JPH101062A - 走行車輌の操向操作機構 - Google Patents

走行車輌の操向操作機構

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JPH101062A
JPH101062A JP8152528A JP15252896A JPH101062A JP H101062 A JPH101062 A JP H101062A JP 8152528 A JP8152528 A JP 8152528A JP 15252896 A JP15252896 A JP 15252896A JP H101062 A JPH101062 A JP H101062A
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seat
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turned
lever
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春樹 深堀
Kiyoshi Yonekura
澄 米倉
Toru Sakai
透 坂井
Hideo Shimazoe
秀雄 島添
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履帯式運搬車等、左右独立の走行装置の駆動
速度の差により旋回する操向車輌であって、座席を前後
反転回動可能に搭載したものにおいて、従来、座席の前
後に左右二本、合計4本の操向レバーを設けており、部
品点数が多くなっていたことに加え、操作が煩雑であっ
た。また、芯地旋回設定スイッチは、従来、コントロー
ルパネルに配設しており、OFFし忘れて、操向レバー
をストロークエンドにした時に、意に反して芯地旋回す
る事態を発生させた。 【解決手段】 側面視で、座席12の回動中心となる座
席下台11の垂直中心線上に操向レバー15を配設し、
座席12を前向きにしても後向きにしても、一本の操向
レバー15にて旋回操作可能とする。また、操向レバー
15の頭頂部に芯地旋回設定スイッチ16を付設し、操
向レバー15のストロークエンドを検出する芯地旋回ス
イッチ45を設けて、両スイッチがON時のみ芯地旋回
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右独立して駆動
する走行装置、例えば履帯式走行装置を有する走行車輌
であって、例えば運搬車等のように、後進時には作業者
が後方向きに作業ができるように、座席を前後に反転可
能とした構成の走行車輌の中の、操向操作機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、履帯式走行装置上に、前部を動力
部及び運転部とし、後部を荷箱搭載部とする本体部を配
設し、内燃機関よりHST、減速機を介して履帯式走行
装置の駆動軸に動力伝達してなる運搬車は公知となって
いる。この公知例を図33乃至図35より説明する。図
33は従来の運搬車の側面図、図34は同じく平面図、
図35は同じく正面図である。まず、左右のクローラ
(履帯式)走行装置85L・85R上に配設される本体
部は本体フレーム86より形成され、該本体フレーム8
6の前部は、動力部を支持するとともに、その上部にお
いては、前端にヘッドランプ88やフロントグリル89
等を具備するフロントコラム87を搭載し、また、その
後方にエンジンルームハウジング90を搭載し、更にそ
の後方に、各種コントロール装置を具備するコントロー
ルパネル91を配している。また、コントロールパネル
91の側方(本実施例では左側)に座席92を配してい
る。このように、動力部の上方には運転部が形成されて
おり、その後方に荷箱95が上下回動可能に搭載されて
いる。
【0003】座席92は、前後反転して取付可能として
おり、その前後位置にて、左右平行に操向レバー93L
・93R、94L・94Rを配設している。即ち、前部
で4本の操向レバーを設けており、座席92を前向きに
セットした場合には、操向レバー93L・93Rの操作
にて、座席92を後向きにした場合には、操向レバー9
4L・94Rの操作にて、それぞれ、左右のクローラ走
行装置85L・85Rのクラッチ入り切り操作を行い、
旋回するのである。
【0004】更に、左右のクローラ走行装置の駆動方向
を逆向きにして、芯地旋回(スピンターン)できるよう
にしたものも公知となっている。この場合、コントロー
ラパネル91に芯地旋回設定スイッチが配設されてい
て、これをONしていれば、操向レバー93L・93R
または94L・94Rのいずれかをストロークエンドま
で回動操作した時に、芯地旋回するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造において、
操向レバーは合計4本も設けなければならない。操向操
作において、二本の操向レバーを握って操作するのは煩
雑であり、できれば一本の操向レバーの傾倒操作とし、
その傾倒の向きによって旋回方向が決まるというように
設定したい。しかし、この場合に問題となるのは、座席
を前後反転させる場合に、一方の向きにした時には操作
しやすい位置にあったとしても、座席をその逆向きにす
れば、操作しにくいという事態がある。従って、どうし
ても前後に一本ずつ操向レバーを設けるというようにし
なければならなくなる。
【0006】更に、芯地旋回設定スイッチがコントロー
ルパネルに設けられており、これがONのまま忘れて、
操向レバーをストロークエンドまで操作し、予期しない
のに芯地旋回するという場合も考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するため、次のような手段を用いる。まず第
一に、独立して駆動する左右の走行装置を有し、旋回側
の走行装置の駆動を停止または減速させることで旋回す
る操向機構を有し、前後に反転回動可能な座席を有する
走行車輌において、座席を前後いずれに向けるかにかか
わらず、一本の操向レバーの左右回動操作にて操向機構
を作動させる構成とする。
【0008】また、このような構成の走行車輌におい
て、該操向レバーを、側面視で、該座席の前後反転の回
動中心線に重合するよう配設する。
【0009】また、このような構成の走行車輌におい
て、該操向レバーの頭頂部に押釦時のみONする芯地旋
回設定スイッチを設けるとともに、該操向レバーのスト
ロークエンド到達時にONする芯地旋回スイッチを設
け、両スイッチがONした時のみ芯地旋回する構成とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
の図面より説明する。図1は本発明に係る運搬車の左側
面図、図2は同じく部分右側面図、図3は同じく平面
図、図4は同じく正面図、図5は本体フレーム1及び前
部フレーム2よりなる運搬車のフレーム構造を示す平面
図、図6は同じく部分左側面図、図7は本体フレーム1
の左側面図、図8は同じく右側面図、図9は同じく正面
図、図10は同じく後面図、図11はエンジンの給排気
管構造を示すエンジンカバー6部分の正面図、図12は
同じく内部左側面図、図13はフロントグリル30の正
面図、図14は同じく側面断面図、図15は給気管31
の側面一部断面図、図16は運搬車の動力部配置構造を
示す側面図、図17は同じく平面図、図18は同じく正
面図、図19は減速機Gの内部平面図、図20は運搬車
のコントロールパネル7に配設するレバー類のリンク機
構を示す側面図、図21は同じく正面図、図22は操向
レバー15基端部の操向スイッチ40の配設構造を示す
部分正面図、図23は芯地旋回用バルブソレノイド77
aの制御用電気回路図、図24は運搬車の運転部におけ
るアクセルペダル20、ブレーキペダル21、及びパー
キングブレーキレバー19の配設構造を示す左側面図、
図25は同じく平面図、図26はアクセルペダル20、
ブレーキペダル21、及びパーキングブレーキレバー1
9のリンク機構を示す左側面図、図27は同じく平面
図、図28は同じく前半部分の平面図、図29は同じく
後半部分の平面図、図30はアクセルペダル20のリン
ク機構を示す左側面図、図31はブレーキペダル21及
びパーキングブレーキレバー19のリンク機構を示す左
側面図、図32は運搬車の油圧系統図である。
【0011】まず、本発明の運搬車のフレーム構成を図
1及び図10より説明する。本体フレーム1は、前端に
左右方向の前板フレーム1aを配し、該前板フレーム1
aより、前後方向の平行な左側板フレーム1b・右側板
フレーム1cを配し、また、両側板フレーム1b・1c
の更に各外側には、サイドフレーム1d・1eを配して
いる。この前板フレーム1a、両サイドフレーム1d・
1eにて囲まれる部分を動力部としており、動力機関の
関連部品が配設される。また、両サイドフレーム1d・
1eより後方にクローラフレーム1f・1fを延設して
おり、両クローラフレーム1f・1fの途中部間に左右
方向の連結フレーム1gを、後端間に後端フレーム1h
を横設している。
【0012】動力部における両側板フレーム1b・1c
間には、後記の如く、エンジンEや減速機G、また、H
ST等の油圧系統部材が配設される。クローラフレーム
1f・1fは、両側板フレーム1b・1cよりも外側に
位置しており、後記の如く、クローラフレーム1fに支
持される車輪やスプロケットにクローラ29を巻装した
場合に、クローラ29にて巻き上げられる土砂は、両側
板フレーム1b・1cにて遮断されて、両側板フレーム
1b・1c間のエンジンE、減速機G、油圧系統部材等
の配設部分には侵入しないのである。
【0013】右の側板フレーム1cの内側には、エンジ
ン支持フレーム1iが形成されている。即ち、該エンジ
ン支持フレーム1iは、機関部Aにおいて右寄りに位置
しており、更に、前板フレーム1aとの間に距離をおい
て後方寄りに位置している。また、両側板フレーム1b
・1cは、サイドフレーム1c・1d後端より後方に延
出して、その後端を、該連結フレーム1gに立設された
荷箱受け支柱1j・1jに連結している。後端フレーム
1h上には、荷箱昇降シリンダー23を枢支するための
シリンダーブラケット1kと、荷箱22を枢支するため
の荷箱ブラケット1m・1mを立設している。
【0014】連結フレーム1gより後端フレーム1hに
かけての上方部分は、荷箱搭載部となっている。即ち、
荷箱ブラケット1m・1mに荷箱22の後端を枢支し、
シリンダーブラケット1kには、荷箱昇降シリンダー2
3の基端を枢支し、該荷箱昇降シリンダー23のピスト
ンロッド先端を、荷箱22の底部の略中央部に枢結す
る。荷箱22は、通常の下降位置においては、前端部分
が該荷箱受け支柱1j・1j上に載置された状態となっ
ており、荷箱昇降シリンダー23が伸長駆動すると上方
に回動するのである。
【0015】本体フレーム1の前端には、更に図5や図
6のように、前部フレーム2を固設している。前部フレ
ーム2内には、左右にヘッドランプ支持用ブラケット2
a・2aが配設されており、この中に、ヘッドランプ3
・3を嵌入配設する。また、該前部フレーム2の前部に
は、バンパ4を付設することができ、その上部には、フ
ロントコラム5を搭載するものとなっている。フロント
コラム5には、乗降時等の補助としての手すり5aが立
設されている。このように、本体フレーム1とは別に前
部フレーム2を設け、バンパ4、フロントコラム5、手
すり5aのみ前部フレーム2に付設している構成として
いる。もし前部フレーム2がなく、従来と同様に本体フ
レーム1自体が前端部まで延出していると、衝突事故等
で車体前部に衝撃を受けた時に、本体フレーム1自体が
破損し、これを修理・交換するのは非常にコストも手間
もかかる。本構成であると、前部フレーム2のみの破損
ですみ、本体フレーム1自体は無傷とすることができ
る。従って、前部フレーム2のみを修理・交換すればよ
く、コストや手間は大幅に低減できる。
【0016】このようなフレーム構成を基に、本発明に
係る運搬車の動力部構造について、図11乃至図19よ
り説明する。本体フレーム1の両側板フレーム1b・1
c間において、前記のエンジン支持フレーム1i(右側
板フレーム1c寄り)は、図17や図18の如く、エン
ジンEの下端に垂設されるオイルパンEaを囲い、エン
ジンEを下方より支持するものとなっている。該エンジ
ンEの後端は、出力側であって、フライホイルハウジン
グEbを介して油圧ポンプPを連接している。該油圧ポ
ンプPは、動力部の後端よりも後方に延出して、荷箱搭
載部に配されている。この上方には荷箱22が搭載され
るものである。
【0017】該エンジンEの給排気構造について、図1
1乃至図16より説明する。エンジンEの上方には、図
12のように、エアクリーナーACを配設しており、該
エアクリーナーACを通過した給気が、給気ダクト32
を介してエンジンEのシリンダーヘッド内に導入され
る。図11及び図12の如く、該エアクリーナーACか
ら、図15図示の外気導入用の給気管31を前方に延設
し、その外端31aを、エンジンカバー7前面の上部に
配置して、外部に向けている。その外端31aは漏斗状
に外側に広げられていて、給気チャンバー等を用いず
に、給気管31に導入される給気音を低減できる。ま
た、給気管31内への水の浸入を防ぐことができ、エン
ジントラブルを回避できる。
【0018】図11及び図12の如く、エンジンカバー
7前面において、該給気管31の外端31aの下方に
は、図13及び図14図示のフロントグリル30を配設
している。該フロントグリル30は、エンジンEの前方
に配設するラジエーターRに対峙させていて、熱交換用
の外気をラジエーターRに導入するものであるが、その
横板30aの形状を、図14等の如く、側面視波形状に
している。これにより、フロントグリル30における外
気通過時の音を低減でき、また、外気とともに侵入しよ
うとする水を滞留させ、内部への侵入量を低減させる。
【0019】排気構造に関しては、図11及び図12の
如く、エンジンEのシリンダーヘッドの左側面より下方
に排気管33を延設し、該排気管33は、曲折して、後
方水平に延設され、図16のように、本体フレーム1の
連結フレーム1g及び後端フレーム1h上に前後方向に
(左側端寄り位置にて)架設された排気管保護パイプ3
4内を通過して、該後端フレーム1hよりも後方に配設
した排気マフラー35に連結している。排気マフラー3
5からは後方に、外部に排気を放出する排気口管36を
延設している。この排気口管36は下方に曲折した形状
としてもよい。
【0020】従来、排気マフラーは、荷箱搭載部の前後
途中部に配設されており、排気口管も、この位置の排気
マフラーより延設されていて、その外端開口部は、荷箱
搭載部の下方に位置していた。即ち、下降(収納)位置
にした時の荷箱の下方にて排気を放出していたのであ
り、これでは、下降した状態の荷箱の底面は勿論、ダン
プ時(上昇時)の荷箱にも排気がかかり汚れがひどくな
る。しかし、本実施例における図16のように、排気マ
フラー35を後端フレーム1hよりも後方に配設すれ
ば、機体の後方に位置しており、排気口管36も、機体
後部より後方に延設された状態で、荷箱22後端よりも
後方に位置しており、このように荷箱22を汚すことは
なくなる。
【0021】再び動力部内の構造に話を戻す。図16乃
至図18の如く、該エンジンEの左側方で、左側板フレ
ーム1b寄りの部分には、前後方向に長く、略水平に減
速機Gを配設している。該減速機Gの前端には、HST
モーターMを左右方向に取り付けている。前記の如く、
エンジン支持フレーム1iは後方寄りになっていて、こ
れにて支持するエンジンEの前端と前板フレーム1aと
の間には一定の空間を有している。この空間部分に該H
STモーターMが配設されているのである。この位置
は、エンジンEの前方に配設されるラジエータRの前方
に当たるので、HSTモーターMに配管する油圧管を含
め、該ラジエータRに対峙することで、作動油の冷却効
果を得ることができる。
【0022】また、該エンジンEの側方で、左側板フレ
ーム1b寄りの部分には、前後方向に長く、略水平に減
速機Gを配設している。該減速機Gの前端には、HST
モーターMを左右方向に取り付けている。前記の如く、
エンジン支持フレーム1iは後方寄りになっていて、こ
れにて支持するエンジンEの前端と前板フレーム1aと
の間には一定の空間を有している。この空間部分に該H
STモーターMが配設されているのである。この位置
は、エンジン前部に配設されるラジエータRの前方位置
に当たるので、HSTモーターMに配管する油圧管を含
め、該ラジエータRに対峙することで、作動油の冷却効
果を得ることができる。
【0023】減速機Gの内部構成について、図19より
説明する。HSTモーターMは、HSTポンプPより圧
油供給されて、そのモーター軸を減速機G内の入力軸6
0として入軸しており、該入力軸60の左端寄り位置に
はサービスブレーキ61が環設されている。該サービス
ブレーキ61のサービスブレーキアーム62が減速機G
の左側に突設されており、該サービスブレーキアーム6
2は、後記ブレーキペダル21またはパーキングブレー
キレバー19の操作にて回動し、サービスブレーキ61
を制動状態にするものである。
【0024】その後方には、カウンター軸63が軸支さ
れていて、入力軸60とギア噛合しており、該カウンタ
ー軸63の後方には、サイドクラッチ軸64が軸支され
ている。サイドクラッチ軸64付設の伝動ギア64a
は、カウンター軸63付設のカウンターギア63aにギ
ア噛合するとともに、該サイドクラッチ軸64上に摺動
可能に外嵌されたサイドクラッチギア65L・65Rと
嵌合可能となっている。サイドクラッチギア65L・6
5Rは、減速機Gの上部に枢支されたサイドクラッチア
ーム67L・67Rの回動にて摺動する構成となってい
て、この摺動により、伝動ギア64aに係合・離脱す
る。また、左右各サイドクラッチギア65L・65Rの
外側には、サイドブレーキ66L・66Rが各々設けら
れており、サイドクラッチギア65(65L・65R)
が伝動ギア64aと離脱して外側に一定以上摺動する
と、サイドブレーキ66(66L・66R)が圧接され
て、サイドクラッチギア65が制動される。
【0025】減速機Gの上方には、ステアリングバルブ
ブラケット72が本体フレーム1の前板フレーム1aに
固設されていて、ステアリングバルブケース73が搭載
されている。該ステアリングバルブケース73には、左
右二個の油圧にて伸縮するサイドクラッチアクチュエー
ター74L・74Rを後方に突設して、各サイドクラッ
チアーム67L・67Rに枢結している。サイドクラッ
チアーム67(67L・67R)は、サイドクラッチア
クチュエーター74(74L・74R)の伸縮駆動にて
回動するものである。例えば前方直進から右旋回する時
には、左側のサイドクラッチアクチュエーター74Lを
作動して、左サイドクラッチアーム67Lを制動側に回
動し、左サイドクラッチギア65Lを離脱させ、更には
左サイドブレーキ66Lを制動状態にするのである。
【0026】なお、ステアリングバルブケース73に
は、サイドクラッチアクチュエーター74からのリリー
フ圧を制御する可変リリーフバルブ75を内設してお
り、また該サイドクラッチアクチュエーター74に圧油
の供給制御をするための電磁パイロット油圧弁であるス
テアリングバルブ76を付設している。ステアリングバ
ルブ76は、後記の操向レバー15の操作によって、中
立、左旋回、右旋回の三位置に切換制御され、例えば左
旋回時には、左旋回位置にセットされ、左サイドクラッ
チアクチュエーター74Lを作動させることとなる。ま
た、可変リリーフバルブ75は、後記の操向レバー15
の傾倒角度に比例して開弁度(即ちリリーフ圧)が変わ
り、ステアリングバルブ76のセットによって作動して
いるサイドクラッチアクチュエーター74の伸縮量を、
操向レバー15の傾倒角度に比例させる機能を有する。
【0027】更に、ステアリングバルブケース73内に
は、電磁パイロット油圧弁である芯地旋回バルブ77が
内設されている。芯地旋回バルブ77は、後記のスイッ
チ機構(図20乃至図23参照)に基づき、芯地旋回設
定されて、パイロット電圧がON(芯地旋回バルブソレ
ノイド77aが作動)すると、後記の油圧の芯地旋回ク
ラッチ71を係合させ(芯地旋回バルブ77のパイロッ
ト電圧がOFFの場合は、離脱状態である。)、左右の
出力軸68L・68Rを相互に逆回転させるものであ
る。
【0028】サイドクラッチ軸64の後方に、左右の出
力軸68L・68Rを軸支し、各出力軸68に付設する
出力ギア68La・68Raにそれぞれサイドクラッチ
ギア65L・65Rを噛合させている。各出力軸68L
・68Rは、減速機Gの左右より左右方向に突設されて
おり、また、減速機Gは機体左寄りに位置しているた
め、右出力軸68Rには継手68Rbを連結して延長し
ている。該右出力軸68R及び継手68Rbは、エンジ
ンE下部のオイルパンEa前方を通過している。一方、
両サイドフレーム1d・1eの下側で、各クローラフレ
ーム1f・1fの前端に、終末減速機FG・FGを固設
しており、各終末減速機FGからは外側に駆動スプロケ
ット15を突設、軸支している。各駆動スプロケット1
5の後方位置にて、出力軸68L及び継手68Rbの各
外端が、各終末減速機Gの入力軸Gaに連結されてお
り、出力軸68(68L・68R)の回転が、終末減速
機FG内のギア機構を介して駆動スプロケット15に伝
動されるものである。なお、右出力軸68Rと継手68
Rbとの連結部分、また、左右終末減速機Gの各入力軸
Gaへの左出力軸68L及び継手68Rbの連結部分に
は、各々、ジョイント部材68aを介装している。
【0029】減速機G内にて、出力軸68L・68Rの
軸支部分より後方には、芯地旋回(スピンターン)用の
ギア機構が内設されている。即ち、後端に芯地旋回クラ
ッチ軸70を軸支しており、これには、二連の逆転用ギ
ア70a・70bが環設されている。逆転用ギア70a
は、該芯地旋回クラッチ軸70に固設されている。一
方、逆転用ギア70bは、芯地旋回クラッチ71を介し
て、芯地旋回クラッチ軸70に係合・離脱可能となって
いる。逆転用ギア70aと右出力軸68Rの出力ギア6
8Raとの間には、カウンター軸69付設のカウンター
ギア69aが介装・噛合されている。一方、逆転用ギア
70bは直接左出力軸68Lに噛合している。通常は芯
地旋回クラッチ71が切られていて、右出力軸68Rか
らギア68Ra・69a・70aを介しての芯地旋回ク
ラッチ軸70への伝動と、左出力軸68Lの出力ギア6
8Laから逆転用ギア70bへの伝動は独立している。
そして、例えば右側に芯地旋回すべく、左サイドクラッ
チギア65Lを離脱状態とした上で、芯地旋回クラッチ
71を係合すると、係合状態の右サイドクラッチギア6
5Rにギア噛合する右伝動軸68Rから、芯地旋回用ギ
ア機構を介して、離脱状態の左サイドクラッチギア65
Lにギア噛合する左出力軸68Lへと伝動されて、左出
力軸68Lを右出力軸68Rの回転方向と逆に回転させ
るのである。
【0030】ここで、油圧系統について図17及び図3
2より説明する。油圧ポンプPのHSTポンプPaから
は、HSTモーターMに対して、作動油管78・79を
配管している。該HSTポンプPaは可動斜板を有して
おり、後記前後進切換レバー15にて、電磁パイロット
弁である斜板制御弁80を三段に切り換え、これに基づ
き、油圧の斜板制御アクチュエーター81を三つの状態
に切り換えて、可動斜板を中立位置、前進位置、及び後
進位置の三位置に切り換えることができる。HSTモー
ターMは可変容量モーターとなっていて、モーター軸を
変速可能となっている。また、HSTポンプPaを中立
にして(斜板制御アクチュエーター40を中立位置にし
て)作動油管78・79の作動油流通を停止した時に
は、自動的にモーター軸が制動されるよう油圧機構を設
けている。
【0031】ところで斜板制御弁80から斜板制御アク
チュエーター81への供給圧油は、油圧ポンプPにおい
て、エンジンEの出力軸をポンプ軸とする固定容量型の
ブーストポンプPcより(ラインフィルターLFを介し
て)HSTポンプPa内の各作動油管78・79への連
通油路R1・R2に作動油を補填する油路R3から、イ
ンチングバルブ82を介して抽出する。インチングバル
ブ82を通過することで、流量が調整され、エンジン回
転数の変動にかかわらず一定の流量で圧油が斜板制御ア
クチュエーター81へと供給されるので、エンジン回転
数の変動にかかわらず、前後進切換レバー15の操作に
よる前後進切換や停車の反応速度が一定になる。
【0032】また、インチングバルブ82は、後記ブレ
ーキペダル21の踏み操作によって前記サービスブレー
キ61を圧接(入力軸60を制動)する際に、油路R3
から斜板制御弁39への油路を閉弁し、油戻しする状態
となる。これにより、斜板制御弁39がどの位置にセッ
トされているかに関わらず、斜板制御アクチュエーター
81への圧油供給が停止し、該斜板制御アクチュエータ
ー81は、戻しバネの力で中立状態に復帰する。これに
より、HSTポンプPaは中立となって、作動油管78
・79の作動油流通は停止し、HSTモーターMのモー
ター軸駆動も停止する。このように、モーター軸及びそ
れに連接される入力軸60が駆動停止した状態で、サー
ビスブレーキ61が制動状態になるのである。
【0033】HSTモーターM以外の油圧駆動装置とし
て、本実施例の運搬車は、前記のサイドクラッチアクチ
ュエーター74と、荷箱昇降シリンダー23を有してい
る。前記の如く、ステアリングバルブケース73内に
は、ステアリングバルブ76を内設しており、また、荷
箱昇降シリンダー23に対して、荷箱昇降制御弁84を
備えている。油圧ポンプPにおいて、同じくエンジン出
力軸をポンプ軸とする固定容量ポンプの作業用ポンプP
bが設けられており、該作業用ポンプPbからの吐出油
路は、フローディバイダー83を介して、ステアリング
バルブ76への油路と荷箱昇降制御弁84への油路とに
分岐される。フローディバイダー83内には、各分岐油
路に流量調整用の絞り弁を設けており、いずれへの分岐
油路にも一定の流量で圧油供給するようにしているが、
特にステアリングバルブ76への圧油は、操向性を一定
に保持することが重要なことから、流量を一定にするこ
とが求められる。このことから、フローディバイダー8
3内にて、ステアリングバルブ76への分岐油路からリ
リーフ弁83aを介設するリリーフ油路を分岐させ、荷
箱昇降制御弁84の戻し油路と合流させて、作動油タン
クTへと油戻しする構成としている。
【0034】次に、動力部の上部は、運転部となってい
る。この構造について図1乃至図4等より説明する。前
記の如く、動力部においては、エンジンE、油圧ポンプ
P、HSTモーターM、及び減速機Gを前記の如く配設
したことに基づき、エンジンカバー6が立設され、その
左側上部に、コントロールパネル7が、図1や図3のよ
うに配設されている。つまり、エンジンカバー6とコン
トロールパネル7が、左右に配列されている。エンジン
カバー6の上面は、蓋体6aとなっていて、右端を回動
軸として上方に回動して開けられるようになっている
(図21参照)。そして、該コントロールパネル7の更
に左側に、座席12が配設されている。図3の如く、エ
ンジンカバー6及びコントロールパネル7の前方には通
路板8が貼設されていて、座席12の前方に貼設するス
テップ板9に連結している。こうして、通路板8を介し
て、車体の右側、即ち、座席12の配設側の反対側から
の乗降もできるようになっている。
【0035】また、座席12は、座席上台11と一体状
になっていて、ステップ板9に固設された座席下台10
に座席上台11が回動可能に取り付けられている。これ
により、座席12を前向きと後向きの状態に反転するこ
とができる。
【0036】座席12の後方(収納時の荷箱22の直前
部)にはアーチ状のガード部材13が立設されており、
これに作業灯14が付設されていて、夜間に積荷や機体
後方を照射でき、荷崩れを素早く発見できる。また、座
席12を後方に向けての後進運転時に進行方向を照らす
役目もする。
【0037】コントロールパネル7には、サイドクラッ
チ操作用の操向レバー15や、前後進切換レバー17、
荷箱昇降レバー18が配設され、更に、座席上台11に
は、パーキングブレーキレバー19が配設されている。
この中で、操向レバー15は最も頻繁に操作するレバー
であり、座席12を前向きにした場合にも後向きにした
場合にも、常時手で握れる状態にしておく必要がある。
従来は、前向き用と後向き用に、また、左右のサイドク
ラッチアクチュエーターを独立して操作するために、座
席の前方に左右二本、後方に左右二本、合計四本の操向
レバーを設けていたが、本実施例では、一本の操向レバ
ー15を左右方向に傾倒させるものであり、例えば左に
傾倒させれば、左サイドクラッチアクチュエーター74
Lを作動して左サイドクラッチギア65Lを離脱し、ま
た、左サイドブレーキ66Lを制動状態にするものであ
る。従って、座席12を前向きにした場合にも、後向き
にした場合にも、同様の感覚で操作できるように配設す
る必要がある。そこで、操向レバー15は、図20の如
く、左側面視で、座席下台10の垂直中心線SL、即
ち、座席上台11の回動中心線に重合するように配設さ
れている。これだと、座席12を前向きにした場合にも
後向きにした場合にも、前方或いは後方に寄りすぎず、
同様の感覚で(座席12から見て左側か右側かに配置は
変わるが)操作できる。また、座席12を前向きにして
も後向きにしても、操向レバー15は、旋回側に向けて
(左右方向に)傾倒させる操作なので、やはり同様の感
覚で操作できるのである。
【0038】操向レバー15のリンク機構について、図
20乃至図22より説明する。操向レバー15の基端は
回動軸37に外嵌枢支されており、中立位置に復帰する
ための戻しバネ38が付設されている。また、操向レバ
ー15の左右回動に一体状に回動すべく、回動板39が
操向レバー15の基端に連結されていて、その左右近傍
に左旋回スイッチ40L・右旋回スイッチ40Rが配設
されており、該操向レバー15と一体状の回動板39の
回動によっていずれかのスイッチがONするようになっ
ている。この左右旋回スイッチ40L・40R(総称し
て旋回スイッチ40)は、前記のステアリングバルブケ
ース73内に内設した電磁弁であるステアリングバルブ
76のパイロット電圧(ソレノイド)のスイッチであっ
て、例えば、操向レバー15を左に傾倒すると、左旋回
スイッチ40LがONして、ステアリングバルブ76が
左旋回位置に切り換えられ、左ステアリングアクチュエ
ーター74Lを作動させる。
【0039】また、回動板39の左右端に、連結ロッド
41L・41R(総称して連結ロッド41)の上端が枢
支されており、下方には回動軸42が配設されていて、
該回動軸42上に回動可能にボス43が外嵌されてお
り、該ボス43に該連結ロッド41L・41Rの下端が
枢結されている。このボス43よりリンク44を、前記
のステアリングバルブケース73に設けられた可変リリ
ーフバルブ75の作動用アーム75aに連結している。
従って、操向レバー15(及び回動板39)の回動量に
比例して回動するボス43の回動に伴い、該作動用アー
ム75aが回動して、可変リリーフバルブ75が、前記
の如く、操向レバー15の傾倒角度に比例して開弁度が
調整される。これによって、操向レバー15の傾倒角度
に応じた旋回半径(旋回側の後記駆動スプロケット24
と反旋回側の駆動スプロケット24との回転速度差に基
づく)が得られるのである。
【0040】更に、本実施例では、操向レバー15の頭
頂部に芯地旋回設定スイッチ16を配設している。一
方、前記の回動軸42に外嵌したボス43の近傍には、
ボス43がその回動限界まで回動した時に(即ち操向レ
バー15をストロークエンドまで傾倒した時に)ONす
べく、芯地旋回スイッチ45が配設されている。前記の
ステアリングバルブケース73内の芯地旋回バルブ77
のパイロット電圧をONする(芯地旋回バルブソレノイ
ド77aを作動する)には、図23の如く、芯地旋回設
定スイッチ16及び芯地旋回スイッチ45の両方がON
していることが必要である。(図23中、Kはキースイ
ッチである。)従来、芯地旋回の設定は、コントロール
パネルに設けられたスイッチにて行っていたが、これだ
と、ONしていることを忘れて操向レバーをストローク
エンドまで操作した時に、意図に反して芯地旋回してし
まうことがある。しかし、本実施例では、芯地旋回設定
スイッチ16は、操向レバー15の頭頂部に付設し、ま
た、これを押している時にしかONせず、手を離せばO
FFするようになっている。従って、操向レバー15を
握りながら芯地旋回設定スイッチ16を押した状態でな
いと、ストロークエンドまで操作して芯地旋回スイッチ
45のみがONしても、芯地旋回とはならず、意図に反
した芯地旋回はなされない。
【0041】該コントロールパネル7において、図20
の如く、操向レバー15の後方には前後傾倒可能に前後
進切換レバー17を、更にその後方には、前後傾倒可能
に荷箱昇降レバー18を配設している。前後進切換レバ
ー17の基端にはデテント板17aを取り付けており、
その近傍にデテント用ボール17bを配設していて、こ
のデテント機構にて、前進、中立、後進の三段にレバー
をセットできるようにしている。そして、前進段、後進
段にした時にそれぞれONする前進用スイッチ46F、
後進用スイッチ46Rを配設しており、これは、HST
ポンプPaにおける電磁弁の斜板制御弁80のパイロッ
ト電圧のスイッチであって、斜板制御弁80を前進位
置、或いは後進位置に切り換えるものとなっている。ま
た、荷箱昇降レバー18は、そのレバー操作によって、
前記荷箱昇降制御弁84を直接的に切換操作するものと
なっている。
【0042】図24及び図25の如く、座席12を前向
きにした状態と後向きにした状態の両方の状態で、足元
にて変速操作とブレーキ操作ができるように、座席12
の前方には前アクセルペダル20F・前ブレーキペダル
21Fを、また、後方には後アクセルペダル20R・後
ブレーキペダル21Rを配設している。アクセルペダル
20(20F・20R)は、その踏み代に比例してエン
ジン回転数を制御し、HST機構及び減速機G(更に終
末減速機FG)を介してエンジン出力軸より伝動される
駆動スプロケット24の回転数を制御する。また、ブレ
ーキペダル21(21R・21R)は、前記の如く、サ
ービスブレーキ61を作動して減速機Gの入力軸60を
制動するとともに、インチングバルブ82を切り換え
て、HSTポンプPaを中立にし、HSTモーターMの
モーター軸の回転を停止するものである。
【0043】アクセルペダル20とブレーキペダル21
のリンク機構について、図26乃至図31より説明す
る。前アクセルペダル20Fの基端は、前支持板47よ
り突設された(前支持板47と一体状の)回動軸47a
に外嵌するボス部20となっていて、ここより押当子2
0Faが突設されている。回動軸47aの下方には、同
じく前支持板47より突設される回動軸47bが配設さ
れていて、これに外嵌するボス49より押当アーム49
aが突設され、前支持板47に穿設されたアーム通し孔
47eを通過して、該押当子20Faが押当している。
また、該ボス49よりワイヤ受け板49cが突設されて
いて、ここよりエンジンEのレギュレーターにアクセル
ワイヤ51を延設している。また、後アクセルペダル2
0Rの基端は、後支持板48に連結部材48aを介して
固設される(後支持板48と一体状の)回動軸48bに
外嵌するボス部となっていて、ここよりロッド受け板2
0Raが突設され、該ロッド受け板20Raより、ボス
49に突設するロッド受け板49bに連結ロッド50を
連結している。なお、アクセルペダル20の遊びを持た
せるため、該連結ロッド50前端を、該ロッド受け板4
9cに穿設した前後長の長孔に枢結している。こうし
て、前アクセルペダル20Fまたは後アクセルペダル2
0Rの踏み操作にて、ボス49を回動させてワイヤ受け
板49cを回動させ、アクセルワイヤ51を押し引き操
作するようになっている。
【0044】ブレーキペダル21F・21Rの基端は、
それぞれ、前支持板47・後支持板48より突設される
回動軸47c・48cに外嵌されるボス部となってい
て、各基端のボス部より、後支持板48の前端寄り部に
回転自在に枢支する回動軸52よりロッド受け板52a
・52bを突設しており、これらは回動軸52と一体状
に回動するものであって、両ロッド受け板52a・52
bに対してそれぞれ連結ロッド53F・53Rを連結し
ている。また、座席上台11に配設したパーキングブレ
ーキレバー19よりリンク54を回動軸52に介設して
いる。なお、リンク54の中で、垂直ロッド54aを回
動軸52より突設するロッド受け板52c(これも回動
軸52と一体状に回動する)に枢結しているが、該垂直
ロッド54aは、座席下台10の垂直中心線(前記の垂
直中心線SLと同じ)上に配設している。これにより、
座席12の前後反転で、座席上台11を回転する際、垂
直ロッド54aを回転中心としてリンク54及びパーキ
ングブレーキレバー19が座席上台11と一体に回動す
るようにして、座席12を前後どちらに向けても、パー
キングブレーキレバー19を使用できるようにしてい
る。更に、後ブレーキペダル21R基端のボス部から
は、前記のサービスブレーキ61のサービスブレーキア
ーム62に対して連結ロッド55を枢結している。こう
して、後ブレーキペダル21Rの踏み操作によっては勿
論、前ブレーキペダル21F或いはパーキングブレーキ
ペダル19の操作によっても、連結ロッド53Fまたは
リンク54を介して、回動軸52が回動することによっ
て、該連結ロッド53Rが作動し、これによって、後ブ
レーキペダル21Rの基端が回動して、連結ロッド55
が作動し、サービスブレーキアーム62が制動側に回動
するのである。
【0045】走行駆動状態からサービスブレーキ61を
制動操作する際には、入力軸60の回転、即ちHSTモ
ーターMのモーター軸の回転を停止しておかなければな
らない。即ち、HSTポンプPaからHSTモーターM
への圧油供給を停止する。そのため、ブレーキペダル2
1F・21Rの踏み操作、及びパーキングブレーキレバ
ー19の回動操作に連動して、図32図示のインチング
バルブ82を切換操作し、油路R3からの圧油をリリー
フして、斜板制御弁80への圧油供給を停止するように
する。この圧油供給が停止すれば、斜板制御アクチュエ
ーター81が、戻しバネにて中立状態に復帰し、HST
ポンプPaの斜板が中立位置に戻るのである。
【0046】このインチングバルブ82の切換用リンク
機構について説明する。後ブレーキペダル21R基端よ
り、連結ロッド56を前方に延設しており、一方、前支
持板47より回動軸47dを突設して、ボス57に遊嵌
している。該ボス57より突設するロット受け板57a
に該連結ロッド56の前端部分を連結し、同じくボス5
7より突設するワイヤ受け板57bより、インチングバ
ルブ82作動用のワイヤ58を延設している。59は、
該ワイヤ58のアウターワイヤ受けである。このよう
に、後ブレーキペダル21Rの回動操作によって、イン
チングバルブ82切換用のワイヤ58を作動させて、イ
ンチングバルブ82を切り換える構成となっているが、
後ブレーキペダル21Rは、前ブレーキペダル21F及
びパーキングブレーキレバー19の操作の際にも回動す
る。即ち、前ブレーキペダル21F及びパーキングブレ
ーキレバー19の操作によっても、インチングバルブ8
2は切り換えられて、HSTポンプPaからHSTモー
ターMへの圧油供給は停止するのである。
【0047】なお、各アクセルペダル20F・20Rに
は戻しバネが付設されていて、踏み操作の後、足を離す
と初期位置に復帰するようになっており、各ブレーキペ
ダル21F・21Rも同様で、踏み操作の後、足を離せ
ば初期位置に戻って、サービスブレーキ61もそれによ
って非制動状態に復帰する。一方、パーキングブレーキ
レバー19は、回動した位置で固定されて、サービスブ
レーキ61を制動状態に固定する。
【0048】最後に、クローラ走行装置について、図1
や図16乃至図19等より説明しておく。左右のクロー
ラ走行装置は、それぞれ、前記の如く、クローラフレー
ム1fの前端に終末減速機FGが付設されていて、駆動
スプロケット24を軸支しており、クローラフレーム1
fの後端には、前後摺動可能にアイドラ28を支持して
いる。クローラフレーム1fの下方には、前後6個の転
輪25が支持されているが、最前及び最後の転輪25を
除いて、イコライザー26F・26Rにて支持されてい
る。また、クローラフレーム1fの上部には、テンショ
ンローラー27が軸支されており、これらにクローラ2
9を巻装して、クローラ走行装置を形成している。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。まず、請求項1の如く構成した
ので、操向に関するレバーが、従来の四本から一本へと
低減され、大幅にコスト低下に貢献する。また、座席を
前向きにした時も後向きにした時も、操向操作するのが
レバー一本なので、操作が容易となり、片手が自由にな
って、他の操作が同時に行えるようになる。そして、左
右回動操作なので、座席の前向きの時と後向きの時と
で、操向レバーを同様の感覚で操作できる。
【0050】また、請求項2の如く構成したので、座席
を前向きにした場合と後向きにした場合で、座席に座る
オペレーターから見ての操向レバーの前後位置関係に差
がなく、座席をどちらにした場合にも、同様に操向レバ
ーを操作できる。また、これによって、請求項1のよう
に、操向レバーを一本化することも可能となる。
【0051】そして、請求項3の如く構成したので、必
ず操向レバーの芯地旋回設定スイッチを押釦してしなけ
れば、芯地旋回はなされず、操向レバーをストロークエ
ンドまで操作した時に、予期せずに芯地旋回してしまう
という事態がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬車の左側面図である。
【図2】同じく部分右側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】本体フレーム1及び前部フレーム2よりなる運
搬車のフレーム構造を示す平面図である。
【図6】同じく部分左側面図である。
【図7】本体フレーム1の左側面図である。
【図8】同じく右側面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】同じく後面図である。
【図11】エンジンの給排気管構造を示すエンジンカバ
ー6部分の正面図である。
【図12】同じく内部左側面図である。
【図13】フロントグリル30の正面図である。
【図14】同じく側面断面図である。
【図15】給気管31の側面一部断面図である。
【図16】運搬車の動力部配置構造を示す側面図であ
る。
【図17】同じく平面図である。
【図18】同じく正面図である。
【図19】減速機Gの内部平面図である。
【図20】運搬車のコントロールパネル7に配設するレ
バー類のリンク機構を示す側面図である。
【図21】同じく正面図である。
【図22】操向レバー15基端部の操向スイッチ40の
配設構造を示す部分正面図である
【図23】芯地旋回用バルブソレノイド77aの制御用
電気回路図である。
【図24】運搬車の運転部におけるアクセルペダル2
0、ブレーキペダル21、及びパーキングブレーキレバ
ー19の配設構造を示す左側面図である。
【図25】同じく平面図である。
【図26】アクセルペダル20、ブレーキペダル21、
及びパーキングブレーキレバー19のリンク機構を示す
左側面図である。
【図27】同じく平面図である。
【図28】同じく前半部分の平面図である。
【図29】同じく後半部分の平面図である。
【図30】アクセルペダル20のリンク機構を示す左側
面図である。
【図31】ブレーキペダル21及びパーキングブレーキ
レバー19のリンク機構を示す左側面図である。
【図32】運搬車の油圧系統図である。
【図33】従来の運搬車の側面図である。
【図34】同じく平面図である。
【図35】同じく正面図である。
【符号の説明】
E エンジン P 油圧ポンプ Pa HSTポンプ Pb 作業用ポンプ Pc ブーストポンプ M HSTモーター G 減速機 FG 終末減速機 1 本体フレーム 2 前部フレーム 5 フロントコラム 6 エンジンカバー 7 コントロールパネル 10 座席下台 11 座席上台 12 座席 15 操向レバー 16 芯地旋回設定スイッチ 45 芯地旋回スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 透 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 島添 秀雄 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立して駆動する左右の走行装置を有
    し、旋回側の走行装置の駆動を停止または減速させるこ
    とで旋回する操向機構を有し、前後に反転回動可能な座
    席を有する走行車輌において、座席を前後いずれに向け
    るかにかかわらず、一本の操向レバーの左右回動操作に
    て操向機構を作動させる構成としたことを特徴とする走
    行車輌の操向操作機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行車輌において、該操
    向レバーを、側面視で、該座席の前後反転の回動中心線
    に重合するよう配設したことを特徴とする走行車輌の操
    向操作機構。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の走行車輌において、該操
    向レバーの頭頂部に押釦時のみONする芯地旋回設定ス
    イッチを設けるとともに、該操向レバーのストロークエ
    ンド到達時にONする芯地旋回スイッチを設け、両スイ
    ッチがONした時のみ芯地旋回する構成としたことを特
    徴とする走行車輌の操向操作機構。
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