JPH1171365A - エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH1171365A
JPH1171365A JP24972197A JP24972197A JPH1171365A JP H1171365 A JPH1171365 A JP H1171365A JP 24972197 A JP24972197 A JP 24972197A JP 24972197 A JP24972197 A JP 24972197A JP H1171365 A JPH1171365 A JP H1171365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy compound
group
epoxy
acid
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24972197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Takai
英行 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP24972197A priority Critical patent/JPH1171365A/ja
Publication of JPH1171365A publication Critical patent/JPH1171365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カチオン重合性を有し、塗膜に対して可撓性
付与効果を有するエポキシ化合物およびその製造方法並
びに光硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 下記式(1)で表される一分子中に不飽
和脂肪酸誘導体の内部エポキシと脂環式エポキシとを持
つエポキシ化合物である。式中R2は、エポキシテトラ
ヒドロベンジル基、ラクトン変性したエポキシテトラヒ
ドロベンジル基、エポキシジシクロペンタジエニル基ま
たはエポキシシクロペンタジエンポリマー残基であるこ
とが好ましい。この化合物は光硬化性樹脂組成物を構成
する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カチオン重合性を
有し、塗膜に対して可撓性付与効果を有するエポキシ化
合物であって、より詳細には、一分子中に不飽和脂肪酸
誘導体の内部エポキシと脂環式エポキシとを持つエポキ
シ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】カチオン硬化は溶剤を使用せず、しかも
エポキシ化合物を単独で硬化させることができ、近年数
多くの検討が為されている。特に紫外線による光カチオ
ン硬化は、大型の硬化用オーブンを要さず、エネルギー
の投入量も少ない点で非常に優れている。
【0003】一方、従来の汎用エポキシ化合物であるビ
スフェノール型エポキシ化合物やノボラック型エポキシ
化合物等に代表されるグリシジル型のエポキシ化合物
は、カチオン触媒に対する反応性が低く、光による硬化
に時間がかかる。このため製品の生産性を向上させるの
は困難である。
【0004】また、エポキシを脂環構造にのみ有する脂
環式エポキシ化合物は、光を用いたカチオン硬化には反
応性が高いため、塗料を含むコーティング分野で広く使
用されているが、その構造がリジッドなため硬化物が固
くかつもろい場合がある。
【0005】また、鎖状分子の構造内部エポキシを有す
る化合物は、ゴム系材料に多く使用され、硬化物に可撓
性を付与する効果が大きい。しかし、カチオン触媒に対
する反応性はグリシジル型エポキシ化合物より良好であ
るが、脂環式エポキシ化合物に比べて劣る。このため、
脂環式エポキシ化合物を用いた組成物に添加剤として使
用されることが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記現状に鑑み、カチ
オン触媒に対する反応性を高め、しかも硬化後の硬化物
に十分な可撓性を付与し得るエポキシ化合物の開発が熱
望されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エポキシ
化合物について鋭意検討した結果、脂環式骨格を有しそ
の環状構造内部に二重結合を有するアルコールと不飽和
脂肪酸とからなるエステル結合体を酸化して得た二重結
合にエポキシを導入したエポキシ化合物が、かかる問題
点を解決し得ることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
【0008】すなわち本発明は、式(1)で表されるエ
ポキシ化合物を提供するものである。また、式中、R2
が、エポキシテトラヒドロベンジル基、ラクトン変性し
たエポシキテトラヒドロベンジル基、エポキシジシクロ
ペンタジエニル基もしくはエポキシシクロペンタジエン
ポリマー残基のいずれかである前記エポキシ化合物を提
供するものである。また、式(1)で表される化合物か
らなる光硬化性樹脂組成物を提供するものである。加え
て、不飽和脂肪酸誘導体を酸化することを特徴とするエ
ポキシ化合物の製造方法を提供するものである。以下、
本発明を詳細に説明する。
【0009】
【化3】
【0010】
【発明の実施の形態】
エポキシ化合物 本発明のエポキシ化合物は、上記式(1)で表される化
合物である。式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基
を示し、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基等が例示でき、これらの中でも炭素数
2〜5のアルキル基であることが好ましい。R2の「脂
環式エポキシを有するアルコール残基」とは、脂環式エ
ポキシを有するアルコールから、エステル結合のための
水酸基を除いた部分であり、例えば、エポキシテトラヒ
ドロベンジル基、エポキシメチルテトラヒドロベンジル
基、エポキシジシクロペンタジエニル基、エポキシシク
ロペンタジエンポリマー残基などがあり、これらのラク
トン変性付加物であってもよい。ラクトン変性部分とし
て、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、δ−デ
カラクトン、γ−ブチロラクトンまたはこれらの重合体
等が例示できる。m1は1〜10の整数を示し、特に好
ましくは2〜6である。またm2は0〜10までの整数
を示し、特に好ましくは0〜1である。更に、m1、m
2の合計は1〜20までの整数を示し、特に好ましくは
4〜6である。m1+m2が3以下ではエポキシの導入
量が少なく、硬化物の密着性や硬度に影響し、7以上の
ものは入手しにくいからである。nは1〜20の整数を
示し、特に好ましくは1〜7である。なお、m1、m2
及びn個の各基の結合順序は任意である。
【0011】エポキシ化合物の製造方法 (1)原料 本発明のエポキシ化合物は、下記式(2)で表される不
飽和脂肪酸またはその誘導体(A)と脂環式骨格を持ち
その環状構造内部に二重結合を一つ以上含むアルコール
とを反応させ、下記式(3)で表される不飽和脂肪酸誘
導体(B)を得た後、当該不飽和脂肪酸誘導体(B)を
酸化反応によりエポキシ化して製造することができる。
【0012】
【化4】
【0013】式(2)において、R1は、エポキシ化合
物を表す式(1)のR1と同じものである。また、R3
炭素数1〜10のアルキル基としては、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が
例示できる。また、アリール基としてはフェニル基、o
−トルイル基、m−トルイル基、p−トルイル基、α−
ナフチル基が例示できる。アルケニル基としては、ビニ
ル基、プロペニル基、イソプロペニル基が例示できる。
これらの中でも炭素数2〜5のアルキル基であることが
好ましく、特にはエチル基またはメチル基が好ましい。
入手及び精製が容易だからである。
【0014】式(2)で表される不飽和脂肪酸またはそ
の誘導体(A)の好ましいものとしては炭素数16〜2
2、特には20〜22の不飽和脂肪酸のエステル誘導体
であり、mが4〜6、nが1〜7のものである。不飽和
脂肪酸としては、炭素数16のヘキサデカトリエン酸
(6,10,14−ヘキサデカトリエン酸、6,9,1
2−ヘキサデカトリエン酸、7,10,13−ヘキサデ
カトリエン酸)、ヘキサデカテトラエン酸、炭素数18
のオクタデカテトラエン酸(4,8,12,15−オク
タデカテトラエン酸)炭素数21のヘンエイコサペンタ
エン酸(6,9,12,15,18−ヘンエイコサペン
タエン酸)、炭素数20のエイコサテトラエン酸(5,
8,11,14−エイコサテトラエン酸、4,8,1
2,16−エイコサテトラエン酸)、エイコサペンタエ
ン酸(5,8,11,14,17−エイコサペンタエン
酸、4,8,12,15,18−エイコサペンタエン
酸)、炭素数22のドコサテトラエン酸(10,13,
16,19−ドコサテトラエン酸)、ドコサペンタエン
酸(7,10,13,16,19−ドコサペンタエン
酸)、ドコサヘキサエン酸(4,7,10,13,1
6,19−ドコサヘキサエン酸、4,8,12,15,
18,21−ドコサヘキサエン酸、4,8,11,1
4,17,20−ドコサヘキサエン酸)の各不飽和脂肪
酸が例示される。本発明の製造方法で使用できる不飽和
脂肪酸の誘導体としては、上記不飽和脂肪酸のメチルエ
ステル体やエチルエステル体を好ましく使用することが
できる。なお、これらは魚油等の天然油脂から得ること
ができ、高純度品の他、混合物、または不飽和脂肪酸及
びその誘導体を含有する蒸留残留物のいずれでも使用す
ることができる。
【0015】不飽和脂肪酸またはその誘導体(A)と反
応させる脂環式骨格を持ちその環状構造内部に二重結合
を一つ以上含むアルコールとしては、テトラヒドロベン
ジルアルコール、メチルテトラヒドロベンジルアルコー
ルまたはヒドロキシジシクロペンタジエン(日立化成工
業(株)製「シデカタール」)等がある。また、これら
アルコールのラクトン変性物も用いることができる。変
性に用いるラクトンとしては、ε−カプロラクトン、δ
−バレロラクトン、δ−デカラクトン、γ−ブチロラク
トン等が挙げられる。更に、脂環構造の内部に二重結合
を持ち水酸基を持つ化合物としては、ジシクロペンタジ
エンまたはシクロペンタジエンの重合物で水酸基を持っ
たものも使用できる。市販のものとしては、日本ゼオン
(株)の「クイントン1700」、日本石油化学(株)
の「ネオレジンNB−90」等が挙げられる。
【0016】不飽和脂肪酸またはその誘導体(A)と脂
環式骨格を持ちその環状構造内部に二重結合を一つ以上
含むアルコールとを反応させ不飽和脂肪酸誘導体(B)
を得る方法は、特に限定を受けないが、通常は、酸触媒
またはカルボン酸のクロル化剤を用いて酸クロライドを
経由するエステル化法、エステル交換法が最も好ましく
用いられる。
【0017】(2)エステル化 エステル交換反応は、不飽和脂肪酸誘導体(A)100
重量部に対し脂環式骨格を持ちその環状構造内部に二重
結合を一つ以上含むアルコールを10〜300重量部、
特には20〜300重量部使用することが好ましい。反
応は、常圧下でもよいが減圧下でも反応させることがで
きる。減圧下で反応させる場合は、100mmHg以上
の圧力で行う。これは、真空度を上げ過ぎると反応せず
にアルコールなどが揮散することがあるためである。反
応温度は、100〜250℃、特には150〜220℃
で行うことが好ましい。100℃より低いと反応時間が
かかりすぎ着色する場合があり、250℃を越えると反
応中にゲル化することがある。
【0018】エステル交換には触媒を使用することがで
きる。使用できる触媒としては、スズ化合物、チタン化
合物、アルミニウム化合物、亜鉛化合物、モリブデン化
合物及びジルコニウム化合物等を使用することができ
る。これらの中でも取り扱い易さ、低毒性、反応性、無
着色性、熱安定性等からスズ化合物、チタン化合物、ア
ンチモン化合物が好ましく用いられる。スズ化合物とし
ては、たとえば塩化第一スズ、オクチル酸第一スズ、モ
ノブチルスズオキシド、モノブチルスズトリス(2−エ
チルヘキシルヘキサネート)等のモノブチルスズ化合
物、ジブチルスズオキシド等のジブチルスズ化合物が挙
げられる。チタン化合物としては、テトラブトキシチタ
ネート、テトラブチルチタネート、テトライソプロピル
チタネートが挙げられる。アンチモン化合物としては、
三酸化アンチモン等が挙げられる。これらの触媒は単独
でも2種以上を併用してもよい。
【0019】(3)エポキシ化 本発明のエポキシ化合物は、不飽和脂肪酸誘導体(B)
を酸化反応によりエポキシ化して得ることができる。酸
化反応は、酸化剤を使用して行うことができる。このエ
ポキシ化条件によれば、不飽和脂肪酸の二重結合と脂環
式構造内部の二重結合とが同程度にエポキシ化される。
【0020】酸化剤としては、不飽和結合をエポキシ化
でき工業的に製造可能なものであれば特に制限は無い。
過酢酸、過ギ酸、過プロピオン酸、過安息香酸等の有機
過酸、t−ブチルハイドロパーオキシド、クミルハイド
ロパーオキシド、テトラリルハイドロパーオキシド、ジ
イソプロピルベンゼンハイドロパーオキシド類のハイド
ロパーオキシド類、過酸化水素等を例として挙げること
ができる。これらの中でも無水の過酢酸を使用すること
が好ましい。反応時のエポキシ基の開環を防ぐことがで
きるからである。
【0021】エポキシ化の際には必要に応じて触媒を用
いることができる。例えば、酸化剤として過酢酸等の過
酸を使用する場合には、炭酸ソーダ等のアルカリや硫酸
等の酸を触媒として用いることができる。また、ハイド
ロパーオキサイド類を酸化剤として使用する場合には、
タングステン酸と苛性ソーダの混合物を過酸化水素と共
に、または有機酸を過酸化水素と共に、またはモリブデ
ンヘキサカルボニルをt−ブチルハイドロパーオキシド
と共に使用することができる。
【0022】不飽和脂肪酸誘導体(B)の二重結合に対
する酸化剤の使用モル比は、理論的には1であるが、実
際には0.05〜3の範囲、特には0.1〜2の範囲で
あることが好ましい。モル比が3よりも大きい場合は、
不飽和脂肪酸及びその誘導体中の二重結合の転化率及び
反応時間の短縮の点で好ましいが、過剰の酸化剤による
副反応や酸化剤の選択率及び未反応の酸化剤の回収に多
大な費用を要するため、好ましくない。逆にモル比が
0.05未満の場合、酸化剤の転化率、選択率、酸化剤
による生成物の副反応を防ぐという点で好ましいが、エ
ポキシ基導入率が低すぎる、また、未反応不飽和脂肪酸
及びその誘導体の回収に多大な費用を要する等の欠点が
ある。
【0023】また、エポキシ化の際、酸化剤の使用量を
変更あるいは反応時間を変更し過剰の酸化剤を処理する
ことにより、エポキシ化率、エポキシ基数を調整するこ
とができる。
【0024】エポキシ化の反応温度は、エポキシ化反応
が酸化剤の分解反応に優先するような上限値以下で行
い、例えば、過酢酸を使用する場合は、70℃以下、t
−ブチルハイドロパーオキシドを使用する場合には、1
50℃以下が好ましい。反応温度が低いと、反応完結に
長時間を要するので、過酢酸あるいは、t−ブチルハイ
ドロパーオキシドを使用する場合は、20℃以上で行う
ことが好ましい。
【0025】エポキシ化反応には、酸化剤の希釈による
安定化等のため溶媒を使用することができる。具体的に
は、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族類、クロ
ロホルム、ジメチルクロライド、四塩化炭素、クロロベ
ンゼン等のハロゲン化物、酢酸エチル、酢酸ブチル等の
エステル化合物、アセトン、メチルイソブチルケトン等
のケトン化合物、1,2−ジメトキシエタン等のエーテ
ル化合物等を用いることができる。なお、反応途中は、
原料及び製品の着色を防ぐため、窒素雰囲気下で行うこ
とが好ましい。
【0026】エポキシ化合物を含む反応粗液は、酸化剤
として有機酸を用いた場合には、生成物のエポキシ基の
開環を防ぐために、反応粗液を水洗、あるいは中和して
低沸成分を除去することが好ましい。中和に用いるアル
カリ水溶液としては、例えば、NaOH、KOH、K2
CO3、NaCO3、NaHCO3またはNH3等の水溶液
を使用することができる。中和した後は水洗することが
好ましい。反応粗液は、薄膜式蒸発器を用いて精製蒸留
することにより、低沸分を除去することができる。
【0027】用途 これらのエポキシ化合物は多数の内部エポキシと脂環式
エポキシ基をもつ。これを用いて接着剤、シーラント及
びコーティング組成物とした場合に架橋性が高くなり、
強度を上げることができる。本発明のエポキシ化合物
は、様々な方法で架橋することができる。例えば、二液
型、一液型、熱硬化型、光硬化型などのタイプに応じて
選択され、種々のものを使用することができる。尚、本
発明のエポキシ化合物を各種用途に使用する場合には、
上記製造法により得られた低沸分を除去した反応粗液を
そのまま使用することができる。
【0028】組成物 本発明のエポキシ化合物に他の成分を配合して、公知の
方法で混合し、組成物を調製することができる。通常は
25℃〜125℃で3時間未満混合することで、均一な
混合物が得られる。得られた組成物は、様々な応用品に
使用することができる。また、任意の硬化剤、汎用エポ
キシ化合物、熱可塑性樹脂、硬化助剤、粘着性付与剤、
可塑剤、溶媒、安定剤などの成分を様々に加えたり混合
し、接着剤、シーラント組成物、コーティング剤の他、
インキ、繊維、FRP、SMC、アスファルト、ポリマ
ーアロイとして有用である。
【0029】(1)硬化剤 本発明のエポキシ化合物の硬化剤としては、例えばエチ
レンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミン、ジプロピレンジ
アミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、メンセンジアミン、イソホロンジアミン、
ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、N−アミノエチ
ルピペラジン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウン
デカン、m−キシリレンジアミン、ジアミノジフェニル
メタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジアミノジエチ
ルジフェニルメタン等の芳香族ポリアミン、ベンジルジ
メチルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、テトラメチルグアニジン、N,N−ジメチルピペラ
ジン、トリエチレンジアミン、1,8−ジアザビスシク
ロ[5.4.0]ウンデセン、トリエタノールアミン、
ピペラジン、ピロリジン、ポリアミドアミン、フッ化ホ
ウ素モノエチルアミン錯体等の第2級または第3級アミ
ン等が挙げられる。
【0030】酸無水物系硬化剤としては、無水メチルナ
ジック酸、ドデセニル無水コハク酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルコンドメ
チレンテトラヒドロ無水フタル酸、無水クロトン酸、エ
チレングリコール無水トリメリット酸エステル、メチル
テトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フ
タル酸等が挙げられる。
【0031】エポキシ基とカルボキシル基の反応の硬化
触媒として、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライ
ドあるいはブロマイド、テトラメチルアンモニウムクロ
ライドあるいはブロマイド等の4級アンモニウム塩、ジ
メチルスズビス(メチルマレート)、ジメチルスズビス
(エチルマレート)、ジメチルスズビス(ブチルマレー
ト)、ジブチルスズビス(メチルマレート)等のスズ系
触媒、あるいはトリフェニルホスフィン、テトラフェニ
ルホスホニウムクロライドあるいはブロマイド等のリン
化合物、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−
エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダ
ゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシ
ルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−
シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノ
エチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シ
アノエチル−2−ウンデシルイミダゾール等のイミダゾ
ール類、アルミニウムイソプロポキサイド等のアルミニ
ウム系触媒を使用することができる。
【0032】エポキシ基と反応する官能基として水酸基
を有するものについては、例えば、ブタノール、エタノ
ール、プロパノール、エチレングリコール、トリメチロ
ールプロパン、などのアルコール類、βーヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレートあるいはβ−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレートにカプロラクトンを付加した重
合性単量体(ダイセル化学製PCLFA−l、PCLF
M−1)、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリル酸のエチレンオキサイドあるいは
プロピレンオキサイドなどを付加した重合性モノマー
(日本油脂製プレンマーPP、ブレンマーPE)等のヒ
ドロキシル基含有モノマーのアクリル重合体を例示する
ことができる。
【0033】また、エポキシ基と反応する水酸基の反応
触媒として、アミン系、アルカリ系及び酸系の触媒が好
適に用い得る。このような触媒として4−メチルイミダ
ゾール等のイミダゾール類、トリス(ジメチルアミノ)
フェノール、N,N‐ジメチルベンジルアミン等の3級
アミン類、KOH、NaOH等の無機アルカリ類、ナト
リウムアルコラート等のアルコラート類が使用できる。
また酸系触媒としては、カチオン重合触媒反応を促進す
るリン酸、リン酸のエステル類、あるいは酸性リン酸基
含有(メタ)アクリレート、シュウ酸、コハク酸、トリ
メリツト酸、p−トルエンスルホン酸等の酸性度の高い
触媒を含有することが望ましい。これらの触媒は、エポ
キシ化合物およぴ硬化剤の合計に対して0.lppmか
らl0%、好ましくは10ppmから2%の範囲が望ま
しい。0.lppm以下では硬化促進効果が乏しく、l
0%以上では塗膜物性の低下を招く。
【0034】エポキシ基と反応する官能基としてシラノ
ール基または加水分解性アルコキシシラノール基を有す
るもの、及びこれをアクリル系樹脂に導入した化合物も
硬化剤として挙げられる。具体的にはγ−(メタ)アク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)ア
クリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロキシプロピルトリプロポキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジプロポキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシブチルフェニルジメト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロキシブチルフェニル
ジエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシブチルフ
ェニルジプロポキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシ
プロピルジメチルメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルジメチルエトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロキシプロピルフェニルメチルメトキシシラン、
γ−(メタ)アクリロキシプロピルフェニルメチルエト
キシシランなどを使用することができる。エポキシ基と
シラノール基、加水分解性アルコキシシラノール基との
反応の触媒として、カチオン重合反応を促進し、好適な
ポットライフを与える公知のアルミニウムキレート、チ
タンキレート、ジルコニウムキレート化合物触媒を含有
することができる。
【0035】これらのキレート化合物の中でもケト、エ
ノール互変異性を構成し得る化合物を安定なキレート環
を形成する配位子として含むキレート化合物が望まし
い。ケト、エノール互変異性を構成し得る化合物として
は、β−ジケトン類(アセチルアセトン等)、アセト酢
酸エステル類(アセト酢酸メチル等)、マロン酸エステ
ル類(マロン酸エチル等)、及びβ位に水酸基を有する
ケトン類(ダイアセトンアルコール等)、β位に水酸基
を有するアルテヒド類(サリチルアルデヒド等)、β位
に水酸基を有するエステル類(サリチル酸メチル)等を
使用することができる。特にアセト酢酸エステル類、β
−ジケトン類を使用するのが好適である。アルミニウム
キレート化合物、ジルコニウムキレート化合物、及びチ
タニウムキレート化合物のいずれか一種類あるいは数種
類を混合してもよい。キレート化合物の配合量は、エポ
キシ化合物及び硬化剤の合計をl00重量部とした場合
に、0.0l〜30重量部の範囲が好ましく、より好ま
しくは0.05〜l5重量部の範囲であり、さらに好ま
しくは0.5〜10重量部の範囲である。触媒量が0.
01重量部より少ないと架橋硬化性が低下する傾向にあ
り、逆に触媒量が30重量部より多いと硬化物中に残存
する硬化触媒が塗膜の吸水性や耐候性を悪化させる原因
になり得る。
【0036】その他、尿素誘導体、ポリメルカプタン系
硬化剤、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂な
どのメチロール基含有化合物、ポリイソシアネート、さ
らに紫外線硬化触媒である芳香族ジアゾニウム塩などを
使用することができる。なお、エポキシ基と反応し得る
官能基は、同時に2種類以上用いてもよい。エポキシ基
を有する化合物の硬化剤を使用する場合、その使用量は
通常、これらの硬化剤が有する活性水素基が、エポキシ
基とほぼ等モル量となる量である。また、エポキシ化合
物の硬化促進剤は、その種類、硬化条件などに応じ適正
量が使用される。
【0037】(2)光重合開始剤 また、本発明のエポキシ化合物に配合できる光重合開始
剤の例としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインブチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメ
チルケタール等のベンゾイン系開始剤、4−フェノキシ
ジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロア
セトフェノン、4−t−ブチル−トリクロロアセトフェ
ノン、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4
−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)
−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4
−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル−(2−ヒド
ロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−(メ
チルチオ)フェニル)−2−モルホリノプロパン−1等
のアセトフェノン系開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイ
ル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニル
ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリロ
イル化ベンゾフェノン、3,3−ジメチル−4−メトキ
シベンゾフェノン等のベンゾフェノン系開始剤、チオキ
サンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチ
オキサンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,
4−ジイソプロピルチオキサンソン、メチルフェニルグ
リオキシレート、下記式(4)、(5)で表される化合
物等の開始剤が挙げられる。これらの光重合開始剤をそ
れぞれ単独で用いても、2種以上混合して用いてもよ
い。
【0038】
【化5】
【0039】(3)光硬化性樹脂組成物 本発明の光硬化性樹脂組成物は、本発明のエポキシ化合
物100重量部に対し光重合開始剤を0.1〜20重量
部配合したものであることが好ましい。この範囲で十分
な光硬化性を発揮するからである。また、本発明の光硬
化性樹脂組成物においては、光ラジカル開始剤、光カチ
オン開始剤をそれぞれ単独で用いても、あるいは併用し
て用いてもよい。なお、本発明では光硬化性樹脂組成物
に、必要に応じてレベリング剤、消泡剤、紫外線吸収
剤、光安定剤、酸化防止剤、顔料、増粘剤、沈降防止
剤、帯電防止剤、防曇剤、有機溶剤等を添加することも
できる。本発明の光硬化性樹脂組成物の塗布方法として
は、ハケ塗り、スプレーコート、ディップコート、スピ
ンコート、カーテンコート等の方法が用いられ、活性エ
ネルギー線としては、高圧水銀ランプ、メタルハライド
ランプ等を用いて、100〜500nmの紫外線を照射
することが好ましい。照射する雰囲気は、空気中でも、
窒素、アルゴンの不活性ガス中でもよい。このようにし
て得られた本発明の光硬化性樹脂組成物は、プラスチッ
ク塗料、フィルムコーティング、金属コーティング、塗
装等の種々のコーティング分野に応用することができ
る。
【0040】(4)汎用エポキシ化合物 本発明のエポキシ化合物は低粘度であるため、汎用エポ
キシ化合物と混合することにより、エポキシ化合物を含
む組成物の粘度を低下させることができ、また硬化後、
架橋するため、硬化物の強度も維持できる。汎用エポキ
シ化合物としては、例えば、エピクロルヒドリンと多価
アルコールまたは多価フェノールとの縮合生成物、エピ
クロルヒドリンとフェノールノボラック、クレゾールノ
ボラックなどのノボラックとの縮合生成物、環状脂肪族
エポキシ化合物、グリシジルアミン系エポキシ化合物、
複素環式エポキシ化合物、ポリオレフィンの重合体また
は共重合体より誘導されるエポキシ化合物、エポキシ基
含有(メタ)アクリレートの(共)重合によって得られ
るエポキシ化合物、高度不飽和脂肪酸のグリセライドよ
り得られるエポキシ化合物、ポリアルキレンエーテル型
エポキシ化合物等が挙げられる。これらの汎用エポキシ
化合物は、本発明で使用されているエポキシ化合物と0
〜99重量%の割合、好ましくは0〜90重量%の割合
で混合して使用することができる。本発明のエポキシ化
合物の割合が、組成物中1%未満の場合は、架橋密度が
上がらず、硬化物の強度が不足することになるため、好
ましくない。
【0041】(5)粘着剤 本発明のエポキシ化合物を用いて粘着剤とする場合は、
SBS、SBR、NBR等の熱可塑性樹脂100重量部
に対し、エポキシ化合物を10〜50重量部配合するこ
とが好ましい。通常は、25℃〜125℃で3時間程度
混合すると、均一な混合物が得られる。使用に際し成分
を溶媒または水に混合して使用してもよい。
【0042】(6)ホットメルト接着剤等 本発明のエポキシ化合物を用いて、ホットメルト接着
剤、溶剤溶解型接着剤、積層接着剤、感圧タイプ接着剤
などの多くの異なる種類の接着剤として使用してもよ
い。接着剤は単にエポキシ化合物から成ることもできる
が、一般的には、粘着性付与樹脂や柔軟性付与剤等の既
値の接着剤組成成分と一緒にエポキシ化合物を配合した
組成とする。接着性を上げるために接着の前後に接着剤
を加熱することにより硬化を促進してもよく、接着の前
後に放射線を照射することによって硬化を促進してする
こともできる。
【0043】(7)コーティング組成物 本発明のエポキシ化合物を用いてコーティング組成物と
することができる。エポキシ化合物は、コーティング中
において可撓性付与剤及び強度付与剤として作用し、エ
ポキシ化合物の他、塗料用樹脂、任意の硬化剤、硬化助
剤、顔料、溶媒、安定剤などの成分を様々に混合した成
分からなる。また、得られた組成物は公知の方法で塗布
することができる。コーティング剤とする場合は、本発
明のエポキシ化合物以外のエポキシ樹脂100重量部に
対し、本発明のエポキシ化合物を50〜300重量部配
合することが好ましい。組成物の混練などは、常法に従
い、公知の方法によって調製することができる。
【0044】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。な
お、GPCは島津製作所製「HPLC LC−6A S
YSTEM」(カラム:ポリスチレンカラム,溶媒:T
HF)を用いた。
【0045】(測定項目) (1)鉛筆硬度:JIS K 5400 8.4に従
い、三菱ユニ(三菱鉛筆(株)製)を用いて、塗膜が傷
付き始める時点の鉛筆の硬度を以て表示した。 (2)耐溶剤性:メチルエチルケトンをしみこませたコ
ットンで塗膜表面を10回こすり、表面を観察した。評
価は、5:外観変化なし、4:少し白くなっていた、
3:白くなっていた、2:かなり白くなっていた、1:
白くなり剥がれていた、とした。 (3)屈曲性:JIS K 5400 8.1に準じ
て、心棒の直径が2mmとして、塗膜を折り曲げたとき
の塗膜外観を目視で観察し、割れ・はがれを認めない場
合は○、認められる場合は×と表示した。 (4)密着性:JIS K 5400 8.5の碁盤目
テープ法に準じて、隙間間隔1mm の切り傷を碁盤目
状に付け、この碁盤目の上に粘着テープをはり、はがし
た後の塗膜の付着状態を目視で観察し5段階の評価をお
こなった。
【0046】(実施例1)500mlのジャケット付フ
ラスコに、ドコサヘキサエン酸エチルエステル(GC純
度50%;魚油から精製したものの蒸留物、ヨウ素価;
356)300g、テトラヒドロベンジルアルコール9
4.8g、テトラブトキシチタン0.40gを仕込ん
だ。これにN2ガスを吹き込みながら、反応系内の温度
を200℃にし、約24時間エステル交換反応を行っ
た。反応物の分子量分布をGPCで測定するとスチレン
換算で分子量350付近のピークがほぼ消失しておりド
コサヘキサエン酸のテトラヒドロベンジルエステルを3
52.2g得ることができた。得られた反応物300g
と酢酸エチル160gを仕込み、N2ガスを吹き込みな
がら、反応系内の温度を50℃になるように約2時間か
けて過酢酸の酢酸エチル溶液(過酢酸濃度;29.6
%)1150.4gを滴下した。過酢酸溶液滴下終了
後、50℃で4時間熟成し反応を終了した。さらに50
℃で粗液を水洗し、70℃/10mmHgで脱低沸を行
い、エポキシ化ドコサヘキサエン酸テトラヒドロベンジ
ルエステル(エポキシ化合物A)350.3gを得た。
エポキシ化合物Aのオキシラン酸素濃度は12.9重量
%、粘度820cP/25℃であった。
【0047】(実施例2)1リットルのジャケット付フ
ラスコにドコサヘキサエン酸エチルエステル(GC純度
50%;魚油から精製したものの蒸留物、ヨウ素価;3
56)300g、テトラヒドロベンジルアルコール9
4.8g、ε−カプロラクトン96.6g、テトラブト
キシチタン0.50gを仕込んだ。ここにN2ガスを吹
き込みながら、反応系内の温度を220℃にしてから約
24時間エステル交換反応させた。反応物の分子量分布
をGPCで測定するとスチレン換算で分子量350付近
のピークが消ほぼ失しておりドコサヘキサエン酸のテト
ラヒドロベンジルエステルのラクトン変性物を443.
3g得ることができた。この反応物300gと酢酸エチ
ル160gを仕込み、N2ガスを吹き込みながら反応系
内の温度を50℃になるように約2時間かけて過酢酸の
酢酸エチル溶液(過酢酸濃度;29.6%)920.6
gを滴下した。過酢酸溶液滴下終了後、50℃で5時間
熟成し反応を終了した。さらに50℃で粗液を水洗し、
70℃/10mmHgで脱低沸を行い、エポキシ化ドコ
サヘキサエン酸のテトラヒドロベンジルエステルのラク
トン変性物(エポキシ化合物B)338.0gを得た。
エポキシ化合物Bは、オキシラン酸素濃度10.4重量
%、粘度1960cP/25℃であった。
【0048】(実施例3)1リットルのジャケット付フ
ラスコにドコサヘキサエン酸エチルエステル(GC純度
50%;魚油から精製したものの蒸留物、ヨウ素価;3
56)300g、ジシクロペンタジエン樹脂(日本ゼオ
ン製「クイントン1700」、水酸基価220KOHm
g/g)216g、テトラブトキシチタン0.50gを
仕込んだ。ここにN2ガスを吹き込みながら、反応系内
の温度を200℃にし、約24時間エステル交換反応さ
せた。反応物の分子量分布をGPCで測定するとスチレ
ン換算で分子量350付近のピークがほぼ消失しており
ドコサヘキサエン酸のジシクロペンタジエン樹脂変性物
481gを得ることができた。この反応物300gと酢
酸エチル160gを仕込み、N2ガスを吹き込みなが
ら、反応系内の温度を50℃になるように約1時間かけ
て過酢酸の酢酸エチル溶液(過酢酸濃度;29.1%)
877gを滴下した。過酢酸溶液滴下終了後、50℃で
4時間熟成し反応を終了した。さらに50℃で粗液を水
洗し、70℃/10mmHgで脱低沸を行い、エポキシ
化ドコサヘキサエン酸のジシクロペンタジエン樹脂変性
物(エポキシ化合物C)351.4gを得た。エポキシ
化合物Cは、オキシラン酸素濃度10.1重量%、粘度
710cP/70℃であった。
【0049】(実施例4〜7、比較例)実施例1〜3で
得たエポキシ化合物を用いて表−1の割合に従い光硬化
性樹脂組成物を調製した。この組成物をアルミ板及びス
チール板に膜厚10μmになるように塗工し、空気中で
高圧水銀ランプを照射して塗膜を形成した。得られた塗
膜について鉛筆硬度、光沢、屈曲性、密着性を試験しそ
の結果を表−2に示した。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】本発明のエポキシ化合物は、一分子中に
不飽和脂肪酸誘導体の内部エポキシと脂環式エポキシと
を有するため、塗膜に対して可撓性付与効果を有する。
本発明のエポキシ化合物は、溶剤を使用せずにエポキシ
化合物を単独で硬化できるため、大型の硬化用オーブン
が不要でエネルギーの投入量も少ない。また、脂環式エ
ポキシ化合物は、光を用いたカチオン硬化には反応性が
高く、しかも硬化後の硬化物に十分な可撓性を付与し得
るエポキシ化合物が得られる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で表されるエポキシ化合物。 【化1】
  2. 【請求項2】 R2が、エポキシテトラヒドロベンジル
    基である請求項1記載のエポキシ化合物。
  3. 【請求項3】 R2が、ラクトン変性したエポキシテト
    ラヒドロベンジル基である請求項1記載のエポキシ化合
    物。
  4. 【請求項4】 R2が、エポキシジシクロペンタジエニ
    ル基である請求項1記載のエポキシ化合物。
  5. 【請求項5】 R2が、エポキシシクロペンタジエンポ
    リマー残基である請求項1記載のエポキシ化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のエポキ
    シ化合物からなる光硬化性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 式(2)で表される不飽和脂肪酸または
    その誘導体(A)と脂環式骨格を持ちその環状構造内部
    に二重結合を一つ以上含むアルコールとを反応させ式
    (3)で表される不飽和脂肪酸誘導体(B)を得た後、
    不飽和脂肪酸誘導体(B)を酸化反応によりエポキシ化
    することを特徴とするエポキシ化合物の製造方法。 【化2】
  8. 【請求項8】 脂環式骨格を持ちその環状構造内部に二
    重結合を一つ以上含むアルコールが、テトラヒドロベン
    ジルアルコール、テトラヒドロベンジルアルコールのラ
    クトン変性物、ヒドロキシジシクロペンタジエンまたは
    ヒドロキシシクロペンタジエンポリマーのいずれかであ
    る請求項7記載のエポキシ化合物の製造方法。
JP24972197A 1997-08-29 1997-08-29 エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物 Pending JPH1171365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24972197A JPH1171365A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24972197A JPH1171365A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1171365A true JPH1171365A (ja) 1999-03-16

Family

ID=17197217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24972197A Pending JPH1171365A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1171365A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010107346A (ko) * 2000-05-26 2001-12-07 김상헌 식용유/폐식용유를 이용한 광경화형 코팅 수지
CN118791708A (zh) * 2024-07-31 2024-10-18 东华大学 一种环氧树脂固塑体及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010107346A (ko) * 2000-05-26 2001-12-07 김상헌 식용유/폐식용유를 이용한 광경화형 코팅 수지
CN118791708A (zh) * 2024-07-31 2024-10-18 东华大学 一种环氧树脂固塑体及其制备方法
CN118791708B (zh) * 2024-07-31 2025-11-18 东华大学 一种环氧树脂固塑体及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0459913A2 (en) Composition comprising a novel alicyclic compound, a process for the preparation thereof, a curable composition, and a photo-polymerizable composition
US6071226A (en) (meth) Acrylate having an alkenyl group, an epoxy (meth) acrylate, a (meth) acrylic resin having alkenyl groups, a (meth) acrylic resin having epoxy groups, a thermosetting resin composition and coating composition
CA2052391A1 (en) Unsaturated polylactone acrylates and derivatives thereof
EP0365428B1 (en) A powder coating composition
US5169965A (en) Lactone-modified alicyclic composition and an epoxidized composition thereof
US5198509A (en) Lactone-modified alicyclic composition and an epoxidized composition thereof
JPH1171365A (ja) エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物
JP3000117B2 (ja) 脂環式エポキシ樹脂及びそれらの製造方法並びにそれらを含有する紫外線、電子線硬化樹脂組成物
JPH10330370A (ja) エポキシ化合物及びその製造方法並びに光硬化性樹脂組成物
JP4489698B2 (ja) 硬化性組成物
WO2001047907A1 (en) Ester containing alicyclic epoxy and process for producing the same
JP2006151900A (ja) 脂環式エポキシ(メタ)アクリレート及びその製造方法
JPH1036362A (ja) エポキシ化合物およびその用途
JP3464552B2 (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JP4004127B2 (ja) ビニル基含有脂環式アクリレート系化合物及びエポキシ基含有脂環式アクリレート系化合物の製造方法
JPH1121282A (ja) エポキシ化合物及び粘着性組成物
US5242955A (en) Composition comprising polyether compounds, a process for the preparation thereof and a curable resin composition
JP4899818B2 (ja) 脂環式ジエポキシ化合物、脂環式ジエポキシ化合物の製造方法、硬化用組成物および硬化物
US3247137A (en) Polymer of a monoepoxy alcohol and reaction products thereof
JPH10245430A (ja) 光硬化性樹脂組成物
JPH1036439A (ja) エポキシ化共重合ポリマーおよびその用途
JPH09151238A (ja) 新規な(メタ)アクリル基を側鎖に有する化合物およびその用途
JP3393735B2 (ja) 粉体塗料用樹脂組成物
JPH11116855A (ja) 粉体塗料用樹脂組成物
JPH05247193A (ja) エポキシ化ポリエステル及びその製造方法