JPH10251262A - プロテアーゼ阻害物質およびその製造方法 - Google Patents

プロテアーゼ阻害物質およびその製造方法

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JPH10251262A
JPH10251262A JP17275397A JP17275397A JPH10251262A JP H10251262 A JPH10251262 A JP H10251262A JP 17275397 A JP17275397 A JP 17275397A JP 17275397 A JP17275397 A JP 17275397A JP H10251262 A JPH10251262 A JP H10251262A
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JP
Japan
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mer
methanol
formula
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Application number
JP17275397A
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English (en)
Inventor
Kazuya Sakai
一也 坂井
Emiko Tsuji
恵美子 辻
Yoshio Watanabe
吉雄 渡辺
Kazuyuki Dobashi
和之 土橋
Takeo Yoshioka
武男 吉岡
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Mercian Corp
Original Assignee
Mercian Corp
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒト免疫不全ウイルス(Human Imm
unodeficiency Virus:HIV)由
来のプロテアーゼを阻害する化合物の提供。 【解決手段】 下記一般式(I)で示される化合物また
はそれらの医薬として許容される塩。 【化1】 (但し、式中Rは、式 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタキボトリス
(Stachybotrys)属に属する微生物が生産
し、ヒト免疫不全ウイルス(Human Immuno
deficiency Virus:HIV)由来のプ
ロテアーゼを阻害する化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】レトロウイルスの一種であるHIVは、
後天性免疫不全症候群(Aquired Immuno
Deficiency Syndrome:AID
S)を引き起こすウイルスである。HIVに関する研究
の進展に伴い、本ウイルスに特異的な酵素群があること
が明らかとなり、それらの酵素活性に対する阻害作用を
ターゲットとした抗HIV薬の開発が行われている。こ
れらの酵素群の一つであるHIVプロテアーゼは、HI
Vの成熟感染に必須な酵素で、既にその構造は解明さ
れ、酸性プロテアーゼに属することなどが明らかとなっ
ている。また、その阻害物質が抗HIV薬として開発さ
れているが、耐性を獲得するウイルスが出現しており、
新たな抗HIV薬の開発が望まれている(A.Moll
a et al. Nature Medicine
2,760(1996))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、HIVプロ
テアーゼ阻害活性を有する新規な化合物、それらの製造
方法、それらを有効成分とするHIVプロテアーゼ阻害
剤およびそれらの化合物を生産する能力を有する新規な
微生物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、各地の土壌から微生物を分離し、その
生産する代謝産物について研究を重ねた結果、新たに分
離したスタキボトリス(Stachybotrys)属
に属する微生物が、HIVプロテアーゼ阻害活性を示す
物質を培養液中に生産していることを見出した。その培
養液から有効物質を分離精製し、その物理化学的性質を
調べたところ、得られた有効物質は、いかなる既知物質
とも相違し、かつ優れたHIVプロテアーゼ阻害作用を
有することを見出し、本発明を完成した。
【0005】本発明により提供されるHIVプロテアー
ゼ阻害活性を示す新規物質は、下記一般式(I)で示さ
れる化合物である。
【化10】 (但し、式中Rは、式
【化11】 、式
【化12】 、式
【化13】 または式
【化14】 を表す)
【0006】本発明者らは、一般式(I)で示される化
合物のうち、下記式(I−a)、式(I−b)、式(I
−c)および式(I−d)で示される化合物をそれぞれ
Mer−VGF724A、Mer−VGF724B、M
er−VGF724CおよびMer−VGF724Dと
命名した。以後、本明細書においてこれらの化合物は上
記名称を用いて説明する。また、これらの化合物全体を
総称する場合、Mer−VGF724物質群の名称を用
いて説明する。
【0007】
【化15】
【0008】
【化16】
【0009】
【化17】
【0010】
【化18】
【0011】なお、Mer−VGF724物質群は、コ
レステロール合成酵素阻害剤として報告されたF183
9−E物質またはF1839−F物質と構造上の類似性
を有している(K.Sakai et al.The
Journal of Antibiotics,4
8,447(1995))。しかしながらMer−VG
F724物質群は、後述するとおり、その分子式、物理
化学的性質および構造上の特徴によって、既知の化合物
F1839−E物質またはF1839−F物質とは区別
される新規物質である。
【0012】さらに本発明は、スタキボトリス(Sta
chybotrys)属に属し、HIVプロテアーゼ阻
害活性を示すMer−VGF724物質群を生産する能
力を有する微生物を培養し、培養物から該物質群を採取
する該物質群の製造方法、Mer−VGF724物質群
を有効成分とするHIVプロテアーゼ阻害剤、並びにM
er−VGF724物質群を生産する能力をもつスタキ
ボトリス(Stachybotrys)属に属する微生
物を提供するものである。
【0013】本発明に使用される微生物は、スタキボト
リス(Stachybotrys)属に属し、Mer−
VGF724物質群を生産する能力を有する菌株であれ
ばよい。例えば、熊本県本渡市の土壌から分離されたス
タキボトリス(Stachybotrys)属に属する
Mer−VGF724株を挙げることができるが、この
菌株に限らず、スタキボトリス(Stachybotr
ys)属に属し、Mer−VGF724物質群を生産す
る能力を有する菌株であれば、それらの変異株、例え
ば、紫外線、エックス線、放射線、薬品等の変異処理に
より取得できる人工変異株ならびに自然変異株も含めて
すべて本発明に使用することができる。
【0014】Mer−VGF724菌株の菌学的性状は
次のとおりである。菌糸は基層の上をはって広がり、隔
壁があり、分岐し、透明またはわずかに色がある。分生
子柄は菌糸の分岐として生じ、直立し、さまざまに分岐
し、隔壁があり、主要な茎の先端に存在する。分生子柄
は分岐して、隔壁のない梗子となる。分生子は単独に梗
子の上に生じ、黒くて粗面である。
【0015】以上の菌学的性状からMer−VGF72
4菌株は不完全菌類(Deuteromycotin
a)に属するカビであり、J.A.von Arx“T
heGenera of Fungi Sporula
ting in PureCulture”1974お
よびJ.C.Gilman“A Manual of
Soil Fungi”1957に従い、既知の菌種と
比較したところ、スタキボトリス(Stachybot
rys)属の性状と一致した。そこで、本発明者らは、
本菌株をスタキボトリス・エスピー(Stachybo
trys sp.)Mer−VGF724と命名した。
本菌株は、平成8年9月6日付けで工業技術院生命工学
工業技術研究所にFERM P−15838として寄託
されている。
【0016】本発明のMer−VGF724物質群は上
記菌株を栄養培地に接種し、好気的に培養することによ
り製造される。上記菌株の培養方法は、原則的には一般
微生物の培養方法に準ずるが、通常は液体培養による振
とう培養、通気攪拌培養などの好気的条件下で行うのが
好適である。
【0017】培養に用いることのできる培地としては、
スタキボトリス(Stachybotrys)属に属す
る微生物が利用できる栄養源を含有する培地であればよ
く、各種の合成培地、半合成培地、天然培地などいずれ
も用いることができる。培地組成としては、例えば、炭
素源として、グルコース、シュークロース、水あめ、糖
みつ、デキストリン、澱粉、グリセロール、動物油、植
物油などを単独または組み合わせて使用することがで
き、また窒素源としては、大豆粉、小麦胚芽、コーンス
ティープリカー、綿実粕、肉エキス、ペプトン、酵母エ
キス、尿素、硫酸アンモニウムなどを単独または組み合
わせて使用することができる。また必要に応じて、塩化
ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、リン
酸塩、金属塩などの無機塩を加えることができる。その
他、本菌株の生育あるいはMer−VGF724物質群
の生産を促進する有機物、例えば、ビタミン類、アミノ
酸類を加えることができる。さらに必要に応じて、消泡
剤、例えば、アデカノール(商品名:旭電化工業(株)
製)、シリコンなどを添加することができる。
【0018】培養条件は、上記菌株が良好に生育してM
er−VGF724物質群を生産し得る範囲内で適宜選
択すればよい。例えば、培地のpHは、6〜8程度、通
常中性付近とすることが好ましい。培養温度は、微生物
が良好に生育する温度、通常15〜30℃、好ましくは
25〜28℃に保つのがよい。培養時間は、2〜10日
間程度でよく、好ましくは3〜5日間である。もちろん
上述した各種の培養条件は、使用微生物の種類や特性、
外部条件などに応じて適宜変更でき、またそれに応じて
上記範囲から最適条件を選択、調整できる。その際、培
養液中のMer−VGF724物質群の蓄積量が最大に
なったときに培養を停止して得た培養液を以下の精製工
程に使用すればよい。
【0019】このようにして得た培養液中に蓄積された
Mer−VGF724物質群は、培養後、濾過、遠心分
離等の一般的固液分離手段によって菌体を分離し、濾液
または上澄液から回収可能である。また分離した菌体か
らも回収可能である。
【0020】Mer−VGF724物質群の分離、精製
は、公知の種々の方法を選択、組み合わせて行うことが
できる。例えば、酢酸エチル、n−ブタノール等を用い
た溶媒抽出や、アンバーライトXAD(ローム・アンド
・ハース社製)、ダイヤイオンHP−20(三菱化学
(株)製)等のポリスチレン系吸着樹脂、シリカゲル、
アルミナ、活性炭などの担体を用いるカラムクロマトグ
ラフィーによる方法を用いることができる。これらの担
体から目的物質を溶出させる方法は、担体の種類、性質
によって異なるが、一例として、ポリスチレン系吸着樹
脂の場合には、溶出溶媒として、含水アルコール、含水
アセトン等を用いることができる。さらにセファデック
ス(Sephadex)LH−20(ファルマシア社
製)、バイオ・ゲルP−2(バイオ・ラッド社製)等に
よるゲル濾過、シリカゲル、アルミナ等による薄層クロ
マトグラフィー、順相あるいは逆相カラムを用いた分取
用高速液体クロマトグラフィー(分取HPLC)等を用
いることができ、これらの方法を単独または適宜組み合
せて、場合によっては反復使用することにより、分離、
精製することができる。また、分離した菌体からは、適
当な有機溶媒を用いた溶媒抽出法や菌体破砕による溶出
法により菌体から抽出し上記と同様に単離精製すること
ができる。
【0021】以上のようにして得られるMer−VGF
724物質群は以下に示す物理化学的性質を有する。 (Mer−VGF724Aの物理化学的性質) (1)色および形状:白色粉末。 (2)酸性、塩基性、中性の区別:酸性 (3)分子式:C28H37NO9 (4)マススペクトル(HRFAB−MS、マトリック
ス:NBA) m/z 532.2525[(M+H)+](理論値は
分子式をC28H37NO9として532.2547) (5)紫外部吸収スペクトル:メタノール中で測定した
結果は下記のとおりである。 λmax(nm):218、265、300 (6)赤外部吸収スペクトル(KBr法):特徴的な吸
収は、下記のとおりである。 νmax(cm-1):3215、2940、1717、
1665、1620、1470、1395、1350、
1200、1086、1046 (7)溶解性:ジメチルスルホキシド、メタノールに溶
け、アセトンにやや溶け、水に溶けない。 (8)呈色反応:リンモリブデン酸試薬、ヨウ素蒸気で
呈色する。ニンヒドリン試薬には呈色しない。 (9)薄層クロマトグラフィー(Rf値:シリカゲルプ
レートF−254(メルク社製)) 0.24(クロロホルム:メタノール:酢酸=3:1:
0.1)
【0022】(10)1H−NMRスペクトル(400
MHz、重アセトン):主要なシグナルは、下記のとお
りである。 δTMS(ppm):0.73(3H,d,J=6.6
Hz)、0.89(3H,s)、1.03(3H,
s)、1.08(3H,s)、1.31(1H,br
d)、1.4〜1.7(4H,m)、1.77(1H,
t,J=11.7Hz)、1.87(1H,m)、2.
13(1H,d,J=9.5Hz)、2.26(1H,
m)、2.40(2H,t,J=7.0Hz)、2.4
9(1H,m)、2.90(1H,d,J=16.9H
z)、3.30(1H,d,16.9)、3.31(1
H,brs)、3.95(1H,br d,J=11.
7Hz)、4.40(2H,ABq,J=16.0H
z)、5.03(1H,dd,J=4.4,11.0H
z)、6.74(1H,s)
【0023】(11)13C−NMRスペクトル(100
MHz、重アセトン):主要なシグナルは、下記のとお
りである。 δTMS(ppm):15.9(q)、17.4
(q)、21.4(t)、22.4(q)、25.5
(t)、29.2(q)、30.8(t)、31.8
(t)、32.8(t)、33.8(t)、37.6
(d)、38.9(s)、40.1(d)、44.1
(s)、44.8(t)、54.0(d)、66.4
(d)、79.1(d)、98.9(s)、102.1
(d)、114.3(s)、117.9(s)、13
4.8(s)、154.6(s)、157.2(s)、
169.5(s)、172.5(s)、173.7
(s)
【0024】(Mer−VGF724Bの物理化学的性
質) (1)色および形状:白色粉末。 (2)酸性、塩基性、中性の区別:酸性 (3)分子式:C27H37NO7 (4)マススペクトル(HRFAB−MS,マトリック
ス:NBA) m/z 488.2653[(M+H)+](理論値は
分子式をC27H37NO7として488.2648) (5)紫外部吸収スペクトル:メタノール中で測定した
結果は下記のとおりである。 λmax(nm):218、264、301 (6)赤外部吸収スペクトル(KBr法):特徴的な吸
収は、下記のとおりである。 νmax(cm-1):3403、2940、1711、
1663、1470、1391、1348、1264、
1076、1046 (7)溶解性:ジメチルスルホキシド、メタノール、ア
セトンに溶け、水に溶けない。 (8)呈色反応:リンモリブデン酸試薬、ヨウ素蒸気で
呈色する。ニンヒドリン試薬には呈色しない。 (9)薄層クロマトグラフィー(Rf値:シリカゲルプ
レートF−254(メルク社製)) 0.72(クロロホルム:メタノール:酢酸=3:1:
0.1)
【0025】(10)1H−NMRスペクトル(400
MHz、重アセトン):主要なシグナルは、下記のとお
りである。 δTMS(ppm):0.73(3H,d,J=6.6
Hz)、0.89(3H,s)、1.04(3H,
s)、1.08(3H,s)、1.29(1H,dd,
J=4.4Hz,11.7Hz)、1.4〜1.7(4
H,m)、1.75(1H,t,J=11.7Hz)、
1.87(1H,m)、1.98(2H,m)、2.1
5(1H,br d,J=11.7Hz)、2.36
(2H,t,J=7.3Hz)、2.88(1H,d,
J=16.9Hz)、3.28(1H,d,J=16.
9Hz)、3.28(1H,br s)、3.62(2
H,t,J=6.8,7.3Hz)、3.97(1H,
m)、4.30(2H,ABq,J=16.8Hz)、
6.73(1H,s)
【0026】(11)13C−NMRスペクトル(100
MHz、重アセトン):主要なシグナルは、下記のとお
りである。 δTMS(ppm):15.9(q),17.3
(q),21.4(t),22.4(q),24.6
(t),29.2(q),31.6(t),31.9
(t),32.7(t),33.8(t),37.5
(d),38.9(s),40.0(d),42.4
(t),44.1(s),47.7(t),66.4
(d),79.2(d),98.8(s),102.0
(d),113.7(s),117.5(s),13
5.6(s),154.6(s),157.1(s),
169.1(s),174.1(s)
【0027】(Mer−VGF724Cの物理化学的性
質) (1)色および形状:白色粉末 (2)酸性、塩基性、中性の区別:酸性 (3)分子式:C25H33NO7 (4)マススペクトル(HRFAB−MS,マトリック
ス:NBA) m/z 460.2352[(M+H)+](理論値は
分子式をC25H33NO7として460.2335) (5)紫外部吸収スペクトル:メタノール中で測定した
結果は下記のとおりである。 λmax(nm):218、265、299 (6)赤外部吸収スペクトル(KBr法):特徴的な吸
収は、下記のとおりである。 νmax(cm-1):3422、2936、1667、
1620、1470、1389、1348、1262、
1074、1046 (7)溶解性:ジメチルスルホキシド、メタノールに溶
け、アセトンにやや溶け、水に溶けない。 (8)呈色反応:リンモリブデン酸試薬、ヨウ素蒸気で
呈色する。ニンヒドリン試薬には呈色しない。 (9)薄層クロマトグラフィー(Rf値:シリカゲルプ
レートF−254(メルク社製)) 0.33(クロロホルム:メタノール:酢酸=3:1:
0.1)
【0028】(10)1H−NMRスペクトル(400
MHz、重メタノール):主要なシグナルは、下記のと
おりである。 δTMS(ppm):0.75(3H,d,J=6.6
Hz)、0.91(3H,s)、1.03(3H,
s)、1.09(3H,s)、1.32(1H,br
d)、1.4〜1.7(4H,m)、1.77(1H,
t,J=12.5Hz)、1.87(1H,m)、2.
06(1H,d,J=9.5Hz)、2.90(1H,
d,J=17.6Hz)、3.30(1H,d,J=1
6.8Hz)、3.31(1H,br s)、3.95
(1H,br d,J=11.0Hz)、4.31(2
H,s)、4.46(2H,ABq,J=16.9H
z)、6.69(1H,s)
【0029】(11)13C−NMRスペクトル(100
MHz、重メタノール):主要なシグナルは、下記のと
おりである。 δTMS(ppm):15.9(q)、17.5
(q)、21.9(t)、22.6(q)、29.3
(q)、32.2(t)、33.2(t)、34.0
(t)、38.1(d)、39.5(s)、40.8
(d)、44.7(t)、45.2(s)、49.0
(t)、67.3(d)、79.8(d)、99.5
(s)、102.4(d)、114.8(s)、11
9.0(s)、134.6(s)、155.3(s)、
157.5(s)、171.5(s)、173.0
(s)
【0030】(Mer−VGF724Dの物理化学的性
質) (1)色および形状:白色粉末 (2)酸性、塩基性、中性の区別:酸性 (3)分子式:C26H35NO7 (4)マススペクトル(HRFAB−MS,マトリック
ス:グリセリン) m/z 474.2472 [(M+H)+](理論値
は分子式をC28H37NO9として474.2492) (5)紫外部吸収スペクトル:メタノール中で測定した
結果は下記のとおりである。 λmax(nm):218、265、301 (6)赤外部吸収スペクトル(KBr法):特徴的な吸
収は、下記のとおりである。 νmax(cm-1):3423、2939、1663、
1470、1420、1391、1348、1227、
1128、1086、1045 (7)溶解性:ジメチルスルホキシド、メタノールに溶
け、アセトンにやや溶け、水に溶けない。 (8)呈色反応:リンモリブデン酸試薬、ヨウ素蒸気で
呈色する。ニンヒドリン試薬には呈色しない。 (9)薄層クロマトグラフィー(Rf値:シリカゲルプ
レートF−254(メルク社製)) 0.37(クロロホルム:メタノール:酢酸=3:1:
0.1)
【0031】(10)1H−NMRスペクトル(400
MHz、重アセトン):主要なシグナルは、下記のとお
りである。 δTMS(ppm):0.73(3H,d,J=6.6
Hz),0.89(3H,s),1.04(3H,
s),1.08(3H,s),1.31(1H,dd,
4.4,12.1),1.4〜1.7(4H,m),
1.61(3H,d,J=7.3Hz),1.77(1
H,t,J=12.1Hz),1.87(1H,m),
2.13(1H,d,J=9.5Hz),2.90(1
H,d,J=16.9Hz),3.30(1H,d,1
6.9Hz),3.32(1H,br s),3.97
(1H,br d,J=12.1Hz),4.39(2
H,ABq,J=16.8Hz),5.01(1H,
q,J=7.3Hz),6.75(1H,s)
【0032】(11)13C−NMRスペクトル(100
MHz、重アセトン):主要なシグナルは、下記のとお
りである。 δTMS(ppm):15.9(q),15.9
(q),17.4(q),21.5(t),22.5
(q),29.2(q),31.9(t),32.8
(t),33.9(t),37.7(d),38.9
(s),40.1(d),44.1(s),44.7
(t),50.1(d),66.4(d),79.1
(d),99.0(s),102.1(d),114.
2(s),117.8(s),135.1(s),15
4.7(s),157.3(s),169.0(s),
173.5(s)
【0033】本発明のMer−VGF724物質群は、
大腸菌で発現させたHIVプロテアーゼ活性を低濃度で
抑制し、HIVプロテアーゼ阻害剤として有用である。 (HIVプロテアーゼに対する阻害作用)試験試料4μ
lに基質溶液(終濃度が各々基質1mg/ml、50m
M 2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸(pH
6.0)、2M塩化ナトリウム、1mM EDTA、1
mMジチオスレイトール、0.1%トリトンX−1とな
るように調製)を加えた。さらに約0.2UのHIVプ
ロテアーゼ粗酵素液を添加し合計40μlとし、37
℃、20分間の反応させた。次いで沸騰水中で3分間加
熱し、酵素を失活させ、さらに0.1MTris−HC
l(pH7.5)緩衝液を80μl加えた。遠心後、高
速液体クロマトグラフィー反応液中の基質濃度を分析
し、その減少量から酵素活性を算出した。このとき基質
は、合成ペプチドVal−Ser−Gln−Asn−T
yr−Pro−Ile−Valを使用した。また、使用
したHIVプロテアーゼは、遺伝子操作により得られた
もの、すなわち、pKP1500のプロモーター下流に
合成HIVプロテアーゼ遺伝子を挿入することにより得
られたベクターpMAK105を宿主E.coli K
P3998に導入して得られる形質転換株により生産さ
れたものである(T.Mikiet al. Prot
ein Engineering 4,327(198
7))。なお、HIVプロテアーゼの酵素単位(U)
は、1分間当たり1nmolの基質を分解する酵素量で
ある。
【0034】また高速液体クロマトグラフィーは、逆相
系カラム(TSK−gel ODS120−T(東ソー
(株)製))を使用し、移動相として21%アセトニト
リル水(0.1%トリフルオロ酢酸を含む)を用い、2
10nmの吸収でペプチド基質を検出した。本条件下
で、基質は5〜6分付近に、また酵素による分解産物は
それより以前に溶出された。クロマトグラム上の基質の
ピーク面積を測定し、以下の式に従い酵素阻害度(%)
を算出した。
【0035】[1−(試料添加時の酵素による基質ピー
ク面積減少量/試料無添加時の酵素による基質ピーク面
積減少量)]×100(%)
【0036】本発明のMer−VGF724A、Mer
−VGF724B、Mer−VGF724CおよびMe
r−VGF724Dの100μg/mlにおけるHIV
プロテアーゼ阻害度は、それぞれ30%、35%、41
%および39%であった。
【0037】以上述べたとおり、一般式(I)で示され
る本発明のMer−VGF724物質群は、HIVプロ
テアーゼによる合成ペプチドの加水分解を低濃度で抑制
するので、Mer−VGF724物質群およびそれらの
医薬として許容される塩を含む医薬製剤は、HIVが原
因となって引き起される疾患すなわち後天性免疫不全症
候群に対する治療に適用されることが期待される。
【0038】またその際にMer−VGF724物質群
の医薬として許容される塩としては、慣用の無毒性塩
類、例えばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金
属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土
類金属塩、アンモニウム塩などの無機塩基との塩、例え
ばトリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、エタ
ノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ジシクロヘ
キシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミ
ン塩、ジベンジルアミン塩などの有機塩基との塩などを
挙げることができる。
【0039】Mer−VGF724物質群およびそれら
の医薬として許容される塩は、HIVプロテアーゼ阻害
剤として有用であり、その医薬製剤は、公知の充填剤、
増量剤、結合剤、保湿剤、崩壊剤、崩壊抑制剤、表面活
性剤、滑沢剤等の希釈剤、あるいは賦形剤を用いて調製
することができる。この医薬製剤としては各種の形態が
その治療目的に応じて選択でき、その代表的なものとし
て錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁シロップ剤、乳剤、顆
粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)等
が挙げられる。
【0040】錠剤の形態に成型するに際しては、担体と
して公知のものを広く使用でき、例えばラクトース、白
糖、塩化ナトリウム、グルコース、尿素、澱粉、炭酸カ
ルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形
剤、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、グル
コース液、澱粉液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセ
ルロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウ
ム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、乾燥澱粉、アル
ギン酸ナトリウム、寒天末、ラミナラン末、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステ
アリン酸モノグリセリド、澱粉、ラクトース等の崩壊
剤、白糖、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、
第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の
吸収促進剤、グリセリン、澱粉等の保湿剤、澱粉、ラク
トース、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等
の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポ
リエチレングリコール等の滑沢剤等が例示できる。
【0041】さらに錠剤は必要に応じて通常の剤皮を施
した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、フィルムコ
ーティング錠、二重錠、多層錠とすることができる。丸
剤の形態に成型するに際しては、担体としてこの分野で
従来公知のものを広く使用でき、例えばグルコース、ラ
クトース、澱粉、カカオバター、硬化植物油、カオリ
ン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガント
末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、ラミナラン寒天
末などの崩壊剤等が例示できる。
【0042】坐剤の形態に成型するに際しては、担体と
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、ポリエ
チレングリコール、カカオバター高級アルコール、高級
アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセリド
等を挙げることができる。
【0043】注射剤として調製される場合は、液剤及び
懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるものが好まし
く、これらの液剤、懸濁剤の形態に成型するに際して
は、希釈剤としてこの分野において慣用されるもの全て
を使用でき、例えば水、エタノール、プロピレングリコ
ール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキ
シ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル類等を挙げることができる。な
お、この場合等張性の溶液を調製するに十分な量の食
塩、グルコースあるいはグリセリンを該製剤中に含有さ
せてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤
等を用いてもよい。また経口投与用には必要に応じて着
色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を
該製剤中に含有させてもよい。
【0044】本発明のHIVプロテアーゼ阻害剤に含有
されるべきMer−VGF724物質群およびそれらの
医薬として許容される塩の量は特に限定されず、広範囲
に選択される。その投与方法は、特に制限はなく、各種
製剤形態、患者の年齢、性別、その他の条件、疾患の程
度に応じた方法で投与される。例えば、錠剤、丸剤、液
剤、懸濁シロップ剤、乳剤、顆粒剤およびカプセル剤の
場合には経口投与される。また注射剤の場合には単独で
またはグルコース、アミノ酸などの通常の補液と混合し
て静脈内投与され、さらに必要に応じて単独で筋肉内、
皮内、皮下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には
直腸内投与される。またその投与量は、用法、患者の年
齢、性別、その他の条件、疾患の程度等により適宜増減
することができる。
【0045】以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細
に説明する。
【実施例】
実施例1 種母培地として、ポテト澱粉2.0%、グルコース1.
0%、大豆粉2.0%、リン酸第一カリウム0.1%、
硫酸マグネシウム(7水塩)0.05%の組成からなる
培地を用い、500ml容三角フラスコに100mlず
つ分注して殺菌した。これにMer−VGF724菌株
の斜面培地(ポテトデキストロース寒天培地)から一白
金耳を接種し、28℃で3日間回転振とう機上で培養し
て種母培養液を得た。生産培地として、種母培地と同様
の培地を用い、30L容ジャーファメンター1基に15
L入れて殺菌した。上記種母培養液をジャーファメンタ
ー中に100ml接種し、28℃で96時間通気攪拌培
養(通気量7.5L/min、攪拌300rpm)を行
って培養液を得た。
【0046】このようにして得られた培養液の一部3L
を濾過して上清を集め、ブタノールで抽出し、抽出液を
減圧下で濃縮乾固した。これを少量のメタノールに溶解
し、Sephadex LH−20(400ml)の上
部に載せ、メタノールで展開し、活性画分を濃縮乾固し
て粗精製物1.3gを得た。次に粗精製物を少量のクロ
ロホルム−メタノール混液(クロロホルム:メタノール
=10:1)に溶解し、シリカゲル(Art7734
(メルク社製))カラム(2.0φ×40cm)の上部
に載せクロロホルム−メタノール混液(クロロホルム:
メタノール=10:1、5:1、2:1)各500ml
で段階的に溶出させた。クロロホルム:メタノール=
5:1および2:1で溶出される活性画分を集め、濃縮
乾固した。次に少量のクロロホルム−メタノール−水混
液(クロロホルム:メタノール:水=7:13:8)に
溶解し、クロロホルム:メタノール:水=7:13:8
の下層を固定相とし、上層を移動相とする遠心液々分配
クロマトグラフィーで展開して活性画分を得た。活性画
分は減圧下に濃縮乾固して0.6gを得た。
【0047】得られた濃縮乾固物のうち50mgをメタ
ノール0.5mlに溶かし、分取用高速液体クロマトグ
ラフィーを下記の条件で行い、5回に分けて分取した。
保持時間22.2分、31.5分および25.8分にピ
ークをもつ三つの活性物質Mer−VGF724A、M
er−VGF724BおよびMer−VGF724Cを
分取した。分取した画分は減圧下にアセトニトリルを除
いた後、凍結乾燥してMer−VGF724A、Mer
−VGF724BおよびMer−VGF724Cをそれ
ぞれ3.6mg、6.3mgおよび2.4mg得た。
【0048】(分取用高速液体クロマトグラフィー条
件)カラム;Waters Symmetry Pre
p C18(1.9φ×30cm)、移動相;アセトニ
トリル:0.1%トリフルオロ酢酸=35:65、流
速;10.0ml/min、検出;UV220nm
【0049】実施例2 実施例1で調製したMer−VGF724菌株の培養液
の一部3Lを濾過して上清を集め、塩酸を加えてpH
2.5に調整した。これに酢酸エチル3Lを加えてよく
攪拌した後、酢酸エチル層を分離した。これに無水硫酸
ナトリウムを加えて脱水した後、減圧濃縮した。得られ
た濃縮物1.1gを20mlのメタノールに溶解した後
シリカゲル10gを添加して濃縮乾固した。乾固物をク
ロロホルム−メタノール−酢酸混液(クロロホルム:メ
タノール:酢酸=20:1:0.1)で平衡化したシリ
カゲル(Art7734(メルク社製))カラム(3.
0φ×30cm)の上部に載せ、クロロホルム−メタノ
ール−酢酸混液(クロロホルム:メタノール:酢酸=2
0:1:0.1、10:1:0.1、5:1:0.1)
各600mlで段階的に溶出させた。クロロホルム:メ
タノール:酢酸=10:1:0.1および5:1:0.
1で溶出される活性画分を集め、濃縮乾固した。得られ
た乾固物365mgを2mlのアセトニトリル:0.1
%トリフルオロ酢酸=30:70に溶かし、分取用高速
液体クロマトグラフィーを下記の条件で行い、分取し
た。保持時間130分にピークをもつ活性物質Mer−
VGF724Dを含む画分を分取した。これを減圧下に
アセトニトリルを除き、凍結乾燥した。得られた乾燥物
11.0mgを2mlのクロロホルム−メタノール混液
(クロロホルム:メタノール=1:1)に溶解して同溶
液で平衡化したSephadex LH−20カラム
(1.5φ×72cm)に載せ、同溶液で展開し、Me
r−VGF724Dを含む画分を分取した。これを濃縮
乾固して、Mer−VGF724Dを9.0mg得た。
【0050】(分取用高速液体クロマトグラフィー条
件)カラム;Waters Symmetry Pre
p C18(1.9φ×30cm)、移動相;アセトニ
トリル:0.1%トリフルオロ酢酸=30:70、流
速;10.0ml/min、検出;UV265nm
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 17/18 C12P 17/18 C //(C12N 1/14 C12R 1:645) (C12P 17/18 C12R 1:645) (72)発明者 吉岡 武男 神奈川県綾瀬市吉岡1782−10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示される化合物また
    はそれらの医薬として許容される塩。 【化1】 (但し、式中Rは、式 【化2】 、式 【化3】 、式 【化4】 または式 【化5】 を表す)
  2. 【請求項2】 下記式(I−a)で示される化合物また
    はその医薬として許容される塩。 【化6】
  3. 【請求項3】 下記式(I−b)で示される化合物また
    はその医薬として許容される塩。 【化7】
  4. 【請求項4】 下記式(I−c)で示される化合物また
    はその医薬として許容される塩。 【化8】
  5. 【請求項5】 下記式(I−d)で示される化合物また
    はその医薬として許容される塩。 【化9】
  6. 【請求項6】 スタキボトリス(Stachybotr
    ys)属に属し、請求項1〜5のいずれかに記載の化合
    物を生産する能力を有する微生物を培養して、培養物か
    ら請求項1〜5のいずれかに記載の化合物を採取するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の化合物
    を製造する方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の化合物
    またはそれらの医薬として許容される塩からなる群より
    選択された一またはそれ以上の物質を有効成分とするH
    IVプロテアーゼ阻害剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載の化合物
    を生産する能力を有するスタキボトリス・エスピー(S
    tachybotrys sp.)Mer−VGF72
    4株(FERM P−15838)。
JP17275397A 1997-01-13 1997-06-16 プロテアーゼ阻害物質およびその製造方法 Pending JPH10251262A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006511523A (ja) * 2002-12-13 2006-04-06 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 新規なスピロベンゾフランラクタムおよびその誘導体、その製造方法、ならびにその使用
CZ303552B6 (cs) * 2000-02-29 2012-12-05 Sanofi - Aventis Deutschland GmbH Memnopeptid, farmaceutická kompozice tento memnopeptid obsahující, zpusob prípravy tohoto memnopeptidu a jeho použití k príprave léciva

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CZ303552B6 (cs) * 2000-02-29 2012-12-05 Sanofi - Aventis Deutschland GmbH Memnopeptid, farmaceutická kompozice tento memnopeptid obsahující, zpusob prípravy tohoto memnopeptidu a jeho použití k príprave léciva
JP2006511523A (ja) * 2002-12-13 2006-04-06 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 新規なスピロベンゾフランラクタムおよびその誘導体、その製造方法、ならびにその使用

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