JPH10223783A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH10223783A JPH10223783A JP9026744A JP2674497A JPH10223783A JP H10223783 A JPH10223783 A JP H10223783A JP 9026744 A JP9026744 A JP 9026744A JP 2674497 A JP2674497 A JP 2674497A JP H10223783 A JPH10223783 A JP H10223783A
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- film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スタック構造を有する不揮発性半導体記憶装置
の書き込み・消去特性と電荷保持時間およびMOSトラ
ンジスタのホットキャリア耐性を向上させる。 【解決手段】スタック構造を有する不揮発性半導体記憶
装置およびMOSトランジスタのゲート絶縁膜として、
界面凖位密度の注入電荷依存性が互いに異なる酸窒化シ
リコン膜を用いる。 【効果】不揮発性半導体記憶装置とMOSトランジスタ
のゲート絶縁膜の界面凖位が少なくなるため、書き込み
・消去特性と電荷保持時間が向上し、ホットキャリア耐
性も向上する。
の書き込み・消去特性と電荷保持時間およびMOSトラ
ンジスタのホットキャリア耐性を向上させる。 【解決手段】スタック構造を有する不揮発性半導体記憶
装置およびMOSトランジスタのゲート絶縁膜として、
界面凖位密度の注入電荷依存性が互いに異なる酸窒化シ
リコン膜を用いる。 【効果】不揮発性半導体記憶装置とMOSトランジスタ
のゲート絶縁膜の界面凖位が少なくなるため、書き込み
・消去特性と電荷保持時間が向上し、ホットキャリア耐
性も向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、詳しくはゲート絶縁膜とシリコン基
板との界面における界面準位が少なく、高い特性を有す
る不揮発性半導体記憶装置およびMOSトランジスタ
が、同一の半導体基板に形成された半導体装置およびそ
の製造方法に関する。
の製造方法に関し、詳しくはゲート絶縁膜とシリコン基
板との界面における界面準位が少なく、高い特性を有す
る不揮発性半導体記憶装置およびMOSトランジスタ
が、同一の半導体基板に形成された半導体装置およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、スタック構造を有する不
揮発性半導体記憶装置は、浮遊ゲート電極と制御ゲート
電極を有しており、この浮遊ゲート電極に電荷を蓄積し
たり、浮遊ゲート電極から電荷を放出したりすることに
よって、情報の書き込み、保持および消去が行なわれ
る。代表的な構造としては、膜厚が10nm程度の薄い
酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜およびソース、ド
レイン電極がシリコン基板上に形成され、ゲート絶縁膜
の上には多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲート電極、絶
縁膜および多結晶シリコン膜からなる制御ゲート電極が
順次積層されている。
揮発性半導体記憶装置は、浮遊ゲート電極と制御ゲート
電極を有しており、この浮遊ゲート電極に電荷を蓄積し
たり、浮遊ゲート電極から電荷を放出したりすることに
よって、情報の書き込み、保持および消去が行なわれ
る。代表的な構造としては、膜厚が10nm程度の薄い
酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜およびソース、ド
レイン電極がシリコン基板上に形成され、ゲート絶縁膜
の上には多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲート電極、絶
縁膜および多結晶シリコン膜からなる制御ゲート電極が
順次積層されている。
【0003】また、制御ゲート電極、ソース、ドレイン
およびシリコン基板に、それぞれ例えば18V、0V、
0Vおよび0Vの電圧を1ミリ秒印加すると、シリコン
基板から浮遊ゲート電極にファウラー・ノードハイム
(Fowler-Nordheim:以下、F−Nと略す)電流が流れ
て、浮遊ゲート電極に電荷(電子)が蓄積され、「消
去」状態になる。
およびシリコン基板に、それぞれ例えば18V、0V、
0Vおよび0Vの電圧を1ミリ秒印加すると、シリコン
基板から浮遊ゲート電極にファウラー・ノードハイム
(Fowler-Nordheim:以下、F−Nと略す)電流が流れ
て、浮遊ゲート電極に電荷(電子)が蓄積され、「消
去」状態になる。
【0004】これとは反対に、制御ゲート電極、ソー
ス、ドレインおよびシリコン基板に、それぞれ例えば−
9V、0V、4Vおよび0Vの電圧を1ミリ秒印加する
と、浮遊ゲート電極中の電子はF−N電流によって引き
抜からて、「書き込み」状態になる。これを「読み出
す」には、例えば制御ゲート電極に3.3Vの電源電
圧、ドレイン電極に1V程度の電圧をそれぞれ印加すれ
ばよい。ドレイン電流のしきい値電圧から、浮遊ゲート
の電荷の蓄積状態を知ることができる。これがスタック
構造を有する不揮発性半導体記憶装置の動作原理であ
り、このような半導体記憶装置は、例えば特願平04−
331403に記載されている。
ス、ドレインおよびシリコン基板に、それぞれ例えば−
9V、0V、4Vおよび0Vの電圧を1ミリ秒印加する
と、浮遊ゲート電極中の電子はF−N電流によって引き
抜からて、「書き込み」状態になる。これを「読み出
す」には、例えば制御ゲート電極に3.3Vの電源電
圧、ドレイン電極に1V程度の電圧をそれぞれ印加すれ
ばよい。ドレイン電流のしきい値電圧から、浮遊ゲート
の電荷の蓄積状態を知ることができる。これがスタック
構造を有する不揮発性半導体記憶装置の動作原理であ
り、このような半導体記憶装置は、例えば特願平04−
331403に記載されている。
【0005】一方、スタック構造を有する不揮発性半導
体記憶装置の周辺回路には、MOS(Metal Oxide Semic
onductor)構造を持つトランジスタが使われている。M
OSトランジスタは、ゲート、ソース、ドレインおよび
シリコン基板に、それぞれ例えば3.3V、0V、1V
および0Vの電圧を印加することによって動作する。こ
の際の動作は、スタック構造を有する上記不揮発性半導
体記憶装置の「読み出し」時の動作と同じである。
体記憶装置の周辺回路には、MOS(Metal Oxide Semic
onductor)構造を持つトランジスタが使われている。M
OSトランジスタは、ゲート、ソース、ドレインおよび
シリコン基板に、それぞれ例えば3.3V、0V、1V
および0Vの電圧を印加することによって動作する。こ
の際の動作は、スタック構造を有する上記不揮発性半導
体記憶装置の「読み出し」時の動作と同じである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記スタック構造を有
する従来の不揮発性半導体記憶装置では、シリコン基板
と浮遊ゲート電極の間にF−N電流が流れる際、膜厚1
0nm程度の薄いゲート絶縁膜に10MV/cm近い高
い電界が印加される。そのため、書き込みと消去を繰り
返すうちにゲート絶縁膜が劣化して、良好な書き込み、
消去特性を維持できなくなり、電気的ストレスに対する
ゲート絶縁膜の耐圧を向上することなしに、デバイスの
高い信頼性を維持するのは困難である。
する従来の不揮発性半導体記憶装置では、シリコン基板
と浮遊ゲート電極の間にF−N電流が流れる際、膜厚1
0nm程度の薄いゲート絶縁膜に10MV/cm近い高
い電界が印加される。そのため、書き込みと消去を繰り
返すうちにゲート絶縁膜が劣化して、良好な書き込み、
消去特性を維持できなくなり、電気的ストレスに対する
ゲート絶縁膜の耐圧を向上することなしに、デバイスの
高い信頼性を維持するのは困難である。
【0007】従って、不揮発性半導体記憶装置として
は、ゲート絶縁膜の電気的ストレスに対する耐圧が高
く、F−Nトンネル電流によるゲート絶縁膜の劣化を防
止して、良好な書き込み、消去特性を維持することが極
めて重要である。
は、ゲート絶縁膜の電気的ストレスに対する耐圧が高
く、F−Nトンネル電流によるゲート絶縁膜の劣化を防
止して、良好な書き込み、消去特性を維持することが極
めて重要である。
【0008】また、周辺回路において使用されるMOS
トランジスタにおいても、近年のLSI回路に要求され
ている高速動作と高い信頼性を維持するためには、MO
Sトランジスタの動作時に発生するホットキャリアに対
する耐性が高いことが必要である。
トランジスタにおいても、近年のLSI回路に要求され
ている高速動作と高い信頼性を維持するためには、MO
Sトランジスタの動作時に発生するホットキャリアに対
する耐性が高いことが必要である。
【0009】本発明の目的は、ゲート絶縁膜の電気的ス
トレスに対する耐圧が高く、F−Nトンネル電流による
ゲート絶縁膜の劣化を防止して、良好な書き込みおよび
消去特性を維持することできる不揮発性半導体記憶装置
およびホットキャリアによるゲート絶縁膜の劣化を効果
的に防止して、高速動作と高い信頼性を維持することの
できるMOSトランジスタが、同一の半導体基板に形成
された半導体装置およびその製造方法を提供することで
ある。
トレスに対する耐圧が高く、F−Nトンネル電流による
ゲート絶縁膜の劣化を防止して、良好な書き込みおよび
消去特性を維持することできる不揮発性半導体記憶装置
およびホットキャリアによるゲート絶縁膜の劣化を効果
的に防止して、高速動作と高い信頼性を維持することの
できるMOSトランジスタが、同一の半導体基板に形成
された半導体装置およびその製造方法を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の半導体装置は、半導体基板の第1の領域上に
積層して形成されたゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極、層
間絶縁膜および制御ゲート電極を有する不揮発性半導体
記憶装置と、上記半導体基板の上記第1の領域とは異な
る第2の領域上に積層して形成れたゲート絶縁膜および
ゲート電極を有するMOSトランジスタを具備し、上記
不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜および上記MO
Sトランジスタのゲート絶縁膜は、界面準位密度の注入
電荷依存性が互いに異なることを特徴とする。
の本発明の半導体装置は、半導体基板の第1の領域上に
積層して形成されたゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極、層
間絶縁膜および制御ゲート電極を有する不揮発性半導体
記憶装置と、上記半導体基板の上記第1の領域とは異な
る第2の領域上に積層して形成れたゲート絶縁膜および
ゲート電極を有するMOSトランジスタを具備し、上記
不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜および上記MO
Sトランジスタのゲート絶縁膜は、界面準位密度の注入
電荷依存性が互いに異なることを特徴とする。
【0011】すなわち、図3に示したシリコン基板(半
導体)・ゲート絶縁膜(酸化シリコン膜)・ポリシリコ
ン(金属)のバンド構造から明らかなように、高い電界
が印加されて、電極から酸化シリコン膜にF−Nトンネ
ル電流が注入される際に、高いエネルギーを持ったホッ
トエレクトロンが同時に発生して、高いエネルギーを持
ったホットホールを叩き出し、このホットホールがゲー
ト絶縁膜の内部に進入して、ゲート絶縁膜内の界面付近
に深いトラップ準位が形成され、このトラップ準位によ
って上記ゲート絶縁膜の劣化が生ずる。
導体)・ゲート絶縁膜(酸化シリコン膜)・ポリシリコ
ン(金属)のバンド構造から明らかなように、高い電界
が印加されて、電極から酸化シリコン膜にF−Nトンネ
ル電流が注入される際に、高いエネルギーを持ったホッ
トエレクトロンが同時に発生して、高いエネルギーを持
ったホットホールを叩き出し、このホットホールがゲー
ト絶縁膜の内部に進入して、ゲート絶縁膜内の界面付近
に深いトラップ準位が形成され、このトラップ準位によ
って上記ゲート絶縁膜の劣化が生ずる。
【0012】しかし、ゲート絶縁膜の一部が窒化される
と、ゲート絶縁膜へのホットホールの進入は効果的に防
止され、シリコン基板との界面付近で上記トラップ準位
が形成されることはないので、ゲート絶縁膜の劣化は防
止される。
と、ゲート絶縁膜へのホットホールの進入は効果的に防
止され、シリコン基板との界面付近で上記トラップ準位
が形成されることはないので、ゲート絶縁膜の劣化は防
止される。
【0013】ゲート絶縁膜の基板側を窒化するには、亜
酸化窒素(N2O)や、一酸化窒素(NO)を用いて熱
処理を行えば良い。例えば、酸化シリコン膜が形成され
たシリコン基板を電気炉の中で1050℃に熱しなが
ら、N2Oガスを5分間流せば酸化シリコンを酸窒化す
ることができる。
酸化窒素(N2O)や、一酸化窒素(NO)を用いて熱
処理を行えば良い。例えば、酸化シリコン膜が形成され
たシリコン基板を電気炉の中で1050℃に熱しなが
ら、N2Oガスを5分間流せば酸化シリコンを酸窒化す
ることができる。
【0014】しかし、本発明者の検討によれば、酸化シ
リコン膜を酸窒化して得られた酸窒化シリコン膜の特性
は、用いた酸窒化法が異なると互いに異なり、デバイス
の種類に応じて酸窒化法を適宜選択することが好ましい
ことが明らかになった。
リコン膜を酸窒化して得られた酸窒化シリコン膜の特性
は、用いた酸窒化法が異なると互いに異なり、デバイス
の種類に応じて酸窒化法を適宜選択することが好ましい
ことが明らかになった。
【0015】すなわち、図4は、同じ膜厚(7.6n
m)の酸化シリコン膜(SiO2膜)、N2Oを用いて形
成した酸窒化膜(SiN2O膜)およびNOを用いて形
成した酸窒化膜(SiNO膜)をそれぞれ絶縁膜とする
MOSキャパシタを作製し、ストレス電荷を注入した
後、C−V測定法によって界面準位密度を測定して、界
面準位密度の注入電荷依存性を調べた結果を示す。
m)の酸化シリコン膜(SiO2膜)、N2Oを用いて形
成した酸窒化膜(SiN2O膜)およびNOを用いて形
成した酸窒化膜(SiNO膜)をそれぞれ絶縁膜とする
MOSキャパシタを作製し、ストレス電荷を注入した
後、C−V測定法によって界面準位密度を測定して、界
面準位密度の注入電荷依存性を調べた結果を示す。
【0016】図4から明らかなように、N2O酸窒化膜
およびNO酸窒化膜の界面準位密度のは、いずれも酸化
シリコン膜の界面準位密度よりも小さいが、界面準位密
度の注入電荷依存性を示す直線の傾斜角度が、N2O酸
窒化膜とNO酸窒化膜では異なり、界面準位密度の大小
順が、ストレス注入電流の大小によって異なる。したが
って、不揮発性半導体記憶装置およびMOSトランジス
タに適したゲート絶縁膜を選択して界面準位密度が最も
低くなるようにすれば、極めて好ましい結果が得られ
る。
およびNO酸窒化膜の界面準位密度のは、いずれも酸化
シリコン膜の界面準位密度よりも小さいが、界面準位密
度の注入電荷依存性を示す直線の傾斜角度が、N2O酸
窒化膜とNO酸窒化膜では異なり、界面準位密度の大小
順が、ストレス注入電流の大小によって異なる。したが
って、不揮発性半導体記憶装置およびMOSトランジス
タに適したゲート絶縁膜を選択して界面準位密度が最も
低くなるようにすれば、極めて好ましい結果が得られ
る。
【0017】すなわち、ゲート絶縁膜として同じ酸窒化
シリコン膜を用いるのではなく、界面準位密度の注入電
荷依存性が互いに異なる酸窒化シリコン膜を、それぞれ
不揮発性半導体記憶装置およびMOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜として用いることにより、不揮発性半導体記
憶装置およびその周辺回路が同一の半導体基板に形成さ
れた半導体装置の信頼性が著しく向上する。
シリコン膜を用いるのではなく、界面準位密度の注入電
荷依存性が互いに異なる酸窒化シリコン膜を、それぞれ
不揮発性半導体記憶装置およびMOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜として用いることにより、不揮発性半導体記
憶装置およびその周辺回路が同一の半導体基板に形成さ
れた半導体装置の信頼性が著しく向上する。
【0018】注入電荷が10C/cm2における上記不
揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜の界面準位密度
は、上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜の界面準位
密度より低くすることが好ましく、上記不揮発性半導体
記憶装置のゲート絶縁膜としては、酸化シリコン膜を一
酸化窒素を含むガス中で熱処理することによって形成さ
れた膜を用いればよい。
揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜の界面準位密度
は、上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜の界面準位
密度より低くすることが好ましく、上記不揮発性半導体
記憶装置のゲート絶縁膜としては、酸化シリコン膜を一
酸化窒素を含むガス中で熱処理することによって形成さ
れた膜を用いればよい。
【0019】同様に、注入電荷が0.1C/cm2にお
ける上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜の界面準位
密度は、上記不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜の
界面準位密度より低いことが好ましく、上記MOSトラ
ンジスタのゲート絶縁膜としては、酸化シリコン膜を亜
酸化窒素を含むガス中で熱処理することによって形成さ
れた膜を用いればよい。
ける上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜の界面準位
密度は、上記不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜の
界面準位密度より低いことが好ましく、上記MOSトラ
ンジスタのゲート絶縁膜としては、酸化シリコン膜を亜
酸化窒素を含むガス中で熱処理することによって形成さ
れた膜を用いればよい。
【0020】すなわち、図4に示したように、10C/
cm2の電荷が注入された場合は、矢印Aで示したよう
に、NO酸窒化膜の方がN2O酸窒化膜より界面準位密
度が小さく、注入された電荷が0.1C/cm2のとき
は、矢印Bから明らかなように、N2O酸窒化膜の方が
NO酸窒化膜より界面密度が小さかった。
cm2の電荷が注入された場合は、矢印Aで示したよう
に、NO酸窒化膜の方がN2O酸窒化膜より界面準位密
度が小さく、注入された電荷が0.1C/cm2のとき
は、矢印Bから明らかなように、N2O酸窒化膜の方が
NO酸窒化膜より界面密度が小さかった。
【0021】したがって、10C/cm2程度の電荷が
注入されるフラッシュメモリセルなどのデバイスの場合
は、注入電荷量がこの程度のときの界面準位密度が最も
低いNO酸窒化膜をゲート絶縁膜として用いることによ
り、シリコン基板とゲート絶縁膜の界面における界面準
位密度を最も効果的に低減できる。
注入されるフラッシュメモリセルなどのデバイスの場合
は、注入電荷量がこの程度のときの界面準位密度が最も
低いNO酸窒化膜をゲート絶縁膜として用いることによ
り、シリコン基板とゲート絶縁膜の界面における界面準
位密度を最も効果的に低減できる。
【0022】同様に、0.1C/cm2程度の電荷が注
入されるMOSトランジスタやMOSキャパシタなどの
場合は、注入電荷量がこの程度のときの界面準位密度が
最も低いN2O酸窒化膜を用いればよい。
入されるMOSトランジスタやMOSキャパシタなどの
場合は、注入電荷量がこの程度のときの界面準位密度が
最も低いN2O酸窒化膜を用いればよい。
【0023】上記不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁
膜の膜厚を5nm〜12nm、上記MOSトランジスタ
のゲート絶縁膜の膜厚を3nm〜10nmとすれば好ま
しい結果を得ことができる。
膜の膜厚を5nm〜12nm、上記MOSトランジスタ
のゲート絶縁膜の膜厚を3nm〜10nmとすれば好ま
しい結果を得ことができる。
【0024】上記本発明の半導体装置は、半導体基板の
所定領域上に酸化シリコン膜を形成した後、一酸化窒素
を含むガス中で熱処理してゲート絶縁膜を形成する工程
と、当該ゲート絶縁膜上に、多量の不純物がドープされ
た第1の多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲート電極、層
間絶縁膜および多量の不純物がドープされた多結晶シリ
コン膜からなる制御ゲート電極を積層して不揮発性半導
体記憶装置を形成する工程を含むことを特徴とする半導
体装置の製造方法によって製造することができる。
所定領域上に酸化シリコン膜を形成した後、一酸化窒素
を含むガス中で熱処理してゲート絶縁膜を形成する工程
と、当該ゲート絶縁膜上に、多量の不純物がドープされ
た第1の多結晶シリコン膜からなる浮遊ゲート電極、層
間絶縁膜および多量の不純物がドープされた多結晶シリ
コン膜からなる制御ゲート電極を積層して不揮発性半導
体記憶装置を形成する工程を含むことを特徴とする半導
体装置の製造方法によって製造することができる。
【0025】上記ガスとしては0.1%〜100%の一
酸化窒素を含むガスを用いることができ、一酸化窒素の
含有量を1%〜10%とすればさらに好ましい結果が得
られる。この場合の上記熱処理は800℃〜950℃で
行うことができる。
酸化窒素を含むガスを用いることができ、一酸化窒素の
含有量を1%〜10%とすればさらに好ましい結果が得
られる。この場合の上記熱処理は800℃〜950℃で
行うことができる。
【0026】また、上記本発明の半導体装置は、半導体
基板の所定領域上に酸化シリコン膜を形成した後、亜酸
化窒素を含むガス中で熱処理してゲート絶縁膜を形成す
る工程と、当該ゲート絶縁膜上に、多量の不純物がドー
プされた多結晶シリコン膜からなるおよびゲート電極を
積層してMOSトランジスタを形成する工程を含むこと
を特徴とする半導体装置の製造方法によって製造でき
る。
基板の所定領域上に酸化シリコン膜を形成した後、亜酸
化窒素を含むガス中で熱処理してゲート絶縁膜を形成す
る工程と、当該ゲート絶縁膜上に、多量の不純物がドー
プされた多結晶シリコン膜からなるおよびゲート電極を
積層してMOSトランジスタを形成する工程を含むこと
を特徴とする半導体装置の製造方法によって製造でき
る。
【0027】この場合の上記ガスとしては、0.1%〜
100%の亜酸化窒素を含むガスを用いることができ、
亜酸化窒素の含有量を5%〜100%とすれば、さらに
好ましい結果が得られる。この場合の上記熱処理は80
0℃〜1,100℃で行われる。
100%の亜酸化窒素を含むガスを用いることができ、
亜酸化窒素の含有量を5%〜100%とすれば、さらに
好ましい結果が得られる。この場合の上記熱処理は80
0℃〜1,100℃で行われる。
【0028】上記不揮発性半導体記憶装置およびMOS
トランジスタは、同一の半導体基板の第1の領域および
当該第1の領域とは異なる第2の領域に、それぞれ形成
される。
トランジスタは、同一の半導体基板の第1の領域および
当該第1の領域とは異なる第2の領域に、それぞれ形成
される。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明においては、不揮発性半導
体記憶装置およびMOSトランジスタが同一の半導体基
板の異なる領域にそれぞれ形成され、界面準位密度の注
入電荷依存性が互いに異なるゲート絶縁膜が不揮発性半
導体記憶装置およびMOSトランジスタにそれぞれ用い
られる。
体記憶装置およびMOSトランジスタが同一の半導体基
板の異なる領域にそれぞれ形成され、界面準位密度の注
入電荷依存性が互いに異なるゲート絶縁膜が不揮発性半
導体記憶装置およびMOSトランジスタにそれぞれ用い
られる。
【0030】不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜
は、酸化シリコン膜を一酸化窒素を含む雰囲気中で熱処
理することによって形成され、MOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜は、酸化シリコン膜を亜酸化窒素を含む雰囲
気中で熱処理することによって形成される。
は、酸化シリコン膜を一酸化窒素を含む雰囲気中で熱処
理することによって形成され、MOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜は、酸化シリコン膜を亜酸化窒素を含む雰囲
気中で熱処理することによって形成される。
【0031】不揮発性半導体記憶装置としては、フラッ
シュメモリなど、制御ゲート電極/層間絶縁膜/浮遊ゲ
ート電極/ゲート絶縁膜/シリコン基板というスタック
構造(積層構造)を有する書き換え可能な不揮発性半導
体記憶装置に適用することができる。
シュメモリなど、制御ゲート電極/層間絶縁膜/浮遊ゲ
ート電極/ゲート絶縁膜/シリコン基板というスタック
構造(積層構造)を有する書き換え可能な不揮発性半導
体記憶装置に適用することができる。
【0032】また、上記MOSトランジスタのゲート絶
縁膜と同じ種類の絶縁膜をMOSキャパシタに使用して
も、好ましい結果が得られる。
縁膜と同じ種類の絶縁膜をMOSキャパシタに使用して
も、好ましい結果が得られる。
【0033】本発明によれば、形成すべき各半導体素子
のホットキャリア発生状況をあらかじめ調べ、それに対
応して界面準位密度が最も低くなる酸窒化シリコン膜を
選択することにより、不揮発性半導体記憶装置および周
辺回路の信頼性が著しく向上される。
のホットキャリア発生状況をあらかじめ調べ、それに対
応して界面準位密度が最も低くなる酸窒化シリコン膜を
選択することにより、不揮発性半導体記憶装置および周
辺回路の信頼性が著しく向上される。
【0034】
〈実施例1〉本発明の第1の実施例を、メモリセルの断
面構造を示した図1を用いて説明する。図1に示したよ
うに、シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素を含ん
だ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液を用いて表面酸化
膜を除去し、周知の選択酸化法を用いてフィールド酸化
膜(図示せず)を形成した。次に、流量10リットル/
分のウェット酸化雰囲気中でシリコン基板1を加熱し
て、基板温度850℃で厚さ9nmの酸化シリコン膜を
形成した後、直ちに酸窒化炉内に移し、窒素希釈5%の
NOガスの流量3SLM(Standard Litter per Minut
e)、基板温度850℃という条件で酸窒化を行って酸
窒化シリコン膜2を形成した。
面構造を示した図1を用いて説明する。図1に示したよ
うに、シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素を含ん
だ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液を用いて表面酸化
膜を除去し、周知の選択酸化法を用いてフィールド酸化
膜(図示せず)を形成した。次に、流量10リットル/
分のウェット酸化雰囲気中でシリコン基板1を加熱し
て、基板温度850℃で厚さ9nmの酸化シリコン膜を
形成した後、直ちに酸窒化炉内に移し、窒素希釈5%の
NOガスの流量3SLM(Standard Litter per Minut
e)、基板温度850℃という条件で酸窒化を行って酸
窒化シリコン膜2を形成した。
【0035】次に、モノシランとホスフィンを用いた周
知の減圧化学気相成長法によって、3×1020cm-3の
リンを含んだ厚さ200nmのアモルファスシリコン膜
を形成し、窒素雰囲気中、900℃で20分間加熱して
結晶化し、多結晶シリコン膜5を形成した。
知の減圧化学気相成長法によって、3×1020cm-3の
リンを含んだ厚さ200nmのアモルファスシリコン膜
を形成し、窒素雰囲気中、900℃で20分間加熱して
結晶化し、多結晶シリコン膜5を形成した。
【0036】窒素希釈の10%酸素雰囲気中、基板温度
800℃という条件で上記多結晶シリコン膜5の表面を
熱酸化して、膜厚5nmの酸化シリコン膜を形成した
後、ジクロロシランとアンモニアを用いた周知の化学気
相成長法によって、膜厚13nmの窒化シリコン膜を形
成し、ウェット酸化雰囲気中、900℃の熱酸化を行っ
て窒化シリコン膜の表面を酸化シリコン膜に変え、層間
絶縁膜となる酸化シリコン膜−窒化シリコン膜−酸化シ
リコン膜なる3層膜(以下ONO膜と記す)2’を形成
した。
800℃という条件で上記多結晶シリコン膜5の表面を
熱酸化して、膜厚5nmの酸化シリコン膜を形成した
後、ジクロロシランとアンモニアを用いた周知の化学気
相成長法によって、膜厚13nmの窒化シリコン膜を形
成し、ウェット酸化雰囲気中、900℃の熱酸化を行っ
て窒化シリコン膜の表面を酸化シリコン膜に変え、層間
絶縁膜となる酸化シリコン膜−窒化シリコン膜−酸化シ
リコン膜なる3層膜(以下ONO膜と記す)2’を形成
した。
【0037】モノシランとホスフィンを用いた周知の減
圧化学気相成長法によって、リンを含んだ多結晶シリコ
ン膜6(厚さ200nm)を上記ONO膜2’上に形成
し、窒素雰囲気中900℃で20分間熱処理を行った。
圧化学気相成長法によって、リンを含んだ多結晶シリコ
ン膜6(厚さ200nm)を上記ONO膜2’上に形成
し、窒素雰囲気中900℃で20分間熱処理を行った。
【0038】共通のエッチングマスクを用いた周知のホ
トエッチングによって、上記多結晶シリコン膜6、ON
O膜2’、多結晶シリコン膜5および酸窒化シリコン膜
2の不要部分を順次除去して、制御ゲート電極6、層間
絶縁膜2’、浮遊ゲート電極5およびゲート絶縁膜2を
形成した。
トエッチングによって、上記多結晶シリコン膜6、ON
O膜2’、多結晶シリコン膜5および酸窒化シリコン膜
2の不要部分を順次除去して、制御ゲート電極6、層間
絶縁膜2’、浮遊ゲート電極5およびゲート絶縁膜2を
形成した。
【0039】上記制御ゲート電極6、層間絶縁膜2’、
浮遊ゲート電極5およびゲート絶縁膜2の露出された部
分を酸化シリコン膜11で覆った後、周知のイオン打込
み法を用いて、上記シリコン基板1とは逆の導電型を有
する不純物をシリコン基板1に打込んで、ソース側拡散
層4およびドレイン側拡散層3を形成した。さらに、砒
素とリンとを含んだ酸化シリコン膜を全面に形成した
後、加熱して酸化シリコン膜の上面を平坦化した。周知
の方法を用いて、上記ソース側拡散層4およびドレイン
側拡散層3の表面を露出させるコンタクト穴を形成し、
さらに電極を形成してメモリセルを作製した。
浮遊ゲート電極5およびゲート絶縁膜2の露出された部
分を酸化シリコン膜11で覆った後、周知のイオン打込
み法を用いて、上記シリコン基板1とは逆の導電型を有
する不純物をシリコン基板1に打込んで、ソース側拡散
層4およびドレイン側拡散層3を形成した。さらに、砒
素とリンとを含んだ酸化シリコン膜を全面に形成した
後、加熱して酸化シリコン膜の上面を平坦化した。周知
の方法を用いて、上記ソース側拡散層4およびドレイン
側拡散層3の表面を露出させるコンタクト穴を形成し、
さらに電極を形成してメモリセルを作製した。
【0040】本実施例において作製された不揮発性半導
体記憶装置の書き換え特性を、下記のようにして評価し
た。基板側1から浮遊ゲート電極5へF−N電流を流
し、浮遊ゲート電極5に電子を注入して「消去」動作を
行い、浮遊ゲート電極5中の電子を、F−N電流として
ドレイン側拡散層3へ引き抜いて「書き込み」動作を行
った。消去動作では、制御ゲート電極、ソース側拡散
層、ドレイン側拡散層および基板にそれぞれ18V、0
V、0Vおよび0Vのパルス電圧を1ミリ秒印加し、書
き込み動作では、それぞれ9V、0V、4Vおよび0V
のパルス電圧を1ミリ秒印加した。また、制御ゲートに
3.3Vの電源電圧、ドレイン電極に1V程の電圧を印
加して「読み出し」を行った。このような測定を、NO
2酸窒化膜を用いた本実施例と酸化シリコン膜を用いた
従来の場合について行い、両者を比較した。ドレイン電
流のしきい値電圧から、浮遊ゲートの電荷の蓄積状態を
知ることができる。
体記憶装置の書き換え特性を、下記のようにして評価し
た。基板側1から浮遊ゲート電極5へF−N電流を流
し、浮遊ゲート電極5に電子を注入して「消去」動作を
行い、浮遊ゲート電極5中の電子を、F−N電流として
ドレイン側拡散層3へ引き抜いて「書き込み」動作を行
った。消去動作では、制御ゲート電極、ソース側拡散
層、ドレイン側拡散層および基板にそれぞれ18V、0
V、0Vおよび0Vのパルス電圧を1ミリ秒印加し、書
き込み動作では、それぞれ9V、0V、4Vおよび0V
のパルス電圧を1ミリ秒印加した。また、制御ゲートに
3.3Vの電源電圧、ドレイン電極に1V程の電圧を印
加して「読み出し」を行った。このような測定を、NO
2酸窒化膜を用いた本実施例と酸化シリコン膜を用いた
従来の場合について行い、両者を比較した。ドレイン電
流のしきい値電圧から、浮遊ゲートの電荷の蓄積状態を
知ることができる。
【0041】得られた書き込み・消去特性を図6に示し
た。図6では、書き換え回数を横軸に取り、書き込み・
消去動作を実行した際のしきい電圧を縦軸に取ってあ
る。図6から明らかなように、ゲート絶縁膜としてNO
酸窒化膜を用いると、酸化シリコン膜を用いた従来の場
合より、書き換え回数の増加によるしきい電圧の変化が
小さく、書き換えを10万回行った後のしきい電圧の変
化を、本実施例によって約30%小さくすることができ
た。
た。図6では、書き換え回数を横軸に取り、書き込み・
消去動作を実行した際のしきい電圧を縦軸に取ってあ
る。図6から明らかなように、ゲート絶縁膜としてNO
酸窒化膜を用いると、酸化シリコン膜を用いた従来の場
合より、書き換え回数の増加によるしきい電圧の変化が
小さく、書き換えを10万回行った後のしきい電圧の変
化を、本実施例によって約30%小さくすることができ
た。
【0042】〈実施例2〉本発明の第2の実施例を、M
OSトランジスタの断面構造を示した図2を用いて説明
する。シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素を含ん
だ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液によって表面酸化
膜を除去し、周知の選択酸化法を用いてフィールド酸化
膜(図示せず)を形成した。次に、流量10リットル/
分のウェット酸化雰囲気中でシリコン基板1を加熱し、
基板温度850℃で厚さ9nmの酸化シリコン膜2を形
成した。直ちに酸窒化炉内に移し、100%のN2Oガ
スの流量3SLM、基板温度850℃という条件で酸窒
化を行って酸窒化シリコン膜からなるゲート絶縁膜2を
形成した。
OSトランジスタの断面構造を示した図2を用いて説明
する。シリコン基板1をアンモニアと過酸化水素を含ん
だ水溶液に浸漬した後、フッ酸水溶液によって表面酸化
膜を除去し、周知の選択酸化法を用いてフィールド酸化
膜(図示せず)を形成した。次に、流量10リットル/
分のウェット酸化雰囲気中でシリコン基板1を加熱し、
基板温度850℃で厚さ9nmの酸化シリコン膜2を形
成した。直ちに酸窒化炉内に移し、100%のN2Oガ
スの流量3SLM、基板温度850℃という条件で酸窒
化を行って酸窒化シリコン膜からなるゲート絶縁膜2を
形成した。
【0043】次に、モノシランとホスフィンを用いた周
知の減圧化学気相成長法によって、3×1020cm-3の
リンを含んだ厚さ200nmのアモルファスシリコン膜
を形成し、窒素雰囲気中、900℃で20分間加熱して
多結晶シリコン膜7とし、さらに周知の0.3μmプロ
セスを用いて所定の形状に加工して、幅0.3μmのゲ
ート電極7を形成した。さらに、このゲート電極7の表
面を酸化シリコン膜で覆った後、シリコン基板1とは逆
の導電型を有する不純物をイオン打込みしてソース側拡
散層4、ドレイン側拡散層3を形成した。
知の減圧化学気相成長法によって、3×1020cm-3の
リンを含んだ厚さ200nmのアモルファスシリコン膜
を形成し、窒素雰囲気中、900℃で20分間加熱して
多結晶シリコン膜7とし、さらに周知の0.3μmプロ
セスを用いて所定の形状に加工して、幅0.3μmのゲ
ート電極7を形成した。さらに、このゲート電極7の表
面を酸化シリコン膜で覆った後、シリコン基板1とは逆
の導電型を有する不純物をイオン打込みしてソース側拡
散層4、ドレイン側拡散層3を形成した。
【0044】次に、砒素とリンを含んだ酸化シリコン膜
(図示せず)を全面に形成し、加熱して表面を平坦化し
た後、この絶縁膜にコンタクト穴を開けて上記ソース側
拡散層4およびドレイン側拡散層3の表面を露出させ、
さらにソース、ドレイン電極(図示せず)を形成してM
OSトランジスタを作製した。
(図示せず)を全面に形成し、加熱して表面を平坦化し
た後、この絶縁膜にコンタクト穴を開けて上記ソース側
拡散層4およびドレイン側拡散層3の表面を露出させ、
さらにソース、ドレイン電極(図示せず)を形成してM
OSトランジスタを作製した。
【0045】本実施例において形成されたMOSトラン
ジスタ、およびゲート絶縁膜として酸化シリコン膜を用
いた従来のMOSトランジスタの、ゲート電圧に対する
相互コンダクタンス(単位ゲート幅当たりの、ゲート電
圧の変化に対するドレイン電流の変化率)をそれぞれ測
定して両者を比較し、図7に示す結果を得た。
ジスタ、およびゲート絶縁膜として酸化シリコン膜を用
いた従来のMOSトランジスタの、ゲート電圧に対する
相互コンダクタンス(単位ゲート幅当たりの、ゲート電
圧の変化に対するドレイン電流の変化率)をそれぞれ測
定して両者を比較し、図7に示す結果を得た。
【0046】図7から明らかなように、両者の相互コン
ダクタンスの最大値はほとんど同じであるが、ゲート電
圧がほぼ1.5Vより高くなると、本実施例によるMO
Sトランジスタの方が、上記従来のMOSトランジスタ
より大きい相互コンダクタンスが得られた。この効果
は、酸窒化反応によってSi−H結合がSi−N結合に
置き換わって結合が安定化され、酸化シリコン膜とシリ
コン基板の界面に存在したSi−H結合による界面準位
が消失したために得られたものと考えられる。
ダクタンスの最大値はほとんど同じであるが、ゲート電
圧がほぼ1.5Vより高くなると、本実施例によるMO
Sトランジスタの方が、上記従来のMOSトランジスタ
より大きい相互コンダクタンスが得られた。この効果
は、酸窒化反応によってSi−H結合がSi−N結合に
置き換わって結合が安定化され、酸化シリコン膜とシリ
コン基板の界面に存在したSi−H結合による界面準位
が消失したために得られたものと考えられる。
【0047】また、ホットキャリアが注入された場合
も、本実施例によるMOSトランジスタの相互コンダク
タンスは、上記従来のMOSトランジスタより常に5%
程度高かった。これは、ゲート絶縁膜とシリコン基板と
の界面に、酸窒化反応によって生じたSi−N結合によ
って結合が安定化されたため、ホットキャリアが注入さ
れても、新たな界面準位が発生しにくいためと考えられ
る。
も、本実施例によるMOSトランジスタの相互コンダク
タンスは、上記従来のMOSトランジスタより常に5%
程度高かった。これは、ゲート絶縁膜とシリコン基板と
の界面に、酸窒化反応によって生じたSi−N結合によ
って結合が安定化されたため、ホットキャリアが注入さ
れても、新たな界面準位が発生しにくいためと考えられ
る。
【0048】〈実施例3〉本発明の第3の実施例を、図
5を用いて説明する。図5から明らかなように、本実施
例のフラッシュメモリチップ8には、フラッシュメモリ
領域9およびMOSトランジスタが形成された周辺回路
領域10が搭載されている。
5を用いて説明する。図5から明らかなように、本実施
例のフラッシュメモリチップ8には、フラッシュメモリ
領域9およびMOSトランジスタが形成された周辺回路
領域10が搭載されている。
【0049】上記フラッシュメモリ領域9には、スタッ
ク構造を有する図1に示した不揮発性半導体記憶装置が
形成され、ゲート絶縁膜2としてはNO酸窒化膜を用い
た。さらに、周辺回路領域10には図2に示したMOS
トランジスタが形成され、ゲート絶縁膜2としてはN2
O酸窒化膜を用いた。これらNO酸窒化膜およびN2O
酸窒化膜は、それぞれ実施例1および実施例2と同様の
方法で形成した。
ク構造を有する図1に示した不揮発性半導体記憶装置が
形成され、ゲート絶縁膜2としてはNO酸窒化膜を用い
た。さらに、周辺回路領域10には図2に示したMOS
トランジスタが形成され、ゲート絶縁膜2としてはN2
O酸窒化膜を用いた。これらNO酸窒化膜およびN2O
酸窒化膜は、それぞれ実施例1および実施例2と同様の
方法で形成した。
【0050】上記フラッシュメモリ9に、書き込み・消
去を106回行い、しきい電圧の変動に関する加速試験
から、3MV/cmの電界印加時の電荷保持寿命を求め
た。同様の測定を、ゲート絶縁膜に酸化シリコン膜を用
いた従来のフラッシュメモリについても行なって両者を
比較した。
去を106回行い、しきい電圧の変動に関する加速試験
から、3MV/cmの電界印加時の電荷保持寿命を求め
た。同様の測定を、ゲート絶縁膜に酸化シリコン膜を用
いた従来のフラッシュメモリについても行なって両者を
比較した。
【0051】その結果、上記従来のフラッシュメモリの
電荷保持寿命は7年であったが、ゲート絶縁膜2として
NO酸窒化膜を用いた本実施例のフラッシュメモリの場
合の電荷保持寿命は14年であり、著しく改善された。
電荷保持寿命は7年であったが、ゲート絶縁膜2として
NO酸窒化膜を用いた本実施例のフラッシュメモリの場
合の電荷保持寿命は14年であり、著しく改善された。
【0052】また、周囲回路領域10のMOSトランジ
スタも、ゲート絶縁膜2としてN2O酸窒化膜を用いた
ので、ホットキャリア耐性が向上し、フラッシュメモリ
に印加される電圧のゆらぎが小さくなったため、相乗効
果でチップ全体としての信頼性は更に向上してた。
スタも、ゲート絶縁膜2としてN2O酸窒化膜を用いた
ので、ホットキャリア耐性が向上し、フラッシュメモリ
に印加される電圧のゆらぎが小さくなったため、相乗効
果でチップ全体としての信頼性は更に向上してた。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、高電界ストレスによる
ゲート絶縁膜中の準位の発生が抑制されて、スタック構
造を有する不揮発性半導体記憶装置の、書き込み・消去
特性の信頼性および電荷保持寿命が向上し、また、MO
Sトランジスタのホットキャリア耐性が向上した。
ゲート絶縁膜中の準位の発生が抑制されて、スタック構
造を有する不揮発性半導体記憶装置の、書き込み・消去
特性の信頼性および電荷保持寿命が向上し、また、MO
Sトランジスタのホットキャリア耐性が向上した。
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図、
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図、
【図3】シリコン基板・ゲート絶縁膜・ポリシリコンの
バンド構造を示す図、
バンド構造を示す図、
【図4】本発明の効果を説明するための図、
【図5】本発明の第3の実施例を示す平面配置図、
【図6】本発明の効果を説明するための図、
【図7】本発明の効果を説明するための図。
1…シリコン基板、2…ゲート絶縁膜、2’…層間絶縁
膜、3…ドレイン側拡散層、4…ソース側拡散層、5…
浮遊ゲート電極、6…制御ゲート電極、7…ゲート電
極、8…フラッシュメモリチップ、9…フラッシュメモ
リセル領域、10…周辺回路領域、11…酸化シリコン
膜。
膜、3…ドレイン側拡散層、4…ソース側拡散層、5…
浮遊ゲート電極、6…制御ゲート電極、7…ゲート電
極、8…フラッシュメモリチップ、9…フラッシュメモ
リセル領域、10…周辺回路領域、11…酸化シリコン
膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78
Claims (13)
- 【請求項1】半導体基板の第1の領域上に積層して形成
されたゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極、層間絶縁膜およ
び制御ゲート電極を有する不揮発性半導体記憶装置と、
上記半導体基板の上記第1の領域とは異なる第2の領域
上に積層して形成されたゲート絶縁膜およびゲート電極
を有するMOSトランジスタを具備し、上記不揮発性半
導体記憶装置のゲート絶縁膜および上記MOSトランジ
スタのゲート絶縁膜は、界面準位密度の注入電荷依存性
が互いに異なることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】注入電荷が10C/cm2における界面準
位密度は、上記不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜
が上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜より低いこと
を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】上記不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁
膜は、酸化シリコン膜を一酸化窒素を含むガス中で熱処
理することによって形成された膜であることを特徴とす
る請求項2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】注入電荷が0.1C/cm2における界面
準位密度は、上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜が
上記不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜より低いこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項5】上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜
は、酸化シリコン膜を亜酸化窒素を含むガス中で熱処理
することによって形成された膜であることを特徴とする
請求項4に記載の半導体装置。 - 【請求項6】上記不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁
膜の膜厚は5nm〜12nmであり、上記MOSトラン
ジスタのゲート絶縁膜の膜厚は3nm〜10nmである
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の
半導体装置。 - 【請求項7】半導体基板の所定領域上に酸化シリコン膜
を形成した後、一酸化窒素を含むガス中で熱処理してゲ
ート絶縁膜を形成する工程と、当該ゲート絶縁膜上に、
多量の不純物がドープされた第1の多結晶シリコン膜か
らなる浮遊ゲート電極、層間絶縁膜および多量の不純物
がドープされた多結晶シリコン膜からなる制御ゲート電
極を積層して不揮発性半導体記憶装置を形成する工程を
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】上記ガスは0.1%〜100%の一酸化窒
素を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項9】上記熱処理は800℃〜950℃で行われ
ることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項10】半導体基板の所定領域上に酸化シリコン
膜を形成した後、亜酸化窒素を含むガス中で熱処理して
ゲート絶縁膜を形成する工程と、当該ゲート絶縁膜上
に、多量の不純物がドープされた多結晶シリコン膜から
なるおよびゲート電極を積層してMOSトランジスタを
形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項11】上記ガスは0.1%〜100%の亜酸化
窒素を含むことを特徴とする請求項10に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項12】上記熱処理は800℃〜1,100℃で
行われることを特徴とする請求項11に記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項13】上記不揮発性半導体記憶装置およびMO
Sトランジスタは、同一の半導体基板の第1の領域およ
び当該第1の領域とは異なる第2の領域に、それぞれ形
成されることを特徴とする請求項7から12のいずれか
一に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9026744A JPH10223783A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9026744A JPH10223783A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10223783A true JPH10223783A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12201820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9026744A Pending JPH10223783A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10223783A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6365467B1 (en) | 1998-12-30 | 2002-04-02 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Method of forming gate oxide layer in semiconductor device |
| US7323384B2 (en) | 2005-02-28 | 2008-01-29 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor device |
| JP2009049196A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 酸窒化処理装置及び方法、並びに半導体装置の製造方法 |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP9026744A patent/JPH10223783A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6365467B1 (en) | 1998-12-30 | 2002-04-02 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Method of forming gate oxide layer in semiconductor device |
| US7323384B2 (en) | 2005-02-28 | 2008-01-29 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method of manufacturing semiconductor device |
| JP2009049196A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 酸窒化処理装置及び方法、並びに半導体装置の製造方法 |
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