JPH11243482A - 文書画像処理装置および記録媒体 - Google Patents

文書画像処理装置および記録媒体

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JPH11243482A
JPH11243482A JP10043347A JP4334798A JPH11243482A JP H11243482 A JPH11243482 A JP H11243482A JP 10043347 A JP10043347 A JP 10043347A JP 4334798 A JP4334798 A JP 4334798A JP H11243482 A JPH11243482 A JP H11243482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書画像処理装置により文書を拡大した場合
に良好な画像が得られるようにする。 【解決手段】 画像入力装置20は、原稿dからの光画
像を対応する画像データに変換して出力する。記憶手段
21は、画像入力装置20から入力された画像データを
記憶する。画像データ解析手段22は、記憶されている
画像データを解析し、文書要素(文字、グラフィック
ス、イメージなどの要素)を抽出して再合成画像を生成
する際のパラメータを算出する。制御手段23は、得ら
れたパラメータに応じて画像入力装置20を制御し、原
稿dから所定の拡大率で文書要素を読み込ませる。領域
画像抽出手段24は、読み込まれた画像から、文書要素
を抽出する。画像処理手段25は、領域画像に対して拡
大処理や、文字の変形処理または色変換処理などを施
す。領域画像合成手段26は、種々の処理が施された領
域画像を、画像解析手段22の解析結果に応じて、1枚
の文書として合成する。出力手段27は、合成された文
書を表示装置28に対して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書画像処理装置お
よび記録媒体に関し、特に、画像入力装置が原稿を走査
することによって得られた文書画像に対して所定の処理
を施した後、表示装置に表示出力する文書画像処理装置
およびそのような処理をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】弱視者等が文書を読む手助けをするため
に、書籍等に印刷された文書を拡大して表示する拡大読
書装置がある。
【0003】図12は、従来の拡大読書装置の構成例を
示している。この図において、原稿(書籍)1は、載置
台2上に置かれる。支柱3は、CRT(Cathode Ray Tu
be)ディスプレイ4を載置台2に固定する。撮像部5
は、原稿1の所定の領域を撮像して、CRTディスプレ
イ4に得られた画像信号を供給する。調節つまみ6は、
例えば、撮像部5のズーム機能を調節したり、画面の色
調節やコントラストの調節を行う場合に操作される。
【0004】このような拡大読書装置においては、利用
者が、手動で原稿1の位置を移動させて読みたい部分を
探すとともに、撮像部5のズーム機能を利用して、所定
の倍率で原稿を拡大して表示させるように構成されてい
る。
【0005】一方、画像信号をデジタル化してから処理
する拡大読書装置も提案されるようになってきた。例え
ば、特開平7−234919号公報には、撮像装置から
得られた画像信号をディジタル化した後に種々の処理を
施し、原稿を読みやすく表示する拡大読書装置が提案さ
れている。
【0006】この発明では、例えば、日本語の活字の間
隔が一定であることを利用して、画像を文字単位で切り
出し、拡大処理、色変換処理等の画像処理を施した後、
1文字ずつ再合成している。このようにすることで、例
えば、縦書きの文書を横書きに変換することにより読み
やすい文字配置を実現することができる。
【0007】また、場合によっては文字認識装置を用い
て文字を認識させ、フォントに変換してから表示するこ
とにより、文字を拡大した時の画像の劣化を防ぐととも
に、文字を容易に変形することが可能となる。更に、1
行の文字数を変えたり、必要な行のみを表示することに
より読みやすい文書を作成することもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したように
従来の拡大読書装置は画像信号をアナログ的に処理する
ものとデジタル的に処理するものとに大別される。
【0009】最初に説明した、撮像装置を固定し、原稿
を手動で移動させるアナログ的な拡大読書装置は、機構
的には簡便であるが、読みながら原稿を手動で動かさな
ければならないので煩雑であり、また、拡大して文字を
写すためにちょっとした原稿の移動でも映像範囲が大き
くずれて使いにくいという問題点があった。
【0010】即ち、実際の利用形態としては、図13に
示すように、読んでいる1行が撮像範囲に収まるとは限
らないため、目を動かしながら、手も動かさなければな
らず、操作が煩雑であるという問題点があった。
【0011】一方、画像をデジタル的に処理する拡大読
書装置では、原稿の操作方法は従来と同様であるが、文
字ピッチにあわせて文字を切り出し、再合成を行うた
め、読み手にとって読みやすい状態( 例えば、縦書き文
書を横書き文書に変換した状態) で文書を表示すること
が可能である。
【0012】また、図14に示すように1行が撮像範囲
に入りきらない場合には、CRTディスプレイ上に表示
された着目行以外の上下の行は脈絡のない無意味な行と
なるため、表示する際には着目行以外を表示しないよう
にすることも可能である。即ち、図14(A)に示す原
文の撮像範囲10を、通常であれば図14(B)に示す
ように全て表示するところを、図14(C)に示すよう
に、着目行11のみを表示することも可能であった。
【0013】しかしながら、このような操作によって、
文書の読みやすさは向上するが、着目行の指定等の画面
操作が増えるという問題点があった。また、このような
拡大読書装置では、表示装置としてCRTディスプレイ
を使用しているので、一度に表示可能な文字数にも限り
があり、そのため、表示されている一部の文字列から文
章の意味を把握することが困難であるという問題点もあ
った。
【0014】ところで、特開平9−138609号公報
に開示されている画像処理装置では、入力原稿を解析し
て文字を再配置し、拡大等の画像処理を行った後、記録
用紙にプリントすることにより読みやすい文書を生成す
るように構成されている。
【0015】しかしながら、この装置では、出力画像の
品質は画像入力時の文字品質によって決まってしまう。
拡大読書装置では3〜5倍程度の拡大倍率を必要とする
ため、通常の拡大処理では文字品質が劣化しまい、読み
にくい文書となってしまう。また、文字を拡大する際に
補間処理を適用することにより、品質の劣化をある程度
は防ぐことができるが、処理コストがかかってしまい、
またその画像も満足できるものではないという問題点が
あった。
【0016】ところで、前に述べたように、撮像された
文字をそのまま表示するのではなく、画像認識により対
応する文字コードに変換すれば、文字の拡大や変形を行
っても画像の劣化が少ないデジタルフォントを使うこと
ができるため、読み手にとって読みやすい文書を提供す
ることができる。
【0017】しかしながら、文字認識の精度は100%
ではないため、文書の状態にもよるが、誤認が発生する
場合があった。そして、そのような誤認が発生した場合
には、文章の意味が理解できなくなるという問題点もあ
った。
【0018】以上に述べたように、画像をディジタル化
して処理する方法によれば、文字の再合成処理を容易に
実行することが可能となるので、元の文書に対して種々
の処理を施して、読みやすい文書を提供することが可能
となる。
【0019】しかしながら、文字を拡大する処理は、入
力されたディジタル画像に対して行うため、拡大率が高
い場合には、文字の品質劣化が顕著となるという問題点
があった。
【0020】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、拡大率が高い場合にも、文字の品質劣化の少
ない文書画像処理装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、拡大率が高い場合にも文字の品質劣化が
少ない文書画像処理をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、画像入力装置が原稿を走査することによ
って得られた文書画像に対して所定の処理を施した後、
表示装置に表示出力する文書画像処理装置において、前
記画像入力装置が第1の解像度により前記原稿を走査す
ることによって得られた画像データを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されている画像データを解析
し、処理に必要なパラメータを算出する画像データ解析
手段と、前記画像データ解析手段の解析結果に応じて前
記画像入力装置を制御し、前記第1の解像度よりも高い
第2の解像度により前記原稿を走査させる制御手段と、
前記制御手段の制御に応じて、前記画像入力装置から出
力される画像データから、所定の文書要素を含む領域画
像を抽出して前記記憶手段に記憶させる領域画像抽出手
段と、前記領域画像抽出手段によって抽出された領域画
像を、前記パラメータに応じて合成する領域画像合成手
段と、前記領域画像合成手段によって合成された画像を
前記表示装置に対して出力する出力手段と、を有するこ
とを特徴とする文書画像処理装置が提供される。
【0022】ここで、記憶手段は、画像入力装置が第1
の解像度により原稿を走査することによって得られた画
像データを記憶する。画像データ解析手段は、記憶手段
に記憶されている画像データを解析し、処理に必要なパ
ラメータを算出する。制御手段は、画像データ解析手段
の解析結果に応じて画像入力装置を制御し、第1の解像
度よりも高い第2の解像度により原稿を走査させる。領
域画像抽出手段は、制御手段の制御に応じて、画像入力
装置から出力される画像データから、所定の文書要素を
含む領域画像を抽出して記憶手段に記憶させる。領域画
像合成手段は、領域画像抽出手段によって抽出された領
域画像を、パラメータに応じて合成する。出力手段は、
領域画像合成手段によって合成された画像を表示装置に
対して出力する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。この図において、画像入
力装置20は、例えば、スキャナなどによって構成され
ており、原稿dからの光画像を対応する画像データに変
換して出力する。
【0024】記憶手段21は、画像入力装置20から入
力された画像データを記憶するとともに、後述する画像
データ解析手段22、領域画像抽出手段24、画像処理
手段25、および、領域画像合成手段26が処理を行う
際の作業領域を提供する。
【0025】画像データ解析手段22は、解析処理用に
入力されて記憶手段21に記憶されている画像データを
解析し、画像データに含まれている文書要素(文書を構
成する要素:文字、グラフィックス、イメージなどの要
素)を抽出し、これらの文書要素から再合成画像を生成
する際の各要素の拡大率を決定するとともに、拡大され
た各要素のレイアウトを決定する。
【0026】制御手段23は、画像データ解析手段22
によって解析された結果に応じて、画像入力装置20を
制御し、原稿dから所定の拡大率で文書要素を読み込ま
せる。
【0027】領域画像抽出手段24は、所定の拡大率で
読み込まれて記憶手段21に記憶されている画像データ
から、前述の文書要素(例えば、文字)を所定の単位
(例えば、文字単位、あるいは、行または列単位)で抽
出する。
【0028】画像処理手段25は、画像データ解析手段
22によって設定された拡大率が画像入力装置20の最
大拡大率を超過した場合には、画像入力装置20と合わ
せた拡大率が所望の拡大率となるように領域画像に対し
てソフトウエア的な拡大処理を施す。また、必要に応じ
て、文字の変形処理および色変換処理などを施す。
【0029】領域画像合成手段26は、画像処理手段2
5によって種々の処理が施された領域画像を、画像デー
タ解析手段22の解析結果に応じて、1枚の文書として
合成する処理を行う。
【0030】出力手段27は、合成された文書を表示装
置28に対して出力する。表示装置28は、例えば、プ
リンタやCRTディスプレイ等によって構成されてお
り、出力手段27から供給された再合成画像を、記録用
紙やCRT等に表示出力する。
【0031】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て、以上の実施の形態の動作について説明する。図2
は、図1に示す実施の形態において実行される処理の一
例を説明するフローチャートである。
【0032】このフローチャートが開始されると、以下
の処理が実行されることになる。 [S1]制御手段23は、画像入力装置20の解像度
を、解析画像用に低く設定した後、原稿dの画像データ
を読み込ませて、記憶手段21に記憶させる。 [S2]画像データ解析手段22は、ステップS1にお
いて読み込まれて記憶手段21に記憶されている解析用
の画像データに含まれている文書要素を抽出した後、図
示せぬキーボードなどから入力された再合成画像の設定
値(例えば、文字の大きさや文字間隔などに関する値)
を参照して、各文書要素の拡大率等の各種パラメータを
算出する。 [S3]制御手段23は、ステップS2の処理において
得られたパラメータのうち、拡大率に関する情報を参照
して、画像入力装置20の解像度(拡大率)を設定す
る。
【0033】即ち、画像入力装置20の主走査方向に対
しては読み取られた画像データを変倍させ、また、副走
査方向に対しては走査速度を変更させることにより拡大
率を所望の値に設定する。 [S4]制御手段23は、画像入力装置20を制御し
て、原稿の所定の領域を所定の倍率(解像度)で読み込
ませ、再合成用の画像(以下、再合成用画像と略記す
る)として記憶手段21に記憶させる。 [S5]領域画像抽出手段24は、記憶手段21に記憶
されている再合成用画像から、文書要素(文字、グラフ
ィックス、または、イメージ等)を含む領域の領域画像
を抽出する。 [S6]画像処理手段25は、必要な拡大率が画像入力
装置20の最大拡大率を上回っている場合には、画像入
力装置20の拡大率との積が必要な拡大率となるように
領域画像に対して拡大処理を施す。また、必要に応じ
て、文字の変形処理や表示色の変更処理などを施す。 [S7]領域画像合成手段26は、画像処理手段25に
よって所定の画像処理が施された領域画像を、画像デー
タ解析手段22の解析結果に応じて適宜合成する。 [S8]領域画像合成手段26は、1ページ分の再合成
画像の合成が終了した場合には、ステップS9に進み、
また、そうでない場合にはステップS3に戻り、原稿d
の他の領域に対する同様の処理を繰り返す。 [S9]出力手段27は、領域画像合成手段26によっ
て合成された1ページ分の再合成画像を表示装置28に
対して出力する。 [S10]画像データ解析手段22は、未処理の文書要
素が原稿dにある場合には、ステップS11に進み、ま
た、そうでない場合には処理を終了する。 [S11]画像データ解析手段22は、記憶手段21に
記憶されている1ページ分の画像データと、それに付随
する作業領域とをクリアし、ステップS3に戻り、前述
の場合と同様の処理を繰り返す。
【0034】次に、以上のフローチャートの処理を具体
例を挙げて詳述する。いま、原稿dとして、例えば、図
3(A)が与えられたとする。その場合、制御手段23
は、画像入力装置20の解像度を、例えば、100〜2
00dpi(dot per inch)程度の低めの解像度に設定
し、原稿dの全ての領域を解析用画像データとして読み
込ませる(ステップS1)。
【0035】即ち、この解析用画像は解析のみが目的で
あるため、画像解析が正常に行われる範囲の解像度で読
み込みを行う。現在の一般的なスキャナでは400〜6
00dpi程度の解像度で画像を入力することができる
が、画像解析は1文字1文字が分離されることが条件で
あるため、100〜200dpi程度の解像度で十分で
ある。低い解像度で入力した場合、解析を行うために必
要な記憶手段21の記憶領域が少なくてすみ、また、画
像解析処理も高速に実施できる。
【0036】画像データ解析手段22は、画像入力装置
20から読み込まれて記憶手段21に記憶されている解
析用画像に含まれている文書要素を抽出する(ステップ
S2)。例えば、図3(A)に示す例では、文字領域p
1〜p3とイメージf1とから構成されており、画像デ
ータ解析手段22は、記憶手段21に記憶されている解
析用画像に対して画像解析を実施し、破線によって囲繞
された文書領域p1を先ず抽出し、抽出した領域(図3
(B)参照)内の文字を更に抽出する処理を行う。
【0037】本実施例では破線で囲繞されたそれぞれの
領域を抽出し、抽出したそれぞれの領域に対して解析処
理を更に施すようにしているが、例えば、領域を手動で
設定し、設定された領域から文書要素を自動的に抽出す
る方法も用いることができる。
【0038】次に、画像データ解析手段22は、抽出さ
れた文書要素に関する情報(例えば文字に外接する矩形
の大きさ、および、位置などの情報)と、図示せぬキー
ボードなどの入力装置から入力された再合成画像に関す
る設定情報とを参照して、各種パラメータを算出する。
【0039】即ち、画像データ解析手段22は、設定情
報に対応して文書要素を拡大した場合における各文書要
素の占有する領域を計算し、これらの文書要素を適宜配
置した際の、各文書要素のもとの位置と配置後の位置と
の対応関係を示す情報や、合成処理に必要な各種パラメ
ータ等を算出する。
【0040】なお、各文書要素の拡大率の決定方法とし
ては、全ての文字が予め設定されている大きさとなるよ
うにそれぞれの文字の拡大率を定める方法や、一律に拡
大率を決定する方法がある。
【0041】また、各文書要素の配置方法としては、例
えば、文字間隔や行・列間隔が予め定められた値になる
ように設定する。また、文書を見やすくするための微調
整(例えば、禁則処理や、段落分け処理、ジャスティフ
ァイ処理など) を行ってもよい。例えば、禁則処理の一
種であるぶら下げ禁則処理(行頭にあるぶら下げ禁則文
字を、前の行の右端に送る処理)では、句読点が通常の
文字に比べて小さく、また、横書き文書の場合では、句
読点が行のベースラインに近いところに存在することを
手がかりとしてこれらを検知し、配置する位置を変更す
る処理を行えばよい。
【0042】更に、段落分け処理は、文字の大きさをも
とにして、空白部分を検知することで段落を検出するこ
とができるので、これに基づいて処理を行えばよい。更
に、ジャスティファイ処理は、1行の貼付け作業が終わ
った段階で、基準となる1行との行幅の差分を、各文字
の間に均等に振り分けることにより実施することができ
る。
【0043】いま、図3(A)に示す文字領域p1に、
例えば、図4に示すような文章が含まれているとする
と、画像データ解析手段22は、先ず、図5に示すよう
に、この領域から、文字に相当する領域(矩形“■”で
示す領域)を抽出する。
【0044】続いて、画像データ解析手段22は、図示
せぬキーボードなどの入力装置から入力された再合成画
像に関する設定情報を参照して、抽出した文字の拡大率
と、配置位置とを決定する。図6は、決定された各種パ
ラメータに応じて、図5に示す矩形“■”を再配置した
状態を示している。この例では、図5の場合と比較し
て、矩形“■”の個々の大きさと配置位置とが変更され
ている。
【0045】解析が終了すると、画像データ解析手段2
2は、算出したパラメータ(文字の位置や拡大率などの
情報)に応じて、制御手段23に対して制御情報を供給
する(ステップS3)。その結果、制御手段23は、供
給されたパラメータに応じて画像入力装置20を制御
し、所定の読み取り位置から所定の解像度で画像を読み
取る(ステップS4)。例えば、1枚の原稿中に異なる
大きさの文字が配置されている場合(例えば、文字領域
p1と文字領域p2,p3の文字の大きさが異なる場
合)には、各領域毎に異なる解像度によって画像が読み
取られることになる。
【0046】なお、このとき、解像度を変更する方法と
しては、画像入力装置20の主走査方向に対しては画像
データを変倍する。即ち、主走査方向の解像度は、ライ
ンセンサなどによって決定されてしまうので、センサか
らの出力信号を何画素に割り当てるかを変更することに
より解像度(拡大率)を擬似的に変更することができ
る。即ち、1つのセンサからの出力を、2画素に対応さ
せることにより、主走査方向に画像を2倍の拡大率で拡
大することができる。
【0047】一方、副走査方向に対しては、読み取りの
タイミング(例えば、センサからの出力信号をサンプリ
ングするクロックのタイミング)を一定にしたうえで、
前述のラインセンサなどの副走査速度を変化させること
により、解像度(拡大率)を変更することができる。即
ち、サンプリングのクロックが一定である場合に、副走
査速度が半分になると、画像は副走査方向に2倍に拡大
されることになる。
【0048】図7は、画像入力装置20から入力される
原稿dに含まれている文字の一例を示している。このよ
うな文字が、前述のような方法により拡大されると、図
8に示すような画像を得る。
【0049】本実施の形態では、画像入力装置20の読
み取りの際の解像度をハードウエア的に変更するように
したので、従来の手法によりソフトウエア的に拡大され
た図9に示す画像よりもギザギザの少ない画像となって
いる。
【0050】このようにして拡大されて読み込まれた画
像データは、記憶手段21に一旦記憶された後、領域画
像抽出手段24に供給される。領域画像抽出手段24
は、画像データ解析手段22から供給されたパラメータ
を参照して拡大して読み込まれた画像データから、文書
要素を含む領域の画像(領域画像)を抽出する(ステッ
プS5)。
【0051】続いて、画像処理手段25は、必要な拡大
率が画像入力装置20の最大拡大率を上回る場合には、
先ず、画像入力装置20の拡大率が整数値となるように
設定した後、不足分に対応する拡大処理(ソフトウエア
による処理)を実施する(ステップS6)。
【0052】なお、拡大率は、できる限り画像入力装置
20の最大拡大率以下の整数値となるように設定するこ
とが望ましい。即ち、そのように設定すれば、画像処理
手段25による処理を省略することができるので、処理
にかかる時間を短縮することが可能となるからである。
【0053】また、画像処理手段25は、必要に応じ
て、領域画像に対して、文字の変形や表示色の変更処理
などを実施する。このようにして得られた領域画像は、
領域画像合成手段26に供給される。
【0054】領域画像合成手段26は、画像処理手段2
5によって処理された領域画像を、画像データ解析手段
22から供給されたパラメータに応じて合成する(ステ
ップS7)。
【0055】図10は、以上のようにして合成された再
合成画像の一例である。この例では、図4に示すもとの
画像が所定の倍率で拡大された後、所定の文字間隔で貼
り付けられている。
【0056】そして、領域画像合成手段26は、1ペー
ジ分の再合成画像の合成が終了したか否かを判定し(ス
テップS8)、終了していない場合には、他の文書要素
を所定の拡大率で読み込ませ、前述の場合と同様の処理
を行う。その結果、1ページ分の再合成画像が生成され
た場合には、出力手段27から表示装置28に対して再
合成画像が出力されて、記録用紙やCRTなどに表示出
力されることになる(ステップS9)。
【0057】1ページ分の出力処理が完了すると、画像
データ解析手段22は、未処理の文書要素が原稿dにあ
るか否かを判定し(ステップS10)、ある場合には、
記憶手段21に記憶されている画像データとそれに付随
する作業領域をクリアし(ステップS11)、前述の場
合と同様の処理を繰り返す。
【0058】このような処理により、例えば、1ページ
分の原稿dから読み込まれた画像を所定の割合で拡大し
た後、レイアウトを設定して読みやすい文書として、例
えば、複数の記録用紙に印刷して出力する。図11は、
このようにして出力された記録用紙の一例を示してい
る。この例では、元の文書に含まれていた文字が所定の
倍率で拡大された後、複数枚の記録用紙に分割されて記
録されている。
【0059】以上のような実施の形態によれば、低解像
度の画像により解析処理を行った後、原稿から必要な部
分のみを高解像度で読み込んで合成処理を行うようにし
たので、記憶手段21の必要な記憶領域を減少させるこ
とができる。また、再合成用画像を読み取る場合には、
画像入力装置20の設定を適宜変更することにより、ハ
ードウエア的に画像を拡大して読み込むようにしたの
で、処理を高速化することが可能となるとともに、良好
な画像を得ることが可能となる。
【0060】なお、本実施例では横書き文書に対する再
合成処理の一例について説明したが、縦書き文書に対す
る処理も文書要素を埋め込む方向、文字方向、および、
列の移動方向を変更するだけで実現することができる。
【0061】また、本実施例では文書要素のうち、文字
についてのみ説明を行ったが、グラフィックスやイメー
ジなどを処理の対象とすることも可能である。更に、上
記の処理機能は、コンピュータによって実現することが
できる。その場合、文書画像処理装置が有すべき機能の
処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に
記録されたプログラムに記述されており、このプログラ
ムをコンピュータで実行することにより、上記処理がコ
ンピュータで実現される。コンピュータで読み取り可能
な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリ等が
ある。
【0062】市場に流通させる場合には、CD−ROM
(Compact Disk Read Only Memory)やフロッピーディス
ク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させ
たり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの
記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコ
ンピュータに転送することもできる。コンピュータで実
行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等
にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードし
て実行するようにすればよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の拡大読書
装置によれば、記憶手段は、画像入力装置が第1の解像
度により原稿を走査することによって得られた画像デー
タを記憶し、画像データ解析手段は、記憶手段に記憶さ
れている画像データを解析し、処理に必要なパラメータ
を算出し、制御手段は、画像データ解析手段の解析結果
に応じて画像入力装置を制御し、第1の解像度よりも高
い第2の解像度により原稿を走査させ、領域画像抽出手
段は、制御手段の制御に応じて、画像入力装置から出力
される画像データから、所定の文書要素を含む領域画像
を抽出して記憶手段に記憶させ、領域画像合成手段は、
領域画像抽出手段によって抽出された領域画像を、パラ
メータに応じて合成し、出力手段は、領域画像合成手段
によって合成された画像を表示装置に対して出力するよ
うにし、画像解析用と再合成画像の入力をそれぞれ異な
る解像度で別々に実行するようにしたので、記憶手段の
必要な記憶容量を減少させることが可能となるととも
に、画像処理を高速に実行することができる。
【0064】また、制御手段によって画像入力装置を制
御してハードウエア的に画像を拡大するようにしたの
で、同一文書中で拡大率が変動するような場合でも良好
な文字を再現することができる。特に、拡大率が高い場
合、従来の拡大処理に比べ、補正処理をかけなくても読
みやすくきれいな文字を再現することが可能となり、読
みやすい文書を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図
である。
【図2】図1に示す実施の形態において実行される処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図3】図3(A)は、図1に示す実施の形態によって
読み込まれる原稿の一例であり、また、図3(B)は、
図1に示す実施の形態によって抽出された文字領域を示
す図である。
【図4】図1に示す実施の形態によって読み込まれる文
章の一例を示す図である。
【図5】図4に示す文書から文字に対応する領域画像を
抽出する場合の抽出例である。
【図6】図4に示す文書から抽出された領域画像を所定
の倍率で拡大した後、配置した様子を示す図である。
【図7】画像入力装置から入力される原稿dに含まれて
いる文字の一例を示す図である。
【図8】図7に示す文字が本実施の形態によって拡大さ
れた場合の一例を示す図である。
【図9】図7に示す文字が従来の方法によって拡大され
た場合の一例を示す図である。
【図10】図4に示す文章が本実施の形態によって処理
されて得られた再合成画像を示す図である。
【図11】本実施の形態によって得られる出力例を模式
的に示した図である。
【図12】従来の拡大読書装置の一例を示す図である。
【図13】図12に示す従来の拡大読書装置の撮像領域
を示す図である。
【図14】図14(A)は、従来の拡大読書装置の撮像
領域を示す図であり、図14(B)は、撮像された画像
を通常に表示した場合の表示例であり、また、図14
(C)は、着目行のみを表示した場合の表示例である。
【符号の説明】
20 画像入力装置 21 記憶手段 22 画像データ解析手段 23 制御手段 24 領域画像抽出手段 25 画像処理手段 26 領域画像合成手段 27 出力手段 28 表示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置が原稿を走査することによ
    って得られた文書画像に対して所定の処理を施した後、
    表示装置に表示出力する文書画像処理装置において、 前記画像入力装置が第1の解像度により前記原稿を走査
    することによって得られた画像データを記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶されている画像データを解析し、処
    理に必要なパラメータを算出する画像データ解析手段
    と、 前記画像データ解析手段の解析結果に応じて前記画像入
    力装置を制御し、前記第1の解像度よりも高い第2の解
    像度により前記原稿を走査させる制御手段と、 前記制御手段の制御に応じて、前記画像入力装置から出
    力される画像データから、所定の文書要素を含む領域画
    像を抽出して前記記憶手段に記憶させる領域画像抽出手
    段と、 前記領域画像抽出手段によって抽出された領域画像を、
    前記パラメータに応じて合成する領域画像合成手段と、 前記領域画像合成手段によって合成された画像を前記表
    示装置に対して出力する出力手段と、 を有することを特徴とする文書画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像入力装置の主
    走査方向に対しては画像データを変倍させ、また、副走
    査方向に対しては走査速度を変化させることによって、
    前記第1または第2の解像度により前記原稿を走査させ
    ることを特徴とする請求項1記載の文書画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記原稿に含まれてい
    る文書要素の大きさに応じて、前記画像入力装置の解像
    度を制御することを特徴とする請求項1記載の文書画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記領域画像抽出手段によって抽出され
    た領域画像に対して所定の画像処理を施すことにより、
    領域画像を所定の倍率で拡大する画像処理手段を更に有
    し、 前記画像入力装置の解像度と、前記画像処理手段の拡大
    倍率とを適宜組み合わせて設定することにより、前記領
    域画像の拡大率を決定することを特徴とする請求項1記
    載の文書画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記記憶手段の記憶容
    量に応じて、前記画像入力装置を制御して画像データを
    入力することを特徴とする請求項1記載の文書画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 画像入力装置が原稿を走査することによ
    って得られた文書画像に対して所定の処理を施した後、
    表示装置に表示出力する文書画像処理をコンピュータに
    実行させるプログラムが記録されたコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 コンピュータを、 前記画像入力装置が第1の解像度により前記原稿を走査
    することによって得られた画像データを記憶する記憶手
    段、 前記記憶手段に記憶されている画像データを解析し、処
    理に必要なパラメータを算出する画像データ解析手段、 前記画像データ解析手段の解析結果に応じて前記画像入
    力装置を制御し、前記第1の解像度よりも高い第2の解
    像度により前記原稿を走査させる制御手段、 前記制御手段の制御に応じて、前記画像入力装置から出
    力される画像データから、所定の文書要素を含む領域画
    像を抽出して前記記憶手段に記憶させる領域画像抽出手
    段、 前記領域画像抽出手段によって抽出された領域画像を、
    前記パラメータに応じて合成する領域画像合成手段、 前記領域画像合成手段によって合成された画像を前記表
    示装置に対して出力する出力手段、 として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004302469A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Ricoh Co Ltd 視覚障害用書類支援技術
US7227557B2 (en) * 2000-05-10 2007-06-05 Nec Corporation Method, system and record medium for generating wide-area high-resolution image
CN100377564C (zh) * 2004-03-22 2008-03-26 株式会社东芝 图像处理设备

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