JPH11147954A - 色調の優れたポリアスパラギン酸の製造方法 - Google Patents

色調の優れたポリアスパラギン酸の製造方法

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JPH11147954A
JPH11147954A JP31690897A JP31690897A JPH11147954A JP H11147954 A JPH11147954 A JP H11147954A JP 31690897 A JP31690897 A JP 31690897A JP 31690897 A JP31690897 A JP 31690897A JP H11147954 A JPH11147954 A JP H11147954A
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acid
reaction
polysuccinimide
hydrolysis
weight
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JP31690897A
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Masako Yoshitake
政子 吉竹
Takeshi Nakato
毅 中藤
Masayuki Tomita
雅之 冨田
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色調の優れたポリアスパラギン酸の提供。 【解決手段】 ポリスクシンイミドを加水分解してポリ
アスパラギン酸を製造する方法において、アスパラギン
酸を不活性ガスの存在下、酸触媒により重縮合させて得
られたポリスクシンイミドについて、その加水分解前及
び/又は加水分解後に脱色処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色調の優れたポリ
アスパラギン酸の製造方法に関する。詳しくは、アスパ
ラギン酸を不活性ガスの存在下、重縮合反応させて得ら
れたポリスクシンイミドを加水分解・脱色処理すること
によりポリアスパラギン酸を製造する方法に関する。ポ
リアスパラギン酸及びその誘導体は生分解性に優れたポ
リマーとして最近注目され、洗剤のビルダー、医療材
料、化粧品基材等の各種用途への使用が提案されてい
る。
【0002】
【従来の技術】ポリアスパラギン酸の製造方法として
は、L−アスパラギン酸を重縮合して、中間体としてポ
リスクシンイミドを製造し、次いでこのポリスクシンイ
ミド主鎖中のイミド環を加水分解する方法が知られてい
る。この方法による重縮合方法は簡便ではあるが、高温
のため着色のある生成物ができやすく、その着色を取り
除くのは容易ではなかった。従来、ポリアスパラギン酸
の脱色方法としては、無触媒又は触媒存在下にて重縮合
反応を行い、得られたポリスクシンイミドに過酸化水素
を添加する方法(米国特許第5,521,257号明細
書)や、ポリスクシンイミドを加水分解した後、脱色剤
(次亜塩素酸、塩素、過酸化物)を添加する方法(WO
9403526号公報)、また、低温にて重縮合反応を
行って得られたポリスクシンイミドを加水分解した生成
物に亜硫酸塩を添加する方法(特開平8−208848
号公報)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法により処理した生成物は、脱色が十分とは言え
ず、そのため、上記のような用途においては特に改良の
余地がある。本発明は、色調の優れたポリアスパラギン
酸の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、アスパラギン酸を不活
性ガスの存在下に重縮合反応させて得られたポリスクシ
ンイミドを加水分解・脱色処理することにより着色の少
ないポリアスパラギン酸が得られることを見い出し、本
発明を完成するに至った。即ち、本発明の要旨は、ポリ
スクシンイミドを加水分解してポリアスパラギン酸を製
造する方法において、アスパラギン酸を不活性ガスの存
在下、酸触媒により重縮合させて得られたポリスクシン
イミドについて、その加水分解前及び/又は加水分解後
に脱色処理を行うことを特徴とするポリアスパラギン酸
の製造方法、にある。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】(1)ポリスクシンイミドの製造 (モノマー)ポリスクシンイミドの製造に用いられるモ
ノマーはマレイン酸とアンモニアを反応させて得られる
生成物、マレアミド酸又はアスパラギン酸等が挙げられ
る。これらは単独でも混合して用いても良い。これらの
中ではアスパラギン酸単独が好ましい。マレイン酸とア
ンモニアを反応させて得られる生成物とはマレイン酸と
アンモニアを常法、例えば、独国特許第3,626,6
72号明細書、米国特許第4,839,461号明細
書、米国特許第5,286,810号明細書等に記載の
方法に従って反応させて得られる生成物である。具体的
には、主にマレイン酸モノアンモニウム塩であり、それ
以外にマレイン酸、マレイン酸ジアンモニウム塩、アン
モニア、フマル酸、アスパラギン酸、アスパラギン、イ
ミノジコハク酸、マレアミド酸等の生成物を含んでも良
い。
【0006】上記の反応に用いるマレイン酸は、その無
水物、部分及び完全エステルを含む。また、アンモニア
は、ガス或いは溶液として用いる。溶液として用いる場
合は、水に溶解させて水酸化アンモニウム水溶液とする
方法、メタノール、エタノール等のアルコール、又は他
の適当な有機溶媒に溶解させる方法等が用いられる。モ
ノマーとしては、好ましくは、アスパラギン酸であり、
アスパラギン酸はD体でもL体でもその混合物でも良
い。また、アスパラギン酸以外に50%を越えない範囲
で共重合可能な他のモノマーを用いることもできる。共
重合可能なモノマーとして特に制限はないが、例えば、
アスパラギン酸塩、グルタミン酸及びその塩、アラニ
ン、ロイシン、リジン等のアミノ酸、グリコール酸、乳
酸、3−ヒドロキシ酪酸等のヒドロキシカルボン酸、2
−ヒドロキシエタノール、マレイン酸、アニリン等のア
ミノ基又はカルボン酸基と反応しうる官能基を一個以上
有する上記以外の化合物等が挙げられる。
【0007】(触媒)アスパラギン酸等の重縮合反応に
おいては、触媒は用いなくともよいが、触媒として酸触
媒を用いる方が好ましい。その具体例としては、例えば
硫酸、無水硫酸、リン酸、ポリリン酸、メタリン酸、縮
合リン酸、無水リン酸等の無機酸、p−トルエンスルホ
ン酸、トリクロル酢酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。その他
に、リン酸モノエステル、リン酸ジエステル、リン酸ト
リエステル、亜リン酸モノエステル、亜リン酸ジエステ
ル、亜リン酸トリエステル等が挙げられるが、好ましく
は、リン酸、ポリリン酸、メタリン酸、縮合リン酸、無
水リン酸、リン酸モノエステル、リン酸ジエステル、リ
ン酸トリエステル、亜リン酸モノエステル、亜リン酸ジ
エステル、亜リン酸トリエステル等が挙げられる。
【0008】これらの酸触媒の好適な使用量は、ポリマ
ー原料100重量部に対し、通常は0.1〜30重量
部、好ましくは0.5〜25重量部の範囲で使用され
る。上記触媒の使用量が0.1重量部未満であると重縮
合反応の速度向上としての効果が少ない。また、30重
量部を越えると、重合時に反応物が固化した状態とな
り、撹拌に大きな負担がかかるので好ましくない。
【0009】(反応条件)本発明におけるアスパラギン
酸等の重縮合反応条件については、不活性ガス存在下に
行うこと以外に特に制限はないが、溶媒の不存在下に重
合反応を行う場合には、モノマーと触媒とを湿式或いは
乾式で混合させた後に重縮合させることが一般的であ
る。尚、溶媒の不存在下での重縮合(バルク重合)は、
溶媒を使用しないため、製造コストが低いが、溶媒法と
比較すると、分子量の高いものが得られないという欠点
がある。しかしながら、本発明の不活性ガス存在下の反
応方法を適用すると、ポリスクシンイミドの高分子量化
が可能となる。
【0010】また反応時の圧力は特に制限はなく、常
圧、減圧、加圧のいずれでも良いが、通常は、10Pa
〜1MPaの範囲である。本発明に使用できる不活性ガ
スとしては、重縮合反応に対して活性を有しないガスで
ある限り、特に制限はないが、例えば、窒素、アルゴン
を用いることが好ましく、アルゴンが特に好ましい。
【0011】不活性ガスの容量は、反応器の全気体容量
に対し50%以上、好ましくは80%以上である。ま
た、反応により生じる縮合水を除くため、不活性ガス気
流中で反応を行うことが好ましい。不活性ガスの流量
は、1ml/分以上、好ましくは10ml/分以上であ
ることが好ましい。以下に反応溶媒の不存在下での重縮
合(バルク重合)を代表例として具体的に詳述する。
【0012】(混合方法)バルク重合においては触媒の
分散状態に制限はないが、重縮合反応を行う前に粉末状
のモノマーと触媒とを十分混合しておくのが好ましい。
混合状態が不十分な状態で重縮合を開始させると、一部
溶融固化、分子量の低下及び反応時間の増大等の問題を
生じることがある。混合方法としては、触媒、希釈剤と
して溶媒を使用する湿式混合方法、及び機器を使用する
乾式混合が挙げられる。混合温度としては、ポリスクシ
ンイミドへ重縮合が生じない150℃以下であれば特に
制限はないが、好ましくは常温から120℃の温度、混
合時間としては0.01〜600分、好ましくは0.0
1〜300分、更に好ましくは、0.01〜50分の範
囲で混合される。
【0013】湿式混合方法の場合、溶媒と触媒を混合
し、次いで各混合物と粉末状のモノマーを混合する。そ
の際、使用しうる溶媒に特に制限はないが、混合終了
後、留去するため沸点が150℃以下であり、用いる触
媒と均一に混合するものが好ましい。具体的には、ヘキ
サン、シクロヘキサン等の脂肪族及び脂環式炭化水素、
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン、メタノール、エタノール、プロパノ
ール等のアルコール及び水が挙げられる。水はその後の
反応でも副生し、煩雑な回収工程を必要としない点で特
に好ましい。上記の溶媒は、モノマー100重量部に対
し、通常は0.1〜30重量部、好ましくは0.5〜2
5重量部の範囲で使用される。使用量が0.1重量部未
満であると重縮合反応の速度向上としての効果が少な
い。また、30重量部を越えると留去に時間を要する点
から好ましくない。
【0014】乾式混合方法をとる場合、モノマーに触媒
を添加した後、混合装置を用いて混合する。触媒の添加
方法については特に制限はなく、一度に添加しても、少
量ずつ添加しても良い。使用できる混合装置としては、
一般的なミキサー、ブレンダー、及びニーダー等が好ま
しく、撹拌混練型の大型機器の具体例として、一軸又は
二軸の押し出し機或いは高粘度反応機、SV−ミキサ
ー、及びコニカルドライヤー(神鋼パンテック社)、M
Z−プロセッサー(大川原製作所社)、パドルドライヤ
ー(奈良機械社)、SC−プロセッサー及び加圧ニーダ
ー(栗本鐵工所社)等が挙げられる。
【0015】(重縮合反応)本発明の方法における重縮
合反応は、前記混合物を反応器中に仕込み、100〜4
00℃、好ましくは150〜350℃、より好ましくは
200〜240℃の加熱下で、平均滞留時間が0.01
〜240分、好ましくは0.01〜180分、更に好ま
しくは10〜100分の範囲内で撹拌又は混練しながら
固相で反応させる。反応時間が100℃未満及び平均滞
留時間が10分未満であると、反応が完了しない可能性
がある。また、400℃を越える反応温度、240分を
越える平均滞留時間で反応を行うと、分解物を生成した
り、反応効率低下、着色等の可能性がある。
【0016】上記条件を満足する反応器としては、バッ
チ式又は連続式のどちらでも良く、バッチ式では通常の
反応器、プロシュアミキサー(太平洋機工社)、Pol
yphase System(Littleford
Day社)、SV−ミキサー、MZ−プロセッサー及び
バッチ式ニーダー等が用いられる。連続式では、一軸及
び二軸混練機、パドルドライヤー、LCR(Lurgi
社)、SCプロセッサー、KRCニーダー(栗本鐵工所
社)、バイボラック(住友重機社)及びN−SCR(三
菱重工社)等が挙げられる。
【0017】(2)ポリスクシンイミドの加水分解 かくして得られたポリスクシンイミドの加水分解は、常
法に従って行うことができるが、代表的な例としては、
ジャーナル・オヴ・アメリカン・ケミカル・ソサィアテ
ィー(J.Am.Chem.Soc.)80,3361
(1958)、ジャーナル・オヴ・オーガニック・ケミ
ストリー(J.Org.Chem.)26,1084
(1961)、米国特許第5,221,733号明細
書、米国特許第5,288,783号明細書、特開昭6
0−203636号公報等に準じて行えばよい。好まし
い一態様では、上記反応生成物100重量部に対して5
0〜1000重量部の水を加え、更に上記イミド環に対
し等モル〜3倍モルとなる量のアルカリ金属水酸化物を
加えて、0〜50℃で10分〜8時間反応させる。これ
によりイミド環の殆どが開環する。
【0018】このようにして得られる加水分解生成物
は、ポリアスパラギン酸のアルカリ金属塩であるが、本
発明にいうポリアスパラギン酸とはこれをも含むもので
ある。このアルカリ金属塩型のポリアスパラギン酸に酸
を作用させると遊離型のポリアスパラギン酸を得ること
ができる。酸の使用量を加減することにより、ポリアス
パラギン酸のカルボン酸基の遊離型と塩型との比率を任
意に調節できる。ポリアスパラギン酸の分子量は特に限
定されないが、好ましくは、重量平均分子量で500か
ら300000、更に好ましくは1000から2000
00である。
【0019】(3)脱色処理 本発明における脱色処理は、ポリスクシンイミドの加水
分解前及び/又は加水分解後に施される。ここで、「加
水分解前及び/又は加水分解後」とは、加水分解前、加
水分解後、加水分解前と加水分解後との両方の他に、加
水分解中の時点をも含むものである。そして、これらの
態様の中、ポリスクシンイミドの加水分解する際に、系
内に脱色剤を添加して加水分解と同時に脱色処理を行う
のが操作上は便利であり、好ましい。
【0020】脱色処理においては脱色剤を使用するのが
好ましい。脱色剤については、特に限定はされないが、
具体例としては、例えば過酸化水素、過炭酸塩、次亜塩
素酸塩、塩素、オゾン、塩素過酸物、ホウ水素化物、過
酸化二カルボン酸、過硫酸塩、過ホウ酸塩、活性炭等が
挙げられる。この中、活性炭、過酸化水素が好ましい。
ポリアスパラギン酸の脱色処理は、ポリスクシンイミド
又はポリアスパラギン酸100重量部に対して上記脱色
剤を5〜200重量部使用するのが好ましい。過酸化水
素を使用する場合には過酸化水素濃度は1〜30重量%
が好ましい。
【0021】ポリスクシンイミドの加水分解中に脱色処
理を行う場合、ポリスクシンイミドを水に懸濁させた水
溶液に予め所定量の過酸化水素水を加え、次いでこれに
アルカリ金属水酸化物の水溶液を加えて0〜50℃、1
0分〜8時間反応させることにより加水分解反応と脱色
処理が同時に行われる。また、加水分解後に脱色処理す
る場合には、ポリアスパラギン酸の水溶液に例えば過酸
化水素のような脱色剤を加えて処理すればよい。また、
加水分解前に脱色処理する場合には、ポリスクシンイミ
ドを例えばDMFのような溶媒に溶解し、この溶液に例
えば過酸化水素のような脱色剤を加えて処理すればよ
い。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの
実施例により限定されるものではない。また、分子量及
び色差の測定法は次の通りである。
【0023】<ポリアスパラギン酸の重量平均分子量の
測定>東ソー(株)社製「TSKgel」“G6000
PWXL”+「TSKgel」“G3000PWXL”
カラムを用い、溶離液として0.4M硝酸ナトリウム水
溶液を用いたゲルパーメーションクロマトグラフ(示差
屈折計)により得られたポリエチレングリコール換算値
である。
【0024】<色差測定>スガ試験機械(株)製の色差
計(SMカラーコンピュータ−SM−5−CH)を用
い、5mmのセルに蒸留水を入れ、標準合わせを行った
後、セルに試料*(ポリアスパラギン酸の60重量%水
溶液)を入れ、透過にて測定を行い、黄色度指数(Ye
llowness Index:YI値)を算出した。
【0025】実施例1 アルゴン雰囲気下、L−アスパラギン酸(25.0g)
と85%リン酸(2.5g)とをオスターブレンダー
(フェニックス社製)で5分間混合し、触媒を分散させ
た。この混合物を、冷却器、温度計、撹拌機を備えた2
00mlのセパラブルフラスコに仕込んだ。アルゴン雰
囲気下、マントルヒーターを235℃に設定し、4.5
時間保ち重合反応を遂行した。この間に生成した水は系
外へ留去せしめた。
【0026】反応終了後、濾別し、生成物を純水100
gで4回洗浄し、更にメタノール100gで洗浄した。
生成物を減圧下80℃で24時間で乾燥し黄白色の粉末
17.9gを得た。この生成物を樹脂Aとする。撹拌子
を備えた50ccのビーカーに、上記で得られたポリス
クシンイミド(樹脂A)2.0gと3重量%の過酸化水
素水3.3mlを仕込んだ。氷冷下、これに50重量%
水酸化ナトリウム水溶液1.5gを少量づつ添加し、次
いで室温で1時間撹拌して加水分解させた。色差の結果
は表1に示す。
【0027】実施例2 窒素雰囲気下、L−アスパラギン酸(25.0g)と8
5%リン酸(2.5g)とをオスターブレンダー(フェ
ニックス社製)で5分間混合し、触媒を分散させた。こ
の混合物を、冷却器、温度計、撹拌機を備えた200m
lのセパラブルフラスコに仕込んだ。窒素雰囲気下、マ
ントルヒーターを235℃に設定し、4.5時間保ち重
合反応を行った。この間に生成した水は系外へ留去せし
めた。
【0028】反応終了後、濾別し、生成物を純水100
gで4回洗浄し、更にメタノール100gで洗浄した。
生成物を減圧下80℃で24時間で乾燥し黄白色の粉末
17.9gを得た。この生成物を樹脂Bとする。撹拌子
を備えた50ccのビーカーに、上記で得られたポリス
クシンイミド(樹脂B)2.0gと3重量%の過酸化水
素水3.3mlを仕込んだ。氷冷下、これに50重量%
水酸化ナトリウム水溶液1.5gを少量づつ添加し、次
いで室温で1時間撹拌して加水分解させた。色差の結果
は表1に示す。
【0029】比較例1 空気雰囲気下、L−アスパラギン酸(25.0g)と8
5%リン酸(2.5g)とをオスターブレンダー(フェ
ニックス社製)で5分間混合し、触媒を分散させた。こ
の混合物を、冷却器、温度計、撹拌機を備えた200m
lのセパラブルフラスコに仕込んだ。空気雰囲気下、マ
ントルヒーターを235℃に設定し、4.5時間保ち重
合反応を行った。この間に生成した水は系外へ留去せし
めた。
【0030】反応終了後、濾別し、生成物を純水100
gで4回洗浄し、更にメタノール100gで洗浄した。
生成物を減圧下80℃で24時間で乾燥し黄白色の粉末
17.9gを得た。この生成物を樹脂Cとする。撹拌子
を備えた50ccのビーカーに、上記で得られたポリス
クシンイミド(樹脂C)2.0gと3重量%の過酸化水
素水3.3mlを仕込んだ。氷冷下、これに50重量%
水酸化ナトリウム水溶液1.5gを少量づつ添加し、次
いで室温で1時間撹拌して加水分解させた。色差の結果
は表1に示す。
【0031】比較例2 冷却器、温度計及び撹拌機を備えた200mlセパラブ
ルフラスコ内にL−アスパラギン酸25gを仕込み、マ
ントルヒーターを235℃に設定し、窒素雰囲気下で重
合反応を行った。内温が200℃に到達した時、水が留
去し始め、同温度で7時間撹拌を行い、ポリスクシンイ
ミド21.25gを得た。この生成物を樹脂Dとする。
撹拌子を備えた50ccのビーカーに、上記で得られた
ポリスクシンイミド(樹脂D)2.0gと3重量%の過
酸化水素水3.3mlを仕込んだ。氷冷下、水酸化ナト
リウム水溶液1.5gを少量づつ添加し、次いで室温で
1時間撹拌して加水分解させた。色差の結果は表1に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、色調の優れたポリアス
パラギン酸を簡便に製造することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリスクシンイミドを加水分解してポリ
    アスパラギン酸を製造する方法において、アスパラギン
    酸を不活性ガスの存在下、酸触媒により重縮合させて得
    られたポリスクシンイミドについて、その加水分解前及
    び/又は加水分解後に脱色処理を行うことを特徴とする
    ポリアスパラギン酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 不活性ガスがアルゴンである請求項1に
    記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 脱色剤として過酸化水素を用いる請求項
    1又は2に記載の製造方法。
JP31690897A 1997-11-18 1997-11-18 色調の優れたポリアスパラギン酸の製造方法 Pending JPH11147954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025223955A1 (en) 2024-04-25 2025-10-30 Basf Se Method for producing polyaspartic acid, polyaspartic acid and its use

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