JPH11277982A - 電子黒板装置 - Google Patents

電子黒板装置

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JPH11277982A
JPH11277982A JP10397898A JP10397898A JPH11277982A JP H11277982 A JPH11277982 A JP H11277982A JP 10397898 A JP10397898 A JP 10397898A JP 10397898 A JP10397898 A JP 10397898A JP H11277982 A JPH11277982 A JP H11277982A
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image
screen
blade member
blade
erasing
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JP10397898A
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Toshiaki Tokita
才明 鴇田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はホットメルトインク等の画像形成物質
で付着力が強い状態で描かれた画像をも確実に除去して
画像を消去する電子黒板装置を提供する。 【解決手段】電子黒板装置1は、スクリーン3を搬送す
る駆動ローラ10部分でスクリーン3に近接して画像消
去機構部14が配設されており、画像消去機構部14は
ケース20内に刃物部材21と刃先クリーニング部材2
2が収納され、ケース20の下端部に回収容器23が取
り付けられている。刃物部材21は、円筒状の芯金の外
周面に螺旋形状にバネ材が配設され、画像消去機構部1
4は、画像の消去時、刃物部材21が回転駆動されると
ともに、駆動ローラ10部分でスクリーン3表面に接触
する。したがって、消去機構部14は、回転する刃物部
材21によりスクリーン3上の画像の画像形成物質24
を確実に除去でき、スクリーン3の画像を確実に消去で
きる。また、刃物部材21には適時に刃先クリーニング
部材22が接触し、刃物部材21に付着した画像形成物
質24を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子黒板装置に関
し、詳細には、スクリーンへの付着力の強い画像描画を
も適切に消去する電子黒板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】会議等においては、パーソナルコンピュ
ータ等の情報処理装置やスキャナ等からの入力データに
基づいて画像をスクリーン上に描画する画像描画機構を
有するとともに、スクリーン上に画像描画機構や手書き
で描かれた画像を消去する消去機構を備えた電子黒板装
置が利用されるようになってきており、画像描画機構と
しては、フェルトペンと同様のインクによる描画(実開
平5−39065号公報、特開平9−99697号公報
参照)、静電記録方式による描画(実開平5−7007
0号公報、特開平5−32093号公報参照)、インク
ジェット記録方式による描画(特開平8−156490
号公報、特開平8−156491号公報参照)等の各種
描画方法のものが従来から提案されている。
【0003】このような電子黒板装置においては、パー
ソナルコンピュータ等により作成された文書、表及びグ
ラフ等をインターフェイスを介して電子黒板装置に入力
して、電子黒板装置の画像描画機構によりスクリーン上
に描画させており、例えば、予め表やグラフのフォーマ
ットを画像描画機構により作成して、会議で出された文
字や数字等をパーソナルコンピュータ等を介して入力す
ると、当該入力された文字や数字をフォーマットされた
表やグラフに組み込んでスクリーン上に描画する。
【0004】そして、このような電子黒板装置を利用し
た会議においては、必要に応じて、スクリーン上に描か
れた画像の全部あるいは一部を消去するが、このスクリ
ーン上に描かれた画像の消去方法としては、従来の電子
黒板装置は、通常の黒板消しによる消去機構(実開平5
−39065号公報、実開平5−70070号公報、特
開平5−241479号公報参照)、フェルト等等を用
いた消去機構(5−32093号公報参照)及び布やス
ポンジ等を用いた消去機構(特開平8−156490号
公報参照)が一般的であり、ローラ型の消去機構も提案
されている(特開平8−156491号公報参照)。
【0005】また、従来、ブレードのエッジをスクリー
ンに当接して、スクリーン上の画像を消去する消去機構
を備えた電子黒板装置が提案されている(特開平5−5
97号公報参照)。この電子黒板装置は、画像消去時に
のみブレードをスクリーンに押し当てて画像の消去を行
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子黒板装置にあっては、電子黒板装置の利
用性を向上させる上で、なお、改良の必要があった。
【0007】すなわち、従来の電子黒板装置にあって
は、スクリーン上に描かれた画像を消去する消去機構と
して、通常の黒板消しによる消去機構(実開平5−39
065号公報、実開平5−70070号公報、特開平5
−241479号公報参照)、フェルト等等を用いた消
去機構(5−32093号公報参照)及び布やスポンジ
等を用いた消去機構(特開平8−156490号公報参
照)が一般的であり、これらの画像方法では、画像の消
去性が悪く、また、ブレードを用いた消去機構(特開平
597号公報参照)も端にブレードをスクリーン表面に
押し当てるのみであるため、画像の消去性が悪いため、
従来の電子黒板装置にあっては、画像描画機構によるス
クリーン上への画像形成において、その画像形成物質の
スクリーンへの付着力(定着性)を弱めて描くようにし
ている。
【0008】ところが、画像のスクリーンへの付着力が
弱いと、描画中あるいは描画後に、画像の一部が欠落し
て画像品質が悪化したり、画像形成物質が衣服等に付着
して衣服等を汚し、電子黒板装置の利用性を向上させる
上で改良の必要があった。このような問題を解決するた
めに、画像描画機構による画像の付着力を高めると、従
来の消去機構では、充分に描かれた画像を消去すること
ができないという問題がある。
【0009】また、電子黒板装置を利用した会議等にお
いては、時折、画像描画機構により作成した画像を残し
て、使用者により手書きで描かれた画像のみを黒板消し
等で消去することが行われるが、このような場合、画像
描画機構により描かれた画像の付着力が弱いと、画像描
画機構により描かれた画像と手書きで描かれた画像の双
方の画像が黒板消し等で消され、電子黒板装置の利用性
が悪いという問題があった。
【0010】なお、従来、ローラ型の消去機構も提案さ
れているが(特開平8−156491号公報参照)、そ
のローラの材質や構成が明確でなく、上記問題を適切に
解決するものとはなっていない。
【0011】そこで、請求項1記載の発明は、スクリー
ン上の画像を消去する画像消去手段を、螺旋形状の刃を
有するローラ状の刃物部材を有し、画像の消去時に、当
該刃物部材をスクリーンに接触させるとともに、当該ス
クリーンとの接触位置で当該スクリーンの移動速度とは
異なる速度で当該刃物部材を回動駆動させて、スクリー
ン上に描かれた画像の画像形成物質を除去するものとす
ることにより、トナーを利用した静電記録やホットメル
トインクを用いたインクジェット記録等を利用した画像
描画機構により充分に付着力の強い画像を描いても、適
切、かつ、確実にスクリーン上に描かれた画像形成物質
を除去し、スクリーン上の画像を確実に消去することの
できる電子黒板装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項2記載の発明は、画像消去手段に、
刃物部材のうち少なくとも螺旋状の刃に付着した画像形
成物質を除去する刃物クリーニング手段を設けることに
より、刃物部材に付着した画像形成物質を除去して、刃
物部材を常に清浄にし、刃物部材によりスクリーン上の
画像形成物質の除去能力を向上させるとともに、刃物部
材からスクリーンへの画像形成物質の再付着を防止し
て、より一層適切、かつ、確実にスクリーン上に描かれ
た画像を消去することのできる電子黒板装置を提供する
ことを目的としている。
【0013】請求項3記載の発明は、刃先クリーニング
手段として、樹脂または金属よりなるブラシ部材を用い
ることにより、刃物部材に付着した画像形成物質を除去
して、刃物部材を常に清浄にし、刃物部材によりスクリ
ーン上の画像形成物質の除去能力をより一層向上させる
とともに、刃物部材からスクリーンへの画像形成物質の
再付着を防止して、より一層適切、かつ、確実にスクリ
ーン上に描かれた画像を消去することのできる電子黒板
装置を提供することを目的としている。
【0014】請求項4記載の発明は、スクリーン上の画
像を消去する画像消去手段を、スクリーンの移動方向に
直角方向に配設され金属あるいは樹脂で形成されたブレ
ード部材を有し、画像消去時に、当該ブレード部材をス
クリーンに接触させるとともに、当該ブレード部材をス
クリーンの移動方向及び反移動方向に所定の大きさでか
つ所定の振動数で振動させて、スクリーン上に描かれた
画像の画像形成物質を除去するものとすることにより、
トナーを利用した静電記録やホットメルトインクを用い
たインクジェット記録等を利用した画像描画機構により
充分に付着力の強い画像を描いても、簡単な構成で適
切、かつ、確実にスクリーン上に描かれた画像形成物質
を除去するとともに、振動によりブレードへの画像形成
物質のこびり付きを防止して画像形成物質のスクリーン
への再付着を防止し、スクリーン上の画像を確実に消去
することのできる安価な電子黒板装置を提供することを
目的としている。
【0015】請求項5記載の発明は、画像消去手段の少
なくとも刃物部材あるいはブレード部材を、スクリーン
の移動方向に沿って2段以上配設することにより、1段
目の刃物部材あるいはブレード部材で除去しきれなかっ
た画像形成物質がスクリーン上に残留しても、2段目以
降の刃物部材あるいはブレード部材でスクリーン上の画
像形成物質をより一層確実に除去するとともに、スクリ
ーンの移動速度を高速化した場合にも、スクリーン上の
画像形成物質を適切に除去することのできる電子黒板装
置を提供することを目的としている。
【0016】請求項6記載の発明は、画像消去手段によ
り画像の消去されたスクリーンの表面を平滑化する平滑
化処理手段を、さらに設けることにより、画像消去手段
での画像消去の際に損なわれたスクリーンの表面の平滑
性を平滑化処理手段により回復して、スクリーン上に描
かれる画像の画像品質を向上させることのできる電子黒
板装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の電
子黒板装置は、所定方向に所定量移動可能に配設された
スクリーンと、当該スクリーン上に所定の描画方法で所
定の画像形成物質により画像を描画する画像描画手段
と、当該画像描画手段及び手書きにより前記スクリーン
上に描かれた画像を消去する画像消去手段と、を備えた
電子黒板装置において、前記画像消去手段は、螺旋形状
の刃を有するローラ状の刃物部材を有し、前記画像の消
去時に、当該刃物部材を前記スクリーンに接触させると
ともに、当該スクリーンとの接触位置で当該スクリーン
の移動速度とは異なる速度で当該刃物部材を回動駆動さ
せて、前記スクリーン上に描かれた前記画像の前記画像
形成物質を除去することにより、上記目的を達成してい
る。
【0018】上記構成によれば、スクリーン上の画像を
消去する画像消去手段を、螺旋形状の刃を有するローラ
状の刃物部材を有し、画像の消去時に、当該刃物部材を
スクリーンに接触させるとともに、当該スクリーンとの
接触位置で当該スクリーンの移動速度とは異なる速度で
当該刃物部材を回動駆動させて、スクリーン上に描かれ
た画像の画像形成物質を除去するものとしているので、
トナーを利用した静電記録やホットメルトインクを用い
たインクジェット記録等を利用した画像描画機構により
充分に付着力の強い画像を描いても、適切、かつ、確実
にスクリーン上に描かれた画像形成物質を除去すること
ができ、スクリーン上の画像を確実に消去することがで
きる。
【0019】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記画像消去手段は、前記刃物部材のうち、少な
くとも前記螺旋状の刃に付着した前記画像形成物質を除
去する刃物クリーニング手段を、さらに備えていてもよ
い。
【0020】上記構成によれば、画像消去手段に、刃物
部材のうち少なくとも螺旋状の刃に付着した画像形成物
質を除去する刃物クリーニング手段を設けているので、
刃物部材に付着した画像形成物質を除去して、刃物部材
を常に清浄にし、刃物部材によりスクリーン上の画像形
成物質の除去能力を向上させることができるとともに、
刃物部材からスクリーンへの画像形成物質の再付着を防
止することができ、より一層適切、かつ、確実にスクリ
ーン上に描かれた画像を消去することができる。
【0021】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記刃先クリーニング手段は、樹脂または金属より
なるブラシ部材であってもよい。
【0022】上記構成によれば、刃先クリーニング手段
として、樹脂または金属よりなるブラシ部材を用いてい
るので、刃物部材に付着した画像形成物質を除去して、
刃物部材を常に清浄にし、刃物部材によりスクリーン上
の画像形成物質の除去能力をより一層向上させることが
できるとともに、刃物部材からスクリーンへの画像形成
物質の再付着を防止しすることができ、より一層適切、
かつ、確実にスクリーン上に描かれた画像を消去するこ
とができる。
【0023】請求項4記載の発明の電子黒板装置は、所
定方向に所定量移動可能に配設されたスクリーンと、当
該スクリーン上に所定の描画方法で所定の画像形成物質
により画像を描画する画像描画手段と、当該画像描画手
段及び手書きにより前記スクリーン上に描かれた画像を
消去する画像消去手段と、を備えた電子黒板装置におい
て、前記画像消去手段は、前記スクリーンの移動方向に
直角方向に配設され金属あるいは樹脂で形成されたブレ
ード部材を有し、前記画像消去時に、当該ブレード部材
を前記スクリーンに接触させるとともに、当該ブレード
部材を前記スクリーンの移動方向及び反移動方向に所定
の大きさでかつ所定の振動数で振動させて、前記スクリ
ーン上に描かれた前記画像の前記画像形成物質を除去す
ることにより、上記目的を達成している。
【0024】上記構成によれば、スクリーン上の画像を
消去する画像消去手段を、スクリーンの移動方向に直角
方向に配設され金属あるいは樹脂で形成されたブレード
部材を有し、画像消去時に、当該ブレード部材をスクリ
ーンに接触させるとともに、当該ブレード部材をスクリ
ーンの移動方向及び反移動方向に所定の大きさでかつ所
定の振動数で振動させて、スクリーン上に描かれた画像
の画像形成物質を除去するものとしているので、トナー
を利用した静電記録やホットメルトインクを用いたイン
クジェット記録等を利用した画像描画機構により充分に
付着力の強い画像を描いても、簡単な構成で適切、か
つ、確実にスクリーン上に描かれた画像形成物質を除去
することができるとともに、振動によりブレードへの画
像形成物質のこびり付きを防止して画像形成物質のスク
リーンへの再付着を防止することができ、スクリーン上
の画像を確実に消去することができる。
【0025】上記各場合において、例えば、請求項5に
記載するように、前記画像消去手段は、少なくとも前記
刃物部材あるいは前記ブレード部材が、前記スクリーン
の移動方向に沿って2段以上配設されていてもよい。
【0026】上記構成によれば、画像消去手段の少なく
とも刃物部材あるいはブレード部材を、スクリーンの移
動方向に沿って2段以上配設しているので、1段目の刃
物部材あるいはブレード部材で除去しきれなかった画像
形成物質がスクリーン上に残留しても、2段目以降の刃
物部材あるいはブレード部材でスクリーン上の画像形成
物質をより一層確実に除去することができるとともに、
スクリーンの移動速度を高速化した場合にも、スクリー
ン上の画像形成物質を適切に除去することができる。
【0027】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記電子黒板装置は、前記画像消去手段により前記
画像の消去された前記スクリーンの表面を平滑化する平
滑化処理手段を、さらに備えていてもよい。
【0028】上記構成によれば、画像消去手段により画
像の消去されたスクリーンの表面を平滑化する平滑化処
理手段を、さらに設けているので、画像消去手段での画
像消去の際に損なわれたスクリーンの表面の平滑性を平
滑化処理手段により回復させることができ、スクリーン
上に描かれる画像の画像品質を向上させることができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0030】図1〜図6は、本発明の電子黒板装置の第
1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の電子
黒板装置の第1の実施の形態を適用した電子黒板装置1
の正面図である。
【0031】本実施の形態は、画像消去機構に螺旋状の
刃を有した刃物部材を配設し、当該刃物部材を刃先クリ
ーニング部材でクリーニングするたもので、請求項1か
ら請求項3に対応するものである。
【0032】図1において、電子黒板装置1は、本体筐
体2に窓部2aが形成され、当該窓部2aにスクリーン
3が面する状態で配設されている。本体筐体2には、コ
ピー機構部4及び操作パネル5等が設けられており、コ
ピー機構部4には、コピー排出口4aが設けられてい
る。
【0033】コピー機構部4は、スクリーン3上に描か
れた画像を取り込んで、記録紙に当該画像をコピー記録
し、画像を記録した記録紙をコピー排出口4aから排出
する。
【0034】操作パネル5は、電子黒板装置1を利用し
た各種操作を行うボタン5aを備えており、ボタン5a
の操作により電子黒板装置1に各種動作を行わせる。
【0035】電子黒板装置1の本体筐体2内には、図1
のA−A矢視断面図である図2に示すように、上記スク
リーン3、スクリーン3の張り渡された駆動ローラ1
0、2個の従動ローラ11、12とテンションローラ1
3、画像消去機構(画像消去手段)14、画像描画機構
(画像描画手段)15及び制御部16等が収納されてお
り、電子黒板装置1は、図示しないが、パーソナルコン
ピュータ等が接続されてパーソナルコンピュータ等から
の画像データの入力されるインターフェイスや外部プリ
ンタに接続されて当該外部プリンタに画像データを出力
するインターフェイス等を備えている。この外部プリン
タとしては、感熱プリンタ、レーザープリンタあるいは
インク噴射プリンタ等従来から知られている方式のプリ
ンタを接続して、利用することができる。
【0036】スクリーン3は、4面分の画像、すなわ
ち、窓部2aの大きさ4面分の画像を同時に形成するこ
とのできる長さを有して、リング状に形成されており、
上述のように、駆動ローラ10、従動ローラ11、12
及びテンションローラ13に張り渡されている。駆動ロ
ーラ10は、図示しないモータ等により回転駆動され
て、その回転方向に応じてスクリーン3を上方向及び下
方向に移動(搬送)させ、従動ローラ11、12は、駆
動ローラ10の回転により移動されるスクリーン3に応
じて回転して、スクリーン3を案内する。テンションロ
ーラ13は、図示しないテンショナーによって図2中上
方向に所定の力を付与して、スクリーン3に所定のテン
ションを付与する。なお、本実施の形態の電子黒板装置
1では、用いていないが、スクリーン3の偏りを防止す
るために、トラッキングローラを設けてもよい。
【0037】画像描画機構15は、駆動ローラ10部分
でスクリーン3の表面に近接して配設されており、例え
ば、ホットメルトインクを使用したインク噴射プリント
方式によりスクリーン3上に画像を描画する。画像描画
機構15としては、インク噴射プリント方式に限るもの
ではなく、従来から用いられている種々の方式のものを
用いることができる。
【0038】画像消去機構14は、駆動ローラ10部分
でスクリーン3の表面に近接する状態で配設されてお
り、箱状のケース20内に、刃物部材21と刃先クリー
ニング部材(刃物クリーニング手段)22が収納されて
いるとともに、ケース20の下端部に回収容器23が着
脱可能に取り付けられている。刃物部材21は、図示し
ない保持機構により回転可能に支持されているととも
に、スクリーン3に離接可能に保持された状態で配設さ
れており、スクリーン3上の画像を消去するときに、保
持機構によりスクリーン3に接触位置に移動されるとと
もに、図示しないモータ等によりスクリーン3の移動速
度と異なる速度でスクリーン3の移動方向に回転駆動さ
れて、スクリーン3上に描かれた画像の画像形成物質2
4を除去して、画像を消去する。なお、刃物部材21の
回転方向は、スクリーン3の移動方向とは、逆方向であ
ってもよく、この場合には、スクリーン3の移動速度と
同じ回転速度であってもよいし、異なる回転速度であっ
てもよい。
【0039】刃先クリーニング部材22は、刃物部材2
1に常時接触する状態、あるいは、適時に接触する状態
で配設され、刃物部材21が回転されることにより、刃
物部材21に接触して、刃物部材21に付着した画像形
成物質24を除去する。刃先クリーニング部材22とし
ては、例えば、樹脂製ブラシ、金属製ブラシ、あるい
は、ナイロンブラシ等を使用することができる。
【0040】この刃先クリーニング部材22は、円筒形
に形成されて、モータ等により、刃物部材21の回転に
従動する方向に所定速度で回転駆動されてもよいし、刃
物部材21の回転とは逆方向に回転駆動されてもよく、
また、モータ等により回転することなく、その回転に所
定の負荷を与えて、刃物部材21の回転に伴って回転す
るようにしてもよい。
【0041】上記刃物部材21は、図4及び図4のB−
B矢視断面図である図5に示すように、シャフト30の
取り付けられた円筒状の芯金31の外周面に螺旋形状に
バネ材(刃)32が配設されており、バネ材32は、芯
金31の外周面に螺旋形状に巻き付けられて、溶接で芯
金31に固定された後、耐久性を向上させるために、焼
き入れ処理が行われ、さらに、刃先の研磨処理が施され
ている。
【0042】上記制御部16は、電子黒板装置1の各部
を制御して、電子黒板装置1としての処理を行う。
【0043】次に、本実施の形態の作用を説明する。電
子黒板装置1は、回転される螺旋状の刃物部材21によ
りスクリーン3上に描画された画像の画像形成物質24
を除去して、スクリーン3上の画像を消去するものであ
る。
【0044】すなわち、電子黒板装置1は、会議等で使
用される際、手書きあるいは画像描画機構15を使用し
て、スクリーン3上に画像を描くことができ、また、ス
クリーン3上に描かれた画像を画像消去機構14により
適宜消去することができる。
【0045】この電子黒板装置1による画像の描画処理
及び画像消去処理は、図6に示す手順により行われる。
すなわち、画像描画機構15を利用して画像の描画を行
う場合、パーソナルコンピュータ等からインターフェイ
スを介して画像データの入力を行う(ステップS1)。
この画像データの電子黒板装置1への入力は、例えば、
パーソナルコンピュータ等から画像を通常のプリンタに
記録出力させる場合と同様の操作で行うことができ、例
えば、電子黒板装置1用のプリンタドライバを組み込ん
だパーソナルコンピュータのアプリケーションソフトか
ら電子黒板装置1を指定して、文書、表あるいはグラフ
等の画像データのプリントアウト操作を行うことにより
電子黒板装置1に画像データを入力することができる。
【0046】電子黒板装置1は、画像データが入力され
ると、制御部16の内部メモリに当該画像データを記憶
した後、まず、駆動ローラ10をモータにより回転駆動
させて、スクリーン3のうち当該入力された画像データ
を描画する画面領域分を画像消去機構14により消去す
る消去処理を行う(ステップS2)。ただし、電子黒板
装置1は、以前に描画された画像に当該入力された画像
データの画像を重ね書きする場合には、この消去処理を
省略する。
【0047】次に、電子黒板装置1は、画像描画機構1
5を駆動させて、上記画像消去処理で消去されたスクリ
ーン3の画面領域に、この画像消去処理と平行して、上
記入力された画像データに基づいてスクリーン3上に画
像を描画(自動画像描画)する(ステップS3)。この
ようにしてスクリーン3上に描画された画像は、会議の
資料等として利用され、この会議で、電子黒板装置1の
使用者は、必要に応じて、スクリーン3上に手書きによ
り画像を描いたり、スクリーン3上に描かれた画像を手
作業により消去する(ステップS4)。
【0048】電子黒板装置1は、上記画像データの入力
処理、画像描画処理、画像消去処理及びスクリーン3の
移動処理を操作パネル5のボタン5a操作に応じて、順
次行い、必要に応じて、当該スクリーン3上に描画され
た画像をコピー機構部4により記録紙に記録し、あるい
は、インターフェイスに接続された外部プリンタに出力
して、当該外部プリンタにより画像を記録出力する(ス
テップS5)。
【0049】そして、会議が終了すると、操作パネル5
のボタン5aの操作により画像の消去が指示操作される
と、電子黒板装置1は、画像消去機構14を駆動させ
て、スクリーン3上の全ての画像を画像消去機構14に
より消去し(ステップS2)、処理を終了する。
【0050】上記画像消去機構14は、上述のように、
ケース20内に、刃物部材21と刃先クリーニング部材
22が収納されているとともに、ケース20の下端部に
回収容器23が取り付けられており、電子黒板装置1
は、画像の消去時、スクリーン3を所定の搬送速度で移
動させつつ、画像消去機構14が、刃物部材21をスク
リーン3の搬送速度と異なる速度でスクリーン3の搬送
方向と同じ方向に回転駆動させるとともに、駆動ローラ
10部分でスクリーン3表面に接触する。したがって、
画像消去機構14は、回転する刃物部材21によりスク
リーン3表面に描かれた画像の画像形成物質24を確実
に削り取ることができ、スクリーン3の画像を確実に消
去して、スクリーン3を清浄にすることができる。
【0051】また、刃物部材21には、常時あるいは適
時に刃先クリーニング部材22が接触して、刃物部材2
1は、刃先クリーニング部材22により刃物部材21に
付着している画像形成物質24が除去されてクリーニン
グされ、刃物部材21からスクリーン3に画像形成物質
24が再付着するのが防止される。したがって、画像消
去機構14は、スクリーン3をより一層清浄にすること
ができる。
【0052】さらに、消去機能部14は、ケース20内
に、刃物部材21と刃先クリーニング部材22が収納さ
れているとともに、ケース20の下端部に回収容器23
が着脱可能に取り付けられているため、スクリーン3か
ら除去された画像形成物質24が飛散することを防止す
ることができるとともに、削り取った画像形成物質24
を回収容器23に収容して、回収容器23をケース20
から取り外すことにより、簡単に処理することができ
る。
【0053】図7は、本発明の本発明の電子黒板装置の
第2の実施の形態を示す図であり、図7は、本発明の電
子黒板装置の第2の実施の形態を適用した電子黒板装置
40の画像消去機構部分の正面断面図である。
【0054】本実施の形態は、画像消去機構にブレード
部材を設けたもので、請求項4に対応するものである。
【0055】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の電子黒板装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と同
様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0056】図7において、電子黒板装置40は、画像
消去機構41が、駆動ローラ10部分でスクリーン3の
表面に近接する状態で配設されており、箱状のケース4
2内に、ブレード部材43がスクリーン3に近接して配
設されている。ブレード部材43は、図示しない保持機
構によりスクリーン3に離接可能に保持された状態で配
設されており、スクリーン3上の画像を消去するとき
に、保持機構によりスクリーン3に接触する位置に移動
されるとともに、スクリーン3の搬送方向及び反搬送方
向に所定周波数、例えば、50Hzで振動されて、スク
リーン3上に描かれた画像の画像形成物質24を掻き落
として除去して、画像を消去する。ブレード部材43
は、金属あるいは樹脂等で形成されている。
【0057】ケース42の下端部には、スクリーン3か
らブレード部材43により掻き落とされた画像形成物質
24を収容する回収容器44が着脱可能に取り付けられ
ている。
【0058】本実施の形態の電子黒板装置40は、その
画像消去機構41に、ブレード部材43が配設されてお
り、ブレード部材43は、保持機構に保持されて、画像
消去時に、スクリーン3に接触されるとともに、スクリ
ーン3の移動方向及び反移動方向に所定の大きさであっ
て所定の周波数の振動が付与されて、スクリーン3に接
触しつつ振動する。
【0059】したがって、振動するブレード部材43に
よりスクリーン3上に形成された画像の画像形成物質2
4を効率的、かつ、確実に掻き落として、スクリーン3
を清浄にすることができるとともに、振動によりブレー
ド部材43に付着した画像形成物質24をブレード部材
43から除去して、スクリーン3に画像形成物質24が
再付着するのを防止することができる。
【0060】図8は、本発明の本発明の電子黒板装置の
第3の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の電
子黒板装置の第3の実施の形態を適用した電子黒板装置
50の画像消去機構部分の正面断面図である。
【0061】本実施の形態は、画像消去機構に刃物部材
と刃先クリーニング部材を2段設けたもので、請求項5
に対応するものである。
【0062】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の電子黒板装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と同
様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0063】図8において、電子黒板装置50は、画像
消去機構51が、駆動ローラ10部分でスクリーン3の
表面に近接する状態で配設されており、箱状のケース5
2内に、2個の刃物部材53、54がスクリーン3の移
動方向に並んでスクリーン3に近接して配設されてい
る。これらの刃物部材53、54は、それぞれ図示しな
い保持機構により回転可能に支持されているとともに、
スクリーン3に離接可能に保持された状態で配設されて
おり、スクリーン3上の画像を消去するときに、保持機
構によりスクリーン3に接触位置に移動されるととも
に、図示しないモータ等によりスクリーン3の移動速度
と異なる速度でスクリーン3の移動方向に回転駆動され
て、スクリーン3上に描かれた画像の画像形成物質24
を除去して、画像を消去する。なお、刃物部材53、5
4の回転方向は、スクリーン3の移動方向とは、逆方向
であってもよく、この場合には、スクリーン3の移動速
度と同じ回転速度であってもよいし、異なる回転速度で
あってもよい。
【0064】刃物部材53、54は、詳細には図示しな
いが、上記第1の実施の形態の刃物部材21と同様に、
それぞれシャフトの取り付けられた円筒状の芯金の外周
面に螺旋形状にバネ材が配設されており、バネ材は、芯
金の外周面に螺旋形状に巻き付けられて、溶接で芯金に
固定された後、耐久性を向上させるために、焼き入れ処
理が行われ、さらに、刃先の研磨処理が施されている。
【0065】刃物部材53、54には、刃先クリーニン
グ部材55、56が、それぞれ刃物部材53、54に常
時接触する状態、あるいは、適時に接触する状態で配設
されおり、刃先クリーニング部材55、56は、刃物部
材53、54が回転されることにより、刃物部材53、
54に接触して、刃物部材53、54に付着した画像形
成物質24を除去する。刃先クリーニング部材55、5
6としては、例えば、樹脂製ブラシ、金属製ブラシ、あ
るいは、ナイロンブラシ等を使用することができる。
【0066】これらの刃先クリーニング部材55、56
は、円筒形に形成されて、モータ等により、刃物部材5
3、54の回転に従動する方向に所定速度で回転駆動さ
れてもよいし、刃物部材53、54の回転とは逆方向に
回転駆動されてもよく、また、モータ等により回転する
ことなく、その回転に所定の負荷を与えて、刃物部材2
1の回転に伴って回転するようにしてもよい。
【0067】ケース52の下端部には、刃物部材53、
54でスクリーン3から掻き落とされた画像形成物質2
4を収容するための回収容器57が着脱可能に取り付け
られている。
【0068】本実施の形態の電子黒板装置50は、その
画像消去機構51に、刃物部材53と刃先クリーニング
部材55及び刃物部材54と刃先クリーニング部材56
がスクリーン3に沿って2段配設されているため、1段
目の刃物部材53で除去しきれなかった画像形成物質2
4がスクリーン3上に残留しても、2段目の刃物部材5
4でスクリーン3上の画像形成物質24をより一層確実
に除去することができるとともに、スクリーン3の移動
速度を高速化した場合にも、スクリーン3上の画像形成
物質24を適切に除去することができる。
【0069】図9は、本発明の本発明の電子黒板装置の
第4の実施の形態を示す図であり、図9は、本発明の電
子黒板装置の第4の実施の形態を適用した電子黒板装置
60の画像消去機構部分の正面断面図である。
【0070】本実施の形態は、画像消去機構に画像の消
去されたスクリーンの表面を平滑化する平滑化部材を設
けたもので、請求項6に対応するものである。
【0071】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の電子黒板装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と同
様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0072】図9において、電子黒板装置60は、画像
消去機構61が、駆動ローラ10部分でスクリーン3の
表面に近接する状態で配設されており、箱状のケース6
2内に、刃物部材21と刃先クリーニング部材22及び
平滑化機構部(平滑化処理手段)63が収納されている
とともに、ケース62の下端部に回収容器23が着脱可
能に取り付けられている。
【0073】刃物部材21及び刃先クリーニング部材2
2は、上記第1の実施の形態と同様の構成である。
【0074】上記平滑化機構部63は、筒状部材64の
表面にスクリーン3の表面を平坦にして平滑化するのに
適した所定の平滑化部材65が取り付けられており、平
滑化部材65としては、フェルト様の不織布、綿、アラ
ミド等の織布、これらの不織布や織布に研磨材を混入し
たバフ様研磨材、研磨材を混入したゴム材、樹脂材及び
合成砥石等を用いることができる。
【0075】平滑化機構部63は、その筒状部材64を
介して図示しない所定の保持機構によりその平滑化部材
65がスクリーン3に離接可能に保持された状態で配設
されており、平滑化タイミング、すなわち、画像消去時
に、保持機構により平滑化部材65がスクリーン3に接
触する位置に移動されるとともに、図示しないモータ等
によりスクリーン3の移動速度と異なる速度でスクリー
ン3の移動方向に回転駆動されて、スクリーン3の表面
を平滑化する。なお、平滑化部材65の回転方向は、ス
クリーン3の移動方向とは、逆方向であってもよく、こ
の場合には、スクリーン3の移動速度と同じ回転速度で
あってもよいし、異なる回転速度であってもよい。
【0076】本実施の形態の電子黒板装置60は、その
画像消去機構61に、平滑化機構部63が配設されてお
り、刃物部材21により画像形成物質24の除去された
スクリーン3の表面を平滑化機構部63の平滑化部材6
5で平滑化することができるとともに、画像消去機構4
1の刃物部材21で除去しきれなかった画像形成物質2
4をスクリーン3上から除去することができる。。
【0077】したがって、スクリーン3をより一層清浄
にクリーニングすることができるとともに、スクリーン
3の表面を常に平滑化して、画像描画機構15によりス
クリーン3上に形成される画像の品質を向上させること
ができる。
【0078】なお、本実施の形態においては、画像消去
機構61内に平滑化機構部63を配設しているが、画像
消去機構61のケース62外に平滑化機構部63を配設
してもよい。
【0079】また、本実施の形態においては、画像消去
機構61が刃物部材21を備えている場合に適用してい
るが、画像消去機構61がブレード部材を備えている場
合にも、同様に適用することができる。 〈実験例1〉第1の実施の形態の電子黒板装置1を使用
して、画像描画機構15による画像の描画及び画像消去
機構14による画像の消去を行った。電子黒板装置1の
各部の実験条件は、以下の通りである。
【0080】 スクリーン3の材質 :酸化チタン分散ポリエチレンテレフタレート (表面ハードコート) 画像描画機構15 :インク噴射プリント方式 (ホットメルトインク) スクリーン3の搬送速度 :20mm/sec 画像消去機構14 :刃物部材21を400rpmで回転 上記条件の下に、画像描画機構15によりスクリーン3
に所定の画像を描画させた後、画像消去機構14により
当該画像の消去を行ったところ、スクリーン3は、全て
処理前の状態に匹敵する状態が再現された。
【0081】再度、同様の画像描画を画像描画機構15
によりスクリーン3に行ったところ、スクリーン3の表
面の凹凸に起因すると考えられる画像の劣化が多少見ら
れたものの、ほとんど最初の処理前の画像と同様の画像
を得ることができた。
【0082】さらに、スクリーン3上の画像を画像消去
機構14により消去した後、画像描画機構15による画
像の描画と画像消去機構14による画像の消去を、5回
繰り返し行ったところ、2回目以降に形成された画像
は、上記2回目に形成した画像と全く同様の画像品質で
あり、また、2回目以降に画像消去機構14により消去
されたスクリーン3の状態は、1回目の画像消去により
画像が消去されたときのスクリーン3の状態と全く同様
の画像消去品質であった。 〈比較実験例1〉第1の実施の形態の電子黒板装置1の
画像消去機構14の刃物部材21の代わりに、従来の電
子黒板装置で画像を消去するのに利用されているフェル
トで表面を覆ったローラを配設し、その他の条件を実験
例1と同様の条件として、画像描画機構15によりスク
リーン3上に画像描画を行った後、上記フェルトローラ
を配設した画像消去機構14によりスクリーン3上の描
画された画像の消去を行った。
【0083】実験の結果、画像形成物質であるホットメ
ルトインクは、一部が除去されたものの、大部分は除去
されずにスクリーン3上に残り、当該スクリーン3上に
再度画像を形成するのに使用できる状態ではなかった。
【0084】この実験結果から、従来の画像消去機構に
比較して、刃物部材21を使用した画像消去機構14の
有効性を確認することができた。 〈実験例2〉上記実験例1の電子黒板装置1を使用し
て、画像描画機構15によるスクリーン3上への画像描
画を行って、当該スクリーン3上の画像を画像消去機構
14により消去する処理を行った後、画像消去機構14
の刃物部材21をスクリーン3から離し、回転速度を1
/40(10rpm)に落として、刃先クリーニング部
材22によりクリーニングを行った。なお、刃先クリー
ニング部材22としては、ナイロンブラシを使用し、図
10に示すように、刃物部材21と刃先クリーニング部
材22との回転方向は、相互の接触部で同じ方向を向か
う回転方向、すなわち、刃物部材21が反時計方向に回
転していると、刃先クリーニング部材22が時計方向に
回転する関係とした。
【0085】上記条件で、画像描画機構15によるスク
リーン3上への画像描画を行って、当該スクリーン3上
の画像を画像消去機構14により消去するとともに、刃
先クリーニング部材22により刃物部材21のクリーニ
ングを行う処理を、20回連続して行ったところ、スク
リーン3上の画像を適切にかつ確実に消去することがで
き、また、画像消去後のスクリーン3上に画像品質の良
好な画像を描画することができた。さらに、刃物部材2
1の刃であるバネ材32に画像形成物質であるホットメ
ルトインクが盛り上がって付着する不具合も発生しなか
った。
【0086】また、上記刃先クリーニング部材22を、
ナイロンブラシからステンレス(SUS)ブラシに変更
して、同様の実験を行ったところ、上記同様の効果を得
ることができた。 〈比較実験例2〉上記実験例2と同様の電子黒板装置1
を使用して、画像描画機構15によるスクリーン3上へ
の画像描画を行って、当該スクリーン3上の画像を画像
消去機構14により消去し、刃先クリーニング部材22
による刃物部材21のクリーニング処理を行うことな
く、次の画像描画を行う処理を連続して、20回行っ
た。
【0087】実験の結果、初期的には、画像消去機構1
4による画像消去は、良好に行われたが、十数回上記処
理を繰り返すうちに、画像の消去性が悪化した。
【0088】この実験後に画像消去機構14の刃物部材
21を調べたところ、刃物部材21の外周部、特に、バ
ネ材32に画像形成物質であるホットメルトインクがこ
びりついた状態となっており、ホットメルトインクの一
部は、刃物部材21の外周部に盛り上がって付着してい
た。
【0089】この実験により、刃先クリーニング部材2
2による刃物部材21の有効性を確認することができ
た。 〈比較実験例3〉上記実験例2と同様の電子黒板装置1
の画像消去機構14の刃先クリーニング部材22をフェ
ルトローラに取り替えて、上記実験例2と同様に20回
連続して画像描画機構15によるスクリーン3上への画
像描画と画像消去機構14による画像消去の実験を行っ
た。
【0090】実験の結果、画像消去機構14による画像
消去後のスクリーン3上に多少の画像形成物質の付着が
あり、消去性の悪化が見られた。
【0091】この実験後に、画像消去機構14の刃先ク
リーニング部材であるフェルトローラを観察したとこ
ろ、刃先部材21から転移した画像形成物質であるホッ
トメルトインクがこびり付き、一部は逆に刃物部材21
に逆転移しているように見えた。これは、刃先クリーニ
ング部材としてブラシ部材を使用すると、刃先部材21
から画像形成物質を掻き落とすことができるが、フェル
ト部材を使用すると、刃物部材21の表面を拭って、当
該拭った画像形成物質がフェルト部材に堆積するためで
あると考えられる。
【0092】この比較実験により、刃先クリーニング部
材としては、樹脂あるいは金属のブラシ部材が好適であ
ることを確認することができた。 〈実験例3〉上記第2の実施の形態の電子黒板装置40
を使用し、画像描画機構15によるスクリーン3上への
画像描画を行って、当該スクリーン3上の画像を、ブレ
ード部材43を備えた画像消去機構41により、当該ブ
レード部材43をスクリーン3の搬送方向及び反搬送方
向に周波数50Hzで振動させつつ消去し、再度、スク
リーン3上に画像描画機構15により画像描画を行っ
た。
【0093】実験の結果、スクリーン3の表面の凹凸に
起因すると考えられる画像の劣化が多少見られたもの
の、最初に描画した画像と同等の画像品質の画像をスク
リーン3上に描画することができた。
【0094】さらに、スクリーン3上の画像を画像消去
機構41により消去した後、画像描画機構15による画
像の描画と画像消去機構41による画像の消去を、5回
繰り返し行ったところ、2回目以降に形成された画像
は、上記2回目に形成した画像と全く同様の画像品質で
あり、また、2回目以降に画像消去機構41により消去
されたスクリーン3の状態は、1回目の画像消去により
画像が消去されたときのスクリーン3の状態と全く同様
の画像消去品質であった。 〈比較実験例4〉上記実験例3と同様の電子黒板装置4
0を使用して、画像消去機構41のブレード部材43の
振動を停止させた状態で、上記実験例3と同様の比較実
験を行った。
【0095】実験の結果、画像消去機構41による画像
後のスクリーン3上に多少の画像形成物質の付着があ
り、画像消去性の悪化が見られた。
【0096】この比較実験により、ブレード部材43を
使用した画像消去機構41では、ブレード部材43を振
動させることが、スクリーン3上の画像形成物質を除去
する上で、効果的であることを確認することができた。 〈実験例4〉上記第3の実施の形態の電子黒板装置50
を使用して、画像描画機構15によるスクリーン3上へ
の画像の描画を行って、当該スクリーン3上の画像を、
2段に配設された刃物部材53、54と刃先クリーニン
グ部材55、56を備えた画像消去機構51により消去
し、再度、スクリーン3上に画像描画機構15により画
像描画を行った。
【0097】実験の結果、スクリーン3の表面の凹凸に
起因すると考えられる画像の劣化が多少見られたもの
の、最初に描画した画像と同等の画像品質の画像をスク
リーン3上に描画することができた。
【0098】さらに、スクリーン3上の画像を画像消去
機構51により消去した後、画像描画機構15による画
像の描画と画像消去機構51による画像の消去を、スク
リーン3の移動速度(搬送速度)を上記実験例1の場合
よりも上げて、5回繰り返し行ったところ、2回目以降
に形成された画像は、上記2回目に形成した画像と全く
同様の画像品質であり、また、2回目以降に画像消去機
構41により消去されたスクリーン3の状態は、1回目
の画像消去により画像が消去されたときのスクリーン3
の状態と全く同様の画像消去品質であった。
【0099】この実験結果から、刃物部材53、54を
2段設けることにより、画像形成物質の除去効率を向上
させることができ、スクリーン3の搬送速度を上げても
適切に画像形成物質を除去できることを確認することが
できた。
【0100】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0101】
【発明の効果】請求項1記載の発明の電子黒板装置によ
れば、スクリーン上の画像を消去する画像消去手段を、
螺旋形状の刃を有するローラ状の刃物部材を有し、画像
の消去時に、当該刃物部材をスクリーンに接触させると
ともに、当該スクリーンとの接触位置で当該スクリーン
の移動速度とは異なる速度で当該刃物部材を回動駆動さ
せて、スクリーン上に描かれた画像の画像形成物質を除
去するものとしているので、トナーを利用した静電記録
やホットメルトインクを用いたインクジェット記録等を
利用した画像描画機構により充分に付着力の強い画像を
描いても、適切、かつ、確実にスクリーン上に描かれた
画像形成物質を除去することができ、スクリーン上の画
像を確実に消去することができる。
【0102】請求項2記載の発明の電子黒板装置によれ
ば、画像消去手段に、刃物部材のうち少なくとも螺旋状
の刃に付着した画像形成物質を除去する刃物クリーニン
グ手段を設けているので、刃物部材に付着した画像形成
物質を除去して、刃物部材を常に清浄にし、刃物部材に
よりスクリーン上の画像形成物質の除去能力を向上させ
ることができるとともに、刃物部材からスクリーンへの
画像形成物質の再付着を防止することができ、より一層
適切、かつ、確実にスクリーン上に描かれた画像を消去
することができる。
【0103】請求項3記載の発明の電子黒板装置によれ
ば、刃先クリーニング手段として、樹脂または金属より
なるブラシ部材を用いているので、刃物部材に付着した
画像形成物質を除去して、刃物部材を常に清浄にし、刃
物部材によりスクリーン上の画像形成物質の除去能力を
より一層向上させることができるとともに、刃物部材か
らスクリーンへの画像形成物質の再付着を防止しするこ
とができ、より一層適切、かつ、確実にスクリーン上に
描かれた画像を消去することができる。
【0104】請求項4記載の発明の電子黒板装置によれ
ば、スクリーン上の画像を消去する画像消去手段を、ス
クリーンの移動方向に直角方向に配設され金属あるいは
樹脂で形成されたブレード部材を有し、画像消去時に、
当該ブレード部材をスクリーンに接触させるとともに、
当該ブレード部材をスクリーンの移動方向及び反移動方
向に所定の大きさでかつ所定の振動数で振動させて、ス
クリーン上に描かれた画像の画像形成物質を除去するも
のとしているので、トナーを利用した静電記録やホット
メルトインクを用いたインクジェット記録等を利用した
画像描画機構により充分に付着力の強い画像を描いて
も、簡単な構成で適切、かつ、確実にスクリーン上に描
かれた画像形成物質を除去することができるとともに、
振動によりブレードへの画像形成物質のこびり付きを防
止して画像形成物質のスクリーンへの再付着を防止する
ことができ、スクリーン上の画像を確実に消去すること
ができる。
【0105】請求項5記載の発明の電子黒板装置によれ
ば、画像消去手段の少なくとも刃物部材あるいはブレー
ド部材を、スクリーンの移動方向に沿って2段以上配設
しているので、1段目の刃物部材あるいはブレード部材
で除去しきれなかった画像形成物質がスクリーン上に残
留しても、2段目以降の刃物部材あるいはブレード部材
でスクリーン上の画像形成物質をより一層確実に除去す
ることができるとともに、スクリーンの移動速度を高速
化した場合にも、スクリーン上の画像形成物質を適切に
除去することができる。
【0106】請求項6記載の発明の電子黒板装置によれ
ば、画像消去手段により画像の消去されたスクリーンの
表面を平滑化する平滑化処理手段を、さらに設けている
ので、画像消去手段での画像消去の際に損なわれたスク
リーンの表面の平滑性を平滑化処理手段により回復させ
ることができ、スクリーン上に描かれる画像の画像品質
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子黒板装置の第1の実施の形態を適
用した電子黒板装置の正面図。
【図2】図1の電子黒板装置のA−A矢視断面図。
【図3】図2の電子黒板装置の画像消去機構部分の拡大
正面断面図。
【図4】図3の画像消去機構の刃物部材の拡大正面図。
【図5】図4の刃物部材のB−B矢視断面図。
【図6】図1の電子黒板装置による画像描画処理及び画
像消去処理の手順を示す図。
【図7】本発明の電子黒板装置の第2の実施の形態を適
用した電子黒板装置の画像消去機構部分の拡大正面断
面。
【図8】本発明の電子黒板装置の第3の実施の形態を適
用した電子黒板装置の画像消去機構部分の拡大正面断
面。
【図9】本発明の電子黒板装置の第4の実施の形態を適
用した電子黒板装置の画像消去機構部分の拡大正面断
面。
【図10】実験例2で画像消去機構の刃物部材を刃先ク
リーニング部材でクリーニングする際の刃物部材と刃先
クリーニング部材の回転方向を示す刃物部材と刃先クリ
ーニング部材の側面図。
【符号の説明】
1 電子黒板装置 2 本体筐体 2a 窓部 3 スクリーン 4 コピー機構部 4a コピー排出口 5 操作パネル 10 駆動ローラ 11、12 従動ローラ 13 テンションローラ 14 画像消去機構 15 画像描画機構 16 制御部 20 ケース 21 刃物部材 22 刃先クリーニング部材 23 回収容器 24 画像形成物質 30 シャフト 31 芯金 32 バネ材 40 電子黒板装置 41 画像消去機構 42 ケース 43 ブレード部材 50 電子黒板装置 51 画像消去機構 52 ケース 53、54 刃物部材 55、56 刃先クリーニング部材 57 回収容器 60 電子黒板装置 61 画像消去機構 62 ケース 63 平滑化機構部 64 筒状部材 65 平滑化部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定方向に所定量移動可能に配設されたス
    クリーンと、当該スクリーン上に所定の描画方法で所定
    の画像形成物質により画像を描画する画像描画手段と、
    当該画像描画手段及び手書きにより前記スクリーン上に
    描かれた画像を消去する画像消去手段と、を備えた電子
    黒板装置において、前記画像消去手段は、螺旋形状の刃
    を有するローラ状の刃物部材を有し、前記画像の消去時
    に、当該刃物部材を前記スクリーンに接触させるととも
    に、当該スクリーンとの接触位置で当該スクリーンの移
    動速度とは異なる速度で当該刃物部材を回動駆動させ
    て、前記スクリーン上に描かれた前記画像の前記画像形
    成物質を除去することを特徴とする電子黒板装置。
  2. 【請求項2】前記画像消去手段は、前記刃物部材のう
    ち、少なくとも前記螺旋状の刃に付着した前記画像形成
    物質を除去する刃物クリーニング手段を、さらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の電子黒板装置。
  3. 【請求項3】前記刃先クリーニング手段は、樹脂または
    金属よりなるブラシ部材であることを特徴とする請求項
    2記載の電子黒板装置。
  4. 【請求項4】所定方向に所定量移動可能に配設されたス
    クリーンと、当該スクリーン上に所定の描画方法で所定
    の画像形成物質により画像を描画する画像描画手段と、
    当該画像描画手段及び手書きにより前記スクリーン上に
    描かれた画像を消去する画像消去手段と、を備えた電子
    黒板装置において、前記画像消去手段は、前記スクリー
    ンの移動方向に直角方向に配設され金属あるいは樹脂で
    形成されたブレード部材を有し、前記画像消去時に、当
    該ブレード部材を前記スクリーンに接触させるととも
    に、当該ブレード部材を前記スクリーンの移動方向及び
    反移動方向に所定の大きさでかつ所定の振動数で振動さ
    せて、前記スクリーン上に描かれた前記画像の前記画像
    形成物質を除去することを特徴とする電子黒板装置。
  5. 【請求項5】前記画像消去手段は、少なくとも前記刃物
    部材あるいは前記ブレード部材が、前記スクリーンの移
    動方向に沿って2段以上配設されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子黒板装
    置。
  6. 【請求項6】前記電子黒板装置は、前記画像消去手段に
    より前記画像の消去された前記スクリーンの表面を平滑
    化する平滑化処理手段を、さらに備えたことを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子黒板装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103587296A (zh) * 2012-08-16 2014-02-19 周维保 自擦式履带黑板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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