JPH111492A - 環状ペプチド化合物及びその製造方法 - Google Patents
環状ペプチド化合物及びその製造方法Info
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- JPH111492A JPH111492A JP9348697A JP34869797A JPH111492A JP H111492 A JPH111492 A JP H111492A JP 9348697 A JP9348697 A JP 9348697A JP 34869797 A JP34869797 A JP 34869797A JP H111492 A JPH111492 A JP H111492A
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- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/12—Cyclic peptides with only normal peptide bonds in the ring
- C07K5/126—Tetrapeptides
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- A61P39/02—Antidotes
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P21/00—Preparation of peptides or proteins
- C12P21/02—Preparation of peptides or proteins having a known sequence of two or more amino acids, e.g. glutathione
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れたオピオイドレセプター結合活性を有す
る新規環状ペプチド化合物及び前記化合物を含む医薬組
成物、並びに前記の新規環状ペプチドの製造方法を提供
する。 【解決手段】 化合物は、例えば、以下の式(I): 【化1】 で表される。前記化合物は、微生物[テノマイセス・セ
ルラタス(Ctenomyces serratus;
FERM BP−5731)]又はその変異体若しくは
組換体を培養し、その発酵ブロスから単離することによ
って製造することができる。
る新規環状ペプチド化合物及び前記化合物を含む医薬組
成物、並びに前記の新規環状ペプチドの製造方法を提供
する。 【解決手段】 化合物は、例えば、以下の式(I): 【化1】 で表される。前記化合物は、微生物[テノマイセス・セ
ルラタス(Ctenomyces serratus;
FERM BP−5731)]又はその変異体若しくは
組換体を培養し、その発酵ブロスから単離することによ
って製造することができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な環状ペプチ
ド化合物、特に真菌に属するテノマイセス・セルラタス
(Ctenomyces serratus ATCC
15502;これはFERM BP−5731として寄
託されている)の発酵によって製造する新規な環状ペプ
チド化合物に関する。また、本発明は、前記の環状ペプ
チド化合物の製造方法、及び前記の環状ペプチド化合物
を含み、対象哺乳類、特にヒトにおける重度の痛み、麻
薬依存症、急性麻薬中毒などの治療に有用な医薬組成物
にも関する。
ド化合物、特に真菌に属するテノマイセス・セルラタス
(Ctenomyces serratus ATCC
15502;これはFERM BP−5731として寄
託されている)の発酵によって製造する新規な環状ペプ
チド化合物に関する。また、本発明は、前記の環状ペプ
チド化合物の製造方法、及び前記の環状ペプチド化合物
を含み、対象哺乳類、特にヒトにおける重度の痛み、麻
薬依存症、急性麻薬中毒などの治療に有用な医薬組成物
にも関する。
【0002】
【従来の技術】オピオイドレセプター結合活性を有する
薬剤は、痛み及び解毒に関して治療的に有用であり、そ
してモルヒネやナロキソンは、それぞれ鎮痛剤や解毒剤
として広範に使用されている。しかし、モルヒネには望
ましくない副作用、例えば、薬剤依存性又は呼吸低下が
あり、従って、その使用は厳密に制限されている。副作
用が少なく、より有効な薬剤に対する医学的要求が明確
に存在する。かなりの数の薬理学的及び生化学的研究が
示唆するところによれば、オピオイドレセプターは少な
くとも3種に大きく分類され、それらはμ、δ及びκと
称される。モルヒネはμレセプターに対する結合活性を
有しているが、δ又はκレセプターに対して結合活性を
有する薬剤は、より有効であり、しかも副作用が一層少
なくなるものと思われる。
薬剤は、痛み及び解毒に関して治療的に有用であり、そ
してモルヒネやナロキソンは、それぞれ鎮痛剤や解毒剤
として広範に使用されている。しかし、モルヒネには望
ましくない副作用、例えば、薬剤依存性又は呼吸低下が
あり、従って、その使用は厳密に制限されている。副作
用が少なく、より有効な薬剤に対する医学的要求が明確
に存在する。かなりの数の薬理学的及び生化学的研究が
示唆するところによれば、オピオイドレセプターは少な
くとも3種に大きく分類され、それらはμ、δ及びκと
称される。モルヒネはμレセプターに対する結合活性を
有しているが、δ又はκレセプターに対して結合活性を
有する薬剤は、より有効であり、しかも副作用が一層少
なくなるものと思われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
たオピオイドレセプター結合活性を有する新規な環状ペ
プチド化合物及び前記化合物を含む医薬組成物を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、前記の新規な環状
ペプチド化合物の製造方法を提供することにある。
たオピオイドレセプター結合活性を有する新規な環状ペ
プチド化合物及び前記化合物を含む医薬組成物を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、前記の新規な環状
ペプチド化合物の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、環状
ペプチド化合物であるCJ−15208、CJ−152
08−1、CJ−15208−2、及びCJ−1520
8−3を提供するものであり、(1)前記のCJ−15
208は、以下の化学式(I):
ペプチド化合物であるCJ−15208、CJ−152
08−1、CJ−15208−2、及びCJ−1520
8−3を提供するものであり、(1)前記のCJ−15
208は、以下の化学式(I):
【化2】 で表され; (2)前記のCJ−15208−1は、特性FABマス
スペクトルがm/z617(M+H)+であり、UVス
ペクトルのUVmaxが210nm及び280nmであ
り、1H NMRスペクトルが図2に示すとおりであ
り、そしてHPLC[YMCパックODSカラム(6.
0×150mm)を用いて、42℃で、メタノール−水
(60:40)で、流速0.8ml/分で溶出]におけ
る保持時間が12.1分間であり; (3)前記のCJ15208−2は、特性FABマスス
ペクトルがm/z678(M+H)+であり、UVスペ
クトルのUVmaxが210nm及び280nmであ
り、1H NMRスペクトルが図3に示すとおりであ
り、そしてHPLC[YMCパックODSカラム(6.
0×150mm)を用いて、42℃で、メタノール−水
(60:40)で、流速0.8ml/分で溶出]におけ
る保持時間が14.8分間であり;そして (4)前記のCJ−15208−3は、特性FABマス
スペクトルがm/z539(M+H)+であり、UVス
ペクトルのUVmaxが210nmであり、1HNMR
スペクトルが図4に示すとおりであり、そしてHPLC
[YMCパックODSカラム(6.0×150mm)を
用いて、42℃で、メタノール−水(60:40)で、
流速0.8ml/分で溶出]における保持時間が17.
8分間である。
スペクトルがm/z617(M+H)+であり、UVス
ペクトルのUVmaxが210nm及び280nmであ
り、1H NMRスペクトルが図2に示すとおりであ
り、そしてHPLC[YMCパックODSカラム(6.
0×150mm)を用いて、42℃で、メタノール−水
(60:40)で、流速0.8ml/分で溶出]におけ
る保持時間が12.1分間であり; (3)前記のCJ15208−2は、特性FABマスス
ペクトルがm/z678(M+H)+であり、UVスペ
クトルのUVmaxが210nm及び280nmであ
り、1H NMRスペクトルが図3に示すとおりであ
り、そしてHPLC[YMCパックODSカラム(6.
0×150mm)を用いて、42℃で、メタノール−水
(60:40)で、流速0.8ml/分で溶出]におけ
る保持時間が14.8分間であり;そして (4)前記のCJ−15208−3は、特性FABマス
スペクトルがm/z539(M+H)+であり、UVス
ペクトルのUVmaxが210nmであり、1HNMR
スペクトルが図4に示すとおりであり、そしてHPLC
[YMCパックODSカラム(6.0×150mm)を
用いて、42℃で、メタノール−水(60:40)で、
流速0.8ml/分で溶出]における保持時間が17.
8分間である。
【0005】更に、本発明は、微生物、すなわちテノマ
イセス・セルラタス(Ctenomyces serr
atus;FERM BP−5731)又はその変異体
若しくは組換体を培養し、そしてその発酵ブロスから前
記環状ペプチド化合物を単離することを含む、前記の環
状ペプチド化合物の製造方法を提供する。
イセス・セルラタス(Ctenomyces serr
atus;FERM BP−5731)又はその変異体
若しくは組換体を培養し、そしてその発酵ブロスから前
記環状ペプチド化合物を単離することを含む、前記の環
状ペプチド化合物の製造方法を提供する。
【0006】また、本発明は、前記の環状ペプチド化合
物及び薬剤学的に許容することのできる担体を含み、重
度の痛みの治療用、又は麻薬依存症若しくは急性麻薬中
毒の解毒用の医薬組成物も提供する。
物及び薬剤学的に許容することのできる担体を含み、重
度の痛みの治療用、又は麻薬依存症若しくは急性麻薬中
毒の解毒用の医薬組成物も提供する。
【0007】また、本発明は、重度の痛みの治療、又は
麻薬依存症若しくは急性麻薬中毒の解毒が必要な患者
に、抗侵害受容量又は解毒量で前記の環状ペプチド化合
物を投与することを含む、前記患者の治療方法に用いる
ことができる。
麻薬依存症若しくは急性麻薬中毒の解毒が必要な患者
に、抗侵害受容量又は解毒量で前記の環状ペプチド化合
物を投与することを含む、前記患者の治療方法に用いる
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で使用する微生物は、テノ
マイセス・セルラタス(Ctenomyces ser
ratus ATCC15502)株であり、これは、
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Am
erican Type Culture Colle
ction:ATCC)から入手した。この微生物は、
ブダペスト条約に従って、通商産業省工業技術院生命工
学工業技術研究所(あて名:郵便番号305;日本国茨
城県つくば市東1丁目1番3号)に1996年10月2
9日に、受託番号FERM BP−5731として寄託
された。この株の系統的特性は、Orr,G.F.らに
よって報告されており(Mycopathol.Myc
ol.Appl.21:321−333,1963)、
この株は子のう菌綱のテノマイセス・セルラタス(Ct
enomyces serratus)であることが記
載されている。
マイセス・セルラタス(Ctenomyces ser
ratus ATCC15502)株であり、これは、
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Am
erican Type Culture Colle
ction:ATCC)から入手した。この微生物は、
ブダペスト条約に従って、通商産業省工業技術院生命工
学工業技術研究所(あて名:郵便番号305;日本国茨
城県つくば市東1丁目1番3号)に1996年10月2
9日に、受託番号FERM BP−5731として寄託
された。この株の系統的特性は、Orr,G.F.らに
よって報告されており(Mycopathol.Myc
ol.Appl.21:321−333,1963)、
この株は子のう菌綱のテノマイセス・セルラタス(Ct
enomyces serratus)であることが記
載されている。
【0009】前記の環状ペプチド化合物を製造する能力
を有するFERM BP−5731からの変異体又は組
換体も、本発明において使用することができる。前記の
変異体又は組換体は、偶発突然変異、あるいは紫外線照
射若しくは変異誘発物質(例えば、N−メチル−N’−
ニトロ−N−ニトロソグアニジン又はメタンスルホン酸
メチル)での処理による人為的突然変異、又は細胞技術
的方法(例えば、細胞融合、遺伝子操作など)により、
周知の方法に従って得ることができる。
を有するFERM BP−5731からの変異体又は組
換体も、本発明において使用することができる。前記の
変異体又は組換体は、偶発突然変異、あるいは紫外線照
射若しくは変異誘発物質(例えば、N−メチル−N’−
ニトロ−N−ニトロソグアニジン又はメタンスルホン酸
メチル)での処理による人為的突然変異、又は細胞技術
的方法(例えば、細胞融合、遺伝子操作など)により、
周知の方法に従って得ることができる。
【0010】本発明によれば、前記の環状ペプチド化合
物は、FERM BP−5731、又はその変異体若し
くは組換体を、発酵により生物活性化合物を製造する目
的に一般的に使用される条件と同様の条件下で、好気発
酵させることによって製造することができる。
物は、FERM BP−5731、又はその変異体若し
くは組換体を、発酵により生物活性化合物を製造する目
的に一般的に使用される条件と同様の条件下で、好気発
酵させることによって製造することができる。
【0011】FERM BP−5731、又はその変異
体若しくは組換体は、通常、不溶性材料及び水性栄養培
地とを有する固体培地上で発酵させる。前記の不溶性材
料は、10〜50%(w/v)の範囲の量にすることが
できる。発酵用に有用な適当な不溶性材料としては、
砂、砕石、木片、及び完全破砕穀物(例えば、小麦ぬ
か、ひき割りオート麦、破砕コーン、キビなど)を挙げ
ることができる。本発明において、新規環状ペプチド化
合物を生産するためのFERM BP−5731の培養
は、好ましくは、前記の不溶性材料及び水性栄養培地を
用いて、20〜35℃の温度で、3〜20日間で実施す
る。前記培地のpHは、4.0〜9.0、好ましくは
5.0〜7.5の範囲に調節することができる。
体若しくは組換体は、通常、不溶性材料及び水性栄養培
地とを有する固体培地上で発酵させる。前記の不溶性材
料は、10〜50%(w/v)の範囲の量にすることが
できる。発酵用に有用な適当な不溶性材料としては、
砂、砕石、木片、及び完全破砕穀物(例えば、小麦ぬ
か、ひき割りオート麦、破砕コーン、キビなど)を挙げ
ることができる。本発明において、新規環状ペプチド化
合物を生産するためのFERM BP−5731の培養
は、好ましくは、前記の不溶性材料及び水性栄養培地を
用いて、20〜35℃の温度で、3〜20日間で実施す
る。前記培地のpHは、4.0〜9.0、好ましくは
5.0〜7.5の範囲に調節することができる。
【0012】発酵用に有用な栄養培地は、同化可能炭素
源(例えば、糖、デンプン及びグリセロール)、有機窒
素源[例えば、カゼイン、カゼインの酵素消化物、大豆
ミール(ひき割り粉)、綿実ミール、ピーナッツミー
ル、小麦グルテン、大豆粉(フラワー)、肉抽出物、及
びフィッシュミール]、成長物質源(例えば、無機塩、
塩化ナトリウム、及び炭酸カルシウム)、並びに微量元
素(例えば、鉄、マグネシウム、銅、亜鉛、コバルト及
びマンガン)を含む。
源(例えば、糖、デンプン及びグリセロール)、有機窒
素源[例えば、カゼイン、カゼインの酵素消化物、大豆
ミール(ひき割り粉)、綿実ミール、ピーナッツミー
ル、小麦グルテン、大豆粉(フラワー)、肉抽出物、及
びフィッシュミール]、成長物質源(例えば、無機塩、
塩化ナトリウム、及び炭酸カルシウム)、並びに微量元
素(例えば、鉄、マグネシウム、銅、亜鉛、コバルト及
びマンガン)を含む。
【0013】本発明の環状ペプチド化合物は、標準的技
法、例えば、抽出及び多様なクロマトグラフィー技法に
よって単離することができる。本発明の環状ペプチド化
合物は、発酵混合物から実質的に純粋な形で単離され、
そして多様な分光技術、例えば、UV分光光度法、NM
R及び質量分光分析法によって同定された。前記の分析
によると、CJ−15208は、以下の化学式:
法、例えば、抽出及び多様なクロマトグラフィー技法に
よって単離することができる。本発明の環状ペプチド化
合物は、発酵混合物から実質的に純粋な形で単離され、
そして多様な分光技術、例えば、UV分光光度法、NM
R及び質量分光分析法によって同定された。前記の分析
によると、CJ−15208は、以下の化学式:
【化3】 で表されると考えられる。
【0014】本発明の環状ペプチド化合物のオピオイド
レセプター結合阻害活性は、以下に記載の標準的イン・
ビトロ−プロトコルによって計測した。モルモット脳膜分画の調製 新鮮なモルモット又は地方の供給者から得た脳を、氷冷
PBS中で濯ぎ、そして緩衝液A[HEPES(50m
M)/トリス−HCl(50mM)(pH7.5)、ス
クロース(0.24M)、MgCl2(5mM)、EG
TA(2mM)、PMSF(100μM)、及びロイペ
プチン(50μM)を含む]中で簡単にホモジェナイズ
した。そのホモジェネートを、4℃で900×gで10
分間遠心した。その上清を4℃で80000×gで30
分間再遠心した。遠心後に上清を除去し、そのペレット
(膜分画)を、緩衝液A中に懸濁した。前記の膜分画は
使用するまで−80℃で貯蔵しておいた。この条件の下
では、リガンド結合活性は少なくとも5カ月は安定であ
る。
レセプター結合阻害活性は、以下に記載の標準的イン・
ビトロ−プロトコルによって計測した。モルモット脳膜分画の調製 新鮮なモルモット又は地方の供給者から得た脳を、氷冷
PBS中で濯ぎ、そして緩衝液A[HEPES(50m
M)/トリス−HCl(50mM)(pH7.5)、ス
クロース(0.24M)、MgCl2(5mM)、EG
TA(2mM)、PMSF(100μM)、及びロイペ
プチン(50μM)を含む]中で簡単にホモジェナイズ
した。そのホモジェネートを、4℃で900×gで10
分間遠心した。その上清を4℃で80000×gで30
分間再遠心した。遠心後に上清を除去し、そのペレット
(膜分画)を、緩衝液A中に懸濁した。前記の膜分画は
使用するまで−80℃で貯蔵しておいた。この条件の下
では、リガンド結合活性は少なくとも5カ月は安定であ
る。
【0015】オピオイドレセプター結合分析 分析は、ウェル毎に反応混合物200μlを含む96ウ
ェルマイクロタイタプレート中で実施した。前記反応混
合物は、HEPES(40mM)/トリス−HCl(4
0mM)(pH7.5)、スクロース(0.192
M)、MgCl2(4mM)、EGTA(1.6m
M)、PMSF(80μM)、ロイペプチン(40μ
M)、モルモット脳膜分画、及び[3H]CI−977
(1nM)、[D−ala2,N−メチル−phe4,グ
リコール5][チロシル−3,5−3H]エンケファリン
(DAMGO)(1nM)、又は[D−ペニシルアミン
2,D−ペニシルアミン5][チロシル−2,6−3H
(N)]エンケファリン(DPDPE)(1nM)から
なる。振盪しながら室温で30分間インキュベートした
後に、ポリエチレンイミンで浸漬処理したガラスフィル
ター上へ反応混合物を収穫させることによって反応を終
結させた。結合阻害活性は、以下の式:
ェルマイクロタイタプレート中で実施した。前記反応混
合物は、HEPES(40mM)/トリス−HCl(4
0mM)(pH7.5)、スクロース(0.192
M)、MgCl2(4mM)、EGTA(1.6m
M)、PMSF(80μM)、ロイペプチン(40μ
M)、モルモット脳膜分画、及び[3H]CI−977
(1nM)、[D−ala2,N−メチル−phe4,グ
リコール5][チロシル−3,5−3H]エンケファリン
(DAMGO)(1nM)、又は[D−ペニシルアミン
2,D−ペニシルアミン5][チロシル−2,6−3H
(N)]エンケファリン(DPDPE)(1nM)から
なる。振盪しながら室温で30分間インキュベートした
後に、ポリエチレンイミンで浸漬処理したガラスフィル
ター上へ反応混合物を収穫させることによって反応を終
結させた。結合阻害活性は、以下の式:
【式1】 によって計算した。本発明の環状ペプチド化合物は、5
0ng/ml〜1μg/mlの範囲の阻害率を示した。
0ng/ml〜1μg/mlの範囲の阻害率を示した。
【0016】本発明の環状ペプチド化合物は、鎮痛剤、
又は解毒剤などとして有用である。鎮痛活性及び解毒活
性は、以下の方法によって示すことができる。鎮痛活性分析 本発明の環状ペプチド化合物の鎮痛活性は、Wheel
er−Aceto,H.らによって「Psychoph
armacology,104:35−44,199
1」中に記載されているホルマリン試験によって、示す
ことができる。この試験では、雄性SDラット(80〜
100g)に、0.1%メチルセルロース食塩水又はビ
ヒクル中に溶解した供試化合物を皮下注射する。30分
後に、後足中に2%ホルマリン50μlを注射する。ホ
ルマリン注射後の15〜30分間の観察時間当たりに、
注射した足をなめる回数を計数し、それぞれのビヒクル
グループと比較して%阻害として表示する。
又は解毒剤などとして有用である。鎮痛活性及び解毒活
性は、以下の方法によって示すことができる。鎮痛活性分析 本発明の環状ペプチド化合物の鎮痛活性は、Wheel
er−Aceto,H.らによって「Psychoph
armacology,104:35−44,199
1」中に記載されているホルマリン試験によって、示す
ことができる。この試験では、雄性SDラット(80〜
100g)に、0.1%メチルセルロース食塩水又はビ
ヒクル中に溶解した供試化合物を皮下注射する。30分
後に、後足中に2%ホルマリン50μlを注射する。ホ
ルマリン注射後の15〜30分間の観察時間当たりに、
注射した足をなめる回数を計数し、それぞれのビヒクル
グループと比較して%阻害として表示する。
【0017】解毒活性分析 本発明の化合物の解毒活性は、Fu−Hsiung S
hen、HoraceH.Loh及びE.Leong
Wayによって「The JournalOf Pha
rmacology And Experimenta
l Therapeutics,175:427−43
4,1970」中に記載された手順に従って示すことが
できる。この試験では、投与量を増やしながら3週間麻
薬を繰り返して注射することによって、体重20〜25
gのスイス系アルビノ雄性マウスを麻薬依存性にする。
開始時の投与量は5mg/kgでの皮下投与を1日に3
回であり、投与量を3日毎に25mg/kgの増加量で
増加させ、最終投与量は180mg/kgに達した。第
2群のマウスには、同じ投与量で麻薬を摂取させるが、
麻薬投与の15分前に更に本発明の環状ペプチド化合物
の注射をする。本発明の環状ペプチド化合物の投与量を
調節して、本発明の環状ペプチド化合物と麻薬との投与
量の割合を1:12.5とする。第3群の動物には、塩
水又は本発明の環状ペプチド化合物を1日当たり3回摂
取させる。投与後15分以内に円形の台から飛び降りる
動物の割合を決定する。
hen、HoraceH.Loh及びE.Leong
Wayによって「The JournalOf Pha
rmacology And Experimenta
l Therapeutics,175:427−43
4,1970」中に記載された手順に従って示すことが
できる。この試験では、投与量を増やしながら3週間麻
薬を繰り返して注射することによって、体重20〜25
gのスイス系アルビノ雄性マウスを麻薬依存性にする。
開始時の投与量は5mg/kgでの皮下投与を1日に3
回であり、投与量を3日毎に25mg/kgの増加量で
増加させ、最終投与量は180mg/kgに達した。第
2群のマウスには、同じ投与量で麻薬を摂取させるが、
麻薬投与の15分前に更に本発明の環状ペプチド化合物
の注射をする。本発明の環状ペプチド化合物の投与量を
調節して、本発明の環状ペプチド化合物と麻薬との投与
量の割合を1:12.5とする。第3群の動物には、塩
水又は本発明の環状ペプチド化合物を1日当たり3回摂
取させる。投与後15分以内に円形の台から飛び降りる
動物の割合を決定する。
【0018】急性麻薬中毒に対する本発明の化合物の解
毒活性は、J.E.Eckenhoffらによって、
「Am.J.Med.Sci.,228(5),54
6,1954」中に記載された手順に従って示すことが
できる。
毒活性は、J.E.Eckenhoffらによって、
「Am.J.Med.Sci.,228(5),54
6,1954」中に記載された手順に従って示すことが
できる。
【0019】投与 環状ペプチド化合物であるCJ−15208、CJ−1
5208−1、CJ−15208−2、及びCJ−15
208−3は、重度の痛みの治療、麻薬依存症又は急性
麻薬中毒の解毒などに有用である。これらの環状ペプチ
ド化合物は、単独で、又は薬剤学的に許容することので
きる担体と組み合わせて、単回又は複数回で投与するこ
とができる。適当な薬剤学的担体としては、不活性固体
希釈剤又は充填剤、滅菌水溶液及び多様な有機溶媒を挙
げることができる。従って、前記の環状ペプチド化合物
と薬剤学的に許容することのできる担体とを一緒にする
ことによって形成する医薬組成物は、多様な投与形態、
例えば、錠剤、粉末、ロゼンジ、シロップ、及び注射溶
液などの形態で、容易に投与することができる。これら
の医薬組成物は、所望により、追加成分、例えば、香
料、バインダー、及び賦形剤などを含むことができる。
従って、経口投与用に、多様な賦形剤、例えば、クエン
酸ナトリウム、炭酸カルシウム及びリン酸カルシウムを
含んでいる錠剤を、種々の崩壊剤、例えば、デンプン、
アルギン酸、及び或る種のコンプレックスシリケート
(complex silicate)、並びに結合
剤、例えば、ポリビニルピロリドン、スクロース、ゼラ
チン、及びアラビアゴムと一緒に用いることができる。
更に、潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、及びタルクが、錠剤化の目的
に、しばしば有用である。また、同様のタイプの固体組
成物は、軟質充填及び硬質充填ゼラチンカプセル中の充
填剤として用いることもできる。これに関連する好まし
い材料には、ラクトース(又は乳糖)及び高分子ポリエ
チレングリコールを挙げることができる。経口投与用に
水性懸濁液又はエリキシルが望ましい場合には、必須の
活性成分と、多様な甘味剤又は香味剤、着色剤又は染
料、並びに所望により、乳化剤又は懸濁剤とを、希釈
剤、例えば、水、エタノール、プロピレングリコール、
グリセロール、及びそれらを組み合わせたものと一緒に
組み合わせることができる。
5208−1、CJ−15208−2、及びCJ−15
208−3は、重度の痛みの治療、麻薬依存症又は急性
麻薬中毒の解毒などに有用である。これらの環状ペプチ
ド化合物は、単独で、又は薬剤学的に許容することので
きる担体と組み合わせて、単回又は複数回で投与するこ
とができる。適当な薬剤学的担体としては、不活性固体
希釈剤又は充填剤、滅菌水溶液及び多様な有機溶媒を挙
げることができる。従って、前記の環状ペプチド化合物
と薬剤学的に許容することのできる担体とを一緒にする
ことによって形成する医薬組成物は、多様な投与形態、
例えば、錠剤、粉末、ロゼンジ、シロップ、及び注射溶
液などの形態で、容易に投与することができる。これら
の医薬組成物は、所望により、追加成分、例えば、香
料、バインダー、及び賦形剤などを含むことができる。
従って、経口投与用に、多様な賦形剤、例えば、クエン
酸ナトリウム、炭酸カルシウム及びリン酸カルシウムを
含んでいる錠剤を、種々の崩壊剤、例えば、デンプン、
アルギン酸、及び或る種のコンプレックスシリケート
(complex silicate)、並びに結合
剤、例えば、ポリビニルピロリドン、スクロース、ゼラ
チン、及びアラビアゴムと一緒に用いることができる。
更に、潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、及びタルクが、錠剤化の目的
に、しばしば有用である。また、同様のタイプの固体組
成物は、軟質充填及び硬質充填ゼラチンカプセル中の充
填剤として用いることもできる。これに関連する好まし
い材料には、ラクトース(又は乳糖)及び高分子ポリエ
チレングリコールを挙げることができる。経口投与用に
水性懸濁液又はエリキシルが望ましい場合には、必須の
活性成分と、多様な甘味剤又は香味剤、着色剤又は染
料、並びに所望により、乳化剤又は懸濁剤とを、希釈
剤、例えば、水、エタノール、プロピレングリコール、
グリセロール、及びそれらを組み合わせたものと一緒に
組み合わせることができる。
【0020】非経口投与用に、ゴマ油若しくはピーナッ
ツ油、水性プロピレングリコール又は滅菌水溶液中の、
本発明の環状ペプチド化合物の溶液を用いることができ
る。前記の水溶液は、必要に応じて適当に緩衝化した方
がよく、そして液体希釈剤は、多量の塩水又はグルコー
スによって最初に等張にする。これら特定の水溶液は、
静脈投与、筋肉内投与、皮下投与及び腹腔内投与の目的
に特に適している。これに関連して、使用する滅菌水性
培地は、当業者に公知の標準的技術によって全て容易に
入手することができる。更に、皮膚の状態の治療の場合
には、本発明の環状ペプチド化合物を局所的に投与する
ことができ、これは標準的薬剤慣行に従ってクリーム、
ゼリー、ジェル、ペースト、及び軟膏(ointmen
t)によって行うことができる。
ツ油、水性プロピレングリコール又は滅菌水溶液中の、
本発明の環状ペプチド化合物の溶液を用いることができ
る。前記の水溶液は、必要に応じて適当に緩衝化した方
がよく、そして液体希釈剤は、多量の塩水又はグルコー
スによって最初に等張にする。これら特定の水溶液は、
静脈投与、筋肉内投与、皮下投与及び腹腔内投与の目的
に特に適している。これに関連して、使用する滅菌水性
培地は、当業者に公知の標準的技術によって全て容易に
入手することができる。更に、皮膚の状態の治療の場合
には、本発明の環状ペプチド化合物を局所的に投与する
ことができ、これは標準的薬剤慣行に従ってクリーム、
ゼリー、ジェル、ペースト、及び軟膏(ointmen
t)によって行うことができる。
【0021】一般的に、活性化合物に関する1日当たり
の治療有効投与量は、体重当たり0.01〜100mg
/kgの範囲であり、概して、重度の痛みの治療を行う
べき患者には、体重当たり約1〜約5mg/kgの範囲
であり、また、麻薬依存症若しくは急性麻薬中毒の解毒
の治療を行うべき場合には、体重当たり0.2〜100
mg/kgである。一般的に知られているように、活性
化合物に関する有効投与量は、医師に一般的に知られて
いるように、意図する投与経路、及び他の要因、例え
ば、患者の年齢及び体重に依存する。また、投与量は、
治療する疾病にも依存する。
の治療有効投与量は、体重当たり0.01〜100mg
/kgの範囲であり、概して、重度の痛みの治療を行う
べき患者には、体重当たり約1〜約5mg/kgの範囲
であり、また、麻薬依存症若しくは急性麻薬中毒の解毒
の治療を行うべき場合には、体重当たり0.2〜100
mg/kgである。一般的に知られているように、活性
化合物に関する有効投与量は、医師に一般的に知られて
いるように、意図する投与経路、及び他の要因、例え
ば、患者の年齢及び体重に依存する。また、投与量は、
治療する疾病にも依存する。
【0022】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定するもの
ではない。スペクトル及び物理化学的データは、以下の
装置によって得た。IR=Shimadzu IR−4
70;UV=JASCOUbest−30;旋光度=J
ASCO DIP−370(5cmセル);NMR=J
EOL JNM−GX270(LSI−11/73ホス
トコンピューター、TH−5調整可能プローブ、及びバ
ージョン1.6ソフトウェアを装備);並びにFAB−
MS=JEOL JMS−700。特に断らない限り、
全てのNMRスペクトルは、少量のDMSO−d6を含
むアセトン−d6中で測定し、ピークの位置は、1H−N
MRに関して2.0ppm(parts per mi
llion)、そして13C−NMRに関して30.3p
pmにおけるアセトンのピークを参照にし、それに基づ
いてppmで表す。ピークの形状は、以下のように示
す。s=一重線;d=二重線;t=三重線;q=四重
線;m=多重線;及びbr=幅広(broad)。全て
のFAB−MSスペクトルは、グリセロール−マトリク
スを用いて測定した。
するが、これらの実施例は本発明の範囲を限定するもの
ではない。スペクトル及び物理化学的データは、以下の
装置によって得た。IR=Shimadzu IR−4
70;UV=JASCOUbest−30;旋光度=J
ASCO DIP−370(5cmセル);NMR=J
EOL JNM−GX270(LSI−11/73ホス
トコンピューター、TH−5調整可能プローブ、及びバ
ージョン1.6ソフトウェアを装備);並びにFAB−
MS=JEOL JMS−700。特に断らない限り、
全てのNMRスペクトルは、少量のDMSO−d6を含
むアセトン−d6中で測定し、ピークの位置は、1H−N
MRに関して2.0ppm(parts per mi
llion)、そして13C−NMRに関して30.3p
pmにおけるアセトンのピークを参照にし、それに基づ
いてppmで表す。ピークの形状は、以下のように示
す。s=一重線;d=二重線;t=三重線;q=四重
線;m=多重線;及びbr=幅広(broad)。全て
のFAB−MSスペクトルは、グリセロール−マトリク
スを用いて測定した。
【0023】
【実施例1】テノマイセス・セルラタス(Ctenomyces s
erratus;FERM BP−5731)の発酵 500mlフラスコ中の培地1(ポテトデキストロース
ブロス2.4%,イースト抽出物0.5%、及び寒天
0.1%)100mlに、FERM BP−5731斜
面培養物からの植物細胞懸濁液を植菌した。前記のフラ
スコを、ロータリーシェーカー(210rpmで7cm
行程)上で、26℃で4日間振盪し、第1の種菌培養物
を得た。培地1(100ml)を含む500mlフラス
コ5個に、それぞれ第1種菌培養物5mlずつを植菌し
た。これらのフラスコを、前記の第1種菌培養物と同じ
条件で振盪した。第2の種菌培養物を用いて、培地2
(グルコース1%,グリセロール3%,ペプトン0.5
%,NaCl0.2%,及び寒天0.1%,pH7.
0)及び小麦ぬか20gを含む500mlフラスコ10
0個に植菌した。インキュベーションを、26℃で10
日間実施した。
erratus;FERM BP−5731)の発酵 500mlフラスコ中の培地1(ポテトデキストロース
ブロス2.4%,イースト抽出物0.5%、及び寒天
0.1%)100mlに、FERM BP−5731斜
面培養物からの植物細胞懸濁液を植菌した。前記のフラ
スコを、ロータリーシェーカー(210rpmで7cm
行程)上で、26℃で4日間振盪し、第1の種菌培養物
を得た。培地1(100ml)を含む500mlフラス
コ5個に、それぞれ第1種菌培養物5mlずつを植菌し
た。これらのフラスコを、前記の第1種菌培養物と同じ
条件で振盪した。第2の種菌培養物を用いて、培地2
(グルコース1%,グリセロール3%,ペプトン0.5
%,NaCl0.2%,及び寒天0.1%,pH7.
0)及び小麦ぬか20gを含む500mlフラスコ10
0個に植菌した。インキュベーションを、26℃で10
日間実施した。
【0024】抽出及び単離 こうして得られた発酵ブロスを70%水性エタノール1
0リットルで抽出した。そのろ液を、2リットルの水溶
液となるまで濃縮し、そして酢酸エチル2リットルで2
回抽出した。その抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、そして蒸発して油状残さを得た。この残さ(7.2
g)を、Sephadex LH−20カラム(25×
500mm,Pharmaciaの商品名)に装入し、
そしてメタノールで溶出した。活性フランクション
(1.3g)を、YMC−パックODS−AM−343
カラム(20×250mm,Yamamuraの商品
名)に装入し、そして流速6ml/分で、メタノール−
水(60:40)で溶出した。検出を220nmでのU
V吸光度で実施した。活性を示す溶出ピークを収集し、
環状ペプチド化合物CJ−15208(5.8mg)、
環状ペプチド化合物CJ−15208−1(11.6m
g)、環状ペプチド化合物CJ−15208−2(4.
7mg)、及び環状ペプチド化合物CJ−15208−
3(4.9mg)を得た。
0リットルで抽出した。そのろ液を、2リットルの水溶
液となるまで濃縮し、そして酢酸エチル2リットルで2
回抽出した。その抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、そして蒸発して油状残さを得た。この残さ(7.2
g)を、Sephadex LH−20カラム(25×
500mm,Pharmaciaの商品名)に装入し、
そしてメタノールで溶出した。活性フランクション
(1.3g)を、YMC−パックODS−AM−343
カラム(20×250mm,Yamamuraの商品
名)に装入し、そして流速6ml/分で、メタノール−
水(60:40)で溶出した。検出を220nmでのU
V吸光度で実施した。活性を示す溶出ピークを収集し、
環状ペプチド化合物CJ−15208(5.8mg)、
環状ペプチド化合物CJ−15208−1(11.6m
g)、環状ペプチド化合物CJ−15208−2(4.
7mg)、及び環状ペプチド化合物CJ−15208−
3(4.9mg)を得た。
【0025】HPLC分析 環状ペプチド化合物CJ−15208、CJ−1520
8−1、CJ−15208−2、及びCJ−15208
−3を含むサンプルについての分析的HPLCは、YM
C−パックODS−AM−312カラム(6.0×15
0mm,Yamamuraの商品名)を用いて、流速
0.8ml/分で、メタノール/水(60:40)で溶
出することによって実施した。環状ペプチド化合物CJ
−15208、CJ−15208−1、CJ−1520
8−2、及びCJ−15208−3の保持時間は、それ
ぞれ12.6分間、12.1分間、14.8分間、及び
17.8分間であった。
8−1、CJ−15208−2、及びCJ−15208
−3を含むサンプルについての分析的HPLCは、YM
C−パックODS−AM−312カラム(6.0×15
0mm,Yamamuraの商品名)を用いて、流速
0.8ml/分で、メタノール/水(60:40)で溶
出することによって実施した。環状ペプチド化合物CJ
−15208、CJ−15208−1、CJ−1520
8−2、及びCJ−15208−3の保持時間は、それ
ぞれ12.6分間、12.1分間、14.8分間、及び
17.8分間であった。
【0026】特性 得られた環状ペプチド化合物の物理化学的特性は以下の
通りであった。 CJ−15208:白色非結晶粉末;分子式C34H35N
5O4;LRFAB−MS(m/z)=576(M−H)
-;HRFAB−MS(m/z)=576.2658
(C34H34N5O4に関する理論値=576.261
3);[α]D 24=−64.0°(c0.05,DMS
O);UVλmax(MeOH)nm=210,280;
IRνmax(KBr)cm-1=3520,3290,1
694,1601,1516,1451,1230,1
105,741,696;1H NMRは、図1に示
す;13 C NMRδ=175.15(s),174.02
(s),174.2(s),170.59(s),13
9.35(s),138.19(s),137.65
(s),130.83(d),130.83(d),1
30.25(d),130.25(d),129.23
(d),129.23(d),129.10(d),1
29.10(d),128.80(s),127.45
(d),127.45(d),124.32(d),1
21.93(d),119.70(d),119.44
(d),112.36(d),112.18(s),6
0.97(d),59.82(d),59.46
(d),58.20(d),48.86(t),38.
62(t),36.92(t),33.63(t),2
8.24(t),21.52(t)。
通りであった。 CJ−15208:白色非結晶粉末;分子式C34H35N
5O4;LRFAB−MS(m/z)=576(M−H)
-;HRFAB−MS(m/z)=576.2658
(C34H34N5O4に関する理論値=576.261
3);[α]D 24=−64.0°(c0.05,DMS
O);UVλmax(MeOH)nm=210,280;
IRνmax(KBr)cm-1=3520,3290,1
694,1601,1516,1451,1230,1
105,741,696;1H NMRは、図1に示
す;13 C NMRδ=175.15(s),174.02
(s),174.2(s),170.59(s),13
9.35(s),138.19(s),137.65
(s),130.83(d),130.83(d),1
30.25(d),130.25(d),129.23
(d),129.23(d),129.10(d),1
29.10(d),128.80(s),127.45
(d),127.45(d),124.32(d),1
21.93(d),119.70(d),119.44
(d),112.36(d),112.18(s),6
0.97(d),59.82(d),59.46
(d),58.20(d),48.86(t),38.
62(t),36.92(t),33.63(t),2
8.24(t),21.52(t)。
【0027】CJ−15208−1:白色非結晶粉末;
1H NMRは、図2に示す;LRFAB−MS(m/
z)=617(M+H)+;UVλmax(MeOH)nm
=220,280。
1H NMRは、図2に示す;LRFAB−MS(m/
z)=617(M+H)+;UVλmax(MeOH)nm
=220,280。
【0028】CJ−15208−2:白色非結晶粉末;
1H NMRは、図3に示す;LRFAB−MS(m/
z)=578(M+H)+;UVλmax(MeOH)nm
=210,280。
1H NMRは、図3に示す;LRFAB−MS(m/
z)=578(M+H)+;UVλmax(MeOH)nm
=210,280。
【0029】CJ−15208−3:白色非結晶粉末;
1H NMRは、図4に示す;LRFAB−MS(m/
z)=539(M+H)+;UVλmax(MeOH)nm
=210。
1H NMRは、図4に示す;LRFAB−MS(m/
z)=539(M+H)+;UVλmax(MeOH)nm
=210。
【図1】化合物CJ−15208の1H NMRスペク
トルを示す図面である。
トルを示す図面である。
【図2】化合物CJ−15208−1の1H NMRス
ペクトルを示す図面である。
ペクトルを示す図面である。
【図3】化合物CJ−15208−2の1H NMRス
ペクトルを示す図面である。
ペクトルを示す図面である。
【図4】化合物CJ−15208−3の1H NMRス
ペクトルを示す図面である。
ペクトルを示す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C12P 21/04 C12R 1:645) (72)発明者 吉川 展司 愛知県安城市日の出町4−15
Claims (3)
- 【請求項1】 (1)以下の化学式(I): 【化1】 で表されるCJ−15208; (2)特性FABマススペクトルがm/z617(M+
H)+であり、UVスペクトルのUVmaxが210n
m及び280nmであり、1H NMRスペクトルが図
2に示すとおりであり、そしてHPLC[YMCパック
ODSカラム(6.0×150mm)を用いて、42℃
で、メタノール−水(60:40)で、流速0.8ml
/分で溶出]における保持時間が12.1分間であるC
J−15208−1; (3)特性FABマススペクトルがm/z678(M+
H)+であり、UVスペクトルのUVmaxが210n
m及び280nmであり、1H NMRスペクトルが図
3に示すとおりであり、そしてHPLC[YMCパック
ODSカラム(6.0×150mm)を用いて、42℃
で、メタノール−水(60:40)で、流速0.8ml
/分で溶出]における保持時間が14.8分間であるC
J−15208−2;及び (4)特性FABマススペクトルがm/z539(M+
H)+であり、UVスペクトルのUVmaxが210n
mであり、1H NMRスペクトルが図4に示すとおり
であり、そしてHPLC[YMCパックODSカラム
(6.0×150mm)を用いて、42℃で、メタノー
ル−水(60:40)で、流速0.8ml/分で溶出]
における保持時間が17.8分間であるCJ−1520
8−3;からなる群から選択した環状ペプチド化合物。 - 【請求項2】 テノマイセス・セルラタス(FERM
BP−5731)又はその変異体若しくは組換体を培養
し、そしてその発酵ブロスから請求項1に記載の環状ペ
プチド化合物を単離することを含む、前記の環状ペプチ
ド化合物の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の化合物及び薬剤学的に
許容することのできる担体を含み、重度の痛みの治療
用、又は麻薬依存症若しくは急性麻薬中毒の解毒用の医
薬組成物。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CA96/01352 | 1996-12-04 | ||
| IB9601352 | 1996-12-04 | ||
| US96/01352 | 1996-12-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH111492A true JPH111492A (ja) | 1999-01-06 |
| JP3521110B2 JP3521110B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=11004499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34869797A Expired - Fee Related JP3521110B2 (ja) | 1996-12-04 | 1997-12-04 | 環状ペプチド化合物及びその製造方法 |
Country Status (10)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5885959A (ja) |
| EP (1) | EP0852232B1 (ja) |
| JP (1) | JP3521110B2 (ja) |
| AT (1) | ATE211484T1 (ja) |
| BR (1) | BR9706222A (ja) |
| CA (1) | CA2223360C (ja) |
| DE (1) | DE69709841T2 (ja) |
| DK (1) | DK0852232T3 (ja) |
| ES (1) | ES2169325T3 (ja) |
| MX (1) | MX9709494A (ja) |
Cited By (1)
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