JPH11277679A - 片面銅張積層板 - Google Patents

片面銅張積層板

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JPH11277679A
JPH11277679A JP8763398A JP8763398A JPH11277679A JP H11277679 A JPH11277679 A JP H11277679A JP 8763398 A JP8763398 A JP 8763398A JP 8763398 A JP8763398 A JP 8763398A JP H11277679 A JPH11277679 A JP H11277679A
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JP
Japan
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paper
paper base
heat shrinkage
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base materials
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Withdrawn
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JP8763398A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Inanobe
智広 稲野辺
Shinji Ito
慎二 伊藤
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱処理されたときに発生するそりを小さく
した片面銅張積層板。 【解決手段】 銅はくと接する紙基材の加熱収縮率をa
とし、それ以外の紙基材の加熱収縮率をbとするとき、
aとbとが紙基材の縦横方向ともに次の式数1を満足す
るように紙基材を選択組み合わせる。 【数1】1.1≦a/b≦1.3

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙を基材とする片
面銅張積層板に関する。
【0002】
【従来の技術】紙を基材とする片面銅張積層板は、打ち
抜き加工性及びドリル加工性に優れ、かつ安価であるの
で、民生用電子機器のプリント配線板材料として需要が
多い。紙を基材とする片面銅張積層板は、紙を基材とす
るプリプレグの所定枚数を重ね、その片側に銅はくを重
ね、加熱加圧して製造される。そして、プリプレグは、
紙基材に熱硬化性樹脂のワニスを含浸乾燥して得られ
る。民生用電子機器のプリント配線板材料としての片面
銅張積層板は、プリプレグ8枚と厚さ35μmの銅はく
とを組み合わせ全体の厚さが1.6mmであるものが標
準となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の片面銅張積層板
には、銅はくが片側のみであるというアンバランスな層
構成であることに起因するそり、特に、加熱処理された
ときにそりが発生するという欠点があった。片面銅張積
層板においては、銀ペーストを用いて回路を形成する銀
ペースト印刷や、銀ペースト埋込による接続する銀スル
ーホールが多用されている。銀ペーストに代えて銅ペー
ストが用いられることもある。ところが、銀ペーストを
用いると、加熱処理工程(通常、150〜160℃、3
0〜40分乾燥を2〜3回)が必須となる。銅ペースト
においても同様である。 したがって、加熱処理された
ときのそりが小さい片面銅張積層板の要求が大きいもの
であった。
【0004】本発明は、加熱処理されたときのそりが小
さい片面銅張積層板を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、銅はくと接す
る層の紙基材の加熱収縮率をaとし、それ以外の層の紙
基材の加熱収縮率率をbとするとき、aとbとが紙基材
の縦横方向ともに次の式数2を満足するように紙基材を
選択組み合わせた基材を用いた片面銅張積層板である。
【数2】1.1≦a/b≦1.3
【0006】ここで、紙基材の加熱収縮率は、紙基材を
100mm四方の大きさに打ち抜いた測定試料を170
℃で5分間加熱後室温に放冷したとき、測定試料に描か
れた基準線の長さを測定して、次の式数3により得られ
る数値である。
【数3】 加熱収縮率={(m0−m1)/m0 }×100 ただし、m0 :加熱前の基準線の長さ m1 :加熱後の基準線の長さ
【0007】加熱処理により熱硬化性樹脂が収縮する
が、銅はくは収縮しないために、紙基材の加熱収縮率が
全部同じであると、銅はくと反対面の収縮が大きくな
り、銅はく面を凸にしたそりを発生させる。片側に加熱
収縮率が小さい紙基材を配置して、銅はくがない場合を
想定すると、加熱収縮率が小さい紙基材を配置した側
は、加熱収縮率が小さいために樹脂の収縮に対抗する力
が小さくなりこの面の収縮が大きくなる。したがって、
加熱収縮率が小さい紙基材側が凹になるようなそりを発
生させる。そして、加熱収縮率が小さい紙基材を配置し
た側に銅はくがあると、銅はく面を凸にしたそりを発生
させる力と、加熱収縮率が小さい紙基材を配置した側
(銅はく面でもある)が凹になるようなそりを発生させ
る力とが釣り合って、全体としてそりを小さくすること
ができる。
【0008】紙基材の加熱収縮率が、式数2において、
1.1>a/bとなると、銅はくがある側に凹になるよ
うなそりを発生させる力が小さくて、そりを小さくする
効果がない。また、1.3<a/bとなると、銅はくが
ある側に凹になるようなそりを発生させる力が大きくな
りすぎる結果となる。なお、1.0=a/bでは加熱収
縮率が同じとなり、1.0>a/bであると逆に銅はく
側紙基材の加熱収縮率が大きくなるからそりを小さくす
る効果がないことはいうまでもないことである。このこ
とから、前記のaとbとが、紙基材の縦横方向ともに式
数4を満足するように紙基材を選択組み合わせるのがよ
り好ましい。
【数4】1.15≦a/b≦1.25
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる紙基材として
は、銅張積層板の製造材料として公知の、クラフト紙、
リンター紙などを用いることができる。紙基材の加熱収
縮率は、紙基材製造時の条件、すなわち、パルプの種
類、抄造方法などを変えることにより調整することがで
きる。
【0010】熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
など従来から紙基材積層板のマトリックス樹脂として用
いられている熱硬化性樹脂を用いることができる。前記
熱硬化性樹脂のうちでは、フェノール樹脂が最も広く採
用されている。
【0011】フェノール樹脂には、レゾール樹脂とノボ
ラック樹脂とがあるが、紙基材積層板には、通常は、フ
ェノール類とアルデヒド類とをアルカリ触媒の存在下に
反応させて得られるレゾール樹脂が用いられる。
【0012】フェノール樹脂の合成において用いられる
アルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、パラホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、パラアセトアルデヒ
ド、ブチルアルデヒド、オクチルアルデヒド、ベンズア
ルデヒドなどを挙げることができる。一般にはホルムア
ルデヒド又はパラホルムアルデヒドが使用されている。
【0013】積層板に可撓性を付与するため、また、打
ち抜き加工性をよくするため、乾性油で変性したレゾー
ル樹脂を用いるのが好ましい。乾性油で変性したレゾー
ル樹脂は、フェノール類と乾性油とを酸触媒の存在下に
あらかじめ反応させ、次いで、アルデヒド類をアルカリ
触媒の存在下に反応させることにより得ることができ
る。乾性油としては、桐油、アマニ油、脱水ヒマシ油、
オイチシカ油等が使用される。
【0014】紙基材積層板は、レゾール樹脂を溶剤に溶
解したワニスを紙基材に含浸乾燥してプリプレグとし、
このプリプレグを所定枚数重ね、温度150〜180
℃、圧力7〜15MPaで60〜120分間、加熱加圧
して製造される。プリント配線板の材料となる銅張積層
板は、プリプレグと銅はくとを組み合わせ、加熱加圧し
て製造される。フェノール樹脂をワニスとするときの溶
剤としては、トルエン、メタノール、メチルエチルケト
ン、2−メトキシエタノール、アセトン、スチレンなど
が用いられる。このワニスには、フェノール樹脂積層板
に可塑性、難燃性を付与するために必要により、可塑
剤、難燃剤を添加する。
【0015】一般に紙基材を構成するセルロース繊維と
レゾール樹脂とは親和性が良好でない。そこで、紙基材
にあらかじめ水溶性フェノール樹脂又は水溶性メラミン
樹脂を付着させておくのが好ましい。
【0016】
【実施例】水溶性フェノール樹脂ワニスの調製 フェノール1モルを反応釜に仕込み、これに37重量%
ホルマリンをホルムアルデヒドとして1.2モル相当量
加え、次に30重量%トリメチルアミン水溶液をトリメ
チルアミン0.4モル相当量加え、70℃で6時間反応
させた後、メタノールと水との等重量混合溶剤で希釈し
て、樹脂固形分20重量%の水溶性フェノール樹脂ワニ
スを得た。
【0017】桐油変性フェノール樹脂ワニスの調製 桐油860g、メタクレゾール1000g、フェノール
1000g、パラトルエンスルホン酸1gを反応釜に仕
込み、110℃で2時間反応させ、さらに、パラホルム
1045g、メタノール300g、アンモニア水180
gを加えて80℃で反応を続け、反応生成物のゲル化時
間(160℃の熱板上でのゲル化時間をいう、以下同
じ)が5分になったとろで減圧下に脱水濃縮してゲル化
時間を3分に調整し、さらに、重量比でメタノール/ト
ルエン=3/1の混合溶剤で希釈して、樹脂固形分50
重量%の桐油変性フェノール樹脂ワニスを得た。
【0018】プリプレグの作製 表1に示すクラフト紙Aに、上記で得た水溶性フェノー
ル樹脂ワニスを乾燥後の固形分付着量が13〜15重量
%となるように含浸乾燥し、次に、上記で得た桐油変性
フェノール樹脂ワニスを、水溶性フェノール樹脂との合
計付着量が53〜57重量%となるように含浸乾燥して
プリプレグAを作製した。同様にして、クラフト紙Bを
用いてプリプレグBを、クラフト紙Cを用いてプリプレ
グCを、クラフト紙Dを用いてプリプレグDを作製し
た。
【0019】
【表1】
【0020】実施例1 プリプレグD6枚を重ね、その上にプリプレグA1枚を
重ね、その上に厚さ35μmで接着剤付きの銅はく1枚
を重ね、温度170℃、圧力11MPaで加熱加圧して
厚さ1.6mmの片面銅張積層板を作製した(たて方向
のa/b=1.14、横方向のa/b=1.24)
【0021】得られた片面銅張積層板を300×200
mmに切断して、これに銀ペーストスルーホール用の穴
(直径0.6mm)を200穴、穴間隔2.0mmでド
リルにより形成した。この穴に銀ペーストを埋め込み、
温度160℃で30分間乾燥し、次に、銀ジャンパを同
じ銀ペーストを用いて印刷し、温度160℃で30分間
乾燥した。なお、銀ペーストは、藤倉化成株式会社製、
ドータイトXA−209(商品名)を使用した。そりの
大きさを調べるため、銅はく面が下向きになるようにし
て平板の上に置き、4すみの最大はね上がり量を測定し
たところ、1.1mmであった。
【0022】実施例2 プリプレグAに代えてプリプレグBを用いたほかは、実
施例1と同様にして片面銅張積層板を作製した(たて方
向のa/b=1.12、横方向のa/b=1.24)。
また、実施例1と同様にして4すみの最大はね上がり量
を測定したところ、1.8mmであった。
【0023】比較例 プリプレグAに代えてプリプレグCを用いたほかは、実
施例1と同様にして片面銅張積層板を作製した(たて方
向のa/b=1.05、横方向のa/b=1.05)。
また、実施例1と同様にしてD4すみの最大はね上がり
量を測定したところ、4.9mmであった。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、加熱処理後のそりが小
さい片面銅張積層板を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅はくと接する層の紙基材の加熱収縮率
    をaとし、それ以外の層の紙基材の加熱収縮率をbとす
    るとき、aとbとが紙基材の縦横方向ともに次の式数1
    を満足するように紙基材を選択組み合わせた基材を用い
    た片面銅張積層板。 【数1】1.1≦a/b≦1.3
JP8763398A 1998-03-31 1998-03-31 片面銅張積層板 Withdrawn JPH11277679A (ja)

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JP8763398A JPH11277679A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 片面銅張積層板

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