JPH10110609A - 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

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Publication number
JPH10110609A
JPH10110609A JP26644596A JP26644596A JPH10110609A JP H10110609 A JPH10110609 A JP H10110609A JP 26644596 A JP26644596 A JP 26644596A JP 26644596 A JP26644596 A JP 26644596A JP H10110609 A JPH10110609 A JP H10110609A
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JP
Japan
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cam
shaft
cam bracket
fixed shaft
intake
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Application number
JP26644596A
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English (en)
Inventor
Toru Yoshimura
亨 吉村
Hiroshi Kobayakawa
弘 小早川
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化を図るとともに、組立を容易にする。 【解決手段】 機関と同期回転する駆動軸2の外周に、
気筒毎に分割した円筒状カムシャフト11が配設され、
両者を連動させる環状ディスクの偏心位置に応じてカム
シャフト11が不等速回転する。環状ディスクは制御ハ
ウジングにより回転自在に保持される。制御ハウジング
は偏心ブッシュを介して固定シャフト25により揺動可
能に支持され、制御シャフト26の偏心カムによって偏
心動作する。固定シャフト25は、半円形の切欠部を有
し、この切欠部部分が、カムブラケット取付部8の形成
した凹部33に嵌合する。切欠部は、カムブラケット1
3下縁に嵌合し、これによって固定シャフト25が軸方
向に位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動軸外周に配
置した円筒状カムシャフトを、駆動軸に対し不等速回転
させることで、内燃機関の運転状態に応じて吸気弁・排
気弁の開閉時期や作動角を可変制御する吸排気弁駆動制
御装置に関し、特に、各気筒毎に設けられる環状ディス
クの中心を、偏心カムを備えた制御シャフトでもって軸
直角方向に偏心させるようにした内燃機関の吸排気弁駆
動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気弁・排気弁の開閉時期や作動角を可
変制御する装置は、従来から種々の形式のものが提供さ
れているが、その一つとして例えば実開昭57−198
306号公報や特開平6−185321号公報に記載さ
れているように、不等速軸継手の原理を応用したものが
知られている。これは、機関の回転に同期して回転する
駆動軸の外周に、各気筒毎に分割した円筒状のカムシャ
フトを設け、かつ該カムシャフトの端部のフランジ部と
駆動軸側のフランジ部とにそれぞれ半径方向に沿った係
合溝を形成するとともに、両フランジ部間に介在する環
状ディスクに各係合溝に係合する一対のピンを設けた構
成であって、上記環状ディスクを制御ハウジングでもっ
て回転自在に保持するとともに、該制御ハウジングを介
して環状ディスクをカムシャフトに対し偏心させること
ができるようにし、その偏心量を制御することにより、
バルブリフト特性が変化するようになっている。
【0003】また、上記特開平6−185321号公報
には、制御ハウジングを軸直角方向に移動させるため
に、偏心カムを用いた構成が開示されている。すなわ
ち、制御ハウジングが支軸により揺動可能に支持されて
いるとともに、該制御ハウジングに円形のカム嵌合孔が
開口形成されており、制御シャフトに形成された偏心カ
ムがこのカム嵌合孔に回転可能に嵌合している。そし
て、制御シャフトの回転位置をアクチュエータにより制
御することにより、制御ハウジングを移動させる構成と
なっている。このものでは、上記支軸および制御シャフ
トは、カムシャフトの軸受部分とは別に設けたフレーム
状の枠体によって回転可能に支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置にあっては、シリンダヘッドの上面にフレーム
状の枠体が重ねて配置されるので、シリンダヘッド上部
の構成が複雑となり、かつ重量が非常に大きなものとな
る。また、支軸は枠体の横梁部に設けた軸孔に挿通され
ているが、複数気筒の制御ハウジングを順次組付けなが
ら複数の軸孔に挿通させる必要があるため、組み立てが
非常に煩雑となる欠点がある。
【0005】しかも、高さ方向の寸法が比較的大きな枠
体がシリンダヘッドの周囲を囲むようになるため、バル
ブクリアランスの測定や調整作業が非常に困難になる、
という不具合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、複数
気筒に亙って配設され、かつ機関の回転に同期して回転
する駆動軸と、この駆動軸の外周に相対回転可能に嵌合
し、かつ各気筒毎に分割されているとともに、それぞれ
が吸排気弁を駆動するカムを外周に有する円筒状のカム
シャフトと、各カムシャフトの一端部に設けられた第1
フランジ部と、上記第1フランジ部にそれぞれ対向する
ように上記駆動軸側に設けられた第2フランジ部と、上
記両フランジ部の間にそれぞれ配設された環状ディスク
と、この環状ディスクと両フランジ部との間で互いの偏
心を許容しつつ回転運動を伝達するための半径方向に沿
った各一対の係合溝および該係合溝に係合する各一対の
ピンと、上記環状ディスクを回転自在に保持するととも
に、円形のカム嵌合孔およびブッシュ嵌合孔が開口形成
された制御ハウジングと、外周面が上記制御ハウジング
のブッシュ嵌合孔に回転可能に嵌合した偏心ブッシュを
介して上記制御ハウジングを軸直角方向に沿って移動可
能に支持する固定シャフトと、上記制御ハウジングのカ
ム嵌合孔に回転可能に嵌合した偏心カムを複数箇所に有
し、かつ複数気筒に亙って配設されるとともに、その回
転によって上記制御ハウジングを軸直角方向に沿って移
動させる制御シャフトと、を備えてなる内燃機関の吸排
気弁駆動制御装置において、上記固定シャフトを複数気
筒に亙って連続したものとし、かつ該固定シャフトを、
シリンダヘッドに隔壁状に形成されたカムブラケット取
付部と該カムブラケット取付部に固定されるカムブラケ
ットとの間で挟持するとともに、固定シャフトに切欠部
を形成し、この切欠部を上記カムブラケット取付部もし
くはカムブラケットの少なくとも一方に嵌合させたこと
を特徴としている。
【0007】この構成においては、制御ハウジングが上
記偏心ブッシュを介して固定シャフトに揺動可能に支持
されており、制御シャフトが偏心カムとともに回転する
と、そのカム作用によって制御ハウジングがカムシャフ
トの軸直角方向に沿って移動する。これにより、環状デ
ィスクが駆動軸の中心に対し偏心動作し、バルブリフト
特性が変化する。
【0008】ここで、上記固定シャフトは、上記カムシ
ャフトを回転自在に支持するカムブラケットとカムブラ
ケット取付部との間で同時に固定支持される。また、固
定シャフトの切欠部がカムブラケット取付部もしくはカ
ムブラケットに嵌合して、該固定シャフトが軸方向に位
置決めされる。つまり、カムブラケット取付部もしくは
カムブラケットの前後の側面に上記切欠部の内側面が当
接し、軸方向の動きが規制される。
【0009】また請求項2においては、複数のカムブラ
ケットに対応して上記固定シャフトの複数箇所に上記切
欠部が形成されている。これにより、固定シャフトの軸
方向の固定が、複数箇所でなされる。
【0010】また請求項3においては、上記切欠部部分
における固定シャフト断面形状に相当する凹部が、上記
カムブラケット取付部とカムブラケットとの接合面に形
成され、両者が互いに嵌合している。すなわち、カムブ
ラケット取付部とカムブラケットとは、接合面で互いに
接合しており、この接合面に設けられた凹部に固定シャ
フトが嵌合して径方向に位置決めされている。
【0011】さらに請求項4においては、上記凹部は、
上記カムブラケット取付部もしくはカムブラケットのい
ずれか一方に形成され、他方の平坦面との間に、固定シ
ャフトの切欠部部分が挟持されている。つまり平坦面と
なっているカムブラケット取付部もしくはカムブラケッ
トに上記切欠部が嵌合する。
【0012】請求項5においては、上記切欠部および上
記凹部がそれぞれ断面半円形をなしている。また請求項
6においては、切欠部による固定シャフトの剛性低下を
小さくするために、上記切欠部が断面半円形よりも小さ
な断面三日月形に形成され、かつ残部の断面形状に対応
して上記凹部が形成されている。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る内燃機関の吸排気弁駆動制
御装置によれば、カムシャフトを支持するカムブラケッ
トを利用して固定シャフトがシリンダヘッドに堅固に固
定されるので、フレーム状の枠体を用いた従来の構成に
比較して全体として軽量に構成でき、かつバルブクリア
ランスの測定や調整が容易となる。しかも、カムブラケ
ットの固定によってカムシャフトと固定シャフトとが同
時に取り付けられるので、駆動軸にカムシャフトや制御
ハウジング等の部品を予め組み付けたいわゆるサブアッ
センブリ状態としてからシリンダヘッドに取り付けるこ
とが可能となり、組立が非常に容易となる。
【0014】また請求項2の発明によれば、固定シャフ
トが複数箇所で軸方向に堅固に位置規制され、軸方向に
がたつくことがない。
【0015】また請求項3の発明によれば、固定シャフ
トが凹部に密に嵌合した状態でカムブラケットとカムブ
ラケット取付部との間に保持され、固定シャフトが、精
度よくかつ堅固に固定支持される。
【0016】また請求項4の構成によれば、凹部の加工
が容易となる。
【0017】さらに請求項5においては、凹部に対し固
定シャフトを径方向から挿入できるため、その組立が容
易である。
【0018】また請求項6の発明によれば、固定シャフ
トの剛性を高く確保できる利点がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る吸排気弁駆
動制御装置の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0020】図示例は、V型6気筒内燃機関の左右バン
クにそれぞれ配設される3気筒づつのシリンダヘッド1
(図3参照)の吸気弁側に本発明を適用したものであ
り、図1,図2は、シリンダヘッド1に設けられる動弁
機構のみの構成を、また図3,図4は、この動弁機構を
シリンダヘッド1に組み込んだ状態での構成を、それぞ
れ示している。
【0021】図1,図2に示すように、シリンダヘッド
1の上部に、排気側カムシャフト3と平行に、全気筒に
亙って伸びる1本の駆動軸2が配設されている。この駆
動軸2は、図1,図2において右側となる一端に図示せ
ぬスプロケットが取り付けられ、タイミングチェーンを
介して排気側カムシャフト3とともにクランクシャフト
に連動している。そして、この駆動軸2の3カ所に、つ
まり各気筒毎に、図2,図3に示すような偏心連動機構
4が設けられている。なお、このシリンダヘッド1は、
図4に示すように、吸気ポート5と排気ポート6とが対
向して形成されているものであり、各ポートを開閉する
吸気弁および排気弁が各気筒毎に一対づつ設けられてい
るとともに、各気筒の略中心に、点火プラグが挿入され
る円形の点火栓挿入孔7を備えている。
【0022】次に、図2に基づいて、上記の偏心連動機
構4を説明すると、駆動軸2の外周には、各気筒毎に分
割されたカムシャフト11が相対回転可能に嵌合してお
り、各カムシャフト11の端部に、第1フランジ部12
が設けられている。各カムシャフト11は、図示せぬ吸
気弁を駆動する一対のカム11aを有し、かつその一対
のカム11aの中間のジャーナル部が、シリンダヘッド
1側の隔壁状をなすカムブラケット取付部8に凹設した
半円形軸受面とカムブラケット13との間で回転自在に
支持されている。また、駆動軸2には、短いスリーブ1
5が固定されており、各スリーブ15の端部に、それぞ
れ第1フランジ部12と対向するように、第2フランジ
部16が形成されている。なお、最前端のスリーブ15
Aは、スプロケット取付部を兼ねており、駆動軸2に軸
方向に接続されている。両フランジ部12,16の間に
は、円環状をなす環状ディスク17が介装されており、
この環状ディスク17は、制御ハウジング18の円形の
開口部18a内に回転自在に嵌合保持されている。
【0023】上記第1フランジ部12および第2フラン
ジ部16には、それぞれ半径方向に沿った係合溝19,
20が形成されている。両係合溝19,20は、互いに
180゜異なる位置に配置されている。そして、環状デ
ィスク17には、互いに180゜異なる位置にそれぞれ
保持孔が貫通形成されているとともに、それぞれに、第
1ピン23,第2ピン24が回転可能に嵌合している。
これらのピン23,24は、互いに逆向きに突出してお
り、第1ピン23の先端部が第1フランジ部12の係合
溝19に摺動可能に係合しているとともに、第2ピン2
4の先端部が第2フランジ部16の係合溝20に摺動可
能に係合している。なお、係合溝19,20に摺接する
各ピン23,24の先端部の側面は、平行な一対の平面
に加工されている。
【0024】上記の偏心連動機構4自体は、例えば前述
した特開平6−185321号公報等において公知の構
成であるので、その詳細な説明は省略するが、環状ディ
スク17が駆動軸2の中心に対し同心位置にあれば、各
カムシャフト11は駆動軸2と等速回転し、カム11a
のプロフィールに沿ったバルブリフト特性が得られる。
また環状ディスク17が駆動軸2の中心に対し偏心する
と、一種の不等速軸継手となり、各カムシャフト11が
駆動軸2に対し不等速回転する。これにより、バルブリ
フト特性およびバルブ作動角が変化する。
【0025】上記環状ディスク17を保持する制御ハウ
ジング18は、駆動軸2と直交する面に沿った板状をな
しており、駆動軸2に平行に配置された固定シャフト2
5および制御シャフト26によって軸直角方向に沿って
移動可能なように支持されている。すなわち、図3に示
すように、制御ハウジング18の開口部18aの上部
に、円形をなすカム嵌合孔27が、開口部18aの側部
に同じく円形をなすブッシュ嵌合孔28が、それぞれ開
口形成されており、カム嵌合孔27に制御シャフト26
が、ブッシュ嵌合孔28に固定シャフト25がそれぞれ
挿通されている。そして、制御シャフト26には、円形
の偏心カム29が各気筒毎に固設されており、この偏心
カム29の外周面が上記カム嵌合孔27に摺動可能に嵌
合している。また、固定シャフト25とブッシュ嵌合孔
28との間には、偏心ブッシュ30が介装されている。
この偏心ブッシュ30は、互いに真円形をなす外周面と
内周面とが偏心しているものであって、その内周面が固
定シャフト25に回転可能に嵌合し、かつ外周面が上記
ブッシュ嵌合孔28に回転可能に嵌合している。従っ
て、偏心カム29を備えた制御シャフト26が回転する
と、制御ハウジング18が図3の上下に揺動し、環状デ
ィスク17の中心が駆動軸2およびカムシャフト11の
中心から偏心するようになっている。
【0026】なお、図3に示すように、上記カム嵌合孔
27の中心を含む分割面に沿って制御ハウジング18の
一部がキャップ部18Aとして分割形成されており、か
つ一対のボルト31によって一体に結合されている。こ
のキャップ部18Aの板厚は、制御ハウジング18の本
体部分の厚さより僅かに大きい。また、図1および図3
等において、34は、排気側カムシャフト3を回転自在
に支持する排気側カムブラケットである。
【0027】上記制御シャフト26は、図1に示すよう
に、駆動軸2と平行に配設され、かつ全気筒に亙って連
続しており、その一端が油圧式アクチュエータユニット
22のピストンロッド22aにアーム22bを介して連
結されている。なお、22cは油圧を制御する電磁弁
部、22dは制御シャフト26の回転位置を検出するポ
ジションセンサである。そして、上記制御シャフト26
は、図2,図4に示すように、カムブラケット13の上
部に設けた半円形軸受部と該軸受部に対向して取り付け
られたブラケットキャップ21とによって回転可能に支
持されている。上記ブラケットキャップ21は、該ブラ
ケットキャップ21とカムブラケット13の双方を貫通
した一対のボルト14,14によってシリンダヘッド1
に固定されている。つまり、カムブラケット13は、こ
のボルト14,14を利用して共締めされている。
【0028】また固定シャフト25は、全気筒に亙って
一本に連続しており、ここに3個の偏心ブッシュ30が
回転自在に嵌合している。この固定シャフト25は、カ
ムブラケット13とカムブラケット取付部8との間で挟
持固定されている。具体的には、図5および図6に示す
ように、固定シャフト25の各カムブラケット13に対
応する箇所に、それぞれ断面半円形の切欠部32が形成
されているとともに、カムブラケット取付部8の接合面
に、図4に示すように、断面半円形をなす凹部33が形
成されている。そして、固定シャフト25の切欠部部分
つまり切欠部32の反対側に断面半円形に残った部分が
上記凹部33に密に嵌合している(図4参照)ととも
に、切欠部32にカムブラケット13の下縁の平坦面部
分が嵌合している。つまり、固定シャフト25の半円形
軸部が上記凹部33とカムブラケット13の平坦面との
間で堅固に挟持固定され、該固定シャフト25の径方向
の移動や回転が規制されている。また、各切欠部32の
軸方向の長さは、各カムブラケット13の幅に対応して
設定されているので、カムブラケット13の両側面に切
欠部32内側面32aが当接し、これによって、固定シ
ャフト25が軸方向に位置決めされている。なお、4カ
所の切欠部32の中で、固定シャフト25の両端に位置
する2つは、それぞれ一端が開放された形状となってい
るが、その一方の内側面32aが、やはりカムブラケッ
ト13の一方の側面に当接している。
【0029】上記シリンダヘッド1の上面には、図3お
よび図4に示すように、ロッカカバー35が取り付けら
れるが、シリンダヘッド1側の点火栓挿入孔7に固定さ
れた円筒形の点火栓挿入パイプ36の上端が、このロッ
カカバー35に開口している。上記固定シャフト25
は、カムシャフト11と上記点火栓挿入パイプ36との
間に支持されており、図1に示すように、カムブラケッ
ト13は、カムシャフト11を挟むように配置された一
対のボルト14の位置から点火栓挿入パイプ36近傍に
延長されている。また、この固定シャフト25を保持す
る延長部分を補強するために、カムブラケット13にリ
ブ13a(図4参照)が形成されている。
【0030】なお、図1に示すように、制御ハウジング
18を挟んで偏心ブッシュ30の脱落を防止するクラン
プ37が設けられている。
【0031】このように上記実施例の構成においては、
固定シャフト25が4個のカムブラケット13によって
シリンダヘッド1に取り付けられているため、カムブラ
ケット13をボルト14によってシリンダヘッド1に締
結する作業のみで、カムシャフト11と固定シャフト2
5の双方を取り付けることができる。具体的な組立手順
としては、まず駆動軸2に、カムシャフト11、環状デ
ィスク17および制御ハウジング18を組み付けるとと
もに、3個の制御ハウジング18に固定シャフト25を
偏心ブッシュ30とともに挿通させて、偏心連動機構4
全体をいわゆるサブアッセンブリ状態として仮組立す
る。その後に、その全体をシリンダヘッド1の上面に載
置し、かつカムシャフト11および固定シャフト25
を、それぞれカムブラケット取付部8の軸受面および凹
部33に嵌合させる。そして、その上にカムブラケット
13を配置するとともに、カムブラケット13上に制御
シャフト26をセットし、かつブラケットキャップ21
とともにカムブラケット13を一対のボルト14によっ
てシリンダヘッド1に締結する。このように多数の部品
を予めシリンダヘッド1外部でサブアッセンブリするこ
とが可能となるため、各偏心連動機構4におけるピン2
3,24の組立等の作業を極めて容易に行うことができ
るとともに、最終的なシリンダヘッド1の組立ラインで
の作業が非常に簡単なものとなる。
【0032】しかも組立後の構成においても、シリンダ
ヘッド1周囲を覆うことがないので、バルブクリアラン
スの測定や調整を阻害することがない。
【0033】また上記構成においては、バルブスプリン
グ反力を受ける固定シャフト25が各制御ハウジング1
8の両側で支持されるので、その剛性を高く確保できる
とともに、複数のカムブラケット13によって軸方向に
位置決めされているため、経時的ながたつき等を防止で
きる。
【0034】次に、図7に示す実施例は、固定シャフト
25が嵌合する断面半円形の凹部38をカムブラケット
13の下縁に形成したものである。この場合、固定シャ
フト25の切欠部32は、カムブラケット取付部8の上
面部分に嵌合しており、該カムブラケット取付部8の側
面に切欠部32内側面32aが当接する。
【0035】この構成によれば、カムシャフト11と固
定シャフト25と制御シャフト26の3者が、同一のカ
ムブラケット13によって位置決めされるため、3者の
中心の相対的な位置精度が非常に高くなり、制御シャフ
ト26の回転に伴う制御ハウジング18の偏心動作を円
滑なものとできる。
【0036】次に、図8〜図10は、固定シャフト25
の剛性確保のために、切欠部32の加工深さを浅くした
実施例を示している。つまり、各切欠部32は、半円形
よりも小さな断面三日月形に形成されている。そして、
カムブラケット取付部8に形成された凹部33は、上記
切欠部32が形成されてなる固定シャフト25の残部の
断面形状に等しく形成されている。つまり、真円形の一
部を弦に沿って切り取った形をなしている。なお、この
ような凹部33の形状では、固定シャフト25を軸方向
に沿って挿入する必要があるので、固定シャフト25を
凹部33に径方向に組み込めるように、該凹部33の下
端開口縁を狭めずに、略U字形に開放した形としてもよ
い。また、図11に示すように、三日月形切欠部32を
設けた固定シャフト25が嵌合する凹部38をカムブラ
ケット13側に形成してもよい。
【0037】次に図12,図13は、カムシャフト11
を回転自在に支持するカムブラケット51を変更した実
施例を示している。この実施例のカムブラケット51
は、カムシャフト11を支持する軸受部分51aからシ
リンダヘッド1中央側へ延長されており、かつその先端
に、機関前後方向に延びたベース部51bを一体に備え
ている。このベース部51bは、点火栓挿入パイプ36
が貫通する円形の開口部を有し、かつその前後2カ所で
補助ボルト52によってシリンダヘッド1に固定されて
いる。また、軸受部分51aは、ベース部51bと反対
側となる端部において、1本のボルト14によってシリ
ンダヘッド1に固定されている。このボルト14は、制
御シャフト26を回転可能に支持するブラケットキャッ
プ21を貫通して該ブラケットキャップ21を共締めし
ている。これによりブラケットキャップ21の一方の端
部が固定されている。また、ブラケットキャップ21の
他方の端部は、カムブラケット51に螺合する短いキャ
ップボルト53によってカムブラケット51に対し固定
されている。また、カムブラケット51の軸受部分51
aが合致するシリンダヘッド1側の隔壁状をなすカムブ
ラケット取付部8には、前述した実施例と同様に断面半
円形をなす凹部33が形成されており、半円形切欠部3
2を有する固定シャフト25がここに嵌合している。そ
して、上記切欠部32が、上記軸受部分51aに嵌合し
ている。なお、51cは、固定シャフト25を保持する
延長部分を補強するリブである。
【0038】この実施例においては、シリンダヘッド1
とは別にキャップボルト53によってブラケットキャッ
プ21とカムブラケット51とを結合することができる
ので、偏心連動機構4全体を制御シャフト26やカムブ
ラケット51を含めて予め仮組立することが可能となり
偏心連動機構4の組立が一層容易となる。
【0039】なお、上述した図7と同様に、上記カムブ
ラケット51側に凹部を形成するようにしてもよい。ま
た、図14および図15に示すように、図8,図9に示
した浅い切欠部32を有する固定シャフト25を用いる
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシリンダヘッド内部の
動弁機構の平面図。
【図2】その要部の縦断面図。
【図3】図1のA−A線に沿った断面図。
【図4】図1のB−B線に沿った断面図。
【図5】固定シャフトの平面図。
【図6】固定シャフトの側面図。
【図7】カムブラケット側に凹部を設けた実施例を示す
図4と同様の断面図。
【図8】切欠部を浅くした固定シャフトの平面図。
【図9】同じく側面図。
【図10】この固定シャフトを用いた実施例を示す動弁
機構のみの断面図。
【図11】カムブラケット側に凹部を設けた実施例を示
す図10と同様の断面図。
【図12】カムブラケットを異ならせた他の実施例を示
す図4と同様の断面図。
【図13】この実施例の動弁機構のみを示す平面図。
【図14】切欠部を浅くした実施例を示す動弁機構のみ
の断面図。
【図15】切欠部を浅くし、かつ凹部をカムブラケット
側に設けた実施例を示す動弁機構のみの断面図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド 2…駆動軸 8…カムブラケット取付部 11…カムシャフト 12…第1フランジ部 13…カムブラケット 16…第2フランジ部 17…環状ディスク 18…制御ハウジング 25…固定シャフト 26…制御シャフト 32…切欠部 33…凹部 38…凹部 51…カムブラケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数気筒に亙って配設され、かつ機関の
    回転に同期して回転する駆動軸と、 この駆動軸の外周に相対回転可能に嵌合し、かつ各気筒
    毎に分割されているとともに、それぞれが吸排気弁を駆
    動するカムを外周に有する円筒状のカムシャフトと、 各カムシャフトの一端部に設けられた第1フランジ部
    と、 上記第1フランジ部にそれぞれ対向するように上記駆動
    軸側に設けられた第2フランジ部と、 上記両フランジ部の間にそれぞれ配設された環状ディス
    クと、 この環状ディスクと両フランジ部との間で互いの偏心を
    許容しつつ回転運動を伝達するための半径方向に沿った
    各一対の係合溝および該係合溝に係合する各一対のピン
    と、 上記環状ディスクを回転自在に保持するとともに、円形
    のカム嵌合孔およびブッシュ嵌合孔が開口形成された制
    御ハウジングと、 外周面が上記制御ハウジングのブッシュ嵌合孔に回転可
    能に嵌合した偏心ブッシュを介して上記制御ハウジング
    を軸直角方向に沿って移動可能に支持する固定シャフト
    と、 上記制御ハウジングのカム嵌合孔に回転可能に嵌合した
    偏心カムを複数箇所に有し、かつ複数気筒に亙って配設
    されるとともに、その回転によって上記制御ハウジング
    を軸直角方向に沿って移動させる制御シャフトと、 を備えてなる内燃機関の吸排気弁駆動制御装置におい
    て、 上記固定シャフトを複数気筒に亙って連続したものと
    し、かつ該固定シャフトを、シリンダヘッドに隔壁状に
    形成されたカムブラケット取付部と該カムブラケット取
    付部に固定されるカムブラケットとの間で挟持するとと
    もに、固定シャフトに切欠部を形成し、この切欠部を上
    記カムブラケット取付部もしくはカムブラケットの少な
    くとも一方に嵌合させたことを特徴とする内燃機関の吸
    排気弁駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のカムブラケットに対応して上記固
    定シャフトの複数箇所に上記切欠部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸排気弁駆動
    制御装置。
  3. 【請求項3】 上記切欠部部分における固定シャフト断
    面形状に相当する凹部が、上記カムブラケット取付部と
    カムブラケットとの接合面に形成され、両者が互いに嵌
    合していることを特徴とする請求項1または2に記載の
    内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 上記凹部は、上記カムブラケット取付部
    もしくはカムブラケットのいずれか一方に形成され、他
    方の平坦面との間に、固定シャフトの切欠部部分が挟持
    されていることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の
    吸排気弁駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 上記切欠部および上記凹部がそれぞれ断
    面半円形をなすことを特徴とする請求項3または4に記
    載の内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 上記切欠部が断面半円形よりも小さな断
    面三日月形に形成され、かつ残部の断面形状に対応して
    上記凹部が形成されていることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。
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