JPH10169503A - エンジンのシリンダブロック - Google Patents

エンジンのシリンダブロック

Info

Publication number
JPH10169503A
JPH10169503A JP32556396A JP32556396A JPH10169503A JP H10169503 A JPH10169503 A JP H10169503A JP 32556396 A JP32556396 A JP 32556396A JP 32556396 A JP32556396 A JP 32556396A JP H10169503 A JPH10169503 A JP H10169503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
engine
cylinder block
cylinder
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32556396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nakayama
正大 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP32556396A priority Critical patent/JPH10169503A/ja
Publication of JPH10169503A publication Critical patent/JPH10169503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases
    • F02F7/0002Cylinder arrangements
    • F02F7/0007Crankcases of engines with cylinders in line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2251/00Material properties
    • F05C2251/04Thermal properties
    • F05C2251/042Expansivity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダブロックの仕様変更を安価且つ短期間
で効率良く行い、また、軽量且つ安価でピストン部のク
リアランスの精度も良いエンジンのシリンダブロックを
提供する。 【解決手段】ウォータジャケット7aをライナ6の外周
に備えたライナケース3をクランクケース4のシリンダ
部分に装着する。ライナケース3の材質は安価且つ熱膨
張係数が小さい材質を用いて形成し、クランクケース4
の材質は軽量な材質を用いて形成する。シリンダブロッ
ク2の仕様変更の際は、ライナケース3とクランクケー
ス4とのうち変更箇所の属するどちらか一方の変更を行
う。エンジン組立てはシリンダヘッド5、ライナケース
3、クランクケース4を共締によって一度に組み立て
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、分割形成したエンジン
のシリンダブロックの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのシリンダブロックの構成につ
いては、一般に鉄系合金またはアルミニウム合金を用い
た一体鋳造品が採用されてきた。鉄系合金製の一体鋳造
によるエンジンのシリンダブロックは軽量化が困難であ
り、一方アルミニュウム合金製の一体鋳造によるエンジ
ンのシリンダブロックは軽量化は図れるものの、鉄系合
金と比較すると高価であるうえ、熱膨張係数が大きく、
特に、ピストン部クリアランスの精度を得ることが鉄系
合金製のものに比べ困難である。なお、上記アルミニュ
ウム合金製のシリンダブロックにおいて、特殊な、熱膨
張係数の小さいアルミニュウム合金を用いて一体鋳造を
行うこともあるが、この熱膨張係数の小さいアルミニュ
ウム合金は一般のアルミニュウム合金と比較すると高価
で、コスト面でより不利である。
【0003】このように、鉄系合金製またはアルミニュ
ウム合金製の一体鋳造によるエンジンのシリンダブロッ
クは、それぞれが一長一短の特徴を有し、そのため軽量
且つ安価でピストン部のクリアランスの精度が良いエン
ジンのシリンダブロックを製造することは困難であっ
た。
【0004】また、上記一体鋳造品において、シリンダ
部分のボア径やストローク長、シリンダ部分のウォータ
ジャケット等の仕様変更を行う際は、シリンダブロック
全体を作り直さなければならず、ひいては鋳型全体を作
り直すこととなり、仕様変更を行う際の鋳型の製造コス
ト、製造期間等にかなりのものを必要とし、効率が悪
い。
【0005】ところで、上記アルミニュウム合金製のシ
リンダブロックでは、これまで、ピストン部のクリアラ
ンスの精度の問題を解決するために、熱膨張係数が小さ
い別材料(例えば鉄系合金)のライナを鋳込む等の対策
がとられてきた。アルミニュウム合金製のシリンダブロ
ックにライナを鋳込むことにより、軽量でピストン部の
クリアランスの精度の良いシリンダブロックを製作する
ことができる。しかし、このライナを鋳込んだシリンダ
ブロックにおいても、依然シリンダ部分のボア径やスト
ローク長、シリンダ部分のウォータジャケット等の仕様
変更を行う際のコスト、製作期間等の効率の悪さの問題
の解決は困難である。しかも、ライナを鋳込んだ分、複
数気筒のエンジンでは各シリンダの軸間距離が大きくな
るという問題が生じてしまう。
【0006】近年、複数気筒のエンジンにおいて、各気
筒の各ライナ(例えば4気筒エンジンであれば4本のラ
イナ)を予め連結して一体に形成したスリーブ・ライナ
を用いたシリンダブロックが実用化されている。この技
術によれば、ライナを用いることにより生じる、シリン
ダの軸間距離が大きくなるという問題点は解決できる
が、この技術においても、依然シリンダ部分のボア径や
ストローク長、シリンダ部分周囲のウォータジャケット
等の仕様変更を行う際のコスト、製作期間等の効率の悪
さの問題の解決は困難である。
【0007】また、特開昭55−29022号公報で
は、シリンダ部とクランク軸受部とを一体的に鋳造成形
した内側部材と、アルミ合金等で形成した外側部材とを
ボルト結着等で一体化し、これら内側部材と外側部材と
にそれぞれ形成された凹部によってウォータジャケット
を形成するシリンダブロックの技術が開示されている。
この技術では、内側部材と外側部材とで異なる材料を用
いてピストン部のクリアランスを保ちつつ軽量化を図る
ことができる。また、シリンダ部分のボア径やストロー
ク長等の仕様変更を行うときは内側部材を変更するだけ
で良い。しかしながら上記内側部材はシリンダ部分から
クランク軸受部までの広範囲が一体化されており、(上
述の各一体鋳造品のシリンダブロックと比較すれば多少
は改善されるものの)効率が良いとはいえない。また、
ウォータジャケットは内側部材と外側部材とを嵌合する
ことにより形成されるので、ウォータジャケットの仕様
変更時は外側部材と内側部材の全ての部品を変更しなけ
ればならず効率良く仕様変更を行うことは困難である。
さらに、このウォータジャケットは、内側部材と外側部
材とを一体化する際に水密性を保つことが難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、軽量且つ
安価で、ピストン部のクリアランスの精度が良く、しか
も仕様変更時のコスト、期間において効率がよいエンジ
ンのシリンダブロックを実現するために、様々な改良が
行われてきた。
【0009】しかし、上述のどの従来技術においても、
ピストン部のボア径やストローク長、ウォータジャケッ
ト等の仕様変更を安価且つ短期間で効率良く行うことは
困難である。また、上述のように、アルミニュウム合金
製のシリンダブロックにライナを鋳込む技術では、複数
気筒のエンジンにおいてはシリンダの軸間距離が大きく
なるという新たな問題が生じ、また、特開昭55−29
022号公報の技術においても、ウォータジャケットの
水密性を保ち一体化することが困難になるといった新た
な問題が生じる。更に、上述のどの技術においても、ピ
ストン部のボア径やストローク長、ウォータジャケット
等の仕様変更を安価且つ短期間で効率良く行うことは困
難である。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、複数気筒のエンジンでのピストン間距離の問題や、
水密性の問題等が生じることなく、軽量且つ安価で、ピ
ストン部のクリアランスの精度が良く、しかも仕様変更
を安価且つ短期間で効率良く行えるエンジンのシリンダ
ブロックを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明によるエンジンのシリンダブ
ロックは、ウォータジャケットをライナの外周に備えた
ライナケースを、クランクケースのシリンダ部分に装着
するものである。上記ライナケースと上記クランクケー
スは、それぞれ適正な材料を用いることで、軽量且つ安
価でピストン部のクリアランスの精度が良いエンジンの
シリンダブロックを実現でき、更に、シリンダブロック
の仕様変更は、上記ライナケースと上記クランクケース
のうち、変更箇所が属する一方だけを変更することで安
価且つ短期間で効率良く行える。また、ウォータジャケ
ットは上記ライナケースだけに作られているので水密性
を損なうことはない。
【0012】請求項2記載の本発明によるエンジンのシ
リンダブロックは、複数のライナを連設し、且つウォー
タジャケットを備えたライナケースを、クランクケース
のシリンダ部分に装着するものである。上記ライナケー
スと上記クランクケースは、それぞれ適正な材料を用い
ることで、軽量且つ安価でピストン部のクリアランスの
精度が良いエンジンのシリンダブロックを実現でき、更
に、シリンダブロックの仕様変更は、上記ライナケース
と上記クランクケースのうち、変更箇所が属する一方だ
けを変更することで安価且つ短期間で効率良く行える。
しかも、複数のライナは予め連結した構造であるため、
シリンダの軸間距離が大きくなることはない。また、ウ
ォータジャケットは上記ライナケースだけに作られてい
るので水密性を損なうことはない。
【0013】請求項3記載の本発明によるエンジンのシ
リンダブロックは、請求項1、請求項2記載のエンジン
のシリンダブロックにおいて、上記ライナケースはシリ
ンダヘッドと共に上記クランクケースに装着するもので
ある。請求項1、請求項2記載のエンジンのシリンダブ
ロックにおいて、組立時には、上記クランクケース、上
記ライナケース、シリンダヘッドを共締することによ
り、作業工程の増加を最小限に抑えることができる。
【0014】請求項4記載の本発明によるエンジンのシ
リンダブロックは、請求項1、請求項2、請求項3のい
ずれか一に記載のエンジンのシリンダブロックにおい
て、上記ライナケースの材質は、上記クランクケースの
材質よりも熱膨張係数が小さい材質とするものである。
請求項1、請求項2、請求項3のいずれか一に記載のエ
ンジンのシリンダブロックにおいて、上記ライナケース
の材質は、上記クランクケースよりも熱膨張係数の小さ
いものを用いることにより確実にピストン部のクリアラ
ンスの精度を保つことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照してこの発明を具
体的に説明する。図1〜図5は本発明の実施の形態に係
り、図1はエンジンの要部断面図、図2はエンジンのシ
リンダブロックのライナケースとクランクケースとを分
割して示す斜視図、図3はエンジンのシリンダブロック
の全体斜視図、図4はライナケースを斜下方向から見た
一部断面図、図5はクランクケースとライナケースとの
接合部の拡大断面図である。
【0016】これらの図において、符号1は4気筒のエ
ンジンを示し、符号2はこのエンジン1のシリンダブロ
ック、符号5は上記エンジン1のシリンダヘッドを示
す。
【0017】上記エンジン1のシリンダブロック2は、
熱膨張係数の小さい鉄系合金を用いて一体鋳造されたラ
イナケース3と、軽量なアルミニュウム合金を用いて一
体鋳造されたクランクケース4とで主要に構成されてい
る。尚、本発明の実施の形態においては、ライナケース
3の材質の方が上記クランクケース4の材質よりも熱膨
張係数の小さいものを用いている。
【0018】上記ライナケース3には、4本のライナ6
が連結されて一体構造に形成されており、このライナ6
の外側部にはこのライナ6を冷却するためのウォータジ
ャケット7aが設けられている。
【0019】尚、上記ウォータジャケット7aは、上記
ライナケース3の上面のシリンダヘッド5側で開口して
おり、上記ウォータジャケット7aは砂中子を用いずに
形成されるようになっている。
【0020】上記ライナケース3の上記シリンダヘッド
5側上縁には、上記クランクケース4と上記シリンダヘ
ッド5とで挟持されるフランジ部8が形成されており、
このフランジ部8にはボルト貫通孔9aが適宜穿設され
ている。
【0021】また、上記フランジ部8の上記シリンダヘ
ッド5側の面には、上記ライナケース3と上記シリンダ
ヘッド5との位置決めのための係合突起10が上記フラ
ンジ部の四隅の内の一つの隅とその対角線上のもう一つ
の隅とに対設されている。
【0022】更に、上記フランジ部8の上記クランクケ
ース4側の面上であって、上記ボルト貫通孔9aよりも
内側で、上記ウォータジャケット7aを形成する外壁か
ら所定間隔隔てた周囲には、V字溝12aが刻設されて
いる。
【0023】上記クランクケース4は、そのシリンダ部
分にライナケース支持部16が形成され、このライナケ
ース支持部16の上記ライナケース3側には、ライナケ
ース受け口17が開口されており、上記ライナケース3
と上記ライナケース受け口17とはインロー結合によっ
て嵌合自在な形状に形成されている。
【0024】また、このライナケース受け口17を形成
するライナケース支持部16のライナケース3側の肉厚
部分で上記V字溝12aに対応する部位には、V字溝1
2bが刻設されており、このV字溝12bの形状は上記
V字溝12aを略上下反転させた形状となっている。
【0025】更に、上記ライナケース受け口17の肉厚
部分で上記ボルト貫通孔9aに対応する場所には、ボル
ト穴9bが螺設されている。
【0026】上記シリンダヘッド5には、上記ライナケ
ース3の上記ボルト貫通孔9aに対応するボルト貫通孔
9cが穿設されている。
【0027】また、上記シリンダヘッド5の内部にはウ
ォータジャケット7bが形成されている。このウォータ
ジャケット7bは、上記シリンダヘッド5のライナケー
ス側で開口されており、上記ライナケース3の上記ウォ
ータジャケット7aに連通されている。
【0028】上記シリンダヘッド5の下面には、上記ラ
イナケース3の上記係合突起10に対応する、図示しな
い係合穴が穿設されている。
【0029】尚、図1において、符号19は上記シリン
ダヘッド5、上記ライナケース3、上記クランクケース
4を共締するボルト、符号20は上記シリンダヘッド5
と上記ライナケース3との間に用いるガスケットであ
り、図5において、符号21は上記ライナケース3と上
記クランクケース4との気密を保つためのOリングであ
る。
【0030】次に、上記ライナケース3、上記クランク
ケース4、上記シリンダヘッド5の組立方法についての
一例を以下に説明する。
【0031】先ず、上記クランクケース4のライナケー
ス受け口17と上記ライナケース3とをインロー結合す
る。このとき、上記ライナケース3のV字溝12aと上
記クランクケース4の上記V字溝12bとの間に上記O
リング21を挟み込み上記ライナケース3と上記クラン
クケース4との接合部分の気密を保つ。尚、上記Oリン
グ21のかわりに液状ガスケットを用いてもよい。
【0032】次に、上記シリンダヘッド5を上記ガスケ
ット20を介して上記ライナケース3に接続する。ここ
で、上記シリンダヘッド5と上記ライナケース3との位
置決めは、上記シリンダヘッド5の係合穴に上記ライナ
ケース3の係合突起10を嵌入することにより行う。
【0033】この後、上記ボルト貫通孔9c、上記ボル
ト貫通孔9a、上記ボルト穴9bに、ボルト19を通
し、上記シリンダヘッド5、上記ガスケット20、上記
ライナケース3、上記クランクケース4を共締めする。
【0034】尚、上記ライナケース3、上記クランクケ
ース4、上記シリンダヘッド5の組立方法は、上記組立
方法に限らず、工場のライン等によっては他の順序で組
み立ててもよい。
【0035】従来の一体鋳造によって製造されるエンジ
ンのシリンダブロックは、ライナ部のボア径の変更やス
トローク長の変更、ウォータジャケットの変更、クラン
ク室の変更等、仕様変更を行う必要が生じた場合、その
変更箇所がたとえ微小なものであっても、シリンダブロ
ックの鋳型全体を作り直さなければならなかった。しか
し、鋳型は非常に高価であり、その高価な鋳型全体を作
り直すことはコスト面において非常に効率が悪い。それ
ばかりではなく、長期の製作期間をも必要とし、製作期
間の面においても効率が悪い。
【0036】これに対し、本発明の実施の形態による上
記エンジンのシリンダブロック2は、上記ライナ6の仕
様変更、上記ウォータジャケット7aの変更、上記クラ
ンク室15の変更等を行う際、上記ライナケース3或は
上記クランクケース4のうち、その変更箇所が属するど
ちらか一方だけを作り直せばよいため、高価な鋳型全体
を作り直す必要はなく、製作コスト、製作期間の両方に
おいて効率が良い。
【0037】そのため、上記ライナ6の仕様変更を行っ
たり、上記ウォータジャケット7aの形状を各シリンダ
に応じて変更して上記エンジン1の稼動時のフリクショ
ン低減を図ったり等の変更が、安価で、かつ、短期間に
効率良く行える。
【0038】上記エンジンのシリンダブロック2は、上
記ライナケース3には熱膨張係数が小さい鉄系合金を用
いることでピストン部のクリアランスの精度を良くで
き、クランクケース4には軽量なアルミニュウム合金を
用いることで軽量化を図ることができる。
【0039】上記エンジンのシリンダブロック2の、更
なる軽量化を図る場合は、ライナケース3に熱膨張係数
の小さいアルミニュウム合金を用いることによってピス
トン部のクリアランスの精度を損なうことなくエンジン
のシリンダブロックの軽量化を図ることが可能である。
尚、熱膨張係数の小さいアルミニュウム合金は非常に高
価なものであるが、ライナケース3のみの使用とするこ
とでコスト低減も図れる。
【0040】上記エンジンのシリンダブロック2は、分
割形成したことによって多少の部品点数の増加はあるも
のの、エンジン組立時には上記クランクケース4、上記
ライナケース3、上記シリンダヘッド5を同一のボルト
19で共締することによって、作業工程の複雑化を最小
限に抑えることができる。
【0041】また、上記ライナケース3と上記クランク
ケース4との接合面の気密を保つために用いる部材は、
これらの接合面が上記ウォータジャケット7aよりも外
側にあり、接合面は上記ウォータジャケット7aによっ
て冷却されるため、上記ライナケース3と上記シリンダ
ヘッド5との間に用いる、上記ガスケット20のような
耐熱性の高い高価な材料を用いる必要はなく、上記Oリ
ング21或は液状ガスケット程度のもので十分である。
そのため、上記エンジンのシリンダブロック2を分割形
成したために新たに必要となる上記気密部材によるコス
トの大幅アップはない。
【0042】上記ライナケース3の4本の各ライナ6は
連結されて一体構造となっているため、各シリンダの軸
間距離が大きくなることはない。
【0043】ライナ外側の壁面は、一体鋳造によるエン
ジンのシリンダブロックにおいては一般的にシリンダブ
ロック内部のウォータジャケットによって仕切られた二
重壁構造であったが、本発明の実施の形態による上記エ
ンジンのシリンダブロック2においては、上記ライナケ
ース3がウォータジャケット7aによって仕切られた二
重壁と、上記クランクケース4のライナケース支持部1
6とで形成される都合三重壁構造となっているため、エ
ンジン稼動時におけるシリンダからの直接の振動の伝達
を小さくすることができる。
【0044】更に、本発明の実施の形態による上記エン
ジンのシリンダブロック2のライナ6の下端は、振動の
放射源である上記クランクケース4とは接していないの
で上記クランクケース4からの振動の放射も小さくする
ことができる。
【0045】尚、本発明の実施の形態では、4気筒エン
ジンを例に説明したが、単気筒、2気筒、3気筒、5気
筒以上のエンジンにも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数気筒のエンジンでのシリンダの軸間距離の問題や、水
密性の問題等が生じることなく、軽量且つ安価で、ピス
トン部のクリアランスの精度も良く、さらに、仕様変更
を安価且つ短期間で効率良く行えるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの要部断面図
【図2】エンジンのシリンダブロックのライナケースと
クランクケースとを分割して示す斜視図
【図3】エンジンのシリンダブロックの全体斜視図
【図4】ライナケースを斜下方向から見た一部断面斜視
【図5】クランクケースとライナケースとの接合部の拡
大断面図
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダブロック 3 ライナケース 4 クランクケース 5 シリンダヘッド 6 ライナ 7a ウォータジャケット 16 ライナケース支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォータジャケットをライナの外周に備え
    たライナケースを、クランクケースのシリンダ部分に装
    着したことを特徴とするエンジンのシリンダブロック。
  2. 【請求項2】複数のライナを連設し、且つウォータジャ
    ケットを備えたライナケースを、クランクケースのシリ
    ンダ部分に装着したことを特徴とするエンジンのシリン
    ダブロック。
  3. 【請求項3】上記ライナケースはシリンダヘッドと共に
    上記クランクケースに装着することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のエンジンのシリンダブロック。
  4. 【請求項4】上記ライナケースの材質は、上記クランク
    ケースの材質よりも熱膨張係数が小さい材質であること
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3のいず
    れか一に記載のエンジンのシリンダブロック。
JP32556396A 1996-12-05 1996-12-05 エンジンのシリンダブロック Pending JPH10169503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32556396A JPH10169503A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 エンジンのシリンダブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32556396A JPH10169503A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 エンジンのシリンダブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10169503A true JPH10169503A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18178298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32556396A Pending JPH10169503A (ja) 1996-12-05 1996-12-05 エンジンのシリンダブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10169503A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005042957A1 (en) * 2003-10-31 2005-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Water-cooled engine and cylinder block thereof
WO2005068814A1 (en) * 2004-01-13 2005-07-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cylinder block
FR2941506A1 (fr) * 2009-01-28 2010-07-30 Peugeot Citroen Automobiles Sa Methode de positionnement de pieces mecaniques
WO2012066041A1 (en) * 2010-11-16 2012-05-24 Jaguar Cars Ltd Composite cylinder block of an i.c. engine
AT513153B1 (de) * 2012-09-25 2014-02-15 Avl List Gmbh Brennkraftmaschine mit einem für mehrere Zylinder gemeinsam ausgebildeten Zylinderkopf
JP2018510993A (ja) * 2015-03-18 2018-04-19 フェデラル−モーグル・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーFederal−Mogul Llc 二重壁の自己内蔵型ライナ
JP2019007491A (ja) * 2016-07-19 2019-01-17 Tpr株式会社 内燃機関の製造方法および内燃機関
DE102018122322A1 (de) * 2018-09-13 2020-03-19 Man Energy Solutions Se Zylinderlaufbuchse und Brennkraftmaschine

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005042957A1 (en) * 2003-10-31 2005-05-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Water-cooled engine and cylinder block thereof
WO2005068814A1 (en) * 2004-01-13 2005-07-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cylinder block
FR2941506A1 (fr) * 2009-01-28 2010-07-30 Peugeot Citroen Automobiles Sa Methode de positionnement de pieces mecaniques
WO2010086517A1 (fr) * 2009-01-28 2010-08-05 Peugeot Citroën Automobiles SA Methode de positionnement de pieces mecaniques
WO2012066041A1 (en) * 2010-11-16 2012-05-24 Jaguar Cars Ltd Composite cylinder block of an i.c. engine
US9932931B2 (en) 2010-11-16 2018-04-03 Jaguar Land Rover Limited Composite cylinder block of an I.C. engine
AT513153B1 (de) * 2012-09-25 2014-02-15 Avl List Gmbh Brennkraftmaschine mit einem für mehrere Zylinder gemeinsam ausgebildeten Zylinderkopf
AT513153A4 (de) * 2012-09-25 2014-02-15 Avl List Gmbh Brennkraftmaschine mit einem für mehrere Zylinder gemeinsam ausgebildeten Zylinderkopf
JP2018510993A (ja) * 2015-03-18 2018-04-19 フェデラル−モーグル・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーFederal−Mogul Llc 二重壁の自己内蔵型ライナ
JP2019007491A (ja) * 2016-07-19 2019-01-17 Tpr株式会社 内燃機関の製造方法および内燃機関
US10837399B2 (en) 2016-07-19 2020-11-17 Tpr Co., Ltd. Method of manufacturing internal combustion engine, internal combustion engine, and connected cylinder
DE102018122322A1 (de) * 2018-09-13 2020-03-19 Man Energy Solutions Se Zylinderlaufbuchse und Brennkraftmaschine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7472673B2 (en) Cylinder sleeve support for an internal combustion engine
KR890001732B1 (ko) 다기통 내연기관의 크랭크축 지지장치
US5873577A (en) Metal laminate gasket with partial bead section
US20060249116A1 (en) Cylinder sleeve support for an internal combustion engine
JPH10169503A (ja) エンジンのシリンダブロック
JPH0968097A (ja) 多気筒エンジンの冷却部シール構造
US4630579A (en) Internal combustion engine
US20020015650A1 (en) Trochoidal design rotary piston engine and method of making same
JPH0821299A (ja) 内燃機関のシリンダブロック
JPH05187309A (ja) 内燃機関のシリンダ構造
JPS6224772Y2 (ja)
US5933950A (en) Method of fastening intake manifold in internal combustion engine having two cylinder banks
JPH08303295A (ja) エンジンのシリンダブロック
JP4285203B2 (ja) シリンダブロック
JPH0115878Y2 (ja)
JPS61136014A (ja) 多気筒内燃機関のクランク軸支持装置
JPH0310415Y2 (ja)
JPH0526105A (ja) 水冷式内燃機関
JPH11200942A (ja) 往復ピストン型エンジン
JPS5810138A (ja) 車両用エンジンのシリンダブロツク
KR100482880B1 (ko) 실린더블럭의 결합구조
JPH0526100A (ja) 水冷式内燃機関
JPH1047055A (ja) ウェットライナー式多気筒エンジン
JPS5924846Y2 (ja) 内燃機関のシリンダブロツク
JPS6350437Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Effective date: 20060320

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530