JPH10306358A - 真直化はんだめっきベリリウム銅線およびその製造方法 - Google Patents

真直化はんだめっきベリリウム銅線およびその製造方法

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JPH10306358A
JPH10306358A JP12796797A JP12796797A JPH10306358A JP H10306358 A JPH10306358 A JP H10306358A JP 12796797 A JP12796797 A JP 12796797A JP 12796797 A JP12796797 A JP 12796797A JP H10306358 A JPH10306358 A JP H10306358A
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JP
Japan
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copper wire
beryllium copper
solder
straightened
straightening
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JP12796797A
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Inventor
Hidenori Harada
秀則 原田
Yoichi Okada
洋一 岡田
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Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原線の曲率半径に影響されず、はんだ付け
性,耐蝕性が良く、良好な耐久性,引張強さととばね特
性が得られ、長尺で真直ばね用として好適な真直化はん
だめっきベリリウム銅線およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 ベリリウムの平均含有率が1.8 〜2.0wt
%であるベリリウム銅線母材をベリリウム銅線まで引き
落とす引抜き工程F1と、ベリリウム銅線に真直度を付
与する機械式矯正工程F2と、還元性ガス雰囲気中の熱
処理により機械式真直化ベリリウム銅線の真直度を上げ
るアニール式矯正工程F3と、真直化ベリリウム銅線を
還元性ガス雰囲気中で、錫59〜65wt%残部鉛の溶融はん
だめっき膜を形成する溶融はんだめっき工程F4と、真
直化はんだめっきベリリウム銅線を胴径が250mm 以上の
巻枠に巻き取る巻取工程F5とにより曲率半径2,500mm
以上の真直度を有する真直化はんだめっきベリリウム銅
線を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだめっきベリリウ
ム銅線およびその製造方法に関し、更に詳しくは、真直
ばね用として使用され,引張強さと真直ばね性に優れた
真直化はんだめっきベリリウム銅線およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器メディアの中核として、
光でデータを読み書きする光ピックアップの需要が高ま
っている。光ピックアップの対物レンズユニットを縣架
するためにはサスペンションワイヤが必要となり、この
ワイヤとして,例えば0.1mm近辺の細線の真直ばね
用銅合金線が用いられている。
【0003】従来、細線で高真直度を得る場合の直線矯
正方法は、静止または回転する矯正ダイにより、引張り
と圧縮の繰り返し応力を作用させて線材表面の残留応力
を均一にし直線矯正する機械式手段、あるいは熱と引張
力により線材の残留応力を除去し直線矯正する、いわゆ
るテンションアニール手段(以下、アニール手段と略記
する)がとられていた。また直線矯正後の線材は一定の
長さに切断され、短尺品として製品化されるのが一般的
であった。また、線材表面のめっき処理はされていなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記サスペンションワ
イヤとしての真直ばね用銅合金細線に対しては、高真直
度と一定のばね強さ、及び良好な耐蝕性が要求されてい
る。従来の直線矯正方法は、前記したように、機械式手
段かアニール手段のどちらかの手段であったため、幾つ
かの問題点があった。
【0005】先ず機械式手段の場合、矯正条件を工夫す
ることにより、かなり優れた真直度,例えば曲率半径1,
500mm は得られた。しかしながら、線材の歪みは内在し
たままなので、真直ばね用として使用するにあたり、長
期間ではばねの疲労に対する信頼性が懸念されていた。
また熱処理工程がないため、ベリリウム銅のような析出
硬化型合金の時効硬化処理が行えず、線材本来の引張強
さとばねの疲労強度を備えることはできなかった。
【0006】次にアニール手段のみによると、直線矯正
力が弱く,例えば曲率半径1,000 mm近辺の真直度しか得
られなかった。従って、高真直度を得ようとすると、直
線矯正する前の細線(原線)からある程度真直度の良い
もの、例えば曲率半径200以上を使用する必要があっ
た。
【0007】細線の場合、通常ダイヤモンドダイを用い
て伸線加工により母線から所定の径に仕上げるが、真直
度を保ったまま伸線加工を行うことは大変な熟練が必要
であった。また直線矯正後の線材は一定の長さ,例えば
40mm程度に切断され、短尺品として製品化されるの
が一般的であったので、当該線材を使用する時に制約が
あった。即ち、前記直線矯正後の線材をインサートして
射出成形をする際、1ショット毎に当該線材をセットす
る製法には使用できたが、連続で射出成形してゆく製法
には使用できなかった。また、線材表面のめっき処理は
されていなかったので、長期間のうちには表面酸化等の
劣化が進行してしまうという問題があった。また、はん
だ付けの際は高温度,例えば350℃程度で行なう必要
があったが、高温に設定すると線材が溶食したり、軟化
してばね特性を劣化させるという問題があった。特に、
線径が0.1mm以下になるとこの問題が顕著となり、
充分な耐久性やばね特性が得られなくなるという問題が
あった。
【0008】本発明は、上記従来技術が有する各種問題
点を解決するためになされたもので、直線矯正する前の
原線の曲率半径に影響されずに良好な真直性を得ること
が出来、また、はんだ付け性,耐蝕性が良く、良好な耐
久性,引張強さとばね特性が得られ、長尺で真直ばね用
として好適な真直化はんだめっきベリリウム銅線および
その製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、ベリリウムの平均含有率が1.8〜2.0wt%で
あるベリリウム銅線の外周面に、錫59〜65wt%残
部鉛組成の溶融はんだめっき膜が形成され、曲率半径
2,500mm以上の真直度を有する真直化はんだめっ
きベリリウム銅線にある。
【0010】第2の観点では、本発明は、前記ベリリウ
ム銅線の径が70〜200μm、溶融はんだめっき膜厚
さが0.1〜1.0μmである真直化はんだめっきベリ
リウム銅線にある。
【0011】第3の観点では、本発明は、ベリリウムの
平均含有率が1.8〜2.0wt%であるベリリウム銅
線母材を所定径のベリリウム銅線まで引き落とす引抜き
工程と、前記ベリリウム銅線に繰り返し曲げ加工を施
し,該線に真直度を付与する機械式直線矯正工程(以
下、機械式矯正工程と略記する)と、前記直線矯正工程
後の機械式真直化ベリリウム銅線に張力を付加しながら
還元性ガス雰囲気中で熱処理を施し,更に該線の真直度
を上げるテンションアニール式直線矯正工程(以下、ア
ニール式矯正工程と略記する)と、前記アニール式直線
矯正工程後の真直化ベリリウム銅線を還元性ガス雰囲気
中で、錫59〜65wt%残部鉛の溶融はんだ浴を通過
させて溶融はんだめっき膜を形成する溶融はんだめっき
工程と、前記めっき工程後の真直化はんだめっきベリリ
ウム銅線を胴径が250mm以上の巻枠に巻き取る巻取
工程からなる曲率半径2,500mm以上の真直度を有
する真直化はんだめっきベリリウム銅線の製造方法にあ
る。
【0012】第4の観点では、本発明は、前記溶融はん
だめっき工程は、噴流式の溶融はんだ浴の盛り上がった
溶融はんだ噴流中を水平状態に走行させた後、絞り具に
より余分なはんだを除去し、均一な溶融はんだめっき膜
を形成する真直化はんだめっきベリリウム銅線の製造方
法にある。
【0013】第5の観点では、本発明は、前記機械式直
線矯正工程、テンションアニール式直線矯正工程、溶融
はんだめっき工程、および巻取工程とを連続工程とした
ことを特徴とする請求項3または4記載の真直化はんだ
めっきベリリウム銅線(以下、真直めっきベリリウム銅
線と略記する)の製造方法にある。
【0014】
【作用】上記第1の観点による本発明の真直めっきベリ
リウム銅線では、ベリリウムの平均含有率が1.8〜
2.0wt%であるベリリウム銅線の外周面に溶融はん
だめっき膜が形成されているので、良好なはんだ付け性
と優れた耐久性が得られ、例えば0.1mm以下の細線
とした場合でも良好な耐久性とばね特性が得られるよう
になる。また、はんだ付けの際、強力なフラックスを用
いたり高温度ではんだ付けを行う必要がなくなり、真直
ばね用線材としてのばね性を損なう恐れもなくなる。ま
た、溶融はんだめっき膜の組成が錫59〜65wt%残
部鉛であるので、溶融めっき被覆時に、前記ベリリウム
銅線のはんだ食われがなく、良好なめっき形成が可能で
ある。また、光ピックアップ組み立て時のはんだ付け作
業時にも、過剰なはんだ食われを防止することができ
る。なお、前記溶融はんだめっき膜の組成で錫が59%
未満のときは、はんだ融点が上がるので、同一条件では
んだ付けを行うとすれば、はんだ付け性が劣ってしまう
ので好ましくない。更に、曲率半径2,500mm以上
の真直度を有するので真直ばね用として特に好ましい。
【0015】上記第2の観点による本発明の真直めっき
ベリリウム銅線では、溶融はんだめっき膜厚さが0.1
〜1.0μmなので、径が70〜200μmの真直めっ
きベリリウム銅線のばね性を損なうことなく良好なはん
だ付け性を得ることができる。なお、溶融はんだめっき
膜厚さを0.1〜1.0μmと限定した理由は、めっき
膜厚さが0.1μmより薄いと、充分なはんだ付け性が
得られず、まためっき膜厚さが1.0μmより厚いとば
ね特性が低下するためである。
【0016】上記第3の観点による本発明の真直めっき
ベリリウム銅線の製造方法では、ベリリウムの平均含有
率が1.8〜2.0wt%であるベリリウム銅線の外周
面に錫59〜65wt%残部鉛組成の溶融はんだめっき
膜が形成され、曲率半径2,500mm以上の真直度を
有する真直めっきベリリウム銅線を容易に製造すること
ができる。特に、機械式矯正工程とアニール式矯正工程
の2段階の直線矯正工程を行っているので、直線矯正が
充分になされる。またアニール式矯正工程の際、低温,
例えば350℃で処理することにより、ベリリウムの析
出硬化作用により、線材の引張強度向上とばねの疲労強
度向上を図ることができる。また巻取工程において、巻
枠の胴径を250mm以上と限定したのは、それ未満の
胴径では、線を巻き取った後,短時間のうちに線に巻き
ぐせが付いてしまい、初期の良好な真直性が失われてし
まうからである。また、巻枠の胴径を250mm以上に
すると、6ケ月を経過するまでは、本発明の真直めっき
ベリリウム銅線は巻きぐせによる曲率半径低下の経時変
化は生じない。従って、6ケ月以内に使用すれば、繰り
出した真直めっきベリリウム銅線は初期の曲率半径に復
元する。また、巻枠に巻かれた長尺の線材は連続成形工
程に有利であり、更に運搬等の取扱も容易である。
【0017】上記第4の観点による本発明の真直めっき
ベリリウム銅線の製造方法では、溶融はんだめっき工程
において、溶融はんだ浴の盛り上がった溶融はんだ噴流
中を水平状態に走行させて溶融めっきが行われ、絞り具
により余分なはんだを除去するので、はんだめっきが均
一に行えるとともに線の真直度に影響を及ぼさない。
【0018】上記第5の観点による本発明の真直めっき
ベリリウム銅線の製造方法では、機械式矯正工程、アニ
ール式矯正工程、溶融はんだめっき工程、および巻取工
程とを連続工程としたので、真直性を損なわずに効率的
に真直めっきベリリウム銅線が製造できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図を用いて
詳細に説明する。なお、本発明は本実施例に限定される
ものではない。図1は本発明の真直めっきベリリウム銅
線の製造方法の一実施例を示すフロー図である。図2
(a)は本発明の真直めっきベリリウム銅線の製造方法
に用いる製造装置の略図であり、また、同図(b)は同
図(a)の機械矯正機の矯正部分の概略図である。これ
らの図において、1は真直化はんだめっきベリリウム銅
線、1aはベリリウム銅線、1bは機械式真直化ベリリ
ウム銅線、1cは真直化ベリリウム銅線、2は貯留用巻
枠、2jは軸、3は定テンション装置、4は供線装置、
5は機械矯正機、5a,5bは矯正駒ヘッド、6は水平
管路、6iは水平管路入口、6oは水平管路出口、6g
は還元性ガス入口、7は還元雰囲気炉、8は攪拌機、8
aは羽根、9は還元性ガス雰囲気部、9gは還元性ガス
出口、10は溶融はんだ、10aは盛り上がった溶融はんだ
噴流、11は絞り具(ダイヤモンドダイス)、12は溶融は
んだ浴(噴流式溶融はんだ浴)、13は胴径が 250mm以
上の巻枠、14は巻取り機、kは平滑車、またwcはタン
グステンカーバイトダイスである。
【0020】実施例1 実施例1について、図1〜3を用いて説明する。先ず、
引抜き工程F1として、常法により,φ0.25mmの
ベリリウム銅線母材に対して引抜き加工を施し、φ0.
10mmのベリリウム銅線1aとし、貯留用の巻枠2に
巻き取った(図示せず)。このベリリウム銅線(原線)
の曲率半径はR100mmであった。
【0021】次に機械式矯正工程F2への供線手段とし
て、前記貯留用巻枠2を供線装置4にセットし、該巻枠
2の軸2jを中心に矢印方向に回転させ、スプリングか
らなる定テンション装置3、次いで平滑車kを通し、5
0gfの張力を加えながらベリリウム銅線1aを水平に
引き出した。
【0022】続いて、機械式矯正工程F2として、矯正
部分として,ベアリングを設けたタングステンカーバイ
トダイスwcを各5個有し,長さ約150mm長の矯正
駒ヘッド5a,5bがそれぞれ逆方向に回転できる構造
の機械矯正機5に導き、引き出されたベリリウム銅線1
aを図のように通し、ヘッド5a,5bを逆方向に8000
RPM の回転をさせることにより繰り返し曲げ加工を施
し,機械式直線矯正した。この工程後の機械式真直化ベ
リリウム銅線1bの曲率半径はR2000mmであっ
た。
【0023】続いて、アニール式矯正工程F3として、
前記機械式真直化ベリリウム銅線1bを、ヒーター(図
示せず)により 350℃に保持された3m長の還元雰囲気
炉7の水平管路6内に該管路入口6iより導いてテンシ
ョン100〜150gをかけて8m/minで走行さ
せ、管路出口6oより導出し、真直化ベリリウム銅線1
cとした。この時、還元性ガス入口6gより水素ガスを
送り込み、水平管路6内は流量が200NL/Hrの水
素ガス雰囲気とした。この工程後の真直化ベリリウム銅
線1cの曲率半径はR2500mmであった。
【0024】続いて、溶融はんだめっき工程F4とし
て、前記管路出口6oより導出された真直化ベリリウム
銅線1cを、前記管路出口6oが連通し、還元性ガス雰
囲気部9及び還元性ガス出口9gが設けられ、攪拌機8
の羽根8aにより盛り上がった溶融はんだ噴流10aを
有し、また絞り具11としてダイヤモンドダイスが設け
られた噴流式溶融はんだ浴12の該溶融はんだ噴流10
a中を8m/minの線速で通過させ、続いてクリアラ
ンスが1μmのダイヤモンドダイス11を通過させて余
分な溶融はんだを除去して厚さ0.15μmのめっきに
仕上げ、真直化はんだめっきベリリウム銅線1を製造し
た。なお、前記溶融はんだ10は63%錫−残鉛の共晶
はんだを用い、また還元性ガスとしては水素ガスを用い
た。
【0025】続いて、巻取り工程F5として、前記真直
化はんだめっきベリリウム銅線1を巻取り機14によ
り、胴径250mmの巻枠13に巻き取った。なお、機
械式矯正工程F2から巻取り工程F5の各製造装置の適
所に用いる走行線材用の案内滑車は平滑車を用いた。
【0026】比較例 以下の比較例のはんだめっきベリリウム銅線の製造に用
いた製造装置は、部分的には前記実施例と同様の装置を
用いたので特に図示はしない。 比較例1 先ず、前記実施例1と同様,常法により,φ0.25m
mのベリリウム銅線母材に対して引抜き加工を施し、φ
0.10mmのベリリウム銅線とし、貯留用の巻枠に巻
き取った。次に供線手段は実施例1と同様に行い、続い
て実施例1と同様のテンションアニール式直線矯正を行
い、曲率半径をR1000mmに仕上げた。続いて、直
線矯正済みベリリウム銅線を実施例1と同様の共晶はん
だ浴中を通過させて、該銅線表面にはんだめっきを施し
た後、絞り具により余分に付着した溶融はんだを除去し
て厚さ0.15μmのめっきに仕上げ、はんだめっきベ
リリウム銅線を製造し、巻枠に巻き取った。
【0027】比較例2 先ず、前記実施例1と同様,常法により,φ0.25m
mのベリリウム銅線母材に対して引抜き加工を施し、φ
0.10mmのベリリウム銅線とし、貯留用の巻枠に巻
き取った。次に供線手段は実施例1と同様に行い、続い
て実施例1と同様の機械矯正機を用い、実施例1と同様
にヘッド5a,5bを逆方向に7000RPM の回転をさせる
ことにより繰り返し曲げ加工を施し,機械式直線矯正を
行い、曲率半径をR1500mmに仕上げた。続いて、
比較例1と同様にして直線矯正済みベリリウム銅線の表
面にはんだめっきを施した後、絞り具により余分に付着
した溶融はんだを除去して厚さ0.15μmのめっきに
仕上げ、はんだめっきベリリウム銅線を製造し、巻枠に
巻き取った。
【0028】特性試験 前記実施例1および比較例1,2により得られたはんだ
めっきベリリウム銅線について各種特性を試験した。そ
の結果を下記表1に示す。なお、はんだ濡れ時間0sec
とは、はんだに瞬間的に濡れることを示す。
【0029】
【表1】
【0030】上記表1より明らかなように、本発明によ
り得られた真直化はんだめっきベリリウム銅線は真直度
が極めて良く、引張強さが機械式補正のみのものより優
れ、又はんだ濡れが極めて良いことが分かる。
【0031】
【発明の効果】本発明の真直化はんだめっきベリリウム
銅線は、電子部品等に供する真直なばね線としての製品
の真直度及び引張強さを向上させることができ、特に,
径が70〜200μmの真直ばね線を使用するCD光ピ
ックアップ部品等の性能向上,安定化及び信頼性の向上
に大きく貢献するものである。また本発明の製造方法に
より長尺で安定した特性の真直ばね線が得られるように
なったことから、光ピックアップ用懸架ユニットの自動
生産化を可能とし、生産性の改善にも大きく貢献するも
のである。従って、産業に寄与する効果は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真直化はんだめっきベリリウム銅線の
製造方法の一実施例を示すフロー図である。
【図2】(a)は 本発明の真直化はんだめっきベリリ
ウム銅線の製造方法に用いる製造装置の略図である。
(b)は(a)の機械矯正機の矯正部分の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 真直化はんだめっきベリリウム銅線 1a ベリリウム銅線 1b 機械式真直化ベリリウム銅線 1c 真直化ベリリウム銅線 2 貯留用巻枠 2j 軸 3 定テンション装置 4 供線装置 5 機械矯正機 5a,5b 矯正駒ヘッド 6 水平管路 6i 水平管路入口 6o 水平管路出口 6g 還元性ガス入口 7 還元雰囲気炉 8 攪拌機 8a 羽根 9 還元性ガス雰囲気部 9g 還元性ガス出口 10 溶融はんだ 10a 盛り上がった溶融はんだ噴流 11 絞り具(ダイヤモンドダイス) 12 溶融はんだ浴(噴流式溶融はんだ浴) 13 胴径が 250mm以上の巻枠 14 巻取り機 k 平滑車 wc タングステンカーバイトダイス
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C23C 2/38 C23C 2/38 // C22F 1/00 625 C22F 1/00 625 627 627 630 630Z 630F 680 680 685 685Z 686 686Z 691 691Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベリリウムの平均含有率が1.8〜2.
    0wt%であるベリリウム銅線の外周面に、錫59〜6
    5wt%残部鉛組成の溶融はんだめっき膜が形成され、
    曲率半径2,500mm以上の真直度を有することを特
    徴とする真直化はんだめっきベリリウム銅線。
  2. 【請求項2】 前記ベリリウム銅線の径が70〜200
    μm、溶融はんだめっき膜厚さが0.1〜1.0μmで
    あることを特徴とする請求項1記載の真直化はんだめっ
    きベリリウム銅線。
  3. 【請求項3】 ベリリウムの平均含有率が1.8〜2.
    0wt%であるベリリウム銅線母材を所定径のベリリウ
    ム銅線まで引き落とす引抜き工程と、前記ベリリウム銅
    線に繰り返し曲げ加工を施し,該線に真直度を付与する
    機械式直線矯正工程と、前記直線矯正工程後の機械式真
    直化ベリリウム銅線に張力を付加しながら還元性ガス雰
    囲気中で熱処理を施し,更に該線の真直度を上げるテン
    ションアニール式直線矯正工程と、前記アニール式直線
    矯正工程後の真直化ベリリウム銅線を還元性ガス雰囲気
    中で、錫59〜65wt%残部鉛の溶融はんだ浴を通過
    させて溶融はんだめっき膜を形成する溶融はんだめっき
    工程と、前記めっき工程後の真直化はんだめっきベリリ
    ウム銅線を胴径が250mm以上の巻枠に巻き取る巻取
    工程からなることを特徴とする曲率半径2,500mm
    以上の真直度を有する真直化はんだめっきベリリウム銅
    線の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶融はんだめっき工程は、噴流式の
    溶融はんだ浴の盛り上がった溶融はんだ噴流中を水平状
    態に走行させた後、絞り具により余分なはんだを除去
    し、均一な溶融はんだめっき膜を形成することを特徴と
    する請求項3記載の真直化はんだめっきベリリウム銅線
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記機械式直線矯正工程、テンションア
    ニール式直線矯正工程、溶融はんだめっき工程、および
    巻取工程とを連続工程としたことを特徴とする請求項3
    または4記載の真直化はんだめっきベリリウム銅線の製
    造方法。
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