JPH11207835A - 光沢表面を具備するラベルの製造方法 - Google Patents

光沢表面を具備するラベルの製造方法

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JPH11207835A
JPH11207835A JP1395898A JP1395898A JPH11207835A JP H11207835 A JPH11207835 A JP H11207835A JP 1395898 A JP1395898 A JP 1395898A JP 1395898 A JP1395898 A JP 1395898A JP H11207835 A JPH11207835 A JP H11207835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙等の表面に光沢部を形成する光沢表面形
成方法及び光沢表面を具備するラベルの製造方法に関
し、製造工程の簡略化を図ると共に製造コストを削減で
きるようにすること。 【解決手段】 ラベル用紙(1) 等の用紙表面のうち光沢
表面に仕上げるべき範囲に接着性のある光沢剤(30a) を
塗布する光沢剤塗布工程と、前記光沢剤塗布工程で塗布
された未硬化状態の光沢剤(30a) の表面を押圧により平
滑化する平滑面化工程とからなり、前記平滑面化工程と
同時に又はその後に光沢剤(30a) を硬化させるようにし
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は用紙等の表面に光
沢部を形成する光沢表面形成方法及び光沢表面を具備す
るラベルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラベルの表面全域又は一部分に光沢部が
形成された光沢表面を具備するラベルの製造方法とし
て、特公平6−7298号公報に開示のものを発明し
た。このものは、通常の多色刷りの印刷装置に具備され
ている印刷ユニットの一つを利用してラベル用紙の表面
に接着剤を塗布できるようにしたものである。
【0003】ラベル用紙(1) は、図5に示すように、裏
面に設けられている接着層(12)で剥離台紙(10)に貼着さ
れており、3つの印刷ユニットからなる印刷セクション
(P)に間欠的に送り込まれる。先の第1、第2印刷ユニ
ット(31a)(31b)でラベル用紙(1) の表面に印刷インク(3
2)が塗布され、その後、最後の第3印刷ユニット(31c)
で透明の接着剤(30)が塗布される構成である。
【0004】その後、ラベル用紙(1) の表面に透明樹脂
からなる被覆シート(2) を貼着させる。前記印刷セクシ
ョン(P) で、接着剤(30)がラベル用紙(1) の表面全域に
塗布された場合では、被覆シート(2) はラベル用紙(1)
の表面全域に貼着し、接着剤(30)がラベル用紙(1) の表
面の一部に塗布された場合では、被覆シート(2) はラベ
ル用紙(1) の表面のうち、接着剤(30)の塗布域にのみに
貼着することとなる。
【0005】そして、打ち抜きセクション(N) で、ラベ
ル用紙(1) と被覆シート(2) のみが所定の製品ラベル
(R) の形状に打ち抜かれ、この打ち抜きセクション(N)
の後に位置するスクラップ除去セクションで、前記製品
ラベル(R) の外周域にあるスクラップ部(S) が剥離台紙
(10)上から剥離除去される。尚、被覆シート(2) がラベ
ル用紙(1) の表面に部分的に形成された接着剤(30)の塗
布域にのみ貼着する場合には、上記打ち抜きセクション
(N) において、製品ラベル(R) の外周に沿ってラベル用
紙(1) と被覆シート(2) が共に打ち抜きかれると同時
に、被覆シート(2) の貼着部分の外周に沿って被覆シー
ト(2) のみが打ち抜かれる。
【0006】これにより、剥離台紙(10)の上に、表面の
全部又は一部に被覆シート(2) が貼着してなるラベル
(R) が連続的に配列されたラベル連続体が完成する。上
記の如く製造された製品ラベル(R) の表面は、被覆シー
ト(2) によって全域的又は部分的に保護されると共に被
覆シート(2) の光沢がそのままラベル(R) の光沢となる
ため、仕上がりの美しいラベル(R) を提供することがで
きる。
【0007】又、この製造方法では、従来の印刷ユニッ
トで、接着剤(30)をラベル用紙(1)の上に塗布できるよ
うにしたから、その上に貼着させる被覆シート(2) の裏
面には接着剤及びそれを被覆する剥離紙を設ける必要が
ない。よって、接着剤付きの被覆シートをラベル用紙
(1) の表面に貼着させる形式の製造方法よりも、前記剥
離紙の分、安価に製作することができる。
【0008】このことは、接着剤(30)を塗布する為の装
置を、印刷セクション(P) に続けて別途設ける構成とし
ても同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の製造方法では、光沢部分を形成するため
に、被覆シート(2) で接着剤塗布域を被覆させなければ
ならず、ラベル1枚毎に被覆シート(2) 分の費用が必要
である上に、場合によっては被覆シート(2) の被覆域の
外周を打ち抜く工程が別途必要であった。
【0010】又、接着不良によって、被覆シート(2) が
不用意にラベル用紙(1) から部分的に剥離した場合、見
苦しくなるといった不都合もあった。請求項1及び2記
載の発明は、ラベル等の用紙の表面に光沢部を形成する
光沢表面形成方法において、製造工程の簡略化を図ると
共に製造コストを削減できるようにすることを課題とす
るものであり、請求項3から請求項9に記載の発明は、
光沢表面が形成されたラベルの製造方法において、上記
課題と同様の課題を解決するものとする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、『用紙表面のうち光沢
表面に仕上げるべき範囲に接着性を有する光沢剤を塗布
する光沢剤塗布工程と、前記光沢剤塗布工程で塗布され
た未硬化状態の前記光沢剤の表面を押圧により平滑化す
る平滑面化工程とからなり、前記平滑面化工程と同時又
はその後に前記光沢剤を硬化させるようにしたこと』を
特徴としたものである。
【0012】尚、前記光沢剤としては、請求項2記載の
発明のように『印刷インクと接着剤の混合剤とした』場
合、従来の印刷装置を用いて、前記光沢剤を用紙表面に
塗布することができる。このような光沢剤では、前記用
紙表面に塗布されたままの状態ではその表面はでこぼこ
しているため、このままでは光沢は得られない。そこ
で、次の平滑面化工程において、前記光沢剤の表面を平
滑化することにより、前記光沢剤の表面は光沢面とな
る。さらに、前記平滑面化工程と同時又はその後に前記
光沢剤は硬化するように設定したから、前記光沢剤の表
面に被覆シートを貼着させなくても、その表面がべたつ
くことはない。
【0013】請求項3記載の発明は、『ラベル用紙のう
ち光沢表面に仕上げるべき範囲に光沢剤を塗布する光沢
剤塗布工程と、前記光沢剤の表面を平滑化する平滑面化
工程と、前記光沢剤の塗布域を含む所定範囲を所定の形
状に打ち抜く打ち抜き工程とからなり、前記平滑面化工
程と同時又はその後に前記光沢剤を硬化させるようにし
たこと』を特徴とするものである。
【0014】尚、前記光沢剤としては、請求項4記載の
発明のように『印刷インクと接着剤の混合剤』が採用可
能である。ラベルによっては、光沢剤塗布工程の前に、
前記ラベル用紙の表面に所定の図柄等を印刷する印刷工
程を設けておいても良い。この場合、前記印刷工程で印
刷された印刷部を含む前記ラベル用紙の表面全域又は一
部分に光沢剤が塗布されることとなる。尚、前記光沢剤
を構成する前記印刷インク及び接着剤を透明に設定して
おけば、印刷部分の上に前記光沢剤を塗布しても、光沢
剤を介して前記印刷部を透視することができる。
【0015】塗布されたままの前記光沢剤の表面はでこ
ぼこしているが、次の平滑面化工程において、前記光沢
剤の表面は平滑面となる。これにより、前記光沢剤の塗
布域が光沢部となる。尚、前記光沢剤を構成する前記接
着剤の接着力は、通常の印刷インクと同様に、印刷工程
における転写ローラから印刷用版に転移可能で、又、印
刷用版から前記ラベル用紙の表面に転写可能な程度に弱
く設定しておけば、従来のラベルの印刷装置の印刷ユニ
ットに印刷インクと同様に対応させるだけで印刷用版に
倣った形状に塗布できるとともに、前記平滑面化工程に
おいて、前記光沢剤の表面は容易に平滑化することがで
きる。さらに、前記光沢剤の表面が平滑化されると同時
又はその後に、硬化するように設定したから、前記光沢
剤の表面に被覆シートを貼着させなくても、その表面が
べたつくことはなく、光沢部として機能することとな
る。
【0016】そして、前記打ち抜き工程において、前記
ラベル用紙を、前記光沢剤が塗布されている範囲を含む
ように製品ラベルの形状に打ち抜けば、光沢表面を具備
するラベルが完成する。又、請求項5記載の発明は、請
求項3又は4記載の発明の構成のうち、『前記平滑面化
工程は、前記光沢剤の表面に対して、剥離性表面を転が
り接触状態に押圧させる工程とした』ものである。ここ
で、剥離性表面とは、例えば、シリコン被膜等によって
表面が形成された剥離性に富んだ表面とする。
【0017】又、転がり接触状態に押圧させるとは、例
えば、同期的に駆動する一対のローラのうち、前記光沢
剤の表面に対応する側のローラの表面を剥離性表面と
し、これらローラ間にラベル用紙を挿通させる。これに
より、前記光沢剤の表面は、前記ローラの剥離性表面に
よって転がり接触状態に押圧されて平滑化されることと
なる。
【0018】尚、請求項6記載の発明のように、請求項
5記載の発明の構成のうち、『前記剥離性表面は剥離シ
ートの剥離面とし、前記光沢剤の表面に、前記剥離面が
一対のピンチローラにより前記ラベル用紙と共に挟圧さ
れるようにし』ても良い。この場合、前記剥離シートを
無端の帯状シートとし、その剥離面が外側となるよう
に、前記一対のピンチローラを含む複数のローラに掛
け、各ローラの回転に伴って、回転走行するように設定
しておけば、前記剥離シートに無駄がない。又、前記光
沢剤を構成する接着剤の接着力を前記剥離シートの剥離
面が貼着しても容易に剥離される程度に弱く設定してお
けば、前記ピンチローラによって、前記光沢剤の表面に
前記剥離シートの剥離面が対応するように、前記ラベル
用紙と剥離シートとを挟圧しても、前記ピンチローラの
回転に伴って、両者は容易に離反することとなる。そし
て、離反と同時に、前記光沢剤の表面は平滑化されてい
る。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項3又は4記
載の発明の構成のうち、『前記平滑面化工程は、前記光
沢剤の表面を平滑な剥離面で押圧する押圧工程とした』
もので、平滑な剥離面を前記ラベル用紙に対して昇降さ
せるとともに、前記剥離面の最降下位置において前記光
沢剤の表面が軽く押さえられるようにその高さを設定し
ておけば、前記光沢剤の表面は、前記剥離面に押圧され
ることによって平滑化される。
【0020】さらに、請求項3から7記載の発明の構成
のうち、請求項8記載の発明のように、『前記平滑面化
工程後に、前記光沢剤塗布工程で塗布された前記光沢剤
の表面の乾燥を促す乾燥促進工程設け』ておけば、前記
平滑面化工程で平滑化させた前記光沢剤の表面を積極的
に乾燥させることができる。具体的には、請求項9記載
の発明のように、『前記光沢剤は、紫外線硬化型の印刷
インクと接着剤との混合剤とし、前記印刷インクと前記
接着剤との重量比は、60:40から80:20、好ま
しくは70:30とし、前記平滑面化工程後に、紫外線
を照射させる紫外線照射工程を設ける』方法が考えられ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1及び2記載の発明は、光沢剤を塗布し、その表面を
平滑化するだけで、前記光沢剤塗布域が光沢部となるよ
うにしたから、従来の被覆シートを貼着させる必要がな
く、その分、コストを削減することができる上に、用紙
表面に容易に光沢面を形成することができる。
【0022】請求項3及び4記載の発明は、従来の被覆
シートを貼着させなくても、製品ラベルの範囲内に光沢
剤を塗布して、その表面を平滑化するだけで、光沢表面
を具備するラベルを製造することができるから、光沢表
面を具備するラベルの製造コストを削減することができ
る。又、被覆シートを貼着させる工程と、被覆シートを
ラベル用紙上に部分的に貼着させた場合に前記被覆シー
トのみを打ち抜く工程とを設ける必要がないから、表面
に光沢部を有するラベルの製造工程を簡略化することが
できる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項3及び4記
載の発明の効果に加えて、剥離性表面を前記光沢剤の表
面に対して転がり接触状態に押圧させるだけで、前記光
沢剤の表面を平滑面とすることができるようにしたか
ら、前記光沢剤の表面の平滑化を容易に行えるという効
果がある。請求項6記載の発明は、請求項5に記載の発
明の効果に加えて、平滑面化工程において、剥離シート
を、回転走行する1枚の帯状シートとすれば、材料に無
駄がない。よって、製造コストを上げることなく光沢剤
の表面に平滑面を形成することができるという効果があ
る。
【0024】請求項7記載の発明では、請求項3及び4
に記載の発明の効果に加えて、前記光沢剤の表面を平滑
な剥離面で押圧することにより、前記光沢剤の表面全域
に均等な力を同時に加えることができるから、前記光沢
剤の表面は確実に且容易に平滑化できるという効果があ
る。請求項8記載の発明のものは、上記各請求項の効果
と同様の効果を有すると共に、前記平滑面化工程後に光
沢剤の表面を積極的に硬化させるようにしたから、前記
光沢剤の表面を平滑化する前に前記表面が硬化する不都
合がなく、又、平滑化後の前記光沢剤の硬化を速めるこ
とにより、打ち抜き後の製品ラベル相互が不用意に貼着
し合ったり、光沢剤の表面に埃等が付着するといった不
都合が防止できる。
【0025】さらに、請求項9記載の発明のものでは、
光沢剤を、紫外線硬化型の印刷用インクとしたから、前
記光沢剤の塗布作業の困難性がなく、又、細部でも塗布
することができる上に、塗布不良も生じない。さらに、
前記光沢剤は前記平滑面化工程後に設けた紫外線照射工
程で硬化するように設定したから、光沢剤の塗布完了時
から平滑面化工程に至るまでの間に前記光沢剤が硬化し
てしまう不都合がない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図示例と共に説明する。図1に示すものは、本発明の第
1番目の実施の形態の光沢表面を具備するラベルの製造
方法を示す説明図である。この実施の形態では、ラベル
用紙(1) の裏面に接着層(12)が形成されており、その接
着層(12)を剥離台紙(10)によって被覆することにより、
帯状シート(13)が構成されている。帯状シート(13)はロ
ール状に巻き取られており、剥離台紙(10)が下になるよ
うに引き出されて、間欠走行しながら各セクションに送
られて行く。
【0027】本発明の方法を実施する為に印刷セクショ
ン(P) に設けられているラベル印刷装置としては、従来
の多色刷りの印刷装置が採用でき、同図に示すものは、
3つの印刷ユニット(31a)(31b)(31c) を具備する装置を
用いている。上記したように引き出された帯状シート(1
3)は、まず、印刷セクション(P) に送り込まれ、帯状シ
ート(13)の移動停止時において、先の2つの第1及び第
2印刷ユニット(31a)(31b)でラベル用紙(1) の表面に印
刷インク(32)が塗布されて、文字や図形からなる印刷部
が形成される。
【0028】そして、最後の第3印刷ユニット(31c) に
おいて、前記印刷部の上から、透明の光沢剤(30a) が塗
布される。このままの状態では、光沢剤(30a) の上面
は、図2に示すように、凹凸面となっている。光沢剤(3
0a) としては、透明インクにエマルジョンタイプの透明
の接着剤を含有させたものを採用しており、前記印刷部
のうち、図柄部分の上面に部分的に塗布されるものとす
る。
【0029】尚、前記透明インクと前記接着剤との重量
比は約60:40〜80:20とし、好ましくは、7
0:30とする。この光沢剤(30a) の剥離抵抗力は、平
滑化のために合成樹脂製のシートを押し付けても容易に
剥離できる程、極弱いものであった。その後、この例で
は、光沢剤(30a) の表面に、シリコン樹脂層等の剥離性
表面とした剥離面を具備する剥離シート(22)を転がり接
触状態に押し付けるが、この剥離シート(22)は、無端の
帯状に構成されており、3つのローラ(4a)(4b)(4c)に、
前記剥離面が外側となるように掛けられた状態で走行す
る。
【0030】帯状シート(13)は、同期的に駆動される一
対のピンチローラ(4b)(4d)間に、剥離シート(22)と共に
挿通走行させられる。この間に、ラベル用紙(1) の表面
に剥離シート(22)の剥離面が転がり接触状態に押圧する
こととなり、これにより、光沢剤(30a) の表面は平滑化
される。尚、光沢剤(30a) の表面の接着力は上記した程
度であるから、この表面に、剥離シート(22)の剥離面を
押し付けても、剥離シート(22)の走行に伴って、剥離シ
ート(22)の剥離面は、光沢剤(30a) の表面からスムーズ
に剥離されることとなる。
【0031】そして、次の打ち抜きセクション(N) で、
ラベル用紙(1) のみが、前記印刷部と光沢剤(30a) の塗
布域を含む製品ラベル(R) の形状に沿って打ち抜かれ
る。次いで、この打ち抜きセクション(N) の後工程で、
製品ラベル(R) の外周域にあるラベル用紙(1) のスクラ
ップ部(S) が除去されて、このスクラップ部(S) と、剥
離台紙(10)の上に製品ラベル(R) が連続的に配列された
ラベル連続体とが別個に巻き取られる。
【0032】上記製造方法によって製造された製品ラベ
ル(R) は、表面に印刷部が形成され、その一部に、光沢
剤(30a) が塗布された態様となる。光沢剤(30a) は上記
したように透明であるから、印刷インク(32)によって合
成着色される図柄等が光沢剤(30a) を介して透視できる
上に、光沢剤(30a) の表面は平滑に形成されることか
ら、光沢剤(30a) の塗布域には光沢が認められることと
なる。
【0033】光沢剤(30a) は、上記したように接着力を
弱く設定してあるが、製品ラベル(R) 相互が貼着し合っ
たり、不用意に他の箇所に貼着したり、又は表面に埃等
が貼着したりする不都合がないように、帯状シート(13)
を押えローラ(4b)と駆動ローラ(4d)との間を挿通させた
後で、且、打ち抜きセクション(N) の前に、乾燥促進部
を設けて、光沢剤(30a) の乾燥硬化を促進させておくと
良い。
【0034】前記光沢剤(30a) としては、紫外線硬化型
のUVインクと同じ紫外線硬化型のエマルジョンタイプ
の接着剤を含有する混合剤が採用可能である。この光沢
剤(30a) は、紫外線を照射することにより硬化する形式
のものであるから、図1の二点鎖線で示す紫外線照射部
(M) を設けておけば良い。尚、この場合、紫外線照射部
(M) が前記乾燥促進部として機能することとなる。
【0035】又、光沢剤(30a) の表面を平滑化するため
に、剥離シート(22)に代えて、図3に示すような、下面
が平滑な剥離面(50)である押圧板(5) を昇降自在に設け
ても良い。この場合、押圧板(5) の最降下位置におい
て、前記平滑な剥離面(50)が、ラベル用紙(1) の表面の
印刷インク(23)の上に塗布されている光沢剤(30a) を軽
く押える程度に、押圧板(5) の最降下位置の高さを設定
しておく。
【0036】光沢剤(30a) の接着力を上記した程度に弱
く設定しておけば、剥離面(50)で光沢剤(30a) の表面を
押えた後に、押圧板(5) が上昇しても、光沢剤(30a) は
剥離面(50)からスムーズに離反することとなり、光沢剤
(30a) が押圧板(5) に付着した状態で帯状シート(13)が
部分的に浮き上がるといった不都合はない。この実施の
形態のものでは、光沢剤(30a) の表面全域が押圧板(5)
の剥離面(50)によって、一度に均等な力で押えられるこ
ととなる。これにより、光沢剤(30a) の表面は容易に且
確実に平滑化されることとなる。
【0037】尚、光沢剤(30a) としては、用途に応じ
て、半透明のもの、不透明のものも採用可能であり、
又、塗布域も、印刷インクの非塗布域であっても、製品
ラベル(R) の全面であっても良いことは言うまでもな
い。上記各実施の形態では、印刷ユニット(P) を構成し
ている第3印刷ユニット(31c) で光沢剤(30a) を塗布で
きるように設定したが、図4に示すように、光沢剤(30
a) を塗布する為の光沢剤塗布装置(31d) を、印刷ユニ
ット(P) とは別に設ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1番目の実施の形態の光沢表面を具
備するラベルの製造方法を示す説明図。
【図2】平滑化される前の光沢剤の状態を示す説明図。
【図3】本発明の実施の形態の平滑面化工程の他の例を
示す説明図。
【図4】光沢剤塗布装置を印刷ユニットとは別に設けた
例を示す説明図。
【図5】従来の光沢表面を具備するラベルの製造方法を
示す説明図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・・・ラベル用紙 (30)・・・・・・・光沢剤 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 光沢表面を具備するラベルの製造方
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】又、接着不良によって、被覆シート(2) が
不用意にラベル用紙(1) から部分的に剥離した場合、見
苦しくなるといった不都合もあった。請求項1記載の発
明は、光沢表面が形成されたラベルの製造方法におい
て、製造工程の簡略化を図ると共に製造コストを削減で
きるようにすることを課題とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、『ラベル用紙のうち光
沢表面に仕上げるべき範囲に光沢剤を塗布する光沢剤塗
布工程と、前記光沢剤の表面を平滑化する平滑面化工程
と、前記光沢剤の塗布域を含む所定範囲を所定の形状に
打ち抜く打ち抜き工程とからなり、前記光沢剤は、印刷
インクと接着剤の混合剤とするとともに印刷装置の印刷
ユニットの印刷用版によって塗布されるものとし、前記
平滑面化工程は、前記光沢剤の表面に対して剥離性表面
が転がり接触状態に押圧される工程であって、前記剥離
性表面は剥離シートの剥離面とするとともに、前記剥離
シートの剥離面を押圧させるべく、一対のピンチローラ
により前記剥離シートを前記ラベル用紙と共に挟圧する
工程とし、前記平滑面化工程と同時又はその後に前記光
沢剤を硬化させるようにした』ことを特徴としたもので
ある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】尚、前記光沢剤としては、印刷インクと接
着剤の混合剤としたから、従来の印刷装置を用いて、前
記光沢剤をラベル用紙表面に塗布することができる。こ
のような光沢剤では、前記ラベル用紙表面に塗布された
ままの状態ではその表面はでこぼこしているため、この
ままでは光沢は得られない。そこで、次の平滑面化工程
において、前記光沢剤の表面を平滑化することにより、
前記光沢剤の表面は光沢面となる。さらに、前記平滑面
化工程と同時又はその後に前記光沢剤は硬化するように
設定したから、前記光沢剤の表面に被覆シートを貼着さ
せなくても、その表面がべたつくことはない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】光沢剤塗布工程の前に、前記ラベル用紙の
表面に所定の図柄等を印刷する印刷工程を設けた場合、
前記印刷工程で印刷された印刷部を含む前記ラベル用紙
の表面全域又は一部分に光沢剤が塗布されることとな
る。尚、前記光沢剤を構成する前記印刷インク及び接着
剤を透明に設定しておけば、印刷部分の上に前記光沢剤
を塗布しても、光沢剤を介して前記印刷部を透視するこ
とができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】そして、前記打ち抜き工程において、前記
ラベル用紙を、前記光沢剤が塗布されている範囲を含む
ように製品ラベルの形状に打ち抜けば、光沢表面を具備
するラベルが完成する。尚、前記平滑面化工程は、前記
光沢剤の表面に対して剥離性表面を転がり接触状態に押
圧させる工程とし、ここで、剥離性表面とは、例えば、
シリコン被膜等によって表面が形成された剥離性に富ん
だ表面とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】尚、前記剥離性表面は剥離シートの剥離面
とし、前記光沢剤の表面に、前記剥離面が一対のピンチ
ローラにより前記ラベル用紙と共に挟圧されるようにす
るために、前記剥離シートを無端の帯状シートとし、そ
の剥離面が外側となるように、前記一対のピンチローラ
を含む複数のローラに掛け、各ローラの回転に伴って、
回転走行するように設定しておけば、前記剥離シートに
無駄がない。又、前記光沢剤を構成する接着剤の接着力
を前記剥離シートの剥離面が貼着しても容易に剥離され
る程度に弱く設定しておけば、前記ピンチローラによっ
て、前記光沢剤の表面に前記剥離シートの剥離面が対応
するように、前記ラベル用紙と剥離シートとを挟圧して
も、前記ピンチローラの回転に伴って、両者は容易に離
反することとなる。そして、離反と同時に、前記光沢剤
の表面は平滑化されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さらに、請求項1記載の発明の構成のう
ち、請求項2記載の発明のように、『前記平滑面化工程
後に、前記光沢剤塗布工程で塗布された前記光沢剤の表
面の乾燥を促す乾燥促進工程設け』ておけば、前記平滑
面化工程で平滑化させた前記光沢剤の表面を積極的に乾
燥させることができる。具体的には、請求項3記載の発
明のように、『前記光沢剤は、紫外線硬化型の印刷イン
クと接着剤との混合剤とし、前記印刷インクと前記接着
剤との重量比は、60:40から80:20、好ましく
は70:30とし、前記平滑面化工程後に、紫外線を照
射させる紫外線照射工程を設ける』方法が考えられる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、従来の被覆シートを貼着させなくて
も、製品ラベルの範囲内に光沢剤を塗布して、その表面
を平滑化するだけで、光沢表面を具備するラベルを製造
することができるから、光沢表面を具備するラベルの製
造コストを削減することができる。又、被覆シートを貼
着させる工程と、被覆シートをラベル用紙上に部分的に
貼着させた場合に前記被覆シートのみを打ち抜く工程と
を設ける必要がないから、表面に光沢部を有するラベル
の製造工程を簡略化することができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】又、平滑面化工程において、剥離性表面を
前記光沢剤の表面に対して転がり接触状態に押圧させる
だけで、前記光沢剤の表面を平滑面とすることができる
ようにしたから、前記光沢剤の表面の平滑化を容易に行
えるという効果がある。前記剥離性表面は剥離シートの
剥離面とするとともに、前記剥離シートを、回転走行す
る1枚の帯状とシートとすれば、材料に無駄がない。よ
って、製造コストを上げることなく光沢剤の表面に平滑
面を形成することができるという効果がある。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項2記載の発明のものは、上記請求項
1の効果と同様の効果を有すると共に、前記平滑面化工
程後に光沢剤の表面を積極的に硬化させるようにしたか
ら、前記光沢剤の表面を平滑化する前に前記表面が硬化
する不都合がなく、又、平滑化後の前記光沢剤の硬化を
速めることにより、打ち抜き後の製品ラベル相互が不用
意に貼着し合ったり、光沢剤の表面に埃等が付着すると
いった不都合が防止できる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】さらに、請求項3記載の発明のものでは、
光沢剤を、紫外線硬化型の印刷用インクとしたから、前
記光沢剤の塗布作業の困難性がなく、又、細部でも塗布
することができる上に、塗布不良も生じない。さらに、
前記光沢剤は前記平滑面化工程後に設けた紫外線照射工
程で硬化するように設定したから、光沢剤の塗布完了時
から平滑面化工程に至るまでの間に前記光沢剤が硬化し
てしまう不都合がない。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙表面のうち光沢表面に仕上げるべき
    範囲に接着性を有する光沢剤を塗布する光沢剤塗布工程
    と、 前記光沢剤塗布工程で塗布された未硬化状態の前記光沢
    剤の表面を押圧により平滑化する平滑面化工程とからな
    り、 前記平滑面化工程と同時又はその後に前記光沢剤を硬化
    させるようにしたことを特徴とする光沢表面形成方法。
  2. 【請求項2】 前記光沢剤は、印刷インクと接着剤の混
    合剤とした請求項1に記載の光沢表面形成方法。
  3. 【請求項3】 ラベル用紙のうち光沢表面に仕上げるべ
    き範囲に光沢剤を塗布する光沢剤塗布工程と、 前記光沢剤の表面を平滑化する平滑面化工程と、 前記光沢剤の塗布域を含む所定範囲を所定の形状に打ち
    抜く打ち抜き工程とからなり、 前記平滑面化工程と同時又はその後に前記光沢剤を硬化
    させるようにしたことを特徴とする光沢表面を具備する
    ラベルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記光沢剤は、印刷インクと接着剤の混
    合剤とした請求項3に記載の光沢表面を具備するラベル
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記平滑面化工程は、前記光沢剤の表面
    に対して、剥離性表面を転がり接触状態に押圧させる工
    程とした請求項3又は4に記載の光沢表面を具備するラ
    ベルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記剥離性表面は剥離シートの剥離面と
    し、前記光沢剤の表面に、前記剥離面が一対のピンチロ
    ーラにより前記ラベル用紙と共に挟圧されるようにした
    請求項5に記載の光沢表面を具備するラベルの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記平滑面化工程は、前記光沢剤塗布工
    程で塗布された前記光沢剤の表面を、平滑な剥離面で押
    圧する押圧工程としたことを特徴とする請求項3又は4
    に記載の光沢表面を具備するラベルの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記平滑面化工程後に、前記光沢剤塗布
    工程で塗布された前記光沢剤の表面の乾燥を促す乾燥促
    進工程を設けた請求項3から7のいずれかに記載の光沢
    表面を具備するラベルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記光沢剤は、紫外線硬化型の印刷イン
    クと接着剤との混合剤とし、前記印刷インクと前記接着
    剤との重量比は、60:40から80:20、好ましく
    は70:30とし、前記平滑面化工程後に、紫外線を照
    射させる紫外線照射工程を設けた請求項3から8のいず
    れかに記載の光沢表面を具備するラベルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101523041B1 (ko) * 2014-09-16 2015-05-26 이동연 이형지가 없는 라벨 스티커 제조방법 및 이에 의해 제조된 이형지가 없는 라벨 스티커
JP2019174660A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社フジシール ラベル基材の製造方法

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