JPH10533A6 - 操作スイッチ構造 - Google Patents
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- JPH10533A6 JPH10533A6 JP1996171672A JP17167296A JPH10533A6 JP H10533 A6 JPH10533 A6 JP H10533A6 JP 1996171672 A JP1996171672 A JP 1996171672A JP 17167296 A JP17167296 A JP 17167296A JP H10533 A6 JPH10533 A6 JP H10533A6
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Abstract
【課題】操作性が良好で、加工設備の起動等に用いる場合、起動ミスが生じないばかりか、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることができる操作スイッチ構造を提供する。
【解決手段】作動レバー100がなぎ倒されることにより加工設備を起動させる操作スイッチ12と、前記加工設備を制御するオプションユニットUとを一体化し、前記オプションユニットUが、非常停止ボタン機構14、カウンタ機構15、タイマー機構16、ブザー機構18、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器17、パトライトシステムの少なくともいずれか一つを含む。
【選択図】図8
【解決手段】作動レバー100がなぎ倒されることにより加工設備を起動させる操作スイッチ12と、前記加工設備を制御するオプションユニットUとを一体化し、前記オプションユニットUが、非常停止ボタン機構14、カウンタ機構15、タイマー機構16、ブザー機構18、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器17、パトライトシステムの少なくともいずれか一つを含む。
【選択図】図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、U字ライン、バッチライン等で、作業者が動きながら加工機等を起動あるいは停止させる操作スイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図18に示すように加工ライン80の加工設備81毎にワンタッチスイッチ82を設けて、作業者が、歩きながらワンタッチスイッチ82を操作して加工ライン80の加工設備81を稼働させるようにしたものが公知である。
【0003】
そして、ワンタッチスイッチ82は、図19に示すようにスイッチ本体70に揺動可能に作動アーム71を設けて、この作動アーム71の先端部に下方に向いた起動レバー72を設け、スイッチ本体70にカバー73を設けて、このカバー73で作動アーム71を保護し、カバー73に停止ボタン74を設けた構成であり、作業者が次の作業に移りながら2本の指で起動レバー72を横に払って、作動アーム71を作動して起動信号を発し、加工設備81を起動させるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したワンタッチスイッチ82は、作業者が次の作業に移りながら2本の指で起動レバー72を横に払って、作動アーム71を作動するものであり、その操作性が悪く、加工設備81の起動等に用いる場合、起動ミスが生じるという問題点があったし、ワンタッチスイッチ82は、その構成上、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることが難しいという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、操作性が良好で、加工設備の起動等に用いる場合、起動ミスが生じないばかりか、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることができる操作スイッチ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係わる操作スイッチ構造は、作動レバーがなぎ倒されることにより加工設備を起動させる操作スイッチと、前記加工設備を制御するオプションユニットとを一体化したことを特徴とする。
【0007】
かかる構成により、作業者が歩きながら手で、空間部内の作動レバーをなぎ倒すことにより、操作スイッチの操作で加工設備を起動させ、オプションユニットで前記加工設備を、非常停止等の制御を行うことが可能になって、操作スイッチの操作性が良好で、加工設備の起動等に用いる場合、起動ミスが生じないようになるばかりか、操作スイッチとオプションユニットとの一体化により、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることができる。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、請求項2の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項1記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチが設備起動スイッチであり、前記オプションユニットが、非常停止ボタン構成、カウンタ機構、タイマー機構、ブザー機構、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器、パトライトシステムの少なくともいずれか一つを含む。
【0009】
かかる構成により、請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、作業者が動きながら操作スイッチを手動操作することにより、この操作スイッチの信号を受けて前記加工設備を起動させる他に、オプションユニットが非常ボタン構成である場合には、加工設備の作動を停止させ、オプションユニットがカウンタ構成の場合にはカウンタが作業回数等を計数し、また、オプションユニットがタイマー機構である場合には、タイマーが作動して、一定の時間が経過するとブザー機構が加工終了を知らせるし、オプションユニットが、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器である場合には、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ、ワークに組立て加工が起動される。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、請求項3の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の非常停止を操作する非常停止ボタン機構を組み込んだ。
【0011】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチと非常停止ボタン機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0012】
また、上記の目的を達成するために、請求項4の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動数を計数するカウンタ機構を組み込んだ。
【0013】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチとカウンタ機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0014】
また、上記の目的を達成するために、請求項5の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動後に作動して設定時間経過後に指令を発するタイマー機構を組み込んだ。
【0015】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチとタイマー機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0016】
また、上記の目的を達成するために、請求項6の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器を組み込んだ。
【0017】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0018】
また、上記の目的を達成するために、請求項7の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、表側部とこの表側部に連なる胴部から構成されるスイッチ本体を備え、前記スイッチ本体の一部に、前記スイッチ本体を設備の取付部位に取り付けるための取付部を形成し、前記胴部内に操作スイッチを収容して、前記操作スイッチの作動レバーを前記表側部より外方に突出し、前記胴部の面部に複数の外部入力端子と出力端子を有する端子台を設け、前記表側部に、前記外部入力端子に外部から入力信号が入った場合に点灯表示する表示部を設けた作業忘れ防止機能を有する。
【0019】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0020】
また、上記の目的を達成するために、請求項8の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7記載の操作スイッチ構造において、前記加工設備の作業の進捗状態を表示する表示システムを備えた。
【0021】
かかる構成により、請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチが前記加工設備を起動制御し、表示システムが加工設備の作業の進捗状態を表示手段で表示する。これにより、拡張性、汎用性に優れた加工ラインシステムを提供できる。
【0022】
また、上記の目的を達成するために、請求項9の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7又は請求項8記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチの設備起動信号を加工設備にワイヤレス伝送するようにした。
【0023】
かかる構成により、請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、加工設備への取付場所に適合させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
操作スイッチ構造45を用いた加工設備の制御装置50を図1に示す。この加工設備の制御装置50は、PLC(プログラマブル・コントローラ)10と、このPLC10に接続されたオプションユニットUを備えた操作スイッチ構造45と、PLC10の出力側に接続された表示手段である表示器13とを備えている。
【0026】
そして、オプションユニットUとしては、後述する非常停止ボタン機構、カウンタ機構、タイマー機構、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)、ブザー機構、パトライトシステム等が使用される。
【0027】
また、前記表示器13には、生産の進捗状態を表示する進捗ボード19が用いられることもある。この進捗ボード19は、図3に示すように計画、実績、進度をそれぞれに数値で表示するものや、進度に変えて可動率、停止回数、実績タクト、達成率、不良数、稼動時間、時間進度等を数値で表示するものも使用される。
【0028】
上記した加工設備の制御装置50で制御されるものとして加工ラインとしてのU字ライン40を図2に示す。このU字ライン40は、例えば、車両部品のブレーキパッドのような製品Pを製作する加工ラインであり、複数のプレス機1A、1B、1C、熱カシメ機2−1,2−2、組立機3、加熱雰囲気炉4、洗浄槽5、検査機6をフロア7に平面視でU字状に配置して構成してある。
【0029】
そして、U字ライン40におけるプレス機1A、1B、1Cの各々、熱カシメ機2−1,2−2、組立機3、加熱雰囲気炉4、洗浄槽5、検査機6には、操作スイッチ構造45における操作スイッチ12としての起動スイッチ及びオプションユニットUとしての非常停止ボタン機構、カウンタ機構、タイマー機構、ブザー機構等がそれぞれ設けてあり、組立機3には上記したオプションユニットUの他に、作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)が設けてある。また、PLC10の出力側に接続された表示器13としては、プレス機1A、1B、1Cの各々、熱カシメ機2−1,2−2、組立機3、加熱雰囲気炉4、洗浄槽5、検査機6における作業の進捗状態を表示する進捗ボード19が使用してある。
【0030】
上記した操作スイッチ構造45は、図4に示す実績数入力を機能とする基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1である場合、また、図8、図9、図10に示す付加機能タイプの操作スイッチ構造45ー2、45ー3、45ー4である場合がある。
【0031】
基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1は、図4乃至図7に示すように操作スイッチ12と、ベース41と、カバー42と、保護ガイド43と、取付ユニット44とにより大略構成してあり、ベース41とカバー42とでケースKを構成している。
【0032】
前記操作スイッチ12は、図6に示すようにケース22を備えており、このケース22内の上部にはプランジャガイド孔23が形成してあり、このプランジャガイド孔23には下側プランジャ24が軸方向に摺動可能に挿入してあり、この下側プランジャ24の上端部には円弧面25Aを有する頭部25が形成してあり、下側プランジャ24はスプリング26により上方に付勢された状態で保持されている。
【0033】
そして、下側プランジャ24の下端部には下側オペレイテイングプランジャ27の上端部が連結してある。この下側オペレイテイングプランジャ27にはアシスタントプランジャ28が連結してある。この連結は、アシスタントプランジャ28にスプリング29で下方向に付勢力を与えてアシスタントプランジャ28の端部を下側オペレイテイングプランジャ27の係止部(図示せず)に係止して行われている。
【0034】
そして、下側オペレイテイングプランジャ27には反転ばね30を介して可動接点31が設けてあり、この可動接点31は固定接点32、33間にあって、固定接点32に接触している。
【0035】
また、ケース22の上端部にはヘッド34が設けてあり、このヘッド34には上側プランジャ35が上下動可能に設けてあり、この上側プランジャ35の上端部にはコイルスプリング36を介してロッド37が取り付けてあり、これらで作動レバー100を構成している。上側プランジャ35の下端部には鍔部38が形成してある。そして、この鍔部38と前記下側プランジャ24の頭部25との間には上側オペレイテイングプランジャ39が介装してあり、上側オペレイテイングプランジャ39の上端部は平坦であって、この上端部に上側プランジャ35の鍔部38が当接しており、また、上側オペレイテイングプランジャ39の下端部に頭部25の円弧面25Aが当接している。この場合、前記鍔部38がヘッド34の上端部の開口周縁部34Aに当接している。
【0036】
前記ベース41は、左、右側面部41A、41B及び後面部41Cを有する平面視でコ字形状を成しており、左、右側面部41A、41Bには上下にねじ孔46が、中間部にはユニット取付孔47がそれぞれ設けてあり、また、左、右側面部41A、41Bの上縁部には取付座部48が形成してある。また、後面部41Cには、その上部に縦に一対のねじ孔49が、中間部に横に一対のねじ孔51が、下部にケーブル引出口52がそれぞれ設けてある。
【0037】
また、前記カバー42は、前面部42Aと左、右側面部42B、42Cと底面部42Dを有する平面視でコ字形状を成しており、前面部42Aと左、右側面部42B、42Cと底面部42Dにはケーブル引出口53が形成してあり、左、右側面部42B、42Cには上下に孔54が形成してある。
【0038】
また、前記保護ガイド43は、上、下面部43A、43B及び後面部43Cを有する側面コ字形状を成していて、その内部が、作動レバー100をなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部101にしてあり、下面部43Bには左右方向に長い長孔55と、一対の取付孔56とが設けてある。
【0039】
また、前記取付ユニット44は取付面部44Aの一端に一方の端面部44Bを、取付面部44Aの他端に他方の端面部44Cをそれぞれ有する側面コ字形状を成しており、取付面部44A及び一方の端面部44Bには一対の取付孔56が形成してあり、他方の端面部44Cにはねじ孔57が形成してあり、ねじ孔57にはねじ棒58が螺合していて、このねじ棒58の一端部にはハンドル59が、他端部には当接板60がそれぞれ取り付けてある。
【0040】
そして、ベース41内に操作スイッチ12を挿入して、この操作スイッチ12をねじにより後面部41Cに取り付けて、ベース41にカバー42を被せ、このカバー42の左、右側面部42B、42Cをベース41の左、右側面部41A、41Bにねじにより固着し、さらに、ベース41の上縁部の取付座部48にガイド43の下面部43Bをねじにより固着して、この下面部43Bに設けた長孔55から、前記操作スイッチ12の作動レバー100(上側プランジャ35に連結されたコイルスプリング36及びこのコイルスプリング36に連結されたロッド37)を保護ガイド43の空間部101内に突出させてある。そして、前記ベース41の後面部41Cには前記取付ユニット44がねじにより取り付けてあって、操作スイッチ構造45が構成してある。
【0041】
そして、操作スイッチ12に接続されたケーブル61はいづれかの前記ケーブル取出口52、53より外部に取出されている。
【0042】
上記のように構成された操作スイッチ構造45ー1は、その取付ユニット44の他方の端面部44Cのねじ孔57に螺合したねじ棒58をハンドル59で回転させて当接板60と一方の端面部45Bとで、加工設備の取付部位Sに固定することにより、この加工設備に取り付けられるものである。
【0043】
そして、操作スイッチ12の操作は、作業者が歩きながら手で、前記ガイド43内に突出させてある作動レバー100を横方向から叩く(弾く)ことにより行われる。このように、作動レバー100を横方向から叩くと、コイルスプリング36を介して上側プランジャ35が一方に傾く。すなわち、上側プランジャ35の下端部の鍔部38の一端部がヘッド34の上端部の開口周縁部34Aに当接した状態で上側プランジャ35が回動して上側オペレイテイングプランジャ39を下方に押し込む。このために、上側オペレイテイングプランジャ39が下降して、アシスタントプランジャ28及びスプリング29を介して下側オペレイテイングプランジャ27が下降し、反転ばね30が反転して可動接点31が一方の固定接点32から離れて他方の固定接点33に接触し、スイッチ・オンの状態になる。
【0044】
付加機能タイプの操作スイッチ構造45の一つとしては、図8に示す設備起動スイッチ45−2がある。この設備起動スイッチ45−2は、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1に非常停止ボタン構造14を一体に付加した構成である。
【0045】
また、付加機能タイプの操作スイッチ構造45の一つとしては、図9に示すカウンタ・タイマー付きスイッチ45−3がある。このカウンタ・タイマー付きスイッチ45−3は、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1にカウンタ機構15及びタイマー機構16を一体に付加した構成である。
【0046】
また、付加機能タイプの操作スイッチ構造45の一つとしては、図10に示す作業忘れ防止機能(ポカヨケ機能)を備えた作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)付きスイッチ45−4がある。この作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4は、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造に作業忘れ防止機器17を一体に付加した構成である。
【0047】
また、作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4の変形例としては、そのスイッチ本体64の一部を取付部位への取付部としたものである。すなわち、この作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4は、図11乃至図16に示すように表側部64Aとこの表側部64Aに対して直角を成す胴部64Bから構成されるスイッチ本体64を備えており、この胴部64Bの端部には、表側部64Aと平行にブラケット67が取り付けてあり、このブラケット67に設けたねじ孔68にはねじ棒69が螺装してあり、このねじ棒69の一端部にはハンドル62が、他端部には当接板63がそれぞれ取り付けてある。
【0048】
そして、胴部64B内に、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1における操作スイッチ12が収容してあり、この操作スイッチ12の作動レバー100が表側部64Aより外方に突出している。また、胴部64Bの後面には複数の外部入力端子A〜Gと出力端子Jを有する端子台65が設けてあり、表側部64Aには、外部入力端子A〜Gに外部から入力信号が入った場合に点灯する表示部である赤色発光ダイオードa〜gが設けてある。また、胴部64Bの側面部にはブザー機構18が設けてある。
【0049】
そして、作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4は、ねじ棒69をハンドル62で回転させて当接板63と表側部64Aの裏側端面部とで、加工設備の取付部位Sに固定することにより、この加工設備に取り付けられるものである。
【0050】
そして、外部入力端子A〜Gに作業部A´〜G´の信号が入力されるように接続し、例えば、図16の(1)に示すように作業部A´、C´、E´、F´での作業が作業済みであり、作業部B´、D´、G´での作業が未作業の状態にある場合には、赤色発光ダイオードa、c、e、gが点灯する。
【0051】
また、作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4にはブザー機構18が付加してあるので、作業部B´、D´、G´での作業が未作業の状態にある場合には、赤色発光ダイオードa、c、e、gを点灯させる一方、操作スイッチ12の作動レバー100を弾く(なぎ倒す)と、ブザー機構18がピーピーピーピーピーと鳴り、全ての作業が終了していないことを作業者に知らせ、全ての作業が終了しない限りこの動作を繰り返すようにし、また、全ての作業が終了すると、図16の(2)に示すように赤色発光ダイオードa〜gを点灯させる一方、操作スイッチ12の作動レバー100を弾く(なぎ倒す)と、ブザー機構18がピーと連続して鳴り、全ての作業が終了していることを作業者に知らせる。また、ブザー機構18がピーと連続して鳴ると同時に、外部出力端子Jがショートすることにより、表示器13がカウントするようにしてもよい。
【0052】
また、図17の(1)に示すように付加機能タイプの操作スイッチ構造45の操作スイッチ12とコード12Aを介して表示器13を接続してもよいし、図17の(2)に示すように付加機能タイプの操作スイッチ構造45の操作スイッチ12の信号伝送にワイヤレス伝送系(無線)を用いてもよいし、また、図17の(3)に示すように付加機能タイプの操作スイッチ構造45の操作スイッチ12とコード12Aを介してパトライトシステム18Aを接続してもよい.
【0053】
次に、U字ライン40の作動を説明する。U字ライン40におけるプレス機1A、1B、1Cのそれぞれの操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより(または、1つの操作スイッチ12で全てのプレス機1A、1B、1Cを起動させるようにしてもよい。)、プレス機1A、1B、1Cが作動を開始してワークWのプレス加工を行う。オプションユニットUであるカウンタ機構1がプレス回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、プレス機1A、1B、1Cの各々の進捗ボード19に進捗状態を表示する。
【0054】
また、プレス機1A、1B、1Cにおいて、ワークWのプレス加工が終了すると、ブザー機構18が加工終了を知らせる。また、プレス機1A、1B、1Cの緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、プレス機1A、1B、1Cが作動を停止する。
【0055】
作業者Nはプレス機1A、1B、1Cの作業が順調に行われていることを確認して、または、ワークWのプレス加工が終了したことを確認して、U字ライン40における熱カシメ機2ー1、2ー2の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、熱カシメ機2ー1、2ー2が作動を開始してワークWに熱カシメ加工を行う。熱カシメ起動後、タイマー16が作動して、一定の冷却時間が経過するとブザー機構18が加工終了を知らせる。
【0056】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、熱カシメ機2ー1、2ー2の各々の進捗ボード19に進捗状態を表示する。熱カシメ機2ー1、2ー2の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、熱カシメ機2ー1、2ー2が作動を停止する。
【0057】
作業者Nは熱カシメ機2ー1、2ー2の作業が順調に行われていることを確認して、または、ワークWの熱カシメ加工が終了したことを確認して、U字ライン40における組立機3の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、組立機3が作動を開始してワークWに組立て加工を行う。そして、作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)17において、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ、ワークWに組立て加工が起動される。
【0058】
ワークWに組立て加工後、タイマー機構16が作動して、動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0059】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、組立機3の進捗ボード19に進捗状態を表示する。組立機3の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、組立機3が作動を停止する。
【0060】
作業者Nは組立機3の作業が順調に行われていることを確認して、または、ワークWの組立て加工が終了したことを確認して、U字ライン40における加熱雰囲気炉4の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、加熱雰囲気炉4が作動を開始して製品Pに加熱加工を行う。
【0061】
製品Pの加熱処理開始と同時に、タイマー機構16が作動して、動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0062】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、加熱雰囲気炉4の進捗ボード19に進捗状態を表示する。加熱雰囲気炉4の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、加熱雰囲気炉4が作動を停止する。
【0063】
作業者Nは加熱雰囲気炉4の作業が順調に行われていることを確認して、または、製品Pの加熱処理加工が終了したことを確認して、U字ライン40における洗浄槽5の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者が押すことにより、洗浄槽5が作動を開始して製品Pの洗浄処理を行う。
【0064】
製品Pに洗浄処理後、タイマー機構16が作動して動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0065】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、洗浄槽5の進捗ボード19に進捗状態を表示する。洗浄槽5の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、洗浄槽5が作動を停止する。
【0066】
作業者Nは洗浄槽5の作業が順調に行われていることを確認して、または、製品Pの洗浄処理が終了したことを確認して、U字ライン40における検査機6の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、検査機6が作動を開始して製品Pの検査処理を行う。
【0067】
ワークに検査処理後、タイマー機構16が作動して動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0068】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、検査機6の進捗ボード19に進捗状態を表示する。検査機6の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、検査機6が作動を停止する。そして、検査を終えた製品Pは製品収納箱21に収納されて搬出される。
【0069】
なお、上記した実施の形態例では加工ラインをU字ライン40としたが、バッチラインであってもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、作動レバーがなぎ倒されることにより加工設備を起動させる操作スイッチと、前記加工設備を制御するオプションユニットとを一体化したことにより、作業者が歩きながら手で、空間部内の作動レバーをなぎ倒すことにより、操作スイッチの操作で加工設備を起動させ、オプションユニットで前記加工設備を、非常停止等の制御を行うことが可能になって、操作スイッチの操作性が良好で、加工設備の起動等に用いる場合、起動ミスが生じないようになるばかりか、操作スイッチとオプションユニットとの一体化により、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることができる。
【0071】
また、請求項2の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項1記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチが設備起動スイッチであり、前記オプションユニットが、非常停止ボタン構成、カウンタ機構、タイマー機構、ブザー機構、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器、パトライトシステムの少なくともいずれか一つを含むことにより、請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、作業者が動きながら操作スイッチを手動操作することにより、この操作スイッチの信号を受けて前記加工設備を起動させる他に、オプションユニットが非常ボタン構成である場合には、加工設備の作動を停止させ、オプションユニットがカウンタ構成の場合にはカウンタが作業回数等を計数し、また、オプションユニットがタイマー機構である場合には、タイマーが作動して、一定の時間が経過するとブザー機構が加工終了を知らせるし、オプションユニットが、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器である場合には、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ、ワークに組立て加工が起動される。
【0072】
また、請求項3の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の非常停止を操作する非常停止ボタン機構を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチと非常停止ボタン機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0073】
また、請求項4の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動数を計数するカウンタ機構を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチとカウンタ機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0074】
また、請求項5の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動後に作動して設定時間経過後に指令を発するタイマー機構を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチとタイマー機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0075】
また、請求項6の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0076】
また、請求項7の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、表側部とこの表側部に連なる胴部から構成されるスイッチ本体を備え、前記スイッチ本体の一部に、前記スイッチ本体を設備の取付部位に取り付けるための取付部を形成し、前記胴部内に操作スイッチを収容して、前記操作スイッチの作動レバーを前記表側部より外方に突出し、前記胴部の面部に複数の外部入力端子と出力端子を有する端子台を設け、前記表側部に、前記外部入力端子に外部から入力信号が入った場合に点灯表示する表示部を設けた作業忘れ防止機能を有することにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0077】
また、請求項8の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7記載の操作スイッチ構造において、前記加工設備の作業の進捗状態を表示する表示システムを備えたことにより、請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチが前記加工設備を起動制御し、表示システムが加工設備の作業の進捗状態を表示手段で表示する。これにより、拡張性、汎用性に優れた加工ラインシステムを提供できる。
【0078】
また、請求項9の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7又は請求項8記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチの設備起動信号を加工設備にワイヤレス伝送するようにしたことにより、請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、加工設備への取付場所に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同操作スイッチ構造を用いた制御装置の構成説明図である。
【図2】加工ライン(U字ライン)の斜視図である。
【図3】表示器である進捗状態を表示する進捗ボードの斜視図である。
【図4】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例1の斜視図である。
【図5】同操作スイッチ構造の分解状態の斜視図である。
【図6】同操作スイッチ構造における操作スイッチの一部断面した正面図である。
【図7】同操作スイッチ構造の組立状態の側面図である。
【図8】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例2の斜視図である。
【図9】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例3の斜視図である。
【図10】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例4の斜視図である。
【図11】同操作スイッチ構造の変形例の正面図である。
【図12】図11のA方向からの矢視図である。
【図13】同操作スイッチ構造の後面図である。
【図14】図11のB方向からの矢視図である。
【図15】同操作スイッチ構造における端子台の構成説明図である。
【図16】(1)は同操作スイッチ構造において未作業がある場合の表示部の説明図である。(2)は同操作スイッチ構造において未作業がなく作業終了の場合の表示部の説明図である。
【図17】(1)は本発明に係わる操作スイッチ構造と表示システムとの接続状態の斜視図である。(2)は同操作スイッチ構造における信号のワイヤレス伝送の斜視図である。(3)は同操作スイッチ構造にパトライトシステムをケーブルで接続した状態の斜視図である。
【図18】従来の操作スイッチ構造を用いた加工設備の制御装置の構成説明図である。
【図19】従来の操作スイッチ構造の斜視図である。
【符号の説明】
12 操作スイッチ
14 非常停止ボタン機構
15 カウンタ機構
16 タイマー機構
17 作業忘れ防止機器
18 ブザー機構
19 進捗ボード(表示器)(表示システム)
40 U字ライン(加工ライン)
45 操作スイッチ構造
100 作動レバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、U字ライン、バッチライン等で、作業者が動きながら加工機等を起動あるいは停止させる操作スイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図18に示すように加工ライン80の加工設備81毎にワンタッチスイッチ82を設けて、作業者が、歩きながらワンタッチスイッチ82を操作して加工ライン80の加工設備81を稼働させるようにしたものが公知である。
【0003】
そして、ワンタッチスイッチ82は、図19に示すようにスイッチ本体70に揺動可能に作動アーム71を設けて、この作動アーム71の先端部に下方に向いた起動レバー72を設け、スイッチ本体70にカバー73を設けて、このカバー73で作動アーム71を保護し、カバー73に停止ボタン74を設けた構成であり、作業者が次の作業に移りながら2本の指で起動レバー72を横に払って、作動アーム71を作動して起動信号を発し、加工設備81を起動させるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したワンタッチスイッチ82は、作業者が次の作業に移りながら2本の指で起動レバー72を横に払って、作動アーム71を作動するものであり、その操作性が悪く、加工設備81の起動等に用いる場合、起動ミスが生じるという問題点があったし、ワンタッチスイッチ82は、その構成上、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることが難しいという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、操作性が良好で、加工設備の起動等に用いる場合、起動ミスが生じないばかりか、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることができる操作スイッチ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係わる操作スイッチ構造は、作動レバーがなぎ倒されることにより加工設備を起動させる操作スイッチと、前記加工設備を制御するオプションユニットとを一体化したことを特徴とする。
【0007】
かかる構成により、作業者が歩きながら手で、空間部内の作動レバーをなぎ倒すことにより、操作スイッチの操作で加工設備を起動させ、オプションユニットで前記加工設備を、非常停止等の制御を行うことが可能になって、操作スイッチの操作性が良好で、加工設備の起動等に用いる場合、起動ミスが生じないようになるばかりか、操作スイッチとオプションユニットとの一体化により、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることができる。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、請求項2の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項1記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチが設備起動スイッチであり、前記オプションユニットが、非常停止ボタン構成、カウンタ機構、タイマー機構、ブザー機構、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器、パトライトシステムの少なくともいずれか一つを含む。
【0009】
かかる構成により、請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、作業者が動きながら操作スイッチを手動操作することにより、この操作スイッチの信号を受けて前記加工設備を起動させる他に、オプションユニットが非常ボタン構成である場合には、加工設備の作動を停止させ、オプションユニットがカウンタ構成の場合にはカウンタが作業回数等を計数し、また、オプションユニットがタイマー機構である場合には、タイマーが作動して、一定の時間が経過するとブザー機構が加工終了を知らせるし、オプションユニットが、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器である場合には、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ、ワークに組立て加工が起動される。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、請求項3の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の非常停止を操作する非常停止ボタン機構を組み込んだ。
【0011】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチと非常停止ボタン機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0012】
また、上記の目的を達成するために、請求項4の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動数を計数するカウンタ機構を組み込んだ。
【0013】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチとカウンタ機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0014】
また、上記の目的を達成するために、請求項5の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動後に作動して設定時間経過後に指令を発するタイマー機構を組み込んだ。
【0015】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチとタイマー機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0016】
また、上記の目的を達成するために、請求項6の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器を組み込んだ。
【0017】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0018】
また、上記の目的を達成するために、請求項7の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項2記載の操作スイッチ構造において、表側部とこの表側部に連なる胴部から構成されるスイッチ本体を備え、前記スイッチ本体の一部に、前記スイッチ本体を設備の取付部位に取り付けるための取付部を形成し、前記胴部内に操作スイッチを収容して、前記操作スイッチの作動レバーを前記表側部より外方に突出し、前記胴部の面部に複数の外部入力端子と出力端子を有する端子台を設け、前記表側部に、前記外部入力端子に外部から入力信号が入った場合に点灯表示する表示部を設けた作業忘れ防止機能を有する。
【0019】
かかる構成により、請求項2(請求項1)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0020】
また、上記の目的を達成するために、請求項8の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7記載の操作スイッチ構造において、前記加工設備の作業の進捗状態を表示する表示システムを備えた。
【0021】
かかる構成により、請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、操作スイッチが前記加工設備を起動制御し、表示システムが加工設備の作業の進捗状態を表示手段で表示する。これにより、拡張性、汎用性に優れた加工ラインシステムを提供できる。
【0022】
また、上記の目的を達成するために、請求項9の発明に係わる操作スイッチ構造は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7又は請求項8記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチの設備起動信号を加工設備にワイヤレス伝送するようにした。
【0023】
かかる構成により、請求項1の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、加工設備への取付場所に適合させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
操作スイッチ構造45を用いた加工設備の制御装置50を図1に示す。この加工設備の制御装置50は、PLC(プログラマブル・コントローラ)10と、このPLC10に接続されたオプションユニットUを備えた操作スイッチ構造45と、PLC10の出力側に接続された表示手段である表示器13とを備えている。
【0026】
そして、オプションユニットUとしては、後述する非常停止ボタン機構、カウンタ機構、タイマー機構、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)、ブザー機構、パトライトシステム等が使用される。
【0027】
また、前記表示器13には、生産の進捗状態を表示する進捗ボード19が用いられることもある。この進捗ボード19は、図3に示すように計画、実績、進度をそれぞれに数値で表示するものや、進度に変えて可動率、停止回数、実績タクト、達成率、不良数、稼動時間、時間進度等を数値で表示するものも使用される。
【0028】
上記した加工設備の制御装置50で制御されるものとして加工ラインとしてのU字ライン40を図2に示す。このU字ライン40は、例えば、車両部品のブレーキパッドのような製品Pを製作する加工ラインであり、複数のプレス機1A、1B、1C、熱カシメ機2−1,2−2、組立機3、加熱雰囲気炉4、洗浄槽5、検査機6をフロア7に平面視でU字状に配置して構成してある。
【0029】
そして、U字ライン40におけるプレス機1A、1B、1Cの各々、熱カシメ機2−1,2−2、組立機3、加熱雰囲気炉4、洗浄槽5、検査機6には、操作スイッチ構造45における操作スイッチ12としての起動スイッチ及びオプションユニットUとしての非常停止ボタン機構、カウンタ機構、タイマー機構、ブザー機構等がそれぞれ設けてあり、組立機3には上記したオプションユニットUの他に、作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)が設けてある。また、PLC10の出力側に接続された表示器13としては、プレス機1A、1B、1Cの各々、熱カシメ機2−1,2−2、組立機3、加熱雰囲気炉4、洗浄槽5、検査機6における作業の進捗状態を表示する進捗ボード19が使用してある。
【0030】
上記した操作スイッチ構造45は、図4に示す実績数入力を機能とする基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1である場合、また、図8、図9、図10に示す付加機能タイプの操作スイッチ構造45ー2、45ー3、45ー4である場合がある。
【0031】
基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1は、図4乃至図7に示すように操作スイッチ12と、ベース41と、カバー42と、保護ガイド43と、取付ユニット44とにより大略構成してあり、ベース41とカバー42とでケースKを構成している。
【0032】
前記操作スイッチ12は、図6に示すようにケース22を備えており、このケース22内の上部にはプランジャガイド孔23が形成してあり、このプランジャガイド孔23には下側プランジャ24が軸方向に摺動可能に挿入してあり、この下側プランジャ24の上端部には円弧面25Aを有する頭部25が形成してあり、下側プランジャ24はスプリング26により上方に付勢された状態で保持されている。
【0033】
そして、下側プランジャ24の下端部には下側オペレイテイングプランジャ27の上端部が連結してある。この下側オペレイテイングプランジャ27にはアシスタントプランジャ28が連結してある。この連結は、アシスタントプランジャ28にスプリング29で下方向に付勢力を与えてアシスタントプランジャ28の端部を下側オペレイテイングプランジャ27の係止部(図示せず)に係止して行われている。
【0034】
そして、下側オペレイテイングプランジャ27には反転ばね30を介して可動接点31が設けてあり、この可動接点31は固定接点32、33間にあって、固定接点32に接触している。
【0035】
また、ケース22の上端部にはヘッド34が設けてあり、このヘッド34には上側プランジャ35が上下動可能に設けてあり、この上側プランジャ35の上端部にはコイルスプリング36を介してロッド37が取り付けてあり、これらで作動レバー100を構成している。上側プランジャ35の下端部には鍔部38が形成してある。そして、この鍔部38と前記下側プランジャ24の頭部25との間には上側オペレイテイングプランジャ39が介装してあり、上側オペレイテイングプランジャ39の上端部は平坦であって、この上端部に上側プランジャ35の鍔部38が当接しており、また、上側オペレイテイングプランジャ39の下端部に頭部25の円弧面25Aが当接している。この場合、前記鍔部38がヘッド34の上端部の開口周縁部34Aに当接している。
【0036】
前記ベース41は、左、右側面部41A、41B及び後面部41Cを有する平面視でコ字形状を成しており、左、右側面部41A、41Bには上下にねじ孔46が、中間部にはユニット取付孔47がそれぞれ設けてあり、また、左、右側面部41A、41Bの上縁部には取付座部48が形成してある。また、後面部41Cには、その上部に縦に一対のねじ孔49が、中間部に横に一対のねじ孔51が、下部にケーブル引出口52がそれぞれ設けてある。
【0037】
また、前記カバー42は、前面部42Aと左、右側面部42B、42Cと底面部42Dを有する平面視でコ字形状を成しており、前面部42Aと左、右側面部42B、42Cと底面部42Dにはケーブル引出口53が形成してあり、左、右側面部42B、42Cには上下に孔54が形成してある。
【0038】
また、前記保護ガイド43は、上、下面部43A、43B及び後面部43Cを有する側面コ字形状を成していて、その内部が、作動レバー100をなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部101にしてあり、下面部43Bには左右方向に長い長孔55と、一対の取付孔56とが設けてある。
【0039】
また、前記取付ユニット44は取付面部44Aの一端に一方の端面部44Bを、取付面部44Aの他端に他方の端面部44Cをそれぞれ有する側面コ字形状を成しており、取付面部44A及び一方の端面部44Bには一対の取付孔56が形成してあり、他方の端面部44Cにはねじ孔57が形成してあり、ねじ孔57にはねじ棒58が螺合していて、このねじ棒58の一端部にはハンドル59が、他端部には当接板60がそれぞれ取り付けてある。
【0040】
そして、ベース41内に操作スイッチ12を挿入して、この操作スイッチ12をねじにより後面部41Cに取り付けて、ベース41にカバー42を被せ、このカバー42の左、右側面部42B、42Cをベース41の左、右側面部41A、41Bにねじにより固着し、さらに、ベース41の上縁部の取付座部48にガイド43の下面部43Bをねじにより固着して、この下面部43Bに設けた長孔55から、前記操作スイッチ12の作動レバー100(上側プランジャ35に連結されたコイルスプリング36及びこのコイルスプリング36に連結されたロッド37)を保護ガイド43の空間部101内に突出させてある。そして、前記ベース41の後面部41Cには前記取付ユニット44がねじにより取り付けてあって、操作スイッチ構造45が構成してある。
【0041】
そして、操作スイッチ12に接続されたケーブル61はいづれかの前記ケーブル取出口52、53より外部に取出されている。
【0042】
上記のように構成された操作スイッチ構造45ー1は、その取付ユニット44の他方の端面部44Cのねじ孔57に螺合したねじ棒58をハンドル59で回転させて当接板60と一方の端面部45Bとで、加工設備の取付部位Sに固定することにより、この加工設備に取り付けられるものである。
【0043】
そして、操作スイッチ12の操作は、作業者が歩きながら手で、前記ガイド43内に突出させてある作動レバー100を横方向から叩く(弾く)ことにより行われる。このように、作動レバー100を横方向から叩くと、コイルスプリング36を介して上側プランジャ35が一方に傾く。すなわち、上側プランジャ35の下端部の鍔部38の一端部がヘッド34の上端部の開口周縁部34Aに当接した状態で上側プランジャ35が回動して上側オペレイテイングプランジャ39を下方に押し込む。このために、上側オペレイテイングプランジャ39が下降して、アシスタントプランジャ28及びスプリング29を介して下側オペレイテイングプランジャ27が下降し、反転ばね30が反転して可動接点31が一方の固定接点32から離れて他方の固定接点33に接触し、スイッチ・オンの状態になる。
【0044】
付加機能タイプの操作スイッチ構造45の一つとしては、図8に示す設備起動スイッチ45−2がある。この設備起動スイッチ45−2は、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1に非常停止ボタン構造14を一体に付加した構成である。
【0045】
また、付加機能タイプの操作スイッチ構造45の一つとしては、図9に示すカウンタ・タイマー付きスイッチ45−3がある。このカウンタ・タイマー付きスイッチ45−3は、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1にカウンタ機構15及びタイマー機構16を一体に付加した構成である。
【0046】
また、付加機能タイプの操作スイッチ構造45の一つとしては、図10に示す作業忘れ防止機能(ポカヨケ機能)を備えた作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)付きスイッチ45−4がある。この作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4は、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造に作業忘れ防止機器17を一体に付加した構成である。
【0047】
また、作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4の変形例としては、そのスイッチ本体64の一部を取付部位への取付部としたものである。すなわち、この作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4は、図11乃至図16に示すように表側部64Aとこの表側部64Aに対して直角を成す胴部64Bから構成されるスイッチ本体64を備えており、この胴部64Bの端部には、表側部64Aと平行にブラケット67が取り付けてあり、このブラケット67に設けたねじ孔68にはねじ棒69が螺装してあり、このねじ棒69の一端部にはハンドル62が、他端部には当接板63がそれぞれ取り付けてある。
【0048】
そして、胴部64B内に、上記した基本機能タイプの操作スイッチ構造45ー1における操作スイッチ12が収容してあり、この操作スイッチ12の作動レバー100が表側部64Aより外方に突出している。また、胴部64Bの後面には複数の外部入力端子A〜Gと出力端子Jを有する端子台65が設けてあり、表側部64Aには、外部入力端子A〜Gに外部から入力信号が入った場合に点灯する表示部である赤色発光ダイオードa〜gが設けてある。また、胴部64Bの側面部にはブザー機構18が設けてある。
【0049】
そして、作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4は、ねじ棒69をハンドル62で回転させて当接板63と表側部64Aの裏側端面部とで、加工設備の取付部位Sに固定することにより、この加工設備に取り付けられるものである。
【0050】
そして、外部入力端子A〜Gに作業部A´〜G´の信号が入力されるように接続し、例えば、図16の(1)に示すように作業部A´、C´、E´、F´での作業が作業済みであり、作業部B´、D´、G´での作業が未作業の状態にある場合には、赤色発光ダイオードa、c、e、gが点灯する。
【0051】
また、作業忘れ防止機器付きスイッチ45−4にはブザー機構18が付加してあるので、作業部B´、D´、G´での作業が未作業の状態にある場合には、赤色発光ダイオードa、c、e、gを点灯させる一方、操作スイッチ12の作動レバー100を弾く(なぎ倒す)と、ブザー機構18がピーピーピーピーピーと鳴り、全ての作業が終了していないことを作業者に知らせ、全ての作業が終了しない限りこの動作を繰り返すようにし、また、全ての作業が終了すると、図16の(2)に示すように赤色発光ダイオードa〜gを点灯させる一方、操作スイッチ12の作動レバー100を弾く(なぎ倒す)と、ブザー機構18がピーと連続して鳴り、全ての作業が終了していることを作業者に知らせる。また、ブザー機構18がピーと連続して鳴ると同時に、外部出力端子Jがショートすることにより、表示器13がカウントするようにしてもよい。
【0052】
また、図17の(1)に示すように付加機能タイプの操作スイッチ構造45の操作スイッチ12とコード12Aを介して表示器13を接続してもよいし、図17の(2)に示すように付加機能タイプの操作スイッチ構造45の操作スイッチ12の信号伝送にワイヤレス伝送系(無線)を用いてもよいし、また、図17の(3)に示すように付加機能タイプの操作スイッチ構造45の操作スイッチ12とコード12Aを介してパトライトシステム18Aを接続してもよい.
【0053】
次に、U字ライン40の作動を説明する。U字ライン40におけるプレス機1A、1B、1Cのそれぞれの操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより(または、1つの操作スイッチ12で全てのプレス機1A、1B、1Cを起動させるようにしてもよい。)、プレス機1A、1B、1Cが作動を開始してワークWのプレス加工を行う。オプションユニットUであるカウンタ機構1がプレス回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、プレス機1A、1B、1Cの各々の進捗ボード19に進捗状態を表示する。
【0054】
また、プレス機1A、1B、1Cにおいて、ワークWのプレス加工が終了すると、ブザー機構18が加工終了を知らせる。また、プレス機1A、1B、1Cの緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、プレス機1A、1B、1Cが作動を停止する。
【0055】
作業者Nはプレス機1A、1B、1Cの作業が順調に行われていることを確認して、または、ワークWのプレス加工が終了したことを確認して、U字ライン40における熱カシメ機2ー1、2ー2の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、熱カシメ機2ー1、2ー2が作動を開始してワークWに熱カシメ加工を行う。熱カシメ起動後、タイマー16が作動して、一定の冷却時間が経過するとブザー機構18が加工終了を知らせる。
【0056】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、熱カシメ機2ー1、2ー2の各々の進捗ボード19に進捗状態を表示する。熱カシメ機2ー1、2ー2の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、熱カシメ機2ー1、2ー2が作動を停止する。
【0057】
作業者Nは熱カシメ機2ー1、2ー2の作業が順調に行われていることを確認して、または、ワークWの熱カシメ加工が終了したことを確認して、U字ライン40における組立機3の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、組立機3が作動を開始してワークWに組立て加工を行う。そして、作業忘れ防止機器(ポカヨケ機能付き機器)17において、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ、ワークWに組立て加工が起動される。
【0058】
ワークWに組立て加工後、タイマー機構16が作動して、動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0059】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、組立機3の進捗ボード19に進捗状態を表示する。組立機3の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、組立機3が作動を停止する。
【0060】
作業者Nは組立機3の作業が順調に行われていることを確認して、または、ワークWの組立て加工が終了したことを確認して、U字ライン40における加熱雰囲気炉4の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、加熱雰囲気炉4が作動を開始して製品Pに加熱加工を行う。
【0061】
製品Pの加熱処理開始と同時に、タイマー機構16が作動して、動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0062】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、加熱雰囲気炉4の進捗ボード19に進捗状態を表示する。加熱雰囲気炉4の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、加熱雰囲気炉4が作動を停止する。
【0063】
作業者Nは加熱雰囲気炉4の作業が順調に行われていることを確認して、または、製品Pの加熱処理加工が終了したことを確認して、U字ライン40における洗浄槽5の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者が押すことにより、洗浄槽5が作動を開始して製品Pの洗浄処理を行う。
【0064】
製品Pに洗浄処理後、タイマー機構16が作動して動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0065】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、洗浄槽5の進捗ボード19に進捗状態を表示する。洗浄槽5の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、洗浄槽5が作動を停止する。
【0066】
作業者Nは洗浄槽5の作業が順調に行われていることを確認して、または、製品Pの洗浄処理が終了したことを確認して、U字ライン40における検査機6の操作スイッチ(起動スイッチ)12を作業者Nが押すことにより、検査機6が作動を開始して製品Pの検査処理を行う。
【0067】
ワークに検査処理後、タイマー機構16が作動して動作確認のブザー機構18が、例えば、30秒ごとに鳴り、作業が早いのか、遅いのかを知らせる。
【0068】
また、カウンタ機構1が作業回数等を計数し、この信号がPLC10に入力され、検査機6の進捗ボード19に進捗状態を表示する。検査機6の緊急停止が必要な場合には、作業者Nが非常停止ボタン機構14を押すことにより、検査機6が作動を停止する。そして、検査を終えた製品Pは製品収納箱21に収納されて搬出される。
【0069】
なお、上記した実施の形態例では加工ラインをU字ライン40としたが、バッチラインであってもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、作動レバーがなぎ倒されることにより加工設備を起動させる操作スイッチと、前記加工設備を制御するオプションユニットとを一体化したことにより、作業者が歩きながら手で、空間部内の作動レバーをなぎ倒すことにより、操作スイッチの操作で加工設備を起動させ、オプションユニットで前記加工設備を、非常停止等の制御を行うことが可能になって、操作スイッチの操作性が良好で、加工設備の起動等に用いる場合、起動ミスが生じないようになるばかりか、操作スイッチとオプションユニットとの一体化により、加工設備の種々の機能に適合させるオプションを備えることができる。
【0071】
また、請求項2の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項1記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチが設備起動スイッチであり、前記オプションユニットが、非常停止ボタン構成、カウンタ機構、タイマー機構、ブザー機構、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器、パトライトシステムの少なくともいずれか一つを含むことにより、請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、作業者が動きながら操作スイッチを手動操作することにより、この操作スイッチの信号を受けて前記加工設備を起動させる他に、オプションユニットが非常ボタン構成である場合には、加工設備の作動を停止させ、オプションユニットがカウンタ構成の場合にはカウンタが作業回数等を計数し、また、オプションユニットがタイマー機構である場合には、タイマーが作動して、一定の時間が経過するとブザー機構が加工終了を知らせるし、オプションユニットが、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器である場合には、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ、ワークに組立て加工が起動される。
【0072】
また、請求項3の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の非常停止を操作する非常停止ボタン機構を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチと非常停止ボタン機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0073】
また、請求項4の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動数を計数するカウンタ機構を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチとカウンタ機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0074】
また、請求項5の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動後に作動して設定時間経過後に指令を発するタイマー機構を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチとタイマー機構との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0075】
また、請求項6の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器を組み込んだことにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0076】
また、請求項7の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項2記載の操作スイッチ構造において、表側部とこの表側部に連なる胴部から構成されるスイッチ本体を備え、前記スイッチ本体の一部に、前記スイッチ本体を設備の取付部位に取り付けるための取付部を形成し、前記胴部内に操作スイッチを収容して、前記操作スイッチの作動レバーを前記表側部より外方に突出し、前記胴部の面部に複数の外部入力端子と出力端子を有する端子台を設け、前記表側部に、前記外部入力端子に外部から入力信号が入った場合に点灯表示する表示部を設けた作業忘れ防止機能を有することにより、請求項2(請求項1)の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチと作業忘れ防止機器との一体化により、加工設備の機能に適合させることができる。
【0077】
また、請求項8の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7記載の操作スイッチ構造において、前記加工設備の作業の進捗状態を表示する表示システムを備えたことにより、請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、操作スイッチが前記加工設備を起動制御し、表示システムが加工設備の作業の進捗状態を表示手段で表示する。これにより、拡張性、汎用性に優れた加工ラインシステムを提供できる。
【0078】
また、請求項9の発明に係わる操作スイッチ構造によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項5又は請求項7又は請求項8記載の操作スイッチ構造において、前記操作スイッチの設備起動信号を加工設備にワイヤレス伝送するようにしたことにより、請求項1の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかりか、加工設備への取付場所に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同操作スイッチ構造を用いた制御装置の構成説明図である。
【図2】加工ライン(U字ライン)の斜視図である。
【図3】表示器である進捗状態を表示する進捗ボードの斜視図である。
【図4】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例1の斜視図である。
【図5】同操作スイッチ構造の分解状態の斜視図である。
【図6】同操作スイッチ構造における操作スイッチの一部断面した正面図である。
【図7】同操作スイッチ構造の組立状態の側面図である。
【図8】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例2の斜視図である。
【図9】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例3の斜視図である。
【図10】本発明に係わる操作スイッチ構造の他の実施の形態例4の斜視図である。
【図11】同操作スイッチ構造の変形例の正面図である。
【図12】図11のA方向からの矢視図である。
【図13】同操作スイッチ構造の後面図である。
【図14】図11のB方向からの矢視図である。
【図15】同操作スイッチ構造における端子台の構成説明図である。
【図16】(1)は同操作スイッチ構造において未作業がある場合の表示部の説明図である。(2)は同操作スイッチ構造において未作業がなく作業終了の場合の表示部の説明図である。
【図17】(1)は本発明に係わる操作スイッチ構造と表示システムとの接続状態の斜視図である。(2)は同操作スイッチ構造における信号のワイヤレス伝送の斜視図である。(3)は同操作スイッチ構造にパトライトシステムをケーブルで接続した状態の斜視図である。
【図18】従来の操作スイッチ構造を用いた加工設備の制御装置の構成説明図である。
【図19】従来の操作スイッチ構造の斜視図である。
【符号の説明】
12 操作スイッチ
14 非常停止ボタン機構
15 カウンタ機構
16 タイマー機構
17 作業忘れ防止機器
18 ブザー機構
19 進捗ボード(表示器)(表示システム)
40 U字ライン(加工ライン)
45 操作スイッチ構造
100 作動レバー
Claims (9)
- 作動レバーがなぎ倒されることにより加工設備を起動させる操作スイッチと、前記加工設備を制御するオプションユニットとを一体化したことを特徴とする操作スイッチ構造。
- 前記操作スイッチが設備起動スイッチであり、前記オプションユニットが、非常停止ボタン機構、カウンタ機構、タイマー機構、ブザー機構、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器、パトライトシステムの少なくともいずれか一つを含む請求項1記載の操作スイッチ構造。
- 作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の非常停止を操作する非常停止ボタン機構を組み込んだ請求項2記載の操作スイッチ構造。
- 作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動数を計数するカウンタ機構を組み込んだ請求項2記載の操作スイッチ構造。
- 作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、加工設備の起動後に作動して設定時間経過後に指令を発するタイマー機構を組み込んだ請求項2記載の操作スイッチ構造。
- 作動レバーがなぎ倒されることにより作動すると共に、前記作動レバーをなぎ倒す方向にのみ手が入る空間部を設けた操作スイッチに、作業のピックアップ信号が全て入力されている場合のみ作動せしめる作業忘れ防止機能を有する作業忘れ防止機器を組み込んだ請求項2記載の操作スイッチ構造。
- 表側部とこの表側部に連なる胴部から構成されるスイッチ本体を備え、前記スイッチ本体の一部に、前記スイッチ本体を設備の取付部位に取り付けるための取付部を形成し、前記胴部内に操作スイッチを収容して、前記操作スイッチの作動レバーを前記表側部より外方に突出し、前記胴部の面部に複数の外部入力端子と出力端子を有する端子台を設け、前記表側部に、前記外部入力端子に外部から入力信号が入った場合に点灯表示する表示部を設けた作業忘れ防止機能を有する請求項2記載の操作スイッチ構造。
- 前記加工設備の作業の進捗状態を表示する表示システムを備えた請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7の操作スイッチ構造。
- 前記操作スイッチの設備起動信号を加工設備にワイヤレス伝送するようにした請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8記載の操作スイッチ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171672A JPH10533A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 操作スイッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171672A JPH10533A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 操作スイッチ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10533A JPH10533A (ja) | 1998-01-06 |
| JPH10533A6 true JPH10533A6 (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=15927563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8171672A Pending JPH10533A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 操作スイッチ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10533A (ja) |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP8171672A patent/JPH10533A/ja active Pending
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