JPH11291629A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH11291629A
JPH11291629A JP10091888A JP9188898A JPH11291629A JP H11291629 A JPH11291629 A JP H11291629A JP 10091888 A JP10091888 A JP 10091888A JP 9188898 A JP9188898 A JP 9188898A JP H11291629 A JPH11291629 A JP H11291629A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ステインの発生が抑制された感熱記録材料
を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)などで表される化合物
から選ばれる1種、及び下記一般式(5)で表される化
合物から選ばれる1種を含有することを特徴とする感熱
記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱記録材料に関
し、さら詳しくは、ステインの発生が抑制された感熱記
録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録はその記録装置が簡便で信頼性
が高くメンテナンスが不要であることから近来発展して
いる。その感熱記録材料としては従来から電子供与性無
色染料と電子受容性化合物との反応を利用したもの、ジ
アゾニウム塩化合物とカプラーとの反応を利用したもの
などが広く知られている。感熱記録材料として、近年、
発色濃度及び発色感度、発色体の堅牢性などの特性改良
に対する研究が鋭意行われている。しかしながら、感熱
記録材料は太陽光に長時間曝されたり、事務所などで長
期にわたり掲示されたりしたときに、光により地肌部が
着色したり、画像部が変色あるいは褪色したりする欠点
を有していた。この地肌部の着色や、画像部の変色や褪
色を改良するため、特開平9−1928号に、紫外線吸
収剤の前駆体を用いた、耐光性及び定着性に優れた感熱
記録材料に関して記載されている。この紫外線吸収剤の
前駆体は、光定着型感熱記録層の光照射による定着に必
要な領域の波長の光照射が終了した後、光又は熱などで
反応することにより紫外線吸収剤として機能するように
なる。このため紫外線領域の光は、紫外線吸収剤により
その大部分が吸収され、透過率が低くなり、感熱記録材
料の耐光性が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−1928号
に記載の感熱記録材料は、耐光性及び定着性に優れた感
熱記録材料であったが、発明者らは、紫外線吸収剤の前
駆体を、光又は熱などで反応させることにより紫外線吸
収剤として機能するようにする際に、全ての紫外線吸収
剤の前駆体が反応して紫外線吸収剤として機能するよう
な化合物にはならず、副生成物として存在し、該副生成
物が黄色いステインを発生させることを発見した。従っ
て、本発明は、前記諸問題を解決し、以下の目的を解決
することを課題とする。即ち、本発明は、ステインの発
生が抑制された感熱記録材料を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する手段
は、以下の通りである。即ち、 <1>下記一般式(1)〜(4)で表される化合物から
選択される少なくとも1種、及び下記一般式(5)で表
される化合物から選択される少なくとも1種を含有する
ことを特徴とする感熱記録材料である。
【0005】
【化4】
【0006】一般式(1)〜(4)中、mは1又は2を
表す。Aは、m=1のときの一般式(1)、及び一般式
(2)〜(4)において、−SO2 −R、−CO−R、
−CO2 −R、−CONH−R、−POR1 R2 、−C
H2 R3 又は−SiR4 R5R6 を表す。また、Aは、
m=2のときの一般式(1)において、−SO2 R7S
O2 −、−CO−、−COCO−、−COR7 CO−、
−SO2 −又は−SO−を表す。Xは、一般式(1)、
(3)及び(4)において、水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、アリール基又はハロゲン原子を表す。ま
た、Xは、一般式(2)において、アルキレン基、−O
R7 O−又は−OCOR7 CO2 −を表す。Wは、一般
式(1)、(2)及び(4)において、水素原子、アル
キル基、アルコキシ基、アリール基又はハロゲン原子を
表す。また、Wは、一般式(3)において、−OR7 O
−又は−OCOR7 CO2 −を表す。Yは、一般式
(1)、(2)、(3)において、水素原子、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基又はハロゲン原子を表
す。また、Yは、一般式(4)において、−OR7 O
−、−OCOR7 CO2 −、−CH2 CH2 CO2 R7
OCOCH2 CH2 −、−CH 2 CH2 OCOR7 CO
2 CH2 CH2 −又は−CH2 CH2 CON(R8 )R
7 N(R8 )COCH2 CH2 −を表す。Zは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基を表
す。ここで、Rは、アルキル基又はアリール基を表す。
R1 及びR2 は、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
ルキル基又はアリール基を表す。R3 は、ニトロ基又は
メトキシ基で少なくとも1つ置換したフェニル基を表
す。R4 、R5 及びR6 は、アルキル基又はアリール基
を表す。R7 は、アルキレン基又はアリーレン基を表
す。R8 は水素原子又はアルキル基を表す。
【0007】
【化5】
【0008】一般式(5)中、Ra 〜Rd は、それぞれ
水素原子、アルキル基、アルコキシ基、エステル基、ア
リール基又はハロゲン原子を表す。 <2>一般式(5)で表される化合物が、非極性化合物
である前記<1>に記載の感熱記録材料である。 <3>一般式(5)で表される化合物が、下記構造式
(A)である前記<1>に記載の感熱記録材料である。
【0009】
【化6】
【0010】<4>一般式(1)〜(4)で表される化
合物から選ばれる少なくとも1種、及び一般式(5)で
表される化合物から選ばれる少なくとも1種が、マイク
ロカプセルに内包されている前記<1>から<3>のい
ずれかに記載の感熱記録材料である。
【0011】本発明は、感熱記録材料中に紫外線吸収剤
の前駆体である一般式(1)〜(4)で表される化合物
と共に一般式(5)で表される化合物を含有させると、
一般式(1)〜(4)で表される化合物が、光又は熱な
どで反応させることにより紫外線吸収剤として機能する
ようにする際にできる副生成物によるステインの発生を
抑制できる。このため、ステインの発生が抑制された感
熱記録材料を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の感熱記録材料は、支持体
上に、光定着型感熱記録層、必要に応じて中間層、保護
層等を設けてなり、一般式(1)〜(4)で表される化
合物、及び下記一般式(2)〜(4)で表される化合物
は、これらの層のいずれに含有していてもよく、場合に
よっては、新たに層を設けて含有させてもよい。
【0013】(一般式(1)〜(4)で表される化合
物、一般式(5)で表される化合物)本発明において、
一般式(1)〜(4)で表される化合物は、紫外線吸収
剤の前駆体として機能する化合物であり、定着に必要な
領域の波長の光照射前は紫外線吸収剤として機能しない
ので、光透過率が高く、光定着型感熱記録層を定着する
際、定着に必要な領域の波長を十分に透過させ、また、
可視光線の透過率も高く、光定着型感熱記録層の定着に
支障は生じない。
【0014】また、一般式(1)〜(4)で表される化
合物は、光定着型感熱記録層の光照射による定着に必要
な領域の波長の光照射が終了した後、光又は熱などで反
応することにより紫外線吸収剤として機能するようにな
り、紫外線領域の定着に必要な領域の波長の光は紫外線
吸収剤によりその大部分が吸収され、透過率が低くな
り、感熱記録材料の耐光性が向上するが、可視光線の吸
収効果がないから、可視光線の透過率は実質的に変わら
ない。
【0015】一般式(1)〜(4)中、mは1又は2を
表す。Aは、m=1のときの一般式(1)、及び一般式
(2)〜(4)において、−SO2 −R、−CO−R、
−CO2 −R、−CONH−R、−POR1 R2 、−C
H2 R3 又は−SiR4 R5 R6 を表す。また、Aは、
m=2のときの一般式(1)において、−SO2 R7 S
O2 −、−CO−、−COCO−、−COR7CO−、
−SO2 −又は−SO−を表す。
【0016】Xは、一般式(1)、(3)及び(4)に
おいて、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、アリー
ル基又はハロゲン原子を表す。また、Xは、一般式
(2)において、アルキレン基、−OR7 O−又は−O
COR7 CO2 −を表す。Wは、一般式(1)、(2)
及び(4)において、水素原子、アルキル基、アルコキ
シ基、アリール基又はハロゲン原子を表す。また、W
は、一般式(3)において、−OR7 O−又は−OCO
R7 CO2 −を表す。Yは、一般式(1)、(2)、
(3)において、水素原子、アルキル基、アルコキシ
基、アリール基又はハロゲン原子を表す。また、Yは、
一般式(4)において、−OR7 O−、−OCOR7 C
O2 −、−CH2 CH2 CO2 R7 OCOCH2 CH2
−、−CH2 CH2 OCOR7 CO2 CH2 CH2 −又
は−CH2CH2 CON(R8 )R7 N(R8 )COC
H2 CH2 −を表す。Zは、水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基又はアルコキシ基を表す。
【0017】ここで、Rは、アルキル基又はアリール基
を表す。R1 及びR2 は、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アルキル基又はアリール基を表す。R3 は、ニト
ロ基又はメトキシ基で少なくとも1つ置換したフェニル
基を表す。R4 、R5 及びR 6 は、アルキル基又はアリ
ール基を表す。R7 は、アルキレン基又はアリーレン基
を表す。R8 は水素原子又はアルキル基を表す。
【0018】前記挙げられた置換基のうち、アルキル基
は、直鎖状でも分岐状でもよく、不飽和結合を有してい
てもよい。さらにこれらのアルキル基は、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリ
ールオキシカルボニル基、アリール基、ヒドロキシ基な
どで置換されていてもよい。またアリール基は、さらに
アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されて
いてもよい。
【0019】前記挙げられた置換基のうち、アルキレン
基は、直鎖状でも分岐状でもよく、不飽和結合、酸素原
子、硫黄原子、窒素原子を含んでいてもよい。アルキレ
ン基は、さらにアルコキシ基、ヒドロキシ基、アリール
オキシ基、アリール基で置換されていてもよい。
【0020】前記挙げられた置換基のうち、アリーレン
基は、さらにアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子
などで置換されていてもよい。
【0021】X、Y、及びWで表される置換基のうち、
水素原子、炭素原子数1〜18のアルキル基、炭素原子
数1〜18のアルコキシ基、炭素原子数6〜18のアリ
ール基、、フッ素原子、塩素原子、臭素原子が好まし
く、このなかでも特に水素原子、炭素原子数1〜12の
アルキル基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基、フェ
ニル基又は塩素原子が好ましい。
【0022】Zで表される置換基のうち、水素原子、塩
素原子、フッ素原子、炭素原子数1〜12のアルキル
基、炭素原子数1〜12のアルコキシ基が好ましく、こ
のなかでも特に水素原子、塩素原子、炭素原子数1〜6
のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基が好ま
しい。
【0023】Rで表される置換基のうち、炭素原子数1
〜18のアルキル基、炭素原子数6〜18のアリール基
が好ましく、このなかでも特に炭素原子数1〜12のア
ルキル基、炭素原子数6〜12のアリール基が好まし
い。
【0024】R1 及びR2 で表される置換基のうち、炭
素原子数1〜12のアルコキシ基、炭素原子数6〜12
のアリールオキシ基、炭素原子数1〜12のアルキル
基、炭素原子数6〜12のアリール基が好ましい。
【0025】R3 で表される置換基のうち、2−ニトロ
フェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、3,4,
5−トリメトキシフェニル基が好ましい。
【0026】R4 、R5 及びR6 で表される置換基のう
ち、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数6〜
12のアリール基が好ましい。このなかでも特に炭素原
子数1〜8のアルキル基、フェニル基が好ましい。
【0027】1分子内にベンゾトリアゾール環を2個有
するいわゆるビス体において、R7で表される置換基と
しては、炭素原子数1〜12のアルキレン基又は炭素原
子数6〜12のアリーレン基が好ましく、R8 で表され
る置換基としては、水素原子又は炭素原子数1〜6のア
ルキル基が好ましい。
【0028】Aで表される置換基のうち、特に−SO2
Rが好ましい。
【0029】以下、前記挙げられた置換基の具体例を挙
げるが、本発明はこれに限定されるものではない。X、
Y、及びWで表される置換基のうち1価のものとして
は、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec
−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基、アリル基、2−ブ
テニル基、ベンジル基、α−ジメチルベンジル基、メト
キシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブチルオキシ
基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基、メトキシエ
トキシ基、フェノキシエトキシ基、メトキシカルボニル
エチル基、エトキシカルボニルエチル基、プロピルオキ
シカルボニルエチル基、ブチルオキシカルボニルエチル
基、オクチルオキシカルボニルエチル基、フェノキシカ
ルボニルエチル基、フェニル基、トリル基、塩素原子、
フッ素原子、臭素原子などが挙げられ、2価のものとし
ては、下記のものが挙げられる。
【0030】
【化7】
【0031】Zで表される置換基として具体的には、水
素原子、塩素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、
ヘキシル基、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ
基、オクチルオキシ基などが挙げられる。
【0032】Aで表される置換基として1価のものとし
て具体的には、メタンスルホニル基、エタンスルホニル
基、ブタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、4−
メチルベンゼンスルホニル基、2−メシチレンスルホニ
ル基、4−メトキシベンゼンスルホニル基、4−オクチ
ルオキシベンゼンスルホニル基、2,4,6−トリイソ
プロピルベンゼンスルホニル基、β−スチレンスルホニ
ル基、ビニルベンゼンスルホニル基、4−クロロベンゼ
ンスルホニル基、2,5−ジクロロベンゼンスルホニル
基、2,4,5−トリクロロベンゼンスルホニル基、1
−ナフタレンスルホニル基、2−ナフタレンスルホニル
基、キノリンスルホニル基、チオフェンスルホニル基、
アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ピバロイル
基、ラウロイル基、ステアロイル基、ベンゾイル基、シ
ンナモイル基、フロイル基、ニコチノイル基、メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、フェノキシカル
ボニル基、ヘキシルアミノカルボニル基、フェニルアミ
ノカルボニル基、ジフェニルホスホリル基、ジエチルホ
スホリル基、2−ニトロベンジル基、3,5−ジメトキ
シベンジル基、3,4,5−トリメトキシベンジル基、
トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチル
ジメチルシリル基、ジエチルイソプロピルシリル基、ジ
メチルフェニルシリル基、ジフェニルメチルシリル基、
トリフェニルシリル基などが挙げられ、2価のものとし
ては下記のものが挙げられる。
【0033】
【化8】
【0034】Aが−SiR4 R5 R6 の場合は、光反応
性向上のためにアンモニウム塩、ジアゾニウム塩、ヨー
ドニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、オニウ
ム塩などの光酸発生剤を併用してもよい。これら光酸発
生剤の具体例は「イメージング用有機材料」(有機エレ
クトロニクス材料研究会編、1993年)に詳しい。
【0035】以下、一般式(1)〜(4)で表される化
合物の具体例(具体例(1)〜(49))を示すが、本
発明はこれら具体例に限定されるものではない。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【化9】
【0040】一般式(1)〜(4)で表される化合物
は、感熱記録材料を定着する時にはその定着光を吸収す
ることなく、画像作製後に光が当たることによりさらに
長波の紫外線を吸収して画像の光安定性を向上させるこ
とができる。
【0041】本発明において、一般式(1)〜(4)で
表される化合物は、従来公知の方法で簡易に合成でき
る。
【0042】本発明において、一般式(5)で表される
化合物は、ラジカルトラップ剤であり、一般式(1)〜
(4)で表される化合物が、光又は熱などで反応させる
ことにより紫外線吸剤として機能するようにする際にで
きる副生成物によるステインの発生を抑制する働きをす
る。
【0043】一般式(5)中、Ra 〜Rd は、それぞれ
水素原子、アルキル基、アルコキシ基、エステル基、ア
リール基又はハロゲン原子を表す。これらの置換基のう
ち、アルキル基は、直鎖上でも分鎖状でもよく、不飽和
結合を有していてもよい。また、これらのアルキル基
は、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルコキシカル
ボニル基、アリール基、ヒドロキシ基などでさらに置換
されていてもよい。
【0044】Ra で表される置換基のうち、水素原子が
好ましい。Rb で表される置換基のうち、水素原子が好
ましい。Rc で表される置換基のうち、水素原子、アル
キル基、アリール基が好ましい。Rd で表される置換基
のうち、エステル基、アルキル基、アリール基が好まし
い。
【0045】一般式(5)で表される化合物は、極性化
合物でも非極性化合物でもよいが、マイクロカプセル化
に適している点から非極性化合物が好ましい。
【0046】以下に、一般式(5)で表される化合物の
具体例を挙げるが、本発明は、これら具体例に何ら限定
されない。一般式(5)で表される化合物の具体例とし
ては、前記構造式(A)、スチレン及びその重合体オリ
ゴマー、並びに下記(A−1〜A−107)が挙げられ
る。これらの中でも前記構造式(A)、α−スチレンダ
イマーが好ましく、分子量及び粘度の点から前記構造式
(A)がさらに好ましい。
【0047】
【化10】
【0048】
【化11】
【0049】
【化12】
【0050】
【化13】
【0051】
【化14】
【0052】
【化15】
【0053】
【化16】
【0054】
【化17】
【0055】
【化18】
【0056】
【化19】
【0057】
【化20】
【0058】
【化21】
【0059】
【化22】
【0060】
【化23】
【0061】
【化24】
【0062】
【化25】
【0063】
【化26】
【0064】
【化27】
【0065】
【化28】
【0066】
【化29】
【0067】
【化30】
【0068】本発明において、一般式(5)で表される
化合物は、従来公知の方法により容易に合成できる。ま
た、共栄社油脂化学社製「IA−A」、「L−A」、
「S−A」等の市販品を用いてもよい。
【0069】本発明において、一般式(1)〜(4)で
表される化合物、及び一般式(5)で表される化合物
は、感熱記録材料を構成する層のいずれの層に含有して
よいし、新たに層を設けて含有させてもよいが、光遮断
層としての機能を有効に利用するという点で、発色層よ
り上の保護層に含有するのが好ましい。
【0070】本発明において、一般式(1)〜(4)で
表される化合物の塗布量としては、0.1g/m2 以上
が好ましく、0.35〜1.5g/m2 がさらに好まし
い。この場合、塗布量が0.35g/m2 よりも少ない
と、光透過の調整機能、特に定着に必要な領域の波長の
光照射が終了した後、紫外線領域の光透過率の低減が困
難となり、耐光性が低下しやすくなり、一方、塗布量が
1.5g/m2 よりも多いと、光透過の調整機能、特に
定着に必要な領域の波長の光照射前の光透過率が低くな
る傾向により定着性に支障が生じやすい。また、一般式
(1)〜(4)で表される化合物は、1種単独で用いて
もよいし、2種類以上併用してもよい。
【0071】本発明において、一般式(5)で表される
化合物の含有量としては、一般式(1)〜(4)で表さ
れる化合物の含有量に対して、0.05〜20倍程度が
好ましく、0.1〜5倍がさらに好ましく、0.3〜2
倍が最も好ましい。この場合、含有量が、0.3倍より
も少ないと、ステインを抑制する効果が低下し易くな
り、一方、含有量が2倍よりも多いと、塗設量が多くな
り、且つ含有量に対してのステインを抑制する効果が少
なくなる傾向が出てくる。また、一般式(5)で表され
る化合物は、1種単独で用いてもよいし、2種類以上併
用してもよい。
【0072】本発明において、一般式(1)〜(4)で
表される化合物、及び一般式(5)で表される化合物
は、感熱記録材料中に、以下の方法で含有させる。
(1)固体分散して使用する方法、(2)乳化分散して
使用する方法、(3)ポリマー分散して使用する方法、
(4)ラテックス分散して使用する方法、(5)マイク
ロカプセル化して使用する方法などがあるが、このなか
でも、(2)乳化分散して使用する方法、及び(5)マ
イクロカプセル化して使用する方法が好ましく、(5)
マイクロカプセル化して使用するのがさらに好ましい。
【0073】(2)乳化分散の方法としては、まず一般
式(1)〜(4)で表される化合物、及び一般式(5)
で表される化合物をオイルに溶解する。このオイルは、
常温で固体でも液体でもよく、ポリマーでもよい。酢酸
エステル、メチレンクロライド、シクロヘキサノン等の
低沸点補助溶剤及び/又はりん酸エステル、フタル酸エ
ステル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
その他のカルボン酸エテスル、脂肪酸アミド、アルキル
化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、アルキル化ナ
フタレン、ジアリールエタン、塩素化パラフィン、アル
コール系、フェノール系、エーテル系、モノオレフィン
系、エポキシ系などが挙げられる。具体例としては、り
ん酸トリクレジル、りん酸トリオクチル、りん酸オクチ
ルジフェニル、りん酸トリシクロヘキシル、フタル酸ジ
ブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジラウレート、
フタル酸ジシクロヘキシル、オレフィン酸ブチル、ジエ
チレングリコールベンゾエート、セバシン酸ジオクチ
ル、セバシン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、トリ
メリット酸トリオクチル、クエン酸アセチルトリエチ
ル、マレイン酸オクチル、マレイン酸ジブチル、イソア
ミルビフェニル、塩素化パラフィン、ジイソプロピルナ
フタレン、1,1´−ジトリルエタン、2,4−ジタ−
シャリアミルフェノール、N,N−ジブチル−2−ブト
キシ−5−ターシャリオクチルアニリン、ヒドロキシ安
息香酸2−エチルヘキシルエステル、ポリエチレングリ
コールなどの高沸点オイルが挙げられるが、この中でも
特にアルコール系、りん酸エステル系、カルボン酸系エ
ステル系、アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフェ
ニル、アルキル化ナフタレン、ジアリールエタンが好ま
しい。さらに上記高沸点オイルにヒンダードフェノー
ル、ヒンダードアミン等の炭化防止剤を添加してもよ
い。また、オイルとしては、特に不飽和脂肪酸を有する
ものが望ましく、α−メチルスチレンダイマー等を挙げ
ることができる。α−メチルスチレンダイマーには、例
えば、MSD100(三井東圧化学製の商品名)等があ
る。
【0074】前記一般式(1)〜(4)で表される化合
物、及び一般式(5)で表される化合物を含むオイル溶
液を水溶性高分子の水溶液中に添加し、コロイドミル、
ホモジナイザー又は超音波により乳化分散させる。その
際に用いられる水溶性高分子としてはポリビニルアルコ
ールなどの水溶性高分子が用いられるが、疎水性高分子
のエマルジョン又はラテックスなどを併用することもで
きる。水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール、
シラノール変性ポリビニルアルコール、カルボキシ変性
ポリビニルアルコール、アミノ変性ポリビニルアルコー
ル、イタコン酸変性ポリビニルアルコール、スチレン−
無水マレイン酸共重合体、ブタジエン無水マレイン酸共
重合体、エチレン無水マレイン酸共重合体、イソブチレ
ン無水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミド、ポリ
スチレンスルホン酸、ポリビニルピロリドン、エチレン
−アクリル酸共重合体、ゼラチンなどが挙げられ、この
なかでも特にカルボキシ変性ポリビニルアルコールが好
ましい。疎水性高分子のエマルジョンあるいはラテック
スとしては、スチレン−ブタジエン共重合体、カルボキ
シ変性スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体などが挙げられる。この時必要
に応じて従来公知の界面活性剤等を加えてもよい。
【0075】(5)マイクロカプセル化の方法として
は、従来公知のマイクロカプセルの方法を用いることが
できる。すなわち、一般式(1)〜(4)で表される化
合物、及び一般式(5)で表される化合物と、マイクロ
カプセル壁前駆体とを水に難溶又は不溶の有機溶剤に溶
解し、水溶性高分子の水溶液中に添加しホモジナイザー
などを用いて乳化分散し、昇温してマイクロカプセル壁
となる高分子物質を油/水界面に壁膜を形成することに
より調製することができる。マイクロカプセルの壁膜と
なる高分子物質の具体例としては、例えばポリウレタン
樹脂、ポリウレア樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、アミノアルデヒド樹脂、
メラミン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリレ
ート共重合体樹脂、スチレン−メタクリレート共重合体
樹脂、ゼラチン、ポリビニルアルコール等が挙げられ
る。これらのうち特に好ましい壁剤としてはポリウレタ
ン・ポリウレア樹脂からなる壁膜を有するマイクロカプ
セルである。
【0076】ポリウレタン・ポリウレア樹脂からなる壁
膜を有するマイクロカプセルは、多価イソシアネート等
のマイクロカプセル壁前駆体をカプセル化すべき芯物質
中に混合し、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子の
水溶液に乳化分散し、液温を上昇させて油滴界面で高分
子形成反応を起こすことによって製造される。
【0077】ここで多価イソシアネート化合物の具体例
の一部を以下に示す。例えば、m−フェニレンジイソシ
アネート、p−フェニレンジイソシアネート、2,6−
トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシ
アネート、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、ジ
フェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、3,
3′−ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネー
ト、キシレン−1,4−ジイソシアネート、4,4′−
ジフェニルプロパンジイソシアネート、トリメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、プ
ロピレン−1,2−ジイソシアネート、ブチレン−1,
2−ジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,2−ジ
イソシアネート、シクロヘキシレン−1,4−ジイソシ
アネート等のジイソシアネート類、4,4′,4″−ト
リフェニルメタントリイソシアネート、トルエン−2,
4,6−トリイソシアネート等のトリイソシアネート
類、4,4′−ジメチルジフェニルメタン−2,2′,
5,5′−テトライソシアネート等のテトライソシアネ
ート類、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロ
ールプロパンとの付加物、2,4ートリレンジイソシア
ネートとトリメチロールプロパンとの付加物、キシリレ
ンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加
物、トリレンジイソシアネートとヘキサントリオールと
の付加物等のイソシアネートプレポリマー等が挙げられ
る。また必要に応じ二種類以上の併用も可能である。こ
れらのうち特に好ましいものは分子内にイソシアネート
基を三個以上有するものである。
【0078】マイクロカプセル化の方法において、前記
一般式(1)〜(4)で表される化合物、及び一般式
(5)で表される化合物を溶解させる有機溶剤として
は、乳化分散で示したオイルを用いることができる。ま
た水溶性高分子についても同様である。
【0079】マイクロカプセルの粒径は、0.1〜1.
0μmが好ましく、0.2〜0.7μmがさらに好まし
い。
【0080】マイクロカプセル化の方法において、一般
式(1)〜(4)で表される化合物、及び一般式(5)
で表される化合物は、いずれか一方が内包されていても
よいし、双方が内包されていてもよいが、一般式(1)
〜(4)で表される化合物、及び一般式(5)で表され
る化合物の双方が内包されているのが好ましい。
【0081】本発明において、光褪色時の着色をさらに
低減させるため、還元剤として知られている化合物を、
一般式(1)〜(4)で表される化合物、及び一般式
(5)で表される化合物と共に使用することができる。
この還元剤はマイクロカプセル使用時にはマイクロカプ
セルの中にあっても外にあってもよいが、マイクロカプ
セルの中にあることが好ましい。還元剤がマイクロカプ
セルの外にあるときは、加熱印字したときに還元剤がマ
イクロカプセルの中に進入してくるものである。これら
の添加剤としては、ハイドロキノン系化合物、ヒドラジ
ド系化合物、ヒドロキシ化合物、フェニドン系化合物、
カテコール系化合物、レゾルシノール化合物、ヒドロキ
シヒドロキノン系化合物、ピロログリシノール系化合
物、フェノール系化合物、フェニルヒドラジド系化合
物、没食子酸系化合物、アスコルビン酸系化合物、エチ
レングリコール系化合物などが挙げられる。これらにつ
いては特開平3−191341号公報、特開平3−25
434号公報、特開平1−252953号公報、特開平
2−302753号公報、特開平1−129247号公
報、特開平1−227145号公報、特開平1−243
048号公報、特開平2−262649号公報などに記
載されている。具体的には、N−フェニルアセトヒドラ
ジド、N−フェニルブチリルヒドラジド、p−t−ブチ
ルフェノール、2−アジドベンゾオキサゾールの他、下
記の化合物が挙げられる。
【0082】
【化31】
【0083】(感熱記録材料)本発明おいて、感熱記録
材料は、支持体上に、光定着型感熱記録層、必要に応じ
て中間層、保護層等の層を設けてなる。また、一般式
(1)〜(4)で表される化合物、及び一般式(5)で
表される化合物を含有する層を新たに設けてもよい。
【0084】本発明おいて、感熱記録材料は、 光定着型
感熱記録層として、最大吸収波長360±20nmであ
るジアゾニウム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と反
応し呈色するカプラーとを含有する光定着型感熱記録層
と、最大吸収波長400±20nmであるジアゾニウム
塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と反応し呈色するカ
プラーとを含有する光定着型感熱記録層とを有すること
が好ましい。
【0085】特に本発明に適用される有効な感熱記録材
料は、支持体上に、最大吸収波長360±20nmであ
るジアゾニウム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と反
応し呈色するカプラーとを含有する光定着型感熱記録層
と、最大吸収波長400±20nmであるジアゾニウム
塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と反応し呈色するカ
プラーとを含有する光定着型感熱記録層とを順次設け、
この層上に一般式(1)〜(4)で表される化合物、及
び一般式(5)で表される化合物を含有する層を設ける
ことが好ましい。このような感熱記録材料の場合、一般
式(1)〜(4)で表される化合物、及び一般式(5)
で表される化合物を含有する層の光定着する波長領域に
おける光透過率が360nmで65%以上であり、前記
定着後の光透過率が360nmで20%以下であること
が好ましい。この場合、光照射とは、キセノンランプ強
制試験器で420nmの波長において、13kJ/m2
の光照射を行うことをいう。具体的には、Weathe
r Ometer Ci65(Atlas Elect
ric Co.製)0.9W/m2 で4.0時間の光照
射をいう。
【0086】また、支持体上に、最大吸収波長400±
20nmであるジアゾニウム塩化合物と該ジアゾニウム
塩化合物と反応し呈色するカプラーとを含有する光定着
型感熱記録層と、最大吸収波長360±20nmである
ジアゾニウム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と反応
し呈色するカプラーとを含有する光定着型感熱記録層
と、を順次設けた感熱記録材料であってもよい。
【0087】さらに本発明は、最大吸収波長が340n
m未満のジアゾニウム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合
物と反応し呈色するカプラーとを含有する光定着型感熱
記録層と、最大吸収波長が420nmを超えるジアゾニ
ウム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と反応し呈色す
るカプラーとを含有する光定着型感熱記録層と、の場合
にも適用される。
【0088】また、複数の光定着型感熱記録層を有する
場合においては、各光定着型感熱記録層の色相を変える
ことにより、多色の感熱記録材料が得られる。すなわ
ち、各光定着型感熱記録層の発色色相を減色混合におけ
る3原色、イエロー、マゼンタ、シアンとなるように選
べばフルカラーの画像記録が可能となる。この場合、支
持体面に直接、積層(光定着型感熱記録層の最下層)さ
れる光定着型感熱記録層の発色機構は、電子供与性染料
と、電子受容性染料との組み合わせに限らず、例えば、
ジアゾニウム塩と該ジアゾニウム塩と反応呈色するカプ
ラーとからジアゾ発色系、塩基性化合物と接触して発色
する塩基発色系、キレート発色系、求核剤と反応して脱
離反応を起こし発色する発色系等のいずれでもよく、こ
の光定着型感熱記録層上に最大吸収波長が異なるジアゾ
ニウム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と反応し呈色
するカプラーとを各々含有する光定着型感熱記録層を2
層設け、この層上に一般式(1)〜(4)で表される化
合物、及び一般式(5)で表される化合物を含有する
層、保護層を順次設けるのが好ましい。
【0089】本発明において、光定着型感熱記録層に用
いられる発色成分としては、従来公知のものが使用でき
るが、特にジアゾニウム塩化合物とカプラーとの反応を
利用したもの、又は電子供与性無色染料と電子受容性化
合物との反応を利用したものが好ましく、ジアゾニウム
塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色
するカプラーを含有する光定着型感熱記録層に用いられ
る化合物は、ジアゾニウム塩化合物、該ジアゾニウム塩
化合物と反応して色素を形成しうるカプラー及びジアゾ
ニウム塩化合物とカプラーとの反応を促進する塩基性物
質等が挙げられる。ジアゾニウム塩化合物とは以下に表
される化合物であり、これらはAr部分の置換基の位置
や種類によってその最大吸収波長を制御することができ
るものである。
【0090】
【化32】
【0091】Arはアリール基を、X- は酸アニオンを
表す。
【0092】ジアゾニウム塩化合物の具体的化合物とし
ては、4−(N−(2−(2,4−ジ−tert−アミ
ルフェノキシ)ブチリル)ピペラジノ)ベンゼンジアゾ
ニウム、4−ジオクチルアミノベンゼンジアゾニウム、
4−(N−(2−エチルヘキサノイル)ピペラジノ)ベ
ンゼンジアゾニウム、4−ジヘキシルアミノ−2−ヘキ
シルオキシベンゼンジアゾニウム、4−N−エチル−N
−ヘキサデシルアミノ−2−エトキシベンゾジアゾニウ
ム、3−クロロ−4−ジオクチルアミノ−2−オクチル
オキシオベンゼンジアゾニウム、2,5−ジブトキシ−
4−モルホリノベンゼンジアゾニウム、2,5−オクト
キシ−4−モルホリノベンゼンジアゾニウム、2,5−
ジブトキシ−4−(N−(2−エチルヘキサノイル)ピ
ペラジノ)ベンゼンジアゾニウム、2,5−ジエトキシ
−4−(N−(2−(2,4−ジ−tert−アミルフ
ェノキシ)ブチリル)ピペラジノ)ベンゼンジアゾニウ
ム、2,5−ジブトキシ−4−トリルチオベンゼンジア
ゾニウム、3−(2−オクチルオキシエトキシ)−4−
モロホリノベンゼンジアゾニウムなどの酸アニオン塩及
び下記のジアゾニウム塩化合物(D−1〜D−5)が挙
げられる。特にヘキサフルオロフォスフェート塩、テト
ラフルオロボレート塩、1,5−ナフタレンスルホネー
ト塩が好ましい。
【0093】
【化33】
【0094】これらのジアゾニウム塩化合物のうち本発
明において特に好ましい化合物としては、300〜40
0nmの波長の光により光分解する4−(N−(2−
(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ)ブチリ
ル)ピペラジノ)ベンゼンジアゾニウム、4−ジオクチ
ルアミノベンゼンジアゾニウム、4−(N−(2−エチ
ルヘキサノイル)ピペラジノ)ベンゼンジアゾニウム、
4−ジヘキシルアミノ−2−ヘキシルオキシベンゼンジ
アゾニウム、4−N−エチル−N−ヘキサデシルアミノ
−2−エトキシベンゾジアゾニウム、2,5−ジブトキ
シ−4−(N−(2−エチルヘキサノイル)ピペラジ
ノ)ベンゼンジアゾニウム、2,5−ジエトキシ−4−
(N−(2−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキ
シ)ブチリル)ピペラジノ)ベンゼンジアゾニウムや上
記具体例(D−3〜D−5)に示す化合物が挙げられ
る。ここでいうジアゾニウム塩化合物の最大吸収波長は
それぞれの化合物を0.1g/m2 から1.0g/m2
の塗膜にしたものを分光光度計(Shimazu MP
S−2000)により測定したものである。
【0095】ジアゾニウム塩と熱時反応して呈色するカ
プラーとしては、レゾルシン、フルルグルシン、2,3
−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウ
ム、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピ
ルアミド、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,3−
ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキシ−6−
スルファニルナフタレン、2−ヒドロキシ−3−ナフト
エ酸アニリド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸エタノ
ールアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸オクチル
アミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−N−ドデシ
ルオキシプルピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフト
エ酸テトラデシルアミド、アセトアニリド、アセトアセ
トアニリド、ベンゾイルアセトアニリド、2−クロロ−
5−オクチルアセトアセトアニリド、1−フェニル−3
−メチル−5−ピラゾロン、1−(2’−オクチルフェ
ニル)−3−メチル−5−ピラゾロン、1−(2’,
4’,6’−トリクロロフェニル)−3−ベンズアミド
−5−ピラゾロン、1−(2’,4’,6’−トリクロ
ロフェニル)−3−アニリノ−5−ピラロン、1−フェ
ニル−3−フェニルアセトアミド−5−ピラゾロンさら
には、以下に示す(C−1〜C−6)の化合物等が挙げ
られる。これらのカプラーは2種以上併用し目的の発色
色相を得ることもできる。
【0096】
【化34】
【0097】塩基性物質としては、無機あるいは有機の
塩基性化合物のほか、加熱時に分解等を生じアルカリ物
質を放出するような化合物も含まれる。代表的なものに
は、有機アンモニウム塩、有機アミン、アミド、尿素及
びチオ尿素さらにそれらの誘導体、チアゾール類、ピロ
ール類、ピリミジン類、ピペラジン類、グアニジン類、
インドール類、イミダゾール類、イミダゾリン類、トリ
アゾール類、モルホリン類、ピペリジン類、アミジン
類、フォルムアジン類、ピリジン類等の含窒素化合物が
挙げられる。これらの具体例としては、トリシクロヘキ
シルアミン、トリベンジルアミン、オクタデシルベンジ
ルアミン、ステアリルアミン、アリル尿素、チオ尿素、
メチルチオ尿素、アリルチオ尿素、エチレンチオ尿素、
2−ベンジルイミダゾール、4−フェニルイミダゾー
ル、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−ウン
デシルイミダゾリン、2,4,5−トリフリル−2−イ
ミダゾリン、1,2−ジフェニル−4,4−ジメチル−
2−イミダゾリン、2−フェニル−2−イミダゾリン、
1,2,3−トリフェニルグアニジン、1,2−ジシク
ロヘキシルグアニジン、1,2,3−トリシクロヘキシ
ルグアニジン、グアニジントリクロロ酢酸塩、N,N’
−ジベンジルピペラジン、4,4’−ジチオモルホリ
ン、モルホリニウムトリクロロ酢酸塩、2−アミノベン
ゾチアゾール、2−ベンゾイルヒドラジノベンゾチアゾ
ールなどがある。これらは、2種以上併用することがで
きる。
【0098】電子供与性染料前駆体としては、トリアリ
ールメタン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、チア
ジン系化合物、キサンテン系化合物、スピロピラン系化
合物などがあげられ、とりわけトリアリールメタン系化
合物、キサンテン系化合物が発色濃度が高く有用であ
る。これらの一部を例示すれば、3,3−ビス(p−ジ
メチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド
(即ちクリスタルバイオレットラクトン)、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノ)フタリド、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(1,3−ジメチルインドー
ル−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3−(o−メチル−p−ジエチルアミノフェニ
ル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリ
ド、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンズヒドリン
ベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミ
ン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン、ローダミン−B−アニリノラクタム、ローダミン
(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミン−B−
(p−クロロアニリノ)ラクタム、2−ベンジルアミノ
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−6−
ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−シクロヘキシルメチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メチル−6−イソアミルエチルアミ
ノフルオラン、2−(o−クロロアニリノ)−6−ジエ
チルアミノフルオラン、2−オクチルアミノ−6−ジエ
チルアミノフルオラン、2−エトキシエチルアミノ−3
−クロロ−2−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、ベン
ゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンジルロイ
コメチレンブルー、3−メチル−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3,3’−
ジクロロ−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジルスピ
ロジナフトピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピ
ラン等が挙げられる。
【0099】電子受容性化合物としては、フェノール誘
導体、サリチル酸誘導体、ヒドロキシ安息香酸エステル
等が挙げられる。特に、ビスフェノール類、ヒドロキシ
安息香酸エステル類が好ましい。これらの一部を例示す
れば、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(即ち、ビスフェノールA)、4,4’−(p−フェ
ニレンジイソプロピリデン)ジフェノール(即ち、ビス
フェノールP)、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)ペンタン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(4’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジクロロフェニル)プロパン、1,1−(p−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、1,1−(p−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、1,1−(p−ヒドロキシフ
ェニル)ペンタン、1,1−(p−ヒドロキシフェニ
ル)−2−エチルヘキサン、3,5−ジ(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸及びその多価金属塩、3,5−ジ
(tert−ブチル)サリチル酸及びその多価金属塩、
3−α,α−ジメチルベンジルサリチル酸及びその多価
金属塩、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキ
シ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−2−エ
チルヘキシル、p−フェニルフェノール、p−クミルフ
ェノールなどが挙げられる。
【0100】増感剤としては、分子内に芳香族性の基と
極性基を適度に有している低融点有機化合物が好まし
く、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、α−ナフチ
ルベンジルエーテル、β−ナフチルベンジルエーテル、
β−ナフトエ酸フェニルエステル、α−ヒドロキシ−β
−ナフトエ酸フェニルエステル、β−ナフトール−(p
−クロロベンジル)エーテル、1,4−ブタンジオール
フェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−p−メチ
ルフェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−p−エ
チルフェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−m−
メチルフェニルエーテル、1−フェノキシ−2−(p−
トリルオキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(p−エ
チルフェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(p−
クロロフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル等
が挙げられる。
【0101】本発明において、前記ジアゾニウム塩化合
物、該ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカ
プラー、塩基性物質、及び電子供与性無色染料、電子受
容性化合物、増感剤の使用形態については、特に限定さ
れなが、一般式(1)〜(4)で表される化合物、及び
一般式(5)で表される化合物の場合と同様に、(1)
固体分散して使用する方法、(2)乳化分散して使用す
る方法、(3)ポリマー分散して使用する方法、(4)
ラテックス分散して使用する方法、(5)マイクロカプ
セル化して使用する方法などがあるが、このなかでも特
に保存性の観点から、マイクロカプセル化して使用する
方法が好ましく、特にジアゾニウム塩化合物とカプラー
との反応を利用した発色系ではジアゾニウム塩化合物を
マイクロカプセル化した場合が、電子供与性無色染料と
電子受容性化合物との反応を利用した発色系では電子供
与性無色染料をマイクロカプセル化した場合が好まし
い。
【0102】本発明において、前記光定着型感熱記録層
を複数積層してもよく、各光定着型感熱記録層の色相を
変えることにより、多色の感熱記録材料を得ることもで
きる。その層構成は特に限定されるものではないが、特
に感光波長の異なる2種のジアゾニウム塩化合物とそれ
ぞれのジアゾニウム塩化合物と熱時反応して異なった色
相に発色するカプラーを組み合わせた光定着型感熱記録
層2層と、電子供与性無色染料と電子受容性化合物とを
組み合わせた光定着型感熱記録層とを積層した多色感熱
記録材料が好ましい。すなわち、支持体上に電子供与性
無色染料と電子受容性化合物を含む第1の光定着型感熱
記録層、最大吸収波長が360±20nmであるジアゾ
ニウム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と熱時反応し
て呈色するカプラーを含有する第2の光定着型感熱記録
層、最大吸収波長が400±20nmであるジアゾニウ
ム塩化合物と該ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈
色するカプラーを含有する第3の光定着型感熱記録層と
するものである。この例において、各光定着型感熱記録
層の発色色相を減色混合における3原色、イエロー、マ
ゼンタ、シアンとなるように選んでおけば、フルカラー
の画像記録が可能となる。
【0103】この多色感熱記録材料の記録方法は、まず
第3の光定着型感熱記録層を加熱し、該層に含まれるジ
アゾニウム塩化合物とカプラーを発色させる。次に40
0±20nmの光を照射して第3の光定着型感熱記録層
中に含まれている未反応のジアゾニウム塩化合物を分解
させたのち、第2の光定着型感熱記録層が発色するに十
分な熱を加え、該層に含まれているジアゾニウム塩化合
物とカプラーとを発色させる。このとき第3の光定着型
感熱記録層も同時に強く加熱されるが、すでにジアゾニ
ウム塩化合物は分解しており発色能力が失われているの
で発色しない。さらに360±20nmの光を照射して
第2の光定着型感熱記録層に含まれているジアゾニウム
塩化合物を分解し、最後に第1の光定着型感熱記録層が
発色する十分な熱を加えて発色させる。このとき第3、
第2の光定着型感熱記録層も同時に強く加熱されるが、
すでにジアゾニウム塩化合物は分解しており発色能力が
失われているので発色しない。
【0104】本発明において、耐光性をさらに向上させ
るために以下に示す公知の酸化防止剤を用いることがで
き、例えばヨーロッパ公開特許第310551号公報、
ドイツ公開特許第3435443号公報、ヨーロッパ公
開特許第310552号公報、特開平3−121449
号公報、ヨーロッパ公開特許第459416号公報、特
開平2−262654号公報、特開平2−71262号
公報、特開昭63−163351号公報、アメリカ特許
第4814262号、特開昭54−48535号公報、
特開平5−61166号公報、特開平5−119449
号公報、アメリカ特許第4980275号、特開昭63
−113536号公報、特開昭62−262047号公
報、ヨーロッパ公開特許第223739号公報、ヨーロ
ッパ公開特許第309402号公報、ヨーロッパ公開特
許第309401号公報等に記載のものが挙げられる。
具体的には次のようなものが挙げられる。
【0105】
【化35】
【0106】
【化36】
【0107】
【化37】
【0108】さらにすでに感熱記録材料、感圧記録材料
として公知の各種添加剤を用いることも有効である。こ
れらの酸化防止剤の一部を示すならば、特開昭60ー1
25470号公報、特開昭60ー125471号公報、
特開昭60ー125472号公報、特開昭60ー287
485号公報、特開昭60ー287486号公報、特開
昭60ー287487号公報、特開昭62ー14668
0号公報、特開昭60ー287488号公報、特開昭6
2ー282885号公報、特開昭63ー89877号公
報、特開昭63ー88380号公報、特開昭63ー08
8381号公報、特開平01ー239282号公報、特
開平04ー291685号公報、特開平04ー2916
84号公報、特開平05ー188687号公報、特開平
05ー188686号公報、特開平05ー110490
号公報、特開平05ー1108437号公報、特開平0
5ー170361号公報、特開昭63ー203372号
公報、特開昭63ー224989号公報、特開昭63ー
267594号公報、特開昭63ー182484号公
報、特開昭60ー107384号公報、特開昭60ー1
07383号公報、特開昭61ー160287号公報、
特開昭61ー185483号公報、特開昭61ー211
079号公報、特開昭63ー251282号公報、特開
昭63ー051174号公報、特公昭48ー04329
4号公報、特公昭48ー033212号公報等に記載の
化合物が挙げられる。
【0109】具体例には6−エトキシ−1−フェニル−
2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、
6−エトキシ−1−オクチル−2,2,4−トリメチル
−1,2−ジヒドロキノリン、6−エトキシ−1−フェ
ニル−2,2,4−トリメチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、6−エトキシ−1−オクチル−2,
2,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、シクロヘキサン酸ニッケル、2,2−ビス−4
−ヒドロキシフェニルプロパン、1,1−ビス−4−ヒ
ドロキシフェニル−2−エチルヘキサン、2−メチル−
4−メトキシ−ジフェニルアミン、1−メチル−2−フ
ェニルインドールや以下に示す化合物が挙げられる。
【0110】
【化38】
【0111】
【化39】
【0112】
【化40】
【0113】
【化41】
【0114】これら酸化防止剤は、感熱記録材料を構成
するいずれの層にも添加することができる。これらの酸
化防止剤などを組み合せて使用する場合、例えば具体例
(Q−7)、(Q−45)、(Q−46)又は化合物
(Q−10)と化合物(Q−13)の組合せが挙げられ
る。
【0115】本発明におけるバインダーとしては、従来
公知のものを使用することができ、ポリビニルアルコー
ルやゼラチンなどの水溶性高分子やポリマーラテックス
などを挙げることができる。本発明における支持体とし
ては、プラスチックフィルム、紙、プラスチック樹脂ラ
ミネート紙、合成紙、等を用いることができる。
【0116】本発明において、色相の異なる感熱発色層
を積層する場合には、混色等を防止するため中間層を設
けることができる。中間層には水溶性高分子化合物が用
いられる。たとえばポリビニルアルコール、変性ポリビ
ニルアルコール、メチルセルロース、ポリスチレンスル
ホン酸ナトリウム、スチレン−マレイン酸共重合体、ゼ
ラチン等が挙げられる。
【0117】本発明における保護層には、中間層と同様
な水溶性高分子化合物の他、各種顔料、離型剤等を添加
することもできる。
【0118】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示すが、本発明
は、これら実施例に何ら限定されるものではない。ま
た、実施例中の「部」は全て重量部を示す。
【0119】[実施例1]一般式(1)〜(4)で表さ
れる化合物として前記具体例(23)1.5部、一般式
(5)で表される化合物として前記構造式(A)1.5
部、還元剤として前記(R−6)を0.5部、酢酸エチ
ル6.0部及びオイル各種0.8部を混合し、十分に溶
解した。カプセル壁剤としてキシリレンジイソシアナー
ト/トリメチロールプロパン(75%酢酸エチル溶液:
タケネートD110N:武田薬品社製の商品名)3.0
部をこの溶液に添加し、均一になるように攪拌した。8
重量%のカルボキシ変性ポリビニルアルコール(KL−
318:クラレ株式会社製の商品名)水溶液29.7部
を用意し、先の溶液に添加し、ホモジナイザーにて乳化
分散を行った。得られた乳化液を40部のイオン交換水
に添加し40℃で3時間攪拌し、カプセル化反応を行わ
せた。この後、7.0部のイオン交換樹脂アンバーライ
トMB−03(オルガノ社製の商品名)を添加してさら
に1時間攪拌を行った。このようにして目的の塗布液を
調整した。カプセルの平均粒径は0.35μmであっ
た。上記塗布液を、上質紙上にポリエチレンをラミネー
トした印画紙用支持体に、メイヤーバーにて塗布を行い
乾燥して実施例1のサンプルを作製した。
【0120】(評価)得られた実施例1のサンプルを光
照射装置「WEATHEROMETER CI 65 」(アトラス エレク
トリック ディバイス社製)) を用い、光照射波長42
0nm、光照射パワー0.9W/m2 にて、0時間、1
2時間、24時間、48時間それぞれ照射したときのス
テインの発生をマクベス濃度計RD918(マクベス社
製)をを用いて測定した。得られた結果を表4に示す。
【0121】[実施例2〜7、比較例1〜5]実施例1
において、一般式(5)で表される化合物として用いた
前記構造式(A)の代わりに、表4に記載のものをそれ
ぞれ用いて、実施例1と同様に実施例2〜7及び比較例
1〜5のサンプルを作製し、評価した。その結果を同じ
く表4に示す。
【0122】
【表4】
【0123】
【化42】
【0124】
【化43】
【0125】表4より、実施例1〜7のサンプルは、比
較例1〜5のサンプルに比べ、数値の変動が少ないこと
から、ステインの発生が抑制されていることがわかる。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステイン
の発生が抑制された感熱記録材料を提供することができ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)〜(4)で表される化
    合物から選ばれる少なくとも1種、及び下記一般式
    (5)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種を
    含有することを特徴とする感熱記録材料。 【化1】 一般式(1)〜(4)中、mは1又は2を表す。Aは、
    m=1のときの一般式(1)、及び一般式(2)〜
    (4)において、−SO2 −R、−CO−R、−CO2
    −R、−CONH−R、−POR1 R2 、−CH2 R3
    又は−SiR4 R5R6 を表す。また、Aは、m=2の
    ときの一般式(1)において、−SO2 R7SO2 −、
    −CO−、−COCO−、−COR7 CO−、−SO2
    −又は−SO−を表す。Xは、一般式(1)、(3)及
    び(4)において、水素原子、アルキル基、アルコキシ
    基、アリール基又はハロゲン原子を表す。また、Xは、
    一般式(2)において、アルキレン基、−OR7 O−又
    は−OCOR7 CO2 −を表す。Wは、一般式(1)、
    (2)及び(4)において、水素原子、アルキル基、ア
    ルコキシ基、アリール基又はハロゲン原子を表す。ま
    た、Wは、一般式(3)において、−OR7 O−又は−
    OCOR7 CO2 −を表す。Yは、一般式(1)、
    (2)、(3)において、水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基、アリール基又はハロゲン原子を表す。また、
    Yは、一般式(4)において、−OR7 O−、−OCO
    R7 CO2 −、−CH2 CH2 CO2 R7 OCOCH2
    CH2 −、−CH 2 CH2 OCOR7 CO2 CH2 CH
    2 −又は−CH2 CH2 CON(R8 )R 7 N(R8 )
    COCH2 CH2 −を表す。Zは、水素原子、ハロゲン
    原子、アルキル基又はアルコキシ基を表す。ここで、R
    は、アルキル基又はアリール基を表す。R1 及びR
    2 は、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル基又
    はアリール基を表す。R3 は、ニトロ基又はメトキシ基
    で少なくとも1つ置換したフェニル基を表す。R4 、R
    5 及びR6 は、アルキル基又はアリール基を表す。R7
    は、アルキレン基又はアリーレン基を表す。R8 は水素
    原子又はアルキル基を表す。 【化2】 一般式(5)中、Ra 〜Rd は、それぞれ水素原子、ア
    ルキル基、アルコキシ基、エステル基、アリール基又は
    ハロゲン原子を表す。
  2. 【請求項2】 一般式(5)で表される化合物が、非極
    性化合物である請求項1に記載の感熱記録材料。
  3. 【請求項3】 一般式(5)で表される化合物が、下記
    構造式(A)である請求項1に記載の感熱記録材料。 【化3】
  4. 【請求項4】 一般式(1)〜(4)で表される化合物
    から選ばれる少なくとも1種、及び一般式(5)で表さ
    れる化合物から選ばれる少なくとも1種が、マイクロカ
    プセルに内包されている請求項1から3のいずれかに記
    載の感熱記録材料。
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