JPH10159667A - 燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ - Google Patents
燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプInfo
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- JPH10159667A JPH10159667A JP8315741A JP31574196A JPH10159667A JP H10159667 A JPH10159667 A JP H10159667A JP 8315741 A JP8315741 A JP 8315741A JP 31574196 A JP31574196 A JP 31574196A JP H10159667 A JPH10159667 A JP H10159667A
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- JP
- Japan
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- pressure
- valve
- fuel
- low
- valve opening
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン始動時に充分な量及び圧の燃料をイ
ンジェクターに供給できるようにする。エンジンの始動
性能を高める。 【解決手段】 吸入通路5にポンプ本体1Aをバイパス
して吐出通路に連通するバイパス通路50を設ける。こ
のバイパス通路50に、低圧レギュレータ27の開弁圧
よりも開弁圧の大きいバイパスチェック弁51を設け
る。エンジン始動時に、低圧レギュレータ27の弁体3
2をロックするソレノイドバルブ33を設ける。エンジ
ン始動時に、ソレノイドバルブ33が弁体32をロック
すると、吸入通路5の燃料圧が上昇してバイパスチェッ
ク弁51を開き、その結果、供給ポンプ2から送られた
燃料がバイパス通路50を通って直接吐出通路25に供
給される。
ンジェクターに供給できるようにする。エンジンの始動
性能を高める。 【解決手段】 吸入通路5にポンプ本体1Aをバイパス
して吐出通路に連通するバイパス通路50を設ける。こ
のバイパス通路50に、低圧レギュレータ27の開弁圧
よりも開弁圧の大きいバイパスチェック弁51を設け
る。エンジン始動時に、低圧レギュレータ27の弁体3
2をロックするソレノイドバルブ33を設ける。エンジ
ン始動時に、ソレノイドバルブ33が弁体32をロック
すると、吸入通路5の燃料圧が上昇してバイパスチェッ
ク弁51を開き、その結果、供給ポンプ2から送られた
燃料がバイパス通路50を通って直接吐出通路25に供
給される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料噴射
装置の燃料加圧用ポンプに関し、とりわけ、エンジンの
始動性能を高めるべく改良を施した燃料噴射装置の燃料
加圧用ポンプに関する。
装置の燃料加圧用ポンプに関し、とりわけ、エンジンの
始動性能を高めるべく改良を施した燃料噴射装置の燃料
加圧用ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料噴射装置においては、モー
タ駆動する供給ポンプから送られた燃料がプランジャポ
ンプ等の燃料加圧用ポンプによって高圧に加圧され、そ
の加圧された高圧の燃料がインジェクターでエンジン内
部に噴射されるようになっている。
タ駆動する供給ポンプから送られた燃料がプランジャポ
ンプ等の燃料加圧用ポンプによって高圧に加圧され、そ
の加圧された高圧の燃料がインジェクターでエンジン内
部に噴射されるようになっている。
【0003】ところで、前記燃料加圧用ポンプはエンジ
ンの動力を駆動源とするため、モータ駆動する供給ポン
プの吐出流量が常に一定であるのに対し、その吸入能力
がエンジンの回転速度に応じて変化する。このため、エ
ンジンが低速度で回転するときには、供給ポンプの吐出
流量と加圧用ポンプの吸入能力の差が増大し、その結
果、供給ポンプにかかる負荷が大きくなり過ぎてしま
う。そこで、通常供給ポンプと燃料加圧用ポンプを結ぶ
配管には、余剰燃料をドレーンさせて吸入燃料を所定圧
に調圧する低圧レギュレータが介装され、供給ポンプに
かかる負荷をこの低圧レギュレータによって低く抑える
ようにしている。
ンの動力を駆動源とするため、モータ駆動する供給ポン
プの吐出流量が常に一定であるのに対し、その吸入能力
がエンジンの回転速度に応じて変化する。このため、エ
ンジンが低速度で回転するときには、供給ポンプの吐出
流量と加圧用ポンプの吸入能力の差が増大し、その結
果、供給ポンプにかかる負荷が大きくなり過ぎてしま
う。そこで、通常供給ポンプと燃料加圧用ポンプを結ぶ
配管には、余剰燃料をドレーンさせて吸入燃料を所定圧
に調圧する低圧レギュレータが介装され、供給ポンプに
かかる負荷をこの低圧レギュレータによって低く抑える
ようにしている。
【0004】また、本出願人は、前記低圧レギュレータ
を燃料加圧用ポンプに一体に組み込み、同ポンプの吸入
通路中で低圧レギュレータによる調圧を行うようにした
ものを、特願平8−42383号として先に出願してい
る。この燃料加圧用ポンプにおける低圧レギュレータ
は、吸入通路に連通するドレーンポートと、このドレー
ンポートを閉塞する方向にスプリング付勢された弁体と
を備えており、吸入通路内の圧力が設定圧以上になる
と、弁体がその圧力によってドレーンポートを開き、そ
れによって吸入通路内の余剰燃料をドレーンさせるよう
になっている。
を燃料加圧用ポンプに一体に組み込み、同ポンプの吸入
通路中で低圧レギュレータによる調圧を行うようにした
ものを、特願平8−42383号として先に出願してい
る。この燃料加圧用ポンプにおける低圧レギュレータ
は、吸入通路に連通するドレーンポートと、このドレー
ンポートを閉塞する方向にスプリング付勢された弁体と
を備えており、吸入通路内の圧力が設定圧以上になる
と、弁体がその圧力によってドレーンポートを開き、そ
れによって吸入通路内の余剰燃料をドレーンさせるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の燃
料加圧用ポンプにおいては、エンジンを駆動源として作
動する機構となっているため、スタータモータによって
エンジン回転を得るエンジン始動時には、即時に充分な
量及び圧の燃料をインジェクターに供給することができ
ず、多量の燃料を必要とする低温下でのエンジン始動時
や、通路内にベーパを生じ易い高温下でのエンジン始動
時にはエンジンの円滑な始動がむずかしくなるという不
具合がある。
料加圧用ポンプにおいては、エンジンを駆動源として作
動する機構となっているため、スタータモータによって
エンジン回転を得るエンジン始動時には、即時に充分な
量及び圧の燃料をインジェクターに供給することができ
ず、多量の燃料を必要とする低温下でのエンジン始動時
や、通路内にベーパを生じ易い高温下でのエンジン始動
時にはエンジンの円滑な始動がむずかしくなるという不
具合がある。
【0006】そこで本発明は、エンジン始動時に充分な
量及び圧の燃料をインジェクターに供給できるようにし
て、常にエンジンの円滑な始動を可能にする燃料噴射装
置の燃料加圧用ポンプを提供しようとするものである。
量及び圧の燃料をインジェクターに供給できるようにし
て、常にエンジンの円滑な始動を可能にする燃料噴射装
置の燃料加圧用ポンプを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1の発明は、モータ駆動され
る供給ポンプから送られた燃料を、吸入通路に介装され
た低圧レギュレータで調圧してポンプ本体内に吸い入
れ、このポンプ本体で加圧した燃料を吐出通路を通して
インジェクターに供給する燃料噴射装置の燃料加圧用ポ
ンプであって、前記低圧レギュレータが、前記吸入通路
に連通するドレーンポートと、前記吸入通路内の圧力が
設定圧以上のときにこのドレーンポートを開く弁体とを
備えて成るものにおいて、前記吸入通路にポンプ本体を
バイパスして吐出通路に連通するバイパス通路を設ける
と共に、このバイパス通路に、前記低圧レギュレータの
開弁圧よりも開弁圧の大きいバイパスチェック弁を設
け、さらに、エンジン始動時に、前記バイパスチェック
弁の開弁を、前記低圧レギュレータの開弁よりも優先さ
せる開弁優先機構を設けるようにした。エンジン始動時
には、開弁優先機構が機能してバイパスチェック弁が低
圧レギュレータに優先して開弁し、供給ポンプから送ら
れた燃料が、低圧レギュレータを経ることなくバイパス
通路を通って直接吐出通路に送り出される。その結果、
燃料噴射装置のインジェクターには充分な量及び圧の燃
料が供給される。また、エンジンが始動した後には、バ
イパスチェック弁の開弁圧が低圧レギュレータの開弁圧
よりも大きいことから、供給ポンプから送られた燃料
は、バイパス通路を通らずに低圧レギュレータで調圧さ
れ、その後にポンプ本体で加圧されて吐出通路へと送り
出される。
ための手段として、請求項1の発明は、モータ駆動され
る供給ポンプから送られた燃料を、吸入通路に介装され
た低圧レギュレータで調圧してポンプ本体内に吸い入
れ、このポンプ本体で加圧した燃料を吐出通路を通して
インジェクターに供給する燃料噴射装置の燃料加圧用ポ
ンプであって、前記低圧レギュレータが、前記吸入通路
に連通するドレーンポートと、前記吸入通路内の圧力が
設定圧以上のときにこのドレーンポートを開く弁体とを
備えて成るものにおいて、前記吸入通路にポンプ本体を
バイパスして吐出通路に連通するバイパス通路を設ける
と共に、このバイパス通路に、前記低圧レギュレータの
開弁圧よりも開弁圧の大きいバイパスチェック弁を設
け、さらに、エンジン始動時に、前記バイパスチェック
弁の開弁を、前記低圧レギュレータの開弁よりも優先さ
せる開弁優先機構を設けるようにした。エンジン始動時
には、開弁優先機構が機能してバイパスチェック弁が低
圧レギュレータに優先して開弁し、供給ポンプから送ら
れた燃料が、低圧レギュレータを経ることなくバイパス
通路を通って直接吐出通路に送り出される。その結果、
燃料噴射装置のインジェクターには充分な量及び圧の燃
料が供給される。また、エンジンが始動した後には、バ
イパスチェック弁の開弁圧が低圧レギュレータの開弁圧
よりも大きいことから、供給ポンプから送られた燃料
は、バイパス通路を通らずに低圧レギュレータで調圧さ
れ、その後にポンプ本体で加圧されて吐出通路へと送り
出される。
【0008】請求項2の発明は、低圧レギュレータに、
エンジン始動時に弁体をロックするソレノイドバルブを
設け、このソレノイドバルブによって前記開弁優先機構
を構成するようにした。エンジン始動時には、ソレノイ
ドバルブが低圧レギュレータの弁体をロックし、その結
果、供給ポンプから送られた燃料が直接バイパス通路を
通して吐出通路に供給される。
エンジン始動時に弁体をロックするソレノイドバルブを
設け、このソレノイドバルブによって前記開弁優先機構
を構成するようにした。エンジン始動時には、ソレノイ
ドバルブが低圧レギュレータの弁体をロックし、その結
果、供給ポンプから送られた燃料が直接バイパス通路を
通して吐出通路に供給される。
【0009】請求項3の発明は、低圧レギュレータに、
圧力の急増時に弁体の急激な動きを緩和するダッシュポ
ット機構を設け、このダッシュポット機構によって前記
開弁優先機構を構成するようにした。エンジン始動時に
は、供給ポンプの作動に伴って圧力が急増するため、ダ
ッシュポット機構が低圧レギュレータの弁体の急激な動
きを緩和する。このため、低圧レギュレータの弁体が開
弁するまでにタイムラグが生じ、このラグの間にバイパ
スチェック弁が開いて、供給ポンプからの燃料がバイパ
ス通路を通して吐出通路に直接供給される。
圧力の急増時に弁体の急激な動きを緩和するダッシュポ
ット機構を設け、このダッシュポット機構によって前記
開弁優先機構を構成するようにした。エンジン始動時に
は、供給ポンプの作動に伴って圧力が急増するため、ダ
ッシュポット機構が低圧レギュレータの弁体の急激な動
きを緩和する。このため、低圧レギュレータの弁体が開
弁するまでにタイムラグが生じ、このラグの間にバイパ
スチェック弁が開いて、供給ポンプからの燃料がバイパ
ス通路を通して吐出通路に直接供給される。
【0010】請求項4の発明は、低圧レギュレータの弁
体の開弁初期の受圧面積を開弁初期以後の受圧面積より
も小さくして、低圧レギュレータに、開弁初期の作動圧
が開弁初期以後の実際の開弁圧及びバイパスチェック弁
の開弁圧よりも大きくなる段階的開弁機構を設け、この
段階的開弁機構によって前記開弁優先機構を構成するよ
うにした。エンジン始動時に、供給ポンプの始動に伴っ
て吸入通路内の燃料圧が高まり、その燃料圧がバイパス
チェック弁の開弁圧以上で、低圧レギュレータの開弁初
期の作動圧よりも小さい値になると、バイパスチェック
弁が開いて供給ポンプからの燃料がバイパス通路を通し
て吐出通路に直接供給される。そして、その後に供給通
路内の圧力が低圧レギュレータの開弁初期の作動圧以上
になると、低圧レギュレータの弁体が通常通り作動して
実際の開弁圧でもってドレーンポートを開くようにな
る。その結果、吸入通路内はバイパスチェック弁の開弁
圧よりも小さい圧力に維持され、バイパスチェック弁は
閉じられることとなる。
体の開弁初期の受圧面積を開弁初期以後の受圧面積より
も小さくして、低圧レギュレータに、開弁初期の作動圧
が開弁初期以後の実際の開弁圧及びバイパスチェック弁
の開弁圧よりも大きくなる段階的開弁機構を設け、この
段階的開弁機構によって前記開弁優先機構を構成するよ
うにした。エンジン始動時に、供給ポンプの始動に伴っ
て吸入通路内の燃料圧が高まり、その燃料圧がバイパス
チェック弁の開弁圧以上で、低圧レギュレータの開弁初
期の作動圧よりも小さい値になると、バイパスチェック
弁が開いて供給ポンプからの燃料がバイパス通路を通し
て吐出通路に直接供給される。そして、その後に供給通
路内の圧力が低圧レギュレータの開弁初期の作動圧以上
になると、低圧レギュレータの弁体が通常通り作動して
実際の開弁圧でもってドレーンポートを開くようにな
る。その結果、吸入通路内はバイパスチェック弁の開弁
圧よりも小さい圧力に維持され、バイパスチェック弁は
閉じられることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0012】最初に、図1〜図4に示す実施例について
説明する。
説明する。
【0013】この実施例は、本発明にかかる燃料噴射装
置の燃料加圧用ポンプ1としてアキシャルプランジャ型
のポンプを適用したもので、図1に示すように、モータ
駆動される供給ポンプ2を介して燃料タンク3から送ら
れたガソリン等の燃料をこの加圧用ポンプ1によって所
定の圧力に加圧してインジェクター4に供給し、その燃
料をインジェクター4でエンジンのシリンダ(図示せ
ず。)内に噴射するとともに、余剰燃料をインジェクタ
ー4からポンプの吸入通路5に戻す基本構成となってい
る。
置の燃料加圧用ポンプ1としてアキシャルプランジャ型
のポンプを適用したもので、図1に示すように、モータ
駆動される供給ポンプ2を介して燃料タンク3から送ら
れたガソリン等の燃料をこの加圧用ポンプ1によって所
定の圧力に加圧してインジェクター4に供給し、その燃
料をインジェクター4でエンジンのシリンダ(図示せ
ず。)内に噴射するとともに、余剰燃料をインジェクタ
ー4からポンプの吸入通路5に戻す基本構成となってい
る。
【0014】燃料加圧用ポンプ1は、図2,図3に示す
ように、ポンプハウジング6が凹部を有するハウジング
本体7と、その前端部に取り付けられるフロントカバー
8とから成り、ハウジング本体7の凹部内には、バルブ
ブロック9とシリンダブロック10とが重合状態でボル
ト11によって結合されている。また、フロントカバー
8には、駆動軸12がニードルベアリング及びメタルベ
アリングから成るラジアル軸受13a,13bを介して
支持されており、この駆動軸12のポンプハウジング6
内に臨む側の端部には、その端面が軸線に対して所定角
度に傾斜した斜板14が一体に形成され、ポンプハウジ
ング6の外部に突出する側の端部には、エンジンのカム
シャフト(図示せず。)と結合するためのカップリング
15が設けられている。
ように、ポンプハウジング6が凹部を有するハウジング
本体7と、その前端部に取り付けられるフロントカバー
8とから成り、ハウジング本体7の凹部内には、バルブ
ブロック9とシリンダブロック10とが重合状態でボル
ト11によって結合されている。また、フロントカバー
8には、駆動軸12がニードルベアリング及びメタルベ
アリングから成るラジアル軸受13a,13bを介して
支持されており、この駆動軸12のポンプハウジング6
内に臨む側の端部には、その端面が軸線に対して所定角
度に傾斜した斜板14が一体に形成され、ポンプハウジ
ング6の外部に突出する側の端部には、エンジンのカム
シャフト(図示せず。)と結合するためのカップリング
15が設けられている。
【0015】前記シリンダブロック10は、軸方向に沿
ったシリンダ孔16が周方向等間隔に複数個形成されて
おり、この各シリンダ孔16に、前記斜板14方向にス
プリング付勢されたプランジャ17が進退自在に収容さ
れている。この各プランジャ17は、その頂部面に半球
状の凹部が形成され、この凹部にシュー18が摺動自在
に嵌合保持されている。また、このシリンダブロック1
0の背部のバルブブロック9には、シリンダブロック1
0の各シリンダ孔16に連通する複数個の吸入ポート1
9と吐出ポート20が形成されており、各吸入ポート1
9には吸入チェック弁21が、また、各吐出ポート20
には吐出チェック弁22が夫々設けられている。このう
ち吸入ポート19は、対応するシリンダ孔16からバル
ブブロック9の軸方向に沿って形成され、バルブブロッ
ク9の背部において、ハウジング本体7の底壁内面に形
成された吸入側環状溝23に連通し、この環状溝23を
介してハウジング本体7の吸入通路5に連通している。
これに対して、前記吐出ポート20は、対応するシリン
ダ孔16からバルブブロック9の径方向外側に放射状に
形成され、バルブブロック9の外周面に形成された吐出
側環状溝24に連通し、この環状溝24を介してハウジ
ング本体7の吐出通路25に連通している。したがっ
て、各プランジャ17がシリンダ孔16内で進退動作し
た場合には、吸入側環状溝23を介して各シリンダ孔1
6内に燃料が吸い入れられ、その燃料が吐出側環状溝2
4を通して吐出通路25に送り出される。尚、この実施
例においては、斜板14、シリンダブロック10、バル
ブブロック9等によって本発明におけるポンプ本体1A
が構成されている。
ったシリンダ孔16が周方向等間隔に複数個形成されて
おり、この各シリンダ孔16に、前記斜板14方向にス
プリング付勢されたプランジャ17が進退自在に収容さ
れている。この各プランジャ17は、その頂部面に半球
状の凹部が形成され、この凹部にシュー18が摺動自在
に嵌合保持されている。また、このシリンダブロック1
0の背部のバルブブロック9には、シリンダブロック1
0の各シリンダ孔16に連通する複数個の吸入ポート1
9と吐出ポート20が形成されており、各吸入ポート1
9には吸入チェック弁21が、また、各吐出ポート20
には吐出チェック弁22が夫々設けられている。このう
ち吸入ポート19は、対応するシリンダ孔16からバル
ブブロック9の軸方向に沿って形成され、バルブブロッ
ク9の背部において、ハウジング本体7の底壁内面に形
成された吸入側環状溝23に連通し、この環状溝23を
介してハウジング本体7の吸入通路5に連通している。
これに対して、前記吐出ポート20は、対応するシリン
ダ孔16からバルブブロック9の径方向外側に放射状に
形成され、バルブブロック9の外周面に形成された吐出
側環状溝24に連通し、この環状溝24を介してハウジ
ング本体7の吐出通路25に連通している。したがっ
て、各プランジャ17がシリンダ孔16内で進退動作し
た場合には、吸入側環状溝23を介して各シリンダ孔1
6内に燃料が吸い入れられ、その燃料が吐出側環状溝2
4を通して吐出通路25に送り出される。尚、この実施
例においては、斜板14、シリンダブロック10、バル
ブブロック9等によって本発明におけるポンプ本体1A
が構成されている。
【0016】ここで、前記ハウジング本体7の吸入通路
5は、供給ポンプ2に配管接続される吸入配管接続口2
6(図3参照。)と前記吸入側環状溝23(図2参
照。)とを連通する通路で、その通路途中には、供給ポ
ンプ2から送られた燃料を所定圧に調圧するための低圧
レギュレータ27が介装されている。この低圧レギュレ
ータ27は、ハウジング本体7の最上部に組付けられ、
吸入通路5の圧力が設定圧以上になると、余剰分の燃料
をドレーン通路28に排出し、残余の燃料を吸入通路5
の後流側(環状溝23側)に流す基本構造となってい
る。具体的には、低圧レギュレータ27は、吸入通路5
に臨んで弁座29が設けられ、この弁座29に形成され
たドレーンポート30によって吸入通路5とドレーン通
路28が連通されると共に、ドレーンポート30が、ド
レーン通路28側からスプリング31付勢された弁体3
2によって閉塞されるようになっている。つまり、吸入
通路5の圧力が設定圧に達しない間は、弁体32がスプ
リング31の荷重によってドレーンポート30を閉じて
おり、吸入通路5の圧力が設定圧以上になると、弁体3
2がドレーンポート30を開くこととなる。
5は、供給ポンプ2に配管接続される吸入配管接続口2
6(図3参照。)と前記吸入側環状溝23(図2参
照。)とを連通する通路で、その通路途中には、供給ポ
ンプ2から送られた燃料を所定圧に調圧するための低圧
レギュレータ27が介装されている。この低圧レギュレ
ータ27は、ハウジング本体7の最上部に組付けられ、
吸入通路5の圧力が設定圧以上になると、余剰分の燃料
をドレーン通路28に排出し、残余の燃料を吸入通路5
の後流側(環状溝23側)に流す基本構造となってい
る。具体的には、低圧レギュレータ27は、吸入通路5
に臨んで弁座29が設けられ、この弁座29に形成され
たドレーンポート30によって吸入通路5とドレーン通
路28が連通されると共に、ドレーンポート30が、ド
レーン通路28側からスプリング31付勢された弁体3
2によって閉塞されるようになっている。つまり、吸入
通路5の圧力が設定圧に達しない間は、弁体32がスプ
リング31の荷重によってドレーンポート30を閉じて
おり、吸入通路5の圧力が設定圧以上になると、弁体3
2がドレーンポート30を開くこととなる。
【0017】また、前記吸入通路5の途中には、ポンプ
本体1Aをバイパスして吐出通路25に直接連通するバ
イパス通路50が分岐形成されており、このバイパス通
路50には、吸入通路5から吐出通路25方向の流れの
みを許容するバイパスチェック弁51が介装されてい
る。このバイパスチェック弁51は、連通孔52を有す
る弁座53と、この弁座53に当接して連通孔52を閉
塞する球状の弁体54と、この弁体54を閉弁方向に付
勢するスプリング55とを備え、スプリング55の力等
によって決定されるその開弁圧は前記低圧レギュレータ
27の開弁圧よりも大きく設定されている。したがっ
て、燃料加圧用ポンプ1が通常の運転状態にある場合に
は、専ら低圧レギュレータ27側の弁体32が開弁して
吸入通路5内の圧力を低圧に調圧し、バイパスチェック
弁51側の弁体54は閉弁状態のままとなっている。
本体1Aをバイパスして吐出通路25に直接連通するバ
イパス通路50が分岐形成されており、このバイパス通
路50には、吸入通路5から吐出通路25方向の流れの
みを許容するバイパスチェック弁51が介装されてい
る。このバイパスチェック弁51は、連通孔52を有す
る弁座53と、この弁座53に当接して連通孔52を閉
塞する球状の弁体54と、この弁体54を閉弁方向に付
勢するスプリング55とを備え、スプリング55の力等
によって決定されるその開弁圧は前記低圧レギュレータ
27の開弁圧よりも大きく設定されている。したがっ
て、燃料加圧用ポンプ1が通常の運転状態にある場合に
は、専ら低圧レギュレータ27側の弁体32が開弁して
吸入通路5内の圧力を低圧に調圧し、バイパスチェック
弁51側の弁体54は閉弁状態のままとなっている。
【0018】そして、さらに前記低圧レギュレータ27
には本発明における開弁優先機構を構成するソレノイド
バルブ33が設けられている。このソレノイドバルブ3
3は、前記弁体32及びスプリング31の収容される弁
収容穴34の開口に嵌着固定され、図外の作動回路から
ON信号が入力されると、そのバルブロッド35が突出
して先端部で弁体32を弁座29に押し付け、それによ
って弁体32を閉弁状態(ドレーンポート30を閉じた
状態)にロックして前記バイパスチェック弁51の開弁
を優先させるようになっている。このソレノイドバルブ
33に対するON信号の入力は、エンジンの始動時に、
例えばイグニッションキー・スイッチの操作に連動して
所定時間為されるようになっている。
には本発明における開弁優先機構を構成するソレノイド
バルブ33が設けられている。このソレノイドバルブ3
3は、前記弁体32及びスプリング31の収容される弁
収容穴34の開口に嵌着固定され、図外の作動回路から
ON信号が入力されると、そのバルブロッド35が突出
して先端部で弁体32を弁座29に押し付け、それによ
って弁体32を閉弁状態(ドレーンポート30を閉じた
状態)にロックして前記バイパスチェック弁51の開弁
を優先させるようになっている。このソレノイドバルブ
33に対するON信号の入力は、エンジンの始動時に、
例えばイグニッションキー・スイッチの操作に連動して
所定時間為されるようになっている。
【0019】尚、図中36は、供給ポンプ2の吐出配管
に介装されたリリーフ弁であり、37は、吐出側環状溝
23に接続された脈圧防止用のアキュムレータ、38
a,38bは、吸入通路5と吐出通路25に夫々介装さ
れたチェック弁である。
に介装されたリリーフ弁であり、37は、吐出側環状溝
23に接続された脈圧防止用のアキュムレータ、38
a,38bは、吸入通路5と吐出通路25に夫々介装さ
れたチェック弁である。
【0020】一方、駆動軸12に形成された斜板14の
端面には、円板状の補助プレート39が相対回動可能に
取り付けられている。この補助プレート39は、その斜
板14側の端面の中央にボス40が突設され、このボス
40が、斜板14の端面中央に形成された支持穴41に
相対回転可能に嵌入されている。そして、この補助プレ
ート39のシリンダブロック10側の端面には、硬度が
高く、摩擦係数の小さい円環状のスラストプレート42
が嵌着され、このスラストプレート42に、前記プラン
ジャ17に嵌合保持されたシュー18が摺動自在に当接
するようになっている。各プランジャ17は前述のよう
に斜板14方向にスプリング付勢されているため、各シ
ュー18はこのプランジャ17の付勢力を受けて常時ス
ラストプレート42に押し付けられている。
端面には、円板状の補助プレート39が相対回動可能に
取り付けられている。この補助プレート39は、その斜
板14側の端面の中央にボス40が突設され、このボス
40が、斜板14の端面中央に形成された支持穴41に
相対回転可能に嵌入されている。そして、この補助プレ
ート39のシリンダブロック10側の端面には、硬度が
高く、摩擦係数の小さい円環状のスラストプレート42
が嵌着され、このスラストプレート42に、前記プラン
ジャ17に嵌合保持されたシュー18が摺動自在に当接
するようになっている。各プランジャ17は前述のよう
に斜板14方向にスプリング付勢されているため、各シ
ュー18はこのプランジャ17の付勢力を受けて常時ス
ラストプレート42に押し付けられている。
【0021】また、前記補助プレート39の外周縁部に
は、ポンプハウジング6の駆動軸支持部の周域から斜板
14の周域にかけてを覆う金属製のベローズ44の一端
が密閉状態で接合されている。そして、このベローズ4
4の他端側はハウジング本体7とフロントカバー8の接
合部間に挟着されていて、このベローズ44に囲繞され
た駆動軸12の周域の空間に所定粘度の潤滑液が封入さ
れている。つまり、ベローズ44は、ポンプハウジング
6の内部を、シリンダブロック10からの漏出燃料で満
たされる作動液室46と、潤滑液で満たされる潤滑液室
47とに隔成している。
は、ポンプハウジング6の駆動軸支持部の周域から斜板
14の周域にかけてを覆う金属製のベローズ44の一端
が密閉状態で接合されている。そして、このベローズ4
4の他端側はハウジング本体7とフロントカバー8の接
合部間に挟着されていて、このベローズ44に囲繞され
た駆動軸12の周域の空間に所定粘度の潤滑液が封入さ
れている。つまり、ベローズ44は、ポンプハウジング
6の内部を、シリンダブロック10からの漏出燃料で満
たされる作動液室46と、潤滑液で満たされる潤滑液室
47とに隔成している。
【0022】以上の構成において、エンジンの運転と共
に駆動軸12が回転すると、駆動軸12と一体の斜板1
4が回転し、これにより、補助プレート39がベローズ
44に回転を阻止されて斜板14と相対回転しつつこの
斜板14と一体に揺動(首振り)する。
に駆動軸12が回転すると、駆動軸12と一体の斜板1
4が回転し、これにより、補助プレート39がベローズ
44に回転を阻止されて斜板14と相対回転しつつこの
斜板14と一体に揺動(首振り)する。
【0023】そして、こうして補助プレート39が揺動
すると、スラストプレート42とそれに摺接するシュー
18を介してシリンダブロック10上のプランジャ17
が順次進退動作を繰り返し、それによってポンプ作用が
連続的に為されるようになる。このとき、燃料タンク3
から供給ポンプ2を介して吸入通路5に供給された燃料
は、低圧レギュレータ27で設定低圧に調圧された後、
吸入側環状溝23、吸入ポート19、吸入チェック弁2
1を順次介してシリンダ孔16に吸い入れられ、ここで
プランジャ17によって加圧された後にシリンダ孔16
から吐出チェック弁22、吐出ポート20、吐出側環状
溝24、吐出通路25を順次通ってインジェクター4へ
と供給される。エンジンの通常運転時には、バイパスチ
ェック弁51の開弁圧が低圧レギュレータ27の開弁圧
よりも大きいことから、図4の模式図に示すようにバイ
パスチェック弁51が閉じられていて、燃料はバイパス
通路50を通過しない。
すると、スラストプレート42とそれに摺接するシュー
18を介してシリンダブロック10上のプランジャ17
が順次進退動作を繰り返し、それによってポンプ作用が
連続的に為されるようになる。このとき、燃料タンク3
から供給ポンプ2を介して吸入通路5に供給された燃料
は、低圧レギュレータ27で設定低圧に調圧された後、
吸入側環状溝23、吸入ポート19、吸入チェック弁2
1を順次介してシリンダ孔16に吸い入れられ、ここで
プランジャ17によって加圧された後にシリンダ孔16
から吐出チェック弁22、吐出ポート20、吐出側環状
溝24、吐出通路25を順次通ってインジェクター4へ
と供給される。エンジンの通常運転時には、バイパスチ
ェック弁51の開弁圧が低圧レギュレータ27の開弁圧
よりも大きいことから、図4の模式図に示すようにバイ
パスチェック弁51が閉じられていて、燃料はバイパス
通路50を通過しない。
【0024】また、エンジンを始動する際には、運転者
がイグニッションキー・スイッチをON位置に操作する
と、それに連動して供給ポンプ2の駆動用モータMが作
動すると共に、ソレノイドバルブ33にON信号が入力
されてバルブロッド35が低圧レギュレータ27の弁体
32を閉弁状態にロックする。このため、供給ポンプ2
から送られた高圧の燃料は、図1に示すように、低圧レ
ギュレータ27で調圧されることなく、バイパスチェッ
ク弁51を開いて吸入通路5からバイパス通路50を経
て直接吐出通路25に流れ込むようになる。尚、このと
き供給ポンプ2から送られた燃料の一部はポンプ本体1
Aにも供給される。したがって、インジェクター4には
充分な量及び圧の燃料が供給ポンプ2から直接供給され
ることとなり、エンジンは円滑に始動できるようにな
る。また、高温下でエンジンを停止していた場合には、
吐出通路25内にベーパが発生することがあるが、この
燃料加圧用ポンプ1においては、エンジン始動時に供給
ポンプ2から吐出通路25に高圧の燃料が即時に導入さ
れるため、これらの内部で発生したペーパはこの高圧の
燃料によって即時に掃気される。
がイグニッションキー・スイッチをON位置に操作する
と、それに連動して供給ポンプ2の駆動用モータMが作
動すると共に、ソレノイドバルブ33にON信号が入力
されてバルブロッド35が低圧レギュレータ27の弁体
32を閉弁状態にロックする。このため、供給ポンプ2
から送られた高圧の燃料は、図1に示すように、低圧レ
ギュレータ27で調圧されることなく、バイパスチェッ
ク弁51を開いて吸入通路5からバイパス通路50を経
て直接吐出通路25に流れ込むようになる。尚、このと
き供給ポンプ2から送られた燃料の一部はポンプ本体1
Aにも供給される。したがって、インジェクター4には
充分な量及び圧の燃料が供給ポンプ2から直接供給され
ることとなり、エンジンは円滑に始動できるようにな
る。また、高温下でエンジンを停止していた場合には、
吐出通路25内にベーパが発生することがあるが、この
燃料加圧用ポンプ1においては、エンジン始動時に供給
ポンプ2から吐出通路25に高圧の燃料が即時に導入さ
れるため、これらの内部で発生したペーパはこの高圧の
燃料によって即時に掃気される。
【0025】尚、ソレノイドバルブ33にON信号を入
力し続ける時間は、イグニッションキー・スイッチをO
N位置に操作してからスタート位置に操作するまでの時
間としても良いが、ON位置に操作してからタイマーに
よって所定時間ON信号を入力し続けるようにしても良
い。また、ソレノイドバルブ33へのON信号の入力
は、イグニッションキー・スイッチのスタート位置への
操作に連動させるようにしても良い。
力し続ける時間は、イグニッションキー・スイッチをO
N位置に操作してからスタート位置に操作するまでの時
間としても良いが、ON位置に操作してからタイマーに
よって所定時間ON信号を入力し続けるようにしても良
い。また、ソレノイドバルブ33へのON信号の入力
は、イグニッションキー・スイッチのスタート位置への
操作に連動させるようにしても良い。
【0026】つづいて、図5,図6に示す実施例につい
て説明する。尚、この実施例は、図1〜図4に示した実
施例と比較して、バイパスチェック弁51の開弁を優先
させるための開弁優先機構だけが異なり、他の部分の構
成は同一であるため、以下では開弁優先機構についてだ
け説明するものとする。
て説明する。尚、この実施例は、図1〜図4に示した実
施例と比較して、バイパスチェック弁51の開弁を優先
させるための開弁優先機構だけが異なり、他の部分の構
成は同一であるため、以下では開弁優先機構についてだ
け説明するものとする。
【0027】この実施例における開弁優先機構は、低圧
レギュレータ127部分に設けられたダッシュポット機
構によって構成されている。即ち、低圧レギュレータ1
27の弁収容穴34にはシリンダ穴56を有するプラグ
57が螺着され、そのシリンダ穴56に、弁体32を保
持するための円柱状のバルブリテーナ58と、このバル
ブリテーナ58を弁体32と共に閉弁方向に付勢するた
めのスプリング59が収容されると共に、バルブリテー
ナ58に、シリンダ穴56内部とドレーン通路28を連
通させるためのオリフィス60が形成されていて、バル
ブリテーナ58が弁体32と一体となって開弁方向に急
激に変位しようとすると、シリンダ穴56内の燃料がオ
リフィス60を通してドレーン通路28に排出され、そ
の時に大きな減衰抵抗を発生するようになっている。こ
のため、開弁方向の弁体32の急激な動きはこのダッシ
ュポット機構によって緩和され、低圧レギュレータ12
7の急激な開弁作動は阻止される。
レギュレータ127部分に設けられたダッシュポット機
構によって構成されている。即ち、低圧レギュレータ1
27の弁収容穴34にはシリンダ穴56を有するプラグ
57が螺着され、そのシリンダ穴56に、弁体32を保
持するための円柱状のバルブリテーナ58と、このバル
ブリテーナ58を弁体32と共に閉弁方向に付勢するた
めのスプリング59が収容されると共に、バルブリテー
ナ58に、シリンダ穴56内部とドレーン通路28を連
通させるためのオリフィス60が形成されていて、バル
ブリテーナ58が弁体32と一体となって開弁方向に急
激に変位しようとすると、シリンダ穴56内の燃料がオ
リフィス60を通してドレーン通路28に排出され、そ
の時に大きな減衰抵抗を発生するようになっている。こ
のため、開弁方向の弁体32の急激な動きはこのダッシ
ュポット機構によって緩和され、低圧レギュレータ12
7の急激な開弁作動は阻止される。
【0028】このような構成であるため、エンジンの始
動時に、供給ポンプ2からの燃料の供給が開始されて吸
入通路5内の燃料圧が急激に上昇すると、前記シリンダ
穴56、バルブリテーナ58、オリフィス60等から成
るダッシュポット機構が作用し、低圧レギュレータ12
7においては、通常の開弁圧P1(図6参照。)に達し
てもドレーンポート30を即時に開口しなくなり、ドレ
ーンポート30を充分に開口するまでにタイムラグLを
生じることとなる。このため、このタイムラグLの間に
吸入通路5内の圧力がバイパスチェック弁51の開弁圧
以上となり、その結果、バイパスチェック弁51がバイ
パス通路50を開いて、供給ポンプ2から送られた燃料
を低圧レギュレータ127で調圧することなく直接吐出
通路25に供給するようになる。したがって、この間に
充分な量及び圧の燃料がインジェクター4に供給される
こととなり、エンジンの円滑な始動が可能となる。
動時に、供給ポンプ2からの燃料の供給が開始されて吸
入通路5内の燃料圧が急激に上昇すると、前記シリンダ
穴56、バルブリテーナ58、オリフィス60等から成
るダッシュポット機構が作用し、低圧レギュレータ12
7においては、通常の開弁圧P1(図6参照。)に達し
てもドレーンポート30を即時に開口しなくなり、ドレ
ーンポート30を充分に開口するまでにタイムラグLを
生じることとなる。このため、このタイムラグLの間に
吸入通路5内の圧力がバイパスチェック弁51の開弁圧
以上となり、その結果、バイパスチェック弁51がバイ
パス通路50を開いて、供給ポンプ2から送られた燃料
を低圧レギュレータ127で調圧することなく直接吐出
通路25に供給するようになる。したがって、この間に
充分な量及び圧の燃料がインジェクター4に供給される
こととなり、エンジンの円滑な始動が可能となる。
【0029】さらに、つづいて図7〜図9に示す実施例
について説明する。尚、この実施例においても、図1〜
図4に示した実施例、図5,図6に示した実施例と開弁
優先機構の構成のみが異なるため、以下では開弁優先機
構についてだけ説明するものとする。
について説明する。尚、この実施例においても、図1〜
図4に示した実施例、図5,図6に示した実施例と開弁
優先機構の構成のみが異なるため、以下では開弁優先機
構についてだけ説明するものとする。
【0030】この実施例における開弁優先機構は、低圧
レギュレータ227部分に設けられた段階的開弁機構に
よって構成されている。即ち、この実施例における低圧
レギュレータ227は、球状の弁本体61とそれを保持
するバルブリテーナ62がドレーンポート30の実質的
な開閉に寄与する弁体232を構成するようになってお
り、バルブリテーナ62は、閉弁状態において、ドレー
ンポート30とドレーン通路28の間に設けられた大径
の(ドレーンポート30の径よりも大きい)案内孔63
に摺動自在に嵌合されるようになっている。したがっ
て、開弁初期にはドレーンポート30の開口面積に相当
する部分が弁体232の作動に関与する第1の受圧面積
A1となり、開弁初期以後は案内孔63の開口面積に相
当する部分が弁体232の作動に関与する第2の受圧面
積A2となる。ここで、弁体232には常に燃料圧と受
圧面積との積に相当する力が作用するが、弁体232を
閉弁方向に付勢するスプリング64の力はほぼ一定であ
るため、開弁初期とそれ以後では弁体の作動圧は異な
り、さらに第1の受圧面積A1が第2の受圧面積A2より
も小さいことから、開弁初期の作動圧はそれ以後の作動
圧(実質的な開弁圧)よりも大きくなる。また、低圧レ
ギュレータ227の開弁初期の作動圧に関与する第1の
受圧面積A1は、その開弁初期の作動圧がバイパスチェ
ック弁51の開弁圧よりも大きくなるように設定されて
いる。尚、プラグ57の底部には、ドレーン通路28に
連通する図外の通路が設けられ、プラグ57の底部の空
間が密閉されないようになっている。
レギュレータ227部分に設けられた段階的開弁機構に
よって構成されている。即ち、この実施例における低圧
レギュレータ227は、球状の弁本体61とそれを保持
するバルブリテーナ62がドレーンポート30の実質的
な開閉に寄与する弁体232を構成するようになってお
り、バルブリテーナ62は、閉弁状態において、ドレー
ンポート30とドレーン通路28の間に設けられた大径
の(ドレーンポート30の径よりも大きい)案内孔63
に摺動自在に嵌合されるようになっている。したがっ
て、開弁初期にはドレーンポート30の開口面積に相当
する部分が弁体232の作動に関与する第1の受圧面積
A1となり、開弁初期以後は案内孔63の開口面積に相
当する部分が弁体232の作動に関与する第2の受圧面
積A2となる。ここで、弁体232には常に燃料圧と受
圧面積との積に相当する力が作用するが、弁体232を
閉弁方向に付勢するスプリング64の力はほぼ一定であ
るため、開弁初期とそれ以後では弁体の作動圧は異な
り、さらに第1の受圧面積A1が第2の受圧面積A2より
も小さいことから、開弁初期の作動圧はそれ以後の作動
圧(実質的な開弁圧)よりも大きくなる。また、低圧レ
ギュレータ227の開弁初期の作動圧に関与する第1の
受圧面積A1は、その開弁初期の作動圧がバイパスチェ
ック弁51の開弁圧よりも大きくなるように設定されて
いる。尚、プラグ57の底部には、ドレーン通路28に
連通する図外の通路が設けられ、プラグ57の底部の空
間が密閉されないようになっている。
【0031】以上のような構成であるため、エンジン始
動時には、供給ポンプ2の運転の開始によって吸入通路
5の燃料圧が上昇するが、このとき、低圧レギュレータ
227の弁体232は、図7に示すように、完全に閉じ
た状態となっているため、低圧レギュレータ227は、
通常の開弁圧P1(図9参照。)に達しても即時に開弁
せず、開弁初期の作動圧P2に達するまで閉弁状態のま
まとなっている。したがって、このとき吸入通路5の圧
力がバイパスチェック弁51の開弁圧以上になり、バイ
パスチェック弁51がバイパス通路50を開いて、供給
ポンプ2からの供給燃料を直接吐出通路25に供給する
ようになる。その結果、この間に充分な量及び圧の燃料
がインジェクター4に供給され、エンジンの円滑な始動
が可能となる。
動時には、供給ポンプ2の運転の開始によって吸入通路
5の燃料圧が上昇するが、このとき、低圧レギュレータ
227の弁体232は、図7に示すように、完全に閉じ
た状態となっているため、低圧レギュレータ227は、
通常の開弁圧P1(図9参照。)に達しても即時に開弁
せず、開弁初期の作動圧P2に達するまで閉弁状態のま
まとなっている。したがって、このとき吸入通路5の圧
力がバイパスチェック弁51の開弁圧以上になり、バイ
パスチェック弁51がバイパス通路50を開いて、供給
ポンプ2からの供給燃料を直接吐出通路25に供給する
ようになる。その結果、この間に充分な量及び圧の燃料
がインジェクター4に供給され、エンジンの円滑な始動
が可能となる。
【0032】また、吸入通路5の圧力が低圧レギュレー
タ227の開弁初期の作動圧P2以上に達すると、図8
に示すように、低圧レギュレータ227の弁本体61が
ドレーンポート30から離反して、弁体232の作動に
寄与する受圧面積がより大きい受圧面積A2に切り換わ
るため、低圧レギュレータ227はそれ以後通常の開弁
圧P1でもって開作動し、その結果、吸入通路5は圧力
P1に維持されることとなる。
タ227の開弁初期の作動圧P2以上に達すると、図8
に示すように、低圧レギュレータ227の弁本体61が
ドレーンポート30から離反して、弁体232の作動に
寄与する受圧面積がより大きい受圧面積A2に切り換わ
るため、低圧レギュレータ227はそれ以後通常の開弁
圧P1でもって開作動し、その結果、吸入通路5は圧力
P1に維持されることとなる。
【0033】以上で説明したように、図5,図6で示し
た実施例と図7〜図9で示した実施例は、いずれも開弁
優先機構を比較的簡単な機械的な機構によって構成した
ものであるため、ソレノイドバルブ33を用いる図1〜
図4で示した実施例のものに比較して低コストでの製造
が可能になるという利点がある。
た実施例と図7〜図9で示した実施例は、いずれも開弁
優先機構を比較的簡単な機械的な機構によって構成した
ものであるため、ソレノイドバルブ33を用いる図1〜
図4で示した実施例のものに比較して低コストでの製造
が可能になるという利点がある。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、吸入通路にポン
プ本体をバイパスして吐出通路に連通するバイパス通路
を設けると共に、このバイパス通路に、低圧レギュレー
タの開弁圧よりも開弁圧の大きいバイパスチェック弁を
設け、さらに、エンジン始動時に、前記バイパスチェッ
ク弁の開弁を前記低圧レギュレータの開弁よりも優先さ
せる開弁優先機構を設けるようにしたため、エンジン始
動時には、開弁優先機構の機能により、供給ポンプから
の供給燃料を低圧レギュレータで調圧せずにバイパス通
路を通して直接吐出通路に供給することができる。した
がって、本発明によれば、ポンプ本体の回転の低いエン
ジン始動時にも充分な量及び圧の燃料を燃料噴射装置の
インジェクターに供給することができ、その結果、温度
環境の変化等にかかわらず常にエンジンを円滑に始動さ
せることができる。
プ本体をバイパスして吐出通路に連通するバイパス通路
を設けると共に、このバイパス通路に、低圧レギュレー
タの開弁圧よりも開弁圧の大きいバイパスチェック弁を
設け、さらに、エンジン始動時に、前記バイパスチェッ
ク弁の開弁を前記低圧レギュレータの開弁よりも優先さ
せる開弁優先機構を設けるようにしたため、エンジン始
動時には、開弁優先機構の機能により、供給ポンプから
の供給燃料を低圧レギュレータで調圧せずにバイパス通
路を通して直接吐出通路に供給することができる。した
がって、本発明によれば、ポンプ本体の回転の低いエン
ジン始動時にも充分な量及び圧の燃料を燃料噴射装置の
インジェクターに供給することができ、その結果、温度
環境の変化等にかかわらず常にエンジンを円滑に始動さ
せることができる。
【0035】とりわけ、請求項2の発明は、低圧レギュ
レータに、エンジン始動時に弁体をロックするソレノイ
ドバルブを設け、このソレノイドバルブによって前記開
弁優先機構を構成するようにしたため、エンジン始動時
のバイパスチェック弁の開弁のタイミングを正確に制御
してエンジンの始動性能を確実に高めることができる。
レータに、エンジン始動時に弁体をロックするソレノイ
ドバルブを設け、このソレノイドバルブによって前記開
弁優先機構を構成するようにしたため、エンジン始動時
のバイパスチェック弁の開弁のタイミングを正確に制御
してエンジンの始動性能を確実に高めることができる。
【0036】また、請求項3の発明は、低圧レギュレー
タに、圧力の急増時に弁体の急激な動きを緩和するダッ
シュポット機構を設けて、そのダッシュポット機構によ
って前記開弁優先機構を構成するようにし、請求項4の
発明は、低圧レギュレータの弁体の開弁初期の受圧面積
を開弁初期以後の受圧面積よりも小さくして、低圧レギ
ュレータに、開弁初期の作動圧が開弁初期以後の実際の
開弁圧及びバイパスチェック弁の開弁圧よりも大きくな
る段階的開弁機構を設け、その段階的開弁機構によって
前記開弁優先機構を構成するようにしたため、いずれの
発明においても比較的な簡単な機械的な構造によってエ
ンジン始動時にバイパスチェック弁を確実に開弁するこ
とができる。したがって、これらの発明においては、製
造コストを低減することができるという利点がある。
タに、圧力の急増時に弁体の急激な動きを緩和するダッ
シュポット機構を設けて、そのダッシュポット機構によ
って前記開弁優先機構を構成するようにし、請求項4の
発明は、低圧レギュレータの弁体の開弁初期の受圧面積
を開弁初期以後の受圧面積よりも小さくして、低圧レギ
ュレータに、開弁初期の作動圧が開弁初期以後の実際の
開弁圧及びバイパスチェック弁の開弁圧よりも大きくな
る段階的開弁機構を設け、その段階的開弁機構によって
前記開弁優先機構を構成するようにしたため、いずれの
発明においても比較的な簡単な機械的な構造によってエ
ンジン始動時にバイパスチェック弁を確実に開弁するこ
とができる。したがって、これらの発明においては、製
造コストを低減することができるという利点がある。
【図1】本発明の一実施例を示す模式図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】同実施例を示す図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】同実施例を示す模式図。
【図5】本発明の他の実施例を示す要部の断面図。
【図6】同実施例の吸入通路圧特性を示すグラフ。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す要部の断面
図。
図。
【図8】同実施例を示す要部の断面図。
【図9】同実施例の吸入通路圧特性を示すグラフ。
1…ポンプ本体、 2…供給ポンプ、 4…インジェクター、 5…吸入通路、 25…吐出通路、 27,127,227…低圧レギュレータ、 30…ドレーンポート、 32,232…弁体、 33…ソレノイドバルブ(開弁優先機構)、 50…バイパス通路、 51…バイパスチェック弁、 56…シリンダ穴(ダッシュポット機構)、 58…バルブリテーナ(ダッシュポット機構)、 60…オリフィス(ダッシュポット機構)。
Claims (4)
- 【請求項1】 モータ駆動される供給ポンプから送られ
た燃料を、吸入通路に介装された低圧レギュレータで調
圧してポンプ本体内に吸い入れ、このポンプ本体で加圧
した燃料を吐出通路を通してインジェクターに供給する
燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプであって、前記低圧レ
ギュレータが、前記吸入通路に連通するドレーンポート
と、前記吸入通路内の圧力が設定圧以上のときにこのド
レーンポートを開く弁体とを備えて成るものにおいて、 前記吸入通路にポンプ本体をバイパスして吐出通路に連
通するバイパス通路を設けると共に、このバイパス通路
に、前記低圧レギュレータの開弁圧よりも開弁圧の大き
いバイパスチェック弁を設け、さらに、エンジン始動時
に、前記バイパスチェック弁の開弁を前記低圧レギュレ
ータの開弁よりも優先させる開弁優先機構を設けたこと
を特徴とする燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ。 - 【請求項2】 低圧レギュレータに、エンジン始動時に
弁体をロックするソレノイドバルブを設け、このソレノ
イドバルブによって前記開弁優先機構を構成したことを
特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置の燃料加圧用
ポンプ。 - 【請求項3】 低圧レギュレータに、圧力の急増時に弁
体の急激な動きを緩和するダッシュポット機構を設け、
このダッシュポット機構によって前記開弁優先機構を構
成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置
の燃料加圧用ポンプ。 - 【請求項4】 低圧レギュレータの弁体の開弁初期の受
圧面積を開弁初期以後の受圧面積よりも小さくして、低
圧レギュレータに、開弁初期の作動圧が開弁初期以後の
実際の開弁圧及びバイパスチェック弁の開弁圧よりも大
きくなる段階的開弁機構を設け、この段階的開弁機構に
よって前記開弁優先機構を構成したことを特徴とする請
求項1に記載の燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315741A JPH10159667A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8315741A JPH10159667A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10159667A true JPH10159667A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18068983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8315741A Pending JPH10159667A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 燃料噴射装置の燃料加圧用ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10159667A (ja) |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP8315741A patent/JPH10159667A/ja active Pending
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