JPH1150862A - ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ - Google Patents
ディーゼルエンジンの遠心式ガバナInfo
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- JPH1150862A JPH1150862A JP21042597A JP21042597A JPH1150862A JP H1150862 A JPH1150862 A JP H1150862A JP 21042597 A JP21042597 A JP 21042597A JP 21042597 A JP21042597 A JP 21042597A JP H1150862 A JPH1150862 A JP H1150862A
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガバナスリーブの軸心方向の移動抵抗やガバ
ナウエイトの作用部の早期摩耗を減少させてガバナコン
トロールの外乱要素を減少する。 【解決手段】 ガバナ軸3と一体回転するガバナウエイ
ト5の作用部5aをガバナ軸3に摺動自在に外嵌したガ
バナスリーブ6の一側端面6aに接当させ、当該ガバナ
スリーブ6を介してガバナレバー7を燃料減量側Lへ揺
動するように構成する。ガバナ軸3に複数のスプライン
溝4aを凹設するとともに、ガバナスリーブ6の内面に
複数のボール4bを回転自在に設け、上記ボール4bを
スプライン溝4aに係入してガバナ軸3とガバナスリー
ブ6とを一体回転するように構成する。上記スプライン
溝aはガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θをなし、
エンジンの加速及び減速時にガバナ軸3に外嵌したガバ
ナスリーブ6の移動抵抗が減じるように設定する。
ナウエイトの作用部の早期摩耗を減少させてガバナコン
トロールの外乱要素を減少する。 【解決手段】 ガバナ軸3と一体回転するガバナウエイ
ト5の作用部5aをガバナ軸3に摺動自在に外嵌したガ
バナスリーブ6の一側端面6aに接当させ、当該ガバナ
スリーブ6を介してガバナレバー7を燃料減量側Lへ揺
動するように構成する。ガバナ軸3に複数のスプライン
溝4aを凹設するとともに、ガバナスリーブ6の内面に
複数のボール4bを回転自在に設け、上記ボール4bを
スプライン溝4aに係入してガバナ軸3とガバナスリー
ブ6とを一体回転するように構成する。上記スプライン
溝aはガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θをなし、
エンジンの加速及び減速時にガバナ軸3に外嵌したガバ
ナスリーブ6の移動抵抗が減じるように設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディーゼルエン
ジンの遠心式ガバナに関し、特にガバナ軸に外嵌したガ
バナスリーブの軸心方向の移動抵抗を減少させる技術に
関する。
ジンの遠心式ガバナに関し、特にガバナ軸に外嵌したガ
バナスリーブの軸心方向の移動抵抗を減少させる技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの遠心式ガバナとしては、従来
より例えば図2に示すものが知られている。この遠心式
ガバナ1は、ガバナ室2内に燃料噴射ポンプ30とガバ
ナレバー7とガバナ軸3とカム軸34とを収容し、ガバ
ナ軸3の一端部に筒軸部材8を固定し、この筒軸部材8
に嵌着したボール軸受11をガバナ室2の一側壁2aで
回転自在に枢支するとともに、ガバナ軸3の他端部に嵌
着したボール軸受12をガバナ室2の他側壁2bで枢支
し、上記ガバナ軸3にガバナスリーブ6を摺動自在に外
嵌し、上記筒軸部材8の一端部に伝動歯車9を固定し、
上記筒軸部材8の他端面にウエイトホルダ13を固定
し、上記ウエイトホルダ13に設けたガバナウエイト5
の作用部5aをガバナスリーブ6の一側端面6aに押圧
接当させ、当該ガバナスリーブ6を介してガバナレバー
7を燃料減量側Lへ揺動するように構成されている。
より例えば図2に示すものが知られている。この遠心式
ガバナ1は、ガバナ室2内に燃料噴射ポンプ30とガバ
ナレバー7とガバナ軸3とカム軸34とを収容し、ガバ
ナ軸3の一端部に筒軸部材8を固定し、この筒軸部材8
に嵌着したボール軸受11をガバナ室2の一側壁2aで
回転自在に枢支するとともに、ガバナ軸3の他端部に嵌
着したボール軸受12をガバナ室2の他側壁2bで枢支
し、上記ガバナ軸3にガバナスリーブ6を摺動自在に外
嵌し、上記筒軸部材8の一端部に伝動歯車9を固定し、
上記筒軸部材8の他端面にウエイトホルダ13を固定
し、上記ウエイトホルダ13に設けたガバナウエイト5
の作用部5aをガバナスリーブ6の一側端面6aに押圧
接当させ、当該ガバナスリーブ6を介してガバナレバー
7を燃料減量側Lへ揺動するように構成されている。
【0003】上記ガバナレバー7は、第1レバー7aと
第2レバー7bとから構成され、このガバナレバー7は
ガバナ室2の側壁に支軸Pを介して揺動自在に支持され
ている。上記第1レバー7aの先端出力部は燃料噴射ポ
ンプ30のコントロールラックピン31に連動連結さ
れ、第2レバー7bは図示しない調速レバーを介してガ
バナスプリング33により燃料増量側Rに付勢される。
また、上記ガバナレバー7の基端入力部7cは第1レバ
ー7aと一体に形成され、この基端入力部7cに転動ロ
ーラ14を設け、上記転動ローラ14をガバナスプリン
グ33の張力でガバナスリーブ6の他端面6bに押圧接
当するように構成されている。なお、図2中の符号10
はギヤケースを、32はトルクアップ装置を、35はカ
ムギヤを示す。
第2レバー7bとから構成され、このガバナレバー7は
ガバナ室2の側壁に支軸Pを介して揺動自在に支持され
ている。上記第1レバー7aの先端出力部は燃料噴射ポ
ンプ30のコントロールラックピン31に連動連結さ
れ、第2レバー7bは図示しない調速レバーを介してガ
バナスプリング33により燃料増量側Rに付勢される。
また、上記ガバナレバー7の基端入力部7cは第1レバ
ー7aと一体に形成され、この基端入力部7cに転動ロ
ーラ14を設け、上記転動ローラ14をガバナスプリン
グ33の張力でガバナスリーブ6の他端面6bに押圧接
当するように構成されている。なお、図2中の符号10
はギヤケースを、32はトルクアップ装置を、35はカ
ムギヤを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ガバナスリーブ6
は、潤滑油の侵入を容易にして摩擦抵抗を低減するため
比較的大きなクリアランスでガバナ軸3に外嵌されてい
るが、そのことがガバナ軸3に対するこじれを誘発して
軸心方向への摺動抵抗を大きくしている。また、上記ガ
バナスリーブ6は、ガバナ軸3と一体回転するようには
構成されていないので、ガバナ軸3と一体回転するガバ
ナウエイト5の作用部5aが、ガバナスリーブ6の一側
端面6aと円周方向に摺接し、当該作用部5aの早期摩
耗をもたらす。本発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、ガバナスリーブ6の軸心方向の移動抵抗や
上記作用部5aの早期摩耗を減少させてガバナコントロ
ールの外乱要素を減少することを技術課題とする。
は、潤滑油の侵入を容易にして摩擦抵抗を低減するため
比較的大きなクリアランスでガバナ軸3に外嵌されてい
るが、そのことがガバナ軸3に対するこじれを誘発して
軸心方向への摺動抵抗を大きくしている。また、上記ガ
バナスリーブ6は、ガバナ軸3と一体回転するようには
構成されていないので、ガバナ軸3と一体回転するガバ
ナウエイト5の作用部5aが、ガバナスリーブ6の一側
端面6aと円周方向に摺接し、当該作用部5aの早期摩
耗をもたらす。本発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、ガバナスリーブ6の軸心方向の移動抵抗や
上記作用部5aの早期摩耗を減少させてガバナコントロ
ールの外乱要素を減少することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成される。請求項1に記載
した発明は、ガバナ軸3と一体回転するガバナウエイト
5の作用部5aをガバナ軸3に摺動自在に外嵌したガバ
ナスリーブ6の一側端面6aに接当させ、当該ガバナス
リーブ6を介してガバナレバー7を燃料減量側Lへ揺動
するように構成したディーゼルエンジンの遠心式ガバナ
において、上記ガバナ軸3に複数のスプライン溝4aを
凹設するとともに、上記ガバナスリーブ6の内面に複数
のボール4bを回転自在に設け、上記ボール4bをスプ
ライン溝4aに係入してガバナ軸3とガバナスリーブ6
とを一体回転するように構成したことを特徴とするもの
である。
に、本発明は以下のように構成される。請求項1に記載
した発明は、ガバナ軸3と一体回転するガバナウエイト
5の作用部5aをガバナ軸3に摺動自在に外嵌したガバ
ナスリーブ6の一側端面6aに接当させ、当該ガバナス
リーブ6を介してガバナレバー7を燃料減量側Lへ揺動
するように構成したディーゼルエンジンの遠心式ガバナ
において、上記ガバナ軸3に複数のスプライン溝4aを
凹設するとともに、上記ガバナスリーブ6の内面に複数
のボール4bを回転自在に設け、上記ボール4bをスプ
ライン溝4aに係入してガバナ軸3とガバナスリーブ6
とを一体回転するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0006】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおい
て、上記スプライン溝4aは、ガバナ軸心Zに対して所
定の傾斜角度θをなし、エンジンの加速及び減速時にガ
バナ軸3に外嵌したガバナスリーブ6の移動抵抗を減じ
るように設けたことを特徴とするものである。
1に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおい
て、上記スプライン溝4aは、ガバナ軸心Zに対して所
定の傾斜角度θをなし、エンジンの加速及び減速時にガ
バナ軸3に外嵌したガバナスリーブ6の移動抵抗を減じ
るように設けたことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおい
て、上記スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃至10
度に設定したことを特徴とするものである。
1に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおい
て、上記スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃至10
度に設定したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明によれば、以下の作用・効
果を奏する。 (イ)請求項1に記載した発明では、前記ディーゼルエ
ンジンの遠心式ガバナにおいて、ガバナ軸3に複数のス
プライン溝4aを凹設するとともに、ガバナスリーブ6
の内面に複数のボール4bを回転自在に設け、上記ボー
ル4bをスプライン溝4aに係入したことから、ガバナ
スプリングの張力とガバナ力とのバランスによりガバナ
軸3に外嵌したガバナスリーブ6は軸心方向へ移動す
る。その際に上記ボール4bはスプライン溝4aに沿っ
て軸心方向に転がり、ガバナスリーブ6の軸心方向の移
動抵抗を大幅に減じることとなる。
果を奏する。 (イ)請求項1に記載した発明では、前記ディーゼルエ
ンジンの遠心式ガバナにおいて、ガバナ軸3に複数のス
プライン溝4aを凹設するとともに、ガバナスリーブ6
の内面に複数のボール4bを回転自在に設け、上記ボー
ル4bをスプライン溝4aに係入したことから、ガバナ
スプリングの張力とガバナ力とのバランスによりガバナ
軸3に外嵌したガバナスリーブ6は軸心方向へ移動す
る。その際に上記ボール4bはスプライン溝4aに沿っ
て軸心方向に転がり、ガバナスリーブ6の軸心方向の移
動抵抗を大幅に減じることとなる。
【0009】(ロ)また、請求項1に記載した発明で
は、上記ボール4bをスプライン溝4aに係入してガバ
ナ軸3とガバナスリーブ6とを一体回転するように構成
したことから、ガバナスリーブ6とガバナウエイト5と
が一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5aはガバナ
スリーブ6の一側端面6aと円周方向に摺接しなくな
る。これにより当該作用部5aの早期摩耗を解消するこ
とができる。
は、上記ボール4bをスプライン溝4aに係入してガバ
ナ軸3とガバナスリーブ6とを一体回転するように構成
したことから、ガバナスリーブ6とガバナウエイト5と
が一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5aはガバナ
スリーブ6の一側端面6aと円周方向に摺接しなくな
る。これにより当該作用部5aの早期摩耗を解消するこ
とができる。
【0010】(ハ)請求項2に記載した発明では、請求
項1に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにお
いて、例えば図1(A)に示すように、上記スプライン
溝4aをガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θに設定
したことから、以下のようにしてエンジンの加速及び減
速時にガバナ軸3に外嵌したガバナスリーブ6の軸方向
の移動抵抗を低減することができる。ただし、ガバナ軸
3は図1(A)に示すように矢印C方向(右方向)に回
転しているものとする。
項1に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにお
いて、例えば図1(A)に示すように、上記スプライン
溝4aをガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θに設定
したことから、以下のようにしてエンジンの加速及び減
速時にガバナ軸3に外嵌したガバナスリーブ6の軸方向
の移動抵抗を低減することができる。ただし、ガバナ軸
3は図1(A)に示すように矢印C方向(右方向)に回
転しているものとする。
【0011】即ち、エンジンの定格回転数では、左方向
へ押圧接当するガバナウエイト5のガバナ力とガバナス
プリングの張力で右方向へ押圧接当するフォークレバー
7の基端入力部7cとの釣り合いでガバナスリーブ6の
軸方向の位置が定まり、その位置でガバナ軸3とガバナ
スリーブ6とが一体回転している。
へ押圧接当するガバナウエイト5のガバナ力とガバナス
プリングの張力で右方向へ押圧接当するフォークレバー
7の基端入力部7cとの釣り合いでガバナスリーブ6の
軸方向の位置が定まり、その位置でガバナ軸3とガバナ
スリーブ6とが一体回転している。
【0012】エンジンの負荷変動により、加速回転時に
はガバナスリーブ6の回転慣性に起因して、ガバナ軸3
のスプライン溝4aはボール4bを介してガバナスリー
ブ6を左方向(燃料減量方向)へ傾斜角度θに対応する
分力で押す。この燃料減量方向はガバナ力がガバナスプ
リングの張力に打ち勝って作用する方向と同じであり、
エンジンの加速時にはガバナスリーブ6にその軸方向の
移動抵抗を減ずる方向の分力が作用する。
はガバナスリーブ6の回転慣性に起因して、ガバナ軸3
のスプライン溝4aはボール4bを介してガバナスリー
ブ6を左方向(燃料減量方向)へ傾斜角度θに対応する
分力で押す。この燃料減量方向はガバナ力がガバナスプ
リングの張力に打ち勝って作用する方向と同じであり、
エンジンの加速時にはガバナスリーブ6にその軸方向の
移動抵抗を減ずる方向の分力が作用する。
【0013】逆に減速回転時にはガバナスリーブ6の惰
性回転に起因して、ガバナスリーブ6は右方向(燃料増
量方向)へ移動しようとする。この燃料増量方向はガバ
ナスプリングの張力でフォークレバー7の基端入力部7
cがガバナ力に打ち勝って作用する方向と同じであり、
エンジンの減速時にはガバナスリーブ6にその軸方向の
移動抵抗を減ずる方向の分力が作用する。つまり、スプ
ライン溝4aをガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θ
に設定することにより、エンジンの加速・減速時にガバ
ナスリーブ6の移動抵抗を低減することができる。
性回転に起因して、ガバナスリーブ6は右方向(燃料増
量方向)へ移動しようとする。この燃料増量方向はガバ
ナスプリングの張力でフォークレバー7の基端入力部7
cがガバナ力に打ち勝って作用する方向と同じであり、
エンジンの減速時にはガバナスリーブ6にその軸方向の
移動抵抗を減ずる方向の分力が作用する。つまり、スプ
ライン溝4aをガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θ
に設定することにより、エンジンの加速・減速時にガバ
ナスリーブ6の移動抵抗を低減することができる。
【0014】(ニ)スプライン溝4aの傾斜角度θを0
度に設定した場合には、ガバナスリーブ6とガバナウエ
イト5とは一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5a
はガバナスリーブ6の一側端面6aと軸半径方向にのみ
摺接するが、請求項2に記載した発明では、請求項1に
記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおいて、
スプライン溝4aを所定の傾斜角度θに設定することに
より、ガバナウエイト5の作用部5aはガバナスリーブ
6の一側端面6aと軸半径方向から僅かにずれた方向に
摺接する。これによりガバナウエイト5の作用部5aと
ガバナスリーブ6の一側端面6aとの間に一種の微振動
が与えられ、両者の摺動抵抗を低減することができる。
度に設定した場合には、ガバナスリーブ6とガバナウエ
イト5とは一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5a
はガバナスリーブ6の一側端面6aと軸半径方向にのみ
摺接するが、請求項2に記載した発明では、請求項1に
記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおいて、
スプライン溝4aを所定の傾斜角度θに設定することに
より、ガバナウエイト5の作用部5aはガバナスリーブ
6の一側端面6aと軸半径方向から僅かにずれた方向に
摺接する。これによりガバナウエイト5の作用部5aと
ガバナスリーブ6の一側端面6aとの間に一種の微振動
が与えられ、両者の摺動抵抗を低減することができる。
【0015】(ホ)また、上記スプライン溝4aの傾斜
角度θが10度を大きく超える場合には、エンジンの加
速・減速時にガバナスリーブ6を左・右方向(燃料減・
増量方向)へ大きく移動させ、ガバナコントロールの外
乱要素となる。しかし、請求項3に記載した発明では、
請求項2に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナ
において、上記スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃
至10度に設定したことから、エンジンの加速・減速時
にガバナスリーブ6の移動抵抗を低減しつつも、ガバナ
コントロールに狂いを生じさせるには至らない。
角度θが10度を大きく超える場合には、エンジンの加
速・減速時にガバナスリーブ6を左・右方向(燃料減・
増量方向)へ大きく移動させ、ガバナコントロールの外
乱要素となる。しかし、請求項3に記載した発明では、
請求項2に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナ
において、上記スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃
至10度に設定したことから、エンジンの加速・減速時
にガバナスリーブ6の移動抵抗を低減しつつも、ガバナ
コントロールに狂いを生じさせるには至らない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る遠
心式ガバナを示し、図1(A)はその遠心式ガバナの要
部縦断面図、図1(B)は図1(A)中のB−B線矢視
縦断面図である。ここで図1(A)中の符号1は遠心式
ガバナ全体を示し、この遠心式ガバナ1は図2の従来例
と同様の基本構成を備える。
に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る遠
心式ガバナを示し、図1(A)はその遠心式ガバナの要
部縦断面図、図1(B)は図1(A)中のB−B線矢視
縦断面図である。ここで図1(A)中の符号1は遠心式
ガバナ全体を示し、この遠心式ガバナ1は図2の従来例
と同様の基本構成を備える。
【0017】この遠心式ガバナ1は、図1(A)に示す
ように、ガバナ室2内に燃料噴射ポンプとガバナレバー
7とガバナ軸3等を収容し、上記ガバナ軸3にガバナス
リーブ6を移動自在に外嵌し、上記ガバナ軸3の前部に
固定した筒軸部材8に伝動歯車9を固定し、上記筒軸部
材8の後側端面にウエイトホルダ13をボルト20で固
定し、上記ウエイトホルダ13に支軸5bを介して設け
たガバナウエイト5の作用部5aをガバナスリーブ6の
一端面6aに押圧接当させてガバナレバー7を燃料減量
側Lへ揺動するように構成されている。
ように、ガバナ室2内に燃料噴射ポンプとガバナレバー
7とガバナ軸3等を収容し、上記ガバナ軸3にガバナス
リーブ6を移動自在に外嵌し、上記ガバナ軸3の前部に
固定した筒軸部材8に伝動歯車9を固定し、上記筒軸部
材8の後側端面にウエイトホルダ13をボルト20で固
定し、上記ウエイトホルダ13に支軸5bを介して設け
たガバナウエイト5の作用部5aをガバナスリーブ6の
一端面6aに押圧接当させてガバナレバー7を燃料減量
側Lへ揺動するように構成されている。
【0018】上記ガバナレバー7は、第1レバー7aと
第2レバー7bとから構成され、このガバナレバー7は
ガバナ室2の側壁に支軸Pを介して揺動自在に支持され
ている。上記第1レバー7aの先端出力部は図外の燃料
噴射ポンプのコントロールラックに連動連結され、第2
レバー7bは図示しない調速レバーを介してガバナスプ
リングにより燃料増量側Rに付勢される。
第2レバー7bとから構成され、このガバナレバー7は
ガバナ室2の側壁に支軸Pを介して揺動自在に支持され
ている。上記第1レバー7aの先端出力部は図外の燃料
噴射ポンプのコントロールラックに連動連結され、第2
レバー7bは図示しない調速レバーを介してガバナスプ
リングにより燃料増量側Rに付勢される。
【0019】また、上記ガバナレバー7の基端入力部7
cは、図1(A)に示すように、第1レバー7aと一体
に、かつ、ガバナ軸3を跨ぐ状態で形成され、この基端
入力部7cにそれぞれ転動ローラ14・14を設け、上
記転動ローラ14・14をガバナスプリングの張力でガ
バナスリーブ6の他端面6bに押圧接当するように構成
されている。以下、本発明の特徴構成について説明す
る。
cは、図1(A)に示すように、第1レバー7aと一体
に、かつ、ガバナ軸3を跨ぐ状態で形成され、この基端
入力部7cにそれぞれ転動ローラ14・14を設け、上
記転動ローラ14・14をガバナスプリングの張力でガ
バナスリーブ6の他端面6bに押圧接当するように構成
されている。以下、本発明の特徴構成について説明す
る。
【0020】図1(A)(B)に示すように、本発明で
は、上記ガバナ軸3に4本のスプライン溝4aを凹設す
るとともに、上記ガバナスリーブ6の内面に複数のボー
ル4bを回転自在に設け、上記ボール4bをスプライン
溝4aに係入してガバナ軸3とガバナスリーブ6とが一
体回転するように構成されている。上記構成により、ガ
バナスプリングの張力とガバナ力とのバランスによりガ
バナ軸3に外嵌したガバナスリーブ6は軸心方向へ移動
する。その際にボール4bはスプライン溝4aに沿って
転がり、ガバナスリーブ6の軸方向の移動抵抗は大幅に
減じる。また、ガバナスリーブ6とガバナウエイト5と
が一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5aはガバナ
スリーブ6の一側端面6aと円周方向に摺接しなくな
る。これにより当該作用部5aの早期摩耗を解消するこ
とができる。
は、上記ガバナ軸3に4本のスプライン溝4aを凹設す
るとともに、上記ガバナスリーブ6の内面に複数のボー
ル4bを回転自在に設け、上記ボール4bをスプライン
溝4aに係入してガバナ軸3とガバナスリーブ6とが一
体回転するように構成されている。上記構成により、ガ
バナスプリングの張力とガバナ力とのバランスによりガ
バナ軸3に外嵌したガバナスリーブ6は軸心方向へ移動
する。その際にボール4bはスプライン溝4aに沿って
転がり、ガバナスリーブ6の軸方向の移動抵抗は大幅に
減じる。また、ガバナスリーブ6とガバナウエイト5と
が一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5aはガバナ
スリーブ6の一側端面6aと円周方向に摺接しなくな
る。これにより当該作用部5aの早期摩耗を解消するこ
とができる。
【0021】また、上記スプライン溝aはガバナ軸心Z
に対して所定の傾斜角度θに設定されており、この傾斜
角度θはエンジンの加速及び減速時にガバナ軸3に外嵌
したガバナスリーブ6の移動抵抗が減じる方向に設定さ
れている。具体的にはガバナ軸3が図1(A)に示す矢
印C方向に回転しているものとして、傾斜角度θは右上
がりの勾配が5度乃至10度になるよう設定されてい
る。
に対して所定の傾斜角度θに設定されており、この傾斜
角度θはエンジンの加速及び減速時にガバナ軸3に外嵌
したガバナスリーブ6の移動抵抗が減じる方向に設定さ
れている。具体的にはガバナ軸3が図1(A)に示す矢
印C方向に回転しているものとして、傾斜角度θは右上
がりの勾配が5度乃至10度になるよう設定されてい
る。
【0022】即ち、エンジンの定格回転数では、ガバナ
力とガバナスプリングとの釣り合いでガバナスリーブ6
の軸方向の位置が定まり、その位置でガバナ軸3とガバ
ナスリーブ6とが一体回転しているが、エンジンの負荷
変動により、加速回転時にはガバナ軸3のスプライン溝
4aはボール4bを介してガバナスリーブ6を左方向
(燃料減量方向)へ押す。この燃料減量方向はガバナ力
がガバナスプリングの張力に打ち勝って作用する方向と
同じであり、エンジンの加速にガバナスリーブ6にはそ
の移動抵抗を減ずる方向の分力が作用する。逆に減速回
転時には、ガバナスリーブ6はその惰性回転で右方向
(燃料増量方向)へ移動しようとする。この燃料増量方
向はガバナスプリングの張力がガバナ力に打ち勝って作
用する方向と同じであり、エンジンの減速時にガバナス
リーブ6にはその移動抵抗を減ずる方向の分力が作用す
る。
力とガバナスプリングとの釣り合いでガバナスリーブ6
の軸方向の位置が定まり、その位置でガバナ軸3とガバ
ナスリーブ6とが一体回転しているが、エンジンの負荷
変動により、加速回転時にはガバナ軸3のスプライン溝
4aはボール4bを介してガバナスリーブ6を左方向
(燃料減量方向)へ押す。この燃料減量方向はガバナ力
がガバナスプリングの張力に打ち勝って作用する方向と
同じであり、エンジンの加速にガバナスリーブ6にはそ
の移動抵抗を減ずる方向の分力が作用する。逆に減速回
転時には、ガバナスリーブ6はその惰性回転で右方向
(燃料増量方向)へ移動しようとする。この燃料増量方
向はガバナスプリングの張力がガバナ力に打ち勝って作
用する方向と同じであり、エンジンの減速時にガバナス
リーブ6にはその移動抵抗を減ずる方向の分力が作用す
る。
【0023】上記スプライン溝4aの傾斜角度θが10
度を大きく超える場合には、エンジンの加速・減速時に
ガバナスリーブ6を左・右方向(燃料減・増量方向)へ
大きく移動させ、ガバナコントロールの外乱要素とな
る。しかし、スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃至
10度に設定した場合には、ガバナコントロールに狂い
を生じさせるには至らない。
度を大きく超える場合には、エンジンの加速・減速時に
ガバナスリーブ6を左・右方向(燃料減・増量方向)へ
大きく移動させ、ガバナコントロールの外乱要素とな
る。しかし、スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃至
10度に設定した場合には、ガバナコントロールに狂い
を生じさせるには至らない。
【0024】なお、スプライン溝4aの傾斜角度θを0
度に設定した場合には、ガバナスリーブ6とガバナウエ
イト5とは一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5a
はガバナスリーブ6の一側端面6aと軸半径方向にのみ
摺接するが、スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃至
10度に設定することにより、ガバナウエイト5の作用
部5aはガバナスリーブ6の一側端面6aと軸半径方向
から僅かにずれた方向に摺接する。これによりガバナウ
エイト5の作用部5aとガバナスリーブ6の一側端面6
aとの間に一種の微振動が与えられ、両者の摺動抵抗を
低減するという特有の作用・効果を奏する。
度に設定した場合には、ガバナスリーブ6とガバナウエ
イト5とは一体回転し、ガバナウエイト5の作用部5a
はガバナスリーブ6の一側端面6aと軸半径方向にのみ
摺接するが、スプライン溝4aの傾斜角度θを5度乃至
10度に設定することにより、ガバナウエイト5の作用
部5aはガバナスリーブ6の一側端面6aと軸半径方向
から僅かにずれた方向に摺接する。これによりガバナウ
エイト5の作用部5aとガバナスリーブ6の一側端面6
aとの間に一種の微振動が与えられ、両者の摺動抵抗を
低減するという特有の作用・効果を奏する。
【0025】なお、上記実施形態では、4本のスプライ
ン溝4aをガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θ(5
度乃至10度)に設定したものについて例示したが、本
発明はこれに限るものではなく、スプライン溝4aの数
を変更したり、スプライン溝4aをガバナ軸心Zに対し
て0度乃至5度に設定する等、適宜変更を加えて実施す
ることができる。また、上記実施形態では、ガハナレバ
ーが2本式のものについて例示したが、これには限らな
い。
ン溝4aをガバナ軸心Zに対して所定の傾斜角度θ(5
度乃至10度)に設定したものについて例示したが、本
発明はこれに限るものではなく、スプライン溝4aの数
を変更したり、スプライン溝4aをガバナ軸心Zに対し
て0度乃至5度に設定する等、適宜変更を加えて実施す
ることができる。また、上記実施形態では、ガハナレバ
ーが2本式のものについて例示したが、これには限らな
い。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る遠心式ガバナを
示し、図1(A)はその遠心式ガバナの要部縦断面図、
図1(B)は図1(A)中のB−B線矢視縦断面図であ
る。
示し、図1(A)はその遠心式ガバナの要部縦断面図、
図1(B)は図1(A)中のB−B線矢視縦断面図であ
る。
【図2】従来例に係る遠心式ガバナの縦断面図である。
1…遠心式ガバナ、3…ガバナ軸、4a…スプライン
溝、4b…ボール、5…ガバナウエイト、5a…ガバナ
ウエイトの作用部、6…ガバナスリーブ、6a…ガバナ
スリーブの一側端面、7…ガバナレバー、L…燃料減量
側、Z…ガバナ軸心、θ…スプライン溝の傾斜角度。
溝、4b…ボール、5…ガバナウエイト、5a…ガバナ
ウエイトの作用部、6…ガバナスリーブ、6a…ガバナ
スリーブの一側端面、7…ガバナレバー、L…燃料減量
側、Z…ガバナ軸心、θ…スプライン溝の傾斜角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 裕三 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 内藤 慶太 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 辻 英将 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内
Claims (3)
- 【請求項1】 ガバナ軸(3)と一体回転するガバナウ
エイト(5)の作用部(5a)を上記ガバナ軸(3)に
移動自在に外嵌したガバナスリーブ(6)の一側端面
(6a)に接当させ、当該ガバナスリーブ(6)を介し
てガバナレバー(7)を燃料減量側(L)へ揺動するよ
うに構成したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおい
て、 上記ガバナ軸(3)に複数のスプライン溝(4a)を凹
設するとともに、上記ガバナスリーブ(6)の内面に複
数のボール(4b)を回転自在に設け、上記ボール(4
b)をスプライン溝(4a)に係入してガバナ軸(3)
とガバナスリーブ(6)とを一体回転するように構成し
た、ことを特徴とするディーゼルエンジンの遠心式ガバ
ナ。 - 【請求項2】 請求項1に記載したディーゼルエンジン
の遠心式ガバナにおいて、上記スプライン溝(4a)
は、ガバナ軸心(Z)に対して所定の傾斜角度(θ)を
なし、エンジンの加速及び減速時にガバナ軸(3)に外
嵌したガバナスリーブ(6)の軸心方向の移動抵抗を減
じるように設けた、ことを特徴とするディーゼルエンジ
ンの遠心式ガバナ。 - 【請求項3】 請求項2に記載したディーゼルエンジン
の遠心式ガバナにおいて、上記スプライン溝(4b)の
傾斜角度(θ)を5度乃至10度に設定した、ことを特
徴とするディーゼルエンジンの遠心式ガバナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21042597A JPH1150862A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21042597A JPH1150862A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1150862A true JPH1150862A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16589108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21042597A Pending JPH1150862A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1150862A (ja) |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21042597A patent/JPH1150862A/ja active Pending
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