JPH1025210A - 殺菌性ピラゾール類 - Google Patents

殺菌性ピラゾール類

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JPH1025210A
JPH1025210A JP9089873A JP8987397A JPH1025210A JP H1025210 A JPH1025210 A JP H1025210A JP 9089873 A JP9089873 A JP 9089873A JP 8987397 A JP8987397 A JP 8987397A JP H1025210 A JPH1025210 A JP H1025210A
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    • B27K3/34Organic impregnating agents
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 菌類または細菌の攻撃から植物を保護する方
法。 【解決手段】 1−フェニル−ピラゾールまたは1−
(2−ピリジル)ピラゾールを適用して成る植物の保護
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、菌類または細菌の
攻撃に対し植物または樹木を処理する方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、菌類または細菌の病気を治療的にまたは予防的に防
除することである。
【0003】本発明の別の目的は、菌類または細菌の攻
撃または病気から植物または樹木を保護することであ
る。
【0004】本発明の他の目的は、菌類または細菌の攻
撃または病気からイネ作物、トウモロコシ作物、禾穀類
(cereals)およびワタ作物を保護することであ
る。
【0005】本発明の他の目的は、菌類による攻撃から
植物または樹木を保護することであり、これらの攻撃
は、おそらく、昆虫による攻撃と連結している。
【0006】本発明の他の目的は、単一の生成物を用い
た処理によって、菌類による攻撃および昆虫または節足
動物による攻撃の両方から植物または樹木を保護するこ
とである。
【0007】換言すれば、本発明の他の目的は、菌類に
よる攻撃および昆虫または節足動物による攻撃の両方に
効果的な単一の生成物を用い、単一の処理により、植物
または樹木を保護することである。
【0008】本発明の他の目的は、以下の表に示すもの
から成る群から選ばれる菌類または細菌の攻撃または病
気から植物を保護することである:
【0009】
【表1】
【0010】イネ葉鞘腐敗病は、上記表に記載の種々の
菌類の1種または他の種または1種以上による有害な影
響に相当する。
【0011】穀類変色は、菌類および病原細菌の複合的
組合せの破壊的影響の結果に相当し、有害な結果は、上
記表に記載の種々の菌類または細菌の1種または他の種
または1種以上に起因する可能性がある。
【0012】本発明の他の目的は、以下の表に示すもの
から成る群から選ばれる菌類または細菌の攻撃または病
気から植物を保護することである:
【0013】
【表2】
【0014】これらの目的は、本発明の方法により全部
または一部達成することができることを見い出した。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、1−フェニル
ピラゾールまたは1−(2−ピリジル)ピラゾールを適
用して成る、菌類または細菌の攻撃から植物、例えば作
物植物、または樹木を保護する方法を提供する。
【0016】本発明による方法の対象となる作物は、特
に、イネ、トウモロコシ、コムギおよびオオムギのよう
な禾穀、ならびにワタである。
【0017】イネは、本発明による方法の実施に好まし
い作物である。
【0018】樹木に付与される上記保護は、一方で家具
用木材もしくは建造物用材木を対象にする場合も、また
は他方でフェンス用木材、ブドウの杭もしくは鉄道の枕
木のような悪天候にさらされる木材を対象とする場合で
も有利である。
【0019】更に正確には、本発明は、更に、菌類また
は細菌の攻撃および節足動物または昆虫による攻撃から
作物および樹木を保護する方法に関し、これらの2種類
の攻撃は同時であり、又はこれら2種類の攻撃が同時に
あることは起り得ることであり、又はこれら2種類の攻
撃は、同じ期間に起こり得ると予期される。
【0020】本発明は、更に、 −イネ作物を、紋枯病、褐斑病、穂いもち病、葉いもち
病または葉やけのような菌類または細菌の攻撃から; −トウモロコシ作物を、特に黒穂病および根腐病から; −コムギ作物を、特に根腐病及びさび病から; −オオムギ作物を、特に斑葉病から; −ワタ作物を、特に立枯病から保護するための方法に関
する。
【0021】また、本発明は、樹木を変質させる菌類、
特に、ナミダタケ(Serpula lacrymans)およびイドタ
ケ(Conicophora puteana)ならびにキカイガラタケ(Gloe
ophyllum trabeum)から樹木を保護する方法に関する。
【0022】実際、1−フェニルピラゾール類または1
−(2−ピリジル)ピラゾール類によって作物または樹
木に付与される保護は、昆虫または節足動物に関して、
通常、より良好である。菌類または細菌の攻撃に関し
て、本発明による生成物により付与される保護は、完全
ではないかもしれないが、おおむね満足でき、いずれに
しても、非常に多種にわたる外部攻撃に対する最大の可
能な保護を作物および樹木に与える上で、殺虫または殺
節足動物活性に対する非常に価値ある補足を提供する。
【0023】本発明に用いることのできる1−フェニル
ピラゾール類または1−(2−ピリジル)ピラゾール類
は、有利には一般式(I)の化合物である:
【0024】
【化2】
【0025】(ここで、R1は、CNまたはメチルであ
り、R2は、S(O)n3であり、R3は、アルキルまた
はハロアルキルであり、R4は、水素もしくはハロゲン
原子またはNR56、S(O)m7、C(O)R7、C
(O)O−R7、アルキル、ハロアルキルもしくはOR8
基または−N=C(R9)(R10)基を表し、R5および
6は、独立に、水素原子またはアルキル、ハロアルキ
ル、C(O)アルキルもしくはS(O)rCF3基を表す
か又は、R5およびR6は、一緒になって、酸素または硫
黄のような1個または2個の二価のヘテロ原子により中
断されてもよい二価のアルキレン基を形成することがで
き、R7は、アルキルまたはハロアルキル基を表し、R8
は、アルキルもしくはハロアルキル基または水素原子を
表し、R9は、アルキル基または水素原子を表し、R10
は、1つ以上の、ハロゲン原子またはOH,−O−アル
キル、−S−アルキル、シアノもしくはアルキルのよう
な基により任意に置換されたフェニルまたはヘテロアリ
ール基を表し、Xは、三価の窒素原子またはC−R12
を表し、炭素原子の他の3つの原子価は芳香族環の一部
を形成し、R11およびR12は、相互に独立して水素また
はハロゲン原子を表し、R13は、ハロゲン原子またはハ
ロアルキル、ハロアルコキシ、S(O)qCF3もしくは
SF5基を表し、m、n、qおよびrは、相互に独立し
て0、1または2に等しい整数を表すが、但し、R1
メチルである場合、R3はハロアルキルであり、R4はN
2であり、R11はClであり、R13はCF3であり、X
はNである)。
【0026】一般式(I)の定義におけるアルキル基
は、通常、1個から6個の炭素原子を有する。
【0027】R5およびR6が、それらが結合している窒
素原子と共に環を形成する場合、環は、通常、5または
6員である。
【0028】
【発明の実施の形態】一般式(I)の化合物の好ましい
クラスは、R1がCNであり、および/またはR3がハロ
アルキルであり、および/またはR4がNH2であり、お
よび/またはR11がハロゲン原子であり、および/また
はR12がハロゲン原子であり、および/またはR13がハ
ロアルキルであるような化合物から成る。
【0029】本発明において特に非常に好ましい一般式
(I)の化合物は、以後、化合物Aと称する、1−
[2,6−Cl2−4−CF3フェニル]−3−CN−4
−[SO−CF3]−5−NH2ピラゾールである。
【0030】一般式(I)の化合物は、国際特許出願W
O 87/3781、93/6089もしくは94/2
1606またはヨーロッパ特許出願295,117に記
載のいずれかの方法、または化学合成分野の当業者の能
力の範囲内で考案される他のいずれかの方法により調製
することができる。
【0031】本発明に用いることのできる製剤は、特
に、国際特許出願WO 87/3781、93/608
9もしくは94/21606およびヨーロッパ特許出願
295,117に記載されている。先行技術において述
べられている製剤を、特に、適切なアジュバントの添加
により、地域的条件による特異的用途に適合させること
ができる。
【0032】本発明に用いる1−アリールピラゾール類
は、流体もしくは液体組成物、水和剤またはマイクロエ
マルション剤として有利に製剤することができる。この
ような製剤は、通常、農耕区域への散布において、農学
的に許容される1種以上の固形または液体の、不活性な
賦形剤または希釈剤を含む。
【0033】本発明による方法の実行に好適な製剤は、
通常、0.0001から95重量%の一般式(I)の活
性物質を含む。商業的用途(貯蔵、販売または輸送)用
濃縮製剤に関しては、有利には、0.1から15重量%
の活性物質を含む。散布者により用いられるような組成
物は、通常、もっと希釈した組成物である。この活性物
質に加えて、本発明による組成物は、固形または液体で
あってもよい種々の賦形剤、表面活性剤および農学的に
許容される極めて多岐にわたる他のアジュバントを含有
することができる。
【0034】水和剤または濃縮顆粒製剤は、一般式
(I)の1−アリールピラゾールと約1から20重量%
の陰イオン性固形表面活性剤とを粉砕することにより調
製することができる。好適な陰イオン性表面活性剤は、
スルホコハク酸のナトリウム塩のジオクチルエステルで
ある。モンモリロナイト、アタパルジャイト、チョー
ク、タルク、カオリン、珪藻土、軽石、珪酸塩または他
の同様の産物のような不活性な希釈剤約85から95重
量%、更に上記の他のアジュバントをこのような製剤中
に含有することができる。
【0035】上記の顆粒および水和剤に加え、流動性製
剤、および特に農業において散布場所一面への分散を容
易にするために、水に容易に分散することのできる製剤
を特に使用することができる。
【0036】本発明に用いるピラゾール類は、溶解度が
低いが、低薬量で用いることができる。従って、これら
は、溶液もしくは乳濁液または、好ましくは適切なアジ
ュバントおよび/または共溶媒を含む水性もしくは非水
性懸濁液の形態で用いることができる。アセトンおよび
メチルエチルケトンを、共溶媒として用いることができ
る。植物または環境のいずれにも毒性ではないいずれの
液体媒体も用いることができる。活性物質に溶解性がほ
とんどない場合、共溶媒および/または湿潤剤もしくは
分散剤を用いることができる。タルクのような他の添加
物も用いることができる。一般式(I)の活性物質は、
特に顆粒剤を形成するために、賦形剤、例えば、バーミ
キュライト、粘土、タルク、カオリン又はその他に吸収
させることができる。
【0037】本発明の1−アリールピラゾール類は、植
物の場合、葉処理または土壌処理または、好ましくは種
子処理において用いることができる。用いるアリールピ
ラゾールの正確な量は、数少ない実験により決定するこ
とができる。その様な量は、薬害を示す量であってはな
らない。
【0038】本発明の1−アリールピラゾール類は、樹
木の場合、それ自体公知の方法による注入、含浸または
噴霧により用いることができる。施用する1−アリール
ピラゾールの薬量は、10から800g/m3樹木、好
ましくは50から500g/m3である。
【0039】実際、直接茎葉もしくは土壌のいずれかを
介して、又は種子処理により植物に適用する薬量は、通
常、5から500g/ha、好ましくは10から200
g/haであり、更に好ましくは20から80g/ha
である。種子に適用する薬量は、播種量に依存する。播
種した後、処理した穀粒により土壌に付与された薬量
が、上記薬量に相当する。イネの場合、播種量は、1ヘ
クタール当たり約0.5から3キンタルの桁である。
【0040】種子は、液体またはペースト状製剤中でコ
ーティング、被覆、含浸または浸積により処理すること
ができる。このような製剤は、それ自体公知である。通
常、引き続いて乾燥を行う。
【0041】処理した種子は、通常、100kgの種子
につき約1から1000gの1−アリールピラゾール、
好ましくは2から800g/100kg、更に好ましく
は5から500g/100kgを含む。
【0042】本発明の好ましい別の態様によれば、処理
した種子がイネの種子であり、この種子は、有利には、
100kgの種子につき約2から200gの1−アリー
ルピラゾール、好ましくは5から80g/100kgを
含む。
【0043】禾穀類の場合、処理した種子は、通常、1
00kgの種子につき5から250gの1−アリールピ
ラゾール、好ましくは10から100g/100kgを
含む。
【0044】トウモロコシの場合、処理した種子は、通
常、100kgの種子につき50から1000gの1−
アリールピラゾール、好ましくは100から500g/
100kgを含む。
【0045】ワタの場合、処理した種子は、通常、10
0kgの種子につき50から500gの1−アリールピ
ラゾール、好ましくは100から250g/100kg
を含む。
【0046】
【実施例】以下の実施例により、本発明を具体的に説明
し、如何に実行することができるかを示すが、本発明
は、これらに制限されるわけではない。これらの実施例
で用いた活性物質は、化合物Aである。
【0047】実施例1:イネの種子を、100kg当た
り活性物質40gの割合で処理した。種子を、乾いた地
面に150kg/haの割合で播き、種子を細かい層の
土で覆った。
【0048】これらの播いた穀粒を発芽するままにし
た。数週間後、そこの温度は25℃から35℃であった
が、雨により土壌は水で覆われた。結果を2ヶ月後に観
察した。それぞれ10m2の20の区画で試験を繰り返
した(約105日後収穫)。
【0049】表1に示した結果(パーセンテージとして
表した)が得られ、これらの結果は、慣用の殺虫剤(実
際にはカルボフランまたはピレスロイド類)を通常の活
性な薬量で用いて処理した耕作地の同様の区画から成る
対照に対する視覚的評価により測定した。
【0050】実施例2:200kg/haの割合で種子
を播いたことを除いては実施例1を繰り返した。
【0051】表1に示した結果が得られた。
【0052】実施例3:イネ種子の予備発芽を行ったこ
とを除いては実施例1を繰り返した。
【0053】表1に示した結果が得られた。
【0054】実施例4:イネ種子の予備発芽を行ったこ
とを除いては実施例2を繰り返した。
【0055】表1に示した結果が得られた。
【0056】
【表3】
【0057】実施例5:黒穂病(Sphacelotheca reilia
na)に対する適用: トウモロコシの種子(品種Adonis)を、種子100kg
につき活性物質250gの割合で処理した。
【0058】これらの種子を、2種類の感染薬量(基体
1kgにつき胞子0.125および0.25)でSphace
lotheca reiliana胞子の混合により予め汚染しておいた
コンポストと粒の粗い砂との混合物を入れた9x9cm
の鉢に播いた。それぞれの鉢に5個のトウモロコシの種
子を播いた。
【0059】これらの鉢を、次いで、20℃の温度およ
び60%の相対湿度の、規則的散水により湿り気を保っ
た砂上、ガラス下に置いた。
【0060】播種3ヶ月後、病気に感染している実生苗
(トウモロコシの花序における黒穂病のある無し)を計
数し、下記の表に示した結果(パーセンテージとして表
した)を得た。対照の実生苗は、未処理のトウモロコシ
種子を播いた、病気に汚染された基体を入れた鉢に相当
する。
【0061】
【表4】
【0062】実施例6:根腐病(Fusarium moniliform
e)に対する適用: トウモロコシの種子(品種Pinnacle)を、種子100k
gにつき活性物質125および250gの割合で処理し
た。
【0063】これらの種子を、1鉢当たり5個の種子の
割合で、バーミキュライトを入れた7×7cmの鉢に播
いた。1ml当たりFusarium moniliformeの40000
0個の胞子を含む10mlの水性懸濁液を、基体の上
部、種子付近に導入することにより汚染を行った。
【0064】これらの鉢を、次いで、80%の湿度で、
8℃で3週間、次いで、16℃で2週間維持した。
【0065】病気に感染している実生苗(未出芽の実生
苗および成長が遅くて形の悪い実生苗)を、次いで、計
数し、下記の表に示した結果(パーセンテージとして表
した)を得た。対照の実生苗は、病気に感染させた未処
理のトウモロコシ種子を播いた鉢に相当する。
【0066】
【表5】
【0067】実施例7:紅色雪腐病(Microdochium niv
ale)に対する適用: 自然にMicrodochium nivaleに感染したコムギ種子(品
種Ixos)を、種子100kg当たり活性物質5、10、
25、50および100gの割合で処理した。
【0068】これらの種子を、1鉢当たり25個の種子
の割合で、ピート/ポゾラン混合物を入れた7×7cm
の鉢に播いた。
【0069】これらの鉢を、5℃の暗所で3週間維持
し、次いで、10℃の人工灯下に1週間置いた。これら
を、最後に、20℃の温度および60%の相対湿度の、
規則的散水により湿り気を保った砂上、ガラス下に1週
間置いた。
【0070】病気に感染している実生苗(未出芽の実生
苗および形の悪い実生苗)を、次いで、計数し、下記の
表に示した結果(パーセンテージとして表した)を得
た。対照の実生苗は、自然に病気に感染した未処理コム
ギ種子を播いた鉢に相当する。
【0071】
【表6】
【0072】実施例8:コムギの赤さび病(Puccinia r
econdita forma speciae tritici)に対する適用: コムギ種子(品種Theseus)を、種子100kg当たり
活性物質10、25、50および100gの割合で処理
した。
【0073】これらの種子を、1鉢当たり40から50
個の種子の割合で、ピート/ポゾラン混合物を入れた7
x7cmの鉢に播いた。
【0074】これらの鉢を、1−2葉期として知られる
成長段階に到達するように10℃の人工灯下に3週間置
いた。
【0075】次いで、1ml当たりPuccinia recondita
の100000個の胞子を含む水性懸濁液を噴霧するこ
とにより感染を行った。
【0076】鉢を、次いで、20℃で100%の相対湿
度に24時間、次いで、20℃で80%の相対湿度の、
規則的散水により湿り気を保った砂上、ガラス下に10
日間置いた。
【0077】第一葉の感染した葉の面積を、次いで、視
覚的に定量化した。
【0078】下記の表に示した結果(パーセンテージと
して表した)を得た。対照の実生苗は、病気に感染した
未処理のコムギ種子を播いた鉢に相当する。
【0079】
【表7】
【0080】実施例9:斑葉病(Pyrenophora gramine
a)に対する適用: 自然にPyrenophora gramineaに感染したオオムギ種子
(品種Agneta)を、種子100kg当たり活性物質10
0gの割合で処理した。
【0081】これらの種子を、1鉢当たり25個の種子
の割合で、ピート/ポゾラン混合物を入れた7×7cm
の鉢に播いた。
【0082】これらの鉢を、5℃の暗所で3週間維持
し、次いで、10℃の人工灯下に1週間置いた。これら
を、最後に、20℃の温度および60%の相対湿度の、
規則的散水により湿り気を保った砂上、ガラス下に3週
間置いた。
【0083】病気に感染している実生苗(葉に沿ってオ
フホワイトの筋がある実生苗)を、次いで、計数し、以
下の結果(パーセンテージとして表した)を得た。対照
の実生苗は、自然に病気に感染した未処理オオムギ種子
を播いた鉢に相当する。2回の連続する調査を行った。
【0084】
【表8】
【0085】実施例10:立枯病(Rhizoctonia solan
i)に対する適用: ワタ種子(品種DP 50)を、種子100kg当たり活性
物質125、250および500gの割合で処理した。
【0086】これらの種子を、基体1600部中に、粉
砕したRhizoctonia solani 菌糸体を含有する水性懸濁
液1部の混合により予め汚染したピート/ポゾラン混合
物を入れた7×7cmの鉢に播いた。各鉢には、5個の
ワタの種子を入れた。
【0087】これらの鉢を、次いで、温度25℃、相対
湿度80%のガラス下に17日間置いた。
【0088】出芽しない実生苗(いわゆる出芽前立枯
病)および頭領のつけ根に褐色のネクロシス(いわゆる
出芽後立枯病)を示す実生苗の数を、次いで、計数し
た。初期の立枯病(出芽前)および全ての立枯病の攻撃
(出芽前+出芽後)に関する結果を、下記の表(パーセ
ンテージとして表した)に示す。対照の実生苗は、未処
理のワタの種子を播いた病気に汚染した基体を入れた鉢
に相当する。
【0089】
【表9】
【0090】実施例11:樹木を変質させる菌類に対す
る適用: 試験しようとする活性物質の異なる薬量を含有する寒天
培養培地をペトリ皿に入れた。
【0091】活性物質を含まない同じ培養培地を入れた
ペトリ皿を、対照として機能させるために調製した。
【0092】これらのペトリ皿の調製の1日後、菌類培
養を支持する寒天移植片を、各ペトリ皿の中央に置い
た。試験した菌類は:ナミダタケ(Serpula lacryman
s)、イドタケ(Coniophora puteana)(乾腐および軟
腐病)およびキカイガラタケ(Gleophyllum trabeum)
である。
【0093】次いで、ペトリ皿を、結果を記録するまで
20℃に置いた。未処理の対照の培養が、実質的に全て
の皿でコロニーを作った時点で結果を読み取った。次い
で、菌類培養の直径を測定し、菌類の成長の50%阻害
を引き起こす活性物質の濃度(IC50と呼ばれる)を算
定した。
【0094】得られた結果は、次の通りである:
【0095】
【表10】
【0096】これらの結果は、試験した活性物質が、樹
木の菌類防除に効果的であることを示している。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菌類または細菌の攻撃から植物または樹
    木を保護する方法であって、一般式(I) 【化1】 (ここで、 R1は、CNまたはメチルであり、 R2は、S(O)n3であり、 R3は、アルキルまたはハロアルキルであり、 R4は、水素もしくはハロゲン原子またはNR56、S
    (O)m7、C(O)R7、C(O)O−R7、アルキ
    ル、ハロアルキルもしくはOR8基または−N=C
    (R9)(R10)基を表し、 R5およびR6は、独立に、水素原子またはアルキル、ハ
    ロアルキル、C(O)アルキルもしくはS(O)rCF3
    基を表すか又は、R5およびR6は、一緒になって、酸素
    または硫黄のような1個または2個の二価のヘテロ原子
    により中断されてもよい二価のアルキレン基を形成する
    ことができ、 R7は、アルキルまたはハロアルキル基を表し、 R8は、アルキルもしくはハロアルキル基または水素原
    子を表し、 R9は、アルキル基または水素原子を表し、 R10は、1つ以上の、ハロゲン原子またはOH,−O−
    アルキル、−S−アルキル、シアノもしくはアルキルの
    ような基により任意に置換されたフェニルまたはヘテロ
    アリール基を表し、 Xは、三価の窒素原子またはC−R12基を表し、炭素原
    子の他の3つの原子価は芳香族環の一部を形成し、 R11およびR12は、相互に独立して水素またはハロゲン
    原子を表し、 R13は、ハロゲン原子またはハロアルキル、ハロアルコ
    キシ、S(O)qCF3もしくはSF5基を表し、 m、n、qおよびrは、相互に独立して0、1または2
    に等しい整数を表すが、 但し、R1がメチルである場合、R3はハロアルキルであ
    り、R4はNH2であり、R11はClであり、R13はCF
    3であり、XはNである)の化合物を適用して成ること
    を特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 植物が、イネ作物、トウモロコシ作物、
    禾穀類またはワタ作物である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 植物がイネ作物である、請求項1または
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 菌類または細菌の攻撃および節足動物ま
    たは昆虫による攻撃の両方から植物または樹木を保護す
    るための請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 −イネ作物を、紋枯病、褐斑病、穂いも
    ち病、葉いもち病または葉やけのような菌類または細菌
    の攻撃から; −トウモロコシ作物を、特に黒穂病および根腐病から; −コムギ作物を、特に根腐病及びさび病から; −オオムギ作物を、特に斑葉病から;または −ワタ作物を、特に立枯病から保護するための請求項1
    から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 シュードモナス(Pseudomonas)または
    エルウイニア(Erwinia)種による攻撃のような細菌の
    攻撃から植物または樹木を保護するための請求項1から
    5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 R1がCNであり、および/またはR3
    ハロアルキルであり、および/またはR4がNH2であ
    り、および/またはR11がハロゲン原子であり、および
    /またはR12がハロゲン原子であり、および/またはR
    13がハロアルキルである、請求項1から6のいずれか1
    項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 一般式(I)の化合物が、1−[2,6
    −Cl2−4−CF3フェニル]−3−CN−4−[SO
    −CF3]−5−NH2ピラゾールである、請求項1から
    7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 植物の処理を、茎葉または土壌または種
    子に一般式(I)の化合物を適用することにより行う、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 植物の処理を、5〜500g/ヘクタ
    ール、好ましくは10〜200g/ヘクタールの割合で
    一般式(I)の化合物を適用することにより行う、請求
    項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 植物の処理を、20〜80g/ヘクタ
    ールの割合で一般式(I)の化合物を適用することによ
    り行う、請求項1から10のいずれか1項に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 一般式(I)の化合物を、1m3当た
    り10〜800g、好ましくは50〜500g/m3
    薬量で樹木を保護するために用いる、請求項1に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 一般式(I)の化合物を、種子100
    kgにつき1〜1000g、好ましくは2〜800g/
    100kgおよび更に好ましくは5〜500g/100
    kgの割合で種子処理に適用する、請求項1から9のい
    ずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 一般式(I)の化合物を、種子100
    kgにつき2〜200g、好ましくは5〜80g/10
    0kgの割合でイネ種子処理に適用する、請求項1から
    9のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 一般式(I)の化合物を、種子100
    kgにつき5〜250g、好ましくは10〜100g/
    100kgの割合で禾穀類種子処理に適用する、請求項
    1から9のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 一般式(I)の化合物を、種子100
    kgにつき50〜1000g、好ましくは100〜50
    0g/100kgの割合でトウモロコシ種子処理に適用
    する、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 一般式(I)の化合物を、種子100
    kgにつき50〜500g、好ましくは100〜250
    g/100kgの割合でワタ種子処理に適用する、請求
    項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 0.0001〜95重量%の一般式
    (I)の活性物質を含んで成ることを特徴とする、請求
    項1から17のいずれか1項に記載の方法を実施するた
    めの組成物。
  19. 【請求項19】 菌類または細菌の攻撃から植物を保護
    することを意図した組成物の製造のための、請求項1で
    定義した一般式(I)の化合物の使用。
  20. 【請求項20】 菌類または細菌の攻撃から樹木を保護
    することを意図した組成物の製造のための、請求項1で
    定義した一般式(I)の化合物の使用。
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