JPH1181943A - 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 - Google Patents
内燃機関の吸排気弁駆動制御装置Info
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- JPH1181943A JPH1181943A JP23876997A JP23876997A JPH1181943A JP H1181943 A JPH1181943 A JP H1181943A JP 23876997 A JP23876997 A JP 23876997A JP 23876997 A JP23876997 A JP 23876997A JP H1181943 A JPH1181943 A JP H1181943A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- shaft
- exhaust valve
- intake
- engagement groove
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構造で支持シャフト42が制御ハウジ
ング18の支持シャフト挿通孔40を挿通する部分を有
効に潤滑する。 【解決手段】 この装置は、制御シャフト33を軸周り
に回動することによって、その偏心カム36外周を回転
可能に支持するスライダ35がスライダ係合溝31をス
ライドしつつ、制御ハウジング18及び環状ディスク1
7が支持シャフト42周りに揺動する。制御シャフト3
3の内部に、偏心カム36外周へ潤滑油を導入する潤滑
油通路を形成するとともに、支持シャフト42を、スラ
イダ係合溝31の鉛直下方領域に配置する。
ング18の支持シャフト挿通孔40を挿通する部分を有
効に潤滑する。 【解決手段】 この装置は、制御シャフト33を軸周り
に回動することによって、その偏心カム36外周を回転
可能に支持するスライダ35がスライダ係合溝31をス
ライドしつつ、制御ハウジング18及び環状ディスク1
7が支持シャフト42周りに揺動する。制御シャフト3
3の内部に、偏心カム36外周へ潤滑油を導入する潤滑
油通路を形成するとともに、支持シャフト42を、スラ
イダ係合溝31の鉛直下方領域に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動軸外周に配
置した円筒状カムシャフトを駆動軸に対して不等速回転
させることで、内燃機関の運転状態に応じて吸気弁・排
気弁の開閉時期や作動角を可変制御する吸排気弁駆動制
御装置に関し、特に、潤滑機構の改良に関する。
置した円筒状カムシャフトを駆動軸に対して不等速回転
させることで、内燃機関の運転状態に応じて吸気弁・排
気弁の開閉時期や作動角を可変制御する吸排気弁駆動制
御装置に関し、特に、潤滑機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気弁・排気弁の開閉時期や作動角を可
変制御する装置として、例えば1994年12月22日
発行の米国特許第5365896号に記載されているよ
うに、不等速軸継手の原理を応用したものが知られてい
る。
変制御する装置として、例えば1994年12月22日
発行の米国特許第5365896号に記載されているよ
うに、不等速軸継手の原理を応用したものが知られてい
る。
【0003】図6を参照して説明すると、機関の回転に
同期して回転する駆動軸100の外周には、各気筒毎に
分割した円筒状のカムシャフト101が設けられ、その
外周には吸排気弁102を駆動するカム101aが設け
られている。このカムシャフト101には、駆動軸10
0が遊挿する環状ディスク103を介して駆動軸100
の回転運動が伝達される。
同期して回転する駆動軸100の外周には、各気筒毎に
分割した円筒状のカムシャフト101が設けられ、その
外周には吸排気弁102を駆動するカム101aが設け
られている。このカムシャフト101には、駆動軸10
0が遊挿する環状ディスク103を介して駆動軸100
の回転運動が伝達される。
【0004】環状ディスク103は、その外周がニード
ルベアリング(図示省略)を介して制御ハウジング10
4に回転自在に保持され、この制御ハウジング104に
は、制御シャフト105の偏心カム105aと支持シャ
フト106の偏心カム106aとが回転可能に挿通して
いる。そして、制御シャフト105を軸周りに回動する
ことによって、制御ハウジング104が支持シャフト1
06周りに軸直角方向に揺動し、環状ディスク103の
中心103aが駆動軸100の軸心に対して偏心するよ
うになっている。この偏心量を制御することにより、駆
動軸100とカムシャフト101とに回転位相差が生
じ、バルブリフト特性が変化するようになっている。
ルベアリング(図示省略)を介して制御ハウジング10
4に回転自在に保持され、この制御ハウジング104に
は、制御シャフト105の偏心カム105aと支持シャ
フト106の偏心カム106aとが回転可能に挿通して
いる。そして、制御シャフト105を軸周りに回動する
ことによって、制御ハウジング104が支持シャフト1
06周りに軸直角方向に揺動し、環状ディスク103の
中心103aが駆動軸100の軸心に対して偏心するよ
うになっている。この偏心量を制御することにより、駆
動軸100とカムシャフト101とに回転位相差が生
じ、バルブリフト特性が変化するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば支持シャフト1
06が制御ハウジング104を比較的密に挿通する挿通
部分107は、動弁室109の雰囲気中に飛散する潤滑
油すなわちオイルミストによって潤滑される。しかしな
がら、例えばエンジン始動直後や低回転状態ではオイル
ミストはあまり期待できず、上記挿通部分107等の潤
滑が十分に行われない虞がある。
06が制御ハウジング104を比較的密に挿通する挿通
部分107は、動弁室109の雰囲気中に飛散する潤滑
油すなわちオイルミストによって潤滑される。しかしな
がら、例えばエンジン始動直後や低回転状態ではオイル
ミストはあまり期待できず、上記挿通部分107等の潤
滑が十分に行われない虞がある。
【0006】そこで、例えば支持シャフト106内部や
制御ハウジング104内部に、挿通部分107へ延びる
潤滑油路を形成して、この挿通部分107へ直接的に潤
滑油を導入することも考えられるが、この場合には構造
が非常に複雑となってしまう。
制御ハウジング104内部に、挿通部分107へ延びる
潤滑油路を形成して、この挿通部分107へ直接的に潤
滑油を導入することも考えられるが、この場合には構造
が非常に複雑となってしまう。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、簡素な構造で各部を効果的に潤滑できる内燃機
関の吸排気弁駆動制御装置を提供することを目的として
いる。
であり、簡素な構造で各部を効果的に潤滑できる内燃機
関の吸排気弁駆動制御装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る内
燃機関の吸排気弁駆動制御装置は、機関の回転に同期し
て回転する駆動軸と、この駆動軸の外周に相対回転可能
に設けられ、吸排気弁を駆動するカムを外周に有する円
筒状のカムシャフトと、上記駆動軸が遊挿する環状に形
成され、駆動軸の回転運動をカムシャフトへ伝達する環
状ディスクと、上記環状ディスクの外周を回転自在に保
持する板状の制御ハウジングと、この制御ハウジングを
回転可能に挿通する支持シャフトと、上記制御ハウジン
グの一端に形成された矩形状の係合溝にスライド可能に
係合するスライダと、外周がスライダ内周によって回動
可能に支持される偏心カムを有し、自身が軸周りに回転
することによって、スライダのスライド動作を伴って、
制御ハウジングを支持シャフト周りに軸直角方向へ揺動
させる制御シャフトと、を備え、上記制御シャフトの内
部に、偏心カム外周へ潤滑油を導入する潤滑油通路を形
成するとともに、上記支持シャフトを、係合溝の鉛直下
方領域に配置したことを特徴としている。
燃機関の吸排気弁駆動制御装置は、機関の回転に同期し
て回転する駆動軸と、この駆動軸の外周に相対回転可能
に設けられ、吸排気弁を駆動するカムを外周に有する円
筒状のカムシャフトと、上記駆動軸が遊挿する環状に形
成され、駆動軸の回転運動をカムシャフトへ伝達する環
状ディスクと、上記環状ディスクの外周を回転自在に保
持する板状の制御ハウジングと、この制御ハウジングを
回転可能に挿通する支持シャフトと、上記制御ハウジン
グの一端に形成された矩形状の係合溝にスライド可能に
係合するスライダと、外周がスライダ内周によって回動
可能に支持される偏心カムを有し、自身が軸周りに回転
することによって、スライダのスライド動作を伴って、
制御ハウジングを支持シャフト周りに軸直角方向へ揺動
させる制御シャフトと、を備え、上記制御シャフトの内
部に、偏心カム外周へ潤滑油を導入する潤滑油通路を形
成するとともに、上記支持シャフトを、係合溝の鉛直下
方領域に配置したことを特徴としている。
【0009】なお、上記鉛直下方領域とは、この内燃機
関の使用状態における鉛直下方領域であり、例えば車両
用エンジンの場合には車両搭載状態での鉛直下方領域を
意味する。
関の使用状態における鉛直下方領域であり、例えば車両
用エンジンの場合には車両搭載状態での鉛直下方領域を
意味する。
【0010】また、請求項2の発明は、上記係合溝が軸
方向から見て鉛直線に対して傾斜していることを特徴と
している。
方向から見て鉛直線に対して傾斜していることを特徴と
している。
【0011】請求項3の発明は、上記支持シャフトが、
係合溝の最下端部の鉛直下方位置に配置されていること
を特徴としている。
係合溝の最下端部の鉛直下方位置に配置されていること
を特徴としている。
【0012】請求項4の発明は、上記スライダの内部
に、偏心カム外周に摺接する内周面から、係合溝の壁面
にスライド可能に係合する外側面へ至る油路を貫通形成
したことを特徴としている。
に、偏心カム外周に摺接する内周面から、係合溝の壁面
にスライド可能に係合する外側面へ至る油路を貫通形成
したことを特徴としている。
【0013】請求項5の発明は、上記スライダの内周面
に、上記油路に連通するとともに、周方向に延びる凹溝
を形成したことを特徴としている。
に、上記油路に連通するとともに、周方向に延びる凹溝
を形成したことを特徴としている。
【0014】請求項6の発明は、上記スライダは、係合
溝の一方の壁面に係合する第1のスライダブロックと、
係合溝の他方の壁面に係合する第2のスライダブロック
とに分割されていることを特徴としている。
溝の一方の壁面に係合する第1のスライダブロックと、
係合溝の他方の壁面に係合する第2のスライダブロック
とに分割されていることを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、潤滑油は、制
御シャフト内部の潤滑油通路を通って偏心カム外周へ直
接的に導入され、偏心カム外周とスライダ内周との摺接
部分を強制的に潤滑する。このように摺接部分を潤滑し
た潤滑油は、スライダが係合する係合溝から溢れ出て、
例えば制御ハウジングの壁面を伝って下方へと流下し、
その多くがスライダ係合溝の鉛直下方領域に配置された
支持シャフトへ供給され、例えば支持シャフトが制御ハ
ウジングを挿通する部分を適宜に潤滑する。
御シャフト内部の潤滑油通路を通って偏心カム外周へ直
接的に導入され、偏心カム外周とスライダ内周との摺接
部分を強制的に潤滑する。このように摺接部分を潤滑し
た潤滑油は、スライダが係合する係合溝から溢れ出て、
例えば制御ハウジングの壁面を伝って下方へと流下し、
その多くがスライダ係合溝の鉛直下方領域に配置された
支持シャフトへ供給され、例えば支持シャフトが制御ハ
ウジングを挿通する部分を適宜に潤滑する。
【0016】このように、制御シャフトの偏心カム外周
とスライダ内周との摺接部分を潤滑した潤滑油を利用し
て、支持シャフトが制御ハウジングを挿通する部分を効
果的に潤滑することができる。したがって、制御シャフ
トや支持シャフトが円滑に回動するようになり、シャフ
トの渋り,磨耗,固着等を有効に防止することができる
とともに、バルブリフト特性の制御応答性の向上が図ら
れる。
とスライダ内周との摺接部分を潤滑した潤滑油を利用し
て、支持シャフトが制御ハウジングを挿通する部分を効
果的に潤滑することができる。したがって、制御シャフ
トや支持シャフトが円滑に回動するようになり、シャフ
トの渋り,磨耗,固着等を有効に防止することができる
とともに、バルブリフト特性の制御応答性の向上が図ら
れる。
【0017】ここで本発明では、支持シャフト挿通部分
を潤滑するに際し、この挿通部分へ延びる潤滑油路を別
途設ける必要がないので、その構造が極めて簡素化され
る。
を潤滑するに際し、この挿通部分へ延びる潤滑油路を別
途設ける必要がないので、その構造が極めて簡素化され
る。
【0018】また本発明によれば、仮に制御シャフトと
支持シャフトとの相対位置寸法に多少の誤差があったと
しても、その誤差のうち、少なくともスライダのスライ
ド方向の誤差は、スライダが係合溝をスライドすること
によって吸収される。したがって、寸法誤差等に起因す
る制御シャフト及び支持シャフトのガタツキが抑制され
るとともに、これらシャフトが円滑に回転作動するよう
になり、バルブリフト特性の制御応答性の向上が図られ
る。
支持シャフトとの相対位置寸法に多少の誤差があったと
しても、その誤差のうち、少なくともスライダのスライ
ド方向の誤差は、スライダが係合溝をスライドすること
によって吸収される。したがって、寸法誤差等に起因す
る制御シャフト及び支持シャフトのガタツキが抑制され
るとともに、これらシャフトが円滑に回転作動するよう
になり、バルブリフト特性の制御応答性の向上が図られ
る。
【0019】加えて、制御シャフトの偏心カム外周とス
ライダ内周との摺接部分が面接触となるから、この摺接
部分の早期磨耗を有効に阻止することができる。
ライダ内周との摺接部分が面接触となるから、この摺接
部分の早期磨耗を有効に阻止することができる。
【0020】請求項2の発明によれば、係合溝が軸方向
から見て鉛直線に対して傾斜しているから、下方に投影
される係合溝の鉛直下方領域の水平方向の幅が実質的に
拡大する。この結果、鉛直下方領域に配置される支持シ
ャフトに対するレイアウトの自由度が向上する。
から見て鉛直線に対して傾斜しているから、下方に投影
される係合溝の鉛直下方領域の水平方向の幅が実質的に
拡大する。この結果、鉛直下方領域に配置される支持シ
ャフトに対するレイアウトの自由度が向上する。
【0021】請求項3の発明によれば、係合溝に導かれ
た潤滑油は、傾斜する係合溝の最下端部へ自然に集めら
れるから、最下端部の鉛直下方に位置する支持シャフト
へ、より多くの潤滑油を到達させることができ、潤滑効
果が向上する。
た潤滑油は、傾斜する係合溝の最下端部へ自然に集めら
れるから、最下端部の鉛直下方に位置する支持シャフト
へ、より多くの潤滑油を到達させることができ、潤滑効
果が向上する。
【0022】請求項4の発明によれば、偏心カム外周と
スライダ内周面との摺接部分を潤滑した潤滑油は、スラ
イダ内周面から外側面へと至る油路を通って、スライダ
外側面と係合溝の壁面とが摺動するスライド部分へ直接
的に導かれ、このスライド部分を強制的に潤滑し、その
潤滑油の多くが支持シャフトへ導かれて、支持シャフト
の制御ハウジング挿通部分を潤滑する。
スライダ内周面との摺接部分を潤滑した潤滑油は、スラ
イダ内周面から外側面へと至る油路を通って、スライダ
外側面と係合溝の壁面とが摺動するスライド部分へ直接
的に導かれ、このスライド部分を強制的に潤滑し、その
潤滑油の多くが支持シャフトへ導かれて、支持シャフト
の制御ハウジング挿通部分を潤滑する。
【0023】このように、制御シャフトのスライダ挿通
部分及びスライダ外側面と係合溝の壁面とが摺接するス
ライド部分をこの順に潤滑した潤滑油を利用して、支持
シャフトの制御ハウジング挿通部分を効果的に潤滑する
ことができる。したがって、制御シャフト,スライダ及
び支持シャフトが円滑に作動するようになり、潤滑不足
による渋り,磨耗,固着等を有効に防止することができ
るとともに、バルブリフト特性の制御応答性の向上が図
られる。
部分及びスライダ外側面と係合溝の壁面とが摺接するス
ライド部分をこの順に潤滑した潤滑油を利用して、支持
シャフトの制御ハウジング挿通部分を効果的に潤滑する
ことができる。したがって、制御シャフト,スライダ及
び支持シャフトが円滑に作動するようになり、潤滑不足
による渋り,磨耗,固着等を有効に防止することができ
るとともに、バルブリフト特性の制御応答性の向上が図
られる。
【0024】また、上記油路は、スライダの内周面から
外側面へ貫通しているから、例えばドリルを用いて容易
に加工することができる。
外側面へ貫通しているから、例えばドリルを用いて容易
に加工することができる。
【0025】請求項5の発明によれば、偏心カム外周と
スライダ内周面との摺接部分を潤滑した潤滑油を、スラ
イダ内周面に形成された凹溝を介して、より効果的に油
路へ導くことができる。
スライダ内周面との摺接部分を潤滑した潤滑油を、スラ
イダ内周面に形成された凹溝を介して、より効果的に油
路へ導くことができる。
【0026】請求項6の発明によれば、スライダが第
1,第2のスライダブロックに分割しているから、例え
ば制御シャフトの偏心カムが他部より小径である場合で
も、両スライダブロックを制御シャフトの偏心カムを挟
み込むように組み付けることができ、その組付が極めて
容易となる。
1,第2のスライダブロックに分割しているから、例え
ば制御シャフトの偏心カムが他部より小径である場合で
も、両スライダブロックを制御シャフトの偏心カムを挟
み込むように組み付けることができ、その組付が極めて
容易となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る吸排気弁駆
動制御装置の好ましい実施の形態を図面に基づき説明す
る。
動制御装置の好ましい実施の形態を図面に基づき説明す
る。
【0028】図1,2は、本発明に係わる吸排気弁駆動
制御装置を、自動車用内燃機関であるV型エンジンに適
用した第1実施例を示している。なお、図1の補助線
X,Yは、それぞれこのエンジンを車両に搭載した状態
すなわち使用状態における水平線,鉛直線を示してい
る。
制御装置を、自動車用内燃機関であるV型エンジンに適
用した第1実施例を示している。なお、図1の補助線
X,Yは、それぞれこのエンジンを車両に搭載した状態
すなわち使用状態における水平線,鉛直線を示してい
る。
【0029】シリンダヘッドSの上部には、全気筒に亘
って連続した駆動軸1が、図示しない支持部に回動可能
に支持されている。この駆動軸1は、一端に図示せぬス
プロケットが取り付けられ、タイミングチェーンを介し
てクランクシャフトに連動しており、機関の回転に同期
して回転するようになっている。なお、駆動軸1の支持
部は、シリンダヘッドSの所定位置を加工基準として加
工されている。
って連続した駆動軸1が、図示しない支持部に回動可能
に支持されている。この駆動軸1は、一端に図示せぬス
プロケットが取り付けられ、タイミングチェーンを介し
てクランクシャフトに連動しており、機関の回転に同期
して回転するようになっている。なお、駆動軸1の支持
部は、シリンダヘッドSの所定位置を加工基準として加
工されている。
【0030】駆動軸1の外周には、各気筒毎に分割され
た円筒状のカムシャフト11が相対回動可能に嵌合して
おり、各カムシャフト11の端部に、第1フランジ部1
2が設けられている。各カムシャフト11は、その外周
に例えば吸気弁を駆動する一対のカム11aを有し、か
つその一対のカム11aの中間のジャーナル部11b
が、シリンダヘッド側の隔壁状をなすカムブラケット取
付部8に凹設した半円形軸受面とカムブラケット13と
の間で回転自在に支持されている。
た円筒状のカムシャフト11が相対回動可能に嵌合して
おり、各カムシャフト11の端部に、第1フランジ部1
2が設けられている。各カムシャフト11は、その外周
に例えば吸気弁を駆動する一対のカム11aを有し、か
つその一対のカム11aの中間のジャーナル部11b
が、シリンダヘッド側の隔壁状をなすカムブラケット取
付部8に凹設した半円形軸受面とカムブラケット13と
の間で回転自在に支持されている。
【0031】また、駆動軸1には、短いスリーブ15が
固定されており、各スリーブ15の端部に、それぞれ上
記第1フランジ部12と対向するように、第2フランジ
部16が形成されている。両フランジ部12,16の間
には、駆動軸1が遊挿する円環状に形成された環状ディ
スク17が介装されている。この環状ディスク17は、
制御ハウジング18の円形の開口部18a内に回転自在
に嵌合保持されている。具体的には、制御ハウジング1
8の内周に、多数のニードルを配列したローラベアリン
グ25が設けられており、このローラベアリング25を
介して環状ディスク17が保持されている。
固定されており、各スリーブ15の端部に、それぞれ上
記第1フランジ部12と対向するように、第2フランジ
部16が形成されている。両フランジ部12,16の間
には、駆動軸1が遊挿する円環状に形成された環状ディ
スク17が介装されている。この環状ディスク17は、
制御ハウジング18の円形の開口部18a内に回転自在
に嵌合保持されている。具体的には、制御ハウジング1
8の内周に、多数のニードルを配列したローラベアリン
グ25が設けられており、このローラベアリング25を
介して環状ディスク17が保持されている。
【0032】第1フランジ部12および第2フランジ部
16には、それぞれ半径方向に沿った図外の係合溝が、
互いに180゜異なる位置に形成されている。一方、環
状ディスク17には、互いに180゜異なる位置にそれ
ぞれ保持孔が貫通形成されているとともに、それぞれ
に、第1ピン23,第2ピン24が回転可能に嵌合して
いる。これらのピン23,24は、互いに逆向きに突出
しており、第1ピン23の先端部が第1フランジ部12
の係合溝に摺動可能に係合しているとともに、第2ピン
24の先端部が第2フランジ部16の係合溝に摺動可能
に係合している。なお、係合溝に摺接する各ピン23,
24の先端部の側面(例えば図1の符号24a)は、平
行な一対の平面に加工されている。
16には、それぞれ半径方向に沿った図外の係合溝が、
互いに180゜異なる位置に形成されている。一方、環
状ディスク17には、互いに180゜異なる位置にそれ
ぞれ保持孔が貫通形成されているとともに、それぞれ
に、第1ピン23,第2ピン24が回転可能に嵌合して
いる。これらのピン23,24は、互いに逆向きに突出
しており、第1ピン23の先端部が第1フランジ部12
の係合溝に摺動可能に係合しているとともに、第2ピン
24の先端部が第2フランジ部16の係合溝に摺動可能
に係合している。なお、係合溝に摺接する各ピン23,
24の先端部の側面(例えば図1の符号24a)は、平
行な一対の平面に加工されている。
【0033】このような偏心型の可変動弁機構自体は、
例えば特開平7−119425号公報等において公知の
構成であるので、その詳細な説明は省略するが、環状デ
ィスク17の中心17aが駆動軸1の軸心と同心位置に
あれば(図1に示す状態)、環状ディスク17を介して
駆動軸1の回転運動が伝達される各カムシャフト11
は、駆動軸1と等速回転し、カム11aのプロフィール
に沿ったバルブリフト特性が得られる。一方、環状ディ
スク17の中心17aが駆動軸1の軸心から偏心する
と、一種の不等速軸継手となり、各カムシャフト11は
駆動軸1に対して不等速回転する。これにより、その偏
心量に応じてバルブリフト特性およびバルブ作動角が変
化する。
例えば特開平7−119425号公報等において公知の
構成であるので、その詳細な説明は省略するが、環状デ
ィスク17の中心17aが駆動軸1の軸心と同心位置に
あれば(図1に示す状態)、環状ディスク17を介して
駆動軸1の回転運動が伝達される各カムシャフト11
は、駆動軸1と等速回転し、カム11aのプロフィール
に沿ったバルブリフト特性が得られる。一方、環状ディ
スク17の中心17aが駆動軸1の軸心から偏心する
と、一種の不等速軸継手となり、各カムシャフト11は
駆動軸1に対して不等速回転する。これにより、その偏
心量に応じてバルブリフト特性およびバルブ作動角が変
化する。
【0034】上記環状ディスク17を回転自在に保持す
る制御ハウジング18は、駆動軸1と直交する面、すな
わち環状ディスク17と同一面に沿った略三角形の板状
部材である。この制御ハウジング18には、図1に示す
車両搭載状態における左上端位置に、略矩形のスライダ
係合溝31が切欠形成されているとともに、図1の左下
位置、すなわちスライダ係合溝31の下方に投影される
水平方向幅Lの鉛直下方領域に、支持シャフト挿通孔4
0が形成されている。そして、スライダ係合溝31にス
ライド(摺動)可能に係合する矩形状のスライダ35の
内周を、駆動軸1と平行に設けられた制御シャフト33
が回転可能に挿通しているとともに、支持シャフト挿通
孔40を支持シャフト42が比較的密に、かつ回転可能
に挿通している。
る制御ハウジング18は、駆動軸1と直交する面、すな
わち環状ディスク17と同一面に沿った略三角形の板状
部材である。この制御ハウジング18には、図1に示す
車両搭載状態における左上端位置に、略矩形のスライダ
係合溝31が切欠形成されているとともに、図1の左下
位置、すなわちスライダ係合溝31の下方に投影される
水平方向幅Lの鉛直下方領域に、支持シャフト挿通孔4
0が形成されている。そして、スライダ係合溝31にス
ライド(摺動)可能に係合する矩形状のスライダ35の
内周を、駆動軸1と平行に設けられた制御シャフト33
が回転可能に挿通しているとともに、支持シャフト挿通
孔40を支持シャフト42が比較的密に、かつ回転可能
に挿通している。
【0035】スライダ35は、制御シャフト33への組
付を容易にするために、一対の第1スライダブロック3
5Aと第2スライダブロック35Bとに2分割されてお
り、制御シャフト33に形成された円形の偏心カム36
を両側から挟んだ形で係合溝31内に組み込まれてい
る。各スライダブロック35A,35Bは、図1に示す
車両搭載状態において、その中央の真円形の内周面35
aが、偏心カム36の外周面に摺接し、かつ、その外側
面35bがそれぞれスライダ係合溝31のスライド壁面
31aに係合,摺接している。
付を容易にするために、一対の第1スライダブロック3
5Aと第2スライダブロック35Bとに2分割されてお
り、制御シャフト33に形成された円形の偏心カム36
を両側から挟んだ形で係合溝31内に組み込まれてい
る。各スライダブロック35A,35Bは、図1に示す
車両搭載状態において、その中央の真円形の内周面35
aが、偏心カム36の外周面に摺接し、かつ、その外側
面35bがそれぞれスライダ係合溝31のスライド壁面
31aに係合,摺接している。
【0036】また、両スライダブロック35A,35B
は、互いに接触して異音等を発生することのないよう
に、その上端間及び下端間に適宜な間隙Dが設定されて
いる。
は、互いに接触して異音等を発生することのないよう
に、その上端間及び下端間に適宜な間隙Dが設定されて
いる。
【0037】制御シャフト33は、駆動軸1と同様、全
気筒に亘って連続しており、その一端が図示せぬアクチ
ュエータに連結されている。そして、アクチュエータの
駆動により制御シャフト33が軸周りに回転すると、偏
心カム36の位置に応じて制御ハウジング18が支持シ
ャフト42を中心として軸直角方向に揺動し、制御ハウ
ジング18に保持された環状ディスク17の回転中心1
7aが駆動軸1及びカムシャフト11の回転中心から偏
心する。
気筒に亘って連続しており、その一端が図示せぬアクチ
ュエータに連結されている。そして、アクチュエータの
駆動により制御シャフト33が軸周りに回転すると、偏
心カム36の位置に応じて制御ハウジング18が支持シ
ャフト42を中心として軸直角方向に揺動し、制御ハウ
ジング18に保持された環状ディスク17の回転中心1
7aが駆動軸1及びカムシャフト11の回転中心から偏
心する。
【0038】なお、制御シャフト33は制御シャフト支
持部材41によって回転可能に支持されており、また支
持シャフト42も制御シャフト支持部材41の下部に取
り付けられている。
持部材41によって回転可能に支持されており、また支
持シャフト42も制御シャフト支持部材41の下部に取
り付けられている。
【0039】この制御シャフト支持部材41は、シリン
ダヘッドSの上部に固定される基部43と、この基部4
3から分岐して制御シャフト33を回転可能に支持する
軸受部44とを有している。このうち、基部43は、全
気筒に亘り一体に形成されており、シリンダヘッドSの
上部に形成された(略矩形に凹設された)取付溝に係合
されるとともに、各気筒の略中央に形成された点火栓取
付孔46近傍にボルト47,48で固定されている。
ダヘッドSの上部に固定される基部43と、この基部4
3から分岐して制御シャフト33を回転可能に支持する
軸受部44とを有している。このうち、基部43は、全
気筒に亘り一体に形成されており、シリンダヘッドSの
上部に形成された(略矩形に凹設された)取付溝に係合
されるとともに、各気筒の略中央に形成された点火栓取
付孔46近傍にボルト47,48で固定されている。
【0040】一般に、点火栓取付孔46近傍にボルトを
配置すると、点火栓取付孔46近傍に形成された図外の
バルブリフター孔にボルトの軸力が作用し、バルブリフ
ター孔が変形して、バルブリフターの摺動が円滑でなく
なるという虞がある。特に、排気弁側のバルブリフター
孔は、高温の排気ガスによる熱変形が大きいため、ボル
トの軸力の影響が大きい。そこで本実施例では排気弁側
のボルト48を相対的に小径とし、排気弁側のバルブリ
フター孔へのボルト軸力の影響が少なくなるように工夫
してある。加えて、吸気弁側のボルト47を排気側ボル
ト48よりも大きくし、両ボルト47,48により充分
な締結力が得られるように工夫してある。
配置すると、点火栓取付孔46近傍に形成された図外の
バルブリフター孔にボルトの軸力が作用し、バルブリフ
ター孔が変形して、バルブリフターの摺動が円滑でなく
なるという虞がある。特に、排気弁側のバルブリフター
孔は、高温の排気ガスによる熱変形が大きいため、ボル
トの軸力の影響が大きい。そこで本実施例では排気弁側
のボルト48を相対的に小径とし、排気弁側のバルブリ
フター孔へのボルト軸力の影響が少なくなるように工夫
してある。加えて、吸気弁側のボルト47を排気側ボル
ト48よりも大きくし、両ボルト47,48により充分
な締結力が得られるように工夫してある。
【0041】また、図2に示すシリンダヘッドSの長手
方向中心線Pに対し、排気弁側のボルト48を吸気弁側
のボルト47よりも相対的に遠ざけてあり、ボルト48
の軸力に起因する排気弁側バルブリフター孔の変形を有
効に防止するようになっている。
方向中心線Pに対し、排気弁側のボルト48を吸気弁側
のボルト47よりも相対的に遠ざけてあり、ボルト48
の軸力に起因する排気弁側バルブリフター孔の変形を有
効に防止するようになっている。
【0042】さらに、制御シャフト支持部材41の軸受
部44が制御ハウジング18に隣接する位置で制御シャ
フト33を支持することにより、バルブスプリング反力
による制御シャフト33のたわみ変形を抑制し、制御ハ
ウジング18の位置精度を向上させている。
部44が制御ハウジング18に隣接する位置で制御シャ
フト33を支持することにより、バルブスプリング反力
による制御シャフト33のたわみ変形を抑制し、制御ハ
ウジング18の位置精度を向上させている。
【0043】なお、図1,2において、排気弁側カムシ
ャフト53は、排気弁側カムブラケット54によってシ
リンダヘッドSに回動可能に支持されている。
ャフト53は、排気弁側カムブラケット54によってシ
リンダヘッドSに回動可能に支持されている。
【0044】次に、本実施例の潤滑系統を図1〜4を参
照して説明する。
照して説明する。
【0045】図3(a)は制御シャフト33を単体で示
す平面図で、この制御シャフト33には、偏心カム36
と、制御シャフト支持部材41の軸受部44に回転可能
に支持される嵌合部55とが、直列的に配置された3つ
の気筒に対応して、適宜間隔を置いて交互に形成されて
いる。
す平面図で、この制御シャフト33には、偏心カム36
と、制御シャフト支持部材41の軸受部44に回転可能
に支持される嵌合部55とが、直列的に配置された3つ
の気筒に対応して、適宜間隔を置いて交互に形成されて
いる。
【0046】そして、制御シャフト33の内部には、こ
れら3組の偏心カム36及び嵌合部55内を貫通して軸
長手方向に延びる潤滑油通路61が形成されている。つ
まり潤滑油通路61は、偏心カム36の内部を貫通し得
るように軸心に対して偏心しており、その開口端が例え
ばプラグ62を打ち込んで密閉されている。
れら3組の偏心カム36及び嵌合部55内を貫通して軸
長手方向に延びる潤滑油通路61が形成されている。つ
まり潤滑油通路61は、偏心カム36の内部を貫通し得
るように軸心に対して偏心しており、その開口端が例え
ばプラグ62を打ち込んで密閉されている。
【0047】図3の(b),(c)はそれぞれ図3
(a)のB−B線,C−C線に沿う断面図である。偏心
カム36の内部には直径方向に延びる第1径方向通路6
4が貫通形成されるとともに、嵌合部55の内部には直
径方向に延びる第2径方向通路64が貫通形成されてい
る。これら径方向通路64,65は、共に潤滑油通路6
1へ連通しており、潤滑油通路61の一部を構成してい
る。これら潤滑油通路61及び径方向通路64,65
は、例えば同一の加工ステーションにおいて同時にドリ
ル加工されている。また、嵌合部55の外周には周方向
溝66が全周にわたって形成されており、この周方向溝
66の底部に第2径方向通路65の両端が開口してい
る。
(a)のB−B線,C−C線に沿う断面図である。偏心
カム36の内部には直径方向に延びる第1径方向通路6
4が貫通形成されるとともに、嵌合部55の内部には直
径方向に延びる第2径方向通路64が貫通形成されてい
る。これら径方向通路64,65は、共に潤滑油通路6
1へ連通しており、潤滑油通路61の一部を構成してい
る。これら潤滑油通路61及び径方向通路64,65
は、例えば同一の加工ステーションにおいて同時にドリ
ル加工されている。また、嵌合部55の外周には周方向
溝66が全周にわたって形成されており、この周方向溝
66の底部に第2径方向通路65の両端が開口してい
る。
【0048】一方、図1,2に示す制御シャフト支持部
材41の内部には、その軸受部44と制御シャフト33
の嵌合部55との軸受部分へ潤滑油を導入する図示せぬ
内部通路が形成されている。
材41の内部には、その軸受部44と制御シャフト33
の嵌合部55との軸受部分へ潤滑油を導入する図示せぬ
内部通路が形成されている。
【0049】図4(a)はスライダ35がスライダ係合
溝31に組み付けられた状態を単体で示す平面図、
(b)は一方のスライダブロック35A(又は35B)
を内周側から見た平面図である。
溝31に組み付けられた状態を単体で示す平面図、
(b)は一方のスライダブロック35A(又は35B)
を内周側から見た平面図である。
【0050】各スライダブロック35A,35Bの内部
には、それぞれ径方向に延びる油路67が、互いに対向
する位置、具体的には上下方向中央位置に形成されてい
る。各油路67は、制御シャフト33の偏心カム36
(図1)外周面に摺接する内周面35aから、スライダ
係合溝31の壁面31a(図1)に係合,摺接するスラ
イダ外側面35bへと貫通形成されており、例えばドリ
ル加工により穿設されている。
には、それぞれ径方向に延びる油路67が、互いに対向
する位置、具体的には上下方向中央位置に形成されてい
る。各油路67は、制御シャフト33の偏心カム36
(図1)外周面に摺接する内周面35aから、スライダ
係合溝31の壁面31a(図1)に係合,摺接するスラ
イダ外側面35bへと貫通形成されており、例えばドリ
ル加工により穿設されている。
【0051】また、各スライダブロック35A,35B
の内周面35aには、それぞれ周方向に延びる凹溝68
が形成され、各凹溝68の底部には油路67の一端が開
口している。各凹溝68は、組付状態において偏心カム
36の外周に臨んでおり、かつ、偏心カム36外周に開
口する第1径方向通路64(図3)と常時対向するよう
に、周方向に適宜な長さに延設されている。
の内周面35aには、それぞれ周方向に延びる凹溝68
が形成され、各凹溝68の底部には油路67の一端が開
口している。各凹溝68は、組付状態において偏心カム
36の外周に臨んでおり、かつ、偏心カム36外周に開
口する第1径方向通路64(図3)と常時対向するよう
に、周方向に適宜な長さに延設されている。
【0052】図外のオイルギャラリから供給される潤滑
油は、制御シャフト支持部材41の内部通路を通って、
その軸受部44と制御シャフト33の嵌合部55との軸
受部分へ直接的に導入され、この軸受部分を強制的に潤
滑する。
油は、制御シャフト支持部材41の内部通路を通って、
その軸受部44と制御シャフト33の嵌合部55との軸
受部分へ直接的に導入され、この軸受部分を強制的に潤
滑する。
【0053】その潤滑油、つまり軸受部分を潤滑した潤
滑油は、制御シャフト33に形成された周方向溝66か
ら第2径方向通路65を通って潤滑油通路61へ導入さ
れ、この潤滑油通路61から第1径方向通路64を通っ
て、偏心カム36外周面とスライダ内周面35aとの摺
接部分へ直接的に導入され、この摺接部分を強制的に潤
滑する。
滑油は、制御シャフト33に形成された周方向溝66か
ら第2径方向通路65を通って潤滑油通路61へ導入さ
れ、この潤滑油通路61から第1径方向通路64を通っ
て、偏心カム36外周面とスライダ内周面35aとの摺
接部分へ直接的に導入され、この摺接部分を強制的に潤
滑する。
【0054】その潤滑油は、各スライダブロック35
A,35Bに形成された凹溝68を介して効果的に油路
67へ供給され、この油路67を通ってスライダ外側面
35bとスライダ係合溝31の壁面31aとが摺動する
スライド部分へ直接的に導入され、このスライド部分を
強制的に潤滑する。
A,35Bに形成された凹溝68を介して効果的に油路
67へ供給され、この油路67を通ってスライダ外側面
35bとスライダ係合溝31の壁面31aとが摺動する
スライド部分へ直接的に導入され、このスライド部分を
強制的に潤滑する。
【0055】その潤滑油は、スライダ係合溝31から溢
れ出て、板状の制御ハウジング18の壁面を伝って下方
へと流下し、最終的にはオイルパンへと戻される。
れ出て、板状の制御ハウジング18の壁面を伝って下方
へと流下し、最終的にはオイルパンへと戻される。
【0056】ここで本実施例では、図1に示す車両搭載
状態において、スライダ係合溝31の下方へ投影された
鉛直下方領域に、支持シャフト42を配置してある。し
たがって、スライダ係合溝31から溢れ出る潤滑油の多
くが制御ハウジング18の壁面を伝って支持シャフト4
2へと供給され、支持シャフト42が制御ハウジング1
8を挿通する挿通部分を効果的に潤滑することができ
る。
状態において、スライダ係合溝31の下方へ投影された
鉛直下方領域に、支持シャフト42を配置してある。し
たがって、スライダ係合溝31から溢れ出る潤滑油の多
くが制御ハウジング18の壁面を伝って支持シャフト4
2へと供給され、支持シャフト42が制御ハウジング1
8を挿通する挿通部分を効果的に潤滑することができ
る。
【0057】このように本実施例では、制御シャフト3
3の軸受部分,スライダ35摺接部分,及びスライダ3
5のスライド部分をこの順に潤滑した潤滑油を利用し
て、支持シャフト42が制御ハウジング18を挿通する
部分を効果的に潤滑することができる。したがって、制
御シャフト33,スライダ35及び支持シャフト42が
円滑に作動するようになり、各部材の渋り,磨耗,固着
等を有効に防止することができるとともに、バルブリフ
ト特性の制御応答性の向上が図られる。
3の軸受部分,スライダ35摺接部分,及びスライダ3
5のスライド部分をこの順に潤滑した潤滑油を利用し
て、支持シャフト42が制御ハウジング18を挿通する
部分を効果的に潤滑することができる。したがって、制
御シャフト33,スライダ35及び支持シャフト42が
円滑に作動するようになり、各部材の渋り,磨耗,固着
等を有効に防止することができるとともに、バルブリフ
ト特性の制御応答性の向上が図られる。
【0058】ここで本実施例では、支持シャフト42が
制御ハウジング18を挿通する部分を潤滑するに際し
て、この挿通部分へ延びる潤滑油路を別途設ける必要が
ないので、その構造が極めて簡素化される。
制御ハウジング18を挿通する部分を潤滑するに際し
て、この挿通部分へ延びる潤滑油路を別途設ける必要が
ないので、その構造が極めて簡素化される。
【0059】また、図1に示す車両搭載状態において、
スライダ係合溝31は軸方向から見て鉛直線Yに対して
傾斜している。より具体的には、スライダ係合溝31の
スライド方向中心線Qが鉛直線Yに対して所定角度θだ
け傾斜している。したがって、スライダ係合溝31の下
方に投影される鉛直下方領域の水平方向幅Lが実質的に
拡大し、支持シャフト42のレイアウト上の自由度が増
大する。
スライダ係合溝31は軸方向から見て鉛直線Yに対して
傾斜している。より具体的には、スライダ係合溝31の
スライド方向中心線Qが鉛直線Yに対して所定角度θだ
け傾斜している。したがって、スライダ係合溝31の下
方に投影される鉛直下方領域の水平方向幅Lが実質的に
拡大し、支持シャフト42のレイアウト上の自由度が増
大する。
【0060】図5は、本発明を直列型の自動車用エンジ
ンに適用した第2実施例を示す断面図であり、上記第1
実施例と同じ構成部分には同じ参照符号を付してある。
ンに適用した第2実施例を示す断面図であり、上記第1
実施例と同じ構成部分には同じ参照符号を付してある。
【0061】ここでは、軸方向から見て傾斜したスライ
ダ係合溝31における最下端部69の鉛直下方位置に、
支持シャフト42を配置している。より具体的には、最
下端部69を通る鉛直線Y’の直ぐ近傍に、支持シャフ
ト42の軸心42aを配置している。
ダ係合溝31における最下端部69の鉛直下方位置に、
支持シャフト42を配置している。より具体的には、最
下端部69を通る鉛直線Y’の直ぐ近傍に、支持シャフ
ト42の軸心42aを配置している。
【0062】この第2実施例によれば、第1実施例と同
様の効果が得られることに加えて、潤滑油が、スライダ
係合溝31の最下端部69へ自然に集められてから溢れ
出るから、最下端部69の鉛直下方位置にある支持シャ
フト42へ、より多くの潤滑油が到達するようになり、
その潤滑効果が増大する。
様の効果が得られることに加えて、潤滑油が、スライダ
係合溝31の最下端部69へ自然に集められてから溢れ
出るから、最下端部69の鉛直下方位置にある支持シャ
フト42へ、より多くの潤滑油が到達するようになり、
その潤滑効果が増大する。
【0063】なお、図1に示す第1実施例のV型エンジ
ンにおいても、レイアウト的に可能であれば、スライダ
係合溝31の最下端部69における鉛直下方位置に支持
シャフト42を配置することによって、第2実施例と同
じ効果を得ることができる。
ンにおいても、レイアウト的に可能であれば、スライダ
係合溝31の最下端部69における鉛直下方位置に支持
シャフト42を配置することによって、第2実施例と同
じ効果を得ることができる。
【図1】本発明を自動車用V型エンジンに適用した第1
実施例を示す図2のA−A線に沿う断面図。
実施例を示す図2のA−A線に沿う断面図。
【図2】図1のエンジンの平面図。
【図3】(a)は図1の制御シャフトを単体で示す平面
図で、(b),(c)はそれぞれ図3(a)のB−B
線,C−C線に沿う断面図。
図で、(b),(c)はそれぞれ図3(a)のB−B
線,C−C線に沿う断面図。
【図4】(a)は図1のスライダを単体で示す平面図
で、(b)は一方のスライダブロックを内周側から見た
平面図。
で、(b)は一方のスライダブロックを内周側から見た
平面図。
【図5】本発明を自動車用直列エンジンに適用した第2
実施例を示す断面図。
実施例を示す断面図。
【図6】従来例に係る内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
を示す断面図。
を示す断面図。
1…駆動軸 11…カムシャフト 17…環状ディスク 18…制御ハウジング 31…スライダ係合溝 33…制御シャフト 35…スライダ 35A,35B…スライダブロック 36…偏心カム 42…支持シャフト 61…潤滑油通路 67…油路 68…凹溝 69…最下端部
Claims (6)
- 【請求項1】 機関の回転に同期して回転する駆動軸
と、 この駆動軸の外周に相対回転可能に設けられ、吸排気弁
を駆動するカムを外周に有する円筒状のカムシャフト
と、 上記駆動軸が遊挿する環状に形成され、駆動軸の回転運
動をカムシャフトへ伝達する環状ディスクと、 上記環状ディスクの外周を回転自在に保持する板状の制
御ハウジングと、 この制御ハウジングを回転可能に挿通する支持シャフト
と、 上記制御ハウジングの一端に形成された矩形状の係合溝
にスライド可能に係合するスライダと、 外周がスライダ内周によって回動可能に支持される偏心
カムを有し、自身が軸周りに回転することによって、ス
ライダのスライド動作を伴って、制御ハウジングを支持
シャフト周りに軸直角方向へ揺動させる制御シャフト
と、を備え、 上記制御シャフトの内部に、偏心カム外周へ潤滑油を導
入する潤滑油通路を形成するとともに、上記支持シャフ
トを、係合溝の鉛直下方領域に配置したことを特徴とす
る内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。 - 【請求項2】 上記係合溝が軸方向から見て鉛直線に対
して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の内
燃機関の吸排気弁駆動制御装置。 - 【請求項3】 上記支持シャフトが、係合溝の最下端部
の鉛直下方位置に配置されていることを特徴とする請求
項2に記載の内燃機関の吸排気弁駆動制御装置。 - 【請求項4】 上記スライダの内部に、偏心カム外周に
摺接する内周面から、係合溝の壁面にスライド可能に係
合する外側面へ至る油路を貫通形成したことを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の吸排気弁
駆動制御装置。 - 【請求項5】 上記スライダの内周面に、上記油路に連
通するとともに、周方向に延びる凹溝を形成したことを
特徴とする請求項4に記載の内燃機関の吸排気弁駆動制
御装置。 - 【請求項6】 上記スライダは、係合溝の一方の壁面に
係合する第1のスライダブロックと、係合溝の他方の壁
面に係合する第2のスライダブロックとに分割されてい
ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内
燃機関の吸排気弁駆動制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23876997A JPH1181943A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23876997A JPH1181943A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1181943A true JPH1181943A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17035005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23876997A Pending JPH1181943A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1181943A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010180764A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| CN106545377A (zh) * | 2015-09-21 | 2017-03-29 | 现代自动车株式会社 | 连续可变气门升程装置及设有该装置的发动机 |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP23876997A patent/JPH1181943A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010180764A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-08-19 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の可変動弁装置 |
| CN106545377A (zh) * | 2015-09-21 | 2017-03-29 | 现代自动车株式会社 | 连续可变气门升程装置及设有该装置的发动机 |
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