JPH1091914A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH1091914A JPH1091914A JP24220796A JP24220796A JPH1091914A JP H1091914 A JPH1091914 A JP H1091914A JP 24220796 A JP24220796 A JP 24220796A JP 24220796 A JP24220796 A JP 24220796A JP H1091914 A JPH1091914 A JP H1091914A
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- metal
- magnetic head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気ヘッドの製造工程における接合不良やコ
アブロック折れ等の発生を防止して、磁気ヘッドの製造
歩留まりを向上させる。 【解決手段】 一対の非磁性基板11、12により金属
磁性層13を挟み込んでなる一対の磁気コア半体10
を、互いに相対向する上記金属磁性層13の側端部を突
き合わせて接合し、この突き合わせ接合面間に磁気ギャ
ップgを形成する。上記磁気コア半体10は、素材の非
磁性基板材18の一方の主面18aに金属磁性層13が
成膜された後に、その金属磁性層13の表面が研磨され
て製作される。
アブロック折れ等の発生を防止して、磁気ヘッドの製造
歩留まりを向上させる。 【解決手段】 一対の非磁性基板11、12により金属
磁性層13を挟み込んでなる一対の磁気コア半体10
を、互いに相対向する上記金属磁性層13の側端部を突
き合わせて接合し、この突き合わせ接合面間に磁気ギャ
ップgを形成する。上記磁気コア半体10は、素材の非
磁性基板材18の一方の主面18aに金属磁性層13が
成膜された後に、その金属磁性層13の表面が研磨され
て製作される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオテー
プレコーダやデジタルデータレコーダ等の磁気記録再生
装置に搭載される磁気ヘッドの製造方法に関する。
プレコーダやデジタルデータレコーダ等の磁気記録再生
装置に搭載される磁気ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオテープレコーダやデジタル
データレコーダ等の磁気記録再生装置においては、ビデ
オ画像の高画質化、データの記憶容量の拡大等を目的と
して、情報信号の短波長化による高密度記録化が進めら
れている。
データレコーダ等の磁気記録再生装置においては、ビデ
オ画像の高画質化、データの記憶容量の拡大等を目的と
して、情報信号の短波長化による高密度記録化が進めら
れている。
【0003】このような高密度記録化に対応して、磁気
記録媒体には、磁性粉として強磁性体粉末を用いたいわ
ゆるメタルテープや、ベースフィルム上に強磁性金属材
料を直接被着した蒸着テープ等のような、高抗磁力磁気
記録媒体が使用されるようになっている。
記録媒体には、磁性粉として強磁性体粉末を用いたいわ
ゆるメタルテープや、ベースフィルム上に強磁性金属材
料を直接被着した蒸着テープ等のような、高抗磁力磁気
記録媒体が使用されるようになっている。
【0004】一方、磁気ヘッドにおいても、このような
高抗磁力磁気記録媒体の使用に対応して、高密度記録
化、再生化を達成するために、磁気コア材料に金属磁性
材料を用いるとともに、狭トラック化及び狭ギャップ化
を図った磁気ヘッドが開発されている。
高抗磁力磁気記録媒体の使用に対応して、高密度記録
化、再生化を達成するために、磁気コア材料に金属磁性
材料を用いるとともに、狭トラック化及び狭ギャップ化
を図った磁気ヘッドが開発されている。
【0005】このような磁気ヘッドとしては、図14に
示すように、一対の非磁性基板102と103とにより
高透磁率かつ高飽和磁束密度を有する金属磁性層104
を挟み込んでなるいわゆるラミネートタイプの磁気ヘッ
ド100が提供されている。すなわち、磁気ヘッド10
0は、一対の非磁性基板102Aと103Aとにより金
属磁性層104Aを挟み込んでなる第1の磁気コア半体
101Aと、一対の非磁性基板102Bと103Bとに
より金属磁性層104Bを挟み込んでなる第2の磁気コ
ア半体101Bとを有する。
示すように、一対の非磁性基板102と103とにより
高透磁率かつ高飽和磁束密度を有する金属磁性層104
を挟み込んでなるいわゆるラミネートタイプの磁気ヘッ
ド100が提供されている。すなわち、磁気ヘッド10
0は、一対の非磁性基板102Aと103Aとにより金
属磁性層104Aを挟み込んでなる第1の磁気コア半体
101Aと、一対の非磁性基板102Bと103Bとに
より金属磁性層104Bを挟み込んでなる第2の磁気コ
ア半体101Bとを有する。
【0006】なお、本明細書においては、一対で構成さ
れる部材については特に個別に説明する場合を除いて、
101、102、103、等の符号を用いて総称する。
れる部材については特に個別に説明する場合を除いて、
101、102、103、等の符号を用いて総称する。
【0007】上記第1の磁気コア半体101Aと第2の
磁気コア半体101Bとは、それぞれの金属磁性層10
4Aと金属磁性層104Bとが相対向する側端部を突き
合わされて接合されることによって、磁気ヘッド100
が構成される。磁気ヘッド100は、第1の磁気コア半
体101Aと第2の磁気コア半体101Bとの突合せ接
合面間に磁気ギャップgが形成される。
磁気コア半体101Bとは、それぞれの金属磁性層10
4Aと金属磁性層104Bとが相対向する側端部を突き
合わされて接合されることによって、磁気ヘッド100
が構成される。磁気ヘッド100は、第1の磁気コア半
体101Aと第2の磁気コア半体101Bとの突合せ接
合面間に磁気ギャップgが形成される。
【0008】また、磁気ヘッド100は、磁気コア半体
101の対向側面にそれぞれ凹設された凹部105A、
105Bによって、突き合わせた状態において磁気ギャ
ップgのデプスdpを規制するとともに図示しないコイ
ルが巻回される捲線溝105が形成される。また、磁気
ヘッド100は、この捲線溝105の上面が、所定の曲
率を持った磁気記録媒体摺動面106として構成され
る。
101の対向側面にそれぞれ凹設された凹部105A、
105Bによって、突き合わせた状態において磁気ギャ
ップgのデプスdpを規制するとともに図示しないコイ
ルが巻回される捲線溝105が形成される。また、磁気
ヘッド100は、この捲線溝105の上面が、所定の曲
率を持った磁気記録媒体摺動面106として構成され
る。
【0009】さらに、磁気ヘッド100には、捲線溝1
05に対応して磁気コア半体101の一方側面にそれぞ
れ凹設された凹部107A、107Bによって捲線ガイ
ド溝107が形成される。さらにまた、磁気ヘッド10
0には、磁気記録媒体摺動面106の長手方向の両側縁
に沿って、金属磁性層104に対して略平行な当たり幅
規制溝108A、108Bが形成される。
05に対応して磁気コア半体101の一方側面にそれぞ
れ凹設された凹部107A、107Bによって捲線ガイ
ド溝107が形成される。さらにまた、磁気ヘッド10
0には、磁気記録媒体摺動面106の長手方向の両側縁
に沿って、金属磁性層104に対して略平行な当たり幅
規制溝108A、108Bが形成される。
【0010】以上のように構成された磁気ヘッド100
は、磁気記録媒体摺動面106上を摺動する磁気記録媒
体に情報信号を記録し、または磁気記録媒体摺動面10
6上を摺動する磁気記録媒体から情報信号を読み取るよ
うにしている。
は、磁気記録媒体摺動面106上を摺動する磁気記録媒
体に情報信号を記録し、または磁気記録媒体摺動面10
6上を摺動する磁気記録媒体から情報信号を読み取るよ
うにしている。
【0011】磁気ヘッド100は、そのギャップgのト
ラック幅が、非磁性基板102と103とにより挟み込
まれた金属磁性層104の膜厚Tによって規定される。
したがって、磁気ヘッド100は、金属磁性層104の
膜厚Tを制御することによって、容易に狭トラック化を
図ることができるという特徴を有している。また、この
磁気ヘッド100は、金属磁性層104が一対の非磁性
基板102、103に挟み込まれていることから、疑似
ギャップが発生することがないといった特徴を有してい
る。
ラック幅が、非磁性基板102と103とにより挟み込
まれた金属磁性層104の膜厚Tによって規定される。
したがって、磁気ヘッド100は、金属磁性層104の
膜厚Tを制御することによって、容易に狭トラック化を
図ることができるという特徴を有している。また、この
磁気ヘッド100は、金属磁性層104が一対の非磁性
基板102、103に挟み込まれていることから、疑似
ギャップが発生することがないといった特徴を有してい
る。
【0012】ところで、磁気ヘッド100は、図15に
示すように、金属磁性層104を、金属磁性膜104a
と、SiO2 、Al2O3、Si3N4等の酸化物や窒化物
等からなる電気的絶縁膜104bとを交互に積層して構
成することにより、渦電流損失を回避でき、特に高周波
帯域での周波数特性が改善され、高出力化が図れるとい
った磁気ヘッドを構成することができるといった特徴を
有している。
示すように、金属磁性層104を、金属磁性膜104a
と、SiO2 、Al2O3、Si3N4等の酸化物や窒化物
等からなる電気的絶縁膜104bとを交互に積層して構
成することにより、渦電流損失を回避でき、特に高周波
帯域での周波数特性が改善され、高出力化が図れるとい
った磁気ヘッドを構成することができるといった特徴を
有している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した磁気ヘッド1
00は以下のように製造される。先ず、非磁性基板10
2、103となる非磁性基板材を素材として、この非磁
性基板材に金属磁性膜104を成膜し、熱処理を施した
短冊状コア基板が製作される。そして、製作された複数
個の短冊状コア基板に接合膜を成膜して、これらを一体
に接合した磁気コア基板が製作される。そして、この磁
気コア基板が切断されて磁気コア半体ブロックが製作さ
れる。そして、この製作された一対の磁気コア半体ブロ
ックそれぞれの一方側面に捲線溝が形成され、これら一
対の磁気コア半体ブロックが接合されて、磁気コアブロ
ックが製作される。この磁気コアブロックに磁気記録媒
体摺動面と捲線ガイド溝と当たり幅規制溝とが形成さ
れ、この磁気コアブロックが所定の幅に切断されて、磁
気ヘッド100が製造される。
00は以下のように製造される。先ず、非磁性基板10
2、103となる非磁性基板材を素材として、この非磁
性基板材に金属磁性膜104を成膜し、熱処理を施した
短冊状コア基板が製作される。そして、製作された複数
個の短冊状コア基板に接合膜を成膜して、これらを一体
に接合した磁気コア基板が製作される。そして、この磁
気コア基板が切断されて磁気コア半体ブロックが製作さ
れる。そして、この製作された一対の磁気コア半体ブロ
ックそれぞれの一方側面に捲線溝が形成され、これら一
対の磁気コア半体ブロックが接合されて、磁気コアブロ
ックが製作される。この磁気コアブロックに磁気記録媒
体摺動面と捲線ガイド溝と当たり幅規制溝とが形成さ
れ、この磁気コアブロックが所定の幅に切断されて、磁
気ヘッド100が製造される。
【0014】この磁気ヘッドは図14、図15に示すよ
うに、非磁性基板102、103となる非磁性基板材の
被膜付け面に異物109等が付着したりしていると、金
属磁性層104を膜付けする際に、この異物109等が
金属磁性層104内に封装されてしまうことがあった。
また、磁気ヘッド100は、真空雰囲気でスパッタ法
や、蒸着法等により非磁性基板材の一方主面に金属磁性
層104が膜付けされるが、例えば真空状態が不充分な
場合に大気中に含まれた異物109等が金属磁性層10
4に取り込まれてしまうことがあった。磁気ヘッド10
0は、これらの異物109が原因となり、非磁性基板材
の主面に成膜された金属磁性層104の表面に微小な突
起110が形成されてしまうことがあった。
うに、非磁性基板102、103となる非磁性基板材の
被膜付け面に異物109等が付着したりしていると、金
属磁性層104を膜付けする際に、この異物109等が
金属磁性層104内に封装されてしまうことがあった。
また、磁気ヘッド100は、真空雰囲気でスパッタ法
や、蒸着法等により非磁性基板材の一方主面に金属磁性
層104が膜付けされるが、例えば真空状態が不充分な
場合に大気中に含まれた異物109等が金属磁性層10
4に取り込まれてしまうことがあった。磁気ヘッド10
0は、これらの異物109が原因となり、非磁性基板材
の主面に成膜された金属磁性層104の表面に微小な突
起110が形成されてしまうことがあった。
【0015】同様に、磁気ヘッド100は、金属磁性層
104に熱処理を施す際に、雰囲気中に存在する異物等
がこの金属磁性層104の表面に付着してしまうことが
あった。したがって、磁気ヘッド100は、付着した異
物等により金属磁性層104の表面に微小な突起110
が形成される。
104に熱処理を施す際に、雰囲気中に存在する異物等
がこの金属磁性層104の表面に付着してしまうことが
あった。したがって、磁気ヘッド100は、付着した異
物等により金属磁性層104の表面に微小な突起110
が形成される。
【0016】磁気ヘッド100は、金属磁性層104に
上述した微小な突起110が形成されている場合に、上
記短冊状コア基板を接合して磁気コア基板を形成する際
にその接合状態が不完全となってしまう。このため、磁
気ヘッド100は、その後の捲線溝の形成工程、切断工
程等を施す際に、ブロック折れが発生する等の問題が生
じ、歩留りが悪くなるといった問題点があった。
上述した微小な突起110が形成されている場合に、上
記短冊状コア基板を接合して磁気コア基板を形成する際
にその接合状態が不完全となってしまう。このため、磁
気ヘッド100は、その後の捲線溝の形成工程、切断工
程等を施す際に、ブロック折れが発生する等の問題が生
じ、歩留りが悪くなるといった問題点があった。
【0017】そこで本発明は、上述した従来の問題点を
解決し、接合不良やコアブロック折れといった不都合の
発生を防止して歩留りを向上させた磁気ヘッドの製造方
法を提供することを目的とする。
解決し、接合不良やコアブロック折れといった不都合の
発生を防止して歩留りを向上させた磁気ヘッドの製造方
法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明の磁気ヘッドの製造方法は、一対の非磁性基板により
金属磁性層を挟み込んでなる一対の磁気コア半体を、互
いに相対向する上記金属磁性層の側端部を突き合わせて
接合し、この突合せ接合面間に磁気ギャップを形成して
なる磁気ヘッドが、上記磁気コア半体を、非磁性基板の
一方主面にそれぞれ金属磁性層を膜付けした後にその成
膜面が研磨されて製作されることを特徴とする。
明の磁気ヘッドの製造方法は、一対の非磁性基板により
金属磁性層を挟み込んでなる一対の磁気コア半体を、互
いに相対向する上記金属磁性層の側端部を突き合わせて
接合し、この突合せ接合面間に磁気ギャップを形成して
なる磁気ヘッドが、上記磁気コア半体を、非磁性基板の
一方主面にそれぞれ金属磁性層を膜付けした後にその成
膜面が研磨されて製作されることを特徴とする。
【0019】上述した本発明に係る磁気ヘッドの製造方
法によれば、スパッタ法や蒸着法により非磁性基板の一
方主面に金属磁性層が膜付けされ或いはこの金属磁性層
に熱処理が施される際に、異物等が付着することにより
微小な突起が形成された金属磁性層が高精度の表面とさ
れることにより、非磁性基板の接合不良や後工程におけ
るコアブロック折れ等の不都合の発生が解消され、歩留
まり率の大幅な向上が図られる。
法によれば、スパッタ法や蒸着法により非磁性基板の一
方主面に金属磁性層が膜付けされ或いはこの金属磁性層
に熱処理が施される際に、異物等が付着することにより
微小な突起が形成された金属磁性層が高精度の表面とさ
れることにより、非磁性基板の接合不良や後工程におけ
るコアブロック折れ等の不都合の発生が解消され、歩留
まり率の大幅な向上が図られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。実施
の形態は、例えばビデオテープレコーダやデジタルデー
タレコーダ等の磁気記録再生装置に使用されるラミネー
トタイプの磁気ヘッド1の製造に関してである。この磁
気ヘッド1は、図1に示すように基本的な構成を上述し
た従来の磁気ヘッド100とほぼ同様とし、一対の非磁
性基板11Aと12Aとにより金属磁性層13Aを挟み
込んでなる磁気コア半体10Aと、一対の非磁性基板1
1Bと12Bとにより金属磁性層13Bを挟み込んでな
る磁気コア半体10Bとを組み合わせて構成される。
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。実施
の形態は、例えばビデオテープレコーダやデジタルデー
タレコーダ等の磁気記録再生装置に使用されるラミネー
トタイプの磁気ヘッド1の製造に関してである。この磁
気ヘッド1は、図1に示すように基本的な構成を上述し
た従来の磁気ヘッド100とほぼ同様とし、一対の非磁
性基板11Aと12Aとにより金属磁性層13Aを挟み
込んでなる磁気コア半体10Aと、一対の非磁性基板1
1Bと12Bとにより金属磁性層13Bを挟み込んでな
る磁気コア半体10Bとを組み合わせて構成される。
【0021】すなわち、磁気ヘッド1は、磁気コア半体
10Aと磁気コア半体10Bとが、各金属磁性層13A
と13Bの互いに相対向する側端部が突き合わされると
ともに、その突合せ面間に磁気ギャップgを形成して一
体に接合されてなる。この磁気ヘッド1には、磁気コア
半体10の対向側面にそれぞれ凹設された凹部14A、
14Bとが突き合わされて、磁気ギャップgのデプスd
pを規制するとともに図示しないコイルが巻回される捲
線溝14が形成されてなる。また、磁気ヘッド1は、こ
の捲線溝14の上面が、所定の曲率を持った磁気記録媒
体摺動面15として構成される。
10Aと磁気コア半体10Bとが、各金属磁性層13A
と13Bの互いに相対向する側端部が突き合わされると
ともに、その突合せ面間に磁気ギャップgを形成して一
体に接合されてなる。この磁気ヘッド1には、磁気コア
半体10の対向側面にそれぞれ凹設された凹部14A、
14Bとが突き合わされて、磁気ギャップgのデプスd
pを規制するとともに図示しないコイルが巻回される捲
線溝14が形成されてなる。また、磁気ヘッド1は、こ
の捲線溝14の上面が、所定の曲率を持った磁気記録媒
体摺動面15として構成される。
【0022】磁気ヘッド1には、その両側面に、磁気コ
ア半体10の一方側面にそれぞれ凹設された凹部16
A、16Bとによって、捲線溝14に対応する捲線ガイ
ド溝16が形成されてなる。また、磁気ヘッド1には、
磁気記録媒体摺動面15の長手方向の両側縁に沿って、
金属磁性層13に対して互いに平行な当たり幅規制溝1
7A、17Bが形成されてなる。この当たり幅規制溝1
7A、17Bは、磁気記録媒体に対する磁気ヘッド1の
当たり幅を規制するものである。
ア半体10の一方側面にそれぞれ凹設された凹部16
A、16Bとによって、捲線溝14に対応する捲線ガイ
ド溝16が形成されてなる。また、磁気ヘッド1には、
磁気記録媒体摺動面15の長手方向の両側縁に沿って、
金属磁性層13に対して互いに平行な当たり幅規制溝1
7A、17Bが形成されてなる。この当たり幅規制溝1
7A、17Bは、磁気記録媒体に対する磁気ヘッド1の
当たり幅を規制するものである。
【0023】以上のように構成された磁気ヘッド1は、
磁気記録媒体摺動面15上を摺動する磁気記録媒体に情
報信号等を記録するとともに、磁気記録媒体摺動面15
上を摺動する磁気記録媒体から記録された情報信号等を
再生する。この磁気ヘッド1は、ギャップgのトラック
幅が、一対の非磁性基板11と12とにより挟み込まれ
る金属磁性層13の膜厚Tによって規定され、この金属
磁性層13の膜厚Tを制御することによって、狭トラッ
ク化を実現している。また、この磁気ヘッド1は、金属
磁性層13が一対の非磁性基板11、12に挟み込まれ
た構造となっていることから、疑似ギャップが発生する
ことがないという特徴を有している。
磁気記録媒体摺動面15上を摺動する磁気記録媒体に情
報信号等を記録するとともに、磁気記録媒体摺動面15
上を摺動する磁気記録媒体から記録された情報信号等を
再生する。この磁気ヘッド1は、ギャップgのトラック
幅が、一対の非磁性基板11と12とにより挟み込まれ
る金属磁性層13の膜厚Tによって規定され、この金属
磁性層13の膜厚Tを制御することによって、狭トラッ
ク化を実現している。また、この磁気ヘッド1は、金属
磁性層13が一対の非磁性基板11、12に挟み込まれ
た構造となっていることから、疑似ギャップが発生する
ことがないという特徴を有している。
【0024】なお、磁気ヘッド1は、上述した従来の磁
気ヘッド100と同様に、金属磁性層13を、金属磁性
膜と、SiO2 、Al2O3、Si3N4等の酸化物や窒化
物等からなる電気的絶縁膜とを交互に積層して構成して
もよい。磁気ヘッド1は、この構成により、渦電流損失
が回避され、特に高周波帯域での周波数特性を改善し
て、高出力化が図られる。
気ヘッド100と同様に、金属磁性層13を、金属磁性
膜と、SiO2 、Al2O3、Si3N4等の酸化物や窒化
物等からなる電気的絶縁膜とを交互に積層して構成して
もよい。磁気ヘッド1は、この構成により、渦電流損失
が回避され、特に高周波帯域での周波数特性を改善し
て、高出力化が図られる。
【0025】磁気ヘッド1は、図2に示すように、非磁
性基板材18を素材として、金属磁性膜成膜工程S1、
金属磁性膜熱処理工程S2及び金属磁性膜研磨工程S3
との工程によって短冊状コア基板19を製作する工程
と、製作された複数個の短冊状コア基板19に接合膜を
成膜する接合膜成膜工程S4と、成膜された複数個の短
冊状コア基板19を一体に接合して磁気コア基板20を
製作する短冊状コア基板接合工程S5と、磁気コア基板
20を切断して磁気コア半体ブロック21を製作する磁
気コア基板切断工程S6と、磁気コア半体ブロック21
の一方側面に捲線溝14を形成する捲線溝形成工程S7
と磁気コア半体ブロック21を接合する磁気コア半体ブ
ロック接合工程S8によって磁気コアブロック22を製
作する工程と、この磁気コアブロック22に磁気記録媒
体摺動面15と捲線ガイド溝16とを形成する磁気記録
媒体摺動面・捲線ガイド溝形成工程S9と、磁気コアブ
ロック22に当たり幅規制溝17A、17Bを形成する
当たり幅規制溝形成工程S10と、磁気コアブロック2
2を所定の幅に切断する切断工程S11とを経て製造さ
れる。
性基板材18を素材として、金属磁性膜成膜工程S1、
金属磁性膜熱処理工程S2及び金属磁性膜研磨工程S3
との工程によって短冊状コア基板19を製作する工程
と、製作された複数個の短冊状コア基板19に接合膜を
成膜する接合膜成膜工程S4と、成膜された複数個の短
冊状コア基板19を一体に接合して磁気コア基板20を
製作する短冊状コア基板接合工程S5と、磁気コア基板
20を切断して磁気コア半体ブロック21を製作する磁
気コア基板切断工程S6と、磁気コア半体ブロック21
の一方側面に捲線溝14を形成する捲線溝形成工程S7
と磁気コア半体ブロック21を接合する磁気コア半体ブ
ロック接合工程S8によって磁気コアブロック22を製
作する工程と、この磁気コアブロック22に磁気記録媒
体摺動面15と捲線ガイド溝16とを形成する磁気記録
媒体摺動面・捲線ガイド溝形成工程S9と、磁気コアブ
ロック22に当たり幅規制溝17A、17Bを形成する
当たり幅規制溝形成工程S10と、磁気コアブロック2
2を所定の幅に切断する切断工程S11とを経て製造さ
れる。
【0026】素材の非磁性体基板材18は、後述するよ
うに磁気ヘッド1の非磁性体基板11、12を構成する
部材で、図3に示すように、両主面が鏡面加工を施され
ることによって高面精度に形成されている。非磁性体基
板材18には、金属磁性膜成膜工程S1において真空条
件下においてスパッタ法や蒸着法等により、図4に示す
ようにその一方主面18aに磁気コアを構成する金属磁
性層13が全面に亘って成膜される。
うに磁気ヘッド1の非磁性体基板11、12を構成する
部材で、図3に示すように、両主面が鏡面加工を施され
ることによって高面精度に形成されている。非磁性体基
板材18には、金属磁性膜成膜工程S1において真空条
件下においてスパッタ法や蒸着法等により、図4に示す
ようにその一方主面18aに磁気コアを構成する金属磁
性層13が全面に亘って成膜される。
【0027】金属磁性層13の成膜材料としては、例え
ば、(1)Fe−Al−Si、Fe−Ni−Al−S
i、Fe−Ga−Si、Fe−Al−Ge等、又はこれ
らに8原子%以下のCo、Ti、Cr、Nb、Mo、T
a、Ru、Au、Pd、N、C、O等のうちの1種又は
数種を添加して構成された結晶質材料、(2)Coに主
としてZr、Ta、Ti、Hf、Mo、Nb、Au、P
d、Ru等のうちの1種又は数種を添加して構成された
アモルファス材料、(3)Co、Feに主としてNi、
Zr、Ta、Ti、Hf、Mo、Nb、Si、Al、
B、Ga、Ge、Cu、Sn、Ru等のうちの1種又は
数種と、N、C、Oのうちの1種又は数種とを添加して
構成された微結晶材料が挙げられる。
ば、(1)Fe−Al−Si、Fe−Ni−Al−S
i、Fe−Ga−Si、Fe−Al−Ge等、又はこれ
らに8原子%以下のCo、Ti、Cr、Nb、Mo、T
a、Ru、Au、Pd、N、C、O等のうちの1種又は
数種を添加して構成された結晶質材料、(2)Coに主
としてZr、Ta、Ti、Hf、Mo、Nb、Au、P
d、Ru等のうちの1種又は数種を添加して構成された
アモルファス材料、(3)Co、Feに主としてNi、
Zr、Ta、Ti、Hf、Mo、Nb、Si、Al、
B、Ga、Ge、Cu、Sn、Ru等のうちの1種又は
数種と、N、C、Oのうちの1種又は数種とを添加して
構成された微結晶材料が挙げられる。
【0028】なお、金属磁性層13は、かかる金属磁性
材料だけからなる構成としてもよいが、図5に示すよう
に金属磁性膜13aと電気的絶縁膜13bとを複数層に
積層してなる積層膜構造によって構成してもよい。この
場合、金属磁性層13は、上述した従来の磁気ヘッド1
00と同様に、金属磁性材料からなる金属磁性膜13a
にSiO2 、Al2O3、Si3N4等の酸化物や窒化物等
からなる電気的絶縁膜13bを積層して構成される。
材料だけからなる構成としてもよいが、図5に示すよう
に金属磁性膜13aと電気的絶縁膜13bとを複数層に
積層してなる積層膜構造によって構成してもよい。この
場合、金属磁性層13は、上述した従来の磁気ヘッド1
00と同様に、金属磁性材料からなる金属磁性膜13a
にSiO2 、Al2O3、Si3N4等の酸化物や窒化物等
からなる電気的絶縁膜13bを積層して構成される。
【0029】非磁性基板材18には、金属磁性膜熱処理
工程S2において、N2雰囲気中で成膜した金属磁性層
13に熱処理が施される。これによって、金属磁性層1
3を成膜した際に反りが生じた非磁性基板材18の金属
磁性層13における内部応力を緩和することができ、非
磁性基板材18の反りを解消することができる。
工程S2において、N2雰囲気中で成膜した金属磁性層
13に熱処理が施される。これによって、金属磁性層1
3を成膜した際に反りが生じた非磁性基板材18の金属
磁性層13における内部応力を緩和することができ、非
磁性基板材18の反りを解消することができる。
【0030】非磁性基板材18は、図4に示すように、
上述した金属磁性膜成膜工程S1において、その主面1
8aに異物23等が付着している場合に、成膜される金
属磁性層13内にこの異物23等が封装されてしまう。
また、非磁性基板材18は、金属磁性膜成膜工程S1に
おいて、成膜装置内に異物23等が存在している場合
に、この異物23等が金属磁性層13に取り込まれてし
まう。さらに、非磁性基板材18は、金属磁性膜熱処理
工程S2において、熱処理装置内に異物23等が存在し
ている場合に、この異物23が金属磁性層13の表面に
付着してしまう。
上述した金属磁性膜成膜工程S1において、その主面1
8aに異物23等が付着している場合に、成膜される金
属磁性層13内にこの異物23等が封装されてしまう。
また、非磁性基板材18は、金属磁性膜成膜工程S1に
おいて、成膜装置内に異物23等が存在している場合
に、この異物23等が金属磁性層13に取り込まれてし
まう。さらに、非磁性基板材18は、金属磁性膜熱処理
工程S2において、熱処理装置内に異物23等が存在し
ている場合に、この異物23が金属磁性層13の表面に
付着してしまう。
【0031】非磁性基板材18には、上述した金属磁性
膜成膜工程S1、金属磁性膜熱処理工程S2における異
物23等が原因となって、図4及び図5(A)に示すよ
うにその主面18aに成膜された金属磁性層13の表面
に微小な突起24が形成されてしまう。したがって、非
磁性基板材18には、金属磁性膜研磨工程S3におい
て、例えば後述するテープラッピング装置30によって
テープラッピング処理を施す等により金属磁性層13の
表面が研磨され、微小な突起24が除去された短冊状コ
ア基板19が形成される。
膜成膜工程S1、金属磁性膜熱処理工程S2における異
物23等が原因となって、図4及び図5(A)に示すよ
うにその主面18aに成膜された金属磁性層13の表面
に微小な突起24が形成されてしまう。したがって、非
磁性基板材18には、金属磁性膜研磨工程S3におい
て、例えば後述するテープラッピング装置30によって
テープラッピング処理を施す等により金属磁性層13の
表面が研磨され、微小な突起24が除去された短冊状コ
ア基板19が形成される。
【0032】以上の工程を経て製作された短冊状コア基
板19には、接合膜成膜工程S4において、その両主面
にスパッタ法或いは蒸着法等によって融着ガラス薄膜ま
たはAu、Ag、Pd等の貴金属薄膜等が成膜されるこ
とにより、図5(B)に示すように接合膜25が形成さ
れる。そして、この接合膜25が形成された短冊状コア
基板19は、短冊状コア基板接合工程S5において、図
6に示すように、複数枚が接合膜25が形成された主面
を互いに重ね合わせて整列された状態、すなわち、複数
枚が互いに厚み方向に接合された状態で加圧固定される
とともに熱処理が施されることによって一体化されて磁
気コア基板20が製作される。
板19には、接合膜成膜工程S4において、その両主面
にスパッタ法或いは蒸着法等によって融着ガラス薄膜ま
たはAu、Ag、Pd等の貴金属薄膜等が成膜されるこ
とにより、図5(B)に示すように接合膜25が形成さ
れる。そして、この接合膜25が形成された短冊状コア
基板19は、短冊状コア基板接合工程S5において、図
6に示すように、複数枚が接合膜25が形成された主面
を互いに重ね合わせて整列された状態、すなわち、複数
枚が互いに厚み方向に接合された状態で加圧固定される
とともに熱処理が施されることによって一体化されて磁
気コア基板20が製作される。
【0033】短冊状コア基板19は、上述した金属磁性
膜研磨工程S3において一方の接合面となる金属磁性層
13の表面が高精度に形成されていることから、接合不
良が生じることなく全面に亘って相互に密着した状態で
確実に接合される。また、短冊状コア基板接合工程S5
においては、上述したように金属磁性膜熱処理工程S2
において金属磁性層13に熱処理を施して基板の反りを
解消しているため、相互の密着が確実に行われる。
膜研磨工程S3において一方の接合面となる金属磁性層
13の表面が高精度に形成されていることから、接合不
良が生じることなく全面に亘って相互に密着した状態で
確実に接合される。また、短冊状コア基板接合工程S5
においては、上述したように金属磁性膜熱処理工程S2
において金属磁性層13に熱処理を施して基板の反りを
解消しているため、相互の密着が確実に行われる。
【0034】磁気コア基板20は、次の磁気コア基板切
断工程S6において所定の厚み寸法を以って切断され、
図7に示すように、互いに対称形をなす磁気コア半体ブ
ロック21A、21Bが切断形成される。すなわち、磁
気コア基板20は、図6のA1−A2、B1−B2、C
1−C2線で示すように、その上面20aから垂直な方
向でかつ前面20bに対して所定のアジマス角θに相当
する分の傾斜を付されて切断される。
断工程S6において所定の厚み寸法を以って切断され、
図7に示すように、互いに対称形をなす磁気コア半体ブ
ロック21A、21Bが切断形成される。すなわち、磁
気コア基板20は、図6のA1−A2、B1−B2、C
1−C2線で示すように、その上面20aから垂直な方
向でかつ前面20bに対して所定のアジマス角θに相当
する分の傾斜を付されて切断される。
【0035】磁気コア基板20は、上述したようにテー
プラッピング処理が施されることによって高精度の接合
面とされた短冊状コア基板19が互いに良好な状態で一
体に接合されていることから、磁気コア基板切断工程S
6において大きな応力が加えられても一部が破損したり
剥離するといった不都合が生じることは無い。したがっ
て、磁気コア基板切断工程S6は、磁気コア基板20か
ら、歩留りよく磁気コア半体ブロック21を製作するこ
とができる。
プラッピング処理が施されることによって高精度の接合
面とされた短冊状コア基板19が互いに良好な状態で一
体に接合されていることから、磁気コア基板切断工程S
6において大きな応力が加えられても一部が破損したり
剥離するといった不都合が生じることは無い。したがっ
て、磁気コア基板切断工程S6は、磁気コア基板20か
ら、歩留りよく磁気コア半体ブロック21を製作するこ
とができる。
【0036】磁気コア半体ブロック21には、捲線溝形
成工程S7において、図8に示すように相対向する垂直
な側面21a、21bにそれぞれ長手方向の全域に亘っ
て水平な凹溝26A、26Bが切削形成される。これら
凹溝26A、26Bは、後述するように磁気ギャップg
のデプスdpを規定するとともにコイルが巻回される磁
気ヘッド1の捲線溝14を構成する。この捲線溝形成工
程S7においても、歩留りよく凹溝26A、26Bの切
削形成が行われる。
成工程S7において、図8に示すように相対向する垂直
な側面21a、21bにそれぞれ長手方向の全域に亘っ
て水平な凹溝26A、26Bが切削形成される。これら
凹溝26A、26Bは、後述するように磁気ギャップg
のデプスdpを規定するとともにコイルが巻回される磁
気ヘッド1の捲線溝14を構成する。この捲線溝形成工
程S7においても、歩留りよく凹溝26A、26Bの切
削形成が行われる。
【0037】磁気コア半体ブロック21は、次の磁気コ
ア半体ブロック接合工程S8において再び一体に接合さ
れることによって、図9に示す磁気コアブロック22が
製作される。すなわち、磁気コア半体ブロック21に
は、上述した凹溝26A、26Bを形成した側面21
a、21bに鏡面処理が施される。さらに、磁気コア半
体ブロック21には、これら側面21a、21bにそれ
ぞれ接合膜が成膜される。これら接合膜は、磁気ギャッ
プgのスペーサとしても作用し、融着用ガラス薄膜或い
はAu、Ag、Pd等の貴金属薄膜やSiO2等の非磁
性膜からなり、スパッタ法等の真空薄膜形成法によって
成膜される。
ア半体ブロック接合工程S8において再び一体に接合さ
れることによって、図9に示す磁気コアブロック22が
製作される。すなわち、磁気コア半体ブロック21に
は、上述した凹溝26A、26Bを形成した側面21
a、21bに鏡面処理が施される。さらに、磁気コア半
体ブロック21には、これら側面21a、21bにそれ
ぞれ接合膜が成膜される。これら接合膜は、磁気ギャッ
プgのスペーサとしても作用し、融着用ガラス薄膜或い
はAu、Ag、Pd等の貴金属薄膜やSiO2等の非磁
性膜からなり、スパッタ法等の真空薄膜形成法によって
成膜される。
【0038】磁気コア半体ブロック21は、相対する側
面21a、21bが、それぞれの金属磁性層13を互い
に精密に突き合わさせるようにして重ね合わされ、ガラ
ス融着法或いは低温金属接合法等によって一体に接合さ
れて磁気コアブロック22が製作される。磁気コアブロ
ック22は、凹溝26A、26Bの上部と上面22aと
の間において突き合わされた金属磁性層13により、磁
気ギャップgが構成される。
面21a、21bが、それぞれの金属磁性層13を互い
に精密に突き合わさせるようにして重ね合わされ、ガラ
ス融着法或いは低温金属接合法等によって一体に接合さ
れて磁気コアブロック22が製作される。磁気コアブロ
ック22は、凹溝26A、26Bの上部と上面22aと
の間において突き合わされた金属磁性層13により、磁
気ギャップgが構成される。
【0039】磁気コアブロック22には、次の磁気記録
媒体摺動面・捲線ガイド溝形成工程S9において上面2
2aの研磨と前後両側面22b、22cの研削が行われ
る。磁気コアブロック22は、上面22aが所定の曲率
を付されて精密に研削されることによって、図10に示
すように、磁気記録媒体摺動面15が形成される。
媒体摺動面・捲線ガイド溝形成工程S9において上面2
2aの研磨と前後両側面22b、22cの研削が行われ
る。磁気コアブロック22は、上面22aが所定の曲率
を付されて精密に研削されることによって、図10に示
すように、磁気記録媒体摺動面15が形成される。
【0040】また、磁気コアブロック22には、図10
に示すように、その前後両側面22b、22cの長手方
向の全域に亘って凹溝26A、26Bに対応する水平方
向の凹溝が27A、27B形成される。これら凹溝27
A、27Bは、後述するようにコイルが巻回される磁気
ヘッド1の捲線ガイド溝16を構成する。この磁気記録
媒体摺動面・捲線ガイド溝形成工程S9においても、歩
留りよく上面22aの研磨と前後両側面22b、22c
の研削が行われる。
に示すように、その前後両側面22b、22cの長手方
向の全域に亘って凹溝26A、26Bに対応する水平方
向の凹溝が27A、27B形成される。これら凹溝27
A、27Bは、後述するようにコイルが巻回される磁気
ヘッド1の捲線ガイド溝16を構成する。この磁気記録
媒体摺動面・捲線ガイド溝形成工程S9においても、歩
留りよく上面22aの研磨と前後両側面22b、22c
の研削が行われる。
【0041】磁気コアブロック22には、次に当たり幅
規制溝形成工程S10が施されて、図11に示すように
磁気記録媒体摺動面15を構成する上面22aに磁気ヘ
ッド1の当たり幅規制溝17A、17Bを構成する凹溝
28が形成される。すなわち、磁気コアブロック22に
は、各非磁性体基板材18のほぼ中央領域にそれぞれ位
置して、所定の溝幅を有する前後方向の凹溝28がそれ
ぞれ形成される。
規制溝形成工程S10が施されて、図11に示すように
磁気記録媒体摺動面15を構成する上面22aに磁気ヘ
ッド1の当たり幅規制溝17A、17Bを構成する凹溝
28が形成される。すなわち、磁気コアブロック22に
は、各非磁性体基板材18のほぼ中央領域にそれぞれ位
置して、所定の溝幅を有する前後方向の凹溝28がそれ
ぞれ形成される。
【0042】磁気コアブロック22は、各凹溝28によ
ってその上面22aに、中央領域に金属磁性層13の上
縁が露呈するとともにその両側に沿って非磁性体基板材
18の上縁が露呈されてなる所定の曲率を付された複数
条の前後方向の凸部29が形成される。これら凸部29
は、磁気ヘッド1の磁気記録媒体摺動面15を構成す
る。また、隣り合う各凹溝28は、各凸部、換言すれば
磁気記録媒体摺動面15を所定幅とすることにより磁気
記録媒体の当たり幅を規定する磁気ヘッド1の当たり幅
規制溝17A、17Bを構成する。
ってその上面22aに、中央領域に金属磁性層13の上
縁が露呈するとともにその両側に沿って非磁性体基板材
18の上縁が露呈されてなる所定の曲率を付された複数
条の前後方向の凸部29が形成される。これら凸部29
は、磁気ヘッド1の磁気記録媒体摺動面15を構成す
る。また、隣り合う各凹溝28は、各凸部、換言すれば
磁気記録媒体摺動面15を所定幅とすることにより磁気
記録媒体の当たり幅を規定する磁気ヘッド1の当たり幅
規制溝17A、17Bを構成する。
【0043】なお、この当たり幅規制溝形成工程S10
においても、各非磁性体基板材18が表面を高精度に形
成された金属磁性層13を介して互いに一体に接合され
ていることから、各凹溝28を切削する際にこれらが剥
離したり破損(ブロック折れ)するといった不都合が発
生することはほとんど無い。
においても、各非磁性体基板材18が表面を高精度に形
成された金属磁性層13を介して互いに一体に接合され
ていることから、各凹溝28を切削する際にこれらが剥
離したり破損(ブロック折れ)するといった不都合が発
生することはほとんど無い。
【0044】磁気コアブロック22は、以上の工程が施
された後、次の切断工程S11において所定幅に切断さ
れることによって磁気ヘッド1が完成される。すなわ
ち、磁気コアブロック22は、図12のD1−D2、E
1−E2、F1−F2、G1−G2、H1−H2線で示
すように、各凹溝28の幅方向の中央からそれぞれ垂直
に切断されることによって1個ずつの磁気ヘッド1が製
作される。この切断工程S11においても、磁気コアブ
ロック22の一部が剥離したり破損したりすることは無
く、歩留りよく磁気ヘッド1が製造される。磁気ヘッド
1は、以上の各工程を経て製造されるが、従来の磁気ヘ
ッド100の歩留りが約40%であったものがほぼ95
%の歩留りによって製造される。
された後、次の切断工程S11において所定幅に切断さ
れることによって磁気ヘッド1が完成される。すなわ
ち、磁気コアブロック22は、図12のD1−D2、E
1−E2、F1−F2、G1−G2、H1−H2線で示
すように、各凹溝28の幅方向の中央からそれぞれ垂直
に切断されることによって1個ずつの磁気ヘッド1が製
作される。この切断工程S11においても、磁気コアブ
ロック22の一部が剥離したり破損したりすることは無
く、歩留りよく磁気ヘッド1が製造される。磁気ヘッド
1は、以上の各工程を経て製造されるが、従来の磁気ヘ
ッド100の歩留りが約40%であったものがほぼ95
%の歩留りによって製造される。
【0045】次に、金属磁性層12を膜付けしてなる短
冊状コア基板の成膜面を研磨する方法について説明す
る。この研磨は、例えば、図13に示すテープラッピン
グ装置30を用いて行われる。このテープラッピング装
置30は、短冊状コア基板19を位置決めして載置する
テーブル31と、このテーブル31の両側にそれぞれ配
設され駆動軸32a、33aによって図13において時
計方向へと回転駆動される供給リール32と巻取リール
33と、これら供給リール32と巻取リール33との間
に掛け合わされたラッピングテープ34と、テーブル3
1上に載置された短冊状コア基板19に対してラッピン
グテープ34を押し付ける押付けローラ35等によって
構成される。ラッピングテープ34は、テープ体の表面
に研磨材が塗布されてなり、例えば日立マクセル株式会
社製の商品名LKR100B252が用いられる。
冊状コア基板の成膜面を研磨する方法について説明す
る。この研磨は、例えば、図13に示すテープラッピン
グ装置30を用いて行われる。このテープラッピング装
置30は、短冊状コア基板19を位置決めして載置する
テーブル31と、このテーブル31の両側にそれぞれ配
設され駆動軸32a、33aによって図13において時
計方向へと回転駆動される供給リール32と巻取リール
33と、これら供給リール32と巻取リール33との間
に掛け合わされたラッピングテープ34と、テーブル3
1上に載置された短冊状コア基板19に対してラッピン
グテープ34を押し付ける押付けローラ35等によって
構成される。ラッピングテープ34は、テープ体の表面
に研磨材が塗布されてなり、例えば日立マクセル株式会
社製の商品名LKR100B252が用いられる。
【0046】テープラッピング装置30は、短冊状コア
基板19がその金属磁性層13を押付けローラ35に対
向されてテーブル31上に載置固定される。テープラッ
ピング装置30は、駆動軸32a、33aが回転駆動さ
れると、ラッピングテープ34が図13の矢印で示す方
向に走行駆動されて短冊状コア基板19の金属磁性層1
3をラッピング(研磨)する。テープラッピング装置3
0は、押付けローラ35或いは短冊状コア基板19の載
置位置を調整することにより、ラッピングテープ34と
金属磁性層13との接触圧が調整される。なお、テープ
ラッピング装置30は、接触圧が6049Nに設定され
る。
基板19がその金属磁性層13を押付けローラ35に対
向されてテーブル31上に載置固定される。テープラッ
ピング装置30は、駆動軸32a、33aが回転駆動さ
れると、ラッピングテープ34が図13の矢印で示す方
向に走行駆動されて短冊状コア基板19の金属磁性層1
3をラッピング(研磨)する。テープラッピング装置3
0は、押付けローラ35或いは短冊状コア基板19の載
置位置を調整することにより、ラッピングテープ34と
金属磁性層13との接触圧が調整される。なお、テープ
ラッピング装置30は、接触圧が6049Nに設定され
る。
【0047】短冊状コア基板19は、これによって表面
に形成された微小な突起24が研磨されて図5(B)に
示すように全体が平坦な高面精度の金属磁性層13が構
成される。短冊状コア基板19は、金属磁性層13がそ
の磁気コアとしての特性を損われることなく内部に取り
込まれた異物23等により表面に形成された微小な突起
24や表面に付着した異物23等が除去される。
に形成された微小な突起24が研磨されて図5(B)に
示すように全体が平坦な高面精度の金属磁性層13が構
成される。短冊状コア基板19は、金属磁性層13がそ
の磁気コアとしての特性を損われることなく内部に取り
込まれた異物23等により表面に形成された微小な突起
24や表面に付着した異物23等が除去される。
【0048】なお、以上一対の磁気コア半体11、12
の両方にそれぞれ捲線溝14A、14Bが形成された、
いわゆる両窓型の磁気ヘッドについて説明したが、本発
明の磁気ヘッドの製造方法は、磁気コア半体11、12
のいずれか一方に捲線溝14が形成されたいわゆる片窓
型の磁気ヘッドにも適用されることは勿論である。
の両方にそれぞれ捲線溝14A、14Bが形成された、
いわゆる両窓型の磁気ヘッドについて説明したが、本発
明の磁気ヘッドの製造方法は、磁気コア半体11、12
のいずれか一方に捲線溝14が形成されたいわゆる片窓
型の磁気ヘッドにも適用されることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
磁気ヘッドの製造方法によれば、非磁性基板材の主面に
スパッタ法や蒸着法等により成膜される金属磁性層の表
面に付着した異物やその内部に封装された異物等に起因
する金属磁性層表面の微小な突起等が、成膜工程後に施
される研磨工程によって除去されることから、金属磁性
層が高精度の表面にて構成されて良好な状態で接合さ
れ、非磁性基板の接合不良や後工程におけるコアブロッ
ク折れ等の不都合の発生が解消され、磁気ヘッドの製造
歩留まりを向上することができる。
磁気ヘッドの製造方法によれば、非磁性基板材の主面に
スパッタ法や蒸着法等により成膜される金属磁性層の表
面に付着した異物やその内部に封装された異物等に起因
する金属磁性層表面の微小な突起等が、成膜工程後に施
される研磨工程によって除去されることから、金属磁性
層が高精度の表面にて構成されて良好な状態で接合さ
れ、非磁性基板の接合不良や後工程におけるコアブロッ
ク折れ等の不都合の発生が解消され、磁気ヘッドの製造
歩留まりを向上することができる。
【図1】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法により製造
される磁気ヘッドの斜視図である。
される磁気ヘッドの斜視図である。
【図2】同磁気ヘッドの製造工程を説明する工程説明図
である。
である。
【図3】非磁性基板材を示す要部斜視図である。
【図4】同非磁性基板材の主面に金属磁性層を成膜して
なる短冊状コア基板の要部斜視図である。
なる短冊状コア基板の要部斜視図である。
【図5】上記非磁性基板材の主面に金属磁性膜と電気的
絶縁膜とを交互に成膜してなる短冊状コア基板の要部斜
視図であり、同図(A)は金属磁性層に突起が形成され
た状態を示し、同図(B)は突起を研磨した状態を示
す。
絶縁膜とを交互に成膜してなる短冊状コア基板の要部斜
視図であり、同図(A)は金属磁性層に突起が形成され
た状態を示し、同図(B)は突起を研磨した状態を示
す。
【図6】短冊状コア基板を複数枚接合してなる磁気コア
基板の要部斜視図である。
基板の要部斜視図である。
【図7】磁気コア基板から切り出された磁気コア半体ブ
ロックの要部斜視図である。
ロックの要部斜視図である。
【図8】巻線溝を形成した磁気コア半体ブロックの要部
斜視図である。
斜視図である。
【図9】磁気コア半体ブロックを突き合わせて形成され
た磁気コアブロックの要部斜視図である。
た磁気コアブロックの要部斜視図である。
【図10】磁気記録媒体摺動面及び捲線ガイド溝を形成
した磁気コアブロックの要部斜視図である。
した磁気コアブロックの要部斜視図である。
【図11】当たり幅規制溝を形成した磁気コアブロック
の要部斜視図である。
の要部斜視図である。
【図12】磁気ヘッドを切り出す切断方向を説明する磁
気コアブロックの要部斜視図である。
気コアブロックの要部斜視図である。
【図13】テープラッピング装置を説明する要部平面図
である。
である。
【図14】従来の磁気ヘッドを一部切り欠きして示す斜
視図である。
視図である。
【図15】他の磁気ヘッドの要部平面図である。
1 磁気ヘッド、10 磁気コア半体、11、12 非
磁性基板、13 金属磁性層、18 非磁性基板材、1
9 短冊状コア基板、20 磁気コア基板、21 磁気
コア半体ブロック、22 磁気コアブロック、23 異
物、24 突起、25 接合膜、30 テープラッピン
グ装置、34 ラッピングテープ
磁性基板、13 金属磁性層、18 非磁性基板材、1
9 短冊状コア基板、20 磁気コア基板、21 磁気
コア半体ブロック、22 磁気コアブロック、23 異
物、24 突起、25 接合膜、30 テープラッピン
グ装置、34 ラッピングテープ
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の非磁性基板により金属磁性層を挟
み込んでなる一対の磁気コア半体を、互いに相対向する
上記金属磁性層の側端部を突き合わせて接合し、この突
合せ接合面間に磁気ギャップを形成してなる磁気ヘッド
の製造方法において、 上記磁気コア半体は、非磁性基板の一方主面にそれぞれ
金属磁性層を膜付けした後に、その成膜面が研磨される
ことを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 上記磁気コア半体は、膜付けされた金属
磁性層に熱処理が施された後に、その成膜面が研磨され
ることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッドの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24220796A JPH1091914A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24220796A JPH1091914A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1091914A true JPH1091914A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17085851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24220796A Withdrawn JPH1091914A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1091914A (ja) |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24220796A patent/JPH1091914A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |