JPH11265112A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11265112A
JPH11265112A JP10067148A JP6714898A JPH11265112A JP H11265112 A JPH11265112 A JP H11265112A JP 10067148 A JP10067148 A JP 10067148A JP 6714898 A JP6714898 A JP 6714898A JP H11265112 A JPH11265112 A JP H11265112A
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JP
Japan
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toner
optical density
density sensor
optical
sensor
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JP10067148A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sakai
哲也 酒井
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学濃度センサ14の出力値に基づいて被検
出部材11上のトナー付着量を制御する画像形成装置で
あって、光学濃度センサ14の特性を補正でき、したが
ってトナー付着量を精度良く制御できるものを提供す
る。 【解決手段】 基準となる反射率又は透過率を有する光
学部材7と、光学部材7を光学濃度センサ14の光経路
に移動し得る移動機構4,5,6と、光学濃度センサ1
4の出力値とトナー付着量の評価値とを対応づける換算
式を複数記憶する記憶手段を備える。制御手段1は、被
検出部材11にトナーが付着されていないときに光学濃
度センサ14の光経路に移動機構4,5,6によって光
学部材7を移動して、光学部材7に関する光学濃度セン
サ14の出力値を取得し、この出力値のばらつきを解消
するように上記記憶手段が記憶している換算式を選択す
る制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
する。より詳しくは、感光体にトナーを付着させて現像
を行うとともに、トナー付着量を制御する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子写真方式による画像形成装
置では、トナー付着量を制御するために、発光素子と受
光素子を一体に保持してなる光学濃度センサを備えたも
のが知られている(例えば特開平4−149573号公
報)。このような画像形成装置では、例えば感光体表面
のうち画像域外の領域に一定の設定条件で基準となるト
ナーパターンを形成して、上記発光素子からトナーパタ
ーンへ向けて光を出射し、トナーパターンによる反射光
(または透過光)を上記受光素子で受けて、トナー付着
量に応じたセンサ出力を発生させる。そして、このセン
サ出力に基づいて、本来形成すべき画像のトナー付着量
を制御し、画像濃度を安定化するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、環境変
化や経時変化等によって光学濃度センサ自身の特性が変
化した場合、トナーパターンのトナー付着量が同じであ
っても光学濃度センサが以前とは異なる値を出力するた
め、本来形成すべき画像のトナー付着量を精度良く制御
できないという問題がある。また、タンデム(多段転
写)方式のカラー機で複数の光学濃度センサを備えてい
るような場合には、光学濃度センサ間の特性ばらつきが
補正されなければ全体のカラーバランスが悪い画像とな
るため、初期状態でも光学濃度センサの特性を補正する
必要がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、光学濃度セン
サの特性を補正でき、したがってトナー付着量を精度良
く制御できる画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の画像形成装置は、トナーが付着さ
れるべき被検出部材と、上記被検出部材に付着されたト
ナー像へ向けて光を出射するとともに上記トナー像によ
る反射光又は透過光を受けて、受けた光量に応じた信号
を出力する光学濃度センサとを備えて、この光学濃度セ
ンサの出力値に基づいて上記被検出部材上のトナー付着
量を制御する画像形成装置において、基準となる反射率
又は透過率を有する光学部材と、上記光学部材を上記光
学濃度センサの光経路に移動し得る移動機構と、上記光
学濃度センサの出力値と上記トナー付着量の評価値とを
対応づける換算式を複数記憶する記憶手段と、上記被検
出部材にトナーが付着されていないときに上記光学濃度
センサの光経路に上記移動機構によって上記光学部材を
移動して、上記光学部材に関する上記光学濃度センサの
出力値を取得し、この出力値のばらつきを解消するよう
に上記記憶手段が記憶している換算式を選択する制御を
行う制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】この請求項1の画像形成装置では、被検出
部材にトナーが付着されていないときに、制御手段が移
動機構によって光学濃度センサの光経路に基準となる光
学部材を移動して、上記光学部材に関する上記光学濃度
センサの出力値を取得する。上記光学部材は基準となる
反射率又は透過率を有することから、このときの光学濃
度センサの出力値のばらつきは光学濃度センサの特性ば
らつきを表している。上記制御手段は、この出力値のば
らつきを解消するように、記憶手段が記憶している換算
式を選択する。この後、上記移動機構によって上記光学
濃度センサの光経路から光学部材が取り除かれる。そし
て、上記被検出部材にトナーが付着されたとき、この被
検出部材上のトナー像に関する上記光学濃度センサの出
力値が上記選択された換算式によってトナー付着量の評
価値に対応づけられる。この対応づけによって光学濃度
センサの特性ばらつきが補正されることになり、このト
ナー付着量の評価値は上記被検出部材上の実際のトナー
付着量に精度良く対応する。したがって、本来の画像形
成のためのトナー付着量が精度良く制御される。
【0007】しかも、このように光学濃度センサの出力
値を上記選択された換算式によってトナー付着量の評価
値に対応づけるようにした場合、光学濃度センサの取付
位置のばらつきも含めて上記光学濃度センサの特性が補
正される。
【0008】特に、複数の光学濃度センサを備えている
ような場合には、上記制御手段が予め光学濃度センサ毎
に上記換算式を一つずつ選択する。そして実際に上記被
検出部材にトナーが付着されたとき、各光学濃度センサ
の出力値がそれぞれ各光学濃度センサ毎に選択された換
算式によってトナー付着量の評価値に対応づけられる。
このようにした場合、光学濃度センサ間の特性ばらつき
が補正され、各トナー付着量の評価値はそれぞれ被検出
部材上の実際のトナー付着量に精度良く対応する。した
がって、本来の画像形成のためのトナー付着量が精度良
く制御され、全体のカラーバランスが良い画像が得られ
る。
【0009】また、光学濃度センサの補正のために光学
部材を用いているので、従来に比して、光学濃度センサ
の補正のために余分なトナーを消費することがない。
【0010】また、予め換算式を選択しているので、実
際に上記被検出部材上にトナーを付着させてそのトナー
付着量の評価値を求めるときに、上記光学濃度センサの
出力値を上記選択された換算式によって対応づければ済
み、演算量が比較的少なくなる。したがって、トナー付
着量の評価値が比較的短時間で得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像形成装置の
実施の形態を詳細に説明する。
【0012】(1)図1は第1の実施形態の画像形成装
置10を示している。
【0013】この画像形成装置10は、中心の周りに矢
印a方向に回転される感光体ドラム11と、この感光体
ドラム11に接する中間転写ドラム15とを備えてい
る。感光体ドラム11の周囲には、回転方向aに沿っ
て、残留トナーを除去するためのクリーナ17と、残留
電荷を除去するためのイレーサランプ18と、感光体ド
ラム11の表面を一様に帯電させるための帯電チャージ
ャ12と、それぞれシアン(C),マゼンタ(M),イ
エロー(Y),ブラック(K)のトナーを含む現像剤を
収容したシアン現像器13C,マゼンタ現像器13M,
イエロー現像器13Y,ブラック現像器13Kと、感光
体ドラム11の表面上のトナー付着量を検出するための
反射型の光学濃度センサ14とが設けられている。ま
た、中間転写ドラム15の内部で感光体ドラム11と対
向する位置には転写チャージャ16が設けられている。
【0014】この画像形成装置10では、フルカラーの
画像を形成する場合、まず感光体ドラム11の表面がク
リーナ17によってクリーニングされ、帯電チャージャ
12によって一様に帯電される。この感光体ドラム11
の表面に、図示しないレーザ走査ユニットによってR
(赤)データに対応するレーザ光50が照射されて静電
潜像が形成される。続いて、この静電潜像に、シアン現
像器13CによってCトナーが付着されてトナー像が形
成される(Cトナーの現像)。そして、このCデータに
対応するトナー像が、転写チャージャ16からの放電に
よって中間転写ドラム15の表面に転写される。同様
に、G(緑)データに対応するマゼンタトナーの現像お
よび転写、B(青)データに対応するYトナーの現像お
よび転写、K(黒)データに対応するKトナーの現像お
よび転写が繰り返される。この後、中間転写ドラム15
上に重ねられた4色のトナー像が一括して用紙(図示せ
ず)に転写される。
【0015】上記光学濃度センサ14は、図2に示すよ
うに、略直方体状の外形をもち2室に区分された箱状の
ケーシング14aを有している。ケーシング14aの各
室にはそれぞれ窓14b,14cが形成されるととも
に、それぞれ発光素子としての発光ダイオードD1,受
光素子としてのフォトダイオードPT1が図において左
右対称の姿勢で収容されている。この光学濃度センサ1
4は、発光ダイオードD1から窓14bを通して被検出
部材としての感光体ドラム11の表面へ向けて赤外光
(ピーク波長約890nm)L1を出射する。そして、
感光体ドラム11の表面(地肌)又はこの表面上に形成
された基準となるトナーパターン(画像域外の領域に一
定の設定条件で形成されたトナー像)50による反射光
L1′を、窓14cを通してフォトダイオードPT1で
受けて、受けた光量に応じたセンサ出力を発生させる。
詳しくは、光学濃度センサ14には、図4に示すような
制御回路20が接続されている。この制御回路20は、
差動増幅器OP2によってNPNトランジスタTR1を
制御して発光ダイオードD1に対する通電電流を設定す
る(R4は電流制限用抵抗である。)。フォトダイオー
ドPT1の出力は、負荷抵抗R3に電圧降下して差動増
幅器OP1の非反転入力端子(+)に印加されて、帰還
抵抗R1,入力抵抗R2で定まる一定の増幅度で増幅さ
れる。この結果、図3に示すように、トナー付着量に応
じたセンサ出力Voが得られる。図3中、破線はカラー
(C,M,Y)トナーの場合のセンサ出力、実線はブラ
ック(K)トナーの場合のセンサ出力をそれぞれ概略的
に示している。センサ出力Voの最大値は5V(ボル
ト)であり、それはトナー付着量がゼロ、すなわち感光
体ドラム11の地肌を検出したときに起こる。センサ出
力Voは、図4に示すようにCPU(中央演算処理装
置)1に入力されて、本来形成すべき画像のトナー付着
量を制御し、画像濃度を安定化させるために用いられ
る。また、センサ出力Voは、差動増幅器OP2,NP
NトランジスタTR1を介して発光ダイオードD1に対
する通電電流を制御するためにも用いられる。なお、C
PU1を動作させるための制御プログラムはROM(読
み出し専用メモリ)2に格納されている。
【0016】さて、光学濃度センサ14の特性ばらつき
を考慮してセンサ出力Voを補正するために、この画像
形成装置10には、図5に示すように、光学部材として
の光学フィルタ7と、光学フィルタ7を感光体ドラム1
1の表面に沿って移動させるための移動機構4,5,6
が設けられている。
【0017】光学フィルタ7は、発光ダイオードD1の
発光波長890nm付近で一定の透過率を有している。
この光学フィルタ7の透過率はセンサ出力Voを補正す
るための基準となる。
【0018】また、移動機構は、CPU1によって制御
されるステップモータ4と、光学フィルタ7を保持する
ホルダ6と、ステップモータ4による回転運動をホルダ
6の往復運動に変換するリンク5とからなっている。こ
の移動機構4,5,6によって、光学フィルタ7は、光
学濃度センサ14と感光体ドラム11との間から外れた
待機位置(図6(a))と、光学濃度センサ14と感光体
ドラム11との間の光経路に入る作動位置(図6(b))
との間で移動される。
【0019】また、この画像形成装置10は、図示しな
い記憶手段に、光学濃度センサ14の出力値Voと感光
体ドラム11の表面上のトナー付着量の評価値とを対応
づける複数の換算式#1,#2,#3,#1′,#
2′,#3′を格納している。換算式#1,#2,#3
は感光体ドラム11の表面上のカラートナーを観測した
ときに用いるものであり、それぞれ図8(a)中に破線、
実線、1点鎖線でグラフ化されている。一方、換算式#
1′,#2′,#3′は感光体ドラム11の表面上のブ
ラックトナーを観測したときに用いるものであり、それ
ぞれ図8(b)中に破線、実線、1点鎖線でグラフ化され
ている。同じセンサ出力値Voに対して、それぞれ換算
式#1,#2,#3の順、換算式#1′,#2′,#
3′の順にトナー付着量の評価値が大きくなっている。
【0020】この画像形成装置10では、制御手段とし
てのCPU1による制御によって、次のようにしてセン
サ出力Voを補正する。
【0021】まず、図6(a)に示すように、感光体ド
ラム11の表面にトナーが付着されていないときに、移
動機構4,5,6によって光学フィルタ7を待機位置に
配置する。そして、光学濃度センサ14の発光ダイオー
ドD1から感光体ドラム11の表面へ向けて赤外光L1
を出射し、感光体ドラム11の表面(地肌)による反射
光L1′をフォトダイオードPT1で受けて、センサ出
力Voを発生させる。CPU1は、このときのセンサ出
力Voに基づいて、発光ダイオードD1に対する通電電
流を制御して発光光量を調節する。
【0022】続いて、図6(b)に示すように、移動機
構4,5,6によって光学フィルタ7を移動して作動位
置に配置する。そして、光学濃度センサ14の発光ダイ
オードD1から感光体ドラム11の表面へ向けて赤外光
L1を出射する。このとき赤外光は光学フィルタ7を通
して感光体ドラム11の表面に達する。感光体ドラム1
1の表面(地肌)による反射光L1′を光学フィルタ7
を通してフォトダイオードPT1で受けて、センサ出力
Voを発生させる。光学フィルタ7は基準となる透過率
を有することから、このときのセンサ出力Voのばらつ
きは光学濃度センサ14の特性ばらつきを表している。
CPU1は、このときのセンサ出力Voに基づいて、図
7に示すように、カラートナー用換算式、ブラックトナ
ー用換算式をそれぞれ一つずつ選択する。すなわち、セ
ンサ出力Voが比較的大きく、2.3〜2.5Vの範囲
内の値であるときは、トナー付着量評価値が比較的小さ
いカラートナー用換算式#1およびブラックトナー用換
算式#1′を選択する。センサ出力Voが中程度で、
2.1〜2.3Vの範囲内の値であるときは、トナー付
着量評価値が中程度であるカラートナー用換算式#2お
よびブラックトナー用換算式#2′を選択する。また、
センサ出力Voが比較的小さく、1.9〜2.1Vの範
囲内の値であるときは、トナー付着量評価値が比較的大
きいカラートナー用換算式#3およびブラックトナー用
換算式#3′を選択する。なお、センサ出力Voが1.
9V以下又は2.5V以上の値であるときは、異常であ
ると判断して、図示しない表示部にエラーメッセージを
表示する。
【0023】なお、光学フィルタ7を用いているので、
従来に比して、光学濃度センサの補正のために余分なト
ナーを消費することがない。
【0024】この後、移動機構4,5,6によって光
学フィルタ7を移動して図6(a)の待機位置に戻す。そ
して、実際に感光体ドラム11の表面にトナーパターン
が形成されたとき、この感光体ドラム11の表面上のト
ナーパターンに関する光学濃度センサ11の出力値Vo
を上記選択された換算式によってトナー付着量の評価値
に対応づける。
【0025】例えば、図8(a)に示すように、カラート
ナー用換算式#1を選択した場合において観測したカラ
ートナーに関するセンサ出力Voが2.0Vであったと
き、そのカラートナーの付着量は0.45mg/cm2
と比較的少なめに評価される。カラートナー用換算式#
2を選択した場合において観測したカラートナーに関す
るセンサ出力Voが同じ2.0Vであったとき、そのカ
ラートナーの付着量は0.50mg/cm2と中程度に
評価される。カラートナー用換算式#3を選択した場合
において観測したカラートナーに関するセンサ出力Vo
が同じ2.0Vであったとき、そのカラートナーの付着
量は0.55mg/cm2と比較的多めにに評価され
る。
【0026】このような対応づけによって光学濃度セン
サ11の特性ばらつきを補正できる。しかも、光学濃度
センサ14の取付位置のばらつきも含めてセンサ出力V
oを補正できる。この結果、このトナー付着量の評価値
は感光体ドラム11の表面上の実際のトナー付着量に精
度良く対応する。したがって、このトナー付着量の評価
値に基づいて、感光体ドラム上のトナー付着量を精度良
く制御でき、画質を向上させることができる。
【0027】また、予め換算式#1,#2,#3のいず
れか一つと換算式#1′,#2′,#3′のいずれか一
つを選択しているので、実際に感光体ドラム11の表面
上にトナーを付着させてそのトナー付着量の評価値を求
めるときに、センサ出力Vo上記選択された換算式によ
って対応づければ済み、演算量が比較的少なくなる。し
たがって、トナー付着量の評価値を比較的短時間で得る
ことができる。
【0028】(2)図9は第2の実施形態の画像形成装
置100を示している。
【0029】この画像形成装置100は、タンデム方式
の画像形成装置であり、水平に配置された一対のローラ
102,103と、このローラ対102,103によっ
て矢印b方向に駆動される無端の不透明材料からなる転
写ベルト109と、この転写ベルト109上で上流側か
ら下流側に向かって順に配置された4つの感光体ユニッ
ト110,120,130,140を備えている。ま
た、転写ベルト109上で感光体ユニット140よりも
さらに下流側の位置に、ブラックトナー用光学濃度セン
サ104とカラートナー用光学濃度センサ105とが重
なって設けられている。なお、光学濃度センサ104,
105の出力信号は、それぞれ図4に示したのと同じ制
御回路20によって処理される。
【0030】上記感光体ユニット110,120,13
0,140はそれぞれブラック(K),マゼンタ
(M),イエロー(Y),シアン(C)の現像を行うよ
うになっている。例えば、ブラック(K)の感光体ユニ
ット110は感光体ドラム111の周囲に、残留トナー
を除去するためのクリーナ117と、残留電荷を除去す
るためのイレーサランプ118と、感光体ドラム111
の表面を一様に帯電させるための帯電チャージャ112
と、ブラック(K)のトナーを含む現像剤を収容した現
像器113とを備えている。転写ベルト109に関して
感光体ドラム111の反対側に、感光体ドラム111と
対向する転写チャージャ116が設けられている。残り
の各色の感光体ユニット120,130,140も同様
の構成となっており、対応する構成要素にはそれぞれ1
0,20,30だけ増加した符号を付している。
【0031】この画像形成装置100では、フルカラー
の画像を形成する場合、各色の感光体ユニット110,
120,130,140において感光体ドラム111,
121,131,141の表面にそれぞれの色のトナー
像を形成する。そして、これらのトナー像を、色ずれが
生じないように同期をとって、転写ベルト109上を搬
送される用紙(図示せず)に順次転写する。光学濃度の
基準となるトナーパターンは予め転写ベルト109上の
用紙外の領域に転写される。なお、装置全体の制御はC
PU101によって行われる。
【0032】上記ブラックトナー用光学濃度センサ10
4は、図10(a)に示すように、略直方体状の外形をも
ち2室に区分された箱状のケーシング104aを有して
いる。ケーシング104aの各室にはそれぞれ窓104
b,104cが形成されるとともに、それぞれ発光素子
としての発光ダイオードD11,受光素子としてのフォ
トダイオードPT11が図において左右対称の姿勢で収
容されている。この光学濃度センサ104は、発光ダイ
オードD11から窓104bを通して被検出部材として
の転写ベルト109の表面へ向けて赤外光(ピーク波長
約950nm)L11を出射する。そして、転写ベルト
109の表面(地肌)又はこの表面上に形成された基準
となるトナーパターン150による反射光L11′を、
窓104cを通してフォトダイオードPT11で受け
て、受けた光量に応じたセンサ出力Voを発生させる。
この結果、図11中に実線で示すように、ブラック
(K)トナー付着量に応じたセンサ出力Voが得られ
る。このセンサ出力Voの最大値は5V(ボルト)であ
り、それはトナー付着量がゼロ、すなわち転写ベルト1
09の地肌を検出したときに起こる。
【0033】同様に、上記カラートナー用光学濃度セン
サ105は、図10(b)に示すように、2室に区分され
た箱状のケーシング105aを有している。ケーシング
105aの各室にはそれぞれ窓105b,105cが形
成されるとともに、それぞれ発光素子としての発光ダイ
オードD12,受光素子としてのフォトダイオードPT
12が収容されている。ただし、被検出部材による散乱
光を検出するために、このカラートナー用光学濃度セン
サ105の窓105b,105cは図において左右非対
称に配置され、発光ダイオードD12,フォトダイオー
ドPT12も同様に左右非対称の姿勢で配置されてい
る。この光学濃度センサ105は、発光ダイオードD1
2から窓105bを通して被検出部材としての転写ベル
ト109の表面へ向けて赤外光(ピーク波長約950n
m)L12を出射する。そして、転写ベルト109の表
面(地肌)又はこの表面上に形成された基準となるトナ
ーパターン150による散乱(拡散反射)光L12′
を、窓105cを通してフォトダイオードPT12で受
けて、受けた光量に応じたセンサ出力Voを発生させ
る。この結果、図11中に破線で示すように、カラー
(C,M,Y)トナー付着量に応じたセンサ出力Voが
得られる。このセンサ出力Voはトナー付着量が増える
につれて大きくなり、5V(ボルト)で飽和する。
【0034】さて、光学濃度センサ104,105の特
性ばらつきを考慮してセンサ出力Voを補正するため
に、図12(a),(b)に示すように、転写ベルト109の
表面の特定の位置に、発光ダイオードD11,D12の
ピーク波長950nm付近でそれぞれ一定の反射率を有
する光学部材としての反射板151,152が貼り付け
られている。反射板151の反射率は比較的大きく(カ
ラートナーの高付着量に相当する)、反射板152の反
射率は中程度(カラートナーの中間調の付着量に相当す
る)に、転写ベルト109の表面(地肌)の反射率は比
較的低く、それぞれ設定されている。これらの反射板1
51,152および転写ベルト109の表面(地肌)の
反射率は、センサ出力Voを補正するための基準とな
る。
【0035】このような不透明の転写ベルト109の材
料としては、半導電PC(ポリカーボネート)、半導電
ETFE(エチレン、エトラフルオロエチレン共重合
体)、半導電エステル、半導電PVDF(ポリフッ化ビ
ニルデン)、半導電PI(ポリイミド)、半導電ナイロ
ン、半導電PET(ポリエチレンテレフタレート)など
を使用することができる。
【0036】また、CPU101がローラ102,10
3を介して転写ベルト109を適宜駆動し、移動機構と
して働かせるようになっている。これにより、反射板1
51は、光学濃度センサ104および105の光経路か
ら外れた待機位置と、光学濃度センサ104および10
5の光経路に入る作動位置との間で移動される。反射板
152も同様に、光学濃度センサ104および105の
光経路から外れた待機位置と、光学濃度センサ104お
よび105の光経路に入る作動位置との間で移動され
る。
【0037】また、この画像形成装置100は、図示し
ない記憶手段に、光学濃度センサ104,105の出力
値Voと転写ベルト109の表面上のトナー付着量の評
価値とを対応づける複数の換算式#11,#12,#1
3,#11′,#12′,#13′を格納している。換
算式#11,#12,#13は転写ベルト109の表面
上のカラートナーを観測したときに用いるものであり、
それぞれ図14(a)中に破線、実線、1点鎖線でグラフ
化されている。一方、換算式#11′,#12′,#1
3′は転写ベルト109の表面上のブラックトナーを観
測したときに用いるものであり、それぞれ図14(b)中
に破線、実線、1点鎖線でグラフ化されている。同じセ
ンサ出力値Voに対して、それぞれ換算式#11,#1
2,#13の順、換算式#11′,#12′,#13′
の順にトナー付着量の評価値が大きくなっている。
【0038】この画像形成装置100では、制御手段と
してのCPU101による制御によって、次のようにし
てセンサ出力Voを補正する。なお、CPU101は光
学濃度センサ104,105の出力値を記憶するための
図示しないレジスタを有するものとする。
【0039】まず、ローラ対102,103によって
転写ベルト109を駆動して、図12(a),(b)に示すよ
うに、比較的大きい反射率を有する反射板151が光学
濃度センサ104および105の光経路に入る作動位置
にする。そして、光学濃度センサ104,105の発光
ダイオードD11,D12からそれぞれ転写ベルト10
9上の反射板151の表面へ向けて赤外光L11,L1
2を出射し、反射板151による反射光L11′,散乱
光L12′をそれぞれフォトダイオードPT11,PT
12で受けて、光学濃度センサ104,105にそれぞ
れセンサ出力Voを発生させる。CPU101は、この
ときのセンサ出力Voに基づいて、発光ダイオードD1
1,D12に対する通電電流を制御して発光光量を調節
するとともに、この調節後に得られた光学濃度センサ1
04,105の出力値をそれぞれVB4,VB5として
レジスタに記憶させる。
【0040】次に、ローラ対102,103によって転
写ベルト109を駆動して、中程度の反射率を有する反
射板152が光学濃度センサ104および105の光経
路に入る作動位置にする。そして、上記の場合と同様に
して、光学濃度センサ104,105にそれぞれセンサ
出力Voを発生させる。CPU101は、このときのセ
ンサ出力値をそれぞれVC4,VC5として別のレジス
タに記憶させる。
【0041】また、ローラ対102,103によって転
写ベルト109を駆動して、反射板151,152がい
ずれも光学濃度センサ104および105の光経路から
外れた待機位置にする。これにより、光学濃度センサ1
04および105を比較的小さい反射率を有する転写ベ
ルト109の表面(地肌)に対向させる。そして、上記
の場合と同様にして、光学濃度センサ104,105に
それぞれセンサ出力Voを発生させる。CPU101
は、このときのセンサ出力値をそれぞれVR4,VR5
として別のレジスタに記憶させる。
【0042】次に、CPU101は、中程度のセンサ
出力値VC4,VC5を、それぞれ比較的大きいセンサ
出力値VB4,VB5と比較的小さいセンサ出力値VR
4,VR5を用いて255階調に規格化する。すなわ
ち、光学濃度センサ104,105による中程度のセン
サ出力値VC4,VC5の規格化データをそれぞれVN
4,VN5とすると、 VN4=255(VC4−VB4)/(VR4−VB4) …(1) VN5=255(VC5−VR5)/(VB5−VR5) …(2) を算出する。
【0043】反射板151,152および転写ベルト1
09の表面(地肌)が基準となる反射率を有することか
ら、このときの規格化データVN4,VN5のばらつき
はそれぞれ光学濃度センサ104,105の特性ばらつ
きを表している。CPU101は、このときの規格化デ
ータVN4,VN5に基づいて、図13に示すように、
カラートナー用換算式、ブラックトナー用換算式をそれ
ぞれ一つずつ選択する。
【0044】すなわち、カラートナー用光学濃度センサ
105が出力した規格化データVN5が比較的大きく、
100〜125の範囲内の値であるときは、トナー付着
量評価値が比較的小さいカラートナー用換算式#11を
選択する。規格化データVN5が中程度で、75〜10
0の範囲内の値であるときは、トナー付着量評価値が中
程度であるカラートナー用換算式#12を選択する。ま
た、規格化データVN5が比較的小さく、50〜75の
範囲内の値であるときは、トナー付着量評価値が比較的
大きいカラートナー用換算式#13を選択する。なお、
規格化データVN5が50以下又は125以上の値であ
るときは、異常であると判断して、図示しない表示部に
エラーメッセージを表示する。
【0045】同様に、ブラックトナー用光学濃度センサ
104が出力した規格化データVN4が比較的大きく、
175〜200の範囲内の値であるときは、トナー付着
量評価値が比較的小さいブラックトナー用換算式#1
1′を選択する。規格化データVN4が中程度で、15
0〜175の範囲内の値であるときは、トナー付着量評
価値が中程度であるブラックトナー用換算式#12′を
選択する。また、規格化データVN4が比較的小さく、
125〜150の範囲内の値であるときは、トナー付着
量評価値が比較的大きいブラックトナー用換算式#1
3′を選択する。なお、規格化データVN4が125以
下又は200以上の値であるときは、異常であると判断
して、図示しない表示部にエラーメッセージを表示す
る。
【0046】なお、反射板151,152および転写ベ
ルト109の表面(地肌)を用いているので、従来に比
して、光学濃度センサの補正のために余分なトナーを消
費することがない。
【0047】この後、ローラ対102,103によっ
て転写ベルト109を駆動して、反射板151および1
52がいずれも光学濃度センサ104および105の光
経路から外れた待機位置にする。そして、実際に転写ベ
ルト109の表面にトナーパターンが付着されたとき、
この転写ベルト109の表面上のトナーパターンに関す
るカラートナー用光学濃度センサ105の出力値Voを
上記選択されたカラートナー用換算式によってカラート
ナー付着量の評価値に対応づけるとともに、ブラックト
ナー用光学濃度センサ104の出力値Voを上記選択さ
れたブラックトナー用換算式によってブラックトナー付
着量の評価値に対応づける。
【0048】このような対応づけによって光学濃度セン
サ104,105の特性ばらつきを補正できる。しか
も、光学濃度センサ104,105の取付位置のばらつ
きや、光学濃度センサ104,105間の特性ばらつき
も含めてセンサ出力Voを補正できる。この結果、この
トナー付着量の評価値は転写ベルト109の表面上の実
際のトナー付着量に精度良く対応する。したがって、こ
のトナー付着量の評価値に基づいて、感光体ドラム11
1,121,131,141上のトナー付着量を精度良
く制御でき、画質を向上させることができる。
【0049】また、予めカラートナー用換算式#11,
#12,#13のいずれか一つとブラックトナー用換算
式#11′,#12′,#13′のいずれか一つを選択
しているので、実際に転写ベルト109の表面上にトナ
ーを付着させてそのトナー付着量の評価値を求めるとき
に、センサ出力Vo上記選択された換算式によって対応
づければ済み、演算量が比較的少なくなる。したがっ
て、トナー付着量の評価値を比較的短時間で得ることが
できる。
【0050】なお、転写ベルト109の表面上に反射板
151,152を貼り付けるのではなく、転写ベルト1
09の表面の特定の位置にそれぞれ反射板151,15
2と同じ反射率を有するコーティングを施しても良い。
【0051】また、図15(a)に示すように、実用レベ
ルのタンデム方式の画像形成装置では、メンテナンスの
便宜等のために、転写ベルト109を水平位置から或る
角度θだけ傾斜させる機構を有することとが多い。この
ような場合、転写ベルト109の傾斜を利用して一つの
光学濃度センサ104だけでカラートナー付着量および
ブラックトナー付着量の検出を行うことができる。すな
わち、図15(a),(b)に示すように転写ベルト109が
角度θだけ傾斜されているとき、光学濃度センサ104
は転写ベルト109の表面による反射光(正反射された
光)を検出する(α=βとなる)一方、図15(c)に示
すように転写ベルト109が水平位置にあるとき、光学
濃度センサ104は転写ベルト109の表面による散乱
光(拡散反射された光)を検出する(α≠βとなる)よ
うな配置をとる。そして、図15(a),(b)の配置で取得
したセンサ出力値(規格化データ)に基づいてブラック
トナー用換算式#11′,#12′,#13′のいずれ
か一つを選択し、図15(c)の配置で取得したセンサ出
力値(規格化データ)に基づいてカラートナー用換算式
#11,#12,#13のいずれか一つを選択する。こ
のようにして、転写ベルト109の傾斜を利用して一つ
の光学濃度センサ104だけでカラートナー付着量およ
びブラックトナー付着量の検出を行うことができる。
【0052】(3)図16は第3の実施形態の画像形成
装置200を示している。
【0053】この画像形成装置200は、タンデム方式
の画像形成装置であり、水平に配置された一対のローラ
202,203と、このローラ対202,203によっ
て矢印b方向に駆動される無端の透明材料からなる転写
ベルト209と、この転写ベルト209上で上流側から
下流側に向かって順に配置された4つの感光体ユニット
210,220,230,240を備えている。また、
転写ベルト209上で感光体ユニット240よりもさら
に下流側の位置に、透過型の光学濃度センサ204が設
けられている。なお、光学濃度センサ204の出力信号
は、図4に示したのと同じ制御回路20によって処理さ
れる。
【0054】上記感光体ユニット210,220,23
0,240はそれぞれ図9中に示した感光体ユニット1
10,120,130,140と同じものである。
【0055】この画像形成装置200では、フルカラー
の画像を形成する場合、各色の感光体ユニット210,
220,230,240において感光体ドラム211,
221,231,241の表面にそれぞれの色のトナー
像を形成する。そして、これらのトナー像を、色ずれが
生じないように同期をとって、転写ベルト209上を搬
送される用紙(図示せず)に順次転写する。光学濃度の
基準となるトナーパターンは予め転写ベルト209上の
用紙外の領域に転写される。なお、装置全体の制御はC
PU201によって行われる。
【0056】上記光学濃度センサ204は、図17に示
すように、略コの字状の外形をもつ箱状のケーシング2
04aを有し、被検出部材としての転写ベルト209を
上下から挟むように配置されている。ケーシング204
aの上部,下部にはそれぞれ窓204b,204cが形
成されるともともに、発光素子としての発光ダイオード
D21,受光素子としてのフォトダイオードPT21が
窓204b,204cを通して互いに対向する姿勢で収
容されている。この光学濃度センサ204は、発光ダイ
オードD21から窓204bを通して被検出部材として
の転写ベルト209の表面へ向けて赤外光(ピーク波長
約950nm)L21を出射する。そして、転写ベルト
209又は転写ベルト209およびこの表面上に形成さ
れた基準となるトナーパターン250による透過光L2
1′を、窓204cを通してフォトダイオードPT21
で受けて、受けた光量に応じたセンサ出力Voを発生さ
せる。この結果、図18に示すように、トナー付着量に
応じたセンサ出力Voが得られる。図18中、破線はカ
ラー(C,M,Y)トナーの場合のセンサ出力、実線は
ブラック(K)トナーの場合のセンサ出力をそれぞれ概
略的に示している。センサ出力Voの最大値は5V(ボ
ルト)であり、それはトナー付着量がゼロ、すなわち転
写ベルト209のみを検出したときに起こる。
【0057】なお、このような透明な転写ベルト209
の材料としては、PC(ポリカーボネート)、ETFE
(エチレン、エトラフルオロエチレン共重合体)、エス
テル、PVDF(ポリフッ化ビニルデン)、PI(ポリ
イミド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)など
を使用することができる。
【0058】さて、光学濃度センサ204の特性ばらつ
きを考慮してセンサ出力Voを補正するために、この画
像形成装置200には、図20に示すように、光学部材
としての2種類の光学フィルタ251,252と、光学
フィルタ251,252を転写ベルト209に沿って水
平に移動させるための移動機構206,207,208
が設けられている。
【0059】光学フィルタ251,252は、波長95
0nm付近で一定の透過率を有している。光学フィルタ
251の透過率は比較的小さく(カラートナーの高付着
量に相当する)、光学フィルタ252の透過率は中程度
(カラートナーの中間調の付着量に相当する)に、それ
ぞれ設定されている。具体的には、光学フィルタ251
としては富士写真フィルム(株)製IR−98フィルタ
(波長950nm付近で透過率5%)、光学フィルタ2
52としては富士写真フィルム(株)製IR−94フィ
ルタ(波長950nm付近で透過率50%)を採用す
る。これらの光学フィルタ251,252の透過率はセ
ンサ出力Voを補正するための基準となる。
【0060】また、移動機構は、CPU201によって
制御されるステップモータ206と、光学フィルタ25
1,252を保持するホルダ208と、ステップモータ
206による回転運動をホルダ208の往復運動に変換
するリンク207とからなっている。この移動機構20
6,207,208によって、光学フィルタ251,2
52は、光学フィルタ251,252がいずれも光学濃
度センサ204と転写ベルト209との間から外れた待
機位置(図19(a))と、中程度の透過率を有する光学
フィルタ252が光学濃度センサ204と転写ベルト2
09との間の光経路に入る作動位置(図19(b))と、
比較的小さい透過率を有する光学フィルタ251が光学
濃度センサ204と転写ベルト209との間の光経路に
入る作動位置(図19(c))との間で移動される。
【0061】また、この画像形成装置200は、図示し
ない記憶手段に、光学濃度センサ204の出力値Voと
転写ベルト209の表面上のトナー付着量の評価値とを
対応づける複数の換算式#21,#22,#23,#2
4,#21′,#22′,#23′,#24′を格納し
ている。換算式#21,#22,#23,#24は転写
ベルト209の表面上のカラートナーを観測したときに
用いるものであり、それぞれ図22(a)中に破線、実
線、1点鎖線、2点鎖線でグラフ化されている。一方、
換算式#21′,#22′,#23′,#24′は転写
ベルト209の表面上のブラックトナーを観測したとき
に用いるものであり、それぞれ図22(b)中に破線、実
線、1点鎖線、2点鎖線でグラフ化されている。同じセ
ンサ出力値Voに対して、それぞれ換算式#21,#2
2,#23,#24の順、換算式#21′,#22′,
#23′,#24′の順にトナー付着量の評価値が大き
くなっている。
【0062】この画像形成装置200では、制御手段と
してのCPU201による制御によって、次のようにし
てセンサ出力Voを補正する。なお、CPU201は光
学濃度センサ204の出力値を記憶するための図示しな
いレジスタを有するものとする。
【0063】まず、図19(a)に示すように、転写ベ
ルト209の表面にトナーが付着されていないときに、
移動機構206,207,208によって、光学フィル
タ251,252がいずれも光学濃度センサ204と転
写ベルト209との間から外れた待機位置にする。そし
て、光学濃度センサ204の発光ダイオードD21から
転写ベルト209の表面へ向けて赤外光L21を出射
し、転写ベルト209による透過光L21′をフォトダ
イオードPT21で受けて、センサ出力Voを発生させ
る。CPU1は、このときのセンサ出力Voに基づい
て、発光ダイオードD21に対する通電電流を制御して
発光光量を調節するとともに、この調節後に得られた光
学濃度センサ204の出力値をそれぞれVTとしてレジ
スタに記憶させる。
【0064】続いて、図19(b)に示すように、移動機
構206,207,208によって、中程度の透過率を
有する光学フィルタ252が光学濃度センサ204と転
写ベルト209との間の光経路に入る作動位置にする。
そして、上記の場合と同様にして、光学濃度センサ20
4にそれぞれセンサ出力Voを発生させる。CPU20
1は、このときのセンサ出力値をそれぞれVDとして別
のレジスタに記憶させる。
【0065】また、図19(c)に示すように、移動機構
206,207,208によって、比較的小さい透過率
を有する光学フィルタ251が光学濃度センサ204と
転写ベルト209との間の光経路に入る作動位置にす
る。そして、上記の場合と同様にして、光学濃度センサ
204にそれぞれセンサ出力Voを発生させる。CPU
201は、このときのセンサ出力値をそれぞれVEとし
て別のレジスタに記憶させる。
【0066】次に、CPU201は、中程度のセンサ
出力値VDを、比較的大きいセンサ出力値VTと比較的
小さいセンサ出力値VEを用いて255階調に規格化す
る。すなわち、光学濃度センサ204による中程度のセ
ンサ出力値VDの規格化データをVNとすると、 VN=255(VD−VE)/(VT−VE) …(3) を算出する。
【0067】光学フィルタ251,252および転写ベ
ルト209が基準となる透過率を有することから、この
ときの規格化データVNのばらつきは光学濃度センサ2
04の特性ばらつきを表している。CPU201は、こ
のときの規格化データVNに基づいて、図21に示すよ
うに、カラートナー用換算式、ブラックトナー用換算式
をそれぞれ一つずつ選択する。すなわち、規格化データ
VNが比較的大きく、135〜140の範囲内の値であ
るときは、トナー付着量評価値が比較的小さいカラート
ナー用換算式#21およびブラックトナー用換算式#2
1′を選択する。規格化データVNが中程度でやや大き
く、130〜135の範囲内の値であるときは、トナー
付着量評価値が中程度でやや小さいカラートナー用換算
式#22およびブラックトナー用換算式#22′を選択
する。また、規格化データVNが中程度でやや小さく、
125〜130の範囲内の値であるときは、トナー付着
量評価値が中程度でやや大きいカラートナー用換算式#
23およびブラックトナー用換算式#23′を選択す
る。また、規格化データVNが比較的小さく、120〜
125の範囲内の値であるときは、トナー付着量評価値
が比較的大きいカラートナー用換算式#24およびブラ
ックトナー用換算式#24′を選択する。なお、規格化
データVNが120以下又は140以上の値であるとき
は、異常であると判断して、図示しない表示部にエラー
メッセージを表示する。
【0068】なお、光学フィルタ251,252を用い
ているので、従来に比して、光学濃度センサの補正のた
めに余分なトナーを消費することがない。
【0069】この後、移動機構206,207,20
8によって、光学フィルタ251,252がいずれも光
学濃度センサ204と転写ベルト209との間から外れ
た待機位置にする。そして、実際に転写ベルト209の
表面にトナーパターンが形成されたとき、この転写ベル
ト209の表面上のトナーパターンに関する光学濃度セ
ンサ204の出力値Voを上記選択された換算式によっ
てトナー付着量の評価値に対応づける。
【0070】このような対応づけによって光学濃度セン
サ204の特性ばらつきを補正できる。しかも、光学濃
度センサ204の取付位置のばらつきも含めてセンサ出
力Voを補正できる。この結果、このトナー付着量の評
価値は転写ベルト209の表面上の実際のトナー付着量
に精度良く対応する。したがって、このトナー付着量の
評価値に基づいて、感光体ドラム211,221,23
1,241上のトナー付着量を精度良く制御でき、画質
を向上させることができる。
【0071】また、予めカラートナー用換算式#21,
#22,#23,#24のいずれか一つとブラックトナ
ー用換算式#11′,#12′,#13′,#24′の
いずれか一つを選択しているので、実際に転写ベルト2
09の表面上にトナーを付着させてそのトナー付着量の
評価値を求めるときに、センサ出力Vo上記選択された
換算式によって対応づければ済み、演算量が比較的少な
くなる。したがって、トナー付着量の評価値を比較的短
時間で得ることができる。
【0072】なお、光学フィルタ251,252と一体
に、光学フィルタ251,252の汚れを防ぐためのシ
ャッタを設けても良い。光学濃度センサ204を使用し
ない期間は、光学フィルタ251,252自体をそのよ
うなシャッタとして使用することもできる。
【0073】また、この実施形態では光学フィルタ25
1,252を転写ベルト209と光学濃度センサ204
の発光ダイオードD21との間に挿入するようにした
が、当然ながら、転写ベルト209と光学濃度センサ2
04のフォトダイオードPT21との間に挿入しても良
い。
【0074】なお、上記各実施形態における「換算式」
は、光学濃度センサの出力値とトナー付着量の評価値と
を1対1に対応づけるものであれば良い。例えば、数式
の他に、光学濃度センサの出力値に対応してトナー付着
量の評価値を格納した換算表など、様々な形態をとるこ
とができる。
【0075】また、各光学濃度センサの発光ダイオード
D1,D11,D12およびD21の発光波長は赤外領
域としたが、各トナーの色に応じて発光波長を変えても
良い。この場合、各色のトナー毎に複数の換算式を用意
する。これにより、各色のトナー付着量をさらに精度良
く制御することができる。
【0076】被検出部材としては、例示の感光体ドラ
ム、転写ベルトの他に、転写ドラム、中間転写体、用紙
など、様々なものを採用することができる。
【0077】また、光学濃度センサによるトナー付着量
の補正は、プリント毎に常時行う必要はなく、電源投入
時、光学濃度センサの交換時、被検出部材(感光体ドラ
ムや転写ベルトなど)の交換時に適宜行えば良い。
【0078】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の画
像形成装置は、基準となる光学部材を観測したときの光
学濃度センサの出力値のばらつきを解消するように、光
学濃度センサの出力値とトナー付着量の評価値とを対応
づける換算式を選択しているので、トナー付着量の評価
値を実際のトナー付着量に精度良く対応させることがで
きる。したがって、本来の画像形成のためのトナー付着
量を精度良く制御でき、画質を向上させることができ
る。
【0079】しかも、このように光学濃度センサの出力
値を上記選択された換算式によってトナー付着量の評価
値に対応づけるようにした場合、光学濃度センサの取付
位置のばらつきも含めて上記光学濃度センサの特性を補
正できる。
【0080】また、複数の光学濃度センサを備える場合
には、光学濃度センサ間の特性ばらつきを補正できる。
【0081】また、光学濃度センサの補正のために光学
部材を用いているので、従来に比して、光学濃度センサ
の補正のために余分なトナーを消費することがない。
【0082】また、予め換算式を選択しているので、実
際に上記被検出部材上にトナーを付着させてそのトナー
付着量の評価値を求めるときに、上記光学濃度センサの
出力値を上記選択された換算式によって対応づければ済
み、演算量が比較的少なくなる。したがって、トナー付
着量の評価値が比較的短時間で得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す図である。
【図2】 上記画像形成装置の光学濃度センサの構成を
示す図である。
【図3】 上記光学濃度センサの特性を示す図である。
【図4】 上記光学濃度センサの出力信号を処理するた
めの制御回路を示す図である。
【図5】 上記光学濃度センサの補正のための光学フィ
ルタおよびその移動機構を示す図である。
【図6】 上記光学濃度センサの補正の仕方を説明する
図である。
【図7】 上記光学濃度センサの特性を補正するための
換算式の選択の仕方を説明する図である。
【図8】 上記光学濃度センサの特性を補正するために
用いる複数の換算式をグラフ化した図である。
【図9】 この発明の第2の実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す図である。
【図10】 上記画像形成装置の一対の光学濃度センサ
の構成を示す図である。
【図11】 上記各光学濃度センサの特性を示す図であ
る。
【図12】 上記光学濃度センサの補正の仕方を説明す
る図である。
【図13】 上記光学濃度センサの特性を補正するため
の換算式の選択の仕方を説明する図である。
【図14】 上記光学濃度センサの特性を補正するため
に用いる複数の換算式をグラフ化した図である。
【図15】 上記画像形成装置の変形例を示す図であ
る。
【図16】 この発明の第3の実施形態の画像形成装置
の概略構成を示す図である。
【図17】 上記画像形成装置の光学濃度センサの構成
を示す図である。
【図18】 上記光学濃度センサの特性を示す図であ
る。
【図19】 上記光学濃度センサの補正の仕方を説明す
る図である。
【図20】 上記光学濃度センサの補正のための光学フ
ィルタおよびその移動機構を示す図である。
【図21】 上記光学濃度センサの特性を補正するため
の換算式の選択の仕方を説明する図である。
【図22】 上記光学濃度センサの特性を補正するため
に用いる複数の換算式をグラフ化した図である。
【符号の説明】
D1,D11,D12,D21 発光ダイオード PT1,PT11,PT12,PT21 フォトダイオ
ード 7,251,252 光学フィルタ 11 感光体ドラム 14,104,105,204 光学濃度センサ 109,209 転写ベルト 151,152 反射部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーが付着されるべき被検出部材と、
    上記被検出部材に付着されたトナー像へ向けて光を出射
    するとともに上記トナー像による反射光又は透過光を受
    けて、受けた光量に応じた信号を出力する光学濃度セン
    サとを備えて、この光学濃度センサの出力値に基づいて
    上記被検出部材上のトナー付着量を制御する画像形成装
    置において、 基準となる反射率又は透過率を有する光学部材と、 上記光学部材を上記光学濃度センサの光経路に移動し得
    る移動機構と、 上記光学濃度センサの出力値と上記トナー付着量の評価
    値とを対応づける換算式を複数記憶する記憶手段と、 上記被検出部材にトナーが付着されていないときに上記
    光学濃度センサの光経路に上記移動機構によって上記光
    学部材を移動して、上記光学部材に関する上記光学濃度
    センサの出力値を取得し、この出力値のばらつきを解消
    するように上記記憶手段が記憶している換算式を選択す
    る制御を行う制御手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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