JPH10227780A - 糖化ヘモグロビンの測定方法および装置 - Google Patents
糖化ヘモグロビンの測定方法および装置Info
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- JPH10227780A JPH10227780A JP3021897A JP3021897A JPH10227780A JP H10227780 A JPH10227780 A JP H10227780A JP 3021897 A JP3021897 A JP 3021897A JP 3021897 A JP3021897 A JP 3021897A JP H10227780 A JPH10227780 A JP H10227780A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カチオン交換クロマトグラフィーにおいて問
題となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
を精度良く測定できる、糖化ヘモグロビンの測定方法お
よび装置を提供する。 【解決手段】 アフィニティクロマトグラフィー用充填
剤およびカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤を用
いることを特徴とする糖化ヘモグロビンの測定方法、お
よびアフィニティクロマトグラフィー用充填剤が充填さ
れたカラムとカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤
が充填されたカラムを有し、上記カチオン交換クロマト
グラフィー用充填剤が充填されたカラムの前後にバルブ
が設けられていることを特徴とする糖化ヘモグロビンの
測定用装置。
題となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
を精度良く測定できる、糖化ヘモグロビンの測定方法お
よび装置を提供する。 【解決手段】 アフィニティクロマトグラフィー用充填
剤およびカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤を用
いることを特徴とする糖化ヘモグロビンの測定方法、お
よびアフィニティクロマトグラフィー用充填剤が充填さ
れたカラムとカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤
が充填されたカラムを有し、上記カチオン交換クロマト
グラフィー用充填剤が充填されたカラムの前後にバルブ
が設けられていることを特徴とする糖化ヘモグロビンの
測定用装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体クロマトグラ
フィーによる糖化ヘモグロビンの測定方法および装置に
関し、特に糖化ヘモグロビンA1cの測定方法および装
置に関する。
フィーによる糖化ヘモグロビンの測定方法および装置に
関し、特に糖化ヘモグロビンA1cの測定方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】糖化ヘモグロビンとは血液中の糖がその
濃度に比例して赤血球に入った後に、ヘモグロビンと結
合して生成したものであり、その濃度は過去1〜2カ月
間の血液中の平均的な糖濃度を反映すると言われてい
る。そして血糖値や尿糖値に比べ生理的要因に左右され
にくいので、血液中の糖化ヘモグロビンの濃度は、糖尿
病の診断の指標とされ、特に、糖化ヘモグロビンのう
ち、糖化ヘモグロビンA1c(以下、HbA1cとい
う)分画が糖尿病の診断の最適な指標として広く使用さ
れている。
濃度に比例して赤血球に入った後に、ヘモグロビンと結
合して生成したものであり、その濃度は過去1〜2カ月
間の血液中の平均的な糖濃度を反映すると言われてい
る。そして血糖値や尿糖値に比べ生理的要因に左右され
にくいので、血液中の糖化ヘモグロビンの濃度は、糖尿
病の診断の指標とされ、特に、糖化ヘモグロビンのう
ち、糖化ヘモグロビンA1c(以下、HbA1cとい
う)分画が糖尿病の診断の最適な指標として広く使用さ
れている。
【0003】血液中の糖化ヘモグロビンの濃度の測定
は、主にカチオン交換液体クロマトグラフィー法により
行われている(特公平8−7198号公報参照)。血液
中のHbA1cの濃度は、血液試料をカチオン交換液体
クロマトグラフィーにかけて得られるクロマトグラムに
おける全ヘモグロビンピーク(糖化ヘモグロビンピーク
+非糖化ヘモグロビンピーク)面積を100とした場合
の、HbA1cピーク面積の割合(%)として表され
る。この測定方法は、近年では、測定時間の短縮化が進
み、1検体あたり数分間で測定が行われている。
は、主にカチオン交換液体クロマトグラフィー法により
行われている(特公平8−7198号公報参照)。血液
中のHbA1cの濃度は、血液試料をカチオン交換液体
クロマトグラフィーにかけて得られるクロマトグラムに
おける全ヘモグロビンピーク(糖化ヘモグロビンピーク
+非糖化ヘモグロビンピーク)面積を100とした場合
の、HbA1cピーク面積の割合(%)として表され
る。この測定方法は、近年では、測定時間の短縮化が進
み、1検体あたり数分間で測定が行われている。
【0004】また、アフィニティクロマトグラフィーに
よって、糖化ヘモグロビンと非糖化ヘモグロビンを分離
する方法も知られている(特開平3−152455号公
報参照)。この方法は、特定のボロン酸誘導体をリガン
ドとするものである。この方法を用いると、糖化ヘモグ
ロビンと非糖化ヘモグロビンを分離するので、例えば、
カルバミル化ヘモグロビン(以下、CHbという)やア
セチル化ヘモグロビン(以下、AHbという)のような
変性ヘモグロビンの影響を受けずにHbA1cの測定を
できるという利点がある。
よって、糖化ヘモグロビンと非糖化ヘモグロビンを分離
する方法も知られている(特開平3−152455号公
報参照)。この方法は、特定のボロン酸誘導体をリガン
ドとするものである。この方法を用いると、糖化ヘモグ
ロビンと非糖化ヘモグロビンを分離するので、例えば、
カルバミル化ヘモグロビン(以下、CHbという)やア
セチル化ヘモグロビン(以下、AHbという)のような
変性ヘモグロビンの影響を受けずにHbA1cの測定を
できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カチオ
ン交換液体クロマトグラフィー法には、HbA1cの測
定値が、CHbやAHbのような変性ヘモグロビンの影
響を受けやすいという問題点がある。また、アフィニテ
ィクロマトグラフィーによる方法においては、HbA1
c以外の糖化ヘモグロビンをも測定してしまうという問
題点がある。
ン交換液体クロマトグラフィー法には、HbA1cの測
定値が、CHbやAHbのような変性ヘモグロビンの影
響を受けやすいという問題点がある。また、アフィニテ
ィクロマトグラフィーによる方法においては、HbA1
c以外の糖化ヘモグロビンをも測定してしまうという問
題点がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、その目的は、カチオン交換クロマトグラフィーにお
いて問題となっていた変性ヘモグロビンの影響を受ける
ことなく、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分
離することができなかった糖化ヘモグロビン、特にHb
A1cを精度良く測定できる、糖化ヘモグロビンの測定
方法および装置を提供することにある。
り、その目的は、カチオン交換クロマトグラフィーにお
いて問題となっていた変性ヘモグロビンの影響を受ける
ことなく、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分
離することができなかった糖化ヘモグロビン、特にHb
A1cを精度良く測定できる、糖化ヘモグロビンの測定
方法および装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
糖化ヘモグロビンの測定方法は、アフィニティクロマト
グラフィー用充填剤およびカチオン交換クロマトグラフ
ィー用充填剤を用いたことを特徴とする。
糖化ヘモグロビンの測定方法は、アフィニティクロマト
グラフィー用充填剤およびカチオン交換クロマトグラフ
ィー用充填剤を用いたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2記載の糖化ヘモグロビン
の測定方法は、アフィニティクロマトグラフィー用充填
剤およびカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤を、
この順に用いることを特徴とする。
の測定方法は、アフィニティクロマトグラフィー用充填
剤およびカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤を、
この順に用いることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3記載の糖化ヘモグロビン
の測定方法は、試料をアフィニティクロマトグラフィー
用充填剤で分離し、次いでアフィニティクロマトグラフ
ィー用充填剤に吸着された成分を、カチオン交換クロマ
トグラフィー用充填剤で分離することを特徴とする。
の測定方法は、試料をアフィニティクロマトグラフィー
用充填剤で分離し、次いでアフィニティクロマトグラフ
ィー用充填剤に吸着された成分を、カチオン交換クロマ
トグラフィー用充填剤で分離することを特徴とする。
【0010】本発明の糖化ヘモグロビンの測定用装置
は、アフィニティクロマトグラフィー用充填剤が充填さ
れたカラムとカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤
が充填されたカラムを有し、上記カチオン交換クロマト
グラフィー用充填剤が充填されたカラムの前後にバルブ
が設けられていることを特徴とする。
は、アフィニティクロマトグラフィー用充填剤が充填さ
れたカラムとカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤
が充填されたカラムを有し、上記カチオン交換クロマト
グラフィー用充填剤が充填されたカラムの前後にバルブ
が設けられていることを特徴とする。
【0011】本発明において用いられるアフィニティク
ロマトグラフィー用充填剤としては、糖成分を吸着でき
る充填剤であれば特に限定されない。例えば、リガンド
としてボロン酸誘導体(m−アミノフェニルボロン酸な
ど)が基材に固定化されたものが挙げられる。上記基材
としては、ポリマー系基材(例えば、ポリスチレン、ポ
リアクリレート等の合成高分子微粒子;ポリアミノ酸、
多糖類等の天然高分子微粒子など)、無機系基材(例え
ば、シリカ粒子など)などが挙げられる。充填剤の平均
粒径としては、1〜20μmが好ましい。
ロマトグラフィー用充填剤としては、糖成分を吸着でき
る充填剤であれば特に限定されない。例えば、リガンド
としてボロン酸誘導体(m−アミノフェニルボロン酸な
ど)が基材に固定化されたものが挙げられる。上記基材
としては、ポリマー系基材(例えば、ポリスチレン、ポ
リアクリレート等の合成高分子微粒子;ポリアミノ酸、
多糖類等の天然高分子微粒子など)、無機系基材(例え
ば、シリカ粒子など)などが挙げられる。充填剤の平均
粒径としては、1〜20μmが好ましい。
【0012】本発明において用いられるカチオン交換ク
ロマトグラフィー用充填剤としては、公知のカチオン交
換充填剤が用いられる。例えば、基材となる粒子に、カ
ルボキシル基、スルホン酸基などのカチオン交換能を有
する官能基が導入された充填剤が挙げられる。上記基材
としては、ポリマー系基材(例えば、ポリスチレン、ポ
リアクリレート等の合成高分子微粒子;ポリアミノ酸、
多糖類等の天然高分子微粒子など)、無機系基材(例え
ば、シリカ粒子など)などが挙げられる。上記官能基を
導入する方法としては、例えば、上記の官能基を有する
モノマーを材料として重合する;基材となる粒子を調製
した後、官能基を有する低分子化合物を化学反応によっ
て結合させるなどの方法がある。充填剤の平均粒径とし
ては、1〜20μmが好ましい。
ロマトグラフィー用充填剤としては、公知のカチオン交
換充填剤が用いられる。例えば、基材となる粒子に、カ
ルボキシル基、スルホン酸基などのカチオン交換能を有
する官能基が導入された充填剤が挙げられる。上記基材
としては、ポリマー系基材(例えば、ポリスチレン、ポ
リアクリレート等の合成高分子微粒子;ポリアミノ酸、
多糖類等の天然高分子微粒子など)、無機系基材(例え
ば、シリカ粒子など)などが挙げられる。上記官能基を
導入する方法としては、例えば、上記の官能基を有する
モノマーを材料として重合する;基材となる粒子を調製
した後、官能基を有する低分子化合物を化学反応によっ
て結合させるなどの方法がある。充填剤の平均粒径とし
ては、1〜20μmが好ましい。
【0013】本発明で用いられる液体クロマトグラフの
システムについては、後述するが、液体クロマトグラフ
ィー測定の条件等については、流速は0.2〜5ml/
分程度、糖化ヘモグロビンおよび非糖化ヘモグロビンの
検出には415nmの吸光度測定が適当である。測定試
料は、溶血された血液であり、例えば、血液抗凝固剤
(例えば、フッ化ナトリウムなど)が収容された採血管
により採血された(または、採血後、血液抗凝固剤を加
えてもよい)全血血液を、溶血剤(トリトンX−100
などの界面活性剤を含む緩衝液など)で50〜300倍
程度に溶血・希釈したものが挙げられる。測定試料の液
体クロマトグラフへの注入量は検出の感度により異なる
が、通常、10〜300μl程度が適当である。
システムについては、後述するが、液体クロマトグラフ
ィー測定の条件等については、流速は0.2〜5ml/
分程度、糖化ヘモグロビンおよび非糖化ヘモグロビンの
検出には415nmの吸光度測定が適当である。測定試
料は、溶血された血液であり、例えば、血液抗凝固剤
(例えば、フッ化ナトリウムなど)が収容された採血管
により採血された(または、採血後、血液抗凝固剤を加
えてもよい)全血血液を、溶血剤(トリトンX−100
などの界面活性剤を含む緩衝液など)で50〜300倍
程度に溶血・希釈したものが挙げられる。測定試料の液
体クロマトグラフへの注入量は検出の感度により異なる
が、通常、10〜300μl程度が適当である。
【0014】本発明で用いられる液体クロマトグラフの
システムとしては、以下の3つのシステムが例示され
る。第1のシステムは、図1に示すシステムであり、溶
離液1が切り替え機構(図示せず)を通り、送液ポンプ
2により試料導入装置3を経由して、アフィニティクロ
マトグラフィー用充填剤(以下、AFC用充填剤とい
う)が充填されたカラム4(以下、AFC用カラム4と
いう)に入り、次いで、カチオン交換クロマトグラフィ
ー用充填剤(以下、CEC用充填剤という)が充填され
たカラム5(以下、CEC用カラム5という)に入り、
試料中の各成分が分離される。分離された各成分は検出
器6によって、例えば、吸光度を測定する等によって検
出される。
システムとしては、以下の3つのシステムが例示され
る。第1のシステムは、図1に示すシステムであり、溶
離液1が切り替え機構(図示せず)を通り、送液ポンプ
2により試料導入装置3を経由して、アフィニティクロ
マトグラフィー用充填剤(以下、AFC用充填剤とい
う)が充填されたカラム4(以下、AFC用カラム4と
いう)に入り、次いで、カチオン交換クロマトグラフィ
ー用充填剤(以下、CEC用充填剤という)が充填され
たカラム5(以下、CEC用カラム5という)に入り、
試料中の各成分が分離される。分離された各成分は検出
器6によって、例えば、吸光度を測定する等によって検
出される。
【0015】上記システムについて、さらに詳述する
と、まず、(1)AFC用カラム4に、糖化ヘモグロビ
ンが吸着するような溶離液Aを流しておく。(2)次い
で、試料を試料導入装置3より注入する。(3)試料中
の、HbA1cをふくむ糖化ヘモグロビン成分がAFC
用カラム4に吸着され、非糖化ヘモグロビン成分はCE
C用カラム5に直ぐ移動する。(4)溶離液Bに切り換
え、AFC用カラム4に吸着した糖化ヘモグロビン成分
を脱離させる。(5)脱離した糖化ヘモグロビン成分
は、CEC用カラム5に導かれ、カチオン交換反応によ
り、順次溶出する。(6)溶出した糖化ヘモグロビン成
分は、溶出順に検出器6に導かれる。
と、まず、(1)AFC用カラム4に、糖化ヘモグロビ
ンが吸着するような溶離液Aを流しておく。(2)次い
で、試料を試料導入装置3より注入する。(3)試料中
の、HbA1cをふくむ糖化ヘモグロビン成分がAFC
用カラム4に吸着され、非糖化ヘモグロビン成分はCE
C用カラム5に直ぐ移動する。(4)溶離液Bに切り換
え、AFC用カラム4に吸着した糖化ヘモグロビン成分
を脱離させる。(5)脱離した糖化ヘモグロビン成分
は、CEC用カラム5に導かれ、カチオン交換反応によ
り、順次溶出する。(6)溶出した糖化ヘモグロビン成
分は、溶出順に検出器6に導かれる。
【0016】上記第1のシステムにおいて、溶離液Aと
しては、一般に高速液体クロマトグラフィー(以下、H
PLCという)に用いられる緩衝液、例えば、リン酸塩
などの無機酸塩緩衝液が用いられる。溶離液AのpHと
しては、7〜11が適当である。
しては、一般に高速液体クロマトグラフィー(以下、H
PLCという)に用いられる緩衝液、例えば、リン酸塩
などの無機酸塩緩衝液が用いられる。溶離液AのpHと
しては、7〜11が適当である。
【0017】上記溶離液Bは、AFC用充填剤に吸着し
た糖成分よりも、ボロン酸に対して親和性の強い成分を
含む緩衝液により構成される。このような成分として
は、例えば、ソルビトールやトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタンが挙げられる。溶離液BのpHとして
は、4〜7が適当である。
た糖成分よりも、ボロン酸に対して親和性の強い成分を
含む緩衝液により構成される。このような成分として
は、例えば、ソルビトールやトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタンが挙げられる。溶離液BのpHとして
は、4〜7が適当である。
【0018】第2のシステムは、図2に示すシステムで
あり、第1のシステムにおける、CEC用カラム5の前
後に三方バルブ7および三方バルブ8が設けられてい
る。なお、図2において、三方バルブ7および三方バル
ブ8上にa,b,cとして表したものは、各バルブのポ
ートを示している。
あり、第1のシステムにおける、CEC用カラム5の前
後に三方バルブ7および三方バルブ8が設けられてい
る。なお、図2において、三方バルブ7および三方バル
ブ8上にa,b,cとして表したものは、各バルブのポ
ートを示している。
【0019】上記第2のシステムについて、さらに詳述
すると、まず、(1)AFC用カラム4に、糖化ヘモグ
ロビンが吸着するような溶離液Cを流しておく。(2)
次いで、試料を試料導入装置3より注入する。このと
き、三方バルブ7および三方バルブ8のポートは、7a
−7c;8c−8bが連結しているようにする。(3)
試料中の、HbA1cをふくむ糖化ヘモグロビン成分が
AFC用カラム4に吸着され、非糖化ヘモグロビン成分
は他の流路9を通って(CEC用カラム5を通過せず
に)検出器6に導かれる。(4)非糖化ヘモグロビン成
分が、三方バルブ7および三方バルブ8を通過後、三方
バルブ7および三方バルブ8のポートを切り換え、7a
−7b;8a−8bが連結するようにする。(5)溶離
液Dに切り換え、AFC用カラム4に吸着した糖化ヘモ
グロビン成分を脱離させる。(6)脱離した糖化ヘモグ
ロビン成分は、三方バルブ7を通過してCEC用カラム
5に導かれ、カチオン交換反応により、順次溶出する。
(7)溶出した糖化ヘモグロビン成分は、溶出順に検出
器6に導かれる。
すると、まず、(1)AFC用カラム4に、糖化ヘモグ
ロビンが吸着するような溶離液Cを流しておく。(2)
次いで、試料を試料導入装置3より注入する。このと
き、三方バルブ7および三方バルブ8のポートは、7a
−7c;8c−8bが連結しているようにする。(3)
試料中の、HbA1cをふくむ糖化ヘモグロビン成分が
AFC用カラム4に吸着され、非糖化ヘモグロビン成分
は他の流路9を通って(CEC用カラム5を通過せず
に)検出器6に導かれる。(4)非糖化ヘモグロビン成
分が、三方バルブ7および三方バルブ8を通過後、三方
バルブ7および三方バルブ8のポートを切り換え、7a
−7b;8a−8bが連結するようにする。(5)溶離
液Dに切り換え、AFC用カラム4に吸着した糖化ヘモ
グロビン成分を脱離させる。(6)脱離した糖化ヘモグ
ロビン成分は、三方バルブ7を通過してCEC用カラム
5に導かれ、カチオン交換反応により、順次溶出する。
(7)溶出した糖化ヘモグロビン成分は、溶出順に検出
器6に導かれる。
【0020】上記溶離液Cとしては、上記溶離液Aと同
様のものが、溶離液Dとしては、上記溶離液Bと同様の
ものが、例示される。
様のものが、溶離液Dとしては、上記溶離液Bと同様の
ものが、例示される。
【0021】上記第2のシステムの特徴は、第1のシス
テムにおける、CEC用カラム5の前後に三方バルブ7
および三方バルブ8を設けることにより非糖化ヘモグロ
ビン成分はCEC用カラム5を通過せずに検出される。
これにより、非糖化ヘモグロビン成分のCEC用カラム
5内での滞留が解消され、より迅速な分析が可能とな
る。上記バルブは、上述のように溶離液の流路を変更す
る機能を有していれば、三方バルブに限定されない。
テムにおける、CEC用カラム5の前後に三方バルブ7
および三方バルブ8を設けることにより非糖化ヘモグロ
ビン成分はCEC用カラム5を通過せずに検出される。
これにより、非糖化ヘモグロビン成分のCEC用カラム
5内での滞留が解消され、より迅速な分析が可能とな
る。上記バルブは、上述のように溶離液の流路を変更す
る機能を有していれば、三方バルブに限定されない。
【0022】第3のシステムは、図3に示すシステムで
あり、第1のシステムおよび第2のシステムにおいて
は、AFC用充填剤およびCEC用充填剤は、それぞれ
別のカラムに充填されていたが、第3のシステムにおい
ては、この両方の充填剤を一本の充填剤混合カラム10
中に充填したことを特徴とする。
あり、第1のシステムおよび第2のシステムにおいて
は、AFC用充填剤およびCEC用充填剤は、それぞれ
別のカラムに充填されていたが、第3のシステムにおい
ては、この両方の充填剤を一本の充填剤混合カラム10
中に充填したことを特徴とする。
【0023】上記第3のシステムについて、さらに詳述
すると、まず、(1)充填剤混合カラム10内のAFC
用充填剤に、糖化ヘモグロビンが吸着するような溶離液
Eを流しておく。(2)次いで、試料を試料導入装置3
より注入する。(3)試料中の、HbA1cをふくむ糖
化ヘモグロビン成分が、充填剤混合カラム10内のAF
C用充填剤に吸着される。(4)一方、非糖化ヘモグロ
ビン成分は、充填剤混合カラム10内を通過して検出器
6に導かれる。(5)溶離液Fに切り換え、充填剤混合
カラム10内のAFC用充填剤に吸着した糖化ヘモグロ
ビン成分を脱離させる。(6)脱離した糖化ヘモグロビ
ン成分は、充填剤混合カラム10内のCEC用充填剤と
相互作用をしながら溶出し、検出器6に導かれる。
すると、まず、(1)充填剤混合カラム10内のAFC
用充填剤に、糖化ヘモグロビンが吸着するような溶離液
Eを流しておく。(2)次いで、試料を試料導入装置3
より注入する。(3)試料中の、HbA1cをふくむ糖
化ヘモグロビン成分が、充填剤混合カラム10内のAF
C用充填剤に吸着される。(4)一方、非糖化ヘモグロ
ビン成分は、充填剤混合カラム10内を通過して検出器
6に導かれる。(5)溶離液Fに切り換え、充填剤混合
カラム10内のAFC用充填剤に吸着した糖化ヘモグロ
ビン成分を脱離させる。(6)脱離した糖化ヘモグロビ
ン成分は、充填剤混合カラム10内のCEC用充填剤と
相互作用をしながら溶出し、検出器6に導かれる。
【0024】上記第3のシステムにおいて、溶離液Eに
ついては、非糖化ヘモグロビン成分(大部分はヘモグロ
ビンA0)は、上記(4)に記載の通り、充填剤混合カ
ラム10内のAFC用充填剤には吸着されない。しかし
ヘモグロビンA0(以下、HbA0という)はCEC用
充填剤には最も強く保持される。一方、糖化ヘモグロビ
ン成分はCEC用充填剤には保持されにくい。つまりC
EC用充填剤のみのカラムを用いた場合には、AFC用
充填剤のみを用いた場合と比べてHbA0の溶出順序が
逆転してしまう。そこで、上記(4)のように、本方法
で非糖化ヘモグロビン成分が迅速に溶出されるために
は、非糖化ヘモグロビン成分がCEC用充填剤に保持さ
れにくい条件で試料をカラムに導入する必要がある。す
なわち、糖化ヘモグロビン成分がAFC用充填剤に保持
され、かつ非糖化ヘモグロビン成分がCEC用充填剤に
保持されないような溶離液Eを用いる必要がある。そこ
で、HbA0成分は、特定のイオン強度およびpHにお
いてCEC用充填剤に保持されずに溶出されるので、溶
離液Eはそのような条件に設定される。上記の特定のイ
オン強度およびpHは、これらの組み合わせにより異な
り、また、充填剤の保持能力によっても異なるが、一般
的には、pHとしては5〜10程度が好ましい。
ついては、非糖化ヘモグロビン成分(大部分はヘモグロ
ビンA0)は、上記(4)に記載の通り、充填剤混合カ
ラム10内のAFC用充填剤には吸着されない。しかし
ヘモグロビンA0(以下、HbA0という)はCEC用
充填剤には最も強く保持される。一方、糖化ヘモグロビ
ン成分はCEC用充填剤には保持されにくい。つまりC
EC用充填剤のみのカラムを用いた場合には、AFC用
充填剤のみを用いた場合と比べてHbA0の溶出順序が
逆転してしまう。そこで、上記(4)のように、本方法
で非糖化ヘモグロビン成分が迅速に溶出されるために
は、非糖化ヘモグロビン成分がCEC用充填剤に保持さ
れにくい条件で試料をカラムに導入する必要がある。す
なわち、糖化ヘモグロビン成分がAFC用充填剤に保持
され、かつ非糖化ヘモグロビン成分がCEC用充填剤に
保持されないような溶離液Eを用いる必要がある。そこ
で、HbA0成分は、特定のイオン強度およびpHにお
いてCEC用充填剤に保持されずに溶出されるので、溶
離液Eはそのような条件に設定される。上記の特定のイ
オン強度およびpHは、これらの組み合わせにより異な
り、また、充填剤の保持能力によっても異なるが、一般
的には、pHとしては5〜10程度が好ましい。
【0025】上記充填剤混合カラム10の作製方法は、
特には限定されず、例えば、カラムに充填する前にAF
C用充填剤とCEC用充填剤を混合してから充填する方
法、溶離液入り口側にAFC用充填剤、出口側にCEC
用充填剤が配置されるように分割して充填する方法など
が挙げられる。上記両充填剤の混合比率は、それぞれの
充填剤によって異なる。両者の平均粒径は、なるべく近
い方がよい。上記の第1のシステムおよび第2のシステ
ムについても言えることであるが、特にこの第3のシス
テムでは、両者が一本のカラムに充填されるため、平均
粒径の大きく異なる充填剤の混合は、ボイドボリューム
の発生を誘発し、分離能の低下を引き起こすため好まし
くない。
特には限定されず、例えば、カラムに充填する前にAF
C用充填剤とCEC用充填剤を混合してから充填する方
法、溶離液入り口側にAFC用充填剤、出口側にCEC
用充填剤が配置されるように分割して充填する方法など
が挙げられる。上記両充填剤の混合比率は、それぞれの
充填剤によって異なる。両者の平均粒径は、なるべく近
い方がよい。上記の第1のシステムおよび第2のシステ
ムについても言えることであるが、特にこの第3のシス
テムでは、両者が一本のカラムに充填されるため、平均
粒径の大きく異なる充填剤の混合は、ボイドボリューム
の発生を誘発し、分離能の低下を引き起こすため好まし
くない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例及び比較例
を挙げることにより、本発明を詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
を挙げることにより、本発明を詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0027】実施例1 AFC用充填剤入りカラム TSKgel Boronate−5PW(内径7.5
mm×長さ75mm、東ソ−社製)を用いた。
mm×長さ75mm、東ソ−社製)を用いた。
【0028】CEC用充填剤入りカラム 特公平8−7197号公報の方法によりCEC用充填剤
を調製した。すなわち、ジエチレングリコールジメタク
リレート(新中村化学社製)100g、ジビニルベンゼ
ン(キシダ化学社製)200gを混合したものに、ベン
ゾイルパーオキサイド(重合開始剤、和光純薬社製)1
gを溶解した。この混合物を4重量%ポリビニルアルコ
ール(日本合成社製)水溶液2.5リットルに添加し、
攪拌しながら調粒した後、窒素置換下で80℃に加熱し
重合を行った。80℃で2時間重合を行った後、アクリ
ル酸50gを添加し更に80℃で2時間重合し、生成物
を熱水およびアセトンで順次洗浄し、乾燥した。得られ
た粒子を、空気分級機(日鉄鉱業社製、ターボクラシフ
ァイアTC−15N)により分級し、平均粒径10μm
の充填剤粒子を得た。該充填剤を内径6mm、長さ75
mmのステンレス製カラムに充填して、CEC用充填剤
入りカラムを製造した。
を調製した。すなわち、ジエチレングリコールジメタク
リレート(新中村化学社製)100g、ジビニルベンゼ
ン(キシダ化学社製)200gを混合したものに、ベン
ゾイルパーオキサイド(重合開始剤、和光純薬社製)1
gを溶解した。この混合物を4重量%ポリビニルアルコ
ール(日本合成社製)水溶液2.5リットルに添加し、
攪拌しながら調粒した後、窒素置換下で80℃に加熱し
重合を行った。80℃で2時間重合を行った後、アクリ
ル酸50gを添加し更に80℃で2時間重合し、生成物
を熱水およびアセトンで順次洗浄し、乾燥した。得られ
た粒子を、空気分級機(日鉄鉱業社製、ターボクラシフ
ァイアTC−15N)により分級し、平均粒径10μm
の充填剤粒子を得た。該充填剤を内径6mm、長さ75
mmのステンレス製カラムに充填して、CEC用充填剤
入りカラムを製造した。
【0029】液体クロマトグラフィーの測定条件 前述の図2に示した第2のシステムによって、試料中の
HbA1c量を測定した。送液ポンプ2としては、島津
製作所社製、LC−9Aとし、試料導入装置3として
は、積水化学工業社製、ASU−420とし、検出器6
としては、島津製作所社製、SPD−6AVとした。
HbA1c量を測定した。送液ポンプ2としては、島津
製作所社製、LC−9Aとし、試料導入装置3として
は、積水化学工業社製、ASU−420とし、検出器6
としては、島津製作所社製、SPD−6AVとした。
【0030】液体クロマトグラフィーの測定条件として
は、以下の通りとした。 溶離条件:溶離液C〔20mM HEPES(N−2−
ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホ
ン酸)緩衝液:pH8)および溶離液D(100mMの
濃度でソルビトールを含むHEPES緩衝液:pH6)
の2液を用いたステップグラディエント溶出を行った。 流速:1.2ml/分 検出:415nm 試料として以下の試料1および試料2を用いた。 ・試料1(健常人血):フッ化ナトリウム入り採血管で
健常人から採血し、これに0.1%でトリトンX−10
0を含む100mMリン酸緩衝液(pH7)を添加して
150倍に溶血・希釈したものを試料1とした。 ・試料2(CHb含有試料):変性ヘモグロビンを含む
試料として、CHbを高濃度に含有する試料を調製し
た。すなわち、0.2mg/dlのシアン酸ナトリウム
生理食塩水溶液0.5mlを、上記試料1のように採血
した健常人血0.5mlに添加した。この混合物を40
℃で2時間加温した。冷却後、上記試料1と同様にして
溶血・希釈したものを試料2とした。
は、以下の通りとした。 溶離条件:溶離液C〔20mM HEPES(N−2−
ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホ
ン酸)緩衝液:pH8)および溶離液D(100mMの
濃度でソルビトールを含むHEPES緩衝液:pH6)
の2液を用いたステップグラディエント溶出を行った。 流速:1.2ml/分 検出:415nm 試料として以下の試料1および試料2を用いた。 ・試料1(健常人血):フッ化ナトリウム入り採血管で
健常人から採血し、これに0.1%でトリトンX−10
0を含む100mMリン酸緩衝液(pH7)を添加して
150倍に溶血・希釈したものを試料1とした。 ・試料2(CHb含有試料):変性ヘモグロビンを含む
試料として、CHbを高濃度に含有する試料を調製し
た。すなわち、0.2mg/dlのシアン酸ナトリウム
生理食塩水溶液0.5mlを、上記試料1のように採血
した健常人血0.5mlに添加した。この混合物を40
℃で2時間加温した。冷却後、上記試料1と同様にして
溶血・希釈したものを試料2とした。
【0031】HbA1cの測定 上記試料1および試料2を測定し、HbA1c値を求め
た。 ・HbA1c値の算出:上記測定条件で試料1を分析し
た場合の、代表的なクロマトグラムを図4に示す。この
クロマトグラムにおいて、ピーク1は糖化ヘモグロビン
HbA1a及びHbA1b、ピーク2はHbA1c、ピ
ーク3はHbA0である。HbA1c値は、各ピーク面
積から以下の算出式により求められる。 HbA1c(%)=〔(HbA1cの面積)/(HbA
0の面積+HbA1a及びHbA1bの面積+HbA1
cの面積)〕×100
た。 ・HbA1c値の算出:上記測定条件で試料1を分析し
た場合の、代表的なクロマトグラムを図4に示す。この
クロマトグラムにおいて、ピーク1は糖化ヘモグロビン
HbA1a及びHbA1b、ピーク2はHbA1c、ピ
ーク3はHbA0である。HbA1c値は、各ピーク面
積から以下の算出式により求められる。 HbA1c(%)=〔(HbA1cの面積)/(HbA
0の面積+HbA1a及びHbA1bの面積+HbA1
cの面積)〕×100
【0032】・上記測定条件で試料1および試料2を測
定した結果、試料1のHbA1c値は4.8%であり、
試料2のHbA1c値は4.7%であった。すなわち、
試料1および試料2の測定値間に殆ど差がないので、試
料2ではCHbの影響を受けずにHbA1c値を測定で
きた。なお、試料1および試料2のクロマトグラム形状
はいずれも図4の通りであり、試料2におけるCHbは
HbA0ピーク3に重なって溶出されているものと考え
られる。
定した結果、試料1のHbA1c値は4.8%であり、
試料2のHbA1c値は4.7%であった。すなわち、
試料1および試料2の測定値間に殆ど差がないので、試
料2ではCHbの影響を受けずにHbA1c値を測定で
きた。なお、試料1および試料2のクロマトグラム形状
はいずれも図4の通りであり、試料2におけるCHbは
HbA0ピーク3に重なって溶出されているものと考え
られる。
【0033】比較例1 液体クロマトグラフィーの測定条件 前述の図3に示した第3のシステムにおける、充填剤混
合カラム10として、実施例1で用いたと同様のCEC
用充填剤のみ充填したカラムとした(すなわち、AFC
用充填剤は含まない)システム(送液ポンプ2、試料導
入装置3および検出器6は実施例1と同様)を用い、実
施例1と同様の試料1および試料2のHbA1c値の測
定を行った。
合カラム10として、実施例1で用いたと同様のCEC
用充填剤のみ充填したカラムとした(すなわち、AFC
用充填剤は含まない)システム(送液ポンプ2、試料導
入装置3および検出器6は実施例1と同様)を用い、実
施例1と同様の試料1および試料2のHbA1c値の測
定を行った。
【0034】液体クロマトグラフィーの測定条件として
は、以下の通りとした。 溶離条件:溶離液G(50mMリン酸緩衝液:pH6)
および溶離液H(300mMリン酸緩衝液:pH7)の
2液を用いたステップグラディエント溶出を行った。 流速:1.2ml/分 検出:415nm
は、以下の通りとした。 溶離条件:溶離液G(50mMリン酸緩衝液:pH6)
および溶離液H(300mMリン酸緩衝液:pH7)の
2液を用いたステップグラディエント溶出を行った。 流速:1.2ml/分 検出:415nm
【0035】HbA1cの測定結果 ・HbA1c値の算出:上記測定条件で試料1を分析し
たときの、代表的なクロマトグラムを図5に示す。この
クロマトグラムにおいて、ピーク1は糖化ヘモグロビン
HbA1a及びHbA1b、ピーク2はHbA1c、ピ
ーク3はHbA0およびピーク4は胎児性ヘモグロビン
HbFである。HbA1c値は、各ピーク面積から以下
の算出式により求めた。 HbA1c(%)=〔(HbA1cの面積)/(HbA
1a及びHbA1bの面積+HbFの面積+HbA1c
の面積+HbA0の面積)〕×100
たときの、代表的なクロマトグラムを図5に示す。この
クロマトグラムにおいて、ピーク1は糖化ヘモグロビン
HbA1a及びHbA1b、ピーク2はHbA1c、ピ
ーク3はHbA0およびピーク4は胎児性ヘモグロビン
HbFである。HbA1c値は、各ピーク面積から以下
の算出式により求めた。 HbA1c(%)=〔(HbA1cの面積)/(HbA
1a及びHbA1bの面積+HbFの面積+HbA1c
の面積+HbA0の面積)〕×100
【0036】また、上記測定条件で試料2を分析したと
きの、代表的なクロマトグラムを図6に示す。このクロ
マトグラムにおいて、ピーク1は糖化ヘモグロビンHb
A1a及びHbA1b、ピーク2はHbA1c、ピーク
3はHbA0、ピーク4はHbFおよびピーク5はCH
bである。HbA1c値は、各ピーク面積から以下の算
出式により求めた。 HbA1c(%)=〔(HbA1cの面積)/(HbA
1a及びHbA1bの面積+HbFの面積+CHbの面
積+HbA1cの面積+HbA0の面積)〕×100
きの、代表的なクロマトグラムを図6に示す。このクロ
マトグラムにおいて、ピーク1は糖化ヘモグロビンHb
A1a及びHbA1b、ピーク2はHbA1c、ピーク
3はHbA0、ピーク4はHbFおよびピーク5はCH
bである。HbA1c値は、各ピーク面積から以下の算
出式により求めた。 HbA1c(%)=〔(HbA1cの面積)/(HbA
1a及びHbA1bの面積+HbFの面積+CHbの面
積+HbA1cの面積+HbA0の面積)〕×100
【0037】・上記測定条件で試料1および試料2を測
定した結果、試料1のHbA1c値は4.8%であり、
試料2のHbA1c値は3.2%であった。試料2で
は、図6に見られる通りCHbピーク5がHbA1cピ
ーク2に重なっている。そのため、試料2のHbA1c
値が大きく低下したものと考えられる。
定した結果、試料1のHbA1c値は4.8%であり、
試料2のHbA1c値は3.2%であった。試料2で
は、図6に見られる通りCHbピーク5がHbA1cピ
ーク2に重なっている。そのため、試料2のHbA1c
値が大きく低下したものと考えられる。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の糖化ヘモグロビ
ンの測定方法の構成は、上記の通りであり、この方法を
用いると、カチオン交換クロマトグラフィーにおいて問
題となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
を精度良く測定できる。
ンの測定方法の構成は、上記の通りであり、この方法を
用いると、カチオン交換クロマトグラフィーにおいて問
題となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
を精度良く測定できる。
【0039】本発明の請求項2記載の糖化ヘモグロビン
の測定方法の構成は、上記の通りであり、この方法を用
いると、カチオン交換クロマトグラフィーにおいて問題
となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
を更に精度良く測定できる。
の測定方法の構成は、上記の通りであり、この方法を用
いると、カチオン交換クロマトグラフィーにおいて問題
となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
を更に精度良く測定できる。
【0040】本発明の請求項3記載の糖化ヘモグロビン
の測定方法の構成は、上記の通りであり、この方法を用
いると、カチオン交換クロマトグラフィーにおいて問題
となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
をより一層精度良く測定できる。
の測定方法の構成は、上記の通りであり、この方法を用
いると、カチオン交換クロマトグラフィーにおいて問題
となっていた変性ヘモグロビンの影響を受けることな
く、かつアフィニティクロマトグラフィーでは分離する
ことができなかった糖化ヘモグロビン、特にHbA1c
をより一層精度良く測定できる。
【0041】本発明の糖化ヘモグロビンの測定用装置の
構成は、上記の通りであり、この装置を用いると、カチ
オン交換クロマトグラフィーにおいて問題となっていた
変性ヘモグロビンの影響を受けることなく、かつアフィ
ニティクロマトグラフィーでは分離することができなか
った糖化ヘモグロビン、特にHbA1cを精度良く、よ
り迅速に測定できる。
構成は、上記の通りであり、この装置を用いると、カチ
オン交換クロマトグラフィーにおいて問題となっていた
変性ヘモグロビンの影響を受けることなく、かつアフィ
ニティクロマトグラフィーでは分離することができなか
った糖化ヘモグロビン、特にHbA1cを精度良く、よ
り迅速に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる液体クロマトグラフのシス
テムの例を示す説明図である。
テムの例を示す説明図である。
【図2】本発明で用いられる液体クロマトグラフのシス
テムの他の例を示す説明図である。
テムの他の例を示す説明図である。
【図3】本発明で用いられる液体クロマトグラフのシス
テムの他の例を示す説明図である。
テムの他の例を示す説明図である。
【図4】実施例1における、試料1を用いて得られたク
ロマトグラムである。
ロマトグラムである。
【図5】比較例1における、試料1を用いて得られたク
ロマトグラムである。
ロマトグラムである。
【図6】比較例1における、試料2を用いて得られたク
ロマトグラムである。
ロマトグラムである。
1 溶離液 2 送液ポンプ 3 試料導入装置 4 アフィニティクロマトグラフィー用充填剤が充填さ
れたカラム 5 カチオン交換クロマトグラフィー用充填剤が充填さ
れたカラム 6 検出器 7、8 三方バルブ 9 他の流路 10 充填剤混合カラム
れたカラム 5 カチオン交換クロマトグラフィー用充填剤が充填さ
れたカラム 6 検出器 7、8 三方バルブ 9 他の流路 10 充填剤混合カラム
Claims (4)
- 【請求項1】 アフィニティクロマトグラフィー用充填
剤およびカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤を用
いることを特徴とする糖化ヘモグロビンの測定方法。 - 【請求項2】 アフィニティクロマトグラフィー用充填
剤およびカチオン交換クロマトグラフィー用充填剤を、
この順に用いることを特徴とする糖化ヘモグロビンの測
定方法。 - 【請求項3】 試料をアフィニティクロマトグラフィー
用充填剤で分離し、次いでアフィニティクロマトグラフ
ィー用充填剤に吸着された成分を、カチオン交換クロマ
トグラフィー用充填剤で分離することを特徴とする糖化
ヘモグロビンの測定方法。 - 【請求項4】 アフィニティクロマトグラフィー用充填
剤が充填されたカラムとカチオン交換クロマトグラフィ
ー用充填剤が充填されたカラムを有し、上記カチオン交
換クロマトグラフィー用充填剤が充填されたカラムの前
後にバルブが設けられていることを特徴とする糖化ヘモ
グロビンの測定用装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3021897A JPH10227780A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 糖化ヘモグロビンの測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3021897A JPH10227780A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 糖化ヘモグロビンの測定方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227780A true JPH10227780A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12297591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3021897A Pending JPH10227780A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 糖化ヘモグロビンの測定方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10227780A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001022077A1 (en) * | 1999-09-24 | 2001-03-29 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Method of separating hemoglobin a2 |
| JP2006159148A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Nagoya Institute Of Technology | クロマトグラフィー用カラムおよび電気クロマトグラフィー用カラム |
| WO2019203302A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 積水メディカル株式会社 | ヘモグロビン分析方法 |
| JP2021021570A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | 東ソー株式会社 | 液体クロマトグラフを用いた分析方法 |
| WO2021182599A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | 積水メディカル株式会社 | ヘモグロビン分析方法 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP3021897A patent/JPH10227780A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001022077A1 (en) * | 1999-09-24 | 2001-03-29 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Method of separating hemoglobin a2 |
| US6488857B1 (en) * | 1999-09-24 | 2002-12-03 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Method of separating hemoglobin A2 |
| JP2006159148A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Nagoya Institute Of Technology | クロマトグラフィー用カラムおよび電気クロマトグラフィー用カラム |
| WO2019203302A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 積水メディカル株式会社 | ヘモグロビン分析方法 |
| JP6600123B1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-30 | 積水メディカル株式会社 | ヘモグロビン分析方法 |
| US12203945B2 (en) | 2018-04-18 | 2025-01-21 | Sekisui Medical Co., Ltd. | Haemoglobin analysis method for detecting abnormal haemoglobins and/or thalassemia markers |
| JP2021021570A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | 東ソー株式会社 | 液体クロマトグラフを用いた分析方法 |
| WO2021182599A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | 積水メディカル株式会社 | ヘモグロビン分析方法 |
| JPWO2021182599A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 |
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