JPH11106236A - 磁気ヘッド用低融点ガラス - Google Patents

磁気ヘッド用低融点ガラス

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Publication number
JPH11106236A
JPH11106236A JP28794097A JP28794097A JPH11106236A JP H11106236 A JPH11106236 A JP H11106236A JP 28794097 A JP28794097 A JP 28794097A JP 28794097 A JP28794097 A JP 28794097A JP H11106236 A JPH11106236 A JP H11106236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
melting point
low melting
magnetic head
point glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP28794097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Chimura
悦貴 地村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性に優れ、また実用的な硬度を有する磁
気ヘッド用低融点ガラスを提供する。 【解決手段】 MoO3 を0.3〜5.0重量%含有す
る鉛硼珪酸系ガラスからなることを特徴とする。特に重
量百分率でPbO 40〜85%、B2 O3 2〜10
%、SiO2 4〜20%、TeO2 0〜5%、Al
2 O3 0〜5%、ZnO 0〜5%、Na2 O 0〜
3%、K2 O 0〜5%、Bi2 O3 0〜35%、F
e2 O3 0〜8%、MnO2 0〜2%、MoO3
0.3〜5%の組成を有する低融点ガラスが好適であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドの接着や固
定に用いられる低融点ガラスに関し、より詳しくはフェ
ライトコアのギャップ部分にセンダスト膜が形成され
た、いわゆるメタル・イン・ギャップ(以下MIGと称
す)タイプの磁気ヘッドの接着や固定に用いられる低融
点ガラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録に用いられる磁気ヘッドには種
々のタイプが存在しているが、なかでもフェライトコア
のギャップ部分にセンダスト膜を施した、いわゆるMI
Gタイプのモノシリックヘッドや、このタイプのヘッド
チップをセラミックスの切り込み部分に固定してなるコ
ンポジットヘッドが高密度記録用として広く使用されて
いる。
【0003】一般に磁気ヘッドを作製する場合、フェラ
イトコア同士の接着やセラミックスの切り込み部分への
固定には低融点ガラスが用いられるが、特にMIGタイ
プの磁気ヘッドの接着や固定に用いられる低融点ガラス
には、下記の特性が要求される。
【0004】フェライトにあった熱膨張係数を有する
こと。(センダストの熱膨張係数はフェライトのそれに
比べてかなり高いが、膜厚が1μ前後と極めて薄いため
に、ガラスとセンダストの熱膨張係数に差があっても残
留応力がほとんど生じない。)
【0005】センダストの磁気特性が劣化しないよう
に600℃以下で熱処理できること。
【0006】磁気ヘッドの加工時に冷却水と接するた
め、耐水性に優れていること。
【0007】ディスクやテープに接触するギャップ部
分においてガラスの摩耗を極力防ぐために、実用上十分
な硬度を有すること。
【0008】このような要求特性を満足するために、従
来より鉛硼酸系ガラスや鉛硼珪酸系ガラス等種々の磁気
ヘッド用低融点ガラスが開発されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の低
融点ガラスは、いずれも先記した要求特性の全てを満た
すものではなく、特にの耐水性及びの硬度の点にお
いて未だ不十分であり、上記した要求特性を十分に満足
させるものが存在しないのが現状である。
【0010】本発明の目的は、先記要求特性の全てを満
足させる磁気ヘッド用低融点ガラス、特に耐水性に優
れ、また実用上十分な硬度を有する磁気ヘッド用低融点
ガラスを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は種々の研究を
行った結果、鉛硼珪酸系のガラスにMoO3 を必須成分
として含有させることにより、ガラスの耐水性が改善さ
れ、また実用的な硬度が得られることを見いだし、本発
明として提案するものである。
【0012】即ち、本発明の磁気ヘッド用低融点ガラス
は、MoO3 を0.3〜5重量%含有する鉛硼珪酸系ガ
ラスからなることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においてMoO3 は、鉛硼珪酸系ガラス
の耐水性を改善するとともに、硬度を高める効果があ
り、その含有量は0.3〜5%、好ましくは0.5〜3
%である。MoO3 が0.3%より少ないとその効果が
なく、5%より多いとガラスが失透し易くなる。
【0014】また本発明において、鉛硼珪酸系ガラスと
しては、MoO3 を0.3〜5.0重量%含有し、Pb
O、B2 O3 、及びSiO2 を主成分とするものであれ
ば、種々の組成を有する低融点ガラスが使用できる。特
に重量百分率でPbO 40〜85%、B2 O3 2〜
10%、SiO2 4〜20%、TeO2 0〜5%、
Al2 O3 0〜5%、ZnO 0〜5%、Na2 O
0〜3%、K2 O 0〜5%、Bi2 O3 0〜35
%、Fe2 O3 0〜8%、MnO2 0〜2%、Mo
O3 0.3〜5%の組成を有する低融点ガラスは、3
0〜300℃における熱膨張係数がフェライトのそれ
(100〜120×10-7/℃)にあう95〜115×
10-7/℃であり、また軟化点が500℃以下であるた
めに600℃以下の温度で熱処理が可能であり、磁気ヘ
ッド用として好ましいものである。以下に組成範囲をこ
のように限定した理由を述べる。
【0015】PbOはガラスを低融点化する作用があ
り、その含有量は40〜85%、好ましくは45〜82
%である。PbOが65%より少ないと軟化点が高くな
って600℃以下の温度で熱処理することができなくな
り、85%より多いとガラス化が困難になる。
【0016】B2 O3 はガラスを安定化させる成分であ
り、その含有量は2〜10%、好ましくは2〜8%であ
る。B2 O3 が2%より少ないとガラスが不安定とな
り、10%より多いと耐水性が悪くなる。
【0017】SiO2 はガラス化範囲を広げる成分であ
り、その含有量は4〜20%、好ましくは5〜20%で
ある。SiO2 が4%より少ないと耐水性が悪くなり、
20%より多いと軟化点が高くなって600℃以下の温
度で熱処理できなくなる。
【0018】TeO2 はガラスを低融点化させるととも
に、耐水性を向上させる成分であり、その含有量は0〜
5%である。TeO2 が5%より多いと軟化点が高くな
る。
【0019】Al2 O3 はガラス化を助ける成分であ
り、その含有量は0〜5%である。Al2 O3 が5%よ
り多いと軟化点が高くなる。
【0020】ZnOはガラスの熱膨張係数を上げずに低
融点化させる成分であり、その含有量は0〜5%であ
る。ZnOが5%より多いと熱処理時に失透し易くな
る。
【0021】Na2 OとK2 Oはガラスの熱膨張係数を
調整するためにそれぞれ0〜3%、0〜5%含有する。
Na2 Oが3%より多い場合、またはK2 Oが5%より
多い場合は耐水性が悪くなる。
【0022】Bi2 O3 はガラスを低融点化させる成分
であり、その含有量は0〜35%である。Bi2 O3 が
35%より多いとガラスが失透し易くなる。
【0023】Fe2 O3 とMnO2 はフェライトやセン
ダストとのなじみを良くする成分であり、それぞれ0〜
8%、0〜2%含有する。Fe2 O3 が8%より多いと
き、またはMnO2 が2%より多いとガラスが着色して
不透明になるとともにガラスが高融点化し、600℃以
下で封着できなくなる。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の磁気ヘッド
用低融点ガラスを説明する。
【0025】表1は本発明の実施例(試料No.1〜
5)及び比較例(試料No.6)を示すものである。
【0026】
【表1】
【0027】試料No.1〜6は次のようにして調製し
た。重量百分率で表の組成となるように調合した原料バ
ッチを白金ルツボに入れ、1200℃で1時間溶融した
後、所定の形状に成形して試料を得た。
【0028】次に得られた試料について、熱膨張係数、
軟化点、耐水性及び硬度を評価した。結果を表に示す。
【0029】表から明らかなように実施例である試料N
o. 1〜5は、30〜300℃における熱膨張係数が1
02〜109×10-7/℃、軟化点が425〜475
℃、耐水性試験による段差が0.09〜0.20μm、
硬度が330〜410kg/mm2 であった。
【0030】これに対して比較例である試料No.6
は、30〜300℃における熱膨張係数が110×10
-7/℃、軟化点が410℃であり、実施例と同等の値を
示したものの、耐水性試験による段差が0.40μmと
大きく、また硬度が290kg/mm2 と低かった。
【0031】これらの事実は本発明の磁気ヘッド用低融
点ガラスが、MoO3 を含有するために耐水性が良好
で、しかも硬度が高いことを示している。
【0032】なお熱膨張係数は、各ガラスを5φ×20
mmのロッド状に成形したものを試料とし、示差熱膨張
測定器によって測定した。軟化点は、各ガラスを粉砕し
て目開き105μmの篩を通過した粉末状のものを試料
とし、示差熱分析計を用いて測定した。耐水性試験は次
のようにして行った。各ガラスを30×5×2.5mm
の短冊状に成形し、その表面を研磨して試料とし、次い
で試料の半分を被覆し、95℃以上の純水中で2時間煮
沸した後、触針式表面形状測定器によって発生した段差
を測定した。硬度は、耐水性試験に用いた試料と同じも
のを用意し、ビッカース硬度計により、荷重50g、1
0秒の条件で測定した。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ド用低融点ガラスは、先記した諸特性を満足するもので
あり、特に耐水性に優れ、また高い硬度を有するため
に、磁気ヘッド、特にMIGタイプの磁気ヘッドの接着
や固定に好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MoO3 を0.3〜5重量%含有する鉛
    硼珪酸系ガラスからなることを特徴とする磁気ヘッド用
    低融点ガラス。
  2. 【請求項2】 重量百分率でPbO 40〜85%、B
    2 O3 2〜10%、SiO2 4〜20%、TeO2
    0〜5%、Al2 O3 0〜5%、ZnO0〜5%、
    Na2 O 0〜3%、K2 O 0〜5%、Bi2 O3
    0〜35%、Fe2 O3 0〜8%、MnO2 0〜2
    %、MoO3 0.3〜5%からなることを特徴とする
    請求項1の磁気ヘッド用低融点ガラス。
JP28794097A 1997-10-02 1997-10-02 磁気ヘッド用低融点ガラス Pending JPH11106236A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6468935B1 (en) * 1999-11-30 2002-10-22 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass
US7867934B2 (en) * 2006-10-23 2011-01-11 Ohara, Inc. Optical glass
WO2022127235A1 (zh) * 2020-12-15 2022-06-23 广州市儒兴科技开发有限公司 一种玻璃粉及其制备方法与在TOPCon电池中的应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6468935B1 (en) * 1999-11-30 2002-10-22 Kabushiki Kaisha Ohara Optical glass
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