JPH111794A - 樹脂材料表面のメッキ方法 - Google Patents
樹脂材料表面のメッキ方法Info
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- JPH111794A JPH111794A JP15339197A JP15339197A JPH111794A JP H111794 A JPH111794 A JP H111794A JP 15339197 A JP15339197 A JP 15339197A JP 15339197 A JP15339197 A JP 15339197A JP H111794 A JPH111794 A JP H111794A
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Abstract
をメッキする方法において、メッキバリ位置を特定して
バリの不具合を少なくする。 【解決手段】 メッキバリ発生位置を特定位置12とす
るに当って、樹脂材料表面側を紙8によりマスキング
し、裏面側にマスキング治具17を配置した上、スプレ
ー11により端面2aを部分塗装する。
Description
LID、風呂のバスタブ等に用いるIMC(In-mold-co
ating)を表面に施したシートモールディングコンパウ
ンド(以下、SMCという)の成型品にメッキをする方
法に関する。
キ方法は、SMC成形行程において、金型内でメッキ可
能なIMCを表面に施したSMCの成型品を圧縮成形し
たものに対して行っている。
裏面半分の平面図であり、この外周フランジ部2には、
図9に示すように、約100μm厚みのIMC3を表面
に施した3〜6mm程度の厚さのSMC4の成型品を用
いる。メッキ可能なIMCの処理技術については、例え
ば、特開平6−286008号公報に、また、SMC成
形方法については、例えば特開平2−258319号公
報に開示されているのでここでは詳細には述べない。上
記手段により成形したFT.LIDには、それら外周フ
ランジ部2の端部にSMCやIMCのバリ5が発生する
が、このバリ5は現状では紙ヤスリにて除去している。
に述べると、上記成型品の表面には、メッキ可能なIM
C3を施すが、成型品の裏面はSMC4の素材面が露出
している。このSMC4には、メッキが付着しないこと
から、バリ5のタレからなる花咲き問題が発生する。一
般的にはIMC3の表面は、メッキ処理の前工程の処理
として施す化学エッチングの液により微細なアンカー状
の穴が形成される。その後、化学メッキで無電解銅或い
はニッケルが食い付く形で析出し、表面を通電性とし、
その後に電気メッキを行う。このとき、メッキ金属がア
ンカー状の穴に食い込むことにより、密着性良好なメッ
キが可能となる。
ング液により微細なアンカー状の穴が形成されないこと
から、化学メッキで無電解銅或いはニッケルがSMC4
に食い付かない。この食い付かない表面は通電化されな
いため、電気メッキが付着しない。上記SMC3にバリ
5が発生している状態の成形品をメッキ処理すると、表
面のIMC3部分はメッキ層6が形成されてくるが、I
MC3の端末部でメッキ層が止ってしまい、端末部に電
気が集中的に流れてメッキ金属がバリ5状に盛り上がっ
て付着することになる。これを通常「花咲き」と呼ぶ。
ID1の裏面外周部にこの花咲きが発生すると、この取
扱い時に怪我をする危険があり、安全上問題である。従
って、図12に示すように、裏面全体にメッキ可能な塗
料7を塗装して花咲きの発生を防止している。このと
き、スプレー塗布のダストがIMC3の表面にまわらな
い様にするために、図11に示すように、IMC3の表
面を紙8とテープ9等によりマスキングする手段を採用
している。
周フランジ部2全てとエアーインテーク部10の孔のフ
ランジ部全てにマスキングする必要があるため、多くの
工数を必要とするという問題がある。なお、このマスキ
ングの手段として裏面全面をイソプロピルアルコール等
で脱脂後、メッキ可能な塗料を厚さ30μmで塗布する
手段を採用している。また、このようなメッキ可能な塗
料としては、例えば、ABS樹脂系塗料とウレタン系塗
料のブレンドを用いている。
示すように、スプレー11塗装した場合は、IMC3面
に廻ったダストをシンナーにて拭き取る必要がある。I
MC3面にダストが残ったままの状態でメッキを行う
と、メッキ外観が低下するからである。そして、室温に
てセッティング後塗料の焼付けを行う。上記ABS樹脂
系塗料とウレタン系塗料のブレンドにより、マスキング
を行った場合には、図12に示すように、プラスチック
のABS樹脂と同一のメッキ処理条件にてメッキ処理を
行う。このようにして完成した従来方法によるメッキ完
成品は図14に示す通りである。
ば、図13に示すように、メッキ可能な塗料7を裏面全
体にスプレー塗装するための工数が多く、その後の焼付
け工程まで含めれば、更に工数が多くなり、加えて、ス
プレー塗装のダスト防止のための表面マスキングの工
数、及び、ダストの拭き取り作業の工数も考慮すれば、
その作業の数は膨大なものとなる。特に、FT.LID
1の裏面は、剛性向上のため、図8に示すように、縦横
にリブ12が走り、塗装前の脱脂工数が多く、手間を多
く必要とするばかりでなく、裏面全体を塗装するため塗
料の使用量が多いという問題もある。さりとて、上記裏
面塗装の手段を採用せず、裏面をメッキ可能な塗料で塗
装しないでメッキした場合、既述のように表面と裏面と
の端面にメッキ金属のバリ状の花咲きが発生し、花咲き
の除去作業が必要となる。
術の問題点を解消することを課題とするものであり、I
MCを表面に施したSMC成型品にメッキする方法にお
いて、この表面のIMC部分と裏面のSMCとの間にバ
リ等に伴う「花咲き」が発生しないメッキ方法を提供す
ることにある。そして、従来必要とした工数の大巾削減
により、メッキ方法の合理化を実現することにある。
の手段として、請求項1記載の樹脂材料表面のメッキ方
法は、メッキ可能なIMCが表面に施された樹脂材料表
面をメッキする方法において、メッキしない裏面との境
界に発生するメッキバリ位置を前記裏面側の特定位置に
設定する設定手段を施すことを特徴とする。請求項2記
載の樹脂材料表面のメッキ方法は、上記手段において、
設定手段として、IMCを表面に施した後に、IMC面
から裏面側の特定位置までメッキ可能な塗料を塗装する
ことを特徴とする。
は、請求項1記載の手段において、設定手段として、I
MCを施した後に、IMC面から裏面側の特定位置まで
導電性テープを貼付することを特徴とする。請求項4記
載の樹脂材料表面のメッキ方法は、請求項1記載の手段
において、メッキ後樹脂材料の樹脂材料表面と裏面との
間の端面をカバーすることを特徴とする。請求項5記載
の樹脂材料表面のメッキ方法は、請求項1〜4記載のの
いずれか1つの手段において、樹脂材料表面のメッキ方
法について、特定位置を、樹脂材料裏面に設けた補強用
のリブの基部とすることを特徴とする。
特定とメッキ処理前の準備工数の削減手段として、IM
C3処理した表面とIMC処理していないSMC4裏面
との端面に当るフランジ部2のみ、メッキ可能な塗料7
の部分塗装とし、この部分塗装の方法としては、図1に
示すスプレー11による部分塗装(実施例1)、図2に
示すハケ、ローラー13による部分塗装(実施例2)、
及び、図3〜5に示すスポンジ14による部分塗装(実
施例3)、並びに、図6に示すフランジ部2に導電性粘
着テープ15を貼付すること(実施例4)のいずれかを
採用するものである。
て、発生する花咲きに伴う問題を避ける付加的技術とし
て、更に、メッキ完成後、図7に示すように、端面にゴ
ム又はプラスチック製のカバー16を付けること(実施
例5)、又は、図2に示すように、フランジ部2に近接
したリブ13との間隔を10mm以下とし、花咲き部に
指が入らないようにすること(実施例6)等の手段を提
供するものである。
的な実施例について説明する。実施する対象は、FT.
LIDを構成する図9に示すIMC3処理したSMC4
の表面と、IMC3処理のないSMC4裏面との端面で
あるフランジ部2とし、全実施例について、この点を共
通のものとして説明する。
用いた部分塗装によるもので、図1に示すように、スプ
レー11により端面2aの塗装を行う。この場合、塗装
に先立って、新聞紙等の紙8を用いたIMC3表面のマ
スキングは従来同様行う必要がある。加えて、裏面には
塗装により溶解しない素材を用いた、例えば、スチール
等からなるダスト防止のためのマスキング治具17を配
置する。なお、図1において、紙8の端辺は、マスキン
グテープ9を用いてIMC3の表面に固定する。この実
施例1によれば、花咲きを裏面側の端面2aから離れた
特定位置18(図1参照)に設定することで、花咲きに
伴う不具合を避けることができるものである。また、塗
装面積が少なくなるから塗装工数、脱脂工数を少なく
し、塗料の使用量を低減させることができる。
13を用いた部分塗装によるもので、図2に示すよう
に、スポンジのローラー13に塗料を充分染込ませた
後、フランジ部2の頭部を転がす。スポンジのためフラ
ンジ部2がローラー12内に食い込み、食い込んだ分だ
けフランジ縦壁部2bも塗料で塗装される。この場合、
IMC3表面のマスキングは不要である。但し、フラン
ジ部2に塗装した塗料が滴れる場合には、その滴れ部の
拭き取り作業が必要となる。この実施例2によれば、花
咲きは端面2aから離れた裏面側の特定位置18(図2
参照)に設定することで、花咲き発生に伴う不具合を避
けることができ、また、IMCを表面に施した樹脂材料
裏面の特定位置まで部分塗装することで、上記実施例1
の効果に加えて、表面及び裏面のマスキングが不要にな
る。
用いた部分塗装によるもので、図3〜5に示すように、
コの字断面のスポンジ固定枠19にメッキ可能な塗料を
充分染込んだ、やはりコの字断面のスポンジ14を設置
する。そこに上面よりFT.LIDのフランジ部2を挿
入する。その後、スポンジ14とフランジ部2が触れた
部位に塗料が塗装される。この場合、フランジ部2を塗
装した塗料が表面に滴れることがない。従って、拭き取
り作業も不要となる。そして、実施例3によっても、花
咲きは端面から離れた裏面側の特定位置18(図5参
照)とすることで、花咲き発生に伴う不具合を避けるこ
とができる。また、上記実施例1の効果に加えて、塗装
が不要となるため、その作業を大巾に簡略化することが
できる。
て、図6に示すようにフランジ部2に導電性粘着テープ
15を貼り付ける手段を採用する。この実施例4によっ
ても、花咲きは、裏面の特定位置18(図6参照)に設
定することができ、また、この実施例4によっても、塗
装が不要となるため、塗付工数及び焼付け工数が不要と
なり、塗料の消費が少なくてすみ、表面及び裏面のマス
キング作業が不要となる。当然のことながら塗料の滴れ
等の発生もない。
おいて、特定位置18に花咲きが発生した場合の付加的
な発明の実施例である。既に述べたように、実施例1〜
4においても、花咲きは端面2aから離れた裏面側の特
定位置18に発生する。この位置は、人目につく位置で
なく、また、人が手で触れることが少ない位置であるこ
とから、そのまま、即ち、花咲きのままでもよいが、本
実施例は更に花咲き部分をカバーするものである。即
ち、図7に示すように、端面2aのメッキ層6の外面
に、メッキ完成後、ゴム或いはプラスチック製のカバー
16を被せるものである。この実施例5によって、花咲
き部分はカバー16によって完全に覆うことができ、バ
リの削除等の作業をすることなく、花咲き問題を解決す
ることができる。
様、実施例1〜4において、花咲き発生の不具合を実質
的に解消する手段であって、図2に示すように、フラン
ジ部2に近接したリブ12の位置をフランジ部2から1
0mm以下とし、花咲き部をこのフランジ部2とリブ1
2の基部の間に設定するもので、花咲き部に指が入らな
いようにすることで、花咲きの不具合は実質的に発生し
ないことになる。 (その他)以上実施例1〜6について述べたが、本発明
はこれらの手段に限定されるものではない。
奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、メッキバリ位置を樹
脂材料裏面の特定位置に設定する手段を施すことで、花
咲きに伴う不具合を実質的に避けることができる。 2.請求項2記載の発明によれば、メッキ可能な塗料を
IMCを表面に施した樹脂材料裏面の特定位置まで塗装
するようにしたことで、上記請求項1の効果に加えて、
塗装面積を縮小させて塗装工数、脱脂工数を少なくし、
塗料の使用量を低減させることができる。更に、塗装手
段をハケ・ローラーやスポンジとすることにより、表面
及び裏面のマスキングが不要になる。
置設定手段として、導電性テープの貼付手段を採用する
ことによって、上記請求項1記載の発明が奏する効果に
加えて、塗装が不要となるため、その作業を大巾に簡略
化することができる。 4.請求項4記載の発明によれば、メッキ後の樹脂材料
の表面と裏面との間の端面にカバーをすることにより、
請求項1記載の発明の効果に加えて、バリをカバーで覆
ってしまうことから、バリを削除することなく、バリの
不具合を完全になくすることができる。 5.請求項5記載の発明によれば、メッキバリ位置を特
定するに当って、樹脂材料裏面に設けた補強用リブの基
部とすることで、上記請求項1〜4記載のいずれかの効
果に加えて、リブの基部は人手が触れることが少ない位
置であることから、バリに対して削除等の格別の作業を
することなく、花咲きの問題を実質的に解決することが
できる。
図。
図。
図。
平面図。
面の相当する断面図。
断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 メッキ可能なIMCが表面に施された樹
脂材料表面をメッキする方法において、メッキしない裏
面との境界に発生するメッキバリ位置を前記裏面側の特
定位置に設定する設定手段を施すことを特徴とする樹脂
材料表面のメッキ方法。 - 【請求項2】 設定手段として、IMCを表面に施した
後に、IMC面から裏面側の特定位置までメッキ可能な
塗料を塗装することを特徴とする請求項1記載の樹脂材
料表面のメッキ方法。 - 【請求項3】 設定手段として、IMCを施した後に、
IMC面から裏面側の特定位置まで導電性テープを貼付
することを特徴とする請求項1記載の樹脂材料表面のメ
ッキ方法。 - 【請求項4】 メッキ後樹脂材料の樹脂材料表面と裏面
との間の端面をカバーすることを特徴とする請求項1記
載の樹脂材料表面のメッキ方法。 - 【請求項5】 特定位置を、樹脂材料裏面に設けた補強
用のリブの基部とすることを特徴とする請求項1〜4記
載のいずれか1つの樹脂材料表面のメッキ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15339197A JP3482819B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 樹脂材料表面のメッキ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15339197A JP3482819B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 樹脂材料表面のメッキ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH111794A true JPH111794A (ja) | 1999-01-06 |
| JP3482819B2 JP3482819B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=15561472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15339197A Expired - Fee Related JP3482819B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 樹脂材料表面のメッキ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3482819B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6598522B2 (en) * | 2000-02-18 | 2003-07-29 | Toyoda Products Co., Ltd. | Empty-container pressing machine |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP15339197A patent/JP3482819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6598522B2 (en) * | 2000-02-18 | 2003-07-29 | Toyoda Products Co., Ltd. | Empty-container pressing machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3482819B2 (ja) | 2004-01-06 |
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