JPH10279340A - フォームドアスファルトによる軌道用材料及び軌道並びにその製造方法及び施工方法 - Google Patents

フォームドアスファルトによる軌道用材料及び軌道並びにその製造方法及び施工方法

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JPH10279340A
JPH10279340A JP9080193A JP8019397A JPH10279340A JP H10279340 A JPH10279340 A JP H10279340A JP 9080193 A JP9080193 A JP 9080193A JP 8019397 A JP8019397 A JP 8019397A JP H10279340 A JPH10279340 A JP H10279340A
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asphalt
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Yoshiya Suzuki
喜也 鈴木
Sadao Takenaka
貞夫 竹中
Takaharu Nagafuji
敬晴 長藤
Katsutoshi Ando
勝敏 安藤
Takahiro Horiike
高広 堀池
Kenichi Takao
賢一 高尾
Masaru Tajima
優 田島
Tateo Aoki
健郎 青木
Yasunori Tsukamura
安則 束村
Takashi Hegi
孝 枌
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Railway Technical Research Institute
Nippon Road Co Ltd
West Japan Railway Co
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Nippon Road Co Ltd
West Japan Railway Co
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B26/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
    • C04B26/02Macromolecular compounds
    • C04B26/26Bituminous materials, e.g. tar, pitch
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存のバラストを再利用できるようにし、また
バラスト軌道の全体を一体的に結合した固定構造体とす
る。 【解決手段】バラストの大骨材と、小砕石,土砂又は砕
砂等の小骨材とからなる骨材に、泡状に成形したフォー
ムドアスファルトを混練することにより、小骨材の周囲
にフォームドアスファルトを被覆し、軌道用材料とす
る。これにより、軌道用材料を敷き均して転圧すると、
大骨材であるバラストどうしの間の間隙に、フォームド
アスファルトで被覆された小骨材が介在するようにな
り、当該フォームドアスファルトで被覆された小骨材が
バラストどうしを結合して全体が一体的に連結された構
造体となり、優れた強度を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に鉄道用の軌道
用材料として用いられ、他にも歩行者用の道路等にも用
いることのできるフォームドアスファルトとバラスト及
び土砂等の骨材とからなる軌道用材料及びその製造方法
並びに施工方法、更には施工後に得られた軌道の構造体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粒径が平均して19mm以上の大きな骨
材のみからなるバラストでレールやマクラギを支持する
構造体である軌道は、列車の繰り返し荷重によりバラス
トの変形(軌道狂い)が生じ、その維持管理に多くの労
力をかけている。この軌道の維持管理の負担をできるだ
け軽減するために、バラストの全体又は一部を固める軌
道構造やバラストのない軌道構造への転換が検討されて
いる。本発明は、バラストを全体的に固める軌道構造に
関するものである。なお、バラストのない軌道構造とし
ては、新幹線に用いられているコンクリートスラブ軌道
がある。このコンクリートスラブ軌道は、建設費用がバ
ラスト軌道の1.3〜1.5倍と高いのが現状である。
【0003】バラストを全体的に固める構造としては、
古くからてん充道床、B型舗装軌道があり、最近ではE
型舗装軌道がある。てん充道床は、既存のバラスト間に
セメントアスファルトモルタルを注入してバラストの全
体を固める工法である。またE型舗装軌道は、図6に示
すように、既存のバラスト1のマクラギ2を支持する部
分を撤去し、撤去した凹部の表面に不織布3を敷いた
後、その上にマメ砕石4を敷き込み、マクラギ2を設置
し、マメ砕石間4にセメントアスファルトモルタル5を
流し込んでマクラギ2を固定する工法である。このB型
及びE型舗装軌道は、てん充道床の欠点を解決するため
に開発されたものである。すなわち、てん充道床では、
細粒分の多い道床バラスト中にはてん充材が十分浸透し
ないということと、新しいバラストでは浸透するが注入
厚さの管理が困難であったからである。また通常のPC
マクラギでは、軌道沈下を生じた場合に、レール締結装
置で簡便に高低調整ができないという欠点を有してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、E型の舗装
軌道の場合は、セメントアスファルトモルタルの使用料
を少なくすることは可能であるが、以下に示すような新
たに解決するべき欠点があった。すなわち、E型舗装軌
道への転換は、バラスト1の一部を撤去して行うため、
軌道の一部を部分的に掘削して凹部を形成しなければな
らず、しかもマクラギ2及びレール6と干渉しないよう
にして行う必要があり、掘削作業が煩雑となる欠点があ
った。そのため、営業路線への適用に際しては、大型建
設機械で大々的に行うことが困難となり、施工時間が長
くなり、夜間の列車運行が停止している僅かの時間内に
おいて、その施工作業を行わなければならず、作業者に
多大の負担を強いることになっていた。それ故、従来で
は、僅かの作業時間内の単純な作業内容であるにも拘ら
ず、人海戦術に頼らざるを得ず、多くの労力が必要であ
り、コスト的にも高価なものとなっていた。
【0005】またマメ砕石4どうしの間へ注入したセメ
ントアスファルトモルタルは、硬化するまでに所定の養
生時間が必要である。そのため、営業路線における既存
のバラスト軌道をB型及びE型の舗装軌道へ転換するに
は、前記養生時間の間は列車を徐行運転する必要があ
り、列車の運行自体に支障を来すという重大な問題があ
った。更に、このE型舗装軌道の施工は、不織布3等の
シール材や型枠等を別途設ける必要があった。
【0006】なお、従来においては、前記セメントアス
ファルトモルタルの注入材が高価であることに鑑み、よ
り安価な通常のアスファルト材料を加熱して流動性を高
め、バラスト1内へ充填する方法も考えられている。と
ころが、既存バラスト1にあっては、列車の走行に伴う
振動によってバラストどうしが擦れ合って細粒子化し、
これが長期間にわたると細粒子したものやポンピングに
よる噴泥土砂がバラストどうしの間に多く存在するよう
になり、アスファルトの注入を阻止するため、実際には
適用できないのが現状であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、既存のバラ
ストを再利用することができ、その粒度調整を行った後
にフォームドアスファルトを加えて混練し、小骨材の周
囲に被覆したフォームドアスファルトがバインダーの役
目をしてバラストどうしを結合し、バラスト軌道の全体
を一体的に結合された構造体とすることのできる技術を
提供せんとするものである。
【0008】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、バラストの大骨材と、小
砕石,土砂又は砕砂等の小骨材とからなる骨材に、泡状
に成形したフォームドアスファルトを混練したことを特
徴とするフォームドアスファルトによる軌道用材料であ
る。
【0009】本発明が採用した請求項2の手段は、大骨
材としてのバラストが60〜80wt%で、小骨材とし
ての小砕石が10〜20wt%で、小骨材としての土砂
又は砕砂が5〜15wt%であり、泡状に成形したフォ
ームドアスファルトとしてのアスファルト成分が4〜7
wt%であることを特徴とする前記請求項1に記載のフ
ォームドアスファルトによる軌道用材料である。
【0010】また本発明が採用した請求項3の手段は、
大骨材としてのバラストはその粒径が19mm以上であ
り、小骨材としての小砕石又は土砂若しくは砕砂はその
粒径が19mmに満たないものであることを特徴とする
前記請求項1又は2に記載のフォームドアスファルトに
よる軌道用材料である。
【0011】更に、本発明が採用した請求項4の手段
は、フォームドアスファルトは、アスファルトを160
〜180℃の高温度に加熱した後、これに水を接触させ
てミックスチャンバー内で混合することにより細かい泡
状にしたものであることを特徴とする前記請求項1又は
2に記載のフォームドアスファルトによる軌道用材料で
ある。
【0012】本発明が採用した請求項5の手段は、大骨
材としてのバラスト60〜80wt%と、小骨材として
の小砕石10〜20wt%と、小骨材としての土砂又は
砕砂5〜15wt%とからなる骨材を準備して含水比が
4〜9%になるように調整すると共に、4〜7wt%の
アスファルトを160〜180℃の高温度に加熱して、
これに水を接触させてミックスチャンバー内で混合する
ことにより細かい泡状にしたフォームドアスファルトを
成形し、前記含水調整後の骨材とフォームドアスファル
トとをミキサー内で混合して取り出したことを特徴とす
るフォームドアスファルトによる軌道用材料の製造方法
である。
【0013】本発明が採用した請求項6の手段は、請求
項5の製造方法により得られた軌道用材料を搬入してこ
れを平滑に敷き均した後、ロードローラ又はランマー等
の転圧機械により締め固めたことを特徴とするフォーム
ドアスファルトによる軌道用材料の施工方法である。
【0014】本発明が採用した請求項7の手段は、大骨
材である大きい粒径のバラストどうしの間の間隙に、フ
ォームドアスファルトで被覆された小砕石又は土砂若し
くは砕砂からなる小骨材が介在し、当該フォームドアス
ファルトで被覆された小骨材がバラストどうしを結合し
て全体が一体的に連結された構造体となっていることを
特徴とするフォームドアスファルトによる軌道である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図
1〜図4は本発明の一実施の形態に係るものであり、図
1はフォームドアスファルトによる軌道用材料7の製造
工程の流れを示すフローチャート、図2は軌道用材料7
を製造する前の予備的作業内容を示すフローチャート、
図3は軌道用材料7の製造に用いる細粒化した既存バラ
スト(以下は、既存バラストという)の粒度分布を示す
図面、図4は軌道用材料7の製造並びに施工の各工程を
示す図面、図5は施工後の路盤を示す図面である。
【0016】先ず、軌道用材料7を製造する場合を説明
する。軌道用材料7の製造は、製造工程の全体を示す図
1のフローチャートに示すように、骨材8とアスファル
ト9と水10とを準備して行う。骨材8は、既存バラス
ト11を利用する。既存バラスト11は、図4の図
(A)に示すように、レール6とマクラギ2とを撤去し
て取り出し、適宜の場所にストックしておけばよい。そ
して、軌道用材料7の製造に際し、既存バラスト11の
粒度調整及び含水比の調整を行い、軌道用材料7を製造
するための骨材8とする。
【0017】図3の粒度曲線図における実線は、既存バ
ラスト11の粒度分布を表したものである。また点線
は、未だ使用していない新しいバラスト(以下は、新バ
ラストという)の粒度分布を表したものである。このよ
うに、新バラストは、その粒径の全てが19mm以上の
大骨材だけからなるものであり、37.5mmを越える
大きなものであっても65%も存在する。これに対し
て、既存バラスト11は、19mm以上の粒径を有する
ものが42〜55%であり、19mmに満たない小砕石
及び砕砂の部類に属するものも多く、その比率はおよそ
半分である。
【0018】前記粒度調整は、軌道用材料7の全体を1
00wt%とすると、大骨材としての19mm以上のバ
ラストが60〜80wt%の範囲になるようにし、小骨
材としての小砕石が10〜20wt%の範囲になるよう
にすると共に、小骨材としての土砂又は砕砂が5〜15
wt%の範囲になるように調整する。なお、軌道用材料
7には、他にも後述するフォームドアスファルトとして
のアスファルト成分が4〜7wt%添加されるものであ
る。このような粒度調整が必要なのは、この軌道用材料
7が大骨材としてのバラストどうしを小骨材の周囲に付
着したフォームドアスファルトがバインダーとして機能
してこれらを結合することにより、固定された軌道構造
を得るものであるため、これらの粒度分布及び配合割合
が重要な技術的意味合いを有するからである。
【0019】大骨材としての19mm以上のバラスト
が、60wt%に満たない場合は、細粒分の中に骨材が
浮いた状態となり、大骨材同士のかみ合わせが悪くな
り、支持力低下の原因となる問題があり、また80wt
%を越える場合は、大骨材が多すぎて混合物はゴロゴロ
した状態となり、施工時の大骨材のかみ合わせが悪くな
る問題があるからである。また小砕石が10wt%に満
たない場合は、締まり難くなる問題、20wt%を越え
る場合は、使用砕石のかみ合わせが悪くなり、支持力低
下の原因となる問題があるからである。更に、土砂又は
砕砂が5wt%に満たない場合は、骨材の間隙を充填す
ることが困難なため、混合物の強度が低下する問題があ
り、15wt%を越える場合は、骨材の間隙以上の量と
なるため骨材のかみ合わせが損なわれるという問題があ
るからである。更にまた、フォームドアスファルトのア
スファルト成分を4〜7wt%に限定した理由は、所定
の粒度範囲にあるバラスト材でその上限、中間、下限に
おいて、4〜7wt%が望ましいことを確認したからで
ある。
【0020】このようにして既存バラスト11を回収し
て粒度調整した後は、図2に示すように、水を加える等
して含水比を4〜9%になるように調整する。含水比を
4〜9%に限定した理由は、所定の粒度範囲のバラスト
材料に混入する土砂又は砕砂の量と粒度によって含水比
が変化するからであり、これは試験によって確認した結
果である。含水比の調整は、図1に示す製造工程の途中
で行うようにすればよい。ストックヤードにストックし
ている状態では、天候によって含水比が変わるからであ
る。
【0021】次に、図1及び図4の図(B)を参照して
前記骨材8と、アスファルト9と水10とによる軌道用
材料7の具体的な製造方法を説明する。先ず、前述の如
くして粒度調整した骨材8を準備する。骨材8の配合割
合は、93〜96wt%である。そして、これに水を加
える等して含水比が4〜9%になるように調整する。一
方、アスファルト9は、4〜7wt%だけ準備する。そ
して、これを160〜180℃の高温度に加熱して、こ
れに水を接触させ、ミックスチャンバー内で混合するこ
とにより体積を10〜15倍に膨張させ、細かい泡状の
フォームドアスファルトを成形する。
【0022】然る後は、前記含水比調整後の骨材8とフ
ォームドアスファルトとを図4の図(B)に示すミキサ
ー12内で混合撹拌すればよい。これにより、軌道用材
料7を製造することが可能である。軌道用材料7は、前
記フォームドアスファルトが小砕石,土砂又は砕砂等の
小骨材の周囲に付着した状態で介在し、大骨材としての
バラストの周囲にはあまり付着しない。これは、フォー
ムド化されたアスファルトが非常に細かい粒として分散
し、表面積の大きい細粒分に多く付着し、細粒分を改良
する機構による。また前記フォームドアスファルトは、
常温ではその状態を維持したままで存在する。
【0023】次に、このような状態から図4の図(C)
に示すように、軌道用材料7を新しく設置する軌道の部
分へ搬入し、所定の厚みになるように敷き均し、ロード
ローラ13等の転圧機械によって締め固めを行う。これ
により、図5の図(A)及び図(B)に示すような軌道
構造が得られる。すなわち、大骨材としてのバラスト1
どうしの間に、フォームドアスファルト13で被覆され
た小砕石14,土砂又は砕砂15等の小骨材が介在し、
これらの小骨材がバラスト1どうしのバインダーとして
の働きをする。しかも、締め固めの後は、バラスト1ど
うしの間の間隙が更に小さくなり、バラスト1とこれら
の間隙に介在してバインダーとして機能する小骨材とが
全体として一体化された固定の構造体となり、その全体
で列車荷重等を負担することになる。そのため、優れた
列車荷重に対する強度を発揮することが可能である。
【0024】参考までに説明すると、従来のバラスト1
のみを突き固めた軌道では、列車荷重等はバラスト1ど
うしのかみ合せにより負担しており、バラスト1どうし
の間には空隙が存在している。この空隙は、列車荷重に
よりバラスト1どうしが擦れ合って摩耗すると、小さく
なり、結果として軌道上のレールが大きく沈下すること
になる。本発明では、このようなことは決してなく、半
永久的に使用することが可能である。
【0025】また本発明によって得られる図5に示すフ
ォームドアスファルトによる軌道は、従来周知のアスフ
ァルト舗装道路とは異なるものである。アスファルト舗
装道路は、バラストとアスファルトとの双方を加熱し、
バラストの全周囲にアスファルトを被覆し、これを敷き
均して転圧したものである。これに対して本発明では、
バラストの全周囲にはアスファルトは被覆されておら
ず、バラストどうしの間に介在する小骨材の周囲にフォ
ームドアスファルトが被覆されるものであって基本的な
構造を異にするものである。
【0026】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、軌道用材料7は鉄道車両用の軌道以外にも公園等
の遊歩道や一般道路の歩道等へも適用することが可能で
ある。また敷き均した軌道用材料7の転圧は、ロードロ
ーラー等の大型機械による以外にも、ランマー等により
人手で行ってもよい。更に、軌道用材料7に用いる骨材
8は、既存バラスト11を再利用する場合を説明した
が、新バラストと小砕石と土砂又は砕砂とを準備し、こ
れらが前述した所定の粒度範囲内で所定の配合割合を有
するように調整してもよいことは当然である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
バラストの大骨材と、小砕石,土砂又は砕砂等の小骨材
とからなる骨材に、泡状に成形したフォームドアスファ
ルトを混合して軌道用材料としたから、フォームドアス
ファルトが小骨材の周囲に被覆された状態で存在するよ
うになる。そのため、これを敷き均して転圧して得られ
る軌道は、バラストと、バラストどうしの間に介在する
フォームドアスファルトで被覆された小骨材とが全体と
して一体化された固定構造体となり、その全体で列車荷
重等を負担するようになり、優れた列車荷重に対する強
度を発揮し、半永久的に使用することが可能である。
【0028】またバラストどうしがフォームドアスファ
ルトで被覆された小骨材によって一体的に結合されてい
るので、従来の軌道のように、バラストが飛散すること
もなく、そのための保守が不要であり、また飛散による
危険防止の必要もない。
【0029】更には、既存バラストを再利用できるの
で、これを産業廃棄物として処理する必要もなく、また
材料費用を削減することもできる。更にまた、従来のバ
ラスト軌道から転換する場合には、従来のバラスト軌道
の全部を取り出し、その間に軌道用材料を充填して転圧
すればよく、大型の建設機械等を導入でき、極めて効率
よく作業を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォームドアスファルトによる軌
道用材料の製造工程を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る骨材の粒度調整工程を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明に係る骨材の粒度分布を示す図面であ
る。
【図4】本発明に係る軌道用材料の製造並びに施工工程
を示すものであり、図(A)は既存バラストの取出工程
を示す図面、図(B)は軌道用材料の製造工程を示す図
面、図(C)は同施工工程を示す図面である。
【図5】本発明に係る軌道を示すものであり、図(A)
は軌道全体の縦断面図、図(B)はその部分拡大図であ
る。
【図6】従来のE型舗装軌道を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…バラスト 2…マクラギ 6…レール 7…フォームドアスファルトによる軌道用材料 11…既存バラスト 12…ミキサー 13…フォームドアスファルト 14…小砕石 15…土砂又は砕砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 貞夫 大阪市北区芝田二丁目4番24号 西日本旅 客鉄道株式会社内 (72)発明者 長藤 敬晴 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 安藤 勝敏 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 堀池 高広 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 高尾 賢一 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 田島 優 東京都港区新橋一丁目6番5号 日本道路 株式会社内 (72)発明者 青木 健郎 東京都港区新橋一丁目6番5号 日本道路 株式会社内 (72)発明者 束村 安則 東京都港区新橋一丁目6番5号 日本道路 株式会社内 (72)発明者 枌 孝 東京都港区新橋一丁目6番5号 日本道路 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バラストの大骨材と、小砕石,土砂又は砕
    砂等の小骨材とからなる骨材に、泡状に成形したフォー
    ムドアスファルトを混練したことを特徴とするフォーム
    ドアスファルトによる軌道用材料。
  2. 【請求項2】大骨材としてのバラストが60〜80wt
    %で、小骨材としての小砕石が10〜20wt%で、小
    骨材としての土砂又は砕砂が5〜15wt%であり、泡
    状に成形したフォームドアスファルトとしてのアスファ
    ルト成分が4〜7wt%であることを特徴とする前記請
    求項1に記載のフォームドアスファルトによる軌道用材
    料。
  3. 【請求項3】大骨材としてのバラストはその粒径が19
    mm以上であり、小骨材としての小砕石又は土砂若しく
    は砕砂はその粒径が19mmに満たないものであること
    を特徴とする前記請求項1又は2に記載のフォームドア
    スファルトによる軌道用材料。
  4. 【請求項4】フォームドアスファルトは、アスファルト
    を160〜180℃の高温度に加熱した後、これに水を
    接触させてミックスチャンバー内で混合することにより
    細かい泡状にしたものであることを特徴とする前記請求
    項1又は2に記載のフォームドアスファルトによる軌道
    用材料。
  5. 【請求項5】大骨材としてのバラスト60〜80wt%
    と、小骨材としての小砕石10〜20wt%と、小骨材
    としての土砂又は砕砂5〜15wt%とからなる骨材を
    準備して含水比が4〜9%になるように調整すると共
    に、4〜7wt%のアスファルトを160〜180℃の
    高温度に加熱して、これに水を接触させてミックスチャ
    ンバー内で混合することにより細かい泡状にしたフォー
    ムドアスファルトを成形し、前記含水調整後の骨材とフ
    ォームドアスファルトとをミキサー内で混合して取り出
    したことを特徴とするフォームドアスファルトによる軌
    道用材料の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5の製造方法により得られた軌道用
    材料を搬入してこれを平滑に敷き均した後、ロードロー
    ラ又はランマー等の転圧機械により締め固めたことを特
    徴とするフォームドアスファルトによる軌道用材料の施
    工方法。
  7. 【請求項7】大骨材である大きい粒径のバラストどうし
    の間の間隙に、フォームドアスファルトで被覆された小
    砕石又は土砂若しくは砕砂からなる小骨材が介在し、当
    該フォームドアスファルトで被覆された小骨材がバラス
    トどうしを結合して全体が一体的に連結された構造体と
    なっていることを特徴とするフォームドアスファルトに
    よる軌道。
JP9080193A 1997-03-31 1997-03-31 フォームドアスファルトによる軌道用材料及び軌道並びにその製造方法及び施工方法 Pending JPH10279340A (ja)

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