JPH10503760A - 環化スピロ[インドリン[2,3’]ベンゾオキサジン]型のホトクロミック化合物の製造方法 - Google Patents
環化スピロ[インドリン[2,3’]ベンゾオキサジン]型のホトクロミック化合物の製造方法Info
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- JPH10503760A JPH10503760A JP8505504A JP50550496A JPH10503760A JP H10503760 A JPH10503760 A JP H10503760A JP 8505504 A JP8505504 A JP 8505504A JP 50550496 A JP50550496 A JP 50550496A JP H10503760 A JPH10503760 A JP H10503760A
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、ジメチルスルホキサイド、二酸化セレン、またはピリジニウムクロロクロメイトのような酸化剤の存在下でアルキリデンインドリン型のフィッシャー塩基と環状o−アミノフェノールとの反応を含む、スピロ[インドリン−[2,3']−ベンゾオキサジン]環状構造(式III)を有するホトクロミック化合物の製造方法に関する。
Description
【発明の詳細な説明】
環化スピロ[インドリン[2,3’]ベンゾオキサジン]型のホトクロミック化
合物の製造方法
本発明は環状スピロ[インドリン[2,3’]ベンゾオキサジン]型のホトク
ロミック化合物の製造のための新規な方法に関する。
ホトクロミズムは例えば、あるものは紫外領域で、特に、太陽光の照射で、光
の照射にさらされた際色を変え、光への暴露を止めると始めの色が蘇る化合物に
よって示される公知の可逆的な現象である。
そのような化合物は、例えば、防御サングラスのレンズや、まわりの光の強さ
に従って物質の透明度を変える必要を含む他の用途に使用される。それらは透明
な支持体に応用されたり、多様なポリマー組成物と組み合わせて、透明な重合し
た有機物質に組み込まれたりする。
インドリノスピロオキサジン基を化学式中に含んでいるかなりの数の有機ホト
クロミック化合物が、特に眼用のレンズの分野で、既にそのような用途に用いら
れている。
このように、US特許3,562,172号と3,578,602号がインド
リノスピロナフトキサジンの族に属するある化合物のホトクロミック効果を開示
しており、一方US特許4,215,010号はナフタリン環系がメトキシ、エ
トキシ基、またはハロゲン原子で置換されているインドリノスピロナフトキサジ
ンを開示している。上記化合物のナフタレン環系の代わりにピリドベンゼン環系
を含む類似するホトクロミック化合物が国際出願WO87/00524と同様に
US特許4,720,547号に記載されて
いる。
しかしながら、先行技術に記載されている化合物はそれらの期待される性質を
全て満足させるものではない。もし我々がサンプロテクトレンズへの応用の状況
をより詳細に考えると、ホトクロミック化合物の溶液から得られるもの、または
、その溶液の有機重合体への組み込みから得られるホトクロミック物質も、本来
の透明性と通常そのようなレンズに使用される物質との相溶性に加えて、ホトク
ロミック効果に関してかなりの特性を持たなければならない。
特に:
−光感受性のある領域で照射されると、着色が素早く、好ましくは約1秒間で
起こり、照射を止めると同様に素早く脱色する。
−その物質は時間が経過しても、それ自体も、そのホトクロミズムも安定であ
る。化合物はその物質内で、数年間の使用期間をとおして、繰り返しての着色−
脱色サイクルに耐えうる。
着色は、ホトクロミック化合物を適当量含有すれば、良好であり、照射された
物質の吸収スペクトルは、可能な限り可視スペクトルを網羅する。
−ホトクロミック効果は好ましくは化合物を含んでいる基体によらず、様々な
周囲の温度でも、照射下で熱せられても、広い温度範囲にわたって示される。
−照射下でその物質によって起こる着色は、当該物質で作られた眼鏡やレンズ
の使用者にとって周囲への好ましい視界を保つことによって、美的な関心も満足
させる。この観点から、前述した先行技術の化合物が一般的に導く青色は避けら
れて、緑が好ましい。
これらの条件を満足させるために、フランス特許出願2,647,789号と
2,647,790号と欧州特許出願EP−0,245,020号が既に環状スピロ
[インドリン[2,3’]ベンゾオキサジン]構造に対応するホトクロミック化
合物を提示している。これらは、ベンゾオキサジン部分のベンゼン環が芳香族ま
たは非芳香族複素環とオルト縮合しているスピロ[インドリン[2,3’]ベン
ゾオキサジン]化合物である。
これらの化合物は、環化された1−ニトロソ−2−フェノール誘導体と、2−
アルキリデンインドリン型の遊離フィッシャー塩基の縮合を含む工程によって得
られる。
この工程の変形によって、フィッシャー塩基は、ピペリジンやトリエチルアミ
ンのような塩基の存在下で、対応するインドレニニュウム(indoleninium)塩か
ら、シンシトゥー(in situ、その場所で、そのまま)で製造することができる
。
出願人は、予期せず、同じ生成物を得る上述の先行方法より高い収率で最終生
成物を得ることができる、縮合したスピロ[インドリン[2,3’]ベンゾオキ
サジン]化合物を製造する新規な方法を見出した。
本発明の方法は、また、先行技術より、穏やかな条件での反応を可能にする。
本発明の方法は、基本的に、酸化剤の存在下で2−アルキリデンインドリン型
のフィッシャー塩基(I)と環化されたo−アミノフェノール化合物(II)の
反応を含むことを特徴とする。
第1の変形によれば、反応を行うために、フィッシャー塩基、環状o−アミノ
フェノールおよび酸化剤が同時に一緒に混合される。
本発明の方法の第二の変形によれば、酸化剤は第一段階でフィッシャー塩基と
反応し、環状o−アミノフェノールは次いで、得られた反応混合液に添加される
。
本発明の方法の異なった態様によれば、2−アルキリデンインドリン型のフィ
ッシャー塩基も、ピペリジンやトリエチルアミンのような塩基の存在下で、前記
フィッシャー塩基に対応するハロゲン化インドレニニュウムの構造を有する前駆
体から反応溶媒中でインシトゥーで作られる。
縮合されたo−アミノフェノール化合物も、ピペリジンやトリエチルアミンン
のような塩基の存在下で、インシトゥーで、該o−アミノフェノールの酸付加塩
の構造を有する前駆体から作られる。
環化o−アミノフェノールとフィッシャー塩基の縮合反応は好ましくは溶媒中
で行われる。使用される溶媒は好ましくはトルエンまたはクロロホルムである。
本発明の方法にしたがって使用される酸化剤は好ましくはイオウやセレンのよ
うなメタロイド(非金属)の酸化物、およびクロムのような遷移金属の酸化物か
ら選ばれる。
より好ましくはジメチルスルフォキサイド、ピリジニウムクロロクロメイト、
または二酸化セレンが用いられる。最終生成物の収量に関するかぎり、ジメチル
スルフォキサイド(DMSO)は特に好ましい。
本発明の方法を実施する条件、特に溶媒の選択、温度条件、および最終生成物
の収量を改善するための添加物の使用は、酸化剤の特性にしたがって変わる。
ジメチルスルホキサイド(DMSO)が使用される場合、好ましくは、3つの
反応物を同時に混合する過程を含む本発明の方法が適用される。溶媒としてはト
ルエンが好適に用いられる。硫酸マグネシウムまたは塩化カルシウムのよう
な脱水剤、および/または炭酸水素ナトリウムのようなDMSO活性化物がより
特に用いられる。
縮合反応温度は好ましくは50〜80℃の範囲である。
二酸化セレンが用いられる場合、主にフィッシャー塩基の酸化に続いて得られ
た反応溶液への環化o−アミノフェノールの添加の2つの段階を含む方法が、さ
らに特に適用される。トルエンが溶媒として好適に用いられる。酸化の第1段階
は好ましくは室温で溶媒中で行われる。縮合反応温度は好ましくは50〜100
℃の範囲である。
化学式PyH+ClCrO3 -で表されるピリジニウムクロロクロム酸塩が使用
される場合、好ましくは反応物が同時に混合されるような態様の本発明の方法が
適用される。用いられる溶媒はクロロホルムが好ましい。ピペリジンやトリエチ
ルアミンのような塩基性反応物は、好ましくは、過剰の酸化物を中和するために
フィッシャー塩基の縮合工程の後に反応混合物に添加する。
縮合反応温度は好ましくはおよそ室温である。
本発明によれば、スピロ[インドリン[2,3’]ベンゾオキサジン]化合物
が好適に合成され、これらの化合物は以下の式に対応する:
ここで、
mは1または2;
nは0〜4の範囲にあり;
R1は以下のものを表す:
i)メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、またはn−ブチルのよう
な炭素原子数1〜16のアルキル基;
ii)アリル基、フェニル基、炭素原子数1〜6のアルキルもしくはアルコキ
シ型の置換基で1または2置換されたベンジル基、フェニル基のようなアリール
アルキル基、または塩素のようなハロゲン原子;
iii)任意に置換されていてもよいシクロヘキシル基のような脂環式基;
iv)鎖中、特に酸、エステルまたはアルコール官能基中に、O,N、または
Sのようなヘテロ原子を1または2以上含んでいる脂肪族炭化水素基;
−R2およびR3は、互いに独立に、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、
炭素数1〜4のアルキル基および/または炭素数1〜5のアルコキシ基で1また
は2置換されたフェニル基を表すか、または結合して炭素数6〜8の環状鎖を形
成する。
−R4およびR5は、互いに独立に、以下のものを表す;
i)水素原子、アミノ官能基NR’R''、ここでR’とR''は互いに独立に水
素原子、アルキル、シクロアルキル、もしくはフェニル基、またはそれらの置換
誘導体を表す、;R’とR''は結合して、置換されて1または2以上のヘテロ原
子を含むシクロアルキルを形成してもよい;
ii)R,OR,SR,COR,またはCOOR、ここでRは水素原子、炭素
原子1〜6のアルキル基、またはアリールもしくはヘテロアリール基を表す;
iii)ハロゲン原子、または炭素数1〜4のモノハロアルキル基で、
特にClかBrであるハロゲン、またはCF3のような炭素数1〜4のポリハロ
アルキル基;
iv)−NO2,CN,SCN,
残りが水素原子の場合、置換基R4のそれぞれにおいてこの置換基は、ホトク
ロミック化合物のインドリン部分の適当な炭素原子4,5,6,または7の位置
で、どこでもよく、それに対して、nが2の場合、この置換基が4と5、5と6
、4と6、または6と7の位置にあるのが好ましい。
m=1なら、R5は5’,6’−縮合ベンゼン環を示してもよい;
Hは、7’,8’−縮合ベンゼンもしくはナフタレン環系、または1以上のア
ルキル、アルコキシ、アミノアリール、もしくはアラルキル基で置換されても、
または縮合して芳香環になってもよい、酸素、イオウ、窒素から選ばれた1〜3
のヘテロ原子を含む5−もしくは6−員複素環を示す。
さらに特に好ましい複素環は、ピリミジン環、ピラジン環、任意に芳香環に縮
合してベンゾフラン環系を形成してもよいフラン環、チアゾール環から選ばれた
ものであり、これらの環は任意に置換されていてもよい。
式(III)の化合物は、上述したとおり酸化剤の存在下で下記式(I)のフ
ィッシャー塩基と下記の式(II)の環化o−アミノフェノールを反応させて、
本発明の方法によって得られる:
ここで、R1,R2,R3,R4,およびnは上記と同じ意味を有する:
ここで、R5,mおよびHは上記と同じ意味である。
式(III)の化合物が得られるようにする製造方法は下記の反応スキーム1
で表される:
この製造方法の変形によれば、フィッシャー塩基(I)は第1段階で酸化剤と
反応して、最終的なスピロオキサジン(III)を得るためにo−アミノフェノ
ール(II)が得られた反応混合物に添加される。
この変形は中間生成物(IV)の形成が予想される以下の反応スキーム2で表
される。
この反応スキームは単に考えうる説明を構築し、本発明の解釈を限定させるも
のではない。
式(I)の化合物はインシトゥーでトリエチルアミンやピペリジンのような塩
基の存在下、以下の構造を持つ前駆体から反応混合体中で形成される:
ここで、R1,R2,R3,R4およびnは上記式(III)と同じ意味を有し;
Xはハロゲン原子、好ましくはヨウ素を示す。
式(II)の化合物はインシトゥーでトリエチルアミンやピペリジンのような
塩基の存在下、以下の構造を持つ前駆体から反応溶媒中で形成される:
ここで、R5,mおよびHは上記と同じ意味であり、YはCl-,Br-または
HSO4 -を示す。
本発明によれば、さらに特に上記で定義した方法で下記式の化合物が合成され
る。:
ここでR1は炭素数1〜8のアルキル、ベンジル、または3,4−ジクロロベ
ンジル;
R5は水素原子、5’,6’−縮合ベンゼン環;
Hは上記式(III)で示された同じ定義である。
用いられたフィッシャー塩基は以下の式を有する:
ハロゲン化インドレニニュウム型の前駆体は下記式で表される:
ここで、R1は上記のとおりであり、Xはハロゲンを示す。
用いられる環化o−アミノフェノールは下記式で表される:
酸の付加塩の構造をとる前駆体は下記式で表される:
ここで、R5は水素原子又は、3,4−縮合ベンゼン環を示し;
Hは5,6−縮合ベンゼンまたはナフタレン環系、または上記式(III)で定
義した複素環;
YはCl-,Br-またはHSO4 -を示す。
以下の実施例は本発明を具体的に説明するが、事実上限定するものではない。
実施例
実施例1 以下の構造を持つ化合物1,3,3−トリメチルスピロ[インドリン−2,3'−[3H ]−ナフタ(naphth)−[2,1−b]−[1,4]−オキサジン]の合成
:
合成A
フィッシャー塩基0.173g(1mmol)、1−アミノ−2−ナフトール
0.159g(1mmol)、トルエン5ml、およびジメチルスルフォキサイド
0.20g(2.5mmol)からなる混合物を50〜60℃で6〜7時間熱す
る。反応生成物を酸化アルミニウムでクロマトグラフィーにかける。生成物はア
ルコールで結晶化される。
収量:0.24g(72%)
融点:125℃
C22H20N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成B
フィッシャー塩基0.173g(1mmol)、1−アミノ−2−ナフトール
ハイドロクロライド0.215g(1.1mmol)、トリエチルアミン0.1
50g(1.5mmol)、およびジメチルスルフォキサイド0.195g(2.
5mmol)からなる混合物を50〜60℃で6時間熱する。反応生成物を酸化
アルミニウムでクロマトグラフィーにかける。生成物はアルコールから結晶化さ
れる。
収量:0.19g(60%)
融点:125℃
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成C
10mlクロロホルム中のフィッシャー塩基0.173g(1mmol)の溶
液をピリジニウムクロロクロメイト0.24g(1.1mmol)と1−アミノ−
2−ナフトール0.159g(1mmol)の混合液に添加し、混合液を2時間、
室温で攪拌する。トリエチルアミン0.5gを添加する。その溶液を攪拌し、濾
過する。クロロホルムを蒸散する。残渣はトルエンで希釈され、酸化アルミニウ
ムのカラムでクロマトグラフィーにかけられる。生成物はアルコールから結晶化
される。
収量:0.20g(61%)
融点:125℃
C22H20N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成D
二酸化セレン0.16g(1.44mmol)を6mlトルエン中のフィッシャ
ー塩基0.173g(1mmol)の溶液に添加する。反応物は室温で1〜1.5
時間攪拌された。沈殿させた後で、トルエン溶液を残渣から分離する。1−アミ
ノ−2−ナフトール0.159g(1mmol)をそれに加えて混合液を湯浴で
50〜100℃に熱する。溶液を濾過する。ろ液は圧を下げて、少量になるま
で蒸散し、酸化アルミニウムのカラムでクロマトグラフィーにかけられる。生成
物はアルコールから結晶化する。
収量:0.17g(52%)
融点:125℃
C22H20N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。
実施例2 以下の構造を持つ化合物1−プロピル−3,3−ジメチルスピロ[インドリン− 2,3’−[3H]−ナフタ−[2,1−b]−[1,4]−オキサジン]の合 成
:
合成A
実施例1に記載の方法Aによって生成物が得られる。
収率:62%
融点:123℃
C24H24N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成B
実施例1に記載の方法Cによって生成物が得られる。
収率:47%
融点:123℃
C24H24N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成C
実施例1に記載の方法Dによって生成物が得られる。
収率:57%
融点:123℃
C24H24N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。
実施例3 以下の構造を持つ化合物1−ヘキシル−3,3−ジメチルスピロ[インドリン− 2,3’−[3H]−ナフタ−[2,1−b]−[−1,4]−オキサジン]の 合成
:
合成A
生成物は実施例1に記載の方法Bによって得られる。
収率:61%
融点:90〜91℃
C27H30N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成B
生成物は実施例1に記載の方法Cによって得られる。
収率:55%
融点:90〜91℃
C27H30N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成C
生成物は実施例1に記載の方法Dによって得られる。
収率:60%
融点:90〜91℃
C27H30N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。
実施例4 以下の構造を持つ化合物1−ベンジル−3,3−ジメチルスピロ−[インドリノ −2,3’−[3H]−ナフト(naphtho)−[2,1−b]−[1,4 ]−オキサジン]の合成
:
合成A
生成物は実施例1に記載の方法Aによって得られる。
収率:80%
融点:192〜193℃
C28H24N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成B
生成物は実施例1に記載の方法Cによって得られる。
収率:48%
融点:192〜193℃
C28H24N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成C
生成物は実施例1に記載の方法Dによって得られる。
収率:57%
融点:192〜193℃
C28H24N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。
実施例5 以下の構造を持つ化合物1−[(3,4)−ジクロロベンジル]−3,3−ジメチルス ピロ[インドリン−2,3−[3H]−ナフタ−[2,1−b]−[1,4]−オキサジ ン]の合成
:
合成A
生成物は実施例1に記載の方法Aによって得られる。
収率:74%
融点:177〜178℃
C28H22Cl2N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成B
生成物は実施例1に記載の方法Cによって得られる。
収率:55%
融点:177〜178℃
C28H22Cl2N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成C
生成物は実施例1に記載の方法Dによって得られる。
収率:60%
融点:177〜178℃
C28H22Cl2N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。
実施例6 以下の構造を持つ化合物1,3,3−トリメチルスピロ[インドリン−2,3’ −[3H]−フェナントロ−[9,10−B]−[1,4]−オキサジン]の合 成
:
フィッシャー塩基0.148g(0.85mmol)、9−アミノ−10−フェ
ナントロールハイドロクロライド0.23g(0.93mmol)、トルエン5m
l、ジメチルスルフォキサイド0.17g(2.1mmol)、およびトリエチ
ルアミン0.13g(1.27mmol)からなる混合物を50〜60℃で6時間
熱する。混合物を酸化アルミニウムでクロマトグラフィーにかけ、青色の画分を
取り出す。生成物はアルコールから結晶化される。
収量:0.22g(63%)
融点:193〜195℃
C26H22N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。
実施例7 以下の構造を持つ化合物1,3,3−トリメチルスピロ[インドリン−2,3'−[3H ]−アントラセノ−[2,1−b]−[1,4]−オキサジン]の合成
:
合成A
生成物は実施例1に記載の方法Bによって得られる。
収率:52%
融点:186℃
C26H22N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成B
生成物は実施例1に記載の方法Cによって得られる。
収率:52%
融点:186℃
C26H22N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。合成C
生成物は実施例1に記載の方法Dによって得られる。
収率:52%
融点:186℃
C26H22N2Oの元素分析
赤外線と1HNMRスペクトルは予想した生成物のスペクトルと一致する。
2つの製造方法の比較1,3,3 −トリメチルスピロ[インドリン−2,3’−[3H]−ナフタ−[2,1− b]−[1,4]−オキサジン]
I−標準方法:
トリクロロエチレン5ml中の2−メチレン−1,3,3−トリメチルインド
リン(0.173g)(1.1mmol)の溶液をトリクロロエチレン10ml
中の1−ニトロソ−2−ナフトール(0.190g)(1.1mmol)に滴下
する。混合液は3時間還流し、蒸散させて、シリカのカラム(100%ジクロロ
メタン)で精製する。予想されたスピロナフトキサジンがエタノールから再結晶
する。
収率:53%
融点:125℃
II−本発明の方法
5mlトルエンを2−メチレン−1,3,3−トリメチルインドリン
(0.173g)(1.1mmol)、無水硫酸カルシウム(0.2g)、ジメチル
スルフォキサイド(0.177g)(1.5mmol)、炭酸水素ナトリウム(0.
25g)、および1−アミノ−2−ナフトール(0.175g)(1.1mmo
l)の混合物に添加し、混合液を80℃で12時間攪拌する。反応は中和アルミ
ナ板(ヘキサン/クロロホルム,4:1)上でRf=0.3の青色のスポットが
消えるまでTLCで観察する。混合液は濾過して熱したトルエン(2ml)で洗浄
し、ろ液は蒸散させる。次いで、生成物はシリカカラム(90ヘキサン/10エ
チルアセテイト)で精製する。
収率:75%
融点:125℃
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07C 215/84 C07C 215/84
(C07D 498/10
265:00
209:00)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CN,CZ,FI,GE,HU,JP,KG,KP,K
R,KZ,LK,LT,LV,MD,MG,MN,MW
,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SK,TJ,
TT,UA,US,UZ,VN
(72)発明者 ミンキン ウラジミル アイ.
ロシア国 344006 ロストフ オン ドン
ユーエル.ソシヤリストチェスカヤ
147/149−15
(72)発明者 トロフィモバ ナデージュダ エス.
ロシア国 344092 ロストフ オン ドン
ユーエル.コモラバ 13/3−72
(72)発明者 ゾウブコフ オルグ エー.
ロシア国 344090 ロストフ オン ドン
ゾルグ ピーアール.28/2−200.
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.酸化剤存在下で、環化o−アミノフェノールの2−アルキリデンインドリ ン型のフィッシャー塩基の縮合を含むことを特徴とする環化スピロ[インドリン [2,3’]ベンゾオキサジン]構造に対応するホトクロミック化合物の製造方 法。 2.フィッシャ塩基、o−アミノフェノール、および酸化剤を同時に混合する ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.第1段階で酸化剤がフィッシャー塩基と反応し、次いで環化o−アミノフ ェノールを得られた混合物に添加することを特徴とする請求項1または2に記載 の方法。 4.アルキリデンインドリン型[ラクナ]のフィッシャー塩基が、塩基存在下 で、対応するインドレニニュウム(indoleninium)ハロゲン化物塩 から反応液中でインシトゥーで作られることを特徴とする請求項1〜3のいずれ かに記載の方法。 5.環化されたo−アミノフェノールが塩基の存在下で、対応する酸の付加塩 から反応媒体中でインシトゥーで作られることを特徴とする請求項1〜4のいず れかに記載の方法。 6.溶媒中で行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法 。 7.トルエンおよびクロロホルムから選ばれる溶媒中で反応を行うことを特徴 とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。 8.酸化剤がメタロイドの酸化物かまたは遷移金属の酸化物であること特徴と する請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 9.酸化剤がジメチルスルホキサイド、二酸化セレン、およびピリジニウムク ロロクロメイトから選ばれる事を特徴とする請求項8に記載の方法。 10.フィッシャー塩基、環化されたo−アミノフェノール、およびジメチル スルフォキサイドをトルエンに同時に混合し、該混合液を50〜80℃に熱する ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。 11.脱水剤および/またはジメチルスルフォキサイド活性化剤を反応溶媒に 添加することを特徴とする請求項10に記載の方法。 12.フィッシャー塩基が室温でトルエン中で二酸化セレンと反応し、次いで 、環化したo−アミノフェノールが反応溶媒に添加され、50〜100℃に加熱 されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。 13.フィッシャー塩基、o−アミノフェノール、およびクロロホルム中のピ リジニウムクロロクロメイトを室温で同時に混合し、フィッシャー塩基と環化さ れたo−アミノフェノールとの縮合反応の最後に、次いで、塩基性反応物を最終 混合液に添加することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。 14.酸化剤の存在下で、下記式(I)のフィッシャー塩基と下記式(II) の環化したo−アミノフェノールを反応させて、下記式(III)の化合物を合 成することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の方法。 (ここで、 mは1または2; nは0〜4であり; R1は以下のものを表す: i)炭素数1〜16のアルキル基; ii)アリル基、フェニル基、炭素原子数1〜6のアルキルもしくはアルコキ シ型の置換基で1または2置換されたアリールアルキル基、または塩素のような ハロゲン原子; iii)任意に置換されていてもよい脂環式基; iv)鎖中、特に酸、エステル、またはアルコール官能基中にO,N、または Sから選ばれるヘテロ原子を1または2以上含んでいる脂肪族炭化水素基; −R2およびR3は、それぞれ独立に、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基 、炭素数1〜4のアルキル基および/または炭素数1〜5のアルコキシ基で1ま たは2置換されたフェニル基を表すか、または結合して炭素数6〜8の環状鎖を 形成してもよい。 −R4およびR5は、それぞれ独立に、以下のものを表す; i)水素原子、アミノ官能基NR’R’’、ここでR’とR’’はそれぞれ独 立に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、もしくはフェニル基、またはそ れらの置換誘導体を表すか、;R’とR’’が結合して、置換されて1または2 以上のヘテロ原子を含むシクロアルキルを形成してもよい; ii)R,OR,SR,COR,またはCOOR、ここでRは水素原子、炭素 数1〜6のアルキル基、またはアリールもしくはヘテロアリール基を表す; iii)ハロゲン原子、炭素数1〜4のモノハロアルキル基、特にClかBr であるハロゲン、またはCF3のような炭素数1〜4のポリハロアルキル基; iv)−NO2,CN,SCN, 残りが水素原子の場合、置換基R4のそれぞれにおいてこの置換基は、ホトク ロミック化合物のインドリン部分の適当な炭素原子4,5,6,または7の位置 にあり、そのどこでもよく、nが2の場合、この置換基は4と5、5と6、4と 6、または6と7の位置にある。 m=1の場合、R5も5’,6’−縮合ベンゼン環を示してもよい; Hは、7’,8’−縮合ベンゼンもしくはナフタレン環系、または1または2 以上のアルキル、アルコキシ、アミノアリール、もしくはアラルキル基で置換さ れるか、または縮合して芳香環になった、酸素、イオウ、窒素から選ばれた1〜 3のヘテロ原子を含む5−もしくは6−員複素環を示す。) (ここで、R1,R2,R3,R4,およびnは上記のとおりである) (ここで、R5,H,およびnは上記のとおりである) 15.塩基の存在下で、下記式(I')の前駆体から、インシトゥーで式(I ) のフィシャー塩基が合成されることを特徴とする請求項14に記載の方法。 (ここで、R1,R2,R3,R4,およびnは請求項10に記載のとおりで、Xは ハロゲン原子をしめす) 16.塩基の存在下で、下記式(II’)の前駆体から、インシトゥーで式( II)のo−アミノフェノールが合成されることを特徴とする請求項14に記載 の方法。 (ここで、R5,H,およびmは上記のとおりであり、YはCl-,HSO4 -,B r-を示す) 17.酸化剤の存在下で、下記式(IA)のフィシャー塩基を下記式(IIA )の環化したo−アミノフェノールと反応させて、下記式(III')の化合物 を合成することを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の方法。 (ここで、 R1は炭素数1〜8のアルキルラジカル、ベンジルラジカル、または3,4− ジクロロベンジルラジカルを示し; R5は水素原子、または5’,6’−縮合ベンゼン環を示し; Hは7’,8’−縮合ベンゼンもしくはナフタレン環系、または、任意に1ま たは2以上のアルキル、アルコキシ、アミノ、アリール、もしくはアラルキル基 で置換され、または芳香環に縮合された、酸素、硫黄、窒素から選ばれる1〜3 のヘテロ原子を含む5−もしくは6−員複素環) (ラジカルであるR1,R5,またはHは上記のとおりで、R5はベンゼン環であ る場合、3,4−縮合しており、Hはベンゼンまたはナフタレン環系である場合 5,6−縮合している) 18.式(IA)のフィッシャー塩基がインシトゥーで下記式(IB)の前駆 体から合成されること、または式(IIA)のo−アミノフェノールが インシトゥーで下記式(IIB)の前駆体から合成されることを特徴とする請求 項17に記載の方法。 (ここで、R1とR5は請求項14に記載のとおりで、Xはハロゲンで、YはCl- ,Br-,またはHSO4 -)
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