JPH10269557A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH10269557A JPH10269557A JP8745497A JP8745497A JPH10269557A JP H10269557 A JPH10269557 A JP H10269557A JP 8745497 A JP8745497 A JP 8745497A JP 8745497 A JP8745497 A JP 8745497A JP H10269557 A JPH10269557 A JP H10269557A
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- JP
- Japan
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- magnetic
- powder
- mnbi
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- magnetic recording
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 MnBi磁性粉末を磁性層中に主体として含
む磁気記録媒体をpHが7以上のアルカリ性とするか、
またはMnBi磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サ
イズが10μm以下の非磁性の無機粉末を含有させて、
実用レベルの耐食性を有する耐食性に優れた磁気記録媒
体を得る。 【解決手段】 MnBi磁性粉末を磁性層中に主体とし
て含むpHが7以上のアルカリ性の磁気記録媒体および
MnBi磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サイズが
10μm以下の非磁性の無機粉末を含有させた磁気記録
媒体
む磁気記録媒体をpHが7以上のアルカリ性とするか、
またはMnBi磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サ
イズが10μm以下の非磁性の無機粉末を含有させて、
実用レベルの耐食性を有する耐食性に優れた磁気記録媒
体を得る。 【解決手段】 MnBi磁性粉末を磁性層中に主体とし
て含むpHが7以上のアルカリ性の磁気記録媒体および
MnBi磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サイズが
10μm以下の非磁性の無機粉末を含有させた磁気記録
媒体
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はMnBi合金磁性
粉末を記録素子として使用する磁気記録媒体に関し、さ
らに詳しくは、実用レベルの耐食性を有する耐食性に優
れた前記の磁気記録媒体に関する。
粉末を記録素子として使用する磁気記録媒体に関し、さ
らに詳しくは、実用レベルの耐食性を有する耐食性に優
れた前記の磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は、記録再生が容易である
ためビデオテ−プ、フロッピ−ディスク、クレジットカ
−ド、プリペイドカ−ド等として広く普及している。と
ころが、記録再生が容易であるため、クレジットカ−ド
等では、誤って消去されたり、故意に書き換えられる等
の事故や犯罪が多発している。特にクレジットカ−ド、
プリペイドカ−ド等のデ−タを書き換えて不正使用する
犯罪が多発しており、大きな社会問題になっている。
ためビデオテ−プ、フロッピ−ディスク、クレジットカ
−ド、プリペイドカ−ド等として広く普及している。と
ころが、記録再生が容易であるため、クレジットカ−ド
等では、誤って消去されたり、故意に書き換えられる等
の事故や犯罪が多発している。特にクレジットカ−ド、
プリペイドカ−ド等のデ−タを書き換えて不正使用する
犯罪が多発しており、大きな社会問題になっている。
【0003】そこで、これを防止するため、一旦記録す
ると室温では容易に消去されることがないという特徴を
有するMnBi磁性粉末を用いた磁気記録媒体が提案さ
れている。(特公昭57−38962号、特公昭54−
33725号、特公昭52−46801号、特公昭59
−31764号、特公昭54−19244号、特公昭5
7−38963号)
ると室温では容易に消去されることがないという特徴を
有するMnBi磁性粉末を用いた磁気記録媒体が提案さ
れている。(特公昭57−38962号、特公昭54−
33725号、特公昭52−46801号、特公昭59
−31764号、特公昭54−19244号、特公昭5
7−38963号)
【0004】しかしながら、このMnBi磁性粉末は水
分や酸素により腐食・劣化して磁気特性が低下するとい
う問題があり、そのためこれまでに各種の防食剤を磁性
層中に添加したり、MnBi磁性粉末の粒子表面に腐食
防止被膜を形成するなどして、耐食性を改善することが
行われている。(特公昭60−57127号)
分や酸素により腐食・劣化して磁気特性が低下するとい
う問題があり、そのためこれまでに各種の防食剤を磁性
層中に添加したり、MnBi磁性粉末の粒子表面に腐食
防止被膜を形成するなどして、耐食性を改善することが
行われている。(特公昭60−57127号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の方法では、未だ、実用上満足できる耐食性が得られ
ず、MnBi磁性粉末を用いた磁気記録媒体で実用レベ
ルの耐食性を有するものは得られていない。
の方法では、未だ、実用上満足できる耐食性が得られ
ず、MnBi磁性粉末を用いた磁気記録媒体で実用レベ
ルの耐食性を有するものは得られていない。
【0006】この発明は、かかる現状に鑑み種々検討を
行った結果なされたもので、MnBi磁性粉末を磁性層
中に主体として含む磁気記録媒体をpH7以上のアルカ
リ性にするか、あるいはMnBi磁性粉末を主体とした
磁性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無機粉
末を含有させるか、さらにはMnBi磁性粉末を磁性層
中に主体として含む磁気記録媒体をpH7以上のアルカ
リ性にするとともに、MnBi磁性粉末を主体とした磁
性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無機粉末
を含有させることによって、磁気記録媒体の耐食性を充
分に向上させ、実用レベルの耐食性を有する磁気記録媒
体が得られるようにしたものである。
行った結果なされたもので、MnBi磁性粉末を磁性層
中に主体として含む磁気記録媒体をpH7以上のアルカ
リ性にするか、あるいはMnBi磁性粉末を主体とした
磁性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無機粉
末を含有させるか、さらにはMnBi磁性粉末を磁性層
中に主体として含む磁気記録媒体をpH7以上のアルカ
リ性にするとともに、MnBi磁性粉末を主体とした磁
性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無機粉末
を含有させることによって、磁気記録媒体の耐食性を充
分に向上させ、実用レベルの耐食性を有する磁気記録媒
体が得られるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気記録媒体
は、MnBi磁性粉末を磁性層中に主体として含む磁気
記録媒体のpHを7以上としてアルカリ性にしている。
は、MnBi磁性粉末を磁性層中に主体として含む磁気
記録媒体のpHを7以上としてアルカリ性にしている。
【0008】また、この発明の磁気記録媒体は、MnB
i磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サイズが10μ
m以下の非磁性の無機粉末を含有させている。
i磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サイズが10μ
m以下の非磁性の無機粉末を含有させている。
【0009】さらに、この発明の磁気記録媒体は、Mn
Bi磁性粉末を磁性層中に主体として含む磁気記録媒体
のpHを7以上のアルカリ性ににするとともに、磁性層
中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無機粉末を含
有させている。
Bi磁性粉末を磁性層中に主体として含む磁気記録媒体
のpHを7以上のアルカリ性ににするとともに、磁性層
中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無機粉末を含
有させている。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明において、MnBi磁性
粉末を磁性層中に主体として含む磁気記録媒体は、pH
を7以上としてアルカリ性にしており、このように、磁
気記録媒体の系内をpH7以上のアルカリ性にすると、
MnBi磁性粉末の表面にMn系の不導態相が形成され
て、MnBi磁性粉末の耐食性が向上し、高温、高湿下
に長時間保存しても飽和磁化の劣化が極めて少ない実用
レベルの耐食性を有する磁気記録媒体が得られる。
粉末を磁性層中に主体として含む磁気記録媒体は、pH
を7以上としてアルカリ性にしており、このように、磁
気記録媒体の系内をpH7以上のアルカリ性にすると、
MnBi磁性粉末の表面にMn系の不導態相が形成され
て、MnBi磁性粉末の耐食性が向上し、高温、高湿下
に長時間保存しても飽和磁化の劣化が極めて少ない実用
レベルの耐食性を有する磁気記録媒体が得られる。
【0011】これは、MnBi磁性粉末が、図1に示す
ように、pHが7未満の水中に浸漬させると、磁化量が
大幅に低下するが、pHが7以上のアルカリ水中に浸漬
させた場合は、磁化量の低下が極端に低くなる性質を有
しているためであり、これはMnがpH7以上のアルカ
リ水中では不導態相を形成することによるものと考えら
れ、磁気記録媒体の系内をpH7以上のアルカリ性にす
ると、MnBi磁性粉末の表面にMn系の不導態相が形
成されるからである。
ように、pHが7未満の水中に浸漬させると、磁化量が
大幅に低下するが、pHが7以上のアルカリ水中に浸漬
させた場合は、磁化量の低下が極端に低くなる性質を有
しているためであり、これはMnがpH7以上のアルカ
リ水中では不導態相を形成することによるものと考えら
れ、磁気記録媒体の系内をpH7以上のアルカリ性にす
ると、MnBi磁性粉末の表面にMn系の不導態相が形
成されるからである。
【0012】このようなMnBi磁性粉末を磁性層中に
主体として含む磁気記録媒体を、pH7以上のアルカリ
性にするには、MnBi磁性粉末を主体として含む磁性
層中に、ハイドロタルサイト類化合物、アルカリ性無機
粉末等を含有させるなどの方法で行われ、この他アンモ
ニアガスなどのアルカリ性ガス雰囲気中に放置する方法
でも行われる。
主体として含む磁気記録媒体を、pH7以上のアルカリ
性にするには、MnBi磁性粉末を主体として含む磁性
層中に、ハイドロタルサイト類化合物、アルカリ性無機
粉末等を含有させるなどの方法で行われ、この他アンモ
ニアガスなどのアルカリ性ガス雰囲気中に放置する方法
でも行われる。
【0013】また、この発明において、MnBi磁性粉
末を磁性層中に主体として含む磁気記録媒体は、MnB
i磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サイズが10μ
m以下の非磁性の無機粉末を含有させており、このよう
に、磁性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無
機粉末を含有させると、緻密な磁性層が形成され、この
緻密な磁性層中にMnBi磁性粉末が閉じ込められて、
磁性層の耐食性が充分に向上され、高温、高湿下に長時
間保存しても飽和磁化の劣化が極めて少ない実用レベル
の耐食性を有する磁気記録媒体が得られる。
末を磁性層中に主体として含む磁気記録媒体は、MnB
i磁性粉末を主体とした磁性層中に粒子サイズが10μ
m以下の非磁性の無機粉末を含有させており、このよう
に、磁性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無
機粉末を含有させると、緻密な磁性層が形成され、この
緻密な磁性層中にMnBi磁性粉末が閉じ込められて、
磁性層の耐食性が充分に向上され、高温、高湿下に長時
間保存しても飽和磁化の劣化が極めて少ない実用レベル
の耐食性を有する磁気記録媒体が得られる。
【0014】これに対し、磁性層中に粒子サイズが10
μm以下の非磁性の無機粉末を含有させない場合は、一
般にMnBi磁性粉末がMnBiのインゴットを乾式も
しくは湿式で粉砕し合成され、形状が一定でないため、
磁性層を形成する際の塗膜性が悪く、磁性層に空隙が発
生して、緻密な磁性層が形成されず、その結果、MnB
i磁性粉末を緻密な磁性層中に閉じこめることができ
ず、耐食性が劣化する。
μm以下の非磁性の無機粉末を含有させない場合は、一
般にMnBi磁性粉末がMnBiのインゴットを乾式も
しくは湿式で粉砕し合成され、形状が一定でないため、
磁性層を形成する際の塗膜性が悪く、磁性層に空隙が発
生して、緻密な磁性層が形成されず、その結果、MnB
i磁性粉末を緻密な磁性層中に閉じこめることができ
ず、耐食性が劣化する。
【0015】このようなMnBi磁性粉末を主体とした
磁性層中に含有させる非磁性の無機粉末は、粒子サイズ
が10μm以下のものが好ましく、さらに5μm以下の
ものがより好ましく使用され、含有量は、MnBi磁性
粉末に対し1重量%より少なくては所期の効果が得られ
ず、40重量%より多くすると磁気特性が低くなり必要
な特性が得られないため、1重量%以上40重量%以下
にするのが好ましい。
磁性層中に含有させる非磁性の無機粉末は、粒子サイズ
が10μm以下のものが好ましく、さらに5μm以下の
ものがより好ましく使用され、含有量は、MnBi磁性
粉末に対し1重量%より少なくては所期の効果が得られ
ず、40重量%より多くすると磁気特性が低くなり必要
な特性が得られないため、1重量%以上40重量%以下
にするのが好ましい。
【0016】このような無機粉体としては、TiO2 、
Al2 O3 、SiO2 、Fe2 O3などの酸化物粉末が
好ましく使用され、粉末の形状は球状や針状などの統一
された形状のものが好ましく使用される。
Al2 O3 、SiO2 、Fe2 O3などの酸化物粉末が
好ましく使用され、粉末の形状は球状や針状などの統一
された形状のものが好ましく使用される。
【0017】特に、この無機粉末がpH7以上の無機粉
末である場合は、MnBi磁性粉末を磁性層中に主体と
して含む磁気記録媒体のpHを7以上のアルカリ性にす
るこができ、このようなpH7以上の無機粉末を使用し
て、磁気記録媒体の系内をpH7以上のアルカリ性にす
ると、MnBi磁性粉末の表面にMn系の不導態相が形
成されて、MnBi磁性粉末の耐食性が向上するととも
に、緻密な磁性層が形成されて、この緻密な磁性層中に
MnBi磁性粉末が閉じ込められ、磁性層の耐食性が一
段と向上されて、高温、高湿下に長時間保存しても飽和
磁化の劣化が極めて少ない実用レベルの耐食性を有する
磁気記録媒体が得られる。
末である場合は、MnBi磁性粉末を磁性層中に主体と
して含む磁気記録媒体のpHを7以上のアルカリ性にす
るこができ、このようなpH7以上の無機粉末を使用し
て、磁気記録媒体の系内をpH7以上のアルカリ性にす
ると、MnBi磁性粉末の表面にMn系の不導態相が形
成されて、MnBi磁性粉末の耐食性が向上するととも
に、緻密な磁性層が形成されて、この緻密な磁性層中に
MnBi磁性粉末が閉じ込められ、磁性層の耐食性が一
段と向上されて、高温、高湿下に長時間保存しても飽和
磁化の劣化が極めて少ない実用レベルの耐食性を有する
磁気記録媒体が得られる。
【0018】また、ベ−スフィルムやトップコ−ト層や
中間層などもアルカリ性としておくことが好ましい。
中間層などもアルカリ性としておくことが好ましい。
【0019】このようなこの発明で使用するMnBi合
金磁性粉末は、MnおよびBiを、粉末冶金法、ア−ク
炉、高周波溶解炉、溶融急冷法等によりMnBiインゴ
ットとし、これを粉砕してつくられ、粉砕せずにつくら
れることもある。
金磁性粉末は、MnおよびBiを、粉末冶金法、ア−ク
炉、高周波溶解炉、溶融急冷法等によりMnBiインゴ
ットとし、これを粉砕してつくられ、粉砕せずにつくら
れることもある。
【0020】たとえば、粉末冶金法でMnBiインゴッ
トを作製するときは、まず、100〜300メッシュの
Mn粉およびBi粉を不活性雰囲気中にて充分混合す
る。MnとBiの比率は、モル比で45:55から6
0:40であることが好ましく、原料とするMn粉、B
i粉としては、あらかじめ粉砕してあるものを用いても
よいし、フレ−クあるいはショット等の塊を粉砕により
微粉化して用いてもよい。なお、混合は自動乳鉢、ボ−
ルミル等任意の手段により行うことができる。
トを作製するときは、まず、100〜300メッシュの
Mn粉およびBi粉を不活性雰囲気中にて充分混合す
る。MnとBiの比率は、モル比で45:55から6
0:40であることが好ましく、原料とするMn粉、B
i粉としては、あらかじめ粉砕してあるものを用いても
よいし、フレ−クあるいはショット等の塊を粉砕により
微粉化して用いてもよい。なお、混合は自動乳鉢、ボ−
ルミル等任意の手段により行うことができる。
【0021】混合が終わった原料は、加圧プレスを用い
て成型体とし、これにより焼結反応が促進され、均一な
MnBiインゴットが作製される。このときの加圧とし
ては、1〜8t/cm2 とするのが好ましく、加圧力が
低ければMnBiインゴットの均一性が得られず、高す
ぎる場合には、加圧装置が高価となる割りにMnBiイ
ンゴットの特性が向上しない。
て成型体とし、これにより焼結反応が促進され、均一な
MnBiインゴットが作製される。このときの加圧とし
ては、1〜8t/cm2 とするのが好ましく、加圧力が
低ければMnBiインゴットの均一性が得られず、高す
ぎる場合には、加圧装置が高価となる割りにMnBiイ
ンゴットの特性が向上しない。
【0022】得られた成型体は、ガラス容器あるいは金
属容器に密封され、容器内は真空あるいは不活性ガス雰
囲気として熱処理中の酸化が防止されて、電気炉に入れ
られ、260〜270℃で2〜15日間熱処理が行われ
る。この熱処理の温度が低いと熱処理に時間がかかり、
また、得られるMnBiインゴットの磁化量も低くな
る。反対に熱処理温度が高すぎると、Biが融解し、均
一なMnBiインゴットが得られなくなる。
属容器に密封され、容器内は真空あるいは不活性ガス雰
囲気として熱処理中の酸化が防止されて、電気炉に入れ
られ、260〜270℃で2〜15日間熱処理が行われ
る。この熱処理の温度が低いと熱処理に時間がかかり、
また、得られるMnBiインゴットの磁化量も低くな
る。反対に熱処理温度が高すぎると、Biが融解し、均
一なMnBiインゴットが得られなくなる。
【0023】このようにして作製されたMnBiインゴ
ットは、取り出されて自動乳鉢により不活性ガス雰囲気
中で粗粉砕され、粒子サイズを100〜500μmとし
た後、ボ−ルミル、遊星ボ−ルミル等を用いた湿式粉
砕、あるいはジエットミル等の乾式粉砕により微粒子化
される。湿式粉砕の場合の液体としては、トルエン等の
水分を含まない溶剤を用い、乾式粉砕の場合は不活性ガ
ス雰囲気にして行われる。粉砕後の平均粒子サイズは約
0.05〜10μmであり、粉砕条件によりコントロ−ル
できる。粒子サイズが0.05μmより小さいと、最終的
に得られる磁性粉末の飽和磁化が低下してしまい、10
μmを越えると、最終的に得られる磁性粉末を用いた磁
気記録媒体の表面平滑性が低下し、充分な記録が行えな
い。
ットは、取り出されて自動乳鉢により不活性ガス雰囲気
中で粗粉砕され、粒子サイズを100〜500μmとし
た後、ボ−ルミル、遊星ボ−ルミル等を用いた湿式粉
砕、あるいはジエットミル等の乾式粉砕により微粒子化
される。湿式粉砕の場合の液体としては、トルエン等の
水分を含まない溶剤を用い、乾式粉砕の場合は不活性ガ
ス雰囲気にして行われる。粉砕後の平均粒子サイズは約
0.05〜10μmであり、粉砕条件によりコントロ−ル
できる。粒子サイズが0.05μmより小さいと、最終的
に得られる磁性粉末の飽和磁化が低下してしまい、10
μmを越えると、最終的に得られる磁性粉末を用いた磁
気記録媒体の表面平滑性が低下し、充分な記録が行えな
い。
【0024】以上の工程により飽和磁化が30emu/
g以上あり、保磁力が3000〜14000エルステッ
ドのMnBi磁性粉末が得られる。
g以上あり、保磁力が3000〜14000エルステッ
ドのMnBi磁性粉末が得られる。
【0025】このようなMnBi磁性粉末を磁性層中に
主体として含み、pHを7以上のアルカリ性とし、ま
た、磁性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無
機粉末を含有させた磁気記録媒体は、常法に準じて作製
され、たとえば、MnBi磁性粉末をpH7以上の無機
粉末などと併用し、結合剤樹脂、有機溶剤などとともに
混合分散して磁性塗料を調製して、これを基体上に塗
布、乾燥して作製される。なお、磁性塗料を基体上に塗
布した後、磁性層面に対して平行に磁場を印加して磁場
配向を行うのが好ましい。
主体として含み、pHを7以上のアルカリ性とし、ま
た、磁性層中に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無
機粉末を含有させた磁気記録媒体は、常法に準じて作製
され、たとえば、MnBi磁性粉末をpH7以上の無機
粉末などと併用し、結合剤樹脂、有機溶剤などとともに
混合分散して磁性塗料を調製して、これを基体上に塗
布、乾燥して作製される。なお、磁性塗料を基体上に塗
布した後、磁性層面に対して平行に磁場を印加して磁場
配向を行うのが好ましい。
【0026】ここで、結合剤樹脂としては、一般に磁気
記録媒体に用いられているものがいずれも使用され、た
とえば、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリビニ
ルブチラ−ル樹脂、繊維素系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、イソシアネ−ト化合物、放射線硬化型樹脂などが用
いられる。
記録媒体に用いられているものがいずれも使用され、た
とえば、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリビニ
ルブチラ−ル樹脂、繊維素系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、イソシアネ−ト化合物、放射線硬化型樹脂などが用
いられる。
【0027】また、有機溶剤としては、シクロヘキサノ
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢
酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなど、使用する結合剤樹脂を溶解
するのに適した溶剤が、特に制限されることなく単独ま
たは二種以上混合して使用される。
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢
酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンなど、使用する結合剤樹脂を溶解
するのに適した溶剤が、特に制限されることなく単独ま
たは二種以上混合して使用される。
【0028】なお、磁性塗料中には、通常使用されてい
る各種添加剤、たとえば、分散剤、潤滑剤、帯電防止剤
などを任意に添加使用してもよい。
る各種添加剤、たとえば、分散剤、潤滑剤、帯電防止剤
などを任意に添加使用してもよい。
【0029】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 Mnフレ−ク(フルウチ化学社製;純度99.9%)Bi
ショット(フルウチ化学社製;純度99.9%)を乳鉢を
用いて粉砕し、100メッシュのふるい掛けをした後、
Mnを30.2重量部、Biを94.0重量部秤量し、乳鉢
を用いて充分に混合した。
ショット(フルウチ化学社製;純度99.9%)を乳鉢を
用いて粉砕し、100メッシュのふるい掛けをした後、
Mnを30.2重量部、Biを94.0重量部秤量し、乳鉢
を用いて充分に混合した。
【0030】次に、これを加圧プレス機を用いて4t/
cm2 の圧力で直径×長さが6mm×6mmの円柱状に
成型し、この成型体をパイレックスガラス管に真空封入
し、電気炉中にて265℃で10日間熱処理して、Mn
Biインゴットを作製した。
cm2 の圧力で直径×長さが6mm×6mmの円柱状に
成型し、この成型体をパイレックスガラス管に真空封入
し、電気炉中にて265℃で10日間熱処理して、Mn
Biインゴットを作製した。
【0031】次いで、得られたMnBiインゴットをグ
ロ−ボックスを使用し、不活性雰囲気中で乳鉢を用いて
粗粉砕し、さらに、遊星ボ−ルミルを用いてトルエン中
にて、200rpmで2時間粉砕した。このようにして
得られたMnBi磁性粉末の平均粒径は、約3μmであ
り、VSMを用いて測定した磁気特性は、保磁力が98
00エルステッド、飽和磁化が48.6emu/g、最大
印加磁界は16kエルステッドであった。
ロ−ボックスを使用し、不活性雰囲気中で乳鉢を用いて
粗粉砕し、さらに、遊星ボ−ルミルを用いてトルエン中
にて、200rpmで2時間粉砕した。このようにして
得られたMnBi磁性粉末の平均粒径は、約3μmであ
り、VSMを用いて測定した磁気特性は、保磁力が98
00エルステッド、飽和磁化が48.6emu/g、最大
印加磁界は16kエルステッドであった。
【0032】以上のようにして得られたMnBi磁性粉
末を使用し、 MnBi合金磁性粉末 70重量部 ポリウレタン樹脂(大日本インキ化学工業社製;T−52 15 〃 50) アルカマイザ−(協和化学工業株式会社製;ハイドロタル 10 〃 サイト類化合物、pH:9.0) シクロヘキサノン 75 〃 トルエン 75 〃 の組成物をボ−ルミルで充分に混練分散させ後、多官能
性ポリイソシアネ−ト化合物(日本ポリウレタン工業社
製、コロネ−トL)を5重量部加えて磁性塗料を調製し
た。
末を使用し、 MnBi合金磁性粉末 70重量部 ポリウレタン樹脂(大日本インキ化学工業社製;T−52 15 〃 50) アルカマイザ−(協和化学工業株式会社製;ハイドロタル 10 〃 サイト類化合物、pH:9.0) シクロヘキサノン 75 〃 トルエン 75 〃 の組成物をボ−ルミルで充分に混練分散させ後、多官能
性ポリイソシアネ−ト化合物(日本ポリウレタン工業社
製、コロネ−トL)を5重量部加えて磁性塗料を調製し
た。
【0033】この磁性塗料を厚さ30μmのポリエステ
ルフィルム上に、乾燥後の厚さが10μmとなるように
塗布して、1000エルステッドの長手方向の配向磁場
を印加しながら乾燥させて磁性層を形成し、磁気記録媒
体を作製した。
ルフィルム上に、乾燥後の厚さが10μmとなるように
塗布して、1000エルステッドの長手方向の配向磁場
を印加しながら乾燥させて磁性層を形成し、磁気記録媒
体を作製した。
【0034】実施例2 実施例1における磁性塗料の組成において、アルカマイ
ザ−の使用量を10重量部から5重量部に変更し、新た
にAl2 O3 (粒径:1μm、pH:6.5 )を5重量部
加えた以外は、実施例1と同様にして磁性塗料を調製
し、磁気記録媒体を作製した。
ザ−の使用量を10重量部から5重量部に変更し、新た
にAl2 O3 (粒径:1μm、pH:6.5 )を5重量部
加えた以外は、実施例1と同様にして磁性塗料を調製
し、磁気記録媒体を作製した。
【0035】実施例3 実施例1における磁性塗料の組成において、MnBi磁
性粉末の使用量を70重量部から55重量部に変更する
とともに、アルカマイザ−の使用量を10重量部から5
重量部に変更し、新たにAl2 O3 (粒径:1μm、p
H:6.5 )を5重量部加えた以外は、実施例1と同様に
して磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
性粉末の使用量を70重量部から55重量部に変更する
とともに、アルカマイザ−の使用量を10重量部から5
重量部に変更し、新たにAl2 O3 (粒径:1μm、p
H:6.5 )を5重量部加えた以外は、実施例1と同様に
して磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
【0036】実施例4 実施例2における磁性塗料の組成において、Al2 O3
に代えてTiO2 (粒径:1μm、pH:5)を同量使
用した以外は、実施例2と同様にして磁性塗料を調製
し、磁気記録媒体を作製した。
に代えてTiO2 (粒径:1μm、pH:5)を同量使
用した以外は、実施例2と同様にして磁性塗料を調製
し、磁気記録媒体を作製した。
【0037】実施例5 実施例2における磁性塗料の組成において、Al2 O3
に代えてα−Fe2 O3 (粒径:3μm、pH:9.5 )
を同量使用した以外は、実施例2と同様にして磁性塗料
を調製し、磁気記録媒体を作製した。
に代えてα−Fe2 O3 (粒径:3μm、pH:9.5 )
を同量使用した以外は、実施例2と同様にして磁性塗料
を調製し、磁気記録媒体を作製した。
【0038】実施例6 実施例1における磁性塗料の組成において、アルカマイ
ザ−に代えてα−Fe2 O3 (粒径:3μm、pH:9.
5 )を同量使用した以外は、実施例1と同様にして磁性
塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
ザ−に代えてα−Fe2 O3 (粒径:3μm、pH:9.
5 )を同量使用した以外は、実施例1と同様にして磁性
塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
【0039】比較例1 実施例1における磁性塗料の組成において、MnBi磁
性粉末の使用量を70重量部から80重量部に変更し、
アルカマイザ−を省いた以外は、実施例1と同様にして
磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
性粉末の使用量を70重量部から80重量部に変更し、
アルカマイザ−を省いた以外は、実施例1と同様にして
磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
【0040】比較例2 実施例1における磁性塗料の組成において、MnBi磁
性粉末の使用量を70重量部から56重量部に変更し、
アルカマイザ−を省いた以外は、実施例1と同様にして
磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
性粉末の使用量を70重量部から56重量部に変更し、
アルカマイザ−を省いた以外は、実施例1と同様にして
磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
【0041】比較例3 実施例2における磁性塗料の組成において、MnBi磁
性粉末の使用量を70重量部から40重量部に変更し、
Al2 O3 (粒径:1μm、pH:6.5 )の使用量を5
重量部から35重量部に変更した以外は、実施例2と同
様にして磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
性粉末の使用量を70重量部から40重量部に変更し、
Al2 O3 (粒径:1μm、pH:6.5 )の使用量を5
重量部から35重量部に変更した以外は、実施例2と同
様にして磁性塗料を調製し、磁気記録媒体を作製した。
【0042】各実施例および比較例で得られた磁気記録
媒体について、保磁力、磁化量、pHを測定し、耐食性
を試験した。pHの測定は、厚さ15μm×巾3inc
h×長さ1mの磁気記録媒体を、1cm×1cm程度に
細断し、それを100gのH2 Oが入った石英フラスコ
に入れ、そのフラスコをホットプレ−トにのせて5分間
煮沸させた後、室温まで冷却し、フラスコ内の溶液を取
り出し、pHメ−タ−にて溶液のpHを測定した。ま
た、耐食性試験は、得られた磁気記録媒体を、60℃、
90%RHの高温高湿槽中に1週間放置後の磁化量の劣
化率を算出して調べた。下記表1はその結果である。
媒体について、保磁力、磁化量、pHを測定し、耐食性
を試験した。pHの測定は、厚さ15μm×巾3inc
h×長さ1mの磁気記録媒体を、1cm×1cm程度に
細断し、それを100gのH2 Oが入った石英フラスコ
に入れ、そのフラスコをホットプレ−トにのせて5分間
煮沸させた後、室温まで冷却し、フラスコ内の溶液を取
り出し、pHメ−タ−にて溶液のpHを測定した。ま
た、耐食性試験は、得られた磁気記録媒体を、60℃、
90%RHの高温高湿槽中に1週間放置後の磁化量の劣
化率を算出して調べた。下記表1はその結果である。
【0043】
【0044】また、実施例1、3、5および比較例1の
試料を温度60℃、相対湿度90%の雰囲気に1週間保
持した時の磁化量の変化を調べた。図2は、その結果を
放置日数と磁化量の劣化率との関係にして表したもの
で、◆は実施例1、■は実施例3、▲は実施例5、●は
比較例1のそれぞれの試料を示す。
試料を温度60℃、相対湿度90%の雰囲気に1週間保
持した時の磁化量の変化を調べた。図2は、その結果を
放置日数と磁化量の劣化率との関係にして表したもの
で、◆は実施例1、■は実施例3、▲は実施例5、●は
比較例1のそれぞれの試料を示す。
【0045】
【発明の効果】上記表1および図2明らかなように、こ
の発明で得られた磁気記録媒体(実施例1ないし6)
は、比較例1ないし3で得られた磁気記録媒体に比し、
いずれも磁化量の劣化率が小さく、このことからこの発
明によって得られるMnBi合金磁性粉末を用いた磁気
記録媒体は、高温、多湿下に保持しても磁化量の劣化が
極めて少なく、優れた耐食性を有していることがわか
る。
の発明で得られた磁気記録媒体(実施例1ないし6)
は、比較例1ないし3で得られた磁気記録媒体に比し、
いずれも磁化量の劣化率が小さく、このことからこの発
明によって得られるMnBi合金磁性粉末を用いた磁気
記録媒体は、高温、多湿下に保持しても磁化量の劣化が
極めて少なく、優れた耐食性を有していることがわか
る。
【図1】水のpHによるMnBi磁性粉末の耐水性の変
化を示したpHと磁化量の劣化率との関係図である。
化を示したpHと磁化量の劣化率との関係図である。
【図2】高温高湿槽中におけるMnBi磁性粉末を用い
た磁気記録媒体の磁化量の変化を示した放置日数と磁化
量の劣化率との関係図である。
た磁気記録媒体の磁化量の変化を示した放置日数と磁化
量の劣化率との関係図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吹上 悟 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 MnBi磁性粉末を磁性層中に主体とし
て含むpHが7以上のアルカリ性の磁気記録媒体 - 【請求項2】 MnBi磁性粉末を主体とした磁性層中
に粒子サイズが10μm以下の非磁性の無機粉末を含有
させたことを特徴とする磁気記録媒体 - 【請求項3】 無機粉末がpH7以上のアルカリ性の無
機粉末である請求項2記載の磁気記録媒体
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8745497A JPH10269557A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8745497A JPH10269557A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10269557A true JPH10269557A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13915317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8745497A Withdrawn JPH10269557A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10269557A (ja) |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP8745497A patent/JPH10269557A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |