JPH0987285A - 抗腫瘍性物質be−45653 - Google Patents
抗腫瘍性物質be−45653Info
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- JPH0987285A JPH0987285A JP7269199A JP26919995A JPH0987285A JP H0987285 A JPH0987285 A JP H0987285A JP 7269199 A JP7269199 A JP 7269199A JP 26919995 A JP26919995 A JP 26919995A JP H0987285 A JPH0987285 A JP H0987285A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- formula
- streptomyces
- culture
- microorganism
- Prior art date
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- Pending
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】式:
【化1】
で表される化合物。
【効果】本発明の化合物は、腫瘍細胞の増殖を阻害して
抗腫瘍作用を有することから医薬の分野において抗腫瘍
剤として有用である。
抗腫瘍作用を有することから医薬の分野において抗腫瘍
剤として有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬の分野で有用で
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】癌化学療法の分野においては、既に多く
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の希求に
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、式
[1]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示すこと
を見いだして本発明を完成した。
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、式
[1]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示すこと
を見いだして本発明を完成した。
【0005】即ち、本発明は新規な式:
【0006】
【化2】 で表される化合物、その製法及び用途、並びに式[1]
の化合物を産生する能力を有するストレプトミセス(S
treptomyces)属に属する微生物に関するも
のである。式[1]の化合物は、産生菌株ストレプトミ
セス・エスピー(A45653株)に因んで、BE−4
5653と命名された。以下に本発明にかかわる新規な
抗腫瘍性物質BE−45653の物理化学的な性状を示
す。下記にNMR測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br : ブロード J : カップリング定数 Hz : ヘルツ BE−45653の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C33H54O8 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+ と
して: 実測値 579.3919 計算値 579.3897 比旋光度;[α]20 D = +60°(c 0.1,
MeOH) 紫外部吸収スペクトル;λmax[MeOH,nm]
(ε);200(7,200), 270(14,20
0) 赤外部吸収スペクトル ;(KBr,cm-1) 3743, 3444, 2969, 2931, 1
693, 1550,1515, 1459, 142
7, 1384, 1251, 1116,1037,
970, 5161 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−
d6) δ ppm:7.26 (1H,brs),
5.60−5.40 (5H,m), 4.89 (1
H,d,J=5.1Hz), 4.68 (1H,
m), 4.59(1H,d,J=4.6Hz),4.
19 (1H,d,J=5.2Hz),4.13 (1
H,d,J=5.8Hz), 3.88 (2H,
m), 3.48 (1H,m), 3.23 (1
H,m),3.19 (3H,s),3.17 (1
H,m), 3.01 (1H,d,J=8.5H
z), 3.00 (1H,brs), 2.88
(1H,m), 2.42 (3H,m),2.17
(2H,m), 2.02(2H,m), 1.98
(3H,s), 1.92 (3H,d,J=1.0H
z), 1.90 (1H,m), 1.79 (1
H,m),1.46 (2H,m), 1.07 (3
H,d,J=6.1Hz),1.05 (3H,d,J
=7.3Hz), 0.80 (3H,d,J=6.7
Hz),0.79 (3H,d,J=6.7Hz),
0.67 (3H,d,J=7.0Hz)13 C−NMRスペクトル(125 MHz,DMSO−
d6) δ ppm:168.49 (s), 14
4.53 (d), 143.72 (d),133.
88 (s), 130.16 (d), 129.9
7 (d),128.19 (d), 126.45
(d),122.86 (s), 79.42
(d), 76.10 (d), 71.72
(d), 71.37 (d), 70.01
(d), 69.02 (d), 56.34
(d),55.66 (q), 54.77 (d),
40.29 (d),39.00 (d), 38.
06 (t), 37.82 (t), 37.19
(d), 35.40 (t), 34.39
(t),34.11 (d), 16.41 (q),
16.15 (q), 15.88 (q),14.
93 (q), 13.22 (q), 9.35
(q), 8.53 (q) 溶解性;メタノール、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒に溶け易く、水に溶け にくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 リンモリブデン酸反応 陽性 Rf値;0.6 [メルク社製キーゼルゲル 60F254 使用、展開溶媒:ク ロロホルム/メタノール(10:1)] BE−45653の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−45653のマウス実験腫瘍細胞に
対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験を
行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍作
用試験は、BE−45653をジメチルスルホキシドに
溶解した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈してか
ら、牛胎児血清10%含有RPMI 1640培地(2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液
とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地
(牛胎児血清10%含有 RPMI 1640培地、2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)50 μl
を96穴マイクロプレートに分注し、37℃で24時
間、5%CO2下で培養した後に上記の検液を50μl
を加え、37℃で72時間、5%CO2下で培養後、M
TT測定法により対照群と比較した。マウス大腸癌細胞
colon 26に対する抗腫瘍試験は、BE−45
653をジメチルスルホキシドに溶解した後ジメチルス
ルホキシドで逐次希釈してから、牛胎児血清10%含有
RPMI 1640培地に加え検液とした。1x103
個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地(牛胎児血清10%含
有RPMI 1640培地)100μlを96穴マイク
ロプレートに分注し、37℃で24時間、5%CO2下
で培養した後に上記の検液100μlを加え、37℃で
72時間、5%CO2下で培養後、50%トリクロロ酢
酸で固定し、0.4%スルホローダミンBで染色後、1
0mMトリス液を用いて細胞から色素を抽出した。45
0nmを対照波長として550nmに於ける吸光度を測
定して対照群と比較した。その結果、BE−45653
は両腫瘍細胞に対し、強い増殖阻止活性を示し、50%
増殖阻害濃度(IC50)は第1表の通りであった。更
に、BE−45653のヒト腫瘍細胞に対する抗腫瘍活
性を試験管内で試験した。細胞は、ヒト大腸癌細胞 D
LD−1、ヒト肺癌細胞 PC−13及びヒト胃癌細胞
MKN−45を使用し、細胞培養用培地は、全ての腫
瘍細胞共に牛胎児血清10%含有RPMI 1640培
地を用い、上記のマウス大腸癌細胞 colon 26
と同様の方法を用いて測定した。その結果、BE−45
653はヒト腫瘍細胞に対しても強い増殖阻害活性を示
し、その50%増殖阻止濃度 (IC50)は第1表の通
りであった。
の化合物を産生する能力を有するストレプトミセス(S
treptomyces)属に属する微生物に関するも
のである。式[1]の化合物は、産生菌株ストレプトミ
セス・エスピー(A45653株)に因んで、BE−4
5653と命名された。以下に本発明にかかわる新規な
抗腫瘍性物質BE−45653の物理化学的な性状を示
す。下記にNMR測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br : ブロード J : カップリング定数 Hz : ヘルツ BE−45653の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C33H54O8 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+ と
して: 実測値 579.3919 計算値 579.3897 比旋光度;[α]20 D = +60°(c 0.1,
MeOH) 紫外部吸収スペクトル;λmax[MeOH,nm]
(ε);200(7,200), 270(14,20
0) 赤外部吸収スペクトル ;(KBr,cm-1) 3743, 3444, 2969, 2931, 1
693, 1550,1515, 1459, 142
7, 1384, 1251, 1116,1037,
970, 5161 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−
d6) δ ppm:7.26 (1H,brs),
5.60−5.40 (5H,m), 4.89 (1
H,d,J=5.1Hz), 4.68 (1H,
m), 4.59(1H,d,J=4.6Hz),4.
19 (1H,d,J=5.2Hz),4.13 (1
H,d,J=5.8Hz), 3.88 (2H,
m), 3.48 (1H,m), 3.23 (1
H,m),3.19 (3H,s),3.17 (1
H,m), 3.01 (1H,d,J=8.5H
z), 3.00 (1H,brs), 2.88
(1H,m), 2.42 (3H,m),2.17
(2H,m), 2.02(2H,m), 1.98
(3H,s), 1.92 (3H,d,J=1.0H
z), 1.90 (1H,m), 1.79 (1
H,m),1.46 (2H,m), 1.07 (3
H,d,J=6.1Hz),1.05 (3H,d,J
=7.3Hz), 0.80 (3H,d,J=6.7
Hz),0.79 (3H,d,J=6.7Hz),
0.67 (3H,d,J=7.0Hz)13 C−NMRスペクトル(125 MHz,DMSO−
d6) δ ppm:168.49 (s), 14
4.53 (d), 143.72 (d),133.
88 (s), 130.16 (d), 129.9
7 (d),128.19 (d), 126.45
(d),122.86 (s), 79.42
(d), 76.10 (d), 71.72
(d), 71.37 (d), 70.01
(d), 69.02 (d), 56.34
(d),55.66 (q), 54.77 (d),
40.29 (d),39.00 (d), 38.
06 (t), 37.82 (t), 37.19
(d), 35.40 (t), 34.39
(t),34.11 (d), 16.41 (q),
16.15 (q), 15.88 (q),14.
93 (q), 13.22 (q), 9.35
(q), 8.53 (q) 溶解性;メタノール、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒に溶け易く、水に溶け にくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 リンモリブデン酸反応 陽性 Rf値;0.6 [メルク社製キーゼルゲル 60F254 使用、展開溶媒:ク ロロホルム/メタノール(10:1)] BE−45653の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−45653のマウス実験腫瘍細胞に
対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験を
行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍作
用試験は、BE−45653をジメチルスルホキシドに
溶解した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈してか
ら、牛胎児血清10%含有RPMI 1640培地(2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液
とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地
(牛胎児血清10%含有 RPMI 1640培地、2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)50 μl
を96穴マイクロプレートに分注し、37℃で24時
間、5%CO2下で培養した後に上記の検液を50μl
を加え、37℃で72時間、5%CO2下で培養後、M
TT測定法により対照群と比較した。マウス大腸癌細胞
colon 26に対する抗腫瘍試験は、BE−45
653をジメチルスルホキシドに溶解した後ジメチルス
ルホキシドで逐次希釈してから、牛胎児血清10%含有
RPMI 1640培地に加え検液とした。1x103
個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地(牛胎児血清10%含
有RPMI 1640培地)100μlを96穴マイク
ロプレートに分注し、37℃で24時間、5%CO2下
で培養した後に上記の検液100μlを加え、37℃で
72時間、5%CO2下で培養後、50%トリクロロ酢
酸で固定し、0.4%スルホローダミンBで染色後、1
0mMトリス液を用いて細胞から色素を抽出した。45
0nmを対照波長として550nmに於ける吸光度を測
定して対照群と比較した。その結果、BE−45653
は両腫瘍細胞に対し、強い増殖阻止活性を示し、50%
増殖阻害濃度(IC50)は第1表の通りであった。更
に、BE−45653のヒト腫瘍細胞に対する抗腫瘍活
性を試験管内で試験した。細胞は、ヒト大腸癌細胞 D
LD−1、ヒト肺癌細胞 PC−13及びヒト胃癌細胞
MKN−45を使用し、細胞培養用培地は、全ての腫
瘍細胞共に牛胎児血清10%含有RPMI 1640培
地を用い、上記のマウス大腸癌細胞 colon 26
と同様の方法を用いて測定した。その結果、BE−45
653はヒト腫瘍細胞に対しても強い増殖阻害活性を示
し、その50%増殖阻止濃度 (IC50)は第1表の通
りであった。
【0007】
【表1】 上述したように BE−45653はマウス及びヒトの
腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、本
発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として有
用である。つぎに、BE−45653の製造法について
説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−45653の製
造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性物質B
E−45653を生産するものならばいずれでも良い
が、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙げられ
る。 1.形態 A 45653株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌
糸を形成し輪生岐および菌糸の分断は認められない。気
菌糸上には胞子の長い連鎖(50個以上)を作り、その
形態は、螺旋型である。胞子の表面はこぶ状で大きさが
2.2〜1.6×1.0〜0.8μm位の楕円形であ
り、胞子のう、鞭毛胞子及び菌核等の特殊な器官は観察
されない。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、本
発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として有
用である。つぎに、BE−45653の製造法について
説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−45653の製
造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性物質B
E−45653を生産するものならばいずれでも良い
が、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙げられ
る。 1.形態 A 45653株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌
糸を形成し輪生岐および菌糸の分断は認められない。気
菌糸上には胞子の長い連鎖(50個以上)を作り、その
形態は、螺旋型である。胞子の表面はこぶ状で大きさが
2.2〜1.6×1.0〜0.8μm位の楕円形であ
り、胞子のう、鞭毛胞子及び菌核等の特殊な器官は観察
されない。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
【0008】
【表2】 3.生育温度(イースト・麦芽寒天培地、14日間培
養) 7℃;生育せず 10℃;生育良好 13℃;生育良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 21℃;生育および気菌糸形成非常に良好 25℃;生育および気菌糸形成非常に良好 29℃;生育および気菌糸形成非常に良好 34℃;生育および気菌糸形成良好 36℃;生育良好、気菌糸形成僅少 42℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陰性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (ISP−1、ISP−6、ISP−7) (6)食塩耐性 食塩含有量7%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。
養) 7℃;生育せず 10℃;生育良好 13℃;生育良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 21℃;生育および気菌糸形成非常に良好 25℃;生育および気菌糸形成非常に良好 29℃;生育および気菌糸形成非常に良好 34℃;生育および気菌糸形成良好 36℃;生育良好、気菌糸形成僅少 42℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陰性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (ISP−1、ISP−6、ISP−7) (6)食塩耐性 食塩含有量7%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。
【0009】 Dーグルコース + ラフィノース + Dーキシロース + Dーマンニトール + Lーアラビノース + イノシトール + Lーラムノース + サリシン + Dーフルクトース + シュクロース + Dーガラクトース + 6.細胞壁組成 LLージアミノピメリン酸とグリシンが検出された。
【0010】以上の菌学的諸性質よりA 45653株
は放線菌ストレプトミセス属に属すると考えられる。し
たがって、A 45653株をストレプトミセス・エス
ピー A 45653(Streptomyces
sp. A 45653)と称することとした。また、
バージーズ・マニュアル・オブ・デターミネイティブ・
バクテリオロジー(Bergey’s Manual
of Determinative Bacterio
logy ),第8版, 1974年及びアプライド・
マイクロバイオロジー(Applied Microb
iology),22巻,1971年などの文献検索の
結果、ストレプトミセス・トルロサス(Strepto
myces torulosus )が近縁の種と推定
された。尚、本菌株は通商産業省工業技術院生命工学工
業技術研究所に寄託されており、受託番号はFERM
P−14937である。本発明で使用する抗腫瘍性物質
BE−45653を生産する微生物の変異株は、例えば
X線若しくは紫外線などの照射処理、例えばナイトロジ
ェンマスタード、アザセリン、亜硝酸、2−アミノプリ
ン若しくは N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソ
グアニジン (NTG) 等の変異誘起剤による処理、
ファージ接触、形質転換、形質導入又は接合などの通常
用いられる菌種変換処理方法によりBE−45653生
産菌を変異させた微生物である。本発明のBE−456
53を製造するにあたり、BE−45653の生産菌株
を栄養源含有培地に接種して好気的に発育させることに
より、BE−45653を含む培養物が得られる。栄養
源としては、放線菌の栄養源として公知のものが使用で
きる。例えば、炭素源としては、市販されているブドウ
糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖蜜又はデキストリンな
どが単独又は混合物として用いられる。窒素源として
は、市販されている大豆粉、コーンステイープリカー、
グルテンミール、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、綿
実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、ミートミール、脱脂
米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機アンモニウム塩又は硝酸ナト
リウムなどが単独又は混合物として用いられる。無機塩
としては、市販されている炭酸カルシウム、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、臭化ナトリウ
ム、ホウ酸ナトリウム又は各種リン酸塩などを使用する
ことができる。その他必要に応じて、鉄、マンガン、亜
鉛、コバルト、モリブデン酸などの重金属塩を微量添加
することもできる。また、発泡の激しい場合には消泡剤
として、例えば大豆油又は亜麻仁油などの植物油、オク
タデカノールなどの高級アルコール類、各種シリコン化
合物などを適宜添加してもよい。これらのもの以外で
も、該生産菌が利用し、BE−45653の生産に役立
つもの例えば3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン
酸又はホウ酸ナトリウムなどであれば、いずれも使用す
ることができる。培養方法としては、一般の微生物代謝
産物の生産方法と同様に行なえばよく、固体培養でも液
体培養でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培
養、振とう培養又は通気培養などのいずれを実施しても
よいが、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が望まし
い。培養温度は10〜36℃が適当であるが、好ましく
は 21〜29℃である。好ましい培地のpHは4〜8
の範囲で、培養時間は 48時間〜168時間、好まし
くは72時間〜120時間である。培養物から目的とす
るBE−45653を採取するには、微生物の生産する
代謝物から採取するのに通常使用される分離手段が適宜
利用することができる。BE−45653は菌体中に存
在するので、菌体より通常の分離手段、例えば溶媒抽出
法、イオン交換樹脂法又は吸着若しくは分配クロマトグ
ラフィー法及びゲル濾過法などを単独又は組み合わせて
行なうことにより精製できる。好ましい分離精製の例と
して次の方法が挙げられる。まず培養液を濾過し、菌体
を得る。得られた菌体をメタノール又はアセトンなどの
有機溶媒を用いて抽出する。得られた粗抽出物につい
て、水ー酢酸エチル系で分配を行ない、酢酸エチル層を
留去後得られる残留物についてシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチルで溶出)などを行なうこ
とにより、BE−45653を粉末又は固体として得る
ことができる。本発明の化合物BE−45653は腫瘍
細胞の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するが、本発明
化合物を抗腫瘍剤として使用する際の投与形態としては
各種の形態を選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、散
剤、顆粒剤又は液剤などの経口剤、又は例えば溶液若し
くは懸濁液などの殺菌した液状の非経口剤が挙げられ
る。固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤
又は粉末の形態として製造することもできるが、適当な
添加物を使用して製造することもできる。そのような添
加物としては、例えば乳糖若しくはブドウ糖などの糖
類、例えばトウモロコシ、小麦若しくは米などのデンプ
ン類、例えばステアリン酸などの脂肪酸、例えばメタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カルシ
ウムなどの無機塩、例えばポリビニルピロリドン若しく
はポリアルキレングリコールなどの合成高分子、例えば
ステアリン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸塩、例えばステアリルアルコール若し
くはベンジルアルコールなどのアルコール類、例えばメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチル
セルロース若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロー
スなどの合成セルロース誘導体、その他、水、ゼラチ
ン、タルク、植物油又はアラビアゴムなど通常用いられ
る添加物が挙げられる。これらの錠剤、カプセル剤、顆
粒剤及び粉末などの固形製剤は一般的には0.1〜10
0重量%、好ましくは5〜100重量%の有効成分を含
む。液状製剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、
ピーナッツ油若しくはゴマ油などの植物由来の油など液
状製剤において通常用いられる適当な添加剤を使用し、
懸濁液、シロップ剤又は注射剤などの形態として製造さ
れる。特に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下
注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射
用蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理
食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液
体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。これらの注
射剤はあらかじめ溶解したもののほか、粉末のままある
いは適当な添加剤を加えたものを用時溶解する形態もと
り得る。これらの注射液は通常、0.1〜10重量%、
好ましくは1〜5重量%の有効成分を含む。また、経口
投与の懸濁剤又はシロップ剤などの液剤は、0.5〜1
0重量%の有効成分を含む。本発明の化合物の実際に好
ましい投与量は、使用される化合物の種類、配合された
組成物の種類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主
及び腫瘍によって変化することに注意すべきである。例
えば、1日あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、
10〜500mgであり、非経口投与、好ましくは静脈
注射の場合、1日あたり、10〜100mgである。な
お、投与回数は投与方法及び症状によって異なるが、1
回ないし5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
は放線菌ストレプトミセス属に属すると考えられる。し
たがって、A 45653株をストレプトミセス・エス
ピー A 45653(Streptomyces
sp. A 45653)と称することとした。また、
バージーズ・マニュアル・オブ・デターミネイティブ・
バクテリオロジー(Bergey’s Manual
of Determinative Bacterio
logy ),第8版, 1974年及びアプライド・
マイクロバイオロジー(Applied Microb
iology),22巻,1971年などの文献検索の
結果、ストレプトミセス・トルロサス(Strepto
myces torulosus )が近縁の種と推定
された。尚、本菌株は通商産業省工業技術院生命工学工
業技術研究所に寄託されており、受託番号はFERM
P−14937である。本発明で使用する抗腫瘍性物質
BE−45653を生産する微生物の変異株は、例えば
X線若しくは紫外線などの照射処理、例えばナイトロジ
ェンマスタード、アザセリン、亜硝酸、2−アミノプリ
ン若しくは N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソ
グアニジン (NTG) 等の変異誘起剤による処理、
ファージ接触、形質転換、形質導入又は接合などの通常
用いられる菌種変換処理方法によりBE−45653生
産菌を変異させた微生物である。本発明のBE−456
53を製造するにあたり、BE−45653の生産菌株
を栄養源含有培地に接種して好気的に発育させることに
より、BE−45653を含む培養物が得られる。栄養
源としては、放線菌の栄養源として公知のものが使用で
きる。例えば、炭素源としては、市販されているブドウ
糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖蜜又はデキストリンな
どが単独又は混合物として用いられる。窒素源として
は、市販されている大豆粉、コーンステイープリカー、
グルテンミール、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、綿
実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、ミートミール、脱脂
米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機アンモニウム塩又は硝酸ナト
リウムなどが単独又は混合物として用いられる。無機塩
としては、市販されている炭酸カルシウム、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、臭化ナトリウ
ム、ホウ酸ナトリウム又は各種リン酸塩などを使用する
ことができる。その他必要に応じて、鉄、マンガン、亜
鉛、コバルト、モリブデン酸などの重金属塩を微量添加
することもできる。また、発泡の激しい場合には消泡剤
として、例えば大豆油又は亜麻仁油などの植物油、オク
タデカノールなどの高級アルコール類、各種シリコン化
合物などを適宜添加してもよい。これらのもの以外で
も、該生産菌が利用し、BE−45653の生産に役立
つもの例えば3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン
酸又はホウ酸ナトリウムなどであれば、いずれも使用す
ることができる。培養方法としては、一般の微生物代謝
産物の生産方法と同様に行なえばよく、固体培養でも液
体培養でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培
養、振とう培養又は通気培養などのいずれを実施しても
よいが、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が望まし
い。培養温度は10〜36℃が適当であるが、好ましく
は 21〜29℃である。好ましい培地のpHは4〜8
の範囲で、培養時間は 48時間〜168時間、好まし
くは72時間〜120時間である。培養物から目的とす
るBE−45653を採取するには、微生物の生産する
代謝物から採取するのに通常使用される分離手段が適宜
利用することができる。BE−45653は菌体中に存
在するので、菌体より通常の分離手段、例えば溶媒抽出
法、イオン交換樹脂法又は吸着若しくは分配クロマトグ
ラフィー法及びゲル濾過法などを単独又は組み合わせて
行なうことにより精製できる。好ましい分離精製の例と
して次の方法が挙げられる。まず培養液を濾過し、菌体
を得る。得られた菌体をメタノール又はアセトンなどの
有機溶媒を用いて抽出する。得られた粗抽出物につい
て、水ー酢酸エチル系で分配を行ない、酢酸エチル層を
留去後得られる残留物についてシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチルで溶出)などを行なうこ
とにより、BE−45653を粉末又は固体として得る
ことができる。本発明の化合物BE−45653は腫瘍
細胞の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するが、本発明
化合物を抗腫瘍剤として使用する際の投与形態としては
各種の形態を選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、散
剤、顆粒剤又は液剤などの経口剤、又は例えば溶液若し
くは懸濁液などの殺菌した液状の非経口剤が挙げられ
る。固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤
又は粉末の形態として製造することもできるが、適当な
添加物を使用して製造することもできる。そのような添
加物としては、例えば乳糖若しくはブドウ糖などの糖
類、例えばトウモロコシ、小麦若しくは米などのデンプ
ン類、例えばステアリン酸などの脂肪酸、例えばメタケ
イ酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カルシ
ウムなどの無機塩、例えばポリビニルピロリドン若しく
はポリアルキレングリコールなどの合成高分子、例えば
ステアリン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸塩、例えばステアリルアルコール若し
くはベンジルアルコールなどのアルコール類、例えばメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチル
セルロース若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロー
スなどの合成セルロース誘導体、その他、水、ゼラチ
ン、タルク、植物油又はアラビアゴムなど通常用いられ
る添加物が挙げられる。これらの錠剤、カプセル剤、顆
粒剤及び粉末などの固形製剤は一般的には0.1〜10
0重量%、好ましくは5〜100重量%の有効成分を含
む。液状製剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、
ピーナッツ油若しくはゴマ油などの植物由来の油など液
状製剤において通常用いられる適当な添加剤を使用し、
懸濁液、シロップ剤又は注射剤などの形態として製造さ
れる。特に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下
注射で投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射
用蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理
食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液
体(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。これらの注
射剤はあらかじめ溶解したもののほか、粉末のままある
いは適当な添加剤を加えたものを用時溶解する形態もと
り得る。これらの注射液は通常、0.1〜10重量%、
好ましくは1〜5重量%の有効成分を含む。また、経口
投与の懸濁剤又はシロップ剤などの液剤は、0.5〜1
0重量%の有効成分を含む。本発明の化合物の実際に好
ましい投与量は、使用される化合物の種類、配合された
組成物の種類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主
及び腫瘍によって変化することに注意すべきである。例
えば、1日あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、
10〜500mgであり、非経口投与、好ましくは静脈
注射の場合、1日あたり、10〜100mgである。な
お、投与回数は投与方法及び症状によって異なるが、1
回ないし5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0011】
【0012】
実施例1:BE−45653の製造法 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A 45653株をグ
ルコース0.1%、デキストリン2.0%、魚粉0.5
%、グルテンミール1.0%、酵母エキス0.1%、塩
化ナトリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.05%、
硫酸亜鉛0.00008%、塩化カルシウム0.05
%、硫酸第一鉄0.0002%、塩化第一銅0.000
04%、塩化マンガン0.00004%、塩化コバルト
0.00004%、ほう酸ナトリウム0.00008
%、モリブデン酸アンモニウム0.00024%、3−
(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸0.5%からな
る培地(pH6.8)100mlを含む500ml容の
三角フラスコ4本に接種し、28℃で72時間、回転振
盪機(毎分180回転)上で培養した。この培養液を2
mlずつ上記の培地を110mlを含む500ml容の
三角フラスコ100本に接種し28℃で96時間、回転
振盪機(毎分180回転)上で培養した。このようにし
て得られた培養液(約10L)から濾過により菌体を分
離し、この菌体にメタノール8Lを加え、数時間攪拌
後、菌体を濾去し、メタノール抽出液を得た。メタノー
ル抽出液のメタノールを減圧下に留去し、残渣に脱イオ
ン水600mlを加え、酢酸エチル3Lを加えて抽出し
た。得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃縮し、残留
物をシリカゲルのクロマト塔(2.4x28cm)にか
け、ヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒(1:1)で溶出
した。溶出した活性画分を減圧下に濃縮乾固し、BE−
45653を含む混合物448mgを得た。次いで、セ
ファデックスLH−20(ファルマシア社製,1.5x
80cm)のクロマトグラフィー用カラムにかけ、メタ
ノールで溶出した。目的の分画を減圧下に濃縮し、さら
にクロマトレックスのODSカラム(Chromato
rex DU0005MT,富士シリシア化学,2.0
x25cm)を用いた高速液体クロマトグラフィーにか
け、75%メタノールで溶出して、BE−45653を
純粋に含む分画を得、この分画を減圧下に濃縮乾固し、
BE−45653の白色粉末を371mg得た。以下に
本発明の化合物の製剤例を示すが、本発明の化合物の製
剤は本製剤例に限定されるものではない。 製剤例1 本物質(BE−45653) 10部 重質酸化マグネシウム 15部 乳糖 75部 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−45653) 45部 澱粉 15部 乳糖 16部 結晶性セルロース 21部 ポリビニルアルコール 3部 蒸留水 30部 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177μmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
ルコース0.1%、デキストリン2.0%、魚粉0.5
%、グルテンミール1.0%、酵母エキス0.1%、塩
化ナトリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.05%、
硫酸亜鉛0.00008%、塩化カルシウム0.05
%、硫酸第一鉄0.0002%、塩化第一銅0.000
04%、塩化マンガン0.00004%、塩化コバルト
0.00004%、ほう酸ナトリウム0.00008
%、モリブデン酸アンモニウム0.00024%、3−
(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸0.5%からな
る培地(pH6.8)100mlを含む500ml容の
三角フラスコ4本に接種し、28℃で72時間、回転振
盪機(毎分180回転)上で培養した。この培養液を2
mlずつ上記の培地を110mlを含む500ml容の
三角フラスコ100本に接種し28℃で96時間、回転
振盪機(毎分180回転)上で培養した。このようにし
て得られた培養液(約10L)から濾過により菌体を分
離し、この菌体にメタノール8Lを加え、数時間攪拌
後、菌体を濾去し、メタノール抽出液を得た。メタノー
ル抽出液のメタノールを減圧下に留去し、残渣に脱イオ
ン水600mlを加え、酢酸エチル3Lを加えて抽出し
た。得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃縮し、残留
物をシリカゲルのクロマト塔(2.4x28cm)にか
け、ヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒(1:1)で溶出
した。溶出した活性画分を減圧下に濃縮乾固し、BE−
45653を含む混合物448mgを得た。次いで、セ
ファデックスLH−20(ファルマシア社製,1.5x
80cm)のクロマトグラフィー用カラムにかけ、メタ
ノールで溶出した。目的の分画を減圧下に濃縮し、さら
にクロマトレックスのODSカラム(Chromato
rex DU0005MT,富士シリシア化学,2.0
x25cm)を用いた高速液体クロマトグラフィーにか
け、75%メタノールで溶出して、BE−45653を
純粋に含む分画を得、この分画を減圧下に濃縮乾固し、
BE−45653の白色粉末を371mg得た。以下に
本発明の化合物の製剤例を示すが、本発明の化合物の製
剤は本製剤例に限定されるものではない。 製剤例1 本物質(BE−45653) 10部 重質酸化マグネシウム 15部 乳糖 75部 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−45653) 45部 澱粉 15部 乳糖 16部 結晶性セルロース 21部 ポリビニルアルコール 3部 蒸留水 30部 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177μmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
【0013】
【発明の効果】本発明に記載するBE−45653は、
マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効果を
示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効果を
示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 小尻 勝久 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 須田 寛之 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】式: 【化1】 で表される化合物。
- 【請求項2】ストレプトミセス(Streptomyc
es)属に属し、請求項1に記載の式[1]で表される
化合物を産生する能力を有する微生物又はその変異株を
培養し、式[1]で表される化合物を採取することを特
徴とする、式[1]で表される化合物の製造法。 - 【請求項3】微生物又はその変異株が、ストレプトミセ
ス・エスピー(Streptomyces sp.)で
ある請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】請求項1に記載の式[1]で表される化合
物を有効成分とすることを特徴とする抗腫瘍剤。 - 【請求項5】請求項1に記載の式[1]で表される化合
物を産生する能力を有するストレプトミセス(Stre
ptomyces)属に属する微生物又はその変異株。 - 【請求項6】微生物が、ストレプトミセス・エスピー
A45653(Streptomyces sp. A
45653)である請求項5記載の微生物又はその変異
株。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7269199A JPH0987285A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 抗腫瘍性物質be−45653 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7269199A JPH0987285A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 抗腫瘍性物質be−45653 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0987285A true JPH0987285A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17469060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7269199A Pending JPH0987285A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 抗腫瘍性物質be−45653 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0987285A (ja) |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP7269199A patent/JPH0987285A/ja active Pending
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