢する第1の
ばね部と摩擦パッドをロータの周方向に付勢する第2の
ばね部とを形成したことにより、パッドクリップを摩擦
パッドとサポートとの間に配置すると、第2のばね部が
実質的に摩擦パッドとパッドクリップとの間の間隙を小
さくするため、キャリパが振動するなどして摩擦パッド
がロータの周方向に移動したとしても、摩擦パッドがパ
ッドクリップを叩くような衝撃を生ずることがなく、ラ
トル音を抑制することができる。特に、第2のばね部を
ロータの周方向に凸状に形成して摩擦パッドとサポート
との両者に接触させると、摩擦パッドと第2のばね部と
の間、および第2のばね部とサポートとの間に間隙が存
在しないため、ラトル音の抑制をより効果的に行うこと
ができる。しかも、摩擦パッドがロータ周方向に移動し
て凸形の第2のばね部を押圧すると、第2のばね部が弾
性変形して潰れるのに従って湾曲形成した第1のばね部
の摩擦パッドをロータ半径方向外方に付勢する力が増大
し、摩擦パッドの端部をコ字上部に強く押圧するように
なり、第2のばね部の弾性変形によるばね作用と第1の
ばね部のロータ半径方向外方への付勢力との相乗効果に
よってラトル音の抑制効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るパッドクリップ
を装着した状態を示す模式図である。
【図2】第1実施の形態に係るパッドクリップの平面図
と正面図である。
【図3】第1実施の形態に係るパッドクリップの底面図
である。
【図4】図2(2)のA−A線に沿った断面図である。
【図5】図4のB部の拡大図である。
【図6】第2実施の形態に係るパッドクリップの装着状
態を示す模式図である。
【図7】第3実施の形態に係るパッドクリップの装着状
態を示す模式図である。
【図8】従来のパッドクリップの装着状態を示す模式図
である。
【符号の説明】
14 サポート 16 ガイド凸部 20 摩擦パッド 22 凹部 31 パッドアンカ部 32 アンカ部 40、86 パッドクリップ 46 コ字状部 64 第2のばね部 66 ばね上端部 68 ばね下端部 70 膨出頂部 74 第1のばね部 82 当接部 86 パッドクリップ 88 凸部(アンカ突起) 94 凸部 100 パッドクリップ 102 第2のばね部 104 膨出頂部 106 ばね上端部 108 ばね下端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータに対向して配置した摩擦パッド
    と、この摩擦パッドからの制動力を支承するサポートと
    を有するディスクブレーキに用いられ、前記摩擦パッド
    のロータ周方向端部と前記サポートのアンカ部との間に
    装着して摩擦パッドを支持するパッドクリップにおい
    て、前記摩擦パッドと前記サポートとの対向部のいずれ
    か一方に設けた凸部と係合するコ字状部と、前記摩擦パ
    ッドをロータ半径方向外方に付勢する第1のばね部と、
    この第1のばね部と前記コ字状部とを連接する連接部に
    設けられ、前記摩擦パッドをロータ周方向に付勢する第
    2のばね部とを有することを特徴とするディスクブレー
    キ用パッドクリップ。
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