JPH1167561A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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Publication number
JPH1167561A
JPH1167561A JP9244557A JP24455797A JPH1167561A JP H1167561 A JPH1167561 A JP H1167561A JP 9244557 A JP9244557 A JP 9244557A JP 24455797 A JP24455797 A JP 24455797A JP H1167561 A JPH1167561 A JP H1167561A
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JP
Japan
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coil
insulating film
case
insulating material
housing
Prior art date
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Application number
JP9244557A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takeuchi
仁司 竹内
Hikari Kikuta
光 菊田
Katsuharu Ishikawa
克治 石川
Toshiro Suzuki
敏郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱状のインナコアに二次コイルを巻装し一次
コイルと共にハウジング内に収容し、このハウジング内
の空隙に絶縁材料を充填する内燃機関用点火コイルにお
いて、一次コイルと絶縁材料充填部分との間を適切に分
離し、絶縁材料充填部分を損傷することなく確実に電気
的絶縁性を維持する。 【解決手段】 一次コイル12の巻線を円筒状に巻回し
た状態でハウジング60内に嵌合し、絶縁材料に対して
剥離性を有する絶縁フィルム40を、一次コイル12の
内面を被覆するように円筒状に配置する。そして、絶縁
フィルム40に対し所定の間隙を隔ててインナコア10
及び二次コイル22を収容すると共に、絶縁フィルム4
0と二次コイル22との間の間隙を含むハウジング60
内の空隙に絶縁材料を充填する。ハウジング60は、ア
ッパケース62の下端部62bの開口にロアケース61
の上端部61aを嵌合するように構成するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用点火コイ
ルに関し、特に、柱状のインナコアに二次コイルを巻装
し一次コイルと共にハウジング内に収容し、このハウジ
ング内の空隙に絶縁材料を充填する内燃機関用点火コイ
ルに係る。
【0002】
【従来の技術】近時、小型で配線、組付が容易な内燃機
関用点火コイルの開発が要請されており、軸方向に長尺
の点火コイルが注目されている。例えば、特開平8−3
35523号公報には、径方向断面形状が略円形の柱状
のコアを有する点火コイルが開示されている。同公報に
開示された点火コイルは、鉄心(コア)、磁石、二次ス
プール、二次コイル、一次スプール及び一次コイルから
成るトランス部が、制御回路部と共にケース内に収容さ
れ、絶縁油が注入された後、蓋が開口部にかしめ固定さ
れるように構成されている。特に、鉄心は、板幅寸法が
異なる複数の磁性体鋼板が積層されて断面略円形の柱状
に形成されている。
【0003】一方、特開平8−339931号公報に
は、ハウジングが第1のケース及び第2のケースから成
り、第1のケース内に一次コイル、二次コイル及び二次
ターミナルを収容し、第2のケースに高圧ターミナルを
支持した後、第1のケース及び第2のケースを接合して
二次ターミナルと高圧ターミナルを接続し、第1のケー
スの側面の開口部から第1及び第2のケース内に合成樹
脂を充填するように構成した内燃機関用点火コイルが開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前掲の特開平8−33
5523号公報に記載の点火コイルにおいては、単一の
ケース(ハウジング)内にトランス部及び制御回路部が
収容され、更にケース内には絶縁油が注入されている。
従って、ケースは液密性が要求され、そのための特別な
構造も提案されている。尚、一次コイルは一次スプール
に巻回された状態でケース内に収容されているが、一次
スプールを除去すればそれだけ縮径できることになる。
【0005】これに対し、特開平8−339931号公
報においては、ハウジングは第1のケース及び第2のケ
ースに二分割されており、これらが接合された後に第1
及び第2のケース内に合成樹脂が充填される構成とされ
ている。このような点火コイルでは、ケース、収容部品
等と充填用の絶縁材料(例えば、エポキシ樹脂)とでは
熱膨張係数が異なるので、ハウジング内に絶縁材料が充
填、硬化されるときには、絶縁材料の硬化収縮に伴い、
絶縁材料充填部分に応力が集中する。また、点火コイル
使用時の温度変化に伴う熱歪みによっても絶縁材料充填
部分に応力が集中することとなる。従って、ハウジング
内に合成樹脂を充填する構成にあっては、応力集中によ
って絶縁材料充填部分が損傷しないように対策を講ずる
必要がある。
【0006】仮に、前掲の特開平8−335523号公
報に記載の点火コイルから一次スプールを除去し、絶縁
油に代えて特開平8−339931号公報に記載のよう
に絶縁材料を充填する構成とすると、一次コイルと絶縁
材料とでは熱膨張係数が異なるので、絶縁材料の硬化収
縮、熱歪みによって一次コイルとの接合部の絶縁材料に
対し応力が加わり、この応力集中によって絶縁材料充填
部分が損傷するおそれがある。このように、特開平8−
335523号公報の記載と特開平8−339931号
公報の記載を組み合わせること自体困難であるが、仮に
組み合わせたとしても新たな問題を惹起することにな
る。
【0007】そこで、本発明は、柱状のインナコアに二
次コイルを巻装し一次コイルと共にハウジング内に収容
し、このハウジング内の空隙に絶縁材料を充填する内燃
機関用点火コイルにおいて、一次コイルと絶縁材料充填
部分との間を適切に分離し、絶縁材料充填部分を損傷す
ることなく確実に電気的絶縁性を維持し得る内燃機関用
点火コイルを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、柱状のインナコアに二次コイルを巻装し
一次コイルと共にハウジング内に収容し、該ハウジング
内の空隙に絶縁材料を充填する内燃機関用点火コイルに
おいて、前記一次コイルの巻線を円筒状に巻回した状態
で前記ハウジング内に嵌合し、前記絶縁材料に対して剥
離性を有する絶縁フィルムを、前記一次コイルの内面を
被覆するように円筒状に配置し、前記絶縁フィルムに対
し所定の間隙を隔てて前記インナコア及び前記二次コイ
ルを収容すると共に、前記絶縁フィルムと前記二次コイ
ルとの間の間隙を含む前記ハウジング内の空隙に前記絶
縁材料を充填する構成としたものである。
【0009】また、前記ハウジングは、円筒状のロアケ
ースと円筒状の下端部を有するアッパケースとを備え、
該アッパケースの下端部側の開口に、前記ロアケースの
上端部を嵌合するように構成して成り、前記絶縁フィル
ムの上端を前記アッパケースの下端部と前記ロアケース
の上端部の間に挟持し、前記絶縁フィルムの下端を前記
ロアケースの下端部の内壁で被覆するように構成すると
よい。
【0010】更に、前記インナコアに巻装する二次コイ
ルの巻線に接続し高電圧を出力する高圧ターミナルを、
前記ロアケースの下端部に配置し、前記絶縁フィルムの
下端を前記高圧ターミナル近傍まで延出するように構成
してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関用点火コ
イルの望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図
1及び図2は本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火
コイルの断面を示すもので、ハウジング60はロアケー
ス61とアッパケース62が接合された合成樹脂製の容
器状筐体で、アッパケース62の円筒状の下端部62b
側の開口に、ロアケース61の円筒状の上端部61aを
嵌合するように構成されている。アッパケース62の上
端部62aは筐体でイグナイタ8が収容されている。そ
して、アッパケース62の下端部62bの内側には段付
環状溝62dが形成されている。尚、図5にアッパケー
ス62の下端部62bを拡大して示し、図6にロアケー
ス61の下端部61bを拡大して示している。
【0012】ロアケース61には図1及び図2に示すよ
うに、一次コイル12及び二次コイルアセンブリ20が
収容されると共に、ロアケース61の外側にアウタコア
30が装着されている。また、ロアケース61の下端部
61bに連続して高圧ターミナル部61cが形成されて
いる。この高圧ターミナル部61cには高圧ターミナル
7が内蔵されており、高圧ターミナル部61cの外側に
は、絶縁材料(例えばゴム)によって筒状に形成された
プラグキャップ70が装着されている。
【0013】一次コイル12は巻線が二層もしくは四層
に巻回された状態でロアケース61内に嵌合される。ロ
アケース61の下端部61bの内周には段部61fが形
成されており、段部61fに一次コイル12が係止され
るように構成されている。そして、絶縁材料のエポキシ
樹脂等に対して剥離性を有する絶縁フィルム40が、一
次コイル12の内面を覆うと共に、一次コイル12の上
下で軸方向に延出するように配設されている。ロアケー
ス61の下端部61bの内面には、環状の溝61dが上
方に開口するように形成されており、この溝61dに絶
縁フィルム40の下端が収容され、壁部61eによって
覆われている。一方、一次コイル12の上方は、ロアケ
ース61の上端部61aと絶縁フィルム40の上端部と
の間に弾性部材(例えば、スポンジゴム)B2が充填さ
れている。
【0014】アウタコア30は、図1、図2及び図7に
示すように珪素鋼板によって円筒状に形成されており、
ハウジング60のロアケース61の外側に嵌着されると
軸方向にスリット31が形成されるように構成されてい
る。ロアケース61の下端部61bの段部61fと同じ
位置の外周には、環状の段部61gが形成されており、
この段部61gにアウタコア30の端部が係止されるよ
うに構成されている。そして、アッパケース62がロア
ケース61に組付けられると、例えば図1に示すよう
に、アッパケース62の下端部62bの段付環状溝62
dとアウタコア30の上端との間に間隙Gが形成される
ように構成されている。尚、図2では組付時に図1とは
異なる配置となった場合を示し、アウタコア30の下端
とロアケース61の段部61gとの間に間隙Gが形成さ
れている。
【0015】二次コイルアセンブリ20は、図1、図2
及び図8に示すように二次ボビン21に二次コイル22
が巻装され、二次ボビン21の中空部に柱状のインナコ
ア10及び一対の永久磁石(代表して50で表す)が収
容されて成る。本実施形態のインナコア10は図2に示
すように、複数の磁性体の平板、例えば珪素鋼板が積層
され、円柱状に形成されている。二次ボビン21は軸方
向に所定間隔毎に複数の鍔部(代表して21aで表す)
が形成された樹脂製の円筒体であり、これらの鍔部21
a間に形成される複数の環状溝内に、二次コイル22の
巻線が順次巻回されている。
【0016】図1及び図2に示すように、インナコア1
0の軸方向の両端には夫々円柱状の永久磁石50が配置
されており、更に両端に弾性部材(例えば、スポンジゴ
ム)B1が付着形成されている。二次ボビン21の下端
部の内面には複数の突起21cが形成されており、この
突起21cに弾性部材B1を介して永久磁石50及びイ
ンナコア10が支持されている。一対の永久磁石50
は、発生する磁束の方向が夫々同一の方向であって、一
次コイル12の通電時にインナコア10内に形成される
磁束の方向と逆向きとなるように配置されている。而し
て、上述のインナコア10、永久磁石50及びアウタコ
ア30によって磁気回路が構成される。
【0017】図2に示すように、インナコア10、一次
コイル12及び二次コイル22の軸方向長さは等しい長
さLに設定されている。特に、二次コイル22と鎖交す
る磁束変化分が最大となるように、インナコア10の軸
方向長さは二次コイル22の軸方向長さと略同一に設定
されているが、他の条件を充足する限りインナコア10
の軸方向長さを二次コイル22の軸方向長さより大とし
てもよい。
【0018】これらインナコア10、一次コイル12及
び二次コイル22がロアケース61内に収容された状態
で、アウタコア30は、その高圧ターミナル7側の端面
(図1の下端)が永久磁石50の下端から上方に所定距
離D(例えば5mm)の範囲内に設定されることが望まし
く、本実施形態では図1に示すようにアウタコア30の
下端と一次コイル12の下端とが一致し得る構成とされ
ている。換言すれば、図1では永久磁石50の下端から
永久磁石50の厚さ(例えば4mm)分、上方にアウタコ
ア30の下端が位置していることになり、所定距離D
(5mm)の範囲内となっている。そして、図2に示すよ
うにアウタコア30が軸方向に間隙Gの距離を移動して
も、永久磁石50の下端から所定距離D(5mm)の範囲
内となるように設定されている。これにより、一次コイ
ル12の通電時に発生する磁束変化量を大としつつ、二
次コイル22に発生する高電圧によるアウタコア30下
端の電界集中を回避し得る。
【0019】図1、図2、図8、図9及び図11に示す
ように、二次ボビン21の上端には保持部21eが形成
されており、この保持部21eに二次ターミナル18が
支持され、これに二次コイル22の低圧側が接続されて
いる。即ち、図11に示すように二次コイル22の巻線
の低圧側の端部は鍔部21aの軸方向の溝21fから導
出され、二次ボビン21の上端に数回巻回された後、二
次ターミナル18の基端部に巻き付けられる。
【0020】一方、図1、図2、図6、図8、図10及
び図12に示すように、二次ボビン21の下端には高圧
側の二次ターミナル17が装着されている。二次ターミ
ナル17は導電材料の板体がコ字状に折曲されたもの
で、図10に示すように、その基板部17bの中央に、
係合突起を有する孔17aが形成されており、これに高
圧ターミナル7の先端部が係合される。二次ターミナル
17の一対の脚部17dは、二次ボビン21の下端面に
形成された一対の溝21dに係止される。また、基板部
17bから横方向に接続部17cが延出し、この接続部
17cに二次コイル22の巻線の高圧側の端部が巻き付
けられる。そして、接続部17cは、必要に応じ半田が
付着された後、二次ボビン21の軸と平行になるように
屈曲される(図8に屈曲後の状態を実線で示し、屈曲前
の状態を破線で示す)。
【0021】ハウジング60のアッパケース62にはコ
ネクタ部62cが一体的に形成されており、このコネク
タ部62には図4に示すようにコネクタターミナル63
a乃至63dが平行に配置されている。これらコネクタ
ターミナル63a乃至63dの基端部側は図3に示すイ
グナイタターミナル8a乃至8dに接続されており、イ
グナイタ8によって一次コイル12への通電が断続制御
されるように構成されている。尚、コネクタターミナル
63aは接地され、コネクタターミナル63dは電源
(図示せず)に接続されるもので、後者の基端部にはイ
グナイタターミナル8dと共に一次コイル12の巻線の
巻き始め側が接続されている。更に、イグナイタ8には
イグナイタターミナル8e,8fが設けられており、図
4に破線で示す連結ターミナル63e,63fに接続さ
れている。また、連結ターミナル63fと二次ターミナ
ル18との間にはダイオード9が接続されている。
【0022】上記の構成になる点火コイルの製造及び組
付に当たっては、先ず複数の珪素鋼板が積層され図1及
び図2に示すインナコア10が構成される。また、二次
ボビン21の両端に二次ターミナル17,18が装着さ
れると共に、二次ボビン21に二次コイル22が巻装さ
れ、二次コイル22の巻線が二次ターミナル17,18
に電気的に接続される。そして、インナコア10の軸方
向の両端に永久磁石50が装着されると共に弾性部材B
1が付着形成され、これらが二次ボビン21の中空部内
に収容されて二次コイルアセンブリ20が形成される。
このとき、弾性部材B1は複数の突起21cに点接触
し、インナコア10及び永久磁石50が弾性部材B1を
介して突起21cに支持されている。このように、イン
ナコア10及び永久磁石50が二次ボビン21に囲繞さ
れた状態となる。
【0023】一方、アウタコア30が珪素鋼板によって
円筒状に形成されてハウジング60のロアケース61の
外側に圧入され、あるいは珪素鋼板がロアケース61の
外側に巻回される。ロアケース61内には一次コイル1
2が収容され、一次コイル12の内側に絶縁フィルム4
0が配設される。このとき、図1に示すように、アッパ
ケース62の下端部62bの段付環状溝62dとアウタ
コア30の上端との間に間隙Gが形成されるように配設
される(図2では、アウタコア30が軸方向に移動し、
その下端と段部61gとの間に間隙Gが形成されてい
る)。一次コイル12の上方の、ロアケース61の上端
部61aと絶縁フィルム40の上端部との間には弾性部
材(例えば、スポンジゴム)B2が充填される。
【0024】そして、上記二次コイルアセンブリ20が
ハウジング60内に収容され、高圧ターミナル部61c
に高圧ターミナル7が圧入されると、二次ターミナル1
7と電気的に接続される。また、図3及び図4に示すよ
うに、一次コイル12の巻線の巻き終わり側が連結ター
ミナル63eに接続され、巻き始め側がコネクタターミ
ナル63dに接続されると共に、ハウジング60のアッ
パケース62にイグナイタ8が収容され、イグナイタタ
ーミナル8a乃至8fが夫々ターミナル63a乃至63
fに接続される。而して、二次コイル22の巻線の低圧
側は二次ターミナル18、ダイオード9、連結ターミナ
ル63f及びイグナイタターミナル8fを介してイグナ
イタ8に接続され、高圧側は二次ターミナル17を介し
て高圧ターミナル7に接続される。
【0025】上記のように組付けられたロアケース61
はアッパケース62に嵌合される。即ち、ロアケース6
1の上端部61a、一次コイル12及びアウタコア30
がアッパケース62の段付環状溝62dに嵌合され、一
次コイル12及びアウタコア30が夫々ロアケース61
の段部61f,61gとアッパケース62の段付環状溝
62dとの間に支持される。これにより、図1及び図5
に示すように、アウタコア30と段付環状溝62dの一
つの段部との間に(あるいは、図2に示すように、アウ
タコア30と段部61gとの間に)間隙Gが形成され
る。同時に、ロアケース61の段部61fとアッパケー
ス62の段付環状溝62dの他の段部との間に、一次コ
イル12が弾性部材B2と共に挟持された状態となる。
【0026】従って、段付環状溝62dの一つの段部と
ロアケース61の外側の段部61fとの間にアウタコア
30が支持され、段付環状溝62dの他の一つの段部と
ロアケース61の内側の段部61gとの間に弾性部材B
2を介して一次コイル12が支持される。このとき、絶
縁フィルム40の上端はアッパケース62の壁部62e
に被覆され、絶縁フィルム40の下端はロアケース61
の壁部61eに被覆される。
【0027】そして、ハウジング60内の空隙に、絶縁
材料のエポキシ樹脂が充填、硬化され、図1及び図2に
点描で示すように絶縁部13がロアケース61内に形成
される(尚、その他の図面では13を省略している)。
これにより、一次コイル12及び二次コイル22が含侵
固着されると共に、電気的接続部が適切に絶縁され、更
に二次コイル22の出力高電圧に耐え得る電気的絶縁性
が確保される。
【0028】特に、二次ボビン21によって永久磁石5
0が囲繞され、インナコア10の端面と永久磁石50と
の接合部も囲繞されているので、エポキシ樹脂の絶縁部
13を損傷することはない。また、絶縁フィルム40は
絶縁部13に対して剥離性を有するので、一次コイル1
2等の熱膨張率と絶縁部13の熱膨張率に相違があって
も、絶縁部13が損傷することはない。しかも、絶縁フ
ィルム40は、その上端が壁部62eに被覆され、下端
が壁部61eに被覆されているので、絶縁フィルム40
の両端が絶縁部13に直接接触することはない。
【0029】上記の構成になる本実施形態の内燃機関用
点火コイルは、プラグキャップ70がロアケース61の
高圧ターミナル部61cの外側に装着される。このプラ
グキャップ70を介して、内燃機関(図示せず)に装着
され、点火プラグ(図示せず)に接続される。この状態
で一次コイル12の一次電流が断続されると、二次コイ
ル22に逆起電力が誘起され30乃至40kvの高電圧
が発生し、この高電圧は点火プラグに出力される。これ
により、各点火プラグの電極部に火花放電が生じ、各燃
焼室(図示せず)内の圧縮混合気が着火される。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の内燃機関
用点火コイルにおいては、一次コイルの巻線を円筒状に
巻回した状態でハウジング内に嵌合し、絶縁材料に対し
て剥離性を有する絶縁フィルムを、一次コイルの内面を
被覆するように円筒状に配置し、絶縁フィルムに対し所
定の間隙を隔ててインナコア及び二次コイルを収容する
と共に、絶縁フィルムと二次コイルとの間の間隙を含む
ハウジング内の空隙に絶縁材料を充填するように構成さ
れており、一次コイルと絶縁材料との間には絶縁フィル
ムが介装された形となり、しかも絶縁フィルムは絶縁材
料に対し剥離性を有するので、絶縁材料充填部分に応力
集中が生ずることはなく、絶縁材料充填部分の損傷を防
止し、確実に電気的絶縁性を維持することができる。
【0031】また、請求項2に記載のように構成したも
のにおいては、更に絶縁フィルムの上下端部から絶縁材
料充填部分への損傷を防止し、確実に電気的絶縁性を維
持することができる。
【0032】そして、請求項3に記載のように構成した
ものにおいては、更に高圧ターミナル近傍での絶縁材料
充填部分の損傷を防止し、確実に電気的絶縁性を維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルにおいてイグナイタを除去した状態を示す平面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの低圧側の端部を拡大して示す縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルの高圧側の端部を拡大して示す縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る内燃機関用点火コイ
ルのコイル部の横断面図で、図2のA−A線断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態における二次コイルアッセ
ンブリの正面図である。
【図9】本発明の一実施形態における二次コイルアッセ
ンブリの低圧側の端部を拡大して示す平面図である。
【図10】本発明の一実施形態における二次コイルアッ
センブリの高圧側の端部を拡大して示す平面図である。
【図11】本発明の一実施形態における二次コイルアッ
センブリの低圧側の端部を拡大して示す側面図である。
【図12】本発明の一実施形態における二次コイルアッ
センブリの高圧側の端部を拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
8 イグナイタ 10 インナコア 12 一次コイル 13 絶縁部 17,18 二次ターミナル 20 二次コイルアセンブリ 21 二次ボビン 22 二次コイル 30 アウタコア 40 絶縁フィルム 50 永久磁石 60 ハウジング 61 ロアケース 62 アッパケース
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敏郎 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状のインナコアに二次コイルを巻装し
    一次コイルと共にハウジング内に収容し、該ハウジング
    内の空隙に絶縁材料を充填する内燃機関用点火コイルに
    おいて、前記一次コイルの巻線を円筒状に巻回した状態
    で前記ハウジング内に嵌合し、前記絶縁材料に対して剥
    離性を有する絶縁フィルムを、前記一次コイルの内面を
    被覆するように円筒状に配置し、前記絶縁フィルムに対
    し所定の間隙を隔てて前記インナコア及び前記二次コイ
    ルを収容すると共に、前記絶縁フィルムと前記二次コイ
    ルとの間の間隙を含む前記ハウジング内の空隙に前記絶
    縁材料を充填することを特徴とする内燃機関用点火コイ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングが、円筒状のロアケース
    と円筒状の下端部を有するアッパケースとを備え、該ア
    ッパケースの下端部側の開口に、前記ロアケースの上端
    部を嵌合するように構成して成り、前記絶縁フィルムの
    上端を前記アッパケースの下端部と前記ロアケースの上
    端部の間に挟持し、前記絶縁フィルムの下端を前記ロア
    ケースの下端部の内壁で被覆するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関用点火コイル。
  3. 【請求項3】 前記インナコアに巻装する二次コイルの
    巻線に接続し高電圧を出力する高圧ターミナルを、前記
    ロアケースの下端部に配置し、前記絶縁フィルムの下端
    を前記高圧ターミナル近傍まで延出するように構成した
    ことを特徴とする請求項2記載の内燃機関用点火コイ
    ル。
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