JPH1045558A - 抗菌性低刺激化粧料 - Google Patents
抗菌性低刺激化粧料Info
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- JPH1045558A JPH1045558A JP8220611A JP22061196A JPH1045558A JP H1045558 A JPH1045558 A JP H1045558A JP 8220611 A JP8220611 A JP 8220611A JP 22061196 A JP22061196 A JP 22061196A JP H1045558 A JPH1045558 A JP H1045558A
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Abstract
刺激性や感作性を示さないだけでなく、化粧料使用時の
刺すような痛みやヒリヒリ感,チクチク感といった不快
感をも与えない化粧料を得る。 【構成】 多価アルコール及び多価アルコールのアルキ
ルエーテルより選ばれる1種又は2種以上と、地楡の抽
出物又は粉砕物を併用して成る。地楡の抽出物又は粉砕
物との併用により、抗菌活性が相乗的に増強され、皮膚
に対する刺激性や使用時の不快感を緩和することができ
る。
Description
し、細菌,カビなどの微生物により汚染されることのな
い、安定で且つ皮膚に対する刺激性の低い化粧料に関す
る。さらに詳しくは、多価アルコール及び多価アルコー
ルのアルキルエーテルより選んだ1種又は2種以上と、
生薬の一種である地楡の抽出物又は粉砕物を併用してな
る抗菌性の高い低刺激化粧料に関する。
含有する化粧料においては、製造時及び使用時における
細菌,カビ等の微生物の混入による変質を防止するた
め、種々の防腐防黴剤が使用されてきた。かかる防腐剤
としては、イソプロピルメチルフェノール,パラオキシ
安息香酸エステル,フェノキシエタノール,ヒノキチオ
ール等のフェノール類、安息香酸及びその塩,サリチル
酸及びその塩,デヒドロ酢酸及びその塩,ソルビン酸及
びその塩等の酸類、塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼ
トニウム,塩化アルキルトリメチルアンモニウム等の第
4級アンモニウム類、塩酸アルキルアミノエチルグリシ
ン,塩化ステアリルヒドロキシエチルベタインナトリウ
ム等の両性界面活性剤、感光素等が用いられている。
る一次刺激性,感作性或いは光感作性の報告されている
ものが多く、安全性の面から化粧品原料基準において配
合量が規制されており、実際に有効な抗菌活性を示す量
を配合できないことが多い。さらに、皮膚に対して発
赤,発疹,浮腫といった刺激或いは感作反応を示さなく
ても、化粧料を使用する際に刺すような痛みやヒリヒリ
する感じ又はチクチクする感じといった不快感を与える
ことも知られている。また、化粧料の基剤や他の配合成
分との相互作用により、充分な抗菌活性を示さない場合
もある。
パラオキシ安息香酸エステル,ソルビン酸などの油溶性
防腐防黴剤は、高分子増粘剤や粉体を含む化粧料に配合
した場合、吸着などにより抗菌活性が低下する。また、
界面活性剤を含有する化粧料においては、界面活性剤ミ
セルへの取り込みによりやはり抗菌活性の低下が見られ
る。かといって、充分な抗菌活性を期待して多量を配合
すると、低温での結晶析出等、製品の安定性上の問題が
生じる。
ロ酢酸塩等の水溶性防腐防黴剤は、化粧料のpHが弱酸
性でないと有効ではなく、酸性下にて使用する場合であ
っても、酸性が強くなるに従い水に対する溶解度が低下
し、結晶の析出を来すことがある。
活性剤については、皮膚刺激性,眼粘膜刺激性が認めら
れたり、発泡しやすい,酸性側で抗菌活性が低下する,
陰イオン性物質との相互作用などの実使用上の問題があ
る。一方、親水性の陽イオン性界面活性剤として汎用さ
れるN-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸付加
塩は、殺菌性洗浄剤として古くから知られており(特公
昭51−5413)、それらの一種であるN-ココイル-L
-アルギニンエチルエステル-DL-ピロリドンカルボン酸
塩は、「CAE」の商品名で市販されているが、化粧料
のように多種類の原料を含有する複雑な系では、配合し
た濃度に対して期待したとおりの抗菌効果が得られず、
十分な抗菌作用を示すまで増量した場合には安定性が低
下するという問題があった。
ては、化粧料基剤や他の配合成分により抗菌活性が低下
することなく、有効な抗菌作用を示し、且つ可能な限り
防腐防黴剤の配合量を少なくして、皮膚に対し一次刺激
性や感作性を示さないだけでなく、化粧料使用時の刺す
ような痛みやヒリヒリ感,チクチク感といった不快感を
も与えない化粧料を得ることを目的とした。
め、安定性が高く、皮膚に対する刺激性の低い防腐防黴
系を検討した結果、多価アルコール及び多価アルコール
のアルキルエーテルより選んだ1種又は2種以上と、生
薬の一種である地楡の抽出物又は粉砕物を併用して配合
することにより、相乗的に抗菌活性が向上するばかり
か、皮膚に対する刺激性や不快感が著しく低減すること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
使用される多価アルコールであれば用い得るが、特に分
子内に4個以下の水酸基を有するものが、相乗的な抗菌
活性を得る上で好ましい。例えば、エチレングリコー
ル,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,
プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,1,3-
ブチレングリコール,3-メチル-1,3-ブタンジオール
(イソプロピレングリコール),ヘキシレングリコー
ル,グリセリン,ジグリセリンなどが例示され、これら
より、1種又は2種以上を選択して用いる。
ルのアルキルエーテルとしては、グリコール類又はグリ
セリンのアルキルエーテルが好適に使用でき、とくに、
エチレングリコールモノメチルエーテル,エチレングリ
コールモノエチルエーテル(エチルエセロソルブ),エ
チレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソル
ブ),エチレングリコールジメチルエーテル,ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル(メチルカルビトー
ル),ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エチ
ルカルビトール),ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル,ジエチレングリコールジメチルエーテル,ジエ
チレングリコールジエチルエーテル,プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル,プロピレングリコールモノエ
チルエーテル,プロピレングリコールモノイソプロピル
エーテル,ジプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル,ジプロピレングリコールモノエチルエーテル,グリ
セリルモノパルミチルエーテル(キミルアルコール),
グリセリルモノステアリルエーテル(バチルアルコー
ル),グリセリルモノオレイルエーテル(セラキルアル
コール)等が好ましいものとして例示され、これらより
1種又は2種以上を選択して用いる。
のアルキルエーテルは、単独では50重量%以上で抗菌
活性を示すが、化粧料のような複雑な系に添加した場合
には、十分な抗菌作用が認められないことが多い。しか
し、本発明においては相乗的な抗菌活性の増強が認めら
れ、5.0〜10.0重量%程度の配合で十分な抗菌作
用を示す。
アルコールのアルキルエーテルと併用する生薬の一種で
ある地楡は、バラ科ワレモコウ(Sanguisorba officina
lisL.、Sanguisorba tenuifolia Fisch et Link、Sangu
isorba applanata、Sanguisorba alpina)の根及び根茎
で、止血収れん剤として古くから利用されてきた。ワレ
モコウには、ヒアルロニダーゼ失活効果(特開平2−1
1520)及び抗プラスミン効果(特開平1−6141
5)がすでに知られている。
まま用いてもよいが、溶媒で抽出したものを用いてもよ
い。これらの生薬及び植物の抽出物を得る溶媒として
は、水,エタノール,1,3−ブチレングリコール,プ
ロピレングリコール,グリセリン,ジグリセリンから選
ばれる1種又は2種以上が好ましい。抽出の際の地楡と
溶媒との比率は特に限定されるものではないが、地楡1
に対して溶媒2〜1000重量倍、特に抽出操作、効率
の点で5〜100重量倍が好ましい。また、抽出温度は
室温−常圧下で、溶剤の沸点以下の範囲とするのが便利
であり、抽出時間は抽出温度などによって異なるが、2
時間〜2週間の範囲とするのが好ましい。
は、抽出物をそのまま用いることもでき、また防腐防黴
作用を失わない範囲内で脱臭,精製等の操作を加えてか
ら配合することもでき、さらにはカラムクロマトグラフ
ィー等を用いて分画物としてもよい。さらに、これらの
抽出物や脱臭,精製物、分画物は、これらから溶媒を除
去することによって乾燥物とすることもでき、さらにア
ルコールなどの溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形
態で提供することができる。配合量は、0.01〜2
0.0重量%が適当である。
エーテルは、単独では5.0重量%以上の配合で抗菌活
性が認められるが、化粧料のような複雑な混合系に添加
した場合には期待したとおりの抗菌作用が得られないこ
とが多い。しかしながら、本発明においては相乗的な抗
菌作用の増強が認められるため、多価アルコール及び多
価アルコールのアルキルエーテルから選んだ1種又は2
種以上を5.0重量%以上含有する系において、地楡の
抽出物又は粉砕物を併用することにより、パラオキシ安
息香酸エステルや2-フェノキシエタノール等の防腐防黴
剤を配合しなくても十分な抗菌作用が得られ、皮膚に対
する刺激性や感作性のみならず、使用時に生じる刺すよ
うな痛み,ヒリヒリ感,チクチク感といった不快感を大
幅に低減し得る。
を多く含有する系や、外相が水相である水中油型乳化系
に有用であり、化粧水,乳液,クリームなどの皮膚化粧
料、メイクアップベースローション、クリーム状,乳液
状またはクリーム状のファンデーション、乳化型アイカ
ラー又はチークカラー、水性懸濁型又は乳化型のアイラ
イナー,マスカラ等のメイクアップ化粧料、クレンジン
グローション,クレンジングジェル,液体石鹸などの洗
浄化粧料、シャンプー,ヘアリンス,ヘアトニックなど
の毛髪用化粧料等として提供できる。
詳細に説明する。
混合して調製する。
75℃に保つ。一方(7)〜(10)の水相を混合し、加熱溶
解して75℃とし、これに前記油相を攪拌しながら添加
して乳化する。冷却後40℃にて(11),(12)を添加,混
合する。
する。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,加熱して7
5℃とし、これに前記油相を添加して乳化し、冷却後4
0℃にて(11),(12)を添加する。
水相に添加,混合し、70℃に加熱する。一方、(1)〜
(3)の油相成分を混合,加熱して70℃とし、これを前
記水相に攪拌しながら添加して乳化する。乳化後冷却し
て40℃にて(8),(9)を添加する。
る。(12)を70℃に加熱し、(9)を加えてよく膨潤さ
せ、これにあらかじめ(8)を(10)に分散させたものを加
え、さらに(11)を添加し、溶解させる。(1)〜(7)の油
相は混合し、加熱融解して80℃とする。前記顔料を水
相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通して75℃と
し、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、冷却後40
℃にて(13),(14)を添加する。
る。(7)〜(10)を混合,溶解させ、加熱する。(1)〜
(6)の油相は混合し、加熱溶解して80℃とする。前記
顔料を水相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通して
75℃とし、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、冷
却後40℃にて(11),(12)を添加する。
にあらかじめ混合,粉砕した(12),(13)を添加,分散
し、75℃に加熱する。これにあらかじめ混合,加熱し
て均一とした(1)〜(4)を攪拌しながら添加して乳化
し、冷却後(9)〜(11)を添加,混合する。
にあらかじめ混合,粉砕した(16),(17)を添加,分散
し、75℃に加熱する。これにあらかじめ混合,加熱し
て均一とした(1)〜(10)を攪拌しながら添加して乳化
し、冷却後(14),(15)を添加,混合する。
る。これに(5)〜(8)の水相を混合,加熱し、攪拌しな
がら加えて乳化する。次いで、この乳化物に(11)〜(13)
を加え、コロイドミルを通して分散させた後冷却し、4
0℃にて(9),(10)を加える。
(6)〜(8)を添加し、コロイドミルを通して分散させ
る。これに(1)を加え、均一に分散させる。
び(2)に(4)〜(6)を溶解させて加え、70℃に加熱し
て均一に溶解させる。次いで冷却して40℃にて(9),
(10)を添加し、最後に(8)を加えて中和する。
方(1)〜(4)を混合,溶解し、70℃に加熱する。この
油相を攪拌しながら先に調製した水相に徐々に加えて予
備乳化し、ホモミキサーを加えて均一とした後冷却し、
40℃にて(6),(8)を添加する。
菌活性,皮膚刺激性及び使用時の不快感について評価を
行った。また同時に表1に示す比較例についても同様に
評価を行った。
(Escherichia coli),黄色ブドウ球菌(Staphylococc
us aureus),緑濃菌(Pseudomonas aeruginosa)、ア
クネ菌(Propionibacterium acnes)及び尋常変形菌(P
roteus vulgaris)を、真菌としてカンジダ(Candida al
bicans),黒カビ(Aspergillus niger)及びフケ菌(Pi
tyrosporum ovale)を用い、試料1g当たり細菌は10
6個,真菌は105個を植菌し、37℃及び25℃でそれ
ぞれ培養して、2週間後の生菌数を測定した。結果は、
表2において、細菌については生菌が認められなかった
場合を○、真菌については生菌が植菌数の1/1000
に相当する100個以下となった場合を○として示し
た。
においては、いずれも細菌及び真菌の双方に対して十分
な抗菌活性が認められていた。これに対し、地楡抽出物
を配合せず、精製水に代替した比較例1及び比較例3に
ついては、細菌及び真菌のいずれに対しても十分な抗菌
活性は認められなかった。また、比較例2及び比較例4
は、抗菌成分としてパラオキシ安息香酸メチルを配合し
ているにもかかわらず、一部の試験菌に対して十分な抗
菌活性が得られていなかった。
男性パネラー20名を用いて48時間の閉塞貼付試験を
行い、表4に示す判定基準により評価し、20名の皮膚
刺激指数の平均値を求めた。なお、実施例11及び実施
例12については、1.0重量%水溶液にて評価を行っ
た。
20名を一群とし、各群に各試料をそれぞれ使用させ、
塗布後30秒から1分後の間に感じる刺すような痛み、
ヒリヒリ感,チクチク感といった不快感について評価さ
せた。評価結果は、「非常に強く感じる;5点」,「や
や強く感じる;4点」,「感じる;3点」,「少し感じ
る;2点」,「微妙に感じる;1点」,「感じない;0
点」として評価し、20名の平均値にて示した。なお、
本評価についても、実施例11及び実施例12について
は、1.0重量%水溶液にて評価を行った。以上の結果
は表5にまとめて示した。
も皮膚刺激性,使用時の不快感ともにほとんど認められ
ておらず、使用時の不快感についても微妙に感じたパネ
ラーが存在する程度であった。地楡抽出物を配合してい
ない比較例1及び比較例3については、皮膚刺激性、使
用時の不快感共に実施例2及び実施例3よりわずかに高
い値となっているが、大きな差は認められなかった。ま
た、抗菌成分として地楡抽出物を配合せずパラオキシ安
息香酸メチルを配合した比較例2及び比較例4において
は、わずかな紅斑及び浮腫の発生が認められ、若干の皮
膚刺激性が認められていた。また、使用時の不快感につ
いても、かなり高い評価点を示し、使用時にかなり不快
感が認められていた。
作用が相乗的に強化され、しかも皮膚刺激性のみなら
ず、使用時の刺すような痛み、ヒリヒリ感,チクチク感
といった不快感もほとんど感じられない抗菌性化粧料を
得ることができた。
Claims (4)
- 【請求項1】多価アルコール及び多価アルコールのアル
キルエーテルより選ばれる1種又は2種以上と、地楡の
抽出物又は粉砕物を併用することを特徴とする、抗菌性
低刺激化粧料。 - 【請求項2】多価アルコールの1種又は2種以上が、分
子内に4個以下の水酸基を有するものから選ばれること
を特徴とする、請求項1に記載の抗菌性低刺激化粧料。 - 【請求項3】多価アルコールのアルキルエーテルの1種
又は2種以上が、エチレングリコール,ジエチレングリ
コール,トリエチレングリコールのモノ及びジアルキル
エーテル、プロピレングリコール,ジプロピレングリコ
ールのモノ及びジアルキルエーテル、グリセリンのモ
ノ,ジ及びトリアルキルエーテルより選ばれることを特
徴とする、請求項1又は請求項2に記載の抗菌性低刺激
化粧料。 - 【請求項4】地楡の抽出物又は粉砕物の配合量が0.0
1〜20.0重量%であることを特徴とする請求項1〜
請求項3に記載の抗菌性低刺激化粧料。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP22061196A JP3586519B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 抗菌性低刺激化粧料 |
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| JPH1045558A true JPH1045558A (ja) | 1998-02-17 |
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