JPH1091913A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH1091913A JPH1091913A JP24469796A JP24469796A JPH1091913A JP H1091913 A JPH1091913 A JP H1091913A JP 24469796 A JP24469796 A JP 24469796A JP 24469796 A JP24469796 A JP 24469796A JP H1091913 A JPH1091913 A JP H1091913A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- glass
- manufacturing
- magnetic head
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ギャップ形成部の金属磁性膜の変形,ギャッ
プの拡大,トラックの不整合及び導線巻き用窓部へのガ
ラスの流入といった不都合が生じることがなく、また、
融着条件の許容範囲が広く、製造歩留りを向上させた磁
気ヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 セラミック又は結晶化ガラス基板1の表
面に、複数のV字状の溝を形成し、該溝の一方の溝壁面
に磁性膜2を設け、該磁性膜2を設けた溝にガラス3を
充填して形成される一対の磁気コア半体を、前記磁性膜
2の面(端面)同士を対向させるようにして接合する磁
気ヘッドの製造方法において、前記接合時における圧力
Pを、13MPa≦P≦20MPaとし、前記一対の磁
気コア半体が備えるそれぞれの前記ガラス3は、互いに
異なる組成を有し、より詳細には各該ガラス3の軟化点
が30〜150℃の範囲で異なるようにして、構成す
る。
プの拡大,トラックの不整合及び導線巻き用窓部へのガ
ラスの流入といった不都合が生じることがなく、また、
融着条件の許容範囲が広く、製造歩留りを向上させた磁
気ヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 セラミック又は結晶化ガラス基板1の表
面に、複数のV字状の溝を形成し、該溝の一方の溝壁面
に磁性膜2を設け、該磁性膜2を設けた溝にガラス3を
充填して形成される一対の磁気コア半体を、前記磁性膜
2の面(端面)同士を対向させるようにして接合する磁
気ヘッドの製造方法において、前記接合時における圧力
Pを、13MPa≦P≦20MPaとし、前記一対の磁
気コア半体が備えるそれぞれの前記ガラス3は、互いに
異なる組成を有し、より詳細には各該ガラス3の軟化点
が30〜150℃の範囲で異なるようにして、構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダー等の高密度記録再生を行うために必要な高い飽和
磁束密度を有する磁気ヘッドの製造方法に関するもので
ある。
ーダー等の高密度記録再生を行うために必要な高い飽和
磁束密度を有する磁気ヘッドの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気記録の分野においては、高
周波特性に優れる高密度磁気記録用の磁気ヘッドとして
膜厚の薄い金属磁性膜を絶縁膜を介して何層にも積層し
てなる、いわゆる積層型の金属磁性膜を用いた磁気ヘッ
ドの開発が行われている。かかる磁気ヘッドとしては、
例えば基板に溝を形成し、この溝に沿わせて磁性金属薄
膜と絶縁膜を交互に積層成膜した構成を有する一対の磁
気コア半体同士を、前記磁性膜の端面を互いにギャップ
を介して対向させるようにして、低融点溶着ガラスでギ
ャップ融着(この時一対の磁気コア半体が備える基板と
低融点ガラスは、それぞれ同一の組成からなる)してな
る磁気ヘッド(以下TFSヘッド)が挙げられる。ま
た、特開平6−338020号公報においては、少なく
とも一部がフェライト材よりなる基板により、金属磁性
膜を膜厚方向より挟みこんでなる一対の磁気コア半体を
ギャップ融着させる磁気ヘッドであって、前記のギャッ
プ長を精度良く形成することができ、磁気コア半体同士
のギャップ融着時に、金属磁性膜及び基板に残留応力が
発生せず、これらの磁気特性の良好な磁気ヘッドの製造
方法が開示されている。このような磁気ヘッドにおいて
は、さらなる高密度記録を達成するためにトラック幅を
狭くする方向に進んでいる。
周波特性に優れる高密度磁気記録用の磁気ヘッドとして
膜厚の薄い金属磁性膜を絶縁膜を介して何層にも積層し
てなる、いわゆる積層型の金属磁性膜を用いた磁気ヘッ
ドの開発が行われている。かかる磁気ヘッドとしては、
例えば基板に溝を形成し、この溝に沿わせて磁性金属薄
膜と絶縁膜を交互に積層成膜した構成を有する一対の磁
気コア半体同士を、前記磁性膜の端面を互いにギャップ
を介して対向させるようにして、低融点溶着ガラスでギ
ャップ融着(この時一対の磁気コア半体が備える基板と
低融点ガラスは、それぞれ同一の組成からなる)してな
る磁気ヘッド(以下TFSヘッド)が挙げられる。ま
た、特開平6−338020号公報においては、少なく
とも一部がフェライト材よりなる基板により、金属磁性
膜を膜厚方向より挟みこんでなる一対の磁気コア半体を
ギャップ融着させる磁気ヘッドであって、前記のギャッ
プ長を精度良く形成することができ、磁気コア半体同士
のギャップ融着時に、金属磁性膜及び基板に残留応力が
発生せず、これらの磁気特性の良好な磁気ヘッドの製造
方法が開示されている。このような磁気ヘッドにおいて
は、さらなる高密度記録を達成するためにトラック幅を
狭くする方向に進んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記TFS
ヘッドの製造方法において、磁気コア半体同士をギャッ
プ融着するに際しては、これら磁気コア半体同士を所定
の圧力を加えて融着する必要がある。しかし、その圧力
の大きさによっては、ギャップ形成部の金属磁性膜の変
形や、ギャップの拡大、及びトラックの不整合といった
不都合が生じる。上記のような傾向は挟ギャップ化した
場合、特に顕著であり、従って、ギャップ融着における
加圧力を制御する必要が出てくる。また、融着するに際
して、ギャップ融着温度の微妙な変化により、導線巻き
用窓部にガラスが流れ込み、前記窓部の一部を占有して
しまうために、所定の巻数が得られない場合が生じる。
また、特開平6−338020号公報に開示されたもの
を含む一般のヘッドにおいては、ギャップ融着するガラ
スの組成が、各磁気コア半体において同一であるため、
融着温度のばらつきに対して許容範囲が狭いという問題
が生じる。
ヘッドの製造方法において、磁気コア半体同士をギャッ
プ融着するに際しては、これら磁気コア半体同士を所定
の圧力を加えて融着する必要がある。しかし、その圧力
の大きさによっては、ギャップ形成部の金属磁性膜の変
形や、ギャップの拡大、及びトラックの不整合といった
不都合が生じる。上記のような傾向は挟ギャップ化した
場合、特に顕著であり、従って、ギャップ融着における
加圧力を制御する必要が出てくる。また、融着するに際
して、ギャップ融着温度の微妙な変化により、導線巻き
用窓部にガラスが流れ込み、前記窓部の一部を占有して
しまうために、所定の巻数が得られない場合が生じる。
また、特開平6−338020号公報に開示されたもの
を含む一般のヘッドにおいては、ギャップ融着するガラ
スの組成が、各磁気コア半体において同一であるため、
融着温度のばらつきに対して許容範囲が狭いという問題
が生じる。
【0004】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたもので、ギャップ形成部の金属磁性膜の変形,ギャ
ップの拡大,トラックの不整合及び導線巻き用窓部への
ガラスの流入といった不都合が生じることがなく、ま
た、融着条件の許容範囲が広く、製造歩留りを向上させ
た磁気ヘッドの製造方法を提供することをその解決すべ
き課題とする。
れたもので、ギャップ形成部の金属磁性膜の変形,ギャ
ップの拡大,トラックの不整合及び導線巻き用窓部への
ガラスの流入といった不都合が生じることがなく、ま
た、融着条件の許容範囲が広く、製造歩留りを向上させ
た磁気ヘッドの製造方法を提供することをその解決すべ
き課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、セラ
ミック又は結晶化ガラス基板の表面に、複数のV字状の
溝を形成し、該溝の一方の溝壁面に磁性膜を設け、該磁
性膜を設けた溝にガラスを充填して形成される一対の磁
気コア半体を、前記磁性膜面(端面)同士を対向させる
ようにして接合する磁気ヘッドの製造方法において、前
記接合時における圧力Pを、13MPa≦P≦20MP
aとすることを特徴としたものであり、ギャップ形成部
の磁性膜の変形やギャップの拡大、またトラックの不整
合といった不都合が生じることがなく、磁気ヘッドの製
造を行うことができるようにしたものである。
ミック又は結晶化ガラス基板の表面に、複数のV字状の
溝を形成し、該溝の一方の溝壁面に磁性膜を設け、該磁
性膜を設けた溝にガラスを充填して形成される一対の磁
気コア半体を、前記磁性膜面(端面)同士を対向させる
ようにして接合する磁気ヘッドの製造方法において、前
記接合時における圧力Pを、13MPa≦P≦20MP
aとすることを特徴としたものであり、ギャップ形成部
の磁性膜の変形やギャップの拡大、またトラックの不整
合といった不都合が生じることがなく、磁気ヘッドの製
造を行うことができるようにしたものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記一対の磁気コア半体が備えるそれぞれの前記ガ
ラスは、互いに異なる組成を有するようにしたことを特
徴としたものであり、融着温度に対する許容範囲を広く
できるようにしたものである。
て、前記一対の磁気コア半体が備えるそれぞれの前記ガ
ラスは、互いに異なる組成を有するようにしたことを特
徴としたものであり、融着温度に対する許容範囲を広く
できるようにしたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記一対の磁気コアが備えるそれぞれのガラスは、
各該ガラスの軟化点の差異が30℃〜150℃の範囲と
なるようにしたことを特徴としたものであり、融着温度
に対する許容範囲を広くできるようにしたものである。
て、前記一対の磁気コアが備えるそれぞれのガラスは、
各該ガラスの軟化点の差異が30℃〜150℃の範囲と
なるようにしたことを特徴としたものであり、融着温度
に対する許容範囲を広くできるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照しな
がら、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
図1は、本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法によっ
て形成される磁気ヘッドの一例を示す斜視図で、図中、
1は基板、2は金属磁性膜、3は低融点ガラス、4は導
線巻き用窓部、5は導線巻き固定用窓である。図2は、
本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例を説明す
るための、磁気ヘッド製造工程の一部を示す斜視図で、
図中、11は基板、12はセンダスト積層薄膜、13は
低融点ガラス、14は導線巻き用窓部である。
がら、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
図1は、本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法によっ
て形成される磁気ヘッドの一例を示す斜視図で、図中、
1は基板、2は金属磁性膜、3は低融点ガラス、4は導
線巻き用窓部、5は導線巻き固定用窓である。図2は、
本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例を説明す
るための、磁気ヘッド製造工程の一部を示す斜視図で、
図中、11は基板、12はセンダスト積層薄膜、13は
低融点ガラス、14は導線巻き用窓部である。
【0009】磁気ヘッドの製造に際して、磁気コア半体
ブロックを得るために、図2(A)に示すごとく、ま
ず、例えば結晶化ガラス,セラミックス等の非磁性材料
からなる略直方体形状の基板11の表面に所定の寸法,
深さを有する断面略V字状の複数溝が、ダイヤモンドブ
レードによるダイシング加工によって形成される。この
V字状溝の片面は、金属磁性膜であるセンダスト(Fe
−Al−Si)積層薄膜12の成膜部分となるので、特に
鏡面加工が施される。この基板材料に非磁性材料を使用
することにより、磁気ヘッドチップの磁路をセンダスト
積層薄膜12に限定し、共振周波数をビデオ帯域より高
域にすることができる。このようなV字状の複数溝が加
工された基板11の鏡面部にセンダスト膜が積層蒸着さ
れるが、このとき、基板11はあらかじめ精密洗浄され
た後、蒸着装置にセッティングされ、センダスト膜とS
iO2等の中間膜が所定の総厚みになるまで交互に積層さ
れ、この総厚みが磁気ヘッドのトラック幅となるように
する。
ブロックを得るために、図2(A)に示すごとく、ま
ず、例えば結晶化ガラス,セラミックス等の非磁性材料
からなる略直方体形状の基板11の表面に所定の寸法,
深さを有する断面略V字状の複数溝が、ダイヤモンドブ
レードによるダイシング加工によって形成される。この
V字状溝の片面は、金属磁性膜であるセンダスト(Fe
−Al−Si)積層薄膜12の成膜部分となるので、特に
鏡面加工が施される。この基板材料に非磁性材料を使用
することにより、磁気ヘッドチップの磁路をセンダスト
積層薄膜12に限定し、共振周波数をビデオ帯域より高
域にすることができる。このようなV字状の複数溝が加
工された基板11の鏡面部にセンダスト膜が積層蒸着さ
れるが、このとき、基板11はあらかじめ精密洗浄され
た後、蒸着装置にセッティングされ、センダスト膜とS
iO2等の中間膜が所定の総厚みになるまで交互に積層さ
れ、この総厚みが磁気ヘッドのトラック幅となるように
する。
【0010】次に、図2(B)に示すごとく、電磁変換
素子機能を付与するための導線巻き用窓部14の加工が
施こされ、その後、後の磁気ヘッドのギャップ形成の際
の接着剤となるガラス13が前記V字状の溝に充填され
る。そして、このガラスの盛り上がり部を除去して、セ
ンダスト積層薄膜12がわずかに露出する程度まで、ダ
イヤモンドのカップ型砥石にて研削を行うことにより、
磁気コア半体ブロックが得られ、その後、このような磁
気コア半体ブロックを切断して、磁気コア半体とする。
この磁気コア半体のセンダスト積層薄膜露出面は、さら
にダイヤモンド微細遊離砥粒によって研磨される。そし
て、上記磁気コア半体同士をセンダスト積層薄膜12が
直線となるようにギャップを介して対向させて、位置合
わせを行って融着する。この結果、磁気コア半体同士が
接合され一体化する。
素子機能を付与するための導線巻き用窓部14の加工が
施こされ、その後、後の磁気ヘッドのギャップ形成の際
の接着剤となるガラス13が前記V字状の溝に充填され
る。そして、このガラスの盛り上がり部を除去して、セ
ンダスト積層薄膜12がわずかに露出する程度まで、ダ
イヤモンドのカップ型砥石にて研削を行うことにより、
磁気コア半体ブロックが得られ、その後、このような磁
気コア半体ブロックを切断して、磁気コア半体とする。
この磁気コア半体のセンダスト積層薄膜露出面は、さら
にダイヤモンド微細遊離砥粒によって研磨される。そし
て、上記磁気コア半体同士をセンダスト積層薄膜12が
直線となるようにギャップを介して対向させて、位置合
わせを行って融着する。この結果、磁気コア半体同士が
接合され一体化する。
【0011】この時、上記磁気コア半体同士の融着時に
おける圧力Pを13MPa≦P≦20MPaの範囲内で
設定するが、上記範囲を外れて圧力が小さい場合、磁気
コア半体同士を対面させて、センダスト積層薄膜12が
直線となるように位置合わせを行ったにもかかわらず、
磁気コア半体同士を固定する力が弱く、コアを移動する
際や高温時のコアの膨張によりトラックがずれてしまう
ことがあり、また上記範囲を外れて圧力が大きい場合、
ガラス13が高温により軟化した際、ギャップ形成部の
センダスト積層薄膜が変形してしまったり、コアが反っ
ていた場合、コア自体が変形を起こし、ギャップ形成部
が広がってしまうことがある。
おける圧力Pを13MPa≦P≦20MPaの範囲内で
設定するが、上記範囲を外れて圧力が小さい場合、磁気
コア半体同士を対面させて、センダスト積層薄膜12が
直線となるように位置合わせを行ったにもかかわらず、
磁気コア半体同士を固定する力が弱く、コアを移動する
際や高温時のコアの膨張によりトラックがずれてしまう
ことがあり、また上記範囲を外れて圧力が大きい場合、
ガラス13が高温により軟化した際、ギャップ形成部の
センダスト積層薄膜が変形してしまったり、コアが反っ
ていた場合、コア自体が変形を起こし、ギャップ形成部
が広がってしまうことがある。
【0012】しかし、かかる圧力範囲で融着を行えば、
上記のようなギャップ形成部のセンダスト積層薄膜の変
形やギャップの拡大、また、トラックの不整合といった
不都合が生じることがない。さらに、このとき溶融する
温度が非常に重要となり、高すぎた場合、上記ギャップ
形成部のセンダスト積層薄膜の変形が顕著になり、ま
た、導線巻き用窓部にガラスが流れ込み、前記窓部の一
部を占有してしまうために、所定の巻線の巻数が得られ
ない場合が生じる。逆に、前記温度が低すぎた場合、磁
気コアのガラス13が溶融せず、磁気コアブロックの形
成ができなくなる。しかし、融着する磁気コア半体に用
いる低融点ガラスをそれぞれの前記半体において共に異
なる組成にし、基板を各低融点ガラスの熱膨張特性にマ
ッチした組成にした場合、融着時の制御温度に多少のば
らつきがあったとしても、上記のような不都合が生じる
ことなく、磁気コアブロックを形成することができ、歩
留まりを向上させることができる。その後、融着された
磁気コアブロックは、磁気記録媒体が摺動する面が適当
な曲率を有するように研削が行われ、また、前記電磁変
換素子とするための導線巻き用窓14に対となる導線巻
き固定用窓がブロック両面に形成される。この後は、ダ
イシングソー等による溝入れ加工で摺動面規制溝が形成
される。
上記のようなギャップ形成部のセンダスト積層薄膜の変
形やギャップの拡大、また、トラックの不整合といった
不都合が生じることがない。さらに、このとき溶融する
温度が非常に重要となり、高すぎた場合、上記ギャップ
形成部のセンダスト積層薄膜の変形が顕著になり、ま
た、導線巻き用窓部にガラスが流れ込み、前記窓部の一
部を占有してしまうために、所定の巻線の巻数が得られ
ない場合が生じる。逆に、前記温度が低すぎた場合、磁
気コアのガラス13が溶融せず、磁気コアブロックの形
成ができなくなる。しかし、融着する磁気コア半体に用
いる低融点ガラスをそれぞれの前記半体において共に異
なる組成にし、基板を各低融点ガラスの熱膨張特性にマ
ッチした組成にした場合、融着時の制御温度に多少のば
らつきがあったとしても、上記のような不都合が生じる
ことなく、磁気コアブロックを形成することができ、歩
留まりを向上させることができる。その後、融着された
磁気コアブロックは、磁気記録媒体が摺動する面が適当
な曲率を有するように研削が行われ、また、前記電磁変
換素子とするための導線巻き用窓14に対となる導線巻
き固定用窓がブロック両面に形成される。この後は、ダ
イシングソー等による溝入れ加工で摺動面規制溝が形成
される。
【0013】次に、磁気ヘッドチップが磁気ブロックよ
り切り放されるが、この幅tは、V字状溝の形成ピッチ
と、このときの切断しろで決まる値で、加工はダイシン
グソー、またはワイヤーソー等によって行われる。以
後、電磁変換素子として所定のインダクタンスに達する
ように導線が巻かれ、磁気記録媒体の摺動面が精密研磨
されて、図1に示すごとくの磁気ヘッドとして完成す
る。
り切り放されるが、この幅tは、V字状溝の形成ピッチ
と、このときの切断しろで決まる値で、加工はダイシン
グソー、またはワイヤーソー等によって行われる。以
後、電磁変換素子として所定のインダクタンスに達する
ように導線が巻かれ、磁気記録媒体の摺動面が精密研磨
されて、図1に示すごとくの磁気ヘッドとして完成す
る。
【0014】
【発明の効果】以上の実施形態からも明らかなように、
本発明による磁気ヘッドの製造方法により、以下のよう
な効果が得られる。 請求項1の効果:TFSヘッドの製造方法において、ギ
ャップ融着時における圧力Pを13MPa≦P≦20M
Paとすることにより、ギャップ形成部の金属磁性膜の
変形やギャップの拡大、またトラックの不整合といった
不都合が生じることがなく、磁気ヘッドの製造を行うこ
とができる。
本発明による磁気ヘッドの製造方法により、以下のよう
な効果が得られる。 請求項1の効果:TFSヘッドの製造方法において、ギ
ャップ融着時における圧力Pを13MPa≦P≦20M
Paとすることにより、ギャップ形成部の金属磁性膜の
変形やギャップの拡大、またトラックの不整合といった
不都合が生じることがなく、磁気ヘッドの製造を行うこ
とができる。
【0015】請求項2及び3の効果:融着する一対の磁
性コア半体に用いる各低融点ガラスを共に異なる組成ま
たは異なる軟化温度特性を有するようにすることによ
り、制御温度に多少のばらつきがあったとしても、例え
ば、高すぎた場合のギャップ形成部の金属磁性膜の顕著
な変形、あるいは、導線巻き用窓部に流れ込んだガラス
の窓部の占有による巻数の不足という問題や、逆に低す
ぎた場合のガラスの未溶融によるブロックの形成不良と
いうような問題が生じることなく、磁気ヘッドの製造を
行うことができ、歩留まりを向上させることができる。
性コア半体に用いる各低融点ガラスを共に異なる組成ま
たは異なる軟化温度特性を有するようにすることによ
り、制御温度に多少のばらつきがあったとしても、例え
ば、高すぎた場合のギャップ形成部の金属磁性膜の顕著
な変形、あるいは、導線巻き用窓部に流れ込んだガラス
の窓部の占有による巻数の不足という問題や、逆に低す
ぎた場合のガラスの未溶融によるブロックの形成不良と
いうような問題が生じることなく、磁気ヘッドの製造を
行うことができ、歩留まりを向上させることができる。
【図1】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法によっ
て形成される磁気ヘッドの一例を示す斜視図である。
て形成される磁気ヘッドの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例
を説明するための、磁気ヘッド製造工程の一部を示す斜
視図である。
を説明するための、磁気ヘッド製造工程の一部を示す斜
視図である。
1…基板、2…金属磁性膜、3…低融点ガラス、4…導
線巻き用窓部、5…導線巻き固定用窓、11…基板、1
2…センダスト積層薄膜、13…低融点ガラス、14…
導線巻き用窓部。
線巻き用窓部、5…導線巻き固定用窓、11…基板、1
2…センダスト積層薄膜、13…低融点ガラス、14…
導線巻き用窓部。
Claims (3)
- 【請求項1】 セラミック又は結晶化ガラス基板の表面
に、複数のV字状の溝を形成し、該溝の一方の溝壁面に
磁性膜を設け、該磁性膜を設けた溝にガラスを充填して
形成される一対の磁気コア半体を、前記磁性膜面同士を
対向させるようにして接合する磁気ヘッドの製造方法に
おいて、前記接合時における圧力Pを、13MPa≦P
≦20MPaとすることを特徴とする磁気ヘッドの製造
方法。 - 【請求項2】 前記一対の磁気コア半体が備えるそれぞ
れの前記基板と前記ガラスは、共に異なる組成を有する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド
の製造方法。 - 【請求項3】 前記一対の磁気コア半体が備えるそれぞ
れのガラスは、各該ガラスの軟化点の差異が30℃〜1
50℃の範囲となるようにしたことを特徴とする請求項
2記載の磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24469796A JPH1091913A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24469796A JPH1091913A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1091913A true JPH1091913A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17122595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24469796A Pending JPH1091913A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1091913A (ja) |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24469796A patent/JPH1091913A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR920006124B1 (ko) | 자기헤드 및 그 제조방법 | |
| EP0356155B1 (en) | Magnetic head | |
| JPH1091913A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| KR100385126B1 (ko) | 자기헤드 | |
| JPS60231903A (ja) | 複合型磁気ヘツドおよびその製造方法 | |
| JPH08329409A (ja) | 磁気ヘッド | |
| EP0353998B1 (en) | Magnetic Head | |
| JP2954784B2 (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
| JP2887204B2 (ja) | 狭トラック磁気ヘッドの製造方法 | |
| JP3274201B2 (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH07182616A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH09219008A (ja) | 磁気ヘッド装置及びその製造方法 | |
| JPS59203210A (ja) | 磁気コアおよびその製造方法 | |
| JPH02139705A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH06338020A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPS63288407A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
| JPH01176304A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPS6157024A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
| JP2001076310A (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
| JPH0476168B2 (ja) | ||
| JPH08335302A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
| JPH06243416A (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
| JPH0773407A (ja) | 磁気ヘッドチップの製造方法 | |
| JPH0520622A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
| JP2002367107A (ja) | 基板の平坦化方法、並びに磁気ヘッド及びその製造方法 |