JPH11610A - コンクリート擁壁の塗装構造 - Google Patents
コンクリート擁壁の塗装構造Info
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- JPH11610A JPH11610A JP17103797A JP17103797A JPH11610A JP H11610 A JPH11610 A JP H11610A JP 17103797 A JP17103797 A JP 17103797A JP 17103797 A JP17103797 A JP 17103797A JP H11610 A JPH11610 A JP H11610A
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- concrete retaining
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート擁壁の壁面に塗装面を形成する
にあたり、塗装面の透湿性を確保しながら酸性雨による
影響を防止すると共に、壁面にひび割れが生じても、塗
装面にはひび割れが生じないコンクリート擁壁の塗装構
造を提供する。 【解決手段】 コンクリート擁壁の壁面1にシリカ系樹
脂を含有する透湿性塗料によって下塗り塗装面2が形成
され、前記下塗り塗装面2の上に、この下塗り塗装面が
露出した目地4を残して上塗り塗装面3が形成され、こ
の上塗り塗装面3が、アクリル樹脂系の骨材含有透湿性
塗料により形成されている。
にあたり、塗装面の透湿性を確保しながら酸性雨による
影響を防止すると共に、壁面にひび割れが生じても、塗
装面にはひび割れが生じないコンクリート擁壁の塗装構
造を提供する。 【解決手段】 コンクリート擁壁の壁面1にシリカ系樹
脂を含有する透湿性塗料によって下塗り塗装面2が形成
され、前記下塗り塗装面2の上に、この下塗り塗装面が
露出した目地4を残して上塗り塗装面3が形成され、こ
の上塗り塗装面3が、アクリル樹脂系の骨材含有透湿性
塗料により形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土留め用に構築さ
れるコンクリート擁壁を対象とした塗装構造に関する。
れるコンクリート擁壁を対象とした塗装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート擁壁の壁面に施され
た塗装面としては、塗料が膜状に塗着する合成樹脂系バ
インダによる有機複合塗料(防水型)によって形成され
たもの、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗料によって形
成されたもの、あるいは複数の異なる色彩の透湿性塗料
を混合した骨材含有複色塗料により形成されているもの
等が知られている。
た塗装面としては、塗料が膜状に塗着する合成樹脂系バ
インダによる有機複合塗料(防水型)によって形成され
たもの、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗料によって形
成されたもの、あるいは複数の異なる色彩の透湿性塗料
を混合した骨材含有複色塗料により形成されているもの
等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート擁壁につ
いては、その裏面が水分を含んだ土に接しているため、
その裏面からの水分や湿気がクラックを通して壁体の内
部に含浸、浸透していく。この水分や湿気は、壁面から
水蒸気となって外部に排出しようとするが、このとき、
塗装面が透湿性のない有機複合塗料(防水型)で行われ
ていると、水分や湿気の排出ができなくなる。このた
め、水分や湿気によって塗装面が裏から押し上げられ、
塗装面が浮き上がって塗装の剥がれを引き起こすという
問題が生じる。
いては、その裏面が水分を含んだ土に接しているため、
その裏面からの水分や湿気がクラックを通して壁体の内
部に含浸、浸透していく。この水分や湿気は、壁面から
水蒸気となって外部に排出しようとするが、このとき、
塗装面が透湿性のない有機複合塗料(防水型)で行われ
ていると、水分や湿気の排出ができなくなる。このた
め、水分や湿気によって塗装面が裏から押し上げられ、
塗装面が浮き上がって塗装の剥がれを引き起こすという
問題が生じる。
【0004】次に、コンクリート擁壁は、現場施工のも
のにしろ、プレキャスト製品にしろ、必ずクラックが生
じている。鉄筋コンクリート擁壁というのは、理論的に
ひび割れを許容している。つまり、学術上から言って
も、ひび割れが発生するというのは当たりまえなのであ
る。このような常識の中で、コンクリート表面に塗装に
より、着色したりデザインすることで一番の悩みは、ひ
び割れを前提として塗装しなければならないことであ
る。塗装以前のひび割れ、以後のひび割れ、どちらも塗
装の剥がれ原因となる。この問題解決が重要なことであ
る。
のにしろ、プレキャスト製品にしろ、必ずクラックが生
じている。鉄筋コンクリート擁壁というのは、理論的に
ひび割れを許容している。つまり、学術上から言って
も、ひび割れが発生するというのは当たりまえなのであ
る。このような常識の中で、コンクリート表面に塗装に
より、着色したりデザインすることで一番の悩みは、ひ
び割れを前提として塗装しなければならないことであ
る。塗装以前のひび割れ、以後のひび割れ、どちらも塗
装の剥がれ原因となる。この問題解決が重要なことであ
る。
【0005】又、塗装面がシリカ系樹脂を含有する透湿
性塗料によって形成されている場合、この塗装面を通し
て水分や湿気の排出ができるため、塗装の剥がれを解消
できる。しかしながら、このシリカ系樹脂を含有する透
湿性塗料にあっては、シリカ系樹脂が酸性雨に弱いた
め、長期間のうちに酸性雨によって化学変化を起こし、
塗装面の退色、変色、劣化という問題が生じる。
性塗料によって形成されている場合、この塗装面を通し
て水分や湿気の排出ができるため、塗装の剥がれを解消
できる。しかしながら、このシリカ系樹脂を含有する透
湿性塗料にあっては、シリカ系樹脂が酸性雨に弱いた
め、長期間のうちに酸性雨によって化学変化を起こし、
塗装面の退色、変色、劣化という問題が生じる。
【0006】又、塗装面を前述のシリカ系樹脂の上にさ
らに別機能(性質)をもつ塗料を全面的に二重に重ねて
形成させた場合、酸性雨による影響がないために退色や
変色を防止できるし、仕上がりの色の数を増やすことが
でき、外観的な見栄えが向上する。しかしながら、この
二重塗装面では、どうしても塗装厚が厚くなり、その
分、透湿性が低下してしまうという問題が生じる。
らに別機能(性質)をもつ塗料を全面的に二重に重ねて
形成させた場合、酸性雨による影響がないために退色や
変色を防止できるし、仕上がりの色の数を増やすことが
でき、外観的な見栄えが向上する。しかしながら、この
二重塗装面では、どうしても塗装厚が厚くなり、その
分、透湿性が低下してしまうという問題が生じる。
【0007】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、コンクリート擁壁の壁面
に塗装面を形成するに当たって、ひび割れが発生したコ
ンクリート面を前提として、そのひび割れにより塗装が
はがれず、塗装面の透湿性を確保しながら酸性雨による
影響を防止すると共に、外観的な見栄えを向上すること
ができるコンクリート擁壁の塗装構造を提供することを
課題としている。
決するためになされたもので、コンクリート擁壁の壁面
に塗装面を形成するに当たって、ひび割れが発生したコ
ンクリート面を前提として、そのひび割れにより塗装が
はがれず、塗装面の透湿性を確保しながら酸性雨による
影響を防止すると共に、外観的な見栄えを向上すること
ができるコンクリート擁壁の塗装構造を提供することを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のコンクリート擁壁の塗装構造は、コンク
リート擁壁の壁面にシリカ系樹脂を含有する透湿性塗料
によって下塗り塗装面が形成され、前記下塗り塗装面の
上に、この下塗り塗装面が露出した目地を残して上塗り
塗装面が形成され、この上塗り塗装面が、アクリル樹脂
系の骨材含有透湿性塗料により形成されている。
めに、本発明のコンクリート擁壁の塗装構造は、コンク
リート擁壁の壁面にシリカ系樹脂を含有する透湿性塗料
によって下塗り塗装面が形成され、前記下塗り塗装面の
上に、この下塗り塗装面が露出した目地を残して上塗り
塗装面が形成され、この上塗り塗装面が、アクリル樹脂
系の骨材含有透湿性塗料により形成されている。
【0009】この場合、請求項1記載の本発明のコンク
リート擁壁の塗装構造において、下塗り塗装面の上に、
この下塗り塗装面が露出した部分を残して上塗り塗料面
が形成されている態様がある。
リート擁壁の塗装構造において、下塗り塗装面の上に、
この下塗り塗装面が露出した部分を残して上塗り塗料面
が形成されている態様がある。
【0010】さらに、請求項1ないし請求項2記載のコ
ンクリート擁壁の塗装構造において、上塗り塗装面が、
複数の異なる色彩のアクリル樹脂系の骨材含有塗料によ
り形成されている態様がある。
ンクリート擁壁の塗装構造において、上塗り塗装面が、
複数の異なる色彩のアクリル樹脂系の骨材含有塗料によ
り形成されている態様がある。
【0011】このように、本発明のコンクリート擁壁の
塗装構造では、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗料によ
って形成された下塗り塗装面の上に、下塗り塗装面が露
出した目地なり、一部分を残して上塗り塗装面が形成さ
れ、この上塗り塗装面が、アクリル樹脂系の骨材含有塗
料で形成されている。
塗装構造では、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗料によ
って形成された下塗り塗装面の上に、下塗り塗装面が露
出した目地なり、一部分を残して上塗り塗装面が形成さ
れ、この上塗り塗装面が、アクリル樹脂系の骨材含有塗
料で形成されている。
【0012】従って、コンクリート擁壁の裏面から壁体
の内部に含浸、浸透した水分や湿気は、下塗り塗装面及
び上塗り塗装面を通して外部に排出される。この場合、
上塗り塗装面の塗装厚が厚くなってしまうために、その
透湿性が低下することになるが、目地あるいは上塗りし
てない部分については、下塗り塗装面が露出したもので
あるため、これらを通じて透湿性を確保することができ
る。よって、塗装面の湿気に原因する塗装の剥がれを防
止できる。
の内部に含浸、浸透した水分や湿気は、下塗り塗装面及
び上塗り塗装面を通して外部に排出される。この場合、
上塗り塗装面の塗装厚が厚くなってしまうために、その
透湿性が低下することになるが、目地あるいは上塗りし
てない部分については、下塗り塗装面が露出したもので
あるため、これらを通じて透湿性を確保することができ
る。よって、塗装面の湿気に原因する塗装の剥がれを防
止できる。
【0013】又、下塗り塗装面の上に上塗り塗装面を形
成させているため、ひび割れに原因する塗装面の剥がれ
がなくなる。このことを詳細に説明する。まず下塗り塗
装面に使用するシリカ系樹脂含有の透湿性塗料は、コン
クリート面との接着が優れている。更に、接着構造が面
状でなく点状であることに特徴がある。俗にいう点接着
塗装。そして、上塗り塗装面に使用するアクリル系樹脂
は、下塗り塗装面との接着性は非常に良い。又、樹脂の
伸びがあり、下地に対して追随性がある。従って、塗装
後でひび割れが発生しても、ひび割れからの水分、湿気
は透湿性塗膜を通じて外へ排出される。ひび割れ幅が予
想以上に大きくても、下塗り塗装面のみにクラックが入
り、上塗り塗装面は樹脂の伸び性質によりクラックは生
じない。更に下塗り塗装面が点接着なので、塗膜の膨ら
み、剥がれ等が拡大しない特徴がある。このように透湿
性で且つ、2つの異なる樹脂特性を充分活かして、ひび
割れが常識になっている擁壁の壁面にひび割れが生じな
い塗装ができる。
成させているため、ひび割れに原因する塗装面の剥がれ
がなくなる。このことを詳細に説明する。まず下塗り塗
装面に使用するシリカ系樹脂含有の透湿性塗料は、コン
クリート面との接着が優れている。更に、接着構造が面
状でなく点状であることに特徴がある。俗にいう点接着
塗装。そして、上塗り塗装面に使用するアクリル系樹脂
は、下塗り塗装面との接着性は非常に良い。又、樹脂の
伸びがあり、下地に対して追随性がある。従って、塗装
後でひび割れが発生しても、ひび割れからの水分、湿気
は透湿性塗膜を通じて外へ排出される。ひび割れ幅が予
想以上に大きくても、下塗り塗装面のみにクラックが入
り、上塗り塗装面は樹脂の伸び性質によりクラックは生
じない。更に下塗り塗装面が点接着なので、塗膜の膨ら
み、剥がれ等が拡大しない特徴がある。このように透湿
性で且つ、2つの異なる樹脂特性を充分活かして、ひび
割れが常識になっている擁壁の壁面にひび割れが生じな
い塗装ができる。
【0014】又、外観に現われる上塗り塗装面はアクリ
ル樹脂のため酸性雨による影響を受けないために退色や
変色、塗膜の劣化を防止できるし、骨材含有塗料なので
仕上がりがガサガサになったり、ミカゲ石調も可能にな
るため、外観的な見栄えが向上する。
ル樹脂のため酸性雨による影響を受けないために退色や
変色、塗膜の劣化を防止できるし、骨材含有塗料なので
仕上がりがガサガサになったり、ミカゲ石調も可能にな
るため、外観的な見栄えが向上する。
【0015】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面により
詳述する。図1は実施の第1形態であるコンクリート擁
壁の塗装構造を示す切欠正面図である。尚、この第1形
態では現場打ちによって構築されたコンクリート擁壁の
壁面を塗装の対象としている。
詳述する。図1は実施の第1形態であるコンクリート擁
壁の塗装構造を示す切欠正面図である。尚、この第1形
態では現場打ちによって構築されたコンクリート擁壁の
壁面を塗装の対象としている。
【0016】図において、1はコンクリート擁壁の壁面
で、この壁面1に下塗り塗装面2と上塗り塗装面3と、
目地4とが形成される。
で、この壁面1に下塗り塗装面2と上塗り塗装面3と、
目地4とが形成される。
【0017】前記下塗り塗装面2(図において平行斜線
で示す)は、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗料によっ
て形成される。この際の塗装は吹き付け塗装が好まし
い。この下塗り面2を形成することによって壁面1に生
じていた汚れや傷を隠すことができる。尚、塗料の色は
特に制限はないが、後に目地4として外観に現われるた
め、黒色や灰色等の明度の低い暗色が好ましい。
で示す)は、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗料によっ
て形成される。この際の塗装は吹き付け塗装が好まし
い。この下塗り面2を形成することによって壁面1に生
じていた汚れや傷を隠すことができる。尚、塗料の色は
特に制限はないが、後に目地4として外観に現われるた
め、黒色や灰色等の明度の低い暗色が好ましい。
【0018】このシリカ系樹脂を含有する透湿性塗料と
しては、例えば、商品名コラージュ(東屋宇部コンクリ
ート株式会社商品、透湿度JIS試験方法Z0208
650ml/1平方メートル/1日)や商品名ダイスコ
ート(大日精化社製)、等を用いることができる。点接
着塗料である。アクリル樹脂系の骨材含有塗料として
は、例えば、商品名クヴェールドゥー(東屋宇部コンク
リート株式会社商品、透湿度JIS試験方法Z0208
230ml以上/1平方メートル/1日)、商品名ロ
ーンコート(大日精化社製)、等を用いることができ
る。透湿度については、400mlでも600mlでも
良い。骨材にはけい砂、エメリー砂が適当である。
しては、例えば、商品名コラージュ(東屋宇部コンクリ
ート株式会社商品、透湿度JIS試験方法Z0208
650ml/1平方メートル/1日)や商品名ダイスコ
ート(大日精化社製)、等を用いることができる。点接
着塗料である。アクリル樹脂系の骨材含有塗料として
は、例えば、商品名クヴェールドゥー(東屋宇部コンク
リート株式会社商品、透湿度JIS試験方法Z0208
230ml以上/1平方メートル/1日)、商品名ロ
ーンコート(大日精化社製)、等を用いることができ
る。透湿度については、400mlでも600mlでも
良い。骨材にはけい砂、エメリー砂が適当である。
【0019】、 前記目地4は、上塗り塗装面3を形成
する際に、下塗り塗装面2が露出するように、この下塗
り塗装面2を残して上塗り塗装面3を形成することによ
って形成される。この場合、本実施の形態では、まず下
塗り塗装面2を壁面1に全面的に塗装する。次にこの上
にブロック模様を形成するようにマスキングテープを貼
り、このマスキングテープの上から上塗り塗装面3を形
成し、この上塗り塗装面3が乾燥したのち、マスキング
テープを剥ぎ取るもので、このマスキングテープを剥ぎ
取った跡には下塗り塗装面2が現われこれが目地4とし
て形成される。尚、マスキングテープ以外にも、あらか
じめ目地で形状を成形したマスキング型材を取り付ける
ようにしてもよい。例えば、レンガ模様、インターロッ
キング模様等のマスキング型材にしても良い。
する際に、下塗り塗装面2が露出するように、この下塗
り塗装面2を残して上塗り塗装面3を形成することによ
って形成される。この場合、本実施の形態では、まず下
塗り塗装面2を壁面1に全面的に塗装する。次にこの上
にブロック模様を形成するようにマスキングテープを貼
り、このマスキングテープの上から上塗り塗装面3を形
成し、この上塗り塗装面3が乾燥したのち、マスキング
テープを剥ぎ取るもので、このマスキングテープを剥ぎ
取った跡には下塗り塗装面2が現われこれが目地4とし
て形成される。尚、マスキングテープ以外にも、あらか
じめ目地で形状を成形したマスキング型材を取り付ける
ようにしてもよい。例えば、レンガ模様、インターロッ
キング模様等のマスキング型材にしても良い。
【0020】上塗り塗装面3(図において点模様で示
す)は、アクリル系の茶色で骨材含有透湿塗料により塗
装されている。骨材含有としているのは、塗装面3の透
湿度を高めることと、ガサガサ(微小な凹凸)感を表現
するためである。骨材としてけい砂を使用している。こ
の場合、上塗り塗装面3は、塗装面2と重なり、その透
湿性がおちているが、目地4については、下塗り塗装面
2がそのまま露出したものであるため、この目地4を通
して透湿性を充分確保することができる。又、この目地
4によってデザインが描けるため、単なるベタ塗りと異
なり、デザイン面での見栄えを向上させることができ
る。
す)は、アクリル系の茶色で骨材含有透湿塗料により塗
装されている。骨材含有としているのは、塗装面3の透
湿度を高めることと、ガサガサ(微小な凹凸)感を表現
するためである。骨材としてけい砂を使用している。こ
の場合、上塗り塗装面3は、塗装面2と重なり、その透
湿性がおちているが、目地4については、下塗り塗装面
2がそのまま露出したものであるため、この目地4を通
して透湿性を充分確保することができる。又、この目地
4によってデザインが描けるため、単なるベタ塗りと異
なり、デザイン面での見栄えを向上させることができ
る。
【0021】次に、図2は実施の第2形態であるコンク
リート擁壁を構築するためのプレキャスト製のL形擁壁
用ブロックの塗装構造を示す切欠斜視図である。
リート擁壁を構築するためのプレキャスト製のL形擁壁
用ブロックの塗装構造を示す切欠斜視図である。
【0022】この第2形態では、L形擁壁用ブロック9
の壁面1を塗装の対象としている。前記L形擁壁用ブロ
ック9は、底板部91と立上部90とでL形に形成さ
れ、立上部90の正面が壁面1となり、この壁面1に下
塗り塗装面2と、上塗り塗装面3と、目地4とが形成さ
れる。この場合、目地4が石模様を描くように形成され
ている点以外は、その塗装構造について、前記した実施
の第1形態と同様になるため、その構成及び作用の説明
を省略する。
の壁面1を塗装の対象としている。前記L形擁壁用ブロ
ック9は、底板部91と立上部90とでL形に形成さ
れ、立上部90の正面が壁面1となり、この壁面1に下
塗り塗装面2と、上塗り塗装面3と、目地4とが形成さ
れる。この場合、目地4が石模様を描くように形成され
ている点以外は、その塗装構造について、前記した実施
の第1形態と同様になるため、その構成及び作用の説明
を省略する。
【0023】図3は実施の第3形態であるコンクリート
擁壁の塗装構造を示す切欠正面図である。現場打ち擁壁
の壁面を塗装の対象としている。
擁壁の塗装構造を示す切欠正面図である。現場打ち擁壁
の壁面を塗装の対象としている。
【0024】図において、下塗り塗装面2(図において
平行斜線で示す)は、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗
料によって形成されている。この下塗り塗装面2の露出
した部分5を残して上塗り塗装面(3a、3b、3c)
が、複数の異なる色彩のアクリル樹脂系の骨材含有塗料
により波状に形成されている。3aは、白みかげ石調、
3bは、赤みかげ石調、3cは青(単色)に着色されて
いる。
平行斜線で示す)は、シリカ系樹脂を含有する透湿性塗
料によって形成されている。この下塗り塗装面2の露出
した部分5を残して上塗り塗装面(3a、3b、3c)
が、複数の異なる色彩のアクリル樹脂系の骨材含有塗料
により波状に形成されている。3aは、白みかげ石調、
3bは、赤みかげ石調、3cは青(単色)に着色されて
いる。
【0025】尚、この複数の異なる色彩の骨材含有塗料
の塗装方法は、スプレーガンに複数のポッパーが取り付
けられ、このポッパーにそれぞれ収容した複数の異なる
色彩(例えば、白色、黒色、灰色)の塗料をそれぞれ独
立したノズルから同時に吹き付けるものである。白色一
色のみの塗装なら厚くはならないが、3色のミカゲ石模
様にするには厚くならざるを得ない。上塗り塗装面3に
骨材含有の塗料を限定したのは、塗料の透湿度を高める
ことと、塗装面3のガサガサ(微小な凹凸)感を表現す
るためである。
の塗装方法は、スプレーガンに複数のポッパーが取り付
けられ、このポッパーにそれぞれ収容した複数の異なる
色彩(例えば、白色、黒色、灰色)の塗料をそれぞれ独
立したノズルから同時に吹き付けるものである。白色一
色のみの塗装なら厚くはならないが、3色のミカゲ石模
様にするには厚くならざるを得ない。上塗り塗装面3に
骨材含有の塗料を限定したのは、塗料の透湿度を高める
ことと、塗装面3のガサガサ(微小な凹凸)感を表現す
るためである。
【0026】従って、壁面1は、下塗り塗装面2と上塗
り塗装面(3a、3b、3c)とで形成され、いずれも
透湿性があるとはいえ、上塗り塗装面(3a、3b、3
c)は厚みがあつく、透湿性が落ちている。しかし、下
塗り塗装面2の露出部分5で透湿性をカバーしている。
壁面1にひび割れが発生し、下塗り塗装面2が破れて
も、上塗り塗装面(3a、3b、3c)は伸縮性に富ん
でいるので、塗膜が破れず追随できる。又、ひび割れ発
生地点から水が侵入して、拡大しないのは、シリカ系樹
脂の接着構造の効果である。こうした異種の組み合わせ
により、壁面のひび割れにも強い塗装構造となる。
り塗装面(3a、3b、3c)とで形成され、いずれも
透湿性があるとはいえ、上塗り塗装面(3a、3b、3
c)は厚みがあつく、透湿性が落ちている。しかし、下
塗り塗装面2の露出部分5で透湿性をカバーしている。
壁面1にひび割れが発生し、下塗り塗装面2が破れて
も、上塗り塗装面(3a、3b、3c)は伸縮性に富ん
でいるので、塗膜が破れず追随できる。又、ひび割れ発
生地点から水が侵入して、拡大しないのは、シリカ系樹
脂の接着構造の効果である。こうした異種の組み合わせ
により、壁面のひび割れにも強い塗装構造となる。
【0027】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、具体的な構成は実施例に限定されるものではな
い。擁壁としては、L形擁壁用ブロック以外にも、大型
積みブロックでも良い。
たが、具体的な構成は実施例に限定されるものではな
い。擁壁としては、L形擁壁用ブロック以外にも、大型
積みブロックでも良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の塗装
構造にあっては、下塗り塗装面と上塗り塗装面を重ねた
ことに伴う透湿性の低下に対し、下塗り塗装面を露出さ
せた目地等によって透湿性を確保することができ、コン
クリート内部の湿気を、壁面全体から、あるいは目地等
から排出させることができる。その効果として塗装の剥
がれを防止することができる。
構造にあっては、下塗り塗装面と上塗り塗装面を重ねた
ことに伴う透湿性の低下に対し、下塗り塗装面を露出さ
せた目地等によって透湿性を確保することができ、コン
クリート内部の湿気を、壁面全体から、あるいは目地等
から排出させることができる。その効果として塗装の剥
がれを防止することができる。
【0029】又、上塗り塗装面によって酸性雨による影
響を防止することができるし、ミカゲ石調の仕上がりに
よって外観的な見栄えを向上することができる。また、
目地によってデザイン面での見栄えを向上させることが
できるという効果が得られる。
響を防止することができるし、ミカゲ石調の仕上がりに
よって外観的な見栄えを向上することができる。また、
目地によってデザイン面での見栄えを向上させることが
できるという効果が得られる。
【0030】壁面のひび割れに対して、下塗り塗装面と
上塗り塗装面との組み合わせにより、塗膜の剥がれが拡
大せず、わずかなひび割れなら下塗り塗装面には入って
も上塗り塗装面までは届かない塗装構造を提供できる。
上塗り塗装面との組み合わせにより、塗膜の剥がれが拡
大せず、わずかなひび割れなら下塗り塗装面には入って
も上塗り塗装面までは届かない塗装構造を提供できる。
【図1】本発明の実施の第1形態であるコンクリート擁
壁の塗装構造を示す切欠正面図である。
壁の塗装構造を示す切欠正面図である。
【図2】本発明の実施の第2形態であるコンクリート擁
壁を構築するためのプレキャスト製のL形擁壁用ブロッ
クの塗装構造を示す切欠斜視図である。
壁を構築するためのプレキャスト製のL形擁壁用ブロッ
クの塗装構造を示す切欠斜視図である。
【図3】本発明の実施の第3形態であるコンクリート擁
壁の塗装構造を示す切欠正面図である。
壁の塗装構造を示す切欠正面図である。
1 壁面 2 下塗り塗装面 3 上塗り塗装面 4 目地 5 下塗り塗装面の露出した部分 3a 上塗り塗装面 3b 上塗り塗装面 3c 上塗り塗装面。
Claims (3)
- 【請求項1】 コンクリート擁壁の壁面にシリカ系樹脂
を含有する透湿性塗料によって下塗り塗装面が形成さ
れ、 前記下塗り塗装面の上に、この下塗り塗装面が露出した
目地を残して上塗り塗装面が形成され、 この上塗り塗装面が、アクリル樹脂系の骨材含有透湿性
塗料により形成されていることを特徴としたコンクリー
ト擁壁の塗装構造。 - 【請求項2】 下塗り塗装面の上に、この下塗り塗装面
が露出した部分を残して上塗り塗装面が形成されている
請求項1記載のコンクリート擁壁の塗装構造。 - 【請求項3】 上塗り塗装面が、複数の異なる色彩のア
クリル樹脂系の骨材含有塗料により形成されている請求
項1〜2記載のコンクリート擁壁の塗装構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17103797A JPH11610A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | コンクリート擁壁の塗装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17103797A JPH11610A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | コンクリート擁壁の塗装構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11610A true JPH11610A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15915928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17103797A Pending JPH11610A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | コンクリート擁壁の塗装構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11610A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100375241B1 (ko) * | 2000-08-25 | 2003-03-15 | 김동역 | 케이슨식 안벽 상치콘크리트 횡방향 관통균열 방지공법 |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP17103797A patent/JPH11610A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100375241B1 (ko) * | 2000-08-25 | 2003-03-15 | 김동역 | 케이슨식 안벽 상치콘크리트 횡방향 관통균열 방지공법 |
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