JPH10206603A - 反射防止フィルム及びその製造方法 - Google Patents
反射防止フィルム及びその製造方法Info
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- JPH10206603A JPH10206603A JP9019562A JP1956297A JPH10206603A JP H10206603 A JPH10206603 A JP H10206603A JP 9019562 A JP9019562 A JP 9019562A JP 1956297 A JP1956297 A JP 1956297A JP H10206603 A JPH10206603 A JP H10206603A
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/10—Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
- G02B1/11—Anti-reflection coatings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種ディスプレイに使用する反射防止フィル
ムにおいて、表面の光の反射を防止して、必要な視覚情
報を明瞭に判読できる反射防止フィルムを提供すること
を課題とする。 【解決手段】透明基材フィルム5に、ハードコート層
4、中屈折率層3、高屈折率層2及び低屈折率層1を順
に積層し、上記各層の隣接する屈折率は、2.20>高
屈折率層の屈折率>中屈折率層の屈折率>低屈折率層の
屈折率>1.40に構成する。
ムにおいて、表面の光の反射を防止して、必要な視覚情
報を明瞭に判読できる反射防止フィルムを提供すること
を課題とする。 【解決手段】透明基材フィルム5に、ハードコート層
4、中屈折率層3、高屈折率層2及び低屈折率層1を順
に積層し、上記各層の隣接する屈折率は、2.20>高
屈折率層の屈折率>中屈折率層の屈折率>低屈折率層の
屈折率>1.40に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防眩性をもつ光学
的機能をもつフィルムに関し、特にワープロ、コンピュ
ータ、テレビなどの各種ディスプレイ、液晶表示装置に
用いる偏光板の表面、透明なプラスチック類からなりサ
ングラスのレンズ、度付きメガネのレンズ、カメラ用フ
ァインダーのレンズなどの光学レンズ、各種計器のカバ
ー、自動車、電車などの窓ガラスの表面の反射防止フィ
ルムに適する光学的特性に優れたフィルムに属する。
的機能をもつフィルムに関し、特にワープロ、コンピュ
ータ、テレビなどの各種ディスプレイ、液晶表示装置に
用いる偏光板の表面、透明なプラスチック類からなりサ
ングラスのレンズ、度付きメガネのレンズ、カメラ用フ
ァインダーのレンズなどの光学レンズ、各種計器のカバ
ー、自動車、電車などの窓ガラスの表面の反射防止フィ
ルムに適する光学的特性に優れたフィルムに属する。
【0002】
【従来の技術】カーブミラー、バックミラー、ゴーグ
ル、窓ガラス、パソコン、ワープロなどのディスプレイ
その他種々の商業ディスプレイなどには、ガラスやプラ
スチックなどの透明基板が使用されている。そして、こ
れらの透明基板を通して物体や文字、図形などの視覚情
報、あるいはミラーからの像を透明基板を通して反射層
からの像を観察する場合に、これら透明基板の表面が光
を反射して、内部の必要な視覚情報が判読し難いという
問題点があった。
ル、窓ガラス、パソコン、ワープロなどのディスプレイ
その他種々の商業ディスプレイなどには、ガラスやプラ
スチックなどの透明基板が使用されている。そして、こ
れらの透明基板を通して物体や文字、図形などの視覚情
報、あるいはミラーからの像を透明基板を通して反射層
からの像を観察する場合に、これら透明基板の表面が光
を反射して、内部の必要な視覚情報が判読し難いという
問題点があった。
【0003】従来、これらの光の反射を防止する技術に
は、ガラスやプラスチックの表面に反射防止塗料を塗工
する方法、ガラスなどの透明基板の表面に厚み0.1μ
m程度のMg F2 などの極薄膜や金属蒸着膜を設ける方
法、プラスチックレンズなどの表面に電離放射線硬化型
樹脂を塗工し、更に、その上に蒸着によりSi OxやM
g F2 の膜を形成する方法、電離放射線硬化型樹脂の硬
化膜の上に更に低屈折率の塗膜を形成したりする方法な
どがあった。
は、ガラスやプラスチックの表面に反射防止塗料を塗工
する方法、ガラスなどの透明基板の表面に厚み0.1μ
m程度のMg F2 などの極薄膜や金属蒸着膜を設ける方
法、プラスチックレンズなどの表面に電離放射線硬化型
樹脂を塗工し、更に、その上に蒸着によりSi OxやM
g F2 の膜を形成する方法、電離放射線硬化型樹脂の硬
化膜の上に更に低屈折率の塗膜を形成したりする方法な
どがあった。
【0004】前記のガラスに形成された厚みが0.1μ
m程度のMg F2 の薄膜を更に詳述する。該薄膜は、空
気中で入射光が薄膜に垂直に入射する場合に、特定の波
長をλ0 とし、この波長に対する反射防止膜の屈折率を
n0 、反射防止膜の厚みをh、及び基板の屈折率をng
とすると、反射防止膜が光の反射を100%防止して、
かつ、光を100%透過するための条件は次の式(数
1)及び式(数2)の関係を満たすことが必要であとこ
とは既に知られている。(サイエンスライブラリ物理学
=9「光学」70〜72頁、昭和55年、(株)サイエ
ンス社発行)。
m程度のMg F2 の薄膜を更に詳述する。該薄膜は、空
気中で入射光が薄膜に垂直に入射する場合に、特定の波
長をλ0 とし、この波長に対する反射防止膜の屈折率を
n0 、反射防止膜の厚みをh、及び基板の屈折率をng
とすると、反射防止膜が光の反射を100%防止して、
かつ、光を100%透過するための条件は次の式(数
1)及び式(数2)の関係を満たすことが必要であとこ
とは既に知られている。(サイエンスライブラリ物理学
=9「光学」70〜72頁、昭和55年、(株)サイエ
ンス社発行)。
【0005】
【数1】 n0 =(ng )1/2 ・・・・・(数1)
【0006】
【数2】 n0 h=λ0 /4・・・・・・(数2)
【0007】ガラスの屈折率ng ≒1.5であり、Mg
F2 の膜の屈折率n0 =1.38、入射光の波長λ0 =
5500Å(基準)は既知である。これらの数値を前記
の(数2)に代入すると反射防止膜の厚みhは約0.1
μmが最適であることが算出される。
F2 の膜の屈折率n0 =1.38、入射光の波長λ0 =
5500Å(基準)は既知である。これらの数値を前記
の(数2)に代入すると反射防止膜の厚みhは約0.1
μmが最適であることが算出される。
【0008】前記(数1)式によれば、光の反射を10
0%防止するためには、上層側の塗膜の屈折率が、それ
が設けられる下層の屈折率の平方根の値に近い材料を選
択すればよい。
0%防止するためには、上層側の塗膜の屈折率が、それ
が設けられる下層の屈折率の平方根の値に近い材料を選
択すればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、各種ディス
プレイに使用して透明基板を通して識別する物体や文
字、図形などの視覚情報、あるいはミラーからの像を透
明基板を通して反射層からの像を観察する場合に、これ
ら透明基板の表面が光の反射を防止して、内部の必要な
視覚情報を透過して、明瞭に判読できる反射防止フィル
ムの提供を課題とするものである。
プレイに使用して透明基板を通して識別する物体や文
字、図形などの視覚情報、あるいはミラーからの像を透
明基板を通して反射層からの像を観察する場合に、これ
ら透明基板の表面が光の反射を防止して、内部の必要な
視覚情報を透過して、明瞭に判読できる反射防止フィル
ムの提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、図1又は図2に示すように、透明基材フィルム
5に、ハードコート層4を介して、中屈折率層3、高屈
折率層2及び低屈折率層1を順に積層した反射防止フィ
ルム10にあって、 Si Ox層よりなる低屈折率層1、 バインダーと、1.5以上の屈折率をもつ超微粒子と
からなる塗料の塗工で構成された中屈折率層3、 導電性をもつ高屈折率層2、 2.20>高屈折率層の屈折率>中屈折率層の屈折率
>低屈折率層の屈折率>1.40の関係がある上記各層
の隣接する屈折率、 低屈折率層が80〜110nm、高屈折率層が80〜
110nmそして中屈折率層が55〜70nmである各
屈折率層の厚み、 可視光の波長以下である光学的膜厚D(D=n・d、
但し、n:中屈折率の屈折率、d=中屈折率層の厚み) で表される反射防止フィルムである。そして、上記ハー
ドコート層4は、中屈折率層3と接する面に凹凸形状を
もち、透明基材フィルム5には図6に示すように、直接
あるいはプライマー層7及び/又は接着剤層9を介して
ハードコート3を設けた反射防止フィルム10である。
また、上記中屈折率層は、熱硬化型樹脂及び/又は電離
放射線型樹脂1重量部に対して、超微粒子のZnO、T
iO2 、CeO2 、Sb2 O5 、SnO2 、ITO、Y
2 O3 、La2 O3 、Al2 O3 、Hf2 O3 、ZrO
2 から選ばれた1種類以上の微粒子から選択したマット
材が、0.1〜20重量部で構成されている反射防止フ
ィルムである。また、上記高屈折率層、及び低屈折率層
は真空コーティングで設けられた層である反射防止フィ
ルムである。そして、上記高屈折率層が、有機シロキサ
ンを原料ガスを放電によるプラズマCVDで行い、未分
解の有機シロキサンがSi Oxに対して0.1〜0.2
部残存する反射防止フィルムである。また、上記高屈折
率層に、更に防汚コート層を形成した反射防止フィルム
である。
発明は、図1又は図2に示すように、透明基材フィルム
5に、ハードコート層4を介して、中屈折率層3、高屈
折率層2及び低屈折率層1を順に積層した反射防止フィ
ルム10にあって、 Si Ox層よりなる低屈折率層1、 バインダーと、1.5以上の屈折率をもつ超微粒子と
からなる塗料の塗工で構成された中屈折率層3、 導電性をもつ高屈折率層2、 2.20>高屈折率層の屈折率>中屈折率層の屈折率
>低屈折率層の屈折率>1.40の関係がある上記各層
の隣接する屈折率、 低屈折率層が80〜110nm、高屈折率層が80〜
110nmそして中屈折率層が55〜70nmである各
屈折率層の厚み、 可視光の波長以下である光学的膜厚D(D=n・d、
但し、n:中屈折率の屈折率、d=中屈折率層の厚み) で表される反射防止フィルムである。そして、上記ハー
ドコート層4は、中屈折率層3と接する面に凹凸形状を
もち、透明基材フィルム5には図6に示すように、直接
あるいはプライマー層7及び/又は接着剤層9を介して
ハードコート3を設けた反射防止フィルム10である。
また、上記中屈折率層は、熱硬化型樹脂及び/又は電離
放射線型樹脂1重量部に対して、超微粒子のZnO、T
iO2 、CeO2 、Sb2 O5 、SnO2 、ITO、Y
2 O3 、La2 O3 、Al2 O3 、Hf2 O3 、ZrO
2 から選ばれた1種類以上の微粒子から選択したマット
材が、0.1〜20重量部で構成されている反射防止フ
ィルムである。また、上記高屈折率層、及び低屈折率層
は真空コーティングで設けられた層である反射防止フィ
ルムである。そして、上記高屈折率層が、有機シロキサ
ンを原料ガスを放電によるプラズマCVDで行い、未分
解の有機シロキサンがSi Oxに対して0.1〜0.2
部残存する反射防止フィルムである。また、上記高屈折
率層に、更に防汚コート層を形成した反射防止フィルム
である。
【0011】上記の反射防止フィルムにおいて、本発明
の第1の製造方法は、図3に示すように、硬化反応型の
未硬化のハードコート層46を透明基材フィルム5に設
け、次いで、バインダーと、該バインダーの屈折率より
高い屈折率をもつ微粒子とを含む組成物からなる未硬化
の中屈折率層36を透明基材フィルムに塗工・形成す
る。そして、上記未硬化のハードコート層及び中屈折率
層に、微細な凹凸をもつマット状の賦型フィルム6を積
層・賦型した積層物(図3(A)参照)を加熱処理及び
/又は電離放射線処理によりハードコート層と中屈折率
層とを硬化する。更に、硬化した積層物から前記賦型フ
ィルム6Hを剥離・除去して図3(B)に示すとおりハ
ードコート層4に凹凸をもつ中屈折率層3を形成する。
そして、凹凸形状をもち硬化形成した中屈折率層3に、
図3(C)に示すように高屈折率層2を真空蒸着、又は
スパッタリングにて形成し、更に、Si Ox層よりなる
低屈折率層1を真空蒸着、スパッタリング又はプラズマ
CVDで形成して反射防止フィルム10を構成する。
の第1の製造方法は、図3に示すように、硬化反応型の
未硬化のハードコート層46を透明基材フィルム5に設
け、次いで、バインダーと、該バインダーの屈折率より
高い屈折率をもつ微粒子とを含む組成物からなる未硬化
の中屈折率層36を透明基材フィルムに塗工・形成す
る。そして、上記未硬化のハードコート層及び中屈折率
層に、微細な凹凸をもつマット状の賦型フィルム6を積
層・賦型した積層物(図3(A)参照)を加熱処理及び
/又は電離放射線処理によりハードコート層と中屈折率
層とを硬化する。更に、硬化した積層物から前記賦型フ
ィルム6Hを剥離・除去して図3(B)に示すとおりハ
ードコート層4に凹凸をもつ中屈折率層3を形成する。
そして、凹凸形状をもち硬化形成した中屈折率層3に、
図3(C)に示すように高屈折率層2を真空蒸着、又は
スパッタリングにて形成し、更に、Si Ox層よりなる
低屈折率層1を真空蒸着、スパッタリング又はプラズマ
CVDで形成して反射防止フィルム10を構成する。
【0012】また、上記の反射防止フィルムを製造する
第2の製造方法は、表面に凹凸形状をもつマット状の賦
型フィルム6に、バインダーと、該バインダーの屈折率
より高い屈折率をもつ微粒子を含む組成物からなる未硬
化の中屈折率層36を塗工し、図4(A)に示すように
前記未硬化の中屈折率層と、透明基材フィルム5に設け
た未硬化のハードコート層46とを積層する。そして、
得られた積層物を加熱処理及び/又は電離放射線処理に
より中屈折率層とハードコート層とを硬化し、硬化した
積層物から前記賦型フィルム6Hを剥離・除去してハー
ドコート層4に凹凸をもつ中屈折率層3を透明基材フィ
ルム5に形成する(図4(B)参照)。そして、図4
(C)に示すように、第1の製造方法と同様にして、高
屈折率層2及び低屈折率層4を積層形成するものであ
る。また必要によっては防汚コート層42を低屈折率層
に形成することもできる。
第2の製造方法は、表面に凹凸形状をもつマット状の賦
型フィルム6に、バインダーと、該バインダーの屈折率
より高い屈折率をもつ微粒子を含む組成物からなる未硬
化の中屈折率層36を塗工し、図4(A)に示すように
前記未硬化の中屈折率層と、透明基材フィルム5に設け
た未硬化のハードコート層46とを積層する。そして、
得られた積層物を加熱処理及び/又は電離放射線処理に
より中屈折率層とハードコート層とを硬化し、硬化した
積層物から前記賦型フィルム6Hを剥離・除去してハー
ドコート層4に凹凸をもつ中屈折率層3を透明基材フィ
ルム5に形成する(図4(B)参照)。そして、図4
(C)に示すように、第1の製造方法と同様にして、高
屈折率層2及び低屈折率層4を積層形成するものであ
る。また必要によっては防汚コート層42を低屈折率層
に形成することもできる。
【0013】本発明の反射防止フィルムを製造する第3
の方法は、図5(A)に示すとおり、賦型フィルム6
に、バインダーと該バインダーの屈折率より高い屈折率
をもつ微粒子を含む未硬化の中屈折率層及び未硬化のハ
ードコート層4を塗布・硬化して形成する。一方、透明
基材フィルムに反応型接着剤層9を塗工した未硬化状態
の面と、前記の硬化した中屈折率層とを積層して、得ら
れた積層物を加熱処理及び/又は電離放射線による処理
を施し接着剤層を硬化して図5(B)に示す積層体を作
成する。そして、硬化した積層物から前記賦型フィルム
6Hを剥離除去して透明基材フィルム5に接着剤層9と
ハードコート層4を介して中屈折率層3を形成する。そ
して、第1の製造方法と同様にして、図5(C)に示す
ように高屈折率層2及び低屈折率層1を積層して反射防
止フィルム10を構成するものである。
の方法は、図5(A)に示すとおり、賦型フィルム6
に、バインダーと該バインダーの屈折率より高い屈折率
をもつ微粒子を含む未硬化の中屈折率層及び未硬化のハ
ードコート層4を塗布・硬化して形成する。一方、透明
基材フィルムに反応型接着剤層9を塗工した未硬化状態
の面と、前記の硬化した中屈折率層とを積層して、得ら
れた積層物を加熱処理及び/又は電離放射線による処理
を施し接着剤層を硬化して図5(B)に示す積層体を作
成する。そして、硬化した積層物から前記賦型フィルム
6Hを剥離除去して透明基材フィルム5に接着剤層9と
ハードコート層4を介して中屈折率層3を形成する。そ
して、第1の製造方法と同様にして、図5(C)に示す
ように高屈折率層2及び低屈折率層1を積層して反射防
止フィルム10を構成するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて好ましい実施
形態を挙げ説明を行う。図1又は図2に示すように、本
発明の反射防止フィルム10は、透明基材フィルム5の
一方の面に、ミラー状又は凹凸形状を賦型したハードコ
ート層4を介して、中屈折率層(第1層)3、高屈折率
層(第2層)2及び低屈折率層(第3層)1を順に積層
したものである。そして、 低屈折率層1は、Si Ox層であり、 中屈折率層3は、凹凸形状に賦型したハードコート層
4に、1.5以上の屈折率をもつ超微粒子とバインダー
とからなる塗料の塗工で構成され、 高屈折率層2は、導電性、電磁遮蔽性をもち、 上記各層の隣接する屈折率層の各屈折率は、2.20
>高屈折率層の屈折率>中屈折率層(又は凹凸形状を賦
型した中屈折率層)の屈折率>低屈折率層の屈折率>
1.40の関係があり、 各屈折率層の厚みは、低屈折率層1が80〜100n
m、高屈折率層2が80〜110nm、そして中屈折率
層3が55〜70nmの数値を示し、 D=n・d (但し、n:中屈折率層の屈折率、d:
中屈折率層の厚み)の式で、算出される光学的膜厚Dが
可視光の波長以下に構成する反射防止フィルム10であ
る。
形態を挙げ説明を行う。図1又は図2に示すように、本
発明の反射防止フィルム10は、透明基材フィルム5の
一方の面に、ミラー状又は凹凸形状を賦型したハードコ
ート層4を介して、中屈折率層(第1層)3、高屈折率
層(第2層)2及び低屈折率層(第3層)1を順に積層
したものである。そして、 低屈折率層1は、Si Ox層であり、 中屈折率層3は、凹凸形状に賦型したハードコート層
4に、1.5以上の屈折率をもつ超微粒子とバインダー
とからなる塗料の塗工で構成され、 高屈折率層2は、導電性、電磁遮蔽性をもち、 上記各層の隣接する屈折率層の各屈折率は、2.20
>高屈折率層の屈折率>中屈折率層(又は凹凸形状を賦
型した中屈折率層)の屈折率>低屈折率層の屈折率>
1.40の関係があり、 各屈折率層の厚みは、低屈折率層1が80〜100n
m、高屈折率層2が80〜110nm、そして中屈折率
層3が55〜70nmの数値を示し、 D=n・d (但し、n:中屈折率層の屈折率、d:
中屈折率層の厚み)の式で、算出される光学的膜厚Dが
可視光の波長以下に構成する反射防止フィルム10であ
る。
【0015】そして、上記ハードコート層4の中屈折率
層3と接するハードコート層側が凹凸形状をもち、ハー
ドコート層は、透明基材フィルム5に直接あるいは図6
に示すプライマー層7を設けたり、図5に示す接着剤層
9を介して設けられたり、また低屈折率層1に防汚コー
ト層42を設けることがある反射防止フィルム10であ
る。
層3と接するハードコート層側が凹凸形状をもち、ハー
ドコート層は、透明基材フィルム5に直接あるいは図6
に示すプライマー層7を設けたり、図5に示す接着剤層
9を介して設けられたり、また低屈折率層1に防汚コー
ト層42を設けることがある反射防止フィルム10であ
る。
【0016】上記中屈折率層3は、熱硬化型樹脂及び/
又は電離放射線型樹脂を1重量部に対して、超微粒子の
ZnO、TiO2 、CeO2 、Sb2 O5 、SnO2 、
ITO、Y2 O3 、La2 O3 、Al2 O3 、Hf2 O
3 、ZrO2 から選ばれた1種類以上の微粒子から選択
したマット材が、0.1〜20重量部で構成されている
反射防止フィルム10である。また、上記高屈折率層
2、及び低屈折率層1は真空コーティングで設けられる
層である。そして、上記Si Ox層よりなる高屈折率層
1は、有機シロキサンを原料ガスを放電によるプラズマ
CVDで行い、未分解の有機シロキサンがSi Ox層に
残存する反射防止フィルムである。また、上記高屈折率
層1に、更に図6で示す防汚コート層42を形成した反
射防止フィルムである。
又は電離放射線型樹脂を1重量部に対して、超微粒子の
ZnO、TiO2 、CeO2 、Sb2 O5 、SnO2 、
ITO、Y2 O3 、La2 O3 、Al2 O3 、Hf2 O
3 、ZrO2 から選ばれた1種類以上の微粒子から選択
したマット材が、0.1〜20重量部で構成されている
反射防止フィルム10である。また、上記高屈折率層
2、及び低屈折率層1は真空コーティングで設けられる
層である。そして、上記Si Ox層よりなる高屈折率層
1は、有機シロキサンを原料ガスを放電によるプラズマ
CVDで行い、未分解の有機シロキサンがSi Ox層に
残存する反射防止フィルムである。また、上記高屈折率
層1に、更に図6で示す防汚コート層42を形成した反
射防止フィルムである。
【0017】本発明の透明基材シートは、ガラスなどの
セラミックス、又は透明のプラスチックの延伸又は未延
伸のフィルムから形成される。通常の光学ガラスの他
に、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリプロ
ピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビ
ニルアセタール、ポリメタアクリル酸メチル、ポリカー
ボネート、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂を使用する
ことができる。
セラミックス、又は透明のプラスチックの延伸又は未延
伸のフィルムから形成される。通常の光学ガラスの他
に、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリプロ
ピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビ
ニルアセタール、ポリメタアクリル酸メチル、ポリカー
ボネート、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂を使用する
ことができる。
【0018】透明基材フィルムに、直接又はハードコー
ト層の接着を強固にするプライマー層を設けて、微細凹
凸形状をもつハードコート層に図2に示す中屈折率層3
を設けて他の屈折層を設けることもできる。中屈折率層
3は、高屈折率層2より屈折率が低く、低屈折率層1ハ
ードコート層4及び/又は透明基材フィルム5よりは高
い屈折率をもつものである。
ト層の接着を強固にするプライマー層を設けて、微細凹
凸形状をもつハードコート層に図2に示す中屈折率層3
を設けて他の屈折層を設けることもできる。中屈折率層
3は、高屈折率層2より屈折率が低く、低屈折率層1ハ
ードコート層4及び/又は透明基材フィルム5よりは高
い屈折率をもつものである。
【0019】中屈折率層3は、バインダーにZnO、T
iO2 、CeO2 (屈折率1.95)や、Sb2 O5 、
SnO2 、ITO、Y2 O3 、La2 O3 、ZrO
2 (屈折率2.05)、Al2 O3 、Hf2 O3 から選
ばれた1種類以上の微粒子から選択したマット材の超微
粒子の金属酸化物からなる組成物を塗工して塗膜を形成
して基材フィルム5に設けるものである。
iO2 、CeO2 (屈折率1.95)や、Sb2 O5 、
SnO2 、ITO、Y2 O3 、La2 O3 、ZrO
2 (屈折率2.05)、Al2 O3 、Hf2 O3 から選
ばれた1種類以上の微粒子から選択したマット材の超微
粒子の金属酸化物からなる組成物を塗工して塗膜を形成
して基材フィルム5に設けるものである。
【0020】中屈折率層3は、図3に示すように、上記
組成物の未硬化のハードコート46未硬化のハードコー
ト層46を透明基材フィルム5に塗工し、更に未硬化の
中屈折率層36を塗工して未硬化状態で賦型フィルム6
と積層して加熱及び/又は電離放射線処理で硬化して、
賦型フィルム6を剥離して形成する。また、図4に示す
ように、凹凸形状をもつ賦型フィルム6に未硬化の中屈
折率層36及びハードコート46を設けて透明基材フィ
ルムに必要によっては接着剤層9を設けて積層して硬化
・賦型する転写方法で中屈折率層を構成することができ
る。
組成物の未硬化のハードコート46未硬化のハードコー
ト層46を透明基材フィルム5に塗工し、更に未硬化の
中屈折率層36を塗工して未硬化状態で賦型フィルム6
と積層して加熱及び/又は電離放射線処理で硬化して、
賦型フィルム6を剥離して形成する。また、図4に示す
ように、凹凸形状をもつ賦型フィルム6に未硬化の中屈
折率層36及びハードコート46を設けて透明基材フィ
ルムに必要によっては接着剤層9を設けて積層して硬化
・賦型する転写方法で中屈折率層を構成することができ
る。
【0021】中屈折率層における、超微粒子とバインダ
ーとの比率(重量比)は、バインダーが1に対して超微
粒子が1〜20が好ましく、1以下では、反射防止の効
果がなく、20以上では超微粒子の固着性が低下し脱落
するという問題がある。
ーとの比率(重量比)は、バインダーが1に対して超微
粒子が1〜20が好ましく、1以下では、反射防止の効
果がなく、20以上では超微粒子の固着性が低下し脱落
するという問題がある。
【0022】本発明の中屈折率層を設ける凹凸形状は、
賦型したハードコート層3上に設けるばかりでなく、透
明基材フィルムに設ける層である接着剤層9、プライマ
ー層7に凹凸形状を賦型して同一の機能をもたせること
もできる。ハードコート層4の凹凸形状は、中屈折率層
3と直接に接触されるものであり、その屈折率は、中屈
折率層の屈折率より小さく形成する。
賦型したハードコート層3上に設けるばかりでなく、透
明基材フィルムに設ける層である接着剤層9、プライマ
ー層7に凹凸形状を賦型して同一の機能をもたせること
もできる。ハードコート層4の凹凸形状は、中屈折率層
3と直接に接触されるものであり、その屈折率は、中屈
折率層の屈折率より小さく形成する。
【0023】上記の、要件を満たす、中屈折率層又はハ
ードコート層を形成する反応型の樹脂は、好ましくはア
クリレート系の官能基をもつもの、例えば、比較的低分
子量のポリエステル、ポリエーテル、アクリル系樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン、アルキッド樹脂、スピロ
アセタール樹脂、ポリブタジエン、ポリチオールポリエ
ン系樹脂、多価アルコールなどの多官能化合物の(メ
タ)アクリレート(以下本明細書では、アクリレートと
メタアクリレートとを(メタ)アクリレートと記載す
る。)などのオリゴマー又はプレポリマー及び反応性の
希釈剤であるエチル(メタ)アクリレート、エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエ
ン、N−ビニルピロリドンなどの単官能モノマー、並び
に多官能モノマー、例えばトリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アク
リレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートなどを比較
的多量に含むものを使用する。
ードコート層を形成する反応型の樹脂は、好ましくはア
クリレート系の官能基をもつもの、例えば、比較的低分
子量のポリエステル、ポリエーテル、アクリル系樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン、アルキッド樹脂、スピロ
アセタール樹脂、ポリブタジエン、ポリチオールポリエ
ン系樹脂、多価アルコールなどの多官能化合物の(メ
タ)アクリレート(以下本明細書では、アクリレートと
メタアクリレートとを(メタ)アクリレートと記載す
る。)などのオリゴマー又はプレポリマー及び反応性の
希釈剤であるエチル(メタ)アクリレート、エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエ
ン、N−ビニルピロリドンなどの単官能モノマー、並び
に多官能モノマー、例えばトリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アク
リレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートなどを比較
的多量に含むものを使用する。
【0024】更に、上記の電離放射線硬化型樹脂を紫外
線硬化型樹脂として使用するときは、これらの中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、αーアミロキシ
ムエステル、チオキサントン類や、光増感剤としてn−
ブチルアミン、トリエチルアミン、トリn−ブチルホス
フィンなどを混合して使用する。
線硬化型樹脂として使用するときは、これらの中に光重
合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン
類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、αーアミロキシ
ムエステル、チオキサントン類や、光増感剤としてn−
ブチルアミン、トリエチルアミン、トリn−ブチルホス
フィンなどを混合して使用する。
【0025】上記の電離放射線硬化型樹脂には、次の反
応性有機ケイ素化合物を含ませることもできる。Rm S
i(0R′)n で表せる化合物であり、ここでR、R′
は炭素数1〜10のアルキル基を表し、m+n=4であ
り、そしてm及びnはそれぞれ整数である。更に具体的
には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、
テトラ−iso−プロポキシシラン、テトラ−n−プロ
ポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラ−
sec−ブトキシシラン、テトラ−tert−ブトキシ
シラン、テトラペンタエトキシシラン、テトラペンタ−
iso−プロポキシシラン、テトラペンタ−n−プロポ
キシシラン、テトラペンタ−n−ブトキシシラン、テト
ラペンタ−sec−ブトキシシラン、テトラペンタ−t
ert−ブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラ
ン、メチルトリブトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルエトキシシ
ラン、ジメチルメトキシシラン、ジメチルプロポキシシ
ラン、ジメチルブトキシシラン、メチルジメトキシシラ
ン、メチルジエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシ
ランなどがあげられる。
応性有機ケイ素化合物を含ませることもできる。Rm S
i(0R′)n で表せる化合物であり、ここでR、R′
は炭素数1〜10のアルキル基を表し、m+n=4であ
り、そしてm及びnはそれぞれ整数である。更に具体的
には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、
テトラ−iso−プロポキシシラン、テトラ−n−プロ
ポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラ−
sec−ブトキシシラン、テトラ−tert−ブトキシ
シラン、テトラペンタエトキシシラン、テトラペンタ−
iso−プロポキシシラン、テトラペンタ−n−プロポ
キシシラン、テトラペンタ−n−ブトキシシラン、テト
ラペンタ−sec−ブトキシシラン、テトラペンタ−t
ert−ブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラ
ン、メチルトリブトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルエトキシシ
ラン、ジメチルメトキシシラン、ジメチルプロポキシシ
ラン、ジメチルブトキシシラン、メチルジメトキシシラ
ン、メチルジエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシ
ランなどがあげられる。
【0026】ハードコート層4の厚みは、0.5〜6μ
m好ましくは3μm以上に形成する。0.5μm以下で
は、透明基材フィルムに形成する中屈折率層、高屈折率
層、低屈折率層の硬度を維持できず、3μm以上で硬度
を維持することができ反射防止フィルムにハード性能を
与えることができる。ハードコート層を必要以上に厚く
することは、反射防止フィルムの可撓性を損なうばかり
でなく、硬化時間を必要とし生産性、コスト面からの制
約を受けることとなる。
m好ましくは3μm以上に形成する。0.5μm以下で
は、透明基材フィルムに形成する中屈折率層、高屈折率
層、低屈折率層の硬度を維持できず、3μm以上で硬度
を維持することができ反射防止フィルムにハード性能を
与えることができる。ハードコート層を必要以上に厚く
することは、反射防止フィルムの可撓性を損なうばかり
でなく、硬化時間を必要とし生産性、コスト面からの制
約を受けることとなる。
【0027】なお、本発明の「ハード性能」あるいは
「ハードコート」とは、JISK5400で示す鉛筆硬
度試験で、H以上の硬度を示すことである。
「ハードコート」とは、JISK5400で示す鉛筆硬
度試験で、H以上の硬度を示すことである。
【0028】本発明の中屈折率層の面に更に設ける高屈
折率層2の超微粒子は、バインダーよりも屈折率が高
く、かつ屈折率が1.5以上のものが高屈折率層の屈折
率を高くするために望ましい。例えば、ZnO(屈折率
1.90、以下数値は屈折率を示す))、TiO
2 (2.3〜2.7)、CeO2 (1.95)、Sb2
O5 、(1.71)、ITO(屈折率1.95)、Y2
O3 (屈折率1.87)、La2 O3 (屈折率1.9
5)、ZrO2 (屈折率2.05)、Al2 O3 (1.
63)などがある。
折率層2の超微粒子は、バインダーよりも屈折率が高
く、かつ屈折率が1.5以上のものが高屈折率層の屈折
率を高くするために望ましい。例えば、ZnO(屈折率
1.90、以下数値は屈折率を示す))、TiO
2 (2.3〜2.7)、CeO2 (1.95)、Sb2
O5 、(1.71)、ITO(屈折率1.95)、Y2
O3 (屈折率1.87)、La2 O3 (屈折率1.9
5)、ZrO2 (屈折率2.05)、Al2 O3 (1.
63)などがある。
【0029】上記の中から選ばれた1種類以上の材料を
用いて、高屈折率層として真空蒸着又はスパッタリング
することによって形成する。そして、その厚みdは、8
0〜110nm、それによって得られる屈折率nは1.
90〜2.10になるように本発明の各層のなかで最も
屈折率を高くするようにする。そして、屈折率nと厚み
dとの積(光学的厚みD)が、可視光の波長以下に構成
して、光の反射を防止するとともに、可視光の透過を最
適に行えるようにする。
用いて、高屈折率層として真空蒸着又はスパッタリング
することによって形成する。そして、その厚みdは、8
0〜110nm、それによって得られる屈折率nは1.
90〜2.10になるように本発明の各層のなかで最も
屈折率を高くするようにする。そして、屈折率nと厚み
dとの積(光学的厚みD)が、可視光の波長以下に構成
して、光の反射を防止するとともに、可視光の透過を最
適に行えるようにする。
【0030】本発明の低屈折率層は、Si Ox(xは
1.5〜4.0)はCVD好ましくは有機シロキサンを
原料ガスとして、他の無機蒸着源が存在しない条件でプ
ラズマCVDで行う。そして、被蒸着フィルムをできる
だけ低温度に維持する。本発明のSi Ox層(低屈折率
層)には未分解の有機シロキサンを含み、ケイ素に対し
て炭素が0.1〜0.2残存することにより、Si Ox
の可撓性と接着性を維持することに効果がある。
1.5〜4.0)はCVD好ましくは有機シロキサンを
原料ガスとして、他の無機蒸着源が存在しない条件でプ
ラズマCVDで行う。そして、被蒸着フィルムをできる
だけ低温度に維持する。本発明のSi Ox層(低屈折率
層)には未分解の有機シロキサンを含み、ケイ素に対し
て炭素が0.1〜0.2残存することにより、Si Ox
の可撓性と接着性を維持することに効果がある。
【0031】このようにして、形成された上記低屈折率
層は、水に対する表面の接触角が、40〜180度のS
i Ox層をもつ反射防止フィルムを構成できる。したが
って、粉塵の付着を防止する効果を奏する。
層は、水に対する表面の接触角が、40〜180度のS
i Ox層をもつ反射防止フィルムを構成できる。したが
って、粉塵の付着を防止する効果を奏する。
【0032】上記のように構成された反射防止フィルム
10を、偏光素子と積層して得られる偏光板は、鮮明な
画像をもつとともに反射のないものである。そして、上
記の偏光板を、組込んだ液晶表示装置においても、反射
光のない鮮明な画像を表示するものである。
10を、偏光素子と積層して得られる偏光板は、鮮明な
画像をもつとともに反射のないものである。そして、上
記の偏光板を、組込んだ液晶表示装置においても、反射
光のない鮮明な画像を表示するものである。
【0033】以下、実施例について図面を参照にして更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
【0034】(実施例1)図4に示す賦型フィルム6と
して、厚み25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(ユニチカ(株)製 PTH25、Ra=
0.177μm)の一方の側に、ZrO2 微粒子コーテ
イング液NO.926(ZrO2 微粒子100重量部に
対しバインダー0.15重量部よりなる塗工液(住友大
阪セメント(株)製 商品名)を厚み57nm(乾燥時
の厚みを示す、以下同様)になるように塗工して、未硬
化の中屈折率層36(屈折率1.74)をワイヤーバー
で塗工した。一方、紫外線硬化型樹脂(PET−D3
1:大日精化工業(株)製 商品名)を、透明基材フィ
ルム5として厚み188μmのPETフィルム(A−4
350#188 東洋紡(株) 商品名)に、厚みが8
μmになるように塗工して、溶剤成分を乾燥して未硬化
ハードコート層46を形成した。次いで、前記の賦型フ
ィルム6に設けた未硬化の中屈折率層36と、透明基材
フィルム5に設けた未硬化ハードコート層46とを相接
するように積層・圧着して、紫外線を480mJ(10
m/min)照射して、未硬化の中屈折率層36とハー
ドコート層46を硬化して中屈折率層3とハードコート
層4とを形成し、賦型フィルム6を剥離した。図4
(B)に示すように、剥離賦型フィルム6Hを除いた透
明基材フィルム5には、中屈折率層3の微粒子が、ハー
ドコート層4の表面に埋没・転写されて、ハードコート
層4と中屈折率層3とが透明基材フィルム5の上に積層
・形成された。更に、図4(C)に示すように、前記中
屈折率層3の側に、ITOスパッタリング(屈折率:
2.0)を、真空度が5×10-6torr、基板温度が
室温、アルゴンが100scc/min、酸素5scc
/minを導入し、デポジットレート1.6Å/sで1
05nmの条件で行い、高屈折率層2を形成した。そし
て、前記の高屈折率層2に更に、Si O2 (屈折率:
1.46)を、真空度が5×10-6torr、基板温度
が室温、蒸着速度を26Å/sで85nmの低屈折率層
1を構成した。上記、低屈折率層2の側に、更に、フッ
素界面活性剤FC−772(3M製商品名)をワイヤー
バーで、厚み2nmで塗工して実施例1の反射防止フィ
ルム10を作製した。
して、厚み25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(ユニチカ(株)製 PTH25、Ra=
0.177μm)の一方の側に、ZrO2 微粒子コーテ
イング液NO.926(ZrO2 微粒子100重量部に
対しバインダー0.15重量部よりなる塗工液(住友大
阪セメント(株)製 商品名)を厚み57nm(乾燥時
の厚みを示す、以下同様)になるように塗工して、未硬
化の中屈折率層36(屈折率1.74)をワイヤーバー
で塗工した。一方、紫外線硬化型樹脂(PET−D3
1:大日精化工業(株)製 商品名)を、透明基材フィ
ルム5として厚み188μmのPETフィルム(A−4
350#188 東洋紡(株) 商品名)に、厚みが8
μmになるように塗工して、溶剤成分を乾燥して未硬化
ハードコート層46を形成した。次いで、前記の賦型フ
ィルム6に設けた未硬化の中屈折率層36と、透明基材
フィルム5に設けた未硬化ハードコート層46とを相接
するように積層・圧着して、紫外線を480mJ(10
m/min)照射して、未硬化の中屈折率層36とハー
ドコート層46を硬化して中屈折率層3とハードコート
層4とを形成し、賦型フィルム6を剥離した。図4
(B)に示すように、剥離賦型フィルム6Hを除いた透
明基材フィルム5には、中屈折率層3の微粒子が、ハー
ドコート層4の表面に埋没・転写されて、ハードコート
層4と中屈折率層3とが透明基材フィルム5の上に積層
・形成された。更に、図4(C)に示すように、前記中
屈折率層3の側に、ITOスパッタリング(屈折率:
2.0)を、真空度が5×10-6torr、基板温度が
室温、アルゴンが100scc/min、酸素5scc
/minを導入し、デポジットレート1.6Å/sで1
05nmの条件で行い、高屈折率層2を形成した。そし
て、前記の高屈折率層2に更に、Si O2 (屈折率:
1.46)を、真空度が5×10-6torr、基板温度
が室温、蒸着速度を26Å/sで85nmの低屈折率層
1を構成した。上記、低屈折率層2の側に、更に、フッ
素界面活性剤FC−772(3M製商品名)をワイヤー
バーで、厚み2nmで塗工して実施例1の反射防止フィ
ルム10を作製した。
【0035】(実施例2)図5に示すように、表面にア
クリル・メラミン樹脂により処理された厚み50μmの
賦型フィルム6としてMC−19(麗光(株)製 商品
名)の一方の側に、ZrO2 微粒子コーティング液N
0.926(ZrO2 微粒子100重量部に対しバイン
ダー0.15重量部よりなるコーティング液:住友大阪
セメント(株)製 商品名)を膜厚が57nmになるよ
うに未硬化の中屈折率層36(屈折率1.74)をワイ
ヤーバーで塗工して設けた。そして、中屈折率層36の
側に、紫外線硬化型樹脂(PET−D31:大日精化工
業(株)製 商品名)を、厚みが8μmになるように塗
工して、溶剤成分を乾燥して未硬化ハードコート層46
を形成した。次いで、未硬化の中屈折率層36と、ハー
ドコート層46とに紫外線を480mJ(10m/mi
n)照射して、未硬化の中屈折率層及び未硬化のそれぞ
れの樹脂層を硬化して中屈折率層3及びハードコート層
4とを賦型フィルム6に設けた。これにより中屈折率層
3の超微粒子が、透明硬化樹脂層4の表面に埋没・転写
され、ハードコート層4の中屈折率層3とが透明離形フ
ィルム8の上に積層・形成された。更に、中屈折率層3
の側に、ウレタン系2液硬化型接着剤:LX−660/
KW75=4/1(DIC製 商品名)を厚み10μm
なるようにワイヤーバーコートで設けた、未硬化接着剤
層43と、透明基材フィルム5としてトリアセチルセル
ロースフィルムFT−UV80(富士写真フィルム
(株)製 商品名)とを積層し、40℃で7日間のエー
ジングして接着剤の硬化を完結し、ハードコート層4に
相当する透明硬化接着剤層46を形成し、賦型フィルム
6を剥離した。そして剥離した賦型フィルム6Hを除い
た中屈折率層3の面に、実施例1と同様の条件で高屈折
率層2となるITOのスパッタリングし、更にSi O2
をプラズマCVD法により積層して実施例2の反射防止
フィルム10を作製した。
クリル・メラミン樹脂により処理された厚み50μmの
賦型フィルム6としてMC−19(麗光(株)製 商品
名)の一方の側に、ZrO2 微粒子コーティング液N
0.926(ZrO2 微粒子100重量部に対しバイン
ダー0.15重量部よりなるコーティング液:住友大阪
セメント(株)製 商品名)を膜厚が57nmになるよ
うに未硬化の中屈折率層36(屈折率1.74)をワイ
ヤーバーで塗工して設けた。そして、中屈折率層36の
側に、紫外線硬化型樹脂(PET−D31:大日精化工
業(株)製 商品名)を、厚みが8μmになるように塗
工して、溶剤成分を乾燥して未硬化ハードコート層46
を形成した。次いで、未硬化の中屈折率層36と、ハー
ドコート層46とに紫外線を480mJ(10m/mi
n)照射して、未硬化の中屈折率層及び未硬化のそれぞ
れの樹脂層を硬化して中屈折率層3及びハードコート層
4とを賦型フィルム6に設けた。これにより中屈折率層
3の超微粒子が、透明硬化樹脂層4の表面に埋没・転写
され、ハードコート層4の中屈折率層3とが透明離形フ
ィルム8の上に積層・形成された。更に、中屈折率層3
の側に、ウレタン系2液硬化型接着剤:LX−660/
KW75=4/1(DIC製 商品名)を厚み10μm
なるようにワイヤーバーコートで設けた、未硬化接着剤
層43と、透明基材フィルム5としてトリアセチルセル
ロースフィルムFT−UV80(富士写真フィルム
(株)製 商品名)とを積層し、40℃で7日間のエー
ジングして接着剤の硬化を完結し、ハードコート層4に
相当する透明硬化接着剤層46を形成し、賦型フィルム
6を剥離した。そして剥離した賦型フィルム6Hを除い
た中屈折率層3の面に、実施例1と同様の条件で高屈折
率層2となるITOのスパッタリングし、更にSi O2
をプラズマCVD法により積層して実施例2の反射防止
フィルム10を作製した。
【0036】(実施例3)図3に示す透明基材フィルム
5として、厚み188μmの二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムT−PET(東レ(株)製 ルミラ
ーTー60#50)の一方の側に、実施例1に用いたも
のと同様の未硬化のハードコート層46を厚み8μm、
及びTiO2 微粒子100重量部に対しバインダー0.
4重量部よりなる塗工液(住友大阪セメント(株)性
商品名)を57nmになるように塗工して、未硬化の中
屈折率層36(屈折率1.74)とをワイヤーバーで塗
工した。そして、上記未硬化の中屈折率層36の面と実
施例1で使用した賦型フィルム6とを積層・硬化した。
そして、実施例1と同様にハードコート層4と、凹凸形
状をもつ中屈折率層3とを形成して剥離賦型フィルム6
Hを剥離した。更に、前記中屈折率層3の側に、ITO
スパッタリング(屈折率:2.0)よりなる105nm
の高屈折率層2及びSi O2 (屈折率:1.46)を8
5nmで設けて低屈折率層1を構成した。上記低屈折率
層2の側に、更に実施例1で用いたフッ素系界面活性剤
FC−772を2nm塗工した。上記、実施例1とは、
ZrO2 にかえてTiO2 とした実施例3の反射防止フ
ィルム10を作製した。
5として、厚み188μmの二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムT−PET(東レ(株)製 ルミラ
ーTー60#50)の一方の側に、実施例1に用いたも
のと同様の未硬化のハードコート層46を厚み8μm、
及びTiO2 微粒子100重量部に対しバインダー0.
4重量部よりなる塗工液(住友大阪セメント(株)性
商品名)を57nmになるように塗工して、未硬化の中
屈折率層36(屈折率1.74)とをワイヤーバーで塗
工した。そして、上記未硬化の中屈折率層36の面と実
施例1で使用した賦型フィルム6とを積層・硬化した。
そして、実施例1と同様にハードコート層4と、凹凸形
状をもつ中屈折率層3とを形成して剥離賦型フィルム6
Hを剥離した。更に、前記中屈折率層3の側に、ITO
スパッタリング(屈折率:2.0)よりなる105nm
の高屈折率層2及びSi O2 (屈折率:1.46)を8
5nmで設けて低屈折率層1を構成した。上記低屈折率
層2の側に、更に実施例1で用いたフッ素系界面活性剤
FC−772を2nm塗工した。上記、実施例1とは、
ZrO2 にかえてTiO2 とした実施例3の反射防止フ
ィルム10を作製した。
【0037】(比較例1)図5に示すように、透明基材
フィルム5として、厚み188μmのPETフィルム
(A−4350 #188 東洋紡(株)製 商品名)
の一方の側にハードコート層45を8μm設け、更にM
gO(屈折率:1.72)を57nmになるように蒸着
した第1屈折層26を設けた。次いで実施例1と同様に
ITOスパッタリングによる第2屈折層27、Si O2
の蒸着による第3屈折層28を設けた比較例の反射防止
フィルム10Hを構成した。
フィルム5として、厚み188μmのPETフィルム
(A−4350 #188 東洋紡(株)製 商品名)
の一方の側にハードコート層45を8μm設け、更にM
gO(屈折率:1.72)を57nmになるように蒸着
した第1屈折層26を設けた。次いで実施例1と同様に
ITOスパッタリングによる第2屈折層27、Si O2
の蒸着による第3屈折層28を設けた比較例の反射防止
フィルム10Hを構成した。
【0038】(比較例2)比較例1の第2屈折層をIT
OのスパッタリングからTi O2 の蒸着に代えた以外
は、比較例1と同一に構成した比較例2の反射防止フィ
ルムを作製した。基材フィルム5の一方の側にハードコ
ート層45を8μm設けた側に、更にTi O2 (屈折
率:2.45)を57nmになるように蒸着した第1屈
折層26を設けた。次いで実施例1と同様にITOスパ
ッタリングによる第2屈折層27、Si O2 の蒸着によ
る第3屈折層28を設けた比較例の反射防止フィルム1
0Hを構成した。
OのスパッタリングからTi O2 の蒸着に代えた以外
は、比較例1と同一に構成した比較例2の反射防止フィ
ルムを作製した。基材フィルム5の一方の側にハードコ
ート層45を8μm設けた側に、更にTi O2 (屈折
率:2.45)を57nmになるように蒸着した第1屈
折層26を設けた。次いで実施例1と同様にITOスパ
ッタリングによる第2屈折層27、Si O2 の蒸着によ
る第3屈折層28を設けた比較例の反射防止フィルム1
0Hを構成した。
【0039】(比較例3)図6に示すように、比較例1
と同様に透明基材フィルム5にハードコート層45を厚
み8μmで設けた。更に、前記ハードコート層45の側
に、ITOスパッタリング(屈折率:2.0)を、真空
度が5×10-6torr、基板温度が室温、アルゴンが
100scc/min、酸素5scc/minを導入
し、デポジットレート1.6Å/sで膜厚が20nmの
条件で行い、第1屈折率層26を形成した。そして、前
記の第1屈折率層26に更に、Si O2 (屈折率:1.
43)を、真空度が5×10-6torr、基板温度が室
温、蒸着速度を2Å/sで、厚みが20nmの第2屈折
率層27を構成した。更に、前記第2屈折層27の側に
ITOスパッタリングを、真空度が5×10-6tor
r、基板温度が室温、アルゴンが100scc/mi
n、酸素5scc/minを導入し、デポジットレート
1.6Å/sで膜厚が120nmとなる条件で行い、第
3屈折率層28を形成した。そして、前記の第3屈折率
層28にSi O2 蒸着を、真空度が5×10-6tor
r、基板温度が室温、蒸着速度を2Å/sで、厚みが1
00nmの第4屈折率層29を構成して、比較例3の反
射防止フィルムを作製した。
と同様に透明基材フィルム5にハードコート層45を厚
み8μmで設けた。更に、前記ハードコート層45の側
に、ITOスパッタリング(屈折率:2.0)を、真空
度が5×10-6torr、基板温度が室温、アルゴンが
100scc/min、酸素5scc/minを導入
し、デポジットレート1.6Å/sで膜厚が20nmの
条件で行い、第1屈折率層26を形成した。そして、前
記の第1屈折率層26に更に、Si O2 (屈折率:1.
43)を、真空度が5×10-6torr、基板温度が室
温、蒸着速度を2Å/sで、厚みが20nmの第2屈折
率層27を構成した。更に、前記第2屈折層27の側に
ITOスパッタリングを、真空度が5×10-6tor
r、基板温度が室温、アルゴンが100scc/mi
n、酸素5scc/minを導入し、デポジットレート
1.6Å/sで膜厚が120nmとなる条件で行い、第
3屈折率層28を形成した。そして、前記の第3屈折率
層28にSi O2 蒸着を、真空度が5×10-6tor
r、基板温度が室温、蒸着速度を2Å/sで、厚みが1
00nmの第4屈折率層29を構成して、比較例3の反
射防止フィルムを作製した。
【0040】(比較例4)図5に示すように、透明基材
フィルム5として、厚み188μmのPETフィルム
(A−4350 #188 東洋紡(株)製 商品名)
の一方の側に比較例1で使用したハードコート層45を
7μm設け、更に第1屈折層26、第2屈折層27及び
第3屈折層28として、MgO、TiO2 、SiO2 の
順に(λ/4ーλ/4ーλ/4)の光学膜厚で積層し
て、比較例4の反射防止フィルムを作製した。
フィルム5として、厚み188μmのPETフィルム
(A−4350 #188 東洋紡(株)製 商品名)
の一方の側に比較例1で使用したハードコート層45を
7μm設け、更に第1屈折層26、第2屈折層27及び
第3屈折層28として、MgO、TiO2 、SiO2 の
順に(λ/4ーλ/4ーλ/4)の光学膜厚で積層し
て、比較例4の反射防止フィルムを作製した。
【0041】(比較例5)図示はしないが、比較例4と
同様にしてPETフィルム5に比較例4で使用したハー
ドコート層45を7μm設け、更に第1屈折層、及び第
2屈折層からなる2層の屈折層として、ITO、SiO
2 の順に(λ/4ーλ/4)の光学膜厚で積層して、比
較例5の反射防止フィルムを作製した。
同様にしてPETフィルム5に比較例4で使用したハー
ドコート層45を7μm設け、更に第1屈折層、及び第
2屈折層からなる2層の屈折層として、ITO、SiO
2 の順に(λ/4ーλ/4)の光学膜厚で積層して、比
較例5の反射防止フィルムを作製した。
【0042】実施例及び比較例で得られた試料につい
て、反射防止膜のスペクトル図を測定し、1%以下の低
反射率の領域及び、表面特性(表面抵抗:4端子法で測
定、表面の接触角:エルマ社製接触角測定器 Mode
l G1にて測定、耐湿試験:50℃相対湿度95%の
環境下で48時間放置した後における外観変化の目視評
価、及び動摩擦係数)を測定評価した。その測定結果を
図9及び表1に示す。 (以下余白)
て、反射防止膜のスペクトル図を測定し、1%以下の低
反射率の領域及び、表面特性(表面抵抗:4端子法で測
定、表面の接触角:エルマ社製接触角測定器 Mode
l G1にて測定、耐湿試験:50℃相対湿度95%の
環境下で48時間放置した後における外観変化の目視評
価、及び動摩擦係数)を測定評価した。その測定結果を
図9及び表1に示す。 (以下余白)
【0043】
【表1】 *脱落:真空コートにより形成された光学薄膜層が中屈折率層面より脱落。
【0044】
【発明の効果】本発明の反射防止フィルムは、以上説明
したように基材フィルムに、ハードコート層、中屈折率
層、高屈折率層及び低屈折率層の順で構成され、そし
て、ハードコート層は、熱硬化又は電離放射線硬化型樹
脂で形成されている。したがって、基材フィルムとの接
着も強固に安定し、かつ防眩性に優れた反射防止フィル
ムを提供できる。また、実施例1及び2の反射防止フィ
ルムの屈折層は3層で構成されているにもかかわらず、
比較例2の4層品と同等の反射防止効果が得られ、4層
品と比較して工程数が削減する効果を奏する。
したように基材フィルムに、ハードコート層、中屈折率
層、高屈折率層及び低屈折率層の順で構成され、そし
て、ハードコート層は、熱硬化又は電離放射線硬化型樹
脂で形成されている。したがって、基材フィルムとの接
着も強固に安定し、かつ防眩性に優れた反射防止フィル
ムを提供できる。また、実施例1及び2の反射防止フィ
ルムの屈折層は3層で構成されているにもかかわらず、
比較例2の4層品と同等の反射防止効果が得られ、4層
品と比較して工程数が削減する効果を奏する。
【図1】本発明の反射防止フィルムの基本的層構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】本発明の反射防止フィルムに凹凸形状をもつ中
屈折率層を付加した構成を示す断面図である。
屈折率層を付加した構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の製造方法の工程を示す断面概略
図である。
図である。
【図4】本発明の第2の製造方法の工程を示す断面概略
図である。
図である。
【図5】本発明の第3の製造方法の工程を示す断面概略
図である。
図である。
【図6】本発明の他の構成を示す断面概略図である。
【図7】比較例の構成を示す断面概略図である。
【図8】他の比較例の構成を示す断面概略図である。
【図9】本発明の実施例及び比較例の反射防止フィルム
の一部について可視光線部における反射スペクトル図で
ある。
の一部について可視光線部における反射スペクトル図で
ある。
1 低屈折率層 2 高屈折率層 3 中屈折率層 36 未硬化の中屈折率層 4 ハードコート層 42 防汚コート層 45 比較例のハードコート層 46 未硬化ハードコート層 5 透明基材フィルム 6 賦型フィルム 6H 剥離賦型フィルム 7 プライマー層 9 接着剤層 96 未硬化接着剤層 10 反射防止フィルム 10H 比較例の反射防止フィルム 10 反射防止フィルム 26 第1屈折層 27 第2屈折層 28 第3屈折層 29 第4屈折層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 1/10 G02B 1/10 Z
Claims (10)
- 【請求項1】透明基材フィルムに、ハードコート層を介
して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層とを順に
積層した反射防止フィルムにあって、 Si Ox層よりなる低屈折率層、 バインダーと、1.5以上の屈折率をもつ超微粒子と
からなる塗料の塗工で構成された中屈折率層、 導電性をもつ高屈折率層、 2.20>高屈折率層の屈折率>中屈折率層の屈折率
>低屈折率層の屈折率>1.40の関係がある上記各層
の隣接する屈折率、 低屈折率層が80〜110nm、高屈折率層が80〜
110nmそして中屈折率層が55〜70nmである各
屈折率層の厚み、 可視光の波長以下である光学的膜厚D(D=n・d、
但し、n:中屈折率の屈折率、d=中屈折率層の厚み) で、表されることを特徴とする反射防止フィルム。 - 【請求項2】上記ハードコート層は、中屈折率層と接す
る面に凹凸形状が形成されていることを特徴とする請求
項1記載の反射防止フィルム。 - 【請求項3】上記ハードコート層は、透明基材フィルム
に直接あるいはプライマー層及び/又は接着剤層を介し
て設けられたことを特徴とする請求項1乃至2記載の反
射防止フィルム。 - 【請求項4】上記中屈折率層は、熱硬化型樹脂、及び/
又は電離放射線型樹脂1重量部と超微粒子のZnO、T
iO2 、CeO2 、Sb2 O5 、SnO2 、ITO、Y
2 O3 、La2 O3 、Al2 O3 、Hf2 O3 、ZrO
2 から選ばれた1種類以上の超微粒子0.1〜20重量
部で構成されていることを特徴とする請求項1、2乃至
3記載の反射防止フィルム。 - 【請求項5】上記高屈折率層、及び低屈折率層は真空コ
ーティングで設けられた層であることを特徴とする請求
項1、2、3乃至4記載の反射防止フィルム。 - 【請求項6】上記低屈折率層が、有機シロキサンを原料
ガスを放電によるプラズマCVDで行い、未分解のカー
ボンがケイ素に対し0.1〜0.2部残存することを特
徴とする請求項1、2、3、4乃至5記載の反射防止フ
ィルム。 - 【請求項7】上記低屈折率層に更に防汚コート層を設け
たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5乃至6記
載の反射防止フィルム。 - 【請求項8】透明基材フィルムに、ハードコート層、中
屈折率層、更に、高屈折率層及び低屈折率層を順に積層
した反射防止フィルムにあって、 ハードコート層となる未硬化のハードコート層を透明
基材フィルムに、次いで、バインダーと、該バインダー
の屈折率より高い屈折率をもつ微粒子とを含む組成物か
らなる未硬化の中屈折率層を透明基材フィルムに塗工す
る工程、 上記未硬化の中屈折率層に、ミラー状又は微細な凹凸
をもつマット状の賦型フィルムを積層・賦型する工程、 得られた積層物を加熱処理及び/又は電離放射線処理
により中屈折率層を硬化する工程、 硬化した積層物から前記賦型フィルムを剥離除去して
凹凸をもつ中屈折率層を透明基材フィルムに形成する工
程、 前記中屈折率層に、高屈折率層を真空蒸着、又はスパ
ッタリングにて形成する工程、 ) Si Ox層よりなる低屈折率層を真空蒸着、スパッ
タリング又はプラズマCVDで形成する工程、 をもつことを特徴とする反射防止フィルムの製造方法。 - 【請求項9】透明基材フィルムに、ハードコート層、中
屈折率層、更に、高屈折率層及び低屈折率層を順に積層
した反射防止フィルムにあって、 ミラー状又は表面に凹凸形状をもつマット状の賦型フ
ィルムに、バインダーと、該バインダーの屈折率より高
い屈折率をもつ微粒子を含む組成物からなる未硬化の中
屈折率層を塗工する工程、 前記未硬化の中屈折率層と、透明基材フィルムに設け
た未硬化のハードコート層とを積層する工程、 上記未硬化のハードコート層に透明基材フィルムを積
層する工程、 得られた積層物を加熱処理及び/又は電離放射線処理
により中屈折率層及びハードコート層を硬化する工程、 硬化した積層物から前記賦型フィルムを剥離・除去し
て凹凸をもつ中屈折率層を透明基材フィルムに形成する
工程、 前記中屈折率層に、更に高屈折率層を真空蒸着又はス
パッタリングで形成する工程、 ) Si Ox層よりなる低屈折率層をスパッタリング又
はプラズマCVDで形成する工程、 をもつことを特徴とする反射防止フィルムの製造方法。 - 【請求項10】透明基材フィルムに、ハードコート層を
介して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層を順に
積層した反射防止フィルムにあって、 賦型フィルムに、バインダーと該バインダーの屈折率
より高い屈折率をもつ微粒子を含む未硬化の中屈折率層
及び未硬化のハードコート層とを塗工・硬化して中屈折
率層及びハードコート層を形成する工程、 一方、透明基材フィルムに反応型接着剤層を塗工した
未硬化状態の面と、前記の硬化した中屈折率層とを積層
する工程、 得られた積層物を加熱処理及び/又は電離放射線によ
る処理により接着剤層を硬化する工程、 硬化した積層物から前記離形フィルムを剥離除去して
中屈折率層及びハードコート層を透明基材フィルムに形
成する工程、 前記の中屈折率層に、更に高屈折率層を真空蒸着又は
スパッタリングで形成する工程、 ) Si Ox層よりなる低屈折率層をスパッタリング又
はプラズマCVDで形成する工程、 とをもつことを特徴とする反射防止フィルムの製造方
法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9019562A JPH10206603A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 反射防止フィルム及びその製造方法 |
| US09/007,796 US6207263B1 (en) | 1997-01-20 | 1998-01-15 | Anti-reflection film and process for preparation thereof |
| JP10007544A JPH10300902A (ja) | 1997-01-20 | 1998-01-19 | 反射防止フィルム及びその製造方法 |
| US09/754,130 US20010021446A1 (en) | 1997-01-20 | 2001-01-05 | Anti-reflection film and process for preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9019562A JPH10206603A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 反射防止フィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10206603A true JPH10206603A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=12002750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9019562A Pending JPH10206603A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 反射防止フィルム及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US6207263B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10206603A (ja) |
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