JPH1168146A - 受光素子を有する半導体装置とその製造方法 - Google Patents
受光素子を有する半導体装置とその製造方法Info
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- JPH1168146A JPH1168146A JP9221573A JP22157397A JPH1168146A JP H1168146 A JPH1168146 A JP H1168146A JP 9221573 A JP9221573 A JP 9221573A JP 22157397 A JP22157397 A JP 22157397A JP H1168146 A JPH1168146 A JP H1168146A
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Abstract
光素子を、高速なバイポーラ素子とともに同一の半導体
基板上に混載することができるようにする。 【解決手段】 半導体基体よりなるか、あるいは半導体
基体上に成膜された半導体層よりなる第1導電型の第1
の半導体領域31と第1の半導体領域31上に形成さ
れ、これに比し低不純物濃度の第1導電型の第2の半導
体領域32と、第2の半導体領域32に対して第2導電
型不純物が導入された不純物導入領域よりなる第1また
は第2導電型の高抵抗率の第3の半導体領域33と、第
3の半導体領域33上に形成された第1または第2導電
型の低不純物濃度の第4の半導体領域34と、第4の半
導体領域34上に形成された高不純物濃度の第2導電型
不純物を含有する第5の半導体領域35とを具備して成
る受光素子が形成された構成とする。
Description
半導体装置とその製造方法に関する。
を電気信号に変換することが可能であり、各種の光−電
気変換器における制御用光センサーなどに広く用いられ
ている。受光素子を有する半導体装置は、しばしば受光
素子としての例えばフォトダイオードが、バイポーラト
ランジスタ、抵抗、キャパシタ等の他の各種回路素子と
ともに同一の半導体基板上に混載されて、いわゆるフォ
トICとして構成される。この種のフォトICは、一般
に、バイポーラトランジスタの製造方法に従って形成さ
れる。一方、この種のフォトICにおいては、高感度、
かつ高速な受光素子と高性能のバイポーラトランジスタ
と混載して形成することの要求が高い。
ォトダイオードと、バイポーラトランジスタとが混載さ
れてなる集積回路(IC)、いわゆるフォトICの概略
断面図を示す。図示の例では、バイポーラトランジスタ
としてnpnトランジスタTR、フォトダイオードPD
としてアノードコモン型フォトダイオードが同一の半導
体基板上に具備されて成る例えばフォトICとして用い
られるバイポーラICを例示するものである。
0Ω・cmの低不純物濃度のp型Si基板よりなる半導
体基体1が用意され、npn型トランジスタの形成領域
Tに、高不純物濃度のn型のコレクタ埋込み領域2が選
択的に形成され、フォトダイオードの形成領域Pに、p
型のアノード埋込み領域3がそれぞれ選択的に形成され
る。そして、この半導体基体1上に、例えば抵抗率が2
0Ωcm、厚さが1μmのn型半導体層4がエピタキシ
ャル成長されて半導体基板5が形成される。
例ではトランジスタ形成部Tおよびフォトダイオード形
成部P間と、これらを囲んで互いに絶縁分離を行うべき
部分、あるいは素子内の絶縁分離を行うべき部分に局部
的熱酸化いわゆる LOCOS(Local Oxidation of Silico
n)によってSiO2 による分離絶縁層6が形成され
る。また、半導体素子間を絶縁分離する分離絶縁層6下
には、高不純物濃度の分離領域16が形成される。
領域Tの、分離絶縁層6によって囲まれた部分には、n
型のコレクタ領域7が形成され、これに、選択的にp型
のベース領域8が形成される。また、このベース領域8
の周辺部上には、p型の不純物が導入された第1の多結
晶半導体層9が被着されて、この多結晶半導体層9から
の不純物拡散によってp型のベース電極取出し領域10
が形成される。また、ベース領域8の中心部上には、n
型の不純物が導入された第2の多結晶半導体層11が被
着されて、この多結晶半導体層11からの不純物拡散に
よってn型のエミッタ領域12が形成される。
み領域2に達する深さのn型の高不純物濃度のコレクタ
電極取出し領域13が形成される。
の形成領域Pにおいては、n型の半導体層4によって低
不純物濃度のカソード領域14が構成され、これの上の
受光面の全域に渡って高不純物濃度のカソード領域15
が形成される。また、分離絶縁層6によって上記カソー
ド領域14および15と分離された、アノード埋込み領
域3の周辺部上に、p型の高不純物濃度のアノード電極
取出し領域17が形成され、この領域17が、例えば高
不純物濃度のp型の分離領域16を介してアノード埋込
み領域3に連結するようになされる。
表面には、例えばSiO2 よる絶縁層18が形成され、
これに穿設したコンタクト窓を通じて、コレクタ電極取
出し領域13上、第1の多結晶半導体層9上、高不純物
濃度のカソード領域15上、アノード電極取出し領域1
7上にそれぞれコレクタ電極19C、ベース電極19
B、カソード電極19K、アノード電極19Aがオーミ
ックに被着形成される。また、第2の多結晶半導体層1
1は、表面絶縁層18上に延在して形成され、この多結
晶半導体層11上にエミッタ電極19Eがオーミックに
被着形成される。
5上に、n型のコレクタ領域7、p型のベース領域8お
よびn型のエミッタ領域12によってnpn型のトラン
ジスタTRが形成されるとともに、p型の半導体基体1
に形成されたp型のアノード埋込み領域3、n型のカソ
ード領域14および15によってアノードコモン型のフ
ォトダイオードPDが形成されたバイポーラICが形成
される。
込み領域2などの高不純物濃度領域は、例えば1×10
17atoms/cm3 〜1×1021atoms/cm3 程度の不純物濃度
を有し、低不純物濃度の半導体基体1、半導体層4など
は、例えば1×1011atoms/cm3 〜1×1016atoms/cm
3 程度の不純物濃度を有する。
備するいわゆるフォトICとバイポーラICとが混在す
る半導体集積回路の他の例の概略断面図を示すもので、
この例においては、p型Si基板より成る半導体基体1
上に、全面的に高不純物濃度のp型の第1の半導体層2
1を形成し、これの上に全面的に低不純物濃度のp型い
わゆるp- 型の第2の半導体層22をエピタキシャル成
長する。更に、この半導体層22上に、これより更に低
不純物濃度のいわゆるp--型の第3の半導体層23をエ
ピタキシャル成長する。この第3の半導体層23は、そ
の厚さが例えば7μmとされ、抵抗率が200Ω・cm
とされる。
て、各素子間、すなわちこの例では各バイポーラトラン
ジスタの形成部およびフォトダイオードの形成部間とこ
れらを囲んでp型の高不純物濃度の分離領域26が形成
される。また、第3の半導体層23上には、半導体層4
がエピタキシャル成長されて、半導体基板5が形成され
る。図5において、図4と対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略するが、この場合においても、共
通の半導体基板5に、npn型トランジスタTRとフォ
トダイオードPDとが形成されたフォトICが構成され
る。
む半導体装置、いわゆるフォトICにおいては、以下の
ような問題があった。
ける第1の問題点は、フォトダイオードの感度を高くす
ることが難しいということである。これについて、具体
的に説明すると、図4に示す低不純物濃度のエピタキシ
ャル成長半導体層4によるカソード領域14は、いわゆ
るPINフォトダイオードのI領域に相当し、光電変換
を有効に行わせる領域となるが、その厚さは1μm以下
とされる。この厚さを1μm以下に選定する理由は、こ
の半導体層4に、数十GHzの周波数特性を有するバイ
ポーラトランジスタを形成するには、この半導体層4の
厚さは、1μm以下にすることが必要であり、この厚さ
をそれ以上にすると周波数特性が悪くなってしまうこと
に因る。
度を充分に確保するためには、光吸収長の2倍程度の深
さで発生したキャリア(電子・正孔)をも光電流に寄与
させる必要がある。例えばDVD(Digital Versatile
Disc) で用いている650nmの波長の光において、そ
の光強度がシリコン表面における光強度の1/e(e:
自然対数の底=2.718281828‥‥)になるシ
リコン表面よりの深さ、すなわち光吸収長は、約3μm
であって、上述した半導体層4の厚さの1μmよりもか
なり長い。
オードPDにおいては、n型半導体層4すなわち低不純
物濃度のカソード領域14より深い位置、すなわちp型
の埋込みアノード領域3の比較的不純物濃度が高い領域
で発生したキャリアは、その拡散長が短く、空乏層へ達
する前に再結合して、光電流に寄与しない。その結果、
充分な受光感度を確保することができないことになる。
フォトダイオードのアノード側の寄生抵抗を減らすため
に必要であり、このp型アノード埋込み領域3が省略さ
れる場合は、寄生抵抗が増大することから、周波数特性
の悪化を招くことになる。
体装置、いわゆるフォトICにおける第2の問題点は、
上述したように、半導体層4に形成されるバイポーラト
ランジスタTRの要求から、この半導体層4の厚さは、
1μm以下とされるものであるが、この場合、フォトダ
イオードにおいて、この半導体4によるカソード領域1
4がその全厚さに渡って空乏化しても、このような狭い
空乏層の幅では、フォトダイオードの寄生容量が大きく
なり、フォトダイオードの周波数特性を良くすることが
難しいことにある。
おける第1および第2の問題点を解決するものとして前
述した図5に示す半導体装置が提案されたものであり、
この構成によれば、PINフォトダイオードのI領域
が、それぞれ低不純物濃度によるいわゆるp- 型の第2
の半導体層22と、これの上のいわゆるp--型の半導体
層23と、更にこれの上のいわゆるn- 型の半導体層4
とによって構成されていることから、このI領域の厚さ
を充分大にすることができる。すなわち、このI領域の
厚さを光の吸収長よりも充分厚く形成でき、その結果、
充分な受光感度を確保することができる。
述したように、半導体層14の厚さが7μm程度で、抵
抗率が200〔Ω・cm〕程度であって、フォトダイオ
ードに印加する逆方向電圧である1.5〜2.5〔V〕
で充分空乏化され、空乏層幅を充分確保できるため、フ
ォトダイオードの寄生容量も充分小さくすることがで
き、フォトダイオードPDの周波数特性も充分高くする
ことができるものである。
のp--型半導体層23の抵抗率が200〔Ω・cm〕と
いうきわめて高い抵抗率とされて、低い逆方向電圧で空
乏層が広がるようにされていることから、このp--型半
導体層23をもって素子分離を行うことができない。し
たがって、この構成においては、各素子間例えばバイポ
ーラ素子間には、この素子分離を行うためのp型の高不
純物濃度の分離領域26を低不純物濃度のp--型半導体
層23を横切って形成し、この分離領域26とp- 半導
体層22とをもって素子分離を行う必要がある。
を、半導体層22もしくは半導体層21に達する深さに
形成するには、高温、長時間の熱処理が必要であり、こ
のために、この分離領域26における横方向の広がりも
大きくなって、トランジスタTRの実質的占有面積、す
なわちセルサイズが大となる。
の分離領域26と、バイポーラトランジスタTRの同様
に高不純物濃度のコレクタ埋込み領域2との対向部にお
いては、耐圧等の問題から、所要の間隔を保持する必要
があって、これにより更にセルサイズの増大化を来す。
レクタ埋込み領域2と、分離領域26とが対峙している
ことから、これら間の寄生容量、接合容量による寄生容
量の増加を来し、これによってトランジスタの周波数特
性を悪化させるという問題が生じる。
ーラトランジスタ素子の周波数特性を確保した状態で、
フォトダイオードを形成するときは、その受光感度ない
しは周波数特性に問題が生じ、図5の構成によってフォ
トダイオードの受光感度および周波数特性の改善を図る
場合、寄生容量によるバイポーラトランジスタの周波数
特性に問題が生じ、バイポーラトランジスタの特性と、
フォトダイオードの感度、および周波数特性の改善は、
トレードオフの関係となるという問題があった。
り、フォトダイオードの受光感度を高め、フォトダイオ
ードの寄生容量を小さくしてその周波数特性を高め、か
つ、バイポーラ素子の特性、セルサイズを、フォトダイ
オードの混載されない場合のバイポーラ素子の特性、お
よびセルサイズと同等にすることができるようにした受
光素子を有する半導体装置とその製造方法を提供するも
のである。
有する半導体装置は、半導体基体よりなるか、あるいは
半導体基体上に成膜された半導体層よりなる第1導電型
の第1の半導体領域と、この第1の半導体領域上に形成
され、この第1の半導体領域に比し低不純物濃度の第1
導電型の第2の半導体領域と、この第2の半導体領域に
対してこの第2の半導体領域の深さより浅く第2導電型
不純物が導入された不純物導入領域よりなる第1または
第2導電型の高抵抗率の第3の半導体領域と、この第3
の半導体領域上に形成された第1または第2導電型の低
不純物濃度の第4の半導体領域と、この第4の半導体領
域上に形成された高不純物濃度の第2導電型不純物を含
有する第5の半導体領域とを具備した構成とする。
体装置の製造方法は、第1導電型の第1の半導体領域を
形成する工程と、この第1の半導体領域上に、この第1
の半導体領域に比し低不純物濃度の第1導電型の第2の
半導体領域を形成する工程と、この第2の半導体領域に
対してこの第2の半導体領域の深さより浅く第2導電型
不純物を導入して第1または第2導電型の高抵抗率の第
3の半導体領域を形成する工程と、この第3の半導体領
域上に第1または第2導電型の低不純物濃度の第4の半
導体領域を形成する工程と、この第4の半導体領域上に
高不純物濃度の第2導電型不純物を選択的に導入して第
5の半導体領域を形成する工程とを経て目的とする受光
素子を有する半導体装置を製造する。
子を構成する高抵抗率半導体領域を、第1導電型の低不
純物濃度の第2の半導体領域に対して第2導電型不純物
を導入したすなわち第2の半導体領域における第1導電
型を打ち消すことによる第3の半導体領域によって構成
することから、この領域は実際に伝導に寄与するキャリ
ア数を減少させることができることから、実質的に極低
濃度の不純物濃度領域が形成されたと等価になる。した
がって、この受光素子に逆方向電圧を印加した際に生じ
る空乏層幅を容易に大とすることができ、受光感度を高
めることができる。また、この空乏層幅を大にすること
ができることによって、寄生容量の低減化がはかられ、
周波数特性の向上をはかることができる。
する。本発明による受光素子を有する半導体装置は、前
述したように、半導体基体よりなるか、あるいは半導体
基体上に成膜された半導体層よりなる第1導電型の第1
の半導体領域と、この第1の半導体領域上に形成され、
この第1の半導体領域に比し低不純物濃度の第1導電型
の第2の半導体領域と、この第2の半導体領域に対して
この第2の半導体領域の深さより浅く第2導電型不純物
が導入された不純物導入領域よりなる第1または第2導
電型の高抵抗率の第3の半導体領域と、この第3の半導
体領域上に形成された第1または第2導電型の低不純物
濃度の第4の半導体領域と、この第4の半導体領域上に
形成された高不純物濃度の第2導電型不純物を含有する
第5の半導体領域とを具備した構成とする。
までの距離は、入射光の吸収長より大に選定し得る。ま
た、第5の半導体領域の厚さは、0.01μm〜0.2
μmに選定する。そして、受光素子に逆方向電圧を印加
した状態で、第3の半導体領域が完全に空乏化するよう
に、第3の半導体領域の不純物濃度を1×1014atoms/
cm3 以下に選定する。更に、受光素子に逆方向電圧を印
加した状態で、第3の半導体領域と第4の半導体領域と
が完全に空乏化するように、第3の半導体領域の不純物
濃度を1×1014atoms/cm3 以下に選定し、第4の半導
体領域の不純物濃度を5×1014atoms/cm3 以下に選定
する。これら、第3および第4の半導体領域の不純物濃
度は、実際には製造上等の問題から1×1011atoms/cm
3 以上とされる。
概略断面図で、フォトダイオードPDとバイポーラトラ
ンジスタTRとが混載されたICを示す。この種のI
C、例えば光記録媒体に対する光学的記録や光学的再生
がなされる光ピックアップ等に適用される場合等におい
ては、一般にフォトダイオードPDは、例えばトラッキ
ングサーボ信号をも取り出すことができるように、複数
のフォトダイオードPDを有してなるものであるが、図
においては、バイポーラトランジスタTRとして、np
nトランジスタを代表して示し、また1つのフォトダイ
オードPDのみを図示している。しかしながら、npn
型トランジスタに限られるものではなく、また、例えば
このnpnトランジスタの他に、これと共にpnpトラ
ンジスタ、抵抗、容量などの素子も、同一半導体基板4
4上に形成されるものである。
1導電型(この例ではp型)のSi単結晶基板よりなる
半導体基体40を有し、これの上に半導体層41〜4
3、あるいは半導体層42および43がエピタキシャル
成長されて構成される。
に臨んで全面的に、埋め込み層を構成する第1導電型、
この例ではp型の第1の半導体領域31が形成される。
この第1の半導体領域31は、半導体基体40自体によ
って構成することもできるし、半導体基体40上に、不
純物の拡散、イオン注入等による導入、Siのエピタキ
シャル成長等によって形成することができる。
度が例えば7×1014atoms/cm3 とされた比較的低不純
物濃度の第1導電型、すなわち、この例ではp- の第1
導電型半導体層42がエピタキシャル成長されて第2の
半導体領域32が構成される。
領域32と異なる第2導電型の不純物が、受光素子の形
成部に選択的に導入されてこの半導体領域32と同導電
型の第1の導電型、あるいはこれと異なる導電型の第2
の導電型とされた第3の半導体領域33が構成される
が、いずれにおいても、この不純物導入部において、半
導体領域32のp型の導電型が打ち消されて、より低不
純物濃度のp--型もしくは充分低不純物濃度の第2導電
型のn--と等価の第3の半導体領域33が形成される。
この第3の半導体領域33の濃度は、1×1011atoms/
cm3 〜1×1014atoms/cm3 、例えば6×1013atoms/
cm3 とする。
2導電型の半導体層43がエピタキシャル成長されてこ
れにより第4の半導体領域34が構成される。
2導電型の高不純物濃度の第5の半導体領域35が形成
されて、フォトダイオードPDが構成される。
素子の形成部と他の受光素子の形成部間およびバイポー
ラトランジスタ素子の形成部との間に相当する位置に、
これら間を分離する第1導電型を有し、この半導体層4
2に比し高不純物濃度を有する分離領域26を形成す
る。この分離領域26は、フォトダイオードPD内の半
導体層42で発生したキャリアが、隣接するフォトダイ
オードに達する、いわゆるフォトダイオード間のクロス
トークを低減するために形成されている。この場合、フ
ォトダイオードPD周囲以外には、分離領域26を形成
する必要はない。
ーラトランジスタ素子の形成部に、第2導電型の高不純
物濃度のコレクタ埋込み領域2が形成され、これの上の
第2導電型の半導体層43に、コレクタ領域7が形成さ
れ、これの上に選択的に第1導電型のベース領域8が形
成され、これの上に選択的に第2導電型のエミッタ領域
12が形成されてバイポーラトランジスタTRが構成さ
れる。
による製造方法は、前述したように、第1導電型の第1
の半導体領域を形成する工程と、この第1の半導体領域
上に、この第1の半導体領域に比し低不純物濃度の第1
導電型の第2の半導体領域を形成する工程と、この第2
の半導体領域に対してこの第2の半導体領域の深さより
浅く第2導電型不純物を導入して第1または第2導電型
の高抵抗率の第3の半導体領域を形成する工程と、この
第3の半導体領域上に第1または第2導電型の低不純物
濃度の第4の半導体領域を形成する工程と、この第4の
半導体領域上に高不純物濃度の第2導電型不純物を選択
的に導入して第5の半導体領域を形成する工程とを経て
目的とする受光素子を有する半導体装置を製造する。
た本発明による半導体装置を製造する場合の一例を説明
する。この例においては、図2Aに示すように、第1導
電型(この例ではp型)の単結晶Si基板よりなる半導
体基体40を用意し、その一主面に全面的に、p型の埋
込み領域すなわち第1の半導体領域を構成する半導体層
41を構成する。この埋込み領域を構成する半導体層4
1は、半導体基体40の一主面に例えばイオン注入法等
によって不純物を導入することによって形成することも
できるし、半導体基体40上にエピタキシャル成長によ
って形成することもできる。
1)を、イオン注入によって形成する場合は、半導体基
体40の表面を熱酸化して、例えば120nm程度の厚
さの酸化膜(図示せず)を形成し、この酸化膜上より、
半導体基体40の一主面に、全面的にp型不純物のボロ
ンBを、30keVで2.5×1015cm-2の条件でイ
オン注入する。その後、このイオン注入されたボロンB
を活性化させるためのアニール処理を行う。このアニー
ル処理は、例えば1200℃のN2 雰囲気中で80分間
の熱処理によって行う。さらにこのイオン注入時のダメ
ージに起因する欠陥を除去する目的で、1200℃でい
わゆるウエットO2 雰囲気中で20分間の酸化処理を行
う。その後フッ酸を用いて酸化膜を除去する。
なわち第1の半導体領域31上に、フォトダイオードP
Dの第2の半導体領域32を構成する第1導電型の半導
体層42を全面的にエピタキシャル成長する。この第1
導電型の半導体層42は、例えば厚さ20μmの抵抗率
20Ω・cmのp型のSiを堆積することによって形成
できる。この場合の20Ω・cmの抵抗率は、不純物濃
度においておおよそ7×1014atoms/cm3 である。
オードPDの形成部に、第3の半導体領域33を選択的
に形成する。この第3の半導体領域33は、第2導電型
すなわちこの例ではn型の不純物を半導体層42に例え
ばイオン注入によって導入することによって形成する。
このイオン注入は、例えば半導体層42の表面を熱酸化
して厚さ20nmの酸化膜(図示せず)を形成した後、
この上に第3の半導体領域33の形成部に開口が形成さ
れたフォトレジスト層(図示せず)を被着形成し、この
フォトレジスト層をマスクとして、その開口を通じて、
半導体層42に、n型の不純物の例えばP(りん)を4
00keVで、1×1010/cm2 の条件でイオン注入
する。その後、イオン注入された不純物を活性化させる
ため、1200℃のN2 雰囲気中で80分間のアニール
処理を行う。このようにしてこの例ではn--型で6×1
013atoms/cm3 の濃度の第3の半導体領域33を形成す
ることができる。
半導体層42上に、図示しないが、熱酸化により例えば
厚さ120nmの酸化膜を形成した後、この酸化膜上
に、フォトダイオードの形成部の周辺部に沿って帯状の
開口が形成されたフォトレジスト層を被着形成し、この
このフォトレジスト層をマスクとして、その開口を通じ
て、半導体層42に、p型の不純物の例えばボロンB
を、30keVで、2.5×1015/cm2 の条件でイ
オン注入する。続いて、イオン注入されたボロンを活性
化させるため、1200℃のN2 雰囲気中で80分間活
性化アニールする。さらに、イオン注入時のダメージに
起因する欠陥を除去する目的で1200℃でウエットO
2 雰囲気で20分間の酸化処理を行い、その後、酸化膜
をエッチング除去する。このようにして、フォトダイオ
ードを囲む位置に、分離領域26を形成する。
たように、各受光素子すなわちフォトダイオード相互、
およびこの受光素子と他のこれと電気的に分離すべき回
路素子例えばトランジスタとの間には形成するものの、
例えばトランジスタと他の電気的分離を要する素子との
間においては、分離領域26の形成を回避できる。
を形成し、このフォトレジスト層に、バイポーラトラン
ジスタの形成部上に選択的に開口を形成し、フォトレジ
スト層をマスクとしてその開口を通じて、酸化膜を選択
的にフッ酸で除去して、バイポーラトランジスタの形成
部上に開口を形成し、フォトレジスト層を除去する。
体ソースを用いて、1200℃で60分間熱拡散を行
い、コレクタ埋込み領域2を形成する。その後、酸化膜
の除去を行う。
2に、この半導体層42によって構成された第2の半導
体領域32と、これに選択的に形成された第3の半導体
領域33と、分離領域26と、コレクタ埋込み領域2と
が形成される。
半導体層42上に、第2導電型(この例ではn型)の半
導体層43を、例えば厚さ1μmに、抵抗率20Ω・c
mをもってエピタキシャル成長する。この場合、半導体
層42の20Ω・cmの抵抗率における不純物濃度はお
およそ2.5×1014cm-3である。
半導体領域が全面的に形成された半導体基体40上に、
第1導電型の半導体層42および第2導電型の半導体層
43がエピタキシャル成長されてなる半導体基板44が
形成される。
4の、各半導体素子の形成部間、この例ではトランジス
タ形成部およびフォトダイオード形成部間とこれらを囲
んで、互いに絶縁分離を行うべき部分、あるいは素子内
の絶縁分離を行うべき部分に通常の局部的熱酸化いわゆ
る LOCOSによってSiO2 による分離絶縁層6を形成す
る。すなわち、分離絶縁層6の形成部以外に耐酸化膜の
Si3 N4 等のマスク層を形成して、熱酸化処理を行う
ことによって分離絶縁層6の形成を行う。その後、必要
に応じて耐酸化膜を除去し、半導体基体44の半導体層
43の、外部に露呈した部分を含めて全面的に、SiO
2 等の絶縁層をCVD(ChemicalVapor Deposition) 法
等にによって被着形成する。また、半導体素子間を絶縁
分離する分離絶縁層6下には、高不純物濃度の分離領域
16をイオン注入法等によって形成する。
に第2導電型のn型の高不純物濃度のカソード領域とし
ての第5の半導体領域35をイオン注入法、不純物拡散
法等によって導入して形成する。また、例えば第1導電
型の分離領域26に連結する第1導電型の分離領域16
上にアノード電極取出し領域17をイオン注入法、不純
物拡散法等によって導入して形成する。
によってこの例ではnpn型トランジスタTRを形成す
る。すなわち、例えば半導体層43の表面側から、コレ
クタ埋込み領域2に達する深さに、第2導電型のn型の
不純物を選択的にイオン注入法等によって導入してコレ
クタ電極取出し領域13を形成し、第2導電型のn型の
不純物を選択的にイオン注入法等によって導入してコレ
クタ領域7を形成する。
形成方法の一例を説明する。図3Aに示すように、CV
D法等によって絶縁層18を形成し、この絶縁層18
に、ベース領域形成部上に開口18aをフォトリソグラ
フィによる選択的エッチングによって形成する。そし
て、この開口18aを通じて半導体層43の表面に接す
るように、多結晶Siによる第1の多結晶半導体層9
を、まず一旦全面的に例えばCVD法によって形成す
る。その後、またはその前に、第1の多結晶半導体層9
を、最終的に得るベース電極の輪郭パターンにフォトリ
ソグラフィによるエッチングによってパターン化し、こ
の第1の半導体層9上を覆ってSiO2 等の絶縁層18
を、例えばCVD法によって形成する。
して最終的に真性ベース領域の形成部上に絶縁層18と
第1の多結晶半導体層9とを貫通して開口18bをフォ
トリソグラフィによる選択的エッチングによって形成す
る。そして、熱酸化によって開口18a内に酸化膜を形
成した後、開口18a内に真性ベース領域を形成するた
めに、イオン注入法によって第2導電型の、この例では
p型の不純物を導入する。
側面にサイドウオール18wを、周知の技術によって形
成する。すなわち、サイドウオール18wの形成は、開
口18b内を含んで一旦全面的に例えばSiO2 による
絶縁層18を被着し、垂直方向にエッチング性が高い異
方性エッチングによるエッチバックを行うことによっ
て、垂直方向の実質的厚さが大きい開口18bの内側面
の絶縁層が残されることによってサイドウオール18w
を形成することができる。そして、このようにサイドウ
オール18wが形成された開口18b内を通じてベース
領域8上にWを通じて多結晶Siによる第2の多結晶半
導体層11を全面的に例えばCVD法によって形成し、
これをエミッタ電極ないしは配線パターンにパターン化
する。これら第1および第2の半導体層9および11
は、それぞれ第2導電型および第1導電型の各不純物が
高濃度に含有させた構成とする。
ばSiO2 による絶縁層18をCVD法等によって形成
し、熱処理を行って半導体層43に、先にイオン注入し
たp型のイオン注入部と、第1の多結晶半導体層9か
ら、不純物を拡散して、それぞれ真性ベース領域8iと
ベース電極取出し領域10の形成を行ってベース領域8
を形成すると共に、第2の多結晶半導体層11からの不
純物拡散によってエミッタ領域12を形成する。このよ
うにして、図1に示すように、コレクタ領域7、ベース
領域8およびエミッタ領域12を有するバイポーラトラ
ンジスタTRが形成される。
し、これらコンタクト窓を通じて、コレクタ電極取出し
領域13上、第1および第2の多結晶半導体層9および
11上、高不純物濃度のカソード領域となる第5の半導
体領域35上、アノード電極取出し領域17上にそれぞ
れコレクタ電極19C、ベース電極19B、エミッタ電
極19E、カソード電極19K、アノード電極19Aを
オーミックに被着形成する。
5上に、トランジスタTRおよびアノードコモン型のフ
ォトダイオードPDが形成された半導体装置が形成され
る。
を構成する高抵抗率半導体領域を、第1導電型の低不純
物濃度の第2の半導体領域32に対して第2導電型不純
物を導入したすなわち第2の半導体領域32における第
1導電型を打ち消すことによる第3の半導体領域33に
よって構成することから、この領域33は、実際に伝導
に寄与するキャリア数を減少させることができて疑似的
にすなわち実質的に極低濃度の不純物層が形成されたと
等価になる。したがって、この受光素子すなわちフォト
ダイオードPDに逆方向電圧の例えば1.5〜2.5V
を印加した際に生じる空乏層幅を容易に大とすることが
でき、この第3の半導体領域33の全域に渡って空乏層
を広げることができることから、入射する光によって発
生するキャリアを有効に電気信号に変換することがで
き、受光感度を高めることができる。また、この空乏層
幅を大にすることができることによって、寄生容量の低
減化がはかられ、高速性、すなわち周波数特性の向上を
はかることができる。
いては、分離領域26は、フォトダイオードPDに関し
ては、他の素子、例えばフォトダイオード相互、これら
フォトダイオードとバイポーラトランジスタTR等との
間においては、形成されるが、図1と図5とを比較して
明らかなように、例えばバイポーラトランジスタTR
と、フォトダイオードPD以外の素子との間(図1およ
び図5における左側部分)には、分離領域26の形成の
必要は無い。
1導電型半導体層42は、通常のバイポーラIC構造に
おける、基板濃度と同等の濃度としておけば、通常の受
光素子を具備しないバイポーラトランジスタにおけると
同程度のセルサイズ、特性とすることができることにな
る。
の制限が特に無くなるので、高濃度の埋込み領域として
の第1の半導体領域31は、入射光の吸収長に対して、
充分深い位置に形成できるため、フォトダイオードの受
光感度に寄与する、少数キャリアの拡散長の長い領域、
すなわち低不純物濃度の半導体層領域を大きくすること
ができ、フォトダイオードの受光感度を充分確保する事
ができるものである。
て、第3の半導体領域33を極低不純物濃度のn--領域
として形成した場合は、第4の半導体領域34は、第2
導電型、上述した例ではn型とするが、第3の半導体領
域33が極低不純物濃度のp--領域として形成した場合
は、第4の半導体領域34は、第1導電型、上述した例
ではp型とするなど、本発明装置および方法は、本発明
の精神を逸脱することのない範囲で種々の構成を採るこ
とができる。
明装置によれば、受光素子の受光感度に寄与する低不純
物濃度部分を、バイポーラトランジスタや、受光素子の
周波数特性等を低下させることなく大とすることがで
き、周波数特性と受光感度との双方を同時に満足するこ
とのできる受光素子を具備する半導体装置を確実に構成
することができるものである。
サイズすなわち占有面積を、大とする不都合も回避さ
れ、これにより集積密度の向上、半導体装置の小型化を
はかることができる。
る。
である。
るバイポーラトランジスタ部の概略断面図である。
ダイオード、1・・・半導体基体、2・・・コレクタ埋
込み領域、3・・・アノード埋込み領域、7・・・コレ
クタ領域、8・・・ベース領域、12・・・エミッタ領
域、31・・・第1の半導体領域、32・・・第2の半
導体領域、33・・・第3の半導体層、34・・・第4
の半導体層、35・・・第5の半導体層、40・・・半
導体基体、41・・・半導体層、42・・・第1導電型
の半導体層、43・・・第2導電型の半導体層、44・
・・半導体基板
Claims (6)
- 【請求項1】 受光素子を有する半導体装置において、 半導体基体よりなるか、あるいは半導体基体上に成膜さ
れた半導体層よりなる第1導電型の第1の半導体領域
と、 該第1の半導体領域上に形成され、該第1の半導体領域
に比し低不純物濃度の第1導電型の第2の半導体領域
と、 該第2の半導体領域に対して該第2の半導体領域の深さ
より浅く第2導電型不純物が導入された不純物導入領域
よりなる第1または第2導電型の高抵抗率の第3の半導
体領域と、 該第3の半導体領域上に形成された第1または第2導電
型の低不純物濃度の第4の半導体領域と、 該第4の半導体領域上に形成された高不純物濃度の第2
導電型不純物を含有する第5の半導体領域とを具備して
なる受光素子が形成されて成ることを特徴とする受光素
子を有する半導体装置。 - 【請求項2】 受光素子の、受光面から上記第1の半導
体領域までの距離が、入射光の吸収長より大に選定され
たことを特徴とする請求項1に記載の受光素子を有する
半導体装置。 - 【請求項3】 上記第5の半導体領域の厚さが、0.0
1μm〜0.2μmとされたことを特徴とする請求項1
に記載の受光素子を有する半導体装置。 - 【請求項4】 受光素子に逆方向電圧を印加した状態
で、上記第3の半導体領域が完全に空乏化するように、
上記第3の半導体領域の不純物濃度を1×1014atoms/
cm3 以下に選定したことを特徴とする請求項1に記載の
受光素子を有する半導体装置。 - 【請求項5】 受光素子に逆方向電圧を印加した状態
で、上記第3の半導体領域と上記第4の半導体領域とが
完全に空乏化するように、上記第3の半導体領域の不純
物濃度を1×1014atoms/cm3 以下に選定し、上記第4
の半導体領域の不純物濃度を5×1014atoms/cm3 以下
に選定したことを特徴とする請求項1に記載の受光素子
を有する半導体装置。 - 【請求項6】 受光素子を具備する半導体装置の製造方
法において、 第1導電型の第1の半導体領域を形成する工程と、 該第1の半導体領域上に、該第1の半導体領域に比し低
不純物濃度の第1導電型の第2の半導体領域を形成する
工程と、 該第2の半導体領域に対して該第2の半導体領域の深さ
より浅く第2導電型不純物を導入して第1または第2導
電型の高抵抗率の第3の半導体領域を形成する工程と、 該第3の半導体領域上に第1または第2導電型の低不純
物濃度の第4の半導体領域を形成する工程と、 該第4の半導体領域上に高不純物濃度の第2導電型不純
物を選択的に導入して第5の半導体領域を形成する工程
とを有し、受光素子を形成することを特徴とする受光素
子を有する半導体装置の製造方法。
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|---|---|---|---|
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-
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