JPH10329254A - 積層フィルム及び液晶表示素子 - Google Patents
積層フィルム及び液晶表示素子Info
- Publication number
- JPH10329254A JPH10329254A JP9141564A JP14156497A JPH10329254A JP H10329254 A JPH10329254 A JP H10329254A JP 9141564 A JP9141564 A JP 9141564A JP 14156497 A JP14156497 A JP 14156497A JP H10329254 A JPH10329254 A JP H10329254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas barrier
- film
- barrier layer
- layer
- liquid crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性、ガスバリヤー性、耐久性に優れた透
明で導電性を有するフィルムを提供することにある。 【解決手段】 高分子フィルムの表面にシランカップリ
ング剤を含むエポキシアクリレート紫外線硬化樹脂によ
るアンカーコーティング層、その上にIn、Snの合金
酸化物の無機薄膜によるガスバリヤー層による積層フィ
ルムであり、更に透明導電層を形成すた液晶表示装置で
ある。
明で導電性を有するフィルムを提供することにある。 【解決手段】 高分子フィルムの表面にシランカップリ
ング剤を含むエポキシアクリレート紫外線硬化樹脂によ
るアンカーコーティング層、その上にIn、Snの合金
酸化物の無機薄膜によるガスバリヤー層による積層フィ
ルムであり、更に透明導電層を形成すた液晶表示装置で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸素ガスバリヤー性
の必要な食品包装用、電子部品の基材、包装用等に用い
られる積層フィルムに関するものであり、積層フィルム
の少なくとも片側に透明導電性薄膜を形成した液晶表示
素子に関するものであり、信頼性の高いフィルム液晶表
示装置等に使用することができる。
の必要な食品包装用、電子部品の基材、包装用等に用い
られる積層フィルムに関するものであり、積層フィルム
の少なくとも片側に透明導電性薄膜を形成した液晶表示
素子に関するものであり、信頼性の高いフィルム液晶表
示装置等に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】酸素ガスバリヤー性としては、高分子フ
ィルム上の少なくとも片面にガスバリヤー層を形成した
ものが一般的であり、例えばSiO2等を蒸着したも
の、あるいは、高分子フィルム上に塩化ビニリデン系ポ
リマー、ビニルアルコール系ポリマーなど相対的にガス
バリヤー性のあるポリマーのコーティング層を設けたも
のが知られている。透明導電性フィルムとしては、ポリ
エステルフィルム等の透明高分子フィルム表面に酸化イ
ンジウム、酸化錫、あるいは錫、インジウム合金の酸化
膜等の半導体膜や金、銀、パラジウムあるいはそれらの
合金等の金属膜、半導体膜と金属膜を組み合わせて形成
されたもの等が知られており、更にガスバリヤー性を向
上させたものとして、前述のガスバリヤー層を形成した
ものが知られている。
ィルム上の少なくとも片面にガスバリヤー層を形成した
ものが一般的であり、例えばSiO2等を蒸着したも
の、あるいは、高分子フィルム上に塩化ビニリデン系ポ
リマー、ビニルアルコール系ポリマーなど相対的にガス
バリヤー性のあるポリマーのコーティング層を設けたも
のが知られている。透明導電性フィルムとしては、ポリ
エステルフィルム等の透明高分子フィルム表面に酸化イ
ンジウム、酸化錫、あるいは錫、インジウム合金の酸化
膜等の半導体膜や金、銀、パラジウムあるいはそれらの
合金等の金属膜、半導体膜と金属膜を組み合わせて形成
されたもの等が知られており、更にガスバリヤー性を向
上させたものとして、前述のガスバリヤー層を形成した
ものが知られている。
【0003】例えば、特開平7−49483による液晶
表示素子では、高分子フィルム上にガスバリヤー層とし
てSiO2等の絶縁酸化物を成膜し、更に透明電極とし
てIn、Snの合金膜を付与した積層体を用いている
が、工業的設備で液晶表示素子組立を行った時にガスバ
リヤー層がロールにより機械的に、或いはエッチング液
等により化学的に損傷を受け、液晶表示素子とした時、
積層フィルム本来のガスバリヤー性が喪失し、経時的に
表示欠陥が発生する可能性が大きいことが分かってい
る。高分子フィルムを基板として用いた液晶表示素子を
ポケットベル、携帯電話等の電子携帯機器に適応したと
ころ出荷時にはなかった表示欠点が使用中に発生する等
信頼性に関する不具合が発生している。
表示素子では、高分子フィルム上にガスバリヤー層とし
てSiO2等の絶縁酸化物を成膜し、更に透明電極とし
てIn、Snの合金膜を付与した積層体を用いている
が、工業的設備で液晶表示素子組立を行った時にガスバ
リヤー層がロールにより機械的に、或いはエッチング液
等により化学的に損傷を受け、液晶表示素子とした時、
積層フィルム本来のガスバリヤー性が喪失し、経時的に
表示欠陥が発生する可能性が大きいことが分かってい
る。高分子フィルムを基板として用いた液晶表示素子を
ポケットベル、携帯電話等の電子携帯機器に適応したと
ころ出荷時にはなかった表示欠点が使用中に発生する等
信頼性に関する不具合が発生している。
【0004】例え常温域で表示欠陥のでることのない高
分子フィルム液晶表示装置であっても、高温高湿度に対
するガスバリヤー性が不十分であると、特に携帯用途に
おいては経時的に表示欠陥が発生することが明らかにな
った。よって高分子フィルム液晶表示装置には、透明導
電性、常温雰囲気では当然のこととして、高温高湿度に
おいてもガスバリヤー性の特性を合わせ持つ積層フィル
ムが望まれていた。
分子フィルム液晶表示装置であっても、高温高湿度に対
するガスバリヤー性が不十分であると、特に携帯用途に
おいては経時的に表示欠陥が発生することが明らかにな
った。よって高分子フィルム液晶表示装置には、透明導
電性、常温雰囲気では当然のこととして、高温高湿度に
おいてもガスバリヤー性の特性を合わせ持つ積層フィル
ムが望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高温高湿度雰囲気でも
安定したガスバリヤー性を持つ積層フィルムを提供す
る。特に高分子フィルムに無機酸化物によるガスバリヤ
ー層を直接形成すると良好なガスバリヤー性が得難いこ
とに鑑み、高分子フィルムに常温はもとより高温高湿度
雰囲気でも安定したガスバリヤー性を持つ無機酸化物層
を有する積層フィルム、積層フィルムに透明導電層を付
与した液晶表示素子を提供する。
安定したガスバリヤー性を持つ積層フィルムを提供す
る。特に高分子フィルムに無機酸化物によるガスバリヤ
ー層を直接形成すると良好なガスバリヤー性が得難いこ
とに鑑み、高分子フィルムに常温はもとより高温高湿度
雰囲気でも安定したガスバリヤー性を持つ無機酸化物層
を有する積層フィルム、積層フィルムに透明導電層を付
与した液晶表示素子を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】高分子フィルムを基材と
し、少なくとも片側にガスバリヤー層を有し、高温高湿
度雰囲気での酸素ガスバリヤー性が0.5cc/m2・
day・atm以下であり、ガスバリヤー層が100〜
5000Å厚の無機薄膜層である積層フィルムである。
また高分子フィルムを基材とし、少なくとも片側にガス
バリヤー層を有し、高温高湿度雰囲気での酸素ガスバリ
ヤー性が0.5cc/m2・day・atm以下である
積層フィルムを基板として用い、ガスバリヤー層が10
0〜5000Å厚の無機薄膜層である液晶表示素子であ
る。
し、少なくとも片側にガスバリヤー層を有し、高温高湿
度雰囲気での酸素ガスバリヤー性が0.5cc/m2・
day・atm以下であり、ガスバリヤー層が100〜
5000Å厚の無機薄膜層である積層フィルムである。
また高分子フィルムを基材とし、少なくとも片側にガス
バリヤー層を有し、高温高湿度雰囲気での酸素ガスバリ
ヤー性が0.5cc/m2・day・atm以下である
積層フィルムを基板として用い、ガスバリヤー層が10
0〜5000Å厚の無機薄膜層である液晶表示素子であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の積層フィルムの構成例と
しては、高分子フィルムの片側表面にシランカップリン
グ剤を含むエポキシアクリレート紫外線硬化樹脂による
アンカーコーティング層、その上にIn、Snの合金酸
化物膜、SiOx、Al2O3、ZnO等の無機薄膜、そ
れらに微量添加物を有する無機薄膜よりなるガスバリヤ
ー層を有する積層フィルムであり、透明導電フィルムと
しては、更に積層フィルムのどちらかの面の上に透明導
電層を形成し、必要によりガスバリヤー層の上にビスフ
ェノールA型のエポキシ熱硬化樹脂によるアンカー層、
透明導電層の上にシランカップリング剤を含むエポキシ
アクリレート紫外線硬化樹脂による保護コーティング層
を形成する。
しては、高分子フィルムの片側表面にシランカップリン
グ剤を含むエポキシアクリレート紫外線硬化樹脂による
アンカーコーティング層、その上にIn、Snの合金酸
化物膜、SiOx、Al2O3、ZnO等の無機薄膜、そ
れらに微量添加物を有する無機薄膜よりなるガスバリヤ
ー層を有する積層フィルムであり、透明導電フィルムと
しては、更に積層フィルムのどちらかの面の上に透明導
電層を形成し、必要によりガスバリヤー層の上にビスフ
ェノールA型のエポキシ熱硬化樹脂によるアンカー層、
透明導電層の上にシランカップリング剤を含むエポキシ
アクリレート紫外線硬化樹脂による保護コーティング層
を形成する。
【0008】本発明で用いる高分子フィルムとしては、
ポリエステルフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、
ポリアリレートフィルム、ポリエーテルサルフォンフィ
ルム等があげられる。更に、本発明で用いられる高分子
フィルムには最終製品の用途より透明であることが望ま
しく、全光線透過率は少なくとも40%以上、好ましく
は80%以上である。高分子フィルムは各層の形成に先
立ち各層及び高分子フィルム相互の密着力を高めるため
に脱ガス処理、コロナ放電処理、火炎処理等の表面処理
やアクリル系エポキシ系の公知のアンカーコーティング
層が施されていてもよい。
ポリエステルフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、
ポリアリレートフィルム、ポリエーテルサルフォンフィ
ルム等があげられる。更に、本発明で用いられる高分子
フィルムには最終製品の用途より透明であることが望ま
しく、全光線透過率は少なくとも40%以上、好ましく
は80%以上である。高分子フィルムは各層の形成に先
立ち各層及び高分子フィルム相互の密着力を高めるため
に脱ガス処理、コロナ放電処理、火炎処理等の表面処理
やアクリル系エポキシ系の公知のアンカーコーティング
層が施されていてもよい。
【0009】本発明のガスバリヤー層としては、塩化ビ
ニリデン系ポリマー等酸素透過性の小さいポリマー、S
iO2等の無機薄膜層等が用いられるが、好ましくは無
機薄膜層であり、In、Snの合金酸化物、SiOx、
Al2O3、ZnOであってこれら無機酸化物に遷移元素
等の添加物を含有しているものなら何ら問題はない。こ
れら無機薄膜によるガスバリヤー層は公知のEB蒸着、
イオンプレーティング、或いは、プレーナーマグネトロ
ンスパッタリングにより形成することができる。
ニリデン系ポリマー等酸素透過性の小さいポリマー、S
iO2等の無機薄膜層等が用いられるが、好ましくは無
機薄膜層であり、In、Snの合金酸化物、SiOx、
Al2O3、ZnOであってこれら無機酸化物に遷移元素
等の添加物を含有しているものなら何ら問題はない。こ
れら無機薄膜によるガスバリヤー層は公知のEB蒸着、
イオンプレーティング、或いは、プレーナーマグネトロ
ンスパッタリングにより形成することができる。
【0010】本発明のガスバリヤー層の厚みとしては、
100Å〜5000Åであり、好ましくは500Å〜3
000Åである。ガスバリヤー層の厚みが100Å未満
ではガスバリヤー層が完全な連続構造となっておらず、
温度変化による積層フィルムの伸び縮みでガスバリヤー
層が破壊される確率が大きくなる。ガスバリヤー層の厚
みが5000Åを越えると着色による透明性の低下、ガ
スバリヤー層の内部応力に起因するクラックの発生が起
こり、ガスバリヤー性の低下が起こり好ましくない。
100Å〜5000Åであり、好ましくは500Å〜3
000Åである。ガスバリヤー層の厚みが100Å未満
ではガスバリヤー層が完全な連続構造となっておらず、
温度変化による積層フィルムの伸び縮みでガスバリヤー
層が破壊される確率が大きくなる。ガスバリヤー層の厚
みが5000Åを越えると着色による透明性の低下、ガ
スバリヤー層の内部応力に起因するクラックの発生が起
こり、ガスバリヤー性の低下が起こり好ましくない。
【0011】アンカーコーティング層としては、エポキ
シアクリレートプレポリマーにシランカップリング剤を
添加したものを紫外線硬化させたものが上げられる。積
層フィルムに安定したガスバリヤー性を付与するため、
ガスバリヤー層を成膜する前にシランカップリング剤を
含むエポキシアクリレート紫外線硬化樹脂をアンカー層
としてコーティングすると高分子フィルム表面が傷つき
にくく鏡面となり、かつガスバリヤー層と高分子フィル
ムの密着力が向上するため結果的に強固に密着しかつ緻
密なガスバリヤー層を形成することが可能となる。
シアクリレートプレポリマーにシランカップリング剤を
添加したものを紫外線硬化させたものが上げられる。積
層フィルムに安定したガスバリヤー性を付与するため、
ガスバリヤー層を成膜する前にシランカップリング剤を
含むエポキシアクリレート紫外線硬化樹脂をアンカー層
としてコーティングすると高分子フィルム表面が傷つき
にくく鏡面となり、かつガスバリヤー層と高分子フィル
ムの密着力が向上するため結果的に強固に密着しかつ緻
密なガスバリヤー層を形成することが可能となる。
【0012】アンカーコーティング層のシランカップリ
ング剤の添加量は、0.5〜1重量%が望ましい。シラ
ンカップリング剤としては、例えば信越化学(株)のK
BM−503、KBM−803、日本ユニカー(株)の
A−187が用いられるが、特にエポキシ基、アミノ
基、メルカプトン基を有するものが好ましい。エポキシ
アクリレートプレポリマーは、融点が50℃以上のもの
が好ましく、例えば昭和高分子(株)のVR−60があ
げられる。
ング剤の添加量は、0.5〜1重量%が望ましい。シラ
ンカップリング剤としては、例えば信越化学(株)のK
BM−503、KBM−803、日本ユニカー(株)の
A−187が用いられるが、特にエポキシ基、アミノ
基、メルカプトン基を有するものが好ましい。エポキシ
アクリレートプレポリマーは、融点が50℃以上のもの
が好ましく、例えば昭和高分子(株)のVR−60があ
げられる。
【0013】ガスバリヤー層を覆う保護コーティング層
としては、エポキシアクリレートプレポリマーにシラン
カップリング剤を添加したものを紫外線硬化させたもの
が上げられる。該保護コーティング層は、透明でかつガ
スバリヤー層に対して密着力があり、かつ透明導電層形
成時に電極膜膜質を損なうようなガスの発生がないこと
をみいだした。
としては、エポキシアクリレートプレポリマーにシラン
カップリング剤を添加したものを紫外線硬化させたもの
が上げられる。該保護コーティング層は、透明でかつガ
スバリヤー層に対して密着力があり、かつ透明導電層形
成時に電極膜膜質を損なうようなガスの発生がないこと
をみいだした。
【0014】保護コーティング層のシランカップリング
剤の添加量は、0.5〜1重量%が望ましい。シランカ
ップリング剤としては、例えば信越化学(株)のKBM
−503、KBM−803,日本ユニカー(株)のA−
187が用いられるが、特にエポキシ基、アミノ基、メ
ルカプトン基を有するものが好ましい。エポキシアクリ
レートプレポリマーは、融点が、50℃以上のものが好
ましく、例えば昭和高分子(株)のVR−60があげら
れる。
剤の添加量は、0.5〜1重量%が望ましい。シランカ
ップリング剤としては、例えば信越化学(株)のKBM
−503、KBM−803,日本ユニカー(株)のA−
187が用いられるが、特にエポキシ基、アミノ基、メ
ルカプトン基を有するものが好ましい。エポキシアクリ
レートプレポリマーは、融点が、50℃以上のものが好
ましく、例えば昭和高分子(株)のVR−60があげら
れる。
【0015】ガスバリヤー層と保護コーティング層との
密着力をより向上させるために、ガスバリヤー層の上に
アンカー層を設けても良い。アンカー層としては、例え
ば旭電化(株)のEXP−49−10等ビスフェノール
A型のエポキシ熱硬化樹脂が上げられる。
密着力をより向上させるために、ガスバリヤー層の上に
アンカー層を設けても良い。アンカー層としては、例え
ば旭電化(株)のEXP−49−10等ビスフェノール
A型のエポキシ熱硬化樹脂が上げられる。
【0016】本発明の積層フィルムの製造方法としては
特に規定されず、前述の方法で作製される。透明導電層
の形成法としては、積層フィルムの上に従来から公知の
真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法等の
物理的堆積法が適用できる。透明導電層の材質として
は、特に限定されず、例えばIn、Snの合金酸化物等
を用いることができる。
特に規定されず、前述の方法で作製される。透明導電層
の形成法としては、積層フィルムの上に従来から公知の
真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法等の
物理的堆積法が適用できる。透明導電層の材質として
は、特に限定されず、例えばIn、Snの合金酸化物等
を用いることができる。
【0017】
<実施例1>高分子フィルムに厚さ100μmのポリエ
ーテルスルフォンフィルム(住友ベークライト製)を用
い、その両面にアンカーコーティング層として、分子量
約1040、融点55℃のエポキシアクリレートプレポ
リマー(昭和高分子(株)製VR−60)100重量
部、ジエチレングリコール200重量部、酢酸エチル1
00重量部、ベンゼンエチルエーテル2重量部、シラン
カップリング剤(信越化学(株)製KBM−503)1
重量部を50℃にて撹はん溶解して均一な溶液をディッ
プ法により塗布し、80℃10分加熱した後紫外線を照
射して形成した。ガスバリヤー層としてアンカーコーテ
ィング層の片面上に、バルクに対する相対重量密度95
%以上のIn、Sn(SnO2 10wt%含有)の合
金酸化物ターゲットを用いたプレーナーマグネトロンス
パッタリングにより、厚み200Å、比抵抗5×10-4
Ω・cmのIn、Snの合金酸化膜を形成し、積層フィ
ルムを作製した。X線回折装置によりガスバリアー層に
は結晶性の膜が形成されていることが確認された。
ーテルスルフォンフィルム(住友ベークライト製)を用
い、その両面にアンカーコーティング層として、分子量
約1040、融点55℃のエポキシアクリレートプレポ
リマー(昭和高分子(株)製VR−60)100重量
部、ジエチレングリコール200重量部、酢酸エチル1
00重量部、ベンゼンエチルエーテル2重量部、シラン
カップリング剤(信越化学(株)製KBM−503)1
重量部を50℃にて撹はん溶解して均一な溶液をディッ
プ法により塗布し、80℃10分加熱した後紫外線を照
射して形成した。ガスバリヤー層としてアンカーコーテ
ィング層の片面上に、バルクに対する相対重量密度95
%以上のIn、Sn(SnO2 10wt%含有)の合
金酸化物ターゲットを用いたプレーナーマグネトロンス
パッタリングにより、厚み200Å、比抵抗5×10-4
Ω・cmのIn、Snの合金酸化膜を形成し、積層フィ
ルムを作製した。X線回折装置によりガスバリアー層に
は結晶性の膜が形成されていることが確認された。
【0018】ガスバリヤー層の上にアンカー層をエポキ
シビスフェノールA型熱硬化樹脂(旭電化(株)製EP
X−49−10)を同量の酢酸メチルで希釈してバーコ
ーターにてコーティングした後80℃で2時間硬化させ
ることにより形成した。その上に保護コートティング層
を分子量約1040、融点55℃のエポキシアクリレー
トプレポリマー(昭和高分子(株)製VR−60)10
0重量部、ジエチレングリコール200重量部、酢酸エ
チル100重量部、ベンゼンエチルエーテル2重量部、
シランカップリング剤(信越化学(株)製KBM−50
3)1重量部を50℃にて撹はん溶解して均一な溶液を
バーコーターにより塗布し、80℃10分加熱した後紫
外線を照射して形成した。ガスバリアー層を形成した面
とは反対のポリエーテルスルフォンフィルム面にリアク
ティブマグネトロンスパッタ装置により、厚さ300Å
のIn、Snの合金酸化物膜の透明導電層を形成し透明
導電素子とした。
シビスフェノールA型熱硬化樹脂(旭電化(株)製EP
X−49−10)を同量の酢酸メチルで希釈してバーコ
ーターにてコーティングした後80℃で2時間硬化させ
ることにより形成した。その上に保護コートティング層
を分子量約1040、融点55℃のエポキシアクリレー
トプレポリマー(昭和高分子(株)製VR−60)10
0重量部、ジエチレングリコール200重量部、酢酸エ
チル100重量部、ベンゼンエチルエーテル2重量部、
シランカップリング剤(信越化学(株)製KBM−50
3)1重量部を50℃にて撹はん溶解して均一な溶液を
バーコーターにより塗布し、80℃10分加熱した後紫
外線を照射して形成した。ガスバリアー層を形成した面
とは反対のポリエーテルスルフォンフィルム面にリアク
ティブマグネトロンスパッタ装置により、厚さ300Å
のIn、Snの合金酸化物膜の透明導電層を形成し透明
導電素子とした。
【0019】透明導電層を形成する前に、濃度1規定、
液温30℃のHClに5分間浸せきする前後で酸素ガス
バリヤー性を測定したところ、処理前後ともに0.3c
c/m2・day・atm(23℃、60%RH)であ
った。酸素ガスバリヤー性の測定はASTM D−39
85に準拠し、Modern Control社製の酸
素透過試験器OX−TRAN100型を用いて測定し
た。
液温30℃のHClに5分間浸せきする前後で酸素ガス
バリヤー性を測定したところ、処理前後ともに0.3c
c/m2・day・atm(23℃、60%RH)であ
った。酸素ガスバリヤー性の測定はASTM D−39
85に準拠し、Modern Control社製の酸
素透過試験器OX−TRAN100型を用いて測定し
た。
【0020】更に透明導電層を形成する前に、図1に示
すような測定セルに、ガスバリヤー層、アンカー層、保
護層を施した積層フィルムを用いて、純度99.99%
のアルゴンガス、酸素検知薬(三菱ガス化学製エージレ
スアイ−CS)を封入したものを2セット準備した。酸
素検知薬は酸素濃度が0.1%以下の場合はピンク色を
示し、酸素濃度が0.5%以上となると青色を示すもの
である。封入直後の酸素検知薬は酸素濃度が0.1%以
下を示すピンク色を示していた。保管(放置)条件とし
て、室温雰囲気及び高温高湿60℃、90%HR雰囲気
とし、それぞれの条件で酸素検知薬が青色となった日数
を測定した。室温放置で90日後、高温高湿60℃、9
0%HR雰囲気保管で100日後に酸素検知薬は青色と
なり、酸素が積層フィルムを通して測定セル内に拡散し
たことを示した。更に作製した透明導電素子を用い、図
2に示すような液晶パネルを作製し、1年間空調してい
ない部品保管室に放置したが表示欠陥はまったくなかっ
た。
すような測定セルに、ガスバリヤー層、アンカー層、保
護層を施した積層フィルムを用いて、純度99.99%
のアルゴンガス、酸素検知薬(三菱ガス化学製エージレ
スアイ−CS)を封入したものを2セット準備した。酸
素検知薬は酸素濃度が0.1%以下の場合はピンク色を
示し、酸素濃度が0.5%以上となると青色を示すもの
である。封入直後の酸素検知薬は酸素濃度が0.1%以
下を示すピンク色を示していた。保管(放置)条件とし
て、室温雰囲気及び高温高湿60℃、90%HR雰囲気
とし、それぞれの条件で酸素検知薬が青色となった日数
を測定した。室温放置で90日後、高温高湿60℃、9
0%HR雰囲気保管で100日後に酸素検知薬は青色と
なり、酸素が積層フィルムを通して測定セル内に拡散し
たことを示した。更に作製した透明導電素子を用い、図
2に示すような液晶パネルを作製し、1年間空調してい
ない部品保管室に放置したが表示欠陥はまったくなかっ
た。
【0021】<比較例1>バリヤー層をPVA(日本合
成化学工業(株)製、商品名ゴーセノール)をメイヤー
バーコート法により乾燥後の厚みが50μmになるよう
塗布し、120℃で6分乾燥したものとした以外は実施
例1と同様にして作った積層フィルムにおいて、電極形
成前の状態での常温での酸素ガスバリヤー性(23℃、
60%RH)は0.5cc/m2・day・atmであ
り、濃度1規定、液温30℃のHClに5分間浸せきし
た後測定したところ、同じく0.5cc/m2・day
・atmと良好なバリヤー性が得られた。
成化学工業(株)製、商品名ゴーセノール)をメイヤー
バーコート法により乾燥後の厚みが50μmになるよう
塗布し、120℃で6分乾燥したものとした以外は実施
例1と同様にして作った積層フィルムにおいて、電極形
成前の状態での常温での酸素ガスバリヤー性(23℃、
60%RH)は0.5cc/m2・day・atmであ
り、濃度1規定、液温30℃のHClに5分間浸せきし
た後測定したところ、同じく0.5cc/m2・day
・atmと良好なバリヤー性が得られた。
【0022】次に実施例1と同様にして、酸素検知薬
(三菱ガス化学製エージレスアイ−CS)を用いて酸素
の透過を確認した。室温放置及び高温高湿60℃、90
%HR雰囲気でそれぞれ保管したが、室温放置は60日
後、高温高湿では4日後に酸素が積層フィルムを通して
測定セル内に拡散し、酸素濃度が0.5%以上になった
ことを示す酸素検知薬の変色を認めた。この結果から、
60℃、90%RHにおいては積層フィルムのガスバリ
ヤー性は明らかに低下しており、変色するまでの日数に
反比例するためガスバリヤー性は約6.8cc/m2・
day・atmまで低下していると見なせる。更に作製
した透明導電素子を用い、実施例1と同様にして図2に
示すような液晶パネルを作製し、1年間空調していない
部品保管室に放置したところ数にして50%の表示欠陥
が発生した。
(三菱ガス化学製エージレスアイ−CS)を用いて酸素
の透過を確認した。室温放置及び高温高湿60℃、90
%HR雰囲気でそれぞれ保管したが、室温放置は60日
後、高温高湿では4日後に酸素が積層フィルムを通して
測定セル内に拡散し、酸素濃度が0.5%以上になった
ことを示す酸素検知薬の変色を認めた。この結果から、
60℃、90%RHにおいては積層フィルムのガスバリ
ヤー性は明らかに低下しており、変色するまでの日数に
反比例するためガスバリヤー性は約6.8cc/m2・
day・atmまで低下していると見なせる。更に作製
した透明導電素子を用い、実施例1と同様にして図2に
示すような液晶パネルを作製し、1年間空調していない
部品保管室に放置したところ数にして50%の表示欠陥
が発生した。
【0023】
【発明の効果】本発明により、工業的設備での液晶表示
装置組み立て時に機械的、化学的な損傷を受けない、透
明性、ガスバリヤー性、耐久性に優れた積層フィルムを
提供することが可能となった。
装置組み立て時に機械的、化学的な損傷を受けない、透
明性、ガスバリヤー性、耐久性に優れた積層フィルムを
提供することが可能となった。
【図1】酸素ガスのバリアー性の試験方法を示す模式図
である。
である。
【図2】本発明の液晶表示素子を用いた液晶パネルの一
例である。
例である。
1.クランプ 2及び5.密封容器 3.測定フィルム 4.ガスケット 6.酸素検知薬 7及び12.積層フィルム板 8及び13.配向膜 9及び14.透明電極 10.シール剤 11.液晶
Claims (4)
- 【請求項1】 高分子フィルムを基材とし、少なくとも
片側にガスバリヤー層を有し、高温高湿度雰囲気での酸
素ガスバリヤー性が0.5cc/m2・day・atm
以下であることを特徴とする積層フィルム。 - 【請求項2】 該ガスバリヤー層が100〜5000Å
厚の無機薄膜層であることを特徴とする請求項1記載の
積層フィルム。 - 【請求項3】 高分子フィルムを基材とし、少なくとも
片側にガスバリヤー層を有し、高温高湿度雰囲気での酸
素ガスバリヤー性が0.5cc/m2・day・atm
以下である積層フィルムを基板として用いることを特徴
とする液晶表示素子。 - 【請求項4】 該ガスバリヤー層が100〜5000Å
厚の無機薄膜層であることを特徴とする請求項3記載の
液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9141564A JPH10329254A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 積層フィルム及び液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9141564A JPH10329254A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 積層フィルム及び液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10329254A true JPH10329254A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15294915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9141564A Pending JPH10329254A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 積層フィルム及び液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10329254A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08323912A (ja) * | 1995-05-30 | 1996-12-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 透明導電積層フイルム |
| JPH08336927A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-12-24 | Daicel Chem Ind Ltd | バリア性複合フィルムおよびその製造方法 |
| JPH0929885A (ja) * | 1995-07-19 | 1997-02-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 透明導電性フィルム |
| JPH0939151A (ja) * | 1995-07-31 | 1997-02-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 透明導電性フィルム |
| JPH09123333A (ja) * | 1995-10-30 | 1997-05-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 積層フィルム |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP9141564A patent/JPH10329254A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08336927A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-12-24 | Daicel Chem Ind Ltd | バリア性複合フィルムおよびその製造方法 |
| JPH08323912A (ja) * | 1995-05-30 | 1996-12-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 透明導電積層フイルム |
| JPH0929885A (ja) * | 1995-07-19 | 1997-02-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 透明導電性フィルム |
| JPH0939151A (ja) * | 1995-07-31 | 1997-02-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 透明導電性フィルム |
| JPH09123333A (ja) * | 1995-10-30 | 1997-05-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 積層フィルム |
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