JPH10190363A - 帰還増幅回路 - Google Patents

帰還増幅回路

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JPH10190363A
JPH10190363A JP20493597A JP20493597A JPH10190363A JP H10190363 A JPH10190363 A JP H10190363A JP 20493597 A JP20493597 A JP 20493597A JP 20493597 A JP20493597 A JP 20493597A JP H10190363 A JPH10190363 A JP H10190363A
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光輝 畑谷
Yuji Takada
裕司 高田
Shinji Sakamoto
慎司 坂本
Toshio Fujimura
俊夫 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不安定な状態から安定かつ正常動作可能な状
態に復帰するまでの時間を短縮することのできる帰還増
幅回路を提供する。 【解決手段】 増幅回路1に、増幅回路1の出力の一部
を入力側にフィードバックする帰還回路2を接続し、帰
還回路2と直列に、帰還回路2の動作を安定させる高抵
抗素子3を接続する。そして、高抵抗素子3と並列に、
高抵抗素子3に電流が流れるか否かを制御するスイッチ
回路4を接続し、スイッチ回路4の動作を制御する制御
回路5をスイッチ回路4に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高抵抗素子を含む
帰還増幅回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高抵抗素子を含む帰還増幅回路を
図11に示す。1は増幅回路である。2は帰還回路であ
り、増幅回路1の出力の一部を入力側にフィードバック
する。つまり、増幅回路1の入力端子部分は帰還回路2
を介して充電されることになる。3は高抵抗素子であ
り、帰還回路1と直列に接続され、帰還回路1の動作を
安定させるためのものである。
【0003】上記回路構成において、特に入力信号が微
少な場合、回路内部に発生するノイズを小さくする必要
があるが、高抵抗素子3により発生するノイズはその抵
抗値に反比例するので、低ノイズ回路を実現するために
はこの抵抗値をかなり高いものにしなけれぱならない。
【0004】図12は、上図の概略基本回路図である。
増幅回路1は、オペアンプOP1,帰還容量Cf及び基
準電位Vrとで構成され、帰還回路2は、オペアンプO
P2,容量C1,基準電位Vr及び抵抗R1とで構成され
ている。
【0005】オペアンプOP1の出力の一部がオペアン
プOP2の正端子に入力され、オペアンプOP2の出力
が高抵抗素子Riを介してオペアンプOP1の負端子に
入力される。オペアンプOP1の正端子は基準電位Vr
を介してグランドに接続され、オペアンプOP2の負端
子は、抵抗R1及び基準電位Vrを介してグランドに接続
され、オペアンプOP2の負端子と出力側とは容量C1
を介して接続されている。
【0006】また、入力端子とグランドとは、容量Cs
の焦電素子6を介して接続されている。
【0007】この回路は、焦電素子6からの入力電流信
号を出力電圧に変換する、電流―電圧変換回路として働
くが、この時の変換インピーダンスZ(s)は、
【0008】
【数1】
【0009】と表される。ここで、
【0010】
【数2】
【0011】とおくと、上式は
【0012】
【数3】
【0013】のように書き換えられる。このように、こ
の電流―電圧変換回路の変換インピーダンスは、バンド
パスフィルタの周波数特性を持っている。ここで、ω0
は中心周波数で、Qは一般に選択度と呼ばれるものであ
る。
【0014】また、焦電素子6からの入力信号は微小で
あるため、この回路は低雑音であることが要求される
が、この回路において支配的であるノイズ成分の一つと
して抵抗Ri(高抵抗素子3)による熱雑音があり、こ
れを抑えるためにRiの抵抗値は1T(テラ)Ω程度以
上の高抵抗になっている。
【0015】次に、この帰還増幅回路に電源が投入され
た場合の動作について図12に基づいて説明する。帰還
増幅回路に電源が投入されると、入力端子は基準電圧V
rと等しくなろうとするが、焦電素子6は等価的には容
量であり、その出力インピーダンスは非常に高い。
【0016】従って、入力端子を充電する経路は、帰還
回路2を経て高抵抗素子3からの経路のみとなる。しか
し、高抵抗素子3も上述の理由により高抵抗になってい
るため、充電に長い時間を必要とすることになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述のような構成の帰
還増幅回路では、低ノイズ回路を実現するために抵抗値
の高い高抵抗素子3を用いると、入力端子部分の充電ス
ピードが遅くなり、そのため、電源投入時等のように回
路が安定していない状態から正常動作可能な安定した状
態になるまでにかなり長い時間を必要とするという間題
があった。
【0018】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、不安定な状態から安
定かつ正常動作可能な状態に復帰するまでの時間を短縮
することのできる帰還増幅回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
増幅回路と、該増幅回路の出力の一部を入力側にフィー
ドバックするための帰還回路と、該帰還回路と直列に接
続され該帰還回路の動作を安定させる高抵抗素子とから
なる帰還増幅回路において、前記高抵抗素子と並列に接
続され前記高抵抗素子に電流を流すか否かを制御するス
イッチ回路と、該スイッチ回路の動作を制御する制御回
路とを付加するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の帰
還増幅回路において、前記スイッチ回路と直列に緩衝用
抵抗素子を付加するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の帰還増幅回路において、前記制御回路をコ
ンデンサと該コンデンサを充電する充電用抵抗素子との
直列回路で構成し、該直列回路を電源とグランドとの間
に接続し、前記充電用抵抗素子と前記コンデンサとの接
続点の電位に基づき前記スイッチ回路を制御するように
したことを特徴とするものである。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の帰
還増幅回路において、前記充電用抵抗素子として、前記
高抵抗素子と同じ特性を有する素子を用いたことを特徴
とするものである。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項3または請
求項4記載の帰還増幅回路において、前記制御回路にバ
ッファ回路を付加し、前記接続点と前記スイッチ回路と
を前記パッファ回路を介して接続するようにしたことを
特徴とするものである。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項5記載の帰
還増幅回路において、前記バッファ回路を第1のインバ
ータと第2のインバータとを直列に接続することにより
構成し、前記第1のインバータの閾値を高くし、前記第
2のインバータの閾値を低くするようにしたことを特徴
とするものである。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6記載の帰還増幅回路において、前記バッファ回路
を第1のインバータと第2のインバータとを直列に接続
することにより構成し、前記第1のインバータにヒステ
リシス特性を持たせるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項5乃至請求
項7記載の帰還増幅回路において、前記高抵抗素子と前
記スイッチ回路との組を前記帰還回路と直列に複数組接
続し、前記スイッチ回路と前記接続点との間にそれぞれ
異なる数の前記バッファ回路を介在させるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の帰還増幅回路において、前記制御回路をプ
ログラム可能なデジタル回路により構成するようにした
ことを特徴とするものである。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
帰還増幅回路において、前記高抵抗素子と前記スイッチ
回路との組を前記帰還回路と直列に複数組接続し、それ
ぞれの前記スイッチ回路を前記デジタル回路により制御
するようにしたことを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。
【0030】=実施形態1= 図1は、本発明の一実施形態に係る帰還増幅回路を示す
概略構成図である。1は増幅回路である。2は帰還回路
であり、増幅回路1の出力の一部を入力側にフィードバ
ックする。3は高抵抗素子であり、帰還回路2と直列に
接続され、帰還回路2の動作を安定させるためのもので
ある。4はスイッチ回路であり、高抵抗素子3と並列に
接続され、高抵抗素子3に電流が流れるか否かを制御す
るものである。つまり、スイッチ回路4がオンしている
ときは高抵抗素子3に電流が流れなくなり、スイッチ回
路4がオフしているときは高抵抗素子3に電流が流れる
ような制御を行うのである。5は制御回路であり、スイ
ッチ回路4のオン/オフ制御を行うものである。
【0031】図2は、上図の概略基本回路図である。増
幅回路1は、オペアンプOP1,帰還容量Cf及び基準
電位Vrとで構成され、帰還回路2は、オペアンプOP
2,容量C1,基準電位Vr及び抵抗R1とで構成されて
いる。
【0032】オペアンプOP1の出力の一部がオペアン
プOP2の正端子に入力され、オペアンプOP2の出力
が高抵抗素子3を介してオペアンプOP1の負端子に入
力される。オペアンプOP1の正端子は基準電位Vrを
介してグランドに接続され、オペアンプOP2の負端子
は、抵抗R1及び基準電位Vrを介してグランドに接続さ
れ、オペアンプOP2の負端子と出力側とは容量C1を
介して接続されている。
【0033】また、入力端子とグランドとは、容量Cs
の焦電素子6を介して接続されている。
【0034】次に、本実施形態の動作について説明す
る。帰還増幅回路の電源投入時や回路にノイズが印加さ
れた時等のように回路動作が不安定である場合に、制御
回路5によりスイッチ回路4をオンし、高抵抗素子3に
流れる電流をスイッチ回路4にバイパスさせる。スイッ
チ回路4は、高抵抗素子3に比べ抵抗値が小さいため、
回路が安定状態になるまでの時間が早く、回路が安定状
態になり正常動作をするようになったところで制御回路
5ではスイッチ回路4をオフし、電流が高抵抗素子3に
導通するようにする。その後、過渡期を経て、回路が安
定動作可能な状態になる。
【0035】従って、本実施形態においては、帰還増幅
回路が安定正常な動作を行うようになるまでの時間を長
くする原因となる高抵抗素子3に流れる電流を、回路の
動作が安定するまで高抵抗素子3より抵抗値の遙かに小
さいスイッチ回路4によりバイパスするようにしたの
で、電源投入時等のように回路動作が不安定な状態から
安定かつ正常動作可能な状態になるまでの時間を短縮す
ることができる。
【0036】= 実施形態2= 図3は、本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。本実施形態では、図1で示した帰
還増幅回路に加えて、緩衝用抵抗素子7をスイッチ回路
4と直列に接続した構成となっており、高抵抗素子3に
電流が流れていない場合でも、緩衝用抵抗素子7には電
流が流れることになる。
【0037】従って、本実施形態においては、スイッチ
回路4のオン/オフに関わらず、常に回路中に抵抗が存
在することになるので、高抵抗素子3を完全に短絡した
ときに回路が不安定になり発振してしまうのを防止する
ことができる。
【0038】=実施形態3= 図4は、本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。本実施形態では、図1で示した帰
還増幅回路の制御回路5をコンデンサ8とコンデンサ8
を充電するために用いる充電用抵抗素子9とを直列に接
続したものにより構成している。充電用抵抗素子9の接
続点10と異なる側には電源が接続され、コンデンサ8
の接続点10と異なる側はグランドに接続され、コンデ
ンサ8と充電用抵抗素子9との接続点10はスイッチ回
路4に接続された構成となっており、接続点10の電
位、即ち、コンデンサ8の充電電位によりスイッチ回路
4のオン/オフが制御されるようになっている。
【0039】次に、本実施形態の帰還増幅回路に電源が
投入された場合の動作について説明する。コンデンサ8
が充電されていないときはスイッチ回路4はオンしてお
り、高抵抗素子3に流れる電流はスイッチ回路4により
バイパスされている。帰還増幅回路に電源が投入される
と、充電用抵抗素子9を介してコンデンサ8が充電さ
れ、接続点10の電位は電源の立ち上がりに比ぺて、コ
ンデンサ8及び充電用抵抗素子9の時定数でゆっくりと
立ち上がる。つまり、コンデンサ8の容量及び充電用抵
抗素子9の抵抗値が高いほど立ち上がり時間は長くな
る。そして、接続点10の電位がある閾値に達するまで
スイッチ回路4はオンされているので、帰還増幅回路は
急速に安定状態に近づく。
【0040】接続点10の電位が前記閾値に達すると、
スイッチ回路4がオフし、高抵抗素子3に電流が導通さ
れる状態になり、帰還増幅回路は過渡期を経て正常動作
可能な状態に落ち着くことになる。
【0041】なお、コンデンサ8を放電する放電回路
(図示せず)を設けるようにすれば、ノイズ等により帰
還増幅回路の動作が不安定になったとき、この放電回路
により再びスイッチ回路4をオンし、上述と同様の動作
により帰還増幅回路の動作が安定するまでの時間を短縮
させることができる。
【0042】また、高抵抗素子3と充電用抵抗素子9と
して、例えぱ温度特性等について同じ特性を有する素子
を用いれば、高抵抗素子3と充電用抵抗素子9とにおい
て温度特性等による各々の抵抗値のぱらつきが同じにな
る。従って、高抵抗素子3の抵抗値がぱらつきにより高
くなると、スイッチ回路4がオフした際、高抵抗素子3
の抵抗値が高くなったことにより余計に安定状態までの
時間がかかることになるが、充電用抵抗素子9の抵抗値
も高抵抗素子3と同様に高くなる。これにより、コンデ
ンサ8の充電時間も長くなるので、スイッチ回路4がオ
ンしている時間が長くなり、結果として高抵抗素子3の
抵抗値のぱらつきによって安定動作可能になるまでの時
間が長くなるのを防止することができる。
【0043】=実施形態4= 図5は、本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。本実施形態では、図4で示した帰
還増幅回路において、コンデンサ8と充電用抵抗素子9
との接続点10とスイッチ回路4とをバッファ回路11
を介して接続した構成となっている。バッファ回路11
はインバータ等により構成され、信号が入カされてから
出力されるまでに若干の遅延時間を生じる。
【0044】従って、本実施形態においては、バッファ
回路11に信号が入力されてから出力されるまでの遅延
時間を利用して、オンしているスイッチ回路4がオフす
るまでの時間を遅らせることができる。つまり、スイッ
チ回路4がオンしている時間を長くするために帰還増幅
回路の回路サイズに直接影響を与えるコンデンサ8の容
量を増加させることなくバッファ回路11によりスイッ
チ回路4がオンしている時間を長くすることができる。
【0045】=実施形態5= 図6は、本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。本実施形態では、図5で示した帰
還増幅回路において、バッファ回路11をインバータ1
1a,11bとを直列に接続することにより構成し、イ
ンバータ11aの閾値を高く、インバータ11bの閾値
を低くするようにした構成となっている。
【0046】次に、本実施形態の動作について説明す
る。実施形態3と同様に、接続点10の電位によりスイ
ッチ回路4をオンからオフに切り換える。この際、イン
バータ11aは、通常のインバータの閾値よりも高く設
定すると、信号が入力されてから出力されるまでの時間
を長くすることができるので、結果としてスイッチ回路
4がオンしている時間を長くすることができる。また、
同様に、次段のインバータ11bの閾値を通常のインパ
ータの閾値よりも低くすることで、インバータ11bに
信号が入力されてから出力されるまでの時間を長くする
ことができるので、結果としてスイッチ回路4がオンし
ている時間を長くすることができる。
【0047】なお、どちらか一方のインバータ11a,
11bについて前述のように閾値を設定するだけでもイ
ンパータにおける信号の遅延時間を長くすることができ
る。
【0048】従って、本実施形態においては、スイッチ
回路4がオンしている時間を長くするために帰還増幅回
路の回路サイズに直接影響を与えるコンデンサ8の容量
を増加させることなく、バッファ回路11を構成するイ
ンパータ11a,11bの閾値を設定することによりス
イッチ回路がオンしている時間を長くすることができ
る。
【0049】=実施形態6= 図7は、本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。本実施形態では、図5で示した帰
還増幅回路において、バッファ回路11をインバータ1
1c,11dとを直列に接続することにより構成し、イ
ンバータ11cにヒステリシス特性を持たせるようにし
た構成となっている。
【0050】次に、本実施形態の動作について説明す
る。実施形態3と同様に接続点10の電位によりスイッ
チ回路4をオンからオフに切り換える。この際、インバ
ータ11cは、ヒステリシス特性を有するので、コンデ
ンサ8,充電用抵抗素子9等で発生したノイズを吸収
し、スイッチ回路4に与えるノイズの影響が小さくする
ように働く。インバータ11dは、インバータ11cに
おいて反転された信号の極性を再び反転させ、元の状態
に戻すためのものである。
【0051】従って、本実施形態においては、ヒステリ
シス特性を有するインバータ11cがスイッチ回路4へ
の信号に含まれるノイズを吸収するように働くので、コ
ンデンサ8,充電用抵抗素子9等からスイッチ回路4へ
伝わるノイズによる影響を減少させることができる。
【0052】=実施形態7=図8は、本発明の他の実施
形態に係る帰還増幅回路を示す概略構成図である。本実
施形態では、増幅回路1に、増幅回路1の出力の一部を
入力側にフィードバックする帰還回路2を接続し、高抵
抗素子3aとスイッチ回路4aとの並列回路と高抵抗素
子3bとスイッチ回路4bとの並列回路との直列回路が
帰還回路2に直列に接続されている。コンデンサ8と充
電用抵抗素子9との接続点10とスイッチ回路4aと
は、インバータ11c,11dを介して、接続点10と
スイッチ回路4bとは、インバータ11c〜11fの直
列回路を介して接続されている。
【0053】なお、高抵抗素子とスイッチ回路との並列
回路を帰還回路2と直列に3組以上接続するようにして
も良い。
【0054】次に、本実施形態の動作について説明す
る。スイッチ回路4のオン/オフの制御については、実
施形態6と同様である。しかし、スイッチ回路4aとス
イッチ回路4bとでは、接続点10との間にあるインバ
ータの数が異なるため、図8に示した回路構成では、ス
イッチ回路bがオンしている時間が長くなる。このた
め、高抵抗素子3aが導通されるようになってから高抵
抗素子3bが導通されるようになる。
【0055】従って、本実施形態においては、接続点1
0とそれぞれのスイッチ回路4a,4bとの間に任意の
数のインバータを付加することで、スイッチ回路4a,
4bがオフするまでの時間を任意に設定することがで
き、これにより帰還増幅回路において高抵抗素子3a,
3bがバイパスされている状態から導通状態にいきなり
切り換わるのではなく、高抵抗素子3a,3bの抵抗値
が幾つかの段階を経て徐々に増加するようにできるの
で、いきなり切り換わることで発生するノイズや回路の
動作が不安定になることを防ぐことができる。
【0056】=実施形態8= 図9は、本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。本実施形態では、図1で示した帰
還増幅回路において、制御回路5がカウンタ機能等を備
えたプログラム可能なデジタル回路12で構成されてい
る。
【0057】従って、本実施形態においては、デジタル
回路12のプログラムを変更することによりスイッチ回
路4がオンしている時間を自由に設定することができ
る。
【0058】=実施形態9= 図10は、本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を
示す概略構成図である。本実施形態では、増幅回路1
に、増幅回路1の出力の一部を入力側にフィードバック
する帰還回路2を接続し、高抵抗素子3aとスイッチ回
路4aとの並列回路と高抵抗素子3bとスイッチ回路4
bとの並列回路との直列回路が帰還回路2に直列に接続
されている。そして、スイッチ回路4a,4bにはデジ
タル回路12が接続されている。
【0059】なお、高抵抗素子とスイッチ回路との並列
回路を帰還回路2と直列に3組以上接続するようにして
も良い。
【0060】従って、本実施形態においては、デジタル
回路12により複数のスイッチ回路4a,4bがオフす
るまでの時間を自由に設定することができる。また、帰
還増幅回路の高抵抗素子3a,3bの抵抗値をスイッチ
回路4a,4bのオン/オフにより容易に制御できるた
め、用途に応じて帰還増幅回路の抵抗値を自由に設定す
ることができる。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、増幅回路と、増
幅回路の出力の一部を入力側にフィードバックするため
の帰還回路と、帰還回路と直列に接続され帰還回路の動
作を安定させる高抵抗素子とからなる帰還増幅回路にお
いて、高抵抗素子と並列に接続され高抵抗素子に電流を
流すか否かを制御するスイッチ回路と、スイッチ回路の
動作を制御する制御回路とを付加するようにしたので、
電源投入時等の回路動作が不安定な状態から安定かつ正
常動作可能な状態になるまでの時間を短縮する帰還増幅
回路を提供することができた。
【0062】請求項2記載の発明は、請求項1記載の帰
還増幅回路において、スイッチ回路と直列に緩衝用抵抗
素子を付加するようにしたので、高抵抗素子を完全に短
絡したときに回路が不安定になり発振しやすくなるのを
防止することができる。
【0063】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の帰還増幅回路において、制御回路をコンデ
ンサとコンデンサを充電する充電用抵抗素子との直列回
路で構成し、直列回路を電源とグランドとの間に接続
し、充電用抵抗素子とコンデンサとの接続点の電位に基
づきスイッチ回路を制御するようにしたので、コンデン
サがある程度の時間経過とともに充電され接続点の電位
がある閾値を越えたところで高抵抗素子が導通されるよ
うになるため、帰還増幅回路において電源投入時等の不
安定な状態から安定かつ正常動作可能な状態に復帰する
までの時間を短縮することができる。
【0064】請求項4記載の発明は、請求項3記載の帰
還増幅回路において、充電用抵抗素子として、高抵抗素
子と同じ特性を有する素子を用いたので、高抵抗素子と
充電用抵抗素子の温度特性等により各々の抵抗値のぱら
つきが同じになり、抵抗値のぱらつきにより帰還増幅回
路が安定動作するまでの時間が長くなるのを防止するこ
とができる。
【0065】請求項5記載の発明は、請求項3または請
求項4記載の帰還増幅回路において、制御回路にバッフ
ァ回路を付加し、接続点とスイッチ回路とをパッファ回
路を介して接続するようにしたので、バッファ回路によ
りスイッチ回路をオフする信号が伝搬する時間を遅らせ
ることが可能となり、高抵抗素子に導通されるまでの時
間を遅らせることができる。
【0066】請求項6記載の発明は、請求項5記載の帰
還増幅回路において、バッファ回路を第1のインバータ
と第2のインバータとを直列に接続することにより構成
し、第1のインバータの閾値を高くし、第2のインバー
タの閾値を低くするようにしたので、第1のインバータ
及び第2のインバータにおいて信号が入力されてから出
力されるまでの時間を閾値の設定により遅らせることが
可能となり、高抵抗素子に導通されるまでの時間を遅ら
せることができる。
【0067】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6記載の帰還増幅回路において、バッファ回路を第
1のインバータと第2のインバータとを直列に接続する
ことにより構成し、第1のインバータにヒステリシス特
性を持たせるようにしたので、制御回路にノイズが発生
した際、制御回路からスイッチ回路へ伝わるノイズによ
る影響を減少させることができる。
【0068】請求項8記載の発明は、請求項5乃至請求
項7記載の帰還増幅回路において、高抵抗素子とスイッ
チ回路との組を帰還回路と直列に複数組接続し、スイッ
チ回路と接続点との間にそれぞれ異なる数のバッファ回
路を介在させるようにしたので、帰還増幅回路において
高抵抗素子がバイパスされている状態から導通される状
態にいきなり切り換わるのではなく、高抵抗素子の抵抗
値が幾つかの段階を経て徐々に増加するようになり、い
きなり切り換わることで発生するノイズや回路の動作が
不安定になるのを防止することができる。
【0069】請求項9記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の帰還増幅回路において、制御回路をプログ
ラム可能なデジタル回路により構成するようにしたの
で、スイッチ回路をオンし、高抵抗素子に流れる電流を
バイパスしてから高抵抗素子に導通されるまでの時間を
自由に設定することができる。
【0070】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
帰還増幅回路において、高抵抗素子とスイッチ回路との
組を帰還回路と直列に複数組接続し、それぞれのスイッ
チ回路をデジタル回路により制御するようにしたので、
複数のスイッチ回路の動作時間を自由に設定できるとと
もに、複数の高抵抗素子の中から所望の抵抗値を持つ抵
抗素子を選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る帰還増幅回路を示す
概略構成図である。
【図2】上図の概略基本回路図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を示
す概略構成図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る帰還増幅回路を
示す概略構成図である。
【図11】従来例に係る帰還増幅回路を示す概略構成図
である。
【図12】上図の概略基本回路図である。
【符号の説明】
OP1,OP2 オペアンプ Cf 帰還容量 C1 容量 Ri,R1 抵抗 Vr 基準電位 1 増幅回路 2 帰還回路 3,3a,3b 高抵抗素子 4,4a,4b スイッチ回路 5 制御回路 6 焦電素子 7 緩衝用抵抗素子 8 コンデンサ 9 充電用抵抗素子 10 接続点 11 バッファ回路 11a〜11f インバータ 12 デジタル回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤村 俊夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅回路と、該増幅回路の出力の一部を
    入力側にフィードバックするための帰還回路と、該帰還
    回路と直列に接続され該帰還回路の動作を安定させる高
    抵抗素子とからなる帰還増幅回路において、前記高抵抗
    素子と並列に接続され前記高抵抗素子に電流を流すか否
    かを制御するスイッチ回路と、該スイッチ回路の動作を
    制御する制御回路とを付加するようにしたことを特徴と
    する帰還増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ回路と直列に緩衝用抵抗素
    子を付加するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の帰還増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記制御回路をコンデンサと該コンデン
    サを充電する充電用抵抗素子との直列回路で構成し、該
    直列回路を電源とグランドとの間に接続し、前記充電用
    抵抗素子と前記コンデンサとの接続点の電位に基づき前
    記スイッチ回路を制御するようにしたことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の帰還増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記充電用抵抗素子として、前記高抵抗
    素子と同じ特性を有する素子を用いたことを特徴とする
    請求項3記載の帰還増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記制御回路にバッファ回路を付加し、
    前記接続点と前記スイッチ回路とを前記パッファ回路を
    介して接続するようにしたことを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4記載の帰還増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記バッファ回路を第1のインバータと
    第2のインバータとを直列に接続することにより構成
    し、前記第1のインバータの閾値を高くし、前記第2の
    インバータの閾値を低くするようにしたことを特徴とす
    る請求項5記載の帰還増幅回路。
  7. 【請求項7】 前記バッファ回路を第1のインバータと
    第2のインバータとを直列に接続することにより構成
    し、前記第1のインバータにヒステリシス特性を持たせ
    るようにしたことを特徴とする請求項5または請求項6
    記載の帰還増幅回路。
  8. 【請求項8】 前記高抵抗素子と前記スイッチ回路との
    組を前記帰還回路と直列に複数組接続し、前記スイッチ
    回路と前記接続点との間にそれぞれ異なる数の前記バッ
    ファ回路を介在させるようにしたことを特徴とする請求
    項5乃至請求項7記載の帰還増幅回路。
  9. 【請求項9】 前記制御回路をプログラム可能なデジタ
    ル回路により構成するようにしたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の帰還増幅回路。
  10. 【請求項10】 前記高抵抗素子と前記スイッチ回路と
    の組を前記帰還回路と直列に複数組接続し、それぞれの
    前記スイッチ回路を前記デジタル回路により制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項9記載の帰還増幅回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004077665A1 (ja) * 2003-02-25 2004-09-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation リミッタアンプ
JP2006153510A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Matsushita Electric Works Ltd 焦電型赤外線検出装置

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