JPH10120931A - シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(sps)着色用有機系顔料、sps着色用色材及びスチレン系樹脂組成物 - Google Patents

シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(sps)着色用有機系顔料、sps着色用色材及びスチレン系樹脂組成物

Info

Publication number
JPH10120931A
JPH10120931A JP27213496A JP27213496A JPH10120931A JP H10120931 A JPH10120931 A JP H10120931A JP 27213496 A JP27213496 A JP 27213496A JP 27213496 A JP27213496 A JP 27213496A JP H10120931 A JPH10120931 A JP H10120931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
sps
coloring
styrene
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27213496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Azuma
泰 東
Koji Sato
浩二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP27213496A priority Critical patent/JPH10120931A/ja
Priority to DE19780989T priority patent/DE19780989T1/de
Priority to PCT/JP1997/003680 priority patent/WO1998016577A1/ja
Publication of JPH10120931A publication Critical patent/JPH10120931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0041Optical brightening agents, organic pigments
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/04Homopolymers or copolymers of styrene
    • C08L25/06Polystyrene

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SPSが本来有する優れた耐熱性等を保持し
つつ、成形時に色材のブリードによる金型の汚染を引き
起こすことがなく、製品においても色の移行のない品質
安定性に優れたSPS着色用色材及びスチレン系樹脂組
成物を提供する。 【解決手段】 (a) 金属含有アゾ系顔料,(b) 銅フタロ
シアニン系顔料,(c)ペリレン系顔料,(d) スレン系顔
料及び (e)キナクリドン系顔料から選ばれる少なくとも
1種のシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合
体(SPS)着色用有機系顔料、該顔料からなるSPS
着色用色材、該顔料及び無機系顔料からなるSPS着色
用色材、及び、SPSとゴム状弾性体,SPS以外の熱
可塑性樹脂及び無機充填材から選ばれる少なくとも1種
とからなるSPS配合物と上記着色用色材とからなるス
チレン系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンジオタクチッ
ク構造を有するスチレン系重合体(以下、「SPS」と
略す場合がある。)に用いられる着色用色材、及びSP
Sに一定の成分を配合した配合物と該着色用色材からな
るスチレン系樹脂組成物に関する。詳しくは、成形時に
色材のブリードによる金型の汚染を引き起こすことのな
いSPS着色用色材及びスチレン系樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】SPSは、耐熱性,耐薬品性、電気特
性,吸水寸法安定性等、極めて優れた特性を有している
ことから、従来よりエンジニアリングプラスチックとし
て、種々の用途に供されているが、例えば、リレーコネ
クターや色による識別の必要のある場合など、用途によ
っては着色されたものが要求されることもあった。
【0003】通常、樹脂を着色するにあたっては、種々
の染料及び顔料が用いられているが、ある樹脂に着色を
施す場合、その色材の選定にあたって、鮮明度,着色
力,分散性,耐熱性,耐候性,色移行性,耐水性,耐溶
剤性,耐薬品性,毒性など、あらゆる角度から検討が加
えられた上でなされている。例えば、染料は一般には油
溶性染料と呼ばれているものが用いられるが、軟質塩化
ビニルやポリエチレン,ポリプロピレン等の樹脂に対し
ては、ブリードやマイグレーション(移行)が激しく特
別な場合を除いては使用できないが、ポリメチルメタク
リレートやポリスチレン,ABS樹脂等のスチレン系樹
脂には、その良好な分散性,透明性,鮮明性等から広く
用いられている。
【0004】一方、顔料は無機系顔料と有機系顔料に大
別され、各々その構造によって分類されるが、一般に、
透明性,鮮明性,着色性の点からは有機系顔料が選ば
れ、隠蔽力,耐熱性,耐候性の点からは無機系顔料が選
ばれる。ところで、SPSに着色を施す場合、SPS自
体のもつ樹脂としての優れた特性のために、通常の樹脂
に用いられる一般的な染料や顔料をそのまま適用できる
とは限らない。即ち、耐熱性にとりわけ優れるSPSは
成形時、結晶化に高温を必要とすることから、金型温度
を高くしなければならず、そのため通常の樹脂に用いら
れる一般的な染料はブリードを生じ、金型の汚染を引き
起こすことから用いることができない。さらには、例え
ば、ポリカーボネートのように成形に同じく高温を要す
る樹脂に用いられる顔料であっても、それがSPSにも
適用可能であるとは必ずしも限らない。
【0005】以上述べたように、SPSの着色用色材に
ついては未だ何らの知見も得られておらず、適当な着色
用色材が待ち望まれているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の現状
に鑑みなされたものであり、加工安定性,サービス安定
性に優れたSPSの着色用有機系顔料、SPSの着色用
色材及びSPSに、必要に応じて一定の成分を配合した
配合物と該着色用色材からなるスチレン系樹脂組成物を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、特定の有機系顔料がSPSの着色用に極めて有
効であることを見出し、該有機系顔料、又は該有機系顔
料及び無機系顔料がSPSの着色用色材として用いるこ
とが可能であることを見出した。本発明は、かかる知見
に基づいて完成したものである。
【0008】即ち本発明は、(a) 金属含有アゾ系顔料,
(b) 銅フタロシアニン系顔料,(c)ペリレン系顔料,(d)
スレン系顔料及び (e)キナクリドン系顔料から選ばれ
る少なくとも1種のSPS着色用有機系顔料(1)を提
供するものであり、該有機系顔料を用いたSPS着色用
色材(2)を提供するものであり、無機系顔料と該有機
系顔料からなるSPS着色用色材(3)を提供するもの
である。また、 (A)(a) SPS20〜100重量%
と、(b) ゴム状弾性体,(c) シンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体以外の熱可塑性樹脂及び (d)無
機充填材から選ばれる少なくとも1種80〜0重量%と
からなるSPS配合物 100重量部、及び上記(2)
又は(3)記載のSPS着色用色材 0.001〜200
重量部からなるスチレン系樹脂組成物を提供するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のSPS着色用有機
系顔料、SPS着色用色材及びスチレン系樹脂組成物に
ついて、具体的に説明する。 1.SPS着色用有機系顔料 (a) 金属含有アゾ系顔料 金属含有アゾ系顔料とは、親水性基又は親水性基を含む
置換基をもつアゾ顔料であって水溶性又は難水溶性のも
のを金属、例えば、アルミニウム,カルシウム,バリウ
ム,ストロンチウム,マンガン,鉄,鉛,スズ,ニッケ
ルなどで塩を形成させて不溶性化(レーキ化)したアゾ
レーキ顔料をいう。ここで親水性基とは、例えば、−S
3H,−SO3M,−OSO3H,−OSO3M,−CO
OM,−NR3X(Mはアルカリ金属又は−NH4 ,R
はアルキル基,Xはハロゲンを示す。)で示される基
や、これらの基が縮合することによって生じる基(例え
ば、−SO3NH2CO−など)のように、水との相互作
用の強い有極性の原子団をいう。アゾ顔料とは、一般
に、芳香族アミン類をジアゾ化して得られたジアゾニウ
ム塩に、フェノール類やナフトール類を通常はアルカリ
存在下でカップリング反応させて得られたもので、アゾ
基(−N=N−)を有する顔料をいう。ここで、水溶性
又は難水溶性アゾ顔料の不溶性化(レーキ化)に用いら
れる金属塩としては、例えば、硫酸アルミニウム,塩化
バリウム,塩化スズ,塩化ストロンチウム,塩化カルシ
ウム,塩化マンガン,塩化鉄,酢酸鉛等が挙げられる。
【0010】金属含有アゾ系顔料として、具体的には、
ピグメントイエロー150,ピグメントイエロー18
3,レーキレッドC,ブリリアントカーミン6B,ウォ
ッチングレッド,リソールレッド,ブリリアントスカー
レットG,レーキレッドDなどが挙げられる。 (b) 銅フタロシアニン系顔料 銅フタロシアニン系顔料とは、下記の一般式(I)で示
される構造をもつ銅フタロシアニンを顔料化(例えば、
粗製物を濃硫酸に溶解させ、その後硫酸濃度を下げて析
出させる方法等により微細な結晶を得ること)して得ら
れたもので、更に乾燥工程等を経て色材として供され
る。
【0011】
【化1】
【0012】銅フタロシアニンは種々の結晶形態を有し
ているため、結晶転移により着色力が低下したり色相変
化が生じたりするおそれがある。そのため、一般に銅フ
タロシアニン分子のベンゼン環に数個のハロゲン原子、
好ましくは塩素を導入することにより結晶転移や結晶成
長を阻止する等の方法が採られるが、このハロゲン化銅
フタロシアニンも用いることが可能である。また、スル
ホン基を導入されたものでもよく、スルホン化銅フタロ
シアニンを金属塩などで不溶性にしたものでもよい。
【0013】また、顔料どうしの凝集を防ぐために界面
活性剤などを用いて処理することにより安定化させても
よい。銅フタロシアニン系顔料として、具体的には、ピ
グメントブルー15:3,ピグメントグリーン36,ピ
グメントグリーン7などが挙げられる。 (c) ペリレン系顔料 ペリレン系顔料とは、化学構造中に下記の一般式(II)
で示される構造を有するものをいう。
【0014】
【化2】
【0015】(式中、Xは、H,−R,−Ph,−Ph
−R,−Ph−R2 ,−Ph−OR,−COR,−Ph
−N=N−Ph,−Ph−HC=CH−Ph(ここで、
Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、Phはフェニ
ル基を示す。)を表す。好ましくは、−Ph−OC
3 ,−Ph−OC25 ,−Ph−(CH3)2 ,−C
3,H,−Ph−N=N−Ph,−COCH3 を示
す。) ペリレン系顔料として具体的には、ピグメントレッド1
78,ペリレンレッド(ピグメントレッド190),ペ
リレンバーミリオン(ピグメントレッド123),ペリ
レンスカーレット(ピグメントレッド149),ペリレ
ンマルーン(ピグメントレッド179),ペリレンブラ
ウン(ピグメントブラウン26)などが挙げられる。 (d) スレン系顔料 スレン系顔料とは、化学構造中に下記の一般式(III)
で示されるアントラキノン構造を有するもの又はアント
ラキノン誘導体をいう。
【0016】
【化3】
【0017】スレン系顔料として具体的には、ジアント
ラキノリルレッド(ピグメントレッド177),インダ
ントロンブルー(ピグメントブルー60),ピグメント
イエロー147,アントラピリミジンイエロー(ピグメ
ントイエロー108),アシルアミドイエロー(ピグメ
ントイエロー99),フラバントロンイエロー(ピグメ
ントイエロー24),ピラントロンオレンジ(ピグメン
トオレンジ40),アントアントロンオレンジ(ピグメ
ントレッド168),イソビオラントロンブルー(ピグ
メントバイオレット31),ピグメントレッド216,
ピグメントバイオレット33,ピグメントブルー22,
ピグメントブルー21,ピグメントブルー6などが挙げ
られる。 (e) キナクリドン系顔料 キナクリドン系顔料とは、下記の一般式(IV)で示され
る構造を基本骨格として有するものをいう。
【0018】
【化4】
【0019】(式中、Xは、H,−R(Rは炭素数1〜
10のアルキル基を示す。好ましくは−CH3 ),ハロ
ゲン(好ましくは、−Cl)をを示す。) キナクリドン系顔料として具体的には、キナクリドンレ
ッド(ピグメントバイオレット19),キナクリドンマ
ゼンタ(ピグメントレッド122),キナクリドンスカ
ーレット(ピグメントレッド207),キナクリドンレ
ッド(ピグメントレッド209),キナクリドンマルー
ン(ピグメントレッド206),ピグメントレッド20
2などが挙げられる。 2.SPS着色用色材 上記の特定の有機系顔料、又は該有機系顔料と無機系顔
料とを併用したものがSPS着色用色材として用いられ
る。
【0020】無機系顔料については、特に制限はなく、
例えば、チタンホワイト,チタンイエロー等のチタン酸
化物系、ベンガラ,酸化鉄イエロー等の鉄酸化物系、亜
鉛華,クロムグリーン等の酸化物系のものや、黄鉛,ク
ロムバーミリオン等のクロム酸モリブデン系のものや、
カドミウムイエロー,カドミウムレッド等のカドミウム
硫化セレン化物、マーキュリーレッド等の水銀硫化セレ
ン化物や、紺青等のフェロシアン化物系のものや、群青
等の珪酸アルミ系のものや、アルミ粉,ブロンズ粉等の
金属粉や、カーボンブラック、パールマイカ等が挙げら
れる。これらは単独で用いてもよく、2種以上混合して
用いてもよい。
【0021】上記の特定の有機系顔料と無機系顔料とを
併用する場合、その割合は特に制限はなく、用途に応じ
て適宜配合すればよい。これらを併用することにより、
着色性,発色性が向上し、いわゆる色の鮮やかさが増
す。さらには、発色性を向上させるために、金属セッケ
ン,鉱油,低分子量の熱可塑性樹脂,モノアミド,ビス
アミド類等の顔料分散剤を添加することもできる。 3.スチレン系樹脂組成物 (A)(a) SPS 20〜100重量%と、(b) ゴム状
弾性体,(c) SPS以外の熱可塑性樹脂及び (d)無機充
填材から選ばれる少なくとも1種80〜0重量%とから
なるSPS配合物 100重量部、及び (B)前記のS
PS着色用色材0.001〜200重量部からなるもので
ある。 (1) (A)SPS配合物 SPS着色用色材が添加されるSPS配合物としては、
SPS単独でも用いられるが、具体的には、つぎのよう
な配合物として用いることができる。
【0022】 (a)SPS20〜99重量%と (b)ゴ
ム状弾性体80〜1重量%とからなる配合物、 (a)SPS20〜99重量%と (c)SPS以外の熱
可塑性樹脂80〜1重量%とからなる配合物、 (a)SPS20〜99重量%と (d)無機充填材80
〜1重量%とからなる配合物、 (a)SPS20〜99重量%と (b)ゴム状弾性体及
び (c)SPS以外の熱可塑性樹脂80〜1重量%とから
なる配合物、 (a)SPS20〜99重量%と (b)ゴム状弾性体及
び (d)無機充填材80〜1重量%とからなる配合物、 (a)SPS20〜99重量%と (c)SPS以外の熱
可塑性樹脂及び (d)無機充填材80〜1重量%とからな
る配合物、 (a)SPS20〜99重量%と (b)ゴム状弾性体,
(c)SPS以外の熱可塑性樹脂及び (d)無機充填材80
〜1重量%とからなる配合物 (2) 次に、配合物における各成分について詳述する。 (a)シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
(SPS) シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(S
PS)におけるシンジオタクチック構造とは、立体構造
がシンジオタクチック構造、すなわち炭素−炭素結合か
ら形成される主鎖に対して側鎖であるフェニル基や置換
フェニル基が交互に反対方向に位置する立体構造を有す
るものであり、そのタクティシティーは同位体炭素によ
る核磁気共鳴法(13C−NMR法)により定量される。
13C−NMR法により測定されるタクティシティーは、
連続する複数個の構成単位の存在割合、例えば2個の場
合はダイアッド,3個の場合はトリアッド,5個の場合
はペンタッドによって示すことができるが、本発明に言
うシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体と
は、通常はラセミダイアッドで75%以上、好ましくは
85%以上、若しくはラセミペンタッドで30%以上、
好ましくは50%以上のシンジオタクティシティーを有
するポリスチレン,ポリ(アルキルスチレン),ポリ(ハ
ロゲン化スチレン),ポリ(ハロゲン化アルキルスチレ
ン),ポリ(アルコキシスチレン),ポリ(ビニル安息
香酸エステル),これらの水素化重合体及びこれらの混
合物、あるいはこれらを主成分とする共重合体を指称す
る。なお、ここでポリ(アルキルスチレン)としては、
ポリ(メチルスチレン),ポリ(エチルスチレン),ポ
リ(イソプロピルスチレン),ポリ(ターシャリ−ブチ
ルスチレン),ポリ(フェニルスチレン),ポリ(ビニ
ルナフタレン),ポリ(ビニルスチレン)などがあり、
ポリ(ハロゲン化スチレン)としては、ポリ(クロロス
チレン),ポリ(ブロモスチレン),ポリ(フルオロス
チレン) などがある。また、ポリ(ハロゲン化アルキル
スチレン)としては、ポリ(クロロメチルスチレン) な
ど、また、ポリ(アルコキシスチレン)としては、ポリ
(メトキシスチレン),ポリ(エトキシスチレン)など
がある。
【0023】これらのうち特に好ましいスチレン系重合
体としては、ポリスチレン,ポリ(p−メチルスチレ
ン),ポリ(m−メチルスチレン),ポリ(p−ターシ
ャリーブチルスチレン),ポリ(p−クロロスチレ
ン),ポリ(m−クロロスチレン),ポリ(p−フルオ
ロスチレン) ,水素化ポリスチレン及びこれらの構造単
位を含む共重合体が挙げられる。
【0024】なお、上記スチレン系重合体は、一種のみ
を単独で、又は二種以上を組み合わせて用いることがで
きる。このスチレン系重合体は、分子量について特に制
限はないが、重量平均分子量が好ましくは10000以
上、より好ましくは50000以上である。さらに、分
子量分布についてもその広狭は制約がなく、 様々なもの
を充当することが可能である。ここで、重量平均分子量
が10000未満のものでは、得られる組成物あるいは
成形品の熱的性質,力学的物性が低下する場合があり好
ましくない。
【0025】このようなシンジオタクチック構造を有す
るスチレン系重合体は、例えば不活性炭化水素溶媒中、
又は溶媒の不存在下に、チタン化合物及び水とトリアル
キルアルミニウムの縮合生成物を触媒として、スチレン
系単量体(上記スチレン系重合体に対応する単量体)を
重合することにより製造することができる(特開昭62
−187708号公報)。また、ポリ(ハロゲン化アル
キルスチレン)については特開平1−46912号公
報、上記水素化重合体は特開平1−178505号公報
記載の方法などにより得ることができる。
【0026】本発明における配合物には、上記 (a)シ
ンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体が20
〜100重量%の範囲で含有される。SPSが20重量
%より少ない場合には、SPSの優れた特性が発現しな
いので好ましくない。 (b)ゴム状弾性体 ゴム状弾性体としては、例えば、天然ゴム,ポリブタジ
エン,ポリイソプレン,ポリイソブチレン,ネオプレ
ン、ポリスルフィドゴム、チオコールゴム、アクリルゴ
ム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、エビクロロヒドリ
ンゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SB
R),水素添加スチレン−ブタジエンブロック共重合体
(SEB),スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体(SBS),水素添加スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体(SEBS),スチレン−イ
ソプレンブロック共重合体(SIR),水素添加スチレ
ン−イソプレンブロック共重合体(SEP),スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS),
水素添加スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体(SEPS),エチレンプロピレンゴム(EP
R),エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、あ
るいはブタジエン−アクリロニトリル−スチレン−コア
シェルゴム(ABS),メチルメタクリレート−ブタジ
エン−スチレン−コアシェルゴム(MBS),メチルメ
タクリレート−ブチルアクリレート−スチレン−コアシ
ェルゴム(MAS),オクチルアクリレート−ブタジエ
ン−スチレン−コアシェルゴム(MABS),アルキル
アクリレート−ブタジエン−アクリロニトリル−スチレ
ンコアシェルゴム(AABS),ブタジエン−スチレン
−コアシェルゴム(SBR)、メチルメタクリレート−
ブチルアクリレートシロキサンをはじめとするシロキサ
ン含有コアシェルゴム等のコアシェルタイプの粒子状弾
性体、又はこれらを変性したゴム等が挙げられる。
【0027】これらの中で、特に、SBR、SEB、S
BS、SEBS、SIR,SEP、SIS、SEPS、
コアシェルゴム、EPM、EPDM、またはこれらを変
性したゴム等が好ましく用いられる。なお、これらゴム
状弾性体は、一種のみを単独で用いることも、又は二種
以上を組み合わせて用いることもできる。 (c)SPS以外の熱可塑性樹脂 熱可塑性樹脂は、上記SPS以外の樹脂であれば、従来
公知のものから任意に選択可能であり、具体的には、例
えば直鎖状高密度ポリエチレン,直鎖状低密度ポリエチ
レン,高圧法低密度ポリエチレン,アイソタクチックポ
リプロピレン,シンジオタクチックポリプロピレン,ブ
ロックポリプロピレン,ランダムポリプロピレン,ポリ
ブテン,1,2−ポリブタジエン,環状ポリオレフィ
ン,ポリ−4−メチルペンテンをはじめとするポリオレ
フィン系樹脂、ポリスチレン,HIPS,ABS,AS
をはじめとするポリスチレン系樹脂、ポリカーボネー
ト,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフ
タレートをはじめとするポリエステル系樹脂、ポリアミ
ド6,ポリアミド6,6 をはじめとするポリアミド系樹
脂、ポリフェニレンエーテル,ポリフェニレンスルフィ
ドなどが挙げられる。なお、熱可塑性樹脂は、一種のみ
を単独で用いることも、又は二種以上を組み合わせて用
いることもできる。
【0028】(d)無機充填材 無機充填材は、繊維状,粒状,粉状等、様々なものが用
いられる。例えば、上記繊維状の無機充填剤の材質的種
類としては、ガラス繊維,炭素繊維,ウィスカー等が挙
げられる。この繊維状の無機充填材の形状としては、ク
ロス状,マット状,集束切断状,短繊維状等の形態の
他,ウィスカー自体があるが、集束切断状の場合には、
長さが0.05〜50mm,繊維径が5〜20μmのもの
が好ましい。
【0029】一方、粒状又は粉状の無機充填材の材質と
しては、例えばタルク,カーボンブラック,グラファイ
ト,二酸化チタン,シリカ,マイカ,炭酸カルシウム,
硫酸カルシウム,炭酸バリウム,炭酸マグネシウム,硫
酸マグネシウム,硫酸バリウム,オキシサルフェート,
酸化スズ,アルミナ,カオリン,炭化ケイ素,金属粉
末,ガラスパウダー,ガラスフレーク,ガラスビーズ等
が挙げられる。このような無機充填材の中でも、特にガ
ラス充填材、例えばガラスパウダー,ガラスフレーク,
ガラスビーズ,ガラスフィラメント,ガラスファイバ
ー,ガラスロビング,ガラスマットが好ましい。
【0030】また、無機充填材としては、樹脂との接着
性を良好にするために、カップリング剤等で表面処理を
施したものが好適に用いられる。カップリング剤として
は、シラン系カップリング剤,チタン系カップリング剤
の他、従来公知のカップリング剤の中から任意に選択し
て用いることができる。中でも、γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン,N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン,γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン,β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のアミノシ
ラン、エポキシシラン、イソプロピルトリ(N−アミド
エチル,アミノエチル)チタネートが好ましい。
【0031】さらに、上記のカップリング剤とともにフ
ィルム形成性物質(フィルムフォーマー)を併用するこ
とができ、該フィルム形成性物質としては、従来公知の
ものを特に制限はなく用いられるが、中でもウレタン
系,エポキシ系,ポリエ−テル系等が好ましく用いられ
る。このような無機充填材は、1種類のみを用いてもよ
いが、必要により2種類以上を併用してもよい。 (3) 上記SPS配合物において、各配合成分の混合方法
は特に制限されず、添加順序,混合方式等の条件は任意
に設定できる。該配合物には、各配合成分を混合後、溶
融混練したものも含まれる。溶融混練の方法も特に制限
されず、通常行われている公知の方法を利用できる。 (4) 上記スチレン系樹脂組成物には、本発明の目的を阻
害しない範囲で、各種添加成分、例えば酸化防止剤,核
剤,可塑剤,離型剤,難燃剤,難燃助剤,帯電防止剤な
どの添加剤を配合することができる。
【0032】核剤としては、アルミニウムジ(p−t−
ブチルベンゾエート)をはじめとするカルボン酸の金属
塩,メチレンビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノー
ル)アシッドホスフェートナトリウムをはじめとするリ
ン酸の金属塩,タルク,フタロシアニン誘導体など、公
知のものから任意に選択して用いることができる。な
お、これらの核剤は一種のみを単独で用いることも、又
は二種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0033】可塑剤としては、ポリエチレングリコー
ル,ポリアミドオリゴマー,エチレンビスステアロアマ
イド,フタル酸エステル,ポリスチレンオリゴマー,ポ
リエチレンワックス,ミネラルオイル,シリコーンオイ
ルなど、公知のものから任意に選択して用いることがで
きる。なお、これらの可塑剤は一種のみを単独で用いる
ことも、又は二種以上を組み合わせて用いることもでき
る。
【0034】離型剤としては、ポリエチレンワックス,
シリコーンオイル,長鎖カルボン酸,長鎖カルボン酸塩
など、公知のものから任意に選択して用いることができ
る。なお、これらの離型剤は一種のみを単独で用いるこ
とも、又は二種以上を組み合わせて用いることもでき
る。酸化防止剤としては、リン系,フェノール系,イオ
ウ系など、公知のものから任意に選択して用いることが
できる。なお、これら酸化防止剤は、一種のみを単独で
用いることも、又は二種以上を組み合わせて用いること
もできる。
【0035】難燃剤としては、臭素化ポリスチレン,臭
素化シンジオタクチックポリスチレン,臭素化ポリフェ
ニレンエーテルをはじめとする臭素化ポリマー、臭素化
ジフェニルアルカン,臭素化ジフェニルエーテルなど臭
素化芳香族化合物等の公知のものから任意に選択して用
いることができる。また、難燃助剤としては、三酸化ア
ンチモンをはじめとするアンチモン化合物、その他のも
のから、それぞれ任意に選択して用いることができ、一
種のみを単独で用いることも、又は二種以上を組み合わ
せて用いることもできる。 (5) スチレン系樹脂組成物の製造方法 SPS配合物とSPS着色用色材(即ち、前記の特定の
有機系顔料、又は該有機系顔料及び無機系顔料)からな
るスチレン系樹脂組成物の製造方法については、特に制
限はない。例えば、次のような方法によって製造するこ
とができる。 SPS配合物を構成する各成分とSPS着色用色材と
を同時に混合後、溶融混練してペレットとする方法 この場合、SPS配合物とSPS着色用色材との割合と
しては、SPS配合物100重量部に対し、SPS着色
用色材が0.001〜10重量部、好ましくは0.01〜5
重量部である。 SPS配合物を構成する各成分を先に混合し溶融混練
してペレットを作製し、しかる後に、SPS着色用色材
と混合し、再度溶融混練してペレットとする方法。この
場合においても、SPS配合物とSPS着色用色材との
割合としては上記に記載したものと同じである。 SPS配合物を構成する各成分とSPS着色用色材と
を同時に混合し溶融混練して得た高濃度の着色ペレット
(マスターバッチ)と、SPS配合物を構成する各成分
を混合し溶融混練して得たペレットとを用途に応じた比
率でブレンドする方法。
【0036】マスターバッチの作製におけるSPS配合
物とSPS着色用色材との割合としては、SPS配合物
100重量部に対し、SPS着色用色材が0.1〜200
重量部、好ましくは0.5〜150重量部である。これら
の方法によって得られたペレット又はそのブレンド物
は、要求される用途に応じて、例えば、射出成形等の成
形用原料として供される。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により詳し
く説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定され
るものではない。 〔製造例1〕(c)成分であるトリイソブチルアルミニ
ウム,(b)成分であるメチルアルミノキサン及び
(a)成分であるペンタメチルシクロペンタジエニルチ
タントリメトキサイドからなる触媒系に有機金属化合物
(以下、Xと略す)としてトリノルマルプロピルアルミ
ニウムを添加してスチレン(以下、SMと略す)を重合
した(転化率=21%)。その際、各成分をSM:X:
(c)成分:(b)成分:(a)成分=350000:
25:25:75:1のモル比で混合し、重合を70℃
で1時間行った。重合物を細かく粉砕した後、メタノー
ルで充分に洗浄し、減圧乾燥した。得られた重合物をメ
チルエチルケトンを溶媒として6時間ソックスレー抽出
したところ不溶分は97%であった。このものの重量平
均分子量は73万であった。 〔製造例2〕(c)成分であるトリイソブチルアルミニ
ウム,(b)成分であるジメチルアニリニウムテトラ
(ペンタフルオロフェニル)ボレート及び(a)成分で
あるペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリメト
キサイドからなる触媒系に有機金属化合物(以下、Xと
略す)としてトリエチルアルミニウムを添加してスチレ
ン(以下、SMと略す)を重合した(転化率=35
%)。その際、各成分をSM:X:(c)成分:(b)
成分:(a)成分=350000:25:20:1:1
のモル比で混合し、重合を70℃で1時間行った。重合
物を細かく粉砕した後、メタノールで充分に洗浄し、減
圧乾燥した。得られた重合物をメチルエチルケトンを溶
媒として6時間ソックスレー抽出したところ不溶分は9
8%であった。このものの重量平均分子量は39万であ
った。 〔製造例3〕先ず、ペンタメチルシクロペンタジエニル
チタントリメトキシド90μモル,ジメチルアニリニウ
ムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート90μモ
ル,トルエン29.1ミリモル及びトリイソブチルアルミ
ニウム1.8ミリモルを混合して予備混合触媒を調製し
た。次いで、内容積2リットルの反応容器に、精製スチ
レン1.0リットル,トリエチルアルミニウム1ミリモル
を加え、75℃に加熱した後、上記予備混合触媒16.5
ミリリットルを添加し、76℃で5.2時間重合を行っ
た。反応終了後、生成物をメタノールで繰り返し洗浄
し、乾燥して重合体380グラムを得た。1,2,4-トリク
ロロベンゼンを溶媒とし、130℃でゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーにて、この重合体の重量平均分
子量を測定したところ263,500であった。
【0038】〔製造例4〕有機金属化合物であるトリエ
チルアルミニウムを(a)成分の200倍にした以外
は、製造例2と全く同様にして重合を行ったところ、転
化率は25%であり、重量平均分子量は13万であっ
た。 〔評価試験〕実施例及び比較例で得られた射出成形用原
料を用いて、以下の試験を行った。 (1)滞留熱安定性試験 該射出成形用原料を290℃にて射出成形して得た試験
用シート片(90mm×40mm×3mm)と、同じ射
出成形用原料を290℃にて射出成形し、さらに同温度
で20分間滞留させて得た試験用シート片(90mm×
40mm×1mm)について、その変色度合を調べた。
CIE1976 L*** 色空間及び色差式による表
示(ΔEab* )において、次のように評価を行った。
ΔEab* が2未満のもの(即ち、変色が殆どなかった
もの)を◎とし、ΔEab* が2以上5未満のもの(即
ち、やや変色が見られたもの)を○とし、ΔEab*
5以上のもの(即ち、変色が大きく実用上使用できない
程度のもの)を×とした。
【0039】(2)色材移行試験 該射出成形用原料を290℃にて射出成形して得た試験
用シート片(90mm×40mm×3mm)に、白色塩
化ビニルシート(30mm×30mm×2mm)を貼り
合わせ、2時間密着させ後はがした。この白色塩化ビニ
ルシートの試験用シート片との密着前後の色差を測定し
た。ΔEab* が2未満のもの(即ち、変色が殆どなか
ったもの)を◎とし、色の移行性なしとした。ΔEab
* が2以上のもの(即ち、やや変色が見られたもの)を
×として、色の移行性ありとした。
【0040】〔実施例1〜4、比較例1〜2〕製造例1
で得られたSPS100重量部に、第1表に示す無機系
顔料を0.01重量部,有機系顔料を0.005重量部,染
料を0.005重量部を第1表に示すように各々ブレンド
し、2軸混練機を用いて290℃にて溶融混練しペレッ
トを作製した。このペレットを射出成形用原料とした。
結果を第1表に示す。
【0041】
【表1】
【0042】〔実施例5〜8、比較例3〜4〕製造例2
で得られたSPS55重量部に、ナイロン〔宇部興産
(株)製;商品名2020U〕45重量部をブレンド
し、2軸混練機を用いて290℃にて溶融混練しペレッ
ト(A)を作製した。一方、製造例2で得られたSPS
55重量部及び同上のナイロン45重量部に対し、第1
表に示す無機系顔料を3重量部,有機系顔料を0.3重量
部,染料を0.2重量部を第1表に示すように各々ブレン
ドし、2軸混練機を用いて290℃にて溶融混練し高濃
度着色ペレット(マスターバッチ)(B)を作製した。
ペレット(A)とペレット(B)を29:1の比でブレ
ンドしたものを射出成形用原料とした。結果を第1表に
示す。
【0043】〔実施例9〜12、比較例5〜6〕製造例3
で得られたSPS75重量部に、ガラス繊維〔旭ファイ
バーグラス(株)製;商品名03JA・FT712〕2
5重量部をブレンドし、第1表に示す無機系顔料を1.0
重量部,有機系顔料を0.1重量部,染料を0.01重量部
を第1表に示すように各々ブレンドし、2軸混練機を用
いて290℃にて溶融混練しペレットを作製した。この
ペレットを射出成形用原料とした。結果を第1表に示
す。
【0044】〔実施例13〜16、比較例7〜8〕製造例4
で得られたSPS38重量部に、ガラス繊維〔旭ファイ
バーグラス(株)製;商品名03JA・FT712〕3
5重量部,ゴム〔クラレ(株)製;商品名セプトン80
06〕20重量部,ブロム系難燃剤〔フェロ(株)製;
商品名パイロチェック68PBC〕17重量部をブレン
ドし、2軸混練機を用いて290℃にて溶融混練しペレ
ット(A)を作製した。一方、製造例4で得られたSP
S50重量部及び同上のゴム30重量部,同上のブロム
系難燃剤20重量部に対し、第1表に示す無機系顔料を
100重量部,有機系顔料を15重量部,染料を1重量
部を第1表に示すように各々ブレンドし、2軸混練機を
用いて290℃にて溶融混練し高濃度着色ペレット(マ
スターバッチ)(B)を作製した。ペレット(A)とペ
レット(B)を49:1の比でブレンドしたものを射出
成形用原料とした。結果を第1表に示す。
【0045】
【発明の効果】以上の如く、本発明のSPSの着色用有
機系顔料、SPSの着色用色材及びSPSに、必要に応
じて一定の成分を配合した配合物と該着色用色材からな
るスチレン系樹脂組成物は、耐熱性等SPSの優れた特
性を保持しつつ、成形時にブリードを生じ、金型の汚染
を引き起こすこともなく加工安定性に優れ、また、製品
化したときに色の移行もなく品質の安定性に優れたもの
である。従って、本発明のスチレン系樹脂組成物は、コ
ネクター等色別の要求される用途に有効な利用が期待さ
れる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 金属含有アゾ系顔料,(b) 銅フタ
    ロシアニン系顔料,(c) ペリレン系顔料,(d) スレン系
    顔料及び (e)キナクリドン系顔料から選ばれる少なくと
    も1種のシンジオタクチック構造を有するスチレン系重
    合体(SPS)着色用有機系顔料
  2. 【請求項2】 (a) 金属含有アゾ系顔料,(b) 銅フタ
    ロシアニン系顔料,(c) ペリレン系顔料,(d) スレン系
    顔料及び (e)キナクリドン系顔料から選ばれる少なくと
    も1種の有機系顔料を用いたシンジオタクチック構造を
    有するスチレン系重合体(SPS)着色用色材
  3. 【請求項3】 無機系顔料と(a) 金属含有アゾ系顔
    料,(b) 銅フタロシアニン系顔料,(c) ペリレン系顔
    料,(d) スレン系顔料及び (e)キナクリドン系顔料から
    選ばれる少なくとも1種の有機系顔料からなるシンジオ
    タクチック構造を有するスチレン系重合体(SPS)着
    色用色材
  4. 【請求項4】 (A)(a) シンジオタクチック構造を有
    するスチレン系重合体(SPS)20〜100重量%
    と、(b) ゴム状弾性体,(c) シンジオタクチック構造を
    有するスチレン系重合体以外の熱可塑性樹脂及び (d)無
    機充填材から選ばれる少なくとも1種80〜0重量%と
    からなるSPS配合物 100重量部、及び(B)請求
    項2又は3記載のSPS着色用色材 0.001〜200
    重量部からなるスチレン系樹脂組成物
JP27213496A 1996-10-15 1996-10-15 シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(sps)着色用有機系顔料、sps着色用色材及びスチレン系樹脂組成物 Pending JPH10120931A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27213496A JPH10120931A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(sps)着色用有機系顔料、sps着色用色材及びスチレン系樹脂組成物
DE19780989T DE19780989T1 (de) 1996-10-15 1997-10-14 Organisches Pigment zum Färben von syndiotaktischem Polystyrol (SPS), Farbstoffe für SPS und Harzzusammensetzung auf Styrolbasis
PCT/JP1997/003680 WO1998016577A1 (en) 1996-10-15 1997-10-14 Organic pigment for coloring syndiotactic polystyrene (sps) structure, colorant for coloring sps, and styrenic resin composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27213496A JPH10120931A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(sps)着色用有機系顔料、sps着色用色材及びスチレン系樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10120931A true JPH10120931A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17509574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27213496A Pending JPH10120931A (ja) 1996-10-15 1996-10-15 シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(sps)着色用有機系顔料、sps着色用色材及びスチレン系樹脂組成物

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH10120931A (ja)
DE (1) DE19780989T1 (ja)
WO (1) WO1998016577A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113756A (ja) * 2000-10-05 2002-04-16 Idemitsu Petrochem Co Ltd 透明スチレン系樹脂成形体の製造方法及び透明スチレン系樹脂成形体
KR100514162B1 (ko) * 2000-02-04 2005-09-13 다이니치 세이카 고교 가부시키가이샤 안료조성물, 그 제조방법, 착색제 및 착색물품
JP2014028889A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Nippon Pigment Co Ltd 自動車アンダーフード部品
JP2015193828A (ja) * 2014-03-25 2015-11-05 住化カラー株式会社 成形品の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6290564B1 (en) 1999-09-30 2001-09-18 Motorola, Inc. Method for fabricating an electron-emissive film

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822885B2 (ja) * 1987-10-02 1996-03-06 出光興産株式会社 スチレン系重合体組成物の製造方法
JP3264462B2 (ja) * 1993-06-04 2002-03-11 出光興産株式会社 ポリスチレン系樹脂組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100514162B1 (ko) * 2000-02-04 2005-09-13 다이니치 세이카 고교 가부시키가이샤 안료조성물, 그 제조방법, 착색제 및 착색물품
JP2002113756A (ja) * 2000-10-05 2002-04-16 Idemitsu Petrochem Co Ltd 透明スチレン系樹脂成形体の製造方法及び透明スチレン系樹脂成形体
JP2014028889A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Nippon Pigment Co Ltd 自動車アンダーフード部品
JP2015193828A (ja) * 2014-03-25 2015-11-05 住化カラー株式会社 成形品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE19780989T1 (de) 1999-01-28
WO1998016577A1 (en) 1998-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5761840B2 (ja) 固形異物を含む廃プラスチック材料粉砕物から得た再生樹脂組成物
DE69902600T2 (de) Styrolharzzusammensetzung und Verfahren zu ihrer Herstellung, sowie Verfahren zur Herstellung von Formkörpern aus Styrolharz
KR100511423B1 (ko) 투명한 폴리메틸메타크릴레이트/폴리카보네이트 수지 조성물
DE69612180T2 (de) Flammhemmende polystyrolharz-zusammensetzung und formstücke aus polystyrolharz
JPS63245475A (ja) 顔料配合物
EP0611802A2 (en) Styrene-based polymer compositions
DE69604168T2 (de) Flammhemmende harzzusammensetzung
JPH10120931A (ja) シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体(sps)着色用有機系顔料、sps着色用色材及びスチレン系樹脂組成物
DE602004011245T2 (de) Poly(arylenether)zusammensetzung und formungsverfahren
JP3476028B2 (ja) 成形機用樹脂洗浄剤
JP4926335B2 (ja) 透明性に優れた耐薬品性ポリスチレン系樹脂組成物及び成形品
JPH01182350A (ja) ポリスチレン系樹脂組成物
CN111748157B (zh) 一种高透明改性聚烯烃材料及其制备方法
JP2632538B2 (ja) ポリスチレン系樹脂組成物
CN108219427B (zh) 生物级透明阻燃聚碳酸酯复合物及其制备方法
JPH01146944A (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JP3264468B2 (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物
JPH01182344A (ja) スチレン系重合体樹脂組成物
JP3596552B2 (ja) 帯電防止性延伸フィルム
JPH03160052A (ja) ガラス繊維強化難燃性樹脂組成物
JPH04114051A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP2001098022A (ja) 末端ビニリデン基含有スチレン系重合体、その製造方法及びそれを含有する樹脂組成物
JPH09183865A (ja) ポリマー組成物用の新規帯電防止剤、ポリマー組成物における該帯電防止剤の使用並びに得られる組成物
CN119081284A (zh) 一种聚丙烯材料及其制备方法和应用
JPS6237053B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926