JPH11183484A - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
破って試薬分注することのできる自動分析装置を提供す
ること。 【解決手段】 上部にノズルが侵入可能な上部開口と少
なくとも液体部分を含む試薬を収容する凹部とを有する
試薬容器1a,1bには上部開口を塞ぐシールが貼られ
ており、CPU10が検体移送手段を制御して反応容器
7aに検体を分注させる。また、CPU10は、試薬移
送手段40を制御してノズル43を下降させ、その下降
過程でノズル43がシール3を破断した後にさらに下降
して、試薬容器5a内の試薬4aに侵入して、所要量の
試薬をノズル43内に吸引した後、反応容器7aに対す
る分注を行い、反応結果を測定手段9により測定する構
成になっている。
Description
液を分析する自動分析装置に関し、特に、検体と反応さ
せるための試薬分注装置に関する。本発明は、使用の直
前まで、試薬の性能を維持して信頼性の高い分析を行う
ような用途に適している。
装置は、検体としての体液を原液のまま或いは適宜希釈
・分離処理等行った後、分析しようとする項目に応じた
試薬と反応させ、その反応結果を適宜の測定手段によっ
て測定している。ここで、検体と反応させるべき試薬
は、一定の試薬性能を確保するために、温度、空気、光
等の外部雰囲気から遮断するように密閉された状態で保
存するのが望ましい。試薬を密封する手段として長期間
保存する場合には、シリコンゴムのような耐久性の強い
材料から成る蓋でガラス容器内に完全密封することが多
い。しかし、完全密封された試薬容器からの試薬の取出
しには、蓋を取り外すか、注射針による吸引を行うしか
ない。そこで、自動分析においては、試薬の取出しを容
易にするために、適宜の破断可能なシール部材によって
試薬容器を密封する手段が普及してきた。例えば、上部
にノズルが侵入可能な上部開口と少なくとも液体部分を
含む試薬を収容する凹部とこの試薬を外部雰囲気から遮
断するために上記開口を塞ぐシールを備えている試薬容
器を用いて自動分析を行う装置としては、特開平4ー2
18755号、特開昭62ー119460号に記載のも
のが挙げられる。従来の分析装置では、分析開始時点で
まず専用のカッターやパンチ等を用いて試薬容器のシー
ルの全てを順次破った後に、所定の順番に沿って試薬分
注を行うように構成されている。
順を追って分注する場合であっても、分析開始または初
期において全ての試薬容器のシールを破るので、開封さ
れた試薬容器中の試薬が温度等の外部雰囲気の影響を受
けてしまい、反応性がばらつく恐れが有る。しかも、複
数の試薬容器を適宜の搬送手段により選択的に分注位置
に配置される装置では、試薬容器内の試薬が使用前に飛
散してしまう恐れすら有る。
破るので、破断手段のための配置スペースおよび駆動機
構ならびに駆動工数を必要とする。特に、専用の破断手
段を共有して、異なる試薬容器のシールを破るため、専
用カッター等に付着した試薬が次の試薬容器のシールを
破る際にその試薬に持ち込まれてしまうという、いわゆ
る試薬間のコンタミネーションを生じて、正常な分析結
果が得られない可能性も有った。この場合、コンタミネ
ーションが無視できる程に十分に破断手段を洗浄するこ
とは、極めて困難で有る。従って、本発明は、上述した
問題を一挙に解決するような自動分析装置を提供するこ
とを目的とする。
決するために、本発明の自動分析装置は、上部にノズル
が侵入可能な上部開口と少なくとも液体部分を含む試薬
を収容する凹部とこの試薬を外部雰囲気から遮断するた
めに上記開口を塞ぐシールを備えている試薬容器を用
い、液体導入可能な導入用開口を通じて分析すべき検体
および試薬を収容しかつ反応を行うための反応部と、前
記反応部の導入用開口に少なくとも試薬を移送するため
のノズルを備えた移送手段と、反応部で行った反応結果
を得るための測定手段と、上記移送手段が上記試薬容器
を塞ぐシールを破るとともに試薬容器内の試薬を反応部
へ導入するような制御を行う制御部とを有するものであ
る。
さらに備えており、このノズルが上記試薬容器のシール
を破るように構成すれば、ノズル交換することによりコ
ンタミネーションを起こさないように制御するのが好ま
しい。
試薬移送用ノズルとから成り、上記試薬容器のシールを
破るためのノズルが上記検体移送用のノズルであるよう
に構成して、試薬移送に関するコンタミネーションを起
こさないように制御するのが好ましい。
数の試薬容器を配置し、上記制御部がこれら複数種類の
試薬を分析項目に応じて選択的に反応部へ導入するよう
に上記移送手段を複数の試薬容器に対して制御する構成
として、同一または異なる検体について種々の反応結果
を得るようにするのが好ましい。
仕切られた複数の格納部を一体に設けており、上記制御
部が試薬容器内の複数の格納部に対して選択的に上記移
送手段を動作制御するように構成して、同一の試薬容器
内においてもコンタミネーションを起こさないように制
御するのが好ましい。
明する。すなわち、制御手段は、移送手段のノズル先端
が試薬容器のシールを破るように移送手段を動作させ
る。次に、試薬分注用の移送手段を試薬容器の上部開口
から凹部内に侵入させて所要量の試薬をノズル内に吸引
・保持した状態で試薬を反応部へ導入する。シールを破
る移送手段が、そのノズル先端にさらに交換可能なノズ
ルを備えている場合には、シール破断と所定の分注動作
の後に、新しいノズルと交換される。また、検体移送用
のノズルに交換可能なノズルを設けて、この検体移送用
ノズルによって試薬容器のシールを破断するようにすれ
ば、検体毎に必ず交換されるようになり、試薬移送用ノ
ズルを交換可能なノズルにする必然性は無くなる。
薬容器から、分析項目に応じた試薬を選択的に反応部へ
導入して、種々の反応結果を得るようにしてもよい。複
数種類の試薬を1つの試薬容器内に仕切って格納した場
合にも、同一の試薬容器内におけるコンタミネーション
を起こさずに各試薬の分注を行える。 交換可能なノズ
ルを用いないノズルでシールを破断する場合には、検
体、試薬のコンタミを避けるために、異なる試薬に関す
るシールの破断と分注を行うに先立って、ノズル先端を
洗浄すればよい。
検体とする。また、試薬容器に格納される試薬は、通常
は液体状態で保管されるが、場合によっては使用直前に
液化溶液を注ぐのを前提として乾燥状態で保管してもよ
い。また、特開平4ー218775号や実公平7ー26
702号のように、試薬成分として、反応性タンパク
(例えば、抗体、抗原等)を固定した固体を含んでいて
もよい。また、検体は予め反応部に提供しておいてもよ
いし、所定の検体容器から反応部の導入用開口を通じて
導入してもよい。検体と試薬の両方を導入する時の順番
は問わない。しかし、検体を吸引した検体移送用ノズル
を試薬容器のシールを破った後で、更に試薬を吸引する
ようにして、分注動作の効率化を図ってもよい。試薬を
収容するための試薬容器は、所要量の試薬を収容し得る
空間を有していればよいが、好ましくは、保管に適した
材質であってもよい。つまり、遮光が望まれる試薬にお
いては、試薬容器とシールの両方を遮光性の材質や色で
構成すると良い。また、反応部の構成は、測定手段に応
じて適宜選択すればよい。また、測定手段は、透過光
量、蛍光量、発光量、濁度、沈降像、電気化学的量等の
うち、分析項目に適したものを選択すればよい。
用いて説明する。測定すべき検体1a,1b,1cを夫
々収容する試験管等の複数の検体容器2a,2b,2c
(図では3本)は、ラック3に保持されて所定の検体吸
引位置に配置しており、図示せぬ検体容器搬送機構によ
って順次異なる複数のラックと配置交換するようになっ
ている。
を呈する複数種類の試薬4a,4b(図では2種類)を
夫々収容する試薬容器5a,5b(図では2本)は、所
定の試薬吸引位置に配置している。各試薬容器5a,5
bの上部開口には、密封用のアルミ製シール6が貼り付
けられている。
応と測定を行うための反応容器7aが配置しており、検
体および試薬の注入が適宜のタイミングで行われるよう
に、図示せぬ反応容器容器搬送手段により複数の異なる
反応容器を同じ位置に停止させるとともに、検体と試薬
が注入・混合された検液8を収容する反応容器7bを所
要の反応時間経過後には測定手段9の測定位置に順次停
止または通過させる構成になっている。なお、反応容器
7a,7bは、測定手段9が吸光度、蛍光量、発光量等
の光学測定を行う手段である場合には、光透過性の材料
から成るのが好ましい。しかし、凝集像判定のように、
測定手段が反応容器の壁面を通さずに測定を行う場合に
は、光透過性である必要は無い。測定手段9によって得
られた測定結果は、制御部としてのCPU10により集
計および/または判定された上でCRT、LCDのよう
な画像表示手段11のディスプレイ上に表示される。
る検体吸引位置の上方には、検体を分注するための検体
移送手段20が、配置している。この検体移送手段20
は、定量分注を行うためのシリンジポンプ21と、シリ
ンジポンプ21の圧力連絡部に連結したゴム性チューブ
のような可撓性を有する流路系22と、流路系の先端に
連結したノズル23と、ノズル23を支持するとともに
リニアスライド25を有しているアーム24と、アーム
24を固定しているタイミングベルト26と、タイミン
グベルト26に駆動力を伝えるためのプーリー27と、
プーリー27を駆動する上下移動用モータ28と、プー
リー27を支承するとともにモータ28を支持する支持
部材29と、支持部材29を固定しているタイミングベ
ルト30と、タイミングベルト30に駆動力を伝えるた
めのプーリー31と、プーリー31を駆動する水平移動
用モータ32とから成る。
端には、各検体毎に交換可能なノズルであるプラスチッ
ク製のディスポーザルチップ33が装着されている。こ
のチップ33は、チップ保持部34に予め複数個保持さ
れることで、次の検体分注のために交換されるまで待機
している。また、或る検体の分注を終えたチップ33
は、別の検体の分注に先立って、チップ廃棄槽35内に
離脱・落下されるように構成されている。
ノズル23の先端がチップ保持部34上のチップ33に
向けて下降しながら嵌入することで、チップ33がノズ
ル23に安定に保持できる程度の負荷トルクであればよ
い。かかるチップ装着のための力量は、チップ33の弾
性変化も保持力を手伝うので比較的小さくて済む。
吸引位置の上方には、試薬を分注するための試薬移送手
段40が、配置している。この試薬移送手段40は、検
体移送手段20と同様に、シリンジポンプ41、流路系
42、ノズル43、アーム44、タイミングベルト4
6、プーリー47、上下移動用モータ48、支持部材4
9、タイミングベルト50、プーリー51および水平移
動用モータ52とから成る。ここで、上下移動用モータ
48の力量は、ノズル33が試薬容器5a,5bに貼り
付いているアルミシール3が破れる程、強くなければな
らない。ここで、アルミシールとして、例えば、ノズル
先端の外径が1〜2mmであって、シールがフィルム状
のプラスチックフィルムをアルミ箔でラミネートしたも
のである場合に、負荷トルクが500グラム以上、好ま
しくは550〜650グラム、特に実用的には600付
近の負荷トルクに設定しておけば良い。かかる力量は、
ノズルの外径やシールの材質・厚味に基いてシールが破
れ始める値を下限値として、これよりも大きな値であれ
ば、特に分注動作の上で上限を設定しなくともよい。但
し、移送手段のモータ等の駆動機構に機械的負荷がかか
らないように、適宜最適な値に設定するとよい。また、
アルミシール3に対する複数回の破断工程の繰り返しを
考慮して、試薬移送手段40のノズル43は、少なくと
も吐出先端部を変形し難い強度を有する材料(強化プラ
スチック、金属等)で形成するのが好ましい。
20とは異なり、ノズル43の先端には、交換可能なノ
ズルを装着しない。というのも、試薬間のコンタミネー
ションは、検体間のコンタミネーションに比べて影響の
程度が少ないので、ノズル内外壁を洗浄することで、繰
り返し使用することが可能であるからである。かかるノ
ズル43は、洗浄液60を収容した洗浄槽61内で洗浄
液の吸引と排出を反復したりすることにより洗浄でき
る。
種駆動部分(シリンジポンプ21,41、上下移動用モ
ータ28,48、水平移動用モータ32,52)は、C
PU10によって制御されている。CPU10が行う各
種制御は、適宜の入力手段(キーボード、マウス、タッ
チパネル等)や検体容器に貼られたバーコード等のコー
ド読み取り手段を介して、設定することができる。ま
た、分注動作のうち吸引に先立って、検体容器2a,2
b,2cおよび試薬容器5a,5b内の各種液面を検知
する手段としては、シリンジポンプ21,41からエア
ーを継続的に吐出または吸引して適宜の圧力検知センサ
(図示せず)により圧力変化を検知する構成にするのが
好ましい。
ず、CPU10が、予め入力された分析情報に従って所
望の分析項目に応じたタイミングと分注量となるよう
に、検体移送手段20の上下移動用モータ28、水平移
動用モータ32およびシリンジポンプ21を駆動制御す
る。これにより、まず、ノズル23をチップ保持部34
のチップ33の真上に水平移動させた後にチップ33に
向けて下降させると、ノズル34先端にチップ33が装
着される。次に、ノズル33を水平移動させて、図1の
ように、所望の検体容器2a上方で停止させる。次に、
ノズル33を検体容器2aの検体1a中に所要量侵入す
るまで下降させた後、シリンジポンプ21が動作して所
要量の検体を吸引し、再びノズル33を上昇させて反応
容器7a上方まで水平移動させた後に、検体を吐出する
ことによって、検体の分注を終了する。検体の分注を終
えたノズル33は、チップ廃棄槽35上方まで水平移動
された後、図示せぬ離脱機構により、検体で濡れた状態
のチップ33をチップ廃棄槽35内に落下させる。
情報に従って所望の分析項目に応じたタイミングと分注
量となるように、試薬移送手段40の上下移動用モータ
48、水平移動用モータ52およびシリンジポンプ41
を駆動制御する。これにより、まず、分注すべき試薬容
器5aの真上にノズル43を水平移動させた後、ノズル
43を下降させる。このとき、ノズル43は、その下降
過程でシール3を破断した後にさらに下降し続けて、試
薬容器5a内の試薬4aに所要量侵入する、以後、検体
移送手段20の場合と同様に、所要量の試薬をノズル4
3内に直接に吸引した後、反応容器7aに対する分注を
行う。
ル3の破断処理をより詳しく説明すると、まず、上下移
動用モータ48が、動力をプーリー47、タイミングベ
ルト46、リニアスライド45、と伝達して行き、ノズ
ル43を吸引対象となる試薬9へ下降する。下降途中で
ノズル43の先端は、試薬容器5a上に貼り付けられて
いるシール3に突き当たる。この時、ノズル43先端に
は、中間の駆動系を介し、上下移動用モータ48の力量
がかけられる。この時の力量はシール3が破れ始める力
量より十分大きい設定となっている。つまり、シール3
は適正な力量が加わると破れ始める構造になっているの
で、シール3の材質や厚味に応じて決まる破れ始めの力
量よりも十分に大きくなるように力量を設定することが
必要である。かかる力量でもって下降制御されたノズル
43は、シール3に突き当たる位置で停止することな
く、さらにシール32をノズル43の先端で突き破り、
そのまま吸引対象である試薬9の液面下に侵入する。
10内の試薬9に対して、吸引量に応じた深さだけ下降
した後に、吸引ポンプ1を動作して、試薬9を所要量吸
引する。試薬9の吸引を終えると、上下動モータ7を逆
転し、ノズル3を上昇する。吸引された試薬9は搬送機
構12により分析装置所定の位置に搬送され、予め検体
が収容された反応容器13内に分注される。検体と試薬
が反応容器13は、所要の反応時間が経ったところで、
適宜の測定手段14により反応結果の測定がなされて分
析を終了する。一方、試薬の吸引で使用したディスポチ
ップ4は廃棄機構14により廃棄される。その後、チッ
プ装着機構15により新しいディスポチップを装着し
て、上述した動作を繰り返すことにより、複数種類の試
薬を同一または異なる検体と反応させることができる。
段として、専用のカッター等を用いずに、試薬を吸引す
るノズルで破るので、配置スペース、駆動手段、駆動制
御および駆動工数を少なくできる。
用できる反応容器・試薬容器一体型の試薬パックの一例
である。すなわち、この試薬パック70は、検体に対し
て段階的に複数の反応を行うための第1試薬71を格納
する筒状の第1試薬格納部72と、第2試薬73を格納
する第2試薬格納部74と、筒状反応部75と、これら
筒状容器の全ての上部開口を塞ぐように貼り付けられて
いるシール76とから成る。このような試薬パック70
を分析項目に応じて多数用意し、図1で説明した装置の
試薬容器4a,4bおよび反応容器7a,7bの代わり
に、反応容器7a,7bと同様の反応容器搬送手段によ
って順次搬送するようにする。また、ここでは、検体移
送手段20の上下移動用モータ28の力量を上述した如
くシール76を破断するに十分な値に設定する。
70を用いた分析を行う場合には、まず、CPU10
が、上述したのと同様に、検体移送手段20のノズル2
3先端にチップ33を装着させた後に、分析すべき検体
2a内の検体1aを所要量チップ33内に吸引する。次
に、ノズル23を第1試薬格納部72の真上に水平移動
させ、次いでノズル23を下降させることにより、第1
試薬格納部72に対応する部分のシール76のみをチッ
プ33の先端部により破らせ、引き続き下降させて第1
試薬71中にチップ33が所要量侵入したところで下降
を停止させる。次に、シリンジポンプ21を駆動制御し
て、チップ33内に所要量の第1試薬71の吸引が完了
するのに合わせて、ノズル23を第1試薬格納部72か
ら引き上げるように上昇させる。ここで、ノズル33内
では、分析すべき検体1aと第1試薬71とが順番に吸
引された状態になっている。必要ならば、検体1aの吸
引直後から第1試薬71へチップ33の侵入の直前まで
の間にシリンジポンプ21を僅かに駆動させて、チップ
33先端にごく少量のエアーを吸引してから第1試薬7
1を吸引するようにすることで、検体と試薬の間にエア
による仕切りを形成してもよい。次に、ノズル23を筒
状反応部75の真上に1容器ピッチ分水平移動させた
後、同様に、シール76の対応部分をチップ33の先端
部で破らせて、若干反応部75内に侵入したところで、
シリンジポンプ21を駆動して、所要量の検体1aおよ
び第1試薬71を同時に反応部75に吐出する。検体1
aおよび第1試薬71の分注を終えたノズル23は、上
述したのと同様に、チップ廃棄槽35にチップ33を離
脱・廃棄する。
1試薬71は、適宜撹拌処理および恒温状態で所要時間
インキュベートされることで、第1反応が起こる。第1
反応が終了した頃に、適宜B/F(結合/未結合)分離
のための洗浄処理を施した後で、上述したのと同様に、
試薬移送手段40によって、第2試薬格納部74に対応
するシール75部分を破らせて、所要量の第2試薬73
をノズル43内に吸引して、反応部75内に吐出させる
ように制御する。第2試薬による反応結果は、測定手段
9が試薬パック70の反応部75を光学的に測定するこ
とによって、測定され、表示手段11上に表示される。
測定後の試薬パック70は、図示せぬ回収箱内に回収さ
れる。以後、同様にして、多数の試薬パック70による
多検体、多項目の自動分析が効率良く実施される。
試薬分注にも用いているので、新たなチップ33に交換
することで、試薬間のコンタミネーションが全く無い。
また、検体が変わる毎に頻繁にチップ33が交換される
ので、同一のチップ33により何度もシール3を破断さ
せることが無いので、破断に対するチップ33の耐久性
は無視できる。また、検体と試薬とを共通のチップ内に
吸引して反応部に吐出するので、試薬移送手段43自体
を不要にするか或いは削減することができ、しかも、分
注の終了時間を早めることができる。
33を、試薬容器のシールの破断に適するように改良し
たものである。すなわち、図3aに示すように、チップ
80の先端部81は、一方向にのみ斜めに切断したよう
な尖鋭形状になっている。このような構成のチップ80
を試薬分注用のノズル先端に装着して、上述したような
試薬分注を行わせれば、試薬容器のシールの破断が格段
に容易となるので、ノズルの下降力量を最小限にするこ
とができる。
先端部83は、チップの先端中央に対して点対称に凸の
円錐形状になっている。このような構成のチップ82を
試薬分注用のノズル先端に装着して、上述したような試
薬分注を行わせても、試薬容器のシールの破断が容易と
なる上に、先端部83の吐出開口が水平面上に一致する
ので、分注性能、特に吐出精度も一定に保てる。
されることなく、種々の変更ができる。すなわち、本実
施例では、上下動駆動にモータ、タイミングベルト、リ
ニアガイドを用いているが、シール突き当たり時にディ
スポチップ先端に適正な力量が加えられる機構に代用
し、シールブレークを行うこととしても同効果が期待で
きるので、もちろん良い。
体でシールを付き破り、試薬の吸引を行っても、もちろ
ん良い。この場合は、もともと分析装置で吸引後のノズ
ル洗浄として必要な機能を使い洗浄するので、シールを
破る機能を付加することで、洗浄機構が追加される必要
が無いのは、言うまでもない。
と試薬移送手段40とが同一の停止位置に有る反応容器
7aに対して各種検体と試薬とを分注する構成になって
いるが、反応容器の搬送ラインの形態(ベルトコンベ
ア、回転ターレット等)に応じて適宜異なる搬送停止位
置に効率良く配置させるように、個数や配置位置を種々
変更して構わない。また、試薬容器4a,4bや検体容
器2a,2b、2cの夫々を多数個用意して、別個の回
転ターレット上で搬送させるようにしてもよい。
ディスポーザルチップについてその吐出先端部の形状を
変形させているが、図1に示したような洗浄して繰返し
使用するノズルの吐出先端部を同様に成形してもよい。
のノズル43(または検体移送手段20のノズル23)
の下降動作を駆動する上下移動用モータ48(または2
8)の力量を高めるのために、モータの負荷トルクのみ
高めているが、場合によっては、ノズルの下降速度に関
する加速トルクを高めるようにしてもよい。必要なら
ば、モータの負荷トルクと加速トルクを組み合わせてシ
ールを破断するように設定してもよい。
ための専用のカッター等は不要となり、装置構成の簡略
化が図れ、装置の小型化が可能となる。また、専用のカ
ッター等の洗浄は不要となり、装置の使用水量が減り、
1テスト当たりの分析のコストダウンを図ることが可能
となる。また、装置からの廃液が減り、環境への悪影響
を削減することが可能となる。また、ノズルにディスポ
チップを使用すると、次試薬容器に前試薬を持ち込むこ
とを、まったく無くす事ができ、分析精度の向上が可能
である。さらに、シールを破るための動作と吸引動作を
まとめることで、装置のタクトタイム(周期時間)の短
縮を可能とし、分析処理速度を向上することが可能であ
る。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 上部にノズルが侵入可能な上部開口と少
なくとも液体部分を含む試薬を収容する凹部とこの試薬
を外部雰囲気から遮断するために上記開口を塞ぐシール
を備えている試薬容器を用い、液体導入可能な導入用開
口を通じて分析すべき検体および試薬を収容しかつ反応
を行うための反応部と、前記反応部の導入用開口に少な
くとも試薬を移送するためのノズルを備えた移送手段
と、反応部で行った反応結果を得るための測定手段と、
上記移送手段が上記試薬容器を塞ぐシールを破るととも
に試薬容器内の試薬を反応部へ導入するような制御を行
う制御部とを有する自動分析装置。 - 【請求項2】上記移送手段が、交換可能なノズルをさら
に備えており、このノズルが上記試薬容器のシールを破
るように構成したことを特徴とする請求項1記載の自動
分析装置。 - 【請求項3】上記移送手段が検体移送用ノズルと試薬移
送用ノズルとから成り、上記試薬容器のシールを破るた
めのノズルが上記検体移送用のノズルであることを特徴
とする請求項2記載の自動分析装置。 - 【請求項4】複数種類の試薬を個別に収容する複数の試
薬容器を配置し、上記制御部がこれら複数種類の試薬を
分析項目に応じて選択的に反応部へ導入するように上記
移送手段を複数の試薬容器に対して制御する構成とした
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動
分析装置 - 【請求項5】上記試薬容器が複数種類の試薬毎に仕切ら
れた複数の格納部を一体に設けており、上記制御部が試
薬容器内の複数の格納部に対して選択的に上記移送手段
を動作制御するように構成したことを特徴とする請求項
4記載の自動分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9347511A JPH11183484A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9347511A JPH11183484A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 自動分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11183484A true JPH11183484A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18390726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9347511A Pending JPH11183484A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 自動分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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