JPH1130257A - 車両用ディスクブレーキのピストン断熱構造 - Google Patents
車両用ディスクブレーキのピストン断熱構造Info
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- JPH1130257A JPH1130257A JP9185319A JP18531997A JPH1130257A JP H1130257 A JPH1130257 A JP H1130257A JP 9185319 A JP9185319 A JP 9185319A JP 18531997 A JP18531997 A JP 18531997A JP H1130257 A JPH1130257 A JP H1130257A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/14—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/78—Features relating to cooling
- F16D2065/785—Heat insulation or reflection
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2125/00—Components of actuators
- F16D2125/18—Mechanical mechanisms
- F16D2125/58—Mechanical mechanisms transmitting linear movement
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用ディスクブレーキのピストンに、摩擦
パッドからの制動熱が極力伝わらないようにする。 【解決手段】 断熱板10の本体部10aのピストン側
面に、4本の脚片10bを等間隔に突設し、これら脚片
10bの内側面にシール溝10dを設ける。ピストン7
に、4条のガイド溝7dを先端面7aと内周面7cとに
開口して設け、内周面7cにガイド溝7dを断続して交
差するシール溝7eを設ける。ガイド溝7dに脚片10
bを収容して、ピストン7に断熱板10を取付け、シー
ル溝7e,10dに、ピストン7と断熱板10の相対移
動を許容する環状の弾性材11を止め輪12と共に係着
して、非作動時のピストン7の先端面7aと断熱板10
との間に所定の間隙C1を設定する。
パッドからの制動熱が極力伝わらないようにする。 【解決手段】 断熱板10の本体部10aのピストン側
面に、4本の脚片10bを等間隔に突設し、これら脚片
10bの内側面にシール溝10dを設ける。ピストン7
に、4条のガイド溝7dを先端面7aと内周面7cとに
開口して設け、内周面7cにガイド溝7dを断続して交
差するシール溝7eを設ける。ガイド溝7dに脚片10
bを収容して、ピストン7に断熱板10を取付け、シー
ル溝7e,10dに、ピストン7と断熱板10の相対移
動を許容する環状の弾性材11を止め輪12と共に係着
して、非作動時のピストン7の先端面7aと断熱板10
との間に所定の間隙C1を設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や自動二輪車を
始め、各種の走行車両に用いられるディスクブレーキに
係り、詳しくは、摩擦パッドとピストンとの間に介装し
た断熱板によって、摩擦パッドに発生した制動熱がピス
トンへ伝わるのを防止するようにしたピストンの断熱構
造に関する。
始め、各種の走行車両に用いられるディスクブレーキに
係り、詳しくは、摩擦パッドとピストンとの間に介装し
た断熱板によって、摩擦パッドに発生した制動熱がピス
トンへ伝わるのを防止するようにしたピストンの断熱構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪と一体に回転するディスクロータ
を、一対の摩擦パッドで挟圧して制動作用を行なう自動
車等の車両用ディスクブレーキにあっては、ディスクロ
ータと摩擦パッドとの摺接によって発生した高温の制動
熱が摩擦パッドを通してピストンに伝わり、キャリパボ
ディ内部のブレーキ液を高温化することがあるため、例
えば、実公平5−29384号公報に示される如きピス
トンの断熱構造が提案されている。
を、一対の摩擦パッドで挟圧して制動作用を行なう自動
車等の車両用ディスクブレーキにあっては、ディスクロ
ータと摩擦パッドとの摺接によって発生した高温の制動
熱が摩擦パッドを通してピストンに伝わり、キャリパボ
ディ内部のブレーキ液を高温化することがあるため、例
えば、実公平5−29384号公報に示される如きピス
トンの断熱構造が提案されている。
【0003】この技術は、キャリパボディのシリンダ孔
に、開口する先端面をディスクロータの一側部に向けて
ピストンを内挿し、該ピストンの先端面に円形凹部を形
成して、該円形凹部にセピオライト,ジルコニア及びリ
ン酸塩を主成分とする円形の断熱板を嵌着して、摩擦パ
ッドに発生した制動熱がピストンへ伝わるのを極力防止
するようにしている。
に、開口する先端面をディスクロータの一側部に向けて
ピストンを内挿し、該ピストンの先端面に円形凹部を形
成して、該円形凹部にセピオライト,ジルコニア及びリ
ン酸塩を主成分とする円形の断熱板を嵌着して、摩擦パ
ッドに発生した制動熱がピストンへ伝わるのを極力防止
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、ピストンと断熱板とが常時接触状態にあ
るため、特に制動熱が過酷な条件でより高温化した場合
には、制動熱が断熱板を通してピストンに伝わることが
あるため、より一層高い断熱が望まれていた。
うな構成では、ピストンと断熱板とが常時接触状態にあ
るため、特に制動熱が過酷な条件でより高温化した場合
には、制動熱が断熱板を通してピストンに伝わることが
あるため、より一層高い断熱が望まれていた。
【0005】そこで本発明は、より高い断熱効果を得る
ことのできる車両用ディスクブレーキのピストン断熱構
造を提供することを目的としている。
ことのできる車両用ディスクブレーキのピストン断熱構
造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的に従い、本発
明の請求項1として、ディスクロータの側部にディスク
軸方向へ移動可能に配設される摩擦パッドと、キャリパ
ボディのシリンダ孔に、開口部を摩擦パッドに対向する
先端面として内挿される有底筒状のピストンとの間に、
制動熱の伝達を遮断する断熱板を介装し、前記ピストン
の先端面にて断熱板をディスクロータ方向へ押動し、該
断熱板を介して前記摩擦パッドをディスクロータに押圧
する車両用ディスクブレーキにおいて、前記断熱板のピ
ストン側面に複数の脚片を突設し、前記ピストンに複数
のガイド溝を先端面と内周面とに開口して設け、これら
ガイド溝に前記脚片を収容すると共に、前記複数の脚片
の内側面にシール溝を、前記ピストンの内周面に前記ガ
イド溝を断続して交差するシール溝をそれぞれ形成し、
これらシール溝に、ピストンと断熱板の相対移動を許容
する環状の弾性材を係着して、非作動時のピストンの先
端面と断熱板との間に所定の間隙を設定する。
明の請求項1として、ディスクロータの側部にディスク
軸方向へ移動可能に配設される摩擦パッドと、キャリパ
ボディのシリンダ孔に、開口部を摩擦パッドに対向する
先端面として内挿される有底筒状のピストンとの間に、
制動熱の伝達を遮断する断熱板を介装し、前記ピストン
の先端面にて断熱板をディスクロータ方向へ押動し、該
断熱板を介して前記摩擦パッドをディスクロータに押圧
する車両用ディスクブレーキにおいて、前記断熱板のピ
ストン側面に複数の脚片を突設し、前記ピストンに複数
のガイド溝を先端面と内周面とに開口して設け、これら
ガイド溝に前記脚片を収容すると共に、前記複数の脚片
の内側面にシール溝を、前記ピストンの内周面に前記ガ
イド溝を断続して交差するシール溝をそれぞれ形成し、
これらシール溝に、ピストンと断熱板の相対移動を許容
する環状の弾性材を係着して、非作動時のピストンの先
端面と断熱板との間に所定の間隙を設定する。
【0007】また、本発明の請求項2として、ディスク
ロータの側部にディスク軸方向へ移動可能に配設される
摩擦パッドと、キャリパボディのシリンダ孔に内挿され
るピストンとの間に、制動熱の伝達を遮断する断熱板を
介装し、前記ピストンの先端面にて断熱板をディスクロ
ータ方向へ押動し、該断熱板を介して前記摩擦パッドを
ディスクロータに押圧する車両用ディスクブレーキにお
いて、前記断熱板のピストン側面に複数の脚片を突設
し、前記ピストンに先端面へ開口する複数のガイド溝を
設け、これらガイド溝に前記脚片を収容すると共に、前
記ガイド溝の底部と脚片の先端との間に、ピストンと断
熱板の相対移動を許容する弾性材を介装して、非作動時
のピストンの先端面と断熱板との間に所定の間隙を設定
する。
ロータの側部にディスク軸方向へ移動可能に配設される
摩擦パッドと、キャリパボディのシリンダ孔に内挿され
るピストンとの間に、制動熱の伝達を遮断する断熱板を
介装し、前記ピストンの先端面にて断熱板をディスクロ
ータ方向へ押動し、該断熱板を介して前記摩擦パッドを
ディスクロータに押圧する車両用ディスクブレーキにお
いて、前記断熱板のピストン側面に複数の脚片を突設
し、前記ピストンに先端面へ開口する複数のガイド溝を
設け、これらガイド溝に前記脚片を収容すると共に、前
記ガイド溝の底部と脚片の先端との間に、ピストンと断
熱板の相対移動を許容する弾性材を介装して、非作動時
のピストンの先端面と断熱板との間に所定の間隙を設定
する。
【0008】本発明の請求項1または2によれば、非作
動状態のピストンと断熱板は、ピストンの先端面と断熱
板との間に所定の間隙を存して弾性材に保持されてい
る。そして、ピストンがシリンダ孔をディスクロータ方
向へ移動する作動時には、ピストンと断熱板とが間隙を
存したまま一体に移動し、断熱板が摩擦パッドに当接し
て摩擦パッドから反力を受けると、ピストンのみが弾性
材を撓ませながら、ディスクロータ方向へ移動して先端
面を断熱板に当接させ、更に断熱板が摩擦パッドをディ
スクロータに押圧して、制動作用が行なわれる。
動状態のピストンと断熱板は、ピストンの先端面と断熱
板との間に所定の間隙を存して弾性材に保持されてい
る。そして、ピストンがシリンダ孔をディスクロータ方
向へ移動する作動時には、ピストンと断熱板とが間隙を
存したまま一体に移動し、断熱板が摩擦パッドに当接し
て摩擦パッドから反力を受けると、ピストンのみが弾性
材を撓ませながら、ディスクロータ方向へ移動して先端
面を断熱板に当接させ、更に断熱板が摩擦パッドをディ
スクロータに押圧して、制動作用が行なわれる。
【0009】また、ピストンの作動を解除すると、ピス
トンが所定の後退限へ復帰し、弾性材が原形状に復元し
てピストンと断熱板とを離間し、ピストンの先端面と断
熱板の間に所定の間隙が再び設定される。
トンが所定の後退限へ復帰し、弾性材が原形状に復元し
てピストンと断熱板とを離間し、ピストンの先端面と断
熱板の間に所定の間隙が再び設定される。
【0010】本発明の請求項1,2はこのように、ピス
トンが断熱板を介して摩擦パッドをディスクロータに押
圧する以外は、ピストンと断熱板が常時離間しているの
で、摩擦パッドの制動熱はピストンへ極めて伝わりにく
くなる。また、ピストンが有底筒状で、開口する先端面
がディスクロータ側に向けられる請求項1の場合には、
ピストン内部の熱気がピストンの先端面と断熱板との間
の間隙から外部へ排出されるので、ピストンに高い冷却
効果が得られる。
トンが断熱板を介して摩擦パッドをディスクロータに押
圧する以外は、ピストンと断熱板が常時離間しているの
で、摩擦パッドの制動熱はピストンへ極めて伝わりにく
くなる。また、ピストンが有底筒状で、開口する先端面
がディスクロータ側に向けられる請求項1の場合には、
ピストン内部の熱気がピストンの先端面と断熱板との間
の間隙から外部へ排出されるので、ピストンに高い冷却
効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態例を図面に基
づいて説明する。図1乃至図4は、本発明の請求項1を
適用した第1形態例を示すもので、ディスクブレーキ1
は、車両の走行によって一方向へ回転するディスクロー
タ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に固着され
るキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3
に、図示しない複数のスライドピンを介してディスク軸
方向へスライド可能に支持されるキャリパボディ4と、
キャリパボディ4の作用部4aと反作用部4bとの間
に、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩
擦パッド5,5とを持っている。
づいて説明する。図1乃至図4は、本発明の請求項1を
適用した第1形態例を示すもので、ディスクブレーキ1
は、車両の走行によって一方向へ回転するディスクロー
タ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に固着され
るキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3
に、図示しない複数のスライドピンを介してディスク軸
方向へスライド可能に支持されるキャリパボディ4と、
キャリパボディ4の作用部4aと反作用部4bとの間
に、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩
擦パッド5,5とを持っている。
【0012】キャリパボディ4は、上述の作用部4a及
び反作用部4bと、これらをディスクロータ2の外周を
跨いで連結するブリッジ部4cとからなっている。作用
部4aには、有底のシリンダ孔6がディスクロータ2の
一側面へ開口して設けられ、反作用部4bには、反力爪
4dがディスクロータ2の他側面に対向して設けられて
いる。各摩擦パッド5は、ディスクロータ2の側面と摺
接するライニング5aと、キャリパボディ4にディスク
軸方向へスライド可能に係止される金属製の裏板5bと
からなっている。
び反作用部4bと、これらをディスクロータ2の外周を
跨いで連結するブリッジ部4cとからなっている。作用
部4aには、有底のシリンダ孔6がディスクロータ2の
一側面へ開口して設けられ、反作用部4bには、反力爪
4dがディスクロータ2の他側面に対向して設けられて
いる。各摩擦パッド5は、ディスクロータ2の側面と摺
接するライニング5aと、キャリパボディ4にディスク
軸方向へスライド可能に係止される金属製の裏板5bと
からなっている。
【0013】シリンダ孔6には、有底筒状のピストン7
が、開口部を先端面7aとして該開口面7aを摩擦パッ
ド5側へ向けながら、角シール8を介して液密且つ移動
可能に内挿されており、ピストン7とシリンダ孔6の底
壁7b,4e間に液圧室9が画成されると共に、ピスト
ン7の先端面側に、断熱板10がOリング等の環状弾性
材11と金属製の止め輪12とを用いて係着されてい
る。
が、開口部を先端面7aとして該開口面7aを摩擦パッ
ド5側へ向けながら、角シール8を介して液密且つ移動
可能に内挿されており、ピストン7とシリンダ孔6の底
壁7b,4e間に液圧室9が画成されると共に、ピスト
ン7の先端面側に、断熱板10がOリング等の環状弾性
材11と金属製の止め輪12とを用いて係着されてい
る。
【0014】ピストン7の内部には、ピストン軸方向の
4条のガイド溝7dと、ピストン周方向の1条のシール
溝7eとが形成されている。このうち、ガイド溝7d
は、先端面7aと内周面7cとに開口して等間隔に設け
られ、またシール溝7eは、これらガイド溝7dよりも
浅い深さで、ガイド溝7dの間に断続して設けられてい
る。断熱板10は、円形の本体部10aと、該本体部1
0aのピストン側面に等間隔で突設される4本の脚片1
0bとからなっており、本体部10aには通気孔10c
が十字状に形成され、4本の脚片10bには、内側面の
同一位置にシール溝10dが設けられている。
4条のガイド溝7dと、ピストン周方向の1条のシール
溝7eとが形成されている。このうち、ガイド溝7d
は、先端面7aと内周面7cとに開口して等間隔に設け
られ、またシール溝7eは、これらガイド溝7dよりも
浅い深さで、ガイド溝7dの間に断続して設けられてい
る。断熱板10は、円形の本体部10aと、該本体部1
0aのピストン側面に等間隔で突設される4本の脚片1
0bとからなっており、本体部10aには通気孔10c
が十字状に形成され、4本の脚片10bには、内側面の
同一位置にシール溝10dが設けられている。
【0015】ピストン7のガイド溝7dは、先端面7a
からの長さが、断熱板10の脚片10bよりも長く形成
されており、またピストン7と断熱板10のシール溝7
e,10dは、環状弾性材11と止め輪12とが横並び
で、且つ環状弾性材11を変形させることなく収容でき
る同一幅を有しており、脚片10bをガイド溝7dへ挿
通した際には、双方のシール溝7e,10dが、所定位
置で環状に連続するように設定されている。
からの長さが、断熱板10の脚片10bよりも長く形成
されており、またピストン7と断熱板10のシール溝7
e,10dは、環状弾性材11と止め輪12とが横並び
で、且つ環状弾性材11を変形させることなく収容でき
る同一幅を有しており、脚片10bをガイド溝7dへ挿
通した際には、双方のシール溝7e,10dが、所定位
置で環状に連続するように設定されている。
【0016】上記断熱板10は、4本の脚片10bをピ
ストン7のガイド溝7dに収容し、且つ所定位置で環状
に連続させた双方のシール溝7e,10dに環状弾性材
11と止め輪12とを係着して、ピストン7に取付けら
れている。またピストン7が、シリンダ孔6の所定の後
退限に位置する非作動状態においては、ピストン7の先
端面7aと断熱板10の本体部10aとの間が離間し、
更に断熱板10の本体部10aと摩擦パッド5の裏板5
bとの間も離間していて、これらの間に所定の間隙C
1,C2が設定されている。非作動時のピストン7の内
部は、間隙C1を通して外部に連通しており、またピス
トン7と断熱板10は、環状弾性材11の弾性力と間隙
C1の設定によって、ディスク軸方向へ相互に相対移動
できるようになっている(図1参照)。
ストン7のガイド溝7dに収容し、且つ所定位置で環状
に連続させた双方のシール溝7e,10dに環状弾性材
11と止め輪12とを係着して、ピストン7に取付けら
れている。またピストン7が、シリンダ孔6の所定の後
退限に位置する非作動状態においては、ピストン7の先
端面7aと断熱板10の本体部10aとの間が離間し、
更に断熱板10の本体部10aと摩擦パッド5の裏板5
bとの間も離間していて、これらの間に所定の間隙C
1,C2が設定されている。非作動時のピストン7の内
部は、間隙C1を通して外部に連通しており、またピス
トン7と断熱板10は、環状弾性材11の弾性力と間隙
C1の設定によって、ディスク軸方向へ相互に相対移動
できるようになっている(図1参照)。
【0017】シリンダ孔6底部の前記液圧室9は、液圧
配管を介して別途の液圧マスタシリンダ(いずれも図示
せず)につながれており、運転者がブレーキ操作を行な
うと、液圧マスタシリンダで昇圧されたブレーキ液が、
液圧配管を通して液圧室9へ供給され、ピストン7が角
シール8を弾性変形させながら、断熱板10と共にディ
スクロータ方向へ一体に移動する。
配管を介して別途の液圧マスタシリンダ(いずれも図示
せず)につながれており、運転者がブレーキ操作を行な
うと、液圧マスタシリンダで昇圧されたブレーキ液が、
液圧配管を通して液圧室9へ供給され、ピストン7が角
シール8を弾性変形させながら、断熱板10と共にディ
スクロータ方向へ一体に移動する。
【0018】ディスクロータ方向へ移動するピストン7
と断熱板10は、断熱板10の本体部10aが間隙C2
を埋めて摩擦パッド5の裏板5bに当接するまでの間
は、間隙C1を保持したまま移動し、また断熱板10の
本体部10aが裏板5bに当接して、断熱板10が摩擦
パッド5から反力を受けると、ピストン7のみが、環状
弾性材11のシール溝7e内の部分を撓ませて間隙C1
を埋めながら、ディスクロータ方向へ移動する。そし
て、ピストン7の先端面7aが断熱板10の本体部10
aに当接して間隙C1が消滅したのちは、ピストン7が
断熱板10を直接押動し、更に断熱板10が摩擦パッド
5を押動して、該摩擦パッド5のライニング5aを、デ
ィスクロータ2の一側面へ押圧する。
と断熱板10は、断熱板10の本体部10aが間隙C2
を埋めて摩擦パッド5の裏板5bに当接するまでの間
は、間隙C1を保持したまま移動し、また断熱板10の
本体部10aが裏板5bに当接して、断熱板10が摩擦
パッド5から反力を受けると、ピストン7のみが、環状
弾性材11のシール溝7e内の部分を撓ませて間隙C1
を埋めながら、ディスクロータ方向へ移動する。そし
て、ピストン7の先端面7aが断熱板10の本体部10
aに当接して間隙C1が消滅したのちは、ピストン7が
断熱板10を直接押動し、更に断熱板10が摩擦パッド
5を押動して、該摩擦パッド5のライニング5aを、デ
ィスクロータ2の一側面へ押圧する。
【0019】次に、この反作用によってキャリパボディ
4が作用部4a方向へ移動して、反力爪4dが反作用部
4b側の摩擦パッド5を押動し、該摩擦パッド5のライ
ニング5aを、ディスクロータ2の他側面へ押圧して、
制動作用が行なわれる(図4参照)。
4が作用部4a方向へ移動して、反力爪4dが反作用部
4b側の摩擦パッド5を押動し、該摩擦パッド5のライ
ニング5aを、ディスクロータ2の他側面へ押圧して、
制動作用が行なわれる(図4参照)。
【0020】また、上述の制動操作を解除すると、ピス
トン7が角シール8の復元力によって、シリンダ孔6を
所定の後退限位置に戻され、更に環状弾性材11のシー
ル溝7e内の部分が原形に復元して、ピストン7の先端
面7aと断熱板10の本体部10aとが離間し、また断
熱板10の本体部10aと摩擦パッド5の裏板5bとが
離間して、これらの間に間隙C1,C2が設定される。
トン7が角シール8の復元力によって、シリンダ孔6を
所定の後退限位置に戻され、更に環状弾性材11のシー
ル溝7e内の部分が原形に復元して、ピストン7の先端
面7aと断熱板10の本体部10aとが離間し、また断
熱板10の本体部10aと摩擦パッド5の裏板5bとが
離間して、これらの間に間隙C1,C2が設定される。
【0021】このように本形態例は、ピストン7と断熱
板10とを、環状弾性材11の弾性力にてディスク軸方
向へ相対移動できるようにし、また非作動時のピストン
7の先端面7aと断熱板10の本体部10aとの間に間
隙C1を設定したことにより、ピストン7が断熱板10
を介して摩擦パッド5をディスクロータ2へ押圧する以
外は、断熱板10の本体部10aがピストン7と摩擦パ
ッド5から常時離間しているので、ディスクブレーキ1
が過酷な条件で使用され、ディスクロータ2と摩擦パッ
ド5との摺接で発生した制動熱が極めて高温の場合に
も、摩擦パッド5からピストン7へは殆ど伝わらなくな
り、ピストン7を有効に断熱することができる。
板10とを、環状弾性材11の弾性力にてディスク軸方
向へ相対移動できるようにし、また非作動時のピストン
7の先端面7aと断熱板10の本体部10aとの間に間
隙C1を設定したことにより、ピストン7が断熱板10
を介して摩擦パッド5をディスクロータ2へ押圧する以
外は、断熱板10の本体部10aがピストン7と摩擦パ
ッド5から常時離間しているので、ディスクブレーキ1
が過酷な条件で使用され、ディスクロータ2と摩擦パッ
ド5との摺接で発生した制動熱が極めて高温の場合に
も、摩擦パッド5からピストン7へは殆ど伝わらなくな
り、ピストン7を有効に断熱することができる。
【0022】特に本形態例では、断熱板10の本体部1
0aと摩擦パッド5の裏板5bとの間にも間隙C2を設
定したから、摩擦パッド5からの制動熱がピストン7に
尚一層伝わりにくい。更に、ピストン7の内部は、間隙
C1を通して外部に連通しているので、ピストン7内に
熱気があっても、間隙C1から外部へ容易に排出するこ
とができ、ピストン7に高い冷却効果が得られる。
0aと摩擦パッド5の裏板5bとの間にも間隙C2を設
定したから、摩擦パッド5からの制動熱がピストン7に
尚一層伝わりにくい。更に、ピストン7の内部は、間隙
C1を通して外部に連通しているので、ピストン7内に
熱気があっても、間隙C1から外部へ容易に排出するこ
とができ、ピストン7に高い冷却効果が得られる。
【0023】次に、本発明の請求項2を適用した第2,
第3形態例を、図5,図6に基づいて説明する。これら
第2,第3形態例では、ピストン7の肉厚内に、複数の
ガイド溝7f,7gが先端面7aに開口して設けられ、
また第1形態例のピストン7と断熱板10のシール溝7
e,10dを省略した以外は、第1形態例と同様の構成
となっている。
第3形態例を、図5,図6に基づいて説明する。これら
第2,第3形態例では、ピストン7の肉厚内に、複数の
ガイド溝7f,7gが先端面7aに開口して設けられ、
また第1形態例のピストン7と断熱板10のシール溝7
e,10dを省略した以外は、第1形態例と同様の構成
となっている。
【0024】図5に示す第2形態例では、ガイド溝7f
の底部と、該ガイド溝7fに収容される断熱板10の脚
片10bの先端との間に弾性材20が介装され、また図
6の第3形態例では、ガイド溝7gの内面全体に弾性材
21を敷設して、断熱板10の脚片10bを、ガイド溝
7gに弾性材21を介して収容している。
の底部と、該ガイド溝7fに収容される断熱板10の脚
片10bの先端との間に弾性材20が介装され、また図
6の第3形態例では、ガイド溝7gの内面全体に弾性材
21を敷設して、断熱板10の脚片10bを、ガイド溝
7gに弾性材21を介して収容している。
【0025】上記弾性材20,21は、ピストン7が所
定の後退限に位置した非作動時に、脚片10bからの圧
縮変形を受けない自由状態にあって、ピストン7の先端
面7aと断熱板10の本体部10aとの間に、それぞれ
所定の間隙C1を設定しており、各形態例のピストン7
と断熱板10は、弾性材20,21の弾性力と間隙C1
の設定によって、ディスク軸方向へ相対移動できるよう
になっている。
定の後退限に位置した非作動時に、脚片10bからの圧
縮変形を受けない自由状態にあって、ピストン7の先端
面7aと断熱板10の本体部10aとの間に、それぞれ
所定の間隙C1を設定しており、各形態例のピストン7
と断熱板10は、弾性材20,21の弾性力と間隙C1
の設定によって、ディスク軸方向へ相対移動できるよう
になっている。
【0026】このように構成される第2,第3形態例
は、第1形態例と同様に、ピストン7が作動時にのみ断
熱板10の本体部10aと当接するだけで、常時はピス
トン7と断熱板10の本体部10aが間隔C1で離間し
ているから、摩擦パッド5からの制動熱がピストン7へ
極めて伝わりにくい。
は、第1形態例と同様に、ピストン7が作動時にのみ断
熱板10の本体部10aと当接するだけで、常時はピス
トン7と断熱板10の本体部10aが間隔C1で離間し
ているから、摩擦パッド5からの制動熱がピストン7へ
極めて伝わりにくい。
【0027】尚、本発明の請求項1では、ピストンが有
底筒状で、開口部を先端面として摩擦パッドに対向させ
ることを条件とするが、本発明の請求項2は、摩擦パッ
ド側となるピストンの先端面に少なくともガイド溝が開
口していればよく、ピストンの先端面は塞がった形状で
あっても差支えない。また第1形態例で、環状弾性材と
併用した止め輪は、環状弾性材にピストンと断熱板の連
結状態を保持できる程度の剛性力があれば、省略するこ
とができる。
底筒状で、開口部を先端面として摩擦パッドに対向させ
ることを条件とするが、本発明の請求項2は、摩擦パッ
ド側となるピストンの先端面に少なくともガイド溝が開
口していればよく、ピストンの先端面は塞がった形状で
あっても差支えない。また第1形態例で、環状弾性材と
併用した止め輪は、環状弾性材にピストンと断熱板の連
結状態を保持できる程度の剛性力があれば、省略するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
または2によれば、シリンダ孔内のピストンは、作動時
にのみ断熱板と当接するだけで、ピストンが断熱板を介
して摩擦パッドをディスクロータの側面へ押圧する以外
は、断熱板がピストンから常時離間しているので、摩擦
パッドからの制動熱が極めて高温の場合にも、ピストン
へは殆ど伝わることがなく、ピストンを有効に断熱する
ことができる。
または2によれば、シリンダ孔内のピストンは、作動時
にのみ断熱板と当接するだけで、ピストンが断熱板を介
して摩擦パッドをディスクロータの側面へ押圧する以外
は、断熱板がピストンから常時離間しているので、摩擦
パッドからの制動熱が極めて高温の場合にも、ピストン
へは殆ど伝わることがなく、ピストンを有効に断熱する
ことができる。
【0029】更に、ピストンが有底筒状であって、開口
する先端面がディスクロータ側に向けられる構造の請求
項1の場合には、ピストンの内部が、ピストンと断熱板
との間の間隙を通して外部に連通しているので、ピスト
ン内部に熱気があっても間隙から外部へ容易に排出し
て、ピストンを効率よく冷却することができる。
する先端面がディスクロータ側に向けられる構造の請求
項1の場合には、ピストンの内部が、ピストンと断熱板
との間の間隙を通して外部に連通しているので、ピスト
ン内部に熱気があっても間隙から外部へ容易に排出し
て、ピストンを効率よく冷却することができる。
【図1】本発明の第1形態例を示す図3のI−Iで切断
したディスクブレーキの断面正面図
したディスクブレーキの断面正面図
【図2】本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの
ピストンと断熱板,環状弾性材及び止め輪の分解斜視図
ピストンと断熱板,環状弾性材及び止め輪の分解斜視図
【図3】本発明の第1形態例を示す図1のIII −III で
切断したディスクブレーキの断面正面図
切断したディスクブレーキの断面正面図
【図4】本発明の第1形態例を示すディスクブレーキの
断面正面図
断面正面図
【図5】本発明の第2形態例を示すディスクブレーキの
要部断面正面図
要部断面正面図
【図6】本発明の第3形態例を示すディスクブレーキの
要部断面正面図
要部断面正面図
1…ディスクブレーキ 2…ディスクロータ 4…キャリパボディ 4a…作用部 4b…反作用部 4e…底壁 5…摩擦パッド 5a…ライニング 5b…裏板 6…シリンダ孔 7…ピストン 7a…ピストン7の先端面 7b…ピストン7の底壁 7c…ピストン7の内周面 7d,7f,7g…ガイド溝 7e…シール溝 8…角シール 9…液圧室 10…断熱板 10a…断熱板10の本体部 10b…断熱板10の脚片 10c…通気孔 10d…シール溝 11…環状の弾性材 12…金属製の止め輪 20,21…弾性材 C1…ピストン7の先端面7aと断熱板10の本体部1
0aとの間隙 C2…断熱板10の本体部10aと摩擦パッド5の裏板
5bとの間隙
0aとの間隙 C2…断熱板10の本体部10aと摩擦パッド5の裏板
5bとの間隙
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスクロータの側部にディスク軸方向
へ移動可能に配設される摩擦パッドと、キャリパボディ
のシリンダ孔に、開口部を摩擦パッドに対向する先端面
として内挿される有底筒状のピストンとの間に、制動熱
の伝達を遮断する断熱板を介装し、前記ピストンの先端
面にて断熱板をディスクロータ方向へ押動し、該断熱板
を介して前記摩擦パッドをディスクロータに押圧する車
両用ディスクブレーキにおいて、前記断熱板のピストン
側面に複数の脚片を突設し、前記ピストンに複数のガイ
ド溝を先端面と内周面とに開口して設け、これらガイド
溝に前記脚片を収容すると共に、前記複数の脚片の内側
面にシール溝を、前記ピストンの内周面に前記ガイド溝
を断続して交差するシール溝をそれぞれ形成し、これら
シール溝に、ピストンと断熱板の相対移動を許容する環
状の弾性材を係着して、非作動時のピストンの先端面と
断熱板との間に所定の間隙を設定したことを特徴とする
車両用ディスクブレーキのピストン断熱構造。 - 【請求項2】 ディスクロータの側部にディスク軸方向
へ移動可能に配設される摩擦パッドと、キャリパボディ
のシリンダ孔に内挿されるピストンとの間に、制動熱の
伝達を遮断する断熱板を介装し、前記ピストンの先端面
にて断熱板をディスクロータ方向へ押動し、該断熱板を
介して前記摩擦パッドをディスクロータに押圧する車両
用ディスクブレーキにおいて、前記断熱板のピストン側
面に複数の脚片を突設し、前記ピストンに先端面へ開口
する複数のガイド溝を設け、これらガイド溝に前記脚片
を収容すると共に、前記ガイド溝の底部と脚片の先端と
の間に、ピストンと断熱板の相対移動を許容する弾性材
を介装して、非作動時のピストンの先端面と断熱板との
間に所定の間隙を設定したことを特徴とする車両用ディ
スクブレーキのピストン断熱構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9185319A JPH1130257A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 車両用ディスクブレーキのピストン断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9185319A JPH1130257A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 車両用ディスクブレーキのピストン断熱構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1130257A true JPH1130257A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16168763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9185319A Pending JPH1130257A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 車両用ディスクブレーキのピストン断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1130257A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103016045A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-04-03 | 中国矿业大学 | 矿用连续定量式二次封孔系统 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP9185319A patent/JPH1130257A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103016045A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-04-03 | 中国矿业大学 | 矿用连续定量式二次封孔系统 |
| CN103016045B (zh) * | 2012-12-07 | 2014-12-17 | 中国矿业大学 | 矿用连续定量式二次封孔系统 |
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