JPH11209861A - 溶融めっき方法およびその装置 - Google Patents
溶融めっき方法およびその装置Info
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- JPH11209861A JPH11209861A JP1097298A JP1097298A JPH11209861A JP H11209861 A JPH11209861 A JP H11209861A JP 1097298 A JP1097298 A JP 1097298A JP 1097298 A JP1097298 A JP 1097298A JP H11209861 A JPH11209861 A JP H11209861A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋼線の界面でのめっき濡性を向上し、均一で
安定しためっき線を生成する溶融めっき方法及びその装
置を提供する。 【解決手段】 溶融Al6を蓄える溶融槽5と、溶融槽
5内の溶融Al6に鋼線11をガイドするガイド筒3
と、ガイド筒3に接続される断熱筒4と、ガイド筒3の
鋼線11の挿入口を塞ぐシールダイス2と、ガイド筒3
に接続された真空ポンプ1を有する。断熱筒4は、その
開口部を溶融Al6の液面より下になるように接触さ
れ、真空ポンプ1は、ガイド筒3および断熱筒4内の減
圧室18を所定の真空度まで減圧し、鋼線11は、減圧
室18内で溶融Al6に浸漬される。
安定しためっき線を生成する溶融めっき方法及びその装
置を提供する。 【解決手段】 溶融Al6を蓄える溶融槽5と、溶融槽
5内の溶融Al6に鋼線11をガイドするガイド筒3
と、ガイド筒3に接続される断熱筒4と、ガイド筒3の
鋼線11の挿入口を塞ぐシールダイス2と、ガイド筒3
に接続された真空ポンプ1を有する。断熱筒4は、その
開口部を溶融Al6の液面より下になるように接触さ
れ、真空ポンプ1は、ガイド筒3および断熱筒4内の減
圧室18を所定の真空度まで減圧し、鋼線11は、減圧
室18内で溶融Al6に浸漬される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属線条体の溶融
めっき方法およびその装置に関し、特に、鋼線や条材の
周囲にAl(アルミニウム)、Zn(亜鉛)、又はAl
−Zn合金などの金属を溶融めっきする方法およびその
装置に関する。
めっき方法およびその装置に関し、特に、鋼線や条材の
周囲にAl(アルミニウム)、Zn(亜鉛)、又はAl
−Zn合金などの金属を溶融めっきする方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、フラックス処理を伴う従来の溶
融めっき装置を示す。この溶融めっき装置20は、フラ
ックス処理装置13と、溶融槽5と、浸漬ロール7と、
絞りダイス8と、ガイドガイドロール14を備えてい
る。フラックス処理装置13と溶融槽5の間には乾燥装
置が配置されるが、説明を省略する。
融めっき装置を示す。この溶融めっき装置20は、フラ
ックス処理装置13と、溶融槽5と、浸漬ロール7と、
絞りダイス8と、ガイドガイドロール14を備えてい
る。フラックス処理装置13と溶融槽5の間には乾燥装
置が配置されるが、説明を省略する。
【0003】上述の溶融めっき装置20において、前処
理として研磨洗浄が施された鋼線11に、フラックス処
理装置13でフラックス処理及び予熱を行い、ガイドガ
イドロール14を介して溶融槽5に送られる。鋼線11
は、溶融槽5の溶融Al6中に浸漬ロール7によって浸
され、Alめっきが施される。Alめっきが施された鋼
線11は、絞りダイス8によって、鋼線11に付着した
余分な溶融Al6を絞り取り、Alめっき線12が生成
される。
理として研磨洗浄が施された鋼線11に、フラックス処
理装置13でフラックス処理及び予熱を行い、ガイドガ
イドロール14を介して溶融槽5に送られる。鋼線11
は、溶融槽5の溶融Al6中に浸漬ロール7によって浸
され、Alめっきが施される。Alめっきが施された鋼
線11は、絞りダイス8によって、鋼線11に付着した
余分な溶融Al6を絞り取り、Alめっき線12が生成
される。
【0004】このフラックス処理を伴う従来の溶融めっ
き装置20によると、前処理の研磨洗浄やフラックス処
理で使用された廃液の処理が必要となるため、新規の設
備には採用しにくくなっていた。このため、従来からフ
ラックス処理を行わずに還元雰囲気を使用して溶融めっ
きを行う方法が採られていた。
き装置20によると、前処理の研磨洗浄やフラックス処
理で使用された廃液の処理が必要となるため、新規の設
備には採用しにくくなっていた。このため、従来からフ
ラックス処理を行わずに還元雰囲気を使用して溶融めっ
きを行う方法が採られていた。
【0005】図3は、還元雰囲気を使用した従来の溶融
めっき装置を示す。この溶融めっき装置21は、酸化焼
鈍装置15と、還元装置16と、溶融槽5と、浸漬ロー
ル7と、絞りダイス8と、ガイドロール14を備えてい
る。
めっき装置を示す。この溶融めっき装置21は、酸化焼
鈍装置15と、還元装置16と、溶融槽5と、浸漬ロー
ル7と、絞りダイス8と、ガイドロール14を備えてい
る。
【0006】上述の溶融めっき装置21において、鋼線
11に酸化焼鈍装置15で酸化焼鈍処理を行った後、還
元装置16で水素(H2)ガス又は水素ガスと窒素ガス
との混合ガスによって還元雰囲気処理を行い、ガイドロ
ール14を介して溶融槽5に送られる。鋼線11は、溶
融槽5の溶融Al6中に浸漬ロール7によって浸され、
Alめっきが施される。Alめっきが施された鋼線11
は、絞りダイス8によって、鋼線11に付着した余分な
溶融Al6を絞り取り、Alめっき線12が生成され
る。
11に酸化焼鈍装置15で酸化焼鈍処理を行った後、還
元装置16で水素(H2)ガス又は水素ガスと窒素ガス
との混合ガスによって還元雰囲気処理を行い、ガイドロ
ール14を介して溶融槽5に送られる。鋼線11は、溶
融槽5の溶融Al6中に浸漬ロール7によって浸され、
Alめっきが施される。Alめっきが施された鋼線11
は、絞りダイス8によって、鋼線11に付着した余分な
溶融Al6を絞り取り、Alめっき線12が生成され
る。
【0007】この還元雰囲気による従来の溶融めっき方
法および装置においては、鋼線11の活性面処理が難し
く、熱的に鋼線11が軟化材の特性になってしまうた
め、機械的な研磨法によって鋼線11の表面処理を行っ
ている。従って、この表面処理が不十分な場合には、め
っきが不十分または不均一になる。
法および装置においては、鋼線11の活性面処理が難し
く、熱的に鋼線11が軟化材の特性になってしまうた
め、機械的な研磨法によって鋼線11の表面処理を行っ
ている。従って、この表面処理が不十分な場合には、め
っきが不十分または不均一になる。
【0008】また、めっき線(Alめっき線12)の耐
食性を考慮すると、めっき処理における鋼線11の走行
速度を大きくしてめっき層の厚さを厚くするのが望まし
いが、鋼線11の溶融金属(溶融Al6)中への浸漬時
間が短くなるため、めっき反応の時間が短くなり、部分
的にめっきが施されない部分が生じ、不めっきが生じや
すい。
食性を考慮すると、めっき処理における鋼線11の走行
速度を大きくしてめっき層の厚さを厚くするのが望まし
いが、鋼線11の溶融金属(溶融Al6)中への浸漬時
間が短くなるため、めっき反応の時間が短くなり、部分
的にめっきが施されない部分が生じ、不めっきが生じや
すい。
【0009】従って、還元雰囲気による従来の溶融めっ
き方法およびその装置においては、鋼線の浸漬時間を長
くするために、鋼線の走行速度を遅くしたり、溶融槽を
大きくするなどの方法を採って、めっき線のめっき層を
均一にしている。
き方法およびその装置においては、鋼線の浸漬時間を長
くするために、鋼線の走行速度を遅くしたり、溶融槽を
大きくするなどの方法を採って、めっき線のめっき層を
均一にしている。
【0010】図4は、従来の他の溶融めっき装置(実開
昭60−172762号公報)を示す。この溶融めっき
装置22は、溶融Al6を有する溶融槽5と、浸漬ロー
ル7と、ガイドロール14と、筒体17と、筒体17に
接続された真空ポンプ1と、筒体17の出口部に設けら
れた絞りダイス8とを備えている。ここで、筒体17
は、一方の開口部を溶融槽5の溶融Al6中に浸されて
おり、また、他方の開口部は絞りダイス8によって密封
されている。更に、真空ポンプ1によって筒体17内を
減圧し、筒体17内に減圧室18を形成する。
昭60−172762号公報)を示す。この溶融めっき
装置22は、溶融Al6を有する溶融槽5と、浸漬ロー
ル7と、ガイドロール14と、筒体17と、筒体17に
接続された真空ポンプ1と、筒体17の出口部に設けら
れた絞りダイス8とを備えている。ここで、筒体17
は、一方の開口部を溶融槽5の溶融Al6中に浸されて
おり、また、他方の開口部は絞りダイス8によって密封
されている。更に、真空ポンプ1によって筒体17内を
減圧し、筒体17内に減圧室18を形成する。
【0011】上述の溶融めっき装置22において、鋼線
11は、ガイドロール14を介して溶融槽5に送られ
る。鋼線11は、溶融槽5の溶融Al6中に浸漬ロール
7によって浸され、Alめっきが施される。Alめっき
が施された鋼線11は、筒体17の減圧室18に送ら
れ、筒体17の出口開口部に設けられた絞りダイス8に
よって、鋼線11に付着した余分な溶融Al6を絞り取
り、Alめっき線12が生成される。
11は、ガイドロール14を介して溶融槽5に送られ
る。鋼線11は、溶融槽5の溶融Al6中に浸漬ロール
7によって浸され、Alめっきが施される。Alめっき
が施された鋼線11は、筒体17の減圧室18に送ら
れ、筒体17の出口開口部に設けられた絞りダイス8に
よって、鋼線11に付着した余分な溶融Al6を絞り取
り、Alめっき線12が生成される。
【0012】この溶融めっき方法およびその装置22に
おいては、鋼線11にめっき処理を施した後、絞りダイ
スで鋼線11に付着した余分な溶融Al6を絞り取るま
での間を、真空ポンプで減圧することによって、均一な
めっき層を有するAlめっき線12を生成している。
おいては、鋼線11にめっき処理を施した後、絞りダイ
スで鋼線11に付着した余分な溶融Al6を絞り取るま
での間を、真空ポンプで減圧することによって、均一な
めっき層を有するAlめっき線12を生成している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示した従来の溶融めっき装置によれば、鋼線の溶融金属
への浸漬時間を長くしているため、溶融槽が大きくなり
装置が大型になったり、鋼線の速度を遅くするため生産
性が低下するという問題があった。
示した従来の溶融めっき装置によれば、鋼線の溶融金属
への浸漬時間を長くしているため、溶融槽が大きくなり
装置が大型になったり、鋼線の速度を遅くするため生産
性が低下するという問題があった。
【0014】また、鋼線の溶融金属への浸漬時間を長く
しているため、界面での鋼線と溶融金属の拡散反応が進
行し、脆い合金層が発生するという問題があった。更
に、この合金層の厚さが大きくなると、後の加工処理な
どで界面剥離を生じ、耐食性が低下し、品質が悪くなる
という問題があった。
しているため、界面での鋼線と溶融金属の拡散反応が進
行し、脆い合金層が発生するという問題があった。更
に、この合金層の厚さが大きくなると、後の加工処理な
どで界面剥離を生じ、耐食性が低下し、品質が悪くなる
という問題があった。
【0015】また、図2および図3に示した従来の溶融
めっき装置によれば、鋼線が予熱されたとしても、鋼線
温度が溶融Al融点より低いため、浸漬直後の鋼線と溶
融金属との反応で鋼線の表面に凝固層が成長し、空気や
還元ガスを取り込んでしまい、この凝固層でめっきの濡
性が悪化し、不めっきが発生するという問題があった。
めっき装置によれば、鋼線が予熱されたとしても、鋼線
温度が溶融Al融点より低いため、浸漬直後の鋼線と溶
融金属との反応で鋼線の表面に凝固層が成長し、空気や
還元ガスを取り込んでしまい、この凝固層でめっきの濡
性が悪化し、不めっきが発生するという問題があった。
【0016】更に、図4に示した従来の溶融めっき装置
によれば、筒体17ないの溶融Al6が外部より冷却さ
れるため、溶融Al6の溶融温度が鋼線12の進行方向
に沿って低くなってめっき特性が低下するという問題が
あった。また、前述した凝固層の形成を回避することが
できない。
によれば、筒体17ないの溶融Al6が外部より冷却さ
れるため、溶融Al6の溶融温度が鋼線12の進行方向
に沿って低くなってめっき特性が低下するという問題が
あった。また、前述した凝固層の形成を回避することが
できない。
【0017】従って、本発明の目的は、鋼線の界面での
めっき濡性を向上し、均一で安定しためっき線を生成す
る溶融めっき方法及びその装置を提供することである。
めっき濡性を向上し、均一で安定しためっき線を生成す
る溶融めっき方法及びその装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上に述べた
目的を実現するため、線材または条材に溶融金属を付着
して溶融めっきを行う方法において、線材または条材を
通すことができる通過孔を有するシール材で、筒体の一
方の開口部を塞ぎ、筒体のシール材のない他方の開口部
を溶融金属の液面より下になるように設置し、溶融金属
の液面、筒体、およびシール材によって囲まれた所定の
空間を所定の真空度まで減圧し、減圧した所定の空間内
で線材又は条材を溶融金属に浸漬することを特徴とする
溶融めっき方法を提供する。
目的を実現するため、線材または条材に溶融金属を付着
して溶融めっきを行う方法において、線材または条材を
通すことができる通過孔を有するシール材で、筒体の一
方の開口部を塞ぎ、筒体のシール材のない他方の開口部
を溶融金属の液面より下になるように設置し、溶融金属
の液面、筒体、およびシール材によって囲まれた所定の
空間を所定の真空度まで減圧し、減圧した所定の空間内
で線材又は条材を溶融金属に浸漬することを特徴とする
溶融めっき方法を提供する。
【0019】また、上記目的を実現するため、線材また
は条材に溶融金属を付着して溶融めっきを行う溶融めっ
き装置において、溶融金属を蓄えるめっき槽と、めっき
槽内の溶融金属に線材または条材をガイドする筒体と、
線材または条材を通すための通過孔を有し筒体の線材ま
たは条材の挿入口を塞ぐシール材と、筒体に接続された
真空ポンプと、を備え、筒体は、シール材のない開口部
を溶融金属の液面より下になるように設置され、真空ポ
ンプは、溶融金属の液面、筒体、およびシール材によっ
て囲まれた所定の空間を所定の真空度まで減圧し、線材
又は条材は、減圧した所定の空間内で溶融金属に浸漬さ
れることを特徴とする溶融めっき装置を提供する。
は条材に溶融金属を付着して溶融めっきを行う溶融めっ
き装置において、溶融金属を蓄えるめっき槽と、めっき
槽内の溶融金属に線材または条材をガイドする筒体と、
線材または条材を通すための通過孔を有し筒体の線材ま
たは条材の挿入口を塞ぐシール材と、筒体に接続された
真空ポンプと、を備え、筒体は、シール材のない開口部
を溶融金属の液面より下になるように設置され、真空ポ
ンプは、溶融金属の液面、筒体、およびシール材によっ
て囲まれた所定の空間を所定の真空度まで減圧し、線材
又は条材は、減圧した所定の空間内で溶融金属に浸漬さ
れることを特徴とする溶融めっき装置を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の溶融めっき方法及び
その装置を詳細に説明する。
その装置を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の溶融めっき装置を示す。こ
の溶融めっき装置10は、溶融Al6を有する溶融槽5
と、鋼線11を溶融Alに浸漬するための浸漬ロール7
と、鋼線11をガイドするガイド筒3と、ガイド筒3に
接続された真空ポンプ1と、ガイド筒3の入口部に設け
られ、鋼線11をガイド筒3に通すシールダイス2と、
ガイド筒3の出口部に接続された断熱筒4と、絞りダイ
ス8とを備えている。ここで、ガイド筒3と断熱筒4
は、一体となって形成され、断熱筒4の開口部は、溶融
槽5の溶融Al6中に浸されており、また、ガイド筒3
の開口部はシールダイス2によって密封されている。更
に、真空ポンプ1によってガイド筒3および断熱筒4の
内部を減圧し、ガイド筒3および断熱筒4の内部に減圧
室18を形成する。
の溶融めっき装置10は、溶融Al6を有する溶融槽5
と、鋼線11を溶融Alに浸漬するための浸漬ロール7
と、鋼線11をガイドするガイド筒3と、ガイド筒3に
接続された真空ポンプ1と、ガイド筒3の入口部に設け
られ、鋼線11をガイド筒3に通すシールダイス2と、
ガイド筒3の出口部に接続された断熱筒4と、絞りダイ
ス8とを備えている。ここで、ガイド筒3と断熱筒4
は、一体となって形成され、断熱筒4の開口部は、溶融
槽5の溶融Al6中に浸されており、また、ガイド筒3
の開口部はシールダイス2によって密封されている。更
に、真空ポンプ1によってガイド筒3および断熱筒4の
内部を減圧し、ガイド筒3および断熱筒4の内部に減圧
室18を形成する。
【0022】上述の溶融めっき装置10において、予め
研磨処理し、吸引パイプ(図示せず)で500℃まで誘
導加熱(予熱処理)したΦ4の鋼線11を、シールダイ
ス2を通してガイド筒3および断熱筒4の減圧室18に
送る。このとき、減圧室18は、真空ポンプ1によって
真空度10-2torr程度に保たれる。鋼線11は、断
熱筒4内の減圧室18で溶融Al6に浸漬され、そのま
ま溶融槽5に送られる。更に、鋼線11は、溶融槽5の
溶融Al6中に浸漬ロール7によって浸され、これによ
って、Alめっきが施される。Alめっきが施された鋼
線11は、絞りダイス8によって、表面に付着した余分
な溶融Al6を絞り取られ、Alめっき線12が生成さ
れる。
研磨処理し、吸引パイプ(図示せず)で500℃まで誘
導加熱(予熱処理)したΦ4の鋼線11を、シールダイ
ス2を通してガイド筒3および断熱筒4の減圧室18に
送る。このとき、減圧室18は、真空ポンプ1によって
真空度10-2torr程度に保たれる。鋼線11は、断
熱筒4内の減圧室18で溶融Al6に浸漬され、そのま
ま溶融槽5に送られる。更に、鋼線11は、溶融槽5の
溶融Al6中に浸漬ロール7によって浸され、これによ
って、Alめっきが施される。Alめっきが施された鋼
線11は、絞りダイス8によって、表面に付着した余分
な溶融Al6を絞り取られ、Alめっき線12が生成さ
れる。
【0023】本発明の溶融めっき方法およびその装置1
0においては、鋼線11は、真空度10-2torrの減
圧状態で溶融Al6に浸漬されるため、表面の酸化が抑
制され浸漬直後に鋼線の表面に生成される凝固層へのガ
ス(空気など)の取り込み量が大幅に減少し、鋼線11
の界面でのめっき濡性が向上し、均一で安定したAlめ
っき線12を得ることができた。
0においては、鋼線11は、真空度10-2torrの減
圧状態で溶融Al6に浸漬されるため、表面の酸化が抑
制され浸漬直後に鋼線の表面に生成される凝固層へのガ
ス(空気など)の取り込み量が大幅に減少し、鋼線11
の界面でのめっき濡性が向上し、均一で安定したAlめ
っき線12を得ることができた。
【0024】また、図3で示した従来の溶融めっき装置
において、H2+25%N2の酸化抑制ガス(還元雰囲
気)でめっき処理を行ったところ、鋼線の走行速度を8
m/min以上にすると、めっき線に細かな不めっき部
分が生じたが、本発明の溶融めっき装置によると、鋼線
の走行速度が45m/minまで不めっきが生じない品
質の安定しためっき線を得ることができ、生産性が向上
した。更に、鋼線の走行速度を上げると、凝固層が大き
く厚いめっきが可能となり、耐食性に優れためっき線を
生成することができるようになった。
において、H2+25%N2の酸化抑制ガス(還元雰囲
気)でめっき処理を行ったところ、鋼線の走行速度を8
m/min以上にすると、めっき線に細かな不めっき部
分が生じたが、本発明の溶融めっき装置によると、鋼線
の走行速度が45m/minまで不めっきが生じない品
質の安定しためっき線を得ることができ、生産性が向上
した。更に、鋼線の走行速度を上げると、凝固層が大き
く厚いめっきが可能となり、耐食性に優れためっき線を
生成することができるようになった。
【0025】以上、本発明の形態例を示したが、めっき
材の溶融金属は、AlだけでなくZnなどであってもよ
い。また、めっき線の品質は、減圧室の真空度を高くす
ればするほど向上する。但し、真空度を上げると、断熱
筒4内の溶融金属の液面が上昇するため、加熱装置など
の付帯設備の追加が必要になるので、めっきの被覆厚さ
や、品質の要求精度を基に、妥当な真空度にすればよ
い。
材の溶融金属は、AlだけでなくZnなどであってもよ
い。また、めっき線の品質は、減圧室の真空度を高くす
ればするほど向上する。但し、真空度を上げると、断熱
筒4内の溶融金属の液面が上昇するため、加熱装置など
の付帯設備の追加が必要になるので、めっきの被覆厚さ
や、品質の要求精度を基に、妥当な真空度にすればよ
い。
【0026】また、断熱筒4の径を大きくすることによ
って、溶融金属中のガス吸収効果や、鋼線挿入部での酸
化抑制効果などが生じ、めっき線の品質が更に向上す
る。
って、溶融金属中のガス吸収効果や、鋼線挿入部での酸
化抑制効果などが生じ、めっき線の品質が更に向上す
る。
【0027】また、本発明の溶融めっき方法およびその
装置は、鋼線の他に、条材などのめっきにも適用でき
る。更に、鋼線は1本のみに限定されず、複数の鋼線を
同時にめっきする場合にも適用できる。
装置は、鋼線の他に、条材などのめっきにも適用でき
る。更に、鋼線は1本のみに限定されず、複数の鋼線を
同時にめっきする場合にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の溶融めっき方
法及びその装置によれば、減圧状態でめっき材の溶融金
属に浸漬されるため、表面の酸化が抑制され浸漬直後に
鋼線の表面に生成される凝固層へのガスの取り込み量が
大幅に減少し、鋼線の界面でのめっき濡性が向上し、鋼
線の走行速度が速くても均一で安定しためっき線を得る
ことができるようになった。また、予熱温度が低くて
も、良好なめっき濡性を維持でき、効率よく厚いめっき
線の製造ができるようになった。
法及びその装置によれば、減圧状態でめっき材の溶融金
属に浸漬されるため、表面の酸化が抑制され浸漬直後に
鋼線の表面に生成される凝固層へのガスの取り込み量が
大幅に減少し、鋼線の界面でのめっき濡性が向上し、鋼
線の走行速度が速くても均一で安定しためっき線を得る
ことができるようになった。また、予熱温度が低くて
も、良好なめっき濡性を維持でき、効率よく厚いめっき
線の製造ができるようになった。
【0029】また、めっき濡性が向上したので、鋼線の
浸漬時間を短縮して、界面の拡散合金層の厚さを薄くす
ることができる。このため、曲げ加工などでの界面剥離
が生じにくくなり、耐食性に優れためっき線を得ること
ができるようになった。
浸漬時間を短縮して、界面の拡散合金層の厚さを薄くす
ることができる。このため、曲げ加工などでの界面剥離
が生じにくくなり、耐食性に優れためっき線を得ること
ができるようになった。
【0030】更に、浸漬時間の短縮により、溶融槽の大
きさも小さくできるので、装置全体の小型化ができるよ
うになった。
きさも小さくできるので、装置全体の小型化ができるよ
うになった。
【図1】本発明による溶融めっき装置装置の実施の一形
態を示す概略図である。
態を示す概略図である。
【図2】従来の溶融めっき装置装置の実施の一形態を示
す概略図である。
す概略図である。
【図3】従来の溶融めっき装置装置の実施の一形態を示
す概略図である。
す概略図である。
【図4】従来の溶融めっき装置装置の実施の一形態を示
す概略図である。
す概略図である。
1 真空ポンプ 2 シールダイス 3 ガイド筒 4 断熱筒 5 溶融槽 6 溶融Al 7 浸漬ロール 8 絞りダイス 10、20、21、22 溶融めっき装置 11 鋼線 12 めっき線 13 フラックス処理装置 14 ロール 15 酸化焼鈍装置 16 還元装置 17 筒体 18 減圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 裕介 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】線材または条材に溶融金属を付着して溶融
めっきを行う方法において、 前記線材または前記条材を通すことができる通過孔を有
するシール材で、筒体の一方の開口部を塞ぎ、 前記筒体の前記シール材のない他方の開口部を前記溶融
金属の液面より下になるように設置し、 前記溶融金属の液面、前記筒体、および前記シール材に
よって囲まれた所定の空間を所定の真空度まで減圧し、 前記減圧した所定の空間内で前記線材又は前記条材を前
記溶融金属に浸漬することを特徴とする溶融めっき方
法。 - 【請求項2】前記真空度は、10-2torr以下である
ことを特徴とする請求項1記載の溶融めっき方法。 - 【請求項3】線材または条材に溶融金属を付着して溶融
めっきを行う溶融めっき装置において、 前記溶融金属を蓄えるめっき槽と、 前記めっき槽内の前記溶融金属に前記線材または前記条
材をガイドする筒体と、 前記線材または前記条材を通すための通過孔を有し前記
筒体の前記線材または前記条材の挿入口を塞ぐシール材
と、 前記筒体に接続された真空ポンプと、 を備え、 前記筒体は、前記シール材のない開口部を前記溶融金属
の液面より下になるように設置され、 前記真空ポンプは、前記溶融金属の前記液面、前記筒
体、および前記シール材によって囲まれた所定の空間を
所定の真空度まで減圧し、 前記線材又は前記条材は、前記減圧した所定の空間内で
前記溶融金属に浸漬されることを特徴とする溶融めっき
装置。 - 【請求項4】前記真空度は、10-2torr以下である
ことを特徴とする請求項3記載の溶融めっき装置。 - 【請求項5】前記筒体は、断熱材で形成されることを特
徴とする請求項3記載の溶融めっき装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1097298A JPH11209861A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 溶融めっき方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1097298A JPH11209861A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 溶融めっき方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11209861A true JPH11209861A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11765082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1097298A Pending JPH11209861A (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 溶融めっき方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11209861A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017154915A1 (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | 日新製鋼株式会社 | 溶融アルミニウムめっき鋼線の製造方法 |
| WO2017154916A1 (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | 日新製鋼株式会社 | 溶融アルミニウムめっき鋼線の製造方法 |
| JP2017186670A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 日新製鋼株式会社 | 溶融アルミニウムめっき鋼線の製造方法 |
| CN109266987A (zh) * | 2018-08-29 | 2019-01-25 | 广州倬粤动力新能源有限公司 | 锌丝的加工设备 |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP1097298A patent/JPH11209861A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017154915A1 (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | 日新製鋼株式会社 | 溶融アルミニウムめっき鋼線の製造方法 |
| WO2017154916A1 (ja) * | 2016-03-11 | 2017-09-14 | 日新製鋼株式会社 | 溶融アルミニウムめっき鋼線の製造方法 |
| CN108713069A (zh) * | 2016-03-11 | 2018-10-26 | 日新制钢株式会社 | 热浸镀铝钢线的制造方法 |
| CN108713070A (zh) * | 2016-03-11 | 2018-10-26 | 日新制钢株式会社 | 热浸镀铝钢线的制造方法 |
| US20190071760A1 (en) * | 2016-03-11 | 2019-03-07 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Production method for molten-aluminum-plated copper wire |
| EP3428305A4 (en) * | 2016-03-11 | 2019-08-21 | Nisshin Steel Co., Ltd. | PRODUCTION PROCESS FOR COPPER WIRE WITH COATING FROM ALUMINUM MELT |
| TWI708871B (zh) * | 2016-03-11 | 2020-11-01 | 日商日新製鋼股份有限公司 | 熔融鋁鍍鋼線的製造方法 |
| JP2017186670A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 日新製鋼株式会社 | 溶融アルミニウムめっき鋼線の製造方法 |
| CN108779543A (zh) * | 2016-03-31 | 2018-11-09 | 日新制钢株式会社 | 热浸镀铝钢线的制造方法 |
| CN109266987A (zh) * | 2018-08-29 | 2019-01-25 | 广州倬粤动力新能源有限公司 | 锌丝的加工设备 |
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