JPH11111993A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11111993A
JPH11111993A JP26736297A JP26736297A JPH11111993A JP H11111993 A JPH11111993 A JP H11111993A JP 26736297 A JP26736297 A JP 26736297A JP 26736297 A JP26736297 A JP 26736297A JP H11111993 A JPH11111993 A JP H11111993A
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gate line
semiconductor film
liquid crystal
crystal display
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JP26736297A
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Kotaro Ando
浩太郎 安藤
Hajime Sato
肇 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の高い液晶表示装置の製造方法を提供
する。 【解決手段】 ゲート線107を、各画素電極112に
対応した画素領域ごとに分断したパターンで形成し、こ
のゲート線107をマスクとして不純物イオンをドーピ
ングして半導体膜102のコンタクト領域102b、1
02c、LDD領域102dを形成する。ゲート線10
7は分断されているのでドーピングによりチャージアッ
プを小さく抑制し、ゲート線と半導体膜との間の静電破
壊を防止することができ、液晶表示装置の生産性を向上
することができる。分断されているゲート線107は、
例えば信号線114と同時に接続領域107xを形成し
て導通を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関する。また本発明は、例えば薄膜トランジスタが
マトリクス状に配設された液晶表示装置のアレイ基板な
どの半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子は、薄膜トランジスタ、密着
センサ、光電変換素子をはじめとして様々な分野で大量
に用いられている。
【0003】シリコンからなる半導体膜をチャネルに用
いた薄膜トランジスタを、キャリア走行層(活性層)の
構成材料から分類すると、非晶質シリコン(アモルファ
スシリコン:a−Si)からなる半導体膜を用いたもの
と、結晶相を有する非単結晶の結晶質シリコン(多結晶
(ポリ)シリコン:poly−Si、または微結晶シリ
コン:μc−Si)からなる半導体膜を用いたものとに
分類することができる。 poly−Si、またはμc
−Siなどの多結晶質シリコン(非単結晶の結晶質シリ
コン)からなる半導体膜は、アモルファスシリコンから
なる半導体膜と比較してキャリアの移動度が10倍から
100倍程度大きいという特徴があり、スイッチング素
子の構成材料として非常に優れた特性を有する。
【0004】また多結晶質シリコンを活性層に用いた薄
膜トランジスタは高速動作が可能なことから、近年で
は、各種論理回路(例えばドミノ論理、CMOSトラン
スミッションゲート回路)やこれらを用いたマルチプレ
クサ、EPROM、EEPROM、CCD、RAM、さ
らに液晶表示装置の駆動回路などを構成するスイッチン
グ素子としても注目されている。例えば液晶表示装置を
はじめとする平面型表示装置は、表示部の薄型化か可能
で、消費電力が小さいことから、事務機器やコンピュー
タ等の表示装置あるいは家電製品の表示装置として幅広
く用いられている。
【0005】特に、液晶表示装置においては、画素部
(画素アレイ)と、ゲート線駆動回路や信号線駆動回路
などの周辺駆動回路とを同一の基板上に形成する、いわ
ゆる画素部・駆動回路部一体型の液晶表示装置の研究・
開発も精力的に行われている。このような画素部・駆動
回路部一体型の液晶表示装置の画素のスイッチン素子、
周辺駆動回路のスイッチング素子としてはpoly−S
i、μc−Siなどの多結晶質シリコンからなる半導体
膜をチャネルに用いた薄膜トランジスタを用いることが
適している。
【0006】このようにpoly−Si、μc−Siな
どの多結晶質シリコンからなる半導体膜をチャネルに用
いた薄膜トランジスタは優れた特性を有するが、例えば
液晶表示装置のアレイ基板などの薄膜トランジスタアレ
イなどを作製するには解決しなければならない問題点が
残されている。
【0007】図6は従来の液晶表示装置の単位画素領域
の平面構成を概略的に示す図である。 画素電極91と
信号線92との間には薄膜トランジスタ93のソース・
ドレインが介挿されている。この薄膜トランジスタ93
のゲート電極93gはゲート線94の一部として形成さ
れており、図示しないゲート絶縁膜を介して半導体膜9
3aのチャネル領域に電位を印加して、薄膜トランジス
タ93のオン・オフを制御する。薄膜トランジスタがオ
ン状態になったとき、信号線92に印加されている表示
信号電位が薄膜トランジスタのソース・ドレインを通じ
て画素電極91に印加される。このような画素電極91
を基板上にマトリクス状に配設し、各画素電極に表示信
号を選択的に供給することにより液晶層の光学応答を2
次元的に制御することにより画像が表示される。さて、
このような薄膜トランジスタの製造工程は以下のような
ものである。ここでは、poly−Si、μc−Siな
どの多結晶質シリコンからなる半導体膜をチャネルに用
いた薄膜トランジスタの代表的な作製プロセスを例にと
って説明する。例えばガラスなどからなる絶縁性基板
(例えばCorning社1737等)を用意し、この
絶縁性基板上に例えばSiO2 等からなるアンダーコー
ト層(バッファ層)を成膜し、さらにその上に膜厚約5
0nm程度のa−Si半導体膜を成膜する。次に、a−
Si半導体膜中の脱水素処理を行い、続いてエキシマ・
レーザー・アニール法(ELA法)等によりa−Si半
導体膜の溶融再結晶化を行ってp−Si半導体膜93a
に形成する。p−Si半導体膜93aを薄膜トランジス
タの形状にパターニングした後、SiO2 、SiNx
からなる厚さ約100nm程度のゲート絶縁膜を成膜す
る。ゲート絶縁膜上にゲート電極93gを配設した後、
ゲート絶縁膜上からp−Si半導体膜のソース領域およ
びドレイン領域にn型不純物あるいはp型不純物をイオ
ン・ドーピング法(I/D法)などにより添加する。つ
いで、SiO2 等により層間絶縁膜(膜厚は500nm
程度)を形成する。層間絶縁膜を形成した後、例えば約
600℃程度の熱アニールなどの方法により半導体膜の
ソース領域、ドレイン領域の不純物の活性化を行う。
【0008】この後、層間絶縁膜のソース領域・ドレイ
ン領域に対応する位置にコンタクト・ホール93xを形
成し、この上から信号線金属を堆積してソース領域、ド
レイン領域と接合したソース電極93s、ドレイン電極
93dを引き出す。最後に信号線92をパターニングす
ることにより薄膜トランジスタが完成する。
【0009】このように薄膜トランジスタを形成するた
めには、イオン注入法、イオンドーピング法などにより
不純物を半導体膜に添加してコンタクト領域やLDD領
域を形成する必要がある。
【0010】このようなゲート線93のパターンをマス
クとしたイオン注入法、イオンドーピング法などにより
不純物の添加工程中には、多くの陰イオンあるいは陽イ
オンが半導体膜93aだけでなく、マスクであるゲート
線93にも打ち込まれることになる。そして、不純物イ
オンのドーピング中にゲート線93はチャージアップし
てしまうという問題がある。特に液晶表示装置のアレイ
基板のように大規模な薄膜トランジスタアレイでは、ゲ
ート線93は表示領域の一端から他端まで走り、走査方
向1行分の薄膜トランジスタのゲート電極93gと電気
的に接続しているため、薄膜トランジスタのゲート電極
93gはゲート線一本分の面積に打ち込まれるイオンの
電荷分だけチャージアップすることとなる。ゲート線が
チャージアップすると、ゲート電極93gと半導体膜9
3との間に大きな電位差が生じることとなり、ゲート電
極93gを含むゲート線94と半導体膜93aのチャネ
ル領域との間の電位差により薄膜トランジスタ93の静
電破壊が起こるという問題がある。この問題については
例えば「半導体プロセス・デバイス計測技術、プレスジ
ャーナル社刊」の27ページにもにも記載されている。
薄膜トランジスタが静電破壊されるとその画素に表示
信号に対応した電位を供給することが不可能となり、画
面の表示品位を著しく劣化させ、また生産性を大きく低
下させることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、不純物の添加工程などの製造工程中に薄膜トラ
ンジスタの静電破壊を防止することができる液晶表示装
置の製造方法を提供することを特徴とする。また本発明
は製造工程中に静電破壊の生じにくい、生産性の高い構
造を有する液晶表示装置を提供することを特徴とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明は以下のような構成を備えている。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法は、基板上
に半導体膜を形成する第1の工程と、前記半導体膜を覆
うようにゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、前記ゲ
ート絶縁膜上に、前記半導体膜に対向し、かつ互いに絶
縁された複数のゲート電極パターンを形成する第3の工
程と、前記ゲート電極パターンをマスクとして前記半導
体膜に不純物を打ち込む第4の工程と、前記第4の工程
の後、前記複数のゲート電極パターンを互いに電気的に
接続する接続配線パターンを形成する第5の工程とを有
することを特徴とする。前記第2の工程の前に、前記半
導体膜を所定形状にパターニングするようにしてもよ
い。
【0014】また、本発明の液晶表示装置の製造方法
は、マトリクス状に配列した画素領域を有する基板の前
記画素領域ごとに、第1の領域と、前記第1の領域を挟
持する第2の領域とを有する半導体膜を形成する工程
と、第1の領域を有する半導体膜を形成する工程と、前
記半導体膜を覆うように第1の絶縁膜を形成する工程
と、前記第1の絶縁膜上に、前記画素領域毎に分離し
て、かつ前記画素領域毎に前記半導体膜の第1の領域を
覆うような第1のゲート線パターンを形成する工程と、
前記第1のゲート線パターンをマスクとして前記半導体
膜に不純物を添加する第1の添加工程と、前記画素領域
毎に分離して形成した前記第1のゲート線パターンを接
続するような第2のゲート線パターンを形成する工程と
を有するようにしてもよい。ここで半導体膜の第1の領
域は例えばチャネル領域であり、第2の領域は例えばコ
ンタクト領域(ソース・ドレイン領域)である。このよ
うな工程によれば、不純物がヘビードープされた半導体
膜のコンタクト領域を形成するために不純物イオンをイ
オン注入法、イオンドーピング法などにより添加する際
の、マスク金属である第1のゲート線パターンのチャー
ジアップを小さく抑制することができる。したがって、
第1のゲート線パターンと半導体膜との間の静電破壊を
防止し、液晶表示装置のアレイ基板の製造の生産性を向
上することができる。
【0015】また本発明の液晶表示装置の製造方法は、
マトリクス状に配列した画素領域を有する基板の前記画
素領域ごとに、第1の領域と、前記第1の領域を挟持す
る第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域とに
挟まれた第3の領域とを有する半導体膜を形成する工程
と、前記半導体膜を覆うように第1の絶縁膜を形成する
工程と、前記第1の絶縁膜上に、前記画素領域毎に分離
して、かつ前記画素領域毎に前記半導体膜の第1の領域
および第3の領域を覆うように第1のゲート線パターン
を形成する工程と、前記第1のゲート線パターンをマス
クとして前記半導体膜の前記第2の領域に不純物を添加
する第1の添加工程と、前記第1のゲート線パターンの
前記半導体膜の前記第3の領域に対応する領域を除去す
る工程と、前記第1のゲート線パターンをマスクとして
前記半導体膜の前記第2の領域および前記第3の領域と
に前記不純物を添加する第2の添加工程と、前記画素領
域毎に分離して形成した前記第1のゲート線パターンを
接続するような第2のゲート線パターンを形成する工程
とを有するようにしてもよい。
【0016】ここで半導体膜の第1の領域は例えばチャ
ネル領域であり、第2の領域は例えばコンタクト領域
(ソース・ドレイン領域)であり、第3の領域は例えば
LDD領域である。このような工程によれば、不純物が
ヘビードープされた半導体膜のコンタクト領域、不純物
が低濃度でドープされたLDD領域を形成するために不
純物イオンをイオン注入法、イオンドーピング法などに
より添加する際の、マスク金属である第1のゲート線パ
ターンのチャージアップを小さく抑制することができ
る。したがって、第1のゲート線パターンと半導体膜と
の間の静電破壊を防止し、液晶表示装置のアレイ基板の
製造の生産性を向上することができる。
【0017】また本発明の液晶表示装置の製造方法は、
マトリクス状に配列した画素領域を有する基板の前記画
素領域ごとに、第1の領域と、前記第1の領域を挟持す
る第2の領域とを有する半導体膜を形成する工程と、第
1の領域を有する半導体膜を形成する工程と、前記半導
体膜を覆うように第1の絶縁膜を形成する工程と、前記
絶縁膜上に、前記画素領域毎に分離して、かつ前記画素
領域毎に前記半導体膜の第1の領域を覆うように第1の
ゲート線パターンを形成する工程と、前記第1のゲート
線パターンをマスクとして前記半導体膜に不純物を添加
する第1の添加工程と、前記第1のゲート線パターンの
上側から第2の絶縁膜を形成する工程と、前記半導体膜
の前記第2の領域に開口部を有するように前記第1の絶
縁膜および前記第2の絶縁膜をパターニングする工程
と、前記第2の絶縁膜上に導体層を形成し、前記画素領
域毎に分離して形成した前記第1のゲート線パターンを
接続するような第2のゲート線パターンおよび前記開口
部で前記半導体膜と接合したソース・ドレイン電極にパ
ターニングする工程とを有するようにしてもよい。
【0018】この方法は前述の方法に加え、特に分断さ
れている第1のゲート線パターンを接続する第2のゲー
ト線パターンを、信号線、ソース・ドレイン電極と同時
に成膜、パターニングするものである。したがって、従
来の製造方法と同様の工程をマスクパターンを変えて行
うことで、不純物イオンを添加する際のマスク金属であ
る第1のゲート線パターンのチャージアップを小さく抑
制することができる。したがって、第1のゲート線パタ
ーンと半導体膜との間の静電破壊を防止し、液晶表示装
置のアレイ基板の製造の生産性を向上することができ
る。
【0019】本発明の液晶表示装置は、マトリクス状に
配列した画素領域を有する基板と、前記画素領域ごとに
配設され、第1の領域と、前記第1の領域を挟持するよ
うに配設され、不純物が添加された第2の領域をを有す
る半導体膜と、前記第2の領域に開口部を有して前記半
導体膜を覆うように配設された第1の絶縁膜と、前記第
1の絶縁性膜を介して前記第1の領域と対向したゲート
電極部を有するゲート線と、前記第2の領域に開口部を
有するように前記半導体膜および第1のゲート線上に配
設された第2の絶縁膜と、第1の導体材料からなり、前
記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜の開口部を介し
て前記半導体膜の前記第2の領域と接合したソース・ド
レイン電極と、前記画素領域の行ごとまたは列ごとに前
記ゲート電極と一括するとともに、前記不純物を含有す
る第1の領域と、実質的に前記不純物フリーな第2の領
域とを具備するようにしてもよい。この液晶表示装置で
は、アレイ基板にアレイ状に配設された薄膜トランジス
タのゲート電極と接続したゲート線の第1の領域が画素
領域ごとに分断して配設されており、この分断されたゲ
ート線の第1の領域は第2の領域により接続されてい
る。ここで第1の領域は上述の第1のゲート線パターン
に相当し、第2の領域は上述の第2のゲート線パターン
に相当する。そして、第1の領域は半導体膜のコンタク
ト領域、LDD領域を形成するための不純物のドープ工
程でのマスクとして機能するため、この第1の領域には
n型不純物、あるいはp型不純物が含まれることにな
る。これに対して第2の領域はこれらの不純物を実質的
に含有しない。これは、第2の領域が素子の静電破壊を
防止するために、ドーピング工程の後に形成されるため
である。
【0020】また、前記ゲート線の前記ゲート電極部は
前記第1の領域に含まれ、前記ゲート線の第2の領域は
前記第1の導体材料から構成するようにしてもよい。こ
のような構造はゲート線の第2の領域を信号線、ソース
・ドレイン電極を同時に成膜、パターニングすることに
より形成される。したがって、従来の液晶表示装置のア
レイ基板の製造工程と同様の工程により、マスクパター
ンを変更するだけで生産性を向上することができる。ま
た前記ゲート線の前記第1の領域と前記第2の領域とは
前記第2の絶縁膜を介して絶縁されているから、これら
を少なくとも一部が重複するように配設しておき、この
重複した領域で前記第2の絶縁層を貫通して層間接続す
るようにすることが好適である。層間接続としては例え
ばNd−YAGレーザーなどをパルス照射して第1の領
域と第2の領域とを接続するようにしてもよい。
【0021】すなわち本発明の液晶表示装置は、ゲート
線が1画素ごとに切り刻まれており、それぞれがコンタ
クトホールを介して、信号線と同材料の配線で電気的に
接続していることによって1本のゲート線を構成してい
る。このようなゲート線の構成によって従来の液晶表示
装置のアレイ基板の製造工程をまったく変更することな
く、pチャネル及びnチャネルの薄膜トランジスタの形
成に際して、ドーピング工程でのチャージアップを防止
し、薄膜トランジスタの静電破壊を防止することができ
る。また、ゲート線と平行に、ゲート線と独立して予備
のゲート電極を形成しておき、ゲート線と半導体膜との
間が静電破壊にされたとしても、予備のゲート電極をゲ
ート電極として薄膜トランジスタを構成するようにして
もよい。すなわちゲート線と同材料でかつ前記ゲート線
と電気的に独立である冗長のゲート電極を備えることに
より、従来の液晶表示装置のアレイ基板の製造工程をま
ったく変更することなく薄膜トランジスタの静電破壊を
効果的に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明のについて図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0023】(実施形態1)図1、図2、図3は本発明
の液晶表示装置の製造方法を説明するための図であり、
n−ch薄膜トランジスタ、p−ch薄膜トランジス
タ、画素部の形成工程を示している。
【0024】まず、例えばガラスなどからなる透明な絶
縁性基板101上に、プラズマCVD法等により厚さ約
50nmのa−Si(アモルファスシリコン)からなる
半導体膜102iを堆積する。なおここでは絶縁性基板
101上にシリコン酸化膜(SiOx )、シリコン窒化
膜(SiNx )の積層膜からなるアンダーコート層10
1aを形成して基板を保護すると同時に、基板からのア
ルカリイオンの拡散などを防止している。そして、a−
Si半導体膜を先駆膜として、XeClエキシマレーザ
を用いたELA法などによりアニールして瞬時溶融、再
結晶化することにより多結晶質シリコンからなる半導体
膜102を得る。その際、レーザ照射エネルギーを段階
的に上げて複数回照射を行うことにより、a−Si半導
体膜102i中の水素を効果的に抜くことができ、結晶
化時のアブレーションを防ぐことができる。ここでは照
射エネルギーは約200〜500mJ/cm2 とした。
【0025】つぎに、pチャネル、nチャネルを構成す
る半導体膜のしきい値を制御するために、成膜した多結
晶質シリコンからなる半導体膜102の全面にp型不純
物をイオンドーピング法などにより添加する(チャネル
ドープ)(図1(b))。
【0026】そして、多結晶質シリコンからなる半導体
膜102をフォトリソグラフィ法等によりパタ−ニング
し、n−ch薄膜トランジスタ、p−ch薄膜トランジ
スタの半導体膜形状にパターニングする。その後、p−
ch薄膜トランジスタの半導体膜102のみが露出する
ようにレジスト105を積層し、このレジスト105を
マスクとしてpチャネル薄膜トランジスタのしきい値を
制御するために、pチャネル薄膜トランジスタの半導体
膜102に再びp型不純物をイオンドーピング法などに
より添加する(図1(c))。
【0027】レジスト105を剥離した後、半導体膜1
02の上側から酸化シリコン(SiOx )などからなる
ゲート絶縁膜106を、例えばプラズマCVD法などに
より形成する。さらに、例えばモリブデン−タングステ
ン合金(以下MoWとする)などのゲート電極材料から
なる導体層107iを例えばスパッタ法などで成膜す
る。この導体層107iをn−ch薄膜トランジスタの
コンタクト領域102bに対応する領域が露出するよう
にパターニングする。このとき図示しないゲート線10
7gも同時にパターニングするが、各画素領域ごとに分
断された島状のパターンを有するように形成する。これ
により不純物ドーピングの際のチャージアップの影響を
最小限に抑制し、静電破壊の発生を抑制することができ
る。なお、ゲート絶縁膜106としてはこのほかに窒化
シリコン膜(SiNx )や常圧CVD法によるシリコン
酸化膜(SiOx )を用いるようにしてもよい(図1
(d))。
【0028】導体層をパターニングした後、この導体層
107iをマスクとして、ゲート絶縁膜106スルー
で、例えばP(リン)などのn型不純物をイオンドーピ
ング法などによりn−ch薄膜トランジスタの半導体膜
102のコンタクト領域102bに添加する。このとき
p−ch薄膜トランジスタ、画素領域の半導体膜102
は導体層107iに覆われており、不純物は添加されな
い)(図2(e))。
【0029】つぎに、導体層107iの上側からさらに
導体層108を形成し、n−ch薄膜トランジスタの半
導体膜が覆われ、p−ch薄膜トランジスタのコンタク
ト領域102cに対応する領域が露出するようにパター
ニングする。そしてこの状態で例えばB(硼素)などの
p型不純物をイオンドーピング法などによりp−ch薄
膜トランジスタの半導体膜102に添加してp−ch薄
膜トランジスタのコンタクト領域102cを形成する
(図2(f))。
【0030】さらに、例えば画素部の薄膜トランジスタ
についてはオフリーク電流を抑えるためにLDD(Li
ghtly Doped Drain)構造を形成する
ことが好ましいため、上述の不純物注入後にさらに導体
層107iを再パタ−ニングしてLDD領域の幅だけ細
くしてゲート電極107gに形成した後、再度低濃度の
不純物打ち込みを行う。ここではn−ch薄膜トランジ
スタのチャネル領域102aとコンタクト領域102b
との間にLDD領域102dを形成した(図2
(g))。
【0031】つぎに、多結晶質シリコンからなる半導体
膜102のシート抵抗を小さくするために、半導体膜1
02を約300〜400℃、数Torrの水素プラズマ
雰囲気中に約1時間封入し、半導体膜102の水素化を
行う(図3(h))。
【0032】この後、ゲート電極107gの上側からプ
ラズマCVD法または常圧CVD法でシリコン酸化膜に
よる層間絶縁膜111を形成する(図3(i))。
【0033】そして、層間絶縁膜111上にITO(I
ndium Tin Oxide)などからなる画素電
極112を形成後、層間絶縁膜111およびゲート絶縁
膜106にコンタクトホール113を形成し、スパッタ
法でAlなどの金属層を形成、パタ−ニングすることで
ソース/ドレイン電極114を形成する。このとき信号
線114s、さらにゲート線107の断続部を接続する
接続領域107xも同時に形成している。パタ−ニング
された金属層上にプラズマCVD法でSiNx による厚
さ約450nmのパッシベーション膜115を形成す
る。このような工程で液晶表示装置のアレイ基板が完成
する。この後、対向電極が形成された対向基板と対向配
置し、周囲をエポキシ樹脂によるシール材で囲み、内部
に液晶を注入、封止することで液晶表示装置が完成す
る。
【0034】本発明においては、n型不純物、p型不純
物の添加工程を行う段階では、マスクとなるゲート電極
を含むゲート線パターンを画素領域ごとに分断している
ため、ドーピングによる電荷の蓄積、摩擦による電荷の
蓄積などに起因する静電破壊を防止することができる。
【0035】(実施形態2)図4は上述のように形成し
た本発明の液晶表示装置のアレイ基板の単位画素領域の
構造を概略的に示す図である。
【0036】本発明の液晶表示装置はその製造工程にお
いて、不純物のドーピングを行うときにはゲート線10
7は画素領域ごとに分断したパターンで形成されてお
り。ドーピング工程が終了したあとにこの分断された領
域を接続領域107xにより接続している。したがっ
て、ゲート線パターンのうちドーピング工程のマスクと
して用いられた部分107にはp型不純物、あるいはn
型不純物が添加されており、後から形成した接続領域1
07xには実質的にこのような不純物は添加されていな
いという特徴がある。また、この例では、ゲート線の接
続領域107xは信号線114と同時に成膜パターニン
グして形成しているため、信号線の構成材料と同一材料
から構成されている。
【0037】このような構成を採用することにより、本
発明の液晶表示装置においては、ゲート線107は画素
領域毎に分断された島状パターンに形成され、信号線1
14と同様にAlからなる接続領域107xとは、コン
タクトホール107yを介して電気的に接続されてい
る。したがって薄膜トランジスタのコンタクト領域、L
DD領域を形成するためのドーピング工程では、ゲート
線107は画素領域ごとに電気的に絶縁されており、各
々の島状領域の面積は従来例に比べて格段に小さくする
ことができる。したがって、島状のゲート線107に打
ち込まれる電荷量が小さくなり、薄膜トランジスタにお
けるゲート電極107i、107gとその下に存在する
多結晶質シリコンからなる半導体膜102aとの間の電
位差を格段に小さくすることができる。これにより、信
号線114の形成工程までに薄膜トランジスタが静電破
壊する可能性を極めて小さく低減することができ、生産
性を向上することができる。
【0038】例として、XGA(画素数が1024×R
GB×768)において1画素ごとに島状のゲート線1
07を形成した場合、従来例に比べてゲート線に打ち込
まれる電荷量を{1/(1024×RGB)}=(1/
3072)にまで低減することができる。
【0039】(実施形態3)図5は本発明の液晶表示装
置のアレイ基板の画素構造の別の例を概略的に示す図で
ある。
【0040】ゲート線107、およびゲート線107と
同材料で、かつゲート線107と電気的に独立である部
分107gが薄膜トランジスタのゲート電極を構成し、
ゲート線107とゲート電極107gとを接続領域10
7x、コンタクトホール107yを介して電気的に接続
している。これにより、ゲート線107がイオンドーピ
ング工程中にチャージアップし、ゲート線107と半導
体膜102とにより構成されるゲート部107hが静電
破壊されたとしても、ゲート線107と同材料でかつゲ
ート線107と電気的に独立である部分ゲート電極10
7gは、ゲート線107に比べて極めて面積が小さくほ
とんどチャージアップしないため、この部分が静電破壊
する可能性は極めて小さい。すなわち、ゲート線107
と同材料でかつゲート線107と電気的に独立である部
分107gが冗長のゲート部として機能し、信号配線1
14の形成前までに薄膜トランジスタが静電破壊される
ことを防止することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してように、本発明の液晶表示
装置の製造方法および液晶表示装置によれば、従来の液
晶表示装置の製造工程をまったく変更することなく、ド
ーピング工程でのマスク勤続のチャージアップに起因す
る薄膜トランジスタの静電破壊を防止することができ
る。したがって、アレイ基板の生産性を向上し、液晶表
示装置を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の製造方法の例を説明す
るための図。
【図2】本発明の液晶表示装置の製造方法の例を説明す
るための図。
【図3】本発明の液晶表示装置の製造方法の例を説明す
るための図。
【図4】本発明の液晶表示装置のアレイ基板の画素領域
の構造を概略的に示す図。
【図5】本発明の液晶表示装置のアレイ基板の画素領域
の構造の別の例を概略的に示す図。
【図6】従来の液晶表示装置のアレイ基板の画素領域の
構造を概略的に示す図。
【符号の説明】
101……………絶縁性基板 101a…………アンダーコート層 102……………半導体膜 102a…………チャネル領域 102b…………n型コンタクト領域 102c…………p型コンタクト領域 102d…………LDD領域 105……………レジスト 106……………ゲート絶縁膜 107……………ゲート線(ゲート電極を含む) 107i…………導体層 107g…………ゲート電極 107x…………接続領域 107y…………コンタクトホール 108……………導体層 111……………層間絶縁膜 112……………画素電極 114……………ソース・ドレイン電極/信号線 115……………パッシベーション膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に半導体膜を形成する第1の工程
    と、 前記半導体膜を覆うようにゲート絶縁膜を形成する第2
    の工程と、 前記ゲート絶縁膜上に、前記半導体膜に対向し、かつ互
    いに絶縁された複数のゲート電極パターンを形成する第
    3の工程と、 前記ゲート電極パターンをマスクとして前記半導体膜に
    不純物を打ち込む第4の工程と、 前記第4の工程の後、前記複数のゲート電極パターンを
    互いに電気的に接続する接続配線パターンを形成する第
    5の工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の工程の前に、前記半導体膜を
    所定形状にパターニングする工程を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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