JPH11201043A - 流体ポンプ - Google Patents

流体ポンプ

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JPH11201043A
JPH11201043A JP317698A JP317698A JPH11201043A JP H11201043 A JPH11201043 A JP H11201043A JP 317698 A JP317698 A JP 317698A JP 317698 A JP317698 A JP 317698A JP H11201043 A JPH11201043 A JP H11201043A
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JP
Japan
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pump
chamber
suction
discharge
pump body
Prior art date
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Pending
Application number
JP317698A
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English (en)
Inventor
Giichiro Akimori
儀一郎 秋森
Minoru Akazu
実 赤頭
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Honda Motor Co Ltd
Astemo Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Keihin Corp
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Publication date
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Priority to CN99101025A priority patent/CN1087396C/zh
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイヤフラムがポンプ本体およびカバー間に挟
持され、吸入室および吐出室との間にリリーフ弁が介装
される流体ポンプにおいて、ポンプ本体の強度低下を回
避しつつ、部品点数の低減、小型化および軽量化を可能
とする。 【解決手段】ポンプ本体35が、ポンプ本体主部35a
と、ポンプ本体主部35aから突出する吸入側突部35
bと、ポンプ本体主部35aから突出する吐出側突部3
5cと、吸入側突部35bおよび吐出側突部35c間を
結んでポンプ本体主部35aに連なる連絡壁部35dと
を一体に備え、吸入側突部35bを含む部分でポンプ本
体35内に吸入室52,53が形成され、吐出側突部3
5cを含む部分でポンプ本体35内に、リリーフ弁63
が設けられるとともに、吐出室61ならびに該吐出室6
1にリリーフ弁63を介して接続される戻り室62が形
成され、連絡壁部35dに、戻り室62および吸入室5
2,53間を連通するリリーフ通路70が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ本体との間
にポンプ室を形成するとともにカバーとの間に脈動圧室
を形成するダイヤフラムが、相互に締結されるポンプ本
体およびカバー間に挟持され、吸入側チェック弁を介し
て前記ポンプ室に接続される吸入室と、吐出側チェック
弁を介して前記ポンプ室に接続される吐出室との間に、
リリーフ弁が介装される流体ポンプに関し、特に、車両
用燃料ポンプとして好適に用いられる流体ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる流体ポンプは、たとえば実
開昭64−51764号公報等により既に知られてお
り、このものでは、ポンプ本体と、該ポンプ本体の一面
側に締結される第1のカバーとの間にダイヤフラムが挟
持され、ポンプ本体と、該ポンプ本体の他面側に締結さ
れる第2のカバーとの間に吸入室および吐出室が相互間
に隔壁を介在させて形成され、吐出室に通じて前記隔壁
に設けられる連通孔を開閉し得るリリーフ弁が吸入室に
収納されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
ポンプ本体の両面にカバーがそれぞれ締結されるので、
流体ポンプの部品点数増加ならびにコストアップを招い
てしまう。このような問題を解決するためには、ポンプ
室の周方向に沿って相互に離隔した位置でポンプ本体内
に吸入室および吐出室をそれぞれ形成し、リリーフ弁に
より吐出室から戻される流体を導管等で吸入室側に導く
ようにすることで、吸入室に対応する部分、ならびに吐
出室およびリリーフ弁に対応する部分以外でのポンプ本
体の厚みを極力薄くして、部品点数の低減およびコスト
低減を図りつつ、流体ポンプの小型化および軽量化を図
ることが考えられる。しかるに、ポンプ本体を薄くし過
ぎるとポンプ本体の強度が低下するので、補強リブがポ
ンプ本体に設けられる必要がある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ポンプ本体の強度低下を回避しつつ、部品点
数の低減、小型化および軽量化を可能とした流体ポンプ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ポンプ本体との間にポンプ室を形成する
とともにカバーとの間に脈動圧室を形成するダイヤフラ
ムが、相互に締結されるポンプ本体およびカバー間に挟
持され、吸入側チェック弁を介して前記ポンプ室に接続
される吸入室と、吐出側チェック弁を介して前記ポンプ
室に接続される吐出室との間に、リリーフ弁が介装され
る流体ポンプにおいて、ポンプ本体が、前記ダイヤフラ
ムとの間にポンプ室を形成する凹所を一面に備えるポン
プ本体主部と、該ポンプ本体主部の他面から突出する吸
入側突部と、前記ポンプ室の周方向に沿って前記吸入側
突部から離隔した位置でポンプ本体主部の他面から突出
する吐出側突部と、吸入側突部および吐出側突部間を結
んでポンプ本体主部の他面に連なる連絡壁部とを一体に
備え、前記吸入側突部を含む部分でポンプ本体内に前記
吸入室が形成され、前記吐出側突部を含む部分でポンプ
本体内に、前記リリーフ弁が設けられるとともに、前記
吐出室ならびに該吐出室にリリーフ弁を介して接続され
る戻り室が形成され、前記連絡壁部に、前記戻り室およ
び前記吸入室間を連通するリリーフ通路が形成されるこ
とを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、ポンプ本体にお
けるポンプ本体主部の厚みを極力薄くして流体ポンプの
小型化、軽量化を図り、部品点数を低減することがで
き、しかも吸入側および吐出側突部間を結ぶ連絡壁部が
ポンプ本体主部に一体に連なるものであるので、該連絡
壁部がポンプ本体主部の補強リブとしての機能を果すこ
とができ、ポンプ本体の強度低下を回避することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図11は本発明を燃料ポンプに
適用したときの第1実施例を示すものであり、図1は燃
料ポンプが搭載されたスクータ型自動二輪車の側面図、
図2は燃料ポンプの車体フレームへの取付け構造を示す
分解側面図、図3は図2の3矢視平面図、図4は図3の
4矢視方向から見た燃料ポンプの正面図、図5は図3の
5矢視方向から見た燃料ポンプの背面図、図6は図5の
6−6線断面図、図7は図5の7−7線断面図、図8は
ポンプ本体を図7の8−8線矢視方向から見た図、図9
はカバーを図7の9−9線矢視方向から見た図、図10
はダイヤフラムを図9のカバーと同一方向から見た図、
図11は図6の11矢視部拡大図である。
【0009】先ず図1において、このスクータ型自動二
輪車の車体フレーム15は、ヘッドパイプ16と、ヘッ
ドパイプ16から後方に向けて斜め下方に延びるダウン
チューブ17と、ダウンチューブ17の下端に連設され
る左右一対のメインフレーム18…とを備え、両メイン
フレーム18…は後方に向うにつれて斜め上方に延びる
ように形成される。
【0010】車体フレーム15には合成樹脂製の車体カ
バー20が支持されており、該車体カバー20は、ヘッ
ドパイプ16の前方側を覆うレッグシールドフロント部
21と、該レッグシールドフロント部21に結合されて
ヘッドパイプ16の後方側を覆うレッグシールドリヤ部
22と、該レッグシールドリヤ部22の下端に連なるス
テップフロア23と、該ステップフロア23の下方を覆
ってレッグシールドリヤ部22およびステップフロア2
3に連なるアンダーカバー24と、ステップフロア23
およびアンダーカバー24に連なって車体後部を両側か
ら覆うサイドカバー25とで構成される。
【0011】ヘッドパイプ16に操向自在に支持された
フロントフォーク26の下端には前輪WFが軸支され、
フロントフォーク26の上端には操向ハンドル27が連
結される。メインフレーム18…には、エンジンを含む
パワーユニット28の前端が上下揺動可能に支持されて
おり、該パワーユニット28の後端に後輪WRが軸支さ
れる。
【0012】またサイドカバー25上には、乗員が座乗
するシート29が開閉可能に設けられており、サイドカ
バー25内でシート29の下方には、ヘルメット等を収
納するための収納ボックス30がシート29による開閉
を可能として設けられる。さらにメインフレーム18…
の前部には、ステップフロア23およびアンダーカバー
24で覆われるようにして燃料タンク31が搭載され
る。
【0013】図2および図3を併せて参照して、収納ボ
ックス30および燃料タンク31間で左右のメインフレ
ーム18…間にはクロスメンバー32が設けられてお
り、このクロスメンバー32に固着されたステー33
に、サイドカバー25の前部および収納ボックス30間
に配置されるようにして流体ポンプとしての燃料ポンプ
34が取付けられる。
【0014】図4ないし図7を併せて参照して、燃料ポ
ンプ34は、ポンプ本体35と、複数たとえば4本のね
じ部材38…によりポンプ本体35に締結されるカバー
36と、ポンプ本体35およびカバー36間に挟持され
るダイヤフラム37とを備える。
【0015】ポンプ本体35は、比較的薄い矩形状に形
成されるポンプ本体主部35aと、該ポンプ本体主部3
5から突出する吸入側突部35bと、ポンプ本体主部3
5aから突出する吐出側突部35cと、吸入側突部35
bおよび吐出側突部35c間を結んでポンプ本体主部3
5aに連なる連絡壁部35dとを一体に備える。
【0016】ポンプ本体主部35aの一面35a1 の中
央部には、図8に示すように円形の凹所39が設けられ
る。一方、カバー36は、ポンプ本体主部35aに対応
して比較的薄い矩形状に形成されており、該カバー36
のポンプ本体主部35aに対向する面の中央部には、図
9で示すように、前記凹所39に対応した円形の凹所4
0が設けられる。
【0017】ダイヤフラム37は、合成樹脂製の薄板や
薄い金属板から成るものであり、ポンプ本体主部35a
との間にガスケット41を介在せしめるとともにカバー
36との間にガスケット42を介在せしめてポンプ本体
35およびカバー36間に挟持されるものであり、ポン
プ本体主部35aにおいて凹所39の周囲の複数箇所た
とえば4箇所に設けられる挿通孔43…にそれぞれ挿通
されるねじ部材38…が、各挿通孔43…に対応してカ
バー36に設けられたねじ孔44…にそれぞれ螺合され
る。
【0018】ポンプ本体35およびカバー36間にダイ
ヤフラム37が挟持されることにより、該ダイヤフラム
37とポンプ本体主部35aの凹所39とによりポンプ
室45が形成され、またダイヤフラム37とカバー36
の凹所40とにより脈動圧室46が形成される。而して
カバー36には、脈動圧室46に通じる負圧導入管47
が側方に突出するようにして一体に設けられており、エ
ンジンの吸気負圧が、負圧導入管47に接続される図示
しない導管を介して前記脈動圧室46に導入される。
【0019】ところで、ポンプ本体35において、吸入
側突部35bおよび吐出側突部35cは、ポンプ室45
の周方向に沿って離隔した位置、望ましくはポンプ室4
5の周方向に沿って180度離れた位置でポンプ本体主
部35aの他面35a2 からほぼ平行に突設されてお
り、ポンプ室45の一直径線に沿うようにして吸入側突
部35bおよび吐出側突部35c間を結ぶ連絡壁部35
dが、ポンプ本体主部35aの他面35a2 にほぼ直角
にかつ一体に連設される。
【0020】吸入側突部35bおよびポンプ本体主部3
5aには、ポンプ本体主部35aの一面35a1 に開口
する凹部48が設けられ、吸入側突部35bには、前記
凹部48よりも小さな円形にして該凹部48の閉塞端に
一端を開口せしめる嵌合孔49と、該嵌合孔49よりも
小径の円形に形成されて嵌合孔49の他端に偏心して連
なる有底孔50とが設けられる。またダイヤフラム37
およびポンプ本体35間に挟まれるガスケット41の凹
部48に対応する部分は、凹部48の開口端にダイヤフ
ラム37を臨ませるようにして切欠かれる。
【0021】嵌合孔49には、嵌合孔49および有底孔
50間の段部で受けられるようにしてストレーナ51の
一部が嵌合、固定されており、有底孔50の閉塞端およ
びストレーナ51間で吸入側突部35b内には第1吸入
室52が形成され、ダイヤフラム37およびストレーナ
51間で吸入側突部35b内には、ストレーナ51を介
して第1吸入室52に通じる第2吸入室53が形成され
る。また吸入側突部35bには、第1吸入室52に通じ
る吸入管54が一体に連設されており、該吸入管54
は、吸入側突部35bおよび吐出側突部35c間を結ぶ
直線の延長線に沿うように吸入側突部35bから延出さ
れる。而して該吸入管54には、図示しない導管を介し
て燃料タンク31が接続されており、燃料タンク31内
の燃料が吸入管54に吸入される。
【0022】カバー36のポンプ本体35に対向する面
には、前記凹部48に対応した凹部55が設けられてお
り、ダイヤフラム37およびカバー36間に挟まれるガ
スケット42の凹部55に対応する部分は、凹部55の
開口端にダイヤフラム37を臨ませるようにして切欠か
れる。而してダイヤフラム37およびカバー36間に
は、ダイヤフラム37を介して第2吸入室53に隣接す
るレギュレータ室56が形成されることになる。
【0023】吐出側突部35cに対応する部分でポンプ
本体主部35aには、その一面35a1 に開口する凹部
58が設けられ、吐出側突部35cには、前記凹部58
よりも小さな円形にして該凹部58の閉塞端に一端を開
口せしめる圧入孔59と、圧入孔59よりも小径の円形
に形成されて圧入孔59の他端に同軸に連なる有底孔6
0とが設けられる。またダイヤフラム37およびポンプ
本体35間に挟まれるガスケット41の凹部58に対応
する部分は、凹部58の開口端にダイヤフラム37を臨
ませるようにして切欠かれる。
【0024】圧入孔59には、圧入孔59および有底孔
60間の段部で受けられるようにしてリング状の弁座部
材64が圧入されており、ダイヤフラム37および弁座
部材64間でポンプ本体主部35a内には吐出室61が
形成され、有底孔60の閉塞端および弁座部材64間で
吐出側突部35c内には戻り室62が形成される。
【0025】吐出側突部35c内にはリリーフ弁63が
設けられており、該リリーフ弁63は、前記弁座部材6
4と、該弁座部材64に戻り室62側から着座可能とし
て戻り室62に収納される球状の弁体65と、該弁体6
5を弁座部材64に着座せしめる方向のばね力を発揮し
て有底孔60の閉塞端および弁体65間に設けられる弁
ばね66とで構成される。
【0026】このリリーフ弁63は、吐出室61の燃料
圧が設定圧以上となったときに開弁して、吐出室61の
燃料圧を戻り室62側に解放するものであり、戻り室6
2はリリーフ弁63を介して吐出室61に接続されるこ
とになる。
【0027】ポンプ本体主部35aの側部には、吐出室
61に通じて外側方に延びる吐出管67が一体に連設さ
れており、該吐出管67には、図示しない導管を介して
エンジンの吸気系における気化器(図示せず)が接続さ
れ、吐出管67から吐出される燃料が該気化器に供給さ
れる。
【0028】カバー36のポンプ本体35に対向する面
には、前記凹部58に対応した凹部68が設けられてお
り、ダイヤフラム37およびカバー36間に挟まれるガ
スケット42の凹部68に対応する部分は、凹部68の
開口端にダイヤフラム37を臨ませるようにして切欠か
れる。而してダイヤフラム37およびカバー36間に
は、ダイヤフラム37を介して吐出室61に隣接するレ
ギュレータ室69が形成されることになる。
【0029】さらに連絡壁部35d内には、リリーフ弁
63の開弁時に吐出室61から戻り室62に逃がされた
燃料を第2吸入室53に導くためのリリーフ通路70が
形成される。
【0030】図11において、ポンプ本体35における
ポンプ本体主部35aには、ポンプ室45の外側方で前
記一面35a1 に開口する有底の吸入側入口通路72
と、ポンプ室45の外側方で前記吸入側入口通路72に
隣接するようにして前記一面35a1 に開口する有底の
吸入側出口通路73と、吸入側入口通路72を第2吸入
室53に連通せしめる入口側連通路74と、吸入側出口
通路73をポンプ室45に連通せしめる出口側連通路7
5とが設けられており、カバー36のポンプ本体35に
対向する面には、前記吸入側入口通路72および吸入側
出口通路73の開口端を共通に臨ませ得る大きさの連通
凹部76が設けられる。
【0031】ダイヤフラム37の前記連通凹部76に対
応する部分は、舌片状の吸入側チェック弁77を形成す
るようにして切欠かれる。この吸入側チェック弁77の
基部はポンプ本体35およびカバー36間に挟持されて
固定されており、吸入側チェック弁77の先端部は吸入
側入口通路72の開口端を閉塞可能である。而して吸入
側入口通路72の燃料圧が連通凹部76の燃料圧すなわ
ちポンプ室45の燃料圧よりも高くなるのに応じて吸入
側チェック弁77は開弁し、吸入側入口通路72の燃料
圧がポンプ室45の燃料圧よりも低くなるのに応じて吸
入側チェック弁77が閉弁することになる。
【0032】ところで、吸入側出口通路73の開口端部
において吸入側入口通路72側の内面は、連通凹部76
側に向かうにつれて吸入側入口通路72に近接する方向
に傾斜した傾斜面73aとして形成される。しかも吸入
側出口通路73の軸線を含んで前記傾斜面73aに対向
する仮想平面への前記傾斜面73aの投影面積は、吸入
側入口通路72の横断面積の50〜60%に設定される
ことが望ましい。
【0033】またカバー36に設けられる連通凹部76
は、吸入側入口通路72の開口端から吸入側出口通路7
3の開口端までに対応した第1凹部76aと、吸入側出
口通路73の開口端に対応した第2凹部76bとから成
るものであり、第1凹部76aは、第2凹部76b側に
向うにつれて深くなるように形成され、第2凹部76b
は、第1凹部76aの最も深くなる部分よりも深く形成
される。すなわち第1凹部76aおよび第2凹部76b
間には、吸入側出口通路73側に臨む段差76cが形成
されることになる。
【0034】ポンプ本体主部35aには、ポンプ室45
の外側方で前記一面35a1 に開口する有底の吐出側入
口通路78と、ポンプ室45の外側方で前記吐出側入口
通路78に隣接するようにして前記一面35a1 に開口
する有底の吐出側出口通路79と、吐出側入口通路78
をポンプ室45に連通せしめる入口側連通路80と、吐
出側出口通路79を吐出室61に連通せしめる出口側連
通路81とが設けられており、カバー36のポンプ本体
35に対向する面には、前記吐出側入口通路78および
吐出側出口通路79の開口端を共通に臨ませ得る大きさ
の連通凹部82が設けられる。
【0035】ダイヤフラム37の前記連通凹部82に対
応する部分は、舌片状の吐出側チェック弁83を形成す
るようにして切欠かれる。この吐出側チェック弁83の
基部はポンプ本体35およびカバー36間に挟持されて
固定されており、吐出側チェック弁83の先端部は吐出
側入口通路78の開口端を閉塞可能である。而して吐出
側入口通路78すなわちポンプ室45の燃料圧が連通凹
部82の燃料圧すなわち吐出室61の燃料圧よりも高く
なるのに応じて吐出側チェック弁83は開弁し、ポンプ
室45の燃料圧が吐出室61の燃料圧よりも低くなるの
に応じて吐出側チェック弁83が閉弁することになる。
【0036】また吐出側出口通路79の開口端部におい
て吐出側入口通路78側の内面は、連通凹部82側に向
かうにつれて吐出側入口通路78に近接する方向に傾斜
した傾斜面79aとして形成される。しかも吐出側出口
通路79の軸線を含んで前記傾斜面79aに対向する仮
想平面への前記傾斜面79aの投影面積は、吐出側入口
通路78の横断面積の50〜60%に設定されることが
望ましい。
【0037】さらにカバー36に設けられる連通凹部8
2は、吐出側入口通路78の開口端から吐出側出口通路
79の開口端までに対応した第1凹部82aと、吐出側
出口通路79の開口端に対応した第2凹部82bとから
成るものであり、第1凹部82aは、第2凹部82b側
に向うにつれて深くなるように形成され、第2凹部82
bは、第1凹部82aの最も深くなる部分よりも深く形
成される。すなわち第1凹部82aおよび第2凹部82
b間には、吐出側出口通路79側に臨む段差82cが形
成されることになる。
【0038】ポンプ本体35におけるポンプ本体主部3
5aの両側には、外側方に張出すフランジ部85,85
がそれぞれ一体に設けられる。一方、車体フレーム15
におけるクロスメンバー32に固着されているステー3
3は、ポンプ本体主部35aをその他面35a2 側から
抱くようにして横断面略U字状に形成されており、前記
両フランジ部85,85にそれぞれ挿通されるボルト8
6,86が、ステー33に固着されているナット87,
87に螺合して締付られることにより、燃料ポンプ34
がステー33に取付けられる。
【0039】このような燃料ポンプ34にあっては、エ
ンジンの運転に応じて脈動する吸気負圧が脈動圧室46
内に導入されるのに応じてダイヤフラム37が、ポンプ
室45の容積を増減させるように作動し、容積増加に伴
なうポンプ室45の圧力低下と、容積減少に伴なうポン
プ室45の圧力増大とが繰り返されることになる。
【0040】ポンプ室45の圧力低下時には、その圧力
低下に応じて吸入側チェック弁77が開弁するとともに
吐出側チェック弁83が閉弁し、燃料タンク31内の燃
料が、吸入管54から第1吸入室52、ストレーナ5
1、第2吸入室53、入口側連通路74、吸入側入口通
路72、吸入側チェック弁77、連通凹部76、吸入側
出口通路73および出口側連通路75を経てポンプ室4
5に吸入されることになる。一方、ポンプ室45の圧力
増大時には、その圧力増大に応じて吸入側チェック弁7
7が閉弁するとともに吐出側チェック弁83が開弁し、
ポンプ室45内の燃料が、入口側連通路80から吐出側
入口通路78、吐出側チェック弁83、連通凹部82、
吐出側出口通路79、出口側連通路81、吐出室61お
よび吐出管67を経て、気化器に供給されることにな
る。
【0041】しかも吐出室61の燃料圧が設定圧以上に
なると、リリーフ弁63が開弁し、吐出室61からリリ
ーフ弁63、戻り室62およびリリーフ通路70を経て
第2吸入室53に一部の燃料が戻されるので、吐出管6
7からの燃料吐出圧が設定圧以上となることはない。
【0042】またダイヤフラム37を介して第2吸入室
53に隣接するレギュレータ室56がカバー36内に形
成されており、吸入管54からポンプ室45までの吸入
経路の燃料圧の脈動がレギュレータ室56に対応する部
分でのダイヤフラム37の撓みにより減衰される。さら
にダイヤフラム37を介して吐出室61に隣接するレギ
ュレータ室69がカバー36内に形成されており、ポン
プ室45から吐出管67までの吐出経路の燃料圧の脈動
がレギュレータ室69に対応する部分でのダイヤフラム
37の撓みにより減衰される。
【0043】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、カバー36との間にダイヤフラム37を挟持する
ポンプ本体35が、比較的薄く形成されるポンプ本体主
部35aと、ポンプ本体主部35aの他面35a2 から
突出する吸入側突部35bと、ポンプ室45の周方向に
沿って吸入側突部35bから離隔した位置でポンプ本体
主部35aの他面35a2 から突出する吐出側突部35
cと、吸入側突部35bおよび吐出側突部35c間を結
んでポンプ本体主部35aの他面35a2 に連なる連絡
壁部35dを一体に備えるものであり、吸入側突部35
bを含む部分でポンプ本体35内に第1および第2吸入
室52,53が形成され、吐出側突部35cを含む部分
でポンプ本体35内に、リリーフ弁63が設けられると
ともに、吐出室612ならびに該吐出室61にリリーフ
弁63を介して接続される戻り室62が形成され、連絡
壁部35dに、戻り室62および第2吸入室53間を連
通するリリーフ通路70が形成されている。したがっ
て、ポンプ本体35におけるポンプ本体主部35aの厚
みを極力薄くして燃料ポンプ34の小型化、軽量化を図
ることが可能となるとともに、部品点数を低減すること
ができる。また連絡壁部35dがポンプ本体主部35a
に一体に連なるものであるので、該連絡壁部35dがポ
ンプ本体主部35aの補強リブとしての機能を果すこと
になり、ポンプ本体主部35aを薄く形成するにもかか
わらずポンプ本体35の強度低下を回避することができ
る。
【0044】また第2吸入室53およびポンプ室45に
個別に通じてポンプ本体35の一面35a1 に開口する
吸入側および吐出側入口通路72,78と、ポンプ室4
5および吐出室61に個別に通じて前記一面35a1
開口する吸入側および吐出側出口通路73,79とが、
相互にそれぞれ対をなす吸入側入口および出口通路7
2,73、ならびに吐出側入口および出口通路78,7
9をポンプ室45の周囲に隣接配置するようにしてポン
プ本体35に設けられ、カバー36のポンプ本体35に
対向する面には、吸入側入口および出口通路72,7
3、ならびに吐出側入口および出口通路78,79にそ
れぞれ対応した連通凹部76,82が設けられ、ダイヤ
フラム37には、前記各入口通路72,78の開口端を
開閉可能な舌片状のチェック弁77,83が設けられて
いる。したがって、両チェック弁77,83をポンプ室
45の周囲に配置することが可能となり、ポンプ本体3
5およびカバー36の全体厚みを極力薄くすることがで
きる。
【0045】このようにして、ポンプ本体35における
ポンプ本体主部35aの厚みを極力薄くすることが可能
であるとともに、ポンプ本体35およびカバー36の全
体厚みを極力薄くすること可能であることにより、収納
ボックス30と、車体カバー20におけるサイドカバー
25の前部との間の狭いスペースに燃料ポンプ34を有
効に配置することが可能となる。
【0046】また吸入側出口通路73および吐出側出口
通路79の開口端の吸入側および吐出側入口側通路7
2,78側の内面が傾斜面73a,79aであることに
より、各チェック弁77,83の開弁時に気泡等が各出
口通路73,79の開口端縁に引っ掛かることがないよ
うにして連通凹部76,82から各出口通路73,79
への燃料の流れを円滑化することができる。したがって
各入口通路72,78から連通凹部76,82を経て各
出口通路73,79へと流れる流路が略U字状となって
いるにもかかわらず、圧力損失を極力抑えて燃料を効率
よく送ることができる。
【0047】さらに各連通凹部76,82に、吸入側お
よび吐出側出口通路73,79側に臨む段差76c,8
2cが形成されているので、エア抜け性を向上すること
が可能である。すなわち各チェック弁77,83が閉じ
る瞬間にあっては各出口通路73,79から連通凹部7
6,82を経て入口通路72,78側に燃料が逆流しよ
うとするが、この際、逆流しようとする燃料中の気泡が
前記段差76c,82cに引っ掛かって入口通路73,
78側に逆流することが防止され、第2吸入室53およ
びポンプ室45間、ならびにポンプ室45および吐出室
61間でのエア抜け性が向上することになる。
【0048】本発明の第2実施例として、図7の鎖線で
示すように、ポンプ本体35における連絡壁部35d内
に、第1吸入室52および戻り室62間を連通するリリ
ーフ通路70′が、吸入管54内に同軸に連なるように
して形成されてもよい。
【0049】このような第2実施例によれば、ポンプ本
体35を鋳造成形する際に、吸入管54内およびリリー
フ通路70′を棒状の中子により同時に形成することが
でき、ポンプ本体35の加工が容易となる。
【0050】図12および図13は本発明の第3実施例
を示すものであり、図12は燃料ポンプの車体フレーム
への取付状態を示す斜視図、図13は図12の13−1
3線拡大断面図である。
【0051】この燃料ポンプ34′におけるポンプ本体
35′は、比較的薄い矩形状に形成されるポンプ本体主
部35aと、該ポンプ本体主部35aから突出する吸入
側突部35bと、ポンプ本体主部35aから突出する吐
出側突部35cと、吸入側突部35bおよび吐出側突部
35c間を結んでポンプ本体主部35aに連なる連絡壁
部35d′とを一体に備えるものであり、連絡壁部35
d′におけるポンプ本体主部35a寄りの両側には、係
合凹部89,89が設けられる。
【0052】一方、車体フレーム15におけるクロスビ
ーム32には、連絡壁部35d′を両側から抱くように
して各係合凹部89,89に先端部を弾発的に係合せし
める係合腕部90a,90bを先端側に備える支持部材
90の基部が固着される。
【0053】この第3実施例によれば、第1実施例では
ポンプ本体35に一体に設けられていたフランジ部8
5,85を不要として、燃料ポンプ34′を車体フレー
ム15に取付けることが可能であり、燃料ポンプ34′
の車体フレーム15への組付性が向上するとともに、フ
ランジ部85,85が不要となる分だけポンプ本体3
5′の加工が容易となるだけでなく、燃料ポンプ34′
をより軽量化することが可能である。
【0054】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0055】たとえば上記各実施例では、燃料ポンプに
ついて説明したが、本発明は、燃料ポンプ以外の流体ポ
ンプとして広く適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、部品点数
の低減を図りつつ、ポンプ本体におけるポンプ本体主部
の厚みを極力薄くして流体ポンプの小型化、軽量化を図
ることができ、吸入側および吐出側突部間を結ぶ連絡壁
部がポンプ本体主部に一体に連なるものであることによ
りポンプ本体主部の補強リブとしての機能を連絡壁部に
果たさせるようにしてポンプ本体の強度低下を回避する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の燃料ポンプが搭載されたスクータ
型自動二輪車の側面図である。
【図2】燃料ポンプの車体フレームへの取付け構造を示
す分解側面図である。
【図3】図2の3矢視平面図である。
【図4】図3の4矢視方向から見た燃料ポンプの正面図
である。
【図5】図3の5矢視方向から見た燃料ポンプの背面図
である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図5の7−7線断面図である。
【図8】ポンプ本体を図7の8−8線矢視方向から見た
図である。
【図9】カバーを図7の9−9線矢視方向から見た図で
ある。
【図10】ダイヤフラムを図9のカバーと同一方向から
見た図である。
【図11】図6の11矢視部拡大図である。
【図12】第3実施例の燃料ポンプの車体フレームへの
取付状態を示す斜視図である。
【図13】図12の13−13線拡大断面図である。
【符号の説明】
34,34′・・・流体ポンプとしての燃料ポンプ 35,35′・・・ポンプ本体 35a・・・ポンプ本体主部 35a1 ・・・ポンプ本体主部の一面 35a2 ・・・ポンプ本体主部の他面 35b・・・吸入側突部 35c・・・吐出側突部 35d,35d′・・・連絡壁部 36・・・カバー 37・・・ダイヤフラム 45・・・ポンプ室 46・・・脈動圧室 53・・・吸入室 61・・・吐出室 62・・・戻り室 63・・・リリーフ弁 70,70′・・・リリーフ通路 77・・・吸入側チェック弁 83・・・吐出側チェック弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ本体(35,35′)との間にポ
    ンプ室(45)を形成するとともにカバー(36)との
    間に脈動圧室(46)を形成するダイヤフラム(37)
    が、相互に締結されるポンプ本体(35,35′)およ
    びカバー(36)間に挟持され、吸入側チェック弁(7
    7)を介して前記ポンプ室(45)に接続される吸入室
    (53)と、吐出側チェック弁(83)を介して前記ポ
    ンプ室(45)に接続される吐出室(61)との間に、
    リリーフ弁(63)が介装される流体ポンプにおいて、
    ポンプ本体(35,35′)が、前記ダイヤフラム(3
    7)との間にポンプ室(45)を形成する凹所(39)
    を一面(35a1 )に備えるポンプ本体主部(35a)
    と、該ポンプ本体主部(35a)の他面(35a 2 )か
    ら突出する吸入側突部(35b)と、前記ポンプ室(4
    5)の周方向に沿って前記吸入側突部(35b)から離
    隔した位置でポンプ本体主部(35a)の他面(35a
    2 )から突出する吐出側突部(35c)と、吸入側突部
    (35b)および吐出側突部(35c)間を結んでポン
    プ本体主部(35a)の他面(35a2 )に連なる連絡
    壁部(35d,35d′)とを一体に備え、前記吸入側
    突部(35b)を含む部分でポンプ本体(35,3
    5′)内に前記吸入室(53)が形成され、前記吐出側
    突部(35c)を含む部分でポンプ本体(35,3
    5′)内に、前記リリーフ弁(63)が設けられるとと
    もに、前記吐出室(61)ならびに該吐出室(61)に
    リリーフ弁(63)を介して接続される戻り室(62)
    が形成され、前記連絡壁部(35d,35d′)に、前
    記戻り室(62)および前記吸入室(53)間を連通す
    るリリーフ通路(70,70′)が形成されることを特
    徴とする流体ポンプ。
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