JPH1152096A - 点集束型x線分光装置 - Google Patents

点集束型x線分光装置

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JPH1152096A
JPH1152096A JP9212078A JP21207897A JPH1152096A JP H1152096 A JPH1152096 A JP H1152096A JP 9212078 A JP9212078 A JP 9212078A JP 21207897 A JP21207897 A JP 21207897A JP H1152096 A JPH1152096 A JP H1152096A
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ray
rays
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宏司 二澤
Hiroshi Sumii
弘諮 住居
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分光素子全体を小型としながら、特定元素の
分析精度を高め、かつ、微量元素の分析も良好に行え、
さらに、X線のエネルギーを可変調整できる点集束型X
線分光装置を提供する。 【構成】 分光素子2の軸方向に沿った分光素子2から
X線発生源sおよび集光点fまでの各距離を等しく保ち
ながら、X線発生源sおよび支持台3を分光素子2に相
対的に移動させる第1移動装置10と、X線発生源sか
らのX線aまたはcを絞って分光素子2の分光面2aに
入射させる環状の第1スリット14aを複数有し、その
直径が相違している第1絞り装置14と、分光素子2で
分光した分光X線bまたはdを絞って集光点fに入射さ
せる環状の第2スリット15aを複数有し、その直径が
相違している第2絞り装置15と、各絞り装置14,1
5を駆動し、分光素子2からX線発生源sおよび集光点
fまでの距離に対応した各スリット14a,15aを選
択して配置するスリット交換装置16を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線分析装置にお
いて、試料に1次X線を照射する光源装置または試料か
らの2次X線を分光して検出器に入射させる装置として
使用される点集束型X線分光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、X線分析装置で試料の分析を行う
場合、X線管などのX線管装置で発生するX線を支持台
上の試料に照射し、この試料から発生する蛍光X線のよ
うな2次X線を検出装置で検出する。ここで、X線管装
置と試料の間に湾曲結晶からなる分光素子を配置し、こ
れによりX線管装置からのX線を回折して単色化し、試
料中の分析対象である特定元素の分析に必要なエネルギ
ー(波長)の分光X線を取り出して、この分光X線を試
料に照射することにより、特定元素の分析精度を高める
ことが行われている。また、X線管装置と試料の間にコ
リメータやキャピラリを配置し、これらでX線を集束し
て強度の大きいX線を試料に照射することにより、微量
元素を分析可能とすることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のコリ
メータやキャピラリは、分光機能を有しないため、X線
管装置から試料に照射されるX線の単色化が行えず、特
定元素の分析精度を高めることができない。また、湾曲
結晶からなる分光素子を用いる場合、前記X線の単色化
は行えるが、素子全体が大型となる。しかも、試料の分
析時には、さらに高精度な分析を行うため、前記X線を
分光素子で単色化するときの回折角度を変え、分析対象
となる特定元素に最適なエネルギーの分光X線を選んで
試料に照射することが好ましい。しかし、従来のもので
は、分光X線を可変調整することはできない。
【0004】また、試料からの2次X線を分光素子で単
色化して検出精度の向上を図る場合、通常、2次X線を
分光素子で単色化したのち検出器に入射させるが、単色
化によって2次X線の強度が低下する。
【0005】本発明の主な目的は、分光素子全体を小型
としながら、大強度の分光X線によって特定元素の分析
精度を高め、また、単色化によって微量元素の分析も良
好に行え、しかも、分光X線のエネルギーを可変調整
し、特定元素の分析に最適なエネルギーの分光X線を選
ぶことが可能な点集束型X線分光装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した第1発明の点集束型X線分光装
置は、分光素子の軸方向に沿った分光素子からX線発生
源および集光点までの各距離を互いに等しく保ちなが
ら、点状のX線発生源および支持台を分光素子に対して
相対的に前記軸方向に移動させる第1移動装置と、前記
X線発生源からのX線を絞って前記分光素子の内周の分
光面に入射させる環状の第1スリットを複数有し、各ス
リットの少なくとも直径が互いに相違している第1絞り
装置と、前記分光素子で分光された分光X線を絞って前
記支持台の集光点に入射させる環状の第2スリットを複
数有し、各スリットの少なくとも直径が互いに相違して
いる第2絞り装置と、前記第1および第2絞り装置を駆
動し、分光素子からX線発生源および支持台までの距離
に対応した第1および第2スリットを選択して配置する
スリット交換装置とを備えている。ここで、点状とは、
小径の球、円、だ円等の形状をいう。
【0007】本発明の点集束型X線分光装置は、次の2
つの使用方法がある。第1の使用方法は、X線発生源で
あるX線管装置から出射するX線を前記X線分光装置で
分光して、この分光X線を入射対象物として支持台に保
持した試料に照射する。第2の使用方法は、X線管装置
から試料にX線を照射することにより、この試料がX線
発生源となって発生する蛍光X線のような2次X線を本
発明のX線分光装置で分光し、この分光X線を入射対象
物である検出器に入射させて検出する。
【0008】先ず、第1の使用方法では、X線管装置か
らのX線が、第1絞り装置に設けた環状の第1スリット
で絞られ、逆円錐状の入射光路を描きながら円筒形とし
た分光素子の内周の分光面に入射する。そして、分光面
でX線が回折されて単色化し、試料中の分析対象である
特定元素の分析に必要な波長の分光X線が取り出され
る。この分光X線は、前記分光面により入射角度と同一
の角度で出射され、第2絞り装置に設けた環状の第2ス
リットで絞られて、入射時とは逆の円錐状の出射光路を
描きながら、支持台に保持された試料の測定面に点集光
するように照射される。
【0009】以上のように、第1,第2絞り装置に設け
た環状の各スリットでX線を絞りながら入射と出射を行
い、また、円筒形分光素子の広い分光面でX線を回折し
て試料の集光点に集束させることにより、多量の分光X
線を試料に照射して微量元素の分析が良好に行える。ま
た、分光素子で単色化した分光X線を試料に照射するの
で、特定元素の分析精度が高められる。さらに、前記分
光素子は円筒形としているので、素子全体が小型とな
る。
【0010】また、分析対象の特定元素に応じて1次X
線のエネルギー(波長)を可変調整するときには、第1
移動装置を駆動して、分光素子の軸方向に沿った分光素
子からX線発生源および集光点までの各距離を互いに等
しく保ちながら、X線発生源および支持台を分光素子に
対し相対的に軸方向に移動させる。そして、スリット交
換装置で第1および第2絞り装置を駆動し、分光素子か
らX線発生源および集光点までの距離に対応した第1お
よび第2スリットを選択する。すると、X線発生源から
第1スリットを経て分光素子の分光面に入射するX線の
入射角度が変わり、また分光面から第2スリットを経て
集光点に出射するX線の出射角度も変わる。つまり、分
光面によりX線を単色化するときの回折角度が変えられ
るので、特定元素の分析に最適なエネルギーの1次X線
が得られる。このため、特定元素の分析精度がさらに高
められる。
【0011】一方、第2の使用方法では、X線管装置か
らのX線が試料に照射され、この試料がX線発生源とな
って蛍光X線のような2次X線を発生し、この2次X線
が、前述した場合と同じく、第1絞り装置の第1スリッ
トで絞られ、逆円錐状の入射光路を描きながら分光素子
の内周の分光面に入射する。そして、この分光面で回折
された分光X線が、入射角度と同一の角度で出射され、
第2絞り装置の第2スリットで絞られて、入射時とは逆
の円錐状の出射光路を描きながら、支持台に保持された
入射対象物である検出器に点集光するように入射され
る。このように、円筒形分光素子の広い分光面で2次X
線を回折して検出器に入射させるので、入射する分光2
次X線の強度が高まる結果、検出器による精度の高い検
出が可能となる。
【0012】また、請求項2の第2発明では、X線発生
源からのX線を絞って分光素子の内周の分光面に入射さ
せる環状の第1スリットを有する第1スリット機構と、
前記分光素子で分光された分光X線を絞って支持台の集
光点に入射させる環状の第2スリットを有する第2スリ
ット機構と、前記分光素子の軸方向に沿った分光素子か
らX線発生源および集光点までの各距離を等しく保ちな
がら、X線発生源および支持台を分光素子に対して相対
的に前記軸方向に移動させる第1移動装置と、前記分光
素子からX線発生源および支持台までの距離に対応して
第1および第2スリット機構を前記軸方向に移動させる
第2移動装置とを備えている。
【0013】以上の構成によれば、第1、第2スリット
機構に設けた環状の各スリットを介して分光素子に対す
るX線の入射と分光X線の出射が行われ、この分光X線
が試料またはX線検出器のような入射対象物の集光点に
集束される。このため、多量の分光X線を入射対象物に
入射させることができるので、微量元素の分析が良好に
行え、特定元素の分析精度も高められる。また、分光素
子は円筒形とされているので、素子全体が小型となる。
【0014】また、分析対象の特定元素に応じてX線の
エネルギーを可変調整するときには、第1移動装置を駆
動して、分光素子からX線発生源および集光点までの各
距離を互いに等しく保ちながら、X線発生源および支持
台を分光素子に対して相対的に軸方向に移動させる。そ
して、第2移動装置により第1,第2スリット機構を駆
動し、その各スリットを分光素子からX線発生源および
集光点までの距離に対応して移動させる。これにより、
分光素子の分光面でX線を単色化するときの回折角度が
変えられるので、特定元素の分析に最適なエネルギーの
分光X線が得られ、さらに高精度の分析が可能になる。
【0015】さらに、請求項3の第3発明では、X線発
生源からのX線を絞って分光素子の内周の分光面に入射
させる環状の第1スリットを有する第1スリット機構
と、前記分光素子で分光された分光X線を絞って支持台
の集光点に入射させる環状の第2スリットを有する第2
スリット機構と、前記分光素子の軸方向に沿った分光素
子からX線発生源および集光点までの各距離を等しく保
ちながら、X線発生源および支持台を分光素子に対して
相対的に前記軸方向に移動させる第1移動装置とを備
え、前記第1および第2スリット機構のそれぞれは、ス
リットの外周を形成し、内径が可変である外周部材と、
スリットの内周を形成する円盤状の中心部材とを有し、
さらに、分光素子からX線発生源および支持台までの距
離に対応して前記各外周部材の内径を変化させるととも
に、前記各中心部材を前記軸方向に移動させるスリット
駆動機構を備えている。
【0016】以上の構成によれば、第2発明の場合と同
様に、第1,第2スリット機構に設けた環状の各スリッ
トを介して円筒形の分光素子に対するX線の入射と分光
X線の出射が行われ、この分光X線が入射対象物の集光
点に集束される。このため、多量のX線を入射対象物に
入射させて微量元素の分析が良好に行え、特定元素の分
析精度も高められ、また素子全体が小型となる。
【0017】また、分析対象の特定元素に応じてX線の
エネルギーを可変調整するときには、第1移動装置を駆
動して、分光素子からX線発生源および集光点までの各
距離を互いに等しく保ちながら、X線発生源および支持
台を分光素子に対して相対的に軸方向に移動させる。そ
して、スリット駆動機構により、分光素子からX線発生
源および支持台までの各距離に対応して第1,第2スリ
ット機構を構成する各外周部材の内径を変化させ、また
各中心部材を軸方向に移動させる。これにより、分光素
子の分光面でX線を単色化するときの回折角度が変えら
れるので、特定元素の分析に最適なエネルギーのX線が
得られ、さらに高精度の分析が可能になる。
【0018】前記第2,第3発明の好ましい実施形態で
は、結晶の面間隔が異なる複数の分光素子と、分光対象
のX線の波長に対応する分光素子を選択して配置する分
光素子選択装置とを備えている。この構成によれば、選
択装置で分光対象のX線の波長に対応する分光素子を選
択し、この選択した分光素子を第1,第2スリット機構
の間に配置することにより、特定元素の分析に最適なエ
ネルギーのX線が確実に得られる。
【0019】また、請求項5の第4発明では、分光素子
の軸方向に沿った分光素子からX線発生源および集光点
までの各距離を等しく保ちながら、X線発生源および支
持台を分光素子に対して相対的に前記軸方向に移動させ
る第1移動装置と、結晶の面間隔が異なる複数の分光素
子、前記X線発生源からのX線を絞って前記分光素子の
内周の分光面に入射させる環状の第1スリット、および
前記分光X線を絞って前記支持台の集光点に入射させる
環状の第2スリットを有する複数の分光ユニットと、分
光対象のX線の波長に対応して前記分光ユニットを選択
して配置する分光ユニット選択装置とを備えている。
【0020】以上の構成によれば、第1移動装置を駆動
して、分光素子からX線発生源および集光点までの各距
離を互いに等しく保ちながら、X線発生源および支持台
を分光素子に対し相対的に軸方向に移動させる。また、
分光ユニット選択装置で特定元素の分析に最適な分光ユ
ニットを選択する。そして、X線発生源からのX線を、
選択した分光ユニットに設けられた環状の第1スリット
で絞って円筒形とした分光素子の分光面に入射させ、こ
の分光面で回折されて単色化した分光X線を環状の第2
スリットで絞って外方に出射し、入射対象物の集光点に
集束させて分析が行われる。この場合にも、多量の分光
X線を入射対象物に入射させて微量元素の分析が良好に
行え、特定元素の分析精度も高められ、また素子全体が
小型となる。しかも、分光ユニットを選択することによ
り、特定元素の分析に最適なエネルギーの分光X線が得
られて、特定元素の分析をさらに高精度で行える。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる点集束型X
線分光装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1
〜図8は、本発明を前述した第1使用方法、つまりX線
照射側に用いる場合を示している。図1は本発明を適用
するX線分析装置の全体構造を概略的に示している。こ
の装置は、X線発生部Gを内蔵したX線管装置1と、そ
の上部に配置された円筒形の分光素子2をもつ点集束型
X線分光装置Aを備えている。そして、X線発生部Gか
ら放射する放射X線aを、分光素子2の内周の分光面2
aで単色化して1次X線b(分光X線)を生成し、この
1次X線bを支持台3に設けた開口3bから、その上部
に保持した試料(入射対象物)4の下面の測定面に照射
し、これから発生する蛍光X線のような2次X線cを検
出器5で検出する。
【0022】前記X線管装置1は、ケーシング6の内部
に、X線発生部Gとしてフィラメント7およびターゲッ
ト8を配設している。ここで、フィラメント7で発生す
る電子ビームeはターゲット8に衝突し、このときター
ゲット8上の一点、つまりX線発生源sから放射される
放射X線aが、ケーシング6の上部側に設けたベリリウ
ム等の窓材9から前記分光素子2に向かって出射する。
【0023】そして、第1発明の点集束型X線分光装置
A1では、図2に示すように、X線管装置1と支持台3
の間に、放射X線aを分光する分光素子2の分光面2a
の中心(軸方向の中心部)からX線発生源sまでの距離
L1と、分光面2aの中心から試料測定面の集光点fま
での距離L2を互いに等しく(L1=L2)保ちなが
ら、分光素子2に対しX線管装置1と支持台3を相対的
に軸方向(上下方向)に移動させる第1移動装置10を
設ける。
【0024】前記移動装置10として、図の実施形態で
は、装置の図示しない基台に固定されたモータ台11に
固定した第1モータ12と、このモータ12にウォーム
ギヤ51などを介して連結され、上下部に逆方向のねじ
部13a,13bをもつねじ体13を用い、その各ねじ
部13a,13bを支持台3とX線管装置1に設けたボ
ールねじ3a,1aに螺合させている。このとき、各ね
じ部13a,13bとボールねじ3a,1aの送りピッ
チはそれぞれ同一とし、各ボールねじ3a,1aに対し
各ねじ部13a,13bを回転させたとき、前記L1,
L2を一定に保持した状態でX線管装置1と支持台3の
相対移動を行えるようにする。なお、前記ボールねじお
よび後述するボールねじとしては、ナットを用いてもよ
い。
【0025】さらに、X線管装置1と支持台3の間で分
光素子2への入射および出射光路には、前記X線発生源
sから出射する放射X線aを絞って、分光素子2の分光
面2aに入射させる直径が異なる複数の環状の第1スリ
ット14aを有する第1絞り装置14と、分光素子2の
分光面2aで分光された1次X線bを絞って、試料4の
集光点fに出射させる直径が異なる複数の環状の第2ス
リット15aを有する第2絞り装置15を設ける。ま
た、これら第1,第2絞り装置14,15を駆動し、分
光面2aからX線発生源sおよび集光点fまでの距離L
1,L2に対応して直径の異なる各スリット14a,1
5aを選択し、これらを放射X線aの入射光路と1次X
線bの出射光路に配置するスリット交換装置16を設け
る。
【0026】前記第1および第2絞り装置14,15
は、例えば図3に示すように、薄肉の金属円板17を用
い、その周方向の複数個所を残存させてエッチング手段
などで円弧状にくり抜くことにより、連結部17aを介
して連続する環状の第1,第2スリット14a,15a
を形成する。これら各スリット14a,15aは、その
直径が異なる複数個を円板17の中心17bに対して同
心状に設ける。スリット14a,15aは、直径に加え
て、径方向幅や連結部の数、幅などを変えてもよい。
【0027】前記スリット交換装置16としては、図2
の2つの第2モータ16a,16aを使用し、これらモ
ータ16a,16aを前記モータ台11の分光素子2の
上下部位に対向状に取付け、各モータ16aのモータ軸
16bを、各絞り装置14,15を構成する円板17の
中心に固定する。
【0028】前記分光素子2は、フッ化リチウムやマイ
カなどの平板状素材を円筒状に折り曲げて形成する。こ
のようにすれば、円筒形分光素子2を容易に製作でき
る。この分光素子2は、前記モータ台11に支持された
円筒形のホルダ2bの円周面に固定して保持させる。
【0029】次に、以上の第1発明にかかる点集束型X
線分光装置A1による作用について説明する。X線管装
置1のX線発生源sから放射する放射X線aは、第1絞
り装置14に設けた環状の第1スリット14aで絞ら
れ、逆円錐状の入射光路を描きながら分光素子2の分光
面2aに入射する。そして、この分光面2aで放射X線
aが次のブラッグの式に従って回折されて単色化し、試
料中の分析対象である特定元素の分析に必要なエネルギ
ー(波長)の1次X線b(分光X線)が生成される。 2d・sinθ=nλ ここで、dは分光素子の結晶の面間隔、θは入射角(回
折角)、λはX線の波長、nは回折の次数(1,2,3
…)である。
【0030】1次X線bは、前記分光面2aにより入射
角度と同一角度(回折角度)で出射され、第2絞り装置
15に設けた環状の第2スリット15aで絞られて、入
射時とは逆の円錐状の出射光路を描きながら、支持台3
に保持した試料4の下面の集光点fで集束する。このよ
うに、分光素子2の分光面2aに対する入射角と出射角
が同一であることから、分光面2aからX線発生源sお
よび集光点fまでの距離L1,L2は互いに等しくなる
(L1=L2)。
【0031】こうして、環状の第2スリット15aから
多量の1次X線bを試料4の集光点fに集束するように
照射することにより、微量元素の良好な分析が行える。
また、放射X線aは、分光素子2の分光面2aにより回
折されて単色化するので、特定元素の分析精度が高めら
れる。しかも、前記分光素子2は、円筒形としてホルダ
2b内に保持させているので、広い分光面2aを持ちな
がら、素子全体が小型となる。
【0032】また、分析対象の特定元素に応じて1次X
線bのエネルギー(波長)を可変調整するときには、第
1移動装置10の第1モータ12を駆動してねじ体13
を回転することにより、分光面2aからX線発生源sお
よび集光点fまでの各距離L1,L2を互いに等しく保
持しながら、X線管装置1と支持台3を分光素子2に対
し相対的に軸方向に移動させる。そして、スリット交換
装置16の各第2モータ16aで第1,第2絞り装置1
4,15の円板17を回転させることにより、前記第1
モータ12で移動された各距離L1,L2に対応して、
分光面2aに対する入射X線aと出射X線bを円滑に通
過させるように、第1,第2スリット14a,15aが
選択される。
【0033】このようにすると、X線発生源sから第1
スリット14aを経て分光素子2の分光面2aに入射す
る放射X線aの入射角度が変わる。また、分光面2aか
ら第2スリット15aを経て集光点fに出射する1次X
線bの出射角度も変わり、つまり分光面2aにより放射
X線aを単色化するときの回折角度が変えられるので、
特定元素の分析に最適なエネルギーの1次X線bが得ら
れる。このため、試料4にその分析に最適なエネルギー
の1次X線bを照射して、特定元素の分析をさらに高精
度で行える。また、前記第1移動装置10の第1モータ
12とスリット交換装置16の第2モータ16aは、そ
れぞれ制御回路に接続して、この回路からの出力により
自動制御することも可能である。
【0034】図4は第2発明の点集束型X線分光装置A
2を示している。この装置A2は、第1発明の場合と同
様に、X線管装置1、分光素子2、支持台3、第1移動
装置10を備えている。そして、X線管装置1からの放
射X線aを絞って分光素子2の分光面2aに入射させる
環状の第1スリット17aを有する薄肉平板部材からな
る第1スリット機構17と、分光面2aからの1次X線
bを絞って支持台3に保持される試料4の集光点fに入
射させる環状の第2スリット18aを有する薄肉平板部
材からなる第2スリット機構18を設ける。また、前記
第1移動装置10で移動される分光素子2からX線管装
置1のX線発生源sおよび試料4の集光点fまでの各距
離L1,L2に対応して、前記第1,第2スリット機構
17,18を分光素子2に対し軸方向に移動させる第2
移動装置19を設ける。
【0035】前記第2移動装置19として、同図の実施
形態では、モータ台11に第1移動装置10の第1モー
タ12とともに装着された第3モータ20と、この第3
モータ20にウォームギヤ52などを介して連結され、
上下部に逆方向のねじ部21a,21bをもつねじ体2
1とを用い、その各ねじ部21a,21bに前記第1,
第2スリット機構17,18の一端側に設けたボールね
じ18b,17bに螺合させる。このとき、各ねじ部2
1a,21bとボールねじ18b,17bの送りピッチ
はそれぞれ同一とし、第3モータ20による各ねじ部2
1a,21bの各ボールねじ18b,17bに対する回
転時に、各スリット機構17,18を分光素子2に対し
軸方向に同一距離だけ移動させて、分光素子2に対する
入射X線aと出射X線bを円滑に通過させるようにす
る。
【0036】また、前記第2移動装置19として設ける
ねじ体21は、その上下部をX線管装置1と支持台3に
設けた前記ねじ体21よりも大径な支持孔1c,3cに
遊挿支持させる。このようにすれば、第1,第2移動装
置10,19の各ねじ体13,21を互いに独立して回
転できるので、これら各ねじ体13,21により、分光
素子2に対するX線管装置1および支持台3の相対移動
と、第1,第2スリット機構17,18の分光素子2に
対する相対移動とを独立して行える。
【0037】以上の第2発明によれば、第1発明の場合
と同様に、第1,第2スリット機構17,18に設けた
環状の各スリット17a,18aを介して分光素子2に
対する放射X線aの入射と1次X線bの出射が行われ、
この1次X線bが試料4の集光点fに集束される。この
ため、多量のX線を試料4に照射して微量元素の分析が
良好に行え、特定元素の分析精度も高められ、また素子
全体の小型化が可能となる。
【0038】また、特定元素の分析に最適なエネルギー
の1次X線を選ぶ場合は、第1移動装置10の第1モー
タ12を駆動してねじ体13を回転することにより、分
光面2aからX線発生源sおよび集光点fまでの各距離
L1,L2が互いに等しく(L1=L2)保持されなが
ら、X線管装置1と支持台3が分光素子2に対し相対的
に軸方向に移動する。そして、第2移動装置19の第3
モータ20を回転することにより、前記第1モータ12
で移動される各距離L1,L2に対応して、第1,第2
スリット機構17,18が軸方向に移動する。
【0039】このようにすると、第1スリット17aを
経て分光素子2の分光面2aに入射する放射X線aの入
射角度が変わる。また、分光面2aから第2スリット1
8aを経て集光点fに出射する1次X線bの出射角度も
変わり、つまり分光面2aにより放射X線aを単色化す
るときの回折角度が変えられるので、特定元素の分析に
最適なエネルギーの1次X線bが得られる。
【0040】図5は第2発明の好ましい実施形態を示し
ている。同図では、ホルダ2b内に支持され、結晶の面
間隔が異なる複数の分光素子2と、分光対象となる放射
X線aの波長(エネルギー)に対応する分光素子2を選
択して、第1,第2スリット機構17,18の間に配置
する分光素子選択装置22とを設けている。
【0041】この選択装置22としては、モータ台11
に第1,第2移動装置10,19の第1,第3モータ1
2,20とともに固定する第4モータ23を用い、その
モータ軸23aに複数の分光素子2を収容したホルダ2
bの中心部を支持させる。
【0042】そして、第4モータ23を回転し、ホルダ
2bに収容支持した複数の分光素子2のうち、試料4に
含まれる特定元素を分析するのに最適な分光素子2を選
択して、第1,第2スリット機構17,18の間のX線
光路に配置することにより、特定元素の分析に必要なエ
ネルギーの1次X線bが確実に得られる。
【0043】図6は、第3発明の点集束型X線分光装置
A3を示している。この装置A3は、前記第1移動装置
10により上下移動されるX線管装置1と支持台3の間
で、分光素子2の入射および出射光路に配置する第1,
第2スリット機構17,18の構成に特徴がある。これ
らスリット機構17,18は、そのスリット17a,1
8aの外周を形成し、内径が可変とされた例えば写真機
の絞りのような外周部材24,24と、前記各スリット
17a,18aの内周を形成する円盤状の中心部材2
5,25とで構成する。また、各スリット機構17,1
8には、分光素子2の分光面2aから試料4の集光点f
までの距離に対応して外周部材24の内径を変化させる
周知の絞り駆動機構26aと、中心部材25を軸移動さ
せる軸駆動機構26bとを備えたスリット駆動機構26
を設ける。
【0044】前記軸移動機構26bとしては、例えばモ
ータ台11に支持した第5モータ27と、このモータ2
7にウォームギヤ53などを介して連結され、上端が中
心部材25に連結されたねじ体28を用いる。
【0045】そして、前述した場合と同様に、第1移動
装置10を駆動して、X線管装置1と支持台3を分光素
子2に対し相対的に軸方向に移動させる。さらに、第1
移動装置10で移動される各距離に対応して、同図の実
線および仮想線で示すように、前記第5モータ27でね
じ体28を回転して、第1,第2スリット機構17,1
8の各中心部材25を上下方向に移動させる。また、外
周部材24の内径を絞り駆動機構26aにより大小変化
させ、両部材24,25の間に環状のスリット17a,
18aを形成する。このようにすれば、分光素子2の分
光面2aで放射X線aを単色化するときの回折角度が変
えられるので、特定元素の分析に最適なエネルギーの1
次X線bが得られる。
【0046】以上の第3発明においても、第2発明の場
合と同様に、ホルダ2b内に結晶の面間隔が異なる複数
の分光素子2を収容支持し、ホルダ2bを分光素子選択
装置22で回転させて、第1,第2スリット機構17,
18の間に配置することにより、試料4に含まれる特定
元素を分析するのに最適な分光素子2を選択するように
してもよい。
【0047】図7および図8は、第4発明の点集束型X
線分光装置A4の要部を示している。この装置A4は、
前記第1移動装置10により軸移動されるX線管装置1
と支持台3の間に、複数の分光素子と各スリットをユニ
ット化して配置することに特徴がある。つまり、結晶の
面間隔が異なる複数の分光素子30と、この分光素子3
0の入射光路側に配置する直径が異なる環状の第1スリ
ット31をもつ第1スリット板32と、出射光路側に配
置する直径が異なる環状の第2スリット33をもつ第2
スリット板34をそれぞれユニット化して、この複数の
分光ユニット35をホルダ36内にセットする。
【0048】また、試料4に含まれる特定元素を分析す
るのに最適な分光素子30を選択して、放射X線aの入
射光路と1次X線bの出射光路に配置する分光ユニット
選択装置37を設ける。この選択装置37として、図の
実施形態では、第6モータ38を用い、そのモータ軸3
8aに前記ホルダ36を支持させる。第6モータ38は
モータ台11に支持する。
【0049】そして、前述した場合と同様に、第1移動
装置10を駆動して、X線管装置1と支持台3を分光素
子2に対して相対的に上下方向に移動させる。また、第
6モータ38を回転させて特定元素の分析に最適な分光
ユニット35を選択する。このようにすれば、特定元素
の分析に最適なエネルギーの1次X線が得られて、特定
元素の分析をさらに高精度で行える。
【0050】なお、前記各実施形態では、モータ台11
を固定し、X線管装置1(X線発生部G)と支持台3を
移動させたが、X線管装置1または支持台3を固定し、
モータ台11と、支持台3またはX線管装置1とを移動
させてもよい。
【0051】以上の各実施形態では、本発明を第1の使
用方法に用いる場合について説明したが、本発明は、前
述した第2の使用方法、つまりX線検出側にも用いるこ
とができる。この第2使用方法では、図9に示すよう
に、X線管装置1からの細いビーム状の放射X線aが照
射される試料4と、支持台3に入射対象物として設けら
れ、X線照射により試料4の点状のX線発生源sから発
生する蛍光X線のような2次X線cを検出する検出器5
との間に、点集束型X線分光装置を配置し、同装置で2
次X線cを分光し、この分光X線hを検出器5に入射さ
せて検出する。
【0052】具体的には、支持台3に保持する試料4と
別の支持台3に保持する検出器5の間に、図2に示すよ
うな点集束型X線分光装置A1を配置する。この装置A
1は前述した通りであるので、簡単に説明すると、分光
素子2の分光面2aの中心から試料4のX線発生源sま
での距離L1と、分光面2aの中心から検出器5の集光
点fまでの距離L2を互いに等しく保ちながら、分光素
子2に対し、試料4と検出器5をそれぞれ保持する各支
持台3を相対的に移動させる第1移動装置10を設け
る。この移動装置10は、第1モータ12、逆方向のね
じ部13a,13bをもつねじ体13、ウォームギヤ5
1などで構成する。
【0053】さらに、X線発生源sと集光点fの間で分
光素子2への入射および出射光路には、X線発生源sか
ら出射する2次X線cを絞って、分光素子2の分光面2
aに入射させる複数の環状の第1スリット14aを有す
る第1絞り装置14と、分光素子2の分光面2aで分光
された分光X線hを絞って、検出器5の集光点fに出射
する複数の環状の第2スリット15aを有する第2絞り
装置15を設ける。また、これら第1,第2絞り装置1
4,15を駆動し、分光面2aからX線発生源sおよび
集光点fまでの距離に対応して直径の異なる各スリット
14a,15aを選択し、これらを2次X線cの入射光
路とその出射光路に配置するスリット交換装置16を設
ける。
【0054】以上の構成によれば、試料4のX線発生源
sから発生する2次X線cが、第1絞り装置14の第1
スリット14aで絞られ、逆円錐状の入射光路を描きな
がら分光素子2の分光面2aに入射する。そして、この
分光面2aで回折された分光X線hが、入射角度と同一
の角度で出射され、第2絞り装置15の第2スリット1
5aで絞られて、入射時とは逆の円錐状の出射光路を描
きながら、支持台3に保持された検出器5の集光点fに
点集光するように入射される。よって、検出器5により
精度の高い検出が可能となる。
【0055】なお、この第2の使用方法においても、試
料4と検出器5の間には、図2に示すもの以外に、図4
〜図7に示す点集束型X線分光装置を配設することがで
きる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の点集束型X線分
光装置によれば、分光素子全体を小型としながら、大強
度の分光X線によって特定元素の分析精度を高め、また
単色化によって微量元素の分析も良好に行え、しかも分
光X線を可変調整して、特定元素の分析に適したエネル
ギーの分光X線を選ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る点集束型X線分光装置を備えたX
線分析装置を概略的に示す側面図である。
【図2】第1発明の実施形態に係る点集束型X線分光装
置を示す断面図である。
【図3】同装置に用いる各絞り装置の平面図である。
【図4】第2発明の実施形態に係る点集束型X線分光装
置を示す断面図である。
【図5】第2発明の実施形態に係る実施形態を示す断面
図である。
【図6】第3発明の実施形態に係る点集束型X線分光装
置を示す断面図である。
【図7】第4発明の実施形態に係る点集束型X線分光装
置を示す断面図である。
【図8】同装置の平面図である。
【図9】本発明に係るX線分光装置の別の使用形態を示
す断面図である。
【符号の説明】
2…分光素子、2a…分光面、3…支持台、4…入射対
象物(試料)、5…入射対象物(検出器)、10…第1
移動装置、14…第1絞り装置、14a…第1スリッ
ト、15…第2絞り装置、15a…第2スリット、16
…スリット交換装置、17…第1スリット機構、17a
…第1スリット、18…第2スリット機構、18a…第
2スリット、19…第2移動装置、22…分光素子選択
装置、24…外周部材、25…中心部材、26…スリッ
ト駆動機構、30…分光素子、31…第1スリット、3
3…第2スリット、35…分光ユニット、37…ユニッ
ト選択装置、a…X線、b,h…分光X線、f…集光
点、s…X線発生源。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点状のX線発生源から発生したX線を円
    筒形の分光素子により分光して分光X線を生成し、支持
    台に保持される入射対象物に前記分光X線を入射させる
    X線分光装置であって、 前記分光素子の軸方向に沿った分光素子からX線発生源
    および集光点までの各距離を互いに等しく保ちながら、
    X線発生源および支持台を分光素子に対して相対的に前
    記軸方向に移動させる第1移動装置と、 前記X線を絞って前記分光素子の内周の分光面に入射さ
    せる環状の第1スリットを複数有し、各スリットの少な
    くとも直径が互いに相違している第1絞り装置と、 前
    記分光X線を絞って前記支持台の集光点に入射させる環
    状の第2スリットを複数有し、各スリットの少なくとも
    直径が互いに相違している第2絞り装置と、 前記第1および第2絞り装置を駆動し、分光素子からX
    線発生源および支持台までの距離に対応した第1および
    第2スリットを選択して配置するスリット交換装置とを
    備えた点集束型X線分光装置。
  2. 【請求項2】 X線発生源から発生したX線を円筒形の
    分光素子により分光して分光X線を生成し、支持台に保
    持される入射対象物に前記分光X線を入射させるX線分
    光装置であって、 前記X線を絞って前記分光素子の内周の分光面に入射さ
    せる環状の第1スリットを有する第1スリット機構と、 前記分光X線を絞って前記支持台の集光点に入射させる
    環状の第2スリットを有する第2スリット機構と、 前記分光素子の軸方向に沿った分光素子からX線発生源
    および集光点までの各距離を等しく保ちながら、X線発
    生源および支持台を分光素子に対して相対的に前記軸方
    向に移動させる第1移動装置と、 前記分光素子からX線発生源および支持台までの距離に
    対応して第1および第2スリット機構を前記軸方向に移
    動させる第2移動装置とを備えた点集束型X線分光装
    置。
  3. 【請求項3】 X線発生源から発生したX線を円筒形の
    分光素子により分光して分光X線を生成し、支持台に保
    持される入射対象物に前記分光X線を入射させるX線分
    光装置であって、 前記X線を絞って前記分光素子の内周の分光面に入射さ
    せる環状の第1スリットを有する第1スリット機構と、 前記分光X線を絞って前記支持台の集光点に入射させる
    環状の第2スリットを有する第2スリット機構と、 前記分光素子の軸方向に沿った分光素子からX線発生源
    および集光点までの各距離を等しく保ちながら、X線発
    生源および支持台を分光素子に対して相対的に前記軸方
    向に移動させる第1移動装置とを備え、 前記第1および第2スリット機構のそれぞれは、スリッ
    トの外周を形成し、内径が可変である外周部材と、スリ
    ットの内周を形成する円盤状の中心部材とを有し、 さ
    らに、分光素子からX線発生源および支持台までの距離
    に対応して前記各外周部材の内径を変化させるととも
    に、前記各中心部材を前記軸方向に移動させるスリット
    駆動機構を備えた点集束型X線分光装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、さらに、結
    晶の面間隔が異なる複数の分光素子と、分光対象のX線
    の波長に対応する分光素子を選択して配置する分光素子
    選択装置を備えた点集束型X線分光装置。
  5. 【請求項5】 X線発生源から発生したX線を円筒形の
    分光素子により分光して分光X線を生成し、支持台に保
    持される入射対象物に前記分光X線を入射させるX線分
    光装置であって、 前記分光素子の軸方向に沿った分光素子からX線発生源
    および集光点までの各距離を等しく保ちながら、X線発
    生源および支持台を分光素子に対して相対的に前記軸方
    向に移動させる第1移動装置と、 結晶の面間隔が異なる複数の分光素子、前記X線を絞っ
    て前記分光素子の内周の分光面に入射させる環状の第1
    スリット、および前記分光X線を絞って前記支持台の集
    光点に入射させる環状の第2スリットを有する複数の分
    光ユニットと、 分光対象のX線の波長に対応して前記分光ユニットを選
    択して配置する分光ユニット選択装置とを備えた点集束
    型X線分光装置。
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