JPH1029713A - 手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置 - Google Patents

手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置

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JPH1029713A
JPH1029713A JP18175796A JP18175796A JPH1029713A JP H1029713 A JPH1029713 A JP H1029713A JP 18175796 A JP18175796 A JP 18175796A JP 18175796 A JP18175796 A JP 18175796A JP H1029713 A JPH1029713 A JP H1029713A
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悳昭 大谷
Shoji Moriya
昭二 守矢
Masanobu Nankiyou
政信 南京
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手荷物を安定した状態で高速で搬送でき、コ
ンベヤベルトの寿命が短くならず、また機長を長くして
も駆動力を大幅に上げる必要がない手荷物搬送用ベルト
コンベヤ装置を提供する。 【解決手段】 手荷物Aの搬送方向に沿って上面がフラ
ットなスライディングベッド2を配設し、このスライデ
ィングベッド2上にコンベヤベルト13の上位回走部を
配置した手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置において、キ
ャリアローラ3を、コンベヤベルト13の上位回走部下
でスライディングベッド2の途中に搬送方向に所定間隔
をあけてその頂面がスライディングベッド2の上面より
もわずかに上方に突出するようにかつ回転自在に設ける
とともに、スライディングベッド2に多数の空気吹き出
し孔2aを穿設し、その空気吹き出し孔2aから加圧空
気を吹き出させてコンベヤベルト13との摺動摩擦を低
減するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば空港等
に設けられる旅客手荷物処理システムにおいて、その搭
乗手続カウンター等で預かった手荷物を所定の搭乗機
(のスポット)などへ搬送するための、手荷物搬送用ベ
ルトコンベヤ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は1つのターミナルビルにスポット
を集約し、旅客や旅客手荷物の仕分け処理および搬送を
そのビル内で行っていたが、近年、開港予定の国際空港
は大型化、大規模化する傾向にあり、これに伴い駐機
(スポット)数を増やすために、ターミナルビルから離
れた場所にサテライトと呼ばれる分岐点を設けたレイア
ウトが採用されつつある。このようなレイアウトの空港
では、ターミナルビルとサテライトの間が、通常、近く
て500m〜600m、遠くなると1000m〜200
0mとかなりの距離がある。
【0003】ところで、この種のベルトコンベヤ装置
は、コンベヤベルトの下面にスライディングベッド(た
とえばフラットな鉄板)を配設し、手荷物が載せられた
コンベヤベルトを下からスライディングベッドで水平に
支持した状態で搬送する構造が一般的である。これは、
旅客手荷物がハードケース、ソフトバックをはじめと
し、様々な性状、形状および重量のものがあるから、走
行するコンベヤベルト上で転がったり、跳びはねたりし
ないようにして、手荷物を傷つけることなく安定した状
態で搬送するためである。いいかえれば、コンベヤベル
ト下にスライディングベッドを配置して下から平面で支
持すれば、コンベヤベルト上の手荷物は、走行しても静
止したフラットな面に置かれたのとほぼ同じ状態で、搬
送されるからである。
【0004】なお、空港等の手荷物搬送システムに関す
る先行技術文献として、特開平6−71229号公報が
ある。また、手荷物の搬送用ではないが、湾曲したスラ
イディングベッド上を摺動するコンベヤベルトを空気で
浮上させつつ、石炭やセメントなどの粉粒体を連続的に
搬送するためのベルトコンベヤ装置に、特公平7−64
405号公報や特開平7−206122号公報に記載の
ものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の手荷物搬送用のベルトコンベヤ装置では、次の
ような不都合がある。
【0006】 ベルトコンベヤ装置の機長を長くする
と、コンベヤベルトとスライディングベッドとの摺動作
用による摩擦抵抗が増大し、駆動力を増大しなければな
らない。一方、機長を短くすると、多数のベルトコンベ
ヤ装置を接続する必要があり、設備コストが膨大になる
とともに、メンテナンスに手間がかかる。
【0007】 手荷物の搬送距離が大幅に延びるか
ら、搬送時間の短縮を図るためには、コンベヤベルトの
走行速度を上げる必要がある。しかし、走行速度を上げ
ると、スライディングベッドとの摺動摩擦によりコンベ
ヤベルトの摩耗が促進されるとともに、摩擦熱も発生す
るために、コンベヤベルトの寿命が著しく低下する。
【0008】 コンベヤベルト上に比較的重量のある
手荷物を間欠的に載せて、しかも高速で搬送する必要が
あるため、上記公報に記載のようにスライディングベッ
ド上のコンベヤベルトが浮上するほどの加圧空気を吹き
出させるのは、設備的に困難でランニングコストも高く
なるうえに、搬送される手荷物が不安定になって倒れた
りするおそれがある。
【0009】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、手荷物を安定した状態で高速で搬送でき、しかもコ
ンベヤベルトの寿命が短くならず、また機長を長くして
も駆動力を大幅に上げる必要がない手荷物搬送用ベルト
コンベヤ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置は、手荷
物の搬送方向に沿って上面がフラットなスライディング
ベッドを配設し、該スライディングベッド上にコンベヤ
ベルトの上位回走部を配置した手荷物搬送用ベルトコン
ベヤ装置において、キャリアローラを、前記コンベヤベ
ルトの上位回走部下で前記スライディングベッドの途中
に搬送方向に所定間隔をあけてその頂面が前記スライデ
ィングベッドの上面よりもわずかに上方に突出するよう
にかつ回転自在に設けるとともに、前記スライディング
ベッドに多数の空気吹き出し孔を穿設し、該空気吹き出
し孔から加圧空気を吹き出させて前記コンベヤベルトと
の摺動摩擦を低減するようにしている。
【0011】上記の構成を有する本発明の手荷物搬送用
ベルトコンベヤ装置によれば、スライディングベッドの
途中に所定の間隔(好ましくは500mm〜1500m
m)でキャリアローラが配置されているから、スライデ
ィングベッドだけでベルトの支持面を構成した場合に比
べて小さな搬送力(駆動力)で、重量のある手荷物を搬
送することができる。またスライディングベッド上のコ
ンベヤベルトは完全に浮上せず、摺動摩擦抵抗が低減さ
れる程度の加圧空気を吹き出させるだけであるから、風
量を削減でき加圧空気を供給するブロワなどの駆動力を
増大する必要がない。さらにスライディングベッド上を
走行するコンベヤベルトは加圧空気の導入によりわずか
に浮き上がるから、キャリアローラの頂面との間にはほ
とんど段差が生じず、したがって手荷物を安定して搬送
することができる。さらにまたコンベヤベルトとスライ
ディングベッドとの摩擦抵抗が加圧空気の導入によって
低減されると同時に、コンベヤベルトの走行時に途中に
配置されているキャリアローラが回転してコンベヤベル
トの走行(および手荷物の搬送)を助けるから、コンベ
ヤベルト走行用の駆動力をそれほど増大させなくても、
コンベヤベルトの走行速度いいかえれば手荷物の搬送速
度を大幅に増大させることができる。
【0012】請求項2記載のように、前記スライディン
グベッドの下方に、一連に連続する加圧空気供給用ダク
トを設け、共通の加圧空気源に一端を接続した給気パイ
プの他端側を分岐して前記ダクトの長さ方向に間隔をあ
けて設けた複数の給気口に接続し、前記ダクト内に同時
に加圧空気を導入することが好ましい。
【0013】請求項2記載のベルトコンベヤ装置によれ
ば、一つの加圧空気源(ブロワなどで発生させた加圧空
気源)からスライディングベッド下方の連続したダクト
内にほぼ均等に加圧空気を導入することができるので、
スライディングベッドの多数の空気吹き出し孔から加圧
空気をコンベヤベルトの下面全体に対してほぼ均等に吹
き出させ、コンベヤベルトの上位回走部とスライディン
グベッドとの間の摺動摩擦を全長にわたってほぼ均等に
低減させ得る。
【0014】請求項3記載のように、前記コンベヤベル
トが可撓性を備えた樹脂製ベルトで、前記スライディン
グベッドの両側から前記コンベヤベルトの両側縁部を包
み込むようにカバー部材を取り付けることが好ましい。
【0015】請求項3記載のベルトコンベヤ装置によれ
ば、樹脂製ベルトであるから汚れ等が付着しても簡単に
拭き取ることができ、またゴム製のコンベヤベルトに比
べて軽量で、駆動装置の駆動力を小さくできる。さらに
コンベヤベルトの両側縁部がカバー部材で包み込まれて
いるから、スライディングベッドの空気吹き出し孔から
吹き出した加圧空気が外部に逃げにくく、最小限の空気
量でコンベヤベルトの摺動摩擦を効果的に低減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる手荷物搬
送用ベルトコンベヤ装置の実施の形態を図面に基づいて
説明する。
【0017】図1はベルトコンベヤ装置の実施例を示す
平面図、図2は同側面図、図3は図1のA−A線拡大断
面図、図4は図1のベルトコンベヤ装置の、コンベヤベ
ルトも駆動機構およびテンション機構を模式的に示す側
方視断面図、図5はコンベヤベルトのテンション機構の
一部を拡大して示す斜視図、図6は図1のコンベヤベル
トを取り除いた状態を示す一部を拡大した平面図であ
る。
【0018】図1・図2に示すように、本例のベルトコ
ンベヤ装置1は機長が数百メートルと長く、この前後の
長さを有する複数台〜十数台のベルトコンベヤ装置1が
一連に接続され、全長で1000m〜2000mにして
ある。各ベルトコンベヤ装置1は、上面がフラットなス
ライディングベッド2をベルトコンベヤ装置1の一端か
ら他端にわたり備えている。このスライディングベッド
2は通常は鉄板から形成され、多数の空気吹き出し孔2
aが上下に貫通して穿設されている。空気吹き出し孔2
aは図6のようにスライディングベッド2の幅方向の中
央部分に配置されているが、これは吹き出した空気が後
述するコンベヤベルト13の両側から外方に逃げ出しに
くくして、コンベヤベルト13の浮上に有効に働くよう
にするためである。空気吹き出し孔2aの口径は限定す
るものではないが、通常3mm程度の大きさにする。各
スライディングベッド2には搬送方向(長手方向)に所
定の間隔(通常は500mm〜1500mm、本例では
500mm)をあけてキャリアローラ3が配置されてい
るが、各キャリアローラ3は、図4のようにスライディ
ングベッド2に形成した凹状溝2b内にその頂面がスラ
イディングベッド2の上面よりもわずかに上方に突出す
るように設置高さを、本例では段差が1.0mm〜1.
5mmの範囲に調節したうえで、軸受3aを介して回転
自在に支持されている。
【0019】スライディングベッド2の下方には、上端
を開放した箱形のダクト4が一体に装着されている。そ
して、図2のように、ダクト4の一側面の長手方向に所
定の間隔をあけて加圧空気の導入口4aが開口され、図
3のように各導入口4aに給気パイプ5の一端がフレキ
シブルジョイント5aを介して接続され、また給気パイ
プ5には開閉バルブ5bが介設されている。各給気パイ
プ5の他端は共通の給気パイプ(本管)6に接続されて
いる。給気パイプ6は一端が閉塞され、他端がブロワ7
の吐出口に接続され、ブロワ7の吸引口から吸引した空
気を加圧し、給気パイプ6・給気パイプ5を経てダクト
4内に送給する。
【0020】図4に示すように、ベルトコンベヤ装置1
の長手方向の一端(右端)にテールプーリ8およびガイ
ドプーリ8aが、他端(左端)にヘッドプーリ9および
ガイドプーリ9aがそれぞれ回転自在に配設されてい
る。また、ダクト4の下方で長手方向のほぼ中間位置
に、駆動モータ11で駆動される駆動プーリ10が設置
され、この駆動プーリ10に対向してテンションプーリ
12が回転自在にかつ移動自在に配設されている。そし
て、これらのプーリ8〜12(11を除く)および前記
キャリアローラ3を取り囲むように無端(環状)のコン
ベヤベルト13が配装され、またコンベヤベルト13の
下位回走部の下面側に複数個のリターンプーリ14が間
隔をあけて回転自在に配設されている。なお、駆動プー
リ10とテンションプーリ12の上方には、それぞれ変
向用のリターンプーリ14’が配設されている。またコ
ンベヤベルト13は合成樹脂製で、裏面に帆布を貼って
補強した軽量のベルトからなる。
【0021】テンションプーリ12は、図5に示すよう
に、一体回転する中心軸12aの両端が軸受12bに回
転自在に支持されるとともに、各軸受12bは上下に間
隔をあけて平行に配置された一対のガイドバー12cに
沿って摺動自在に配装されている。両側の軸受12bに
跨がって支持バー15が取り付けられ、この支持バー1
5の2つの止め輪15aに牽引索16の一端が止着さ
れ、牽引索16の他端側が途中から1本にまとめられて
いる。そして、牽引索16の他端側は、ダクト4の下方
に回転自在に支持された水平なガイド滑車17および垂
直なガイド滑車18を経由させた後、支柱19の上端の
変向滑車20を経由させて重さ調節可能なカウンタウエ
イト21に止着されている。これにより、コンベヤベル
ト13に所定の張力が作用し、駆動プーリ10の回転に
よってコンベヤベルト13は図5の反時計方向に回走
(回転走行)する。
【0022】上記のようにして、本例にかかる手荷物搬
送用ベルトコンベヤ装置1が構成されるが、次に本例の
装置1による手荷物の搬送態様を説明する。
【0023】 駆動プーリ10の回転に伴ってコンベ
ヤベルト13は反時計方向に回走される。この状態で、
ブロワ7を駆動して加圧空気をダクト4内に導入するこ
とにより、スライディングベッド2の空気吹き出し孔2
aから加圧空気が吹き出し、コンベヤベルト13がスラ
イディングベッド2上からわずかに浮き上がる。このた
め、コンベヤベルト13とスライディングベッド2間の
摩擦力が大幅に削減される。
【0024】 ハードケース、ソフトバッグなど種々
の手荷物Aがコンベヤベルト13上に載置され、搬送さ
れるが、スライディングベッド2上を走行するコンベヤ
ベルト13は、手荷物Aが載置されていない位置では加
圧空気の導入によりわずかに浮き上がるから、ほとんど
摩擦抵抗を受けずに回走される。また、手荷物Aが載置
された位置では、その重量の程度によってコンベヤベル
ト13はスライディングベッド2に接触することがある
が、コンベヤベルト13とスライディングベッド2との
摩擦抵抗が加圧空気の導入によって低減されると同時
に、スライディングベッド2の途中に配置されているキ
ャリアローラ3がコンベヤベルト13の走行に伴って回
転して手荷物Aの搬送を補助するので、手荷物Aはスム
ーズに搬送される。なお、キャリアローラ3の頂面はス
ライディングベッド2よりもわずかに高いが、コンベヤ
ベルト13が加圧空気によって浮き上がろうとすること
もあって段差はほとんど生じないため、手荷物Aがキャ
リアローラ3上に乗り上げるようなことは少なく、安定
して搬送される。
【0025】 コンベヤベルト13上に載置される手
荷物Aの有無に関係なく、スライディングベッド2との
間の摩擦抵抗が大幅に減少するから、駆動モータ11の
駆動力をそれほど増大させずに、コンベヤベルト13の
走行速度つまり手荷物Aの搬送速度を、上記実施例の場
合に従来の2倍の300m/分に増大させることができ
た。
【0026】図7は本発明のベルトコンベヤ装置の別の
実施例を示す一部を拡大した縦断面図である。
【0027】本実施例のベルトコンベヤ装置1’では、
スライディングベッド2の両側からコンベヤベルト13
の両側縁部を包み込むように、略L字形で先端部をコの
字形に屈曲させたカバー部材22を、ダクト4の側壁上
端部にボルト22aで取り付けている。このため、スラ
イディングベッド2の空気吹き出し孔2aからコンベヤ
ベルト13との間に吹き出した加圧空気がコンベヤベル
ト13の両側から外方に逃げ出すのが最小限に抑えら
れ、コンベヤベルト13の浮上に有効に働く。また、加
圧空気の吹き出しが図6に示すようにスライディングベ
ッド2の中央部分で行われるように吹き出し孔2aの位
置を設定しているので、カバー部材22の先端部分でコ
ンベヤベルト13が擦れて摩耗することは少ない。
【0028】上記に本発明の手荷物搬送用ベルトコンベ
ヤ装置の一実施例について説明したが、本発明は下記の
ように実施することができる。
【0029】(A) キャリアローラ3の設置間隔はコンベ
ヤベルト13の弾性によって決定し、少なくとも手荷物
Aが搬送されないときに加圧空気を吹き出した状態で、
コンベヤベルト13がスライディングベッド2に接触し
ない間隔にする。この間隔は上記実施例では500mm
であるが、コンベヤベルト13の弾性によっては150
0mm程度まで広げることもできる。
【0030】(B) 上記実施例では、キャリアローラ3の
頂面とスライディングベッド2の上面の高さの差を1.
0mm〜1.5mmの範囲に設定したが、搬送する手荷
物Aの種類や重量等に応じて適宜変更することができ
る。
【0031】(C) 空港の旅客手荷物処理システムでの使
用のほかに、たとえば工場や倉庫でのワークや荷物の搬
送に使用することができる。この場合には、被搬送物の
種類や大きさ、形状等に応じてスライディングベッド2
の長手方向におけるキャリアローラ3の設置間隔や加圧
空気の供給量などを設定することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明の手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置には、次の
ような優れた効果がある。
【0033】(1) スライディングベッドとコンベヤベル
ト間への加圧空気の導入により両者間の摺動摩擦を低減
するとともに、スライディングベッドの長手方向に所定
間隔で配置したキャリアローラによりコンベヤベルトの
摺動抵抗を軽減しかつ手荷物の搬送を助けるので、手荷
物を安定した状態でしかも高速で搬送でき、またスライ
ディングベッドとコンベヤベルト間で発熱が起こりにく
く、コンベヤベルトの寿命が延び、さらに機長を非常に
長くしても駆動力を大幅に上げる必要がない。また、ス
ライディングベッド上のコンベヤベルトは完全に浮上せ
ず、摺動摩擦抵抗が低減される程度の加圧空気量を吹き
出させるので、コンベヤベルトを完全に浮上させる場合
に比べて加圧空気量を大幅に削減でき、加圧空気を供給
するブロアなどの駆動力を増大する必要がない。
【0034】(2) 請求項2記載の装置では、一つの加圧
空気源からスライディングベッド下方の連続したダクト
内にほぼ均等に加圧空気を導入することができるととも
に、加圧空気をコンベヤベルトの下面全体に対してほぼ
均等に吹き出させて、コンベヤベルトの上位回走部とス
ライディングベッドとの間の摺動摩擦を全長にわたりほ
ぼ均等に低減することができる。
【0035】(3) 請求項3記載の装置では、樹脂製ベル
トであるから汚れ等が付着しても簡単に拭き取ることが
でき、またゴム製のコンベヤベルトに比べて軽量である
ために駆動装置の駆動力を小さくできる。さらにコンベ
ヤベルトの両側縁部をカバー部材で包み込んでいるの
で、コンベヤベルトの下面に吹き出させた加圧空気が外
部に逃げにくく、最小限の加圧空気量でコンベヤベルト
の摺動摩擦を有効に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置を空
港の旅客手荷物処理システムに適用した実施例を示す平
面図である。
【図2】図1のベルトコンベヤ装置の側面図である。
【図3】図1のA−A線拡大断面図である。
【図4】図1のベルトコンベヤ装置の、コンベヤベルト
も駆動機構およびテンション機構を模式的に示す側方視
断面図である。
【図5】図1のベルトコンベヤ装置におけるコンベヤベ
ルトのテンション機構の一部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図6】図1のコンベヤベルトを取り除いた状態を示す
一部を拡大した平面図である。
【図7】本発明のベルトコンベヤ装置の別の実施例を示
す一部を拡大した縦断面図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ装置 2 スライディングベッド 2a空気吹き出し孔 3 キャリアローラ 4 ダクト 5・6 給気パイプ 7 ブロワ 10 駆動プーリ 12 テンションプーリ 13 コンベヤベルト 21 カウンタウエイト 22 カバー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南京 政信 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 森 史生 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手荷物の搬送方向に沿って上面がフラッ
    トなスライディングベッドを配設し、該スライディング
    ベッド上にコンベヤベルトの上位回走部を配置した手荷
    物搬送用ベルトコンベヤ装置において、 キャリアローラを、前記コンベヤベルトの上位回走部下
    で前記スライディングベッドの途中に搬送方向に所定間
    隔をあけてその頂面が前記スライディングベッドの上面
    よりもわずかに上方に突出するようにかつ回転自在に設
    けるとともに、 前記スライディングベッドに多数の空気吹き出し孔を穿
    設し、該空気吹き出し孔から加圧空気を吹き出させて前
    記コンベヤベルトとの摺動摩擦を低減するようにしたこ
    とを特徴とする手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 前記スライディングベッドの下方に、一
    連に連続する加圧空気供給用ダクトを設け、共通の加圧
    空気源に一端を接続した給気パイプの他端側を分岐して
    前記ダクトの長さ方向に間隔をあけて設けた複数の給気
    口に接続し、前記ダクト内に同時に加圧空気を導入する
    請求項1記載の手荷物搬送用ベルトコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベヤベルトが可撓性を備えた樹
    脂製ベルトで、前記スライディングベッドの両側から前
    記コンベヤベルトの両側縁部を包み込むようにカバー部
    材を取り付けた請求項1又は2記載の手荷物搬送用ベル
    トコンベヤ装置。
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