JPH11285201A - 超小型動圧軸受スピンドルモータ - Google Patents
超小型動圧軸受スピンドルモータInfo
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- JPH11285201A JPH11285201A JP10103528A JP10352898A JPH11285201A JP H11285201 A JPH11285201 A JP H11285201A JP 10103528 A JP10103528 A JP 10103528A JP 10352898 A JP10352898 A JP 10352898A JP H11285201 A JPH11285201 A JP H11285201A
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Landscapes
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 動圧軸受を用いた従来のスピンドルモータの
構造は、ジャーナル軸受けのほかにスラスト軸受けを有
し、有鉄心コイルを用いているため、超小形化と更に低
消費電力化、回転精度の向上が図れなかった。 【解決手段】 回転子100には、ヘリングボーン溝が
形成された回転軸101と係合するスリーブ102の軸
方向の中央部外周に厚み方向に着磁されたリング状永久
磁石105が配設され、リング状永久磁石105の上下
面には、スリーブ102と嵌装するように軸方向に円筒
状上、下ヨーク103a、104aを有する一対の円板
状上、下ヨーク103、104が構成され、リング状永
久磁石105と円板状上、下ヨーク103、104間に
形成された空間に、複数群の電機子駆動コイルである第
1のコイル群107、第2のコイル群108を配設した
ことにより、スリーブ102は磁気的に軸方向が保持さ
れてスラスト軸受が不要となる。
構造は、ジャーナル軸受けのほかにスラスト軸受けを有
し、有鉄心コイルを用いているため、超小形化と更に低
消費電力化、回転精度の向上が図れなかった。 【解決手段】 回転子100には、ヘリングボーン溝が
形成された回転軸101と係合するスリーブ102の軸
方向の中央部外周に厚み方向に着磁されたリング状永久
磁石105が配設され、リング状永久磁石105の上下
面には、スリーブ102と嵌装するように軸方向に円筒
状上、下ヨーク103a、104aを有する一対の円板
状上、下ヨーク103、104が構成され、リング状永
久磁石105と円板状上、下ヨーク103、104間に
形成された空間に、複数群の電機子駆動コイルである第
1のコイル群107、第2のコイル群108を配設した
ことにより、スリーブ102は磁気的に軸方向が保持さ
れてスラスト軸受が不要となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動圧軸受を用いたス
ピンドルモータに関し、特に超小型化が可能な動圧軸受
スピンドルモータの構造に関するものである。
ピンドルモータに関し、特に超小型化が可能な動圧軸受
スピンドルモータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の情報処理の端末装置では、映像処
理等に必要な記憶容量の飛躍的な増大に伴って、記憶装
置・HDDや、記録再生装置・DVD等の高速化と高性
能化、入出力装置の高速化のために、レーザプリンタ、
イメージスキャナ用に高速回転と同時に高精度が可能な
スピンドルモータが求められている。例えば、HDDで
は、10,000rpm以上、NRRO(Non Repeatab
le Run Out)は約0.05μmが要求されるようになっ
て来ている。一方、従来からのスピンドルモータに用い
られてきたボールベアリング軸受では、7,000rp
m以上の使用は困難で、振動、騒音、耐久性、回転精度
とも前述の目標が達成できないのが現状である。その結
果、ボールベアリング軸受に代わって、回転軸またはス
リーブのいずれかにいわゆるヘリカル溝またはヘリング
ボーン溝が形成された動圧軸受が用いられるようになっ
てきている。更に、前述の動圧軸受を用いたスピンドル
モータには、一層の小形化、高性能化、省エネルギー化
が要求されている。
理等に必要な記憶容量の飛躍的な増大に伴って、記憶装
置・HDDや、記録再生装置・DVD等の高速化と高性
能化、入出力装置の高速化のために、レーザプリンタ、
イメージスキャナ用に高速回転と同時に高精度が可能な
スピンドルモータが求められている。例えば、HDDで
は、10,000rpm以上、NRRO(Non Repeatab
le Run Out)は約0.05μmが要求されるようになっ
て来ている。一方、従来からのスピンドルモータに用い
られてきたボールベアリング軸受では、7,000rp
m以上の使用は困難で、振動、騒音、耐久性、回転精度
とも前述の目標が達成できないのが現状である。その結
果、ボールベアリング軸受に代わって、回転軸またはス
リーブのいずれかにいわゆるヘリカル溝またはヘリング
ボーン溝が形成された動圧軸受が用いられるようになっ
てきている。更に、前述の動圧軸受を用いたスピンドル
モータには、一層の小形化、高性能化、省エネルギー化
が要求されている。
【0003】回転軸またはスリーブのいずれかにいわゆ
るヘリカル溝またはヘリングボーン溝が形成された動圧
軸受の構造は公知である。従来からも動圧軸受を用いた
スピンドルモータはその用途に応じて種々提案されてい
る。以下では、小型化、高性能化という観点から、従来
例の幾つかを検討してみる。図8は、特開昭62ー27
0816号公報(以下文献A)の第1図に相当する動圧
軸受を用いたスピンドルモータの概略図である。図9
は、特開平8ー16381号公報(以下文献B)の図1
に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの概略図
である。図10は、特開平4ー69404号公報(以下
文献C)の第1図に相当する動圧軸受を用いたスピンド
ルモータの概略図である。
るヘリカル溝またはヘリングボーン溝が形成された動圧
軸受の構造は公知である。従来からも動圧軸受を用いた
スピンドルモータはその用途に応じて種々提案されてい
る。以下では、小型化、高性能化という観点から、従来
例の幾つかを検討してみる。図8は、特開昭62ー27
0816号公報(以下文献A)の第1図に相当する動圧
軸受を用いたスピンドルモータの概略図である。図9
は、特開平8ー16381号公報(以下文献B)の図1
に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの概略図
である。図10は、特開平4ー69404号公報(以下
文献C)の第1図に相当する動圧軸受を用いたスピンド
ルモータの概略図である。
【0004】図8によれば、ヘリカルグルーブ223
A、223B、ヘリングボーングルーブ223Cが形成
され、ディスク228を搭載したテーブル225とモー
タロータ226とが固定されている軸223は、フレー
ム221に固定され、スリーブ221Aと係合してい
る。文献Aには直接の説明はないが、モータロータ22
6は、円板状の厚み方向に複数極に着磁された永久磁石
を有し、ロータステータ227は鉄基板250(本願の
発明者が説明の便宜上記入した符号)上にマグネットワ
イヤが巻線されてコイルが形成されたものである。ま
た、軸223はスラスト部材222でスラスト軸受け面
223Dが保持されている。文献Aで開示されたスピン
ドルモータは、動圧軸受と、鉄基板250を有するロー
タステータ227と、軸223のスラスト部材222で
構成されている。
A、223B、ヘリングボーングルーブ223Cが形成
され、ディスク228を搭載したテーブル225とモー
タロータ226とが固定されている軸223は、フレー
ム221に固定され、スリーブ221Aと係合してい
る。文献Aには直接の説明はないが、モータロータ22
6は、円板状の厚み方向に複数極に着磁された永久磁石
を有し、ロータステータ227は鉄基板250(本願の
発明者が説明の便宜上記入した符号)上にマグネットワ
イヤが巻線されてコイルが形成されたものである。ま
た、軸223はスラスト部材222でスラスト軸受け面
223Dが保持されている。文献Aで開示されたスピン
ドルモータは、動圧軸受と、鉄基板250を有するロー
タステータ227と、軸223のスラスト部材222で
構成されている。
【0005】図9によれば、ステータ304を固持する
ブラケット303の中心に嵌装されたシャフト305の
貫通孔307にヘリングボーン溝を内周に加工したスリ
ーブ306を装着して、スリーブ306の縮径部306
aにポリゴンミラー314を嵌装する。スリーブ306
の貫通孔307の上方にはプッシュロット311が嵌装
され、プッシュロット311とシャフト305にはスラ
ストプレート(図示せず)が配設される。ロータマグネ
ット310を装着したロータ308はスリーブ306に
固定されて、ステータ304と空隙を介して磁気的に係
合する。この文献Bで開示されたスピンドルモータは、
有鉄心ステータ304と、スラスト受けとしてプッシュ
ロット311がシャフト305と軸方向に分離されて構
成されている。
ブラケット303の中心に嵌装されたシャフト305の
貫通孔307にヘリングボーン溝を内周に加工したスリ
ーブ306を装着して、スリーブ306の縮径部306
aにポリゴンミラー314を嵌装する。スリーブ306
の貫通孔307の上方にはプッシュロット311が嵌装
され、プッシュロット311とシャフト305にはスラ
ストプレート(図示せず)が配設される。ロータマグネ
ット310を装着したロータ308はスリーブ306に
固定されて、ステータ304と空隙を介して磁気的に係
合する。この文献Bで開示されたスピンドルモータは、
有鉄心ステータ304と、スラスト受けとしてプッシュ
ロット311がシャフト305と軸方向に分離されて構
成されている。
【0006】図10によれば、ヘリングボーン溝412
およびスパイラル状浅溝413が加工された回転軸40
1には、駆動用マグネット408を装着したヨーク40
9がフランジ406を介して固定され、更に回転多面鏡
407が搭載されている。回転軸401は、スリーブ4
02と係合し、スラスト受けは外筒405に装着された
固定板419にある圧電素子417または保持棒(文献
Cの第5図、図示せず)で停止状態のときは支持されて
いる。回転軸401の回転と共に、電磁石等の開閉によ
って保持棒が下がり、動圧軸受418が形成されたスラ
スト板416で回転軸401のスラストが支持される。
この文献Cで開示されたスピンドルモータは、有鉄心ス
テータ410を有し、スラスト受けは動圧軸受418が
形成されたスラスト板416で形成され、停止状態のと
きは回転軸401がスラスト板416のほかの保持棒で
支持されて構成されている。
およびスパイラル状浅溝413が加工された回転軸40
1には、駆動用マグネット408を装着したヨーク40
9がフランジ406を介して固定され、更に回転多面鏡
407が搭載されている。回転軸401は、スリーブ4
02と係合し、スラスト受けは外筒405に装着された
固定板419にある圧電素子417または保持棒(文献
Cの第5図、図示せず)で停止状態のときは支持されて
いる。回転軸401の回転と共に、電磁石等の開閉によ
って保持棒が下がり、動圧軸受418が形成されたスラ
スト板416で回転軸401のスラストが支持される。
この文献Cで開示されたスピンドルモータは、有鉄心ス
テータ410を有し、スラスト受けは動圧軸受418が
形成されたスラスト板416で形成され、停止状態のと
きは回転軸401がスラスト板416のほかの保持棒で
支持されて構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の各文献に開示さ
れている動圧軸受を用いたスピンドルモータにおいては
以下のような問題があった。先ず、文献Aでは、(1)
軸223はスラスト軸受け面223Dで受けられている
こと、モータステータ227が鉄基板250のためモー
タロータ226から強い吸引力が働き過大なスラスト荷
重となり、停止摩擦が増加して、環境温度が低いときは
停止状態からの起動が困難でそれを達成しようとすると
消費電力が増加して低消費電力が図れなくなる。(2)
モータステータ227が鉄基板250のため、モータロ
ータ226を高速回転させるときは鉄損が大きくなり電
気機械のエネルギー変換効率を高くできない。(3)ス
ラスト動圧軸受を、ジャーナル動圧軸受のほかに設ける
ので構造が複雑となり小形化が困難である。
れている動圧軸受を用いたスピンドルモータにおいては
以下のような問題があった。先ず、文献Aでは、(1)
軸223はスラスト軸受け面223Dで受けられている
こと、モータステータ227が鉄基板250のためモー
タロータ226から強い吸引力が働き過大なスラスト荷
重となり、停止摩擦が増加して、環境温度が低いときは
停止状態からの起動が困難でそれを達成しようとすると
消費電力が増加して低消費電力が図れなくなる。(2)
モータステータ227が鉄基板250のため、モータロ
ータ226を高速回転させるときは鉄損が大きくなり電
気機械のエネルギー変換効率を高くできない。(3)ス
ラスト動圧軸受を、ジャーナル動圧軸受のほかに設ける
ので構造が複雑となり小形化が困難である。
【0008】また、文献Bでは、シャフト305が固定
され、スリーブ306が回転するので小形化ができる構
造であると説明されているが、(1)スラストを別体の
プッシュロット311で受けており、構造が複雑で小形
化は困難である。(2)凸極有鉄心ステータ304のた
めロータマグネット310との磁気エネルギーの回転角
依存性によって、いわゆるデテントトルクが発生しトル
クリップルが生じ、振動、騒音の要因となり回転精度が
出し難い。特に、低消費電力を図るために異方性高エネ
ルギー積磁石を用いる場合は、デテントトルクとトルク
リップルが大きくなる。(4)鉄損が生じ高い変換効率
が得られない。
され、スリーブ306が回転するので小形化ができる構
造であると説明されているが、(1)スラストを別体の
プッシュロット311で受けており、構造が複雑で小形
化は困難である。(2)凸極有鉄心ステータ304のた
めロータマグネット310との磁気エネルギーの回転角
依存性によって、いわゆるデテントトルクが発生しトル
クリップルが生じ、振動、騒音の要因となり回転精度が
出し難い。特に、低消費電力を図るために異方性高エネ
ルギー積磁石を用いる場合は、デテントトルクとトルク
リップルが大きくなる。(4)鉄損が生じ高い変換効率
が得られない。
【0009】また、文献Cでは、(1)凸極有鉄心ステ
ータ410のため駆動用マグネット408との磁気エネ
ルギーの回転角依存性によって、いわゆるデテントトル
クが発生しトルクリップルが生じ、振動、騒音の原因と
なり回転精度が出し難い。特に、低消費電力を図るため
に異方性高エネルギー積磁石を用いる場合は、デテント
トルクとトルクリップルが大きくなる。(2)鉄損が生
じ高い変換効率が得られない。(3)停止時の回転軸4
01のスラストを受けるために特別に圧電体417また
は保持棒が必要であり構造が複雑で小形化ができない。
以上述べて来たことを踏まえて達成される本発明の目的
は、前述の従来例の欠点を除去して、構造簡単で低消費
電力が達成できてコスト/パホーマンスの優れた超小型
動圧軸受スピンドルモータの構成を提案するものであ
る。
ータ410のため駆動用マグネット408との磁気エネ
ルギーの回転角依存性によって、いわゆるデテントトル
クが発生しトルクリップルが生じ、振動、騒音の原因と
なり回転精度が出し難い。特に、低消費電力を図るため
に異方性高エネルギー積磁石を用いる場合は、デテント
トルクとトルクリップルが大きくなる。(2)鉄損が生
じ高い変換効率が得られない。(3)停止時の回転軸4
01のスラストを受けるために特別に圧電体417また
は保持棒が必要であり構造が複雑で小形化ができない。
以上述べて来たことを踏まえて達成される本発明の目的
は、前述の従来例の欠点を除去して、構造簡単で低消費
電力が達成できてコスト/パホーマンスの優れた超小型
動圧軸受スピンドルモータの構成を提案するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】課題を解決するためにな
された本発明の請求項1記載の超小型動圧軸受スピンド
ルモータの構成は、ハウジングに固定された回転軸と、
該回転軸と潤滑剤が充填されている空隙を介して回転自
在に係合するスリーブと、前記回転軸の外周部または前
記スリーブの内周部のいずれかにヘリングボーン溝が形
成された動圧軸受を有し、前記スリーブに保持された永
久磁石回転子が前記ハウジングに固定された複数群の電
機子駆動コイルと磁気的に係合するように配設されたス
ピンドルモータにおいて、磁性材料からなる回転軸の一
対の両端部に径大部を設け、該径大部と回転自在に係合
する円筒状の非磁性材料からなるスリーブの軸方向の中
央部外周に厚み方向に着磁されたリング状永久磁石を配
設し、前記永久磁石の上下面に、前記スリーブと嵌装す
るように軸方向に円筒状ヨークを有する一対の磁性材料
からなる円板状ヨークを設け、前記永久磁石と前記一対
の円板状ヨーク間に形成された空隙に複数群の電機子駆
動コイルををほぼ平行に配設して前記ハウジングに固定
して、前記リング状永久磁石の磁束が前記一対の円板状
ヨーク間に形成された空隙を有する磁気回路と、前記一
対の円筒状ヨークと回転軸とに形成された磁気回路とに
分流するように構成し、前記スリーブが軸方向に磁気的
に保持されたことを特徴とする。
された本発明の請求項1記載の超小型動圧軸受スピンド
ルモータの構成は、ハウジングに固定された回転軸と、
該回転軸と潤滑剤が充填されている空隙を介して回転自
在に係合するスリーブと、前記回転軸の外周部または前
記スリーブの内周部のいずれかにヘリングボーン溝が形
成された動圧軸受を有し、前記スリーブに保持された永
久磁石回転子が前記ハウジングに固定された複数群の電
機子駆動コイルと磁気的に係合するように配設されたス
ピンドルモータにおいて、磁性材料からなる回転軸の一
対の両端部に径大部を設け、該径大部と回転自在に係合
する円筒状の非磁性材料からなるスリーブの軸方向の中
央部外周に厚み方向に着磁されたリング状永久磁石を配
設し、前記永久磁石の上下面に、前記スリーブと嵌装す
るように軸方向に円筒状ヨークを有する一対の磁性材料
からなる円板状ヨークを設け、前記永久磁石と前記一対
の円板状ヨーク間に形成された空隙に複数群の電機子駆
動コイルををほぼ平行に配設して前記ハウジングに固定
して、前記リング状永久磁石の磁束が前記一対の円板状
ヨーク間に形成された空隙を有する磁気回路と、前記一
対の円筒状ヨークと回転軸とに形成された磁気回路とに
分流するように構成し、前記スリーブが軸方向に磁気的
に保持されたことを特徴とする。
【0011】課題を解決するためになされた本発明の請
求項2記載の超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、ハウジングに固定された回転軸と、該回転軸と潤滑
剤が充填されている空隔を介して回転自在に係合するス
リーブと、前記回転軸の外周部または前記スリーブの内
周部のいずれかにヘリングボーン溝が形成された動圧軸
受を有し、前記スリーブに保持された永久磁石回転子が
前記ハウジングに固定された複数群の電機子駆動コイル
と磁気的に係合するように配設されたスピンドルモータ
において、磁性材料からなる回転軸の一対の両端部に径
大部を設け、該径大部と回転自在に係合する円筒状の非
磁性材料からなるスリーブの軸方向の中央部外周に厚み
方向に着磁されたリング状永久磁石を配設し、前記永久
磁石の上下面に、前記スリーブと嵌装するように軸方向
に円筒状ヨークを有する一対の磁性材料からなる円板状
ヨークを設け、前記円板状ヨークの対向する面に薄い円
板状の厚み方向に多極着磁された永久磁石を少なくとも
1個を装着し、該永久磁石と前記円板状ヨーク間に形成
された空隙に複数群の電機子駆動コイルををほぼ平行に
配設して前記ハウジングに固定して、前記リング状永久
磁石の磁束が前記一対の円筒状ヨークと回転軸とに形成
された磁気回路に形成されるように構成し、前記スリー
ブが軸方向に磁気的に保持されたたことを特徴とする。
求項2記載の超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、ハウジングに固定された回転軸と、該回転軸と潤滑
剤が充填されている空隔を介して回転自在に係合するス
リーブと、前記回転軸の外周部または前記スリーブの内
周部のいずれかにヘリングボーン溝が形成された動圧軸
受を有し、前記スリーブに保持された永久磁石回転子が
前記ハウジングに固定された複数群の電機子駆動コイル
と磁気的に係合するように配設されたスピンドルモータ
において、磁性材料からなる回転軸の一対の両端部に径
大部を設け、該径大部と回転自在に係合する円筒状の非
磁性材料からなるスリーブの軸方向の中央部外周に厚み
方向に着磁されたリング状永久磁石を配設し、前記永久
磁石の上下面に、前記スリーブと嵌装するように軸方向
に円筒状ヨークを有する一対の磁性材料からなる円板状
ヨークを設け、前記円板状ヨークの対向する面に薄い円
板状の厚み方向に多極着磁された永久磁石を少なくとも
1個を装着し、該永久磁石と前記円板状ヨーク間に形成
された空隙に複数群の電機子駆動コイルををほぼ平行に
配設して前記ハウジングに固定して、前記リング状永久
磁石の磁束が前記一対の円筒状ヨークと回転軸とに形成
された磁気回路に形成されるように構成し、前記スリー
ブが軸方向に磁気的に保持されたたことを特徴とする。
【0012】課題を解決するためになされた本発明の請
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記複数群の電機子駆動コイルが、相
数に応じて配設され、複数個の円板状または扇型で各コ
イル辺が一磁極ピッチを有する2個以上のコイルで形成
され、前記複数群の電機子コイル相互間が相数に応じて
電気角で約90度または約120度に配設されて、前記
ハウジングに固定されたことを特徴とする。
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記複数群の電機子駆動コイルが、相
数に応じて配設され、複数個の円板状または扇型で各コ
イル辺が一磁極ピッチを有する2個以上のコイルで形成
され、前記複数群の電機子コイル相互間が相数に応じて
電気角で約90度または約120度に配設されて、前記
ハウジングに固定されたことを特徴とする。
【0013】課題を解決するためになされた本発明の請
求項3における超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、更に前記複数群の電機子駆動コイルの導体部分が、
メッキまたはエッチングによって形成されたことを特徴
とする。
求項3における超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、更に前記複数群の電機子駆動コイルの導体部分が、
メッキまたはエッチングによって形成されたことを特徴
とする。
【0014】課題を解決するためになされた本発明の請
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記回転軸と空隔を介して回転自在に
係合するスリーブとの間に磁性流体が充填されているこ
とを特徴とする。
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記回転軸と空隔を介して回転自在に
係合するスリーブとの間に磁性流体が充填されているこ
とを特徴とする。
【0015】課題を解決するためになされた本発明の請
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記リング状磁石または薄い円板状磁
石の最大エネルギー積が20MGOe以上望ましくは3
0MGOe以上で形成されたことを特徴とする。
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記リング状磁石または薄い円板状磁
石の最大エネルギー積が20MGOe以上望ましくは3
0MGOe以上で形成されたことを特徴とする。
【0016】課題を解決するためになされた本発明の請
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記スリーブの上端部に回転負荷物体
を配設したこと特徴とする。
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記スリーブの上端部に回転負荷物体
を配設したこと特徴とする。
【0017】課題を解決するためになされた本発明の請
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記回転負荷物体が多面鏡であること
を特徴とする。
求項1または2における超小型動圧軸受スピンドルモー
タの構成は、更に前記回転負荷物体が多面鏡であること
を特徴とする。
【0018】課題を解決するためになされた本発明の請
求項1における超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、更に前記円板状ヨークが、回転子の極対数に相当す
る複数個の扇型の、一磁極ピッチずつ間隔を設けて配設
された窓穴を有することを特徴とする。
求項1における超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、更に前記円板状ヨークが、回転子の極対数に相当す
る複数個の扇型の、一磁極ピッチずつ間隔を設けて配設
された窓穴を有することを特徴とする。
【0019】課題を解決するためになされた本発明の請
求項1における超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、更に前記円板状ヨークの扇型の窓穴が、ほぼ直径方
向に延長された直線部と、前記円板状ヨークの外周に沿
った内周部と、前記リング状永久磁石の外周部に沿った
内周部とで形成されたことを特徴とする。
求項1における超小型動圧軸受スピンドルモータの構成
は、更に前記円板状ヨークの扇型の窓穴が、ほぼ直径方
向に延長された直線部と、前記円板状ヨークの外周に沿
った内周部と、前記リング状永久磁石の外周部に沿った
内周部とで形成されたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。各図面において、図1は、
本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの第1の実施
例の要部断面図である。図2は、図1の本発明の超小型
動圧軸受スピンドルモータの上面図である。図3は、図
2の円板状上ヨークの詳細上面図である。図4は、図3
のAーA線断面図である。図5は、本発明の超小型動圧
軸受スピンドルモータの他の動圧軸受構造である。図6
は、本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの第2の
実施例の要部断面図である。図7は、本発明の超小型動
圧軸受スピンドルモータの他の電機子駆動コイルの構成
図である。
を図面に基づいて説明する。各図面において、図1は、
本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの第1の実施
例の要部断面図である。図2は、図1の本発明の超小型
動圧軸受スピンドルモータの上面図である。図3は、図
2の円板状上ヨークの詳細上面図である。図4は、図3
のAーA線断面図である。図5は、本発明の超小型動圧
軸受スピンドルモータの他の動圧軸受構造である。図6
は、本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの第2の
実施例の要部断面図である。図7は、本発明の超小型動
圧軸受スピンドルモータの他の電機子駆動コイルの構成
図である。
【0021】図1、図2において、磁性材料からなる回
転軸101の両端部は径大部101aが形成され、径大
部101aにはヘリカル溝またはヘリングボーン溝11
0aがエッチング、機械加工等によって加工され回転軸
101の一端はハウジング106にカシメ等で固定され
ている。回転軸101には、回転に伴って発生する潤滑
剤等に含まれている空気泡を抜くための空気孔101b
が回転軸101の中心と側面との間に設けられている
が、スリーブ102の内周の軸方向に設けてもよい。径
大部101aとは空隙114を介して係合する回転自在
に形成され挿入された非磁性材料からなり先端部に中空
円板状のシール板111を配設したスリーブ102が設
けられる。前述のスリーブ102は非磁性ステンレス材
またはアルミナ等のセラミックスで形成してもよい。回
転子100は、スリーブ102の軸方向の中央部外周に
厚み方向に着磁されたリング状永久磁石105を配設
し、リング状永久磁石105の上下面に、スリーブ10
2と嵌装するように軸方向に延長された円筒状上、下ヨ
ーク103a、104aを有する一対の磁性材料からな
る円板状上ヨーク103、円板状下ヨーク104が設け
らて構成される。リング状永久磁石105と前記一対の
円板状上、下ヨーク103、104間に形成された空隙
に、サポート板112aに固定された複数群の電機子駆
動コイルである第1のコイル群107、第2のコイル群
108は平行に配設されてハウジング106にコイルサ
ポート112によって支持されハウジング106に固定
される。サポート板112aは、合成樹脂または導電性
の低い金属例えばMg合金でもよく、薄いリング状また
は複数群の電機子駆動コイルに合わせて分割されてもよ
い。第1のコイル群107および第2のコイル群108
は、夫々円板状に巻線されたコイル107a、107b
および108a、108bから形成される。また、コイ
ル107a、107bおよび108a 、108bの形
状は扇型でもよく、巻線によらないメッキまたはエッチ
ングで形成されたものでもよい。リング状永久磁石10
5の磁束が前記一対の円板状上、下ヨーク103、10
4に形成された空隙を有する第1の磁気回路120と、
一対の円筒状上、下ヨーク103a、104aとに形成
された第2の磁気回路121と更に第2の磁気回路12
1から枝別れしてリング状永久磁石105の磁束が一対
の円筒状上、下ヨーク103a、104aとシールド板
111、空隙114を介して回転軸101との間に形成
される第3の磁気回路122とに分流するように構成さ
れる。回転子100の駆動力は、第1の磁気回路120
で形成される。スリーブ102は、回転軸101の径大
部101aとの間で形成される第2の磁気回路121の
磁気エネルギーが最小になるように軸方向に磁気的に保
持される。シール板111は、第3の磁気回路122に
よって、潤滑材として磁性流体を用いたとき磁性流体潤
滑剤の上面への流出を磁気的に保持して防止する。リン
グ状永久磁石105のエネルギー積は、異方性希土類N
dFeBボンド磁石なら20MGOe、異方性希土類N
dFeB焼結磁石なら50MGOeに達し実用に供され
ている。本実施例においては、20MGOe以上あれば
十分実用に供することができるが、30MGOe以上の
永久磁石であれば更に一層の低消費電力化等の効果を得
ることができる。また、スリーブ102の上端部には回
転負荷物体として多面鏡109が搭載されている。
転軸101の両端部は径大部101aが形成され、径大
部101aにはヘリカル溝またはヘリングボーン溝11
0aがエッチング、機械加工等によって加工され回転軸
101の一端はハウジング106にカシメ等で固定され
ている。回転軸101には、回転に伴って発生する潤滑
剤等に含まれている空気泡を抜くための空気孔101b
が回転軸101の中心と側面との間に設けられている
が、スリーブ102の内周の軸方向に設けてもよい。径
大部101aとは空隙114を介して係合する回転自在
に形成され挿入された非磁性材料からなり先端部に中空
円板状のシール板111を配設したスリーブ102が設
けられる。前述のスリーブ102は非磁性ステンレス材
またはアルミナ等のセラミックスで形成してもよい。回
転子100は、スリーブ102の軸方向の中央部外周に
厚み方向に着磁されたリング状永久磁石105を配設
し、リング状永久磁石105の上下面に、スリーブ10
2と嵌装するように軸方向に延長された円筒状上、下ヨ
ーク103a、104aを有する一対の磁性材料からな
る円板状上ヨーク103、円板状下ヨーク104が設け
らて構成される。リング状永久磁石105と前記一対の
円板状上、下ヨーク103、104間に形成された空隙
に、サポート板112aに固定された複数群の電機子駆
動コイルである第1のコイル群107、第2のコイル群
108は平行に配設されてハウジング106にコイルサ
ポート112によって支持されハウジング106に固定
される。サポート板112aは、合成樹脂または導電性
の低い金属例えばMg合金でもよく、薄いリング状また
は複数群の電機子駆動コイルに合わせて分割されてもよ
い。第1のコイル群107および第2のコイル群108
は、夫々円板状に巻線されたコイル107a、107b
および108a、108bから形成される。また、コイ
ル107a、107bおよび108a 、108bの形
状は扇型でもよく、巻線によらないメッキまたはエッチ
ングで形成されたものでもよい。リング状永久磁石10
5の磁束が前記一対の円板状上、下ヨーク103、10
4に形成された空隙を有する第1の磁気回路120と、
一対の円筒状上、下ヨーク103a、104aとに形成
された第2の磁気回路121と更に第2の磁気回路12
1から枝別れしてリング状永久磁石105の磁束が一対
の円筒状上、下ヨーク103a、104aとシールド板
111、空隙114を介して回転軸101との間に形成
される第3の磁気回路122とに分流するように構成さ
れる。回転子100の駆動力は、第1の磁気回路120
で形成される。スリーブ102は、回転軸101の径大
部101aとの間で形成される第2の磁気回路121の
磁気エネルギーが最小になるように軸方向に磁気的に保
持される。シール板111は、第3の磁気回路122に
よって、潤滑材として磁性流体を用いたとき磁性流体潤
滑剤の上面への流出を磁気的に保持して防止する。リン
グ状永久磁石105のエネルギー積は、異方性希土類N
dFeBボンド磁石なら20MGOe、異方性希土類N
dFeB焼結磁石なら50MGOeに達し実用に供され
ている。本実施例においては、20MGOe以上あれば
十分実用に供することができるが、30MGOe以上の
永久磁石であれば更に一層の低消費電力化等の効果を得
ることができる。また、スリーブ102の上端部には回
転負荷物体として多面鏡109が搭載されている。
【0022】図1、図2について、更に詳細に説明す
る。本発明の回転子100は、円板状上ヨーク103
と、円板状下ヨーク104を上下対向させたほぼ同一の
形状で構成される。従って、以下では、円板状上ヨーク
103について説明する。円板状上ヨーク103は、扇
型に窓抜きされた上ヨーク窓103bと、相隣れる上ヨ
ーク窓枠103cとで構成される。上ヨーク窓枠103
cは同一極性の磁極を形成し、ほぼ直径方向に延長され
た直線部103eと、前記円板状上ヨーク103の外周
に沿った内周部103f、前記リング状永久磁石105
の外周部105aに沿った内周部とで形成され、また上
ヨーク窓103bは同一極性の異磁極性磁極が省略され
ている。即ち、相隣れる上ヨーク窓枠103cがN極な
らば、窓抜きされた上ヨーク窓103bはS極が省略さ
れたことになる。図2では、回転子100は8磁極構成
であるが、これに限定されるものではない。上ヨーク窓
枠103cは機械的強度を得るためにヨークリング10
3dで接続されているが機械的強度が十分ならばヨーク
リング103dは削除してもよい。第1のコイル群10
7を形成するコイル107a、107bは、全体の外形
がほぼ1磁極ピッチ、即ち電機角180度(機械角=1
80/4=45度)になるように各コイル辺107a
1、107a2および107b1、107b2が形成さ
れる。同様に第2のコイル群108を形成するコイル1
08a、108bは、全体の外形がほぼ1磁極ピッチ、
即ち電機角180度(機械角=180/4=45度)に
なるように各コイル辺108a1、108a2および1
08b1、108b2が形成される。そして、第1のコ
イル群107と、第2のコイル群108とは電気角で9
0度(機械角=90/4=22.5度)離れる用に配設
される。本発明実施例では、8磁極、2相モータとして
構成されているが、これに限定されず例えば3相モータ
としてコイル数、コイル配置を選択してもよい。この場
合は、駆動制御方式の仕様によって、サポート板112
aにはホール素子を配設して、全波または半波駆動とし
てよく、またホール素子を設けずセンサレス駆動制御と
してもよい。
る。本発明の回転子100は、円板状上ヨーク103
と、円板状下ヨーク104を上下対向させたほぼ同一の
形状で構成される。従って、以下では、円板状上ヨーク
103について説明する。円板状上ヨーク103は、扇
型に窓抜きされた上ヨーク窓103bと、相隣れる上ヨ
ーク窓枠103cとで構成される。上ヨーク窓枠103
cは同一極性の磁極を形成し、ほぼ直径方向に延長され
た直線部103eと、前記円板状上ヨーク103の外周
に沿った内周部103f、前記リング状永久磁石105
の外周部105aに沿った内周部とで形成され、また上
ヨーク窓103bは同一極性の異磁極性磁極が省略され
ている。即ち、相隣れる上ヨーク窓枠103cがN極な
らば、窓抜きされた上ヨーク窓103bはS極が省略さ
れたことになる。図2では、回転子100は8磁極構成
であるが、これに限定されるものではない。上ヨーク窓
枠103cは機械的強度を得るためにヨークリング10
3dで接続されているが機械的強度が十分ならばヨーク
リング103dは削除してもよい。第1のコイル群10
7を形成するコイル107a、107bは、全体の外形
がほぼ1磁極ピッチ、即ち電機角180度(機械角=1
80/4=45度)になるように各コイル辺107a
1、107a2および107b1、107b2が形成さ
れる。同様に第2のコイル群108を形成するコイル1
08a、108bは、全体の外形がほぼ1磁極ピッチ、
即ち電機角180度(機械角=180/4=45度)に
なるように各コイル辺108a1、108a2および1
08b1、108b2が形成される。そして、第1のコ
イル群107と、第2のコイル群108とは電気角で9
0度(機械角=90/4=22.5度)離れる用に配設
される。本発明実施例では、8磁極、2相モータとして
構成されているが、これに限定されず例えば3相モータ
としてコイル数、コイル配置を選択してもよい。この場
合は、駆動制御方式の仕様によって、サポート板112
aにはホール素子を配設して、全波または半波駆動とし
てよく、またホール素子を設けずセンサレス駆動制御と
してもよい。
【0023】図3、図4において、円板状上ヨーク10
3の上ヨーク窓枠103cは、円板状下ヨーク104の
下ヨーク窓枠104c(図省略)と対向している磁極
に、段差103c1を設けて空隙を狭めることによって
磁気回路の能率を向上させる構成としたものである。
3の上ヨーク窓枠103cは、円板状下ヨーク104の
下ヨーク窓枠104c(図省略)と対向している磁極
に、段差103c1を設けて空隙を狭めることによって
磁気回路の能率を向上させる構成としたものである。
【0024】図5は、ヘリングボーン溝115をスリー
ブ102の両端部側の内周に形成したものであり、回転
軸101には当然ヘリングボーン溝は形成しない構成
で、その他の構成は図1と同様なので、重複した説明は
省略する。
ブ102の両端部側の内周に形成したものであり、回転
軸101には当然ヘリングボーン溝は形成しない構成
で、その他の構成は図1と同様なので、重複した説明は
省略する。
【0025】図6において、回転子200は円板状上、
下ヨーク103、104の対向する面に薄い円板状の厚
み方向に多極着磁された薄膜多極永久磁石116を少な
くとも1個を装着して構成するものである。この場合、
円板状ヨークは図示しないが窓抜きする必要はない。薄
膜多極永久磁石116は、希土類磁石例えばNdFeB
磁石をスパッタリング、機械加工等で30〜500μm
に形成される。薄膜多極永久磁石116は、例えば高ト
ルクが必要な製品の仕様のよっては円板状上、下ヨーク
103、104の対向する両面に一対装着されてもよ
く、回転子200を駆動する磁気回路123を形成す
る。リング状永久磁石105は、潤滑剤113を保持す
るだけでよく薄肉でよく、磁気回路124を形成する。
ヘリングボーン溝115がスリーブ102の両端の内周
部に形成され、このスリーブ102は空隙114に注入
されている潤滑剤113を介して回転軸101の径大部
101aと係合する。
下ヨーク103、104の対向する面に薄い円板状の厚
み方向に多極着磁された薄膜多極永久磁石116を少な
くとも1個を装着して構成するものである。この場合、
円板状ヨークは図示しないが窓抜きする必要はない。薄
膜多極永久磁石116は、希土類磁石例えばNdFeB
磁石をスパッタリング、機械加工等で30〜500μm
に形成される。薄膜多極永久磁石116は、例えば高ト
ルクが必要な製品の仕様のよっては円板状上、下ヨーク
103、104の対向する両面に一対装着されてもよ
く、回転子200を駆動する磁気回路123を形成す
る。リング状永久磁石105は、潤滑剤113を保持す
るだけでよく薄肉でよく、磁気回路124を形成する。
ヘリングボーン溝115がスリーブ102の両端の内周
部に形成され、このスリーブ102は空隙114に注入
されている潤滑剤113を介して回転軸101の径大部
101aと係合する。
【0026】図7は、3相コイルの配置を示すもので、
3相コイル群117、3相コイル群118、3相コイル
群119は電気角120度でリング状のサポート板11
2a上に配設される。陽極処理したアルミ材または樹脂
等で形成されたサポート板112aは薄板中空円板で一
体成型されてもよく、また複数個に分割形成されてもよ
い。若しも一体成型されたサポート板112aを用いる
なら、回転子100を組み立てるときに、円板状上、下
ヨーク103、104の空隙に挟むようにすればよい。
各コイル117a、117b、118a、118b、1
19a、119bの関係は既に説明した内容と同様なの
で省略する。
3相コイル群117、3相コイル群118、3相コイル
群119は電気角120度でリング状のサポート板11
2a上に配設される。陽極処理したアルミ材または樹脂
等で形成されたサポート板112aは薄板中空円板で一
体成型されてもよく、また複数個に分割形成されてもよ
い。若しも一体成型されたサポート板112aを用いる
なら、回転子100を組み立てるときに、円板状上、下
ヨーク103、104の空隙に挟むようにすればよい。
各コイル117a、117b、118a、118b、1
19a、119bの関係は既に説明した内容と同様なの
で省略する。
【0027】上述の本発明の説明では、潤滑剤として磁
性流体を用いることを中心にしてきたが、通常の潤滑剤
を用いる場合でも、本発明の超小型動圧軸受スピンドル
モータに適用することができる。図1、図5、図6でシ
ール板111の内面に撥油剤を塗布するならば通常の潤
滑剤を用いることができる。
性流体を用いることを中心にしてきたが、通常の潤滑剤
を用いる場合でも、本発明の超小型動圧軸受スピンドル
モータに適用することができる。図1、図5、図6でシ
ール板111の内面に撥油剤を塗布するならば通常の潤
滑剤を用いることができる。
【0028】図1、図2から分かるように、本発明の第
1の超小型動圧軸受スピンドルモータは、電機子駆動コ
イルが空芯コイルなので、デテントトルクが生じず、回
転ムラの要因が排除されている。また、リング状永久磁
石105のみで、共通の磁気回路、即ちスピンドルモー
タを駆動するための回転子100の第1の磁気回路12
0と、円筒状上、下ヨーク103a、104aと回転軸
101の径大部101aで第2の磁気回路121が形成
されるので、その磁気エネルギーの軸方向の変分によっ
て生じる力でスリーブ102の軸方向が保持され、回転
子100が前述の説明から分かるように軽量に構成でき
ることも作用してスラスト軸受けが不要である。
1の超小型動圧軸受スピンドルモータは、電機子駆動コ
イルが空芯コイルなので、デテントトルクが生じず、回
転ムラの要因が排除されている。また、リング状永久磁
石105のみで、共通の磁気回路、即ちスピンドルモー
タを駆動するための回転子100の第1の磁気回路12
0と、円筒状上、下ヨーク103a、104aと回転軸
101の径大部101aで第2の磁気回路121が形成
されるので、その磁気エネルギーの軸方向の変分によっ
て生じる力でスリーブ102の軸方向が保持され、回転
子100が前述の説明から分かるように軽量に構成でき
ることも作用してスラスト軸受けが不要である。
【0029】図6から、本発明の第2の超小型動圧軸受
スピンドルモータは、電機子駆動コイルが空芯コイルな
ので、デテントトルクが生じず、回転ムラの要因が排除
されている。また、リング状永久磁石105と回転子2
00は薄膜多極磁石116を用いているのみで、スピン
ドルモータを駆動するための回転子200の磁気回路1
23と、円筒状上ヨーク103a、円筒状下ヨーク10
4aと回転軸101の径大部101aで磁気回路124
が形成されるので、その磁気エネルギーの軸方向の変分
によって生じる力でスリーブ102の軸方向が保持さ
れ、回転子200が前述の説明から分かるように軽量に
構成できることも作用してスラスト軸受けが不要であ
る。
スピンドルモータは、電機子駆動コイルが空芯コイルな
ので、デテントトルクが生じず、回転ムラの要因が排除
されている。また、リング状永久磁石105と回転子2
00は薄膜多極磁石116を用いているのみで、スピン
ドルモータを駆動するための回転子200の磁気回路1
23と、円筒状上ヨーク103a、円筒状下ヨーク10
4aと回転軸101の径大部101aで磁気回路124
が形成されるので、その磁気エネルギーの軸方向の変分
によって生じる力でスリーブ102の軸方向が保持さ
れ、回転子200が前述の説明から分かるように軽量に
構成できることも作用してスラスト軸受けが不要であ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、動圧軸受を用いたスピ
ンドルモータの構造が簡単でスラスト軸受けが不要であ
り、直径20mm以下で厚み10mm以下の超小型動圧
軸受スピンドルモータが実現できる。例えば、回転軸直
径を1〜2mm、回転子外径を10〜20mm、全体の
厚みを2〜10mm以下に構成することができる。
ンドルモータの構造が簡単でスラスト軸受けが不要であ
り、直径20mm以下で厚み10mm以下の超小型動圧
軸受スピンドルモータが実現できる。例えば、回転軸直
径を1〜2mm、回転子外径を10〜20mm、全体の
厚みを2〜10mm以下に構成することができる。
【0031】また、本発明によれば、電機子駆動コイル
は空芯であるからデテントトルクがなくトルクリップル
が小さく回転ムラは生ぜず鉄損もなく低消費電力で回転
精度の高い超小型動圧軸受スピンドルモータが実現でき
る。
は空芯であるからデテントトルクがなくトルクリップル
が小さく回転ムラは生ぜず鉄損もなく低消費電力で回転
精度の高い超小型動圧軸受スピンドルモータが実現でき
る。
【0032】また、本発明によれば、高エネルギー積の
例えば20MGOe以上望ましくは30MGOe以上の
永久磁石を少量用いて大幅にトルク定数を増加させて低
消費電力化を図り、モータのコスト/パホーマンスを向
上させることができる。
例えば20MGOe以上望ましくは30MGOe以上の
永久磁石を少量用いて大幅にトルク定数を増加させて低
消費電力化を図り、モータのコスト/パホーマンスを向
上させることができる。
【0033】また、本発明によれば、超小型イメージス
キャナ、超小型ロータリー記憶装置等に用いて効果的で
ある。
キャナ、超小型ロータリー記憶装置等に用いて効果的で
ある。
【図1】本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの第
1の実施例の要部断面図である。
1の実施例の要部断面図である。
【図2】図1の本発明の超小型動圧軸受スピンドルモー
タの上面図である。
タの上面図である。
【図3】図2の円板状上ヨークの詳細上面図である。
【図4】図3のAーA線断面図である。
【図5】本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの他
の動圧軸受構造である。
の動圧軸受構造である。
【図6】本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの第
2の実施例の要部断面図である。
2の実施例の要部断面図である。
【図7】本発明の超小型動圧軸受スピンドルモータの他
の電機子駆動コイルの構成図である。
の電機子駆動コイルの構成図である。
【図8】特開昭62ー270816号公報(文献A)の
第1図に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの
概略図である。
第1図に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの
概略図である。
【図9】特開平8ー16381号公報(文献B)の図1
に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの概略図
である。
に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの概略図
である。
【図10】特開平4ー69404号公報(文献C)の第
1図に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの概
略図である。
1図に相当する動圧軸受を用いたスピンドルモータの概
略図である。
100 回転子 101 回転軸 101a 径大部 101b 空気孔 102 スリーブ 103 円板状上ヨーク 103a 円筒状上ヨーク 104 円板状下ヨーク 104a 円筒状下ヨーク 105 リング状永久磁石 106 ハウジング 107 第1のコイル群 108 第2のコイル群 109 多面鏡 110a ヘリングボーン溝 111 シール板 112 コイルサポート 113 潤滑剤 114 空隙 120 第1の磁気回路 121 第2の磁気回路 122 第3の磁気回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16C 17/02 F16C 17/02 A
Claims (11)
- 【請求項1】 ハウジングに固定された回転軸と、該回
転軸と潤滑剤が充填されている空隔を介して回転自在に
係合するスリーブと、前記回転軸の外周部または前記ス
リーブの内周部のいずれかにヘリングボーン溝が形成さ
れた動圧軸受を有し、前記スリーブに保持された永久磁
石回転子が前記ハウジングに固定された複数群の電機子
駆動コイルと磁気的に係合するように配設されたスピン
ドルモータにおいて、磁性材料からなる回転軸の一対の
両端部に径大部を設け、該径大部と回転自在に係合する
円筒状の非磁性材料からなるスリーブの軸方向の中央部
外周に厚み方向に着磁されたリング状永久磁石を配設
し、前記永久磁石の上下面に、前記スリーブと嵌装する
ように軸方向に円筒状ヨークを有する一対の磁性材料か
らなる円板状ヨークを設け、前記永久磁石と前記一対の
円板状ヨーク間に形成された空隙に複数群の電機子駆動
コイルををほぼ平行に配設して前記ハウジングに固定し
て、前記リング状永久磁石の磁束が前記一対の円板状ヨ
ーク間に形成された空隙を有する磁気回路と、前記一対
の円筒状ヨークと前記空隙を介して回転軸とに形成され
た磁気回路とに分流するように構成し、前記スリーブが
軸方向に磁気的に保持されたことを特徴とする超小型動
圧軸受スピンドルモータ。 - 【請求項2】 ハウジングに固定された回転軸と、該回
転軸と潤滑剤が充填されている空隔を介して回転自在に
係合するスリーブと、前記回転軸の外周部または前記ス
リーブの内周部のいずれかにヘリングボーン溝が形成さ
れた動圧軸受を有し、前記スリーブに保持された永久磁
石回転子が前記ハウジングに固定された複数群の電機子
駆動コイルと磁気的に係合するように配設されたスピン
ドルモータにおいて、磁性材料からなる回転軸の一対の
両端部に径大部を設け、該径大部と回転自在に係合する
円筒状の非磁性材料からなるスリーブの軸方向の中央部
外周に厚み方向に着磁されたリング状永久磁石を配設
し、前記永久磁石の上下面に、前記スリーブと嵌装する
ように軸方向に円筒状ヨークを有する一対の磁性材料か
らなる円板状ヨークを設け、前記円板状ヨークの対向す
る面に薄い円板状の厚み方向に多極着磁された永久磁石
を少なくとも1個を装着し、該永久磁石と前記円板状ヨ
ーク間に形成された空隙に複数群の電機子駆動コイルを
をほぼ平行に配設して前記ハウジングに固定して、前記
リング状永久磁石の磁束が前記一対の円筒状ヨークと回
転軸とに形成された磁気回路に形成されるように構成
し、前記スリーブが軸方向に磁気的に保持されたたこと
を特徴とする超小型動圧軸受スピンドルモータ。 - 【請求項3】 前記複数群の電機子駆動コイルは、相数
に応じて配設され、複数個の円板状または扇型で各コイ
ル辺が一磁極ピッチを有する2個以上のコイルで形成さ
れ、更に前記複数群の電機子コイル相互間は相数に応じ
て電気角で約90度または約120度に配設され、前記
ハウジングに固定されたことを特徴とする請求項1また
は2に記載の超小型動圧軸受スピンドルモータ。 - 【請求項4】 前記複数群の電機子駆動コイルの導体部
分が、メッキまたはエッチングによって形成されたこと
を特徴とする請求項3に記載の超小型動圧軸受スピンド
ルモータ。 - 【請求項5】 前記回転軸と空隔を介して回転自在に係
合するスリーブとの間に磁性流体が充填されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の超小型動圧軸受
スピンドルモータ。 - 【請求項6】 前記リング状永久磁石または薄い円板状
永久磁石の最大エネルギー積が20MGOe以上望まし
くは30MGOe以上で形成されたことを特徴とする請
求項1または2に記載の超小型動圧軸受スピンドルモー
タ。 - 【請求項7】 前記スリーブの上端部に回転負荷物体を
配設したこと特徴とする請求項1または2に記載の超小
型動圧軸受スピンドルモータ。 - 【請求項8】 前記回転負荷物体が多面鏡であることを
特徴とする請求項1または2に記載の超小型動圧軸受ス
ピンドルモータ。 - 【請求項9】 前記円板状ヨークは、回転子の極対数に
相当する複数個の扇型の、一磁極ピッチずつ間隔を設け
て配設された窓穴を有することを特徴とする請求項1に
記載の超小型動圧軸受スピンドルモータ。 - 【請求項10】 前記円板状ヨークの扇型の窓穴が、ほ
ぼ直径方向に延長された直線部と、前記円板状ヨークの
外周に沿った内周部と、前記リング状永久磁石の外周部
に沿った内周部とで形成されたことを特徴とする請求項
9に記載の超小型動圧軸受スピンドルモータ。 - 【請求項11】 前記一磁極ピッチずつ間隔を設けて配
設された窓穴と相隣れるヨーク枠が、前記一対の円板状
ヨーク間の空隙が狭まるように段差を形成して対向する
ように配設したことを特徴とする請求項9または10に
記載の超小型動圧軸受スピンドルモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10103528A JPH11285201A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 超小型動圧軸受スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10103528A JPH11285201A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 超小型動圧軸受スピンドルモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285201A true JPH11285201A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14356411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10103528A Pending JPH11285201A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 超小型動圧軸受スピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285201A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020045670A (ko) * | 2000-12-09 | 2002-06-20 | 이형도 | 스핀들 모터 |
| JP2009273214A (ja) * | 2008-05-03 | 2009-11-19 | Tokyo Univ Of Science | ベアリングレスモータ及び該ベアリングレスモータを搭載した人工心臓、血液ポンプ、人工心肺、ポンプ、ファン、ブロワ、コンプレッサ、アクチュエータ、リアクションホイール、フライホイール、揺動ステージ |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10103528A patent/JPH11285201A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020045670A (ko) * | 2000-12-09 | 2002-06-20 | 이형도 | 스핀들 모터 |
| JP2009273214A (ja) * | 2008-05-03 | 2009-11-19 | Tokyo Univ Of Science | ベアリングレスモータ及び該ベアリングレスモータを搭載した人工心臓、血液ポンプ、人工心肺、ポンプ、ファン、ブロワ、コンプレッサ、アクチュエータ、リアクションホイール、フライホイール、揺動ステージ |
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