JPH1045557A - 抗菌性低刺激化粧料 - Google Patents

抗菌性低刺激化粧料

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JPH1045557A
JPH1045557A JP8220610A JP22061096A JPH1045557A JP H1045557 A JPH1045557 A JP H1045557A JP 8220610 A JP8220610 A JP 8220610A JP 22061096 A JP22061096 A JP 22061096A JP H1045557 A JPH1045557 A JP H1045557A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効な抗菌作用を示し、且つ皮膚に対し一次
刺激性や感作性を示さないだけでなく、化粧料使用時の
刺すような痛みやヒリヒリ感,チクチク感といった不快
感をも与えない化粧料を得る。 【構成】 一般式(1),一般式(2)及び一般式
(3)で示されるN-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及
びその酸付加塩より選ばれる1種又は2種以上と、地楡
の抽出物又は粉砕物を併用して成る。 【化1】 【化2】 【化3】 (但し、一般式(1)〜一般式(3)中、RCOは炭素
数6〜20の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Xは-NH2
-OCH3,-OC25,-OC37,-OC49又は-OC
265を示し、一般式(2)中、nは3又は4を示
す。)地楡の抽出物又は粉砕物との併用により、抗菌活
性が相乗的に増強され、皮膚に対する刺激性や使用時の
不快感を緩和することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、優れた抗菌性を有
し、細菌,カビなどの微生物により汚染されることのな
い、安定で且つ皮膚に対する刺激性の低い化粧料に関す
る。さらに詳しくは、N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導
体及びその酸付加塩の1種又は2種以上と、生薬の一種
である地楡の抽出物又は粉砕物を併用してなる抗菌性の
高い低刺激化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧水,乳液,クリーム等、水を
含有する化粧料においては、製造時及び使用時における
細菌,カビ等の微生物の混入による変質を防止するた
め、種々の防腐防黴剤が使用されてきた。かかる防腐剤
としては、イソプロピルメチルフェノール,パラオキシ
安息香酸エステル,フェノキシエタノール,ヒノキチオ
ール等のフェノール類、安息香酸及びその塩,サリチル
酸及びその塩,デヒドロ酢酸及びその塩,ソルビン酸及
びその塩等の酸類、塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼ
トニウム,塩化アルキルトリメチルアンモニウム等の第
4級アンモニウム類、塩酸アルキルアミノエチルグリシ
ン,塩化ステアリルヒドロキシエチルベタインナトリウ
ム等の両性界面活性剤、感光素等が用いられている。
【0003】しかし、上記の防腐防黴剤には皮膚に対す
る一次刺激性,感作性或いは光感作性の報告されている
ものが多く、安全性の面から化粧品原料基準において配
合量が規制されており、実際に有効な抗菌活性を示す量
を配合できないことが多い。さらに、皮膚に対して発
赤,発疹,浮腫といった刺激或いは感作反応を示さなく
ても、化粧料を使用する際に刺すような痛みやヒリヒリ
する感じ又はチクチクする感じといった不快感を与える
ことも知られている。また、化粧料の基剤や他の配合成
分との相互作用により、充分な抗菌活性を示さない場合
もある。
【0004】例えば、イソプロピルメチルフェノール,
パラオキシ安息香酸エステル,ソルビン酸などの油溶性
防腐防黴剤は、高分子増粘剤や粉体を含む化粧料に配合
した場合、吸着などにより抗菌活性が低下する。また、
界面活性剤を含有する化粧料においては、界面活性剤ミ
セルへの取り込みによりやはり抗菌活性の低下が見られ
る。かといって、充分な抗菌活性を期待して多量を配合
すると、低温での結晶析出等、製品の安定性上の問題が
生じる。
【0005】また、安息香酸塩,サリチル酸塩,デヒド
ロ酢酸塩等の水溶性防腐防黴剤は、化粧料のpHが弱酸
性でないと有効ではなく、酸性下にて使用する場合であ
っても、酸性が強くなるに従い水に対する溶解度が低下
し、結晶の析出を来すことがある。
【0006】さらに、第4級アンモニウム類や両性界面
活性剤については、皮膚刺激性,願粘膜刺激性が認めら
れたり、発泡しやすい,酸性側で抗菌活性が低下する,
陰イオン性物質との相互作用などの実使用上の問題があ
る。一方、親水性の陽イオン性界面活性剤として汎用さ
れるN-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸付加
塩は、殺菌性洗浄剤として古くから知られており(特公
昭51−5413)、それらの一種であるN-ココイル-L
-アルギニンエチルエステル-DL-ピロリドンカルボン酸
塩は、「CAE」の商品名で市販されているが、化粧料
のように多種類の原料を含有する複雑な系では、配合し
た濃度に対して期待したとおりの抗菌効果が得られず、
十分な抗菌作用を示すまで増量した場合には安定性が低
下するという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、化粧料基剤や他の配合成分により抗菌活性が低下
することなく、有効な抗菌作用を示し、且つ可能な限り
防腐防黴剤の配合量を少なくして、皮膚に対し一次刺激
性や感作性を示さないだけでなく、化粧料使用時の刺す
ような痛みやヒリヒリ感,チクチク感といった不快感を
も与えない化粧料を得ることを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、安定性が高く、皮膚に対する刺激性の低い防腐防黴
系を検討した結果、N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体
及びその酸付加塩の1種又は2種以上と、生薬の一種で
ある地楡の抽出物又は粉砕物を併用して配合することに
より、相乗的に抗菌活性が向上するばかりか、皮膚に対
する刺激性や不快感が著しく低減することを見い出し、
本発明を完成するに至った。
【0009】N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びそ
の酸付加塩としては、次の一般式(1),一般式(2)
及び一般式(3)で示されるものより、1種又は2種以
上を選択して用いる。
【化1】
【化2】
【化3】(但し、一般式(1)〜一般式(3)中、RC
Oは炭素数6〜20の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Xは
-NH2,-OCH3,-OC25,-OC37,-OC49
又は-OCH265を示し、一般式(2)中、nは3又
は4を示す。)
【0010】例えば、N-カプロイル-L-アルギニンメチ
ルエステル塩酸塩,N-ラウロイル-L-アルギニンエチル
エステル-DL-ピロリドンカルボン酸塩,N-パルミトイル
-L-アルギニンエチルエステル塩酸塩,N-ココイル-L-ア
ルギニンエチルエステル-DL-ピロリドンカルボン酸塩,
N-カプロイル-L-リジンメチルエステル塩酸塩,N-ラウ
ロイル-L-リジンエチルエステル-DL-ピロリドンカルボ
ン酸塩,N-ミリストイル-L-リジンプロピルエステル塩
酸塩,N-ステアロイル-L-ヒスチジンメチルエステル塩
酸塩,N-オレオイル-L-ヒスチジンエチルエステル-DL-
ピロリドンカルボン酸塩などが例示される。
【0011】これらN-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体
及びその酸付加塩の1種又は2種以上は、通常0.01
〜0.5重量%で抗菌活性を示すが、化粧料のような複
雑な系に添加した場合には、十分な抗菌作用が認められ
ないことが多い。しかし、本発明においては相乗的な抗
菌活性の増強が認められ、0.001〜0.2重量%程
度の低濃度で十分な抗菌作用を示す。
【0012】本発明において、N-長鎖アシル塩基性アミ
ノ酸誘導体及びその酸付加塩と併用する生薬の一種であ
る地楡は、バラ科ワレモコウ(Sanguisorba officinali
s L.、Sanguisorba tenuifolia Fisch et Link、Sangui
sorba applanataSanguisorba alpina)の根及び根茎
で、止血収れん剤として古くから利用されてきた。ワレ
モコウには、ヒアルロニダーゼ失活効果(特開平2−1
1520)及び抗プラスミン効果(特開平1−6141
5)がすでに知られている。
【0013】地楡は化粧料の剤型に応じて粉砕物をその
まま用いてもよいが、溶媒で抽出したものを用いてもよ
い。これらの生薬及び植物の抽出物を得る溶媒として
は、水,エタノール,1,3-ブチレングリコール,プロピ
レングリコール,グリセリン,ジグリセリンから選ばれ
る1種又は2種以上が好ましい。抽出の際の地楡と溶媒
との比率は特に限定されるものではないが、地楡1に対
して溶媒2〜1000重量倍、特に抽出操作、効率の点
で5〜100重量倍が好ましい。また、抽出温度は室温
−常圧下で、溶剤の沸点以下の範囲とするのが便利であ
り、抽出時間は抽出温度などによって異なるが、2時間
〜2週間の範囲とするのが好ましい。
【0014】また、このようにして得られた地楡抽出物
は、抽出物をそのまま用いることもでき、また防腐防黴
作用を失わない範囲内で脱臭,精製等の操作を加えてか
ら配合することもでき、さらにはカラムクロマトグラフ
ィー等を用いて分画物としてもよい。さらに、これらの
抽出物や脱臭,精製物、分画物は、これらから溶媒を除
去することによって乾燥物とすることもでき、さらにア
ルコールなどの溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形
態で提供することができる。配合量は、0.01〜2
0.0重量%が適当である。
【0015】
【作用】N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸
付加塩単独では、0.01〜0.5重量%の範囲で抗菌
活性が認められるが、化粧料のような複雑な混合系に添
加した場合には期待したとおりの抗菌作用が得られない
ことが多い。しかしながら、本発明においては相乗的な
抗菌作用の増強が認められるため、N-長鎖アシル塩基性
アミノ酸誘導体及びその酸付加塩の1種又は2種以上を
0.001〜0.2重量%と低濃度配合した場合でも十
分な抗菌作用を発揮する。また生薬の一種である地楡の
抽出物又は粉砕物を併用することにより、皮膚に対する
刺激性,感作性、又は使用時に生じる刺すような痛み,
ヒリヒリ感,チクチク感といった不快感を大幅に低減し
うる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明にかかる発明は、特に水を
多く含有する系や、外相が水相である水中油型乳化系に
有用であり、化粧水,乳液,クリームなどの皮膚化粧
料、乳液状またはクリーム状のメイクアップベースロー
ション,ファンデーション、乳化型アイカラー又はチー
クカラー、水性懸濁型又は乳化型のアイライナー,マス
カラ等のメイクアップ化粧料、クレンジングローショ
ン,クレンジングジェル,液体石鹸などの洗浄化粧料、
シャンプー,ヘアリンスなどの毛髪用化粧料等として提
供できる。
【0017】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。
【0018】 [実施例1]化粧水 (1)エタノール 7.0(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 6.0 (3)グリセリン 2.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.6 (5)N-ココイル-L-アルギニンエチルエステル 0.2 -DL-ピロリドンカルボン酸塩 (6)地楡50重量%エタノール水溶液抽出物 1.0 (7)香料 0.06 (8)精製水 83.14 製法:(1)〜(7)の各成分を順次(8)に添加し、均一に
混合して調製する。
【0019】 [実施例2]乳液 (1)スクワラン 4.0(重量%) (2)トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 (3)2-エチルヘキサン酸セチル 3.0 (4)セタノール 0.6 (5)ステアリルアルコール 0.4 (6)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.2 (7)1,3-ブチレングリコール 6.0 (8)グリセリン 4.0 (9)ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン 0.8 モノステアリン酸エステル (10)N-ココイル-L-アルギニンメチルエステル 0.1 -DL-ピロリドンカルボン酸塩 (11)精製水 72.8 (12)地楡50重量%1,3-ブチレングリコール抽出物 5.0 (13)香料 0.1 製法:まず、(1)〜(6)の油相を混合し、加熱融解して
75℃に保つ。一方(7)〜(11)の水相を混合し、加熱溶
解して75℃とし、これに前記油相を攪拌しながら添加
して乳化する。冷却後40℃にて(12),(13)を添加,混
合する。
【0020】 [実施例3]クリーム (1)ステアリルアルコール 6.0(重量%) (2)ステアリン酸 2.0 (3)水素添加ラノリン 4.0 (4)スクワラン 9.0 (5)オクチルドデカノール 10.0 (6)ポリオキシエチレン(25EO)セチルアルコールエーテル 3.0 (7)グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0 (8)1,3-ブチレングリコール 6.0 (9)N-ココイル-L-アルギニンプロピルエステル塩酸塩 0.2 (10)精製水 56.2 (11)地楡30重量%プロピレングリコール抽出物 1.5 (12)香料 0.1 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,加熱して75℃と
する。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,加熱して7
5℃とし、これに前記油相を添加して乳化し、冷却後4
0℃にて(11),(12)を添加する。
【0021】 [実施例4]メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 12.0(重量%) (2)セタノール 2.0 (3)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0 (4)プロピレングリコール 10.0 (5)水酸化カリウム 0.2 (6)N-ラウロイル-L-リジンメチルエステル塩酸塩 0.15 (7)精製水 70.55 (8)地楡70重量%エタノール抽出物 1.5 (9)香料 0.1 (10)二酸化チタン 1.0 (11)ベンガラ 0.1 (12)黄酸化鉄 0.4 製法:(10)〜(12)を(4)で混練し、これを(5)〜(7)の
水相に添加,混合し、70℃に加熱する。一方、(1)〜
(3)の油相成分を混合,加熱して70℃とし、これを前
記水相に攪拌しながら添加して乳化する。乳化後冷却し
て40℃にて(8),(9)を添加する。
【0022】 [実施例5]乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.4(重量%) (2)モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 (3)セトステアリルアルコール 0.2 (4)液状ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 3.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.5 (7)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 (8)ベントナイト 0.5 (9)プロピレングリコール 4.0 (10)トリエタノールアミン 1.1 (11)N-ミリストイル-L-リジンエチルエステル塩酸塩 0.2 (12)精製水 55.3 (13)地楡50重量%1,3-ブチレングリコール抽出物 2.5 (14)香料 0.1 (15)酸化チタン 8.0 (16)タルク 4.0 (17)ベンガラ 3.0 (18)黄酸化鉄 2.5 (19)黒酸化鉄 0.5 製法:(15)〜(19)の顔料を混合後、粉砕機により粉砕す
る。(12)を70℃に加熱し、(8)を加えてよく膨潤さ
せ、これにあらかじめ(7)を(9)に分散させたものを加
え、さらに(10),(11)を添加し、溶解させる。(1)〜
(6)の油相は混合し、加熱融解して80℃とする。前記
顔料を水相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通して
75℃とし、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、冷
却後40℃にて(13),(14)を添加する。
【0023】 [実施例6]クリーム状ファンデーション (1)ステアリン酸 5.0(重量%) (2)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.5 (3)モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 (4)セトステアリルアルコール 1.0 (5)流動パラフィン 7.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.0 (7)ソルビトール 3.0 (8)トリエタノールアミン 1.2 (9)N-パルミトイル-L-リジンエチルエステル 0.2 -DL-ピロリドンカルボン酸塩 (10)精製水 45.0 (11)地楡50重量%グリセリン抽出物 3.0 (12)香料 0.1 (13)酸化チタン 8.0 (14)カオリン 5.0 (15)タルク 2.0 (16)ベントナイト 1.0 (17)ベンガラ 2.6 (18)黄酸化鉄 2.1 (19)黒酸化鉄 0.3 製法:(13)〜(19)の顔料を混合後、粉砕機により粉砕す
る。(7)〜(10)を混合,溶解させ、加熱する。(1)〜
(6)の油相は混合し、加熱溶解して80℃とする。前記
顔料を水相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通して
75℃とし、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、冷
却後40℃にて(11),(12)を添加する。
【0024】 [実施例7]乳化型アイカラー (1)ステアリン酸 8.0(重量%) (2)白色ワセリン 15.0 (3)パルミチン酸イソプロピル 5.0 (4)ラノリン 5.0 (5)1,3-ブチレングリコール 5.0 (6)トリエタノールアミン 2.0 (7)N-ステアロイル-L-リジンプロピルエステル 0.3 -DL-ピロリドンカルボン酸塩 (8)精製水 55.53 (9)地楡精製水抽出物 1.25 (10)ラベンダーエタノール抽出物 1.25 (11)香料 0.15 (12)赤色221号 0.02 (13)群青 1.50 製法:(5)〜(8)の水相を混合,溶解して加熱し、これ
にあらかじめ混合,粉砕した(12),(13)を添加,分散
し、75℃に加熱する。これにあらかじめ混合,加熱し
て均一とした(1)〜(4)を攪拌しながら添加して乳化
し、冷却後(9)〜(11)を添加,混合する。
【0025】 [実施例8]乳化型チークカラー (1)ミツロウ 3.0(重量%) (2)ステアリン酸 2.0 (3)セタノール 3.0 (4)ラノリン 3.0 (5)流動パラフィン 15.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 7.0 (7)ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン モノステアリン酸エステル 4.2 (8)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.8 (9)グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0 (10)プロピレングリコール 5.0 (11)トリエタノールアミン 0.6 (12)N-カプロイル-L-アルギニンエチルエステル塩酸塩 0.15 (13)精製水 48.8 (14)地楡50重量%ジプロピレングリコール抽出物 2.0 (15)香料 0.15 (16)赤色202号 0.05 (17)黄酸化鉄 2.25 製法:(10)〜(13)の水相を混合,溶解して加熱し、これ
にあらかじめ混合,粉砕した(16),(17)を添加,分散
し、75℃に加熱する。これにあらかじめ混合,加熱し
て均一とした(1)〜(9)を攪拌しながら添加して乳化
し、冷却後(14),(15)を添加,混合する。
【0026】 [実施例9]乳化型アイライナー (1)ステアリン酸 3.5(重量%) (2)ミツロウ 2.0 (3)カルナウバロウ 0.5 (4)マイクロクリスタリンワックス 5.0 (5)1,3-ブチレングリコール 7.0 (6)トリエタノールアミン 1.5 (7)N-ココイル-L-アルギニンエチルエステル 0.2 -DL-ピロリドンカルボン酸塩 (8)精製水 40.2 (9)地楡精製水抽出物 10.0 (10)香料 0.1 (11)3.0重量%ベントナイト抽出物 20.0 (12)酸化チタン 8.0 (13)カーボンブラック 2.0 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合・加熱して溶解させ
る。これに(5)〜(8)の水相を混合,加熱し、攪拌しな
がら加えて乳化する。次いで、この乳化物に(11)〜(13)
を加え、コロイドミルを通して分散させた後冷却し、4
0℃にて(9),(10)を加える。
【0027】 [実施例10]水性懸濁型マスカラ (1)50重量%酢酸ビニルエマルション 30.0(重量%) (2)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 (3)1,3-ブチレングリコール 3.0 (4)N-オレオイル-L-ヒスチジンメチルエステル塩酸塩 0.15 (5)地楡1,3-ブチレングリコール抽出物 8.0 (6)酸化チタン 8.0 (7)カーボンブラック 1.6 (8)ベンガラ 0.4 (9)精製水 47.85 製法;(9)に(2)〜(5)を添加して溶解させ、次いで
(6)〜(8)を添加し、コロイドミルを通して分散させ
る。これに(1)を加え、均一に分散させる。
【0028】 [実施例11]シャンプー (1)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 18.0(重量%) (2)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0 (3)N-ココイル-L-アルギニンアミド塩酸塩 0.05 (4)地楡精製水抽出物 5.0 (5)黄色4号1重量%水溶液 0.1 (6)香料 0.1 (7)精製水 74.75 製法;(1)〜(6)を順次(7)に添加し、均一に混合,溶
解させる。
【0029】 [実施例12]ヘアリンス (1)セタノール 3.0(重量%) (2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 (3)グリセリン 3.0 (4)N-ステアロイル-L-リジンアミド 0.1 -DL-ピロリドンカルボン酸 (5)緑色3号1重量%水溶液 0.2 (6)地楡30重量%1,3-ブチレングリコール抽出物 3.0 (7)香料 0.1 (8)精製水 89.9 製法;(8)に(3)〜(5)を加え、70℃に加熱する。一
方(1),(2)を混合,溶解し、70℃に加熱する。この
油相を攪拌しながら先に調製した水相に徐々に加えて予
備乳化し、ホモミキサーを加えて均一とした後冷却し、
40℃にて(6),(7)を添加する。
【0030】 [実施例13]スクラブ入り洗顔料 (1)ステアリン酸 10.0(重量%) (2)パルミチン酸 10.0 (3)ミリスチン酸 12.0 (4)ラウリン酸 4.0 (5)オレイルアルコール 1.5 (6)ラノリンアルコール 1.0 (7)2-フェノキシエタノール 0.15 (8)水酸化カリウム 6.0 (9)精製水 53.45 (10)香料 0.1 (11)地楡粉砕スクラブ(平均粒径0.5mm) 1.8 製法:(1)〜(6)の油相及び(8),(9)の水相をそれぞ
れ75℃に混合加熱溶解した後、油相に水相を加えてケ
ン化する。冷却後40℃で(10),(11)を添加して混合す
る。
【0031】次に、上記の実施例1〜13について、抗
菌活性,皮膚刺激性及び使用時の不快感について評価を
行った。また同時に表1に示す比較例についても同様に
評価を行った。
【0032】
【表1】
【0033】(1)抗菌活性の評価 細菌として、大腸菌
Escherichia coli),黄色ブドウ球菌(Staphylococc
us aureus),緑濃菌(Pseudomonas aeruginosa)、真
菌としてカンジダ(Candida albicans),黒カビ(Asperg
illus niger)を用い、試料1g当たり細菌は106個,
真菌は105個を植菌し、37℃及び25℃でそれぞれ
培養して、2週間後の生菌数を測定した。また、実施例
11,実施例12及び比較例11,比較例12について
は細菌として緑濃菌(Pseudomonas aeruginosa)、真菌
としては上記のカンジダ(Candida albicans),黒カビ
Aspergillus niger)及びフケ菌(Pityrosporum oval
e)を用いて、実施例13及び比較例13については細
菌としてアクネ菌(Propionibacterium acnes)及び尋
常変形菌(Proteus vulgaris)を真菌としてはカンジダ
(Candida albicans)及び黒カビ(Aspergillus niger
を用いて同様に試験した。なお、抗菌活性は2週間後
に、細菌については死滅した場合、真菌については生菌
数が1/1000となった場合に十分であると判断され
る。評価結果を表2〜表4に示した。
【0034】
【表2】
【0035】表2より本発明の実施例1〜10において
は、いずれも細菌及び真菌の双方に対して十分な抗菌活
性が認められていた。これに対し、N-長鎖アシル塩基性
アミノ酸誘導体の酸付加塩,地楡の何れか一方しか含有
しない比較例においては、細菌及び真菌のいずれに対し
ても十分な抗菌活性の認められたものは皆無であった。
【0036】
【表3】
【0037】表3より、本発明の実施例11及び実施例
12はいずれも、細菌及び真菌に対し、良好な抗菌活性
を示すことが認められる。また、フケ菌に対して有効な
殺菌効果を有することから、フケ防止効果をも発揮する
ことが示される。これに対し、比較例では細菌及び真菌
のいずれに対しても十分な抗菌活性は認められていなか
った。
【0038】
【表4】
【0039】表4においても、本発明の実施例13が十
分な抗菌活性を示し、良好な殺菌効果を発揮することが
認められる。また、アクネ菌に対しても殺菌効果を有す
ることから、ニキビ予防効果をも発揮することが示され
る。一方比較例13は、十分な抗菌活性を示していなか
った。
【0040】(2)皮膚刺激性の評価 各試料について、
男性パネラー20名を用いて48時間の閉塞貼付試験を
行い、表5に示す判定基準により評価し、20名の皮膚
刺激指数の平均値を求めた。なお、実施例11〜実施例
13及び比較例11〜比較例13については、1.0重
量%水溶液にて評価を行った。
【0041】
【表5】
【0042】(3)使用時の不快感の評価 女性パネラー
20名を一群とし、各群に各試料をそれぞれ使用させ、
塗布後30秒から1分後の間に感じる刺すような痛み、
ヒリヒリ感,チクチク感といった不快感について評価さ
せた。評価結果は、「非常に強く感じる;5点」,「や
や強く感じる;4点」,「感じる;3点」,「少し感じ
る;2点」,「微妙に感じる;1点」,「感じない;0
点」として評価し、20名の平均値にて示した。なお、
本評価についても、実施例11〜実施例13及び比較例
11〜比較例13については、1.0重量%水溶液にて
評価を行った。以上の結果は表6にまとめて示した。
【0043】
【表6】
【0044】表6において、本発明の実施例は、いずれ
も皮膚刺激性,使用時の不快感ともにほとんど認められ
ておらず、使用時の不快感についても微妙に感じたパネ
ラーが存在する程度であった。N-長鎖アシル塩基性アミ
ノ酸誘導体の酸付加塩を0.2重量%含有する実施例
1,実施例3及び実施例9においても、非常に低く抑え
られていた。これに対して、N-長鎖アシル塩基性アミノ
酸誘導体の酸付加塩0.2重量%とエタノール7.0重
量%を含有する比較例1,前記付加塩0.15重量%と
プロピレングリコール10.0重量%を含有する比較例
4及び前記付加塩015重量%と樹脂エマルションを含
有する比較例10において、わずかな紅斑或いは浮腫の
発生が認められ、皮膚刺激指数が若干高くなっていた。
また、これらを使用した群で不快感を感じたパネラーが
多くなっていた。更に、前記付加塩0.05重量%を含
有するシャンプーである比較例11使用群においても、
かなりのパネラーが使用時に不快感を感じていた。ま
た、界面活性剤含有量の高い比較例12及び比較例13
において、皮膚刺激指数,使用時の不快感とも高い価で
あった。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により抗菌
作用が相乗的に強化され、しかも皮膚刺激性のみなら
ず、使用時の刺すような痛み、ヒリヒリ感,チクチク感
といった不快感もほとんど感じられない抗菌性化粧料を
得ることができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1),一般式(2)及び一般式
    (3)で示されるN-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及
    びその酸付加塩より選ばれる1種又は2種以上と、地楡
    の抽出物又は粉砕物を併用することを特徴とする、抗菌
    性低刺激化粧料。 【化1】 【化2】 【化3】 (但し、一般式(1)〜一般式(3)中、RCOは炭素
    数6〜20の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Xは-NH2
    -OCH3,-OC25,-OC37,-OC49又は-OC
    265を示し、一般式(2)中、nは3又は4を示
    す。)
  2. 【請求項2】N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びそ
    の酸付加塩の1種又は2種以上の配合量が、0.001
    〜0.5重量%、地楡の抽出物又は粉砕物の配合量が、
    0.01〜20.0重量%であることを特徴とする請求
    項1に記載の抗菌性低刺激化粧料。
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